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Yourpedia - 利用者の投稿記録 [ja]
2024-03-29T05:40:36Z
利用者の投稿記録
MediaWiki 1.25.1
http://ja.yourpedia.org/mediawiki/index.php?title=SHINSHOS&diff=383072
SHINSHOS
2020-02-07T14:42:01Z
<p>防人: </p>
<hr />
<div>N市立K中学校在学中の生徒の中で結成されたバンドグループ。所属は[[ホリーズ事務所]]。<br />
<br />
<br />
== 関係者 ==<br />
;メンバー<br />
*[[柴田健真]](ボーカル担当兼プロデューサー)<br />
*[[杉本龍星]](カスタネット担当)<br />
*藤井健一(手拍子担当)<br />
*[[野々村竜太郎]](発狂担当〈ヴァッハッハァ~ン!!〉など)⇒仮出所をして活動中。<br />
;スタッフ<br />
*杉山蒼真(総合プロデューサー、作曲家)<br />
*[[高橋太一]](照明係、事務所の清掃、衣装の洗濯、その他もろもろ)<br />
*[[堀聡一郎]](劇場支配人)<br />
<br />
== 代表作 ==<br />
;社会の窓からこんにちは<br />
:SHINSHOSの代名詞と言ってもいい、全世界でCⅮが10億枚以上売れるなど爆発的なヒットを記録した曲。このCDを購入した著名人は、天皇皇后両陛下、安倍晋三、オバマ大統領、エリザベス女王、金正恩などがいる。一説によると、全世界の約98%はこの曲を知っているという。<br />
<br />
;It’s a chinchin world<br />
:東京ディズニーランドの某有名アトラクションで流れている曲の原曲。この曲を作曲した杉山蒼真さんは、町でたまたま露出狂を見かけた時に曲を思いついたと語っている。この曲はもちろん露出狂からの支持率が高い。<br />
<br />
;全全全裸<br />
:「RADWIMPS」とのコラボ曲で、今話題の映画「堀の名は。」の主題歌としても有名である。この曲の歌詞が映画の内容にそっくりだとのこと。こちらも露出狂からの支持率が高い。<br />
<br />
;堀は勝つ<br />
:[[堀聡一郎]]と言う人物の山あり谷ありの人生に基づく曲。「必ず最後に堀は勝つ~」というフレーズが有名である。こちらも映画「堀の名は。」の挿入歌になっている。<br />
<br />
;クライ・エヴリシング ※クライ(Cry)=泣く、叫ぶ。<br />
:日本語で「とにかく叫ぼう」という意味。映画「ズーホリア」の主題歌としても有名である。<br />
<br />
;変人っていいな<br />
:人から変人扱いされるお調子者を、すごく真面目な人がうらやましがっている様子を表した曲。<br />
<br />
;エロスの十代<br />
:「光GENJI」とのコラボ曲。「日本耳deバドミントン選手権」のテーマソングとしても有名。<br />
<br />
;エロイ<br />
:加山雄三さんとのコラボ曲で、「24時間テレビ~愛は地球を救う~」のラストで流れる曲。<br />
<br />
==SHINSHOSファンクラブ==<br />
*会長の[[太田翔葉]]を中心に活動中のファンクラブで、2016年時点での会員数は40億人を上回っている。<br />
*[[堀聡一郎]]かつてはファンクラブの会員だったが、その才能が認められ、10年前に事務所に入社した。入社10年目にして劇場支配人に就任するなど、周知の通りの<br />
才能を発揮し続けている。<br />
== お知らせ ==<br />
*「SHINSHOS world towr 2020」開催決定!全世界7ヵ国で開催!御来場お待ちしています!<br />
*SHINSHOSのオーディションが2017年に開催されます!応募締め切りは2016年12月31日です!<br />
*新曲のアイデアを随時募集中!アイデアの提案は📱055‐952‐0110まで!<br />
<br />
[[Category:バンド]]</div>
防人
http://ja.yourpedia.org/mediawiki/index.php?title=%E3%83%9B%E3%83%AA%E3%83%BC%E3%82%BA%E4%BA%8B%E5%8B%99%E6%89%80&diff=383071
ホリーズ事務所
2020-02-07T14:41:34Z
<p>防人: </p>
<hr />
<div>日本に本社を置く大手芸能事務所。世界中に支社を置いている。<br />
<br />
==事務所関係者==<br />
*[[堀聡一郎]](現社長)<br />
*[[大矢龍ノ介]](現副社長)<br />
*[[柴田健真]](専属プロデューサー) ※ホリーズ事務所全グループに所属。<br />
*杉山蒼真(専属プロデューサー)<br />
*[[高橋太一]](アルバイト)<br />
*[[太田翔葉]](クレーム対応係)<br />
<br />
==所属グループ==<br />
*[[SHINSHOS]]<br />
*[[HORIRINS]]<br />
*[[かなちゅーず]]<br />
*[[二代目HORIRINS]]<br />
*[[TAITHIES]](メンバー募集中)<br />
*[[柴田健真]](ソロ)<br />
*[[杉本龍星]](ソロ)<br />
<br />
==事務所沿革==<br />
*1945年、[[SHINSHOS]]の結成とともに創業。<br />
*1962年、姉妹事務所の「ジャニーズ事務所」が創業。<br />
*1964年、東京オリンピック開催に伴い[[HORIRINS]]を結成。<br />
*1970年、大阪万博で「社会の窓からこんにちは」が紹介され、SHINSHOSの名が世界中に広がる。<br />
*1982年、[[東京ディズニーランド]]開園に先がけて「It’s a chinchin world」を発表。アトラクション「イッツ ア スモール ワールド」に取り上げられる。<br />
*1994年、SHINSHOSとHORIRINSが共にNHK紅白歌合戦に30年連続出場。<br />
*2006年、現社長の堀聡一郎が就任。堀聡一郎は、当時何と入社1年目。<br />
*2009年、ホリーズ事務所の全グループがロックの殿堂入りを達成。<br />
*2015年、ホリーズ事務所創業70周年記念ワールドツアーを開催。来場者15億人を突破。<br />
*2016年、[[SHINSHOS]]と[[HORIRINS]]の合併が発表された。これにより、[[二代目HORIRINS]](仮)となることになる。<br />
*2016年、[[太田翔葉]]がリストラされる。</div>
防人
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国鉄分割民営化
2020-01-17T13:34:36Z
<p>防人: SEOに熱心なMuttley (トーク) による編集を Abcdefgh による直前の版へ差し戻しました</p>
<hr />
<div>'''国鉄分割民営化'''(こくてつぶんかつみんえいか)とは、[[中曽根康弘]][[内閣]]が実施した[[政治改革]]。<br />
[[日本国有鉄道]](国鉄)を[[JR]]として6つの地域別の旅客鉄道会社([[東日本旅客鉄道|JR東日本]]・[[東海旅客鉄道|JR東海]]・[[西日本旅客鉄道|JR西日本]]・[[北海道旅客鉄道|JR北海道]]・[[四国旅客鉄道|JR四国]]・[[九州旅客鉄道|JR九州]])と1つの貨物鉄道会社([[日本貨物鉄道|JR貨物]])などに分割し[[民営化]]するものである。これらの会社は[[1987年]][[4月1日]]に発足した。<br />
<br />
中曽根内閣は、それ以外に[[憲法改正]]や[[教育改革]]にも取り組もうとしたが、実現したのはこれだけだった。[[日本電信電話公社|電電公社]]や[[日本専売公社]]、のちの[[日本道路公団]]や[[日本郵政公社]]民営化など、[[自由民主党]]による一連の民営化[[政策]]の目玉である。なお、分割・民営化に現場で辣腕を振るったのは、[[運輸大臣]]の[[三塚博]]だった。<br />
<br />
== 目的 ==<br />
=== 巨額債務の解消 ===<br />
[[東海道新幹線]]の建設費に端を発し、赤字ローカル線建設などによって膨れ上がった国鉄の長期債務は金利負担などによってもはや自力では返済不可能なほどに膨らんでおり、さらに[[東北新幹線]]及び[[上越新幹線]]などが建設されるに至り、国鉄にとって相当の負担となっていた。[[1982年]][[8月2日]]の運輸省の1983年度概算要求の中で、債務補填の見返りとして職員の新規採用停止等が確認された(ただし[[1985年]]のみ「民営化後の幹部候補生」として大卒者のみ採用、翌年は再び大卒を含め採用中止)。一方、経営改善を理由に行なわれた度重なる国鉄の運賃値上げが乗客の「国鉄離れ」を進ませる結果となっていたことから、国民に対しては債務解消を国鉄分割民営化の最大の目的であると説明していた。但し、中曽根首相はその後、国鉄分割民営化の真の目的は、労働組合の解体にあったと述べている。<br />
<br />
=== 国労の解体 ===<br />
[[国鉄労働組合]](国労)の解体。国鉄と[[JR]]は別会社とし、JRに国鉄職員の採用義務はないものとして、国労組合員をJRから意図的に排除した。当時の国労は10万人以上の組合員を抱える日本最大の労働組合であり、野党として大きな力を持っていた[[日本社会党]](<small>現</small>[[社会民主党 (日本 1996年-)|社会民主党]])の主要な支持母体である[[日本労働組合総評議会|総評]]の中心的な存在でもあった。その一方、過激派[[セクト]]が組織に入り込み、一部セクトは公然と社会主義革命を主張する状態であった。しかも国労は彼らを自力で排除できなかった。国労を解体することで国労内部に入り込んだ過激派を排除するとともに、総評を弱体化させ、それによって左右両派の微妙な力関係の上に立つ社会党のバランスを崩し、左右対立に持ち込ませて組織を疲弊させることが国鉄分割民営化の一つの目的だったとされる。特定組合を潰すことを目的とするのは[[不当労働行為]]に該当するため、これらを総称して、分割民営化を批判する側からは「'''国家的不当労働行為'''」と呼ばれている。<br />
<br />
国労は、[[サービス]]低下を理由に国民に分割・民営化反対を訴えた。政府側などは、本音はヤミ休暇・ヤミ休憩などに代表される民間企業ではあり得ない怠惰な労働環境の維持であると主張し、マスコミは相次いで国労批判のキャンペーンを張った。結果として、日頃国労組合員の横柄な態度に辟易していた国民からの賛意は全く得られなかった。また、動労と内々に交わしたスト戦術の放棄すら大会で決められないなど組織内の路線対立が顕著で当時の国労は意思統一が困難な状態に陥っていた。逆に国労や動労が中心となって起こした[[労働争議#順法闘争(遵法闘争)|順法闘争]]は国鉄のサービスの低下につながり国民の怒りを買い<ref>怒った利用客が[[上尾事件]]や[[首都圏国電暴動]]などを引き起こす事態まで起きている。</ref>、利用者の「国鉄離れ」が進んだ。当初反対の立場を取っていた動労は末期に「雇用の確保」を理由として突然賛成に廻り、これが反対運動に止めを刺したと言われている。もっとも、こうした批判は、実際のJR採用者の取捨選択とは多分に矛盾があり([[#経過]])、結果として「国労解体」の口実に使われた面も強い。<br />
<br />
別会社にしたのは、国労潰しだけではなく、配置転換を円滑に進める目的があった。国鉄のままでは、労働者の了解を取らない配転は違法になる。そこで、新会社11社への再就職という形を取り、応じなければ国鉄を引き継ぐ[[日本国有鉄道清算事業団|国鉄清算事業団]]に送られてしまうようにした。形式上新規採用なので、国鉄での配置は関係ないという理屈であった。<br />
<br />
== 分割方法 ==<br />
全国一元の組織であった国鉄を地域ごとに分割することは、1つの会社の経営規模を小さくして経営層の目が行き届くようにするためのものであった。しかしながら、全国的に運営されている鉄道を複数の組織に分割することは多大な困難があった。<br />
<br />
分割に際して考慮された事項は以下の通りである。<br />
* 1つの大都市において異なる会社へ直通する列車をできるだけ作らない。<br />
* 特急列車のように都市間輸送を行う列車をできるだけ同一会社に含むようにする。<br />
* 1つの路線をできるだけ1社で管轄する。<br />
* 3社以上の会社を経由する列車をなるべく少なくする。<br />
* 通過列車・通過旅客数のできるだけ少ない場所を境界点とする。<br />
<br />
一方、考慮しないとされたことは以下の通りである。<br />
* 上下分離方式を採る。<br />
* 既存の[[鉄道管理局]]の境界で分割する。<br />
* 新幹線を別会社にする。<br />
* 都市交通のみを別会社にする。<br />
<br />
様々な分割地点を案として出しながら、分割される会社の経営規模や要員数などを算出して検討が行われた。特に複雑に線路が絡み合い運行系統が設定されている本州については、2分割、3分割、4分割、5分割など分割する数についても検討され、それぞれにさらに分割点を様々に変えた検討がなされた。分割数を増やすと境界が増えて問題となることや、直通旅客数の多い東海道新幹線を途中で分断しづらいこと、鉄道工場や指令所を共用している東北新幹線と上越新幹線も分割しづらいことなどが勘案されて、最終的に3分割とする案が実施されることになった。<br />
<br />
さらに、異なる会社へ直通する列車の乗務員の交代、車両の保守管理の担当、[[車両使用料]]の精算、運賃の計算と精算、担当する車両基地の割り振り、設備の分割と使用経費の分担など様々な問題に対して、新たなルールの制定が必要となった。<br />
<br />
会社間の実際の分割場所は、境界駅の[[日本の鉄道信号機#場内信号機|場内信号機]]外方(駅から見て外側)となった。1つの駅の設備については全て1つの会社で担当するという考え方としたためである。ただし[[熱海駅]]については、[[東海道本線]]上りの場内信号機が[[丹那トンネル]]の中にあることから、[[トンネル]]を1社の管轄に収めるために例外的にJR東海がこの場内信号機を管轄している。また[[亀山駅]]については、JR東海の管轄駅であるが、駅構内西側にある[[亀山鉄道部|亀山機関区]]はJR西日本の路線となる[[関西本線]]亀山駅以西を担当していたため、JR西日本に帰属することになった。これは、廃止予定であった[[伊勢車両区|伊勢機関区]]が、この地域におけるJR東海の車両基地を維持するために一転して存続となるという副次的な効果をもたらした。<br />
<br />
== 経過 ==<br />
[[日本革命的共産主義者同盟革命的マルクス主義派|革マル派]]を除く[[左翼]]陣営が結束して反対。<br />
[[1985年]][[11月29日]]には[[革命的共産主義者同盟全国委員会|中核派]]が[[国電同時多発ゲリラ事件]]を起こして[[首都圏]]ほかの[[国電]]を1日麻痺状態に置いたが、中曽根内閣の決意は変わらなかったばかりか、国民世論は国鉄の分割・民営化を強く支持する結果となってしまった。[[公明党]]・[[民社党]]は自民党案に賛成し、社会党は分割に反対、[[日本共産党]]は分割・民営化そのものに反対した。<br />
<br />
国労も、[[雇用]]確保のためにはやむなしと、執行部提案で条件付で分割・民営化を認める動議を提出。しかし当局側は、国労が各地で行っていた、[[地方労働委員会]]への[[不当労働行為]]申立ての取り下げ要求など、国労の全面降伏を求めたため、国労内の強硬派の反発が強く否決された。穏健派の執行部は総退陣(修善寺大会)し、分割・民営化容認派は国労を大挙して脱退。組織内対立が激しく組合としての意思統一すらできなくなっていた国労はついに自壊した形となった。国労は最後の機会を逸したと中曽根首相は高笑いしたという。国労が全面降伏すればそれでよし、拒否するなら容赦なく潰す方針だった。なお、国労を脱退した者はほぼ全員が採用され、国労にとどまった者は、能力に関係なく優先して排除された。従って、真面目に働いていることが内外に明らかな従業員であっても、国労に留まれば排除され、逆に国労を脱退すれば、それまでの勤務態度は不問に付される事態が全国で起こった。<br />
<br />
また、国労組合員を余剰人員であるとして「人材活用センター」(人活)に隔離した。「人材活用」という名称とは裏腹に「教育」と称してまともに仕事もさせず飼い殺しにするという実体(廃レールでの文鎮作りや草むしりなど)が社会問題化したため、のちに「要員機動センター」と改称したが、このときの手法などが後の[[JR福知山線脱線事故]]の遠因となった[[日勤教育]]に取り入れられたといわれる。<br />
<br />
赤字路線の廃止も進められた。[[1981年]]より、3次にわたって廃止対象となる[[特定地方交通線]]の選定が進められ、最終的に83線が選定された。沿線住民などの反対があったが、[[1983年]]の[[白糠線]]を皮切りに、45路線が廃止([[バス (交通機関)|バス]]転換)、36路線が[[第三セクター]]化、2路線が[[私鉄]]に譲渡され鉄道として存続した。民営化後の[[1990年]]、[[北近畿タンゴ鉄道宮津線|宮津線]]の第三セクター・[[北近畿タンゴ鉄道]]への転換、[[鍛冶屋線]]、[[大社線]]の廃止を最後に、各路線の処遇は決着した。かつての「[[赤字83線]]」廃止に比べると、かなり順調に廃止が進んだと言える。しかし、当時からほとんどの優等列車が経由していた伊勢線(<small>現</small>[[伊勢鉄道]])が第三セクターへ転換されたりした一方、これらよりも利用率が低いにも関わらず独立した路線名を持っていない(他の線区の支線であった)がために廃止を免れる区間があったりと、廃止路線の選定については当時から「実態に一致しない」との声もあった。なお、私鉄に譲渡された2路線([[下北交通]][[下北交通大畑線|大畑線]]、[[弘南鉄道]][[弘南鉄道黒石線|黒石線]])はその後赤字の増加などで廃止された。第三セクター化路線も[[北海道ちほく高原鉄道|ふるさと銀河線]]は[[2006年]]4月で、[[神岡鉄道]]は2006年11月をもってそれぞれ全線廃止、[[のと鉄道]]は路線の大半を廃止している。一方、[[北近畿タンゴ鉄道]]のように電化したり、[[土佐くろしお鉄道]]のように新たに新線を開業させたりと、逆に成長した鉄道もある。<br />
<br />
このほかに、上記した赤字路線の廃止などで余剰職員を多く抱え、なおかつ地域経済の衰退で雇用の機会に乏しい北海道・九州では職員配置の適正化を目的に、余剰職員を本州[[三大都市圏]]の[[電車区]]、駅、工場などに異動させる広域異動(後に東北・中国・四国も対象)が[[1986年]]5月 - 12月に行われ、さらに新会社発足前後には本州3社による広域採用が行われた。特に北海道の場合は、家族を含めて6000人以上が鉄道マン生活を維持していくために離道を余儀なくされた。この煽りを受け、[[1990年]]の[[国勢調査]]で北海道の総人口は、[[1920年]]の調査制度開始以来、初めて減少に転じてしまった。[[名寄市]]、[[音威子府村]]、[[追分町]](現・[[安平町]])、[[長万部町]]など国鉄を基幹産業としていた市町村で人口が大幅に減ったのはもちろん、[[旭川市]]、[[函館市]]、[[岩見沢市]]、[[稚内市]]など[[支庁]]を持つ中核都市までもが、道外異動による人口減の影響を受けている。<br />
<br />
== 民営化後 ==<br />
=== 影響 ===<br />
* 関西圏など、従来私鉄優勢だった地域で、私鉄各社の経営が悪化した。競合するJR各線で輸送が大幅に改善されたことで乗客がJR各線に流れたことによるところが大きい。私鉄各社自身の問題として沿線の開発が成熟化し成長が限界に達したことや、後年のバブル崩壊・少子化など外的要因によるところもある。これは分割民営化による企業間競争の促進につがなっており、利用客からみればメリットであるが、私鉄側からみれば経営の疲労につながる負の側面ともいえる。<br />
* 地方での赤字路線廃止がいっそう促進された。但しこれについては、後年の法律改正による影響も大きいと考えられる。<br />
* 別会社になったことによって、JR各社間のつながりが薄れた。分割当初は、会社間をまたがる路線においても、従来通りの直通運転を行っていたが、近年になって、直通運転を中止し、接続駅での折り返しとなる例が多くなってきた。この為、複数のJR会社間にまたがる利用の場合、乗客は不便を強いられることが多くなった。また、複数の会社をまたがる[[寝台列車]]については、各社の思惑の違いから体質改善がほとんど進まず、また積極的な営業活動も行われなかったため、結果としてブルートレインの廃止が急速に進んだ。但し、[[阪神・淡路大震災]]後の復旧はJRグループの結束力で迅速に進められた。<br />
* 職員の横柄な態度は長らく国民の非難を浴びていたが、分割民営化直後の一時期、「民業となったことで対応は柔らかくなり、ようやくサービス業としての体をなすようになった」といわれた。但し、これについては異論があり、接客態度が良くなったのは、他社私鉄との厳しい競合にあるJR西日本管内での徹底した社員教育が目立つ程度であるともいわれる。また、全国的に駅の無人化や列車のワンマン化が、JR東日本管内ではみどりの窓口の無人化・遠隔端末化が進められつつあり、これをサービス低下だとする見方もある。このように「接客態度」を評価する以前に、そもそも係員が旅客に相対する場面自体が著しく減少しているという面もある。また、多様な企画乗車券が発売されるようになった反面、[[周遊券]]や[[青春18きっぷ]]などの使用条件などが狭められ、国鉄時代より利用しづらくなったものもある。また、JR西日本では、[[ローカル線]]で日中に保線を行うときに、列車を運休したうえに代行バスも運転しないなど、コスト最優先の体質が問題視されることもある。<br />
* [[信楽高原鐵道列車衝突事故]]や[[JR福知山線脱線事故]]などの事故は、市場原理を優先するあまり安全性軽視によるものが原因ではないかとの指摘がある。これに対しては、統計によれば民営化後に鉄道事故は減少していること、JRグループよりも[[私鉄]]各社の方が事故が少ないことなどから、民営化とは関係ないという反論もある([http://www.mlit.go.jp/kisha/kisha02/08/080812_.html 資料])。このように、JRグループ各社によっても違いがあると思われる。<br/>また、国鉄時代と民営化後の事故率を単純に比較し、民営化の影響を語ることは適切ではない。保安装置の技術水準が向上していることを考慮すれば、時代が進むにつれて事故率は自ずと下がってゆく。<br />
* 当局の思惑であった[[労使協調]]の[[労働運動]]は実現せず、かえって[[社共共闘]]の国労よりもさらに先鋭的で巨大な[[全日本鉄道労働組合総連合会]](JR総連・国鉄時代に国労よりも過激な活動を展開していた<small>旧</small>[[国鉄動力車労働組合|動労]]が中心)が現場の主導権を握った。後に方針に反発し、労資協調で<small>旧</small>[[鉄道労働組合|鉄労]]系中心、すなわち<small>旧</small>[[民社党|民社]]系中心の[[日本鉄道労働組合連合会]](JR連合)が分裂発足する。ただしどちらも[[日本労働組合総連合会|連合]]に加盟している。<br/>このように理想的な労使協調は実現しなかったものの、JR各社に対して各労働組合が、国鉄に対する国労ほど影響力を持たない。さらにその後の[[バブル経済|バブル]]崩壊により、先鋭的な労働争議は不可能となった。結果としてストや順法闘争の影響力をほぼ皆無にすることは成功した(唯一の例外が[[動労千葉]]が運転士の多数を組織している房総半島地域であろう。但し彼らがストライキをしても全国ニュースにはまず取り上げられることはない)。<br/>また、一部の労組の中枢部に[[過激派]]が食い込んでいるといわれ、その問題が完全に解決できないうちに完全民営化を急いだことについては公安関係からの憂慮もある。([[国鉄動力車労働組合]]の項も参照のこと)<br />
* 排除された国労などの組合員のうち、最後に残った1047名が「国労闘争団」を組織。[[不当労働行為]]であるとして、[[地方労働委員会]]に裁定を申立てた。地労委はJRに救済命令を出したが、JRは拒否して再審査を申立てた。[[中央労働委員会]]でも闘争団側の主張は大部分認められたが、JRは逆に労働委員会を[[東京地方裁判所]]に訴えた。JR総連や連合も、従来の経緯からJRに全面協力し、逆に裁定を受け入れないよう迫ったという。[[2004年]]、[[最高裁判所|最高裁]]はJRの主張を認め、不当労働行為があってもJRに責任がないとした。先鋭化した闘争団と、国労本体との対立も深刻化(詳細は[[国鉄労働組合]]を参照)。なお、[[中曽根康弘|中曽根首相]]はのちに、'''分割民営化の狙いが労組潰しであった事'''を認めている。<br />
* 当局の切り崩しによって少数派に転落した国労は、「国鉄」がなくなった今でも「'''国鉄'''労働組合」を名乗っている。ただし、JRが国労を相手に提訴していた[[損害賠償]]を取り下げる条件のため、国鉄の分割民営化を[[1995年]]になって認めた。<br />
* 別会社にすれば特定組合の労働者の排除が認められたことで、偽装[[倒産]]による解雇を可能にする前例を残した。また、[[バブル経済|バブル崩壊]]後の[[リストラ]]の先駆となった。<br />
* 日本国内では、上記のような課題を抱えているが、海外では、日本の国鉄分割民営化に関しては「成功」と認識している場合が多いと言われる。特にヨーロッパ諸国では、日本同様、国有鉄道の運営の抜本的改革が必要とされていたが、[[1988年]]の[[スウェーデン]]を皮切りに、日本の事例を参考にしながら、[[ドイツ]]や[[オランダ]]、[[イギリス]]などの国が、鉄道民営化を果たしている。また、国有のままで残っている鉄道事業者についても、民間の経営手法を取り入れるなどの変化が見られる。<br />
<br />
ヨーロッパの場合、日本の手法と異なるのは、「[[上下分離方式]]」(経営主体を、インフラと列車運行に分離し、前者を国家(あるいはそれに準ずる組織)が保有し、列車運行は会社組織が線路使用料を払って行う)と「オープンアクセス」(列車運行への参入を自由化すること)を採用している点であり、[[欧州連合]](EU)の指令として実施されているものである。もともと、[[国際寝台車会社]](ワゴン・リ社)や[[プルマン社]]、[[ミトローパ社]]の様な、自前の[[寝台車]]や[[食堂車]]を持ち、列車運行を行う民間会社が存在した歴史もあって、この様な方式を取り入れやすい地盤があったのかも知れない。またこの手法により、鉄道経営を活性化する効果が見られた場合もあり、特に貨物輸送では、多くの事業者が新規参入するなど、その傾向が比較的強いとされている。<br />
<br />
ただし、全てが上手くいっているわけではない。また、ローカル輸送などの不採算部門の切り捨ては深度化していることや、組織の細分化による技術力の低下(このことが結果的に、鉄道車両工業の寡占化を進めたとされる)、「儲け主義」による顧客サービスの低下、安全性の低下など、日本同様の問題を抱えているのも事実である。<br />
<br />
ヨーロッパ諸国のうち、[[イギリス]]の場合は、非常に複雑な民営化手法を取り入れたが、後に事故が頻発するなど、設備の劣化が深刻な状態になり、その結果、最近では民営化政策を一部見直して、国家が介入するようになっている。この事例から、'''「イギリスの国有鉄道の民営化は失敗に終わったのであるから、日本も分割民営化失敗を認めて、国家が介入するべきである」'''という意見も多く見られる。ただし、イギリスの鉄道経営や技術水準自体が、第二次世界大戦後から慢性的に悪かったことや、陸上輸送における鉄道のシェアが日本とは比べ物にならないほど低いことなど、鉄道経営の前提条件に多くの違いがあるため、イギリスでの事例が、そのまま日本に当てはまるかどうかは、慎重に考える必要がある。<br />
<br />
=== 巨額債務のその後 ===<br />
国鉄分割民営化の時点で、累積赤字は37兆1000億円に達していた<ref>[http://www.mlit.go.jp/tetudo/kaikaku/01.htm 国鉄改革について]」</ref>。このうち、25兆5000億円を[[日本国有鉄道清算事業団]]が返済し、残る11兆6000億円を、JR東日本、JR東海、JR西日本、JR貨物、[[新幹線鉄道保有機構]]([[1991年]]解散)が返済することになった。経営難の予想されたJR北海道、JR四国、JR九州は、返済を免除された。<br />
<br />
国鉄改革最大の目的といわれた巨額債務の解消であるが、結果は成功したとは言い難い。一つには、累積赤字は[[利子|利息]]が利息を生み膨れあがって行き、手の施しようが無い巨額に達していたという事情がある。これについては、赤字額が小さいうちに政府などが援助をしていれば防げた事態であった。単年度に限って言えば、国鉄最後の1986年度に既に黒字転換していたのだが、累積赤字を返済するには焼け石に水どころか、利息の返済すら全く足りなくなっていた。<br />
<br />
民営化により[[市場原理]]を活用したことにより、本業での収益は好転した。また、JRにとっては返済可能な程度に負担額が抑えられたこともあって、返済は順調に進んだ。<br />
<br />
一方で、国鉄清算事業団による返済は進まなかった。清算事業団による用地売却は、資産価値は14兆7300億円といわれていたが、ほぼ半額の7兆7千億円で売る見積もりを立てているなど、その計画は非常に不自然であった(詳細は[[日本国有鉄道清算事業団]]の項目を参照)。実際には地価高騰によりさらに資産価値は上がっており、借金返済は可能で、そもそも分割民営化の必要はなかったと主張する者さえあった。しかし、用地売却が地価高騰を悪化させるとする主張がなされた結果、「その地域の地価の異常な高騰が沈静化するまでこれを見合わせる」<ref>「[https://www.mlit.go.jp/hakusyo/transport/heisei10/index2014/1020142.html 2 清算事業団による債務の処理]」 平成10年度[[運輸白書]]</ref>とする[[閣議]]決定などの政治的な介入もあって、売却は予定通り進まなかった。一般的には[[需要と供給|供給]]が増えれば価格は下がるはずなので、全くデタラメな主張であると指摘されている。<br />
<br />
その後の[[バブル経済|バブル崩壊]]によって土地の時価総額が減少するなどもあり、土地が塩漬けにされている期間に利息が嵩んでかえって債務総額は増えた。[[1998年]][[10月22日]]の清算事業団解散時には、国鉄から引き継いだ時に比べて2兆8000億円増の28兆3000億円に達していた。そのため、[[汐留駅_(国鉄)|国鉄汐留駅]]跡地の再開発などでは、「安価に土地を入手した企業だけが得をした」と批判がされている。<br />
<br />
現在、借金返済は[[独立行政法人]]・[[鉄道建設・運輸施設整備支援機構]]の「国鉄清算事業本部」が清算事業団を承継して行っている。清算事業団解散時にあった28兆3000億円の借金のうち、16兆1000億円の有利子債務は国の[[一般会計]]に承継、つまり'''国の借金'''となった。残る債務のうち、年金等将来費用3兆400億円を国鉄清算事業本部が、厚生年金移換金など7000億円をJRが、これまでの負担分とは別に返済することになり、その残りは債務[[免除]]となった。<br />
<br />
== 脚注 ==<br />
{{脚注ヘルプ}}<br />
<references/><br />
<br />
== 参考文献 ==<br />
* 加藤仁「国鉄崩壊」(1986/12 [[講談社]] ISBN 4062030888)<br />
* [[葛西敬之]]「未完の『国鉄改革』 巨大組織の崩壊と再生」(2001/2/8 [[東洋経済新報社]] ISBN 4-492-06122-3)<br />
* 進士友貞「国鉄最後のダイヤ改正 JRスタートへのドキュメント」[[交通新聞社]] 2007年 ISBN 978-4-330-96507-9<br />
<br />
== 関連項目 ==<br />
* [[産業計画会議]]([[1958年]][[7月3日]]国鉄分割民営化を政府に勧告。国鉄総裁や常務理事がメンバーに含まれ物議を醸した。)<br />
* [[民営化]]<br />
* [[日本電信電話公社]]民営化<br />
* [[日本国有鉄道経営再建促進特別措置法]]<br />
* [[日本国有鉄道改革法]]<br />
* [[日本国有鉄道清算事業団]]<br />
* [[新幹線鉄道保有機構]]<br />
* [[マル生運動]]<br />
* [[吊し上げ]]<br />
* [[松田昌士]]<br />
* [[葛西敬之]]<br />
* [[井手正敬]]<br />
* [[北海道旅客鉄道]](JR北海道)<br />
* [[東日本旅客鉄道]](JR東日本)<br />
* [[東海旅客鉄道]](JR東海)<br />
* [[西日本旅客鉄道]](JR西日本)<br />
* [[四国旅客鉄道]](JR四国)<br />
* [[九州旅客鉄道]](JR九州)<br />
* [[日本貨物鉄道]](JR貨物)<br />
* [[一本列島]]<br />
* [[郵政民営化]]<br />
* [[謝恩フリーきっぷ]]<br />
<br />
== 外部リンク ==<br />
* [http://homepage1.nifty.com/JR-RENGO/higashi/book/book-menu.htm もう一つの「未完の国鉄改革」](宗方明『もう一つの「未完の『国鉄改革』」―JR東日本革マル疑惑問題を検証する』(2002/6/20 月曜評論社出版・高木書房発売 ISBN 4884715012)より、JR連合サイト)<br />
<br />
{{DEFAULTSORT:こくてつふんかつみんえいか}}<br />
[[Category:鉄道の歴史]]<br />
[[Category:日本国有鉄道|歴こくてつふんかつみんえいか]]<br />
[[Category:昭和時代戦後の政治]]<br />
[[Category:昭和時代の経済]]<br />
<br />
{{日本の鉄道史}}<br />
<br />
[[zh:國鐵分割民營化]]</div>
防人
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若者言葉
2020-01-17T13:34:28Z
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<div>'''若者言葉'''(わかものことば)とは、主として[[青少年]]が[[wiki:日常生活|日常]]的に用いる[[俗語]]・[[スラング]]などで、若者以外はあまり使わない言葉のことである。若者言葉には最近になって使われ始めたものと、古くからあって代々若者に受け継がれるもの(例:体育会系に多い「…っす」など)があるので、共時的だけでなく通時的に見る必要がある。このページでは特に明記しない限り[[2000年代]]の日本語の事情を先に述べた2つの観点から記述する。<br />
<br />
== 概要 ==<br />
若者言葉は現代に始まったことではなく、古くは[[清少納言]]の『[[枕草子]]』にも当時の若者の言葉の乱れに関する記述がある。言語は[[誤用]]の定着により変化することが往々にあるが、その変化の過程を共時的に捉えた際、新しく出現した誤用は当然ながら既存の言語規範に反するために、社会的に批判されるのである。そのような新しい世代が使いだした誤用を批判的に呼称したのが「若者言葉」であるといえる。ここで取り上げる言葉の多くは、おおむね昭和後期以降(1980年代以降)に現れた言葉で、社会一般の言語規範からしておかしいと批判される言葉である。若者言葉には、[[テレビ]][[コマーシャルメッセージ|CM]]や[[ドラマ]]の台詞などから[[流行語]]となって日常化した物が多くみられる。特徴としては言葉を逆に言ったり、言葉を[[ローマ字]]化してその頭文字のアルファベットを並べたり(チョー[[wiki:MM#一般名詞|MM]]、MK5、[[KY]]など)、誇張した表現(「超」の濫用など)といったことが挙げられる。 また[[#方言由来の若者言葉|元々方言からきている物]]もある(やばい、ばり**、めっちゃなど)。元々は若者言葉であったものが、世間一般に認知され使われるようになる言葉も少なくない。[[俗語#若者言葉・流行語から来ている俗語|俗語]]を参照されたい。[[国語学者]]の[[金田一秀穂]]は、[[チョベリバ]]を例に、若者言葉というものに関して、「[[隠語]]的な要素が含まれているため、公に周知されると使用が控えられる」という傾向を指摘している<ref>アスキー新書「適当な日本語」第一章、解答7、27頁</ref>。<br />
=== 統計 ===<br />
若者言葉は30代を境に使われなくなる傾向にあるとのデータがある。これは新しく出てきた言葉ほど顕著で、「ウザい」「キモい・キショい」「(危ない、という本来の意味からかけ離れた)ヤバい」「ハズい」などは使わなくなる人の方が多いというものである<ref>読売新聞(2007年1月31日朝刊・社会面)</ref>。また、若者言葉をすべての若者が使っているわけではない。大学生などの間では、とりわけ「ウザい」「キショい」「キモい」は侮蔑語でもあり、安易に使っているが相手を傷つけたり不快にさせたりするという理由で用いない者もいる。「ハズい」などを使うのは自らの品格を問われる可能性があるというような理由で「(知らないということはないだろうが、敢えて)知らない」「使わない、使いたくない」という意見もある<ref>「問題な日本語」(北原保雄・編著、大修館書店)></ref>。<br />
<br />
== 最近の傾向 ==<br />
現在、若い世代に使われているとされる言葉を掲げる。<br />
=== 強調として用いるもの ===<br />
;[[超]]<br />
:「超特急」などと同じ意味の「超」であり、「かなり」「本当に」などの強意を表わすのに使用される接頭語である。通常は漢字で表記する。一般的には「超気持ちいい」「超面白え」などの形容詞、「超感動した」「超寝た」のような「超+(動詞)」との組み合わせで使用される。「超最悪」のように、悪い意味の強調にも使われる。この用法では従来では本来の「○○を超える」という意味合いはほとんどない。例えば、この用法で「超平凡」と言ったら「非凡」という意味ではなく、「極めて平凡である」の意味である。首都圏の若者を中心に利用される。「バリ」「鬼」等の言い回しもある。<br />
: シュルレアリスムを超現実主義と訳すことがあるが、超現実とは「現実を超越した非現実」という意味ではなく究極の現実主義といういう意味である。このような「超」の使い方に類似する。<br />
;めっちゃ<br />
:めちゃくちゃ(滅茶苦茶・滅茶滅茶)の転で、「めっちゃかわいいやん」のように、感慨を込めて強意を表すのに使用される接頭語。転じて「めっさ」や「もっさ」ということもある。「むっちゃ」(無茶苦茶)・「むちゃ」ともいう。 なお「めっちゃ」は元々は大阪から広まった言葉で、現在でも関西圏の若者が多用する傾向にある。([[めちゃ×2イケてるッ!|めちゃ<sup>2</sup>イケてるッ!]]参照)。その他の表現として「ごっつ」、「ものごっつ」などもある。※方言の域を出ない。<br />
;普通に<br />
:強調の意味合いで用いる。もう一つの用法として、「普通に大きいじゃん」や「普通に凄いじゃん」などのように使う。特別な意味づけや解釈、見方をするには及ばず、常識的に、「普通に」考えてという意味合いである。「ある意味」や「逆に」と対比的なニュアンスを表したいときに使う。「あなたの価値観はいざ知らず、標準的な感覚としてはそう感じるべきだ」という主張が感じられるため、論争的なニュアンスを裏に持つことも多い。「いや、普通にそうですよ」(あなたにとってはそれは普通とは思えないかもしれませんが)など。ネットスラングの「常識的に考えて」の「常識」の部分に相当する。<br />
;パネェ<br />
:「半端じゃない」→「半端じゃねぇ」→「半端ねぇ」→「パネェ」と変化した、強意を表わすのに使用される語である。「パネェくらい好き」といえば「ものすごく好き」という意味である。<br />
;神<br />
:宗教としての意味合いはない。常識や想定を超える感動を与える[[カリスマ]]という意味で使われる。[[ネットスラング]]から転用されたもの。<br />
;ドカ食い<br />
:ある機会に普段以上に大量に食べること。大食いと類似するが、大食いは日常的にたくさん食べることをいう。古くから「どか雪」と一度に極めて多い積雪を表現し、「多い」や「大きい」に代わる強調のことば。「[[どかべん]]」とも通じる。<br />
;ガン見<br />
:視線を外さずにある程度の時間、じっと見ること。それをすることは「ガンを飛ばす」のように表現する。<br />
<br />
=== 情緒的な表現 ===<br />
;キモい<br />
:「気持ち悪い」が短縮されたもの。「キモい」や「キモイ」と表記される。直接的に対象を「気持ち悪い」と言うよりも若干軽いニュアンスで用いられる。[[江戸言葉]]化され「きめぇ」とも。[[ヘンタイよいこ新聞]][[1980年]]11月号では、投稿者が「これは方言ですか?それとも、我が家だけで通用している言葉ですか?」と遠慮がちに「キモい」という言葉を使用している。 派生語の「キモキモ」は[[チェキ語#隠語|チェキ語]]を参照されたい。<br />
:[[類義語]]に「'''きしょい'''」があるが、これは「気色悪い」が転じたものである。意味は「キモい」や「キモイ」とさほど変わらない。<br />
;マジ<br />
:「真面目」の転であるが、一般的に「本当に〜」や「本気で〜」と、強調または真実性の表現として用いられる。古くは、[[江戸時代]]の[[洒落本]]『[[にやんの事だ]]』(1781年)「気の毒そふなかほ付にてまじになり」にみられる。この例は名詞であるが、現在は真実性・厳密性を表現する。[[副詞]]としての用法が多い。漢字として「本気」の字を当てることもある。例としては「マジビビった」「マジムカついた」「それマジで?」など。最後の例のマジは名詞で、「それは本当(真実)?」の意である。近年は[[ガチンコ]]を略した「ガチ」も同意語で使われることが多い。<br />
;ばっくれる<br />
:当然いなければならない場所に行かないこと。<br />
;ありえない(ありえねぇ)<br />
:そんなことが真実であるはずがない。自分がとても困った状況に陥ったときにも用いる。「今日、中国語の試験があったよ。」「ありえねー」。この場合、中国語の試験があったはずはないという意味ではなく、自分が試験を受けなかったことで大いに困った状況に陥ったという意味である。単純に「ない」と表現することもある。<br />
;アイフる<br />
:「人懐っこく振る舞う」の意。語源は[[アイフル]]の動詞化。<br />
;〜げ<br />
:「〜な様子である」の意。「あの人ヤバげじゃない?」なら「あの人ヤバそうじゃない?」で、「あの人変じゃないかな」という意味。「良さげ」などは若者以外にも用いられる。<br />
:なお、形容詞の語幹に「〜げ」をつける用法は、新しいものではなく、古くは[[平安時代]]の[[文学]]にも多用された。「清げ」などである。<br />
;たりぃ<br />
:「かったるい」の転「かったりぃ」からきた、「面倒くさい」「煩わしい」という意味。<br />
;はずい<br />
:「恥ずかしい」の転である。「恥ずい」「ハズい」「ハズイ」と表記されることもある。<br />
;ハブる<br />
:1人を仲間はずれにすること。語源は村八分。「村八分⇒八分⇒ハブ」と略化され、「お前、ハブるよ」など冗談で使ったり「ハブられてるでしょあいつ」などのように陰口として使われた。<br />
: 広まった過程で「村八分」の説明が通用しなくなり「省く」が音的に近いことから「ハブる⇒ハブく」と転訛していった。<br />
;H/K<br />
:話変る(けど)の略。[[堀内健]]が使用したギャグが元で広まった。主に[[電子メール|メール]]などで使用されている。同じ意味で S/C(Speak-Change ないし Story Changeの略)も使われる。<br />
;こちょい<br />
:くすぐったいの意味。こちょこちょといをくっつけた言葉。方言でもこちょいに似た言葉はある。<br />
<br />
=== 接頭辞・接頭語 ===<br />
;超<br />
:[[#強調として用いるもの]]参考。<br />
;てゆうか<br />
:「と言うか」が崩れたもの。本来なら文中の接続詞としての役割で使われるが、この場合は”今から話すのでしっかり聞いていてください”という注意喚起の意味合いや、「なんか」と同じく言葉に詰まった際のつなぎとして使われる。現在ではさらにぶっきらぼうに「つーかさぁ〜」(つか・つか・てかー)と用いられることが多い。<br />
<br />
=== 接尾辞・接尾語 ===<br />
;[[系]]<br />
:「〜の部類に属する人」の意(「[[癒し]]系」「和み系」「励まし系」など)、「〜発祥の文化(あるいは流行)」の意(「[[渋谷系]]」(音楽・ファッション)、「[[秋葉系|アキバ系]]([[オタク]])」、「マターリ破壊系(哲学・思想)」)など。また、「〜っぽい」の意。「こっち系?」などと、意味もなくつける若者もいる。<br />
;[[族]]<br />
:上記「-系」のうち、「〜の部類に属する人」の意。「([[六本木]])[[アークヒルズ|ヒルズ]]族」など。また、単に[[暴走族]]の意。<br />
;「〜(だ)し!」<br />
:強調表現として用いられることが多い。「ありえねーし!」「マジパねぇし!(あまりにもすごすぎてかなわない)」「意味ねーし!」「うちら最強だし!」など感嘆や怒りの感情にアクセントをつけることができる。<br />
;「〜な人」<br />
:「あたしって、お酒飲めない人じゃないですかぁ!」「○○君って、ポテトサラダのみかんとか酢豚のパイナップルとか許せない人?」といったように、性格や嗜好の個性を、[[属性]]に当てはめて表現させる。<br />
<br />
=== 形容詞・感動詞 ===<br />
ここでは、一般動詞であるものの、形容詞的・副詞的に使われる言葉も含む。<br />
;ウザい・うぜえ・うぜぇ<br />
:「鬱陶しい」の意味を表わす。<br />
:ごく最近では、「うざくない?」という疑問文を、若者言葉の疑問詞「ね?」に変えた形「うざくね?」を更に短縮した形「ざくね?」が誕生し、広がりを見せている。<br />
: 本来は、東京の[[多摩弁|多摩方言]]で同種のものがウジャウジャと集まっているという意味の「うざったい」が短縮された形である。[[2000年]]頃から浸透している。古くは「うざっかしい」「うざっこい」という形容詞や、「うざつく」という動詞があった。<br />
:[[類義語]]として関西を中心に使われる「'''うっとい'''」があるが、これは「鬱陶しい」の変形である。<br />
;〜入ってる<br />
: あるものや人に似ている、それに近いという意味で「〜の要素が入ってる」と表現したものを略した言葉。また他の語とともに用いて様々な状態を表す。「ブルー入ってる」というと「憂鬱な気分だ」の意。[[ダウンタウン (お笑いコンビ)|ダウンタウン]]松本人志が最初に使い始めた。また格闘ゲーム等でも「パターンに入った」等と使用する。これは、特定の状態に陥ったままの状態を指す。<br />
;やばい・ヤバい・ヤベえ やばす まじやばす!<br />
:「良くない」「非常にまずい状態に陥っている」の意。ではあるが、近年では意味が拡大しており、「予想に反して驚き、衝撃を受けてしまった」という際にも使用されるようになってきている。さらには、「衝撃を受けるほどすばらしい」と言う意味でも使われる。マスコミで採り上げられる例としては、「ラーメン店などで頼んだものを口にした途端、『やばい、これほど美味しいとは思っていなかった』」。要は予想外のことを体験してしまい、その衝撃でどうにかなってしまいそうなほど凄い、といった意味である。'''ヤバす'''("やばいです"の省略)というのもあり、これは[[2ちゃんねる]]から。[[タレント]]の[[中川翔子]]が自身のブログでもよく利用している。<br />
:起源は「矢場」([[江戸時代]]に[[的屋]]が営んでいた[[射的]]遊技の的場を指す関東方言)とされる。表向きは遊技場だが、実際には売春の場所だったので「矢場」が危険な場所を表わす隠語となり、さらに危険な状況を表わす形容詞として「矢場い」が生まれたという。昭和40年代ごろから関東を中心に若者が使うようになった。<br />
:『隠語輯覧(1915年)』によれば、泥棒が刑事のことを「やば」と呼んだ。それの形容詞形が「やばい」である<ref>言葉「'''やばい'''」の使用は古くからあり、{{jdate|1955}}5月発行の『[[広辞苑]]』第一版2144[[頁]]で[[形容詞]]「危険である」の隠語とされ、さらに{{jdate|1969}}5月発行第二版2227頁では「やば」は不都合、けしからぬ、奇怪として『[[東海道中膝栗毛]]』の使用例を引用し、「危険」の使用例も示している。{{jdate|1915}}5月発行京都府警察部出版、警視富田愛次郎監修『隠語輯覧』二類、三類でも同様の意味合いで載っていると[[復刻版]]の『隠語辞典集成』第2巻{{jdate|1996}}12月大空社(ISBN:4-7568-0333-4/-0337-7)は記載している。</ref>。([[wiki:弓矢#公家と庶民の遊興|ウィキペディアの弓矢の記事]]も参照)<br />
;ざけんな(よ)<br />
:「ふざけるな」が縮まってできた語。<br />
;やりぃ、っしゃ、ヤッピー<br />
:歓喜の「やった」の意。「っしゃ」は「よっしゃ」の転である。「やっぴー」は[[wiki:酒井法子|のりピー]]語から。<br />
;ピンクい、みどりい<br />
:「ピンク色だ」「緑色だ」という言葉を言いやすく強引に[[形容詞]][[終止形]]の「~い」に変換させて用いる。<br />
;二(に)けつ<br />
:自転車に2人乗りをすること。<br />
=== 意味の誤用 ===<br />
意味がまったく誤って捉えられている語に、下記のような事例がある。<br />
;須(すべから)<br />
:「全て」の意味で使われることがあるが誤用である。正しくは「すべからく〜べし」であり、「当然〜すべきだ」という意味。<<br />
;テキトー<br />
:「それなりに力を抜いて」の意味で使われることがあるが誤用である。正しくは「それに適した処置」であり、「あるものに対して相応しいこと・もの」という意味である。<br />
:前述の誤用は、大抵「テキトー」とカタカナで表される。<br />
:例)「こんな仕事、テキトーにやろうぜ」「テキトーにパパッと終わらせようぜ」など。※この用法は若者言葉に限定されない<br />
;あたし的には〜<br />
:接尾語の助詞である「[[的]]」の誤用。(詳細は[[的]]の項目を参考のこと。)<br />
;男子、女子<br />
:未成年ではなく、トレンディーな成年男性、女性を指す。(『[[草食系男子]]』『[[メガネ男子]]』『弁当男子』『ステキ女子』など。)[[大辞泉]]では成年を指すことも肯定されているので完全な誤用ではないが、[[高度成長期]]以降、「男子」「女子」は未成年男女・学生男女を標榜したものがスタンダードであった為、違和感を持つ者も多い<ref>エキサイトニュース『大人の女性に使う「女子」という言葉について』[http://www.excite.co.jp/News/bit/00091207505491.html]</ref><br />
=== 曖昧な表現 ===<br />
==== 遠まわし・どっちつかずな表現 ====<br />
;微妙(ビミョー)<br />
:良いか悪いか判断がつかないときに使う。「良い」「悪い」の中間というよりは、良いとも悪いともいえない場合、良いとも悪いともいえる場合、または、人によって判断が分かれそうな場合に使われる表現。時に、否定するのが憚られる場合、婉曲な表現としてもちいる。本来は、「言葉で表現できないほど素晴らしいもの([[仏教]]用語)」という意味でも使われる。<br />
;普通<br />
:「好きでも嫌いでもない」、「良いとも悪いとも思わない」。<br />
==== ぼかし表現 ====<br />
物事をはっきりさせなかったり、自分の所在を明確にせず、第三者に見立てたりした表現。<br />
;一応(いちおう)<br />
:例:「一応、学生やってます」 <br />
;かも(知れない);<br />
:例:いいかも(知れない)、食べたいかも(知れない)。<br />
;無理<br />
:「嫌」「やりたくない」の意。例:「手伝って」「無理!!」。<br />
;〜くね?<br />
:「〜だよね?」と同調を促す。「違うよね?」は、「ちがくね?」と言う若者も増加している。<br />
:例:「アムロちゃん超かわいくね?」<br />
;とか<br />
:例:「うどんとかを食べたい」("うどんを食べたい"をぼかした表現)<br />
;みたいな<br />
:例:「虫みたいなのを見た」("虫を見た"をぼかした表現)、「素晴らしい、みたいな」("素晴らしい"をぼかした表現)<br />
;〜的な<br />
:「みたいな」とほぼ同。<br />
:例:「たとえば・・・、「カオス」的な?」<br />
:例2:「うどん的なものを食べたい。」、「ポテトのS的なものが欲しい」(〜とかとほぼ同)<br />
;なんか〜<br />
:「なんだか」と同じく、感嘆とし、的確な言葉がはっきりと浮かんでこない際、言葉を濁らせた際のつなぎの語彙。<br />
:例:「なんかマジありえないんすけど。」<br />
=== 複合語・造語 ===<br />
それぞれの項も参照されたい。<br />
;否定的な言葉と肯定的な言葉の組み合わせ<br />
:「[[キモかわいい]]」「[[ダサかっこいい]]」「[[ブスかわいい]]」「[[コワかわいい]]」など、いっけん侮辱または軽蔑に聞こえるけれど、「[[かわいい]]」「かっこいい」を組み合わすことで、親しみの意を持たせる。しかし、いわれた側が「キモい」「ダサい」「ブス」「恐い」という言葉に引っ掛かりを感じて不快にならないという保証はなく、遠まわしに軽蔑しているように伝わる場合がある。<br />
;意味の異なる言葉との組み合わせ<br />
:「[[wiki:可愛い#造語|キレカワ]](綺麗で、なおかつかわいいないし、すぐキレる女だけど、顔だけはかわいいの意)」「[[エロかわいい]]・[[エロかっこいい]](ここでの「エロ」はスケベではなくセクシーな、の意)」「[[wiki:可愛い#造語|カッコかわいい]]」「[[wiki:ダイハツ・ビーゴ#CM|ゴツかわいい]](CMより)」など、上記とはまた違ってアンビバレント(異質の意)な言葉を組み合わせることで、「〜だけれど、〜でもある」といった二面性を表わす。ただし、得てしてどっちつかずとか中途半端と捉えられがちな部分もある。<br />
;控えめの美学<br />
:「[[ちょいわるおやじ]]」「[[ちょいモテオヤジ]]」<br />
「ちょい」をつける思い切りの悪さ、いい歳をして悪ぶる大人げのなさに対して、嘲笑とともに語られることもある。<br />
<br />
=== 若者流の敬語表現 ===<br />
[[バイト敬語]]・[[体育会]]系(敬)語など、敬語にあって敬語にあらざる表現が指摘される、敬語を使い慣れない若者に多い表現は次のとおり。<br />
#×じゃ博士は、どこへ'''行かれる'''のですか(昭和14年、海野十三『[http://www.aozora.gr.jp/cards/000160/files/3368_25725.html 火星兵団]』)&rarr;'''いらっしゃる'''のですか<br />
#×そうじゃ'''ないです'''よ(昭和3年、平林初之輔『[http://www.aozora.gr.jp/cards/000221/files/2411_22551.html 人造人間]』)&rarr;そうでは'''ありません'''よ<br />
#×私ってコーヒー好きじゃないです'''か'''ぁ。&rarr;私はコーヒーが好き(なの)です。<br />
#×昨日先輩がタクシーに財布を忘れてきちゃったんです'''よ'''ぉ。&rarr;昨日先輩がタクシーに財布を忘れてしまったのですよ。<br />
(1)と(2)については、若者に限らず戦前から広く用いられてきた表現であり、誤用と見なさないことも多く、昭和27年には[[国語審議会]]によって「(「れる」について)すべての動詞に規則的につき, かつ簡単でもあるので, むしろ将来性があると認められる。」「(「形容詞+です」について)平明・簡素な形として認めてよい。」とされている<ref>[http://www.bunka.go.jp/kokugo/main.asp?fl=show&id=1000007051&clc=1000000500&cmc=1000007024&cli=1000007044&cmi=1000007046 第1期国語審議会記録]</ref>。(3)と(4)については、元来なら感嘆を意味する終助詞の「か」や「よ」のアクセントをわざと強調させることで、目上の相手に理解を強引に促す表現であり、[[1999年]]あたりから激増した{{要出典}}。<br />
特に(3)においては、例えば「私って女じゃないですかぁ」は[[客観]]的にも、衆目の認めることであるが、当然であるがのように「私ってコーヒー好きじゃないですかぁ」と告白または断定しその事実の理解を強要しているが何ら[[客観性]]はなく、話し手の会話の能力や、物事の見方への客観性が疑われることがある。またこの表現は[[芸能人]]のトーク番組でも日常的に使われた。<br />
<br />
「ですか」や「です」などを短縮し「'''っスか?'''」「'''スよ'''」と表現する場合もある。その他、「先輩も召し上がりますか」&rarr;×「先輩も食べるんっすか?」。「'''アザッス'''」(ありがとうございます)「'''サーセン'''」(△すいません、○すみません・済みません)などは、敬意や親しみはあっても、社会一般では敬語とみなされない若者に多い敬語の例である。以前から中高大学生を中心に見られ、その後社会人となってもそれらを正しい表現であると誤解している者が少なからずいる。<br />
=== アクセントの変形 ===<br />
;全国的な名詞アクセントの平板化<br />
かつて起伏型に発音されていた名詞が平板型に発音されるようになる現象。<br />
一般に新語や外来語は後ろから3番目の音節にアクセント核が置かれる。<br />
例:<br />
*レ'''コ'''ード → レ'''コード'''<br />
*'''ファ'''イル → ファ'''イル'''<br />
;用言アクセントの起伏化<br />
[[用言]]のアクセントについては名詞とは逆に起伏型に移行する傾向がある。<br />
[[動詞]]はアクセントの点で、<br />
#終止形が起伏型に発音されるもの(原則として2拍語は頭高型と中高型。3拍語では中高型が多いが、「CVVCV」の構造を持つ以下の6語頭高型になる。"入る、参る、帰る、返す、通る、通す"。4拍語以上は中高型。全体を通して、尾高型は2拍の頭高型や3拍以上の中高型が、母音の[[無声化]]によってアクセント核が後部に1拍ずれた場合を除けば存在しない。例:「吹く」の「ふ」の無声化)。<br />
#終止形が平板型に発音されるもの<br />
の2つに分類されるが、かつて (2) に属していた動詞が (1) に移行する傾向が近年強まっている。特に複合動詞で特にこの傾向が強い。保守的なアクセントを用いると考えられているNHKのアナウンサーでも既にかなりの揺れが見られる。<br />
例:<br />
*複合動詞<br />
**立ち寄る - た'''ちよる''' → た'''ちよ'''る<br />
**持って行く - も'''っていく''' → '''も'''っていく<br />
*単純動詞<br />
**はしゃぐ - は'''しゃぐ''' → は'''しゃ'''ぐ<br />
**養う - や'''しなう''' → や'''しな'''う<br />
また、[[形容詞]]のアクセントも同様に2つに分類されるが、もともと(2)に属する語が少ないこともあって、(1)のように発音される傾向がある。<br />
例:<br />
*宜しい - よ'''ろしい''' → よ'''ろし'''い<br />
*くすぐったい - く'''すぐったい''' → く'''すぐった'''い<br />
(2) に属する語は以下のとおり<ref>『新明解日本語アクセント辞典』[[金田一春彦]]監修([[三省堂]]、2001年 ISBN 4-385-13670-X)</ref><br />「赤い」「浅い」「厚い」「甘い」「荒い」「薄い」「遅い」「重い」「堅い」「軽い」「きつい」「暗い」「けむい」「つらい」「遠い」「眠い」「丸い」「明るい」「危ない」「怪しい」「いかつい」「おいしい」「重たい」「悲しい」「黄色い」「けむたい」「冷たい」「眠たい」「平たい」「優しい」「宜しい」「くすぐったい」「難しい」<br />
;関東地区に多い名詞アクセントの平板化<br />
主に関東の若者に多い発音の仕方が、名詞の平板化である。1990年代ごろから広められ、倦怠感を表したり、下記の「クラブ」のように発音によって区別する意図を含む場合に用いられる。<br />
*彼氏 - '''か'''れし&rarr;か'''れし'''<br />
*[[クラブ]] - '''ク'''ラブ&rarr;ク'''ラブ'''<br />
左は標準語に基づいた表現で特に用法は限定されていないが、右は旧称「[[ディスコ]]」にのみ用いられる。<br />
;じゃね?<br />
発音によって賛同を半ば強引に促す表現であり、従来「きれいだよね」といわれていたものならば、「きれいじゃね?」となる。この場合センテンスの最初の一音(この場合なら”き”)のみ低く、それ以外の音(この場合”れいじゃ”)を同じトーンで高く発音し、最後の「ね」は更に高い。[[ギャル]](コギャル)カルチャーが発生してから派生した。現在でも特に[[ギャル]]や[[ギャル男]]らに利用されることが多い。<br />
;流行の終焉<br />
[[明治時代]]以降の日本語では女性特有の文末表現が流行し、「異様なる言葉づかひ」([[尾崎紅葉]])などと批判されたが、この流行は現代の若者の間では終焉しつつある。「'''〜よ'''」「'''〜わ'''」「'''〜ね'''」「'''〜かしら'''」といった[[女性語]]特有の語尾は1980年代以降廃れ始め、若者世代では男女を問わず「'''〜だよ'''」「'''だね'''」「'''〜かな'''」、これに加えて「'''〜じゃん'''」「'''〜(で)さぁ'''」「'''〜なんだよね'''」のような[[ユニセックス]]な語尾が主流になった。ここでいう女性語はそれほど歴史のあるものではない。明治時代の女学生の間で流行し、その後共通語の一部として全国に広まったものである。そのため方言では女性語はあまり使われないし、江戸時代を舞台にした[[落語]]や[[時代劇]]には、現代では廃れた[[郭言葉]]のような特殊な女性言葉を使う女性が現れることはあっても、「〜よ」「〜わ」「〜ね」「〜かしら」のようないわゆる女性語を使う女性が登場することはない。落語にしろ時代劇にしろ当時の言葉遣いそのままではなく、現代の観客に分かりやすいようにかなり現代の言葉遣いに近づけているが、それでも江戸時代の女性に女性語をしゃべらせてしまうようなあからさまな嘘は流石につかない。昭和4年に出版された落語の速記録によれば、下記のような言葉を使う女性が登場する。昭和4年は江戸時代に生まれた者も演者や聴衆として寄席へ来ていた時代なので、現代の落語より江戸時代の言葉遣いを正確に反映しているものと考えられる。<br />
*「呆れ返っちまうね」「馬鹿々々しいじゃないか」([[wiki:柳家小さん_(4代目)|柳家小さん]]『[http://www.asahi-net.or.jp/~ee4y-nsn/rakugo/HSJ0107.htm 富八]』)<br />
*「ワン/\吠(ほ)え出したじゃァないか」「それから私が行って見ると大変なんだよ」([[桂文治_(8代目)|桂文治]]『[http://www.asahi-net.or.jp/~ee4y-nsn/rakugo/HSJ0117.htm 夢分限]』)<br />
普及し始めた当時は使用することをこそ批判された女性語が、全盛期を経て衰退し始めると今度は逆に使用しないことを批判する声があがるのは興味深いところである。しかし特有の語尾を使う女性語は[[明治時代|明治]]から[[昭和時代|昭和]]にかけての流行にすぎず、一般に問題となっている日本語の乱れとは性質が異なることから、一般的にはそれほど否定的にとらえられてはいない。ただし、女性が「'''〜かよ'''」「'''じゃねぇか'''」「'''うるせえ'''」「'''お前'''」「'''食う'''」「'''やべえ'''」といった従来は男言葉とされた荒っぽい表現を使うことは、また別の話である。若者の間で女性語がすたれる傾向は1980年代から顕著になり、[[1980年代]]中盤から[[ドラマ]]『[[毎度おさわがせします]]』、映画『[[TUGUMI|つぐみ]]』で女の主人公が女言葉を用いていなかったが、[[バラエティ番組]]『[[とんねるずのみなさんのおかげです]]』からこうした言葉が流行した。当初は乱暴な言葉遣いをする女性のキャラクター性を際立たせるために、あえて女性語を使わせていなかったものとみられる。しかし、若い世代でユニセックスな言葉遣いがスタンダードになるにつれ、テレビで若い女性が話す女性語が登場することは少なくなっていく。バラエティ番組はもちろん、[[フィクション]]であるドラマ・[[映画]]・[[コマーシャル|CM]]の若者女子の台詞も「'''〜よ'''」よりも「'''〜だよ'''」の方が主流になりつつある(ただし、数十年前などの昔を舞台にしたドラマは除く)。中高年に関しても若者言葉を使う人も多い([[明石家さんま]]、[[ヒロミ]]、[[東ちづる]]、[[久本雅美]]、[[麻木久仁子]]、[[中村メイコ]]など。特に中村メイコは年長だが、言い方は「(ってる)〜わよ」ではなく「(ってる)〜よ」。以下はかなり主観的かと思いますのでコメントアウトしておきます。これに対し、逆に男性語に特有の「'''〜だぜ'''」「'''〜だぞ'''」や「'''〜したまえ'''」の代わりに、「'''〜のよ'''」や「'''〜なの?'''」、「'''〜しようね'''」といったソフトな表現を好んで使う男性も少なくない(それに従った「'''〜のよ'''」言葉を使う[[ライフカード|CM]]も出てしまっている。これには[[草食系男子|男性の女性化]]を助長すると批判がある)。その他にも最近の若者女性は<br />
*[[おすぎ]]<br />
*[[ピーコ]]<br />
*[[KABA.ちゃん]]<br />
*[[山咲トオル]]<br />
*[[坂本ちゃん]]<br />
*[[ピーター]]<br />
*[[美川憲一]]<br />
など、テレビに男性同性愛者(またはそれに準じた、いわゆるオネエキャラクターも含む)タレントの出る機会が増えたので、従来の女性語を「これはオネエ言葉だ」と考えてしまう女子が増えたようでもある。<br />
[[アニメ]]についても、若者女性キャラが出ている[[テレビアニメ]]([[wiki:子供向けアニメ#女児向けアニメ|女児向けアニメ]]、[[少女向けアニメ]]を含む)の台詞で現在でも女言葉が出ているのは「[[ドラえもん (テレビ朝日版テレビアニメ)|ドラえもん]]」「[[クレヨンしんちゃん (アニメ)|クレヨンしんちゃん]]」「[[名探偵コナン]]」「[[サザエさん (テレビアニメ)|サザエさん]]」「[[ちびまる子ちゃん]]」ぐらいである(ただし、クレヨンしんちゃん原作版においては、女言葉は廃れつつある。ちびまる子ちゃんも主人公は女子だが、「〜だよじゃん」言葉になっている)。近年の新しいアニメはほとんどが若い女キャラから女言葉は捨てられ、「'''〜だよ'''」「'''〜じゃん'''」などになっている。それは女児向けアニメや少女向けアニメといえども例外ではない。前記のアニメはいずれも[[ゴールデンタイム]]の放送だが、「ドラえもん」「クレヨンしんちゃん」「名探偵コナン」の3番組は女児向けアニメや少女向けアニメではなく、いずれも2007年現在の[[視聴率]]は低い(8~9%台前後)。よって、若い女子はゴールデンではアニメよりも上記のタレントがよく出演するバラエティ番組のほうをよく見ているということになり、母や祖母の世代も「だよじゃん」言葉を使っていた場合には女性が使う女言葉には一切触れることのないまま大人に成長していくことになる。なお、普遍的な女性語がほぼ失われた現在でも、一人称においては今なお男女差がはっきりしており、女性が「僕」「俺」などという言葉を使うことには根強い抵抗感がある([[ボク少女]]を参考)。<br />
<br />
== 著名人・各メディアが流行らせた言葉 ==<br />
;[[。]]([[句点]])<br />
:句点(。)は、文章の中で一説の区切りとして用いられるもので、固有名詞などには用いられない。しかし、[[1980年代]]から[[CM]]の[[キャッチコピー]]に用いられ、[[モーニング娘。]]や[[漫画]]・[[テレビドラマ]]「[[いいひと。]]」など、[[1990年代]]に入ってからこうした表現が見られるようになった。余談だが、[[読点]]「[[、]]」は、俳優の[[藤岡弘、]]がモー娘。がデビューする以前から用いていたので、決して後乗りではないと語っている。また、楽曲のタイトルや歌詞(ライナーノーツ)に句読点が表記されている例は、「、」は[[井上陽水]](『青空、ひとりきり』、歌詞中など)らが古くから好んで用いていたのに対して、「。」は1980年代になってからである([[wiki:イエロー・マジック・オーケストラ|YMO]]の『[[君に、胸キュン。]]』、B'zの『[[ギリギリchop]]』の歌詞など)。<br />
;H/K<br />
:[[お笑いコンビ]]・[[くりぃむしちゅー]]の[[有田哲平]]が広めたという。「話(は)かわる('''H'''anashi '''K'''awaru)けど」の意味で、「えいちけー」または、「えっちけー」と読む。<br />
;KY(ケーワイ)<br />
:「空気が読めない」の略。他者への精神的配慮に欠け、周囲をしらけさせる者を非難する言葉。渋谷の女子高校生が広めた説、[[朝日新聞珊瑚記事捏造事件]]または[[危険予知活動]]が起因となった説など根拠は確定されていないが、[[2007年]]に[[内閣総理大臣]][[安倍晋三]]が議員の間でまことしやかに「安倍はKY」と嘲笑され、ニュースの話題になったことからメジャー化する。<br />
;意味ない<br />
:[[フジテレビジョン|フジテレビ]]系で放映されたバラエティ番組『[[明石家マンション物語]]』で、世の中のありとあらゆる無意味なものを探していく「大日本意味なし教」のコーナーから。しかし、これはさんま自身が作ったわけではない。[[東京放送|TBS]]で放映された『[[さんまのSUPERからくりTV]]』のコーナー「ビデオレター」に出演したある中年男性が「意味ないじゃん」と言ったのをさんまが気に入ったため、明石家マンション物語の基となった単発番組で使ったのだった。<br />
;がっつり<br />
:[[wiki:ディスクジョッキー|DJ]]の[[やまだひさし]]がパーソナリティーを務めていた『[[ラジアンリミテッド]]』で使って、聴取者の間で広まった言葉。「がっちり」の変形で、「きっちり」「しっかり」と同義語。また、[[北海道方言]]の「がっぱり」「がっぱし」に由来する「たくさん」という意味を指す場合もある(「がっつり食べる」、「がっつり買い込む」など)。<br />
;キュン死(氏)に<br />
:「胸キュンで死にそうなほどに、恋焦がれる」こと。映画化された漫画『[[ラブ★コン]]』から。これも上記の「H/K」同様、女子中高生の間で使われることが殆どのため、それ以外の人間からは「えっ? そんな言葉流行ってたっけ?」と不思議に思われることも。<br />
;キショイ・キモイ<br />
:「気色悪い」「気持ち悪い」が縮まって形容詞化した言葉。意味合いとしてはそれほど差異はないが、[[ダウンタウン (お笑いコンビ)|ダウンタウン]]の[[松本人志]]がバラエティ番組の『[[ダウンタウンのガキの使いやあらへんで!!|ガキの使いやあらへんで!!]]』の談話で「キショいは動作、キモいはその人自体や」と定義している。こうした解釈が徐々に広まってきている。<br />
;キレる・逆ギレ<br />
:お笑い用語では、相手の挑発に対して(そうでなくとも言動に対して)逆上したり声を荒げることを[[キレる]]と表現する。「逆ギレ」は本来「キレられる」立場である者が「逆らってキレる」ということである。「責められて逆ギレする」など。<br />
;正直<br />
:「正直に言って」の略。誰が最初に言い出したのかは不明であるが、[[ナインティナイン]]は、([[吉本総合芸能学院|NSC]]の後輩である)[[ココリコ]]の[[遠藤章造]]が最初だといっており、「遠藤が口癖で使うてたら、みんなまねして使い始めよった」とラジオ番組『[[ナインティナインのオールナイトニッポン|オールナイトニッポン]]』の中で異口同音にいっている。また、[[KinKi Kids]]の[[堂本剛]]が司会を務めるバラエティ番組『[[正直しんどい]]』からとも、2001年3月、プロレスラー[[佐々木健介]]の試合後コメント「正直スマンカッタ」からとも。<br />
;ダメダメ<br />
:[[1999年]]に[[明石家さんま]]が[[明石家マンション物語]]で流行させ飛び火。[[2000年]]3月発売の[[青色7]]のシングル『青いスポーツカーの男』の歌詞にも登場した。2014年からエレキマンテルも使用している<br />
;ど[[サディスト|S]]・ど[[マゾヒスト|M]]<br />
;ドン引き<br />
:元々は映画・テレビ業界で「広い画を撮るためにカメラを離れた位置に置くこと」や、舞台で「客の気持ちが離れる(冷める)こと」を表す専門用語であったが、[[土田晃之]]がテレビ番組で使い始め広まったとされる。意味はその通り、かなり引かれる(白ける)こと。一般化して広く用いられている。<br />
;なし(ナシ)<br />
:1889年に東京に生まれた[[岡本かの子]]による『[http://www.aozora.gr.jp/cards/000076/files/4551_15432.html 家庭愛増進術 ――型でなしに]』の表題にも表れる用法が、「〜でなしに(〜やなしに)」である。最近になって関西から広まったものはない。<br />
:「ではない」(繋辞)の意味の上記とは別に、「あり/なし」(存在)の意味からきた別の言葉として、否定的な評価の表現もある。許容できない、または却下といった意味合いが含まれる(「その発言はナシでしょ」などと使用)。<br />
;なのだ<br />
:説明の意図、または強い強調を示す終助詞。文章的でもあるが、話し言葉ではおどけて使う場合が多い。もっとも知られているのは[[天才バカボン]]のパパの口癖である。鈴木由美子による漫画作品で、1998年1月5日から3月16日までテレビ朝日系列にてドラマ化された『おそるべしっっ!!!音無可憐さん』で音無可憐が多用したことも有名。タレント・歌手の[[泰葉]]や一部の[[オタク]]女性が日常会話に愛用。<br />
;ぶっちゃけ<br />
:「本音を言うと」という意味の副詞。[[深作欣二]]監督作品『[[県警対組織暴力]]』([[1975年]]作品)において、友安議員([[金子信雄]])が久能刑事([[菅原文太]])同席の下、大原組の広谷([[松方弘樹]])に対し、川手組との兄弟の盃を勧める場面で「ぶっちゃけて」という言葉を使っている。語源には諸説ある。「ぶちまける」(洗いざらい言う)の短縮であるというもの、大阪言葉の「打ち明ける」の転「ぶっちゃける」の名詞化であるというもの、古くは「ぶっつけた話」と言っていたのが変化したもの<ref name=butchake>泉鏡花の『婦系図』(1907年)には「打附(ぶッつ)けた話がこうだ。南町はちと君には遠廻りの処を、是非廻って貰いたいと云うもんだから…」が見られる。</ref>などである。[[2008年]]からは、タレント・歌手の[[DAIGO]]が多く活用している。<br />
;マジ<br />
:[[萩本欽一]]が使うことで広まった言葉{{要出典}}。萩本が使い始めたころは若者だけが用いていたが、その後[[島田紳助]]や[[和田アキ子]]、明石家さんまら中年層の芸能人の間でも使われ、新語(現代用語の中で、俗語に分類すべき言葉)として定着した感がある。<br />
;めっちゃ<br />
:[[2000年]]に開催された[[シドニーオリンピック]]で、[[水泳]]選手の[[田島寧子]]が、僅差で銀メダルに終わったことを「めっちゃ悔しい〜!」と感想を述べたのが[[新語・流行語大賞]]に選ばれたのは有名。ただし「めっちゃ」は関西では以前から若者言葉として使われており、お笑い芸人は全国区に進出しても普通に使っている。<br />
: また、アイドル歌手・[[松浦亜弥]]の代表曲『Yeah! めっちゃホリディ』も、彼女が関西([[兵庫県]][[姫路市]])出身であることを強調したと思われる。<br />
<br />
== 若者言葉を題材にした楽曲 ==<br />
*[[Mi-Ke]] - 3rdシングル『ブルーライト ヨコスカ』([[1991年]][[6月13日]]発売)で、当時の若者が使っていた言葉を歌詞中に盛り込んだ。<br />
*[[フライングキッズ]] - [[三菱・FTO|ミツビシFTO]]のオリジナルCMソング([[1994年]][[10月]]からオンエアされた。CD発売なし)で上記同様に当時の流行語を取り入れた。<br />
*ことばおじさん(NHKアナウンサーの[[梅津正樹]])とアナウンサーズ - 『[[みんなのうた]]』で放映し、シングル化された『[[これってホメことば?]]』で、自らの経験も踏まえて若者言葉を理解しようとする中年男性の思いの丈を歌った。上記2曲は多少シニカルな趣きがあるが、この曲は多少ポジティブに異文化を受け入れようとしている点で趣きが異なる。<br />
<br />
== 方言由来の若者言葉 ==<br />
近年若者の間で広まっている言葉の中には、[[方言]]から取り入れられたものが少なくない。異なる地域同士の[[言語接触]]の例とみることができる。こうした方言由来の若者言葉の内訳は、各地域で伝統的に使われていた方言が広まったものと、各地域の若い世代が使い出した「[[新方言]]」が広まったものとがあるが、厳密には区別しがたい。以下、方言由来の若者言葉の主な例を掲げる。なお、「(元の)使用地域」および「意味」は、主として『辞典〈新しい日本語〉』<ref name=A>井上史雄・鑓水兼貴[編] 『辞典〈新しい日本語〉』東洋書林、2002年</ref>および『日本方言大辞典』<ref name=B>徳川宗賢[監修]『日本方言大辞典』小学館、1989年</ref>を参照し、代表的なものを示した。それ以外の典拠も注に記した。<br />
{| class="wikitable"<br />
|-<br />
!style="width:20%"|語!!style="width:44%"|(元の)使用地域!!style="width:36%"|意味<br />
|-<br />
|'''うざい'''||東京多摩地区の「うざったい」の短縮形<ref name=C>井上 史雄 (1998)、『日本語ウォッチング』、岩波新書。</ref>。埼玉県西北部で「うざっぽい」<ref>小林初枝 (1974)、『おんな三代』、朝日新聞社。</ref>。||不快だ、いやな(人)、面倒だ、わずらわしい。原義「(濡れた畑に入ったような)不快な感じ」。<br />
|-<br />
|'''[[一人称#うち|うち]]'''||関西・中国・四国など<ref name=B/>||両性の自称。(方言では主に女性の自称)<br />
|-<br />
|'''おちょくる'''||関西・中国・四国など<ref name=B/>||からかう。愚弄する。<br />
|-<br />
|'''したっけ(ね)'''||東北で「したけ・したっけ」など<ref name=B/>。北海道や北関東で若い世代に増える<ref name=A/>。ただし、北関東でも茨城県南部では使われない。||それじゃあ。さようなら。<br />
|-<br />
|'''〜じゃん'''||山梨県で明治30年代(≒[[1897年]] - [[1906年]])に使用、長野県大町で大正時代に使用<ref>馬瀬 良雄 (2003)、『信州のことば―21世紀への文化遺産』、信濃毎日新聞社。</ref>。静岡県浜松で昭和初期に使用例<ref>山口 幸洋(2002)、『方言・アクセントの謎を追って』、悠飛社。</ref>。横浜に伝播した後、1970年代前後には東京でも使用し全国に伝播。東海地方で「じゃんか」<ref name=C/>。||〜ではないか。〜じゃないか。<br />
|-<br />
|'''〜(だ)べ'''||東北・関東<ref name=B/>||〜(だろ)う。元々は「たるべし」だったと推定される。<br />
|-<br />
|'''だもんで'''||[[三河弁]]および[[遠州弁]]の方言<ref name=A/>||だから。それで。<br />
|-<br />
|'''ちがくない/<br />ちがかった/<br />ちがくて'''||福島・栃木<ref name=C/>||違わない・違った・違って<br />
|-<br />
|'''〜っしょ'''||北海道<ref name=A/>||でしょう。<br />
|-<br />
|'''〜っちゃ'''||南東北・山口・東九州など<ref>漫画「[[うる星やつら]]」のラム、ドラマ「[[野ブタ。をプロデュース]]」で草野彰が使用。</ref>||〜よ。<br />
|-<br />
|'''〜(で)ないかい'''||北海道<ref>NHK教育テレビ「ふるさと日本のことば・北海道」(2000年5月21日放送)</ref>||〜(では)ないか。<br />
|-<br />
|'''なまら'''||北海道の若者言葉<ref name=A/>||大変。とても。<br />
|-<br />
|'''ばり'''||西日本<ref name=A/>||大変。とても。<br />
|-<br />
|'''めっちゃ'''||関西<ref name=A/>||大変。とても。<br />
|-<br />
|'''~よか'''||北関東・中部など<ref>平山 輝男 (1992-1994)、『現代日本語方言大辞典』、明治書院。</ref>ただし、北関東でも茨城県南部では使われない。||~よりも<br />
|-<br />
|'''よめ(さん)'''||西日本<ref name=B/>||妻。<br />
|}<br />
== 海外での若者言葉 ==<br />
=== 中国 ===<br />
[[中華人民共和国|中国]]では、ローマ字に置き換えて表現することが流行っているという。Record Chinaでは一例として「MMは妹妹(メイメイ)で女子や彼女の意味、GGは哥哥(グーグー)で男子や彼氏の意味で使われる。」<ref name="20071213Record China">『GG?MM?ネット隠語「新世代言語」だらけ!小中学生の作文、大人には「意味不明」―中国』2007年12月13日付配信 Record China</ref>と紹介されている。<br />
<br />
== 脚注 ==<br />
<references /><br />
<br />
== 参考文献 ==<br />
*[[現代用語の基礎知識]]([[自由国民社]])<br />
*若者ことば辞典(米川明彦・著、[[東京堂出版]]、[[1997年]])<br />
*若者言葉事典([[亀井肇]]・著、[[日本放送出版協会]]、[[2003年]])<br />
<br />
== 関連項目 ==<br />
*[[渋谷語辞典]]2008<br />
*[[流行語]]<br />
*[[流行語大賞]]<br />
*[[略語]]<br />
*[[新語]]<br />
*[[方言]]<br />
*[[隠語]]<br />
*[[学生言葉]]<br />
*[[ギャル語]]<br />
*[[しょこたん語]]<br />
*[[2ちゃんねる用語]]<br />
*[[日本語の乱れ]]<br />
*[[俗流若者論]]<br />
*[[KY語]]<br />
*[[女性語]]<br />
*[[男性語]]<br />
*[[俗語]]<br />
*[[女房言葉]]<br />
*[[オネエ言葉]]<br />
*[[ボク少女]]<br />
*[[チェキ語]]<br />
*[[バズワード]]<br />
*[[死語]]<br />
*[[堀内克明]]<br />
*[[人物の愛称一覧]]<br />
*[[業界用語]]<br />
*[[DAIGO]]<br />
{{DEFAULTSORT:わかものことは}}<br />
[[Category:スラング]]<br />
[[Category:日本語]]<br />
[[Category:言葉の文化]]<br />
[[Category:社会言語学]]</div>
防人
http://ja.yourpedia.org/mediawiki/index.php?title=%E6%97%A5%E6%9C%AC%E3%81%AE%E8%B2%A1%E6%94%BF%E5%95%8F%E9%A1%8C&diff=382342
日本の財政問題
2020-01-17T13:34:16Z
<p>防人: SEOに熱心なMuttley (トーク) による編集を テレビ業界崩壊 による直前の版へ差し戻しました</p>
<hr />
<div>'''日本の財政問題'''とは、[[日本]]政府(地方自治体を排除するものではない)が抱える[[財政]]上の問題のことである。2014年現在、[[日本政府]]の予算は、歳出(支出)が大きく歳入の約半分を国債発行による収入で占めている<ref>2014年の予算は、税収=50兆0010億円、国債発行=41兆2500億円、税外収入等=4兆6313億円。[http://www.jiji.com/jc/graphics?p=ve_pol_yosanzaisei20140320j-07-w410 時事ドットコム:【図解・行政】2014年度予算の構成比(2014年3月)]</ref>。2009年度すでに、国債の利払いだけでも税収の2割以上となっており、社会保障費の抑制など歳出削減が急務となっている<ref>[http://www.nikkei.com/article/DGXNASFS30045_Q2A130C1EE1000/ 国債利払い、21年度20兆円に倍増 財務省試算(日本経済新聞HP)]</ref>。公債残高は1994年度で200兆円、2004年度で500兆円であったが、2013年度で750兆円に達した。利払い費は、1990年代に10兆円以上で推移していたのが、長期金利の抑えこみに伴い2005-2006年度に7兆円という底を打った。しかし、[[世界金融危機]]を経て漸増し、2012年度に8兆円となり、2013年度には10兆円寸前まで反発した<ref>[[岩田一政]]『量的・質的金融緩和』日本経済研究センター 2014年6月 p.94.</ref>。<br />
<br />
== 経緯 == <br />
日本は明治維新後から戦後復興まで、[[第一次世界大戦]]の戦争特需の一時期を除き、一貫して債務国であった<ref>麻木久仁子・田村秀男・田中秀臣 『日本建替論 〔100兆円の余剰資金を動員せよ!〕』 藤原書店、2012年、207頁。</ref>。[[日清戦争]]後の軍拡、[[日露戦争]]によって外債などの借金が累積したが、第一次世界大戦に伴った輸出の増大([[バブル経済|バブル]])によって累積債務は一時的に解消した<ref>伊藤修 『日本の経済-歴史・現状・論点』 中央公論新社〈中公新書〉、2007年、43-44頁。</ref>。<br />
<br />
1942(昭和17)年当時の増税問題として、社会保障費以上に戦費を取り上げて増税が進められたが、「平時の論理から云えば、現行租税が財界に適応するに至るまで増税を暫く見合はすのが常道であるかも知れない」点が指摘され、国家財政のみならず地方財政をも併せ考慮に入れて解決に当たらなければならない点も指摘されていた<ref>[http://repository.kulib.kyoto-u.ac.jp/dspace/handle/2433/131727 新予算と増税問題(京都帝國大學經濟學會)]</ref>。<br />
<br />
[[第二次世界大戦]]当時の1944年度末において国の債務残高は国内所得の260%を超える水準であった<ref>[http://diamond.jp/articles/-/55336 真壁昭夫 終戦直後のような預金封鎖は本当に起きるのか? 国民に浸透した「超財政悪化不安」の現実味と対策]ダイヤモンド・オンライン 2014年7月1日</ref>。[[経済学者]]の[[伊藤修 (経済学者)|伊藤修]]は、戦後直後の債務の対GDP比は、250%を超えていたと推測している<ref>伊藤修 『日本の経済-歴史・現状・論点』 中央公論新社〈中公新書〉、2007年、257頁。</ref>。<br />
<br />
[[日本銀行]]の調査によれば、1934-1936年の[[消費者物価指数]]を1とした場合、1954年は301.8と8年間で物価が約300倍となった<ref name="deflahukyo135">田中秀臣 『デフレ不況 日本銀行の大罪』 朝日新聞出版、2010年、135頁。</ref>。この[[インフレーション]]の原因は、戦前から戦中にかけての戦時国債、終戦後の軍人への退職金支払いなどの費用を賄うために政府が発行した国債の日本銀行の直接引き受けとされている<ref name="deflahukyo135" />。第二次世界大戦中に発行した戦時国債は、[[デフォルト]]はしなかったが、その後対戦前比で3倍ともなる[[インフレーション|ハイパーインフレーション]](4年間で東京の小売物価は終戦時の80倍)によってほとんど紙屑となった<ref>森永卓郎 『日本経済50の大疑問』 講談社〈講談社現代新書〉、2002年、177-178頁。</ref>。この反省から、1947年に[[財政法]]が誕生した。<br />
<br />
戦後日本の財政の歴史は、[[経済成長]]によって財源が確保されてきた<ref>[http://synodos.jp/politics/11831 経済成長も、再分配も—消費税増税延期が及ぼす影響とは? /駒崎弘樹×飯田泰之×荻上チキ]SYNODOS -シノドス- 2014年12月2日</ref>。戦時国債以降で日本がはじめて[[国債]]を発行したのは、いわゆる「昭和40年不況」にあった1965年であった。以降毎年のように財政法4条に基づく'''[[建設国債]]'''が発行されるようになった。「'''[[赤字国債]]'''」と呼ばれる特例国債が初めて発行されたのは1975年で、第一次石油危機に端を発する[[オイルショック]]による[[不況]]が最大の要因であった。以後[[日本政府]]は毎年のように赤字国債を発行するようになり、「赤字国債脱却」が財政問題として挙げられるようになった。<br />
<br />
その後[[バブル景気]]により[[1990年]]までは歳出・税収とも上昇の一途を辿り、バブル経済の絶頂期と前後して1990年には一時的に赤字国債脱却を達成するも<ref>1990-1993年度までは、赤字国債の発行はゼロであった(松原聡 『日本の経済 ([[図解雑学シリーズ]])』 ナツメ社、2000年、110頁。)。</ref>、バブル期の終焉を境に税収が下降に転じ<ref name="suii1">{{Cite web |url=http://www.zaisei.mof.go.jp/pdf/3-1%E4%B8%80%E8%88%AC%E4%BC%9A%E8%A8%88%E3%81%AB%E3%81%8A%E3%81%91%E3%82%8B%E6%AD%B3%E5%87%BA%E5%8F%8A%E3%81%B3%E6%AD%B3%E5%85%A5.pdf |title=一般会計税収、歳出総額及び公債発行額の推移 |format=PDF |publisher=[[財務省 (日本)|財務省]] |accessdate=2012-5-22}}</ref>、一方で[[バブル崩壊]]以降、景気対策として多額の財政支出や赤字国債の発行などが度々行われるようになり、歳出は依然として上昇を続けていった。また、景気対策として行われた大規模な所得税・法人税の減税が、税収の一段の落ち込みをもたらした<ref>第一勧銀総合研究所編 『基本用語からはじめる日本経済』 日本経済新聞社〈日経ビジネス人文庫〉、2001年、144頁。</ref>。<br />
<br />
[[1995年]]の[[村山内閣 (改造)|村山内閣]]で、[[武村正義]]元[[大蔵大臣]]は、「財政危機宣言」をしている<ref>[http://www.npu.go.jp/policy/policy01/pdf/06/01/20100125_chuuki_1_yousi.pdf#search='%E8%B2%A1%E6%94%BF%E5%8D%B1%E6%A9%9F+%E6%AD%A6%E6%9D%91' 第1回 中期的な財政運営に関する検討会 議事要旨]</ref><ref>[http://shigahochi.co.jp/info.php?type=article&id=A0008908 第51回滋賀中部政経文化懇話会 講師に武村正義氏]滋賀報知新聞 2011年11月16日</ref>。<br />
<br />
[[橋本龍太郎]]内閣は、1985年のアメリカのグラム・ラドマン法にならって財政構造改革法を制定し、期限を設けて消費税率2%引き上げ・所得税の特別減税の打ち切り・医療費の自己負担の引き上げを行い(総額9兆円程度の国民負担の増加)、財政赤字を縮小させようとした(不況の深刻化によって後に停止する)<ref>伊藤修 『日本の経済-歴史・現状・論点』 中央公論新社〈中公新書〉、2007年、152頁。</ref>。<br />
<br />
1980年代には概ね対GDP比60%超の水準にあった政府の債務残高はバブル崩壊を機に急激に上昇し、1997年頃には対GDP比が100%を突破。度重なる資金注入でも日本経済は低迷を続けたため、2001年頃には150%を超える水準にまで到達した。<br />
<br />
2000年代半ばには[[第14循環|いざなみ景気]]や[[骨太の方針]]により債務残高は微減したものの、2007年に起こった[[世界金融危機 (2007年-)|世界金融危機]]や2008年の[[リーマン・ショック]]などの影響から巨額の財政出動を余儀なくされ、債務残高は再び上昇に転じた。その後政権交代が発生するも、[[民主党 (日本 1998-)|民主党]]が公約実現目的で財政的裏付けの乏しい中で[[子ども手当]]、[[高速道路無料化]]をはじめとする政策が行われたため依然として債務は膨れ続け、2009年には新規国債が52兆円と、60年ぶりに新規国債の発行額が税収以上となった<ref>{{Cite web |url=http://www.afpbb.com/article/economy/2654428/4784175 |title=藤井財務相、過去最大50兆円超の新規国債発行を示唆 |publisher=日経新聞 |accessdate=2012-5-22}}</ref>。加えて2011年には[[東日本大震災]]が発生し、その復興のための[[東日本大震災復興基本法|復興債]]が発行され、この年は新規国債が過去最高の55.8兆円となった<ref name="suii1" />。<br />
<br />
[[2014年]][[10月16日]]、[[麻生太郎]]財務相は参院財政金融委員会で「今(2014年)の日本で、ハイパーインフレになるはずがない」「財政破綻は考えられない」と述べた<ref>[http://jp.reuters.com/article/businessNews/idJPKCN0I50F920141016 ハイパーインフレになるはずがない=麻生財務相]Reuters 2014年10月16日</ref>。<br />
<br />
2015年2月2日、NHKニュースにて「国の債務超過490兆余、10年間で倍に」と報道された。2015年2月16日、NHKの報道番組「[[ニュースウオッチ9]]」にて「『預金封鎖』もうひとつのねらい」が放送された<ref>[http://diamond.jp/articles/-/66872 高橋洋一の俗論を撃つ! 財政再建の妙薬は、増税ではなく「増収・インフレ税」]ダイヤモンド・オンライン 2015年2月19日</ref>。<br />
<br />
== 債務の推移 == <br />
債務残高の対GDP比は、日露戦争時で70%、1920年頃までで約20%、第二次世界大戦時の1944年で200%以上、1965年頃までで約5%付近となっている<ref>高橋洋一 『日本の大問題が面白いほど解ける本 シンプル・ロジカルに考える』 光文社〈光文社新書〉、2010年、117頁。</ref>。<br />
<br />
バブル崩壊後は、景気低迷による税収減や景気対策の減税、[[高齢社会]]による[[社会保障費]]の増大のため公債残高は爆発的に増加していった<ref name="suii2">{{Cite web |url=http://www.zaisei.mof.go.jp/theme/theme3/ |title=国の借金の現状は? |publisher=[[財務省 (日本)|財務省]] |accessdate=2012-5-22}}</ref>。2012年度末時点の残高は税収17年分の709兆円になる見込みである<ref>{{Cite web |url=http://www.zaisei.mof.go.jp/pdf/3-2%E5%85%AC%E5%82%B5%E6%AE%8B%E9%AB%98%E3%81%AE%E7%B4%AF%E5%A2%97.pdf |title=公債残高の累増 |format=PDF |publisher=[[財務省 (日本)|財務省]] |accessdate=2012-5-22}}</ref>。[[日本国債]]を買い支えてきたのは主に日本国民による貯蓄であるが、日本の累積赤字国債は増え続けている<ref>[http://www.mof.go.jp/budget/fiscal_condition/related_data/sy014_23.pdf 日本の財政関係資料]財務省 2011年9月</ref>。日本の'''総債務'''は、中央政府の債務だけで、2000年9月末には511兆円余りであったが、2010年9月末時点では908兆円余りに増加している(財務省HPの統計による)。<br />
<br />
2014年[[5月9日]]、財務省は、国債や借入金を合わせた「国の借金」が2013年度末で過去最大の1024兆9568億円となったと発表した<ref name="nikkei201459">[http://www.nikkei.com/article/DGXNASFL090TQ_Z00C14A5000000/ 「国の借金」、過去最大の1024兆円に 13年度末]日本経済新聞 2014年5月9日</ref>。「国の借金」のうち、国債は853兆7636億円、借入金は6454億円増の55兆5047億円、政府短期証券は4208億円増の115兆6884億円となった<ref name="nikkei201459" />。<br />
<br />
内閣府の『国民経済計算確報(2010年2月)』による政府部門の[[バランスシート]](国・地方・社会保障基金の合計)では、金融資産(現金・有価証券など)が約504.2兆円、非金融資産(道路・土地など)が約491.2兆円、負債が約983.6兆円、正味資産が約11.8兆円となっている(2008年末時点)<ref>上念司 『「日銀貴族」が国を滅ぼす』 光文社〈光文社新書〉、2010年、126頁。</ref>。<br />
<br />
2012年3月末現在の国のバランスシートでは、負債総額は1088兆円、資産総額は626兆円となっている<ref name="zakzak2013818">[http://www.zakzak.co.jp/society/domestic/news/20130818/dms1308180726004-n1.htm 政治・社会 【日本の解き方】「国の借金1千兆円」は不正確 特殊法人の民営化で資産処分せよ]ZAKZAK 2013年8月18日</ref><ref name="gendai2013819">[http://gendai.ismedia.jp/articles/-/36752 高橋洋一「ニュースの深層」 消費税増税の前に政府が抱える巨額な金融資産と天下り先特殊法人を処分すべきだ 財務省にとって不都合な真実]現代ビジネス 2013年8月19日</ref>。<br />
<br />
{{main|日本国債#歴史|日本国債#発行残高と対GDP比}}<br />
<br />
=== ラインハート=ロゴフ仮説 ===<br />
[[ハーバード大学]]の経済学者の[[カーメン・ラインハート]]と[[ケネス・ロゴフ]]は共著『国家は破綻する-金融危機の800年』(原題:This Time Is Different)で、国家債務の対[[GDP]]比率が少なくとも90%に達すれば、GDP伸び率が減速し始めるとの研究を発表している<ref name="reuters2013417">[http://jp.reuters.com/article/marketsNews/idJPTK837172720130417 「国家は破綻する」著者ロゴフ氏らの公的債務研究に誤りの可能性=米研究者ら]Reuters 2013年4月17日</ref>。この研究は、公的債務へ取り組みを正当化するため、アメリカや[[欧州連合]](EU)などの当局者が頻繁に言及している<ref name="reuters2013417" />。<br />
<br />
一方で[[マサチューセッツ大学アマースト校]]の研究者トーマス・ハーンドン、マイケル・アッシュ、ロバート・ポリンらは論文の中で、ラインハートとロゴフが発表した公的債務に関する研究について、集計表における[[プログラミング (コンピュータ)|コーディング]]に誤りなどがあった可能性があるとの研究結果を発表している<ref name="reuters2013417" />。<br />
<br />
[[アルフレッド・ノーベル記念経済学スウェーデン国立銀行賞|ノーベル経済学賞]]受賞者である[[ポール・クルーグマン]]は公的債務対GDP比が増えると経済成長が低下するのではなく、経済成長が低下したから公的債務対GDP比が増えたことや、イタリアと日本を除くと[[G7]]の国の公的債務残高対GDP比と成長率には相関関係がないと指摘している<ref>[http://gendai.ismedia.jp/articles/-/35572 高橋洋一「ニュースの深層」 財政再建から「成長」に軸を移したG20とラインハート・ロゴフ論文の誤りについて]現代ビジネス 2013年4月22日</ref>。<br />
<br />
{{see also|ケネス・ロゴフ#ロゴフ=ラインハート論文}}<br />
<br />
== 国債の国内消化率と長期金利 ==<br />
{{see also|長期金利|日本国債#金利}}<br />
<br />
[[2002年]]時点で[[日本国債]]の95%は国内貯蓄でまかなわれており<ref>[http://www.mof.go.jp/about_mof/other/other/rating/p140523m.htm ムーディーズ宛返信大要]財務省 2002年7月25日</ref>、[[2012年]]現在[[長期金利]]も0.8%前後で安定している<ref>[http://www.j-cast.com/2012/05/07131179.html 長期金利0.865% 1年半ぶりの低水準]J-CASTニュース 2012年5月7日</ref>。<br />
<br />
[[2014年]][[12月12日]]、国債市場で、長期金利の指標である新発10年債の終値利回りが0.039%と、終値として過去最低を更新した<ref>[http://www.47news.jp/CN/201412/CN2014121201001657.html 長期金利が過去最低更新 終値で初の0・3%台]47NEWS(よんななニュース) 2014年12月12日</ref>。<br />
<br />
[[2015年]][[1月20日]]、東京債券市場で長期金利の指標となる新発10年物国債の利回りが一時0.195%と、初めて0.1%台となった<ref>[http://mainichi.jp/select/news/20150120k0000e020208000c.html 長期金利:下落 初の0.1%台]毎日新聞 2015年1月20日</ref>。<br />
<br />
== 国全体の正味資産・対外純資産の推移 ==<br />
日本政府と地方自治体を合わせた正味資産([[資産]]-[[債務]])は、2000年頃には150兆円を超えていたが、2009年末には債務が資産を約49兆円上回る、[[債務超過]]の状態に陥っていることが、[[内閣府]]の統計で2011年1月に判明した<ref>朝日新聞 朝刊9面 2011年2月1日</ref>。これは同種の統計を取り始めた1969年以来初めてのことである。<br />
<br />
2014年[[1月31日]]、財務省が発表した2012年度末の「国の財務書類」によると、債務超過の金額は、これまで最悪だった2011年度からさらに17.7兆円増えて477.0兆円となった<ref>[http://www.yomiuri.co.jp/atmoney/news/20140131-OYT1T01039.htm 国の「債務超過」最悪の477兆円…12年度末]YOMIURI ONLINE(読売新聞) 2014年1月31日</ref>。<br />
<br />
民間と異なり、国の場合は簿外に課税権があるので<ref name="takahashi"> [http://gendai.ismedia.jp/articles/-/505?page=2 「国債金利の上昇=日本国の破綻」は間違っている 政府債務は長期的視野で考えるべき 高橋洋一「ニュースの真相」] 現代ビジネス2010年4月26日</ref>、その価値が債務超過額を上回っていれば破綻とはならない。<br />
<br />
=== 対外純資産 ===<br />
[[プラザ合意]]の1985年には日本は世界最大の債権国となっている<ref>日本経済新聞社編 『検証バブル 犯意なき過ち』 日本経済新聞社〈日経ビジネス人文庫〉、2001年、44頁。</ref>。<br />
<br />
2012年末の日本の対外純資産は296兆3150億円となり、2009年に記録した過去最高を更新し、対外資産残高は661兆9020億円となった<ref>[http://www.nikkei.com/article/DGXNASFL270NZ_X20C13A5000000/ 対外純資産、円安で最高に 12年末296兆3150億円]日本経済新聞 2013年5月28日</ref>。日本の対外純資産は、1991年以降、22年連続で世界一となり、2位の中国に比べて2倍近くに上っている<ref>{{Cite news |title=日本の対外純資産 円安で過去最高に |url=http://www3.nhk.or.jp/news/html/20130528/k10014887451000.html |date=2013-05-28 |newspaper=NHKニュース |publisher=日本放送協会 |accessdate=2013-05-29 |archiveurl=http://megalodon.jp/2013-0528-1849-20/www3.nhk.or.jp/news/html/20130528/k10014887451000.html |archivedate=2013-05-29}}</ref><ref>[http://jp.reuters.com/article/businessNews/idJPTYE94R00T20130528 12年末の対外純資産は296兆円、円安効果で3年ぶり過去最高]Reuters 2013年5月28日</ref>。<br />
<br />
2014年5月27日、財務省が発表した2013年末の対外資産負債残高によると、日本の対外純資産は325兆70億円で、前年に続き過去最大となっており、1991年以来、23年連続で「世界一の債権国」となっている<ref>[http://sankei.jp.msn.com/economy/news/140527/fnc14052709510003-n1.htm 日本の対外純資産が過去最大を更新 23年連続で「世界一の債権国」]MSN産経ニュース 2014年5月27日</ref>。<br />
<br />
2014年6月18日、日本銀行が発表した2014年1-3月期の資金循環統計(速報)によると、2014年3月末時点の家計部門が保有する金融資産残高は1630兆円となった<ref>[http://www.47news.jp/CN/201406/CN2014061801001031.html 日銀が最大の国債保有者に 3月末、大量買い入れで]47NEWS(よんななニュース) 共同通信 2014年6月18日</ref>。<br />
<br />
{{see also|対外資産負債残高}}<br />
<br />
{| class="wikitable" style="text-align:center"<br />
|-<br />
! !! 資産!!負債・純資産 <br />
|-<br />
| 政府 || 481.9 || 1,001.8 <br />
|-<br />
| 金融機関 || 2,755.0 || 2,744.4 <br />
|-<br />
| 非金融法人企業 || 847.6 || 1,183.7 <br />
|-<br />
| 家計 || 1,452.8 || 373.5 <br />
|-<br />
| 民間非営利団体 || 52.3 || 19.1 <br />
|-<br />
|-<br />
| 純資産 || || 268.1 <br />
|-<br />
|}<br />
<br />
日本銀行「資産循環統計」2010年6月速報値より(単位:兆円)<ref>[http://business.nikkeibp.co.jp/article/money/20100816/215789/ 「国の借金」意味分かって使ってる?]日経ビジネスオンライン 2010年8月17日</ref>。なお、「資産循環統計」は金融資産のみであり、不動産などの非金融資産は含まれていない<ref>三橋貴明 『経済ニュースの裏を読め!』 TAC出版、2009年、45頁。</ref>。<br />
<br />
== 国債格付けの変化 ==<br />
日本政府発行の国債は、長年、高い信用度を背景に高位に格付けされてきた。[[財務省]]は、平成14年(2002年)4月30日に「日・米など先進国の自国通貨建て[[国債]]の[[債務不履行|デフォルト]]は考えられない」と発表した<ref>[http://www.mof.go.jp/about_mof/other/other/rating/p140430.htm 外国格付け会社宛て意見書要旨] 財務省</ref><ref>[http://biz-journal.jp/2015/02/post_8908.html 格付け会社のデタラメな実態 不正疑惑で調査、破綻寸前企業に高格付け、市場で影響力小]ビジネスジャーナル 2015年2月12日</ref>。<br />
<br />
[[ムーディーズ]]が「日本の政府債務が『未踏の領域』に入る」と主張したことについて日本の財務省は、平成14年(2002年)7月25日付で巨額の日本国内の貯蓄の存在ならびに過去の米英両国に巨額の債務があったことを示唆して、抗議する旨のコメントを発表した<ref>[http://www.mof.go.jp/about_mof/other/other/rating/p140724m.htm ムーディーズ宛返信大要] 財務省(Ministry of Finance Japan) </ref>。ムーディーズ、[[スタンダード&プアーズ]]、[[フィッチ・レーティングス]]の格付け会社三社が日本国債の格付けを引き下げた際に、当時の財務省の[[黒田東彦]]財務官は、この三社に意見書を送っている<ref>中野剛志 『レジーム・チェンジ-恐慌を突破する逆転の発想』 NHK出版〈NHK出版新書〉、2012年、168頁。</ref>。<br />
<br />
2011年1月27日、米国の投資情報会社で債権・証券類の信用格付けを行っている[[スタンダード&プアーズ]]社が日本の国債の格付けを2007年以来3年ぶりに「AA」から「AA-」へ格下げしたと公表した。発表直後、[[円_(通貨)|日本円]]は[[アメリカ合衆国ドル|米ドル]]に対して約1円、下落した<ref>[http://news.searchina.ne.jp/disp.cgi?y=2011&d=0131&f=business_0131_134.shtml 為替:日本国債格下げによる円安は短期的との見通し]サーチナ 2011年1月31日</ref>。ムーディーズは2007年の「A2」から2009年の「Aa2」まで引き上げているが、再度国債格下げの可能性を警告している<ref>[http://jp.wsj.com/Finance-Markets/Foreign-Currency-Markets/node_36578 米ムーディーズ、日本国債格下げを警告] ウォール・ストリート・ジャーナル 日本語版 2010年2月26日</ref>。<br />
<br />
{{main|日本国債#格付け}}<br />
<br />
== 増税問題と減税問題 ==<br />
税収の増加を図る際、[[直接税]]と[[間接税]]をどのように組み合わせるかという点については、経済学者・[[財政学者]]の間で意見が分かれており、その対立は効率性と公平性の組み合わせをどのように考えるかの問題にもかかわっている<ref>小塩隆士 『高校生のための経済学入門』 筑摩書房〈ちくま新書〉、2002年、195頁。</ref>。<br />
<br />
{{see also|法人税#法人税率に関する見解}}<br />
<br />
[[累進課税]]に基づく[[所得税]]や企業収益に課税する[[法人税]]は、好景気の時には豊かな税収をもたらすもので<ref>井手英策 『日本財政 転換の指針』 岩波書店〈岩波新書〉、2013年、4頁。</ref>、[[ビルト・イン・スタビライザー]]として[[富の再分配]]の観点に立って社会福祉の向上を実現させる機能をもつ。しかし、経済学者の[[井手英策]]は、日本では1990年代に景気対策の観点から所得税の累進性が弱められ、法人税も[[国際競争力]]強化を名目に税率は引き下げられた結果、景気回復局面では税収が伸びない租税構造となり、[[OECD]]の対日経済審査報告書でも指摘されたように課税を通じた所得格差の是正効果もきわめて乏しい税制となってしまったと述べている<ref>日本財政 転換の指針p4増税ができない政府(井手英策)岩波新書ISBN978-4-00-4314035-5</ref>。<br />
<br />
経済学者の[[田中秀臣]]は「[[消費税]]を上げるより、高額所得者の所得税率を60-70%に戻したほうがよい」と指摘している<ref name="gendai2015128">[http://gendai.ismedia.jp/articles/-/41814 賢者の知恵 『21世紀の資本』ピケティ教授が提唱「金持ちの財産にもっと課税せよ」 もし日本で実現したら、を考える 原田泰×田中秀臣]現代ビジネス 2015年1月28日</ref>。<br />
<br />
経済学者の[[栗林隆]]は「どの程度の所得再分配を行うべきかは累進税率構造によるため、価値判断の世界である。所得税そのものは公平な良税であるが、現行(2009年)の日本の所得税には多くの欠点がある。日本の所得税は非常に複雑な税制となっている」と指摘している<ref>[http://www.cuc.ac.jp/keiken/view/27/tokusyu/index7.html 個人所得に対する望ましい課税]千葉商科大学経済研究所 機関紙「View & Vision」 2009年3月31日</ref>。<br />
<br />
1993(平成5)年度当時の予算審議において、長期にわたった不況からの脱却の方途として、消費税の引き上げにより所得税減税を期待する向きが強くなった。社公民各党は共同修正案にて4兆円を超える所得税減税を赤字国債の発行によって行うことを主張し論戦が行われた。結果、住宅減税や設備投資減税が補正予算として計上された。この一連の動きが所得税減税問題といわれる<ref>知恵蔵1994『財政』p490「所得税減税問題」</ref>。<br />
<br />
伝統的な[[経済学]]は、法人所得に課税するよりも、個人に対する所得・消費に課税する方が望ましいとされている<ref name="jcer2014326">[http://www.jcer.or.jp/column/otake/index611.html 大竹文雄の経済脳を鍛える 法人税減税論議で欠かせない視点]日本経済研究センター 2014年3月26日</ref>。<br />
<br />
経済学者の[[竹中平蔵]]はかつては、累進税は不公平であるとして、[[人頭税]]の導入を主張していた<ref>飯田泰之・雨宮処凛 『脱貧困の経済学』 筑摩書房〈ちくま文庫〉、2012年、208頁。</ref>。竹中は「法人税は企業の国際競争力を削ぐため引き上げられず、所得税もフロンティアの時代であり引き上げられない、つまり消費税を上げるしかない」と指摘している<ref>竹中平蔵 『竹中教授のみんなの経済学』 幻冬舎、2000年、114頁。</ref>。<br />
<br />
経済学者の[[松原聡]]は「[[国民負担率]]が4割を超えると労働者は労働意欲を失うと言われている。現在(2000年)の日本の国民負担率は4割であり、法人税率・個人所得税率をこれ以上引き上げることは現実的ではない」と指摘している<ref>松原聡 『日本の経済 (図解雑学シリーズ)』 ナツメ社、2000年、178頁。</ref>。<br />
<br />
経済学者の[[原田泰]]は「所得の累進課税の強化は、労働意欲・起業意欲を衰えさせ、経済全体を委縮させるかもしれない。また、株式などの税を重くすれば、日本の富裕層は海外へ資産を移してしまう」と指摘している<ref name="gendai2015128" />。<br />
<br />
経済学者の[[伊藤元重]]は「多くの場合、税を課すことが資源配分に追加的な歪みを生じさせる(例:過度な累進課税)。政府に必要な税収を確保する制約の下、できる限り税による資源配分の歪みを小さくすることが求められる」と指摘している<ref>伊藤元重 『はじめての経済学〈下〉』 日本経済新聞出版社〈日経文庫〉、2004年、36頁。</ref>。<br />
<br />
国際競争が厳しくなる中、日本の法人税の実効税率がアジア諸国に比較して高く国際競争力の上で不利だとの見方から、法人税率の引き下げを要望する声が経済界から強い。2007年11月の政府税制調査会答申において、法人課税の負担軽減と課税ベースの拡大、また法人の社会保障負担を検討すべきだとする一連の指摘等が法人税減税問題といわれる<ref>[http://kotobank.jp/word/%E6%B3%95%E4%BA%BA%E7%A8%8E%E6%B8%9B%E7%A8%8E%E5%95%8F%E9%A1%8C 法人税減税問題とは]コトバンク</ref>。 <br />
<br />
[[明治大学]]国際総合研究所フェローの[[岡部直明]]は「税の増収のためには、法人税率の引き下げを中心とした企業税制の改革と、社会保障を目的とした消費税率の引き上げを目指すべきである」と指摘している<ref>岡部直明 『ベーシック日本経済入門』 日本経済新聞社・第4版〈日経文庫〉、2009年、102頁。</ref>。<br />
<br />
経済学者の[[大竹文雄]]は「法人税の減税と所得税・消費税の増税という組み合わせが、日本人の生活の豊かさにつながる条件として整備されることが急務である」と指摘している<ref name="jcer2014326" />。<br />
<br />
その後、[[介護保険]]制度や支援費制度の開始もあって常に税収不足が指摘されていた中、2011年3月の[[東日本大震災]]を経て、2012年に当時の[[野田内閣]]が5%である消費税を増税させる法案を成立させた一連の動きが消費税増税問題といわれる<ref>[http://kotobank.jp/word/%E6%B6%88%E8%B2%BB%E7%A8%8E%E5%A2%97%E7%A8%8E%E5%95%8F%E9%A1%8C 消費増税問題とは]コトバンク</ref>。2014年11月、安倍首相は消費税率の10%への引き上げ時期を1年半延期することを決め、社会保障関連の支出や連動する税制の見直しが必要となり大きな影響を与えている<ref>[http://mainichi.jp/select/news/20141124k0000m020115000c.html 増税延期:影響大、連動の税制改正見直し 法人減税圧縮も]</ref>。<br />
<br />
経済学者の[[トマ・ピケティ]]は「国民の労働所得は停滞している一方で、不動産・資産の高度な資本化が進んでいる。労働所得に対し減税し、資本に対して増税するのが自然な解決策である」と指摘している<ref name="toyo2015126">[http://toyokeizai.net/articles/-/58906 ピケティが指摘するアベノミクスの弱点]東洋経済オンライン 2015年1月26日</ref>。ピケティは「消費税率を上げても良い結果を生んでいない。日本の財政再建は、高所得層に重い税を課す、若者・中低所得層の所得税を減税したりする取り組みを優先するべきである」と指摘した<ref>[http://www.jiji.com/jc/c?g=eco_30&k=2015013100212 消費増税より若者優遇を=格差解消訴え-ピケティ氏会見]時事ドットコム 2015年1月31日</ref>。<br />
<br />
伊藤元重は「消費税と法人税の問題はまったく別のものであり、消費税か法人税かという二項対立的な議論をするのは建設的ではない。『消費税率の引き上げは消費者に多くの負担を求めることであり、法人税率の引き下げは企業の税負担を軽減するものである』」というような単純な議論はするべきではない。消費税や法人税だけでなく、地方所得税、配当課税、固定資産税など、幅広い税制のあるべき姿についての議論が必要である」と指摘している<ref>[http://www.nira.or.jp/president/review/entry/n140327_729.html 経済再生を促す法人税制改革を]NIRA 総合研究開発機構 2014年3月</ref>。<br />
<br />
経済学者の[[高橋洋一 (経済学者)|高橋洋一]]は「税制はあるべき社会像に対する価値判断が根底となる。あくまで個人の価値観による。どちらが優れているという結論は、理論・実証はない」と指摘している<ref>高橋洋一 『日本の大問題が面白いほど解ける本 シンプル・ロジカルに考える』 光文社〈光文社新書〉、2010年、167-168頁。</ref>。<br />
<br />
== 日本の財政問題に関する議論 ==<br />
{{Notice|この節は学術上に論争のある記事を扱っています。}}<br />
<br />
2011年現在国が進めている財政再建路線は毎年40兆円の公的債務が増大し、方針とは裏腹に財政は年々悪化している。<br />
<br />
=== 財政悪化の原因 ===<br />
経済学者の[[小塩隆士]]は「日本の財政赤字が増えたのは、[[バブル崩壊]]後の景気の長期低迷で税収が伸びなかったことと、政府が景気をよくするために[[公共投資]]を続けたからである」と指摘している<ref>小塩隆士 『高校生のための経済学入門』 筑摩書房〈ちくま新書〉、2002年、205頁。</ref>。<br />
<br />
エコノミストの[[安達誠司]]は「日本の財政赤字は、経済停滞の原因ではなく、経済失政の結果として引き起こされている」と指摘している<ref name="synodos20121214">[http://synodos.jp/newbook/818 この経済失策がヤバかった!2012 日欧経済失政レビュー]SYNODOS -シノドス- 2012年12月14日</ref>。伊藤修は「財政・年金・医療の危機と、政府([[橋本内閣]])が先頭に立って危機を煽った結果、国民の消費を萎縮させてしまった」と指摘している<ref>伊藤修 『日本の経済-歴史・現状・論点』 中央公論新社〈中公新書〉、2007年、154頁。</ref>。<br />
<br />
[[UFJ総合研究所]]調査部は「日本の財政赤字の拡大は、社会保障費の拡大という歳出側の要因もあるが、税収そのものが減少してきたことも影響している」と指摘している<ref>UFJ総合研究所調査部編 『50語でわかる日本経済』 日本経済新聞社〈日経ビジネス人文庫〉、2005年、188-189頁。</ref>。エコノミストの[[村上尚己]]は「財政赤字の増大の主たる要因は、デフレと低成長による税収の落ち込みである」と指摘している<ref name="toyokeizai2014331">[http://toyokeizai.net/articles/-/34082 消費増税を急げば、財政健全化はできるのか]東洋経済オンライン 2014年3月31日</ref>。<br />
<br />
[[三菱総合研究所]]は「税収が減少したのは、景気対策として各種の減税が実施された影響が大きい」と指摘している<ref name="saishikeyword150">三菱総合研究所編 『最新キーワードでわかる!日本経済入門』 日本経済新聞社〈日経ビジネス人文庫〉、2008年、150頁。</ref>。UFJ総合研究所調査部は「[[所得税]]では大規模の減税が何度も実施されており税収を押し下げている。また[[法人税]]では、[[バブル景気]]の後始末としての不良資産の処分が続き、特別損失・繰越欠損金の計上が増加した結果、国の課税所得が押し下げられた」と指摘している<ref>UFJ総合研究所調査部編 『50語でわかる日本経済』 日本経済新聞社〈日経ビジネス人文庫〉、2005年、189頁。</ref>。<br />
<br />
経済学者の[[飯田泰之]]は「税収が減少した主な要因は、富裕層への減税(所得税)と不景気である」と指摘している<ref>飯田泰之 『世界一シンプルな経済入門 経済は損得で理解しろ! 日頃の疑問からデフレまで』 エンターブレイン、2010年、215頁。</ref>。<br />
<br />
原田泰は「[[金融政策]]が効かないという思い込みが、日本経済を長期の停滞に追い込み、巨額の財政赤字を作り、財政規律を破壊している」と指摘している<ref>[http://wedge.ismedia.jp/articles/-/3650 公共事業が持つ景気抑制効果 第2の矢の再考を]WEDGE Infinity(ウェッジ) 2014年4月2日</ref>。<br />
<br />
==== 景気対策のための財政出動 ====<br />
1970年代初頭から1980年代中頃にかけて、[[オイルショック]]による設備投資などの削減を受けて政府部門の赤字幅が拡大した。その後、バブル崩壊後の一時期、不良債権の発生によるバランスシートの悪化により、企業部門が設備投資を大幅に削減したことを受けて、当時[[政権]]を担当していた[[自由民主党 (日本)|自民党]]が積極的に推進した巨額の[[公共事業]]によって景気を下支えしようとした事情がある。日本の財政赤字の大半は、バブル崩壊後、税収が減少する中で累計100兆円を越える景気対策が実施されたことにより発生した<ref>三和総合研究所編 『30語でわかる日本経済』 日本経済新聞社〈日経ビジネス人文庫〉、2000年、45頁。</ref>。<br />
<br />
これはケインズ経済学に基づいた積極的な財政支出によって[[雇用]]や[[需要]]などを生み出すことで、企業部門が回復するまで景気を下支えしようとすることである。<br />
<br />
[[宮沢内閣]]下での1992年の景気対策「総合経済対策」を皮切りに、毎年10兆円を上回る大規模な景気対策を講じ、公共投資などの支出を増やした<ref name="saishikeyword150" />。こうした流れは2000年代初めの[[森内閣]]まで続いた<ref name="saishikeyword150" />。事業規模は総額で100兆円を超え、財政支出を伴った真水の部分だけで50兆円を超えた<ref>UFJ総合研究所調査部編 『50語でわかる日本経済』 日本経済新聞社〈日経ビジネス人文庫〉、2005年、76頁。</ref>。度重なる国債発行の結果、日本政府の純負債は500兆円増えた<ref>三橋貴明 『高校生でもわかる日本経済のすごさ』 彩図社、2009年、55頁。</ref>。<br />
<br />
しかし、[[マンデルフレミングモデル|マンデルフレミング]]効果が働いたことや、巨額の政府支出が将来の増税を予想させたことによる消費の低迷、企業のバランスシート改善を目的とした設備投資の抑制が強かったこともあり、それらに相殺され大きな効果は得られなかった。一方、この積極的な財政支出によって国・地方とも財政は危機的状況に陥っている。<br />
<br />
経済学者の[[岩田規久男]]は「1992年以降、財政支出が増えると景気が回復するが、その増加を止めたり減らすと、再び景気が悪化するといったことを繰り返してきた。結果、国債残高だけが増加するという状況となった。財政支出の増加自体では、民間消費・民間投資という民需を持続的に拡大させることができないからである」と指摘している<ref>岩田規久男 『スッキリ!日本経済入門-現代社会を読み解く15の法則』 日本経済新聞社、2003年、253頁。</ref>。<br />
<br />
竹中平蔵は「不況だからと政府に頼ると結果、財政赤字は巨大化していく。日本をはじめとする先進諸国が当面している問題である」と指摘している<ref>竹中平蔵 『経済古典は役に立つ』 光文社〈光文社新書〉、2010年、175頁。</ref>。竹中は「バブルが[[バブル崩壊|崩壊]]すればGDPが下がるのは当然であるが、日本は国民の無いものねだりに政府が安易に応じ、膨大な国債を発行して景気対策を行い、無理に経済成長させた。つまり、借金でGDPを上げたが、もうそれもできない」と指摘している<ref>竹中平蔵 『竹中平蔵の「日本が生きる」経済学』 ぎょうせい・第2版、2001年、106頁。</ref>。<br />
<br />
田中秀臣は「日本が1990年以降、急速に財政赤字が悪化していった原因は、度重なる財政出動よりも、[[デフレーション]]の影響や人口構造による社会保険料の増加の影響などの方が大きい」と指摘している<ref>田中秀臣 『経済論戦の読み方』 講談社〈講談社新書〉、2004年、74頁。</ref>。<br />
<br />
==== 構造的要因 ====<br />
財政悪化の原因が、一時的ないし循環的なものかという問題がある。この点、日本の財政赤字の相当の部分が構造的なものであるとの見方をする論者がいる<ref name="senryaku">貝塚啓明・アン=O=クルーガー編『日本財政破綻回避への戦略』</ref>。<br />
<br />
[[大和総研]]は「日本の財政赤字は、景気悪化による循環的財政赤字は僅かであり、経済対策・社会保障費の増加による構造的財政赤字が大半となっていると推計されている」と指摘している<ref>大和総研 『最新版 入門の入門 経済のしくみ-見る・読む・わかる』 日本実業出版社・第4版、2002年、158頁。</ref>。<br />
<br />
[[中島将隆]]は「赤字国債には発行限度がない。赤字国債償還方法の変更こそが、国債膨張の元凶である」と指摘している<ref>田中秀臣編著 『日本経済は復活するか』 藤原書店、2013年、244頁。</ref>。<br />
<br />
==== 社会保障費の増加 ====<br />
2011年現在の日本は、財源の手当てなしに社会保障支出を増大させており、社会保障支出は高齢化とともに増大していくため、一旦、高齢者1人当たりの支出を増大させてしまえば、将来の支出は等比級数的に増大していくとされている<ref name="nippon2011103">[http://www.nippon.com/ja/currents/d00001/ 日本の財政再建をどのように進めるべきか]nippon.com 2011年10月3日</ref>。<br />
<br />
松原聡は「社会の高齢化によって生産年齢人口が減少していること、高齢者向けの医療費・福祉施設建設に多くの費用がかかっていることなどが、財政赤字の大きな要因となっている」と指摘している<ref>松原聡 『日本の経済 (図解雑学シリーズ)』 ナツメ社、2000年、164頁。</ref>。<br />
<br />
高橋洋一は「日本のように社会保障に税金が半分近く投入されている国は、世界ではあまり見当たらず、税の投入が多いと給付と負担が不明確となることになり、国民の要求レベルが高まり社会保障費が膨らむ」と指摘している<ref>高橋洋一 『大阪維新の真相』 中経出版、2012年、72頁。</ref>。<br />
<br />
原田泰は、2013年の時点で「現役世代の平均給与が年409万円なのに対し、高齢者夫婦2人への社会保障給付費506万円を支払うことはできないのは当然である」と指摘している<ref>田中秀臣編著 『日本経済は復活するか』 藤原書店、2013年、117頁。</ref>。<br />
<br />
2007年度の国民医療費は34兆円となり、2025年度にはその費用は70兆円に達するとされている<ref>小峰隆夫 『ビジュアル 日本経済の基本』 日本経済新聞社・第4版〈日経文庫ビジュアル〉、2010年、118頁。</ref>。<br />
<br />
[[2012年]]度の社会保障給付費109.5兆円の内訳は、年金53.8兆円、医療35.1兆円、介護等その他20.6兆円となっている<ref>[http://www.zakzak.co.jp/society/domestic/news/20140911/dms1409110830005-n1.htm 政治・社会 【日本の解き方】社会保障費増大に打つべき手 カギは経済成長と権限移譲 (1/2ページ)]ZAKZAK 2014年9月11日</ref>。<br />
<br />
2014年[[10月27日]]、財務省は財政制度等審議会で2015年度予算編成で[[生活保護]]費を引き下げる案を示した<ref>[http://mainichi.jp/select/news/20141028k0000m010067000c.html 生活保護:減額案、財務省提示…家賃・医療費対象]毎日新聞 2014年10月27日</ref>。<br />
<br />
{{main|日本の福祉#財政|日本の福祉#財源の確保}}<br />
<br />
==== 地方財政 ====<br />
日本の財政が抱える問題の一つに、中央政府に依存し自立できない地方財政の問題、特に[[地方交付税]]制度の問題がある<ref>岩田規久男 『日本経済を学ぶ』 筑摩書房〈ちくま新書〉、2005年、204頁。</ref>。日本の地方財政は「受益者負担の原則」が成り立っていないため、歳出の増加を抑制できなくなっている<ref>岩田規久男 『日本経済を学ぶ』 筑摩書房〈ちくま新書〉、2005年、206頁。</ref>。<br />
<br />
地方公共団体の財政は、[[少子高齢化]]や[[東京一極集中|都市への人口流出]]と相まってきわめて深刻な情況を呈している。こうした地方公共団体の財政悪化の原因は、基本的にはその自治体の過去の[[首長]]や[[議会]]に帰属するべきものであるが、国が積極的な財政支出を奨励したことも事実であり、そのことから国にも一定の[[責任]]があるものとする見解もある。<br />
<br />
=== 財務省の見解 ===<br />
[[#国債格付けの変化]]も参照。<br />
<br />
日本の財務省は日本の累積赤字国債額は巨額であるので、日本の財政は主要先進国中で最悪であるとみなしている<ref>[http://www.mof.go.jp/faq/seimu/03.htm 政府の負債と資産] 財務省(Ministery of Finance Japan)</ref>。各国の総債務残高と純債務残高を対GDP比で比較した場合(総債務残高219.1%、純債務残高134.8%)、日本の数値は両方とも米国の倍以上であるとしている(OECD「Economic Outlook 90」2011年12月における2012年の推定値)<ref>[http://www.mof.go.jp/faq/seimu/03.htm 政府の負債と資産] 財務省(Ministry of Finance Japan)</ref>。<br />
<br />
[[2013年]][[3月6日]]、財務省は国債の残高が10年後の2022年度末に1000兆円を超えるという試算を発表した<ref>[http://www.nikkei.com/article/DGXDASFS0603Q_W3A300C1MM8000/ 国債残高1000兆円超 22年度末、財務省が試算]日本経済新聞 2013年3月7日</ref>。<br />
<br />
[[2014年]][[2月10日]]、財務省は、国債や借入金などの残高を合計した「国の借金」が2013年末時点で1017兆9459億円となったと発表し、2014年1月1日時点の推計人口(1億2722万人)で割ると、国民1人当たりの借金は約800万円になるとしている<ref>[http://www.jiji.com/jc/c?g=eco_30&k=2014021000547 昨年末で国の借金1017兆円=1人800万円、過去最大-財務省]時事ドットコム 2014年2月10日</ref>。<br />
<br />
2014年[[4月28日]]、財務大臣の諮問機関である財政制度等審議会は、政府が2014年現在の財政健全化目標を達成できたとしても(実質GDP2%・名目GDP3%の経済成長率、名目長期金利3.7%、インフレ率1%などが続くとの前提<ref>[http://www.nikkei.com/article/DGXNASFS2803F_Y4A420C1PP8000/ 国・地方の債務、60年度GDP比4倍 財制審試算]日本経済新聞 2014年4月28日</ref>)、その後に更なる収支改善策を実行しなければ、国と地方を合わせた債務残高は、2060年度には2014年現在の6倍を超える8157兆円余り(対GDP比で2014年現在の1.6倍の397%)にまで膨らむとの試算を初めて示した<ref>[http://www3.nhk.or.jp/news/html/20140428/k10014089021000.html 「2060年度 債務残高は8000兆円余に」]NHKニュース 2014年4月28日</ref><ref>[http://www3.nhk.or.jp/news/web_tokushu/2014_0428_02.html 財政試算が示す50年後の日本]NHK NEWS WEB 2014年4月28日</ref>。また、財政再建に取り組まず、[[基礎的財政収支]]の黒字化も達成できなかった場合、国の借金はGDP比約5.6倍の1京1422兆円に膨らむとの試算を示した<ref>[http://sankei.jp.msn.com/economy/news/140428/fnc14042821590012-n1.htm 国の借金 2060年度に1京円超! 財政審試算]MSN産経ニュース 2014年4月28日</ref><ref>[http://www.yomiuri.co.jp/economy/20140427-OYT1T50248.html 経済 高齢化で46年後は1京円超…国と地方の借金]読売新聞(YOMIURI ONLINE) 2014年4月29日</ref>。<br />
<br />
なお2012年時点では日本が財政破綻した場合でも国債は政府が責任を持って償還するとしている<ref>[http://web-beta.archive.org/web/20120819204514/http://www.mof.go.jp/faq/jgbs/04be.htm 日本が財政破綻した場合、国債はどうなりますか] 財務省(2012年8月19日時点の[[インターネット・アーカイブ|アーカイブ]])</ref><ref>[http://www.zakzak.co.jp/society/domestic/news/20130823/dms1308230731004-n1.htm 政治・社会 【日本の解き方】財務省サイトの「国債質疑」 説得力に乏しい財政危機の前提]ZAKZAK 2013年8月23日</ref>。<br />
<br />
=== アメリカ政府の見解 ===<br />
2014年[[10月10日]]、アメリカの[[ジェイコブ・ルー]]財務長官は、IMFの諮問機関である国際通貨金融委員会(IMFC)が開かれるのを前に声明を発表し、日本経済について「財政再建のペースを慎重に調整し、成長を促す構造改革を実行する必要がある」と主張した<ref>[http://www.yomiuri.co.jp/economy/20141011-OYT1T50115.html 経済 財政再建ペース、日本は慎重調整を…米財務長官]読売新聞(YOMIURI ONLINE) 2014年10月11日</ref>。<br />
<br />
2014年[[10月15日]]、アメリカの財務省は為替報告書で、日本に対して「財政再建ペースは慎重に策定することが重要である」と指摘し、金融政策は「行き過ぎた財政再建を穴埋めできず、構造改革の代替にならない」と公表した<ref>[http://jp.reuters.com/article/topNews/idJPKCN0I50FB20141016 米為替報告書の真意探る政府、「財政再建は慎重に」との指摘で]Reuters 2014年10月24日</ref>。<br />
<br />
=== 財政危機説に対する認識 ===<br />
いくつかの考えがあるが、大まかに2つの両極端の議論があり、第1の議論は、国債は債務なのでこれは増税であれ経費削減であれ、なんとしても解消しなければならないという議論である<ref name="nippon2011103" />。<br />
<br />
第2の議論は、国債は政府の借金であるが、それを購入した国民にとっては資産である<ref name="nippon2011103" />。国債は将来の世代に対する借金だと言われるが、将来の世代は現在の世代から相続した国債という資産を持っている<ref name="nippon2011103" />。国債の元利返済は将来の世代の政府と国民の間でのやり取りに過ぎず、国債発行で得た資金は、現在世代が未来から得たものではない<ref name="nippon2011103" />。<br />
<br />
人口が減少している日本では、2011年現在のペースで減少していくと、約950年後に最後の日本人が生まれる。この最後の日本人は1人で政府と国民の両方の役割を担うことになるが、政府としては国債という債務を背負わなければならない一方、国民としては国債という資産を相続する。とすると、負債としての国債と資産としての国債は相殺され、最後の日本人には負債も資産もないことになるという議論である<ref name="nippon2011103" />。<br />
<br />
経済学者の[[小黒一正]]は「日本は超高齢化社会をすでに迎えており、財政は15年もてばいいほうである。20年以内にクラッシュが起きる可能性は高く、実務的には残された時間は少ないと思って政策を立案するべきである」と指摘している<ref name="page20141028">[http://thepage.jp/detail/20141028-00000014-wordleaf?page=1 「消費税10%」予定通り引き上げるべきか? 高橋洋一氏×小黒一正氏]THE PAGE(ザ・ページ) 2014年10月28日</ref>。<br />
<br />
井手英策は、「『何をどうすれば人々は幸せに、そして善く生きることができるのか。』という大事な問いが財政論議から消えて、望ましい社会の姿ではなく何をやってはいけないかという視点」<ref>日本財政 転換の指針p2「社会が支える財政」へ(井手英策)岩波新書ISBN978-4-00-4314035-5</ref>によって、財政収支の健全化を求める動きが政治問題化している様子に触れている。<br />
<br />
伊藤修は「財政危機を国民に正確に伝えることは必要であるが、いたずらに危機を煽ると経済を萎縮させる。国民を操縦しようという考えは慎むべきである」と指摘している<ref>伊藤修 『日本の経済-歴史・現状・論点』 中央公論新社〈中公新書〉、2007年、77頁。</ref>。<br />
<br />
トマ・ピケティは「日本政府のバランスシートは悪化したが、日本は公的資本の減少分よりも、民間資本の増加分が大きい」と指摘している<ref name="toyo2015126" />。<br />
<br />
経済学者の[[浜田宏一]]は、日本が民間・政府が世界最大の対外資産を保有しているとしており、政府債務は累増を続けているが、「実現可能な[[ネズミ講]]システムであり、普通のネズミ講はいつかは終わり破綻するが、どの国の政府でも次の納税者は必ずあらわれる」と述べている<ref>[http://jp.reuters.com/article/topNews/idJPKCN0J20B320141118 アベノミクスは失敗してない、増税延期は当然=浜田内閣官房参与]Reuters 2014年11月18日</ref>。<br />
<br />
高橋洋一は「長期で見れば、円・国債は他の国から見れば安全資産である。それはこれまでの日本の歴史で、デフォルトは実質的には戦争直後しかなかったからである。戦争さえなければ、日本は大丈夫である」と指摘している<ref>[http://www.zakzak.co.jp/society/domestic/news/20141022/dms1410220830002-n1.htm 政治・社会 【日本の解き方】円と国債は安全資産なのか 戦争さえなければ日本は大丈夫(1/2ページ)]ZAKZAK 2014年10月22日</ref>。<br />
<br />
==== 累積赤字国債額 ====<br />
ケネス・ロゴフは「長期的に見れば、欧米諸国同様に債務危機に陥る可能性はある。少子高齢化や人口減少の速度を考えれば、この水準の債務をいつまでも抱えていられるものではない」と指摘している<ref name="diamond20091022">[http://diamond.jp/articles/-/4092 米国の大物経済学者が警鐘! 「世界経済危機の第二波が近づいている」 ケネス・ロゴフ ハーバード大学教授(元IMFチーフエコノミスト)に聞く]ダイヤモンド・オンライン 2009年10月22日</ref>。<br />
<br />
経済学者の[[伊藤隆敏]]は「財政再建は喫緊の課題である。もはや日本の財政は危険水域に入っている。44兆円の財政赤字を、消費税に置き換えれば15-20%分である。現在(2010年)の5%の消費税率を20-25%に引き上げてようやく返せる莫大な額を、毎年将来世代から借りているわけである。借金は消費増税を遅らせれば遅らせるほど、雪だるま式にふくれ上がっていく<ref name="diamond20101025">[http://diamond.jp/articles/-/9836 伊藤隆敏 東京大学大学院経済学研究科教授 「包括緩和」にインフレ目標を追加せよ]ダイヤモンド・オンライン 2010年10月25日</ref>」「中長期的に国債の新規発行をゼロにするという意識が必要である<ref name="sankeibiz20121222">[http://archive.is/gxp55 【新政権に求める】(4)伊藤隆敏・東京大学教授 成長戦略、与野党で実行を (1/2ページ)]SankeiBiz(サンケイビズ) 2012年12月22日</ref>」と述べている。<br />
<br />
高橋洋一は「(国の債務が)過去最高といつも言うが、それはストック経済であるから、ストックの数字はいつも過去最高になる。債務が過去最高というなら、資産もほぼ過去最高である」と指摘している<ref>[http://gendai.ismedia.jp/articles/-/616 経済の死角 勝間和代(経済評論家)×高橋洋一(嘉悦大学教授)vol.1 「ギリシャ危機、次は日本が危ないは本当か」]現代ビジネス 2010年5月27日</ref>。<br />
<br />
高橋洋一は「国債償還費を一般会計に繰り入れているのは日本だけである」と指摘している<ref>高橋洋一 『日本の大問題が面白いほど解ける本 シンプル・ロジカルに考える』 光文社〈光文社新書〉、2010年、129頁。</ref>。原田泰は「財務省の発表している財政赤字は、債務の返済も政府の歳出も含んでいる。こんな指標を用いている国は日本しかない。歳出から債務償還費を除外したた純歳出と歳入の差、純歳出歳入差を見るべきである」と指摘している<ref name="wedge20141224">[http://wedge.ismedia.jp/articles/-/4550 消費税増税延期で財政再建はどうなる?]WEDGE(ウェッジ) 2014年12月24日</ref>。<br />
<br />
エコノミストの[[山崎元]]は、日本国債の安全性が金利に反映されている事実とともに、日本のような低リスク資産(国債など)が広く社会で共有されている社会構造の中で、本来日本経済が要求する日本政府の債務額は現在の債務よりも大きいのではないかと思案しつつ、国債発行残高はもっと大きい方が最適である可能性に言及している<ref>[http://diamond.jp/articles/-/13531?page=6 流動性の罠とどう付き合うべきなのか 山崎元のマルチスコープ] ダイヤモンドオンライン 2011年8月11日</ref><ref>[http://shuchi.php.co.jp/article/605 民主党“生活が第一”の盲点]PHPビジネスオンライン 衆知 2008年10月24日</ref>。<br />
<br />
==== 貸借対照表 ====<br />
政府の保有する(流動性のある)資産を考慮する必要があることも指摘される場合もある。<br />
<br />
エコノミストの[[熊谷亮丸]]は「[[国際通貨基金]](IMF)の予測では、10年以内に国債発行残高が金融資産残高を超えると見られている。金融資産は多くても債務とのバランスで見ると、完全な債務超過状態である」と述べている<ref name=kumagai>[http://diamond.jp/articles/-/26187 「今だからもう一度言いたい。消費税が日本を救う」くすぶる増税への疑問にトップエコノミストが提言――熊谷亮丸・大和総研チーフエコノミストに聞く]DIAMONDonline2012年10月12日</ref>。<br />
<br />
高橋洋一は「IMF、[[OECD]]などの国際機関では、国の負債の大きさを見る時に、資産を引いたネット債務でみる。資産を無視して負債だけを見るのは適切でない」と指摘している<ref name="zakzak2013818" /><ref name="gendai2013819" /><ref>[http://gendai.ismedia.jp/articles/-/178 高橋洋一「ニュースの深層」 日本国債格下げは鳩山政権崩壊の「サイン」 財務省VS経産省の暗闘で「成長戦略」を描けず]現代ビジネス 2010年2月1日</ref>。高橋によれば、'''グロス'''の負債と'''ネット'''の負債の区別が必要であり、包括的なバランスシートで財政状況を判断する方が良いとされる<ref name="takahashi">[http://gendai.ismedia.jp/articles/-/505?page=2 「国債金利の上昇=日本国の破綻」は間違っている 政府債務は長期的視野で考えるべき 高橋洋一「ニュースの真相」] 現代ビジネス 2010年4月26日</ref>。高橋は、イギリスが[[ナポレオン戦争]]後、および[[第2次世界大戦]]後に、ネットの負債がGDP比で250%前後に達したが、その後イギリスは経済成長したため破綻しなかったことに着目し、日本も財政破たんを回避できると主張している<ref>高橋洋一 『「借金1000兆円」に騙されるな!』 小学館〈小学館新書〉、2012年、53-55頁。</ref><ref>[http://gendai.ismedia.jp/articles/-/505 「国債金利の上昇=日本国の破綻」は間違っている 政府債務は長期的視野で考えるべき]現代ビジネス 2010年4月26日</ref>。<br />
<br />
[[経済学者]]の[[植草一秀]]は「2010年末の国民経済計算による日本の一般政府[[貸借対照表]]で日本は1037兆円の負債以上に資産が多く、36兆円の資産超過になっている」と指摘している<ref>[http://nikkan-spa.jp/170698 国債暴落よりインフレ誘導政策のほうが要注意!]日刊SPA! 2012年3月20日</ref>。<br />
<br />
浜田宏一は「日本円へのソブリンリスクについては、日本は世界最大の債権国であり、円に対する市場の信任は高く、リスクが高いとは到底いえない」と指摘している<ref>大新聞は国民の敵だ(2) これこそ「世論誘導」ではないのか IMF 国際通貨基金 「消費税15%提言」報道に財務省のヤラセ疑惑『週刊ポスト』2010年8月6日号42頁。</ref>。<br />
<br />
==== 対GDP比 ====<br />
財政の健全性については、[[国内総生産]](GDP)に対する国債の発行残高の割合で見られる場合が多い。<br />
<br />
熊谷亮丸は「カーメン・ラインハートとケネス・ロゴフによる分析では、政府債務残高がGDP比で90%を超えてくると、経済がガクンと悪くなり、成長率が平均3%くらい落ちるとされている。210%を越えている日本は、そろそろ限界に近づいていると言える」と述べている<ref name=kumagai />。<br />
<br />
ポール・クルーグマンはイギリスの歴史を見ると、債務残高がGDP比250%までいった時もあったが、何ら国内問題にはならなかった。日本がGDP比で197%の債務残高を抱えているとはいえ(2010年)、財政再建を急ぐ必要はないとしている<ref name="gendai201082">[http://gendai.ismedia.jp/articles/-/994 経済の死角 独占インタビューノーベル賞経済学者 P・クルーグマン 「間違いだらけの日本経済 考え方がダメ」]現代ビジネス 2010年08月20日</ref>。<br />
<br />
浜田宏一は「政府の信用状態を正確に把握するには、粗債務ではなく純債務を見るのが常識である。純債務であれば日本政府の負債はGDP比60%以下である」と指摘している(2010年8月時点)<ref>大新聞は国民の敵だ(2) これこそ「世論誘導」ではないのか IMF 国際通貨基金 「消費税15%提言」報道に財務省のヤラセ疑惑『週刊ポスト』2010年8月6日号42頁。</ref>。<br />
<br />
2012年4月時点で単純に国債債務残高で判断するとGDP比で200%を超えるが、日本政府が650兆円の資産(金融資産は400兆円以上)を有していることから、日本の負債は実質的には総負債と総資産の差額から350兆円で、GDP比では70%である<ref>高橋洋一 『「借金1000兆円」に騙されるな!』 小学館〈小学館新書〉、2012年、51-52頁。</ref>。<br />
<br />
経済学者の[[若田部昌澄]]は「心配しなければならないのはGDPが下がることである。GDPは返済能力を示す数字であり、このままデフレが続きGDPが減少すればデフォルトする可能性がでてくる」と指摘している<ref name="hontonokeizai96">若田部昌澄・栗原裕一郎 『本当の経済の話をしよう』 筑摩書房〈ちくま新書〉、2012年、96頁。</ref>。<br />
<br />
高橋洋一は「ラインハート=ロゴフの論文は、債務残高/GDPが90%を超えると破綻の可能性が高まるという説で水準に関するものだった。しかし、水準で判断するのは間違いだった。一部の国の財政政策にも影響を与えたが結果としては、他の研究者から計算の誤りを指摘された。いくつかの特定国を除いて計算すると、危険の水準が変わってくる。つまり、危険水準は国によって異なるということであり、各国共通の一律な水準はないということである」と指摘している<ref name="diamond20141030">[http://diamond.jp/articles/-/61359 高橋洋一の俗論を撃つ! 「消費増税で財政再建できる」は大間違い]ダイヤモンド・オンライン 2014年10月30日</ref>。<br />
<br />
==== 金利 ====<br />
{{see also|日本の経済論争#成長率・金利論争}}<br />
<br />
日本の長期金利が低位安定状態を保っている背景には、その水準が人々の予想(期待)によって大きく左右されている点にある<ref name="3jikan63">みずほ総合研究所編 『3時間でわかる日本経済-ポイント解説』 日本経済新聞社〈日経ビジネス人文庫〉、2002年、26頁。</ref>。名目値の長期市場金利は、期待成長率・期待インフレ率・リスクプレミアムの合計に等しくなる<ref name="3jikan63" />。<br />
<br />
小黒一正は「金利は2005年度からほぼ横這い状態にある。それにもかかわらず、利払費は2006年度を最後に上昇に転じ、2013度には一気に上昇し、10兆円に迫る勢いになっている」と指摘している<ref name="spa2014124">[http://nikkan-spa.jp/568277 アベノミクスの経済成長が日本の財政問題にトドメを刺す]日刊SPA! 2014年1月24日</ref>。小黒は「政府債務が増加しても長期金利が上昇しないのは、日銀による[[金融緩和]]が長期金利を抑制しているためである。しかし、[[インフレ]]が顕在化し、その圧力で長期金利が上昇を始めれば、政府債務の利払い費は急増させてしまう。それを防ぐには、[[マネタリーベース]]を縮小する必要があり、日銀は国債などの資産を売却しバランスシートを縮小しなければならない。しかし、この措置も長期金利を上昇させてしまう。インフレリスクが顕在化する前に、[[財政再建]]を進める必要がある」と指摘している<ref>[http://biz-journal.jp/2014/11/post_6524.html 日銀サプライズ追加金融緩和、出口戦略困難に 長期金利上昇やインフレ制御不能の懸念も]ビジネスジャーナル 2014年11月5日</ref>。<br />
<br />
ケネス・ロゴフは「日本の金利はかなりの期間、異常な低水準で安定したままであるが、今日の低金利のメカニズムはまったく安定したものというわけではなく逆方向に動く可能性がある」と指摘している<ref>[http://toyokeizai.net/articles/-/11204 グローバルアイ 主要通貨の低金利はいつまでも続かない]東洋経済オンライン 2012年9月6日</ref>。<br />
<br />
伊藤隆敏は財政悪化により「3-5年で日本に対する信頼が失われ円安に向かう」と指摘し、いずれ国内の資金余剰が枯渇し、日本銀行以外に国内の買い手がいなくなって国債を円滑に消化できなくなり、長期金利は「一気に3%まで跳ね上がる」との懸念を示している<ref>[http://www.bloomberg.co.jp/news/123-M0HQ960YHQ0X01.html 日本は財政難から3-5年で円安、長期金利3%へ-伊藤隆敏東大教授]Bloomberg 2012年3月7日</ref>。<br />
<br />
伊藤元重は「GDPの8%以上の財政赤字を出し続ける社会は異常である。家計や企業の貯蓄資金が国債を購入してくれることで何とか持っている状況である。こうした財政状況をいつまでも続けられないことは明らかである。1000兆円を超える公的債務を抱える政府にとって、金利上昇は財政運営に非常に大きな打撃を与えるだろう」と指摘している<ref name="diamond20121225">[http://diamond.jp/articles/-/29836 消費税アップの先送りはあり得ない! 財政再建の後退が高める国債暴落リスク]ダイヤモンド・オンライン 2012年12月25日</ref>。<br />
<br />
原田泰は「政府債務の対GDP比が200%以上であるが、日本の長期金利が上がらず、0.5%前後でしかない」と指摘している(2014年11月時点)<ref>[http://wedge.ismedia.jp/articles/-/4459 増税先送り この程度で金利「暴騰」ですか?]WEDGE Infinity(ウェッジ) 2014年11月19日</ref>。<br />
<br />
ポール・クルーグマンは「日本は過去十年以上に渡り、すぐにでも債務危機に直面すると言われてきた。でも危機はいつまで経っても来ないし、日本の十年国債金利は1パーセントほどである。日本の金利上昇に賭けた投資家達は大損ばかりしており日本国債を売るのは『死の取引』とまで言われるようになった。S&Pは日本国債の格付けを2002年に引き下げたけれど、その時も何も起きなかった」と指摘している<ref>ポール・クルーグマン 『さっさと不況を終わらせろ』 早川書房、2012年、183-184頁。</ref>。<br />
<br />
野口旭は「財政赤字の急拡大にもかかわらず、日本の長期金利が異常に低い水準にあるのは、単に日本の構造的な貯蓄過剰と民間投資低迷の結果に過ぎない。財政赤字にもかかわらず経常収支黒字が持続しているのは、その現れである」と指摘している<ref>野口旭 『経済学を知らないエコノミストたち』 日本評論社、2002年、137頁。</ref>。<br />
<br />
岩田規久男は「日本の長期国債金利が低位安定している理由は、人々が日本では[[デフレーション]]が続くと予想していることにある。したがって、人々の予想インフレ率が急激に何十%も上昇しない限り、長期国債金利が急騰することはない。しかし、長期国債金利を低位に安定させておくために、いつまでもデフレのままでいればよいということを意味しない<ref name="chikuma">[http://www.chikumashobo.co.jp/new_chikuma/sp_shinsai/05.html 「緊急寄稿 震災からの経済復興--これから何をすべきか」岩田規久男]webちくま</ref>」「国が、『デフレだから国債を安定的に消化できる』『低金利だから負担が少ない』などと喜んで、余った企業のお金を国債で吸い上げているだけでは景気がよくなるはずがない。これは国が亡びる道である<ref>[http://diamond.jp/articles/-/32697 【特別インタビュー】岩田規久男・学習院大学教授 「日銀は2%インフレ目標にコミットすべし。わが金融政策のすべてを語ろう」]ダイヤモンド・オンライン 2013年3月1日</ref>」と指摘している。<br />
<br />
高橋洋一は「名目金利が1%上昇すると日本の債務残高は約1000兆円なので、利払い費が10兆円増加するという。しかし資産600兆円の大半は金融資産でその利回りアップのことは言わない。さらに金利が上昇する局面では名目成長率が高まっており、税収がアップしている。景気回復局面では税収弾性値が大きいので、プライマリー収支([[基礎的財政収支]])のみならず財政赤字も小さくなる<ref name="gendai20121224">[http://gendai.ismedia.jp/articles/-/34427 高橋洋一「ニュースの深層」 デフレ論者たちのばかげた批判をすべて論破する!これまで20年間、完璧にはできなかったデフレ脱却を安倍政権が成し遂げたなら大成功だ]現代ビジネス 2012年12月24日</ref><ref name="diamond201314">[http://diamond.jp/articles/-/30064 高橋洋一の俗論を撃つ! 一挙公開!「インフレ目標」批判へのFAQ 【その2】インフレ目標「弊害論」を検証する]ダイヤモンド・オンライン 2013年1月4日</ref>」「賃金の上昇率はインフレ率を上回るのが普通であれば、名目金利の上昇は賃金の上昇率を下回る<ref>[http://www.zakzak.co.jp/society/domestic/news/20130605/dms1306050709000-n1.htm 政治・社会 【日本の解き方】住宅ローン金利上昇にはしゃぐ視野狭い報道にダマされるな]ZAKZAK 2013年6月5日</ref>」と指摘している。<br />
<br />
UFJ総合研究所調査部は「金利が上昇するということは、歴史的な低金利の時代が終わり、資金の需要と供給の関係が金利水準によってバランスされる通常の世界に戻ることを意味する」と指摘している<ref>UFJ総合研究所調査部編 『50語でわかる日本経済』 日本経済新聞社〈日経ビジネス人文庫〉、2005年、58頁。</ref>。またUFJ総合研究所調査部は<br />
「財政再建の道筋が不透明なまま財政の改善が一向に見られない場合、投資家の期待が変わり長期金利が大幅に上昇する可能性も否定できない。長期金利が上昇すれば景気が悪化し、名目GDP成長率が低下する恐れもある」と指摘している<ref name="50godewakaru185">UFJ総合研究所調査部編 『50語でわかる日本経済』 日本経済新聞社〈日経ビジネス人文庫〉、2005年、185頁。</ref>。<br />
<br />
;金融機関への影響<br />
「金融緩和の行き過ぎで、金利が上昇し、国債価格は下落した結果そのせいで、これまで国債を購入していた金融機関が損をする。中には、バランスシートが傷む銀行も現れて、経済に混乱を起こす<ref name="wedge2013425">[http://wedge.ismedia.jp/articles/-/2762?page=1 金利の変動で何が困るのか]WEDGE Infinity(ウェッジ) 2013年4月25日</ref>」「長期金利が約2%上がり3%の水準になったら、経営が危うくなる金融機関が出かねない<ref name="gendai201365">[http://gendai.ismedia.jp/articles/-/36022 山崎元「ニュースの深層」 『国債市場危機説』の本質はどこにあるのか]現代ビジネス 2013年6月5日</ref>」<br />
という議論がある。<br />
<br />
経済学者の[[小幡績]]は「インフレになれば、金利が上がって、国債が暴落する。そうなると、国債を大量に保有する金融機関が大打撃を受け、日本経済全体が壊滅的な被害を受ける」と述べている<ref>[http://gendai.ismedia.jp/articles/-/35459 賢者の知恵 話題の本の著者に小幡 績 「アベノミクス」は若者を苦しめる。 礼賛するわけにはいきません。]現代ビジネス フライデー 2013年5月1日</ref>。<br />
<br />
田中秀臣は「公式統計によると、インフレ率が1%程度になっても、長期利回りは2%にもならなかった。仮に2%程度ののインフレになっても、利回りはせいぜい数%上がる程度であり、『金利リスク』と呼べるものではない。それで潰れる金融機関なら潰れたほうが日本のためである」と指摘している<ref>田中秀臣 『雇用大崩壊 失業率10%時代の到来』 NHK出版〈生活人新書〉、2009年、129頁。</ref>。<br />
<br />
原田泰は「大手都市銀行・上位地方銀行は、長期の国債を保有してなく、株・海外資産を保有しているため、国債の下落を相殺できる。ただし、下位の地方銀行で長期の国債を資産の相当部分で保有している銀行はあるだろう」と指摘している<ref>田中秀臣編著 『日本経済は復活するか』 藤原書店、2013年、107頁。</ref>。原田は「景気が回復すれば金利が上がり、金利が上がれば債券価格が下落するのはほとんど公理である。金融機関はプロなのだから公理を無視していては困る。金利が上がるのは良いことである<ref name="wedge2013425" />」「金融関係者が、日銀が大胆な金融緩和をすると困るというが、本当に困ったことであるのは、日銀が大胆な金融緩和をしたことではなくて、日本の金融機関がプロではないということである<ref name="wedge2013425" />」「貸出がなく国債ばかりを持っていて、国債の価格変動リスクに備えて株式や外国証券も持っていない銀行は、破綻するのもやむを得ない。貸出先がないのだから、急に融資を止められて困る企業もわずかということになる<ref name="wedge2013614">[http://wedge.ismedia.jp/articles/-/2896?page=1 国債頼りの地銀でも、緩和はいつ? 「今でしょ!」]WEDGE Infinity(ウェッジ) 2013年6月14日</ref>」と指摘している。<br />
<br />
山崎元は「現状の0.8%から0.9%くらいの水準(2013年6月3日は0.81%)は、[[リーマンショック]]の前の水準と比べても十分低く当時の長期金利は1.5%前後の水準だった。レベルで見ると現在の長期金利は十分低位に抑制されているといえる。長期金利はそもそも『相場物』なのであって、徹底的に安定していなければならないというものではない」「一般的に十分あり得る程度の金利上昇で金融機関が破綻するのだとすれば、悪いのは金利上昇ではなくて、彼らの経営内容の方だ。金融機関が当然行うべきレベルで金利リスクの管理が出来ていないということである。金融政策当局には、個々の金融機関の経営内容にまで踏み込んだ状況把握と指導が求められる。勿論、金融機関は営利を目的とする私企業なので、全てを管理する訳にはいかない。経営に失敗した金融機関を整然と退場させる仕組みこそが必要である」と指摘している<ref name="gendai201365" />。<br />
<br />
高橋洋一は「目先の金利の動きだけをみて、長期金利急騰という言い方で、財政破綻を唱える人がいる。このような主張をする人たちは、債券トレーダーや債券ストラテジストが中心である。日本経済にとっては問題ない。金融機関は株式や貸し出しの方が本業である<ref>[http://web.archive.org/web/20130524110903/http://www.zakzak.co.jp/society/domestic/news/20130423/dms1304230709000-n1.htm 政治・社会 【日本の解き方】債券市場関係者がうろたえても、日本経済は動揺していない]ZAKZAK 2013年4月23日(2013年5月24日時点のインターネット・アーカイブ)</ref>」「債券部門出身のエコノミストは、『銀行は大きな損失を余儀なくされる』と語るが、彼らは[[マクロ経済]]政策に直接関与しているわけではない<ref>[http://www.j-cast.com/2013/04/25173936.html?p=1 高橋洋一の自民党ウォッチ 「債券市場が混乱」報道に惑わされるな 「歴史的低水準」長期金利の反転、不思議ではない(1/2)]J-CASTニュース 2013年4月25日</ref>」「名目経済成長率が4-5%程度の場合、国債金利も4-5%になっている可能性が高い。ごく短期的に金利が1%程度変動することはあり得るが、相場とはそういうものであり、狼狽売りなどをやらない限り、金融機関の年間収益には大きな影響を与えない。また、そうした一時的な金利の変動は、国民経済に大混乱をもたらすものでもない<ref>[http://www.zakzak.co.jp/society/domestic/news/20140626/dms1406260830005-n1.htm 政治・社会 【日本の解き方】日銀の国債保有増は危険か? 出口もプロなら対応可能]ZAKZAK 2014年6月26日</ref>」「そもそも債券だけのリスクを取り上げるのも問題である。リスク管理をやっている者であれば、損失額は、保有額×金利上昇幅×平均償還期間になることを知っている。大手行の債券保有額は120兆円、平均償還期間は2.5年なので、金利上昇1%でだいたい3兆円の損失となる。また、調達(預金)の金利は低いままであるので、金利上昇はプラスになる。結局、資産面の平均残存期間と負債面の平均残存期間の差であるミスマッチの大きさで金融機関の金利リスク量は決まってくる<ref>[http://www.zakzak.co.jp/society/domestic/news/20131030/dms1310300730001-n1.htm 【日本の解き方】金利上昇で金融機関に損失の針小棒大報道 メディアは報告書を読んでいるのか?]ZAKZAK 2013年10月30日</ref>」「金利上昇に対して、[[金融庁]]では金融機関にALM(資産負債総合管理)を指導している。金利が上昇すると債券の価格が下がるので、国債などに評価損がでるが、株式などで逆に含み益がでる。つまり、国債の評価損を埋め合わせるように、ALMをしっかり行うのが金融機関の責務だ。金融庁でも金利上昇に対する備えが、金融機関にあるかどうかチェックしている<ref name="gendai20121224" /><ref name="diamond201314" />」と指摘している。<br />
<br />
浜田宏一は「名目金利の上昇で銀行・証券会社の国債保有部門は損をするが、株式に投資をしている人は儲かっており、国民経済に与える資産効果もある。信用の流れもよくなり、雇用などにじわじわ働きつつある。インフレ期待の上昇は名目金利を高めるが、実質金利は下がるので国民経済には影響はない。実質金利がマイナスである限り、何の心配もない」と指摘している<ref>[http://jp.reuters.com/article/topNews/idJPTYE95608920130607 インタビュー:アベノミクス心配ない、法人減税不可欠=浜田参与]Reuters 2013年6月7日</ref>。<br />
<br />
;実質金利<br />
'''実質金利'''(real interest rate)とは、インフレを加味した実質的な金利を意味する<ref name="wsj2011124">[http://jp.wsj.com/ed/finance_eng/110124.html 【WSJで学ぶ金融英語】第54回 実質金利]WSJ.com 2011年1月24日</ref>。例えば、名目金利が3%であってもインフレ率も3%なら実質的な資産は増えることはない<ref name="wsj2011124" />。一方、年3%のデフレが進行している状態なら金利がゼロでも実質的な金利は3%となる<ref name="wsj2011124" />。<br />
<br />
高橋洋一は「実体経済に影響を与えるのは、名目金利ではなく実質金利(=名目金利-予想インフレ率)である。実質金利が下がれば実体経済に好影響が出て、名目GDP成長率が高くなるので、名目長期金利が高くなっても全く問題ない<ref>[http://gendai.ismedia.jp/articles/-/35852 高橋洋一「ニュースの深層」 経済が良くなれば財政も良くなるに決まっている! 長期金利上昇"から騒ぎ"の背後に透ける財務省の思惑とは]現代ビジネス 2013年5月20日</ref><ref>[http://www.zakzak.co.jp/society/domestic/news/20130522/dms1305220708001-n1.htm 長期金利上昇警戒論の誤り 実質金利の低下で経済改善]ZAKZAK 政治・社会 2013年5月22日</ref>」と指摘している。<br />
<br />
==== 経常収支の赤字 ====<br />
日本の[[経常収支]]が赤字に転落して、赤字国債を国内貯蓄で賄えなくなって、金利上昇が起こり国債が暴落するという議論がある<ref name="diamond2012223">[http://diamond.jp/articles/-/16266 高橋洋一の俗論を撃つ! 日本の貿易収支が赤字転落で 本当に国債は暴落するのか]ダイヤモンド・オンライン 2012年2月23日</ref>。<br />
<br />
エコノミストの[[森田京平]]は「財政赤字が小さくても経常収支の赤字が増えると金利は上昇しやすい、ということを今日のイタリアから学ぶべきである。しばしば指摘されるように、イタリアの年間の財政赤字は日本よりも小さい。それでも市場がリスク・プレミアムを同国に求める背景は、経常収支の長期的な赤字にある」と指摘している<ref>[http://diamond.jp/articles/-/28887 ついに日本と韓国の経常収支が逆転 短期のインプリケーション vs 長期のインプリケーション――森田京平・バークレイズ証券チーフエコノミスト]ダイヤモンド・オンライン 2012年12月5日</ref>。<br />
<br />
高橋洋一は「経常収支赤字は、国内貯蓄で国内投資が賄えない状態で、海外からの資金流入が必要になる。ここまでは正しいが、ここで財政赤字を海外にファイナンスしてもらうと、金利が上がったりして経済が大変になるというのは間違いである。世界全体を見ても経常収支赤字国は多いが、それらの国が成長率が低かったり、金利が高かったりということはない。経常収支赤字国といっても、経済成長や金利は経常収支国黒字国とほとんど変わらない。要するに、経常収支が赤字になっても、まともな経済運営さえすれば問題ない」と指摘している<ref name="diamond2012223" />。<br />
<br />
{{see also|国際収支統計#識者の見解}}<br />
<br />
==== 国債依存度 ====<br />
国債依存度とは、新規国債が予算歳入の何%を占めているかとする数字である<ref name="nihonnodaimondai127">高橋洋一 『日本の大問題が面白いほど解ける本 シンプル・ロジカルに考える』 光文社〈光文社新書〉、2010年、127頁。</ref>。国債依存度について、高橋洋一は「財務当局が用いる数字であるが、世界ではほとんど用いられない数字である」と指摘している<ref name="nihonnodaimondai127" />。<br />
<br />
==== 通貨建・国内消化 ====<br />
高橋洋一は元本支払いの遅延、20%以上のインフレも破綻の定義として含んだ場合において「93%の国債を国内で消化している日本は財政破綻しないという説は、データからは否定される。『国家は破綻する-金融危機の800年』によると、国債の破綻確立は、自国民の保有が多いか、外国人が多いかは関係ないとされている」「自国通貨建て債務も外貨建て債務も破綻確立においては差が無い」と指摘している<ref>高橋洋一 『「借金1000兆円」に騙されるな!』 小学館〈小学館新書〉、2012年、34-37頁。</ref>。<br />
<br />
;自国通貨建てと外貨通貨建て<br />
ポール・クルーグマンは「ギリシャのように国債危機に陥るのではないかと不安視する向きもあるが、ギリシャは独自の通貨を持たない国であり、日本とはまったく違う<ref>[http://gendai.ismedia.jp/articles/-/34852 経済の死角 本誌独占インタビューノーベル経済学者は指摘するポール・クルーグマン「1ドル100円超え、アベよ、これでいいのだ」]現代ビジネス 2013年2月14日</ref>」「自国通貨で借りるか外貨建てで借りるかが凄まじい差をもたらす。自国建て通貨を持っていない国々はパニック攻撃にとても弱い<ref>ポール・クルーグマン 『さっさと不況を終わらせろ』 早川書房、2012年、185頁。</ref>」と指摘している。<br />
<br />
若田部昌澄は「日本は固定相場制をとっていない。このことがもたらす政策の自由度は大きい。また、日本の財政赤字・累積債務は巨額であるものの、日本の債務はほとんど日本人が保有しており、まだギリシャのようになるには遠い」と指摘している<ref name="php2010323">[http://shuchi.php.co.jp/article/809 金融政策なきギリシャの悲劇]PHPビジネスオンライン 衆知 2010年3月23日</ref>。<br />
<br />
;国内消化<br />
経済学者の[[アバ・ラナー]]は、公債が国内で消化されていれば国民の負債であると同時に資産でもあるため、発行・償還時点でもその国が利用できる資源に変わりなく、将来世代への負担が増える事も無いとしている<ref>高橋洋一 『「借金1000兆円」に騙されるな!』 小学館〈小学館新書〉、2012年、32頁。</ref>。<br />
<br />
財務省の[[木下康司]]国際局長は日本国債の大部分が国内の金融機関に保有されていることについて、こうした関係は日本の金融システムが欧州に比べて、財政上のショックの影響を受けやすいことを示していると指摘している<ref name="bloomberg2012314">[http://www.bloomberg.co.jp/news/123-M0UPJD6KLVR901.html 木下国際局長:日本の財政状況はギリシャより悪い]Bloomberg 2012年3月14日</ref>。 <br />
<br />
[[三菱東京UFJ銀行]]は、日本国債の国内消化は、[[2020年]]頃には行き詰まってくると分析している<ref>[http://www.bk.mufg.jp/report/ecorevi2010/ 三菱東京UFJ銀行 経済・産業レポートとマーケット情報 経済レビュー][http://www.bk.mufg.jp/report/ecorevi2010/review100428.pdf 日本国債の国内消化構造はいつまで維持できるか]</ref>。<br />
<br />
経済学者の[[原田泰]]は「日本国債は暴落すると言っているエコノミストが所属している銀行が、その日本国債を大量に購入している。日本国内の資金需要が大幅に後退し、自己資本比率規制が厳格化される中で、日本の銀行は日本国債を買わざるを得ない状況にある。海外の投機筋が日本国債を売り崩そうとしても、簡単に暴落させることはできない」「また日本の場合は、仮に日本国債の価格が暴落して金利が急上昇したとしても、日銀が緊急措置として日本国債を買い上げることができる。日銀は銀行を救うために何でもするだろう」と指摘している<ref>[http://money.fanet.biz/study/interview/tse/etf/wakaru/33.html 東京財団上席研究員 原田泰氏に聞く 「日本の財政問題とマーケットへの影響」 東証ETF] Fanet Moneylife 2012年月3月29日</ref>。<br />
<br />
野口旭は「政府の債務は民間にとっては資産であり、利払いが滞らない限り将来にわたって資産として保有される事が期待できる」と指摘している<ref>野口旭 『経済学を知らないエコノミストたち』 日本評論社、2002年、135頁。</ref>。<br />
<br />
[[ブルームバーグ (企業)|ブルームバーグ]]は「日本の公的債務残高はGDP比200%を超えているが国債の大半が国内で保有されているため資本逃避のリスクは低い」と指摘している<ref>[http://www.bloomberg.co.jp/news/123-MELW7G0YHQ0X01.html 借金漬けでも日米は大丈夫-ギリシャが駄目な理由はこれ]Bloomberg 2012年12月7日</ref>。<br />
<br />
;通貨発行とインフレーション<br />
浜田宏一は「投機家は一般市民の財産を奪うことはできても、政府を破産させることはできない。なぜなら政府は紙幣を印刷できるからである」と指摘している<ref>[http://gendai.ismedia.jp/articles/-/35170 経済の死角 ぶちぬき大特集アベクロでGO! アベクロ・バブルの教祖新たな「お告げ」 浜田宏一登場「株高と円安私にはここまで見えている」]現代ビジネス 2013年[[3月18日]]</ref>。<br />
<br />
経済学者の[[深尾光洋]]は「日銀に頼んで国債を引き受けてもらって現金を発行してもらえばデフォルトにはならず、インフレになるだけである」と指摘している<ref name="rieti20031225">[http://www.rieti.go.jp/users/iio-jun/discussion/05.html 第5回「デフレの解消を至上課題として、直接それを解決する方策」]RIETI 2003年12月25日</ref>。<br />
<br />
飯田泰之は「日本で財政破綻が起きると言うが、まずそんなことは起きない。仮に本当に財政状況が悪くなったとしても起きるのは、デフォルトではなく大体7-8%、もしくはそれより少し高い[[インフレーション]]である」と述べている<ref>[http://nikkan-spa.jp/289171 「○○だからデフレ」論を喝破する【三橋貴明×飯田泰之】Vol.2]日刊SPA! 2012年9月14日</ref>。<br />
<br />
==== ギリシャとの比較 ====<br />
伊藤隆敏は「ギリシャは債務がGDP比160%に達した時点で破綻したが、日本は既に約200%と最も高い水準にある(2013年)。日本が財政状況が危機に陥っていないのはある種の奇跡といえる。私の試算では、日本の財政危機は2023年に到来すると予想される<ref>[http://www.bloomberg.co.jp/news/123-MM3B7Q6KLVRM01.html 伊藤東大教授:日本が財政危機でないのは奇跡-23年に到来も]Bloomberg 2013年5月1日</ref>」と指摘している。<br />
<br />
熊谷亮丸は「政府債務残高の対GDP比は210%以上となっており、第二次世界大戦末期の混乱期とほとんど変わらない状況。はっきり言って、欧州債務危機の発端となったギリシャのほうがずっとマシである」と述べている<ref name=kumagai />。<br />
<br />
財務省の木下康司は、日本の財政状況がギリシャより悪いと述べている<ref name="bloomberg2012314" />。<br />
<br />
ケネス・ロゴフは「さらに高齢化が進み人口が減り始めれば、人々は保有してきた国債を売却し始める。そうなれば、市場は国債に高い金利を要求するようになり、日本はギリシャと同じ状況に直面することになる」と指摘している<ref>[http://toyokeizai.net/articles/-/4076 日本の“ギリシャ化”が緩やかに進んでいる--ケネス・ロゴフ ハーバード大学教授]東洋経済オンライン 2010年4月20日</ref>。<br />
<br />
小黒一正は「現状(2014年)の日本の財政問題を考えると、2020年には、[[アテネオリンピック (2004年)|アテネ五輪]]後のギリシャと同じ轍を踏む可能性が高い」と述べている<ref name="spa2014124" />。 <br />
<br />
原田泰は「政府の債務から政府保有の金融資産を除いた純政府債務残高の対名目GDP比で見ても2012年で134.1%であり、日本より酷いのはギリシャだけである。しかも、これが低下する兆しが見えない。無理やり低下させる必要はないが、徐々に低下させることは必要だろう」と指摘している<ref>[http://wedge.ismedia.jp/articles/-/2532?page=1 自民党は財政再建に真面目に取り組め]WEDGE Infinity(ウェッジ) 2013年2月25日</ref>。<br />
<br />
高橋洋一は「日本のデフォルト確率はものすごく低い。日本の財政を語るのに、ギリシャをひきあいに出すのはおかしい<ref>[http://gendai.ismedia.jp/articles/-/1960 「民主党政権で『改革』も『成長』もできないのはなぜか」 エコノミスト、論客たちが徹底討論「2011年 どうなる日本経済」vol.2]現代ビジネス 2011年1月24日</ref>」と指摘している。<br />
<br />
ケネス・ロゴフは「ギリシャは19世紀に独立して以降、ほぼ2年置きに債務不履行を繰り返している。過去の例を見ると、ギリシャでは財政赤字が続いた後、ある日突然、債務不履行が行われている」と指摘している<ref>[http://toyokeizai.net/articles/-/3806 ギリシャが財政破綻を回避する道はあるのか--ケネス・ロゴフ ハーバード大学教授]東洋経済オンライン 2010年3月12日</ref>。<br />
<br />
山崎元は日本の政府債務残高は、GDPに対してギリシャよりも大きいが、それだけで危ないと考えるのは短慮だと述べている<ref>[http://diamond.jp/articles/-/25999 「国債暴落」のあれこれを考える]ダイヤモンド。オンライン 2012年10月11日</ref>。<br />
<br />
浜田宏一は「ギリシャは国も民もみんな借金しているが、日本の場合国の方は富んでいる。世界で見ても日本は今のところ世界の最大債権国である」と述べている<ref>[http://gendai.ismedia.jp/articles/-/34188 BRAVE NEWS 浜田宏一(イェール大学教授)×安倍晋三(自民党総裁)「官邸で感じた日銀、財務省への疑問。経済成長なしに財政再建などありえない」]現代ビジネス 2012年11月29日</ref>。<br />
<br />
安達誠司は「『日本がギリシャ化している』というのは誤った表現で、不況下に増税策などの緊縮財政を行った結果、財政赤字を更に悪化させた日本の政策当局が行った経済失政を繰り返す形で、ユーロ圏が日本化していっている」と指摘している<ref name="synodos20121214" />。<br />
<br />
==== CDS ====<br />
熊谷亮丸は「2009年の秋、債務危機が起きる直前のギリシャの5年物CDS([[クレジット・デフォルト・スワップ]]) スプレッドは1.2%くらいだったが、日本のそれは1.0-1.5%前後のレベルを中心に推移してきた。つまり、財政危機に陥る直前のギリシャと、現状の日本は大差がない状況である」と述べている<ref name=kumagai />。<br />
<br />
高橋洋一は「日本のCDSレートは1.0%程度でフランス2%、イタリア4.4%より低く、米国0.3%、英国0.6%より高いが、ドイツ0.9%と同程度で先進国の中では低いほうの部類になる。1.0%という水準は、アバウトにいえば100年で1回破綻するというレベルといえる」と指摘している<ref>[http://gendai.ismedia.jp/articles/-/32391 「金利が上昇すれば金融機関の経営が危なくなる?!」「保険のかけれない原発のリスクは?」「税務調査を可視化すれば」保険思考で消費税増税、原発再稼働、税務調査を考えよう]現代ビジネス ニュースの真相 2012年04月23日</ref>。<br />
<br />
==== 経済成長・デフレーション ====<br />
経済学者の[[池尾和人]]は「財政赤字を出し続けて、国債の累増が発生する結果、そのことが成長率を下げる効果があるという実証結果が、多く報告されている(ケネス・ロゴフの研究など)。ただし、実証研究であって、メカニズムが理論的に解明されているわけではないので、因果関係が逆である可能性もある。つまり、経済成長率が低下している国だから、財政赤字が積み上がってしまうという可能性もある<ref name="toyokeizai2012125">[http://toyokeizai.net/articles/-/11991 財政ファイナンスをやってはいけない]東洋経済オンライン 2012年12月5日</ref>」「冷静に考えれば、財政の破綻が避けられないと言うほど悲劇的な状況ではない<ref name="toyokeizai2012125" />」「デフレから脱却して金利が上昇すると、財政の安定が崩れるというリスクがある。その際、成長率上昇による税収増と利払い費の比較になる。税収に比べて利払いが大きくなっているので、成長率が1%上がった場合、金利も1%上がると、税収増より利払い増が大きくなり、資金繰りが苦しくなる<ref>[http://jp.reuters.com/article/topNews/idJPTYE93B03620130412 インタビュー:利払い負担で資金繰り苦しく、財政不安定化も=池尾教授]Reuters 2013年4月12日</ref>」と述べている。<br />
<br />
村上尚己は「デフレから抜け出し、名目GDPが増えれば、税収も増えるので財政赤字もかなり減る。そうした経済状況に戻してから、財政状況を長期的に安定させるために必要な税制・歳出の在り方を考えた方が適切な処方箋が描ける。経済が正常化するだけで必要と試算される『増税幅』がかなり小さくなる」と指摘している<ref name="toyokeizai2014331" />。<br />
<br />
原田泰は「デフレになったら財政問題は解決できない<ref>[http://www.chunichi.co.jp/article/konwakai/list/CK2007051802017139.html 【中日懇話会】第386回 賃金上昇抑制が効果 大和総研・原田泰チーフエコノミスト 格差対策慎重に]中日新聞(CHUNICHI Web) 2007年5月</ref>」「名目成長率が実質成長率を下回るデフレの下では、長期の社会保障支出抑制を前提としても公債等残高GDP比が上昇し、財政は厳しい状況となっていく。デフレによって名目成長率が低迷し続けることが財政に与える悪影響は大きい。金利が成長率よりも高めに推移すれば、やはり財政は厳しい状況になる<ref>[http://www.dir.co.jp/research/report/japan/mlothers/10122101mlothers.html 財政を維持するには社会保障の抑制が必要]大和総研グループ 2010年12月21日</ref>」と述べている。<br />
<br />
若田部昌澄は「経済がデフレから脱却して本格的に回復しないかぎり、日本の財政状態は好転しない<ref name="php2010323"/>」「名目成長率が上がらないと、日本は財政が破綻するような方向にいかざるを得ない<ref>[http://diamond.jp/articles/-/14432 【特別対談】若田部昌澄vs高橋洋一(前篇) いま日本は増税を選択すべきか 経済成長こそが問題解決の近道 日本とギリシャは状況が全く違う]ダイヤモンド・オンライン 2011年10月14日</ref>」「成長なき増税路線には未来はない<ref name="php200838">[http://shuchi.php.co.jp/article/575 財務省は経済成長が嫌い ~なぜ不景気なのに増税に固執するのか]PHPビジネスオンライン 衆知 2008年3月8日</ref>」と指摘している。<br />
<br />
岩田規久男は「デフレが続く限り、所得が実質で多少増加しても名目では増えない。所得税・法人税は名目所得にかかるため、名目所得が増えなければ税収は増えない。同様に消費税は名目の消費額にかかるため、名目消費が増えなければ税収は増えない。固定資産税も不動産価格が上がらなければ増えない。デフレを放置すれば、税収は減少していく」と指摘している<ref>岩田規久男 『スッキリ!日本経済入門-現代社会を読み解く15の法則』 日本経済新聞社、2003年、229頁。</ref>。岩田は「実質成長率がプラスでも名目成長率がマイナスであれば、政府の税収は減るため、財政再建は不可能である<ref>岩田規久男 『日本経済を学ぶ』 筑摩書房〈ちくま新書〉、2005年、257頁。</ref>」「1-3%程度のインフレを安定的に維持できなければ、財政は破綻する<ref>岩田規久男 『スッキリ!日本経済入門-現代社会を読み解く15の法則』 日本経済新聞社、2003年、230頁。</ref>」と指摘している。<br />
<br />
==== 家計との比喩について ====<br />
財務省のホームページ「日本の財政を考える」は、国の借金を家計の借金に例え「公債発行による借金は、将来世代への負担の先送りにほかならない」と述べている<ref name="keizaitekishikou11">岩田規久男 『経済学的思考のすすめ』 筑摩書房、2011年、11頁。</ref>。<br />
<br />
伊藤元重は「年収400万円なのに毎年500万円をどこかから借金してきて900万円使うような生活をする人がいたら、『あなたは破綻している』と警告される。収入の倍の生活費をいつまでも維持できるはずがない。現在(2012年)の日本の財政はこれに近い状況である。政府の税収は40兆円を少し上回る程度なのに、歳出である予算規模は90兆円を超えている。40兆円近い新規の国債発行、つまり借金の積み増しをしている」と述べている<ref>[http://diamond.jp/articles/-/29836 伊藤元重の日本経済「創造的破壊」論 消費税アップの先送りはあり得ない! 財政再建の後退が高める国債暴落リスク]ダイヤモンド・オンライン 2012年12月25日</ref>。<br />
<br />
経済学者の[[竹中平蔵]]は「庶民感覚では『借金は返済しなければならない』となるが、これは国家規模では当てはまらない。実際に歴史上、借金を返済した国などない」と指摘している<ref>竹中平蔵 『竹中教授のみんなの経済学』 幻冬舎、2000年、115-116頁。</ref>。<br />
<br />
[[三橋貴明]]は「よく使われる喩えに、年収420万円のサラリーマンが4500万円の住宅ローンでマンションを買ったものの、生活費が足りず年間 360万の借金をして暮らしている窮状のようなものというのがあるが、この喩えは『日本国政府』に対する喩えであって、『日本国』に対するものではないことに注意する必要がある」と指摘している<ref>[http://business.nikkeibp.co.jp/article/money/20100816/215789/ 「国の借金」意味分かって使ってる?家計簿的発想で「国家のバランスシート」を見るなかれ]三橋貴明</ref>。<br />
<br />
若田部昌澄は「財務省はよく国の会計と企業・家計の会計とを同一視する比喩を用いる<ref>[http://www.mof.go.jp/tax_policy/publication/brochure/zeisei/03.htm 税制について考えてみよう 日本の財政を家計に例えたら]財務省</ref>。こうした類推・比喩はたいへん誤解を呼ぶものであり、論理的ではない」と指摘している<ref name="php200838" />。若田部は「第一に、国は税金が取れる(徴税権)。また極端な話、日本の場合国債は国内で消化されているため日本銀行がカネを刷って返せる(通貨発行権)。もちろん1000兆円刷れということではない」と指摘している<ref>若田部昌澄・栗原裕一郎 『本当の経済の話をしよう』 筑摩書房〈ちくま新書〉、2012年、95頁。</ref>。<br />
<br />
岩田規久男は「国は家計と違い自分で稼いで借金を返済するわけではなく、あくまで国民がお金を稼ぐ。国債償還が行き詰れば国には家計と違い課税権があるため増税して歳出を賄えばよい」と指摘している<ref>岩田規久男 『経済学的思考のすすめ』 筑摩書房、2011年、35頁。</ref>。<br />
<br />
経済学者の[[竹森俊平]]は「国が『債務』を負う場合には、個人の『債務』と違い、『借金は金利を含めて全額、期限までに支払わなければならない』という規則を守らなくてもよい。公債の発行を通じて、国が債務を負う場合、満期の来た公債への支払いを新発公債からの収入でまかなう『ロール・オーバー(借り換えによる債務の実質的な先延ばし)』という選択肢があり、しかも、個人には『寿命』があっても、国には『寿命』がないので、実質上債務の返済期限はいくらでも先に延ばせる。要するに、新規公債が市場で消化され続ければ、国は短期に債務の全額を返済する必要はない。もちろん、それが無制限に膨張してよいということではない。しょせん、長期的にも政府の行動は何らかの予算制約を満たさなければならない」と指摘している<ref>竹森俊平 『経済論戦は甦る』 日本経済新聞出版社〈日経ビジネス文庫〉、2007年、153-154頁。</ref>。<br />
<br />
;将来世代へのツケ<br />
UFJ総合研究所調査部は「財政赤字が将来世代に対する負担の先送りではないかといわれるのは、無駄な歳出が多くて財政赤字が拡大していると懸念されているからである」と指摘している<ref name="50godewakaru42">UFJ総合研究所調査部編 『50語でわかる日本経済』 日本経済新聞社〈日経ビジネス人文庫〉、2005年、42頁。</ref>。<br />
<br />
竹中平蔵は「[[団塊の世代]]は、財政赤字の問題が顕在化する頃には生涯を終えており、実態的な影響を受けずに済む可能性が高い。この世代は『食い逃げ世代』である。後の問題はすべて若い世代に預けて死んでいく。日本の財政赤字の問題とは、今の世代が次の世代のことをどれだけ真剣に考えているかどうかという問題である」と指摘している<ref>竹中平蔵 『竹中平蔵の「日本が生きる」経済学』 ぎょうせい・第2版、2001年、145-146頁。</ref>。<br />
<br />
経済学者の[[円居総一]]は「国債の増発は、それを現在世代の国民が買うため、子孫にツケを回すことにはならない」と指摘している<ref>円居総一 『原発に頼らなくても日本は成長できる』 ダイヤモンド社、2011年、178頁。</ref>。<br />
<br />
岩田規久男は「将来世代は、国債利払い・国債償還のため納税するが、一方で国債利払い・国債償還を受けるため、納めた税は再び将来世代の元に返ってくる。これは、外国人が日本国債を保有している場合でも対外純債権国の日本でなら成り立つ」と指摘している<ref name="keizaitekishikou11" />。<br />
<br />
=== 財政再建に関する提言・議論 ===<br />
{{see also|日本の消費税議論#消費増税の代替案}}<br />
<br />
[[国際通貨基金]](IMF)は、消費税の軽減税率の導入は効率性を阻害し、事務コストや行政管理のコストを増大させ、恒久的な歳入損失をもたらすと指摘し、低所得者層に対象を絞った補助金を通じて対処されるべきと述べている。日本の中長期的な財政再建について「最低でも15%への段階的な消費税率引き上げ、個人所得税の課税ベース拡大、年金・医療支出の抑制」などを求めている<ref>[http://www.nikkei.com/article/DGXNASFL300JQ_Q4A530C1000000/ IMF、消費税「最低15%必要」 軽減税率はコスト増大と指摘]日本経済新聞 2014年5月30日</ref>。<br />
<br />
伊藤隆敏は「手厚い社会保障を維持するなら消費税率は25%まで上がる。上げたくないなら成長戦略を実行して税収を増やし、社会保障費も抑制することが不可欠である」と指摘している<ref name="sankeibiz20121222" />。<br />
<br />
伊藤元重は「財政の持続性を確保するためには、増税や社会保障制度の見直しを継続していかなければいけない」と述べている<ref name="diamond20121225"/>。<br />
<br />
池尾和人は「持続可能な財政の姿を考えれば、国民の負担は今(2012年)よりも重くなり、支出はスリム化するしかない。消費税換算で30%ぐらいまで、すなわちあと25%の増税をすれば、プライマリーバランスの黒字を実現して、財政の持続可能性は回復できる。国民所得に占める消費の割合は60%なので、目の子算でいうと国民所得の15%分ほど生活水準を下げれば、なんとかなるということである。他方で、15%生産性が上がれば、差し引きゼロで生活水準を引き下げる必要はなくなる」と指摘している<ref name="toyokeizai2012125" />。<br />
<br />
熊谷亮丸は、2012年現在の財政状況が「『増税の前にやることがある』と、歳出カットや成長戦略を行なう必要性が唱えられてきたが、それは論点を拡散させて問題を先送りしてきた結果である」と指摘し、「消費税を中心に増税」「社会保障費を中心にムダな歳出をカット」「成長戦略を実効性のあるものにして経済を活性化」の3つを実現させる必要があると主張している<ref name=kumagai />。<br />
<br />
土居丈朗は「財政赤字の削減のためには、歳出削減や国有財産の売却など、政府の努力は必要であるが、それだけでは解決できない。劇的な増税をしなければ財政赤字の問題は解決しない」と指摘している<ref>ダイヤモンド社編 『日本経済の論点いま何が問題なのか』 ダイヤモンド社、2004年、96頁。</ref>。<br />
<br />
明治大学公共政策大学院教授の[[田中秀明]]は「経済が悪化し、財政赤字も拡大する一番悪いときに財政再建の意思決定を行い、財政再建の取り組みを開始することが理想的である。厳しい時ではないと、財政再建や構造改革について、政治家や国民の間で合意できないからである。その後、経済が上向き、回復した経済成長で税収が増え、財政収支が改善する。市場に安心感を与えることにより、経済を回復させることができる。もちろん、そうではない事例もある。1980年代前半ニュージーランドは、経済危機に直面していたため、一刻も早く財政収支を改善させる必要があった。ニュージーランドの場合は、財政再建期間中の1985年から1992年までの間の成長率は、1988年の2.7%を除いて1%前後で低迷した」「財政再建の議論で重要なことは、短期と中長期の効果を区別することである。一時は苦しくても、中長期で成長軌道に乗り、財政収支の改善によるプラスの効果があればよい」と述べている<ref>[http://diamond.jp/articles/-/41086 増税は短期ではデフレ効果を持つ それでも予定通り実施すべき理由--明治大学公共政策大学院教授 田中秀明]ダイヤモンド・オンライン 2013年9月3日</ref>。<br />
<br />
小黒一正は「国民所得を拡大するために経済成長は重要であるが、経済成長に頼る財政再建はギャンブルである。財政を再建するには増税・歳出削減を進めるしかない。歳出削減の中心は、急増する社会保障費の抑制になる」と指摘している<ref>[http://biz-journal.jp/2014/11/post_7453.html 消費税、財政破綻回避には32%へ増税必要との試算 再増税延期で将来の税率上昇の懸念]ビジネスジャーナル 2014年11月23日</ref>。<br />
<br />
UFJ総合研究所調査部は「[[プライマリーバランス]]の改善のために歳出削減・増税を急いで景気が腰折れしてしまうと結果的に名目GDP成長率が低下し、逆に財政破綻のリスクが高まる恐れもある<ref name="50godewakaru185" />」「財政赤字=社会悪というわけではない。歳出カット・増税でやみくもに赤字を減らすのではなく、本当に必要なところにお金が回るように歳出の中身をチェックすることがまず必要である<ref name="50godewakaru42" />」と指摘している。<br />
<br />
[[みずほ総合研究所]]は「大幅な歳出削減を実現したところで、デフレ経済下では財政破綻の懸念が常につきまとうことに注意が必要である。単年度で財政収支が均衡しても、政府債務は利息分だけ増加する。新規国債発行を抑制しても、債務は雪だるま式に大きくなり、結果として財政破綻は避けられない。歳出削減と名目GDPの成長率を引き上げる政策が必要不可欠である」と指摘している<ref>みずほ総合研究所編 『3時間でわかる日本経済-ポイント解説』 日本経済新聞社〈日経ビジネス人文庫〉、2002年、108-109頁。</ref>。<br />
<br />
若田部昌澄は「大事なのは債務残高そのものよりも債務残高とGDPの比率。財政支出を切り詰め増税をすれば、政府のGDP比債務残高が減るかといえば、そうはならない。財政を縮小すると不況がやってくるが、それから景気はよくなるというのが財政再建派のロジックである。しかし、不況で経済が縮小してしまうと、縮小がさらに景気の悪化を招きかねないため、税収が減少していって財政再建はうまくいかない公算が大きい。1997年の例で分かるように、過去、日本は財政再建に高いプライオリティをつけては、失敗してきた。財政再建をやるためには、財政再建を目標にしてはいけない。税金を上げるよりも、経済の再建の方が先。順番を間違えてはいけない」と指摘している<ref>[http://diamond.jp/articles/-/13631 早すぎた欧米の「出口戦略」 日本は政策の順番を間違えるな――早稲田大学政治経済学術院教授 若田部昌澄]ダイヤモンド・オンライン 2011年8月19日</ref>。<br />
<br />
竹中平蔵は「財政再建のために、消費増税は役には立たない。財政再建の本道は、経済を良くすることであり、歳出を増やさないことである」と指摘している<ref>[http://jp.reuters.com/article/jp_view/idJPKBN0K30C920141226 視点:成長と財政再建へアベノミクス「仕切り直し」の好機=竹中平蔵氏]Reuters 2014年12月26日</ref>。<br />
<br />
高橋洋一は「経済成長、財政再建と社会保障の三つを満足させる解は、消費税増税と経済対策ではない。(安倍首相は)いわゆる[[トリクルダウン理論|トリクルダウン説]]を根拠としており、説得力に欠ける。トリクルダウン説で格差が拡大した韓国の例もあり、一抹の不安を感じざるを得ない<ref>[http://diamond.jp/articles/-/42509 高橋洋一の俗論を撃つ! 消費税増税決定の過去そして未来]ダイヤモンド・オンライン 2013年10月3日</ref>」「財政再建をするには、増税せずに歳出を押さえ、その一方で金融緩和で景気をよくして税収増を図るのが正しい。これは財務省150年の歴史に当てはまる黄金則である<ref>[http://gendai.ismedia.jp/articles/-/37813 ニュースの深層 2014年度の景気・予算はどうなるか。消費税増税のマイナス緩和へ、「中身」より「量」の景気対策を]現代ビジネス 2013年12月16日</ref>」と指摘している。<br />
<br />
[[池田信夫]]は「数十パーセントの増税や歳出削減は政治的には不可能である。唯一の選択肢は、日銀が国債を引き受けて通貨を増やしインフレを起こすことである。ただしインフレを制御できるかは解らない」と指摘している<ref>池田信夫 『希望を捨てる勇気-停滞と成長の経済学』 ダイヤモンド社、2009年、149頁。</ref>。<br />
<br />
経済学者の[[鈴木亘]]は「財政の本当の姿を知れば、国民の目も厳しくなるので、ばらまき的な使い方もできなくなり、本当の財政再建ができる」と指摘している<ref>[http://web.archive.org/web/20131004235706/http://www.tokyo-np.co.jp/article/economics/news/CK2013092902000114.html <ザ・闘諭>社会保障と税一体改革 受け入れる?]東京新聞 2013年9月29日(2013年10月4日)</ref>。<br />
<br />
==== 国債の買いオペレーション ====<br />
2011年現在のデフレーションを利用して、日本銀行が国債の大幅な買付を行うべきだとの指摘がある<ref name="senryaku"/>。2011年4月にはOECDが日本に対して、日本の[[中央銀行]]、すなわち[[日本銀行]]が直接日本国債を買うべきだとの見解を表明した<ref>[http://ajer.cocolog-nifty.com/blog/ OECDの日本への提言] </ref>。FT紙は、日銀がより多くの日本国債を購入し、政府の負債の一部をマネタイズしてもよいと主張する<ref>[http://jbpress.ismedia.jp/articles/-/2750 「社説:日本の債務懸念は行き過ぎ」 Financial Times] JB Press 2010年2月10日 </ref>。もっとも、これは中央銀行の独立性に反するとも言える<ref name="senryaku"/>。<br />
<br />
2011年4月27日に[[勝間和代]]を呼びかけ人代表とする[[デフレ脱却国民会議]]が会見を行い、日銀が震災国債を買いオペレーションの対象にすることを提言した<ref>[http://www.bloomberg.co.jp/apps/news?pid=90920010&sid=a2_6FLyPXJUo デフレ脱却国民会議:日銀は震災国債を買いオペ対象に]Bloomberg4月27日</ref>。<br />
<br />
[[2013年]][[3月21日]]、国債の売れ残りによる財政破綻の恐れと、金融緩和のために日銀が長期国債の大量購入を開始した。そのため、一時的に長期国債の品薄が発生している<ref>[http://www.nikkei.com/article/DGXDASGC2102F_R20C13A3EA2001/ 黒田日銀「市場の期待を動かす」長期国債大量購入へ 供給量も重視、緩和決意示す] 日本経済新聞 2013年3月22日</ref>。<br />
<br />
経済学者の[[渡辺努]]は「国債の負担抑制のために中央銀行が支援すると、政府の財政再建への意思を弱めると懸念する声が多い。つまり、規律の不十分な政府には[[金融政策]]からの支援は逆効果になりかねない。財政再建の意志の弱さが露呈し始めれば、市場の反乱に遭って国債金利が急騰し、結局財政危機がさらに深刻になる恐れがある。財政規律が不十分な場合には、ルール(財政収支目標の設定など)の導入などにより規律を高めることを最優先すべきである」と指摘している<ref>[http://www.rieti.go.jp/jp/papers/contribution/yasashii4/06.html 第6回 インフレ課税]RIETI 日本経済新聞 2006年6月12日</ref>。<br />
<br />
;償還期間の長期化<br />
ケネス・ロゴフは「国債の満期構成を長期化させるべきだ。短期金利が実質ゼロだからといって、短期でつなぐ誘惑に負けてはならない。たとえ高くついたり、一時的に財政赤字の拡大を招いたとしても、満期構成の長期化は危機に対する安い保険となる」と指摘している<ref name="diamond20091022" />。<br />
<br />
==== 増税 ====<br />
経済学者の[[水谷研治]]は「財政を破綻させないためには、インフレになる前に借金を大幅に削減しなければならない。そのために国民は大増税を容認する必要がある。景気は当然急落するが、国民は耐えなければならない」と指摘している<ref>ダイヤモンド社編 『日本経済の論点いま何が問題なのか』 ダイヤモンド社、2004年、30頁。</ref>。<br />
<br />
伊藤隆敏は「人口減少社会の日本で、経済成長率が5%に回復して増税なしに返済できるという夢物語は存在せず、地道に増税で返済していくほかない」「なにより、われわれ団塊の世代にその痛みを引き取らせるように、急がなければならない。退職をすれば皆、増税反対勢力に回ってしまう。退職者にとって、むしろデフレは好ましい。」と述べている<ref name="diamond20101025" />。<br />
<br />
池尾和人は「(消費税率を)10%に引き上げても焼け石に水である。2020年代から2030年代に『団塊の世代』が後期高齢者入りするため、増大する財政需要に耐えられる財政構造にしなければならない」と述べ、消費税率については欧州の[[付加価値税]]は(軽減税率を含め)平均的に20%程度だとした上で、「20%が妥当であり、20%を上限に他の税を上げるか、徹底的に歳出の抑制をしない限りは債務が発散していく」との見方を示している<ref>[http://www.bloomberg.co.jp/news/123-NF0GBE6TTDS101.html 池尾慶応大教授:消費増税先送りは「世も末」 ]Bloomberg 2014年11月14日</ref>。<br />
<br />
高橋洋一は「増税と財政再建には因果性がない。むしろ増税が経済成長を阻害したら、財政再建の障害にすらなってしまう。増税して景気が悪くなって減収になったら元も子もない」と指摘している<ref name="diamond20141030" />。また高橋は「増税は財務官僚の歳出権を増大させる」と指摘している<ref name="page20141028" />。<br />
<br />
飯田泰之は「現時点(2011年)でプライマリーバランス赤字の解消は(財政支出の伸びを2%以下に抑えた上で)2%経済成長+2%のインフレ=名目4%成長を数年間、あるいは名目3%成長を5年以上維持すれば(累積値で20%近い経済成長で)達成可能である。政府は現在のプライマリーバランスと将来の医療・年金支出を混同したままに、デフレを考慮せずに増税へと進もうとしている」と指摘している<ref>[http://shuchi.php.co.jp/article/292 「2%+2%」で財政再建をめざせ]PHPビジネスオンライン 衆知 2011年07月11日</ref>。<br />
<br />
岩田規久男は「近い将来、税金が重くなることが分かっていながら、消費をどんどん増やすことなど、考えられない。現在(2012年)のように景気が低迷している時に財政再建を急ぐと、景気にとっては逆効果をもたらす<ref>[http://money.fanet.biz/study/learning/cfd/2012/03.html 日本のデフレは終わらない 一段の金融緩和が必要 -株365]Fanet Moneylife 2012年1月5日</ref>」「名目GDPが増加するにつれて、国税の名目成長率弾力性は低下するかもしれない。しかし、その点を考慮しても、増税は名目成長率を4%程度に上げてもなお財政再建の目途が立たない場合にとっておくべき、最後の手段である<ref name="bizmare" />」と指摘している。岩田は「税収の経路を見ながら高齢化社会では税収が不足するとなれば、増税も選択肢としてある<ref name="nikkei201334" />」「経済が安定的に成長するようになった段階で、税構造を見直し増税を実施するべきである<ref>岩田規久男 『スッキリ!日本経済入門-現代社会を読み解く15の法則』 日本経済新聞社、2003年、252頁。</ref>」と指摘している。<br />
<br />
若田部昌澄は「財政再建を掲げ増税してデフレが悪化すればGDPも減少し本当にデフォルトしかねない<ref name="hontonokeizai96" />」「増税をすれば人々が財政の将来に安心するとは限らない<ref>[http://shuchi.php.co.jp/article/850 「いま財政再建」は正しいか?]PHPビジネスオンライン 衆知 2010年7月9日</ref>」と指摘している。若田部は「景気が悪い時に増税して、財政再建が成功した例は世界的に見てもない。仮に、消費税収が上がっても、他の部分の税収が下がってしまったら本末転倒である。一方で、景気が良い時の増税は、成功する可能性がある」と指摘している<ref name="synodos20141117">[http://synodos.jp/economy/11735 消費税増税で財政再建は可能か / 若田部昌澄氏インタビュー]SYNODOS -シノドス- 2014年11月17日</ref>。<br />
<br />
経済学者の[[田中秀臣]]は「日本では不況下にもかかわらず、なぜか増税と景気対策がワンセットで議論されている。これは完全な[[マッチポンプ]]であり、[[経済学]]の一般常識としてあり得ない。政権与党の政治家は、長期的な財政再建にコミットしなければならないとか、責任政党だからと説明しているがなんの説明にもなっていない」と指摘している<ref>田中秀臣『雇用大崩壊 失業率10%時代の到来』NHK出版〈生活人新書〉、2009年、126頁。</ref>。<br />
<br />
飯田泰之は「他の先進国並みに累進課税を適用すれば、経済成長による税収増は大きなものとなる」と指摘している<ref>飯田泰之・雨宮処凛 『脱貧困の経済学』 筑摩書房〈ちくま文庫〉、2012年、225頁。</ref>。また飯田は「国から地方への再配分の中心である[[地方交付税]]交付金と、世代間の再配分の中心である年金の国庫負担の配分を見直せば、増税による財源確保を最小限に抑える方法もあり得る」と指摘している<ref>飯田泰之・雨宮処凛 『脱貧困の経済学』 筑摩書房〈ちくま文庫〉、2012年、265頁。</ref>。<br />
<br />
;消費税<br />
{{see also|日本の消費税議論}}<br />
<br />
ポール・クルーグマンは「日本の[[消費税]]を上げるタイミングは、少なくとも『大不況真っ只中』ではない。そんな状況下で、景気の回復よりも財政赤字の解消を優先すれば、[[デフレーション|デフレ・スパイラル]]を加速させるだけである」と指摘している<ref name="gendai201082" />。<br />
<br />
経済学者の[[浅田統一郎]]は「日本の国債累積問題の解決策は、デフレ不況からの脱却であり、消費税の増税ではない」と指摘している<ref>[http://www.yomiuri.co.jp/adv/chuo/opinion/20120501.htm オピニオン デフレ脱却こそが国債累積問題の解決策である]Chuo Online : YOMIURI ONLINE(読売新聞) 2012年5月1日</ref>。<br />
<br />
岩田規久男は「まず(成長によって)税収を上げ、それでも財政が再建できないところを見極めてから消費税増税で遅くない」と指摘している<ref>[http://www.nikkei.com/article/DGXNASFL050J6_V00C13A3000000/ 岩田氏「3%名目成長時の税収を見極めてから増税でも遅くない」]日本経済新聞 2013年3月6日</ref>。<br />
<br />
竹中平蔵は「自分は、今(2013年)まで消費税率の引き上げに賛成したことはないし、消費税率を引き上げずに財政再建はできる」と述べている<ref>[http://toyokeizai.net/articles/-/17702 安倍首相、消費増税を見送るなら、今でしょ!]東洋経済オンライン 2013年8月16日</ref>。「増税(消費税率の10%引き上げ)しても問題は解決しない。歳出をこのまま放っておくと、社会保障費が毎年1兆円ずつ増えていく。必要なのは歳出の抑制である。増税は、今ある赤字を補うためのもの。これでは消費税を30%にしても足りない」と指摘している<ref name="toyokeizai201346">[http://toyokeizai.net/articles/-/13341 インタビュー 竹中平蔵、アベノミクスを語る]東洋経済オンライン 2013年4月6日</ref>。<br />
<br />
経済学者の[[野口旭]]は「1997年の[[第1次橋本内閣|橋本政権]]下での消費税率引き上げなど、自分で自分の首を絞めるようなことをしなければいい。逆噴射的となる性急な財政再建は絶対に禁物である」と指摘している<ref>[http://www.topics.or.jp/special/122545473544/2007/07/118766390385.html どうなる これからの景気と経済]徳島新聞 2007年[[7月19日]]</ref>。<br />
<br />
外交評論家の[[天木直人]]は、2014年の消費増税に伴う政府の各種方針に対して、「消費税増税の是非については既に議論が出尽くしており、国論は二分されている。後は政治決断だけなのに、政府が勝手に選んだ一握りの有識者なる者たちの意見を聞いてどうするというのか、政治家は不要だということを自ら認めているようなものである」「そもそも消費税増税の議論は、この国の官僚主導の予算編成システムと不可分であり、官僚に独占された予算編成システムを国民の手に取り戻さなくては、消費税増税はもちろん、あらゆる増税を国民は拒否すべきである」「2013年の増税論議は、このような反国民的な予算編成を放置しておきながら、少子高齢化にはいくら増税しても予算が足りないと脅かしているところに大問題がある」と述べている<ref>[http://bylines.news.yahoo.co.jp/amakinaoto/20130828-00027628/ 消費税増税の議論の中でまったく抜け落ちている予算編成システムの大問題(Yahooニュース20130828)]</ref>。<br />
<br />
;所得税<br />
経済学者の[[八田達夫]]は「日本では所得税率が高いために自発的に悠々自適の生活に入る人は少ない。所得税の引き上げは、労働供給を抑制しない。所得税率の引き上げは財政再建の有効な手段となる」と指摘している<ref>日本経済新聞社編 『やさしい経済学』 日本経済新聞社〈日経ビジネス人文庫〉、2001年、199-200頁。</ref>。<br />
<br />
==== 経済成長 ====<br />
{{see also|財政再建#税収弾性値}}<br />
<br />
大和総研は「景気回復による財政赤字の効果は小さい」と指摘している<ref>大和総研 『最新版 入門の入門 経済のしくみ-見る・読む・わかる』 日本実業出版社・第4版、2002年、158頁。</ref>。<br />
<br />
エコノミストの[[片岡剛士]]は「財政再建で大切なのは増税をすることではなく、いかにして経済成長に配慮しつつ財政再建の道筋をつけていくかということである」と指摘している<ref>[http://www.sbbit.jp/article/cont1/26658?page=1 『アベノミクスのゆくえ』 片岡剛士氏インタビュー 【片岡剛士氏インタビュー】異次元緩和から消費税増税まで――アベノミクスのこれまでとこれからをどう捉えるか]ソフトバンク ビジネス+IT 2013年7月31日</ref>。<br />
<br />
若田部昌澄は「歴史的にも、名目GDPが増えない限り、財政再建は成功しない」と指摘している<ref name="synodos20141117" />。<br />
<br />
高橋洋一は「経済成長がなければ増税しても税収は増えない」と指摘している<ref name="gendai201127">[http://gendai.ismedia.jp/articles/-/2043 新聞が書かない「経済成長がなければ増税しても税収は増えない」という基本的事実]2011年2月7日 現代ビジネス [[高橋洋一 (経済学者)|高橋洋一]]</ref>。高橋は[[スウェーデン]]について、優れたマクロ経済運営によって高い経済成長を実現させていると評し、スウェーデンが名目経済成長率2%、インフレ率2%であることを指摘。財政再建のためには、経済が[[デフレーション]]であることを脱する必要があると論じている<ref name="gendai201127" />。また高橋は「財政再建だったら、経済学者の[[アルベルト・アレシナ]]がたくさん論文を書いている。そこに書いてある財政再建の成功例は、例外なく名目成長率を上げて、それによって税収が上げるということである。経済学的には当たり前である<ref>[http://gendai.ismedia.jp/articles/-/2187 経済の死角 浜田宏一イェール大学教授「日銀の政策は"too little,too late"だ]現代ビジネス 2011年03月10日</ref>」「財務省の試算では税収の弾性値(名目GDP1%増で税収が何%増えるかを示す数値)を1.1として、景気回復局面での税収増を低く計算している。過去15年間の税収弾性値は3-4くらいなので、名目成長率3%くらいだと、消費税増税なしでも、2016年度のプライマリー収支対名目GDPは1.4%程度に下がり、遅くとも2018年度までには赤字解消する<ref>[http://web.archive.org/web/20130318091351/http://www.zakzak.co.jp/society/domestic/news/20130314/dms1303140708000-n1.htm 【日本の解き方】財務省「国債費試算」の真実 3%成長で消費増税も不要]ZAKZAK 2013年3月14日(2013年3月28日時点のインターネット・アーカイブ)</ref>」と指摘している。<br />
<br />
岩田規久男は「財政破綻を避けるには、デフレを早期に脱却して、長期的には、インフレ率を2%程度で安定させ、日本経済の名目成長率を先進主要国並の4%程度に引き上げる必要がある<ref name="chikuma" />」「日本経済がデフレから脱却して、名目成長率が4%になれば、税収が拡大し、増税なき財政再建が可能になる<ref name="bizmare">[http://bizmare.bizplat.net/top/example/detail/57 【金融マンスリーレポート】『復興財源は国債発行がベスト』]BizMARE(ビズマーレ)</ref><ref name="nikkei201334">[http://www.nikkei.com/article/DGXNASFL040O7_U3A300C1000000/ 岩田規久男氏「財政出動を効果的にするには金融緩和が必要に」]日経新聞 2013年3月4日</ref>」「増税というリスクをとるのではなく、[[インフレ目標]]を導入し、名目成長率を上げて需要を喚起すればよい。シナリオとしてはこちらのほうがずっと安全であり、確実性が高い。何も今(2012年)、増税というリスクを冒す必要はない」と指摘している<ref>[http://shuchi.php.co.jp/article/1390 岩田規久男 : 増税する前に名目成長率を上げよ]PHPビジネスオンライン 衆知 2013年3月29日</ref>。<br />
<br />
竹中平蔵は「国債については、[[ナポレオン戦争]]後のフランス、第二次世界大戦後のイギリスは、どちらも巨額の国債を発行しているが返していない。重要なのは、これ以上増やさないことである。例えば、2%の経済成長でも35年でGDPは2倍となるため、その頃には問題ではなくなっている」と指摘している<ref>竹中平蔵 『竹中平蔵の「日本が生きる」経済学』 ぎょうせい・第2版、2001年、99-100頁。</ref>。竹中は「デフレを早く克服し、名目成長率が3-4%に達すれば、税収は増えていく。景気の回復局面では、名目GDPが1%増えると、税収は3-4%増える。それがうまく続けば、財政再建につながる可能性はないわけではない」と指摘している<ref name="toyokeizai201346" />。<br />
<br />
竹森俊平は「税を上げると成長率が下がり、かえって財政赤字が増えると説く人がいるが、少なくとも税率が低い場合にはあてはまらない。(日本は)名目成長率が18年間も1%を割り続けているのに例えば名目2%成長といった前提を立て、増税なしで財政が改善するという主張はばかげている」と述べている<ref>[http://info.yomiuri.co.jp/yri/y-forum/yf20120307.htm 読売国際会議 2012開幕フォーラム]読売新聞 調査研究本部 2012年3月7日</ref>。<br />
<br />
「日本の税収弾性値は3-4なので、名目成長率3%を5年続ければ税収は1.7倍に膨らむ」といった議論について、小幡績は「税収弾性値の議論も初歩的な算数の誤りである。税収弾性値が3や4というのは異常値であり、この値は過去十数年のデータに基づいている。リーマン・ショックを挟んでいるため、GDP成長率も税収増加率もマイナスの時期があり、税収の回復はGDPの回復よりも遅れるため、同じ年度で一方がプラスで他方がマイナスのこともある。このようなときに年度ごとの弾性値の平均をとっても意味がない。第二に、弾性値とは足元の変化率(限界的な変化率)に関するものであり、年度ごとの値と、現在から10年後までの平均的な税収の変化を見るのには当てはまらない。長期の議論をする場合には、伝統的に使われる弾性値1または1.1が妥当である」と述べている<ref name="php2013917">[http://shuchi.php.co.jp/article/1611 消費増税延期論は単なるポピュリズム]PHPビジネスオンライン 衆知 2013年9月17日</ref>。<br />
<br />
高橋洋一は「過去15年間の成長率変化幅・税収弾性値を見れば、常に税収弾性値が高めに出るわけでない。仮に、高めに出たものを異常値として処置しても税収弾性値は3程度はある。法人税収などでは、景気の善し悪しで税収ゼロから納税となるからである。財政再建を検討する期間はせいぜい10年間であり、直近の10年間の税制改正なしの税収弾性値として、内閣府の報告書にある3.13を無視して、1強程度というのは言い過ぎである。景気回復局面では、法人税収の弾性値は大きい」と指摘している<ref>[http://gendai.ismedia.jp/articles/-/35852 高橋洋一「ニュースの深層」 経済が良くなれば財政も良くなるに決まっている! 長期金利上昇"から騒ぎ"の背後に透ける財務省の思惑とは]現代ビジネス 2013年5月20日</ref>。<br />
<br />
==== デフレーション脱却 ====<br />
ポール・クルーグマンは「日本の場合、インフレーションが始まったら、債務の問題の大部分は解決する。緩やかなものでも本当にインフレになれば、借りた時よりも現金の価値が下がって返済の負担が減るため、債務問題の解消に効果を発揮するからである」「日本が破産するとしたら、その唯一の方法は、日本銀行が『インフレなどとんでもない』と言い続け何もしないことを選んだ時である」と指摘している<ref name="gendai201082" />。<br />
<br />
ケネス・ロゴフは「2%程度のインフレーションを目指すべきである。債権者に下落した通貨価値での返済を押しつけるインフレは、債務問題の公正な解決法とは言えないが、債務負担を軽減させる有効な手段であることは明らかである」と指摘している<ref name="diamond20091022" />。<br />
<br />
浜田宏一は「金融政策だけで、今(2013年)の財政の構造的な歳入不足がすべてまかなえるとまでは思えない。まず、デフレを封印し、経済が活況を呈したならば緩やかな増税をすればいい。そのときは増税幅も少なくて済むだろう。財政再建は必要だが、デフレ経済下にある今の状況では不可能である<ref>[http://toyokeizai.net/articles/-/12839 「白川総裁は誠実だったが、国民を苦しめた」 浜田宏一 イェール大学名誉教授独占インタビュー]東洋経済オンライン 2013年2月8日</ref>」「いずれは消費税を上げなければならないが、急ぎ過ぎると肝心の日本経済の成長そのものが止まる。インフレがマクロの究極目標ではないのと同様に、財政再建もマクロの究極目標ではない。金融政策を十分にやりながら、[[法人税]]減税などで経済活動を活発にし、(経済の)パイを大きくすることが先決である<ref>[http://jp.reuters.com/article/topNews/idJPTYE95608920130607 インタビュー:アベノミクス心配ない、法人減税不可欠=浜田参与]Reuters 2013年6月7日</ref>」「日本の財政は危機的ではないが、深刻な状態だ。金融緩和で増えた税収は、財政再建に使うべきである<ref>[http://jp.reuters.com/article/topNews/idJPTYE8BQ04C20121227 インタビュー:日銀は無制限緩和を、物価目標2─3%が適切=浜田宏一教授]Reuters 2012年[[12月28日]]</ref>」と指摘している。<br />
<br />
深尾光洋は「デフレを止めることによって企業部門の再生が可能になる。売り上げが増えるので、借金が返せるようになるということである。そしてさらに、財政についても引き締めが可能になる。つまり金融政策で緩和ぎみにすれば財政は引き締められ、財政の再建が可能になる。デフレを止めるということが金融再生および財政再建の必要条件になる」と指摘している<ref name="rieti20031225" />。<br />
<br />
小黒一正は「デフレ脱却が成功し、金利が上昇し始めると、低金利の恩恵を受けられなくなり、利払費が急速に膨張していくことになる」と述べている<ref name="spa2014124" />。<br />
<br />
物価が上昇すると、国債金利の上昇や利払い費の増加により、財政破綻しかねないとの懸念について岩田規久男は「2%のインフレが実現する元手は、名目GDP成長率が3%程度まで上昇し、税収の拡大や国債発行額の大幅な減少により、国債金利が上がっても総利払い費は次第に減る」と指摘している<ref>[http://www.nikkei.com/article/DGXNASFL040PR_U3A300C1000000/ 岩田規久男氏、2%の物価上昇率「目標達成期間は18~24カ月」]日本経済新聞 2013年3月4日</ref>。<br />
<br />
==== 国有資産の売却 ====<br />
国が保有する資産の内、金融資産は428兆円(現金・預金17.7兆円、有価証券97.6兆円、貸付金142.9兆円、運用寄託金110.5兆円、出資金59.3兆円)である(2011年度「国の財務書類(一般会計・特別会計)」参照)<ref>[http://money.jp.msn.com/expert/column/%e3%80%8c%e5%9b%bd%e3%81%ae%e5%80%9f%e9%87%91%e3%81%8c1000%e5%85%86%e5%86%86%e8%b6%85%e3%81%88%e3%80%8d%e3%81%ae%e6%ad%a3%e3%81%97%e3%81%84%e8%aa%ad%e3%81%bf%e8%a7%a3%e3%81%8d%e6%96%b9 編集部コラム 「国の借金が1000兆円超え」の正しい読み解き方 - 1]MSNマネー 2013年10月23日</ref>。<br />
<br />
高橋洋一は「財政当局は1000兆円もの負債を抱えていると、金利が上昇したときの利払費が大変になるという。ならば、資産を処分して負債を圧縮すればいい。国の資産処分は財政危機に陥った国ならどこでもやっている。それをやらないというのなら、日本は財政危機とはいえない」と指摘している<ref>[http://www.zakzak.co.jp/society/domestic/news/20131031/dms1310310722000-n1.htm 【日本の解き方】政府資産めぐる不都合な事実 温存される官僚の天下り利権]ZAKZAK 2013年10月31日</ref>。高橋は「国には総計で500兆円ほどの資産があるが少なくとも350兆円は売却可能なものである。2007年度の国のバランスシートを見ると、そのうちの有価証券・現預金は130兆円。特殊法人等への貸付金・出資が250兆円は特殊法人廃止などで取り崩し可能なものである」「日本政府の資産を売却、または年金資産は国民に還元していけば、グロスの政府債務は縮小していく。当初はネットの数字はあまり変わらないが、最終的にはよくなる。民間が売却された資産を有効に活用し、そこから利益を上げて経済が回りはじめれば税収が上がりはじめる。そうなれば、ネットの政府債務も縮小していくことが期待できる」と指摘している<ref>[http://shuchi.php.co.jp/article/810 財務省の破綻論には裏がある]PHPビジネスオンライン 衆知 2010年03月23日</ref>。<br />
<br />
原田泰、[[大和総研]]は「[[霞が関埋蔵金|埋蔵金]]を取り崩した分で国債発行を抑制できるのは一度きりであり、他の条件が一定であれば、翌年以降の国債発行額は元に戻ってしまう。借金を返済したからといって税収は増えない。ただし、埋蔵金の取り崩しが無意味だと結論づけるのは誤りである」と指摘している<ref>原田泰・大和総研 『新社会人に効く日本経済入門』 毎日新聞社〈毎日ビジネスブックス〉、2009年、44頁。</ref>。原田泰、大和総研は、埋蔵金の取り崩しの効果として、1)政府の総債務残高を増加させない、2)埋蔵金の存在を明らかにしたことによって財政改革につながる、3)財政の中期プランを実行するための議論に使える時間を確保できる、という点を挙げている<ref>原田泰・大和総研 『新社会人に効く日本経済入門』 毎日新聞社〈毎日ビジネスブックス〉、2009年、44-45頁。</ref>。<br />
<br />
「国には債務もあるが金融資産も600兆円あるから大丈夫である」といった議論について、小幡績は「金融資産が600兆円あるといっても、全部が売れるわけではない。政府債務残高にはいろいろな計算方法があるが、債務に見合った金融資産をもたず、税収などで返済されるという前提になっている借金である国と地方の長期債務残高でさえ、977兆円(2013年度末見込み)もある。売れるものを売ったとしても、この3分の1も返せない。重要なのは、1998年度末の長期債務は533兆円とここ15年でほぼ倍増していることだ。しかし増加した約450兆円の借金はたんに消費されたものが大半で、資産はほとんど増えていない。増えた債務だけを考えれば、明らかに資産と負債は見合っていない」と述べている<ref name="php2013917" />。<br />
<br />
土居丈朗は「資産売却で借金を返済する場合でも、資産売却額を正確に予測ができなければ、当てにできない」と指摘している<ref>ダイヤモンド社編 『日本経済の論点いま何が問題なのか』 ダイヤモンド社、2004年、92-93頁。</ref>。<br />
<br />
「国有財産は、簡単に売れるものではない」という議論について、若田部昌澄は「原則的には売ることが可能である。売らなくても貸すことはできるし、不動産に関しては家賃収入を得ることもできる。また、政府には現預金・出資金がある」と指摘している<ref name="synodos20141117" />。<br />
<br />
高橋洋一は「外貨証券(82兆円)・財政融資資金貸付金(139兆円)をこれほど多く持っている先進国はない」と指摘している(2014年11月時点)<ref>[http://www.j-cast.com/2014/11/27221860.html 高橋洋一の霞ヶ関ウォッチ 実は天下り先確保が一番大事 財務省「増税必要論」の本音]J-CASTニュース 2014年11月27日</ref>。<br />
<br />
==== 歳出・社会保障費の抑制 ====<br />
伊藤元重は「少子高齢化が進む中では、制度に何も手をつけなければ毎年1兆円近い社会保障費の増加が続く。そうした流れの中で、歳入規模に合わせて歳出抑制していくのは不可能である。もちろん社会保障費の増大を徹底的に抑えることは重要だが、同時に税や社会保険料を引き上げ、歳出に見合った収入を確保することが必要となる。社会保険料の負担をさらに引き上げていくことは、可能であるがそれにも限界がある。そこで税収を増やしていくために消費税率の引き上げを検討することがカギとなる」と指摘している<ref>[http://diamond.jp/articles/-/40337 伊藤元重の新・日本経済「創造的破壊」論 経済が再生し消費税を10%に上げたとしても財政健全化には至らない日本の実情]ダイヤモンド・オンライン 2013年8月19日</ref>。<br />
<br />
原田泰は「日本の財政状況は異常であり、財政赤字を削減する必要がある。そのためにも、高齢者1人当たりの社会保障支出を抑制することは避けらない。それを怠った先に待っているのは、とんでもない大増税である」と指摘している<ref>[http://www.rieti.go.jp/jp/events/bbl/11060601.html 日本経済の主要政策課題 - 大停滞、格差、財政赤字と高齢化]RIETI 2011年6月6日</ref>。原田は「2060年に現在(2014年)の社会保障を維持するためには70%の消費税が必要となる。消費税の限度は20%であるため、逆算して社会保障支出を維持可能な限度に引き下げるべきである」と指摘している<ref name="wedge20141224" />。また原田は「生活保護の不正受給の問題は、財政問題としては小さい話である。もちろん、モラルの問題としては大きいが、モラルと財政は区別するべきであり、モラルの問題が解決すれば財政の問題が解決するという誤解を与えてしまう」と指摘している<ref>田中秀臣編著 『日本経済は復活するか』 藤原書店、2013年、110頁。</ref>。原田は「[[財政政策]]の効果は小さい。金融政策だけで景気刺激効果があるのだから、財政政策を発動しなければ、財政状況は必ず改善する」と指摘している<ref>[http://wedge.ismedia.jp/articles/-/3650 公共事業が持つ景気抑制効果 第2の矢の再考を]WEDGE Infinity(ウェッジ) 2014年4月2日</ref>。<br />
<br />
小黒一正は「社会保障の本当のコストは『社会保障給付費』と呼ばれるもので、それは年平均では約3兆円で増加している。そもそも社会保障費を抑制しないと消費税率は10%でも財政は安定せず、本当に安定化させるには30%は必要である。将来への禍根を残さないためにも、社会保障改革と消費税増税は必要である」と指摘している<ref name="page20141028" />。<br />
<br />
伊藤修は「社会保障を縮小させ公的負担を切り下げても、私的負担(自己・家族内での扶養)が同じ分だけ拡大するため、『正味の負担』が減るわけではない。公的負担と私的負担の割合を考慮しなければならない」と指摘している<ref>伊藤修 『日本の経済-歴史・現状・論点』 中央公論新社〈中公新書〉、2007年、270頁。</ref>。<br />
<br />
エコノミストの[[米山秀隆]]は「名目成長率2%成長率で歳出削減が全く行われないケースでは、消費税率を22%にまで引き上げなければ、債務残高のGDP比を2050年前後に60%台にすることができず、2053年に66%となる。今後の財政のシナリオは、マクロ経済の想定(名目成長率、長期金利)と歳入・歳出の見積もりによって大きく変わってくるが、政策的には、堅実なマクロ経済の想定の下で、消費税率の引き上げが最低限で済むような、歳出削減プランを示すことが重要である」と指摘している<ref>[http://jp.fujitsu.com/group/fri/report/economic-review/200604/page10.html 財政健全化のシナリオ - 成長重視か増税重視か]富士通総研 2006年4月</ref>。<br />
<br />
エコノミストの[[熊谷亮丸]]は「現実問題として、国会議員の定数を是正しても100億円程度しか財源は捻出できない。無駄を削減すれば財政再建できるかのような幻想を振りまくことは、国民に対する欺瞞行為である。もちろん、政治家が自ら身を切る姿勢を示すことは、国民の増税に対する理解を得る意味では重要である」と指摘している<ref>熊谷亮丸 『消費税が日本を救う』 日本経済新聞出版社〈日経プレミアムシリーズ〉、293-294頁。</ref>。<br />
<br />
高橋洋一は「過去のデータ分析によれば、プライマリー収支は前年の名目GDP成長率でほとんど説明できる。名目GDP成長が4%程度ならばわずかな歳出カット、5%程度ならほぼ歳出カットなしで、プライマリー収支の均衡化は達成できる」と指摘している<ref>[http://www.zakzak.co.jp/society/domestic/news/20140731/dms1407310830006-n1.htm 政治・社会 【日本の解き方】増税なしで財政再建は可能 重要なのは名目GDPの成長(1/2ページ)]ZAKZAK 2014年7月31日</ref><ref>[http://gendai.ismedia.jp/articles/-/40038 高橋洋一「ニュースの深層」 「増税なき財政再建」は可能だ!政府にとって「不都合な事実」となっている小泉政権の実績]現代ビジネス 2014年8月4日</ref>。<br />
<br />
井手英策は、日本においては、官僚・政治家・政府に対する信頼度は格段に低く、必要が満たされない財政や信じることのできない政府のために、なぜ人びとは税を払い負担を受け入れるのかと「不服従」を表明するのは当然であるとしている<ref>井手英策 『日本財政 転換の指針』 岩波書店〈岩波新書〉、2013年、10-11頁。</ref>。人間の必要を考えず、ムダをなくすことに必死な政治が赤字を大きくするのであるとしている<ref>日本財政 転換の指針p11政府への不信(井手英策)岩波新書ISBN978-4-00-4314035-5</ref>。<br />
<br />
熊谷亮丸は「政治家を選んできたのは誰なのか。日本は『独裁国家』ではなく、『民主主義国家』である。政治家の質が低下しているのだとすれば、それは日本人の『民度』の低下を映す鏡に過ぎない。象徴的な事例は、国民の間に蔓延する『消費税引き上げ』に対する過剰な拒絶反応である。『民度』を高めること、つまり国民一人一人が『見識』を持たなければ、日本の財政破綻は回避できない」と述べている<ref>熊谷亮丸 『消費税が日本を救う』 日本経済新聞出版社〈日経プレミアムシリーズ〉、2012年、293頁。</ref>。<br />
<br />
三橋貴明は「『政府は税金を持っていくばかり』と文句をつける人が多いが、政府の施策・予算を調べ、使えるものは使い、国民が消費を拡大していくことで経済は回っていく。自分の殻に閉じこもり、すべてを成り行きに任せ、与えられたものに対しひたすら文句を垂れ流すだけでは滑稽である。自ら動くべきである」と述べている<ref>三橋貴明 『本当はヤバくない日本経済 破綻を望む面妖な人々』 幻冬舎、2009年、233-234頁。</ref>。<br />
<br />
=== 格付けについて ===<br />
[[#国債格付けの変化]]も参照。<br />
<br />
2002年における実際の格下げに関して、ポール・クルーグマンは、格付けが実際の市場に与える影響がわずかであったことを指摘している<ref>[http://econdays.net/?p=2963 クルーグマン:日本国債に関する健忘症][http://krugman.blogs.nytimes.com/2011/01/28/japanese-bond-amnesia/?smid=tw-NytimesKrugman Japanese Bond Amnesia]</ref>。 <br />
<br />
山崎元は「国債の格付けを信用している人はそうはいない。元々格付けなんていい加減なものである」と指摘している<ref>[http://gendai.ismedia.jp/articles/-/1960 「民主党政権で『改革』も『成長』もできないのはなぜか」 エコノミスト、論客たちが徹底討論「2011年 どうなる日本経済」vol.2]現代ビジネス 2011年1月24日</ref>。<br />
<br />
若田部昌澄は「格付けは無視していい。格付け会社は破綻寸前の[[リーマン・ブラザーズ]]の社債に最高の格付けをしていたことで解るように信用できない」と指摘している<ref>若田部昌澄・栗原裕一郎 『本当の経済の話をしよう』 筑摩書房〈ちくま新書〉、2012年、94頁。</ref>。 <br />
<!--=== 政府保有米国債に関する政府答弁 ===<br />
衆議院議員[[江田憲司]]は日本政府の[[外貨準備高]]は2011年8月末時点で1.22兆ドルで大部分を[[米国債]]で保有しているが、近年のドル安のため政府保有の米国債の含み損が約40兆円にものぼる巨額な規模になっていると指摘した。これに対し[[安住淳]]財務大臣は「円高にはさまざまな要因がある」「ヨーロッパにおける金融不安等があってこういうレートになっている」と答弁した。 <br />
<br />
また江田は毎年約15兆円の米国債が満期になって償還されるが、再度米国債に再投資している状態を「日本の国民が米国財政を支えているようなもの」と指摘した。これに対し安住は「外貨で保有をしっかりして、介入等のときに適正に使わせていただくというのがこのお金の使い方」と答弁した<ref>http://www.shugiin.go.jp/itdb_kaigiroku.nsf/html/kaigiroku/001817820110927002.htm?OpenDocument</ref>。(復興財源についての質疑なので相応しい記事に移動を)--><br />
<br />
== 脚注 ==<br />
{{Reflist}}<br />
<br />
== 関連項目 ==<br />
* [[日本の財政]]<br />
* [[日本国債]]<br />
* [[財政再建]]<br />
* [[日本の経済論争#成長率・金利論争|成長率・金利論争]]<br />
* [[第二次臨時行政調査会]]<br />
* [[納税者番号制度]] - [[クロヨン]]<br />
* [[消費税反対デモ]]<br />
<br />
== 外部リンク ==<br />
* [http://www.bloomberg.co.jp/markets/rates.html 金利/債券情報 日本国債・金利、利回り一覧] - Bloomberg<br />
* [http://www.bb.jbts.co.jp/marketdata/marketdata05.html 長期金利推移グラフ] - 日本相互証券<br />
* [http://www.mof.go.jp/jgbs/ 国債(国の発行する債券)] - 財務省<br />
* [http://www.mof.go.jp/tax_policy/summary/condition/004.htm 公債残高の累増] - 財務省<br />
* [http://www.zaisei.mof.go.jp/ 日本の財政を考える] - 財務省<br />
* [http://www.mof.go.jp/about_mof/other/other/rating/p140430.htm 外国格付け会社宛意見書要旨] - 財務省<br />
* [http://www.mof.go.jp/about_mof/other/other/rating/index.htm 外国格付け会社宛意見書要旨等について] - 財務省<br />
<br />
{{デフォルトソート:にほんのさいせいもんたい}}<br />
[[Category:マクロ経済学]]<br />
[[Category:日本の経済学]]<br />
[[Category:日本の財政]]<br />
[[Category:戦後日本の経済]]</div>
防人
http://ja.yourpedia.org/mediawiki/index.php?title=%E5%B0%B1%E8%81%B7%E6%B4%BB%E5%8B%95&diff=382341
就職活動
2020-01-17T13:33:57Z
<p>防人: SEOに熱心なMuttley (トーク) による編集を Fromm による直前の版へ差し戻しました</p>
<hr />
<div>[[Image:就職活動1.jpg|500px|thumb|就職活動]]<br />
'''就職活動'''(しゅうしょくかつどう)とは、[[職業]]に就くための活動の総称。略して、'''就活'''(しゅうかつ)とも呼ばれる。<br />
<br />
通常、[[学生]]・[[失業]]者など職に就いていないか、[[フリーター]]など[[非正規雇用]]の者が、[[企業]]や[[官公庁]]などに[[正規雇用]]されるための活動を指す。[[転職]]のためや、[[自営業]]を始めるための活動は含めないことが多い。<br />
<br />
以下では特に断り書きがない限り、[[日本]]での事例について述べる。<br />
<br />
== 概要 ==<br />
就職活動は、大きく分けて、新卒時と既卒時とに分かれる。区分は以下のとおり。<br />
;新卒時<br />
:[[中学校]]~[[大学]]([[大学院]])の[[卒業]]・[[修了]]見込者が行う。<br />
;既卒時<br />
:[[学校]]を卒業後、就業していない者が行う。これを'''就職浪人'''といい、この時点ですでに新卒のチャンスを逃しているため[[正社員]]になるには決定的に不利である。職歴のある[[転職]]希望者が対象の[[中途採用]]も含まれる。また、特に卒業後3年以内の人(すでに就職している人や、新卒で就職したがすぐ退職した人など)を、[[第二新卒|第二新卒者]]と言う場合もある。<br />
<br />
雇用形態として、かつて(戦後~1980年代まで)ほどではないものの、新卒で入った勤め先に定年まで勤める「[[終身雇用|終身雇用制]]」が根強く、転職時にも職歴が重視されるので、新卒での就職活動および勤め先は、その後の人生に大きく影響する。<br />
<br />
多くの場合、就職するためには[[筆記]]、[[面接]]などからなる[[採用試験]]に合格する必要がある。そのため、受験対策や面接対策などのノウハウも生まれ、受験技術は高度化している。そのような流れを受け、小手先の受験技術ではなく、[[コンピテンシー]]モデルなどにより人物評価を行おうという動きも盛んになってきている。就職試験を受ける側としては試験の公平性を期待したいところであるが、採用側の事情により、[[縁故採用]]や[[学歴差別]]、あるいは社内の[[学閥]](大学名差別)が考慮される場合もある。<br />
<br />
なお、[[弁護士]]、[[医師]]、[[看護師]]、各種[[プロフェッショナル|プロ]]スポーツ選手など、その職に就くのに特別な手段や特殊な[[資格]]・能力が求められる専門職がある。それらの専門職については、各職業の記事を参照のこと。<br />
<br />
== トラブル注意。面接練習で留年。しつこい勧誘も(2016年) ==<br />
就職活動の指導や社会人になるための能力アップ支援をうたう「就活塾」で、学生が活動に夢中になって[[留年]]したり、多額の利用料に悩まされたりするトラブルが起きている。大学が集まる東京都の消費生活総合センターは、契約前に家族や同センターなどに相談するよう呼びかけている。<br />
<br />
「息子に被害意識は無いけれど、学費や交通費が相当かかり、親が被害者」。就活塾のため2度留年した長男について同センターに相談した母親はそう話し、ため息をついた。<br />
<br />
長男から1度目の留年を相談され初めて、塾の面接練習や募金活動に夢中で、ほとんど大学に通わず就活もしていなかったと知った。翌春、再度の留年を聞き、塾に「一体何を教えているのか」と電話した。長男は成人で親は契約解除できないが、渋る塾側に迫って強制退会とさせた。<br />
<br />
実家に連れ帰り3時間かけて通学させ、卒業と就職が決まるまで見守った。母親は「もう大人と放置せず、親が介入する必要を痛感した」と振り返る。<br />
<br />
同センターによると就活塾の一部は、将来の不安や孤独感を抱えがちな就活生に、仲間との活動で常に「文化祭前夜」のような高揚感を感じさせる一方、学生が塾の活動に没頭して就活をしなくても放置しているという。<br />
<br />
先の塾はしつこい勧誘でも問題になった。都内の大学1年男性(19)は2015年、大学近くの駅前で若い女性にアンケートを頼まれ、電話番号を教えたところ、後で「塾の説明会をあなたのために準備した」と誘われた。20分だけの約束で応じ「お金がない」と入会を断ると、「バイト先を紹介する」などと2時間半引き留められた。<br />
<br />
男性は「入会しない方がおかしいような言い方で怖く、腹が立った。今も他の学生が声をかけられ、入会者が叫んだり踊ったりの奇妙な募金活動をしているのを見る」と話す。<br />
<br />
首都圏のある大学では、就活生向けに「リーダーシップ育成」などを掲げ、多額の料金を取るセミナーの存在が問題になっている。<br />
<br />
相談窓口となるキャリアセンターの職員によると、数年前までは料金15万~20万円で富士山麓の研修所に1週間宿泊させ、泣くまで自分の欠点を叫ばせたりするセミナーの相談があった。最近は、1回の料金を学生がぎりぎり払える2万~3万円に設定して[[ビジネスホテル]]で行うセミナーの相談が目立つ。入会のハードルを低くして何度も参加させ結果的に大金を取る手法だ。<br />
<br />
アルバイトや親からの借金でセミナーに計約50万円をつぎ込んだ大学2年女性はキャリアセンターへの相談で「もう限界。でも、これだけ投資したので今更やめられない」と話した。勧誘時に「入会しなくてもいい。それで就職先が決まらなくても君の人生」と突き放し学生の不安をあおるのも、こうしたセミナーの特徴という。<br />
<br />
主に相談に来るのは活動に熱中する学生の親や、そうした学生に勧誘されたゼミ・サークル仲間で、後に親子・友人関係に影響することも少なくない。先の職員は「相談は深刻なものばかり。潜在的な広がりを考えると、ぞっとする」と話す。<br />
<br />
[[国民生活センター]]によると、就活生の教室・講座契約を巡るトラブルの相談は、大卒の就職内定率が改善傾向にある最近5年間でも、年173~129件寄せられている。<br />
<br />
== 就職活動の時期 ==<br />
1990年代頃までは、ほとんどの企業が同じ時期に集中して採用活動を行っていた。1990年代半ば以降は、通年採用を行う企業が増え、その結果として、就職活動は長期化する傾向にある。<br />
<br />
1973~1996年は、企業と学校(主に[[大学]]・[[短期大学|短大]])の間に、学業の妨げにならないよう一定の時期まで企業から卒業見込み者に対するアプローチは行わないという[[就職協定]]があった。同協定は、「青田買い」などの問題は指摘されていたものの、一定の効果をあげていた。<br />
<br />
企業側の要請で同協定が廃止された後は、就職活動開始時期は早期化の傾向にある。大学生では、3年次には活動を始めるのが一般的になっている。<br />
<br />
一方、諸外国では日本のような[[新卒一括採用]]制度ではない国がほとんどであり、在学中に就職活動を行ったり、特定の時期に大学生が一斉に就職活動を行うといった光景は見られない。<br />
<br />
== 公務員への就職 ==<br />
[[国家公務員]]・[[地方公務員]]ともに採用は原則として競争試験による。試験制度や採用までの流れについては、[[国家公務員#採用試験|国家公務員の採用試験]]などを参照のこと。<br />
<br />
公務員への就職を希望する場合、一次の筆記試験が専門的で難しいので、民間への就職活動とは異なり、筆記試験に向けた勉強が就職活動の中心になる。自治体や試験区分によっては二次試験でさらに高度な筆記試験を課すところもある。そのため、早い学生は1,2年次から試験の予備校に入り、試験勉強を始める者もいる。採用先によっても違うが、高校レベルの一般教養に加えて[[法律]]や[[経済学]]なども含めたものが「教養問題」として出題され、このほかにそれぞれの職種ごとの「専門問題」が出題される。教養試験では、判断推理、数的推理や文章読解などの知能試験も課せられている。[[地方公共団体]]によっては、[[身体障害者]]の採用枠を設けているところもある。初級(3種)程度の試験を実施する場合が多い。<br />
<br />
== 民間企業への就職 ==<br />
=== 中学生の就職活動 ===<br />
日本では「満15歳に達した日以後の最初の[[3月31日]]が終了するまで、これを使用してはならない」(例外が、いわゆる「[[子役]]」などの俳優)<ref>[[労働基準法]]</ref>となっており、小学校と中学校の[[進級]]制度が[[年齢主義と課程主義|年齢主義]]に基づく例が多いので、その期日と中学校の最終学年終了日が同じ日である例が多い。このため一般的には中学校卒業直前が就職活動の最初の機会となる。<br />
<br />
終戦時から[[オイルショック]]まで、新規就業者の中で中卒者は大きなウエイトを占めた。安価な製品を大量生産していた[[高度成長]]期には、低賃金で長期間働き、技術を習得してくれる中卒者は、企業にとって「[[金の卵]]」と呼ばれる貴重な戦力だった。<br />
<br />
中卒者を送り出す側の事情として、特に地方では、生計が苦しく高等学校などの上級学校に進学させる余裕がない世帯が多かったので、子供が都会の企業に就職することで経済的にも確実に自立することを期待して、都市部の企業に積極的に就職させようとする考えがあった。こうした状況に、中学校も企業の求人を生徒に斡旋して[[集団就職]]させていた。[[1953年]]には、借り切った列車に中学校を卒業して企業に就職する少年少女たちを乗せ、都会に向けて走る「[[集団就職列車]]」が[[青森県]]で初めて走った。就職列車は[[1974年]]まで[[東北地方]]を中心に走り続け、高度成長期の春を象徴する風物詩となった。<br />
<br />
その後、オイルショック以降、経済の低迷などから企業が大量採用を見合わせるようになった。また、高校進学率が95%を超え、新規就業者の高学歴化が進む現在では、新規就業者に占める中学校新卒者の割合は非常に低く、就職活動は厳しい状況にある。<br />
<br />
一方で、仕事の成否が個人の技量に大きく依存し、学歴には関係しない職種(一般に[[職人]]と呼ばれるもの、特に伝統工芸や料理人、[[伝統芸能]]など)においては、なるべく若いうちから現場で経験を積むために、中卒後すぐに仕事を始める人もいる。<br />
<br />
'''悪いこと言わないから、せめて高校くらい卒業することをおすすめする。'''<br />
<br />
=== 高校生の就職活動 ===<br />
[[高校生]]は、現在も[[大学生]]と並び新規就業者の主力を占める。就職を希望する高校生は[[9月16日]]の就職選考解禁日から、一斉に会社を訪問して[[入社試験]]を受け、筆記、面接など数週間の選考の後に内定を得る。しかしながら、担当の先生に説教されたから就職活動している生徒も少なからずいる模様で、卒業までに就職が内定しなくてもパートやアルバイトで仕事をすればいいと思いながら就職活動している生徒も多いという。なお、後述の大学生の就職活動と異なり、中学生や高校生の新卒求人については、[[職業安定法]]に基づき、すべて[[公共職業安定所]](ハローワーク)を通して学校に掲示することが義務付けられている([[中学生]]や高校生は[[未成年者|未成年]]で法的な[[責任能力]]がないうえ、無秩序な就職活動で学業が混乱するのを抑制する観点からの規定)。したがって、実際の応募については学校を経由して企業とコンタクトを取ることになる。また、就職試験を受けるためには学校での書類選考を受けなければならず、しかも抽選で受験者を決定する。不採用になったら再び別な企業に挑戦、学校での書類選考を受けることになる。かつては後述する「一人一社制」が鉄則だったため、選考結果が出るまでは他の企業を受けられなかった。その影響から、就業意欲があってもなかなか内定を取れない生徒も出てくるという。<br />
<br />
以前は就職率が5割を越え、商業や工業などの職業(専門)学科の卒業生はその学歴を生かせる現業職として、商業高校卒なら[[事務職]]、[[営業職]]などの事務専門職、工業高校卒なら[[工場]]などの技能職といったように、3つある職業学科で学んだ内容を反映した現業職の正社員に就くのが普通だった。ただ、勤務地が遠いとか休日が少ない(週休2日制でない)等の理由で就職が内定しない生徒も多い。また、担当の先生の推薦等で就職が内定しても、仕事内容や残業時間等で1ヶ月~半年ぐらいで退職する人も多い。中には会社に出勤しても仕事内容を理解出来なかったり、体力がないため重い物が持てなかったり、勤務時間中に何回もトイレへ行き、長時間トイレに入って時間稼ぎをしながら給料をもらおうとして解雇になった卒業生もいるという。また、学校の推薦等で就職を内定して、何らかの理由で解雇にする場合は、電話や手紙で卒業先の担当の先生(学校)の方にも、相談する会社があるらしい。<br />
<br />
そして、[[バブル経済|バブル]]崩壊後、企業の採用抑制で、それまで総合職として就職していた大学生が現業職に就職するようになったり、現業職自体が採用抑制された結果、全体の内定率が就職希望者の半分という県も出るなど、高卒者の就職は著しく厳しいものになった(2004年11月末時点の高校卒業予定者の全国平均内定率は67.7%)。また、職業(専門)学科ですら、以前ならば中卒者が担当していた単純労働職に就く者も多くなり、就職先で学校で学んだことが生かせない単純作業などが多いことから離職しやすい傾向にある。<br />
<br />
こうしたことから各都道府県は、長年の慣行としていた学校が抽選で受験企業を一社に絞って受けさせる「一人一社制」を改め、複数受験が可能になった。企業も多くの生徒から選ぶことができるし、生徒も曲がりなりにも自分の意志で就職先を決められる利点があるが、企業の採用数自体が少ないこともあり、必ずしも採用増にはつながっていない。<br />
<br />
ただし、期間限定ながら「一人一社制」を継続する地域もあるし、地域内の企業が同一日に一斉に入社試験を実施するところもある。そのため、進路指導において生徒の希望を把握する場合、業種より「どの企業に就職したいか」という形で生徒に希望を出させる高校も見られるようになった。しかし、昨今の大不況の影響で採用を削減、中止にする企業も多いため、希望を出させることも無意味になりつつある。<br />
<br />
=== 大学生の就職活動 ===<br />
大学生の就職活動は、規模が大きく、就職活動を代表する存在である。大学生の就職活動スタイルには、[[高等専門学校|高専]]生、[[短期大学|短大]]生、[[大学院]]生、[[専門学校]]生、[[各種学校]]生の就職活動スタイルも含まれる。<br />
<br />
==== 技術系型就職活動 ====<br />
工学や化学などの学科の場合、学科や研究室に提携する[[メーカー]]などの企業が新卒予定者の技術総合職の推薦を依頼し、その推薦枠に学生が応募する方式が多い。推薦方式は、企業にとっては一定の専門分野の知識・技術水準をもった学生を安定して確保できること、学生にとっては就職活動に過大なエネルギーを割く必要がなく、就職後も自分の研究を続けられるというメリットがあったので、双方にとって効率の良いシステムであると考えられていた。バブル期には推薦によらず[[金融機関]]などの非技術職を志望する学生も多かった。<br />
<br />
バブル崩壊後、企業内教育を行う余裕のなくなった企業が増え、即戦力を求める傾向が強まった。そのため、毎年安定した人数は確保できるが、当たり外れのある推薦募集をやめ、一般募集で技術総合職を採用するケースが増えている。企業が即戦力(または戦力化するまでのコストが少ない)人材を求めたり、採用数自体の削減もあるので、学生から見ると推薦応募であっても、[[帝国大学|旧帝大]]・[[早稲田大学]]・[[慶應義塾大学]]卒であっても、以前に比べて厳しい就活が求められている。<br />
<br />
以前は一瞬にして終わることの多かった理系の就活(推薦応募では、1回の面接で内々定が普通)であったが、現在では何か月もの長期に及び、内々定するまで複数回の面接を行うのが普通になっている。このような状況に対して、就職活動を途中でやめてしまい、安易に博士進学を選ぶ学生も増加傾向にある。<br />
<br />
研究活動と就職活動の両方を同時に求めることが、技術・知識も中途半端、会社研究や就業意欲も中途半端な労働者を生む原因だとして、何らかの改善を求める意見が出されている。<br />
<br />
ただし、このような推薦があるのは、応用研究を行う工学系や薬学系が大部分であり、基礎研究を行う理学系にはあまりない。この区分はあくまで所属する研究室のテーマに拠るのであって、学部や研究科の名称に依存するという訳ではない。<br />
<br />
一般に推薦は、学校推薦と教授推薦に分けられる。学校推薦とは、企業が学部や研究科に対して推薦を依頼するものであり、教授推薦とは、企業が特定の研究室に推薦を依頼するものである。<br />
<br />
これら学校推薦や教授推薦は一般公募に比べ、安定した人材を得られるということで就職率は高めである。しかし、学校推薦は企業によって枠が設けてあり、この場合は規定人数以上の学生は一般公募枠であっても採用されない為、少なからず公平性を失う問題もある。また、教授推薦はあくまで教授個人の縁故関係が中心になるため、当該教授の人間関係の不信やトラブル、加齢による企業現場への影響力の衰退、教授自身の研究活動への怠り、形骸化した名誉職による将来性の喪失、といった問題で企業が断るケースも近年では増加傾向にある。<br />
<br />
==== 事務系型就職活動 ====<br />
就職協定の廃止で、一人の学生が好きなだけ企業を受けることが可能になり、[[メガバンク]]や大手メーカー、[[総合商社]]、[[航空会社]]など人気企業の一次試験には、採用枠の数百倍という志望者が集まるなど、事務型の就職活動は大変な競争になっている。競争の激化をうけて、契約社員や派遣社員など非正社員としての採用であっても「就職」と見なして納得する例も増えている。<br />
<br />
厳しい競争を勝ち抜くため、面接の受け方や[[エントリーシート]](後述)の書き方などを解説した「就職マニュアル本」が数多く出版され、大型書店では就職本コーナーを作るほどの人気になっている。<br />
<br />
事務型試験の場合、一次試験で[[SPI]]など中学・高校レベルの基礎的な学力検査を課し、二次試験以降で面接を行うのが一般的である。面接は複数回行われ、最終面接では役員が出席することが多い。近年は、従来の選考方法に加え、適性診断やグループ討論、[[インターンシップ]]など独自の方式で学生の可否を見極めようとする企業が増えている。<br />
<br />
[[インターネット]]の普及以前は、大学の就職課に張り出された求人票を見たり、自宅に送られる企業求人パンフレットなどを見て企業に電話、[[郵便]]などでコンタクトを取り、会社訪問、入社試験を行うのが普通だった。インターネットが普及した2000年頃から、大手企業を中心に[[リクルート]]が運営する[[リクナビ]]に代表される就職[[ポータルサイト]]に会員登録し、それらのサイトを経由して企業に受験の意志を表明(エントリーと呼ばれる)したり、会社説明会や入社試験の予約を行うのが一般的になった。現在では、就職サイトにしか求人情報を出さないという大手企業も多く、就職サイトに登録することは、就職活動をする事務系を志望する学生の常識となっている。<br />
<br />
また、かつては大手・中小企業問わず、企業への応募の際に出身大学指定の[[履歴書]](稀に市販の履歴書)を提出していたが、最近では大手企業を中心に独自に作成するエントリーシートの提出が求められることが増えている。エントリーシートには、住所・氏名、志望動機などの基本情報のほか、小論文や質問、中には絵を描かせるものもあり、創造性を問われることが多い。一部の企業では、エントリーシートの出来自体を書類審査として一次試験に課すこともある。しかしながら、中小企業では現在でも履歴書の提出を求める企業が多い。<br />
<br />
このほか、[[金融機関]]や[[鉄鋼業]]など一部の企業では、リクルーターと呼ばれる若手社員が、入社を希望する同じ大学の後輩と社外で非公式な面接を繰り返して採否を決める「リクルーター制」もある。<br />
<br />
最近では、首都圏を中心に就職支援団体なども出てきて、非公式に若手社員に会える場も増えてきた。学生団体や企業など、様々な組織が就活支援に取り組んでいる。<br />
<br />
文系就職を希望する学生は、3年次の夏から秋頃に大学などで就職セミナーを受けるなどして、就職活動の流れを知る。同時に就職サイトに登録し、志望業種、企業の情報を知る。この時期から自分の長所、適性、[[キャリア]]プランを自ら検討する「[[自己分析]]」を行う。熱心な学生の中には、志望する企業に勤める同じ大学(地方の企業では中学や高校の場合もある)の先輩に企業の話を聞く「[[OB訪問]]」をする者もいる。11月以降、一部の[[外資系企業]]では選考が始まる。<br />
<br />
1月には、在京[[放送局|テレビ局]]、外資系のコンサルティング会社や金融機関の多くが入社試験を始める。2・3月には多くの大手企業で会社説明会を行い、多くの学生が本格的に活動する。4年次となる4月には大手企業が一斉に入社試験を行い、[[ゴールデンウィーク]]前後には、最初の内定者がほぼ出揃う。5月以降は地方、[[中小企業]]や、大手企業の二次募集が行われる。9月には留学生向けや公務員試験不合格組や内定辞退者の補充を目的とした採用が行われ、10月1日に多くの企業で内定式が行われ、事務系を志望する学生の就職活動はほぼ終わる。<br />
<br />
== 就職活動の話題 ==<br />
=== 志望の偏り ===<br />
大学生への就職希望アンケートでは、大手と言われる一般に知名度の高い企業が上位に並ぶ。また、大手企業の中でも[[総合商社]]や一般消費者向けの製品・サービスをもつ企業(メガバンクや保険会社、電気機器・自動車などの[[メーカー]]、[[航空会社]]、[[旅行会社]]、[[マスコミ]]など)の人気が高い。このような結果になる原因として、日本の学生が様々な職業の実情に触れる機会が少ないことが指摘されている。職業の中身(各々の職業の表面からは伺いしれない舞台裏)が判らないので、イメージ先行の求職になるのである。そのため、有名人気企業に定員をはるかに上回る応募がある一方で、(学生に対して)目立たない企業やベンチャー企業に応募がこないということもままある。<br />
<br />
例えば、2002年の[[ノーベル化学賞]]を受賞した、[[島津製作所]]の[[田中耕一]]も、当初の第一志望は就職先人気上位企業の定番である[[ソニー]]であったが、ソニーが不合格となり、当時の教授からの進言で一般には知名度が低く、本人も知らなかったという島津製作所に志望先を変更したエピソードが伝えられている。<br />
<br />
=== 雇用構造の転換 ===<br />
[[バブル経済|バブル]]不況によって、企業の[[雇用]]構造は大きく転換した。バブル崩壊後、多くの企業は、社内の業務を見直し、正社員には一部の基幹業務だけを任せ、周辺業務は雇用調整が容易な[[非正社員]]([[アルバイト]]、[[契約社員]]、[[派遣社員]]など)に委託する[[リストラ]]を行った。そのため、非正社員の需要が増える一方で正社員の需要は減った。また、中心的な業務を任せる正社員には優秀な人材を配置したいと考える経営者が増え、採用予定人数内であっても基準に達していない者は採用しないケースも増えている。<br />
<br />
即戦力として中途採用市場への期待も高まっており、新卒の就職難は構造的なものになりつつあるのが現実である。中途採用では、新卒採用にみられる様な[[学歴差別]]や[[エントリーシート]]による機械的な選別(新卒と違い、即戦力を求める採用活動に、そのような選別方法は全く無意味)を行う企業は少なく、応募者から提出された[[履歴書]]や[[職務経歴書]]を基に、応募者の総合的なキャリアを丹念に見極めようとする企業が多数派であるが、殆どの場合において採用時期が不定期である上に、採用枠も若干名であるため、競争率は新卒と比較にならないくらい高倍率になる。<br />
<br />
=== 配属部署の決定 ===<br />
企業の人事担当者から見ると、採用活動中の情報だけで、新卒採用者の適性や能力を十分に見極めることは難しい。そのため、[[試用期間]]中に[[研修]]を実施したり、各種業務を経験させたりして、勤務態度や適性を評価し、その後の配属に反映させることが多い(最悪の場合[[解雇]]される場合もある)。この期間は概ね1か月から半年に及ぶ。[[人材派遣|紹介予定派遣]]も同様の趣旨に基づく制度である。<br />
<br />
[http://www.works-i.com/ リクルートワークス研究所]発表資料によると、2006年3月卒業卒業生に対する募集は70万件ほどあり、[[バブル期]]と同程度まで回復している。学生の民間企業就職希望者も景気の回復を受けて増加しているが、40万人程度で推移している。<br />
<br />
=== 就職浪人 ===<br />
活動期間の長期化のため、仕事をする意味を見失い(あるいは見つけられず)、活動途中に就職をあきらめてしまう学生も珍しくなくなっている。上級学校に進学する場合はともかく、こうした学生の中には卒業しても何もしない(できない)無業者([[ニート]]、[[引きこもり]]など)やフリーターになるものも多い。途中で活動をあきらめる理由には、次のような理由が挙げられる。<br />
<br />
#就職に対する学生の動機が薄いこと。<br />
#社員採用そのものが少ないこと(特に[[バブル経済]]崩壊後の地方。家庭の事情などから都心に移住できない者も多い)。<br />
#社員採用が多い企業でもキャリアやスキルがうまくマッチできないこと。<br />
<br />
そのため、入学直後からキャリア形成のセミナーを開き、学生に「どんな仕事がしたいのか」、「そのために何をすればよいのか」など就職への動機付けを働きかける大学も多い。しかしながら、昨今の景気低迷による採用大幅減少や採用中止、さらには厳選採用に伴い、全く意味のない状況になっているという。<br />
<br />
また、就職に意欲がある者でも運悪く(縁が無く)なかなか内定が取れず、やむなく複数年にわたる就職活動を行っている者もいる。このような者は経験がないことを理由に中途採用いえども最初から選考の対象外になることが多く、以降の就職活動が非常に不利になる。特にバブル経済崩壊後、[[2004年]]頃までの卒業生は求職が少なかったので、正社員への就職が厳しい状況にある。近年、一部で『'''卒業から何年以内。卒業後、[[正規雇用]]での就業経験のある者を除く'''』といった条件つきながら、既卒者に対しても門戸を開く大手企業も現れはじめた。とはいえ、その数は現在でも非常に少ないため、新卒者に比べ、はるかに不利であることは、言うまでも無い。<br />
<br />
=== 内定の重複 ===<br />
就職が決まらなくて苦戦する学生がいる一方で、企業が求める資質を多くもった学生に内定が集中する傾向がある。内定がどのような法的効力をもつかはケースバイケースだが、一般に被雇用者側からの雇用契約解除は広く認められているので、複数の会社から内定をもらっておいて、一部を辞退することは問題ない。しかし、辞退の連絡をしない、または就業開始直前になって辞退するなど、社会通念に反した内定辞退者がいることが問題になっている。<br />
<br />
=== 内定の取り消し ===<br />
上のケースとは逆に、景気の悪化などに伴う内定提示後の企業の経営状態の悪化、さらには企業の[[倒産]]([[破産]]、[[民事再生法]]や[[会社更生法]]の申請など)で内定が取り消される場合もあり、特に入社直前にこのような事態になると、救済措置は全くないので、大きなハンデを抱えての就職活動の再開([[#フリーターと就職活動|後述]])を余儀なくされ、泣き寝入りせざるを得なくなる<ref>大学によっては、内定取り消しを受けた場合、1年間授業料免除で留年を認め、新卒枠での就職活動を再開できる場合がある。</ref>。<br />
<br />
ただし、経営の悪化が内定取り消しの正当な理由に当たるかは微妙だが、企業側の一方的な事情で取り消した場合、内定者は法的手段を取ることができる。<br />
もし内定を取り消された場合、まずは大学の就職課に相談した上で指示を受けるになるが、より具体的な方法としては、<br />
<br />
*[[労働組合]]に個人加入し[[団体交渉]]してもらう<br />
*行政窓口の「労働情報センター」になどに相談<br />
*[[労働基準監督署]]で斡旋手続きを依頼する<br />
*[[弁護士]]などが開設する労働問題の[[ホットライン]]に電話する<br />
*自治体の行う法律相談を利用する<br />
<br />
といった対処が挙げられる。それでも解決しない場合は労働審判を申し立てること。また、企業側が内定者を辞退させるために同意書に署名させようとしたり、手切れ金という形で金銭を提供する場合もあるが、上記の対抗手段をとるためにはすぐには応じないことが望ましい。最近では、内定取り消しを行わない代わりに入社時期の延期、関連企業への転籍を要求するケースも報告されている。この場合、内定取り消しにはあたらないため、[[行政指導]]の対象外となり、識者からも「内定取り消し補償逃れ」として懸念されている。いずれにしても、大学の就職課に相談した上で指示を受けることが望ましい。<br />
<br />
=== その他 ===<br />
==== 女子学生の採用 ====<br />
[[1999年]]以降、[[雇用の分野における男女の均等な機会及び待遇の確保等に関する法律|男女雇用機会均等法]]が大幅改正されたことで、女子学生を採用で不利な取扱いをしてはいけないこととなった。<br />
<br />
一方で、雇用者における男女比では男性の方が多い状況にある<ref>『労働力調査』[[厚生労働省]]</ref>。女子社員を敬遠する理由として、結婚や出産などによる[[退職]]や[[育児休暇]]等で職場を離れる可能性が男性社員に比べて高いため、教育コストなどとの費用対効果が男性に比べて低くなるといった点が主張されている<ref name="2008yamaguchi">『女性の統計的差別とその解消への道筋』[[山口一男]]2008年5月</ref>。<br />
<br />
もっとも、こういった考え方は逆に非経済的であるという説もある。雇用者における女性比率を高めるため、[[ポジティブ・アクション]]などを採用する企業等も増えている。法律面では、上記のような理由で女子社員を採用しないことは違法と判断される可能性が高い<ref name="1995osaka">大阪地裁-平成7年(ワ)第8009号など</ref>。<br />
<br />
また、職種における差別が男子同様多いことも依然として問題になっている。<ref>事実上就業できる職種が男子は営業か技術、女子はごくわずかな事務や販売、介護や看護などに固定化されている場合が多く、応募前に足切りされることも少なくない。</ref><br />
<br />
==== 縁故採用 ====<br />
大手[[広告代理店]]や[[テレビ局]]、地方の地元企業の中には、有名人、有力者の子弟が多く社員にいること、地元出身者・在住者が優先される場合が多いことから、有力者の口利きで一般採用より有利な条件で内定を得る「[[縁故採用]]」があるとされ、採用枠の中で縁故採用がどれほどの割合になるのかなどが話題になる。<br />
<br />
「縁故」は公平性に欠け、優秀な人材を集められるとは限らないので、前時代的なものとして廃止される傾向にあったが、「縁故」のある人物は「縁故」への配慮から就職後すぐに辞めることが少なく、機密漏洩などの問題を起こすことが少ないという点で、再び見直す企業もある。<br />
<br />
「縁故採用」は学生本人には就職活動が円滑に行えるメリットがある反面、入社後の人間関係により気を配る必要があったり、一般入社をした者と比べて転職・退職が困難になったりする(縁故採用の大半は、学生の親戚縁者がその企業と関わりが深いので、安易に退職すれば紹介した者が不利益になる可能性があるため)。また、縁故入社で入った人間は形式的な採用試験しか受けていないことが多いので就職活動の経験に乏しく、転職活動で苦戦しやすいとも言われている。<br />
<br />
==== 学歴差別 ====<br />
インターネットによる就活が一般化したことにより、就職希望者が増加したことから、採用の第一段階における[[スクリーニング]]手段として学歴を使用する(学歴フィルター)ことが指摘されている<ref name="20040315aera">「[http://www.geocities.jp/gakureking/gakuf.html 「学歴とコネ」人事の本音]」『AERA』2004年3月15日号</ref>。<br />
<br />
表向き、学歴不問としている企業は多いが、実際には多くの企業で学歴による仕分けが行われている。根本には[[情報の非対称性]]が存在することを前提に、要因としていくつかを以下に挙げる。<br />
* 学生の二極化とに対応する - 「自分を高める努力をしてきた学生」が[[学力偏差値]]上位校に多いのに対し、「アルバイト頑張ってきましたと答えるような学生」が下位校に多いため<ref name="20040315aera"/><br />
* 人事部の[[リスクヘッジ]] - 「変な人を採った」とあとで言われないために、過去の採用実績を重視し出身校で選定する<ref name="20040315aera"/><br />
* 一般的な学部生よりも、業務に関連した専門的な知識等を学んだ学部生を採りたい<ref name="20040315aera"/><br />
* 人件費の削減により、特に高い給与を出さなければならない[[大学]]卒や[[大学院]]卒の[[高学歴]]者を採用しない<ref>特に中途採用に多く、表向きは高校卒以上となっていても、書類選考の段階で足切りすることがある。</ref><br />
<br />
手法としては、以下のような方法がある。<br />
* エントリーシート・履歴書など、書類選考の段階で足切り(選考のテーブルにのらない)<ref name="20040315aera"/><br />
* 特定の学校にのみ説明会を開く<ref name="20040315aera"/><br />
* 特定の学校出身者に採用権限を与え、後輩にアプローチをかける<ref name="20040315aera"/><br />
<br />
こうした状況の中、[[ソニー]]などごく一部の企業では、学校名を問わない企業が出てきている<ref name="20040315aera"/>。<br />
<br />
===== 日本以外 =====<br />
イギリスにおいては、[[大学ランキング]]の浸透に伴い、上位校の学生のみを採ろうとする企業が現れ始めた<ref>「大学ランク「過信ご注意」 専門家が警鐘 OECD、各国影響調査」『読売新聞』2008年6月10日付配信</ref>。<br />
<br />
====就職活動の[[都市伝説]]====<br />
真偽は定かではないが、毎年多くの学生の間で語られる[[噂]]・小話がある。例えば、これらの話が比較的知られている。<br />
* [[日産自動車]]の面接で「[[GNP]]の意味は?」と問われた学生が「頑張れ(G)(「ガッツだ」説もあり)日産(N)[[日産・パルサー|パルサー]](P)」と答え内定した。<br />
* [[サッポロビール]]の面接で面接官の質問に一切答えず黙ったままの男子学生に面接担当者が怒ると、彼は一言「男は黙ってサッポロビール」と言い放ち、持っていたビールを飲み干し内定した。<br />
もっとも、必ずしもユーモアのある面接担当者にあたるとは限らないので、これらのことを実際にやると、「ふざけるな」「オリジナリティがない」などと落とされる可能性が非常に高い。<br />
<br />
====ブラック企業====<br />
[[ブラック企業]]とは、一部の[[インターネットコミュニティ]]などで話題に上がる様な「'''一般社員にとって過酷な労働環境を持つ企業'''」を指す[[インターネットスラング]]。<br />
<br />
ブラック企業の定義は様々あるが、主にこの様なものが見られる。<br />
# [[過労死]]するほど社風として残業するのが当たり前、休日返上は当たり前。<br />
# その割に給料が安い、[[サービス残業|残業代などもってのほか]]。ノルマ設定が異常に高い。<br />
# 入社後3年以内の離職率が高い。<br />
# 仕事は誰でも覚えられる様な内容であるが、何年勤めても専門的なスキルは身に付かない(また、業界内でそう見なされている)。<br />
# 体力勝負で入社後数年でぼろぼろになって使い捨てられる。精神を害する者も多い。<br />
# 30歳前後になり給料が上がってくると解雇の対象となる。しかも、会社側の都合であるにも関わらず、強制的に自己都合の退職にさせられる。<br />
# 社会通念上問題のある様な作業方法や、問題のある商売方法を従業員に強いている。<br />
<br />
また、この様なブラック企業と呼ばれる様な企業に勤務した人間には、転職の活動の際、その企業に勤めたという事実を履歴書に書かないなど、履歴を自ら抹消する様な行為を行う事が少なからず見られる。これは、特に同じ業界や同じ地域での転職を希望して就職活動を行う場合に、その「ブラック企業」に勤めたという経歴が、採用の可否判断にあたって逆にマイナスにしか働かない事が起き得る為である。<br />
<br />
====採用基準の不明瞭さ====<br />
# 選考のポイントは「適性」「表現力」「個性」などを重視するとしている企業がほとんどであるが、以下のようなことが現実としてある状況で、どのように前記のポイントを見極めているのかが非常に不明瞭であり、大半の学生は不信感を抱いている。非常に優秀な学生であっても不採用となるケースは数え切れないほどあり、不採用になった理由を企業側に聞いても、「総合的に判断した」と誤魔化されるだけである。また、不採用となった企業よりもはるかに人気の高い企業に合格する人もいる。<br />
# [[インターネット]]からのエントリーが主流となった現在、有名企業や人気企業、大手企業であれば1社につき何万件と配信されてくる[[エントリーシート]]を全件、1件ずつ隅から隅までじっくりと目を通して慎重かつ公正に判定することが物理的に不可能である現実も、前述のような男女差別や学歴差別に拍車をかける要素の一つである。現に、「学歴フィルター」や「出身地フィルター」を設定している企業もある。無名な大学の学生のエントリーシートは全く読んでもらえないこともある。電力・ガス会社等の公共事業を行う会社の場合、その土地の出身者以外は、エントリーシートの段階で不採用となることが多い。<br />
# 面接や[[エントリーシート]]等では、ちょっとしたことを大きく膨らませてそれを「自分の経験」「長所」と表現することが多く、そのように指導するセミナーや本も多い。誇張された表現を鵜呑みにしていないかということもよく指摘される。<br />
# 同じような服装をし、同じような就職活動をするものの、人物や個性を見極めきれているのかという疑問が出されることもある。基本的には学生側の問題とされるが、[[新卒一括採用]]という制度上の問題と考える意見もある。<br />
<br />
====活動時期の問題点====<br />
就職活動は大学生の場合、いくら遅くとも3年生の秋ごろからスタートし、最低でも半年から1年程度行うのが通常である。この間、大学の講義や卒業研究を抜けて活動を行わなければならない。しかし、一方で企業側からは、「大学での基礎的知識が身についていない」「資格や単位などをしっかりととって即戦力になってほしい」という発言がまま見られる。このようなことから、「企業側は採用活動の時期を考えるべきである」とする意見もあがっている。<br />
<br />
== 大手有名企業の2012年大学別採用人数 ==<br />
=== メーカー ===<br />
* [[キリンビール]]<br />
:①[[早稲田|早稲田大学]]9 ②[[慶應|慶應大学]]6 ③[[東京|東京大学]]5 ④[[関西|関西大学]]4 ⑤[[京都|京都大学]],[[立命館|立命館大学]]3 ⑦[[神戸|神戸大学]]2 <br />
<br />
* [[アサヒビール]]<br />
:①早稲田,[[青学]]4 ③慶應3 ④東京,[[首都大|首都大学]],[[明治|明治大学]],[[理科大|東京理科大学]],[[神奈川|神奈川大学]]2 <br />
<br />
* [[サントリー]]<br />
:①早稲田,慶應14 ③京都,[[東北|東北大学]],[[一橋|一橋大学]]7 ⑥東京,[[同志社|同志社大学]]6 ⑧[[大阪|大阪大学]],明治5 <br />
<br />
* [[明治乳業]]<br />
:①早稲田14 ②[[日本|日本大学]]10 ③明治9 ④慶應8 ⑤[[法政|法政大学]]7 ⑥[[立教|立教大学]],[[関学|関西学院]]5 ⑧東京4 <br />
<br />
* [[森永乳業]]<br />
:①早稲田9 ②明治,関学5 ④慶應,阪府,関西4 ⑦名古屋3 <br />
<br />
* [[味の素]]<br />
:①早稲田,慶應6 ③東北,青学5 ⑤東京,京都,筑波4 ⑧東工大,関学2 <br />
<br />
* [[JT]]<br />
:①早稲田12 ②東北10 ③京都7 ④慶應,同志社6 ⑥立命館5 ⑦東京,大阪,一橋4 <br />
<br />
* [[東レ]]<br />
:①京都17 ②東京11 ③東工大,早稲田10 ⑤東北9 ⑥名古屋8 ⑦北海道,神戸,慶應6 <br />
<br />
* [[旭化成]]<br />
:①早稲田26 ②東京25 ③京都20 ④東北,慶應13 ⑥東工大11 ⑦日本10 ⑧明治9 <br />
<br />
* [[王子製紙]]<br />
:①早稲田6 ②立教3 ③東京2 ④京都,東北,北海道,千葉,神戸,岡山,慶應1 <br />
<br />
* [[富士フィルム]]<br />
:①早稲田19 ②東工大18 ③東京,京都12 ⑤東北11 ⑥慶應9 ⑦名古屋8 <br />
<br />
* [[三菱化学]]<br />
:①京都,東工大,慶應6 ④東京5 ⑤一橋,広島,早稲田4 ⑧東北,筑波3 <br />
<br />
* [[住友化学]]<br />
:①京都18 ②東京17 ③東北9 ④東工大,早稲田7 ⑥北海道5 ⑦神戸,上智4 <br />
<br />
* [[花王]]<br />
:①東京,京都13 ③慶應11 ④早稲田8 ⑤北海道,東工大,千葉7 ⑧東北6 <br />
<br />
* [[資生堂]]<br />
:①慶應15 ②早稲田9 ③京都,東工大,同志社,立命館,日本3 ⑧東京,名古屋2<br />
<br />
* [[アステラス製薬]]<br />
:①東京12 ②理科大7 ③京都,東北,慶應,明治5 ⑦早稲田,千葉,関西3 <br />
<br />
* [[武田薬品]]<br />
:①早稲田10 ②京都8 ③東京7 ④慶應5 ⑤青学,摂南4 ⑦明治,中央,同志社3 <br />
<br />
* [[旭硝子]]<br />
:①東京16 ②早稲田15 ③東工大11 ④慶應9 ⑤東北,名古屋8 ⑦京都6 ⑧神戸4 <br />
<br />
* [[TOTO]]<br />
:①早稲田8 ②慶應,立命館,関西,芝浦4 ⑥名古屋,理科大,同志社3<br />
<br />
* [[ブリヂストン]]<br />
:①早稲田16 ②慶應11 ③東工大8 ④東京7 ⑤理科大6 ⑥北海道,東北4 <br />
<br />
* [[JX日鉱日石]]<br />
:①東京7 ②慶應6 ③早稲田5 ④東工大4 ⑤京都,一橋,筑波,理科大2 <br />
<br />
* [[出光興産]]<br />
:①早稲田8 ②慶應6 ③東京5 ④京都,北海道,筑波,神戸,千葉3 <br />
<br />
* [[新日鉄]]<br />
:①東京,東工大15 ③京都14 ④早稲田11 ⑤名古屋10 ⑥慶應9 ⑦東北7 ⑧北海道6 <br />
<br />
* [[JFE]]<br />
:①東北22 ②東京21 ③早稲田20 ④岡山16 ⑤慶應15 ⑥京都,北海道9 ⑧東工大8<br />
<br />
* [[住友金属]]<br />
:①京都10 ②東京,東北,北海道,早稲田6 ⑥名古屋,慶應,同志社5 ⑨一橋3 <br />
<br />
* [[三菱マテリアル]]<br />
:①早稲田12 ②東北,東工大5 ④筑波4 ⑤東京,京都,北海道,名古屋3 <br />
<br />
* [[富士通]]<br />
:①早稲田69 ②慶應65 ③東京28 ④東工大20 ⑤名古屋,北海道18 ⑦立命館16 <br />
<br />
* [[日立製作所]]<br />
:①東京56 ②早稲田55 ③慶應47 ④上智30 ⑤立命館26 ⑥東北,東工大22 ⑧北海道19 <br />
<br />
* [[東芝]]<br />
:①東京34 ②早稲田33 ③東工大31 ④東北27 ⑤慶應21 ⑥京都13 ⑦北海道12 <br />
<br />
* [[三菱電機]]<br />
:①早稲田67 ②慶應36 ③立命館35 ④名古屋31 ⑤京都,同志社30 ⑦神戸27 ⑧東京26<br />
<br />
* [[日本電気]]<br />
:①早稲田25 ②慶應18 ③立命館17 ④理科大15 ⑤筑波,明治14 ⑦東工大13 <br />
<br />
* [[パナソニック]]<br />
:①京都35 ②早稲田23 ③同志社22 ④立命館19 ⑤慶應17 ⑥東北16 ⑦東工大14 <br />
<br />
* [[ソニー]]<br />
:①慶應49 ②早稲田31 ③東京23 ④東工大16 ⑤京都,東北,電通大6 <br />
<br />
* [[シャープ]]<br />
:①神戸13 ②京都12 ③東京10 ④早稲田,立命館8 ⑥阪府7 ⑦東工大,同志社6 <br />
<br />
* [[日本IBM]]<br />
:①早稲田27 ②慶應26 ③東京21 ④東工大8 ⑤京都6 ⑥中央,立教,理科大5 <br />
<br />
* [[京セラ]]<br />
:①立命館16 ②早稲田13 ③同志社7 ④神戸,広島6 ⑥阪府,慶應5 ⑦大阪,明治,京女4 <br />
<br />
* [[ニコン]]<br />
:①東京10 ②早稲田7 ③東工大,慶應6 ⑤東北,千葉5 ⑦京都4 <br />
<br />
* [[オリンパス]]<br />
:①早稲田7 ②東工大6 ③東京,千葉,慶應,理科大,同志社,立命館3 <br />
<br />
* [[キヤノン]]<br />
:①慶應27 ②早稲田20 ③東工大18 ④東京16 ⑤東北15 ⑥明治,理科大14 <br />
<br />
* [[リコー]]<br />
:①慶應14 ②早稲田13 ③首都大11 ④東工大9 ⑤理科大7⑥筑波,千葉,電通大6 <br />
<br />
* [[富士ゼロツクス]]<br />
:①慶應17 ②早稲田12 ③東工大9 ④立命館8 ⑤上智,明治,理科大7 <br />
<br />
* [[ダイキン]]<br />
:①神戸16 ②京都,同志社13 ④早稲田11 ⑤東京7 ⑥阪府,立命館5<br />
<br />
* [[三菱重工]]<br />
:①早稲田,京都21 ③東工大17 ④東京16 ⑤名古屋,東北14 ⑦神戸11 <br />
<br />
* [[IHI]]<br />
:①早稲田,慶應15 ③東北12 ④東工大11 ⑤東京8 ⑥京都,名古屋6<br />
<br />
=== 自動車メーカー ===<br />
* [[トヨタ自動車]]<br />
:①[[東工大]]34 ②名古屋32 ③慶應30 ④京都25 ⑤東京24 ⑥東北19 ⑦早稲田18 ⑨北海道16 <br />
<br />
* [[日産自動車]]<br />
:①早稲田19 ②慶應12 ③京都,東工大9 ⑤東京,東北,理科大5 ⑧同志社4 <br />
<br />
* [[ホンダ]]<br />
:①理科大17 ②東工大,早稲田15 ④慶應14 ⑤立命館12 ⑥東京,明治11 <br />
<br />
* [[スズキ]]<br />
:①早稲田15 ②日本12 ③明治,法政,同志社,関学8 ⑦中央,立命館,関西7<br />
<br />
=== 建設 ===<br />
* [[清水建設]]<br />
:①早稲田15 ②理科大14 ③日本8 ④東工大7 ⑤京都,北海道6 ⑦名古屋5 <br />
<br />
* [[鹿島]]<br />
:①早稲田12 ②東京11 ③明治,理科,日本8 ⑥京都7 ⑦北海道6 <br />
<br />
* [[LIXIL]]<br />
:①早稲田17 ②慶應,明治,同志社12 ⑤立命館11 ⑥中央,法政10 <br />
<br />
* [[積水ハウス]]<br />
:①日本23 ②芝浦12 ③明治,法政11 ⑤早稲田,中央,武蔵,専修8 ⑨慶應,理科大7 <br />
<br />
=== 銀行 ===<br />
* [[日本銀行]]<br />
:①東京16 ②慶應11 ③早稲田8 ④一橋5 ⑤東北,学習院,東女4 ⑧京都,大阪3 <br />
<br />
* [[日本政策金融公庫]]<br />
:①慶應18 ②早稲田13 ③明治6 ④京都,東北,神戸5 ⑦北海道,中央,法政,関学4 <br />
<br />
* [[商工中金]]<br />
:①慶應12 ②同志社9 ③横国6 ④神戸,早稲田,中央,学習院,明治5 <br />
<br />
* [[三井住友銀行]]<br />
:①慶應57 ②早稲田51 ③同志社,関学44 ⑤関西32 ⑥立命館30 ⑦東京25 ⑧大阪21 ⑨神戸,明治20 <br />
<br />
* [[三菱東京UFJ銀行]]<br />
:①慶應124 ②早稲田116 ③同志社53 ④関学52 ⑤立教42 ⑥青学40 ⑦明治39 ⑧東京37 ⑨法政36 <br />
<br />
* [[みずほフィナンシャル]]<br />
:①慶應84 ②早稲田65 ③中央57 ④立教,明治43 ⑥同志社34 ⑦青学33 ⑧学習院26 ⑨関学25 <br />
<br />
* [[りそな]]<br />
:①関西61 ②早稲田,同志社38 ④立教34 ⑤明治31 ⑥関学30 ⑦慶應26 ⑧立命館23 ⑨学習院22 <br />
<br />
* [[新生銀行]]<br />
:①早稲田10 ②慶應5 ③中央,同志社,青学4 ⑥東京,立命館3 ⑧北海道2 <br />
<br />
* [[三井住友信託]]<br />
:①慶應36 ②早稲田25 ③立教19 ④同志社15 ⑤京都13 ⑥東京,関学12 <br />
<br />
* [[三菱UFJ信託]]<br />
:①慶應39 ②早稲田28 ③東京10 ④成蹊6 ⑤一橋,立教,関学5 ⑧京都4 <br />
<br />
=== 保険 ===<br />
* [[日本生命]]<br />
:①早稲田,関学,関西33 ④立命館30 ⑤同志社26 ⑥立教23 ⑦中央,日本18 <br />
<br />
* [[第一生命]]<br />
:①慶應35 ②早稲田29 ③東京24 ④一橋17 ⑤同志社16 ⑥明治14 ⑦中央12 <br />
<br />
* [[住友生命]]<br />
:①関学23 ②早稲田19 ③同志社14 ④慶應,関西13 ⑥京都12 ⑦東京9 <br />
<br />
* [[明治安田生命]]<br />
:①大妻19 ②中央18 ③立教,法政17 ⑤青学,明治,関学16 ⑧慶應,同志社12 <br />
<br />
* [[東京海上日動]]<br />
:①早稲田52 ②慶應50 ③関西20 ④同志社19 ⑤関学,南山18 ⑦立教15 ⑧東京11 <br />
<br />
* [[三井住友海上]]<br />
:①早稲田30 ②慶應26 ③同志社19 ④関学15 ⑤南山14 ⑥立教,明治13 <br />
<br />
* [[損保ジャパン日本興亜]]<br />
:①早稲田40 ②慶應34 ③青学24 ④明治17 ⑤上智,関学15 ⑦立教14 <br />
<br />
=== 証券 ===<br />
* [[野村證券]]<br />
:①慶應52 ②早稲田42 ③関学35 ④同志社27 ⑤明治20 ⑥青学19 <br />
<br />
* [[大和証券]]<br />
:①慶應39 ②早稲田35 ③中央,立命館19 ⑤同志社15 ⑥立教,法政10 <br />
<br />
* [[SMBC日興証券]]<br />
:①慶應36 ②早稲田26 ③同志社20 ④青学15 ⑤明治14 ⑥立命館,関学12 <br />
<br />
=== 商社 ===<br />
* [[三井物産]]<br />
:①慶應32 ②早稲田27 ③東京18 ④一橋13 ⑤京都9 ⑥上智8 ⑦東外大6 <br />
<br />
* [[三菱商事]]<br />
:①慶應50 ②東京39 ③早稲田29 ④京都13 ⑤一橋12 ⑥上智10 ⑦北海道4 <br />
<br />
* [[住友商事]]<br />
:①慶應34 ②早稲田29 ③東京20 ④京都14 ⑤上智10 ⑥大阪9 ⑦一橋8 <br />
<br />
* [[伊藤忠商事]]<br />
:①慶應21 ②早稲田16 ③東京13 ④京都12 ⑤神戸8 ⑥一橋6 ⑦大阪5 <br />
<br />
* [[双日]]<br />
:①早稲田7 ②慶應5 ③関学4 ④大阪,東外大,神戸,青学3 ⑧東京2 <br />
<br />
* [[丸紅]]<br />
:①慶應30 ②早稲田21 ③東京13 ④京都,一橋9 ⑥上智8 ⑦大阪5 <br />
<br />
* [[豊田通商]]<br />
:①早稲田15 ②慶應,中央10 ④東京6 ⑤上智,青学5 ⑦名古屋,筑波,明治4 <br />
<br />
=== 交通 ===<br />
* [[全日空]]<br />
:①青学28 ②慶應27 ③早稲田20 ④同志社,日本18 ⑥明治,同女13 <br />
<br />
* [[JR東日本]]<br />
:①日本70 ②早稲田36 ③法政,芝浦35 ⑤東海28 ⑥明治25 ⑦理科大20 ⑧東京17 <br />
<br />
* [[JR西日本]]<br />
:①立命館37 ②近畿22 ③同志社19 ④関西18 ⑤京都,龍谷17 ⑦関学15 <br />
<br />
* [[JR東海]]<br />
:①早稲田18 ②立命館17 ③京都,名古屋,慶應15 ⑥芝浦13 ⑦東京12 <br />
<br />
=== 通信 ===<br />
* [[NTT東日本]]<br />
:①早稲田37 ②理科大19 ③慶應18 ④東北17 ⑤首都大,上智,立教,中央10 <br />
<br />
* [[NTT西日本]]<br />
:①名古屋,慶應12 ③同志社11 ④京都,立命館,関学10 ⑦広島9 <br />
<br />
* [[NTTドコモ]]<br />
:①慶應17 ②早稲田16 ③名古屋,立命館11 ⑤東京10 ⑥京都,明治9 <br />
<br />
* [[NTTデータ]]<br />
:①早稲田71 ②慶應46 ③理科大24 ④上智23 ⑤東京19 ⑥筑波18 ⑦東北14 <br />
<br />
* [[NTTコミュニケーションズ]]<br />
:①早稲田24 ②慶應17 ③京都11 ④上智10 ⑤東京8 ⑥東工大7 <br />
<br />
* [[KDDI]]<br />
:①早稲田29 ②慶應16 ③京都14 ④北海道9 ⑤中央8 ⑥名古屋,電通大7 <br />
<br />
* [[ソフトバンク]]<br />
:①早稲田28 ②青学23 ③立教21 ④明治20 ⑤法政19 ⑥学習院12 <br />
<br />
=== 電力・ガス ===<br />
* [[東北電力]]<br />
:①東北32 ②北海道7 ③早稲田,中央4 ⑤慶應,明治,理科大,日本3 <br />
<br />
* [[中部電力]]<br />
:①名古屋27 ②東北13 ③京都9 ④早稲田,慶應8 ⑥東京6 ⑦一橋5 <br />
<br />
* [[関西電力]]<br />
:①京都34 ②神戸17 ③同志社16 ④阪府11 ⑤早稲田10 ⑥阪市,立命館9 <br />
<br />
* [[東京ガス]]<br />
:①早稲田22 ②慶應14 ③東京10 ④筑波6 ⑤京都,一橋,東工大,理科大5 <br />
<br />
* [[大阪ガス]]<br />
:①京都,神戸12 ③立命館6 ④東京,大阪5 ⑥早稲田,同志社,関西4<br />
<br />
=== マスコミ ===<br />
* [[NHK]]<br />
:①早稲田43 ②慶應24 ③東京15 ④法政8 ⑤東北,立教,立命館6 ⑧京都,一橋5 <br />
<br />
* [[日本テレビ]]<br />
:①東京,早稲田5 ③慶應2 ④電通大,中央,法政,東洋,芝浦1 <br />
<br />
* [[テレビ朝日]]<br />
:①慶應10 ②早稲田6 ③東京,一橋,筑波2 ⑥京都,東工大,横国1 <br />
<br />
* [[フジテレビ]]<br />
:①早稲田6 ②慶應5 ③京都,立教,青学2 ⑥東京,首都大,上智1 <br />
<br />
* [[共同通信]]<br />
:①早稲田8 ②慶應,上智3 ④東京,大阪,神戸,立命館2 ⑧京都,名古屋,東北,一橋1 <br />
<br />
* [[電通]]<br />
:①慶應43 ②早稲田25 ③東京14 ④京都11 ⑤東工大,関学5 ⑦上智4 <br />
<br />
* [[毎日新聞]]<br />
:①早稲田7 ②明治,立命館4 ④同志社3 ⑤阪市,上智2 ⑦東京,筑波1 <br />
<br />
* [[朝日新聞]]<br />
:①早稲田12 ②慶應8 ③東京7 ④京都3 ⑤大阪,一橋,神戸,立教,明治2 <br />
<br />
* [[読売新聞]]<br />
:①早稲田9 ②京都,明治5 ④東京,大阪4 ⑥法政3 ⑦筑波,東外大,慶應2<br />
<br />
=== その他 ===<br />
* [[三菱地所]]<br />
:①慶應10 ②早稲田5 ③東京,一橋4 ⑤京都,筑波,上智,立教2 <br />
<br />
* [[凸版印刷]]<br />
:①早稲田14 ②東工大10 ③明治8 ④慶應,都市大,立命館7 ⑦芝浦6 <br />
<br />
* [[大日本印刷]]<br />
:①早稲田21 ②慶應19 ③東工大10 ④法政9 ⑤立命館7 ⑥東京,京都6 <br />
<br />
* [[ヤフー]]<br />
:①早稲田23 ②慶應22 ③明治15 ④東京13 ⑤理科大11 ⑥電通大,法政10 <br />
<br />
* [[楽天]]<br />
:①慶應36 ②早稲田31 ③東京19 ④明治,立命館15 ⑥京都14 ⑦青学12 <br />
<br />
* [[イオン]]<br />
:①日本50 ②立命館,関西21 ④法政,専修16 ⑥龍谷15 ⑦同志社,関学14 <br />
<br />
* [[JTB]]<br />
:①関西12 ②早稲田,立教11 ④法政,立命館10 ⑥同志社8 ⑦慶應,学習院7 <br />
<br />
* [[野村総研]]<br />
:①慶應43 ②早稲田30 ③理科大21 ④東京18 ⑤東工大15 ⑥首都大,上智9 <br />
<br />
* [[講談社]]<br />
:①早稲田2 ②東京,大阪,名古屋,一橋,筑波,上智,青学,法政,共立1 <br />
<br />
* [[リクルート]]<br />
:①慶應32 ②早稲田22 ③京都13 ④東京7 ⑤立教6 ⑥上智,青学,立命館,関学5 <br />
<br />
== 新卒求人サイトの功罪 ==<br />
=== 公平にスタート ===<br />
[[インターネット]]で申し込み、[[エントリーシート]]提出や適性検査を経て面接にたどり着く現在の就活の仕組みが確立したのは[[2002年]]ごろ。皆がアクセスできるネット就活は志望企業への門戸を広げ、公平なスタートラインを用意した。<br />
<br />
それまで郵便や電話で会社案内や説明会の日程を伝えていた企業にも大きな恩恵をもたらした。「印刷代や通信費、データ管理の負担が減った」。就職情報大手「[[マイナビ]]」編集長の[[三上隆次]]は振り返る。だが落とし穴も生まれた。<br />
<br />
「この条件に合う学生を選んでほしい」。採用代行の[[トライアンフ]]([[東京]]・[[渋谷]])には各企業からエントリーしてきた学生を絞り込む依頼が相次ぐ。学部や専攻、筆記試験、適性検査の結果などから面接可能な人数までふるい落とす。志望が集中する企業では最初の関門で企業自身の目に触れない学生も多い。<br />
<br />
「有名企業ばかり数十社受けて全滅。ダメな就活の典型だった」。<br />
<br />
[[横浜国立大学]][[大学院]]の修士課程を今春修了した近田英樹(27)の就活は2年に及んだ。2012年は[[トヨタ自動車]]など[[製造業]]を受けたが最終面接に残れた会社は無かった。今年は専攻の教育学や適性を考え抜き、人材開発会社から内定を得た。「自分の軸がなければネットに振り回されるだけ」と話す。<br />
<br />
マイナビによると来春卒業・入社予定の学生1人がエントリーした企業は平均で69社。だが実際の選考過程に進んだのは11.4社だ。ネット上に並ぶ有名企業に志望動機も定まらずに応募、面接にすらたどり着けない学生の姿が垣間見える。<br />
<br />
中堅大学の就職課は「うちの学生を採用する気がない有名企業はエントリーを受け付けないでほしい」と本音を漏らす。2012年から大手の採用活動開始が2カ月遅くなり、就活は短期決戦になった。時間のロスは致命的になりかねない。<br />
<br />
ネットに翻弄されないために何ができるか。試行錯誤が始まった。<br />
<br />
=== 全社と強制面接 ===<br />
10月中旬の[[東洋大学]]。まだ内定がない4年生44人が、商社や教育関連など業種が異なる中小12社の社長らと向き合った。数人のグループに分かれた学生は1社18分、12社で計3時間半の「全社強制面接」に臨む。<br />
<br />
参加した多田健人(21)は「実際に話を聞き、これまで関心がなかった磁石を作る機械メーカーや技術職に興味を持った」と話す。学生の視野を広げる取り組みに大学も手応えを感じている。<br />
<br />
「面接やOB・OGとの面会を重ねるリアルな就活が必要」。キャリア形成に詳しい[[小島貴子]]・東洋大准教授は指摘する。「企業は求める人材を具体的に示してほしい。ミスマッチも減る」と注文をつける。<br />
<br />
「[[リクナビ]]」は2014年卒の採用から、学生の志向や適性、企業が求める人材要件を解析し、個々の学生に合った企業情報を提供するオーダーメード型のサービスを始める。ネット就活が生み出した矛盾の解決に就職サイト自身も向き合う。ミスマッチをいかに解消するか。それは学生と企業双方の未来を左右する。<br />
<br />
== フリーターと就職活動 ==<br />
失業者(勤務先の経営悪化による倒産やリストラ含む)や[[フリーター]]は、通常[[公共職業安定所|ハローワーク]]に登録し、就職の斡旋を受けるケースが多い(就職した[[普通科 (学校)|普通科]]高卒者は、[[過年度生|受験浪人]]の継続を断念して就職に変更するなど、学校からの斡旋を受けず、卒業後にハローワークからの斡旋や縁故で就職するケースが目立つ<ref>[[日本労働研究機構]]の報告資料89『高校生の初期キャリア形成と高校教育』(1996年)より。</ref>)。フリーターという言葉が生まれたバブル期には、「定職に就けるのにあえて就かず好きな事をする」という肯定的な意味合いで用いられてきたが、今は学校を卒業しても職に就けず不本意にフリーターになるという事例が少なくないため、否定的な意味合いで使われる事が多い。そう使われる要因の1つが、企業はフリーターを職業経験と見なす事が少ないという社会の状況がある。そのため、フリーター、無業者の就職活動は、学校等のサポートがある新卒者よりも、一層厳しいといえる。<br />
<br />
フリーターへの意識に関しては、[[厚生労働省]]が[[2004年]]にまとめた雇用管理調査<ref> 厚生労働省HPよりhttp://www.mhlw.go.jp/toukei/itiran/roudou/koyou/kanri/kanri04/06.html</ref>に顕著であり、企業経営者や人事担当者の30.3%が、フリーターというスタイルに嫌疑的な反応を示し、「仕事の内容いかんで簡単に辞める傾向がある(否定的に答えたグループの7割)」や「責任感がない(同5割)」といった意見も聞かれる。しかし一方で、3.6%と非常に少数だが、フリーター経験を好意的に捉える向きもあり、これらの肯定的グループでは、豊富な経験やチャレンジ精神・他業種で培った技能を評価している。<br />
<br />
中小企業経営者の中には「3年以上は同じ職場を経験しないと、必要な能力は一通り育たない」という旧式の概念があり、短期[[アルバイト]]を繰り返しているケースでは、マイナス評価に成りこそすれ、好意的に見られる事は少ない。<br />
そのため多くの中小企業における「実務経験○年以上」という過剰な求人対象の限定は、若い求職者たちにとって超えることのできない絶壁であり、経験を積むことさえ許されないという現状がフリーター増加の背景に根付いている。<br />
<br />
また、フリーターを単純な労働力としてしか見なしていない雇用者もあり、フリーターはすぐ辞めるからという理由で就労教育がなおざりであるケースも散見される。このような職場環境ではフリーター自身にも何ら技能が身に付かないので、フリーターの多くが、仕事に現金収入以外の価値を見出せなくなる[[失速]]現象を起こしていると思われる節もある。これは[[パートタイマー]]などの臨時雇用者にもたびたび見られる現象だが、雇用者と労働者の間に溝が出来た結果、労働意欲や責任感を削がれた労働者が量産されている構図も見受けられる。<br />
<br />
中には上に書かれたフリーターの現実を利用し、追い詰められたフリーターを安い給料で就職させて賃金の削減を図る会社もある。再就職する際には働く会社の状況も把握する事と、自分の売りや[[スキル]]を向上させる事が大事である。フリーターのスキル向上によって失業率は改善、非正規雇用者数も減少するとされる。<br />
しかし彼らが実践的なスキルを習得できる職場や機会は非常に少なく、なんとか身につけた頃には年齢的理由などから実質就労不能に陥っているケースも多い。<br />
<br />
== 中国 ==<br />
[[中華人民共和国|中国]]では、かつては学校卒業後の就職は国家が世話をしていたが、[[改革開放]]後は学生が自分で就職活動を行わなければならなくなった。学生の絶対数が多いため、就職浪人が社会問題となっている(詳細は[[就職氷河期]]を参照)。<br />
<br />
就職活動に際しては、縁故が有力な手段となっている。そのため、就職活動に有利なコネを売買する行為も見られる。人気がある職種は公務員で、8万元(報道当時のレートで約120万円)で売り出されているという<ref>「公務員試験の口利き料は120万円!「コネ・人脈ネット」が大人気」『Record China』2008年7月16日付配信</ref>。また、学歴差別が横行する状況にある<ref>「最も多いのは「学歴差別」、就活時に「有名大以外は面接お断り」も」『Record China』2008年3月2日付配信</ref>。<br />
<br />
[[留学生]]については、かつては「海亀」と呼ばれ、外国語を武器に好条件で就職できたが、留学が一般化するに伴いそれだけでは就職できなくなり、就職活動を行う必要が生じるようになった。留学帰りで就職できなかったものは「海草」と呼ばれる(詳細は[[留学#中華人民共和国]]を参照)。<br />
<br />
就職先としては、当初は国営企業が人気であったが、外資企業が相次いで進出すると、外資の方が将来性があるとして、人気が高まった。しかし、その後国営企業の人気が再び高まっている<ref name="20080529nikkeibo">柏木理佳「【5】人脈作りのために国営企業を望む学生が増加」『日経ビジネスオンライン』日経BP社、2008年5月29日付配信</ref>。この傾向には、学生が自己の将来性を考える際に、まず国営企業でコネを作り、その後民間企業に再就職した方が出世しやすいと考えることが影響しているという<ref name="20080529nikkeibo"/>。<br />
<br />
== 資料 ==<br />
次の表は、高卒者の[[求人倍率]]及び[[就職率]]の推移である。詳細は独立行政法人 労働政策研究・研修機構[http://www.jil.go.jp/kokunai/statistics/gyomu/ 業務統計を活用した新規指標-2006]を参照。<br />
{| class="wikitable"<br />
|+'''都道府県別・3月の新規学卒者求人倍率'''<br />
|-<br />
!年!!1992!!1993!!1994!!1995!!1996!!1997!!1998!!1999!!2000!!2001!!2002!!2003!!2004<br />
|- style="text-align: right;"<br />
!style="font-weight:bold;" | 北海道<br />
| 1.8 || 1.7 || 1.5 || 1.3 || 1.4 || 1.4 || 1.3 || 1.2 || 1.2 || 1.2 || 1.3 || 1.3 || 1.2<br />
|- style="text-align: right;"<br />
!style="font-weight:bold;" | 青森<br />
| 1.5 || 1.3 || 1.2 || 1.0 || 1.1 || 1.1 || 1.0 || 0.8 || 0.8 || 0.8 || 0.7 || 0.7 || 0.7<br />
|- style="text-align: right;"<br />
!style="font-weight:bold;" | 岩手<br />
| 1.8 || 1.7 || 1.4 || 1.3 || 1.3 || 1.3 || 1.3 || 1.0 || 0.9 || 0.9 || 0.7 || 0.7 || 0.8<br />
|- style="text-align: right;"<br />
!style="font-weight:bold;" | 宮城<br />
| 2.8 || 2.5 || 1.9 || 1.7 || 1.5 || 1.5 || 1.4 || 1.1 || 1.0 || 1.1 || 1.1 || 1.1 || 1.1<br />
|- style="text-align: right;"<br />
!style="font-weight:bold;" | 秋田<br />
| 2.0 || 1.8 || 1.5 || 1.4 || 1.5 || 1.5 || 1.4 || 1.1 || 1.2 || 1.1 || 0.9 || 0.9 || 0.9<br />
|- style="text-align: right;"<br />
!style="font-weight:bold;" | 山形<br />
| 2.7 || 2.4 || 2.0 || 1.7 || 1.6 || 1.6 || 1.5 || 1.2 || 0.9 || 1.0 || 0.9 || 0.9 || 0.9<br />
|- style="text-align: right;"<br />
!style="font-weight:bold;" | 福島<br />
| 2.6 || 2.2 || 1.7 || 1.4 || 1.4 || 1.3 || 1.3 || 1.0 || 1.0 || 1.0 || 0.9 || 0.9 || 1.0<br />
|- style="text-align: right;"<br />
!style="font-weight:bold;" | 茨城<br />
| 3.3 || 2.9 || 2.3 || 1.6 || 1.5 || 1.5 || 1.7 || 1.3 || 1.1 || 1.1 || 1.1 || 1.0 || 1.3<br />
|- style="text-align: right;"<br />
!style="font-weight:bold;" | 栃木<br />
| 3.3 || 3.0 || 2.2 || 1.7 || 1.6 || 1.6 || 1.7 || 1.4 || 1.3 || 1.3 || 1.3 || 1.2 || 1.4<br />
|- style="text-align: right;"<br />
!style="font-weight:bold;" | 群馬<br />
| 4.0 || 3.9 || 3.1 || 2.3 || 2.0 || 2.0 || 2.2 || 1.9 || 1.7 || 1.5 || 1.5 || 1.4 || 1.6<br />
|- style="text-align: right;"<br />
!style="font-weight:bold;" | 埼玉<br />
| 2.7 || 2.5 || 2.1 || 1.7 || 1.5 || 1.4 || 1.6 || 1.4 || 1.2 || 1.2 || 1.3 || 1.2 || 1.2<br />
|- style="text-align: right;"<br />
!style="font-weight:bold;" | 千葉<br />
| 2.6 || 2.5 || 2.0 || 1.5 || 1.4 || 1.3 || 1.3 || 1.3 || 1.0 || 1.1 || 1.2 || 1.1 || 1.2<br />
|- style="text-align: right;"<br />
!style="font-weight:bold;" | 東京<br />
| 10.2 || 9.4 || 7.2 || 5.3 || 4.6 || 4.7 || 5.3 || 5.1 || 4.3 || 4.4 || 4.8 || 5.0 || 4.7<br />
|- style="text-align: right;"<br />
!style="font-weight:bold;" | 神奈川<br />
| 3.9 || 3.6 || 2.8 || 2.1 || 1.8 || 1.9 || 2.2 || 1.8 || 1.5 || 1.7 || 1.8 || 1.7 || 1.5<br />
|- style="text-align: right;"<br />
!style="font-weight:bold;" | 新潟<br />
| 3.0 || 2.7 || 2.3 || 2.2 || 2.1 || 2.1 || 2.1 || 1.5 || 1.3 || 1.2 || 1.3 || 1.2 || 1.2<br />
|- style="text-align: right;"<br />
!style="font-weight:bold;" | 富山<br />
| 3.9 || 3.7 || 3.0 || 2.5 || 2.2 || 2.3 || 2.7 || 1.9 || 1.6 || 1.6 || 1.7 || 1.3 || 1.2<br />
|- style="text-align: right;"<br />
!style="font-weight:bold;" | 石川<br />
| 3.3 || 3.2 || 2.6 || 2.1 || 1.9 || 2.0 || 2.1 || 1.5 || 1.4 || 1.3 || 1.3 || 1.2 || 1.3<br />
|- style="text-align: right;"<br />
!style="font-weight:bold;" | 福井<br />
| 3.5 || 3.4 || 3.0 || 2.4 || 2.3 || 2.4 || 2.5 || 1.9 || 1.6 || 1.4 || 1.3 || 1.2 || 1.2<br />
|- style="text-align: right;"<br />
!style="font-weight:bold;" | 山梨<br />
| 3.8 || 3.5 || 2.7 || 2.0 || 1.9 || 2.0 || 1.9 || 1.5 || 1.3 || 1.5 || 1.4 || 1.3 || 1.3<br />
|- style="text-align: right;"<br />
!style="font-weight:bold;" | 長野<br />
| 3.7 || 3.5 || 3.1 || 2.5 || 2.4 || 2.4 || 2.4 || 2.0 || 1.7 || 1.7 || 1.5 || 1.4 || 1.5<br />
|- style="text-align: right;"<br />
!style="font-weight:bold;" | 岐阜<br />
| 3.1 || 3.0 || 2.6 || 2.0 || 1.9 || 2.0 || 2.1 || 1.7 || 1.4 || 1.3 || 1.3 || 1.3 || 1.3<br />
|- style="text-align: right;"<br />
!style="font-weight:bold;" | 静岡<br />
| 3.9 || 3.9 || 2.9 || 2.0 || 1.8 || 1.8 || 2.1 || 1.7 || 1.4 || 1.4 || 1.4 || 1.3 || 1.3<br />
|- style="text-align: right;"<br />
!style="font-weight:bold;" | 愛知<br />
| 4.9 || 4.8 || 3.8 || 2.7 || 2.4 || 2.5 || 3.0 || 2.5 || 2.0 || 2.1 || 2.0 || 1.9 || 2.0<br />
|- style="text-align: right;"<br />
!style="font-weight:bold;" | 三重<br />
| 3.1 || 2.9 || 2.4 || 1.8 || 1.7 || 1.8 || 2.0 || 1.5 || 1.2 || 1.2 || 1.1 || 1.1 || 1.1<br />
|- style="text-align: right;"<br />
!style="font-weight:bold;" | 滋賀<br />
| 3.8 || 3.2 || 2.5 || 1.9 || 1.8 || 1.7 || 2.0 || 1.4 || 1.0 || 1.1 || 1.0 || 0.9 || 1.0<br />
|- style="text-align: right;"<br />
!style="font-weight:bold;" | 京都<br />
| 3.5 || 3.3 || 2.5 || 2.0 || 1.8 || 2.0 || 2.2 || 1.8 || 1.5 || 1.5 || 1.4 || 1.4 || 1.5<br />
|- style="text-align: right;"<br />
!style="font-weight:bold;" | 大阪<br />
| 4.6 || 4.3 || 3.5 || 2.6 || 2.2 || 2.5 || 2.9 || 2.5 || 1.9 || 1.9 || 1.9 || 1.7 || 2.0<br />
|- style="text-align: right;"<br />
!style="font-weight:bold;" | 兵庫<br />
| 3.1 || 3.1 || 2.4 || 2.0 || 1.9 || 2.1 || 2.3 || 1.7 || 1.4 || 1.3 || 1.3 || 1.1 || 1.1<br />
|- style="text-align: right;"<br />
!style="font-weight:bold;" | 奈良<br />
| 2.1 || 1.9 || 1.9 || 1.6 || 1.4 || 1.6 || 1.5 || 1.3 || 1.2 || 1.2 || 1.0 || 1.1 || 1.0<br />
|- style="text-align: right;"<br />
!style="font-weight:bold;" | 和歌山<br />
| 2.2 || 2.1 || 1.7 || 1.4 || 1.5 || 1.3 || 1.4 || 1.0 || 0.8 || 0.8 || 0.7 || 0.8 || 0.8<br />
|- style="text-align: right;"<br />
!style="font-weight:bold;" | 鳥取<br />
| 2.1 || 2.0 || 1.7 || 1.5 || 1.4 || 1.6 || 1.6 || 1.2 || 1.1 || 1.1 || 0.8 || 0.9 || 0.8<br />
|- style="text-align: right;"<br />
!style="font-weight:bold;" | 島根<br />
| 1.8 || 1.7 || 1.6 || 1.5 || 1.5 || 1.5 || 1.4 || 1.1 || 1.0 || 1.0 || 0.9 || 0.8 || 0.8<br />
|- style="text-align: right;"<br />
!style="font-weight:bold;" | 岡山<br />
| 2.6 || 2.4 || 2.1 || 1.6 || 1.6 || 1.6 || 1.7 || 1.3 || 1.1 || 1.1 || 1.0 || 1.1 || 1.1<br />
|- style="text-align: right;"<br />
!style="font-weight:bold;" | 広島<br />
| 3.6 || 3.5 || 2.8 || 2.3 || 1.9 || 2.0 || 2.2 || 1.7 || 1.5 || 1.4 || 1.4 || 1.5 || 1.5<br />
|- style="text-align: right;"<br />
!style="font-weight:bold;" | 山口<br />
| 2.0 || 1.9 || 1.6 || 1.3 || 1.2 || 1.3 || 1.3 || 1.1 || 1.0 || 1.1 || 0.9 || 1.0 || 1.0<br />
|- style="text-align: right;"<br />
!style="font-weight:bold;" | 徳島<br />
| 2.2 || 2.1 || 2.0 || 1.8 || 1.8 || 1.6 || 1.7 || 1.3 || 1.2 || 1.2 || 1.0 || 0.9 || 0.9<br />
|- style="text-align: right;"<br />
!style="font-weight:bold;" | 香川<br />
| 3.8 || 3.5 || 3.0 || 2.6 || 2.6 || 2.7 || 2.6 || 2.3 || 1.9 || 1.6 || 1.6 || 1.4 || 1.5<br />
|- style="text-align: right;"<br />
!style="font-weight:bold;" | 愛媛<br />
| 2.6 || 2.4 || 2.1 || 1.8 || 1.8 || 1.8 || 1.9 || 1.5 || 1.3 || 1.2 || 1.1 || 1.1 || 1.1<br />
|- style="text-align: right;"<br />
!style="font-weight:bold;" | 高知<br />
| 1.4 || 1.3 || 1.2 || 1.1 || 1.0 || 1.1 || 1.0 || 0.9 || 0.8 || 0.8 || 0.8 || 0.6 || 0.6<br />
|- style="text-align: right;"<br />
!style="font-weight:bold;" | 福岡<br />
| 2.4 || 2.5 || 1.9 || 1.5 || 1.4 || 1.5 || 1.5 || 1.2 || 1.0 || 1.1 || 1.0 || 1.0 || 1.0<br />
|- style="text-align: right;"<br />
!style="font-weight:bold;" | 佐賀<br />
| 1.8 || 1.8 || 1.6 || 1.4 || 1.3 || 1.2 || 1.1 || 0.9 || 0.7 || 0.7 || 0.7 || 0.7 || 0.7<br />
|- style="text-align: right;"<br />
!style="font-weight:bold;" | 長崎<br />
| 1.4 || 1.4 || 1.1 || 1.0 || 0.9 || 0.9 || 0.8 || 0.7 || 0.7 || 0.7 || 0.6 || 0.5 || 0.6<br />
|- style="text-align: right;"<br />
!style="font-weight:bold;" | 熊本<br />
| 1.9 || 1.8 || 1.7 || 1.3 || 1.2 || 1.1 || 1.0 || 0.7 || 0.7 || 0.8 || 0.7 || 0.8 || 0.8<br />
|- style="text-align: right;"<br />
!style="font-weight:bold;" | 大分<br />
| 1.5 || 1.5 || 1.3 || 1.2 || 1.2 || 1.2 || 1.2 || 1.0 || 0.9 || 1.0 || 0.9 || 0.9 || 1.0<br />
|- style="text-align: right;"<br />
!style="font-weight:bold;" | 宮崎<br />
| 1.3 || 1.1 || 1.0 || 1.0 || 0.9 || 0.9 || 0.8 || 0.6 || 0.7 || 0.6 || 0.6 || 0.6 || 0.6<br />
|- style="text-align: right;"<br />
!style="font-weight:bold;" | 鹿児島<br />
| 1.2 || 1.0 || 0.9 || 1.0 || 0.9 || 0.8 || 0.8 || 0.6 || 1.0 || 0.7 || 0.6 || 0.6 || 0.6<br />
|- style="text-align: right;"<br />
!style="font-weight:bold;" | 沖縄<br />
| 1.1 || 0.8 || 0.6 || 0.4 || 0.3 || 0.3 || 0.4 || 0.3 || 0.3 || 0.4 || 0.4 || 0.5 || 0.6<br />
|- style="text-align: right;"<br />
!style="font-weight:bold;" | 平均<br />
| 3.3 || 3.1 || 2.5 || 1.9 || 1.8 || 1.8 || 1.9 || 1.6 || 1.3 || 1.3 || 1.3 || 1.3 || 1.3<br />
|}<br />
出典:新規学卒者の労働市場(厚生労働省)<br />
<br />
<table class="wikitable"><br />
<caption>都道府県別・3月の新規学卒者就職率(資料出所:新規学卒者の労働市場)</caption><br />
<tr><br />
<th>年</th><br />
<th>1992</th><br />
<th>1993</th><br />
<th>1994</th><br />
<th>1995</th><br />
<th>1996</th><br />
<th>1997</th><br />
<th>1998</th><br />
<th>1999</th><br />
<th>2000</th><br />
<th>2001</th><br />
<th>2002</th><br />
<th>2003</th><br />
<th>2004</th><br />
</tr><br />
<tr><br />
<th>北海道</th><br />
<td style="text-align: right;">99.9</td><br />
<td style="text-align: right;">99.8</td><br />
<td style="text-align: right;">99.8</td><br />
<td style="text-align: right;">99.6</td><br />
<td style="text-align: right;">99.1</td><br />
<td style="text-align: right;">99.3</td><br />
<td style="text-align: right;">99.0</td><br />
<td style="text-align: right;">98.0</td><br />
<td style="text-align: right;">98.1</td><br />
<td style="text-align: right;">98.1</td><br />
<td style="text-align: right;">97.0</td><br />
<td style="text-align: right;">96.3</td><br />
<td style="text-align: right;">95.8</td><br />
</tr><br />
<tr><br />
<th>青森</th><br />
<td style="text-align: right;">100.0</td><br />
<td style="text-align: right;">100.0</td><br />
<td style="text-align: right;">100.0</td><br />
<td style="text-align: right;">100.0</td><br />
<td style="text-align: right;">100.0</td><br />
<td style="text-align: right;">100.0</td><br />
<td style="text-align: right;">100.0</td><br />
<td style="text-align: right;">99.8</td><br />
<td style="text-align: right;">99.1</td><br />
<td style="text-align: right;">98.4</td><br />
<td style="text-align: right;">96.5</td><br />
<td style="text-align: right;">94.4</td><br />
<td style="text-align: right;">95.4</td><br />
</tr><br />
<tr><br />
<th>岩手</th><br />
<td style="text-align: right;">100.0</td><br />
<td style="text-align: right;">100.0</td><br />
<td style="text-align: right;">100.0</td><br />
<td style="text-align: right;">100.0</td><br />
<td style="text-align: right;">100.0</td><br />
<td style="text-align: right;">100.0</td><br />
<td style="text-align: right;">100.0</td><br />
<td style="text-align: right;">99.4</td><br />
<td style="text-align: right;">99.3</td><br />
<td style="text-align: right;">99.1</td><br />
<td style="text-align: right;">98.2</td><br />
<td style="text-align: right;">97.5</td><br />
<td style="text-align: right;">97.9</td><br />
</tr><br />
<tr><br />
<th>宮城</th><br />
<td style="text-align: right;">99.9</td><br />
<td style="text-align: right;">99.7</td><br />
<td style="text-align: right;">98.5</td><br />
<td style="text-align: right;">97.2</td><br />
<td style="text-align: right;">95.8</td><br />
<td style="text-align: right;">97.2</td><br />
<td style="text-align: right;">95.1</td><br />
<td style="text-align: right;">90.6</td><br />
<td style="text-align: right;">91.4</td><br />
<td style="text-align: right;">92.6</td><br />
<td style="text-align: right;">90.8</td><br />
<td style="text-align: right;">90.8</td><br />
<td style="text-align: right;">93.1</td><br />
</tr><br />
<tr><br />
<th>秋田</th><br />
<td style="text-align: right;">100.0</td><br />
<td style="text-align: right;">100.0</td><br />
<td style="text-align: right;">100.0</td><br />
<td style="text-align: right;">100.0</td><br />
<td style="text-align: right;">100.0</td><br />
<td style="text-align: right;">100.0</td><br />
<td style="text-align: right;">100.0</td><br />
<td style="text-align: right;">99.7</td><br />
<td style="text-align: right;">98.6</td><br />
<td style="text-align: right;">99.4</td><br />
<td style="text-align: right;">96.6</td><br />
<td style="text-align: right;">97.8</td><br />
<td style="text-align: right;">99.2</td><br />
</tr><br />
<tr><br />
<th>山形</th><br />
<td style="text-align: right;">100.0</td><br />
<td style="text-align: right;">100.0</td><br />
<td style="text-align: right;">99.9</td><br />
<td style="text-align: right;">99.5</td><br />
<td style="text-align: right;">99.6</td><br />
<td style="text-align: right;">99.2</td><br />
<td style="text-align: right;">98.8</td><br />
<td style="text-align: right;">98.5</td><br />
<td style="text-align: right;">98.3</td><br />
<td style="text-align: right;">98.1</td><br />
<td style="text-align: right;">96.3</td><br />
<td style="text-align: right;">95.7</td><br />
<td style="text-align: right;">97.2</td><br />
</tr><br />
<tr><br />
<th>福島</th><br />
<td style="text-align: right;">100.0</td><br />
<td style="text-align: right;">100.0</td><br />
<td style="text-align: right;">100.0</td><br />
<td style="text-align: right;">100.0</td><br />
<td style="text-align: right;">100.0</td><br />
<td style="text-align: right;">100.0</td><br />
<td style="text-align: right;">100.0</td><br />
<td style="text-align: right;">99.8</td><br />
<td style="text-align: right;">100.0</td><br />
<td style="text-align: right;">100.0</td><br />
<td style="text-align: right;">99.0</td><br />
<td style="text-align: right;">97.9</td><br />
<td style="text-align: right;">98.5</td><br />
</tr><br />
<tr><br />
<th>茨城</th><br />
<td style="text-align: right;">100.0</td><br />
<td style="text-align: right;">100.0</td><br />
<td style="text-align: right;">100.0</td><br />
<td style="text-align: right;">100.0</td><br />
<td style="text-align: right;">99.8</td><br />
<td style="text-align: right;">99.9</td><br />
<td style="text-align: right;">97.6</td><br />
<td style="text-align: right;">93.6</td><br />
<td style="text-align: right;">88.2</td><br />
<td style="text-align: right;">89.2</td><br />
<td style="text-align: right;">89.3</td><br />
<td style="text-align: right;">91.0</td><br />
<td style="text-align: right;">96.9</td><br />
</tr><br />
<tr><br />
<th>栃木</th><br />
<td style="text-align: right;">100.0</td><br />
<td style="text-align: right;">100.0</td><br />
<td style="text-align: right;">100.0</td><br />
<td style="text-align: right;">100.0</td><br />
<td style="text-align: right;">100.0</td><br />
<td style="text-align: right;">100.0</td><br />
<td style="text-align: right;">99.8</td><br />
<td style="text-align: right;">99.0</td><br />
<td style="text-align: right;">98.5</td><br />
<td style="text-align: right;">97.9</td><br />
<td style="text-align: right;">95.9</td><br />
<td style="text-align: right;">95.6</td><br />
<td style="text-align: right;">96.0</td><br />
</tr><br />
<tr><br />
<th>群馬</th><br />
<td style="text-align: right;">100.0</td><br />
<td style="text-align: right;">100.0</td><br />
<td style="text-align: right;">100.0</td><br />
<td style="text-align: right;">100.0</td><br />
<td style="text-align: right;">100.0</td><br />
<td style="text-align: right;">100.0</td><br />
<td style="text-align: right;">100.0</td><br />
<td style="text-align: right;">99.6</td><br />
<td style="text-align: right;">99.6</td><br />
<td style="text-align: right;">99.7</td><br />
<td style="text-align: right;">91.9</td><br />
<td style="text-align: right;">98.4</td><br />
<td style="text-align: right;">98.8</td><br />
</tr><br />
<tr><br />
<th>埼玉</th><br />
<td style="text-align: right;">100.0</td><br />
<td style="text-align: right;">100.0</td><br />
<td style="text-align: right;">100.0</td><br />
<td style="text-align: right;">100.0</td><br />
<td style="text-align: right;">100.0</td><br />
<td style="text-align: right;">100.0</td><br />
<td style="text-align: right;">100.0</td><br />
<td style="text-align: right;">100.0</td><br />
<td style="text-align: right;">100.0</td><br />
<td style="text-align: right;">99.5</td><br />
<td style="text-align: right;">98.7</td><br />
<td style="text-align: right;">98.1</td><br />
<td style="text-align: right;">97.3</td><br />
</tr><br />
<tr><br />
<th>千葉</th><br />
<td style="text-align: right;">99.9</td><br />
<td style="text-align: right;">99.5</td><br />
<td style="text-align: right;">99.6</td><br />
<td style="text-align: right;">98.0</td><br />
<td style="text-align: right;">99.0</td><br />
<td style="text-align: right;">95.6</td><br />
<td style="text-align: right;">96.0</td><br />
<td style="text-align: right;">95.8</td><br />
<td style="text-align: right;">94.2</td><br />
<td style="text-align: right;">96.9</td><br />
<td style="text-align: right;">94.8</td><br />
<td style="text-align: right;">96.3</td><br />
<td style="text-align: right;">97.4</td><br />
</tr><br />
<tr><br />
<th>東京</th><br />
<td style="text-align: right;">98.0</td><br />
<td style="text-align: right;">97.0</td><br />
<td style="text-align: right;">94.7</td><br />
<td style="text-align: right;">95.7</td><br />
<td style="text-align: right;">94.0</td><br />
<td style="text-align: right;">94.6</td><br />
<td style="text-align: right;">93.1</td><br />
<td style="text-align: right;">92.6</td><br />
<td style="text-align: right;">88.1</td><br />
<td style="text-align: right;">89.9</td><br />
<td style="text-align: right;">92.3</td><br />
<td style="text-align: right;">96.4</td><br />
<td style="text-align: right;">97.0</td><br />
</tr><br />
<tr><br />
<th>神奈川</th><br />
<td style="text-align: right;">100.0</td><br />
<td style="text-align: right;">99.8</td><br />
<td style="text-align: right;">100.0</td><br />
<td style="text-align: right;">100.0</td><br />
<td style="text-align: right;">98.6</td><br />
<td style="text-align: right;">99.3</td><br />
<td style="text-align: right;">99.7</td><br />
<td style="text-align: right;">94.3</td><br />
<td style="text-align: right;">99.6</td><br />
<td style="text-align: right;">98.9</td><br />
<td style="text-align: right;">96.5</td><br />
<td style="text-align: right;">97.6</td><br />
<td style="text-align: right;">92.5</td><br />
</tr><br />
<tr><br />
<th>新潟</th><br />
<td style="text-align: right;">100.0</td><br />
<td style="text-align: right;">100.0</td><br />
<td style="text-align: right;">100.0</td><br />
<td style="text-align: right;">100.0</td><br />
<td style="text-align: right;">100.0</td><br />
<td style="text-align: right;">100.0</td><br />
<td style="text-align: right;">100.0</td><br />
<td style="text-align: right;">100.0</td><br />
<td style="text-align: right;">99.9</td><br />
<td style="text-align: right;">100.0</td><br />
<td style="text-align: right;">99.9</td><br />
<td style="text-align: right;">99.9</td><br />
<td style="text-align: right;">99.9</td><br />
</tr><br />
<tr><br />
<th>富山</th><br />
<td style="text-align: right;">100.0</td><br />
<td style="text-align: right;">100.0</td><br />
<td style="text-align: right;">100.0</td><br />
<td style="text-align: right;">100.0</td><br />
<td style="text-align: right;">100.0</td><br />
<td style="text-align: right;">100.0</td><br />
<td style="text-align: right;">100.0</td><br />
<td style="text-align: right;">99.1</td><br />
<td style="text-align: right;">98.5</td><br />
<td style="text-align: right;">98.5</td><br />
<td style="text-align: right;">97.8</td><br />
<td style="text-align: right;">98.7</td><br />
<td style="text-align: right;">98.5</td><br />
</tr><br />
<tr><br />
<th>石川</th><br />
<td style="text-align: right;">100.0</td><br />
<td style="text-align: right;">100.0</td><br />
<td style="text-align: right;">100.0</td><br />
<td style="text-align: right;">100.0</td><br />
<td style="text-align: right;">100.0</td><br />
<td style="text-align: right;">100.0</td><br />
<td style="text-align: right;">100.0</td><br />
<td style="text-align: right;">96.7</td><br />
<td style="text-align: right;">99.4</td><br />
<td style="text-align: right;">99.5</td><br />
<td style="text-align: right;">97.9</td><br />
<td style="text-align: right;">98.2</td><br />
<td style="text-align: right;">98.1</td><br />
</tr><br />
<tr><br />
<th>福井</th><br />
<td style="text-align: right;">100.0</td><br />
<td style="text-align: right;">100.0</td><br />
<td style="text-align: right;">99.9</td><br />
<td style="text-align: right;">100.0</td><br />
<td style="text-align: right;">99.8</td><br />
<td style="text-align: right;">100.0</td><br />
<td style="text-align: right;">100.0</td><br />
<td style="text-align: right;">100.0</td><br />
<td style="text-align: right;">99.7</td><br />
<td style="text-align: right;">99.2</td><br />
<td style="text-align: right;">98.1</td><br />
<td style="text-align: right;">98.7</td><br />
<td style="text-align: right;">99.6</td><br />
</tr><br />
<tr><br />
<th>山梨</th><br />
<td style="text-align: right;">100.0</td><br />
<td style="text-align: right;">100.0</td><br />
<td style="text-align: right;">100.0</td><br />
<td style="text-align: right;">100.0</td><br />
<td style="text-align: right;">100.0</td><br />
<td style="text-align: right;">100.0</td><br />
<td style="text-align: right;">100.0</td><br />
<td style="text-align: right;">100.0</td><br />
<td style="text-align: right;">100.0</td><br />
<td style="text-align: right;">97.0</td><br />
<td style="text-align: right;">95.5</td><br />
<td style="text-align: right;">98.4</td><br />
<td style="text-align: right;">94.9</td><br />
</tr><br />
<tr><br />
<th>長野</th><br />
<td style="text-align: right;">99.9</td><br />
<td style="text-align: right;">100.0</td><br />
<td style="text-align: right;">99.9</td><br />
<td style="text-align: right;">99.9</td><br />
<td style="text-align: right;">100.0</td><br />
<td style="text-align: right;">100.0</td><br />
<td style="text-align: right;">100.0</td><br />
<td style="text-align: right;">100.0</td><br />
<td style="text-align: right;">99.6</td><br />
<td style="text-align: right;">100.0</td><br />
<td style="text-align: right;">100.0</td><br />
<td style="text-align: right;">100.0</td><br />
<td style="text-align: right;">100.0</td><br />
</tr><br />
<tr><br />
<th>岐阜</th><br />
<td style="text-align: right;">100.0</td><br />
<td style="text-align: right;">100.0</td><br />
<td style="text-align: right;">100.0</td><br />
<td style="text-align: right;">100.0</td><br />
<td style="text-align: right;">100.0</td><br />
<td style="text-align: right;">100.0</td><br />
<td style="text-align: right;">99.9</td><br />
<td style="text-align: right;">99.6</td><br />
<td style="text-align: right;">98.0</td><br />
<td style="text-align: right;">98.1</td><br />
<td style="text-align: right;">97.0</td><br />
<td style="text-align: right;">97.8</td><br />
<td style="text-align: right;">99.0</td><br />
</tr><br />
<tr><br />
<th>静岡</th><br />
<td style="text-align: right;">100.0</td><br />
<td style="text-align: right;">100.0</td><br />
<td style="text-align: right;">100.0</td><br />
<td style="text-align: right;">100.0</td><br />
<td style="text-align: right;">100.0</td><br />
<td style="text-align: right;">100.0</td><br />
<td style="text-align: right;">100.0</td><br />
<td style="text-align: right;">100.0</td><br />
<td style="text-align: right;">99.1</td><br />
<td style="text-align: right;">99.8</td><br />
<td style="text-align: right;">99.7</td><br />
<td style="text-align: right;">99.0</td><br />
<td style="text-align: right;">99.5</td><br />
</tr><br />
<tr><br />
<th>愛知</th><br />
<td style="text-align: right;">100.0</td><br />
<td style="text-align: right;">100.0</td><br />
<td style="text-align: right;">100.0</td><br />
<td style="text-align: right;">99.9</td><br />
<td style="text-align: right;">99.2</td><br />
<td style="text-align: right;">99.3</td><br />
<td style="text-align: right;">98.9</td><br />
<td style="text-align: right;">97.9</td><br />
<td style="text-align: right;">95.2</td><br />
<td style="text-align: right;">95.9</td><br />
<td style="text-align: right;">95.4</td><br />
<td style="text-align: right;">94.5</td><br />
<td style="text-align: right;">96.2</td><br />
</tr><br />
<tr><br />
<th>三重</th><br />
<td style="text-align: right;">100.0</td><br />
<td style="text-align: right;">100.0</td><br />
<td style="text-align: right;">100.0</td><br />
<td style="text-align: right;">99.8</td><br />
<td style="text-align: right;">100.0</td><br />
<td style="text-align: right;">99.8</td><br />
<td style="text-align: right;">99.8</td><br />
<td style="text-align: right;">99.9</td><br />
<td style="text-align: right;">99.9</td><br />
<td style="text-align: right;">99.6</td><br />
<td style="text-align: right;">98.9</td><br />
<td style="text-align: right;">97.0</td><br />
<td style="text-align: right;">97.6</td><br />
</tr><br />
<tr><br />
<th>滋賀</th><br />
<td style="text-align: right;">100.0</td><br />
<td style="text-align: right;">100.0</td><br />
<td style="text-align: right;">100.0</td><br />
<td style="text-align: right;">99.9</td><br />
<td style="text-align: right;">99.9</td><br />
<td style="text-align: right;">99.8</td><br />
<td style="text-align: right;">99.3</td><br />
<td style="text-align: right;">97.1</td><br />
<td style="text-align: right;">95.5</td><br />
<td style="text-align: right;">92.2</td><br />
<td style="text-align: right;">97.9</td><br />
<td style="text-align: right;">94.5</td><br />
<td style="text-align: right;">93.2</td><br />
</tr><br />
<tr><br />
<th>京都</th><br />
<td style="text-align: right;">100.0</td><br />
<td style="text-align: right;">100.0</td><br />
<td style="text-align: right;">97.8</td><br />
<td style="text-align: right;">97.9</td><br />
<td style="text-align: right;">97.1</td><br />
<td style="text-align: right;">98.2</td><br />
<td style="text-align: right;">97.5</td><br />
<td style="text-align: right;">95.0</td><br />
<td style="text-align: right;">93.7</td><br />
<td style="text-align: right;">95.2</td><br />
<td style="text-align: right;">95.4</td><br />
<td style="text-align: right;">95.0</td><br />
<td style="text-align: right;">96.9</td><br />
</tr><br />
<tr><br />
<th>大阪</th><br />
<td style="text-align: right;">99.7</td><br />
<td style="text-align: right;">99.9</td><br />
<td style="text-align: right;">99.9</td><br />
<td style="text-align: right;">99.9</td><br />
<td style="text-align: right;">99.8</td><br />
<td style="text-align: right;">99.8</td><br />
<td style="text-align: right;">99.6</td><br />
<td style="text-align: right;">98.2</td><br />
<td style="text-align: right;">96.3</td><br />
<td style="text-align: right;">96.6</td><br />
<td style="text-align: right;">95.7</td><br />
<td style="text-align: right;">94.7</td><br />
<td style="text-align: right;">95.3</td><br />
</tr><br />
<tr><br />
<th>兵庫</th><br />
<td style="text-align: right;">99.3</td><br />
<td style="text-align: right;">99.9</td><br />
<td style="text-align: right;">99.6</td><br />
<td style="text-align: right;">99.3</td><br />
<td style="text-align: right;">99.7</td><br />
<td style="text-align: right;">99.8</td><br />
<td style="text-align: right;">99.6</td><br />
<td style="text-align: right;">98.3</td><br />
<td style="text-align: right;">96.9</td><br />
<td style="text-align: right;">98.6</td><br />
<td style="text-align: right;">96.8</td><br />
<td style="text-align: right;">95.3</td><br />
<td style="text-align: right;">94.5</td><br />
</tr><br />
<tr><br />
<th>奈良</th><br />
<td style="text-align: right;">100.0</td><br />
<td style="text-align: right;">100.0</td><br />
<td style="text-align: right;">99.3</td><br />
<td style="text-align: right;">99.9</td><br />
<td style="text-align: right;">99.8</td><br />
<td style="text-align: right;">99.3</td><br />
<td style="text-align: right;">98.4</td><br />
<td style="text-align: right;">99.4</td><br />
<td style="text-align: right;">94.3</td><br />
<td style="text-align: right;">97.9</td><br />
<td style="text-align: right;">96.3</td><br />
<td style="text-align: right;">97.1</td><br />
<td style="text-align: right;">97.7</td><br />
</tr><br />
<tr><br />
<th>和歌山</th><br />
<td style="text-align: right;">100.0</td><br />
<td style="text-align: right;">100.0</td><br />
<td style="text-align: right;">97.7</td><br />
<td style="text-align: right;">98.2</td><br />
<td style="text-align: right;">97.2</td><br />
<td style="text-align: right;">97.9</td><br />
<td style="text-align: right;">96.7</td><br />
<td style="text-align: right;">95.2</td><br />
<td style="text-align: right;">93.3</td><br />
<td style="text-align: right;">93.4</td><br />
<td style="text-align: right;">91.5</td><br />
<td style="text-align: right;">89.9</td><br />
<td style="text-align: right;">94.3</td><br />
</tr><br />
<tr><br />
<th>鳥取</th><br />
<td style="text-align: right;">100.0</td><br />
<td style="text-align: right;">100.0</td><br />
<td style="text-align: right;">100.0</td><br />
<td style="text-align: right;">100.0</td><br />
<td style="text-align: right;">99.6</td><br />
<td style="text-align: right;">100.0</td><br />
<td style="text-align: right;">100.0</td><br />
<td style="text-align: right;">99.8</td><br />
<td style="text-align: right;">98.4</td><br />
<td style="text-align: right;">98.7</td><br />
<td style="text-align: right;">91.7</td><br />
<td style="text-align: right;">95.7</td><br />
<td style="text-align: right;">96.0</td><br />
</tr><br />
<tr><br />
<th>島根</th><br />
<td style="text-align: right;">100.0</td><br />
<td style="text-align: right;">100.0</td><br />
<td style="text-align: right;">100.0</td><br />
<td style="text-align: right;">99.9</td><br />
<td style="text-align: right;">100.0</td><br />
<td style="text-align: right;">99.9</td><br />
<td style="text-align: right;">100.0</td><br />
<td style="text-align: right;">100.0</td><br />
<td style="text-align: right;">100.0</td><br />
<td style="text-align: right;">99.9</td><br />
<td style="text-align: right;">99.6</td><br />
<td style="text-align: right;">99.3</td><br />
<td style="text-align: right;">99.3</td><br />
</tr><br />
<tr><br />
<th>岡山</th><br />
<td style="text-align: right;">100.0</td><br />
<td style="text-align: right;">100.0</td><br />
<td style="text-align: right;">100.0</td><br />
<td style="text-align: right;">99.8</td><br />
<td style="text-align: right;">99.1</td><br />
<td style="text-align: right;">99.7</td><br />
<td style="text-align: right;">99.8</td><br />
<td style="text-align: right;">100.0</td><br />
<td style="text-align: right;">97.3</td><br />
<td style="text-align: right;">96.2</td><br />
<td style="text-align: right;">93.2</td><br />
<td style="text-align: right;">93.3</td><br />
<td style="text-align: right;">97.6</td><br />
</tr><br />
<tr><br />
<th>広島</th><br />
<td style="text-align: right;">99.7</td><br />
<td style="text-align: right;">98.9</td><br />
<td style="text-align: right;">96.7</td><br />
<td style="text-align: right;">94.9</td><br />
<td style="text-align: right;">94.2</td><br />
<td style="text-align: right;">93.2</td><br />
<td style="text-align: right;">93.7</td><br />
<td style="text-align: right;">88.7</td><br />
<td style="text-align: right;">88.3</td><br />
<td style="text-align: right;">83.2</td><br />
<td style="text-align: right;">87.2</td><br />
<td style="text-align: right;">87.4</td><br />
<td style="text-align: right;">92.9</td><br />
</tr><br />
<tr><br />
<th>山口</th><br />
<td style="text-align: right;">100.0</td><br />
<td style="text-align: right;">100.0</td><br />
<td style="text-align: right;">99.9</td><br />
<td style="text-align: right;">99.7</td><br />
<td style="text-align: right;">99.6</td><br />
<td style="text-align: right;">99.7</td><br />
<td style="text-align: right;">99.9</td><br />
<td style="text-align: right;">99.9</td><br />
<td style="text-align: right;">99.9</td><br />
<td style="text-align: right;">99.8</td><br />
<td style="text-align: right;">98.0</td><br />
<td style="text-align: right;">98.6</td><br />
<td style="text-align: right;">99.0</td><br />
</tr><br />
<tr><br />
<th>徳島</th><br />
<td style="text-align: right;">100.0</td><br />
<td style="text-align: right;">100.0</td><br />
<td style="text-align: right;">100.0</td><br />
<td style="text-align: right;">100.0</td><br />
<td style="text-align: right;">100.0</td><br />
<td style="text-align: right;">100.0</td><br />
<td style="text-align: right;">100.0</td><br />
<td style="text-align: right;">100.0</td><br />
<td style="text-align: right;">100.0</td><br />
<td style="text-align: right;">99.8</td><br />
<td style="text-align: right;">94.7</td><br />
<td style="text-align: right;">94.8</td><br />
<td style="text-align: right;">96.6</td><br />
</tr><br />
<tr><br />
<th>香川</th><br />
<td style="text-align: right;">100.0</td><br />
<td style="text-align: right;">100.0</td><br />
<td style="text-align: right;">100.0</td><br />
<td style="text-align: right;">100.0</td><br />
<td style="text-align: right;">100.0</td><br />
<td style="text-align: right;">100.0</td><br />
<td style="text-align: right;">100.0</td><br />
<td style="text-align: right;">100.0</td><br />
<td style="text-align: right;">100.0</td><br />
<td style="text-align: right;">99.8</td><br />
<td style="text-align: right;">100.0</td><br />
<td style="text-align: right;">98.1</td><br />
<td style="text-align: right;">100.0</td><br />
</tr><br />
<tr><br />
<th>愛媛</th><br />
<td style="text-align: right;">100.0</td><br />
<td style="text-align: right;">100.0</td><br />
<td style="text-align: right;">100.0</td><br />
<td style="text-align: right;">100.0</td><br />
<td style="text-align: right;">100.0</td><br />
<td style="text-align: right;">100.0</td><br />
<td style="text-align: right;">100.0</td><br />
<td style="text-align: right;">100.0</td><br />
<td style="text-align: right;">99.9</td><br />
<td style="text-align: right;">99.4</td><br />
<td style="text-align: right;">99.9</td><br />
<td style="text-align: right;">98.2</td><br />
<td style="text-align: right;">97.6</td><br />
</tr><br />
<tr><br />
<th>高知</th><br />
<td style="text-align: right;">99.5</td><br />
<td style="text-align: right;">99.7</td><br />
<td style="text-align: right;">98.9</td><br />
<td style="text-align: right;">97.4</td><br />
<td style="text-align: right;">97.5</td><br />
<td style="text-align: right;">96.5</td><br />
<td style="text-align: right;">91.5</td><br />
<td style="text-align: right;">87.0</td><br />
<td style="text-align: right;">86.6</td><br />
<td style="text-align: right;">87.5</td><br />
<td style="text-align: right;">90.1</td><br />
<td style="text-align: right;">91.1</td><br />
<td style="text-align: right;">91.3</td><br />
</tr><br />
<tr><br />
<th>福岡</th><br />
<td style="text-align: right;">98.6</td><br />
<td style="text-align: right;">96.9</td><br />
<td style="text-align: right;">91.1</td><br />
<td style="text-align: right;">95.1</td><br />
<td style="text-align: right;">95.8</td><br />
<td style="text-align: right;">95.6</td><br />
<td style="text-align: right;">93.9</td><br />
<td style="text-align: right;">92.5</td><br />
<td style="text-align: right;">88.6</td><br />
<td style="text-align: right;">89.0</td><br />
<td style="text-align: right;">88.2</td><br />
<td style="text-align: right;">88.8</td><br />
<td style="text-align: right;">86.8</td><br />
</tr><br />
<tr><br />
<th>佐賀</th><br />
<td style="text-align: right;">100.0</td><br />
<td style="text-align: right;">100.0</td><br />
<td style="text-align: right;">99.9</td><br />
<td style="text-align: right;">99.6</td><br />
<td style="text-align: right;">99.5</td><br />
<td style="text-align: right;">99.6</td><br />
<td style="text-align: right;">99.0</td><br />
<td style="text-align: right;">98.6</td><br />
<td style="text-align: right;">94.2</td><br />
<td style="text-align: right;">95.8</td><br />
<td style="text-align: right;">94.3</td><br />
<td style="text-align: right;">93.4</td><br />
<td style="text-align: right;">96.6</td><br />
</tr><br />
<tr><br />
<th>長崎</th><br />
<td style="text-align: right;">100.0</td><br />
<td style="text-align: right;">100.0</td><br />
<td style="text-align: right;">99.8</td><br />
<td style="text-align: right;">98.8</td><br />
<td style="text-align: right;">99.1</td><br />
<td style="text-align: right;">97.9</td><br />
<td style="text-align: right;">98.0</td><br />
<td style="text-align: right;">95.9</td><br />
<td style="text-align: right;">92.0</td><br />
<td style="text-align: right;">90.9</td><br />
<td style="text-align: right;">91.8</td><br />
<td style="text-align: right;">91.2</td><br />
<td style="text-align: right;">93.8</td><br />
</tr><br />
<tr><br />
<th>熊本</th><br />
<td style="text-align: right;">99.8</td><br />
<td style="text-align: right;">99.3</td><br />
<td style="text-align: right;">97.1</td><br />
<td style="text-align: right;">97.4</td><br />
<td style="text-align: right;">96.7</td><br />
<td style="text-align: right;">97.2</td><br />
<td style="text-align: right;">95.6</td><br />
<td style="text-align: right;">91.6</td><br />
<td style="text-align: right;">90.6</td><br />
<td style="text-align: right;">92.5</td><br />
<td style="text-align: right;">88.3</td><br />
<td style="text-align: right;">93.1</td><br />
<td style="text-align: right;">94.3</td><br />
</tr><br />
<tr><br />
<th>大分</th><br />
<td style="text-align: right;">99.3</td><br />
<td style="text-align: right;">99.8</td><br />
<td style="text-align: right;">99.9</td><br />
<td style="text-align: right;">99.8</td><br />
<td style="text-align: right;">99.5</td><br />
<td style="text-align: right;">99.5</td><br />
<td style="text-align: right;">99.4</td><br />
<td style="text-align: right;">97.6</td><br />
<td style="text-align: right;">96.9</td><br />
<td style="text-align: right;">97.7</td><br />
<td style="text-align: right;">94.5</td><br />
<td style="text-align: right;">93.3</td><br />
<td style="text-align: right;">95.4</td><br />
</tr><br />
<tr><br />
<th>宮崎</th><br />
<td style="text-align: right;">100.0</td><br />
<td style="text-align: right;">100.0</td><br />
<td style="text-align: right;">100.0</td><br />
<td style="text-align: right;">100.0</td><br />
<td style="text-align: right;">99.4</td><br />
<td style="text-align: right;">99.7</td><br />
<td style="text-align: right;">99.8</td><br />
<td style="text-align: right;">99.5</td><br />
<td style="text-align: right;">99.4</td><br />
<td style="text-align: right;">98.8</td><br />
<td style="text-align: right;">98.0</td><br />
<td style="text-align: right;">97.8</td><br />
<td style="text-align: right;">99.1</td><br />
</tr><br />
<tr><br />
<th>鹿児島</th><br />
<td style="text-align: right;">99.6</td><br />
<td style="text-align: right;">99.8</td><br />
<td style="text-align: right;">98.2</td><br />
<td style="text-align: right;">97.9</td><br />
<td style="text-align: right;">97.8</td><br />
<td style="text-align: right;">96.2</td><br />
<td style="text-align: right;">97.2</td><br />
<td style="text-align: right;">95.9</td><br />
<td style="text-align: right;">91.5</td><br />
<td style="text-align: right;">90.6</td><br />
<td style="text-align: right;">89.1</td><br />
<td style="text-align: right;">92.4</td><br />
<td style="text-align: right;">94.1</td><br />
</tr><br />
<tr><br />
<th>沖縄</th><br />
<td style="text-align: right;">91.2</td><br />
<td style="text-align: right;">85.7</td><br />
<td style="text-align: right;">80.5</td><br />
<td style="text-align: right;">62.3</td><br />
<td style="text-align: right;">56.5</td><br />
<td style="text-align: right;">68.4</td><br />
<td style="text-align: right;">72.7</td><br />
<td style="text-align: right;">65.5</td><br />
<td style="text-align: right;">58.3</td><br />
<td style="text-align: right;">69.8</td><br />
<td style="text-align: right;">62.4</td><br />
<td style="text-align: right;">73.8</td><br />
<td style="text-align: right;">78.6</td><br />
</tr><br />
<tr><br />
<th>平均</th><br />
<td style="text-align: right;">99.7</td><br />
<td style="text-align: right;">99.5</td><br />
<td style="text-align: right;">98.9</td><br />
<td style="text-align: right;">98.7</td><br />
<td style="text-align: right;">98.4</td><br />
<td style="text-align: right;">98.5</td><br />
<td style="text-align: right;">98.2</td><br />
<td style="text-align: right;">96.8</td><br />
<td style="text-align: right;">95.6</td><br />
<td style="text-align: right;">95.9</td><br />
<td style="text-align: right;">94.8</td><br />
<td style="text-align: right;">95.1</td><br />
<td style="text-align: right;">95.9</td><br />
</tr><br />
</table><br />
<br />
== 就職活動を描いた作品 ==<br />
===映画(就活映画)===<br />
*[[大学は出たけれど]]<br />
*[[日本一のホラ吹き男]]<br />
*[[フレッシュマン若大将]]<br />
*[[男はつらいよ 寅次郎の縁談]]<br />
*[[就職戦線異状なし]]<br />
<br />
===漫画(就活漫画)===<br />
*[[SOMEDAY]]<br />
*[[めぞん一刻]]<br />
*[[GTO (漫画)|GTO]]<br />
*[[東京エイティーズ]]<br />
*[[たくなび]]<br />
*[[銀のアンカー]]<br />
*[[いいひと。]]<br />
<br />
==脚注==<br />
{{reflist}}{{脚注ヘルプ}}<br />
<br />
== 関連項目 ==<br />
* [[職業指導]]<br />
* [[応募書類]]<br />
** [[履歴書]]<br />
** [[職務経歴書]]<br />
** [[送付状]]<br />
** [[自己PR書]]<br />
** [[証明写真]]<br />
** [[若年者就職基礎能力修得支援事業]](YESプログラム)<br />
** [[ジョブパスポート]]<br />
** [[ジョブカード制度]]([[職業能力形成システム]])<br />
** [[礼状]]<br />
** [[紹介状]]<br />
* [[公共職業安定所]](ハローワーク)<br />
* [[東京しごとセンター]]<br />
* [[若者サポートステーション]]<br />
* [[職業指導]]<br />
* [[就職率]]<br />
* [[合同企業説明会]]<br />
* [[面接]]<br />
* [[適性検査]]<br />
* [[エントリーシート]]<br />
* [[雇用]]<br />
** [[正規雇用]]<br />
** [[非正規雇用]]<br />
* [[フリーター]]<br />
* [[リクルート]]<br />
** [[リクルートスーツ]]<br />
* [[背広]]<br />
* [[学歴]]<br />
** [[大学ブランド]]<br />
* [[第二新卒]]<br />
* [[婚活]]<br />
* [[就職氷河期]]<br />
* [[雇用の分野における男女の均等な機会及び待遇の確保等に関する法律|男女雇用機会均等法]]<br />
* [[労働経済学]]<br />
* [[インターンシップ]]<br />
* [[就職詐欺]]<br />
* [[求人情報誌]]<br />
* [[三菱樹脂事件]]<br />
* [[パーソナルブランド]]<br />
* [[ワーキングプア]]<br />
* [[ニート]]<br />
* [[エピソードバンク]]<br />
<br />
{{DEFAULTSORT:しゆうしよくかつとう}}<br />
[[Category:就職活動|*]]<br />
[[Category:教育]]<br />
[[Category:人の一生]]</div>
防人
http://ja.yourpedia.org/mediawiki/index.php?title=%E4%BA%AC%E6%B5%9C%E6%9D%B1%E5%8C%97%E7%B7%9A&diff=382340
京浜東北線
2020-01-17T13:33:40Z
<p>防人: SEOに熱心なMuttley (トーク) による編集を 獅子堂重工 による直前の版へ差し戻しました</p>
<hr />
<div>[[ファイル:京浜東北線.jpg|400px|thumb|京浜東北線]]<br />
[[ファイル:E233系1000番台サイ179編成 1.jpg|400px|thumb|E233系1000番台]]<br />
'''京浜東北線'''(けいひんとうほくせん)は、[[埼玉県]][[さいたま市]][[大宮区]]の[[大宮駅 (埼玉県)|大宮駅]]から、[[東京都]][[千代田区]]の[[東京駅]]を経由して[[神奈川県]][[横浜市]][[西区 (横浜市)|西区]]の[[横浜駅]]を結ぶ[[東日本旅客鉄道]](JR東日本)が運行する[[電車線・列車線|電車線]]の[[鉄道路線の名称#路線の系統名称・愛称|運転系統の通称]]である。大宮駅 - 東京駅間は[[東北本線]]の、東京駅 - 横浜駅間は[[東海道本線]]の一部である。<br />
<br />
運行形態は横浜駅 - [[磯子駅]]<!-- 経由地特定のため。--> - [[大船駅]]間の[[根岸線]]と一体であり、合わせて'''京浜東北・根岸線'''と呼ばれる場合もある。以降、必要に応じて根岸線区間も含めた大宮駅 - 大船駅間の状況について記す。<br />
<br />
== 概要 ==<br />
[[ファイル:京浜東北線1.jpg|300px|thumb|東海道線との並走]]<br />
京浜東北線は、[[東京]]の[[電車特定区間]]内の運転系統([[E電]])の一つであり、東京の都心を南北に縦貫し、北は[[埼玉県]][[さいたま市]]、南は[[神奈川県]][[横浜市]]・[[鎌倉市]]まで結んでいる。[[日本の鉄道ラインカラー一覧|ラインカラー]]は'''スカイブルー'''({{Color|#00b2e5|■}})で、車両の車体帯の色や駅施設などにおける案内に使用されている。<br />
<br />
[[1914年]](大正3年)[[12月20日]]の[[東京駅]]開業と同時に「'''京浜線'''」として[[東海道本線]]東京駅 - [[高島町駅]](現存せず)間で開始された電車運転が起源であり、その後北は[[東北本線]]大宮駅、南は[[根岸線]]大船駅まで運行区間が延伸されて[[1973年]](昭和48年)に現在の運行形態となった。<br />
<br />
「京浜東北線」の名称は、その運行区間である東'''京'''と横'''浜'''間を結ぶことに拠る『京浜』と、東北本線の[[電車線・列車線|電車線]]であることに拠る「東北」からなる(名称の経緯は「[[#歴史]]」節も参照)が、これは旅客案内上の通称であり、正式な線路名称は東京駅 - [[横浜駅]]間が東海道本線、東京駅 - [[大宮駅 (埼玉県)|大宮駅]]間が東北本線、横浜駅 - 大船駅間が根岸線である。一般的には運営事業者(JR東日本)はもとより、[[国土交通省]]や関係する各鉄道事業者、マスコミなどが『京浜東北線』の名称を使用するため、この名称が定着している。<br />
<br />
長い間東京の中心部を南北に縦断し埼玉県域と神奈川県域を結ぶ唯一の鉄道運行系統であったが、[[湘南新宿ライン]]の運行が[[2001年]]より開始されたほか、東京都心の地下鉄線と郊外の鉄道各線との直通運転が盛んとなり<ref group="注">[[東武伊勢崎線]] - [[東京メトロ半蔵門線]] - [[東急田園都市線]]間、[[埼玉高速鉄道線]] - [[東京メトロ南北線]] - [[東急目黒線]]間、[[東武東上線]]・[[西武池袋線]] - [[東京メトロ副都心線]] - [[東急東横線]] - [[横浜高速鉄道みなとみらい21線|みなとみらい線]]間(2013年より)</ref>、[[2014年]]度([[平成]]26年度)には東北本線と東海道本線間の中距離電車の相互直通運転が開始される見込みで([[東北縦貫線計画]])<ref>東日本旅客鉄道 ホームページ 『進行中の建設プロジェクト>鉄道ネットワークの充実 『01東北縦貫線工事 宇都宮・高崎・常磐線の東京駅乗り入れ』(2011年1月9日閲覧)</ref>、京浜東北線の縦貫線としての役割は分散される方向にある。<br />
<br />
[[山手線]]が並行する[[田端駅]] - [[品川駅]]間は[[旅客営業規則]]の定める「[[東京山手線内]]」に含まれ、区間外よりも安い運賃体系となっている。<br />
<br />
== 歴史 ==<br />
*[[1914年]]([[大正]]3年)<br />
**[[12月20日]]:[[東京駅]]から[[高島町駅]](のちに廃止)まで[[東海道本線]]の電車線が'''京浜線'''として運行を開始。<br />
***当時は[[内閣鉄道院]]において最も長い電車による運転区間であったこともあり、1両の半分ではあるが[[二等車|二等客室]](現在の[[グリーン車|グリーン席]]に相当)を有した車両(二・三等合造車)を連結していた。また、'''京浜電車'''とも称されていた。<br />
***東京駅の開設とともに京浜線電車の運行が開始されたが、準備不足により開業日早々に来賓を乗せた下り電車が途中で立ち往生するトラブルを引き起こした。[[仙石貢]]鉄道院総裁は翌[[12月21日]]の新聞各紙に謝罪広告を掲載したほか、その後もトラブルが起こっていたため電車の運行を一旦中断し、半年余り入念な[[試運転]]を行って運行を再開させた。<br />
**[[12月26日]]:運行休止。京浜線専用駅の[[大井町駅]]・高島町駅営業休止。<br />
*[[1915年]](大正4年)<br />
**[[5月10日]]:運行再開。大井町駅・高島町駅も営業再開。<br />
**[[8月15日]]:[[横浜駅]]が移転(現在の高島町辺り)し、高島町駅をそれに統合して廃止。<br />
**[[12月30日]]:運行区間を[[桜木町駅]]まで延伸。<br />
*[[1928年]]([[昭和]]3年)[[2月1日]]:[[東北本線]][[田端駅]] - [[赤羽駅]]間の電車線(複線)が完成。京浜線電車の運行区間を赤羽駅まで延伸。<br />
**1925年11月1日に開業した東北本線の電車線である東京駅 - 田端駅間(山手線が環状運行で使用)に乗り入れ、また田端駅 - 赤羽駅間は東北本線列車線(複線)に添う形で建設された電車線(複線)を増設することによって運転区間が延伸された。[[王子駅]]・赤羽駅周辺の築堤はこの時に建設されたものである(赤羽駅の築堤はその後の連続立体交差化工事により取り壊され、現存しない)。<br />
**現在のような京浜東北線の運行形態が始まる以前より、東北本線列車線(田端駅、王子駅経由)の上野駅 - 大宮駅間には、三等車のみで区間運行する列車が複数設定されていた。<br />
*[[1932年]](昭和7年)[[9月1日]]:東北本線列車線の赤羽駅 - [[大宮駅 (埼玉県)|大宮駅]]間を直流電化し、これに乗り入れる形で大宮駅まで運行区間を延伸。<br />
**大宮駅まで延伸した当初は現在と逆に'''東北・京浜線'''とアナウンスされていたようであるが、1956年11月19日から'''京浜東北線'''に改められた。ただし、1932年9月時点で「京浜東北線」という名称は登場しているようである。一説によると、東京西南地区の乗務員が「田舎くさい名前」だと嫌って、東京以南では相変わらず「京浜線」の名前を使用し続けたといわれている。実際、東京以南では1970年前後まで「京浜線」とアナウンスする駅が多かった(現在でも発車標などではスペースの都合上「京浜線」や「京浜」と表示される場合がある)。<br />
*[[1938年]](昭和13年)[[9月3日]]:戦時輸送への移行に伴い二等車を廃止。<br />
*[[1945年]](昭和20年)<br />
**[[4月15日]]:[[蒲田電車区]]が空襲により被災し、焼失。一時的に蒸気列車による運転を実施。<br />
**[[5月29日]]:[[横浜大空襲]]により東神奈川電車区が被災、焼失。<br />
*[[1949年]](昭和24年)[[9月15日]]:[[女性専用車|婦人子供専用車]]を設定(進駐軍用車両の後部半室を転用)。<br />
*[[1951年]](昭和26年)<br />
**[[4月24日]]:当時終点であった桜木町駅構内にて工事ミスにより差し掛かった[[国鉄63系電車|モハ63形]]2両が焼失し、106名が死亡する[[桜木町事故]]が発生。<br />
**12月:進駐軍用車両の設定を廃止し、二等室に転用。<br />
*[[1952年]](昭和27年)[[3月15日]]:二等車を正式に再設定。<br />
*[[1956年]](昭和31年)[[11月19日]]:田端駅 - 田町駅間の山手線・京浜東北線との分離運転開始。<br />
**全区間に方向別[[複々線]]を採用。東京都心部の[[電車特定区間|電車区間内]]の複々線で[[貨物線|貨客分離]]をのぞけば[[中央線快速|中央線]]の[[御茶ノ水駅]] - [[中野駅 (東京都)|中野駅]]間とこの区間のみが完成していたに過ぎない。このうち、[[品川駅]] - 東京駅間は戦前の京浜線急行電車計画によりすでにホームや高架橋の一部などが完成しており(対米戦の開始により未成に終わった)、分離以前は[[宇都宮線|東北線]]・[[高崎線]]・[[常磐線]]の一部列車が朝夕ラッシュ時に[[上野駅]]から[[新橋駅]]まで、常磐線の[[国電]](現行の[[常磐快速線|常磐線快速電車]]、当時は各駅停車で運転)が上野駅から有楽町駅まで、それぞれこの複々線のうち工事完了区間を利用して乗り入れていた。<br />
*[[1957年]](昭和32年)[[6月30日]]:二等車を廃止。<br />
*[[1964年]](昭和39年)[[5月19日]]:[[根岸線]]桜木町駅 - [[磯子駅]]間が開業し、同線と直通運転を開始。横浜駅 - 桜木町駅間が東海道本線から根岸線に編入される。<br />
*[[1965年]](昭和40年)10月:103系の運用開始。<br />
*[[1968年]](昭和43年)[[10月1日]]:東北本線大宮駅 - 赤羽駅間3複線化完成により、同区間が東北本線列車と分離。同時に埼玉県内を完全立体化して同区間内の全踏切を撤去。いわゆる「[[通勤五方面作戦]]」の一環で貨物列車・長距離列車・近距離電車との分離が実施された。<br />
*[[1970年]](昭和45年)<br />
**[[3月17日]]:根岸線磯子駅 - 洋光台駅間 (4.6km) 延伸開業。新杉田駅・洋光台駅が開業。<br />
**11月:101系が[[中央線快速]]などから転入開始。<br />
*[[1971年]](昭和46年)[[4月19日]]:72系などの旧形電車の運行終了。<br />
*[[1973年]](昭和48年)[[4月9日]]:根岸線洋光台駅 - 大船駅間 (8.0km) が延伸開業。港南台駅・本郷台駅が開業。<br />
*[[1974年]](昭和49年)5月:山手線に引き続きATC対応103系冷房車を投入。1978年6月までに101系は[[南武線]]などに転用され撤退、103系初期型は[[横浜線]]や[[青梅線]]の新性能化などに転用された。<br />
*[[1981年]](昭和56年)[[12月6日]]:大宮駅 - 蒲田駅間で[[自動列車制御装置]] (ATC) 使用開始<ref>地上装置がATC-1E型、車上装置が[[自動列車制御装置#ATC-6型|ATC-6型]]。</ref>。<br />
*[[1984年]](昭和59年)[[1月29日]]:蒲田駅 - 大船駅間でATC使用開始。<br />
*[[1988年]](昭和63年)[[3月13日]]:都心部(田端駅 - 田町駅間)で日中の[[#快速運転|快速運転]]を開始。<br />
*[[1989年]]([[平成]]元年)[[10月27日]]:205系を導入。<br />
*[[1992年]](平成4年)[[5月7日]]:901系(後に209系へ称号変更)の運用開始。<br />
*[[1993年]](平成5年)[[2月15日]]:209系0番台車(量産車)の運用開始。<br />
*[[1995年]](平成7年)[[5月24日]]:209系に6扉車を連結開始。<br />
*[[1996年]](平成8年)2月:[[埼京線]][[恵比寿駅]]延伸開業用車両捻出のため205系の運行終了。<br />
*[[1998年]](平成10年)<br />
**3月:103系の運行終了。<br />
**[[7月4日]]<ref>「[http://www.jreast.co.jp/development/tech/pdf_36/Tech-36-63-66.pdf#page=2 東京圏輸送管理システム(ATOS)の展開と更新]」『JR East Technical Review』No.36 Summer 2011、東日本旅客鉄道、p.64</ref><ref>「[http://digital.hitachihyoron.com/pdf/1999/03/1999_03_07.pdf 超高密度線区向け輸送管理システムの段階的構築]」『日立評論』1999年3月号、日立製作所、p.33</ref>:[[東京圏輸送管理システム]] (ATOS) 使用開始。<br />
*[[2001年]](平成13年)[[1月5日]]:209系500番台車の運行開始。<br />
*[[2002年]](平成14年)[[7月14日]]:快速電車の浜松町駅停車開始。<br />
*[[2003年]](平成15年)12月21日:南浦和駅 - 鶴見駅間でデジタルATC ([[自動列車制御装置#D-ATC|D-ATC]]) 使用開始。<br />
*[[2007年]](平成19年)[[12月22日]]:E233系の運用開始。<br />
*[[2009年]](平成21年)[[8月14日]]:デジタルATC (D-ATC) を大宮駅 - 南浦和駅間および鶴見駅 - 大船駅間に拡大導入。これにより、全区間デジタルATC方式となった。<br />
*[[2010年]](平成22年)<br />
**[[1月24日]]:209系0番台および500番台の運行終了。翌25日からE233系1000番台に統一。<br />
**4月19日:平日朝の7時30分から9時30分までに東京駅に到着する南行、品川駅に到着する北行の電車に女性専用車両を設定。<br />
*[[2014年]](平成26年)[[2月23日]]:[[川崎駅]]構内で回送電車が脱線・横転する事故([[日本の鉄道事故 (2000年以降)#京浜東北線脱線転覆事故|JR京浜東北線脱線横転事故]])が発生。<br />
<br />
=== 今後の計画 ===<br />
東海道線と宇都宮・高崎・常磐線の直通運転([[東北縦貫線計画|東北縦貫線]])が開始された段階で、車両基地の再編成や線路の東側移設を行った後、山手線とともに田町駅から約1.3km、品川駅から約0.9km付近に[[新駅]]が2020年に暫定開業する予定である<ref>[http://www.jreast.co.jp/press/2014/20140604.pdf 田町〜品川駅間に新駅を設置し、まちづくりを進めます] - 東日本旅客鉄道 2014年6月3日</ref>。<br />
<br />
== 運行形態 ==<br />
[[大宮駅 (埼玉県)|大宮駅]] - [[横浜駅]]間では、京浜東北線は[[東北本線]]・[[東海道本線]]の[[電車線・列車線|電車線]]として全区間で独立して走行できる専用の[[複線]]が確保されている。[[田端駅]] - [[品川駅]]間では、東京都心を環状運転する[[山手線]]と並行するが、このうち品川駅以外では、同線と[[対面乗り換え|同一ホームでの乗り換え]]が可能な[[複々線#方向別複々線|方向別配線]]となっており、旅客の利便性が図られている。またこれ以外の区間では、主要駅のみに停車する[[中距離電車]]の系統である[[宇都宮線]]・[[高崎線]]・[[東海道線 (JR東日本)|東海道線]](東北本線・東海道本線の列車線)に対する[[各駅停車]]としての役割を担っている。全区間とも、山手線以外の並行路線との接続は特に図られていない。<br />
<br />
=== 北行と南行 ===<br />
一般的に日本の鉄道では当該路線の起点駅から離れていく列車を「下り」、その逆を「上り」としているが、東北本線と東海道本線の起点となる[[東京駅]]を挟んで運転する京浜東北線にはこの定義は当てはまらない。したがってJR内部では大船方向への電車を「南行」(なんこう)、大宮方向への電車を「北行」(ほっこう)と呼んで区別している。ただし、旅客案内上は原則として「大船方面行」「大宮方面行」などと表現される(他の同様な例は[[ダイヤグラム#運行方向|ダイヤグラム]]を参照)。<br />
<br />
=== 運転区間・頻度 ===<br />
首都圏のJR線では、最も運転本数や保有車両の編成数が多い路線である。<br />
<br />
大宮駅 - 大船駅間を直通運転する電車のほか、[[南浦和駅]]・[[赤羽駅]]・[[東十条駅]]・[[蒲田駅]]・[[東神奈川駅]]・[[桜木町駅]]・[[磯子駅]]などを始発・終着とする電車もある。車両基地の存在や折り返し設備の関係で、[[浦和駅]]・赤羽駅・[[川崎駅]]・横浜駅などの主要駅より1駅手前までの運行となる電車が多く運転されていることが特徴となっている。<br />
<br />
日中時間帯は南浦和駅 - 蒲田駅間が5分間隔、蒲田駅 - 磯子駅間が5 - 10分間隔で運行されており、この時間帯の1時間あたりの運転本数は大宮駅 - 大船駅間を直通運転する電車が6本(10分間隔)、南浦和駅 - 磯子駅間の区間運転が4本、南浦和駅 - 蒲田駅間の区間運転が2本となっている。蒲田駅 - 磯子駅間についても基本的に5分間隔であるが、30分間隔に蒲田駅で北に折り返す電車が設定されているため、10分間隔となる時間帯がある。これは根岸線内の桜木町駅 - 根岸駅間にて[[高島線]]からの[[貨物列車]]の運行にダイヤを譲っているためである。<br />
<br />
早朝・深夜以外(日中時間帯が中心)には東神奈川駅 - 桜木町駅・磯子駅・大船駅間で[[横浜線]]の電車(8両編成、列車番号末尾K)が乗り入れてくるが、運転系統と使用車両は相互に独立している。<br />
<br />
=== 快速運転 ===<br />
[[ファイル:Jre keihintohoku and yamanote dulanruning.jpg|thumb|right|200px|田端駅 - 東京駅 - 田町駅間では山手線と方向別運転になり、日中は快速運転が実施される(有楽町駅)]]<br />
[[日本国有鉄道]](国鉄)からJR東日本に移行後の[[一本列島|1988年3月13日ダイヤ改正]]より山手線と並行する田端駅 - 田町駅間で日中(10時30分 - 15時30分頃)に快速運転を開始した。この「快速」は各駅に停車する山手線電車に対する快速であり、当該時間帯は京浜東北線の全電車が快速となり、京浜東北線電車同士の追い抜きなどは行われない。<br />
<br />
当初の両駅間の途中停車駅は上野駅・秋葉原駅・東京駅。その後、[[2002年]]3月のJR東日本による[[東京モノレール]]の買収により、同年[[7月14日]]から[[東京モノレール羽田空港線]]との乗り換え駅である浜松町駅にも停車するようになった。品川駅は京浜東北線と山手線が別ホームとなっており相互乗り換えに階段などを使用する必要があるため、隣の田町駅が快速運転開始当初から停車駅となっている。<br />
<br />
快速運転の実施により、田端駅 - 品川駅間の所要時間が約7分短縮された。<br />
<br />
当時、[[アメヤ横丁]]など通過駅付近の商店会などから快速運転そのものに対する批判が多かったことや、各駅に停車する山手線との乗り換えが円滑に行かずに待ち時間を生ずる場合も多いことから、[[年末年始]](例年[[12月26日]] - 翌年[[1月4日]])については特別ダイヤを設定して快速運転を中止し、終日各駅に停車する体制を取っているほか、快速運転時間帯に山手線で輸送障害が起きた場合などは快速運転を中止して各駅に停車することがある。<br />
<br />
田端駅 - 浜松町駅間以外では各駅に停車するため、電車の行先表示機は始発駅から快速運行区間終了まで「快速」の表示で運行されるが、北行は[[西日暮里駅]]、南行は[[新橋駅]]をそれぞれ通過した後に表示変更が行われ、快速運行区間終了後は「各駅停車」の表示とされている。<br />
<br />
=== 保安システム ===<br />
[[国鉄205系電車|205系]]、[[JR東日本E233系電車#6000番台|E233系6000番台]]で運用されている横浜線直通電車以外の電車は[[JR東日本E233系電車#1000番台|E233系1000番台]](10両編成)を使用し、保安装置は全線[[閉塞 (鉄道)#列車間の間隔を確保する装置による方法|ATC方式]]となっている。[[2003年]][[12月21日]]より南浦和駅 - 鶴見駅間でデジタル式ATC ([[自動列車制御装置#D-ATC|D-ATC]]) が導入され、日本国内の[[在来線]]鉄道では初の事例となった。この結果、翌[[2004年]][[3月13日]]のダイヤ改正で朝のラッシュ時に上下各2本の増発が実施されている。なお、2009年8月14日にはD-ATCが全線に拡大された。<br />
<br />
=== 列車番号 ===<br />
[[列車番号]]は、上2桁(時間帯により1桁)が始発駅の発車時間帯(24時制)を表し、下2桁が運用番号となる方式を採用している。運用番号は01から始まり、下1桁は奇数であるが、北行電車では当該運用番号から1を減じた偶数を用いて列車番号とする。また、末尾にはアルファベットが付くが、運用当日の出庫場所によって異なる(A=[[浦和電車区]]・下十条運転区出庫の運用、B=浦和電車区・下十条運転区・[[蒲田電車区]]以外から出庫の運用、C=蒲田電車区出庫の運用)。<br />
<br />
=== 保線工事実施時 ===<br />
快速運転開始以前は、保線工事の間合いを確保するため、平日の<!--休日ダイヤでは終日分離運転であった-->日中時間帯に田端駅 - 田町駅間で複々線の片方を使用停止し、どちらか一方の線路に京浜東北線と山手線の電車が交互に運転され、運転線路も1か月ごとに交代していた。この区間の各駅ではホーム上の路線案内看板の「番線」表示が矢印付きの切り替え式(例えば「[5]←|[5]←」「[5]←|→[6]」「→[6]|→[6]」のように島式ホームのどちら側にも表示できる)となっていて、時間帯や月によって案内を変更していた。<br />
<br />
現在でも年に数日程「リフレッシュ工事」と称してこの区間で山手線と京浜東北線の保守点検作業を日中に実施して2線が同一線路で運転を行うことがある。この場合京浜東北線は終日各駅停車で運行され、田端駅 - 東京駅 - 田町駅間で山手線と交互に同一の線路上を走行する。実施日は晴天率が高い9月末 - 10月の平日となることが多い。それに対応して、この区間では山手線11両編成化の後に京浜東北線のホームも11両編成が停車可能なように改修されたほか、前述区間の[[発車標]]には種別表示に「山手線」か「京浜東北線」を表示して対応している。<br />
<br />
== 使用車両 ==<br />
==== 編成 ====<br />
{| style="width:21em; float:right; margin:1em 0em 2em 2em; border:solid 1px #999; text-align:center;"<br />
|-<br />
|style="background-color:#eee; border-bottom:solid 4px #00b2e5;"|京浜東北線の編成<br />
|-<br />
|style="font-size:80%;"|←大船 大宮→<br />
|-<br />
|<br />
{| class="wikitable" style="font-size:80%; margin:auto;"<br />
|-<br />
|style="width:2em;"|1<br />
|style="width:2em;"|2<br />
|style="width:2em; background-color:#fcf;"|3<br />
|style="width:2em;"|4<br />
|style="width:2em;"|5<br />
|style="width:2em;"|6<br />
|style="width:2em;"|7<br />
|style="width:2em;"|8<br />
|style="width:2em;"|9<br />
|style="width:2em;"|10<br />
|}<br />
|-<br />
|style="text-align:left; font-size:80%;"|<br />
* 3号車({{Color|#fcf|■}}):女性専用車<br />
** 南行は大宮駅→東京駅間<br />
** 北行は大船駅→品川駅間<br />
|}<br />
京浜東北線の電車は[[2010年]]1月25日以降、横浜線直通電車をのぞき、すべて片側4扉車両10両編成となっている。<br />
<br />
2010年[[4月19日]]より、平日朝通勤時間帯の大宮駅→東京駅の全電車(東京駅到着7:30 - 9:30)、大船駅→品川駅の横浜線直通をのぞく全電車(品川駅到着7:30 - 9:30)の3号車を[[女性専用車両]]に設定している<ref>[http://www.jreast.co.jp/press/2009/20100311.pdf 京浜東北線・根岸線への女性専用車の導入について] - 東日本旅客鉄道プレスリリース 2010年3月11日</ref>。<br />
<br />
=== 現在の使用車両 ===<br />
京浜東北線は、車体にスカイブルー({{Color|#00b2e5|■}})の帯を巻いた[[電車]]で運転されている。横浜線からの車両をのぞき、所属車両基地は[[浦和電車区]]である。<br />
<br />
; [[JR東日本E233系電車#1000番台|E233系1000番台]]<br />
: [[中央線快速]]に投入された同系列のマイナーチェンジ車の1000番台が、209系を置き換えるために製造・投入され、870億円を投じて830両の209系0番台・500番台全車を2010年1月までに置き換えた。導入第1号編成となるウラ101編成が2007年[[8月30日]]に[[東急車輛製造]]を出場し、同年12月中旬まで各種試運転が実施された。209系0番台とは異なり、6扉車は組み込まれていない。そして同年[[12月22日]]、ウラ102編成が[[南浦和駅|南浦和]]8時17分発各駅停車[[大船駅|大船]]行き(23A運用)で営業運転を開始した<ref>[http://www.hobidas.com/blog/rail/information/archives/2007/12/jre2331000.html JR東日本 京浜東北線用E233系1000番代運行開始] - RMインフォメーション</ref>。<br />
; [[国鉄205系電車|205系]](横浜線からの車両)<br />
: [[鎌倉車両センター]]所属。東神奈川駅 - 大船駅間では、横浜線用のウグイス色と緑色({{Color|#9acd32|■}}{{Color|#008000|■}})の帯を巻いた8両編成の電車が乗り入れる。詳細は[[横浜線#現行の車両|横浜線の記事]]を参照のこと。<br />
; [[JR東日本E233系電車#6000番台|E233系6000番台]](横浜線からの車両)<br />
: [[鎌倉車両センター]]所属。横浜線用の205系を置き換えるために製造・投入されており、205系と同じく横浜線用のウグイス色と緑色({{Color|#9acd32|■}}{{Color|#008000|■}})の帯を巻いた8両編成の電車が乗り入れる。詳細は[[横浜線#現行の車両|横浜線の記事]]を参照のこと。<br />
<br />
=== 過去の使用車両 ===<br />
[[ファイル:103系 京浜東北線.jpg|300px|thumb|103系]]<br />
[[ファイル:205系 京浜東北線.jpg|300px|thumb|205系]]<br />
*[[国鉄デハ6340系電車|デハ6340系]]<br />
*[[国鉄デハ33500系電車|デハ33500系]]<br />
*[[国鉄デハ63100系電車|デハ63100系]]<br />
*[[国鉄30系電車|30系]]<br />
*[[国鉄31系電車|31系]]<br />
*[[国鉄40系電車|40系]]<br />
*[[国鉄50系電車|50系]]<br />
*[[国鉄63系電車|63系]]・[[国鉄72系電車|72系]]<br />
*[[国鉄101系電車|101系]]<br />
*[[国鉄103系電車|103系]]<br />
** かつては横浜線にも京浜東北線のラインカラーであるスカイブルー塗装の車両が走っており、先頭車の前面下部に「横浜線」の青い文字を記した大型プレートを装着していた。<br />
*[[国鉄205系電車|205系]]<br />
*[[JR東日本209系電車|209系]]<br />
*:0番台は全編成の6号車に6扉車を組み込んでいた。なお、900・910・920・500番台は6扉車を組み込んでいない。<br />
*:900・910・920番台は下記E233系1000番台の導入に先駆け、2007年3月までの[[中央・総武緩行線]]からの500番台の転入により同年8月までに運用を離脱、[[大宮総合車両センター]]車両検査科東大宮センターへ疎開回送されるなどした後、2008年1月までに[[長野総合車両センター]]にすべて廃車回送された。<br />
*:前記E233系1000番台の導入に伴い0番台は[[廃車 (鉄道)|廃車]]されたほか、一部が多目的試験車「mue-train」に改造されたり、房総地区もしくは南武線に転用された。改造には時間がかかるため、改造を待つ車両が各地に疎開されている。500番台は4編成が[[京葉車両センター]]に、1編成が[[三鷹車両センター]]に転出した。<br />
*:2007年11月より0番台に離脱疎開車が発生、同年12月より順次廃車回送されている。<br />
*:2010年1月24日の1620A(21A運用)についたウラ52編成もってすべての京浜東北・根岸線で運転をしている0番台が運用を離脱し、翌日からE233系1000番台に統一された。<br />
<br />
== 諸問題 ==<br />
=== 混雑問題 ===<br />
上り線混雑率200%前後の区間を走る京浜東北線の乗客者数は日本屈指で、特にラッシュ時の上野駅 - 秋葉原駅(御徒町駅)間は並走する山手線と並ぶ最混雑区間である<ref>[http://www.jreast.co.jp/youran/pdf/jre_youran_group_p34_38.pdf 会社要覧 輸送データ] - 東日本旅客鉄道</ref>。これは[[東北本線]]を走る中距離列車の[[宇都宮線]]・[[高崎線]]および[[常磐線]]の終点が[[上野駅]]であり、これらの路線利用者の中で東京方面へ向かう乗客が[[山手線]]外回りや京浜東北線南行に集中するためである。特に最近では丸の内・汐留・品川周辺の開発が進み、[[2005年]]には[[秋葉原駅]]に[[首都圏新都市鉄道つくばエクスプレス|つくばエクスプレス]]が接続、[[2008年]]には[[東京都交通局日暮里・舎人ライナー|日暮里・舎人ライナー]]が開業し[[日暮里駅]]に接続し、この区間の通勤者が急増してからは一層混雑が激化した。<br />
<br />
[[2004年]]のダイヤ改正で朝ラッシュ時に双方向2本増発している。また、[[2007年]][[3月18日]]のダイヤ改正で山手線で朝ラッシュ時に外回り電車を1本増発している。将来は、[[2014年]]度に完成見通しの[[東北縦貫線計画]]により混雑の解消が見込まれている。<br />
<br />
=== 遅延多発問題 ===<br />
京浜東北線は近年ダイヤの乱れが多く、そのうち人身事故の発生件数で見ると[[2004年]] - [[2008年]]は[[中央線快速]]を上回っている(2006年は京浜東北線27件・中央線快速15件、2007年は京浜東北線38件・中央線快速29件)。また、209系の機器劣化による車両故障などのトラブルの多発や、大宮駅 - 横浜駅までの全区間が他の路線と並走しているため隣接する他路線のトラブルを起因とする京浜東北線のダイヤ乱れや運転見合わせが頻繁に発生していた。なお、2007年12月からは、故障に強いE233系1000番台にて車両を置き換えた。<br />
<br />
=== 開かずの踏切問題 ===<br />
{{Main|開かずの踏切#関連する事件・事故}}<br />
東海道線と並走する区間、特に大森駅 - 蒲田駅間の[[開かずの踏切]]である「学校踏切」は、[[2005年]]には、早朝の人身事故の影響によるダイヤの乱れにより長時間開かなかった当該踏切を強行横断した女性1人を撥ねる人身事故が発生し、[[マスメディア]]に取り上げられた。<br />
<br />
=== 路線データ ===<br />
大宮駅 - 大船駅間のもの。根岸線区間も含む。<br />
<br />
* 管轄(事業種別):東日本旅客鉄道([[鉄道事業者#第一種鉄道事業者|第一種鉄道事業者]])<br />
** 大宮駅 - 川口駅間:[[東日本旅客鉄道大宮支社|大宮支社]]<br />
** 赤羽駅 - 蒲田駅間:[[東日本旅客鉄道東京支社|東京支社]]<br />
** 川崎駅 - 大船駅間:[[東日本旅客鉄道横浜支社|横浜支社]]<br />
* 区間([[営業キロ]]):大宮駅 - 大船駅 81.2km<br />
** 大宮駅 - 東京駅:30.3km(東北本線)<br />
** 東京駅 - 横浜駅:28.8km(東海道本線)<br />
** 横浜駅 - 大船駅 22.1km(根岸線)<br />
* 軌間:1067mm<br />
* 駅数:46(起終点駅を含む)<br />
* 複線区間:全線<br />
* 電化区間:全線([[直流電化|直流]]1500V)<br />
* [[閉塞 (鉄道)|閉塞方式]]:<br />
** 大宮駅 - 桜木町駅間:[[閉塞 (鉄道)#列車間の間隔を確保する装置による方法|ATC方式]]<br />
** 桜木町駅 - 大船駅間:ATC方式または自動閉塞式<br />
* 保安装置:<br />
** 大宮駅 - 桜木町駅間:[[自動列車制御装置|D-ATC]]<br />
** 桜木町駅 - 大船駅間:D-ATCまたは[[自動列車停止装置#ATS-P形(デジタル伝送パターン形)|ATS-P]]<br />
* 最高速度:95km/h<br />
* 運転指令所:東京支社東京総合指令室 ([[東京圏輸送管理システム|ATOS]])<br />
{{-}}<br />
=== 駅一覧 ===<br />
以下では、京浜東北・根岸線の設置駅と快速停車の有無、接続路線、所在地などの一覧を、北側(大宮駅)から南側(大船駅)に向かって記す。<br />
<br />
* [[特定都区市内]]制度適用範囲の駅 : [[ファイル:JR_area_YAMA.svg|14px|[山]]]=[[東京山手線内]]、[[ファイル:JR_area_KU.svg|14px|[区]]]=東京都区内、[[ファイル:JR_area_HAMA.svg|14px|[浜]]]=横浜市内<br />
* 停車駅<br />
** 各駅停車:全区間全駅に停車<br />
** 快速:●・■印の駅は停車、|印の駅は通過<br />
*** ■印の駅では京浜東北線快速電車と山手線の乗り換えが[[対面乗り換え|同一ホーム]]で可能<br />
* 接続路線名 : 東日本旅客鉄道の路線名は運転系統上の名称。駅名が異なる場合は⇒印で駅名を記す。<br />
<br />
{|class="wikitable" rules="all"<br />
|-<br />
!rowspan="2" style="border-bottom:solid 3px #00b2e5; width:1em;"|正式路線名<br />
!rowspan="2" style="border-bottom:solid 3px #00b2e5; width:8em;"|駅名<br />
!rowspan="2" style="border-bottom:solid 3px #00b2e5; width:2.5em;"|駅間営業キロ<br />
!colspan="2"|累計<br />営業キロ<br />
!rowspan="2" style="border-bottom:solid 3px #00b2e5; background-color:#fcc; width:1em;"|快速<br />
!rowspan="2" style="border-bottom:solid 3px #00b2e5;"|接続路線・備考<br />
!rowspan="2" style="border-bottom:solid 3px #00b2e5;" colspan="3"|所在地<br />
|-<br />
!style="border-bottom:solid 3px #00b2e5; width:2.5em;"|大宮<br />から<br />
!style="border-bottom:solid 3px #00b2e5; width:2.5em;"|東京<br />から<br />
|-<br />
|rowspan="22" style="width:1em; text-align:center; line-height:4;"|[[東北本線]]<br />
|[[大宮駅 (埼玉県)|大宮駅]]<br />
|style="text-align:center;"| -<br />
|style="text-align:right;"|0.0<br />
|style="text-align:right;"|30.3<br />
|style="background-color:#fcc;"|●<br />
|[[東日本旅客鉄道]]:[[東北新幹線]]・[[山形新幹線]]・[[秋田新幹線]]・[[上越新幹線]]・[[長野新幹線]]・[[宇都宮線]]([[東北本線|東北線]])・[[高崎線]]・[[湘南新宿ライン]]・[[埼京線]]・[[川越線]]<br />[[東武鉄道]]:[[東武野田線|野田線]]<br />[[埼玉新都市交通]]:[[埼玉新都市交通伊奈線|伊奈線]](ニューシャトル)<br />
|rowspan="9" style="width:1em; text-align:center;"|[[埼玉県]]<br />
|rowspan="6" style="width:1em; text-align:center;"|[[さいたま市]]<br />
|rowspan="2"|[[大宮区]]<br />
|-<br />
|[[さいたま新都心駅]]<br />
|style="text-align:right;"|1.6<br />
|style="text-align:right;"|1.6<br />
|style="text-align:right;"|28.7<br />
|style="background-color:#fcc;"|●<br />
|東日本旅客鉄道:宇都宮線(東北線)・高崎線<br />
|-<br />
|[[与野駅]]<br />
|style="text-align:right;"|1.1<br />
|style="text-align:right;"|2.7<br />
|style="text-align:right;"|27.6<br />
|style="background-color:#fcc;"|●<br />
|&nbsp;<br />
|rowspan="3"|[[浦和区]]<br />
|-<br />
|[[北浦和駅]]<br />
|style="text-align:right;"|1.6<br />
|style="text-align:right;"|4.3<br />
|style="text-align:right;"|26.0<br />
|style="background-color:#fcc;"|●<br />
|&nbsp;<br />
|-<br />
|[[浦和駅]]<br />
|style="text-align:right;"|1.8<br />
|style="text-align:right;"|6.1<br />
|style="text-align:right;"|24.2<br />
|style="background-color:#fcc;"|●<br />
|東日本旅客鉄道:宇都宮線(東北線)・高崎線・湘南新宿ライン<br />
|-<br />
|[[南浦和駅]]<br />
|style="text-align:right;"|1.7<br />
|style="text-align:right;"|7.8<br />
|style="text-align:right;"|22.5<br />
|style="background-color:#fcc;"|●<br />
|東日本旅客鉄道:[[武蔵野線]]<br />
|[[南区 (さいたま市)|南区]]<br />
|-<br />
|[[蕨駅]]<br />
|style="text-align:right;"|2.8<br />
|style="text-align:right;"|10.6<br />
|style="text-align:right;"|19.7<br />
|style="background-color:#fcc;"|●<br />
|&nbsp;<br />
|colspan="2"|[[蕨市]]<br />
|-<br />
|[[西川口駅]]<br />
|style="text-align:right;"|1.9<br />
|style="text-align:right;"|12.5<br />
|style="text-align:right;"|17.8<br />
|style="background-color:#fcc;"|●<br />
|&nbsp;<br />
|rowspan="2" colspan="2"|[[川口市]]<br />
|-<br />
|[[川口駅]]<br />
|style="text-align:right;"|2.0<br />
|style="text-align:right;"|14.5<br />
|style="text-align:right;"|15.8<br />
|style="background-color:#fcc;"|●<br />
|&nbsp;<br />
|-<br />
|[[ファイル:JR_area_KU.svg|13px|[区]]] [[赤羽駅]]<br />
|style="text-align:right;"|2.6<br />
|style="text-align:right;"|17.1<br />
|style="text-align:right;"|13.2<br />
|style="background-color:#fcc;"|●<br />
|東日本旅客鉄道:宇都宮線(東北線)・高崎線・湘南新宿ライン・埼京線<br />[[東京地下鉄]]:[[東京メトロ南北線|南北線]] ⇒[[赤羽岩淵駅]]<br />埼玉高速鉄道:[[埼玉高速鉄道線]] ⇒赤羽岩淵駅<br />
|rowspan="22" style="width:1em; text-align:center; line-height:6;"|[[東京都]]<br />
|rowspan="5" colspan="2"|[[北区 (東京都)|北区]]<br />
|-<br />
|[[ファイル:JR_area_KU.svg|13px|[区]]] [[東十条駅]]<br />
|style="text-align:right;"|1.8<br />
|style="text-align:right;"|18.9<br />
|style="text-align:right;"|11.4<br />
|style="background-color:#fcc;"|●<br />
|&nbsp;<br />
|-<br />
|[[ファイル:JR_area_KU.svg|13px|[区]]] [[王子駅]]<br />
|style="text-align:right;"|1.5<br />
|style="text-align:right;"|20.4<br />
|style="text-align:right;"|9.9<br />
|style="background-color:#fcc;"|●<br />
|東京地下鉄:南北線<br />[[東京都交通局]]:[[都電荒川線]] ⇒[[王子駅|王子駅前電停]]<br />
|-<br />
|[[ファイル:JR_area_KU.svg|13px|[区]]] [[上中里駅]]<br />
|style="text-align:right;"|1.1<br />
|style="text-align:right;"|21.5<br />
|style="text-align:right;"|8.8<br />
|style="background-color:#fcc;"|●<br />
|&nbsp;<br />
|-<br />
|[[ファイル:JR_area_KU.svg|13px|[区]]][[ファイル:JR_area_YAMA.svg|13px|[山]]] [[田端駅]]<br />
|style="text-align:right;"|1.7<br />
|style="text-align:right;"|23.2<br />
|style="text-align:right;"|7.1<br />
|style="background-color:#fcc;"|■<br />
|東日本旅客鉄道:[[山手線]]<br />
|-<br />
|[[ファイル:JR_area_KU.svg|13px|[区]]][[ファイル:JR_area_YAMA.svg|13px|[山]]] [[西日暮里駅]]<br />
|style="text-align:right;"|0.8<br />
|style="text-align:right;"|24.0<br />
|style="text-align:right;"|6.3<br />
|style="background-color:#fcc;"||<br />
|東日本旅客鉄道:山手線<br />東京地下鉄:[[東京メトロ千代田線|千代田線]]<br />東京都交通局:[[東京都交通局日暮里・舎人ライナー|日暮里・舎人ライナー]]<br />
|rowspan="2" colspan="2"|[[荒川区]]<br />
|-<br />
|[[ファイル:JR_area_KU.svg|13px|[区]]][[ファイル:JR_area_YAMA.svg|13px|[山]]] [[日暮里駅]]<br />
|style="text-align:right;"|0.5<br />
|style="text-align:right;"|24.5<br />
|style="text-align:right;"|5.8<br />
|style="background-color:#fcc;"||<br />
|東日本旅客鉄道:山手線・[[常磐線]]<!--中電(快速とは別系統)-->・[[常磐快速線|常磐線(快速)]]<br />[[京成電鉄]]:[[京成本線|本線]]<br />東京都交通局:日暮里・舎人ライナー<br />
|-<br />
|[[ファイル:JR_area_KU.svg|13px|[区]]][[ファイル:JR_area_YAMA.svg|13px|[山]]] [[鶯谷駅]]<br />
|style="text-align:right;"|1.1<br />
|style="text-align:right;"|25.6<br />
|style="text-align:right;"|4.7<br />
|style="background-color:#fcc;"||<br />
|東日本旅客鉄道:山手線<br />
|rowspan="3" colspan="2"|[[台東区]]<br />
|-<br />
|[[ファイル:JR_area_KU.svg|13px|[区]]][[ファイル:JR_area_YAMA.svg|13px|[山]]] [[上野駅]]<br />
|style="text-align:right;"|1.1<br />
|style="text-align:right;"|26.7<br />
|style="text-align:right;"|3.6<br />
|style="background-color:#fcc;"|■<br />
|東日本旅客鉄道:東北新幹線・山形新幹線・秋田新幹線・上越新幹線・長野新幹線・山手線・宇都宮線(東北線)・高崎線・常磐線<!--中電・特急-->・常磐線(快速)<br />東京地下鉄:[[東京メトロ銀座線|銀座線]]・[[東京メトロ日比谷線|日比谷線]]<br />京成電鉄:本線 ⇒[[京成上野駅]]<br />
|-<br />
|[[ファイル:JR_area_KU.svg|13px|[区]]][[ファイル:JR_area_YAMA.svg|13px|[山]]] [[御徒町駅]]<br />
|style="text-align:right;"|0.6<br />
|style="text-align:right;"|27.3<br />
|style="text-align:right;"|3.0<br />
|style="background-color:#fcc;"||<br />
|東日本旅客鉄道:山手線<br />東京地下鉄:銀座線 ⇒[[上野広小路駅]]<br />東京地下鉄:日比谷線 ⇒[[仲御徒町駅]]<br />[[都営地下鉄]]:[[都営地下鉄大江戸線|大江戸線]] ⇒[[上野御徒町駅]]<br />
|-<br />
|[[ファイル:JR_area_KU.svg|13px|[区]]][[ファイル:JR_area_YAMA.svg|13px|[山]]] [[秋葉原駅]]<br />
|style="text-align:right;"|1.0<br />
|style="text-align:right;"|28.3<br />
|style="text-align:right;"|2.0<br />
|style="background-color:#fcc;"|■<br />
|東日本旅客鉄道:山手線・[[中央・総武緩行線|総武線(各駅停車)]]<br />[[首都圏新都市鉄道]]:[[首都圏新都市鉄道つくばエクスプレス|つくばエクスプレス]]<br />東京地下鉄:日比谷線<br />都営地下鉄:[[都営地下鉄新宿線|新宿線]] ⇒[[岩本町駅]]<br />
|rowspan="5" colspan="2"|[[千代田区]]<br />
|-<br />
|[[ファイル:JR_area_KU.svg|13px|[区]]][[ファイル:JR_area_YAMA.svg|13px|[山]]] [[神田駅 (東京都)|神田駅]]<br />
|style="text-align:right;"|0.7<br />
|style="text-align:right;"|29.0<br />
|style="text-align:right;"|1.3<br />
|style="background-color:#fcc;"||<br />
|東日本旅客鉄道:山手線・[[中央線快速|中央線]]<!--早朝深夜に各駅停車も走行--><br />東京地下鉄:銀座線<br />東京地下鉄:[[東京メトロ丸ノ内線|丸ノ内線]] ⇒[[淡路町駅]]<br />東京地下鉄:[[東京メトロ千代田線|千代田線]] ⇒[[新御茶ノ水駅]]<br />都営地下鉄:新宿線 ⇒[[小川町駅 (東京都)|小川町駅]]<br />
|- style="height:5em;"<br />
|rowspan="2"|[[ファイル:JR_area_KU.svg|13px|[区]]][[ファイル:JR_area_YAMA.svg|13px|[山]]] [[東京駅]]<br />
|rowspan="2" style="text-align:right;"|1.3<br />
|rowspan="2" style="text-align:right;"|30.3<br />
|rowspan="2" style="text-align:right;"|0.0<br />
|style="background-color:#fcc;" rowspan="2"|■<br />
|rowspan="2"|東日本旅客鉄道:東北新幹線・山形新幹線・秋田新幹線・上越新幹線・長野新幹線・中央線・山手線・[[東海道線 (JR東日本)|東海道線]]・[[横須賀線]]・[[総武快速線|総武線(快速)]]・[[京葉線]]<br />[[東海旅客鉄道]]:[[東海道新幹線]]<br />東京地下鉄:丸ノ内線<br />東京地下鉄:[[東京メトロ東西線|東西線]] ⇒[[大手町駅 (東京都)|大手町駅]]<br />東京地下鉄:[[東京メトロ千代田線|千代田線]] ⇒[[二重橋前駅]]<br />
|- style="height:5em;"<br />
|rowspan="15" style="width:1em; text-align:center; line-height:4;"|[[東海道本線]]<br />
|-<br />
|[[ファイル:JR_area_KU.svg|13px|[区]]][[ファイル:JR_area_YAMA.svg|13px|[山]]] [[有楽町駅]]<br />
|style="text-align:right;"|0.8<br />
|style="text-align:right;"|31.1<br />
|style="text-align:right;"|0.8<br />
|style="background-color:#fcc;"||<br />
|東日本旅客鉄道:山手線<br />東京地下鉄:[[東京メトロ有楽町線|有楽町線]]<br />東京地下鉄:日比谷線・千代田線 ⇒[[日比谷駅]]<br />都営地下鉄:[[都営地下鉄三田線|三田線]] ⇒日比谷駅<br />(地下通路で[[銀座駅]]・[[東銀座駅]]に連絡)<br />
|-<br />
|[[ファイル:JR_area_KU.svg|13px|[区]]][[ファイル:JR_area_YAMA.svg|13px|[山]]] [[新橋駅]]<br />
|style="text-align:right;"|1.1<br />
|style="text-align:right;"|32.2<br />
|style="text-align:right;"|1.9<br />
|style="background-color:#fcc;"||<br />
|東日本旅客鉄道:山手線・東海道線・横須賀線<br />東京地下鉄:銀座線<br />都営地下鉄:[[都営地下鉄浅草線|浅草線]]<br />[[ゆりかもめ (鉄道会社)|ゆりかもめ]]:[[ゆりかもめ東京臨海新交通臨海線|東京臨海新交通臨海線]]<br />
|rowspan="5" colspan="2"|[[港区 (東京都)|港区]]<br />
|-<br />
|[[ファイル:JR_area_KU.svg|13px|[区]]][[ファイル:JR_area_YAMA.svg|13px|[山]]] [[浜松町駅]]<br />
|style="text-align:right;"|1.2<br />
|style="text-align:right;"|33.4<br />
|style="text-align:right;"|3.1<br />
|style="background-color:#fcc;"|■<br />
|東日本旅客鉄道:山手線<br />[[東京モノレール]]:[[東京モノレール羽田空港線]] ⇒[[浜松町駅|モノレール浜松町駅]]<br />都営地下鉄:浅草線・大江戸線 ⇒[[大門駅 (東京都)|大門駅]]<br />
|-<br />
|[[ファイル:JR_area_KU.svg|13px|[区]]][[ファイル:JR_area_YAMA.svg|13px|[山]]] [[田町駅 (東京都)|田町駅]]<br />
|style="text-align:right;"|1.5<br />
|style="text-align:right;"|34.9<br />
|style="text-align:right;"|4.6<br />
|style="background-color:#fcc;"|■<br />
|東日本旅客鉄道:山手線<br />都営地下鉄:浅草線・三田線 ⇒[[三田駅 (東京都)|三田駅]]<br />
|-<br />
|名称未定<br />
|style="text-align:right;"|<br />
|style="text-align:right;"|<br />
|style="text-align:right;"|<br />
|style="background-color:#fcc;"|<br />
|''2020年度開業予定''<br />東日本旅客鉄道:山手線<br />
|-<br />
|[[ファイル:JR_area_KU.svg|13px|[区]]][[ファイル:JR_area_YAMA.svg|13px|[山]]] [[品川駅]]<br />
|style="text-align:right;"|2.2<br />
|style="text-align:right;"|37.1<br />
|style="text-align:right;"|6.8<br />
|style="background-color:#fcc;"|●<br />
|東日本旅客鉄道:山手線・東海道線・横須賀線<br />東海旅客鉄道:東海道新幹線<br />[[京浜急行電鉄]]:[[京急本線|本線]]<br />
|-<br />
|[[ファイル:JR_area_KU.svg|13px|[区]]] [[大井町駅]]<br />
|style="text-align:right;"|2.4<br />
|style="text-align:right;"|39.5<br />
|style="text-align:right;"|9.2<br />
|style="background-color:#fcc;"|●<br />
|[[東京急行電鉄]]:[[東急大井町線|大井町線]]<br />[[東京臨海高速鉄道]]:[[東京臨海高速鉄道りんかい線|りんかい線]]<br />
|colspan="2"|[[品川区]]<br />
|-<br />
|[[ファイル:JR_area_KU.svg|13px|[区]]] [[大森駅 (東京都)|大森駅]]<br />
|style="text-align:right;"|2.2<br />
|style="text-align:right;"|41.7<br />
|style="text-align:right;"|11.4<br />
|style="background-color:#fcc;"|●<br />
|&nbsp;<br />
|rowspan="2" colspan="2"|[[大田区]]<br />
|-<br />
|[[ファイル:JR_area_KU.svg|13px|[区]]] [[蒲田駅]]<br />
|style="text-align:right;"|3.0<br />
|style="text-align:right;"|44.7<br />
|style="text-align:right;"|14.4<br />
|style="background-color:#fcc;"|●<br />
|東京急行電鉄:[[東急池上線|池上線]]・[[東急多摩川線]]<br />
|-<br />
|[[ファイル:JR_area_HAMA.svg|13px|[浜]]] [[川崎駅]]<br />
|style="text-align:right;"|3.8<br />
|style="text-align:right;"|48.5<br />
|style="text-align:right;"|18.2<br />
|style="background-color:#fcc;"|●<br />
|東日本旅客鉄道:東海道線・[[南武線]]<br />京浜急行電鉄:本線・[[京急大師線|大師線]] ⇒[[京急川崎駅]]<br />
|rowspan="17" style="width:1em; text-align:center;"|[[神奈川県]]<br />
|colspan="2"|[[川崎市]]<br />[[川崎区]]<br />
|-<br />
|[[ファイル:JR_area_HAMA.svg|13px|[浜]]] [[鶴見駅]]<br />
|style="text-align:right;"|3.5<br />
|style="text-align:right;"|52.0<br />
|style="text-align:right;"|21.7<br />
|style="background-color:#fcc;"|●<br />
|東日本旅客鉄道:[[鶴見線]]<br />京浜急行電鉄:本線 ⇒[[京急鶴見駅]]<br />
|rowspan="15" style="width:1em; text-align:center;"|[[横浜市]]<br />
|[[鶴見区 (横浜市)|鶴見区]]<br />
|-<br />
|[[ファイル:JR_area_HAMA.svg|13px|[浜]]] [[新子安駅]]<br />
|style="text-align:right;"|3.1<br />
|style="text-align:right;"|55.1<br />
|style="text-align:right;"|24.8<br />
|style="background-color:#fcc;"|●<br />
|京浜急行電鉄:本線 ⇒[[京急新子安駅]]<br />
|rowspan="2" style="white-space:nowrap;"|[[神奈川区]]<br />
|-<br />
|[[ファイル:JR_area_HAMA.svg|13px|[浜]]] [[東神奈川駅]]<br />
|style="text-align:right;"|2.2<br />
|style="text-align:right;"|57.3<br />
|style="text-align:right;"|27.0<br />
|style="background-color:#fcc;"|●<br />
|東日本旅客鉄道:[[横浜線]]〈桜木町駅方面と直通運転〉<br />京浜急行電鉄:本線 ⇒[[仲木戸駅]]<br />
|- style="height:4em;"<br />
|rowspan="2"|[[ファイル:JR_area_HAMA.svg|13px|[浜]]] [[横浜駅]]<br />
|rowspan="2" style="text-align:right;"|1.8<br />
|rowspan="2" style="text-align:right;"|59.1<br />
|style="text-align:right;"|28.8<br />
|rowspan="2" style="background-color:#fcc;"|●<br />
|rowspan="2"|東日本旅客鉄道:東海道線・横須賀線・湘南新宿ライン<br />東京急行電鉄:[[東急東横線|東横線]]<br />[[横浜高速鉄道]]:[[横浜高速鉄道みなとみらい21線|みなとみらい線]]<br />京浜急行電鉄:本線<br />[[相模鉄道]]:[[相鉄本線|本線]]<br />[[横浜市営地下鉄]]:[[横浜市営地下鉄ブルーライン|ブルーライン]](3号線)<br />
|rowspan="2"|[[西区 (横浜市)|西区]]<br />
|- style="height:4em;"<br />
|rowspan="12" style="width:1em; text-align:center; line-height:4;"|[[根岸線]]<br />
|style="text-align:right;"|'''横浜<br />から'''<br />0.0<br />
|-<br />
|[[ファイル:JR_area_HAMA.svg|14px|[浜]]] [[桜木町駅]]<br />
|style="text-align:right;"|2.0<br />
|style="text-align:right;"|61.1<br />
|style="text-align:right;"|2.0<br />
|style="background-color:#fcc;"|●<br />
|横浜市営地下鉄:ブルーライン(3号線)<br />
|rowspan="4"|[[中区 (横浜市)|中区]]<br />
|-<br />
|[[ファイル:JR_area_HAMA.svg|14px|[浜]]] [[関内駅]]<br />
|style="text-align:right;"|1.0<br />
|style="text-align:right;"|62.1<br />
|style="text-align:right;"|3.0<br />
|style="background-color:#fcc;"|●<br />
|横浜市営地下鉄:ブルーライン(1号線・3号線)<br />
|-<br />
|[[ファイル:JR_area_HAMA.svg|14px|[浜]]] [[石川町駅]]<br />
|style="text-align:right;"|0.8<br />
|style="text-align:right;"|62.9<br />
|style="text-align:right;"|3.8<br />
|style="background-color:#fcc;"|●<br />
|&nbsp;<br />
|-<br />
|[[ファイル:JR_area_HAMA.svg|14px|[浜]]] [[山手駅]]<br />
|style="text-align:right;"|1.2<br />
|style="text-align:right;"|64.1<br />
|style="text-align:right;"|5.0<br />
|style="background-color:#fcc;"|●<br />
|&nbsp;<br />
|-<br />
|[[ファイル:JR_area_HAMA.svg|14px|[浜]]] [[根岸駅 (神奈川県)|根岸駅]]<br />
|style="text-align:right;"|2.1<br />
|style="text-align:right;"|66.2<br />
|style="text-align:right;"|7.1<br />
|style="background-color:#fcc;"|●<br />
|&nbsp;<br />
|rowspan="4" style="white-space:nowrap;"|[[磯子区]]<br />
|-<br />
|[[ファイル:JR_area_HAMA.svg|14px|[浜]]] [[磯子駅]]<br />
|style="text-align:right;"|2.4<br />
|style="text-align:right;"|68.6<br />
|style="text-align:right;"|9.5<br />
|style="background-color:#fcc;"|●<br />
|&nbsp;<br />
|-<br />
|[[ファイル:JR_area_HAMA.svg|14px|[浜]]] [[新杉田駅]]<br />
|style="text-align:right;"|1.6<br />
|style="text-align:right;"|70.2<br />
|style="text-align:right;"|11.1<br />
|style="background-color:#fcc;"|●<br />
|[[横浜シーサイドライン]]:[[横浜シーサイドライン金沢シーサイドライン|金沢シーサイドライン]]<br/>京浜急行電鉄:本線 ⇒[[杉田駅 (神奈川県)|杉田駅]]<br />
|-<br />
|[[ファイル:JR_area_HAMA.svg|14px|[浜]]] [[洋光台駅]]<br />
|style="text-align:right;"|3.0<br />
|style="text-align:right;"|73.2<br />
|style="text-align:right;"|14.1<br />
|style="background-color:#fcc;"|●<br />
|&nbsp;<br />
|-<br />
|[[ファイル:JR_area_HAMA.svg|14px|[浜]]] [[港南台駅]]<br />
|style="text-align:right;"|1.9<br />
|style="text-align:right;"|75.1<br />
|style="text-align:right;"|16.0<br />
|style="background-color:#fcc;"|●<br />
|&nbsp;<br />
|[[港南区]]<br />
|-<br />
|[[ファイル:JR_area_HAMA.svg|14px|[浜]]] [[本郷台駅]]<br />
|style="text-align:right;"|2.5<br />
|style="text-align:right;"|77.6<br />
|style="text-align:right;"|18.5<br />
|style="background-color:#fcc;"|●<br />
|&nbsp;<br />
|[[栄区]]<br />
|-<br />
|[[大船駅]]<br />
|style="text-align:right;"|3.6<br />
|style="text-align:right;"|81.2<br />
|style="text-align:right;"|22.1<br />
|style="background-color:#fcc;"|●<br />
|東日本旅客鉄道:東海道線・横須賀線・湘南新宿ライン<br />[[湘南モノレール]]:[[湘南モノレール江の島線|江の島線]]<br />
|colspan="2"|[[鎌倉市]]<br />
|}<br />
<br />
* 川口市は南浦和駅 - 蕨駅間でも通るが、この区間に駅はない。<br />
* 東海道本線区間の廃駅・廃止信号場については[[東海道本線#廃駅|東海道本線]]を参照。<br />
<br />
== 注記 ==<br />
{{脚注ヘルプ}}<br />
{{Reflist|group="注"}}<br />
<references group="注"/><br />
<br />
== 出典 ==<br />
{{脚注ヘルプ}}<br />
{{Reflist}}<br />
<br />
== 関連項目 ==<br />
{{Commonscat|Keihin-Tōhoku Line}}<br />
*[[日本の鉄道路線一覧]]<br />
* [[電車線・列車線]]<br />
<br />
{{DEFAULTSORT:けいひんとうほく}}<br />
[[Category:関東地方の鉄道路線]]<br />
[[Category:日本国有鉄道の鉄道路線]]<br />
[[Category:東日本旅客鉄道の鉄道路線]]<br />
[[Category:埼玉県の交通]]<br />
[[Category:東京都の交通]]<br />
[[Category:神奈川県の交通]]<br />
[[Category:京浜東北・根岸線|*]]</div>
防人
http://ja.yourpedia.org/mediawiki/index.php?title=%E7%B7%B4%E9%A6%AC%E5%8C%BA&diff=382339
練馬区
2020-01-17T13:33:29Z
<p>防人: SEOに熱心なMuttley (トーク) による編集を 由亜辺出夫 による直前の版へ差し戻しました</p>
<hr />
<div>'''練馬区'''(ねりまく)は、[[東京都]]の[[特別区]]のひとつで、23区西部に区分される。<br />
<br />
== 概要 ==<br />
[[東京都区部|東京23区]]の中では最も新しく誕生した区で、[[板橋区]]の一部だった旧[[北豊島郡]][[練馬町]]・[[上練馬村]]・[[中新井村]]・[[石神井村]]・[[大泉村 (東京府)|大泉村]]の区域が[[1947年]][[8月1日]]に分離して発足した。当時、広大な板橋区の区役所までの経路が遠く、著しく不便であったことが分離の要因とされている。板橋区は練馬、石神井に行政派出所(後に、支所)を設けたが、行政サービスは極めて限られていたため、[[西武池袋線|西武池袋線]]沿線を中心として生活する住民の要望にこたえる形で分離された<ref>>{{PDFlink|[http://www.city.nerima.tokyo.jp/annai/rekishiwoshiru/60shunen/nerima60/shosai.files/12979_09_039-053_2syou1.pdf 練馬区独立60周年記念誌「ねりま60」第二章練馬独立史] - 練馬区 2007年8月1日}}</ref>。<br />
<br />
練馬区は緑の多い閑静な住宅街であり、[[住生活基本法|最低居住面積水準未満]]の世帯率は[[東京23区]]で最も低い。練馬区民の男性の平均寿命は81.2歳で全国で第5位、東京23区で第1位である<ref>[http://www.mhlw.go.jp/toukei/saikin/hw/life/ckts05/02.html 平成17年市区町村別生命表 2 市区町村別にみた平均寿命] 厚生労働省 平成17年市区町村別生命表の概況</ref>。また刑法犯認知件数は、人口が60万人以上のほぼ同規模の特別区<ref>世田谷区、練馬区、大田区、江戸川区、足立区</ref>の中で大田区に次いで少ない<ref>>{{PDFlink|[http://www.keishicho.metro.tokyo.jp/toukei/keiho/pdf/keiho.pdf 平成23年行政区別刑法犯認知件数]}}</ref>。<!--60万以上で区切って記載する意味は?出典元はそういった比較になっていません。-->人口は約70万人で、23区中[[世田谷区]]に次いで多い。近年は[[東京メトロ副都心線|副都心線]]や[[都営地下鉄大江戸線|大江戸線]]などの開通に伴って、マンション建設ラッシュに沸いている。<br />
<br />
[[東映東京撮影所]]に付随した[[東映アニメーション|東映動画]]が存在したことから、日本のカラー長編[[アニメ]](又は民間アニメ)の[[発祥]]地<ref>2004年8月10日読売新聞「ジブリの挑戦 宮崎駿の原点『白蛇伝』」</ref>、日本初の30分連続[[テレビアニメ]]シリーズ『[[鉄腕アトム (アニメ第1作)|鉄腕アトム]]』(当時は「テレビまんが」と称された)を製作した、日本のアニメ産業の[[礎石|礎]]となった地である<ref>[http://www.city.nerima.tokyo.jp/annai/animesangyo/index.html 練馬区役所ホームページ『ジャパンアニメーション発祥の地 練馬区』]</ref>。日本一のアニメ関連企業の集積地<ref>(独)中小企業基盤整備機構「平成18年度ナレッジリサーチ事業 コンテンツ産業の方向性に関する調査研究(アニメ制作会社の現状と課題)」より。</ref>でもある。<br />
<br />
== 人口 ==<br />
{{人口統計|code=13120|name=練馬区}}<br />
<br />
== 地理 ==<br />
=== 地勢 ===<br />
[[File:Shakujii River and Sakura 20100403.jpg|thumb|石神井川と桜(練馬区[[羽沢 (練馬区)|羽沢]]三丁目、[[氷川台]]三丁目)]]<br />
[[東京都区部|東京23区]]の北西に位置する。東西は約10キロメートル、南北は約4~7キロメートルのほぼ長方形をしており、面積は48.16平方キロメートルである。23区の総面積の約7.7%に当たり、23区の中では5番目の広さである。<br />
<br />
区内全域が[[武蔵野台地]]に属する。[[埼玉県]]南部と共に、今ものどかな風景を残している。河川は[[石神井川]]と[[白子川]]が中心で土地の高低差は小さい。<br />
<br />
23区内の最高標高地点は練馬区[[関町南]]四丁目([[武蔵関公園]]南方)で、標高約58mである。<br />
<br />
北西には[[埼玉県]][[新座市]]に囲まれた[[飛地]]([[西大泉町]]1179番地)がある。区としてはこの飛地を埼玉県へ[[編入]]する方向で調整しているが、住民は反対している。<br />
<br />
=== 気候 ===<br />
年間の平均気温は15℃前後で、ここ20年ほどはほぼ横ばいである。<br />
最高気温もほぼ横ばいで推移しているが、1日の最高気温が30℃を越える日数、および1日の最低気温が25℃を超える日数は、1990年以降、増加傾向にある。<br />
<br />
夏場に都内最高気温を記録することが多く、ニュースでもよく取り上げられる。<br />
<br />
これは、もともと練馬区が比較的気温の上がりやすい内陸部に位置している上、都心部で発生した[[ヒートアイランド|ヒートアイランド現象]]による高温の空気が、夏場に吹く南風によって練馬区・埼玉県・群馬県方面に運ばれてくるためである、と考えられている。<ref>練馬よ、なぜ暑い… 都市化・ヒートアイランド現象影響 朝日新聞 2010年8月31日</ref><br />
<br />
ただし、「練馬」が都内最高気温であったと報じられることについては、[[気象庁]]の[[アメダス]]観測所の配置[http://www.jma.go.jp/jp/amedas_h/map30.html?areaCode=206#explain]にも留意する必要がある。「練馬」の気温とは、当区に設置されたアメダス観測所[http://amedas.log-life.net/index.php?%E7%B7%B4%E9%A6%AC]の観測データのことであり、23区内のアメダス観測所は「練馬」のほかには、東京(千代田区)、世田谷(世田谷区)、江戸川臨海(江戸川区)、羽田(大田区)のみの設置である。あくまでもこれらの観測所のデータとの比較でしかないため、「練馬」が都内最高気温であったと報じらた場合でも、練馬区近隣の区が練馬区より気温が高くなかったとは必ずしも言い切れない。アメダス観測所については、近年高層マンションが建ち並んだ事で風通しが悪くなった為、2012年12月、武蔵大学・江古田キャンパスから日本銀行石神井運動場跡地へ、7km西に移転した。<br />
<br />
年間降水量は約1,000mmから約2,000mmの間で増減しており、顕著な傾向は見られない。<br />
<br />
しかし、近年は夏場に多く発生する[[ゲリラ豪雨]]による冠水や浸水の被害が報告されることもあり、その対策の一環として雨水貯留施設を埋設する工事を進めている。<ref>過去、成増飛行場建設時点に田柄川と呼ばれる川筋があり暗渠となっていた。 集中豪雨の結果、付近に水が溢れた。 その後、太い埋設管を設置する工事が行われている。</ref><br />
<br />
<br />
{{Nerima, Tokyo weatherbox}}<br />
<br />
<br />
== 歴史 ==<br />
{{Wikisource|東京都練馬区を置く件|東京都練馬区を置く件|内務省告示文}}<br />
;沿革<br />
* [[1947年]](昭和22年) - [[板橋区]]から分区し、23番目の区として誕生<br />
* [[1949年]](昭和24年) - [[練馬区役所]]が現在地に移転<br />
* [[1951年]](昭和26年) - [[自衛隊]][[練馬駐屯地]]ができる。<br />
* [[1953年]](昭和28年) - 板橋区との境界を変更する<ref>[[s:特別区の境界変更 (昭和28年総理府告示第251号)|昭和28年2月21日、総理府告示第251号]]</ref>。<br />
* [[1957年]](昭和32年) - 一部を板橋区へ編入する<ref>[[s:特別区の境界変更 (昭和32年総理府告示第341号)|昭和32年7月20日、総理府告示第341号]]</ref>。<br />
* [[1961年]](昭和36年) - [[白子川]]改修に伴い、[[和光市|大和町]]との境界を変更する<ref>[[s:都県の境界にわたる特別区と町の境界変更 (昭和36年自治省告示第213号)|昭和36年7月1日、自治省告示第213号]]</ref>。<br />
* [[1973年]](昭和48年) - [[アメリカ軍]]から[[グラントハイツ]]([[光が丘 (練馬区)|光が丘]])が返還される。<br />
* [[1983年]](昭和58年) - 非核都市練馬区宣言<br />
* [[1998年]](平成10年) - 交通安全都市練馬区宣言<br />
* [[2001年]](平成13年) - 健康都市練馬区宣言<br />
* [[2006年]](平成18年) - 環境都市練馬区宣言<br />
* [[2007年]](平成19年) - 人口70万人に到達<br />
<br />
;「練馬」の由来<br />
練馬区のウェブサイトには以下の説が掲載されている。<br />
* [[ローム (土壌)|関東ローム層]]の赤土をねったところを「'''ねり場'''」といった。<br />
* [[石神井川]]流域の低地の奥まったところに「沼」=「'''根沼'''」が多かった。<br />
* 奈良時代、武蔵国にあった「'''のりぬま'''('''乗潴''')」という[[宿場|宿駅]]が「ねりま」に転訛した(乗潴は、[[白山神社 (練馬区)|白山神社]]付近であったとされる。ただし、乗潴を'''あまぬま'''と読み、現在の杉並区天沼に比定する説もある)。<br />
* 中世、豊島氏の家臣に馬術の名人がいた(馬を馴らすことを「ねる」と言った。すなわち「'''練り馬'''」)。<br />
他にも諸説存在する。<br />
<br />
== 地域 ==<br />
=== 祭・イベント ===<br />
{{Vertical images list<br />
|幅=250px<br />
|枠幅=250px<br />
|1=Teruhime festival returns ceremony 2009.jpg<br />
|2=照姫まつり<br />
|3=Seki-no-boroichi.jpg<br />
|4=関のボロ市<br />
|3d=<br />
}}<br />
* [[照姫 (豊島氏)|照姫まつり]] - 石神井公園にて4月下旬(みどりの日付近)に行われる。<br />
* [[ハワリンバヤル]] - [[モンゴル]]を紹介する日本最大級のモンゴルのフェスティバル。[[ゴールデンウィーク]]期間中に[[光が丘公園]]で開催。<br />
* [[練馬まつり]] - 10月<br />
* [[酉の市]] - 11月<br />
* [[関のボロ市]] - 12月<br />
<!--[[ねこにこばん祭り]] - [[西武池袋線]][[中村橋]]駅近辺で行われる。(中村橋にある商店街「サンツ中村橋商店街振興組合」に加入している店舗が行っている、いわゆるポイント還元などやセールを行うイベントの一環。趣旨が違うので一旦コメントアウト)--><br />
*中村橋阿波踊り <br />
{{節stub}} <br />
<br />
=== アニメのまち 練馬区 ===<br />
==== 日本アニメ発祥の地 ====<br />
練馬区は、日本初のカラー長編劇場アニメ『[[白蛇伝 (1958年の映画)|白蛇伝]]』が制作された日本カラーアニメ発祥地である。また、1963年に世界初の毎週放送の本格的テレビアニメシリーズ『[[鉄腕アトム (アニメ第1作)|鉄腕アトム]]』(モノクロ)、1965年に日本初の(長期間の)本格的フルカラーテレビアニメシリーズ『[[ジャングル大帝]]』が生まれた、テレビアニメの発祥地でもある。『[[風の谷のナウシカ (映画)|風の谷のナウシカ]]』<ref>制作はスタジオジブリの前身である[[トップクラフト]]</ref>や[[スタジオジブリ]]作品、『[[新世紀エヴァンゲリオン]]』、『[[ポケットモンスター (アニメ)|ポケットモンスター]]』などの制作に関わったアニメプロダクションも多い。<br />
<br />
東映動画(現東映アニメーション)の大泉スタジオからは、[[宮崎駿]]、[[高畑勲]]、[[りんたろう]]、[[大塚康生]]、[[細田守]]など、多くのアニメ関係者が巣立っていった。<br />
<br />
==== 日本一のアニメ企業集積地 ====<br />
[[File:TOEI ANIMATION Oizumi Studio.JPG|thumb|230px|東映アニメーション 大泉スタジオ]]<br />
練馬区は、[[東映アニメーション]](旧:東映動画)や、[[手塚治虫]]の[[虫プロダクション]]([[手塚プロダクション]]とは現在は無関係)など、アニメ関連企業数が94社(2007年現在)を数え、日本一のアニメ関連企業の集積地でもあり、これまでに数多くの作品が制作され、またその舞台となった([[練馬区#漫画・アニメ・小説など|後述]])。<br />
<br />
アニメのみならず30年続く[[スーパー戦隊シリーズ]]を初め、東映の得意とする特撮もこの地でのロケが多い。<br />
<br />
2002年からは、年一回のペースで『[[練馬アニメフェスティバル]]』が[[大泉学園]]で開催され、商店街やNPOなどと連携し、アニメ振興を図っている。<br />
<br />
2004年には、[[練馬アニメーション協議会]]が、虫プロや東映アニメーションなど、約50の事業所で設立され、練馬区のアニメ振興を計っている。同協議会は、前身のNPO法人「アニメミュージアムの会」(1994年設立)の時代から区内へのアニメミュージアムの建設を目指している。だが、東映アニメーションが2003年、独自に[[東映アニメーションギャラリー]]を作ったため、重複論が浮上し、足踏み状態が続いている。<br />
<br />
2006年、練馬アニメ協議会が[[フランス]]のアニメ企業との交流事業で渡仏、フランスからも2007年3月アニメ関係者が練馬区を訪問するなどの交流事業がきっかけとなり、2007年6月11日からフランスの[[アヌシー]]で毎年開催されている[[アヌシー国際アニメーション映画祭|アヌシー国際アニメ見本市]]に、練馬区のアニメ企業10社が出展する運びとなった。今後、アニメの売買や共同制作など具体的な事業交流を深める案が出ている。<br />
<br />
2007年11月より、練馬区独立60周年記念の一環として、練馬区誕生アニメ紹介番組、[[ねりたんアニメワークス]]が[[ジュピターテレコム|J:COM]]東京で放送された。<br />
<br />
=== 漫画家の街 ===<br />
練馬区は、出版社の多い[[千代田区]][[一ツ橋]]や[[神田神保町]]、[[文京区]][[音羽]]などに程好く交通の便が良かったこと、必要な画材を取り扱っている店や街まで近かったこと、誘惑の多い繁華街から少し離れていることもあり落ちついて作業に集中できるなどの利点から、[[手塚治虫]]をはじめ、多くの漫画家が住居や仕事場を構えた。また、[[トキワ荘]](所在地は豊島区)の最寄の駅、椎名町のある西武池袋線の沿線に住まうことも、後進の漫画家には一種の憧れがあったという。編集部が地方在住の新人漫画家を上京させる際に、上記の理由に加え家賃が比較的安い練馬区の物件を用意することが多かった。[[松本零士]]は上京にあたって、[[日本の市外局番|市外局番]]が「03」で、緑が多く静かな住環境を条件に住居を探した結果、大泉学園を選んだという。[[島田啓三]]、[[馬場のぼる]]、[[太田じろう]]、[[赤塚不二夫]]、[[古谷三敏]]、[[ちばてつや]]、[[ちばあきお]]、[[高森朝雄]]、[[藤子不二雄]]、[[萩尾望都]]、[[竹宮惠子]]([[大泉サロン]]も参照)、[[吉沢やすみ]]、[[弘兼憲史]]、[[柴門ふみ]]、[[吾妻ひでお]]、[[高橋留美子]]、[[小林よしのり]]など、多くの有名・無名の漫画家も永住、または一時的に居住したことがある。漫画作品の中には練馬区を思わせる設定や背景が描かれているものも数多くある。<br />
<br />
==== 大泉サロン ====<br />
練馬区[[大泉]]には、女性漫画家版[[トキワ荘]]ともいえる[[大泉サロン]]が存在し、萩尾望都や竹宮惠子ら多くの著名女性漫画家が巣立っていった。<br />
<br />
=== 練馬区の巨大住宅・商業複合地区 ===<br />
* [[光が丘 (練馬区)|光が丘]]地区<br />
<br />
=== 郵便番号 ===<br />
* 区内全域が170番台で、練馬区では上3桁は'''176'''、'''177'''、'''178'''、'''179'''に分かれる。<br />
** 176-XXXX [[練馬郵便局]]<br />
** 177-XXXX [[石神井郵便局]]<br />
** 178-XXXX [[大泉郵便局 (東京都)|大泉郵便局]]<br />
** 179-XXXX [[光が丘郵便局]]<br />
<br />
=== 市外局番 ===<br />
* 練馬区の大半は'''「03」'''であるが、陸上自衛隊朝霞駐屯地内(大泉学園町9-4)の一般電話、及び埼玉県新座市に囲まれた飛地である西大泉町1179番地における市外局番は'''「048」'''である。<br />
* '''「03」'''地域の市内局番は大半が上から2桁目が'''「9」'''(39XX、59XX、69XX)となっているが、同じく「9」が使われる[[豊島区]]や[[板橋区]]と同様に[[1984年]]以降は枯渇対策で'''「5」'''や'''「8」'''(35XX、38xx、58XXなど)も割り当てられている。<br />
=== ナンバープレート ===<br />
練馬区は、練馬ナンバー([[東京運輸支局]])を割り当てられている<ref>[http://wwwtb.mlit.go.jp/kanto/s_tokyo/map_riku.html 東京運輸支局管轄区域 ] - 関東運輸局 東京運輸支局</ref>。<br />
;練馬ナンバー割り当て地域<br />
*新宿区・文京区・中野区・杉並区・豊島区・北区・板橋区・練馬区<br />
<br />
2012年8月1日からは、原動機付自転車のナンバープレートに、「[[メーテル]]」と「ねり丸」のカラーイラストを描いたオリジナルプレートを製作。5,000枚限定で交付。<br />
<br />
=== ケーブルテレビ ===<br />
*[[ジェイコム東京|J:COM東京]]<br />
<br />
=== メディア ===<br />
*練馬放送([[インターネットラジオ]])<br />
*練馬TV([[YouTube]] & [[Ustream]]配信)<br />
<br />
== 名所・旧跡 ==<br />
{{Seealso|練馬区指定・登録文化財一覧}}<br />
* [[愛染院 (練馬区)|練月山愛染院]]<br />
* [[牧野記念庭園]] - 世界的に有名な植物学者、[[牧野富太郎]]博士の住居跡を整備した庭園。<br />
* [[氷川神社 (練馬区氷川台)]]<br />
* [[キャンプ・ドレイク]]跡。現在は和光市内に一部残るのみ。<br />
== 文化施設 ==<br />
=== 美術館・博物館 ===<br />
[[File:Nerima art museum.JPG|thumb|練馬区立美術館]]<br />
* [[東映アニメーション#東映アニメーションギャラリー|東映アニメーションギャラリー]]<br />
* [[練馬区立美術館]]<br />
* [[練馬区立石神井公園ふるさと文化館]]-2010年(平成22年)3月28日開館。元練馬区郷土資料館。<br />
* [[ちひろ美術館・東京]](世界初の絵本美術館)<br />
* 練馬区立温室植物園(光が丘 四季の香公園内)清掃工場の余熱を利用。<br />
**『花とみどりの相談所』を併設。園芸相談などができる。入場無料。 <br />
* 武蔵野音楽大学楽器博物館 <br />
* 日本大学藝術学部芸術資料館<br />
<br />
=== 図書館 ===<br />
* [[練馬区立練馬図書館]]<br />
* [[練馬区立石神井図書館]]<br />
* [[練馬区立大泉図書館]]<br />
=== 公園 ===<br />
{{Vertical_images_list<br />
|幅=210px<br />
|枠幅=210px<br />
|1=Johoku-Chuo-Park-2010.jpg<br />
|2=城北中央公園<br />
|3=Tateno park nerima 3.jpg<br />
|4=立野公園<br />
|5=Musashizeki-park ike2006.JPG<br />
|6=富士見池 (武蔵関公園)<br />
|4d=<br />
}}<br />
公園や緑地を合わせると約640箇所に上る。<br />
;都立公園<br />
* [[光が丘公園]] - 野球場、サッカー場、弓道場、図書館、噴水広場などがある。[[尾崎豊]]の「米軍キャンプ」(アルバム『[[壊れた扉から]]』収録)で「米軍キャンプ跡の崩れかけた工場」と唄われているのは、光が丘の風景である。<br />
* [[石神井公園]] - 石神井池、三宝寺池があり、ボート遊び、魚釣りなどができる。また、[[Mr.Children]]の[[桜井和寿]]はここをジョギングしている時にダブル[[ミリオン]]を記録した曲「[[Tomorrow never knows (Mr.Childrenの曲)|Tomorrow never knows]]」の中の、「勝利も敗北もない孤独なレース」という歌詞を思いついた、というエピソードがある。漫画『[[課長島耕作]]』に、島が同公園でボートを漕ぐ場面がある。漫画『[[ど根性ガエル]]』は、石神井公園周辺が舞台である。小説『[[石神井橋]]』に登場する石神井橋は、三宝寺池の橋がモデルである。<br />
* [[城北中央公園]] - サイクリング場があり、板橋区にもまたがる。<br />
* [[大泉中央公園]]<br />
;区立公園<br />
* [[立野公園]] - 中国風の庭園があることで有名。<br />
* [[武蔵関公園]] - ボート池で有名。<br />
* [[春の風公園]] - カルガモが見られる池、300メートルに及ぶ桜並木、つつじ山などがある。<br />
* [[夏の雲公園]] - ナイター照明付のテニスコートがある。<br />
* [[秋の陽公園]] - 区内で唯一、田んぼのある公園。ため池やせせらぎなどもあり、かつての田園風景を再現している。<br />
* [[四季の香公園]] - 温室植物園のほか、バラ園、ハーブ園、マグノリア園などがある。<br />
* [[田柄梅林公園]] - 白梅(白加賀)や紅梅など60本余りのウメのほか、マンサク、サンシュユ、フクジュソウ、ボケなどが植えられている。<br />
* [[大泉交通公園]]<br />
* [[平成つつじ公園]]<br />
* [[土支田農業公園]] - 4月から翌1月まで農業教室が開かれている。<br />
* [[石神井松の風文化公園]] - [[石神井公園]]に隣接しており、かつては[[日本銀行]]石神井運動場であったものを買収し整備したもの。<ref>{{cite web |title=日本銀行石神井運動場の公園整備にかかる基本計画 |url=http://www.city.nerima.tokyo.jp/kusei/keikaku/shisaku/kankyo/shakujiiundojo/nichigin.html |date=2010-08 |publisher=練馬区役所 |accessdate=2014-11-07}}</ref><br />
* [[牧野記念庭園]]<br />
* [[向山庭園]] - ひょうたんの形を模した池や、それを望むことの出来る茶室を備えた日本庭園。<br />
* [[向山公園]] - 上記「向山庭園」と誤認されることもあるが、こちらは児童公園である。[[尾崎豊]]が中学生時代によく立ち寄り、「[[15の夜]]」の歌詞の舞台になった公園としても知られている。<br />
<br />
== 産業 ==<br />
=== レジャー施設 ===<br />
[[File:El Dorado 1.jpg|thumb|right|としまえんのカルーセルエルドラド]]<br />
* [[としまえん]]<br />
* [[豊島園 庭の湯]]<br />
* [[ユナイテッド・シネマ]]としまえん<br />
* [[ティ・ジョイ|Tジョイ]]大泉 - 大泉学園の東映撮影所の敷地内にある。<br />
<br />
=== 名物・特産品 ===<br />
* [[キャベツ]]<br />
* [[練馬大根]]<br />
* [[沢庵漬け]]を中心とした漬物<br />
* 練馬大根をモチーフにした最中やまんじゅうなどの菓子<br />
* 東京手描友禅<br />
* 練馬音頭<br />
<br />
=== 農業 ===<br />
[[File:A field in Hazawa Nerima.jpg|thumb|練馬区の畑(練馬区[[羽沢 (練馬区)|羽沢]]三丁目)]]<br />
* 農地面積 - 342haで、23区内では最大となる。<br />
* 農家総数 - 671戸<br />
** 販売農家 - 443戸<br />
*** 専業 - 87戸<br />
*** 兼業 - 356戸<br />
** 自給的農家 - 228戸<br />
* 農作物 - [[キャベツ]]・芝生・草花などが主流。キャベツは都内の生産量の約40%を占めている。<br />
* [[練馬大根]] - 主に[[漬物]]用に栽培されているが生産量は少ない。<br />
<br />
=== 製造業 ===<br />
* 工場数 - 858(平成15年12月現在・練馬区統計書平成17年版 工業統計調査)<br />
* 従業者数 - 6,484(同上)<br />
** 常用労働者 - 5,994人<br />
** 事業主・家族従業者 - 490人<br />
* 製造品出荷額 - 1025億円(同上)<br />
* 付加価値額 - 536億円<br />
** 小工場が圧倒的に多く従業者数が1 - 3人の工場が全体の約53%を占める。従業者数が20人以上の工場は全体の8%にすぎず、300人以上の工場は存在しない。練馬区の製造業は厳しい状況が続いており、工場数は昭和53年の2,194をピークにほぼ一貫して減少を続けている。平成15年には昭和42年以来、初めて工場数が三桁台に突入した。また、製造品出荷額も昭和60年、1906億円に達して以来同様に減少傾向が続いている。<br />
** 工場の分布は[[西武池袋線]]の江古田駅・富士見台駅・大泉学園駅、[[東武東上本線|東武東上線]]<!--「東武東上線」では東上本線・越生線の総称とされており、項目名でもこの「東上本線」を用いているための措置-->の東武練馬駅の周辺に多くある。<br />
* 製造業の種類(産業別)は、衣服・その他繊維製品の工場が17%と最も多く、出版・印刷(16%)、食料品(8%)と続く。<br />
<br />
=== 商業 ===<br />
* 卸売業(平成16年・練馬区統計書平成17年版 商業統計調査)<br />
** 商店数 1300<br />
** 従業者数 10881<br />
** 年間販売額 585,061(百万円)<br />
* 小売業(同上)<br />
** 商店数 4,291<br />
** 従業者数 29,161<br />
** 年間販売額 466,572(百万円)<br />
* 飲食店(平成4年・版練馬区統計書平成17年 商業統計調査)<br />
** 商店数 1,722<br />
** 従業者数 10,264<br />
** 年間販売額 51,734(百万円)<br />
<br />
==== 主な商業施設 ====<br />
{{右|<br />
[[ファイル:Yumeria-Fente.jpg|thumb|250px|right|ゆめりあフェンテ(大泉学園駅前)]]<br />
}}<br />
{{columns-list|3|<br />
* [[いなげや]]練馬上石神井南店<br />
* いなげや練馬南大泉店<br />
* [[いなげや#ina21|ina21練馬中村南店]]<br />
* ina21練馬東大泉店<br />
* 大泉学園ゆめりあフェンテ<br />
* [[オオゼキ]]練馬店<br />
* [[クイーンズ伊勢丹]]石神井公園店<br />
* [[コジマ]]NEW豊玉<br />
* [[ジェーソン]]練馬春日町店<br />
* ジェーソン練馬石神井台店<br />
* ジェーソン練馬高松店<br />
* ジェーソン練馬中村橋店<br />
* ジェーソン練馬西大泉店<br />
* ジェーソン練馬氷川台店<br />
* スーパーバリュー(旧大川ホームセンター)練馬大泉店<br />
* [[西友]]練馬店<br />
* 西友中村橋店<br />
* 西友石神井公園店<br />
* 西友上石神井店<br />
* 西友関町店<br />
* [[ダイクマ]]平和台店<br />
* [[大丸ピーコック]]高野台店<br />
* [[東武ストア]]フエンテ練馬店<br />
* [[ドン・キホーテ (企業)|ドン・キホーテ]]練馬店<br />
* 練馬中村橋[[東急ストア]]<br />
* [[PC DEPOT]]平和台店<br />
* [[光が丘IMA]]([[リヴィン|LIVIN]]光が丘店・[[ダイエー]]練馬店・専門店街・[[大創産業|ダイソー]]・光ケ丘サザン)<br />
* [[マルエツ]]南大泉店<br />
* マルエツ大泉学園店<br />
* マルエツ練馬高松店<br />
* マルエツ田柄店<br />
* [[ヤマダ電機]]テックランド練馬本店<br />
* ヤマダ電機テックランド大泉学園店<br />
* ヤマダ電機テックランド平和台駅前店<br />
* [[ヨークマート]]石神井店<br />
* [[ライフコーポレーション|ライフ]]石神井公園店<br />
* ライフ石神井台店<br />
* ライフ西大泉店<br />
* ライフエクストラ大泉学園駅前店<br />
* ライフ平和台店<br />
* ライフ土支田店<br />
* LIVIN[[オズ]]大泉店<br />
}}<br />
<br />
=== 主なスポーツジム・アミューズメント施設など ===<br />
{{columns-list|3|<br />
*[[スポーツジム]]<br />
**[[ティップネス]]練馬店<br />
**ティップネス大泉学園前店<br />
**ティップネス東武練馬店<br />
**ティップネス氷川台店<br />
**[[ルネサンス (スポーツクラブ)|ルネサンス]]石神井公園<br />
**ルネサンス富士見台<br />
**ルネサンス練馬高野台<br />
**ルネサンス光が丘<br />
**[[セントラルスポーツ]]南大泉<br />
**スポーツクラブNANKO <br />
**スポーツクラブNAS光が丘 <br />
**愛和スポーツクラブ <br />
**成増ロンドスイミングスクール <br />
**大泉スワロー体育クラブ <br />
**大泉レッツスイミングスクール <br />
**田柄スイミングクラブ <br />
**東京イトマンスイミングスクール <br />
**東京イトマンスイミングスクール富士見台校 <br />
**東京ドルフィンクラブ/桜台スイミングスクール<br />
}}<br />
*スパ・[[スーパー銭湯]]<br />
**ゆーポッポ(北町)<br />
**お風呂の王様 光が丘店(名称は「光が丘店」であるが住所は板橋区赤塚新町である)<br />
*[[ボウリング場]]<br />
**トーホープラザ([[ボウリング]]場、カー用品、[[ドン・キホーテ (企業)|ドンキホーテ]]など)<br />
<br />
=== 主な事業所 ===<br />
;東証1部<br />
*[[太陽インキ製造]]<br />
*[[タムラ製作所]]<br />
*[[日本高純度化学]]<br />
;東証2部<br />
*[[セコニック]]<br />
;JASDAQ<br />
*[[光波 (企業)|光波]]<br />
*[[鈴茂器工]]<br />
*[[東映アニメーション]]<br />
*[[平賀]]<br />
*[[ブロッコリー (企業)|ブロッコリー]]<br />
*[[三笠製薬]]<br />
;非上場<br />
*[[虫プロダクション]]<br />
*株式会社[[ケーアイ・フレッシュアクセス]]([[伊藤忠商事]]・[[住友商事]]グループ)<br />
*[[櫻井音楽工房]]<br />
*[[品川電線]]<br />
*[[かちどき製粉|かちどき製粉株式会社]]<br />
*[[アカオアルミ]]<br />
*ナムコ - [[自動販売機]]向け食品サービス業。同名の[[バンダイナムコホールディングス]]傘下の[[ナムコ|企業]]とは別法人。<br />
*株式会社ドワーフ - [[日本放送協会|NHK]]の[[テレビ局のマスコットキャラクター|マスコットキャラクター]]・「[[どーもくん]]」や「[[こまねこ]]」など[[ストップモーション・アニメーション]]を主に手掛けている。<br />
<br />
== 区政 ==<br />
=== 区長 ===<br />
* 区長 : [[前川燿男]] (1期目)<br />
* 任期 : 2014年(平成26年)4月20日 - 2018年(平成30年)4月19日<ref name="任期満了日">[http://www.senkyo.metro.tokyo.jp/schedule/schedule04.html 東京都選挙管理委員会 | 都内選挙スケジュール | 任期満了日(定数)一覧]</ref><br />
<br />
=== 財政 ===<br />
1人あたりの債権額が全国の区市町村で10番目に少ない。<br />
<br />
=== 石神井庁舎 ===<br />
区西部(石神井・大泉地区)の住民の便宜を図る為、[[石神井公園駅]]近くに'''石神井庁舎'''(しゃくじいちょうしゃ)が設置されており、[[戸籍]]の届出や[[住民票]]の発行、納税証明書の発行が、夜間・休日でも行うことが出来る。[[農業委員会]]はこの庁舎に設置されている。休日急患[[診療所]]も併設している(石神井町三丁目30-26)。<br />
<br />
=== 区民センター ===<br />
区役所出張所と区民ホールなどとの複合施設である区民センターが区内3箇所に設置されている。<br />
* 中村橋区民センター(貫井一丁目9-1)<br />
* 関区民センター(関町北一丁目7-2)<br />
* 光が丘区民センター(光が丘二丁目9-6)<br />
<br />
=== 区民事務所・出張所 ===<br />
練馬区の出先機関。「区」の行政機構の一部を分担し、「地域の区役所」的な機能を果たす。住民異動届の受付や証明書の発行、福祉サービス等の受付、各種公金の収納などの窓口サービスを行う。「区民センター」と呼ばれる複合施設内に設置されていることもある。<br />
<br />
==== 区民事務所 ====<br />
* 練馬区民事務所 (豊玉北六丁目12-1)<br />
* 光が丘区民事務所 (光が丘二丁目9-6)<br />
* 石神井区民事務所 (石神井町三丁目30-26)<br />
* 大泉区民事務所 (東大泉三丁目18-9)<br />
<br />
==== 出張所 ====<br />
{{columns-list|2|<br />
* 桜台出張所 (桜台一丁目22-9)<br />
* 第二出張所 (早宮一丁目44-19)<br />
* 第三出張所 (貫井一丁目9-1)<br />
* 第四出張所 (春日町五丁目30-1)<br />
* 第五出張所 (土支田二丁目32-8)<br />
* 第六出張所 (旭町三丁目11-6)<br />
* 第七出張所 (田柄二丁目6-22)<br />
* 第八出張所 (北町二丁目26-1)<br />
* 谷原出張所 (高野台一丁目7-29)<br />
* 関出張所 (関町一丁目7-2)<br />
* 上石神井出張所 (上石神井一丁目6-16)<br />
* 大泉西出張所 (南大泉五丁目26-19)<br />
* 大泉北出張所 (大泉学園町四丁目21-1)<br />
}}<br />
<br />
=== 友好都市 ===<br />
====国内====<br />
* {{Flagicon|長野県}}[[長野県]][[上田市]](旧[[武石村 (長野県)|武石村]]のときから友好都市となっている)<br />
====海外====<br />
* {{Flagicon|AUS}} [[イプスウィッチ (クイーンズランド州)]]([[オーストラリア]])<br />
* {{Flagicon|CHN}} [[北京市]][[海淀区]]([[中華人民共和国]])<br />
<br />
=== 区政の課題 ===<br />
==== 災害対策 ====<br />
練馬区は[[住宅都市]]としての性格から、木造住宅の密集地帯が多く、道路も細く曲がったものが多い。そのため[[地震]]が起きたときに火災が広がりやすく、[[災害弱者]]の人などが逃げ遅れる危険性が高くなっている。[[関東大震災]]級の大地震が起きた場合、区内の6割の面積が焼失し、被災者は34万人にもなるというデータも発表されている。そのため、練馬区では一時集合場所や避難道路、避難場所を指定し、集団で避難するため住民組織の結成を急いでいる。<br />
<br />
==== 医療機関 ====<br />
[[豊島園駅]]、[[中村橋駅]]および[[鷺ノ宮駅]]近辺の救急医療機関が、手薄である。<br />
<br />
[[地域医療振興協会練馬光が丘病院]]、[[順天堂大学医学部附属練馬病院]]、[[練馬総合病院]]は、[[練馬区役所]]のある[[練馬駅]]から乗り換えなしで行ける、[[光が丘駅]]や[[練馬高野台駅]]、[[江古田駅]]近くに建設され、練馬区保健所、練馬休日急患診療所、練馬区医師会訪問介護ステーションも練馬区役所のある練馬駅最寄に建設された。区の北側の[[東武東上線]]や[[東京メトロ有楽町線|有楽町線]]沿線の近くには、このような区の関わった医療機関がなく(豊島区、板橋区、埼玉県内の医療機関を含めれば充実している)、訪問介護も手薄である。[[人工透析]]を受けられる医院は、区内に4院ある。<br />
<br />
==== インフラの区役所近辺への偏在 ====<br />
{{出典の明記|date=2014年2月}}<br />
[[練馬区役所]]が[[西武池袋線]][[練馬駅]]前に所在している為、区の主な機関や病院、福祉施設、交通機関などのインフラは、西武池袋線沿線に集中する傾向があり、[[東武東上線]]や[[東京メトロ有楽町線|有楽町線]]、[[西武新宿線]]沿線はインフラ整備が遅れている。西武池袋線[[石神井公園駅]]から徒歩10分には、巨大な石神井庁舎があり、急患の受入れが休日・24時間可能な診療所まで設置されている。証明書発行などの行政手続きも同様のサービスが受けられる。また、西武池袋線[[練馬高野台駅]]前には、病床数約400の大病院、順天堂大学医学部附属練馬病院が区の働き掛けで建設された。更には、西武池袋線だけが[[高架橋|高架]]化工事が行われ、いわゆる、「開かずの踏み切り」問題が解消されている。他方、東武東上線や西武新宿線沿線住民は放置されたままである。この様に、特に区内北部の住民への行政サービスは行き届いておらず、年々低下する一方であり、近年、新たに浮上した深刻なインフラの格差として、{{誰範囲2|早急な是正が求められている|date=2014年2月}}。<br />
<br />
==== 交通機関 ====<br />
*[[都営地下鉄大江戸線|大江戸線]]の区西部([[大泉学園町]])方面への延伸は、鉄道の僻地解消のため長年の課題とされているが、建設費や住宅地の地下を掘削するための諸手続きなどが難航。計画はあるものの具体的な日程は明らかに出来ない状況である。<br />
*[[東武練馬駅]]を北口の不動通りから南口の[[川越街道]](国道254)に抜ける道路建設、地下道建設、エスカレーター導入、車の交通規制なども計画が頓挫し、実現していない。<br />
*[[東京メトロ有楽町線#概要|東京8号線]]に関する「答申第15号」では、保谷 - 練馬間で[[西武池袋線]]を複々線化するよう示されていたものの中村橋 - 護国寺間は削除されている。<br />
<br />
== 立法 ==<br />
=== 区議会 ===<br />
* 定数 : 50名<br />
* 任期 : 2011年(平成23年)5月30日 - 2015年(平成27年)5月29日<ref name="任期満了日" /><br />
* 議長 : 村上悦栄(練馬区議会自由民主党) <br />
* 副議長 : 柳沢よしみ(練馬区議会公明党)<br />
<br />
{| style="width:80em" | class="wikitable"<br />
! 会派名 !! 議席数 !! 議員名(◎は幹事長)<br />
|-<br />
| style="width:14em" | 練馬区議会[[自由民主党 (日本)|自由民主党]] || style="width:4em; text-align:right;" | 17 || ◎小林みつぐ、中島力、藤井たかし、笠原こうぞう、福沢剛、高松さとし、田中よしゆき、関口和雄、村上悦栄、小泉純二、西山きよたか、小川けいこ、かしわざき強、田中ひでかつ、小野塚栄作、上野ひろみ、むらまつ一希<br />
|-<br />
| 練馬区議会[[公明党]] || align="right" | 11 || ◎内田ひろのり、宮原義彦、うすい民男、吉田ゆりこ、酒井妙子、原ふみこ、田代孝海、斉藤静夫、光永勉、柳沢よしみ、西野幸一<br />
|-<br />
| [[日本共産党]]練馬区議団 || align="right" | 5 || ◎とや英津子、有馬豊、島田拓、米沢ちひろ、やくし辰哉<br />
|-<br />
| 生活者ネット・ふくしフォーラム || align="right" | 5 || ◎菊地靖枝、橋本けいこ、かとうぎ桜子、きみがき圭子、やない克子<br />
|-<br />
| 練馬区議会[[民主党 (日本 1998-)|民主党]]・無所属クラブ || align="right" | 4 || ◎石黒たつお、土屋ひとし、浅沼敏幸、[[倉田麗華|倉田れいか]]<br />
|-<br />
| 練馬区議会[[みんなの党]] || align="right" | 2 || ◎しもだ玲、山田かずよし<br />
|-<br />
| 練馬区議会民権のちから || align="right" | 1 || 松村良一<br />
|-<br />
| オンブズマン練馬 || align="right" | 1 || 土屋としひろ<br />
|-<br />
| 練馬区議会無所属 || align="right" | 1 || 藤井とものり<br />
|-<br />
| 爽志会 || align="right" | 1 || さわむら信太郎<br />
|-<br />
| 練馬刷新の会 || align="right" | 1 || こうらい啓一郎<br />
|-<br />
| 計(欠員1) || align="right" | 49 || <br />
|}<br />
※田中よしゆき、やない克子、やくし辰哉の3名は、2014年4月20日に行われた補欠選挙で当選した。<br />
<br />
※2014年9月3日、山田哲丸議員(練馬区議会公明党)が死去したため、現在練馬区議会は「欠員1」となっている<ref>[http://www.city.nerima.tokyo.jp/gikai/260903index.html 練馬区議会議員逝去のお知らせ:練馬区議会]</ref>。<br />
<br />
=== 都議会 ===<br />
* 定数 : 6名<br />
* 選挙区 : 練馬区選挙区<br />
* 任期 : 2013年(平成25年)7月23日 - 2017年(平成29年)7月22日<ref name="任期満了日" />(「[[2013年東京都議会議員選挙]]」参照)<br />
{| class="wikitable"<br />
|-<br />
!議員名!!会派名!!当選回数<br />
|-<br />
| 小林健二 || 都議会公明党 || align="center" | 2<br />
|-<br />
| 柴崎幹男 || 東京都議会自由民主党 || align="center" | 1<br />
|-<br />
| 山加朱美 || 東京都議会自由民主党 || align="center" | 4<br />
|-<br />
| 松村友昭 || 日本共産党東京都議会議員団 || align="center" | 5<br />
|-<br />
| 高橋かずみ || 東京都議会自由民主党 || align="center" | 4<br />
|-<br />
| あさの克彦 || 都議会民主党 || align="center" | 2<br />
|}<br />
<br />
=== 衆議院 ===<br />
* 任期 : 2014年(平成26年)12月14日 - 2018年(平成30年)12月13日(「[[第47回衆議院議員総選挙]]」参照)<br />
{| class="wikitable"<br />
|-<br />
!選挙区!!議員名!!党派名!!当選回数!!備考<br />
|-<br />
| rowspan="2" | [[東京都第9区]](練馬区の一部)|| [[菅原一秀]] || [[自由民主党 (日本)|自由民主党]] || align="center" | 5 || 選挙区<br />
|-<br />
| [[木内孝胤]] || [[維新の党]] || align="center" | 2 || 比例復活<br />
|-<br />
| [[東京都第10区]]([[豊島区]]、練馬区の一部)|| [[小池百合子]] || 自由民主党 || align="center" | 8 || 選挙区<br />
|}<br />
<br />
== 国・都の施設 ==<br />
* [[陸上自衛隊]][[東部方面隊 (陸上自衛隊)|東部方面隊]]<br />
** 東部方面総監部([[朝霞駐屯地]])<br />
** [[第1師団 (陸上自衛隊)|第1師団]]司令部([[練馬駐屯地]])<br />
* 東京[[少年鑑別所]]<br />
* [[厚生労働省]]上石神井庁舎<br />
* [[独立行政法人]][[労働政策研究・研修機構]]([[厚生労働省]]上石神井庁舎隣接)<br />
* [[関東運輸局]][[東京運輸支局]]練馬自動車検査登録事務所 - 自動車の[[日本のナンバープレート|ナンバープレート]]の練馬ナンバーはここで登録されたもの。<br />
* [[東京消防庁]]<br />
** 第十方面本部(石神井町2-16-1)※石神井消防署石神井公園出張所併設<br />
*** [[練馬消防署]](豊玉北5-1-8)救急隊1<br />
**** 平和台出張所(平和台4-9-3)救急隊1<br />
**** 貫井出張所(貫井5-17-4)[[東京消防庁#特別消火中隊 (A-one)|特別消火中隊]]・救急隊1<br />
*** 光が丘消防署(光が丘2-9-1)救急隊1<br />
**** 北町出張所(北町2-35-5)[[東京消防庁#特別消火中隊 (A-one)|特別消火中隊]]・救急隊1<br />
*** 石神井消防署(下石神井5-16-8)特別救助隊・救急隊1<br />
**** 関町出張所(関町北1-5-14)救急隊1<br />
**** 大泉出張所(東大泉6-34-44)[[東京消防庁#特別消火中隊 (A-one)|特別消火中隊]]・救急隊1<br />
**** 大泉学園出張所(大泉学園町1-7-11)救急隊1<br />
**** 石神井公園出張所(石神井町2-16-1)救急隊1<br />
* [[警視庁]]<br />
** [[練馬警察署]]<br />
** [[光が丘警察署]]<br />
** [[石神井警察署]]<br />
<br />
== 医療 ==<br />
=== 救急病院 ===<br />
* [[順天堂大学医学部附属練馬病院]](高野台三丁目)<br />
* [[地域医療振興協会練馬光が丘病院]](光が丘二丁目)<br />
* [[練馬総合病院]](旭丘一丁目)<br />
* 大泉生協病院(東大泉六丁目)<br />
* 北町病院(北町二丁目)<br />
* 小山病院(石神井町三丁目)<br />
* 練馬休日急患診療所(豊玉北六丁目) [[練馬区役所]]東庁舎2階<br />
* 練馬区夜間救急こどもクリニック(豊玉北六丁目) 練馬区役所東庁舎2階<br />
* 石神井休日急患診療所(石神井町三丁目) 石神井庁舎地下1階<br />
<br />
== 交通 ==<br />
=== 鉄道 ===<br />
; [[ファイル:SeibuRailway mark.svg|20px]] '''[[西武鉄道]]'''<br />
: {{Color|#ff6600|■}} [[西武池袋線|池袋線]]<br />
:* - [[江古田駅]] - [[桜台駅 (東京都)|桜台駅]] - [[練馬駅]] - [[中村橋駅]] - [[富士見台駅]] - [[練馬高野台駅]] - [[石神井公園駅]] - [[大泉学園駅]] -<br />
: {{Color|#ff6600|■}} [[西武有楽町線]]<br />
:* [[小竹向原駅]] - [[新桜台駅]] - 練馬駅 (全線区内)<br />
: {{Color|#ff6600|■}} [[西武豊島線|豊島線]]<br />
:* 練馬駅 - [[豊島園駅]](全線区内)<br />
: {{Color|#0099cc|■}} [[西武新宿線|新宿線]]<br />
:* - [[上石神井駅]] - [[武蔵関駅]] - <br />
<br />
; [[File:Tokyo Metro logo.svg|17px]] '''[[東京地下鉄]](東京メトロ)'''<br />
: [[ファイル:Subway_TokyoYurakucho.png|15px|Y]] [[東京メトロ有楽町線|有楽町線]]<br />
:* - 小竹向原駅 - [[氷川台駅]] - [[平和台駅 (東京都)|平和台駅]] - [[地下鉄赤塚駅]] -<br />
: [[ファイル:Subway TokyoFukutoshin.png|15px|F]] [[東京メトロ副都心線|副都心線]]:練馬区内では有楽町線と同一の線路を用いている。<br />
:* - 小竹向原駅 - [[氷川台駅]] - [[平和台駅 (東京都)|平和台駅]] - [[地下鉄赤塚駅]] -<br />
<br />
; [[ファイル:PrefSymbol-Tokyo.svg|15px]] '''[[東京都交通局]](都営地下鉄)'''<br />
: [[ファイル:Subway TokyoOedo.png|15px|E]] [[都営地下鉄大江戸線|大江戸線]]<br />
:* - [[新江古田駅]] - 練馬駅 - 豊島園駅 - [[練馬春日町駅]] - [[光が丘駅]]<br />
<br />
東京23区内で[[JR]]線がないのは、練馬区と[[世田谷区]]のみである<ref>[[目黒区]]にはJRの駅はないが([[目黒駅]]は[[品川区]]にある)、[[山手線]]が通っている。同様に[[文京区]]もJRの駅はないが山手線が通る。</ref>。<br />
<br />
小竹向原駅、地下鉄赤塚駅は駅の一部が[[板橋区]]に跨がっているが、所在地は練馬区である。また、[[東武東上本線|東武東上線]]は練馬区内を走行する箇所があるが、[[東武練馬駅]]の所在地は両区の境界線の板橋区側である。<br />
<br />
=== 道路 ===<br />
* [[関越自動車道]]<br />
** [[練馬インターチェンジ]]<br />
* [[東京外環自動車道]]<br />
** [[大泉インターチェンジ]] - [[大泉ジャンクション]]<br />
* [[国道17号]]([[新大宮バイパス]])<br />
* [[国道254号]]([[川越街道]])<br />
* [[東京都道318号環状七号線|環七通り]]<br />
* [[東京都道311号環状八号線|環八通り]]<br />
* [[笹目通り]]<br />
* [[東京都道・埼玉県道24号練馬所沢線|目白通り]] - かつての[[清戸道]]。<br />
* [[東京都道441号池袋谷原線|富士街道]] - かつての[[大山道#ふじ大山道|ふじ大山道]]。<br />
* [[東京都道・埼玉県道25号飯田橋石神井新座線|旧早稲田通り]] - かつての[[所沢道]]。<br />
* [[東京都道439号椎名町上石神井線|千川通り]] - かつての[[千川上水]]が[[溝渠|暗渠]]化されたもの。<br />
* [[東京都道・埼玉県道4号東京所沢線|青梅街道]]<br />
* [[東京都道245号杉並田無線|新青梅街道]]<br />
<br />
=== 一般路線バス営業所 ===<br />
[[ファイル:Seibu Bus A7-196 20091022 Hikarigaoka.jpg|thumb|みどりバス(西武バス所有の小型車タイプ)]]<br />
<br />
* [[西武バス]]<br />
** [[西武バス練馬営業所|練馬営業所]]<br />
** [[西武バス上石神井営業所|上石神井営業所]]<br />
** [[西武バス高野台営業所|高野台営業所]]<br />
** [[西武バス新座営業所|新座営業所]]・大泉学園駅発の便を営業している。<br />
* [[都営バス|東京都交通局]]<br />
** [[都営バス練馬支所|北自動車営業所練馬支所]]<br />
** [[都営バス杉並支所|小滝橋自動車営業所杉並支所]]・王78系統の豊玉付近を担当している。<br />
* [[国際興業バス]]<br />
** [[国際興業バス練馬営業所|練馬営業所]]<br />
** [[国際興業バス赤羽営業所|赤羽営業所]]・赤31系統の豊玉付近を担当している。<br />
** [[国際興業バス池袋営業所|池袋営業所]]・池07系統の江古田二又から練馬総合病院付近を担当している。<br />
* [[関東バス]]<br />
** [[関東バス青梅街道営業所|青梅街道営業所]]<br />
** [[関東バス丸山営業所|丸山営業所]]・江古田駅付近の系統と練馬駅及び中村橋駅から中野駅行きを担当している。<br />
** [[関東バス阿佐谷営業所|阿佐谷営業所]]・練馬駅や中村橋駅石神井公園駅から荻窪駅、阿佐ヶ谷駅行きの便を担当している。<br />
** [[関東バス五日市街道営業所|五日市街道営業所]]・練馬駅と[[高円寺駅]]間の便を担当している。<br />
* [[京王バス]]<br />
** [[京王バス東・中野営業所|中野営業所]]・練馬駅から豊玉経由で[[中野駅 (東京都)|中野駅]]行きの便を担当している。<br />
<br />
=== コミュニティバス ===<br />
2009年7月16日から、下記3種類あったものが[[みどりバス]]に愛称が統一された。<br />
* 練馬区シャトルバス<br />
* 練馬区バス交通実験<br />
* 練馬区福祉コミュニティバス<br />
<br />
他に、西東京市運営の[[はなバス]]にも区民利用がある。<br />
<br />
=== 空港 ===<br />
* かつて、現在の光が丘に旧[[大日本帝国陸軍|日本陸軍]]の[[特別攻撃隊|特攻隊]]出撃基地、[[成増飛行場]]があった。<br />
<br />
== 教育 ==<br />
=== 大学 ===<br />
* [[日本大学]]藝術学部<br />
* [[武蔵大学]]<br />
* [[武蔵野音楽大学]]<br />
* [[上智大学]]神学部<br />
:上智大学神学部は[[西武新宿線]][[武蔵関駅]]に近く、他三校はいずれも[[西武池袋線]][[江古田駅]]から程近い。<br />
<br />
=== 高等学校 ===<br />
;都立<br />
{{columns-list|3|<br />
* [[東京都立大泉高等学校・附属中学校|大泉高等学校・附属中学校]]<br />
* [[東京都立石神井高等学校|石神井高等学校]]<br />
* [[東京都立井草高等学校|井草高等学校]]<br />
* [[東京都立大泉桜高等学校|大泉桜高等学校]]<br />
* [[東京都立田柄高等学校|田柄高等学校]]<br />
* [[東京都立練馬高等学校|練馬高等学校]]<br />
* [[東京都立光丘高等学校|光丘高等学校]]<br />
* [[東京都立練馬工業高等学校|練馬工業高等学校]]<br />
* [[東京都立第四商業高等学校|第四商業高等学校]]<br />
}}<br />
;私立<br />
* [[武蔵中学校・高等学校]]<br />
* [[早稲田大学高等学院・中学部]]<br />
* [[富士見中学高等学校]]<br />
* [[東京女子学院中学校・高等学校]]<br />
;国立<br />
* [[東京学芸大学附属大泉小学校]]・[[東京学芸大学附属国際中等教育学校|国際中等教育学校]]<br />
:本区の高校は、高校野球においては西東京大会に出場する。<br />
<br />
=== 中学校 ===<br />
{{右|<br />
[[ファイル:Nerima-Ku Shakujii-nishi junior high school.jpg|thumb|200px|石神井西中学校]]<br />
[[ファイル:Oizumi 2nd Primary school Nerima.jpg|thumb|200px|大泉第二小学校]]<br />
}}<br />
;区立<br />
{{columns-list|3|<br />
* [[練馬区立旭丘中学校|旭丘中学校]]<br />
* [[練馬区立大泉中学校|大泉中学校]]<br />
* [[練馬区立大泉第二中学校|大泉第二中学校]]<br />
* [[練馬区立大泉西中学校|大泉西中学校]]<br />
* [[練馬区立大泉北中学校|大泉北中学校]]<br />
* [[練馬区立大泉学園中学校|大泉学園中学校]]<br />
* [[練馬区立開進第一中学校|開進第一中学校]]<br />
* [[練馬区立開進第二中学校|開進第二中学校]]<br />
* [[練馬区立開進第三中学校|開進第三中学校]]<br />
* [[練馬区立開進第四中学校|開進第四中学校]]<br />
* [[練馬区立北町中学校|北町中学校]]<br />
* [[練馬区立上石神井中学校|上石神井中学校]]<br />
* [[練馬区立石神井中学校|石神井中学校]]<br />
* [[練馬区立石神井西中学校|石神井西中学校]]<br />
* [[練馬区立石神井東中学校|石神井東中学校]]<br />
* [[練馬区立石神井南中学校|石神井南中学校]]<br />
* [[練馬区立関中学校|関中学校]]<br />
* [[練馬区立田柄中学校|田柄中学校]]<br />
* [[練馬区立豊玉中学校|豊玉中学校]]<br />
* [[練馬区立豊玉第二中学校|豊玉第二中学校]]<br />
* [[練馬区立中村中学校|中村中学校]]<br />
* [[練馬区立貫井中学校|貫井中学校]]<br />
* [[練馬区立練馬中学校|練馬中学校]]<br />
* [[練馬区立練馬東中学校|練馬東中学校]]<br />
* [[練馬区立光が丘第一中学校|光が丘第一中学校]]<br />
* [[練馬区立光が丘第二中学校|光が丘第二中学校]]<br />
* [[練馬区立光が丘第三中学校|光が丘第三中学校]]<br />
* [[練馬区立光が丘第四中学校|光が丘第四中学校]]<br />
* [[練馬区立豊渓中学校|豊渓中学校]]<br />
* [[練馬区立南が丘中学校|南が丘中学校]]<br />
* [[練馬区立三原台中学校|三原台中学校]]<br />
* [[練馬区立八坂中学校|八坂中学校]]<br />
* [[練馬区立谷原中学校|谷原中学校]]<br />
}}<br />
;都立・私立・国立<br />
:高校が併設されているものは高校の項にまとめて記す。<br />
<br />
=== 小学校 ===<br />
;区立<br />
{{columns-list|4|<br />
* [[練馬区立旭丘小学校|旭丘小学校]]<br />
* [[練馬区立旭町小学校|旭町小学校]]<br />
* [[練馬区立大泉小学校|大泉小学校]]<br />
* [[練馬区立大泉第一小学校|大泉第一小学校]]<br />
* [[練馬区立大泉第二小学校|大泉第二小学校]]<br />
* [[練馬区立大泉第三小学校|大泉第三小学校]]<br />
* [[練馬区立大泉第四小学校|大泉第四小学校]]<br />
* [[練馬区立大泉第六小学校|大泉第六小学校]]<br />
* [[練馬区立大泉北小学校|大泉北小学校]]<br />
* [[練馬区立大泉西小学校|大泉西小学校]]<br />
* [[練馬区立大泉東小学校|大泉東小学校]]<br />
* [[練馬区立大泉南小学校|大泉南小学校]]<br />
* [[練馬区立大泉学園小学校|大泉学園小学校]]<br />
* [[練馬区立大泉学園緑小学校|大泉学園緑小学校]]<br />
* [[練馬区立開進第一小学校|開進第一小学校]]<br />
* [[練馬区立開進第二小学校|開進第二小学校]]<br />
* [[練馬区立開進第三小学校|開進第三小学校]]<br />
* [[練馬区立開進第四小学校|開進第四小学校]]<br />
* [[練馬区立春日小学校|春日小学校]]<br />
* [[練馬区立北原小学校|北原小学校]]<br />
* [[練馬区立北町小学校|北町小学校]]<br />
* [[練馬区立北町西小学校|北町西小学校]]<br />
* [[練馬区立向山小学校|向山小学校]]<br />
* [[練馬区立光和小学校|光和小学校]]<br />
* [[練馬区立小竹小学校|小竹小学校]]<br />
* [[練馬区立上石神井小学校|上石神井小学校]]<br />
* [[練馬区立上石神井北小学校|上石神井北小学校]]<br />
* [[練馬区立下石神井小学校|下石神井小学校]]<br />
* [[練馬区立石神井小学校|石神井小学校]]<br />
* [[練馬区立石神井東小学校|石神井東小学校]]<br />
* [[練馬区立石神井西小学校|石神井西小学校]]<br />
* [[練馬区立石神井台小学校|石神井台小学校]]<br />
* [[練馬区立関町小学校|関町小学校]]<br />
* [[練馬区立関町北小学校|関町北小学校]]<br />
* [[練馬区立泉新小学校|泉新小学校]]<br />
* [[練馬区立高松小学校|高松小学校]]<br />
* [[練馬区立田柄小学校|田柄小学校]]<br />
* [[練馬区立田柄第二小学校|田柄第二小学校]]<br />
* [[練馬区立立野小学校|立野小学校]]<br />
* [[練馬区立豊玉小学校|豊玉小学校]]<br />
* [[練馬区立豊玉第二小学校|豊玉第二小学校]]<br />
* [[練馬区立豊玉東小学校|豊玉東小学校]]<br />
* [[練馬区立豊玉南小学校|豊玉南小学校]]<br />
* [[練馬区立仲町小学校|仲町小学校]]<br />
* [[練馬区立中村小学校|中村小学校]]<br />
* [[練馬区立中村西小学校|中村西小学校]]<br />
* [[練馬区立練馬小学校|練馬小学校]]<br />
* [[練馬区立練馬第二小学校|練馬第二小学校]]<br />
* [[練馬区立練馬第三小学校|練馬第三小学校]]<br />
* [[練馬区立練馬東小学校|練馬東小学校]]<br />
* [[練馬区立橋戸小学校|橋戸小学校]]<br />
* [[練馬区立早宮小学校|早宮小学校]]<br />
* [[練馬区立光が丘四季の香小学校|光が丘四季の香小学校]]<br />
* [[練馬区立光が丘春の風小学校|光が丘春の風小学校]]<br />
* [[練馬区立光が丘夏の雲小学校|光が丘夏の雲小学校]]<br />
* [[練馬区立光が丘秋の陽小学校|光が丘秋の陽小学校]]<br />
* [[練馬区立光が丘第八小学校|光が丘第八小学校]]<br />
* [[練馬区立富士見台小学校|富士見台小学校]]<br />
* [[練馬区立豊渓小学校|豊渓小学校]]<br />
* [[練馬区立南が丘小学校|南が丘小学校]]<br />
* [[練馬区立南田中小学校|南田中小学校]]<br />
* [[練馬区立南町小学校|南町小学校]]<br />
* [[練馬区立八坂小学校|八坂小学校]]<br />
* [[練馬区立谷原小学校|谷原小学校]]<br />
}}<br />
;私立<br />
* [[東京三育小学校]]<br />
;国立<br />
:中学校が併設されているものは中学校の項にまとめて記す。<br />
<br />
=== 小中一貫教育校 ===<br />
* [[練馬区立小中一貫教育校 大泉桜学園]](2011年度発足)<br />
<br />
=== 特別支援学校 ===<br />
* [[東京都立大泉特別支援学校]]<br />
* [[東京都立石神井特別支援学校]]<br />
<br />
=== インターナショナル・スクール ===<br />
* [[アオバ・ジャパン・インターナショナルスクール]] 光が丘キャンパス<br />
<br />
== キリスト教会・神学校 ==<br />
*[[聖書キリスト教会]] [[福音主義]]プロテスタント<br />
*[[東京神学校]]<br />
* [[日本カトリック神学院]]東京キャンパス<br />
<br />
== 住宅団地 ==<br />
[[光が丘 (練馬区)|光が丘]]は都内有数の集合住宅が集まったエリア、 [[光ヶ丘団地]] ・光が丘パークタウンとして有名。また、練馬区内には都営住宅が多く点在している。<br />
<div class="NavFrame" style="clear: both; border:0"><br />
<div class="NavHead" style="text-align: left">主な住宅団地</div><br />
<div class="NavContent" style="text-align: left"><br />
* 東京都住宅供給公社、都市再生機構赤塚光が丘団地 : 板橋区・練馬区・東京都市計画事業(一団地の住宅施設)<br />
* 都営住宅[[光が丘 (練馬区)]](都営、都市再生機構、東京都住宅供給公社、一団地の住宅施設) : 東京都市計画事業(一団地の住宅施設)<br />
* 都営光が丘第1アパート(旭町 1-33、1980年)<br />
* 都営光が丘第2アパート(光が丘 5-5、1981年)<br />
* 都営光が丘第3アパート(光が丘 2-8、1982 - 1986年)<br />
* 光が丘パークタウンいちょう通り(旧住宅・都市整備公団 環総合設計)、フリープラン賃貸、1986年)<br />
* 都営錦一丁目アパート(錦 1-27、1975年)<br />
* 都営錦一丁目第2アパート(錦 1-38、1991 - 1995年)<br />
* 都営錦一丁目第3アパート(錦 1-34、1995年)<br />
* 都営錦二丁目アパート(錦 2-12、1988年)<br />
* 都市再生機構錦団地 : 東京都市計画事業(一団地の住宅施設)<br />
* にしき平和台団地 (旧住宅・都市整備公団)、建替え、1998年)<br />
* 都営平和台団地 : 東京都市計画事業(一団地の住宅施設)<br />
* 都営平和台二丁目アパート(平和台 2-45、1981 - 1983年)<br />
* 都営平和台二丁目第2アパート(平和台 2-18、1989年)<br />
* 都営平和台二丁目第3アパート(平和台 2-34、1997 - 2002年)<br />
* むつみ台団地 (光が丘1、1973年)<br />
* 都営練馬富士見台アパート(富士見台 2-26、1966年)<br />
* 都営練馬富士見台一丁目アパート(富士見台 1-4、1984年)<br />
* 都営練馬富士見台三丁目アパート(富士見台 3-48、1971 - 1972年)<br />
* 都営練馬富士見台三丁目第2アパート(富士見台 3-13、1977年)<br />
* 都営練馬富士見台三丁目第3アパート(富士見台 3-16、1984年)<br />
* 都営練馬富士見台二丁目アパート(富士見台 2-13、1990 - 1992年)<br />
* 練馬グリーンタウン<br />
* 都営練馬関町一丁目アパート(関町南 2-15、1976 - 1986年)<br />
* 都営練馬関町一丁目第2アパート(関町南 2-12、1980年)<br />
* 都営練馬関町東一丁目アパート(関町東 1-22、1990年)<br />
* 都営練馬関町東二丁目アパート(関町東 2-4、1988年)<br />
* 都営練馬関町南四丁目アパート(関町南 4-16、1988年)<br />
* 都営関町南団地 : 東京都市計画事業(一団地の住宅施設)<br />
* 都営練馬関町南四丁目第2アパート(関町南 4-22、2000 - 2001年)<br />
* 都営練馬関町北一丁目アパート(関町北 1-4、1984年)<br />
* 都営練馬関町北一丁目第2アパート(関町北 1-9、1998年)<br />
* 都営関町北三丁目団地 : 東京都市計画事業(一団地の住宅施設)<br />
* 都営練馬関町北三丁目アパート(関町北 3-33、1976年)<br />
* 都営練馬関町北三丁目第2アパート(関町北 3-9、1980 - 1983年)<br />
* 都営練馬関町北三丁目第3アパート(関町北 3-31、1985年)<br />
* 都営練馬関町北三丁目第4アパート(関町北 3-14、1987年)<br />
* 都営練馬関町北三丁目第5アパート(関町北 3-22、1991年)<br />
* 都営練馬関町北三丁目第6アパート(関町北 3-28、1991年)<br />
* 都営関町北四丁目団地 : 東京都市計画事業(一団地の住宅施設)<br />
* 都営練馬関町北四丁目アパート(関町北 4-14、1987年)<br />
* 都営練馬関町北四丁目第2アパート(関町北 4-9、1991年)<br />
* 都営練馬関町北四丁目第3アパート(関町北 4-28、1995年)<br />
* 都営練馬関町北四丁目第4アパート(関町北 4-23、1997 - 2000年)<br />
* 都営練馬関町北二丁目第2アパート(関町北 2-12、1991年)<br />
* 都営練馬関町北二丁目第3アパート(関町北 2-34、1991年)<br />
* 都営上石神井団地 : 東京都市計画事業(一団地の住宅施設)<br />
* 都営上石神井アパート(上石神井 4-21、1964 - 1988年)<br />
* 都営上石神井一丁目アパート(上石神井 1-43、1982年)<br />
* 都営上石神井三丁目アパート(上石神井 3-16、1990年)<br />
* 都営上石神井二丁目アパート(上石神井 2-13、1984年)<br />
* 都営上石神井二丁目第2アパート(上石神井 2-32、1993年)<br />
* 東京都住宅供給公社上石神井団地 : 東京都市計画事(一団地の住宅施設)<br />
* 都市再生機構[[上石神井団地]] : 東京都市計画事業(一団地の住宅施設)(旧日本住宅公団、市浦建築設計事務所)、1966年)<br />
* 都市再生機構石神井公園団地 : 東京都市計画事業(一団地の住宅施設)<br />
* 都営石神井町団地 : 東京都市計画事業(一団地の住宅施設)(石神井台、賃貸330 1960年)<br />
* 都営石神井台七丁目アパート(石神井台 7-20、1978年)<br />
* 都営石神井台七丁目第2アパート(石神井台 7-21、1980年)<br />
* 都営石神井町二丁目アパート(石神井町 2-3、1988年)<br />
* 都営石神井町二丁目第2アパート(石神井町 2-11、1990年)<br />
* 都営石神井町二丁目第3アパート(石神井町 2-18、2000年)<br />
* 都営石神井町八丁目アパート(石神井町 8-1、1982 - 1987年)<br />
* 都営石神井町八丁目第2アパート(石神井町 8-43、1993年)<br />
* パークサイド石神井<br />
* 都営春日町団地 : 東京都市計画事業(一団地の住宅施設)<br />
* 都営練馬春日町三丁目アパート(春日町 3-27、1977 - 1978年)<br />
* 都営練馬春日町三丁目第2アパート(春日町 3-3、1978年)<br />
* 都営練馬春日町三丁目第3アパート(春日町 3-31、1978年)<br />
* 都営練馬春日町三丁目第4アパート(春日町 3-18、1980年)<br />
* 都営練馬春日町四丁目アパート(春日町 4-14、1977年)<br />
* 都営練馬春日町四丁目第2アパート(春日町 4-12、1978年)<br />
* 都営練馬春日町四丁目第3アパート(春日町 4-4、1978年)<br />
* 都営練馬春日町五丁目アパート(春日町 5-30、1975 - 1977年)<br />
* 都営練馬春日町五丁目第2アパート(春日町 5-30、1977年)<br />
* 都営大泉学園町二丁目アパート(大泉学園町 2-2、1993年)<br />
* 都営東大泉団地 : 東京都市計画事業(一団地の住宅施設)<br />
* 都営東大泉アパート(東大泉 3-58、1962 - 1968年)<br />
* 都営東大泉一丁目第2アパート(東大泉 1-23、1987年)<br />
* 都営東大泉一丁目第3アパート(東大泉 1-3、1989年)<br />
* 都営東大泉五丁目アパート(東大泉 5-14、1993 - 1996年)<br />
* 都営東大泉三丁目アパート(東大泉 3-53、1981 - 1991年)<br />
* 都営東大泉三丁目第2アパート(東大泉 3-10、1997年)<br />
* 都営東大泉三丁目第3アパート(東大泉 3-34、1997年)<br />
* 都営東大泉七丁目アパート(東大泉 7-25、1991年)<br />
* 都営東大泉第2アパート(東大泉 6-35、1969 - 1970年)<br />
* 都営東大泉六丁目アパート(東大泉 6-36、1987 - 1991年)<br />
* 都営東大泉六丁目第2アパート(東大泉 6-38、1991年)<br />
* 都営東大泉六丁目第3アパート(東大泉 6-45、1991年)<br />
* 都営東大泉六丁目第4アパート(東大泉 6-39、1992年)<br />
* 都営東大泉六丁目第5アパート(東大泉 6-49、1993年)<br />
* 都営西大泉三丁目アパート(西大泉 3-3、1989年)<br />
* 都営南大泉一丁目アパート(南大泉 1-41、1992年)<br />
* 都営南田中アパート(南田中 3-31、1966 - 1984年)<br />
* 都営南田中団地 : 東京都市計画事業(一団地の住宅施設)<br />
* 都営南田中三丁目アパート(南田中 3-3、1983年)<br />
* 都営豊玉中三丁目西団地 : 東京都市計画事業(一団地の住宅施設)<br />
* 都営豊玉中一丁目アパート(豊玉中 1-23、1975年)<br />
* 都営豊玉中一丁目第2アパート(豊玉中 1-9、1978年)<br />
* 都営豊玉中一丁目第3アパート(豊玉中 1-14、1992年)<br />
* 都営豊玉中一丁目第4アパート(豊玉中 1-20、1992年)<br />
* 都営豊玉中三丁目アパート(豊玉中 3-19、1997 - 2004年)<br />
* 都営豊玉中四丁目アパート(豊玉中 4-6、1980年)<br />
* 都営豊玉中四丁目第2アパート(豊玉中 4-8、1986 - 1988年)<br />
* 都営豊玉仲町三丁目アパート(豊玉中 3-5、1971年)<br />
* 都営豊玉南三丁目第2アパート(豊玉南 3-14、1997年)<br />
* 都営豊玉南二丁目アパート(豊玉南 2-18、1989年)<br />
* 都営豊玉北一丁目第2アパート(豊玉北 1-22、1989年)<br />
* 都営豊玉北三丁目アパート(豊玉北 3-7、1975年)<br />
* 都営豊玉北二丁目アパート(豊玉北 2-19、1994年)<br />
* 都営豊玉北二丁目第2アパート(豊玉北 2-6、1995 - 1998 年)<br />
* 都営北町団地・北町都営住宅 [[東京都庁]]都営住宅経営部・東京都市計画事業(一団地の住宅施設)<br />
* 都営練馬北町アパート(北町 8-30、1959年)<br />
* 都営練馬北町三丁目アパート(北町 3-3、2000年)<br />
* 都営練馬北町二丁目アパート(北町 2-9、1965年)<br />
* 都営練馬北町二丁目第2アパート(北町 2-11、1966 - 1968年)<br />
* 都営練馬北町二丁目第3アパート(北町 2-28、1997年)<br />
* 都営練馬北町六丁目アパート(北町 6-7、1976 - 1987年)<br />
* 都営練馬北町八丁目アパート(北町 8-31、1977 - 1983年)<br />
* 練馬北町団地(北町、賃貸240 1959年 錦に改称後、建替)<br />
* 東武練馬団地(北町 市街地住宅 賃貸45 1963年 現存 譲渡返還)<br />
* 都営旭町二丁目アパート(旭町 2-33、1968年)<br />
* 都営旭町二丁目第2アパート(旭町 2-35、1969 - 1971年)<br />
* 都営旭町二丁目第3アパート(旭町 2-18、1986年)<br />
* 都営旭町二丁目第4アパート(旭町 2-39、1986 - 1988年)<br />
* 都営旭町二丁目第5アパート(旭町 2-45、1989年)<br />
* 都営旭町二丁目第6アパート(旭町 2-37、1990年)<br />
* 都営羽沢二丁目アパート(羽沢 2-22、1998年)<br />
* 都営貫井一丁目アパート(貫井 1-8、1977年)<br />
* 都営貫井一丁目第2アパート(貫井 1-25、1979年)<br />
* 都営貫井一丁目第3アパート(貫井 1-45、1979年)<br />
* 都営貫井二丁目アパート(貫井 2-18、1981年)<br />
* 都営貫井四丁目アパート(貫井 4-36、1980年)<br />
* 都営江古田第2アパート(旭丘 1-1、1958年)<br />
* 都営高野台一丁目アパート(高野台 1-1、1971年)<br />
* 都営高野台五丁目アパート(高野台 5-33、1992年)<br />
* 都営高野台五丁目第2アパート(高野台 5-24、1999年)<br />
* 都営桜台六丁目第2アパート(桜台 6-10、1987年)<br />
* 都営小竹町二丁目第2アパート(小竹町 2-11、1984 - 1987年)<br />
* 都営小竹町二丁目第3アパート(小竹町 2-28、1994年)<br />
* 都営早宮一丁目アパート(早宮 1-12、1984年)<br />
* 都営早宮一丁目第2アパート(早宮 1-25、1986年)<br />
* 都営早宮三丁目アパート(早宮 3-39、1980年)<br />
* 都営早宮三丁目第2アパート(早宮 3-36、1980 - 1990年)<br />
* 都営早宮三丁目第4アパート(早宮 3-34、1994年)<br />
* 都営早宮四丁目アパート(早宮 4-17、1980年)<br />
* 都営谷原三丁目アパート(谷原 3-11、1995年)<br />
* 都営中村北四丁目アパート(中村北 4-19、1997年)<br />
* 都営田柄二丁目アパート(田柄 2-43、1972年)<br />
* 都営氷川台四丁目アパート(氷川台 4-32、1984 - 1991年)<br />
* 都営立野町アパート(立野町 13-6、1978 - 1979年)<br />
* 都営練馬二丁目アパート(練馬 2-29、1985年)<br />
* 都営練馬二丁目第2アパート(練馬 2-13、1987年)<br />
* 都営練馬二丁目第3アパート(練馬 2-4、1990年)<br />
* 都営練馬二丁目第4アパート(練馬 2-24、1993年)<br />
* 都営練馬四丁目アパート(練馬 4-30、1993年)<br />
</div></div><br />
<br />
== ゆかりのある人物 ==<br />
出身者・在住歴があるなど、ゆかりのある人物を示す。<br />
=== 漫画家 ===<br />
{{columns-list|4|<br />
* [[手塚治虫]]<br />
* [[石ノ森章太郎]]<br />
* [[馬場のぼる]]<br />
* [[松本零士]] - 2008年、名誉区民に選定<br />
* [[ちばてつや]]<br />
* [[安彦良和]]<br />
* [[あだち充]]<br />
* [[弘兼憲史]]<br />
* [[石川賢 (漫画家)|石川賢]]<br />
* [[吉沢やすみ]]<br />
* [[すがやみつる]]<br />
* [[ゆうきまさみ]]<br />
* [[大島やすいち]]<br />
* [[吾妻ひでお]]<br />
* [[村上もとか]]<br />
* [[畑健二郎]]<br />
* [[和月伸宏]]<br />
* [[大和田秀樹]]<br />
* [[竹宮惠子]]<br />
* [[萩尾望都]]<br />
* [[高橋留美子]]<br />
* [[柴門ふみ]]<br />
* [[森園みるく]]<br />
* [[大島永遠]]<br />
* [[黒丸 (漫画家)|黒丸]]<br />
* [[流水凛子]]<br />
}}<br />
:他にも非常に多くの漫画家が練馬区在住あるいは在住歴を持つ。また、女性版[[トキワ荘]]と称された『[[大泉サロン]]』があったことでも知られている。<br />
<br />
=== 諸分野における学者・文化人 ===<br />
* [[牧野富太郎]] - [[植物学者]]。練馬区東大泉の自宅跡地を整備し、『牧野記念庭園記念館』として一般公開している。<br />
* [[長沢工]] - 天文学者。<br />
* [[いわさきちひろ]] - [[画家]]、[[絵本作家]]。中年期以降、下石神井に在住。死後、自宅跡地は[[ちひろ美術館・東京]]に。<br />
* [[大竹伸朗]] - [[現代美術]]家。<br />
* [[桃井真]] - 国際[[政治学]]者、軍事[[アナリスト]]。女優・桃井かおりの父。<br />
* [[野川晴義]] - 現代音楽の作曲家。<br />
* [[檀一雄]] - 小説家。作詞家。長女は女優の[[檀ふみ]]。<br />
* [[筑紫哲也]] - [[ニュースキャスター]]、[[ジャーナリスト]]。<br />
* [[池上彰]] - ニュースキャスター、ジャーナリスト。<br />
* [[辰野隆]] - フランス文学者。晩年、立野町に居住した。<br />
* [[田原総一朗]] - ジャーナリスト、評論家、ニュースキャスター。<br />
* [[尾木直樹]] - 教育評論家。練馬中学校教諭時代に在住。<br />
* [[新井素子]] - 作家。生まれも育ちも練馬区で、練馬にまつわるエッセイ集も書いている。<br />
* [[村崎百郎]] - 作家・フリーライター・[[漫画原作]]者。<br />
* [[のぶみ]] - 絵本作家。<br />
* [[小野員裕]] - フードライター。「[[横濱カレーミュージアム]]」初代名誉館長。<br />
* [[イシグロキョウヘイ]] - [[アニメーション監督]]、[[アニメーション演出家]]。<br />
<br />
:その他、[[田中小実昌]]、[[丘野ゆうじ]]、[[能見俊賢]]などが練馬区在住または在住歴を持つ。<br />
<br />
=== 芸能 ===<br />
{{columns-list|2|<br />
* [[ディック・ミネ]] <br />
* [[野村万作]] - 2008年、名誉区民に選定。<br />
* [[宮内幸平]]<br />
* [[和田文夫]]<br />
* [[早野凡平]]<br />
* [[江原真二郎]] - 妻の[[中原ひとみ]]と40年以上在住。娘の[[土家里織]]も同区出身<br />
* [[ケイ・グラント]]- [[グラントハイツ]]出身<br />
* [[假屋崎省吾]] - 石神井出身<br />
* [[尾崎豊]] - 春日町出身<br />
* [[桜井和寿]]([[Mr.Children]]) - 貫井出身<br />
* [[HIROSHI (ピアニスト)|HIROSHI]] - 早宮出身<br />
* [[黒田治]] - ラジオパーソナリティー <br />
* [[深沢邦之]]([[Take2]])<br />
* [[土田晃之]]<br />
* [[いしだ壱成]] - 三原台中学校卒業<br />
* [[つるの剛士]] - 生まれは[[福岡県]][[北九州市]][[門司区]] <br />
* [[増田貴久]]([[NEWS (ジャニーズ)|NEWS]]、[[テゴマス]]) - 光が丘出身<br />
* [[石垣佑磨]]<br />
* [[若葉竜也]]<br />
* [[若葉克実]]<br />
* [[大泉山勇希]]- 大泉学園出身<br />
* [[森枝天平]]([[エレファントジョン]])<br />
* [[崎本大海]]<br />
* [[持丸加賀]]<br />
* 渡邊崇尉([[SCRIPT]])<br />
* [[角松敏生]] - 生まれは[[渋谷区]]<br />
* [[玉森裕太]] ([[Kis-My-Ft2]])<br />
* [[安久鉃兵]] - [[料理研究家]]<br />
* [[ナイツ (お笑いコンビ)|塙 宣之]] - 生まれは千葉県<br />
* [[矢部昌暉]]<br />
* [[山下達郎]] - 生まれは[[豊島区]]<br />
* [[佐久間良子]]<br />
* [[丘野かおり]]<br />
* [[大原麗子]]<br />
* [[桃井かおり]] - 北町自衛隊官舎出身<br />
* [[檀ふみ]]<br />
* [[玉川砂記子]] - 中村出身<br />
* [[若村麻由美]]<br />
* [[小林綾子]]<br />
* [[宮沢りえ]]<br />
* [[上戸彩]] - 光が丘出身<br />
* [[観月ありさ]]<br />
* [[小沢なつき]]<br />
* [[鈴木蘭々]]<br />
* [[吉川ひなの]]<br />
* [[沢尻エリカ]]<br />
* [[井川遥]] - 生まれは[[墨田区]]<br />
* [[岩佐真悠子]] - 石神井出身<br />
* [[田島穂奈美]] <br />
* [[田山真美子]] - 生まれは[[岩手県]]<br />
* [[伊藤歩]]<br />
* [[橋本麗香]]<br />
* [[島田奈央子]] -10代の頃の芸名は 島田奈美<br />
* [[だいたひかる]] - 大泉学園出身<br />
* [[立道聡子]] - 視覚障害のあるシンガーソングライター<br />
* 前野陽子 - 大泉出身<br />
* [[立川明日香]] - [[埼玉県]][[新座市]]議会議員選挙に立候補するまで住民票があった<br />
* [[岩崎名美|岩﨑名美]]<br />
}}<br />
<br />
=== 政治家 ===<br />
* [[中村梅吉]] - 政治家、第57代[[衆議院議長]]<br />
* [[下稲葉耕吉]] - 第73代[[警視総監]]、元[[参議院]][[国会議員|議員]]、元[[法務大臣]]。<br />
* [[小林興起]] - 政治家<br />
* [[長妻昭]] - 政治家(現在の選挙区は区外であるが、住民票は区内)<br />
* [[松本善明]] - 政治家(選挙区は区外【旧衆議院東京都第4区】)。いわさきちひろの夫で元の自宅が「ちひろ美術館・東京」になっている。<br />
<br />
=== アナウンサー ===<br />
* [[荒川強啓]] - [[フリーアナウンサー]] - [[オフィス・トゥー・ワン]]所属(元・[[山形放送]])<br />
* [[小倉智昭]] - [[フリーアナウンサー]] - [[オーケープロダクション]]所属(元・[[テレビ東京]])<br />
* [[松平定知]] - [[フリーアナウンサー]](元・[[日本放送協会|NHK]])<br />
* [[三浦晴道]] - 元・[[仙台放送]]アナウンサー<br />
* [[延友陽子]] - [[日本テレビ放送網|日本テレビ]]アナウンサー<br />
* [[村山直之]] - [[フリーアナウンサー]](元・[[群馬テレビ]])<br />
* [[坪内一樹]] - [[鹿児島テレビ放送|鹿児島テレビ]]アナウンサー<br />
* [[吉村真理子]] - [[フリーアナウンサー]]<br />
* [[植村なおみ]] - [[讀賣テレビ放送|読売テレビ]]アナウンサー<br />
* [[菅原知弘]] - [[テレビ朝日]]アナウンサー<br />
<br />
=== スポーツ選手 ===<br />
* [[安藤毅]] - プロ[[バスケットボール選手]]([[bjリーグ]]・[[埼玉ブロンコス]]所属)<br />
* [[三浦敬三]] - 100歳まで現役のプロスキーヤー。[[三浦雄一郎]]の父。<br />
* [[豊田誠佑]] - 元[[プロ野球選手]]<br />
* [[河田雄祐]] - 元プロ野球選手・現[[埼玉西武ライオンズ]]外野守備走塁コーチ<br />
* [[川島堅]] - 元プロ野球選手<br />
* [[杉谷拳士]] - プロ野球選手・[[北海道日本ハムファイターズ]]所属 [[内野手]]・[[外野手]]<br />
* [[伊藤拓郎 (野球)|伊藤拓郎]] - 元プロ野球選手<br />
* [[中田久美]] - 元[[バレーボール]]選手・日本代表<br />
* [[斎藤真由美]] - 元バレーボール選手・日本代表<br />
* [[飯尾和也]] - 元[[サッカー選手]]<br />
* [[荒川恵理子]] - [[女子サッカー選手]]・[[サッカー日本女子代表|なでしこジャパン]]<br />
* [[黒木克昌]] - 元[[プロレスラー]]:マグナムTOKYO([[大道塾]]所属)<br />
* [[新井健一郎]] - プロレスラー(DRAGON GATE所属)<br />
* [[K-ness.]] - プロレスラー(DRAGON GATE所属)<br />
* [[渡辺雄二 (ボクサー)|渡辺雄二]] - 元[[プロボクサー]](日本スーパーフェザー級、[[東洋太平洋ボクシング連盟|OPBF]]フェザー級・ライト級王者)<br />
* [[川島信二]] - [[騎手]]<br />
* [[三浦皇成]] - [[騎手]]<br />
* [[小久保志乃]] - 女子プ口野球・[[京都アストドリームス]]所属。また、キャプテンでもある。小学校時代は、練馬区軟式[[少年野球]]チームのイースタンボーイズに所属していた。<br />
* [[高尾千穂]] - [[フリースタイルスキー]]選手。[[ソチオリンピック日本選手団]]・女子スロープスタイルスキー代表<br />
<br />
== 練馬を舞台とする作品や歌 ==<br />
''[[アニメ#歴史|アニメ/歴史]]、[[アニメの歴史]]も参照''<br />
=== 実写作品・バラエティなど ===<br />
* [[スーパー戦隊シリーズ]]他、「[[がんばれ!!ロボコン]]」等の[[石ノ森章太郎]]原作のほとんどの特撮作品。<br />
** 「[[仮面ライダー龍騎]]」以降は別のロケ地であるが、「[[秘密戦隊ゴレンジャー]]」から「[[百獣戦隊ガオレンジャー]]」までの約26年間は、[[光が丘公園]]で、屋外シーンの多くを撮影していた<!--大泉学園界隈や石神井公園、東映撮影所なども撮影に多く使われていたので「ロケ地が固定…」は、やや適当ではない。-->。<br />
**「がんばれ!!ロボコン」は練馬区西部及び、[[東映東京撮影所]]の周辺や石神井公園での撮影が多かった。また、[[由利徹]]演じる町田巡査が勤務する交番には「警視庁石神井警察署・高野台派出所」と記されている。<br />
** 「[[有言実行三姉妹シュシュトリアン]]」では自宅宛ての年賀状に〒178東京都練馬区七面町二-十と記されている(七面町は存在しない)。<br />
* [[キッズ・ウォー]] - パート1からパート4までは子供達の通学先として、練馬区立にじが丘中学校・練馬区立東にじが丘小学校が設定されていた<ref>[[TV LIFE|テレビライフ]]編集室・編「今井家周辺マップ」『キッズ・ウォー〜ざけんなよ〜 SPECIAL BOOK』学習研究社、2002年 pp.96-97</ref>。<br />
* [[Shall we ダンス?]] - 主人公の通うダンス教室が[[西武池袋線]][[江古田駅]]前にある。<br />
* [[呪怨]] - 怨念の発端となった、佐伯剛雄による妻子惨殺事件に始まる惨劇は、練馬区内にある住宅が舞台となっている。<br />
* [[テレビ朝日水曜21時枠刑事ドラマ]] - 近年の同枠ドラマは東映が製作しており、前述のように東映東京撮影所が練馬区に所在している関係上、「[[相棒]]」・「[[臨場]]」・「[[警視庁捜査一課9係]]」などにおいて、練馬区の住所が頻繁に登場し、ロケも多く行われている。<br />
* [[リング (鈴木光司の小説)#リング〜最終章〜|リング〜最終章〜]] - 主役の浅川和行の家が練馬区桜台にある。<br />
<br />
=== 漫画・アニメ・小説など ===<br />
* [[ドラえもん]] - 練馬区が舞台という設定が随所に見られる。[[骨川スネ夫|スネ夫]]の住所は東京都練馬区月見台すすきヶ原3-10-5であることを示す描写も存在する。またテレビ朝日系のドラえもん特番([[筋肉少女隊]]の[[大槻ケンヂ]]がゲスト)では「ドラえもんの家は何処にあるの?」という視聴者質問に、テレ朝アナウンサーが「練馬区です」と答えている。一方で練馬区に程近い[[田無市]]([[西東京市]]の前身)が舞台であることを示す描写もある。{{See|野比のび太#住所}}<br />
* [[ど根性ガエル]] - 練馬区の石神井が舞台。<br />
* [[タッチ (漫画)|タッチ]]([[あだち充]])- 上杉・浅倉の両家の住所は練馬区という設定になっている。また作中にも、 練馬駅南口(高架化前)、プラザときわ(当時)、中大グラウンド跡地(現[[練馬総合運動場]])、練馬区役所旧中央館([[目白通り]]沿いにあり、タッチの主人公の弟、和也が交通事故で亡くなった地点)など、練馬区内の光景が多く描かれている。<br />
* [[みゆき (漫画)|みゆき]](あだち充)- 連載当時の練馬駅など、練馬区内の光景が多く出てくる。<br />
* [[H2 (漫画)|H2]](あだち充) - 練馬駅・大泉学園駅など西武池袋線沿線が多数舞台となっている。<br />
* [[クロスゲーム]](あだち充) - 富士見台、練馬駅、石神井公園、練馬区役所前歩道橋、また、隣りの板橋区の城北高校や、その付近[[石神井川]]の風景が登場する。<br />
* [[ナイン (漫画)|ナイン]](あだち充) - ヒロイン・中尾百合が使用していた[[定期乗車券|通学定期券]]の通用区間に、[[練馬駅]] - [[江古田駅]]とある。<br />
* [[マコとルミとチイ]]([[手塚治虫]])<br />
* [[涼風 (漫画)|涼風]] - 光が丘・成増などが舞台になっている。<br />
* [[うる星やつら]](高橋留美子) - 失踪した自衛隊の飛行機のニュースで‘練馬区で失踪した自衛隊機’という台詞が出て来る。「練馬区諸星家宛」と書かれた小包が届くシーンもある。<br />
* [[めぞん一刻]](高橋留美子) - 原作では、郵便物などに「練馬区めぞん一刻館」宛と書かれている。<br />
* [[らんま1/2]]([[高橋留美子]])- 連載第1回、主人公の居候先に届いたハガキの宛先に「Tokyo NERIMA」とある。また、[[大泉学園町]]近辺の住宅街が描かれている。<br />
* [[魔女っ子チックル]] - 第21話で小森家に届く郵便物に「東京都練馬区」と書かれている。<br />
* [[がきデカ]] - 大泉が舞台。大泉学園駅や保谷駅が作品内に何度も登場した。こまわり君の通う小学校は大泉第二小学校の校舎が模写されている。<br />
* [[のの美捜査中!]]([[重野なおき]]) - 練馬区の桜台警察署(架空)を舞台とする[[4コマ漫画]]。<br />
* [[究極超人あ〜る]]([[ゆうきまさみ]]) - 主人公たちの通う春風高校の所在地が練馬区諌坂町(架空)。諌坂駅が[[江古田駅]]と[[桜台駅 (東京都)|桜台駅]]の間にある。<br />
* [[鉄腕バーディー]](ゆうきまさみ) - 練馬区が舞台であり練馬北署(架空)などの名称が出てくるほか、主人公ら多くの登場人物の名前が区内の地名からとられている(千川、早宮、氷川(氷川台)、羽沢、正久保など)。<br />
* [[ツヨシしっかりしなさい]]([[永松潔]]) - 大泉が舞台。大泉学園駅がモデルの大泉公園駅がある。<br />
* [[BARレモン・ハート]](古谷三敏) - 大泉学園が舞台。<br />
* [[練馬大根ブラザーズ]]([[アニプレックス]]・スタジオ雲雀)<br />
* [[のだめカンタービレ]] - 主人公らの通った「桃ヶ丘音楽大学」は練馬区羽沢の[[武蔵野音楽大学]]がモデル。<br />
* [[バンパイヤ]] - 富士見台の「[[虫プロダクション]]」が舞台となっている。<br />
* [[よつばと!]] - 練馬区石神井公園駅周辺の建物が頻繁に描かれている(ただしあくまで架空の土地という設定で、県立高校や水田地帯など練馬区にはない風景も描かれている)。<br />
* [[万能文化猫娘]] - OVAのみ練馬が舞台、第4・5話では実在のガスタンク・豊島園など本区の風景が使われている。<br />
* [[錬金3級 まじかる?ぽか〜ん]] - 練馬区内の背景が多い。「どこから来たの?」と聞かれ、主人公が「光が丘」と答えるシーンがある。(第10話)<br />
* [[女子高生 (漫画)|女子高生 GIRL'S-HIGH]] - 中村橋駅周辺が舞台となっている。また、作者が[[富士見中学高等学校]]に在学していたことから、高校の制服などが同校のものと酷似している点が見受けられる。<br />
* [[臨死!!江古田ちゃん]] - [[江古田駅|江古田]]が舞台。<br />
* [[デジモンアドベンチャー]] - 主人公・八神太一ら選ばれし子供たちの共通点が光が丘で1995年におきた爆発テロの目撃者ということ。作品中でもかなり重要な場所である。<br />
* [[機動戦士ガンダムさん]] - 作者の大和田秀樹が区内在住であるため、設定や背景に度々使用されている。<br />
* [[ねりまより愛をこめて]] - [[いがらしゆみこ]]の読みきり作品。[[講談社]][[少年マガジン]][[1982年]]8月号に掲載。<br />
* [[少女ファイト]] - 豊島園駅周辺が舞台となっている。<br />
* [[ハヤテのごとく!]] - [[三千院ナギ]]が住む三千院家の別邸が、光が丘を中心とする東練馬全体となっている。<br />
* [[ギャラクティックマンション]] - 練馬にある架空のアパートが舞台。<br />
* [[ラーゼフォン]] - 劇場版で石神井公園と思われる池や、西武池袋線に乗る主人公、バスで「石神井公園」とアナウンスしている。<br />
* [[ミラクル☆トレイン]] - 鉄道駅を美麗男子に擬人化した漫画・ノベル。その一章に大江戸線をモチーフにした「大江戸線版」があり、『ミラクル☆トレイン〜大江戸線へようこそ〜』のタイトルでアニメ化もされている。練馬区内にある駅を擬人化した『豊島園』『練馬』『練馬春日町』『光が丘』という青年が登場する。<br />
* [[石神井橋]] - 作中に登場する石神井橋は三宝寺池(石神井公園)に架かる橋がモデルである。また主人公は石神井中学校の卒業生ということになっている。<br />
*[[インド人と練馬で子育て]]。- [[流水凛子]]のエッセイ漫画。インド人の夫と区内に在住し、練馬区役所近くで南インド料理店<!--「KERALA BHAVAN(ケララバワン)」-->を経営していることもあり練馬駅界隈の様子が時々描かれている。著者の他のエッセイにも多く練馬が登場する。<br />
*[[東京自転車少女。]] - とある離島から練馬に引っ越してきた女子高生の物語。[[桜台 (練馬区)|桜台]]を拠点に<!--作者は桜台在住-->、練馬に実在する場所を自転車で巡る内容。<br />
* [[東のエデン]] - 東のエデンメンバーの乗っている乗用車のナンバープレートが「大泉学園 お E9-Y68」になっている<ref>2012年現在、ご当地ナンバーにも大泉学園の表記はない。</ref>。<br />
* [[お兄ちゃんのことなんかぜんぜん好きじゃないんだからねっ!!]] - 富士見台・貫井周辺が舞台。主人公の高梨奈緒・修輔の自宅もその界隈にある設定。特にアニメ版第1話、2話では登校シーンに西武池袋線の高架下の背景がほぼトレースされていることが分かる。<br />
* [[ロボットガールズZ]] - 舞台は大泉学園をモデルとした「大泉学園光子力町」。背景は実際の大泉学園をトレースしたものが多い。<br />
* [[ハピネスチャージプリキュア!]] - 物語の主舞台となるぴかりが丘が存在している(16話にて、登場人物が持つ取材許可証に「練馬区」と書かれている)。<br />
* [[東京喰種トーキョーグール]] - 物語の主舞台であり、重要な位置づけにされている。作中では「20区」と[[東京都区部#区の一覧|市町村コード]]で呼称されている。<br />
* [[四月は君の嘘]] - 物語の主舞台となっており、実在の施設や公園、鉄道([[西武鉄道]])などが描かれている。<!--監督のイイシグロキョウヘイは練馬区在住である--><br />
<br />
=== 歌 ===<br />
<!--*[[15の夜]] - [[尾崎豊]]の楽曲。歌詞にある「仲間たちは今夜家出の計画をたてる」など、当時の尾崎が仲間とよく集まっていた公園が向山公園と言われている。--><br />
*米軍キャンプ - 尾崎豊のアルバム『[[壊れた扉から]]』に収録されている曲。1980年代初めまで『[[グラントハイツ]]』と呼ばれていた、現在の[[光が丘 (練馬区)|光が丘]]が作品の背景になっている。<br />
* [[みんなでうた|練馬のうた]] - [[テレビ神奈川]]制作の音楽情報番組「[[saku saku]]」のコーナーにおいて作られた曲。第二楽章まである。<br />
* 練馬美人 - [[KAN]]の楽曲。19枚目のシングル『[[東京に来い]]』のカップリング曲(カップリング曲を集めたアルバム『[[Songs Out of Bounds]]』にも収録されている)。NHK総合テレビ『作法の極意』のエンディング曲。練馬に住んでいる愛しの女性への想いを歌った内容。<br />
※ 練馬区の公式ホームページに「練馬区が登場する小説や漫画」の項目が設けられている。<br />
<br />
== マスコットキャラクター ==<br />
; らぽ[http://www.city.nerima.tokyo.jp/manabu/shogaigakushu/hello_rapo.html]<br />
: 練馬区の[[生涯学習]]推進マスコット。<br />
: 愛称の「らぽ」は大根を意味する古い中国語。頭は大根の白い根、体は薄緑の葉、ネクタイは新芽。イラストは1993年11月に全国公募で、愛称は1994年11月に区内公募で決定。<br />
; だいくん、ねねちゃん[http://www.city.nerima.tokyo.jp/kusei/koho/hodo/h17/4th/index.files/20051016.pdf]{{リンク切れ|date=2014年9月}}<br />
: [[練馬まつり]]のイメージキャラクター。<br />
: 大根をイメージした男女ペアのキャラクターで、名前は大根の「大(だい)」と「根(ね)」から。<br />
; ぴいちゃん[http://www.nerimamidorinokikou.org/happy/happy.html]<br />
: 「練馬みどりの葉っぴい基金(練馬区みどりを育む基金)」のキャラクター。<br />
: 練馬の森の妖精。2005年10月23日に開催された「ねりまグリーンフェスティバル」来場者の投票で愛称決定<ref>{{PDFlink|[http://www.city.nerima.tokyo.jp/kaigi/record/171207.pdf 第107回練馬区緑化委員会 会議の記録]}}</ref>。<br />
; ブルン、ベルン、リルン[http://megalodon.jp/2010-1007-1133-11/www.city.nerima.tokyo.jp/manabu/nogyo/blueberry/namae.html]<br />
: 練馬区[[ブルーベリー]][[観光農園]]のイメージキャラクター。<br />
: クマの3兄弟。ブルンはおにいさんクマで、陽気で明るいしっかり者。得意なのはジャム作り。ベルンはおとうとクマで、食いしん坊でいたずら好き。得意なのは木登り。リルンはいもうとクマで、優しくてちょっぴり恥ずかしがり屋。大好きなのはお花。2009年7月1日から愛称を募集し、同年8月7日に決定。<br />
; ねり丸[http://www.city.nerima.tokyo.jp/annai/animesangyo/oshirase/character.html] <br />
: 「アニメのまち 練馬区」を区の内外にPRする練馬区[[公式]][[アニメキャラクター]]。<br />
: 特産品の「[[練馬大根]]」と区名から「馬」のイメージでキャラクターを作成。<br />
: 練馬の「ねり」と、愛らしく丸みのある容姿から『ねり丸』と命名。2011年2月にキャラクター選定と名前の募集を行い、選考結果を同年3月18日に公式発表。<br />
: キャラクターの制作会社は区内にあるアニメ制作会社、[[スタジオコメット]]が担う。<br />
; めーてるちゃん[http://oizumi.org/blog/2012/08/05/%E3%82%AA%E3%83%AA%E3%82%B8%E3%83%8A%E3%83%AB%E3%82%AD%E3%83%A3%E3%83%A9%E3%82%AF%E3%82%BF%E3%83%BC%E3%80%8C%E3%82%86%E3%82%81%E3%83%BC%E3%81%A6%E3%82%8B%E3%81%A1%E3%82%83%E3%82%93%E3%80%8D%E7%99%BA/]{{リンク切れ|date=2014年9月}}<br />
:「アニメと映像・銀河鉄道999の街」をキャッチコピーに掲げる大泉学園に誕生したマスコットキャラクター。<br />
: それまでは[[メーテル]]を起用していたが、松本零士自らが新たにキャラクターをデザイン、2012年8月3日に発表された。<!--メーテルの祖先にあたる、現代に生きる小学生という設定。--><br />
: キャラクターに関する版権その他は「地域活性化のためになるなら」と無償提供されている。<br />
<br />
== 脚注 ==<br />
{{脚注ヘルプ}}<br />
{{Reflist|2}}<br />
<br />
== 外部リンク ==<br />
; 行政<br />
* [http://www.city.nerima.tokyo.jp/ 練馬区]<br />
; 観光<br />
* [http://www.nerima-kanko.jp/ 練馬区観光協会]<br />
<br />
{{デフォルトソート:ねりまく}}<br />
[[Category:特別区]]<br />
[[Category:練馬区|*]]</div>
防人
http://ja.yourpedia.org/mediawiki/index.php?title=%E6%96%B0%E5%AE%BF%E9%A7%85&diff=382338
新宿駅
2020-01-17T13:33:19Z
<p>防人: SEOに熱心なMuttley (トーク) による編集を 竪場島 による直前の版へ差し戻しました</p>
<hr />
<div>{{Otheruses3|東日本旅客鉄道(JR東日本)・小田急電鉄・京王電鉄・東京都交通局(都営地下鉄)・東京地下鉄(東京メトロ)の'''新宿駅'''|西武鉄道の駅|西武新宿駅}}<br />
'''新宿駅'''(しんじゅくえき)は、[[東京都]][[新宿区]]と[[渋谷区]]にある[[東日本旅客鉄道]](JR東日本)・[[小田急電鉄]]・[[京王電鉄]]・[[東京都交通局]]([[都営地下鉄]])・[[東京地下鉄]](東京メトロ)の[[鉄道駅|駅]]である。東京都交通局・東京地下鉄の[[駅ナンバリング|駅番号]]は'''S-01'''(新宿線)、'''E-27'''(大江戸線)、'''M-08'''(丸ノ内線)である。<br />
<br />
== 概要 ==<br />
東京の[[都心#東京の副都心|副都心]]・[[新宿]]に位置する[[ターミナル駅]]である。[[1885年]]([[明治]]18年)に[[日本鉄道]]により現在の山手線が開業したのが当駅の始まりである。4年後の[[1889年]](明治22年)には[[南豊島郡]][[淀橋町]]となる。開業時から新宿を副都心にする計画が発表されるまでは当駅周辺はまだ街の外れであり利用客は少ないものだったが、[[大正期]]に入り次第に市街地が拡大するにつれ、多くの私鉄が乗り入れるようになる。ターミナルとなって周辺が発展するにつれて利用客は増え続け、1931年には私鉄や国鉄などを合わせた利用者数で日本一になった<ref>2012年10月26日 日経新聞電子版「新宿南口、線路上に巨大ターミナル“大新宿駅”が実現」。</ref>。そして、[[1966年]]([[昭和]]41年)には国鉄(現 JR)新宿駅も国鉄[[池袋駅]]を抜いて乗車人員数[[日本一]]になっている<ref>{{Cite book|author=原武史|year=2009|title=探究この世界 2009年6-7月(NHK知る楽/月)|publisher=日本放送出版協会|isbn=978-4141895206|page=122}}</ref>。同年の当駅の乗車人員数は41万69人で、池袋駅の41万67人をわずか2人上回っての日本一だった。 さらに[[1960年代]]から当駅西側一帯で進められた新宿副都心計画によって、70年代には多くの[[超高層ビル]]が建てられ利用者の増加に拍車がかかった。<br />
<br />
現在ではJR・私鉄・地下鉄の多くの路線が周辺地域の[[ベッドタウン]]とを結んでおり、多くのビジネス客が利用する。また、当駅周辺は日本最大の繁華街・歓楽街となっており、昼夜を問わず人の流れが絶えることはない。JRの駅を中心に東・西・南口、周辺の各地下鉄駅、商業施設などが通路や地下街などで広範囲に連絡している。<br />
<br />
一日平均乗降者数は約326万人(2011年)<ref>エンタテイメントビジネス総研「乗降客数総覧」</ref>と[[鉄道に関する世界一の一覧|世界一]]([[ギネス・ワールド・レコーズ|ギネス世界記録]]認定)多い駅であり、地下道などで接続する[[西武新宿駅]]まで含めると約343万人(2011年)ほどになり、この数字は[[横浜市]]の人口に匹敵する。<br />
<br />
=== 乗り入れ路線 ===<br />
[[ファイル:Shinjuku rosen.png|right|thumb|300px|各社の位置関係]]<br />
JR東日本、京王電鉄、小田急電鉄、東京メトロ、東京都交通局の5社局が乗り入れるターミナル駅である。以下のうち、京王線と小田急小田原線は当駅を起点としている。<br />
<br />
; JR東日本<br />
: JR東日本の駅に乗り入れている路線は、線路名称上は[[山手線]]と[[中央本線]]であり(詳細は路線記事および「[[鉄道路線の名称]]」を参照)、山手線を当駅の[[日本の鉄道駅#所属線|所属線]]としている。一方、当駅に乗り入れている運転系統は以下のように多岐にわたっている。また、[[特定都区市内]]制度における「[[特定都区市内#設定区域一覧|東京都区内]]」および[[東京山手線内]]に属する。<br />
:* (線路名称上の)山手線では、[[電車線・列車線|電車線]]を走行する[[環状線]]としての山手線電車のほか、[[山手線#山手貨物線|山手貨物線]]を走行する[[埼京線]]と[[湘南新宿ライン]]が全列車停車する。旅客案内ではそれぞれ別路線として扱われている。また、[[空港連絡鉄道|空港連絡特急]]「[[成田エクスプレス]]」や、[[東武日光線]]直通特急なども山手貨物線経由で乗り入れている。<br />
:* 中央本線では、[[急行線]]を走行する[[中央線快速|中央線快速電車]]と、[[急行線|緩行線]]を走行する[[中央・総武緩行線|中央・総武線各駅停車]]の2系統が運行されている。また、[[甲府駅]]・[[松本駅]]方面へ向かう特急列車も発着する(複々線区間では急行線走行)。<br />
; 京王電鉄<br />
: 京王電鉄の路線は、線路名称上は[[京王線]]のみであるが、運転系統は当駅を起点とする「京王線」と、都営地下鉄新宿線と直通運転を行っている「[[京王新線]]」に分かれており、後者が発着する駅は「[[新線新宿駅]]」と呼ばれている。当駅には新宿駅・新線新宿駅共通で「'''KO 01'''」の[[駅ナンバリング|駅番号]]が与えられている。<br />
; 小田急電鉄<br />
: 小田急電鉄の路線は、当駅を起点とする各駅停車は[[小田急小田原線|小田原線]]のみである。ただし、快速急行、急行線は[[小田急江ノ島線|江ノ島線]]に直通する列車も運行され、[[新百合ヶ丘駅]]から[[小田急多摩線|多摩線]]に直通する列車も運行されている。「'''OH 01'''」の駅番号が与えられている。<br />
; 東京地下鉄(東京メトロ)・東京都交通局(都営地下鉄)<br />
: 地下鉄は次の2社局3路線が乗り入れており、各路線ごとに駅番号が与えられている。<br />
:* [[東京メトロ丸ノ内線]] - 駅番号「'''M 08'''」<br />
:* [[都営地下鉄新宿線]] - 駅番号「'''S 01'''」<br />
:* [[都営地下鉄大江戸線]] - 駅番号「'''E 27'''」<br />
<br />
=== その他の鉄道路線 ===<br />
以下の駅とは地下通路などでつながっているが、各鉄道会社によっては公式な接続駅となっている駅もある。<br />
<br />
* [[西武新宿駅]]([[西武鉄道]][[西武新宿線|新宿線]]) - [[サブナード]]経由で連絡。<br />
* [[新宿西口駅]](都営地下鉄大江戸線)<br />
* [[新宿三丁目駅]](東京メトロ丸ノ内線・[[東京メトロ副都心線|副都心線]]、都営地下鉄新宿線) - 都道430号真下の地下通路で連絡<br />
<br />
=== 所在地 ===<br />
* JR東日本:[[東京都]][[新宿区]][[新宿]]三丁目<br />
* 小田急電鉄:東京都新宿区[[西新宿]]一丁目<br />
* 京王電鉄:東京都新宿区西新宿一丁目<br />
* 東京地下鉄:東京都新宿区西新宿一丁目<br />
* 東京都交通局:東京都新宿区西新宿一丁目(新宿線)・[[渋谷区]][[代々木]]二丁目(大江戸線)<br />
<br />
== 駅構造 ==<br />
=== JR東日本 ===<br />
[[2007年]][[4月15日]]現在、[[地上駅|地上]]の7面14線の[[プラットホーム#形状と配置|島式ホーム]]と線路を使用中であり、南北に伸び、東から1~16番線(9・10番線は2007年11月25日より中央特急ホームとして使用開始)となっている。連絡通路は「北通路」「中央通路」と呼ばれる地下道、南口の[[跨線橋]]、新南口・サザンテラス口の跨線橋の4つである。<br />
<br />
従来、新南口は1~6番線のホームからのみ行く事ができ、他のホームからは直接行く事ができなかったが、[[2006年]][[4月16日]]に跨線橋が延伸されると共に仮駅舎としてサザンテラス口が開設され、すべてのホームから直接アクセスできる様になった。<!--しかし、新南口駅ビルの完成予想イメージ図を見ると、工事終了後は7番線以降のホームをさらに南下させ、新南口とサザンテラス口よりもさらに南側に駅出入口ができると考えられる。実際、現在既に7番線以降のホームの一部でサザンテラス口よりも南側に延伸工事を進めているのが見受けられる。--><br />
<br />
1~6番線は他のホームに比べると南に位置している。特に5・6番線のホームの一番北側は7・8番線の一番南側と南北でほぼ同じ位置にあり、ホームのほぼ全域が[[甲州街道]]より南側の[[渋谷区]]に属する。さらにすぐ南隣の[[代々木駅]]との差は5・6番線だと約200mほど(これは同ホームの長さより短い)で、[[発車メロディ]]が聞こえる程である(同駅東側に引き上げ線がある)。<br />
<br />
現在、JR東日本の駅では改良工事が行われている。理由は4つある。<br />
* 同駅を東西にまたぐ跨線橋(新宿跨線橋)の老朽化が進んでいる事や、慢性的な交通渋滞の解消を目的として、跨線橋の架け替え工事が行われている。その際に新設する橋脚・架設構台の設置スペースや、人工地盤の柱設置スペースを確保する必要があり、配線変更をする必要がある。<br />
* 配線変更をするにあたり、構内に分散していた保守基地や中線・渡り線を集約化して新5・6番線を設置するスペースの捻出や、構内に多数存在するダブル・スリップ・スイッチ、シングル・スリップ・スイッチなど特殊分岐器の廃止を図る必要がある。<br />
* 5・6番線からの中央線下り特急の線路が7・8番線に発着する上り快速列車の線路と[[平面交差]]しており、これがダイヤ上のネックになっているが、工事が完了すると特急ホームは上下快速線ホームに挟まれる形となり、問題が解消される。<br />
* これまで1~6番線ホームと7~16番線ホームは乗り換えに時間が掛かっていたが、2006年[[4月15日]]の工事によってかなり解消された(詳細は下記または[[埼京線]]・[[湘南新宿ライン]]の項を参照の事)。<br />
<br />
改良工事完成後は、新南口とサザンテラス口を覆う様に[[タクシー]]と[[高速バス]]の乗り場を併設した[[駅ビル]]と人工[[緑地]]が整備される(「鉄道のデザイン展」で完成予想模型を公開)。また、南口前の工事現場の囲いには東京の世相と新宿の[[歴史]]を記載したボードが展示されていたが、現在はQ&Aのボードや新宿の人々を写した写真パネルに交換されている。<br />
<br />
当駅の所管は[[東日本旅客鉄道東京支社|東京支社]]で、[[電報略号 (鉄道)|電報略号]]は『シク』である。<br />
<br />
[[山手線]]と[[中央・総武緩行線|中央・総武線各駅停車]]の[[発車標]]は、[[埼京線]]の開業前から設置されている。<br />
<br />
[[2007年]][[5月]]より、各改札前など[[大都市近郊区間|東京近郊の系統路線]]における遅延マップを掲載した[[液晶ディスプレイ]]が設置された。<br />
<br />
==== のりば ====<br />
'''[[2007年]][[11月25日]]からの変更点'''<br />
* 中央線特急 - 5・6番線(仮設ホーム)→9・10番線(第4ホーム)<br />
* [[中央ライナー|中央・青梅ライナー]] - 11番線(第5ホーム)→10番線(第4ホーム)<br />
* 「[[成田エクスプレス]]」・[[スペーシア|東武線直通特急]] - 3・4番線(第2ホーム)→5・6番線(仮設ホーム)<br />
<br />
'''[[2007年]][[11月24日]]までの発着番線'''<br />
{| border="1" cellspacing="0" cellpadding="3" frame="hsides" rules="rows"<br />
<br />
|-<br />
|rowspan=4|'''1・2'''<br />
|rowspan=2|<span style="color:seagreen">■</span>埼京線<br />
|[[渋谷駅|渋谷]]・[[大崎駅|大崎]]・<span style="font-size:small">[[東京臨海高速鉄道りんかい線|りんかい線]]直通</span> [[東京テレポート駅|東京テレポート]]・[[新木場駅|新木場]]方面<br />
<br />
|-<br />
|[[池袋駅|池袋]]・[[武蔵浦和駅|武蔵浦和]]・[[大宮駅 (埼玉県)|大宮]]・<span style="font-size:small">[[川越線]]直通</span> [[川越駅|川越]]方面(当駅始発)<br />
<br />
|-<br />
|<span style="color:#F68B1E">■</span>湘南新宿ライン([[湘南電車|東海道線]]直通)<br />
|[[横浜駅|横浜]]・[[大船駅|大船]]・[[平塚駅|平塚]]・[[小田原駅|小田原]]方面<br />
|-<br />
|<span style="color:navy">■</span>湘南新宿ライン([[横須賀線]]直通)<br />
|横浜・大船・[[鎌倉駅|鎌倉]]・[[逗子駅|逗子]]方面<br />
<br />
|-<br />
|rowspan=5|'''3・4'''<br />
|<span style="color:seagreen">■</span>埼京線<br />
|池袋・武蔵浦和・大宮・<span style="font-size:small">川越線直通</span> 川越方面<br />
|-<br />
|<span style="color:orange">■</span>湘南新宿ライン([[宇都宮線]]直通)<br />
|大宮・[[小山駅|小山]]・[[宇都宮駅|宇都宮]]方面<br />
|-<br />
|<span style="color:orange">■</span>湘南新宿ライン([[高崎線]]直通)<br />
|大宮・[[熊谷駅|熊谷]]・[[高崎駅|高崎]]方面<br />
|-<br />
|<span style="color:orange">■</span>東武線直通特急「[[スペーシア|(スペーシア)日光・きぬがわ]]」<br />(3番線のみ)<br />
|[[栃木駅|栃木]]・[[東武日光駅|東武日光]]・[[鬼怒川温泉駅|鬼怒川温泉]]方面<br />
|-<br />
|<span style="color:blue">■</span>特急「[[成田エクスプレス]]」<br />
|[[成田空港駅|成田空港]]方面<br />
<br />
|-<br />
|'''5・6'''<br />
|<span style="color:navy">■</span>中央本線(特急)「[[あずさ (列車)|(スーパー)あずさ]]」「[[かいじ (列車)|かいじ]]」<br />(一部7・11番線)<br />
|[[甲府駅|甲府]]・[[松本駅|松本]]方面<br />
<br />
|-<br />
|'''7・8'''<br />
|<span style="color:#F15A22">■</span>中央線(快速)<br />(7番線は平日朝のみ)<br />
|[[御茶ノ水駅|御茶ノ水]]・[[東京駅|東京]]方面<br />
<br />
|-<br />
|<span style="color:gray">'''9・10'''</span><br />
|<span style="color:gray">■現在工事中</span><br />
|&nbsp;<br />
<br />
|-<br />
|rowspan=2|'''11'''<br />
|<span style="color:#F15A22">■</span>中央線(快速)<br />(当駅始発および平日朝のみ)<br />
|[[中野駅 (東京都)|中野]]・[[立川駅|立川]]・[[高尾駅 (東京都)|高尾]]方面<br />
|-<br />
|<span style="color:#F15A22">■</span>中央線「[[中央ライナー・青梅ライナー]]」<br />
|立川・[[八王子駅|八王子]]・高尾・[[青梅駅|青梅]]方面<br />
<br />
|-<br />
|'''12'''<br />
|<span style="color:#F15A22">■</span>中央線(快速)<br />
|中野・立川・高尾方面<br />
<br />
|-<br />
|'''13'''<br />
|<span style="color:#FFD400;">■</span>中央・総武線(各駅停車)<br />
|[[水道橋駅|水道橋]]・[[秋葉原駅|秋葉原]]・[[千葉駅|千葉]]方面<br />東京方面(早朝・深夜のみ)<br />
<br />
|-<br />
|'''14'''<br />
|<span style="color:yellowgreen">■</span>山手線<br />
|[[原宿駅|原宿]]・渋谷・[[品川駅|品川]]方面<br />
<br />
|-<br />
|'''15'''<br />
|<span style="color:yellowgreen">■</span>山手線<br />
|池袋・[[田端駅|田端]]・[[上野駅|上野]]方面<br />
<br />
|-<br />
|'''16'''<br />
|<span style="color:#FFD400;">■</span>中央・総武線(各駅停車)<br />
|[[東中野駅|東中野]]・[[中野駅 (東京都)|中野]]・[[三鷹駅|三鷹]]方面<br />高尾方面(早朝・深夜のみ)<br />
<br />
|}<br />
<br />
==== 備考 ====<br />
各線共北向きの列車が下り、南向きの列車が上りである(一部異なるホームから発着するものもある)。路線では内回りや南行などの言い回しをするものもあるが、線路名称としては上り・下りの方向が揃っている。<!--山手線・中央緩行線・湘南新宿ラインを「上り」・「下り」で表記していいんでしょうか?→線路名称としての話をしているのでしょう。--><br />
<br />
湘南新宿ラインが登場する当初は1・2番線が15両編成に対応せず、3・4番線は以前から成田エクスプレスや東海道線、宇都宮線、高崎線に直通する特急列車および宇都宮線、高崎線に直通する普通列車の発着に使われ、宇都宮線・高崎線に直通する普通列車に対応して15両に対応していたため、1・2番線は埼京線の専用ホームとして使われ、湘南新宿ラインは進行方向に拘らず3・4番線から発車していた。しかし、3・4番線は前述の各種列車、さらには[[恵比寿駅|恵比寿]]方面からの埼京線にも使われていたため、湘南新宿ライン登場当初以上の増発が困難となっていた。さらに南行の列車でも4番線から発車するものもあったので、同じホームに北行の列車と南行の列車が発車するため利用客が混乱した。そこで、湘南新宿ラインを1・2番線にも使用する様にし、現在は基本的に南行の湘南新宿ラインと新木場方面の埼京線が1番線、新宿折り返しの埼京線が2番線、北行の湘南新宿ラインと当駅以南から入線して来る大宮方面の埼京線が4番線を使用している。ただ、1~4番線は運転系統が複雑なため、より多くの情報を表示できる様な横幅の広い発車標が設置されている(1・2番線は新設当初[[反転フラップ式案内表示機]]を設置し、後に中型の[[発光ダイオード|LED]]式発車標を新設、その後反転フラップ式の発車標も中型のLED式のものに置き換えた。)。<br />
<br />
湘南新宿ライン南行の横須賀線直通電車は[[横須賀線]]の路線色(青)での表記がなされている([[渋谷駅]]・[[恵比寿駅]]・[[大崎駅]]でも同様)。以前は当駅発着の列車のみ横須賀線の車両([[JR東日本215系電車|215系]]・[[JR東日本E217系電車|E217系]])の運用があったが、それが[[2004年]][[10月16日]]のダイヤ改正でなくなり、現在はラインカラーとしての表示である。<br />
<br />
5・6番線の特急ホームにある[[駅名標]]には、特急および(現在は臨時のみ運転の)中距離列車は[[中野駅 (東京都)|中野]]には停車しないため、下りの隣の駅として隣の列車の駅である[[三鷹駅|三鷹]]が表記されている。<br />
<br />
7番線側と11番線(旧9番線)側の方面案内サインは以前背景が青色(中電色)だったが、湘南新宿ライン登場に伴う更新で快速と同じオレンジ色のものに変更された。<br />
<br />
11・12番線(中央線快速下り)ホームは他のホームに比べて幅が狭い。そのため、ダイヤが乱れた際や[[金曜日]]など休日前の夜の帰宅ラッシュ時間帯は電車を待つ旅客でホーム上がいっぱいになり、12番線に到着した電車からも大量の旅客が降車するため、ホーム上が非常に混雑する事があり、大変危険な状況に陥る。また、平日深夜の当駅始発の[[特別快速|中央特快]](23:29発・0:11発)は11番線から発車し、[[中野駅 (東京都)|中野駅]]は通過となるので注意が必要である(同じ当駅始発である[[おくたま (列車)|ホリデー快速「おくたま」「あきがわ」]]は同駅に停車する)。<br />
<br />
13・14番線と15・16番線はそれぞれ[[複々線|方向別配線]]で、同一方向の電車の乗り換えが非常に便利になっているが、接続がいいとは限らない。<br />
<br />
早朝と深夜には13・16番線の中央・総武線各駅停車のホームに中央線快速で使われるオレンジ色の[[JR東日本E233系電車|E233系]]や[[国鉄201系電車|201系]]による東京発着の各駅停車が発着する(他の時間帯は黄色の帯の[[JR東日本E231系電車|E231系]]または[[JR東日本209系電車|209系]]が使用される)。この時間帯は、総武線([[秋葉原駅|秋葉原]]・[[西船橋駅|西船橋]]・[[千葉駅|千葉]])方面へは[[御茶ノ水駅]]での乗り換えとなる。<br />
<br />
5・6番線には北側に[[エスカレータ]]が設置されている。また、7・8番線にも南口跨線橋の下にエスカレータや[[エレベーター]]が設置されているので、5・6番線への連絡がスムーズになっている。<br />
<br />
==== コンコース ====<br />
===== 北通路(青梅地下通路) =====<br />
7~16番線の北端を東西に連絡する地下通路である。東端は東口で[[ルミネエスト]]の地下1番街に出る。西端は西口で[[小田急百貨店]]新宿店の階下であり、西口地下広場に出て[[バスターミナル]]に連絡している。共に地下[[改札]]であるが、地上にも[[みどりの窓口]]がある。東口手前から後述の中央通路に通じる地下通路があり、「アルプス広場」と呼んでいる。そのアルプス広場には7・8番線用の上下のエスカレータや[[便所|トイレ]]の他、[[BECK'S COFFEE SHOP]]がある。<br />
<br />
15・16番線から北通路へのエスカレータは下り方向のみであり、15番線では3号車、16番線では9号車が近い。<br />
<br />
[[Suica#SuiPo|SuiPo]](Suica連動型広告、後述)が東口付近に設置されている。<br />
<br />
「[[メトロプロムナード]]」「[[新宿西口駅]]」も参照のこと。<br />
<br />
===== 中央通路 =====<br />
1~6番線の北側と7~16番線の中央を東西に(やや東が北寄りになる)連絡する地下通路である。東端は中央東口でルミネエストの地下1番街の南端に出る。改札内で東口とつながっており、[[自動券売機]]も北通路と共通である。なお、5・6番線ホームはここから大きく離れているため、地下通路が設置されている。<br />
<br />
中央東口改札口は小田急線と京王線の改札口(出札・集札)を兼ねており、小田急と京王にとって唯一のJR駅東側の改札口で、JRに改札業務を委託している。中央東口改札に隣接して、JR東日本の他に小田急線と京王線の運賃表と[[自動券売機]]がある。そのため、東口改札口は小田急と京王の乗車券では通れないが、中央東口改札口は小田急と京王の乗車券および[[パスネット]]で通る事ができ、JR改札内である中央通路を経由して連絡改札口を通る事で、小田急や京王の改札内へ行く事ができる。なお、中央通路から[[Suica]]・[[PASMO]]で小田急線や京王線を利用する場合は中央東口改札口から入場しなければならない(その逆も同様)。<br />
<br />
西端の中央西口改札口は5つある。地下道から見て左端および右から2番目が小田急線連絡口、右端が出口専用改札(西口に出るつもりで間違えて中央通路に入ってしまった乗客のためにある。改札内で中央通路から西口に行くにはホームかアルプス広場を経由する必要がある。)である。出口専用改札を出ると[[小田急百貨店]]新宿店の地下から西口地下広場に出る。2つの小田急線連絡口の間には京王線連絡口へと通じる通路が続いている。その通路を歩くと右が京王線連絡口、左が出入口兼用のJR中央西口(通称京王口)改札口であり、出ると[[京王百貨店]]の地下入口から[[小田急エース]]南コーナー、[[京王モール]]、新宿西口高速バスターミナル方面に連絡する。<br />
<br />
トイレはJR中央東口の外に向かって右側と前述の北通路に通じるアルプス広場にある。[[車椅子]]や[[オストメイト]]などの利用に対応した多機能トイレも設置されているが、普段は施錠されており、利用時はドア横の[[インターホン]]から駅員に連絡しなければならない。<br />
<br />
エスカレータは7~16番線の各ホームと中央通路を結び、エレベーターは7・8番線と中央通路を結んでいる。なお、現在工事中の9・10番線のホームには、7・8番線ホームと同じ位置にエレベーターを設置するスペースが確保されている。<br />
<br />
中央東口に近いコンコースにある発車標は、通常よりも小さいサイズものが設置されている。<br />
<br />
===== 南口跨線橋 =====<br />
1・2番線の中央、3・4番線の北側、7~16番線の南側を東西に連絡する跨線橋である。階上には新宿[[ルミネ|ルミネ2]]がある。南に出ると南口改札で[[甲州街道]]の跨線橋に直結する。西端には小田急線連絡口がある。また3・4番線と7・8番線の間に新宿ルミネ2直結のルミネ口改札が、東端に東南口がある。東南口改札の営業時間は6時~24時である。跨線橋には構内に[[ドトールコーヒー|ドトール]]がある。改札を出て右に向かうと小田急線改札、[[小田急百貨店]]新宿店、[[ミロード]]新宿店がある。<br />
<br />
トイレはルミネ口の近くにある。車いすやオストメイトなどの利用に対応した多機能トイレも設置されているが、普段は施錠されており、利用時はドア横のインターホンから駅員に連絡しなければならない。<br />
<br />
すべてのホームからエスカレータやエレベーター(5・6番線を除く。7・8番線へのものはさらに5・6番線への地下通路とも直結。)が直結している。ただし、13~16番線へのエスカレータはホームから上り方向までのみだが(10号車が近い)、エレベーターが設置されているので、車いすなどの移動に支障はない。<br />
<br />
13~16番線は、[[2006年]][[4月16日]]から新南口跨線橋の延伸に伴い新南口とサザンテラス口(てらすぐち)とのアクセスが可能になりホームが南側に延伸されたため、従来ホーム南端にあった[[階段]]の幅が狭くなっている。<br />
<br />
===== 新南口・サザンテラス口跨線橋 =====<br />
1~6番線の中央と7~16番線の南端を連絡する跨線橋で、東端に新南口改札、西端に[[サザンテラス]]口改札がある。この跨線橋は[[甲州街道]]南側の[[渋谷区]]にある。サザンテラス口は甲州街道を挟んで南口の真向かいにあり、営業時間は6時~24時。新南口はJR高速バスターミナルや新宿4丁目バス停、[[タカシマヤタイムズスクエア]]が近い。新南口とサザンテラス口は、前述の通り駅ビルが完成すると、この2つの改札口は統合される予定である。<br />
<br />
トイレは、改札内は南口跨線橋または中央通路まで行かなければならないが、改札外は新南口切符売り場の脇にある。<br />
<br />
エスカレータは各ホームから上下方向のものがある。ただし、ホームによってはホームと跨線橋を結ぶのに階段がなく、エスカレータのみとなる。<br />
<br />
従来、7~16番線ホームへは直結されず、これらのホームへ行く際は1~6番線を経由する必要があったが、2006年4月16日の「サザンテラス口」新設に際して跨線橋が延伸され、同日より7~16番ホームとの直接アクセスが可能になったが、7~16番線は電車の止まる位置(電車の最端)からだいぶ南側にこの跨線橋とを結ぶエスカレーターがあり、ホーム上をやや歩かなければならない。そのため、ホーム上の電車の止まらない箇所には柵がある。<br />
<br />
====発車メロディ====<br />
JR東日本では、音響機器・楽器メーカーとして知られる[[ヤマハ]]に新しい[[発車メロディ]]放送システムの開発を依頼し、[[1989年]][[3月11日]]に当駅と[[渋谷駅]]にJR東日本で初となる発車メロディを試験的に導入した。この目的は、従来より不評であった電子ベルによるイライラ感を解消するためであった。ヤマハが制作した曲には、[[ピアノ]]や[[ハープ]]、[[マリンバ]]などの音色の後ろに[[鈴]]、川のせせらぎ、鳥のさえすりといった人の心を落ち着かせる音が入っている、長さ数秒程度のシンプルで素朴なものだった。特に[[山手線]]ホームで使われていたメロディは有名。<br />
<br />
この取り組みは乗客に好評だったため、他駅にも発車メロディが導入される運びとなったが、コスト面の問題(音源、スピーカー、アンプをセットで納入していた)からヤマハの制作した曲は他駅に導入される事はなかった([[水戸駅]]の発車メロディは、ファンの間ではヤマハ製だという意見が未だに根強いが、新宿駅や渋谷駅と違ってスピーカーがヤマハ製でないなど、状況に違いがあって定かではない。)。<br />
<br />
長年、当駅のオリジナル曲として親しまれて来たが、放送機器の老朽化(この場合、自動放送装置ではなく[[アンプ]]などの発車メロディ用の機械と思われる。)が進み、[[1997年]][[11月29日]]の3・4番線を皮切りに順次[[テイチクエンタテインメント|テイチク]]の曲への置き換えが行われ、[[2001年]][[12月16日]]の1・2番線の変更を以て全ホームの発車メロディが置き換わり、ヤマハ製の発車メロディは使用を終了した。なお、渋谷駅の発車メロディも同年[[1月]]にテイチク製のメロディに置き換えられている。<br />
<br />
'''現在のメロディ'''<br />
<br />
[[櫻井音楽工房]](テイチク)製のものが用いられている。<br />
{| border="1" cellspacing="0" cellpadding="3" frame="hsides" rules="rows"<br />
<br />
|-<br />
|'''1'''<br />
|<span style="color:seagreen">■</span><span style="color:#F68B1E">■</span><span style="color:navy">■</span><br />
|mellow time<br />
|-<br />
|'''2'''<br />
|<span style="color:seagreen">■</span><span style="color:#F68B1E">■</span><span style="color:navy">■</span><br />
|farewell<br />
|-<br />
|'''3'''<br />
|<span style="color:seagreen">■</span><span style="color:orange">■</span><span style="color:blue">■</span><br />
|遠い青空(ver新宿)<br />
|-<br />
|'''4'''<br />
|<span style="color:seagreen">■</span><span style="color:orange">■</span><span style="color:blue">■</span><br />
|夏色の時間(ver新宿)<br />
|-<br />
|'''5'''<br />
|<span style="color:navy">■</span><br />
|美しき丘<br />
|-<br />
|'''6'''<br />
|<span style="color:navy">■</span><br />
|see you again<br />
|-<br />
|'''7'''<br />
|<span style="color:#F15A22">■</span><br />
|海岸通り<br />
|-<br />
|'''8'''<br />
|<span style="color:#F15A22">■</span><br />
|すすきの高原<br />
|-<br />
|<span style="color:gray">'''9'''</span><br />
|<span style="color:gray">■</span><br />
|<span style="color:gray">(現在工事中)</span><br />
|-<br />
|<span style="color:gray">'''10'''</span><br />
|<span style="color:gray">■</span><br />
|<span style="color:gray">(現在工事中)</span><br />
|-<br />
|'''11'''<br />
|<span style="color:#F15A22">■</span><br />
|小川のせせらぎ(ver新宿)<br />
|-<br />
|'''12'''<br />
|<span style="color:#F15A22">■</span><br />
|木々の目覚め(ver新宿)<br />
|-<br />
|'''13'''<br />
|<span style="color:#FFD400;">■</span><br />
|メロディー<br />
|-<br />
|'''14'''<br />
|<span style="color:yellowgreen">■</span><br />
|新たな季節<br />
|-<br />
|'''15'''<br />
|<span style="color:yellowgreen">■</span><br />
|twilight<br />
|-<br />
|'''16'''<br />
|<span style="color:#FFD400;">■</span><br />
|airy<br />
<br />
|}<br />
* 備考<br />
** 「ver新宿」と表記されているものは他の駅で使用されているものよりテンポが若干速い。<br />
** 11番線(現13番線)は、[[1999年]][[2月18日]]~[[2000年]][[1月24日]]の間は「風と共に」が使用されていたが、隣り合う12番線(現14番線)の「新たな季節」と似ていて、同時に鳴ると特に騒がしく聞こえてしまうため、変更された。<br />
** [[2004年]][[3月24日]]に発売されたCD「JR東日本駅発車メロディーオリジナル音源集」の最後の部分には、「新宿STATION」と「組曲 新宿STATION」といった、オリジナルのメドレー曲が収録されている。<br />
<br />
'''ヤマハ時代のメロディ(路線カラーは当時のもの)'''<br />
{| border="1" cellspacing="0" cellpadding="3" frame="hsides" rules="rows"<br />
|-<br />
|'''1'''<br />
|<span style="color:seagreen">■</span><br />
|ピアノの鐘的な響き<br />
|-<br />
|'''2'''<br />
|<span style="color:seagreen">■</span><br />
|ピアノの鐘的な響き<br />
|-<br />
|'''3'''<br />
|<span style="color:seagreen">■</span><span style="color:blue">■</span><br />
|マリンバ(クリスタル素材)・森の音・ 野生の鹿の声<br />
|-<br />
|'''4'''<br />
|<span style="color:seagreen">■</span><span style="color:blue">■</span><br />
|マリンバ(クリスタル素材)・森の音・ 野生の鹿の声<br />
|-<br />
|'''5'''<br />
|<span style="color:blue">■</span><br />
|ピアノと小鳥の鳴き声<br />
|-<br />
|'''6'''<br />
|<span style="color:blue">■</span><br />
|ハープとせせらぎ<br />
|-<br />
|'''7'''<br />
|<span style="color:blue">■</span><br />
|ハープによるシンプルな音節<br />
|-<br />
|'''8'''<br />
|<span style="color:#F15A22">■</span><br />
|ハープによるシンプルな音節<br />
|-<br />
|'''9'''<br />
|<span style="color:blue">■</span><br />
|(現11番線)ハープと小鳥のさえずり<br />
|-<br />
|'''10'''<br />
|<span style="color:#F15A22">■</span><br />
|(現12番線)ハープによるシンプルな音節<br />
|-<br />
|'''11'''<br />
|<span style="color:#FFD400;">■</span><br />
|(現13番線)素朴な鐘の音<br />
|-<br />
|'''12'''<br />
|<span style="color:yellowgreen">■</span><br />
|(現14番線)ピアノの速い音節と鈴<br />
|-<br />
|'''13'''<br />
|<span style="color:yellowgreen">■</span><br />
|(現15番線)ピアノの速い音節と鈴<br />
|-<br />
|'''14'''<br />
|<span style="color:#FFD400;">■</span><br />
|(現16番線)素朴な鐘の音<br />
<br />
|}<br />
* 備考<br />
** 7・9番線の路線カラーは[[中央本線]]を表している(1993年までは7・9番線から甲府・松本方面への普通列車が発着していたので、その名残りである。)。路線カラーはメロディ変更後にオレンジ色に変更された。<br />
<br />
=== 小田急電鉄 ===<br />
JR新宿駅の西隣に位置し、階上には[[小田急百貨店]]新宿店と[[ミロード]]新宿店がある。管区長・駅長所在駅であり、新宿管区として新宿~[[東北沢駅|東北沢]]間、新宿管内として新宿~[[南新宿駅|南新宿]]間を管理している。<br />
<br />
地上4面3線と[[地下駅|地下]]3面2線の2階建てで南北に線路が延びる。各階共北端が[[頭端式ホーム]]で、列車は南から出入りする。地上東側から1~6番ホーム(1~3号線)、地下東側から7~10番ホーム(4・5号線)と呼んでいるが、1・2番ホーム(1号線)、……、9・10番ホーム(5号線)はそれぞれ同じ線路を挟み、両側にホームがあるためホーム名を呼び分けている。2・3番ホームと7番ホーム、4・5番ホームと8・9番ホーム、6番ホームと10番ホームと南口改札の間には連絡階段およびエレベーターがある(2・3番ホームからはエスカレーターもあり)。なお、○号線という言い回しは各線路の列車の接近を示す四角いランプ(および業務放送)のみで用いられている。<br />
<br />
3・4番ホームは、後述の通り[[小田急ロマンスカー|特急ロマンスカー]]と[[急行列車|急行]]・[[準急列車|準急]]などで用いられるが、到着時などの自動アナウンスは、特急ロマンスカーは3番ホーム側、急行・準急などは4番ホーム側のみ放送される。しかし、主に特急列車の発車時に4番ホーム側を歩く人に対して危険防止の観点から「特急列車が発車いたします」という駅員アナウンスをする。<br />
<br />
==== ホーム構成 ====<br />
基本的に地下ホームは6・8両編成(各駅停車・区間準急)が、地上ホームは[[小田急ロマンスカー|ロマンスカー]]と6・10両編成(6両は早朝の急行、10両は快速急行・急行・準急)が始発として運転する。当駅に到着する際はすべての電車が両数に関係なく最奥(最も西口地上/地下改札に近いところ)の一定の場所に停車・到着する。<br />
<br />
乗車と降車で別のホームを用いるが、朝のラッシュ時間帯は乗車ホーム側にも乗客を降車させる。特急ロマンスカーは乗客を降車させた後に車内の清掃と点検を行い、同じホームから乗車させる。回送運転で到着した場合には到着後すぐに乗車できる。<br />
<br />
地上ホームの隣の駅は[[代々木上原駅|代々木上原]]となっている。ここから出発する列車は特急ロマンスカー・[[快速急行]]・急行・準急であり、特急ロマンスカーを除いては同駅まで停車しないからである。また、地下ホームの隣の駅は[[各駅停車]]の[[南新宿駅|南新宿]]と区間準急の[[代々木上原駅|代々木上原]]が併記されている。<br />
<br />
ホームののりば案内では、のりばの番号と種別(または降車専用)が表記されており、具体的な駅名は記載されていない。<br />
<br />
地上線と地下線の分岐点(合流点)は隣の南新宿駅すぐ近くにあり、そこまでが新宿駅の構内となる。すなわち4線が併走する部分を長く取ることによって、終日間断なく発着する列車を捌いている。<br />
<br />
==== のりば ====<br />
{| border="1" cellspacing="0" cellpadding="3" frame="hsides" rules="rows"<br />
<br />
|-<br />
|rowspan=4|'''地上'''<br />
|'''1'''<br />
|降車ホーム<br />
|(現在不使用だが、10連対応工事が完了している)<br />
|-<br />
|'''2・3'''<br />
|<span style="color:pink">■</span>[[小田急ロマンスカー|特急ロマンスカー]]<br />
|(3番ホームは4番ホームの降車を兼ねる)<br />
|-<br />
|'''4・5'''<br />
|<span style="color:orange">■</span>[[小田急小田原線#快速急行|快速急行]]&nbsp;<span style="color:red">■</span>[[小田急小田原線#急行|急行]]&nbsp;<span style="color:green">■</span>[[小田急小田原線#準急|準急]]<br />
|&nbsp;<br />
|-<br />
|'''6'''<br />
|降車ホーム<br />
|(5番ホームの列車の降車ホーム)<br />
<br />
|-<br />
|rowspan=3|'''地下'''<br />
|'''7'''<br />
|降車ホーム<br />
|(8番ホームの列車の降車ホーム)<br />
|-<br />
|'''8・9'''<br />
|<span style="color:skyblue">■</span>[[小田急小田原線#区間準急|区間準急]]&nbsp;<span style="color:blue">■</span>[[小田急小田原線#各駅停車|各駅停車]]<br />
|&nbsp;<br />
|-<br />
|'''10'''<br />
|降車ホーム<br />
|(9番ホームの列車の降車ホーム)<br />
|}<br />
<br />
==== コンコース ====<br />
各階の頭端部に西口地上改札口と西口地下改札口がある。西口地下改札口の東にはJRへの中央地下連絡口と中央東口への中間改札口(自動改札機の色が黄色)があり、JR改札内である中央通路を経て中央東口から出入りする事ができる。地上ホームから西口地下改札口および中央地下連絡口へは、ホームに西口地上改札口寄りにある階段(10両編成の8・9号車付近)を下りると近く、それ以外で10両編成の場合は10号車が最も近い車両となる。<br />
<br />
ホームの南寄りに[[跨線橋]]があり、地上ホームから上がる事ができる。ここを南に出ると南口で、JR南口に隣接している。その東側にJRへの南口連絡口がある。<br />
<br />
[[便所|トイレ]]は西口地下改札内外と南口改札内(共に出口改札に向かって左側、改札内)にある。[[車椅子]]などでの利用に対応した多目的トイレは西口地下改札外と南口改札内に設置され、どちらも[[オストメイト]]に対応しており、南口側にはオストメイト用の給湯設備を備えている。西口地下改札外のトイレには一般用の洋式便器の設置がない。<br />
<br />
改札内の[[エレベーター]]は、南口改札口と各ホーム(南口改札~2・3番ホーム~7番ホーム、南口改札~4・5番ホーム~8・9番ホーム、南口改札~6番ホーム~10番ホーム)を結んでおり、いずれも[[2005年]]に完成した。6番ホームは8・10両編成の場合4号車が最寄りとなり、それ以外の地上ホームでの[[小田急50000形電車|VSE]]以外の10両編成の場合は5号車が最寄りの車両となる。また、地下ホーム(7~10番線)での10両編成の場合は7~8号車付近が最寄りとなる。<br />
<br />
改札外のエレベーターは、改札を出て右側に小田急百貨店の南2台エレベーターと言う名称で存在する。これは、西口地上改札口が[[2006年]]にリニューアルしたのに伴い、同改札口に隣接する小田急百貨店のエレベーターが1階にも停止できる様になり、同時に西口地下改札口のある地下1階とは初電から終電まで利用できる様になった。また、西口地上改札口付近と西口地下改札口外側のトイレ付近を結ぶ業務用のエレベーターが設置されているが、これは小田急百貨店の南2台エレベーターや南口改札を結ぶエレベーターが登場する前は西口地上改札口付近と西口地下改札口付近を結ぶ唯一のエレベーターであったが、改札内と改札外を結ぶため、駅係員の付き添いがないと利用する事ができない。<br />
<br />
[[エスカレータ]]は2・3番ホームから南口改札への上りのみで、幅の狭いタイプである。11両編成の1号車およびVSE以外の10両編成の3号車付近が近い。<br />
<br />
当駅を発車する列車は、発車時に[[発車ベル]]を鳴らす。<br />
<br />
4・5番ホームの後(西口地上改札口寄り)から4・5両目の間(10両編成の6・7号車の間)には分割案内板Aがあり、分割駅と分割後の列車の種別・行先を表示できる様になっている。以前は分割案内板Aから2両程小田原寄り(6両編成が停車する最も小田原寄りの端)に同様の表示ができる分割案内板Bが存在していた。<br />
<br />
地上ホームの現在の乗車位置目標は、先発が赤い丸印、次発が青い三角印(発車案内表示器では緑色で表示)で案内されているが、以前は足下に埋め込まれたランプを使って案内していた(先発は点滅、次発は連続点灯)。乗車位置案内がランプの頃は、6両編成などの場合は電車が止まる位置しかランプが点滅・連続点灯しなかったが、現在はシールが貼付されているため区別されていない。また、6両編成の場合の小田原寄りの端の案内は存在しない。<br />
<br />
地下ホームには、4・6・8両編成(現在回送以外の電車がすべてこれに当てはまる)の小田原寄りの端という案内をするランプが天井から吊されている。<br />
<br />
=== 京王電鉄(京王線) ===<br />
<!-- 新線新宿駅ついては「京王電鉄(京王新線)・都営地下鉄新宿線」に記述してください。 --><br />
小田急電鉄の西隣、[[京王百貨店]]新宿店の地下2階相当および新宿[[ルミネ|LUMINE]]1の地下3階相当にホームがある。<br />
<br />
3面3線の頭端式ホームを持ち、南北に線路が延びており、駅先端部で西へ折れている。[[1963年]]に完成した当初は頭端式ホーム5面4線の構造であったが、後のホーム延伸などにより一部のホームと線路の閉鎖を行い現在の形となっている(現在でもホーム下の一部にその名残りがある)。このため、線路は構内でS字カーブを描いているので、それに合わせてホームが狭くなっている。<br />
<br />
東から1~3番線で、1番線を除き両側にホームがある。3面のホームのうち中央のホームは降車専用である。3番線乗車ホームの北寄りに[[車椅子]]などでの利用に対応した[[便所|トイレ]]がある。<br />
<br />
ここから発車するすべての列車が[[初台駅]]と[[幡ヶ谷駅]]を通過する(新宿~笹塚の複々線化。都営新宿線直通以前から初台は地下駅であり、現在も地下ホームの遺構([[京王線の新宿駅付近の廃駅]])が残っている(資材置き場として使用)。当駅を発車した列車はここを通過する際に減速する。幡ヶ谷は当初地上ホームであり、現在この付近の線路跡は甲州街道南側の緑地となっている)。この2駅へは、のりばが異なる場所にある京王新線([[#京王電鉄(京王新線)・都営地下鉄新宿線 - 新線新宿駅|後述]])を利用する。また、京王線のつつじヶ丘行と桜上水行の各最終列車は新線から発車し、終電間際の時間帯には、駅員が「終電は新線です!」と叫ぶ姿もよく見られる。京王の初電から数本(高尾山口行)も新線新宿駅から発車する。<br />
<br />
西口での乗降時の[[パスネット]]の乗車駅表示は「京王新宿(最低金額、2007年現行120円のため12)」、降車駅表示は「KO宿」となっている。<!--中央東口で出入りした場合は別表記--><br />
<br />
==== のりば ====<br />
{| border="1" cellspacing="0" cellpadding="3" frame="hsides" rules="rows"<br />
<br />
|-<br />
|'''1'''<br />
|<span style="color:deeppink">■</span>京王線<br />
|各駅停車<br />
|[[笹塚駅|笹塚]]・[[明大前駅|明大前]]・[[調布駅|調布]]・[[多摩センター駅|京王多摩センター]]・[[橋本駅 (神奈川県)|橋本]]・[[京王八王子駅|京王八王子]]方面<br />
<br />
|-<br />
|'''2'''<br />
|<span style="color:deeppink">■</span>京王線<br />
|急行・快速・各駅停車<br />
|笹塚・明大前・調布・京王多摩センター・橋本・京王八王子・[[高尾山口駅|高尾山口]]方面<br />
<br />
|-<br />
|&nbsp;<br />
|colspan=3|降車専用ホーム<br />
<br />
|-<br />
|'''3'''<br />
|<span style="color:deeppink">■</span>京王線<br />
|特急・準特急・急行・通勤快速<br />
|笹塚・明大前・調布・京王八王子・高尾山口・[[多摩動物公園駅|多摩動物公園]]方面<br />
<br />
|}<br />
<br />
==== 備考 ====<br />
実際は3番線からの橋本行や1番線からの高尾山口行など案内掲示板には明記されていないなど一部異なるのりばから発車する電車もある。また、種別に関しては日中以降のものである。<br />
<br />
京王線ホームからは全列車が初台と幡ヶ谷の両駅を通過する(案内サインに掲出)。<br />
<br />
2線同時に進路が開通している(第1出発信号機が注意または警戒を現示する)状態が頻繁に見られるが、これは第2出発信号機が駅から離れた両渡り分岐の手前にあり、そこまでは進むことができるという意味である。実際のダイヤ設定では行われないが、理論上は1番線または2番線からと3番線からとの同時出発が可能である。<br />
<br />
==== コンコース ====<br />
京王線の改札口はすべて地下にある。頭端部から階段を上ると西口地下広場への出口専用の広場口改札である。また別の階段から朝ラッシュ時専用の出口専用臨時口改札がある(階段の手前のシャッターの開閉により、7:10~9:00のみ利用可。)この頭端部から降車専用を含む1~3番線各ホーム相互で段差のない移動が可能である。<br />
<br />
中央の階段を上がると南北に分かれ、北が京王西口(桃色)、南が京王百貨店口(紺色)であり、両者を区別するために京王のコーポレートカラー2色に塗り分けられている。京王百貨店口はJR中央西口改札口に隣接し、東隣にJR連絡口と中央東口への中間改札口(自動改札機の色が黄色)があり、JR連絡通路を続くとJRの中央通路に出る。この様にJR改札内を通って中央東口改札口から出入りする事ができ、JR駅東側への出入りはこの方法が早い。<br />
<br />
南寄りの階段を上がるとルミネ口改札口で、新宿ルミネ1の地下2階である。JRのルミネ口(新宿ルミネ2)とは別の建物で、1階以外ではつながっていない。階段を上がるとJRと小田急の南口に建物から出ずに行く事ができる。なお、ルミネ口とホームを結ぶ階段とエスカレータは乗車ホームのみにある。なお、ルミネ口の発車標はリニューアル工事の時に使われていた液晶型のものが引き続き使われている。<br />
<br />
3番線南端より連絡通路を通ると[[新線新宿駅]]に抜ける。この連絡通路には階段があり、下りて上るという風になっている。<br />
<br />
トイレは3番線の乗車ホーム北寄りにあり、「だれでもトイレ」を併設している。男性用と女性用・だれでもトイレの入口は離れた位置に設置されている。<br />
<br />
エレベーターは京王西口・京王百貨店口階と3番線の乗車ホームを結ぶ。他のホームでも頭端部を経由して3番線の乗車ホームへ移動する事で利用可能である。<br />
<br />
エスカレータは各乗車ホームと北側が京王西口・京王百貨店口階、南側がルミネ口を結ぶ。北側は各ホーム片方向1本ずつで2ホーム両方向合計4本(ただし朝ラッシュ時には改札階→3番線乗車ホームを運転せず3番線乗車ホーム→改札階方向で2本運転)、南側は各ホーム1本ずつで時間帯により向きが変わる片方向運転となる。<br />
<br />
以前は、ドアの数や両数により乗車位置を黄色の8番や緑の7番などと案内していたが、当駅発着のほとんどの列車が4つドアとなった頃の駅リニューアルで先発などのものに置き換えられた。現在、降車専用ホームには4つドアのドア位置を除き柵が設置されている。<br />
<br />
改札階の発車標は1~3番線の列車が先発から5番目までの発車時刻・種別・行先・のりば・備考が表示されている。以前は1・2番線用と3番線用で別の案内となっており、それぞれの先発から3台の種別・行先などが表示され、その下にそれぞれの先発列車の停車駅が表示されていた。橋本行きの特急があった頃のその運転時間帯には、停車駅の下に「特急橋本ゆきは2番線から発車します」という案内が表示されていた。<br />
<br />
降車専用ホームにある電車接近装置には、他にはない「電車にご注意ください」という表示がなされている。<br />
<br />
かつては西側にも中地階通路があったが、駅リニューアル時に閉鎖されている。<br />
<br />
=== 京王電鉄(京王新線)・東京都交通局(都営地下鉄新宿線) ===<br />
詳細は''[[新線新宿駅]]''を参照。<br />
<br />
JR新宿駅南口の西側、甲州街道の地下5階にある。京王新線と都営新宿線は[[直通運転|相互直通運転]]を行っているため、ホームを共有する。当駅は京王電鉄が管理しているため、コンコースの方面案内板や駅名標、その他掲示物は同社のフォーマットになっている(ただし改札内に東京都交通局系の売店が、改札外に東京都交通局の定期券うりばがある)。<br />
<br />
東西に伸びる1面2線の島式ホームを持ち、京王線新宿駅とは改札内でつながっているため、番線が京王と都営で通し番号になっているが、この2路線と京王線はそれぞれ離れているため、[[新線新宿駅]]と案内されている。なお、都営の駅と東京メトロの駅とは接続していない([[#地下鉄各線新宿駅と接続|後述]])。<br />
<br />
先述の通り、京王の終電2本(つつじヶ丘行・桜上水行)と初電からの数本(高尾山口行)はここから発車するので注意が必要である。<br />
<br />
==== のりば ====<br />
{| border="1" cellspacing="0" cellpadding="3" frame="hsides" rules="rows"<br />
<br />
|-<br />
|'''4'''<br />
|<span style="color:deeppink">■</span>京王新線<br />
|[[初台駅|初台]]・[[幡ヶ谷駅|幡ヶ谷]]・[[笹塚駅|笹塚]]・[[明大前駅|明大前]]・[[調布駅|調布]]・[[橋本駅 (神奈川県)|橋本]]方面<br />
<br />
|-<br />
|'''5'''<br />
|[[ファイル:Subway TokyoShinjuku.png|15px|新宿線]] 都営新宿線<br />
|[[市ケ谷駅|市ヶ谷]]・[[九段下駅|九段下]]・[[神保町駅|神保町]]・[[大島駅 (東京都)|大島]]・[[本八幡駅|本八幡]]方面<br />
<br />
|}<br />
<br />
==== 備考 ====<br />
早朝と深夜の京王新線の新線新宿始発(折り返し列車)は5番線ホームから発車する。また初台寄りに引き上げ線があり、都営新宿線の新宿折り返し列車が入線する。<br />
<br />
==== コンコース ====<br />
東寄りの階段またはエスカレータを乗り継ぐと地下1階で、ここに京王新線口改札口があり、[[京王モール]]の南の地下広場に出る。改札手前の北寄りに京王線の3番線乗車ホームに抜ける通路とトイレがある。また地下4階から大江戸線ホームに抜ける連絡通路がある。そしてホームから西寄りの階段を上がると地下1階に新都心口改札口がある。<br />
<br />
トイレは京王新線口北寄りの京王線3番線乗車ホームへの通路の脇にあるが、車椅子などでの利用には対応していない。改札外の京王新線口と新都心口をつなぐ連絡通路(フレンテ新宿)には車椅子などでの利用に対応したトイレが設置され、併設された多機能トイレに[[ウォシュレット|温水洗浄便座]]が設置されている。<br />
<br />
エレベーターは改札内と改札外を直結するものとホーム・大江戸線連絡通路([[#都営地下鉄(大江戸線)|後述]])・京王新線口を改札内で結ぶものの2基がある。このうち前者は係員の付き添いがないと利用する事ができない。エスカレータは新都心口途中地下4階→ホーム(地下5階)がない他は改札とホームの間のみを移動する。<br />
<br />
定期券売り場は[[2006年]][[6月]]まで京王と都営で共用していたが、翌[[7月]]から別々になった。<br />
<br />
=== 東京都交通局(都営地下鉄大江戸線) ===<br />
京王新線と都営新宿線の駅からさらに南にかけてある、都道の地下7階に南北に伸びる1面2線のホームがある地下駅。のりばの番号は京王線・京王新線・都営新宿線の駅からの連番となる。<br />
<br />
建設に際し、ホーム階はシールドトンネルで、上層階は開削工法で施工された。<br />
<br />
[[1997年]][[12月19日]]に[[練馬駅]]から当駅まで延伸開業した時は、[[都庁前駅]]から単線並列運転を行っていたが、[[2000年]][[4月20日]]の[[国立競技場駅]]延伸時に複線運転に移行された。<br />
<br />
==== のりば ====<br />
{| border="1" cellspacing="0" cellpadding="3" frame="hsides" rules="rows"<br />
<br />
|-<br />
|'''6'''<br />
|[[ファイル:Subway TokyoOedo.png|15px|大江戸線]] 都営大江戸線<br />
|[[六本木駅|六本木]]・[[大門駅 (東京都)|大門]]方面<br />
<br />
|-<br />
|'''7'''<br />
|[[ファイル:Subway TokyoOedo.png|15px|大江戸線]] 都営大江戸線<br />
|[[都庁前駅|都庁前]]・[[光が丘駅|光が丘]]方面<br />
<br />
|}<br />
<br />
==== コンコース ====<br />
ホームの北側から階段やエスカレータで上がると地下1階に改札Bがあり、京王新線口と相対する。そこから南寄りにもエスカレータがあり、地下4階から都営新宿線と京王新線のホームへ連絡している。<br />
<br />
ホーム中央から上がると地下3階に改札Cがあり、[[新宿マインズタワー]]などへの出口となる。さらに地下2階に改札Aがあり、京王新線口の南隣である。なお、改札外と大江戸線ホームの間の移動は「大江戸線のりば」と書かれた改札Bを経由するより、それと相対する「京王新線のりば」を通り改札内地下4階にある「大江戸線連絡通路」を使った方が近い。この連絡通路には中間改札が設置可能な構造になっていて、[[自動精算機]]などを置くスペースも用意されているが、都営線同士の乗り換えを考慮して未設置である。このスペースは[[1998年]]末に[[ICカード]]システムの実証実験を行った際にICカードの積み増し機を設置した事がある。改札内で行き来ができるので、大江戸線の改札口から京王線に乗る事も可能である。そのため、乗降時のパスネットの乗車駅表示は「都 新宿12」(都営地下鉄の初乗り運賃ではなく京王の初乗り運賃が引かれる)、降車駅表示は「TO宿」となっている。<br />
<br />
トイレは地下4階にある。エレベーターはホーム(地下7階)~地下4階~改札C階を結ぶ他、エスカレータのみでホーム階と改札Cの間の移動が可能である。<br />
<br />
=== 東京地下鉄 ===<br />
JR新宿駅の北側付近から[[新宿通り]]に掛けての地下2階に、東西に伸びる1面2線の島式ホームがある地下駅。西新宿方に引き上げ線があり、当駅始発・終着で池袋方面の電車が運行されている。<br />
<br />
JR・小田急・京王の駅と[[新宿西口駅]]([[都営地下鉄大江戸線|都営大江戸線]])・[[西武新宿駅]]([[西武新宿線]])と接続しているが、都営新宿線の新宿駅とは接続していない。<br />
<br />
==== のりば ====<br />
{| border="1" cellspacing="0" cellpadding="3" frame="hsides" rules="rows"<br />
<br />
|-<br />
|'''1'''<br />
|[[ファイル:Subway TokyoMarunouchi.png|15px|丸ノ内線]] 丸ノ内線<br />
|[[中野坂上駅|中野坂上]]・[[荻窪駅|荻窪]]・[[中野富士見町駅|中野富士見町]]方面<br />
<br />
|-<br />
|'''2'''<br />
|[[ファイル:Subway TokyoMarunouchi.png|15px|丸ノ内線]] 丸ノ内線<br />
|[[赤坂見附駅|赤坂見附]]・[[銀座駅|銀座]]・[[大手町駅 (東京都)|大手町]]・[[池袋駅|池袋]]方面<br />
<br />
|}<br />
<br />
==== コンコース ====<br />
ホームの東西の端に地下1階への階段があり、それぞれに改札口がある。改札を出ると自由通路([[メトロプロムナード]])となっていて、東は[[新宿三丁目駅]]までつながっている。東側の改札口はJR東口と[[サブナード]]が近く、西側の改札口はJR・小田急・京王線の西口、西口地下広場とバスターミナルに連絡している。東側の改札付近と西側の改札付近の間は早朝・深夜は通り抜ける事ができない。<br />
<br />
エレベーターとエスカレータは東側にあり、改札階とホーム階を結ぶが、エスカレータは改札階方向だけである。<br />
<br />
トイレは改札外に2か所ある。<br />
<br />
==== 備考 ====<br />
液晶型の発車標が当駅で唯一両方向のみ設置されていた。<br />
<br />
1番線の接近放送の最後に「中野富士見町、方南町方面は、中野坂上でお乗り換えです。」という放送がされる。[[西新宿駅]]開業以前までは「中野富士見町、方南町方面は、次の中野坂上でお乗り換えです。」だったが、同駅開業後に一旦省略し、発車標更新時に現在の放送様式となった。<br />
<br />
[[都営地下鉄大江戸線]]の[[新宿西口駅]]が開業した後は、「新宿西口接続都営大江戸線はお乗り換えです」という案内放送を行っている。<br />
<br />
[[2006年]][[10月]]にホームドアを設置すると共に発車ブザーを線路側に移設した。[[ワンマン運転]]開始までは[[茗荷谷駅]]や[[後楽園駅]]とは違い、こちらは混雑時に発車ブザーを鳴らしている。<br />
<br />
=== 地下鉄各線新宿駅との接続 ===<br />
当駅において小田急、京王、都営地下鉄、東京地下鉄の相互間で乗り継ぎ割引が適用される場合があるが、連絡する事業者によって割引の有無が異なるので注意が必要である。<br />
<br />
東京地下鉄丸ノ内線新宿駅と都営地下鉄新宿線・大江戸線新宿駅は両駅間の距離が遠く接続していないため、乗り継ぎ割引は適用されないが、丸ノ内線と新宿線の乗り換えは[[新宿三丁目駅]]<!-- (或いは[[淡路町駅]]⇔[[小川町駅 (東京都)|小川町駅]]) -->で、丸ノ内線と大江戸線の乗り換えは都営[[新宿西口駅]]<!-- (或いは[[中野坂上駅]]・[[後楽園駅]]⇔[[春日駅 (東京都)|春日駅]]・[[本郷三丁目駅]]) -->でそれぞれ行えば乗り継ぎ割引(70円)が適用される。[[パスネット]]や[[PASMO]]・[[Suica]]で乗り換える場合、30分を過ぎると新たに乗り換え先の駅からの運賃が減額されてしまうので、注意が必要である。<br />
<br />
== 利用状況 ==<br />
* '''JR東日本''' - 1日平均乗車人員 757,013人(2006年度、JR東日本の駅の中で第1位〈[http://www.jreast.co.jp/passenger/index.html]〉。)<br />
* '''小田急電鉄''' - 1日平均乗降人員 490,081人(2006年度、小田急電鉄の駅の中で第1位〈[http://www.odakyu.jp/company/about/jyokou.html]〉。)<br />
* '''京王電鉄''' - 1日平均乗降人員 726,653人(2006年度、京王電鉄の駅の中で第1位、JRを除く日本の駅の中でも第1位である〈[http://www.keio.co.jp/traffic/train/joukou/index.html]〉。)<br />
* '''東京都交通局''' - 1日平均乗降人員 360,403人(2006年度、両線合わせて都営地下鉄の駅の中で第1位〈[http://www.kotsu.metro.tokyo.jp/subway/kanren/passengers.html]〉。) <br />
** 都営地下鉄新宿線 - 1日平均乗車人員 124,939人・1日平均降車人員 117,970人、1日平均乗降人員計 242,909人。<br />
** 都営地下鉄大江戸線 - 1日平均乗車人員 58,830人・1日平均降車人員 58,664人、1日平均乗降人員計 117,494人。<br />
* '''東京地下鉄''' - 1日平均乗降人員 238,494人(2006年度、東京地下鉄の駅の中で第5位〈[http://www.tokyometro.jp/corporate/data/jinin/index.html]〉。)<br />
<br />
'''利用状況の推移'''<br />
<br />
* 京王電鉄<br />
** 2005年度:719,946人<br />
** 2000年度:690,687人<br />
** 1995年度:684,406人<br />
** 1990年度:660,765人<br />
** 1985年度:583,170人<br />
** 1980年度:524,186人<br />
** 1978年度:502,559人(京王新線開業年度)<br />
** 1975年度:469,264人<br />
** 1970年度:421,910人 <br />
** 1965年度:328,777人<br />
** 1960年度:219,890人<br />
** 1955年度:146,525人<br />
** 1948年度:85,900人(京王帝都電鉄発足年度)<br />
<br />
1978年度以降の数値は、京王線および京王新線の合算値である。<br />
<br />
* 京王線-都営新宿線直通<br />
** 1995年度:107,666人<br />
** 1990年度:107,101人<br />
** 1985年度:87,275人<br />
** 1980年度:51,627人<br />
<br />
京王線・都営新宿線相互直通運転は、1979年度からであるが、1980年3月16日に開始したため、1979年度の数値は算出されていない。<br />
<br />
== 駅周辺 ==<br />
周辺はビジネス・ショッピング街やその他アミューズメントといった様々なものが集中し、それらの利用客が多く、[[東京駅]]などと比べれば華やいだ雰囲気を持つ。路線も[[東京都]]多摩地域、[[神奈川県]]北西部、[[埼玉県]]南部といった[[ベッドタウン]]などへ足を延ばしているため、非常に多くの旅客が利用する駅になっている。また、首都の玄関口の一つでもある。<br />
<br />
ただ、[[甲州街道]]([[国道20号]])の[[跨線橋]]の架け替え工事終了後には新宿南口センタービル(仮称)と現東口のルミネエストビルの建て替えのための200m級の[[超高層ビル]]建設の2棟の建設計画がある。<br />
<br />
[[新宿]]と[[西新宿]]も参照の事。<br />
<br />
=== 西側 ===<br />
'''西口'''(JR・小田急・京王)、'''中央西口'''([[東日本旅客鉄道|JR]])、'''京王百貨店口'''([[京王電鉄|京王]])、'''広場口'''(京王)、'''A10~A18・B14~B18'''(東京地下鉄)<br />
<br />
出口や改札口の名称に関わりなく俗に「西口」と呼ばれる事が多い。丸ノ内線の駅の地上出入口はJR・小田急・京王の各線の駅の各西口・中央西口改札口の改札外コンコースとつながっているので、事実上それらの鉄道線の駅の地上側出入口でもある([[#その他の出口|後述]]を参照の事)。また、西口の駅前バスターミナルの近くではよく選挙活動などの政党・政治団体による演説が行われている。<br />
* 新宿駅西口地下広場<br />
* 小田急百貨店新宿店 - JRと小田急の西口と一体<br />
* 小田急ハルク<br />
** ビックカメラ<br />
* 京王百貨店新宿店 - 京王線の駅と一体<br />
* 新宿高層ビル群<br />
* 新宿新都心<br />
* [[:Wiki:東京都庁舎|東京都庁]]<br />
* 工学院大学<br />
* 新宿高速バスターミナル(主に[[中央自動車道]]方面の高速バス)<br />
* ヨドバシカメラ<br />
* 新宿西口駅(都営地下鉄大江戸線)<br />
* 新宿西口献血ルーム<br />
* 青梅街道(東京都道・埼玉県道4号東京所沢線・東京都道5号新宿青梅線)<br />
<br />
=== 東側 ===<br />
'''東口'''(JR)、'''中央東口'''(JR・小田急・京王)、'''A8~A9・B12~B13'''(東京地下鉄)<br />
<br />
出口や改札口の名称に関わりなく俗に「東口」と呼ばれる事が多い。新宿サブナード(地下街)を経由していくと西武新宿駅に出られる。<br />
<br />
{|<br />
<br />
|valign=top|<br />
'''新宿三丁目方面'''<br />
* スタジオアルタ<br />
* 紀伊國屋書店新宿本店<br />
* マルイシティ新宿<br />
* 新宿三越アルコット<br />
** ジュンク堂書店新宿店<br />
* 伊勢丹新宿本店<br />
* ルミネエスト新宿<br />
* メトロプロムナード(新宿三丁目駅方面)<br />
* 新宿サブナード(地下街)<br />
* 新宿通<br />
* 新宿二丁目<br />
* ムサシノ通<br />
|valign=top|<br />
'''歌舞伎町方面'''<br />
* 新宿区役所<br />
* 花園神社<br />
* 新宿ゴールデン街<br />
* 西武新宿駅(西武新宿線)<br />
* 新宿プリンスホテル<br />
* 西武新宿PePe<br />
* 東京都道302号靖国通り<br />
* 大久保病院<br />
* 東新宿駅(都営地下鉄大江戸線、東京地下鉄副都心線)<br />
<br />
|}<br />
<br />
=== 南側 ===<br />
'''南口'''(JR・小田急)、'''A1'''(都営地下鉄大江戸線)<br />
<br />
甲州街道新宿陸橋上の小田急とJR東日本の出口で、東西に出られる。都営地下鉄大江戸線出口は、南西側のマインズタワー前にある。<br />
* [[ルミネ|ルミネ・ルミネ2]]<br />
** [[ルミネtheよしもと]]<br />
* 東日本旅客鉄道本社<br />
* 小田急電鉄本社<br />
* [[JR東京総合病院]]<br />
* [[新宿サザンテラス]]<br />
* [[新宿マインズタワー]]<br />
* [[サンルートホテルチェーン|サンルートプラザ新宿]](旧サンルート東京)<br />
* [[甲州街道]]([[国道20号]])<br />
<br />
; 東南口(JR)、JRルミネ口(南口跨線橋)<br />
* [http://www.flagsweb.jp/index.html 新宿flags]([[タワーレコード|TOWER RECORDS]]など)<br />
* ルミネ<br />
* [[大塚家具]]新宿ショールーム<br />
<br />
'''JR新南口'''<br />
<br />
JR東日本専用の改札口および出口で、南口とは甲州街道新宿陸橋を挟んで南側、JR線の東側にある。<br />
* JR[[高速バス]]のりば<br />
* [[甲州街道]]([[国道20号]])<br />
* [[タカシマヤタイムズスクエア]] - [[高島屋]]新宿店、[[東急ハンズ]]新宿店<br />
* [[紀伊國屋書店]]新宿南店<br />
* [[ウインズ]]新宿<br />
* 新宿駅南口[[郵便局]]<br />
* [[公務員]]住宅<br />
* [[代々木駅]]<br />
* ビジネス[[ホテル]]群<br />
<br />
'''JRサザンテラス口'''<br />
<br />
こちらもJR東日本専用の改札口および出口で、甲州街道新宿陸橋を挟んで南側、JR線の西側(つまり南西側)にある。都営地下鉄大江戸線のA1出口は南西側のマインズタワー前にある。新宿サザンテラスは新宿陸橋から南へ約200m付近でJR線を東西に跨ぎ、東側のタカシマヤタイムズスクエアとつながる。<br />
* 東日本旅客鉄道本社<br />
* 小田急電鉄本社<br />
* [[JR東京総合病院]]<br />
* [[新宿サザンテラス]]<br />
* [[新宿マインズタワー]]<br />
* サンルートプラザ新宿(旧サンルート東京)<br />
* [[甲州街道]]([[国道20号]])<br />
<br />
=== 東京地下鉄丸ノ内線の出入口 ===<br />
丸ノ内線の駅の地上出入口はJR線の北側にある。東西にそれぞれ丸ノ内線の改札口があり、東側の各出口(新宿通り)と西側の各出口(西口広場)に大別できる。東西の各出口間は地下通路「[[メトロプロムナード|プロムナード]]」で改札外がつながる。各出入口はJR・小田急・京王の各線の西口と中央東口改札口およびJRの中央西口(出口)と東口改札口の改札外とつながっているため、事実上JR・小田急・京王の各線の駅の地上出入口としても使用できる。<br />
<br />
[[新宿三丁目駅]]と地下道(メトロプロムナード)でつながっているので、同駅と出口番号が連続している。[[紀伊國屋書店]]方面(B9・B8・B7・B6など)は新宿三丁目駅を参照の事。新宿三丁目駅A1出口と都営地下鉄新宿駅のA1出口と混同しない様本項では注意が必要である。また、[[都営地下鉄大江戸線]]の[[新宿西口駅]]とも改札外でつながっているが、西側の改札口が近く、同駅に属する各地上出入口も共通で利用できる。さらに[[西武新宿駅]]と地下街「[[新宿サブナード]]」を介してつながってはいるものの、A9、B13出口などから地上に出た方が早い事がある。<br />
<br />
'''[[新宿通り]]にある出入口'''(JR線東側)<br />
* A6 [[中村屋]]<br />
* A7 タカノ<br />
* A8 [[ルミネエスト新宿]]、JR線東口方面<br />
* A9 ルミネエスト新宿、JR線東口方面<br />
* B9 [[丸井|マルイ]]ヤング<br />
* B10 [[新宿サブナード|サブナード]]([[西武新宿駅]]方面)<br />
* B11 新宿富士ビル([[みずほ銀行]])、[[歌舞伎町]]方面<br />
* B12 三井住友銀行新宿ビル([[三井住友銀行]])、[[青山商事|洋服の青山]]<br />
* B13 [[スタジオアルタ]]、[[はとバス]]東口乗り場、歌舞伎町、西武新宿駅、[[プリンスホテル#国内チェーンホテル一覧|新宿プリンスホテル]]、西武新宿[[PePe]]方面<br />
** C番は新宿三丁目駅を参照<br />
<br />
'''西口広場付近にある出入口'''(JR線西側)<br />
* A10 [http://www.subway-bld.co.jp/com/shinjyuku/index.html メトロ食堂街]、小田急百貨店方面<br />
* A11 メトロ食堂街<br />
* A12 JR西口、小田急西口、京王線西口方面<br />
* A13 新宿駅地下駐車場<br />
* A14 JR西口、小田急西口、京王線西口方面<br />
* A15 小田急百貨店<br />
* A16 [[新宿駅西口地下広場]]、小田急百貨店<br />
* A17 新宿駅西口地下広場<br />
* A18 [[新宿エルタワー]]、[[新生銀行]]、[[損保ジャパン本社ビル|損保ジャパンビル]]、[[伊予銀行]]方面<br />
* B14 メトロ食堂街<br />
* B15 JR西口、小田急西口、京王線西口方面、新宿パレット<br />
* B16 小田急百貨店別館ハルク([[小田急ハルク]])<br />
* B17 新宿駅西口35(小田急ハルク前[[#西口ターミナル|小田急系高速バス]]乗り場)・36番バス乗り場<br />
* B18 小田急百貨店別館ハルク(小田急ハルク)<br />
<br />
=== 京王新線・都営地下鉄の出入口 ===<br />
地下駅である京王新線と都営地下鉄の地上出入口は、[[甲州街道]]のJR線より西側、JRと小田急の駅の南西側にある(ただしA1出口は甲州街道西新宿1丁目交差点より約200m南のマインズタワー地下にある)。京王線~京王新線・都営新宿線~都営大江戸線は改札内移動が可能である。<br />
<br />
京王新線と都営地下鉄の2~8出口は、小田急・JRの南口改札外と「ルミネ1」を介してつながっている。また、大江戸線C改札口を除く改札外フロアは「[[京王モール]]」を介してJR・小田急・京王の各線の西口・中央地下西口、新宿高速バスターミナルとつながっている。<br />
<br />
'''甲州街道のJR線より西側にある出入口'''<br />
* 1 ルミネ、新宿ミロード<br />
* 2 新宿サザンテラス、JR新宿ビル<br />
* 3 [[ファーストキッチン]]<br />
* 4 新宿駅南口[[郵便局]]方面<br />
* 5 新宿スカイビル、[[ソフマップ]]方面<br />
* 6 [[ヤマハリビングテック]]新宿ショールーム方面<br />
* 7 [[本間ゴルフ]]、[[国民生活金融公庫]]、[[新銀行東京]]方面<br />
* 8 [[全労済]]ホールSPACE ZERO、[[通販生活|カタログハウス]]方面<br />
地下歩道連絡口は、[[東京都庁舎|東京都庁]]、[[京王プラザホテル]]方面に連絡する。<br />
<br />
'''マインズタワー方面'''<br />
* A1(大江戸線C改札口専用出入口) 新宿マインズタワー、JR東京総合病院、JR東日本本社ビル、ホテルセンチュリーサザンタワー方面<br />
{{Wikitravelpar|東京/新宿}}<br />
<br />
== バス ==<br />
駅周辺には多くの路線バスや[[高速バス]]が発着する。ただし、新宿は各方面に成熟した鉄道網が形成されている事から、一般路線バスについては系統数・利用者数共都内の主要駅の中で必ずしも上位にある訳ではない。また、高速バスは主として西方面([[中央自動車道]])へ伸びる東京有数のターミナルとなっているが、乗降場所がいくつかに分散されている。<br />
<br />
=== 一般路線バス ===<br />
一般路線バスのターミナルは西口に集中している。駅の東側へ運行する路線であっても西口を起点としており、東口側には「新宿駅東口」や「[[歌舞伎町]]」などの停留所を設けて停車する。この他、新南口から200m程離れた[[明治通り]]上に「新宿四丁目」停留所があり、[[池袋]]方面と[[渋谷駅]]を結ぶ[[都営バス早稲田営業所|池86系統]]が停車する。<br />
<br />
東京で最初に走ったバス路線は、[[1913年]]に開通した京王の新宿~笹塚間である。当駅周辺を最初に走ったバスもこれという事になるが、この路線は[[京王線]]の鉄道未通区間を暫定的に連絡する目的のものであったため、[[1915年]]に当該区間の鉄道が開通すると入れ替わりに廃止となっている。<br />
<br />
バスが本格的に普及し始めるのは関東大震災前後から昭和の始め頃にかけてであり、当駅周辺ではこの頃に[[東京地下鉄道|東京乗合自動車]](通称青バス、後に市営に統合)が[[青梅街道]]・[[新宿通り]]方面へ、東京市が新宿通り方面へ、万歳自動車(甲州街道乗合自動車に改称された後に京王電気軌道が買収)が[[甲州街道]]方面へ、関東乗合自動車が小滝橋通り方面へとそれぞれバスを走らせている。<br />
<br />
戦後はこれらをベースとする都営・京王・関東バスの他、相互乗り入れの形で小田急・西武バスが当駅への乗り入れを開始した。また一時は東急も同様に3路線を乗り入れていたが、昭和50年代半ばまでに撤退している。<br />
<br />
==== 東京都交通局(都営バス) ====<br />
[[東京都交通局]]の[[都営バス]](以下、都バス)の路線は、上記の通り旧東京市営バスに青バス路線と京王電気軌道の山手線以内の路線(牛込方面)を承継したのが基礎となっているが、戦後になって郊外に向けて大幅に路線延長を行った。<br />
<br />
現在の都バスの行先は様々であり、短距離のものでは都庁循環、早稲田、東京女子医大、三宅坂、長距離では王子駅、駒沢陸橋(かつては[[大森駅]]まで)、練馬車庫(桜台)、品川駅(品川車庫)などがある。<br />
<br />
都バスの当駅乗り入れ路線は、[[都営地下鉄大江戸線]](12号線)の開通に際して行われたバス路線の再編によって大幅に縮小された。[[1997年]][[12月19日]]の当駅~練馬間開通時に[[都営バス練馬支所#新江62系統|宿62系統]]:[[大泉学園駅]]行、[[2000年]][[12月12日]]の全線開通時には[[都営バス新宿分駐所#田70系統|田70系統]]:[[田町駅 (東京都)#東口|田町駅東口]]行、[[都営バス新宿分駐所#秋76系統|秋76系統]]:[[秋葉原駅]]東口行、[[都営バス深川営業所#都03系統|都03系統]]:[[晴海埠頭]]行などの行先が廃止・短縮により姿を消している。<br />
* [[都営バス新宿分駐所#C・H01系統|C・H01系統]]:[[都庁]]循環<br />
* [[都営バス練馬支所#白61系統|白61系統]]:[[都営バス練馬支所|練馬車庫]]行<br />
* [[都営バス新宿分駐所#宿74系統|宿74系統]]:[[国立国際医療センター]]経由[[東京女子医科大学|東京女子医大]]行、中央公園経由[[都営バス新宿分駐所|新宿車庫]]行<br />
* [[都営バス新宿分駐所#宿75系統|宿75系統]]:抜弁天経由[[東京女子医科大学|東京女子医大]]行・[[三宅坂]]行、[[西参道]]経由新宿車庫行<br />
* [[都営バス早稲田営業所#早77系統|早77系統]]:[[都営バス早稲田営業所|早稲田]]行<br />
* [[都営バス杉並支所#王78系統|王78系統]]:[[王子駅]]行<br />
* [[都営バス杉並支所#宿91系統|宿91系統]]:駒沢陸橋行<br />
* [[都営バス杉並支所#品97系統|品97系統]]:[[品川駅#高輪口|品川駅]]行<br />
<br />
==== 関東バス・ケイビーバス ====<br />
[[関東バス]]および系列の[[ケイビーバス]]は、[[小滝橋通り]]を大久保方面に運行し、[[大久保通り]]を中野方面、[[早稲田通り]]を中野方面(以上関東バス)、下落合・戸山方面(ケイビーバス)の3方向に分かれる。停留所名は、他の各社が「新宿駅西口」としているのに対して、この2社は「新宿西口」であり、「駅」が付かない。<br />
* [[ケイビーバス#椎名町線|宿02系統]]:[[関東バス丸山営業所|丸山営業所]]行<br />
* [[関東バス阿佐谷営業所#野方線|宿05系統]]:[[野方駅|野方]]行<br />
* [[関東バス阿佐谷営業所#新宿線|宿07系統]]:[[関東バス阿佐谷営業所|阿佐谷営業所]]行<br />
* [[関東バス阿佐谷営業所#新宿線|宿08系統]]:[[中野駅 (東京都)|中野駅]]行<br />
<br />
==== 京王電鉄バス・京王バス東 ====<br />
京王系の[[京王電鉄バス]]と[[京王バス東]]の沿革は、上記の甲州街道自動車を源流とする京王電気軌道系のバスと[[東京急行電鉄|東京横浜電鉄]]系のバスの2系統がある。京王電気軌道系は現在の当駅周辺の路線網の源流である。これに対し、東横系は当駅には乗り入れなかったものの、中野地区や永福町周辺の路線の路線網の源流となっている。<br />
<br />
京王のバスは、[[方南通り]]を経由して杉並方面、[[水道道路]]・[[中野通り]]を経由して中野方面、参宮橋を経由して渋谷方面に運行するものが主である。この他、新都心における短距離路線にも力を入れており、後からC・H01(都庁循環)系統に参入した他、100円ワンコイン運賃のS01(新都心循環)系統を[[2003年]][[4月]]に開設した。<br />
<br />
戦前は、京王線に並行して甲州街道を運行するものが主であったが、戦後になって事業エリアの変化や新道の開通により、独自性の高い方南通りや水道道路を運行する路線が増えていった。<br />
* [[京王バス東・永福町営業所#都庁線|C・H01系統]]:都庁循環<br />
* [[京王バス東・中野営業所#新都心循環線|S01系統]]:新都心循環<br />
* [[京王バス東・永福町営業所#聖堂線|宿32系統]]:[[立正佼成会|佼成会聖堂普門館]]行<br />
* [[京王バス東・永福町営業所#方南線|宿33系統]]:[[永福町駅|永福町]]行<br />
* [[京王バス東・永福町営業所#渋谷線|宿51系統]]:[[渋谷駅]]行<br />
* [[京王バス東・中野営業所#宿41系統|宿41系統]]:[[京王バス東・中野営業所|中野車庫]]行<br />
* [[京王バス東・中野営業所#宿45系統|宿45系統]]:[[中野駅 (東京都)|中野駅]]行<br />
<br />
==== 小田急バス・小田急シティバス ====<br />
[[小田急バス]]の新宿駅乗り入れの歴史は浅い。元々[[武蔵野市]]と[[三鷹市]]に営業基盤を持っていた同社の前身、武蔵野乗合自動車が戦後に都営・京王との3社相互乗り入れによる武蔵境駅~東京駅線を開設して新宿へ足を伸ばしたもので、現在はその一部として残った新宿駅西口~武蔵境駅間を単独で運行している。この他、[[2000年]][[9月]]からは[[小田急シティバス]]がよみうりランドに至る路線を春と秋の季節限定で日曜・祝日のみ運行しているが、共に京王線との並行区間が多いため本数は少なく、特に後者は一般にほとんど知られていない。共に高速バスと同様に[[小田急ハルク]]前を発着する。<br />
* [[小田急バス吉祥寺営業所#新宿線|宿44系統]]:[[武蔵境駅]]南口行<br />
* [[小田急シティバス#新宿~よみうりランド線|系統なし]]:[[よみうりランド]]行(季節運転)<br />
<br />
==== 西武バス ====<br />
[[西武バス]]の路線も同様に少なく、現在は以下の路線が乗り入れているだけである。都営が宿62系統を短縮した今、[[山手通り]]を東中野方面に向かう唯一の路線となっている。<br />
* [[西武バス練馬営業所|宿20系統]]:[[西武百貨店]]([[池袋駅|池袋駅東口]])行<br />
<br />
==== 東急バス ====<br />
[[東急バス]]は現在は乗り入れていないが、かつて3路線が乗り入れていた(このうち宿97は新宿駅東口発着であり、西口ターミナルへは乗り入れていない)。いずれも都営か京王との相互乗り入れによって新宿へ足を伸ばし、昭和50年代半ばまでに廃止もしくは短縮された。宿50は現在は閉鎖されている京王デパートと安田生命ビルの間にあったプラットホームに発着していた。<br />
<!-- * [[東急バス下馬営業所#野沢線|宿97系統]]:世田谷野沢行(1977年12月16日短縮、相互乗り入れ解消)<br />
* 宿50系統:[[目黒区]]役所行(1974年1月16日廃止)<br />
* [[東急バス下馬営業所#環七線|宿91系統]]:[[大森]]操車所行(1984年2月16日短縮、相互乗り入れ解消) --><br />
<br />
==== 発着路線の系統番号について ====<br />
都内を走るバス路線の系統番号は、漢字(原則 一部ひらがな・英文字)+数字の組み合わせから構成され、当駅発着路線を示す漢字記号として都営バスを除き「宿」が用いられる。また、数字部分は都営と民営各社で付け方のルールが異なり、以下の様になっている。<br />
<br />
都営バスは、都心から見て新宿方面(さらに西側も含む)に向かう路線に70番台を付けるルールがある(一部の特殊系統を除く)。このため、駅乗り入れ系統番号の多くも70番台である。漢字部分を「宿」とせずに着点側を示す漢字を用いる事により漢字+数字の組み合わせから発着点を把握できる様にしている。なお、新宿から練馬方面と城南地域へ向かう路線には、それらの地域を示す60番台や90番台を用いている。<br />
<br />
民営バスは原則として漢字記号に「宿」を使用し、都営との数字部分の重複を避けるため、00番台~50番台の間に収まっている。これは当駅を基準として方面別に以下の様に割り当てられている。<br />
* 宿00番台:小滝橋通り・大久保方面(関東バス・ケイビーバス)<br />
* 宿10番台:欠番<br />
* 宿20番台:山手通り・東中野方面(西武バス)<br />
* 宿30番台:十二社池の下・方南通り方面(京王)<br />
* 宿40番台:甲州街道方面および水道道路方面(小田急バス・京王) - 6号通そのものは通らない。<br />
* 宿50番台:副都心(十二社、ジュウニソウ)・参宮橋・渋谷方面(京王)<br />
* 宿60番台:[[都営バス練馬支所|現在では欠番]]<br />
* 宿70番台:東新宿・東京女子医大方面(都営バス)<br />
* 宿80番台:欠番<br />
* 宿90番台:東高円寺・新代田・駒沢陸橋方面(都営バス) - はとバス委託による運行。<br />
<br />
'''都バス系統'''<br />
* [http://www.kotsu.metro.tokyo.jp/bus_index.html 一覧]<br />
<br />
=== 高速バス ===<br />
高速バス路線は、西口の「[[新宿高速バスターミナル]]」、新南口のJRハイウェイバスのりば、西口バスターミナルの3カ所から発車している。[[首都高速道路4号新宿線|首都高速新宿線]]から[[中央自動車道]]方面に向かうものが多い。乗り場は会社・路線によって異なり、降車場所も異なる。高速バス乗り場は3つに大別できる。<br />
* 西口:新宿高速バスターミナル - 明治安田生命MY新宿第2ビル1階<br />
* 西口:西口バスターミナル - 乗り場の数が多く、乗り場によって駅出口が異なる。<br />
* 新南口:新南口JRハイウェイバスのりば<br />
<br />
==== 新宿高速バスターミナル ====<br />
[[中央高速バス]]を中心とした京王グループおよび共同運行会社のバスが発着する。詳細は[[新宿高速バスターミナル|当該項目]]を参照の事。<br />
<br />
==== 新南口JRハイウェイバスのりば ====<br />
新南口には[[ジェイアールバス関東|JRバス関東]]の新宿営業センターに併設されたターミナルがあり、[[JRバス]]各社と共同運行会社が発着する。[[東京駅のバスターミナル|東京駅八重洲南口]]のJRバスターミナルと共に、都内におけるJR高速バスの予約・発券を受け持つ窓口がある(中央高速バスのJRバス関東担当便と[[ジェイアール東海バス|JR東海バス]]の「[[渋谷・新宿ライナー静岡号]]」を除く。これらの路線は新宿高速バスターミナルに発着し、東京側の予約・発券業務も新宿高速バスターミナルで行われている。)。<br />
* [[中央道昼特急京都号]]・[[ドリーム京都号|中央ドリーム京都号・青春中央ドリーム京都号]]<br />
* [[東海道昼特急大阪号|中央道昼特急大阪号]]・[[ドリーム大阪号|中央ドリーム大阪号・青春中央ドリーム大阪号]]<br />
* [[ドリーム神戸号]]<br />
* [[ドリーム大阪号|ドリームなんば・堺号]]<br />
* [[ドリーム和歌山号]]<br />
* [[金沢エクスプレス号]]<br />
* [[ドリーム福井号]] 昼特急(福井)<br />
* [[中央ライナー (高速バス)|中央ライナー号]]・[[ニュードリーム名古屋号]]<br />
* [[駿府ライナー]] <br />
* [[みと号]]<br />
* [[新宿・東京 - 常陸太田線|新宿・東京~常陸太田]]<br />
* 新宿・東京~常陸大宮・''烏山''・大子(だいご)<br />
* [[マロニエ新宿号]]<br />
* [[もみじ号 (高速バス)|与一号]]<br />
* [[もみじ号 (高速バス)|もみじ号]]<br />
* [[もみじ号 (高速バス)|那須リゾートエクスプレス号]]<br />
* [[夢街道会津号]] <br />
* [[あぶくま号]]<br />
* [[ドリーム徳島・高知号|ドリーム徳島号]]<br />
* [[ドリーム高松・松山号|ドリーム高松号]] <br />
* 新宿~[[東京ディズニーリゾート]]<br />
* [[南アルプス号]]<br />
* [[上州名湯めぐり号]]<br />
* [[政宗号|政宗号・ドリーム政宗号]] <br />
* [[ドリームさくらんぼ号]] <br />
* [[いわみエクスプレス号]]<br />
* 新宿~[[伊香保温泉]]<br />
* 新宿~[[尾瀬]]戸倉・大清水<br />
<br />
==== 西口バスターミナル ====<br />
小田急系およびケイビーバスの一部とそれぞれの共同運行会社による高速バスは、西口バスターミナル内を発着する。<br />
<br />
小田急シティバスが運行する都市間高速バスは以下の通りであり、すべての路線が[[ハイアットリージェンシー東京]]前を起点とし、一般路線バスと同じ西口の小田急ハルク前(35番のりば〈駅B17出入口前〉)に停車する(ただし下記の岡山方面行は除く)。<br />
* [[フローラEX号]]・[[フローラEX号|フローラ号]]<br />
* [[エトワールセト号]] <br />
* [[パピヨン号]] <br />
* [[ブルーメッツ号]] <br />
<br />
ケイビーバスと小田急シティバスの高速路線のうち、豊橋・岡山方面の路線は他の路線と異なり、[[明治安田生命|MY新宿第2ビル]]前('''26・27番'''のりば)から発車する。<br />
* [[東京~岡山・倉敷線|ルミナス号]] <br />
* [[東京~岡山・倉敷線|マスカット号]] <br />
* [[新宿・豊橋エクスプレス ほの国号|ほの国号]]<br />
この他、[[小田急箱根高速バス]]が小田急ハルク前を起点に[[御殿場駅]]・[[箱根町|箱根]]方面への路線を運行している。<br />
<br />
=== 空港直通バス ===<br />
空港直通バスは、'''[[東京空港交通]]'''が'''京王百貨店前'''の乗り場から[[東京国際空港|羽田空港]]・[[成田国際空港|成田空港]]に向かう路線を運行している。<br />
<br />
=== 深夜急行バス ===<br />
以下の様な[[深夜バス|深夜急行バス]](深夜限定の路線バス)がある。<br />
* [[検見川浜駅]]・[[稲毛海岸駅]]・[[千葉駅]]行<br />
* [[町田バスセンター]]・[[相模大野駅]]・[[本厚木駅]]行<br />
* [[ミッドナイトアロー湘南]]<br />
* [[南大沢駅]]、[[八王子駅]]北口、[[府中駅 (東京都)|府中駅]]、[[国立駅]]行<br />
* [[三鷹駅]]行<br />
<br />
== 歴史 ==<br />
新宿駅という駅名は、[[江戸時代]]に甲州道中([[甲州街道]])の[[日本橋 (東京都)|日本橋]]と[[高井戸]]の間に新しく作られた宿駅である'''「内藤新宿」'''が由来となっている。<br />
<br />
[[新宿]]に鉄道の駅ができたのは、[[1885年]]に[[日本鉄道]]により赤羽~品川間の路線(現在の[[山手線|JR山手線]])が開設された時である。しかし、この時は新宿と言っても町外れに駅が設けられたためにほとんど利用がない事もあったと伝えられている。[[平日]]でも利用客はごくわずかで、雨の日など利用客が0人の時もあった。<br />
<br />
次いで、[[1889年]]に[[甲武鉄道]]によって立川までの路線(現・[[中央本線|JR中央本線]])が開設され、同年[[8月]]には八王子まで延長される事で賑う様になった。また、この頃に電車線用のプラットホームとして本来の新宿駅のプラットホームの他に、構内の大久保寄りの青梅街道付近にもプラットホームが設けられていた事がある。<br />
<br />
その後も私鉄の乗り入れは相次ぎ、[[1915年]]に京王電気軌道(現在の[[京王電鉄]])が南口の[[甲州街道]]上に、[[1923年]]には帝国電灯西武軌道線(後の[[都電杉並線]])が東口に、[[1927年]]には小田原急行鉄道(現在の[[小田急電鉄]])が西口にそれぞれ新宿駅を開業させている。<br />
<br />
京王線の新宿起点は、新宿駅ではなく新宿追分交差点(後に隣接する京王新宿駅に移転)であり、現在の[[新宿三丁目駅]]の位置付近にあった。しかし、[[1945年]]に空襲で変電所が被災した影響で南口跨線橋上の運行に支障が出たため、同年[[7月]]に[[東京横浜電鉄新宿延伸計画|東横線新宿駅]]予定地だった現在の西口に移転している([[京王線の新宿駅付近の廃駅]]の項を参照の事)。[[1952年]]には[[西武鉄道]]の[[西武新宿線|新宿線]]が[[西武新宿駅]]([[歌舞伎町]])まで延伸したが、通常この駅については「新宿駅」には含めない事が多い。<br />
<br />
小田急と京王のホームが地上にあった一時期に、のりばの番号が国鉄(現・JR)→小田急→京王の順で連番だった事もある。この当時は、各社の駅をつなぐ連絡跨線橋が設置され、乗客の乗り換えに供用されていた。また、軌間が同じ国鉄と小田急の間には連絡線が設置されていた。<br />
<br />
=== 年表 ===<br />
* [[1885年]]([[明治]]18年)[[3月1日]] - [[日本鉄道]]の駅が開業。貨物営業も開始。<br />
* [[1889年]](明治22年)[[4月11日]] - [[甲武鉄道]]の駅が開業。<br />
* [[1906年]](明治39年)[[10月1日]] - 甲武鉄道が国有化。<br />
* 1906年(明治39年)[[11月1日]] - 日本鉄道が国有化。<br />
* [[1915年]]([[大正]]4年)[[5月1日]] - 京王電気軌道(京王電鉄の前身)の駅が甲州街道上に開業。<br />
* [[1923年]](大正12年)[[12月1日]] - 帝国電灯西武軌道線(後の[[東京都電|都電]][[都電杉並線|杉並線]])の駅が東口に開業。<br />
* [[1927年]]([[昭和]]2年)[[4月1日]] - 小田原急行鉄道(小田急電鉄の前身)の駅が開業。<br />
* [[1931年]](昭和6年)- 乗降客数が日本第1位になる。<br />
* [[1945年]](昭和20年)[[7月24日]] - 京王電気軌道の駅が西口に移転。<br />
* [[1952年]](昭和27年)[[3月25日]] - [[西武新宿駅]]開業。<br />
* [[1959年]](昭和34年)[[3月15日]] - [[帝都高速度交通営団|営団地下鉄]]丸ノ内線の駅が開業。<br />
* [[1961年]](昭和36年)[[2月8日]] - 営団地下鉄荻窪線(現在の丸ノ内線新宿~荻窪間)が開業。<br />
* [[1963年]](昭和38年)[[4月1日]] - 京王電鉄の新宿駅が地下駅となる。道路との[[併用軌道]]から切り替え。<br />
* [[1963年]](昭和38年)[[12月1日]] - 都電杉並線廃止。<br />
* [[1964年]](昭和39年)[[2月17日]] - 小田急電鉄新宿駅第1次大改良工事完成。地下ホーム供用開始。<br />
* [[1967年]](昭和42年)[[8月8日]] - [[米軍燃料輸送列車事故]]が発生、[[国電]]1,100本が運休。<br />
* [[1968年]](昭和43年)[[10月21日]] - [[新宿騒乱事件]]が発生。[[全日本学生自治会総連合|全学連]]の[[学生運動]]花盛り。<br />
* [[1969年]](昭和44年)- 新宿西口[[反戦歌|反戦フォーク]][[ゲリラ]]事件が発生。[[フォークソング]]の歌手達が[[反戦歌]]などで[[ベトナム戦争]]反対を訴え、最大で4万人が集結するが、警察が集会を禁止した。<br />
* [[1970年]](昭和45年)[[1月27日]] - 東京都電が廃止され、新宿から[[路面電車]]が消滅。<br />
* [[1978年]](昭和53年)[[10月31日]] - 京王電鉄[[新線新宿駅]]開業。 <br />
* [[1980年]](昭和55年)[[3月16日]] - 都営地下鉄新宿線の駅が開業。<br />
* 1980年(昭和55年)[[8月19日]] - [[新宿西口バス放火事件]]発生。<br />
* [[1982年]](昭和57年)4月1日 - 小田急電鉄新宿駅第2次大改良工事完成。10両編成運転に対応。<br />
* [[1984年]](昭和59年)[[2月1日]] - 国鉄駅での貨物取り扱いが廃止。<br />
* [[1986年]](昭和61年)[[3月3日]] - 国鉄埼京線運行区間が延伸。第1ホーム(現1・2番線)を使用開始し既存ホームの番線がずれる。<br />
* [[1987年]](昭和62年)4月1日 - [[国鉄分割民営化]]により、国鉄の駅はJR東日本の駅(山手線所属)となる。<br />
* [[1991年]]([[平成]]3年)[[3月19日]] - 「[[成田エクスプレス]]」運転開始により第2ホーム(現3・4番線)を使用開始し、既存ホームの番線がずれる。新南口がオープン。<br />
* [[1995年]](平成7年)[[5月5日]] - 当駅で青酸ガス事件が発生([[新宿駅青酸ガス事件]]、[[オウム真理教]](→アーレフ)の元信者の犯行)。<br />
* [[1997年]](平成9年)[[12月19日]] - 都営地下鉄大江戸線の駅が開業。<br />
**この年の某日、JR山手線・中央線のホーム自動放送更新。声優が代わる。<br />
*[[2000年]](平成12年)頃 - 小田急電鉄でホーム自動放送が更新。[[河本俊美]]から現在の声優に交代。<br />
* [[2001年]](平成13年)[[12月1日]] - 湘南新宿ライン停車開始。<br />
* [[2003年]](平成15年)[[2月1日]] - 甲州街道跨線橋架け替え工事に伴い、中央線特急の発着ホームを現在使用の仮設ホームに移転。それまで使っていた第3ホームの工事開始。<br />
* [[2004年]](平成16年)[[4月1日]] - 営団地下鉄民営化により、丸ノ内線の駅は東京地下鉄(東京メトロ)の駅となる。<br />
* 2004年(平成16年)[[9月25日]] - 甲州街道跨線橋架け替え工事に伴い、中央線快速上りの発着ホームを工事中だった第3ホームに移転。それまで使っていた第4ホームの工事開始。<br />
* [[2006年]](平成18年)[[3月18日]] - 東武線直通特急「日光」「きぬがわ」「スペーシアきぬがわ」運転開始。 <br />
* 2006年(平成18年)[[4月16日]] - 甲州街道跨線橋架け替え工事に伴い、サザンテラス口がオープン。中央線快速下りの発着ホームを工事中だった第4ホームに移転。それまで使っていた第5ホームの工事開始。<br />
* [[2007年]](平成19年)[[3月18日]] - JR新宿駅で一部番線番号を変更(11~14番線→13~16番線)。<br />
* 2007年(平成19年)[[4月15日]] - 甲州街道跨線橋架け替え工事に伴い、中央線快速下りの発着ホームを工事中だった第5ホーム(11・12番線)に移転。それまで使っていた第4ホーム(9・10番線)の工事開始。<br />
* 2007年(平成19年)[[11月25日]] - 甲州街道跨線橋架け替え工事に伴い、中央線特急の発着ホームを現在使用の仮設ホームから工事中の第4ホームに移転予定。<br />
[[2015年]]<br />
2月23日から3月1日。ドラクエのスライムポスターが登場した<br />
<br />
=== JRホームの使用状況変遷 ===<br />
JRの駅は[[1960年代]]中に1~10番線までを供用されるようになった。以下に以降の各ホームの使用状況変遷を挙げる。<br />
{| class="wikitable"<br />
<br />
|-<br />
!&nbsp;<br />
!<small>第1ホーム<br />(現1・2番線)</small><br />
!<small>第2ホーム<br />(現3・4番線)</small><br />
!<small>仮設ホーム<br />(現5・6番線)</small><br />
!<small>第3ホーム<br />(現7・8番線)</small><br />
!<small>第4ホーム<br />(現9・10番線)</small><br />
!<small>第5ホーム<br />(現11・12番線)</small><br />
!<small>第6ホーム<br />(現13・14番線)</small><br />
!<small>第7ホーム<br />(現15・16番線)</small><br />
<br />
|-<br />
!<small>~[[1986年]]<br />[[3月2日]]</small><br />
|align="center"|<small>未設置</small><br />
|rowspan=2 align="center"|<small>未設置</small><br />
|rowspan=5 align="center"|<small>未設置</small><br />
|<small>1・2番線<br /><span style="color:navy">■</span>中央特急</small><br />
|<small>3・4番線<br /><span style="color:orange">■</span>中央快速(上)</small><br />
|<small>5・6番線<br /><span style="color:orange">■</span>中央快速(下)</small><br />
|<small>7・8番線<br /><span style="color:#FFD400;">■</span>中央総武(東)<br /><span style="color:yellowgreen">■</span>山手(内)</small><br />
|<small>9・10番線<br /><span style="color:yellowgreen">■</span>山手(外)<br /><span style="color:#FFD400;">■</span>中央総武(西)</small><br />
<br />
|-<br />
!<small>1986年<br />[[3月3日]]~</small><br />
|rowspan=3|<small>1・2番線<br /><span style="color:seagreen">■</span>埼京</small><br />
|<small>3・4番線<br /><span style="color:navy">■</span>中央特急</small><br />
|<small>5・6番線<br /><span style="color:orange">■</span>中央快速(上)</small><br />
|<small>7・8番線<br /><span style="color:orange">■</span>中央快速(下)</small><br />
|<small>9・10番線<br /><span style="color:#FFD400;">■</span>中央総武(東)<br /><span style="color:yellowgreen">■</span>山手(内)</small><br />
|<small>11・12番線<br /><span style="color:yellowgreen">■</span>山手(外)<br /><span style="color:#FFD400;">■</span>中央総武(西)</small><br />
<br />
|-<br />
!<small>[[1991年]]<br />[[3月19日]]~</small><br />
|<small>3・4番線<br /><span style="color:blue">■</span>NEX</small><br />
|rowspan=3|<small>5・6番線<br /><span style="color:navy">■</span>中央特急</small><br />
|rowspan=4|<small>7・8番線<br /><span style="color:orange">■</span>中央快速(上)</small><br />
|rowspan=6|<small>9・10番線<br /><span style="color:orange">■</span>中央快速(下)</small><br />
|rowspan=7|<small>11・12番線<br /><span style="color:#FFD400;">■</span>中央総武(東)<br /><span style="color:yellowgreen">■</span>山手(内)</small><br />
|rowspan=7|<small>13・14番線<br /><span style="color:yellowgreen">■</span>山手(外)<br /><span style="color:#FFD400;">■</span>中央総武(西)</small><br />
<br />
|-<br />
!<small>[[1995年]]<br />[[12月1日]]~</small><br />
|<small>3・4番線<br /><span style="color:seagreen">■</span>埼京<br /><span style="color:orange">■</span>宇都宮高崎<br /><span style="color:blue">■</span>NEX</small><br />
<br />
|-<br />
!<small>[[2001年]]<br />[[12月1日]]~</small><br />
|rowspan=8|<small>1・2番線<br /><span style="color:seagreen">■</span>埼京<br /><span style="color:#F68B1E">■</span><span style="color:navy">■</span>湘南新宿</small><br />
|rowspan=3|<small>3・4番線<br /><span style="color:seagreen">■</span>埼京<br /><span style="color:orange">■</span><span style="color:navy">■</span>湘南新宿<br /><span style="color:blue">■</span>NEX</small><br />
<br />
|-<br />
!<small>[[2003年]]<br />[[2月1日]]~</small><br />
|rowspan=6|<small>5・6番線<br /><span style="color:navy">■</span>中央特急</small><br />
|<small><span style="color:gray">■工事</span></small><br />
<br />
|-<br />
!<small>[[2004年]]<br />[[9月25日]]~</small><br />
|rowspan=6|<small>7・8番線<br /><span style="color:orange">■</span>中央快速(上)</small><br />
|rowspan=2|<small><span style="color:gray">■工事</span></small><br />
<br />
|-<br />
!<small>[[2006年]]<br />[[3月18日]]~</small><br />
|rowspan=4|<small>3・4番線<br /><span style="color:seagreen">■</span>埼京<br /><span style="color:orange">■</span><span style="color:navy">■</span>湘南新宿<br /><span style="color:orange">■</span>東武直通特急<br /><span style="color:blue">■</span>NEX</small><br />
<br />
|-<br />
!<small>[[2006年]]<br />[[4月16日]]~</small><br />
|rowspan=2|<small>9・10番線<br /><span style="color:orange">■</span>中央快速(下)</small><br />
|rowspan=2|<small><span style="color:gray">■工事</span></small><br />
<br />
|-<br />
!<small>[[2007年]]<br />[[3月18日]]~</small><br />
|rowspan=3|<small>13・14番線<br /><span style="color:#FFD400;">■</span>中央総武(東)<br /><span style="color:yellowgreen">■</span>山手(内)</small><br />
|rowspan=3|<small>15・16番線<br /><span style="color:yellowgreen">■</span>山手(外)<br /><span style="color:#FFD400;">■</span>中央総武(西)</small><br />
<br />
|-<br />
!<small>2007年<br />[[4月15日]]~</small><br />
|<small><span style="color:gray">■工事</span></small><br />
|rowspan=2|<small>11・12番線<br /><span style="color:orange">■</span>中央快速(下)</small><br />
<br />
|-<br />
!<small>2007年<br />[[11月25日]]~</small><br />
|<small>3・4番線<br /><span style="color:seagreen">■</span>埼京<br /><span style="color:orange">■</span><span style="color:navy">■</span>湘南新宿</small><br />
|<small>5・6番線<br /><span style="color:orange">■</span>東武直通特急<br /><span style="color:blue">■</span>NEX</small><br />
|<small>9・10番線<br /><span style="color:navy">■</span>中央特急</small><br />
<br />
|}<br />
[[1986年]]に[[埼京線]]を当駅に延伸するのに今の場所に1面2線のホーム(現1・2番線)を設置させた訳だが、当時の国鉄では「番線は駅長室に近いほう(当駅は東側)から番号を振る」という方針だったため、上記5つのホーム全ての番線をずらす事になった。約20年ぶりの番線変更でもあり、のりばを番線で覚えていた利用者は混乱した。<br />
<br />
さらに、[[1991年]]の[[成田エクスプレス]]の運転開始で当駅が始発駅となったために第2ホーム(現3・4番線)を新設させた。その後の中央線特急ホームの改良工事により[[2003年]]にその機能は代々木寄りに新設された仮設ホーム(現5・6番線)へと移行され、改良工事中だった第3ホームは[[2004年]]に中央快速上り用(現7・8)となり、同時にそれまで中央快速上り用だった第4ホームを工事する事になる。このホームは[[2006年]][[4月16日]]から中央快速下り用(新9・10)となり、元の中央快速下り用であった第5ホーム(旧9・10)の工事を行い、[[2007年]][[4月15日]]の工事で再び中央快速下りは同ホーム(11・12)を使用する様になり、第4ホームは再び工事される事になっている。同ホームは同年[[11月]]に中央特急専用となる予定だが、移設後も甲州街道跨線橋の架け替え工事は続けられ、5・6番線の中央特急用仮設ホームは撤去されず、配線変更工事を行った上で山手貨物線(埼京線・湘南新宿ライン・成田エクスプレス・東武直通特急など)用のホームとなる予定である。<br />
<br />
前述したが、[[上越新幹線]]の駅を建設するための場所は確保されており、JR在来線の直下(地下)となる。さらに、[[東海道新幹線]]方面に連絡線を敷設する計画があるため、山手貨物線(湘南新宿ライン・埼京線・りんかい線)の開かずとなった代々木付近の踏切の地下道化は見送られている(そのため現在でも「[[開かずの踏切]]」状態が続いている)。上越新幹線については、利用客の利便性および災害時等におけるターミナル一極集中のリスク回避によるターミナルの二極化の必要性から、[[整備新幹線]]事業とは分離して新宿~大宮間の早期建設が望まれるところである。なお、この空間を避けるため、京王新線と都営新宿線の新宿駅(新線新宿駅)のホームは地下深く(地下5階)建設されている。<!--中央新幹線の基点として有力とかそういうものについては、合意を得ているため、書かないでください。執拗な場合は荒らしとみなして管理者に通報します。--><br />
<br />
== その他 ==<br />
* 当駅特有の現象として、[[1991年]][[3月16日]]から小田急電鉄と[[東海旅客鉄道|JR東海]]が特急列車の相互乗り入れ(「[[あさぎり (列車)|あさぎり]]」)を行っている関係で、「[[私鉄]]のホームにJRの車両が入線する」という光景が見られるが、[[2006年]][[3月18日]]のダイヤ改正からJR東日本と[[東武鉄道]]が特急列車の相互乗り入れ([[スペーシア|「日光」「きぬがわ」「スペーシアきぬがわ」]])が行われており、逆に「JRのホームに私鉄の車両が入線する」光景も見られる様になった。<br />
* 2006年[[7月31日]]より当駅限定で[[Suica]]ポスター([[Suica#Suipo|Suipo]])のサービスが始まっている。これはSuicaもしくは[[モバイルSuica]]をタッチすると[[広告]]が見られる期間限定のサービスである。なお、利用するには事前に広告の横にある登録機で登録を行う必要がある。<br />
<br />
== 隣の駅 ==<br />
<!--テンプレートは使用しないで下さい--><br />
; 東日本旅客鉄道<br />
: <span style="color:yellowgreen">■</span>山手線<br />
::: [[代々木駅]] - '''新宿駅''' - [[新大久保駅]]<br />
: <span style="color:seagreen">■</span>埼京線 <br />
:: 通勤快速・快速・各駅停車 <br />
::: [[渋谷駅]] - '''新宿駅''' - [[池袋駅]]<br />
: <span style="color:orange">■</span><span style="color:navy">■</span>湘南新宿ライン <br />
:: 特別快速・快速・普通 <br />
::: 渋谷駅 - '''新宿駅''' - 池袋駅<br />
: <span style="color:#F15A22">■</span>中央線(快速)<br />
:: 通勤特快(平日朝ラッシュ時上りのみ)<br />
::: [[四ツ谷駅]] - '''新宿駅''' - [[国分寺駅]]<br />
:: 中央特快(当駅始発)<br />
::: '''新宿駅''' - [[三鷹駅]]<br />
:: 中央特快・青梅特快・通勤快速・快速<br />
::: 四ツ谷駅 - '''新宿駅''' - [[中野駅 (東京都)|中野駅]]<br />
: <span style="color:#FFD400;">■</span>中央・総武線(各駅停車)<br />
::: 代々木駅 - '''新宿駅''' - [[大久保駅 (東京都)|大久保駅]]<br />
; 小田急電鉄<br />
: <span style="color:deepskyblue">■</span>小田原線<br />
: [[小田急ロマンスカー|特急ロマンスカー]]始発駅。[[小田急ロマンスカー]]と[[はこね (列車)|「スーパーはこね」「はこね」「さがみ」]][[ホームウェイ (列車)|「ホームウェイ」]][[えのしま (列車)|「えのしま」]][[あさぎり (列車)|「あさぎり」]]の各記事を参照の事。<br />
:: <span style="color:orange">■</span>快速急行・{{Color|Brown|■}}西湘急行・<span style="color:red">■</span>急行・{{Color|Purple|■}}区間急行・{{Color|green|■}}準急・{{Color|#00bfff|■}}区間準急・{{Color|#0000cd|■}}各駅停車<br />
::: '''新宿駅''' - [[代々木上原駅]]<br />
:: <span style="color:blue">■</span>各駅停車<br />
::: '''新宿駅''' - [[南新宿駅]]<br />
; 京王電鉄<br />
: <span style="color:deeppink">■</span>京王線<br />
:: <span style="color:deeppink">■</span>特急・<span style="color:orangered">■</span>準特急<br />
::: '''<span style="font-size:small">京王線</span style>新宿駅''' - [[明大前駅]]<br />
:: <span style="color:lightseagreen">■</span>急行・<span style="color:blue">■</span>通勤快速・<span style="color:blue">■</span>快速・<span style="color:gray">■</span>各駅停車<br />
::: '''<span style="font-size:small">京王線</span style>新宿駅''' - [[笹塚駅]]<br />
: <span style="color:deeppink">■</span>京王新線<br />
:: <span style="color:lightseagreen">■</span>急行・<span style="color:blue">■</span>通勤快速・<span style="color:blue">■</span>快速・<span style="color:gray">■</span>各駅停車<br />
::: (都営新宿線)[[市ヶ谷駅]](S-04)(急行)/(都営新宿線)[[新宿三丁目駅]](S-02)(各駅停車) - '''<small>新線</small>新宿駅(S-01)''' - [[初台駅]]<br />
; 東京都交通局<br />
: <span style="color:yellowgreen">'''○'''</span>都営新宿線<br />
:: 急行<br />
::: (京王新線)初台駅 - '''新宿駅(S-01)''' - [[市ヶ谷駅]](S-04)<br />
:: 通勤快速・快速・各駅停車<br />
::: (京王新線)初台駅 - '''新宿駅(S-01)''' - [[新宿三丁目駅]](S-02)<br />
: <span style="color:#b5128e">'''○'''</span>都営大江戸線<br />
::: 代々木駅(E-26) - '''新宿駅(E-27)''' - [[都庁前駅]](E-28)<br />
; 東京地下鉄<br />
: <span style="color:red">'''○'''</span>丸ノ内線<br />
::: [[西新宿駅]](M-07) - '''新宿駅(M-08)''' - [[新宿三丁目駅]](M-09)<br />
<br />
== 関連項目 ==<br />
{{Commonscat|Shinjuku station}} <br />
* [[日本の鉄道駅一覧]]<br />
* [[新宿区]] - [[新宿]]・[[歌舞伎町]]・[[西新宿]]<br />
* [[世界一]]<br />
* [[東京横浜電鉄新宿延伸計画]]<br />
* [[中央新幹線]]<br />
* [[STATION]] - 当駅を舞台にした[[日本テレビ放送網|日本テレビ]]系テレビドラマ<br />
桃太郎電鉄シリーズ<br />
<br />
== 参考文献 ==<br />
* 「国道20号新宿跨線橋架け替えにともなう新宿駅改修工事」<br />
** 鉄道ジャーナル社『[[鉄道ジャーナル]]』2001年11月号 No.421 P.58~P.63<br />
* 「国道20号新宿跨線橋架け替えにともなう新宿駅支障改修工事」<br />
** 鉄道ジャーナル社『鉄道ジャーナル』2007年11月号 No.493 P.56~P.63<br />
* 「JR東日本 国道20号新宿跨線橋架替工事と新宿駅改修工事」<br />
** 電気車研究会『[[鉄道ピクトリアル]]』2006年1月号 No.770 P.64~P.69<br />
<br />
== 外部リンク ==<br />
* [http://www.jreast.co.jp/estation/station/info.aspx?StationCd=866 JR東日本 新宿駅]<br />
** [http://www.jreast.co.jp/estation/stations/img/map/m_shinjyuku.pdf JR東日本 新宿駅 駅構内図]([[Portable Document Format|PDF]])<br />
* [http://www.odakyu.jp/guide/station/shinjuku_map_3d.html 小田急電鉄 新宿駅]<br />
* [http://www.keio.co.jp/traffic/train/station/01_shinjuku/index.html 京王電鉄 新宿駅]<br />
** [http://www.keio.co.jp/traffic/train/station/station_map/pdf/ksb01_shinjuku.pdf 京王電鉄 新宿駅 全体図](PDF)<br />
* [http://www.kotsu.metro.tokyo.jp/subway/stations/shinjuku/s01.html 東京都交通局(都営新宿線) 新宿駅]<br />
* [http://www.kotsu.metro.tokyo.jp/subway/stations/shinjuku/e27.html 東京都交通局(都営大江戸線) 新宿駅]<br />
* [http://www.tokyometro.jp/rosen/eki/shinjuku/index.html 東京メトロ 新宿駅]<br />
* [http://www.ekipedia.jp/eki.php?headcode=6&ekipeid=00160&usesite=FS&rosenzuname=rtokyo えきペディア 新宿駅]<br />
* [http://www.ktr.mlit.go.jp/toukoku/09about/saisei/retokyo002.htm 新宿駅南口地区基盤整備事業] - 国土交通省・東京国道事務所<br />
* [http://www.city.shinjuku.tokyo.jp/division/400100toshikeikaku/touzai-jiyu-iinkai/gaiyou.pdf 新宿駅周辺地区の調査および計画報告書](PDF) - 新宿区・都市計画課<br />
* [http://w3land.mlit.go.jp/Air/photo100/89/ckt-89-3/c5/ckt-89-3_c5_25.jpg 新宿駅周辺の航空写真] - 国土交通省・国土画像観覧システム<br />
* [http://www.seibu-group.co.jp/bus/ 西武バス]<br />
<br />
{{DEFAULTSORT:しんしゆく}}<br />
[[Category:新宿区の鉄道駅]]<br />
[[Category:日本の鉄道駅 し|んしゆく]]<br />
[[Category:東日本旅客鉄道の鉄道駅]]<br />
[[Category:日本国有鉄道の鉄道駅]]<br />
[[Category:山手線]]<br />
[[Category:埼京線]]<br />
[[Category:中央・総武緩行線]]<br />
[[Category:中央快速線]]<br />
[[Category:京王電鉄の鉄道駅]]<br />
[[Category:小田急電鉄の鉄道駅]]<br />
[[Category:東京地下鉄の鉄道駅]]<br />
[[Category:東京都交通局の鉄道駅]]<br />
[[Category:ギネス世界記録|しんしゆくえき]]</div>
防人
http://ja.yourpedia.org/mediawiki/index.php?title=%E6%96%B0%E5%B0%8F%E5%B2%A9%E9%A7%85&diff=382337
新小岩駅
2020-01-17T13:33:08Z
<p>防人: SEOに熱心なMuttley (トーク) による編集を Monadaisuki による直前の版へ差し戻しました</p>
<hr />
<div>[[ファイル:新小岩駅.jpg|400px|thumb|新小岩駅]]<br />
'''新小岩駅'''(しんこいわえき)は、[[東京都]][[葛飾区]][[新小岩]]一丁目にある、[[東日本旅客鉄道]](JR東日本)[[総武本線]]の[[鉄道駅|駅]]である。<br />
<br />
運転系統としては、[[急行線|快速線]]を走る[[総武快速線]]、および[[急行線|緩行線]]を走る[[中央・総武緩行線|中央・総武線各駅停車]]の2系統が停車する。また、[[特定都区市内]]制度における「[[特定都区市内#設定区域一覧|東京都区内]]」に属する。<br />
<br />
== 歴史 ==<br />
1926年設置された新小岩信号所を駅に昇格したものである。開業当時の周辺地名は[[コマツナ|小松菜]]の名の由来にもなった「小松」であり、[[北陸本線]][[小松駅]]との区別のために「下総小松駅」となるところが、周辺住民の要望によって信号所の名前のままの「新小岩駅」となった。その後、昭和40年代に実施された[[住居表示]]の際に、周辺の地名も駅名に合わせて新小岩・[[東新小岩]]・[[西新小岩]]となった。<br />
* [[1926年]]([[大正]]15年)<br />
** [[2月14日]] - [[鉄道省|国有鉄道]]の'''新小岩信号所'''として開業する。<br />
** [[7月1日]] - '''新小岩操車場'''となる。<br />
* [[1928年]]([[昭和]]3年)[[7月10日]] - 駅に昇格し、'''新小岩駅'''となる(旅客のみ取り扱い)。当初は南口のみ設置されていた。<br />
* [[1944年]](昭和19年) - 周辺企業の請願で北口を設置する。<br />
* [[1945年]](昭和20年)[[6月11日]] - 貨物扱いを開始する。<br />
* [[1956年]](昭和31年)[[2月3日]] - 北口駅前のすぐ近くに米軍機が墜落し爆発炎上する([[新小岩駅前米軍機墜落事故]])。<br />
* [[1968年]](昭和43年)[[6月1日]] - 貨物扱いおよび操車場業務を、新小岩操駅(現在の[[新小岩信号場駅]])に分離する。<br />
* [[1972年]](昭和47年)[[7月15日]] - 当駅を含む区間が複々線化され、快速線の運用を開始する。<!--列車種別としての「快速」は複線時代から運行している--><br />
* [[1987年]](昭和62年)[[4月1日]] - [[国鉄分割民営化]]に伴い、JR東日本の駅となる。<br />
* [[2001年]]([[平成]]13年)[[11月8日]] - ICカード「[[Suica]]」の当駅における供用を開始する。<br />
* [[2011年]](平成23年)<br />
** [[3月5日]] - 東北広場および北口連絡通路(愛称:スカイデッキたつみ)の供用を開始する<ref name="tohokuhiroba">{{PDFlink|[http://www.city.katsushika.lg.jp/dbps_data/_material_/_files/000/000/009/280/230305.1-pdf.pdf 広報かつしか (No.1472)]}} - 葛飾区(2011年3月5日発行、2013年9月21日閲覧)</ref>。<br />
** [[3月28日]] - 新小岩駅東北広場[[バス停留所]]が開設される。<br />
* [[2013年]](平成25年)[[12月21日]] - 南北自由通路整備工事の着工式が行われる<ref>[http://www.city.katsushika.lg.jp/48/187/020581.html 新小岩駅南北自由通路整備工事の着工式が行われました] - 葛飾区(2013年12月26日更新、2014年5月25日閲覧)</ref>。<br />
<br />
== 駅構造 ==<br />
[[プラットホーム#形状と配置|島式ホーム]]2面4線を有する[[高架駅]]である。[[改札]]は南北の2箇所で、[[自動改札機]]が設置されている。南口には[[びゅうプラザ]]、[[みどりの窓口]]、[[指定席券売機]]が設置<ref name="kounaizu">[http://www.jreast.co.jp/estation/stations/862.html 駅構内図(新小岩駅)] - JR東日本(2013年7月現在、同年9月13日閲覧)</ref>されている。<br />
<br />
高架の高さが十分でない<ref>元々同じ駅であった東隣の[[新小岩信号場駅]]は地上駅であり、当駅のすぐ手前から高架が始まっている。</ref>ため、駅1階部分は地上より1mほど低い半地下になっている。改札口と[[コンコース]]との[[階段]]横には[[車椅子]]用の簡易昇降機(ステップリフト)が、コンコースと高架上のホームとは車椅子対応の[[エスカレーター]]で連絡しているものの、階段の上り下りが必要な構造にも関わらず駅構内に[[エレベーター]]は設置されていない。<br />
<br />
後述のように線路によって周辺地域は南北に分断されているが、当駅には改札外[[自由通路]]はないため、駅の南北を徒歩で往来する場合は、[[入場券]]<ref>定期入場券は発売されていない。</ref>を購入する場合以外は[[東京都道308号千住小松川葛西沖線|平和橋通り]]の歩道を迂回する必要がある。<br />
<br />
このように当駅は南北の往来と[[バリアフリー]]に問題があることから、スロープを備えた南北自由通路とホームへのエレベーターを整備する駅改良事業が事業者および自治体によって進められており、このうち南北自由通路については2018年度の供用開始が予定されている<ref>[https://www.jreast.co.jp/construction/newstation/index.html 新駅建設・駅自由通路の新設・改良工事等](進行中の建設プロジェクト) - JR東日本(2013年9月21日閲覧)</ref><ref>[http://www.city.katsushika.lg.jp/30/132/13738/013459.html 新小岩駅南北自由通路の整備を進めています] - 葛飾区(2014年5月20日更新、同年同月25日閲覧)</ref>。<br />
<br />
=== のりば ===<br />
<ref name="kounaizu"/><!--2012年2月時点での現地のLED発車標の表記をベースにした。1番線の表記には実際には「上野」も記載されているが、物理的に直通していないため割愛--><br />
{| class="wikitable"<br />
!番線<!-- 事業者による呼称 --->!!路線!!行先<br />
|-<br />
! 1<br />
| {{Color|#ffd400|■}}総武線(各駅停車)<br />
|[[秋葉原駅|秋葉原]]・[[新宿駅|新宿]]・[[中野駅 (東京都)|中野]]方面<br />
|-<br />
! 2<br />
| {{Color|#ffd400|■}}総武線(各駅停車)<br />
| [[小岩駅|小岩]]・[[市川駅|市川]]・[[船橋駅|船橋]]・[[千葉駅|千葉]]方面<br />
|-<br />
! 3<br />
| {{Color|navy|■}}総武線(快速)<br />
| [[錦糸町駅|錦糸町]]・[[東京駅|東京]]・[[横浜駅|横浜]]方面<br />
|-<br />
! 4<br />
| {{Color|navy|■}}総武線(快速)<br />
| 船橋・[[津田沼駅|津田沼]]・千葉方面<br />
|}<br />
<br />
== 利用状況 ==<br />
2013年度の一日平均[[乗降人員#乗車人員|乗車人員]]は72,306人で、JR東日本の駅では第59位である。近年の推移は下表の通り。<br />
<!--東京都統計年鑑を出典にしている数値については、元データが1,000人単位で掲載されているため、*1000/365(or366)で計算してあります--><br />
{| class="wikitable" style="text-align:right;"<br />
|-<br />
!rowspan|年度<br />
!rowspan|一日平均乗車人員<br />
!rowspan|出典<br />
|-<br />
|1992年<br />
|70,773<br />
|<ref>[http://www.toukei.metro.tokyo.jp/tnenkan/1992/TOBB510P.HTM 東京都統計年鑑(平成4年)]</ref><br />
|-<br />
|1993年<br />
|70,077<br />
|<ref>[http://www.toukei.metro.tokyo.jp/tnenkan/1993/TOBB510Q.HTM 東京都統計年鑑(平成5年)]</ref><br />
|-<br />
|1994年<br />
|69,118<br />
|<ref>[http://www.toukei.metro.tokyo.jp/tnenkan/1994/TOBB510R.HTM 東京都統計年鑑(平成6年)]</ref><br />
|-<br />
|1995年<br />
|69,052<br />
|<ref>[http://www.toukei.metro.tokyo.jp/tnenkan/1995/TOBB510S.HTM 東京都統計年鑑(平成7年)]</ref><br />
|-<br />
|1996年<br />
|69,132<br />
|<ref>[http://www.toukei.metro.tokyo.jp/tnenkan/1996/TOBB510T.HTM 東京都統計年鑑(平成8年)]</ref><br />
|-<br />
|1997年<br />
|67,526<br />
|<ref>[http://www.toukei.metro.tokyo.jp/tnenkan/1997/TOBB510U.HTM 東京都統計年鑑(平成9年)]</ref><br />
|-<br />
|1998年<br />
|66,561<br />
|<ref>[http://www.toukei.metro.tokyo.jp/tnenkan/1998/TOBB510J.PDF 東京都統計年鑑(平成10年)]</ref><br />
|-<br />
|1999年<br />
|66,757<br />
|<ref>[http://www.jreast.co.jp/passenger/1999.html 各駅の乗車人員(1999年度)] - JR東日本</ref><br />
|-<br />
|2000年<br />
|67,697<br />
|<ref>[http://www.jreast.co.jp/passenger/2000.html 各駅の乗車人員(2000年度)] - JR東日本</ref><br />
|-<br />
|2001年<br />
|68,259<br />
|<ref>[http://www.jreast.co.jp/passenger/2001.html 各駅の乗車人員(2001年度)] - JR東日本</ref><br />
|-<br />
|2002年<br />
|68,356<br />
|<ref>[http://www.jreast.co.jp/passenger/2002.html 各駅の乗車人員(2002年度)] - JR東日本</ref><br />
|-<br />
|2003年<br />
|68,770<br />
|<ref>[http://www.jreast.co.jp/passenger/2003.html 各駅の乗車人員(2003年度)] - JR東日本</ref><br />
|-<br />
|2004年<br />
|69,117<br />
|<ref>[http://www.jreast.co.jp/passenger/2004.html 各駅の乗車人員(2004年度)] - JR東日本</ref><br />
|-<br />
|2005年<br />
|69,849<br />
|<ref>[http://www.jreast.co.jp/passenger/2005.html 各駅の乗車人員(2005年度)] - JR東日本</ref><br />
|-<br />
|2006年<br />
|70,879<br />
|<ref>[http://www.jreast.co.jp/passenger/2006.html 各駅の乗車人員(2006年度)] - JR東日本</ref><br />
|-<br />
|2007年<br />
|71,721<br />
|<ref>[http://www.jreast.co.jp/passenger/2007.html 各駅の乗車人員(2007年度)] - JR東日本</ref><br />
|-<br />
|2008年<br />
|72,066<br />
|<ref>[http://www.jreast.co.jp/passenger/2008.html 各駅の乗車人員(2008年度)] - JR東日本</ref><br />
|-<br />
|2009年<br />
|71,185<br />
|<ref>[http://www.jreast.co.jp/passenger/2009.html 各駅の乗車人員(2009年度)] - JR東日本</ref><br />
|-<br />
|2010年<br />
|71,121<br />
|<ref>[http://www.jreast.co.jp/passenger/2010.html 各駅の乗車人員(2010年度)] - JR東日本</ref><br />
|-<br />
|2011年<br />
|70,435<br />
|<ref>[http://www.jreast.co.jp/passenger/2011.html 各駅の乗車人員(2011年度)] - JR東日本</ref><br />
|-<br />
|2012年<br />
|70,880<br />
|<ref>[http://www.jreast.co.jp/passenger/index.html 各駅の乗車人員(2012年度)] - JR東日本</ref><br />
|-<br />
|2013年<br />
|72,306<br />
|<ref>[http:/www.jreast.co.jp/passenger/index.html 各駅の乗車人員(2013年度) ] - JR東日本</ref><br />
|}<br />
<br />
== 駅周辺 ==<br />
新小岩地域は[[江戸川区]]に接する葛飾区の南端に位置し、新小岩駅は葛飾区の南の玄関口になっている。<br />
<br />
駅周辺は総武線の線路とホームの下を通る[[東京都道308号千住小松川葛西沖線|平和橋通り]]とで市街が南東、南西、北東、北西の4つに分断されており、南側が[[新小岩]]、北東が[[東新小岩]]、北西が[[西新小岩]]と町名もそれぞれ異なる。駅の南口は南西、北口は北西地域に、北口と連絡通路「スカイデッキたつみ」でつながる東北広場は北東地域に位置する。<br />
<br />
=== 南口 ===<br />
駅前ロータリーを挟んで正面に位置するルミエール商店街を中心に繁華街が広がる。市街地は江戸川区[[松島 (江戸川区)|松島]]と連続している。<br />
* [[江戸川区役所]]<br />
* [[新小岩ルミエール商店街]] - 駅の南側にある全長420メートルの商店街。[[アーケード]]は葛飾区内で初めて設置した。<ref>[http://shinkoiwa-lumiere.info/ お店の情報] - 新小岩ルミエール商店街(2013年9月13日閲覧)</ref><br />
* クッターナ新小岩 - 飲食店ビル<br />
* [[西友]] 新小岩店<br />
* [[東京デリカ]] 本社<br />
* 新小岩駅前[[郵便局]]<br />
* [[関東第一高等学校]]([[私立学校|私立]])<br />
* [[東京都立江戸川高等学校]]<br />
* [[東京都立小岩高等学校]]<br />
* 葛飾区立小松中学校<br />
* 葛飾区立小松南小学校<br />
* [[鏡山部屋]]<br />
<br />
=== 北口 ===<br />
[[東京聖栄大学]]のキャンパスが立地する駅北口から蔵前橋通りへの通りは「大学通り」と命名されており<ref>[http://www.tsc-05.ac.jp/area_lecture/area/ 地域共創 | 東京聖栄大学] - 東京聖栄大学(2013年10月23日閲覧)</ref>、一帯は飲食店などの商店街になっている。かつて駅西側から荒川にかけてあった大同製鋼(現[[大同特殊鋼]])の工場跡地は新小岩公園と都営アパートになっている。<br />
* 新小岩公園 - [[TBSテレビ|TBS]]のドラマ『[[ビューティフルライフ]]』の撮影に使用された。<br />
* [[東京聖栄大学]](私立)<br />
* 新小岩学園 - 葛飾区立の[[小中一貫校]]。<br />
** 葛飾区立新小岩中学校<br />
** 葛飾区立松上小学校<br />
* [[東京都道315号御徒町小岩線]]([[蔵前橋通り]])<br />
** [[新小岩陸橋]]<br />
** [[平井大橋]]<br />
* [[首都高速道路]][[首都高速中央環状線|中央環状線]] [[平井大橋出入口]]<br />
<br />
==== 東北広場 ====<br />
新小岩操駅(現[[新小岩信号場駅]])の規模縮小に伴い不要となった敷地の一部を利用して整備された。南口から移された一部バス路線の停留所とタクシー乗り場、駐輪場がある。東北広場同様に貨物駅の元敷地に作られた私学事業団総合運動場を除き、周辺は住宅地である。<br />
* スカイデッキたつみ - 平和橋通りを跨いで北口と東北広場をつなぐ屋根つきの歩行者専用路。エレベーター、エスカレーターを備え、バリアフリーにも対応している。名称は連絡通路上から見える平和橋通りと蔵前橋通りの交差点(たつみ橋交差点)に由来する<ref>[http://www.city.katsushika.lg.jp/30/132/13738/006822.html 新小岩駅東北広場のご案内]葛飾区(2013年3月6日更新、同年12月29日閲覧)</ref>。<br />
* 私学事業団総合運動場 - [[日本私立学校振興・共済事業団]]の「福祉事業」として設置されている運動場<ref>[http://www.shigakukyosai.jp/fukuri/undo/index.html 私学事業団総合運動場] - 日本私立学校振興・共済事業団(2013年9月13日閲覧)</ref>。<br />
<br />
== 路線バス ==<br />
最寄りの[[バス停留所]](バス停)は、南口ロータリーの「'''新小岩駅'''」、北口付近平和橋通り上の「'''新小岩駅北口'''」、北口から連絡通路「スカイデッキたつみ」を経由して平和橋通りを渡った先にある「'''新小岩駅東北広場'''」の3箇所である。<br />
<br />
以下の路線が乗り入れ、[[東京都交通局]]([[都営バス]]、都営)、[[京成バス]](京成)、[[京成タウンバス]](京成タウン)により運行されている。<br />
* '''新小岩駅'''バス停<br />
*: 2013年に南口駅前広場の整備が行われ、バス停が移転・新設された<ref>[http://www.city.katsushika.lg.jp/30/132/13738/019297.html 新小岩駅南口駅前広場を整備しました]葛飾区(2013年12月4日更新、同年同月29日閲覧)</ref>。<br />
** 1番のりば<br />
*** [[都営バス江戸川営業所#新小22系統|新小22]] : 京葉交差点・[[一之江駅]]・今井経由、[[葛西駅]] 行き(都営)<br />
** 2番のりば<br />
*** [[都営バス江戸川営業所#新小21系統|新小21]] : [[船堀駅]]経由、[[西葛西駅]] 行き(都営)<br />
** 3番のりば<br />
*** [[京成バス江戸川営業所#鹿骨線|新小71]] : [[篠崎駅]]経由、江戸川スポーツランド 行き、[[瑞江駅]] 行き(京成)<br />
** 4番のりば<br />
*** [[京成タウンバス#平和橋通り線|新小51]] : [[堀切菖蒲園駅]]経由、[[綾瀬駅]] 行き(京成タウン)<br />
** 5番のりば<br />
*** [[京成タウンバス#環七線|新小58]] : [[青砥駅]]東交差点経由、[[亀有駅]] 行き・タウンバス車庫 行き(京成タウン)<br />
*** 新金01 : 新柴又駅経由、[[金町駅]] 行き(京成、京成タウン)※土休日のみ運行<br />
*'''新小岩駅北口'''バス停<br />
*: 平和橋通りの東側には京成タウンバス専用の停留所がないため、新小51系統の新小岩駅行と新小58系統の降車扱いは都営バスの停留所を共用している。<br />
** 8番のりば<br />
*** 新小51 : 綾瀬駅行(京成タウン)<br />
*** 新小58 : 青砥駅東交差点経由、亀有駅 行き・タウンバス車庫 行き(京成タウン)<br />
*** 新金01 : 新柴又駅経由、金町駅 行き(京成、京成タウン)※土休日のみ運行<br />
** 9番のりば<br />
*** 新小20 : 東新小岩四丁目 行き([[都営バス臨海支所#新小20系統|都営]]・[[京成タウンバス#大杉線|京成タウン]])<br />
*** [[都営バス臨海支所#新小29系統|新小29]] : 東新小岩四丁目 行き(都営)<br />
*** [[都営バス臨海支所#新小29系統|新小29-2]] : 東新小岩四丁目 行き(都営)<br />
** 10番のりば<br />
*** 新小20 : 環七経由、一之江駅 行き([[都営バス臨海支所#新小20系統|都営]]・[[京成タウンバス#大杉線|京成タウン]])<br />
*** [[都営バス臨海支所#新小29系統|新小29]] : 同潤会・一之江駅・[[西瑞江]]五丁目経由、葛西駅 行き(都営)<br />
*** [[都営バス臨海支所#新小29系統|新小29-2]] : [[東京臨海病院]] 行き(都営)<br />
*** 新小51 : 新小岩駅行き(京成タウン)<br />
*** 新小58 : 新小岩駅行き(京成タウン)<br />
*'''新小岩駅東北広場'''バス停<br />
*: 南口駅前の混雑緩和を目的に「新小岩駅」バス停から一部の路線を移して開設した。<br />
<!--*:完成からしばらくの間は、震災復興支援目的で[[成田空港交通]]による仙台行の高速バスも乗り入れていた--><br />
** 11番のりば<br />
*** [[京成バス金町営業所#亀有線|新小53]] : [[森永乳業]]経由、亀有駅 行き(京成)<br />
** 12番のりば<br />
*** [[京成タウンバス#四ッ木線|新小52]] : [[四ツ木駅]]・小岩駅北口経由、[[市川駅]] 行き(京成タウン)<br />
*** [[京成タウンバス#四ッ木線|新小52乙]] : 四ツ木駅経由、亀有駅 行き(京成タウン)<br />
** 13番のりば<br />
*** [[京成バス江戸川営業所#区役所線|篠01]] : 江戸川区役所経由、篠崎駅・江戸川スポーツランド 行き(京成)<br />
** 14番のりば<br />
*** 新小59 : [[平井駅 (東京都)|平井駅入口]]・[[東京スカイツリータウン]]・[[浅草駅|浅草雷門]]経由、[[田原町駅 (東京都)|浅草寿町]] 行き(京成・京成タウン)<br />
<br />
== トピックス ==<br />
* 人身事故の増加とホームドア設置<br />
*: [[2011年]](平成23年)[[7月12日]]、当駅を通過中の特急「[[成田エクスプレス]]」に女性が飛び込み、跳ね飛ばされた女性がホーム上の売店([[キヨスク]])のガラスを突き破って売店の利用客ら数人が重軽傷を負う死亡事故が発生した。さらにその翌日にも人身事故が発生し、これらが大きく報道されて以降人身事故が急増した<ref>[http://wpb.shueisha.co.jp/2011/09/28/7119/ 2ヵ月半で飛び込み5件。JR新小岩駅で自殺者が相次ぐワケ] - 週プレNEWS(2011年9月28日付)</ref>。<br />
*: {{要出典範囲|JR東日本はホームに警備員を巡回させるほか、自殺防止を呼びかける広告を設置したり、[[ヒーリングミュージック]]を構内放送するなどの対策を講じた|title=JRが講じた対策の内容および開始日についてソースを提示ください。|date=2013年10月}}が、上記の事故から1年足らずで11件と相次いだ。こうした状況に対し、葛飾区議会が平成24年第2回定例会で「JR新小岩駅へのホームドアの優先的設置を求める意見書」<ref>[http://www.katsushika-kugikai.jp/pdf/24g_gian019.pdf 議員提出議案第 19号 JR新小岩駅へのホームドアの優先的設置を求める意見書] - 葛飾区議会(2013年12月29日閲覧)</ref>を全会一致で可決する<ref>[http://www.katsushika-kugikai.jp/30240.html 議決結果・賛否一覧/平成24年 第2回定例会] - 葛飾区議会(2013年12月29日閲覧)</ref>など、[[ホームドア]]設置への要望が高まった。なお、2013年6月に発生した死亡事故後、JR東日本はホームドアの設置を検討していることを明らかにしている<ref>[http://mainichi.jp/select/news/20130628k0000m040096000c.html 新小岩駅:JR東、ホームドアを検討 飛び込み相次ぎ] - 毎日jp(毎日新聞、2013年6月27日付)</ref>が、2018年度に供用開始を予定している南北自由通路整備事業にあわせて設置工事を行うとしていることから、設置の前倒しを求める声もある。葛飾区議会は2012年6月27日の意見書決議以降も3件の死亡事故が発生しているとして、平成25年第3回定例会において「JR東日本新小岩駅に早急にホームドアの設置を求める意見書」<ref>[http://www.katsushika-kugikai.jp/pdf/25g_gian016.pdf 議員提出議案第16号 JR東日本新小岩駅に早急にホームドアの設置を求める意見書] - 葛飾区議会(2013年12月29日閲覧)</ref>をやはり全会一致で可決している<ref>[http://www.katsushika-kugikai.jp/30245.html 議決結果・賛否一覧/平成25年 第3回定例会]葛飾区議会(2013年12月29日閲覧)</ref>。<br />
*:2018年12月8日始発から設置されたホームドアの運用が開始された。<br />
<br />
== 隣の駅 ==<br />
; 東日本旅客鉄道<br />
: {{Color|navy|■}}総武線(快速)<br />
:: {{Color|red|■}}通勤快速<br />
::: '''通過'''<br />
:: {{Color|navy|■}}快速<br />
::: [[錦糸町駅]] - '''新小岩駅''' - [[市川駅]]<br />
: {{Color|#ffd400|■}}総武線(各駅停車)<br />
::: [[平井駅 (東京都)|平井駅]] - '''新小岩駅''' - [[小岩駅]]<br />
: ※当駅と小岩駅の間に、[[鉄道駅#貨物駅|貨物駅]]として[[新小岩信号場駅]]がある。ただし、設備自体は快速線のみにつながっている。<br />
<br />
== 脚注 ==<br />
{{脚注ヘルプ}}<br />
{{Reflist|2}}<br />
<br />
== 関連項目 ==<br />
* [[日本の鉄道駅一覧]]<br />
<br />
{{Commonscat|Shin-Koiwa Station}}<br />
<br />
{{デフォルトソート:しんこいわ}}<br />
[[Category:葛飾区の鉄道駅]]<br />
[[Category:日本国有鉄道の鉄道駅]]<br />
[[Category:日本の鉄道駅 し|んこいわ]]<br />
[[Category:東日本旅客鉄道の鉄道駅]]<br />
[[Category:横須賀・総武快速線|しんこいわえき]]<br />
[[Category:中央・総武緩行線|しんこいわえき]]</div>
防人
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杉山麗
2020-01-17T13:32:52Z
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<hr />
<div>[[Image:杉山麗1.jpg|350px|thumb|県立横浜明朋高校の杉山 麗]]<br />
'''杉山 麗'''(すぎやま うらら、[[1998年]][[5月7日]] - )とは、[[2016年]][[8月18日]]に放送された[[NHK]]の[[ニュース7]]にて貧困の現状を訴える特集に出演した、[[神奈川県立横浜明朋高校]](偏差値36)の生徒会長である。<br />
<br />
== 学生たちが貧困の現状訴える。うららさん「みんなが当たり前に持っているものが自分の家にはない」 ==<br />
[[Image:杉山麗2.jpg|350px|thumb|県立横浜明朋高校の杉山 麗]] <br />
経済的な理由で進路の選択が難しい学生たちが、みずからの言葉で貧困の現状を訴えるイベントが[[2016年]][[8月18日]][[横浜市]]で開かれ、学生たちは「子どもの貧困は日本にも存在していることを、理解してほしい」と訴えた。<br />
<br />
[[厚生労働省]]によると、[[日本]]では[[平成24年]]の時点で6人に1人の子どもたちが[[貧困]]状態にあるとされ、国や自治体には将来に不安を抱える子どもたちへの対策が求められている。[[神奈川県]]は2016年5月、経済的に厳しい状況にある高校生などを委員とした会議を設置し、当事者の声を生かした対策づくりを進めているが、8月18日は、学生たちが企画したイベントが[[横浜市]]で開かれ、[[高校生]]や[[教職員]]など、およそ100人が参加した。<br />
<br />
イベントでは、学生たちがみずからの体験を講演し、このうち委員の1人で、経済的な理由で希望する[[専門学校]]への進学をあきらめた高校3年生のうららさんは「みんなが当たり前に持っているものが自分の家にはない。みんなが普通にできることが、自分の家ではとても困難。自分は貧困なのかもしれないと思った」と話した。<br />
<br />
その上で、うららさんは「貧困の子どもが大人になり、同じような生活を強いられ、この状況が繰り返されることで未来の子どもも貧困になってしまうかもしれない。その子たちには、私のようにお金という現実を目の前にしても諦めさせないでほしいです。現実を変えるために、子どもの貧困は日本にも存在するのだと、理解してほしい」と訴えた。<br />
<br />
[[神奈川県]]では子どもたちの意見を取り入れて、今後、公的な支援策などをまとめた[[ホームページ]]を作成するなどの対策を進めたいとしている。講演を聞いた横浜市の高校2年生の生徒は「いま振り返ると昔の友達で[[貧困]]の子がいたかもしれないと思いました。きょうの講演で気づかされたことが多かったです」と話していた。<br />
<br />
また、[[横浜市]]の高校2年の男子生徒は「自分の生きている世界と全然違って、苦しい生活をしている人がいると初めて知って驚いた。周りで大変そうな人がいたら力になりたい」と話していた。<br />
<br />
また、参加した高校の男性教諭は「知らないことがいっぱいあったので、子どもたちをもっと見るようにしなければと感じた」と話していた。<br />
<br />
講演を終えたうららさんは「みなさんが貧困の問題を知りたいという気持ちが伝わってきたので必死でやりました。子どもの貧困の問題がもっと社会に認識され、対策も進み、将来子どもたちが未来を諦めずに済むような社会になればと思う」と話していた。<br />
<br />
== 親が貧乏でアニメ関連の専門学校への進学断念…貧困学生ら、貧乏の現状を訴える ==<br />
[[Image:杉山麗3.jpg|350px|thumb|県立横浜明朋高校の杉山 麗]]<br />
経済的な理由で進路の選択が難しい学生たちが、みずからの言葉で[[貧困]]の現状を訴えるイベントが[[8月18日]][[横浜市]]で開かれ、学生たちは「子どもの[[貧困]]は日本にも存在していることを理解してほしい」と訴えた。みずからの体験を語った高校3年生のうららさんは、経済的な壁に直面し、進学を諦めざるをえない状況に追い込まれている。<br />
<br />
うららさんは、小学5年生のときに両親が[[離婚]]し、現在は一緒に暮らす母親が働きながら家計を支えていますが、経済的に厳しい状況だ。自宅の[[アパート]]には[[冷房]]はなく、夏の時期はタオルに包んだ[[保冷剤]]を首に巻き、暑さをしのぐ毎日だ。自分の家が経済的に厳しいことについて実感させられたのは、中学時代の授業だったという。[[パソコン]]を持っていなかったうららさんは、授業で先生に「[[ダブルクリック]]して」とか「画面を[[スクロール]]させて」などと言われても、ついていくことができなかった。母親からは千円ほどのキーボードだけを買ってもらい、一生懸命練習したことは忘れることができない出来事だった。<br />
<br />
うららさんは「みんなが当たり前にできることが自分だけできない。置いて行かれている。こんな自分が惨めだと思った」と当時を振り返る。うららさんは塾にも行けなかったが、公立の高校に進学し、現在は、[[生徒会長]]を務めてる。進路を選ぶ3年生の夏を迎えたうららさん。絵が好きで、アニメのキャラクターデザインの仕事に就きたいと、専門学校への進学を希望していたが、入学金の50万円を工面することが難しく、進学は諦めた。<br />
<br />
うららさんは「私はいちばん不幸だなと思った。夢を持っているのになんで目指せないんだろう」と話し、経済的な理由で将来の選択肢が狭まっていくのを感じている。学校の担任から、夢を諦めずにさまざまな技術を学ぶことができる公的な[[職業技術校]]への進路を提案され、家計を助けるためには就職か技術校に進むのか今も迷い続けている。<br />
<br />
== NHKがやらせ?「超貧乏女子高生」をねつ造していると炎上 ==<br />
[[Image:杉山麗4.jpg|350px|thumb|県立横浜明朋高校の杉山 麗]]<br />
[[2016年]][[8月18日]]に[[NHK]]が報じた内容に、[[やらせ]]があったのではないかとの指摘が[[インターネット]]上で相次いでいる。やらせと指摘されている内容とは、[[パソコン]]が貧乏すぎて買えないため1000円のキーボードを買って練習しているという「超貧乏女子高生」。[[NHK]]の公式サイトで掲載されている動画を観てもとくに不自然な点は無いが、インターネット掲示板で公開されていた貧乏女子高生の[[Twitter]]などを見ると...<br />
<br />
* 1,000円のランチを食べる<br />
* 好きな作品『ONE PIECE』の映画を6回鑑賞<br />
* 『ONE PIECE』グッズ大人買い<br />
* 7,800円の舞台鑑賞<br />
<br />
など、とても貧困家庭とは思えない行動をしていたと、掲示板でも物議を醸していた。また、貧乏ではない証拠だと言われているのは[[Twitter]]だけでなく、放送のなかにもあるという。それは[[NHK]]のサイトでも視聴できる動画の2分ごろに、1万円以上する画材『デリーター アルコールマーカー』があったり、『ONE PIECE』最新作映画のグッズが数点あることだ。指摘があった部分を再度観てみると、『ONE PIECE』グッズがとにかく大量にあることには確かに違和感が感じられる。[[パソコン]]なんて最近は3万円前後で買えるものもたくさんあるのに、なぜキーボードなのだろうか...。グッズを全部売れば、1台ぐらいは買えそうなレベルの量だ。<br />
<br />
'''「やらせ」疑惑が高まる'''<br/><br />
まだ[[NHK]]が報じた内容が完全にねつ造であるといった証拠は出ていないものの、ネット上では[[やらせ]]だというムードが高まっている。[[JK画像3|女子高生]]は貧困の現状を訴えるイベントにも出演し、在籍している横浜市の高校の名前も出ていることからこれが原因でトラブルが起きる可能性もある。やらせでなくても伝える情報が不十分で炎上してしまった以上、[[JK画像3|女子高生]]の名誉のため[[NHK]]は事実だという証拠を出す必要があるだろう。<br />
<br />
== NHKで貧困女子高生特集。パソコン買うお金が無くキーボードで我慢。Twitterが発掘され贅沢三昧が発覚 ==<br />
[[8月18日]]に放送された[[NHK]]の[[ニュース7]]にて貧困の現状を訴える特集が行われた。特集内容は高校生のうららさんという方の貧困状況をピックアップしており、家計を支える母親と2人暮らし。クーラーも無く保冷剤を首に巻いて暑さを凌いでいる。またパソコンを買う余裕が無く、1000円のキーボードを買って貰い練習していたという。<br />
<br />
'''不自然と指摘'''<br/> <br />
これを見ていたネットユーザーがキーボードだけで練習とか意味が分からないと指摘。更に部屋が貧困層にしては物がありすぎることや、高価な画材まであることが発覚。これにより[[NHK]]の[[ヤラセ]]疑惑が浮上した。しかしここまではあくまで疑惑の段階で、確証ではなかった。<br />
<br />
'''該当女子高生のTwitterが発覚'''<br/><br />
翌日(19日)になり該当女子高生の[[Twitter]]が発覚。それにはワンピースの映画を見に行っていることだけでなく、5回も見ていることもツイートされている。そのツイート内容は「新宿バルト9大ヒット御礼舞台挨拶行ってきました!GOLDを観るのは5回目でしたが何回観ても最高です!!!」と書かれており、キーボードだけしか買えない貧困層とはかけ離れている。<br />
<br />
そのほかにも戦利品としてグッズを購入するツイートやジャンプショップで「宝物の山で散財しまくり」というツイートまで発覚。<br />
<br />
この[[Twitter]]がテレビに出演している女子高生と一致する切っ掛けとなったのはワンピースに登場するルフィのイラストである。7月22日にそのツイートがあり、テレビに映ったイラストと全く同じ物が[[Twitter]]にも投稿されている。また一部のツイートはパソコンから投稿されており、放送での「パソコンを持っていない」というのも疑わしくなっている。そもそもどうやって絵をスキャンして取り込んだのかも疑問である。NHKが無理に貧困層を創作したのか、元々そんなに裕福じゃない子を更に貧困に描いたのかは不明であるが、本当の貧困層が見たら激怒しそうである。<br />
<br />
== NHK出演の超貧困女子高生、Twitter垢が発見され豪遊人生を満喫してる事が発覚 ==<br />
[[Image:杉山麗5.jpg|350px|thumb|県立横浜明朋高校の杉山 麗]]<br />
[http://web.archive.org/web/20160819020203/https:/twitter.com/Urara_OP2GNlove/media 消される前のツイッター]<br />
<br />
[https://youtu.be/kwoEjfpPnTY NHKで8/18放送のニュース。子どもの貧困、学生たちみずからが現状訴える]<br />
<br />
== NHK公認・超貧困JKうららさん(高3・受験生)の超貧困スケジュール ==<br />
* [[5月1日]] - [[鎌倉]]→東京 7800円の舞台を鑑賞<br />
* [[5月5日]] - [[鎌倉]]→東京 親子で東京ワンピースタワー(3000円×2名)を満喫。麦わらストアでワンピグッズお買い上げ。ワンピースレストランバラティエでお食事<br />
* [[5月8日]] - [[鎌倉]]→[[新宿]] 映画 劇場版遊戯王 鑑賞(舞台挨拶)2000円<br />
* [[5月18日]] - 映画 劇場版遊戯王 鑑賞<br />
* [[6月19日]] - 映画 少女椿 鑑賞<br />
* [[7月4日]] - ワンピグッズ6点お買い上げ<br />
* [[7月13日]] - 映画 猫なんかよんでもこない。 鑑賞<br />
* [[7月23日]] - ワンピ映画鑑賞1回目 109シネマズ湘南1400円<br />
* [[7月25日]] - ワンピ映画鑑賞2回目 109シネマズ湘南1400円<br />
* [[7月26日]] - ワンピ映画鑑賞3回目 イオンシネマみなとみらい 4DX上映2700円<br />
* [[7月31日]] - ワンピ映画鑑賞4回目<br />
* [[8月11日]] - [[鎌倉]]→[[お台場]] お台場夢大陸イベント(2000円)を満喫。ワンピースレストランバラティエでランチ。ジャンプショップにてワンピグッズ10点以上お買い上げ<br />
* [[8月14日]] - [[鎌倉]]→新宿 ワンピ映画鑑賞 5回目(舞台挨拶) <br />
<br />
[http://web.archive.org/web/20160819020203/https:/twitter.com/Urara_OP2GNlove/media ツイッターのログ]<br />
<br />
== うららちゃんの経緯まとめ == <br />
:[[貧困]]すぎてPCもマトモに買えないから1000円のキーボードだけ買ってタイピング練習してます…というJK(うらら)の特集がNHKで組まれる <br />
:↓<br />
:放映された部屋の画像に大量の漫画、アニメグッズ、高価なペン(2万程度)があるのが発見される。自称1000円のはずのキーボードが実は4000円のBTキーボードという事も発覚<br />
:↓<br />
:うららの[[twitter]]が発掘され、[[ワンピース]]の映画を6回も短期間に見に行く、ワンピースグッズを大量に買い漁る、1000円以上するランチを何度も食べに行く、9000円の[[エグザイル]]ライブへ行くなどの行動が明らかになり炎上する<br />
<br />
[http://web.archive.org/web/20160819020203/https:/twitter.com/Urara_OP2GNlove/media ツイッター魚拓]<br />
<br />
== 同級生からのリーク ==<br />
[[Image:杉山麗の同級生1.png|300px|thumb|同級生が暴露]]<br />
* うららさんが生徒会長をやっているのは内申目当て<br />
* 生徒会長は「やりたくなかったけどやらされた」と言っている<br />
* 応援演説が得られなくて職員室前でごねていた<br />
* ここぞというときに泣いて先生に言うことを聞かせる<br />
* 生徒会長としては全く仕事をしておらず、副生徒会長が仕事をしている<br />
* 皆勤賞は遅刻したのを先生に交渉してなかったことにしてもらったから<br />
* ワンピースのイベントに親戚の結婚式と嘘をついて行った<br />
* 生徒会の友達も無理矢理「自分がお金を出してあげるから」と連れて行った<br />
* 無責任に生徒会活動をサボったので生徒会メンバーは総スカン状態<br />
* 神奈川県立横浜明朋高校は偏差値36のバカ高校<br />
* 進学できないのはお金の問題ではなく頭の問題<br />
* NHKの取材が来たとき、一緒にお昼ご飯を食べる友達がいなくてNHKのスタッフが「誰か一緒に食べてあげて」<br />
<br />
<gallery caption="同級生からのリーク" widths="300px" heights="400px" perrow="3"><br />
File:杉山麗の同級生2.png<br />
File:杉山麗の同級生3.png<br />
File:杉山麗の同級生4.png<br />
File:杉山麗の同級生5.png<br />
</gallery><br />
<br />
== [[プロ市民]]の卵だった ==<br />
[[Image:杉山麗15.jpg|250px|thumb|2016年4月の杉山 麗]]<br />
横浜市内初。高校生が選挙啓発、参院選向けて始動(2016年4月)<br />
<br />
18歳の[[選挙権]]が実現するのを前に若者世代の選挙に対する関心を高めようと、港南区役所が区内の高校生に呼びかけ、「若者会議」を発足させた。[[2016年]][[3月29日]]、第1回会議が区役所で開かれ、メンバーらが投票率アップに向けたアイデアを出し合った。<br />
<br />
メンバーは[[市立日野中央高等特別支援学校]]の吉岡秀真さん(2年)と吉田瑛穂さん(1年)、[[県立横浜南陵高校]]の根岸海さん(2年)と山脇空輝さん(2年)、[[県立永谷高校]]の本間佑美さん(2年)と浦邊純子さん(2年)、[[県立横浜明朋高校]]の'''杉山 麗'''(2年)の6人(カッコ内は開催時の学年)。<br />
<br />
高校生が選挙啓発に取り組むのは横浜市内で初めての試み。この日は選挙に対する思いやイメージについて、「選挙は大人が行くイメージなので、まだ実感できない」「ニュースをみてもっと政治に対する興味を持ちたい」といった意見を出し合った。中には政府が進める安保法制について意見が及ぶ場面もあった。メンバーは今夏の参院選に向けて若者の投票率アップをめざす啓発ポスターづくりに取り組む計画だという。次回の若者会議の開催は7月の予定。参院選以降も各校の文化祭で模擬投票などを行い、啓発活動を続けるという。<br />
<br />
== 視聴者からの感想 ==<br />
[[Image:杉山麗6.jpg|350px|thumb|県立横浜明朋高校の杉山 麗]]<br />
[[Image:杉山麗7.jpg|350px|thumb|県立横浜明朋高校の杉山 麗]]<br />
* これは酷い<br />
* 最悪だなこれは<br />
* なんでマスコミって捏造するの?<br />
* なんだ、上級国民じゃないか<br />
* これ、制作会社甘すぎだろw<br />
* 完全にデタラメじゃん。[[NHK]]マジで最悪なんだけど。なんで嘘の番組作るの?<br />
* http://web.archive.org/web/20160819020203/https:/twitter.com/Urara_OP2GNlove/media<br />
* 金バンバン使いまくってるし楽しんでるなあ<br />
* なんやこれバイトもしてるし、ただのワンピースグッズ買いすぎ貧乏やん<br />
* キーボード無線じゃね?[[スマホ]]用に買ったんだろか?<br />
* 普通に考えてBTキーボードじゃね?じゃなきゃ意味が無い<br />
* [[NHK]]は取材の時点で貧乏とは程遠いってわかってたよね?<br />
* 捏造してまで貧困問題を仕立て上げたいのか[[NHK]]・・・<br />
* [[ジャーナリズム]]ってなに?<br />
* なんというか、当人になにかメリットはあるんだろうか?<br />
* 妙にテレビ慣れしてたもんな。何の前触れもなく突然貧困特集なんかするから違和感がすごかった<br />
* [[台本]]書いたの誰だよ?<br />
* [[BPO]]仕事しろ<br />
* [[テレビ]]が情報を操作する時代はもう終わってる現実をまだ受け入れられないんだなぁ・・・んで、この[[捏造]]でなんかいい事あったの?[[NHK]]は?<br />
* そもそも放送内容からしてツッコミどころ満載やん。「入学金50万の[[専門学校]]に入れない、なぜ貧困のせいで夢を諦めなければならないのか?」学費の問題で私立大学を諦める高校生は山程いるわ<br />
* 捏造せんでもガチ貧乏なんていくらでもいるだろうに<br />
* 部屋を見れば、キーボードの話が明らかにおかしいと分かったはずなのに、そのまま放送したNHKは異常だと思う。<br />
* [[スマホ]]あるのかよwwwwwwwwwwww俺ですら[[スマホ]]高くて持てねえよwwwwwwwww<br />
* そもそも[[twitter]]できるなら[[スマホ]]はあるんだよな。キー操作の練習なら[[スマホ]]の入力をローマ字にすればいいだけじゃないの?<br />
* これは[[NHK]]いくら何でも経緯の説明と謝罪せないかんでしょ?だんまりはありえねぇわ。<br />
* ガチの貧困家庭が無いわけ無いのに[[NHK]]ですら楽して取材対象探すのか?或いはガチのやつはドン引きで使えないからマイルドなの選んでるのか?<br />
* 自由気ままに遊びながらアニメの学校へ進学出来ないのは社会が悪い!<br />
* [[NHK]]よ、「あれは[[ドキュメンタリー]]仕立ての[[コント]]でした」と謝るなら今だぞ<br />
* [[マスコミ]]の報道ってまず自分達のストーリーやイメージありきだというのがよくわかる<br />
* [[NHK]]解体待ったなしやろ<br />
* 国民から金を取って国民を騙すってどういうこと?<br />
* 典型的な[[貧困ビジネス]]じゃないですか。やだー<br />
* よかった・・・貧困の少女はいなかったんだ・・・<br />
* NHKは片山さつき衆議院議員に対して「本件を貧困の典型例として取り上げたのではなく、」と回答しており。世界銀行の国際貧困線の絶対的貧困線、国際連合開発計画の国連ミレニアム宣言の絶対的貧困線、総務省の全国消費実態調査の絶対的貧困線・相対的貧困線、厚生労働省の相対的貧困線などの基準に当てはまるかどうかも怪しくなってきた<br />
* 高校生が參加した「かながわ子どもの貧困対策会議」には本番組の記者である戸田有紀氏がメンバーとして參加しているが、同会議が地方自治法に違反し、無効であると考えられる。NHKのコンプライアンス意識について疑義が生じる。[http://housouhou.com/archives/1694 NHKによる「子どもの貧困」に関する報道について | 視聴者の会] <br />
*神奈川県の全国平均より高い900円代の最低賃金、神奈川県の児童扶養手当て、級地が1級地-1である鎌倉市の生活保護などを合計すると相対的貧困の可処分所得以上支されるため。母親の労働所得、当人の労働所得、姉からの仕送りがあればよほど非消費支出が多くなければ相対的貧困線を上回る[https://www.city.kamakura.kanagawa.jp/kosodate/bf420.html 鎌倉市/ひとり親家庭のために][http://www.pref.kanagawa.jp/cnt/f5835/ ひとり親家庭のお子さんのために(児童扶養手当) - 神奈川県ホームページ][https://www.city.kamakura.kanagawa.jp/sei-fukushi/seikatuhogo.html 鎌倉市/生活保護制度について][http://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/hukushi_kaigo/seikatsuhogo/seikatuhogo/ 生活保護制度 |厚生労働省]<br />
<br />
== [[長谷川豊]]・[[NHK]]の特集は「やらせ」とか「ウソついた」とかじゃない、もっと根本的な問題があることを忘れてはいけない ==<br />
[[Image:杉山麗8.jpg|350px|thumb|県立横浜明朋高校の杉山 麗]]<br />
[[Image:杉山麗9.jpg|350px|thumb|県立横浜明朋高校の杉山 麗]]<br />
[[Image:杉山麗10.jpg|350px|thumb|県立横浜明朋高校の杉山 麗]]<br />
[[Image:杉山麗11.jpg|350px|thumb|県立横浜明朋高校の杉山 麗]]<br />
私は、実はこの特集をリアルタイムで見ていました。で、今ネットなどで言われている視点とは全く「違う視点」で、違和感を感じていた人間なのです。<br />
<br />
う~ん…このNHKの制作者の視点って…あまりにも子供じみているというか、言いたいことは2点あります。<br />
<br />
私が違和感を感じたのは…この[[JK画像3|女子高生]]が特集の最後に言う言葉なんですけれど「努力した人間が、その努力の分、評価される社会にしてほしいです」と話していた点なんです。<br />
<br />
甘えるのも大概にしてほしいのですが、人間は生まれながらに「不平等」です。人間は単体でそれぞれが違います。能力の高い人間がいますし、能力の低い人間がいます。アホみたいに何でもそろっている人間もいますし、生まれながらにして何にも出来ない人間もいます。だからいいのです。それが社会なのです。努力した分評価して欲しい?<br />
<br />
幼稚園児か。<br />
<br />
高校生くらいになれば、ちょっと意見は変わらないかなぁ…。ちょっとあまりにも痛いというか、高校生がこんな子供みたいなことを言って、それを垂れ流しにしているNHKってどうなんだろうか、と。むしろそちらの方に気を取られてしまったのです。あの発言って…特集の〆にもってくるレベルの話か?どんな青臭いディレクターの作品なんだか…。<br />
<br />
社会は厳しいです。世界は残酷です。そんなこと、高校生にもなれば、誰でも知ってる話です。[[福山雅治]]はほっといてもモテるんです。な~んにもしなくてもモテるんです。あれだけカッコよくてあれだけ喋りも出来てモテない訳ないでしょうが。私が1万年努力したって福山になんて慣れないんです。<br />
<br />
[[イチロー]]は野球が上手いです。私が「野球選手になりたいな~」って思って、本当にイチロー選手と同じだけ努力しても絶対にアメリカで3000本安打なんて打てません。打てないんです。才能がないから。生まれつき、私はイチロー選手とは違うからです。<br />
<br />
努力した分評価される社会になって欲しい?本籍地をお花畑・ユートピア・タンポポ畑に移した方がいいんじゃないでしょうか?そんな世界あるなら私だって行きたいよ。<br />
<br />
そんな訳ないでしょうが。努力なんて、どれだけしても結果は1~2割しか変わらない、と主張する学者さんもいます。それ、あながち間違っているとも思えません。そんなもんだと思います。<br />
<br />
私が、企業ファーストじゃなく、ビジネスファーストじゃなく、まずは「家族」を大事にしましょう、まずは「子供たちを大事にしましょう」って言い続けているのは、どんな人にも、子供たちは微笑んでくれることが多いからです。<br />
<br />
社会的な評価は「社会に対して貢献できた分」しか評価されません。社会は人が人を評価するので、とても残酷なものです。あの特集に出ていた女子高生も、青臭い特集を恥ずかしげもなく組んでいた[[NHK]]の高給取りのディレクターもよく聞きなさい。<br />
<br />
努力した分「評価される」社会なんてものは存在しません。社会に対して与えた「結果」に対して「評価」はされるのです。才能ない人間は死ぬまで頑張っても評価なんてものはされません。きついこと言ってますが事実です。忘れないでください。<br />
<br />
そして、その「残酷な現実」を受け入れた上で、もっと人間として大切な、もっと根本的な部分に力を注いだ方が絶対に幸せになれる確率は高いと私は思っています。何人にもモテなくていいから、一人でいいから、大切に思える人を見つける。そして、出来れば、その人と子供を持つ。会社でゴマすりだけが上手い、政治力の高い同僚と競ってて、あなた、幸せですか?子供たちと一緒に夕食食べてる方が1億倍は幸せよ?<br />
<br />
そして、NHKの特集で絶望的にわかっていない…最もイタいのが「貧困」という「状況」を…勝手にマイナスポイントと決めつけ、それを憐れみ、それを「可哀想ですねぇぇぇぇぇぇ」と言ってる自分たちに酔っている点です。<br />
<br />
自分たち、優しいでしょぉぉぉぉぉ?と。<br />
<br />
気持ち悪いわー。私、こういうの、大嫌いです。いいよねNHKさん。あなた方、高給取りで。<br />
<br />
ええとですね、私の身の上話を少ししますと、私の家庭は少なくとも「お金のある家庭」ではありませんでした。素晴らしい両親でしたが、特に父親は出世よりも家族と一緒にいることを望んで、あの高度経済成長期に会社とケンカしてでも出来るだけ定時に帰ってきてくれる父でしたので、親と一緒にいる時間は長かったですが少なくともお金はありませんでした。<br />
<br />
中学2年生の時、毎月のお小遣いが500円でした。[[テニス部]]だった私はもう少しだけ欲しいと訴えかけ、毎月の小遣いが2,000円もらえるようになった時は本当に潤ったものでした。家の炊飯器は、先日ついに買い換えましたが、それまで、その炊飯器は40年間使われていました。ガスのやつね。若い人たち、誰も知らないタイプのやつね。<br />
<br />
あのですね、高給取りのNHKクンたち、よく聞け。お金がなくてかわいそう?アホか。<br />
<br />
お金がないのは「お金がない」という「特徴」でしかないのです。私は確かにクラスの同級生の友人のように[[ファミコン]]のソフトはほとんど買えなかったですが、家の近くにある山に行けば、たくさんの木が落ちていました。その木の枝を使って、組み替えてテントのような家を作り、秘密基地を作って遊ぶのは…言っときますけど、[[ファミコン]]なんかよりもずっと面白いからね?<br />
<br />
木の枝の上の方にビニールテープを木の枝を括り付けて放り投げるのです。で、テープを通して、ターザンブランコを作るのです。ワイワイ遊んでいると、木の枝が折れるんだ、これが。下に落ちてね~流血ですよ。ま…<br />
<br />
唾つけて治しましたけどね。<br />
<br />
あのね、お金がないっていう状況は「そこから這い上がる力を身に着けられる絶好のチャンス」なのです。そして、それらの力は[[受験勉強]]などよりもよほど社会に出たときに力になります。お金が「たくさんある」と絶対にそれらを乗り越えるチャンスを得られないのです。だってお金があるから。だって物があるから。物もチャンスもないからこそ「自分で作り上げられる」のです。お金持ちさんには、それらのチャンスは絶対に得られないのです。<br />
<br />
あの特集を作って満足している視野の狭いNHK君、よく覚えておけ。<br />
<br />
お金がある人は「お金のかかるいろんな経験」を出来ます。しかし、お金のない人は逆に「お金がないからこそできる様々な経験」を出来るのです。それらは単なる特徴であって、[[栄養失調]]になったりするレベルだとそれは問題ですが、貧困な生活であれば、それはそんな恵まれた環境は、私はないと思っています。<br />
<br />
金持ちクンたちには絶対に得られない打たれ強さを鍛えるためには、金なんてない方がいいくらいです。NHKクン、正直に言えよ。<br />
<br />
金のない人間をバカにして楽しいんだろ?金のない人間を憐れんでいる自分が大好きなだけだろ?<br />
<br />
金がない状況にあるすべての人々にこのコラムを届けたい。君らは「素晴らしい恵まれた環境」にあります。大丈夫。君らは大人になった時に、負けない力を得るチャンスを得たのです。貧乏人をあざ笑っている中身スカスカの金持ちボンやお嬢ちゃんに負けるな!応援しています!!<br />
<br />
== 貧困女子高生は貧困を訴えるだけで、何もしない。アニメ専門学校への進学は、貧困の再生産である ==<br />
[[母子家庭]]にいる女子高生・杉山麗さんが、[[中学校]]の[[パソコン]]の授業で、自分の家にパソコンがないために、授業についていけないハンディキャップがあったことや、自宅に[[エアコン]]がなくて、氷を首のまわりに巻いて暑さをしのいでいるとかいうようなエピソードが紹介され、さらに、「子どもの貧困問題「を話し合う市民団体でスピーチをしたことが収められている。 <br />
<br />
[[NHK]]の解説によると、彼女はアニメのキャラクターデザインが学べる専門学校への進学を希望していたが、学費が払えなくて断念した。それが哀しい。誰でも好きな進路を選べるようにしてほしいと思っているのだそうだ。 <br />
<br />
[[ツイッター]]界隈では、「画面に出てくるキャラクターグッズが異様に充実している」「本人のtweetから推測される暮らしぶりは、とても貧困とは思えない」というような非難がなされているのだが、自分の感想は少し違う。アニメグッズやゲームソフトやコンサートチケットは買えても、パソコンやエアコンのような少し値の張る耐久家電が買えなかったり、専門学校に進学できなかったりすることは、確かに貧困だと思う。他の家庭の子女は、親の資力で、それらを手に入れているのだから。 <br />
<br />
しかし、杉山麗さんが、自分で貧困を克服しようとしないことが、おかしいと思う。 <br />
<br />
貧困階級の子女がクラスアップをしようとしたら、教育投資をするしかないのだが、彼女の進学希望は「アニメキャラのデザインが学べる専門学校」である。アニメ専門学校の学費は、200万円から300万円、就学期間は2年間である。逸失所得も合わせて考えると、パソコンの100倍以上も金がかかる。<br />
<br />
[[代々木アニメーション学院]] <br />
<br />
この種の専門学校を卒業しても、教育目標の職業に就ける可能性はほとんどない。大半の学生は、金と時間を浪費するだけである。この進学は、貧困の再生産である。金と時間が余っている富裕層なら、それでいい。しかし、自分が貧困である、貧困を克服したいと思っている杉山麗さんが選択する進学先としては、いささか浮ついていないだろうか?<br />
<br />
貧困階級にいることは悪いことではないし、誰も非難しない。失業していたり、病気や障害や老齢で働けない人には福祉が与えられてしかるべきだろう。しかし、まだ若く、能力開発機会がある若い人が、貧困救済を社会に求めるのであれば、相応の自助努力をする義務があるのではないか? 井上晃宏(医師) <br />
<br />
<gallery caption="杉山麗" widths="300px" heights="400px" perrow="3"><br />
File:杉山麗12.jpg<br />
File:杉山麗13.jpg<br />
File:杉山麗14.jpg<br />
File:杉山麗16.jpg<br />
File:杉山麗17.jpg<br />
File:杉山麗18.png<br />
File:片山さつきが関心.png<br />
</gallery><br />
<br />
== 関連項目 ==<br />
* [[虚偽報道]]<br />
* [[プロ市民]]<br />
* [[NHKの不祥事]]<br />
* [[メディア・リテラシー]]<br />
* [[ブラックジャーナリスト]]<br />
* [[テレビ離れ]]<br />
* [[報道]]<br />
* [[報道被害]]<br />
* [[偏向報道]]<br />
* [[捏造]]<br />
* [[誤報]]<br />
* [[やらせ]]<br />
* [[一億総白痴化]]<br />
* [[マスゴミ]]<br />
* [[ネガティブ・キャンペーン]]<br />
* [[イエロー・ジャーナリズム]]<br />
* [[虚構新聞]]<br />
<br />
== 外部リンク ==<br />
*[https://web.archive.org/web/20160818131620/http://www3.nhk.or.jp/news/html/20160818/k10010641551000.html 子どもの貧困 学生たちみずからが現状訴える | NHKニュース]<br />
*[https://www.youtube.com/watch?v=kwoEjfpPnTY 子どもの貧困 学生たちみずからが現状訴える] - YouTube NHK公式アカウント<br />
<br />
{{DEFAULTSORT:すきやま うらら}}<br />
[[Category:マスメディア]]<br />
[[Category:報道]]<br />
[[Category:メディア問題]]<br />
[[Category:捏造]]<br />
[[Category:嘘]]<br />
[[Category:神奈川県出身の人物]]<br />
[[Category:メディア問題]]<br />
[[Category:2016年の日本の事件]]<br />
[[Category:2ちゃんねるでの祭り]]</div>
防人
http://ja.yourpedia.org/mediawiki/index.php?title=%E3%83%90%E3%82%A4%E3%82%AA%E3%83%8F%E3%82%B6%E3%83%BC%E3%83%892&diff=382335
バイオハザード2
2020-01-17T13:32:40Z
<p>防人: SEOに熱心なMuttley (トーク) による編集を 124.84.87.10 による直前の版へ差し戻しました</p>
<hr />
<div>{{otheruses||映画|バイオハザードII アポカリプス}}<br />
'''バイオハザード2'''は[[1998年]]に[[カプコン]]より[[プレイステーション]]用として発売された[[ホラーゲーム|ホラー]][[アクションアドベンチャーゲーム]]。[[バイオハザードシリーズ]]の第2作である。<br />
<br />
前作のヒットを受け開発が始まり一時は完成目前まで進行していたのだが、そのバージョンは没となり新たに作り直された物が実際に発売された。お蔵入りとなったバージョンは便宜上『[[#バイオハザード1.5|バイオハザード1.5]]』と呼ばれている。<br />
パッケージには表示されてないが、[[CERO]]の年齢区分により15歳以上対象とされている。<br />
なおPS版は200万部以上の売り上げを記録し、これは本シリーズ中最高の売上数である。<br />
<br />
==発売日==<br />
* 『バイオハザード2』(プレイステーション)[[1998年]][[1月29日]]発売<br />
** 『バイオハザード2 デュアルショックver.』(プレイステーション)[[1998年]][[8月6日]]発売<br />
* 『バイオハザード2』( [[Microsoft Windows|Windows]] )[[1999年]][[2月19日]]発売<br />
* 『バイオハザード2 Value Plus』([[ドリームキャスト]])[[1999年]][[12月22日]]発売<br />
* 『バイオハザード2』([[NINTENDO64|ニンテンドウ64]])[[2000年]][[1月28日]]発売<br />
* 『バイオハザード2』(PSのデュアルショックver.の移植)([[ニンテンドーゲームキューブ]])[[2003年]][[1月23日]]発売<br />
<br />
== 概説 ==<br />
アークレイ山地で起こった猟奇事件や、S.T.A.R.S.が関わった洋館での事件が注目されてから2ヶ月経った[[ラクーンシティ]]……街は惨劇を迎えていた。その頃、新たにラクーン市警に配属されるレオンと、ラクーン市から消息を絶った兄・クリスの行方を追う妹・クレアは、それぞれラクーンシティを目指していた。<br />
<br />
前作「バイオハザード」から2ヶ月後のラクーンシティが舞台。プレイヤーは、新任警官レオンと、クリスの妹のクレアを操作して、壊滅状態となったラクーンシティからの脱出を目的とする。<br />
<br />
裏シナリオでSランクを取ると、隠しシナリオである“The 4th Survivor”が出現する。また、表→裏→表→裏→表→裏と3巡以上クリアし、なおかつ“The 4th Survivor”が既に出現していれば“The 豆腐 Survivor”がプレイ可能になる。<br />
<br />
ちなみにThe 豆腐 Survivorの主人公Tofuはその名の通りの[[豆腐]]の姿、コミカルな足音、そして、[[関西弁]]を喋るという異質なキャラで人気を呼んだ。<br />
<br />
テレビ用コマーシャルはゾンビ映画の巨匠、[[ジョージ・A・ロメロ]]が監督した。レオン役には当時人気俳優だった[[ブラッド・レンフロ]]が出演した。<br />
<br />
== システムの概要・特徴など ==<br />
; ザッピングシステムの採用<br />
: 前作同様に2人の主人公が存在するが、一度クリアーすることでゲーム開始時に選択しなかった方の主人公の物語である『裏シナリオ』で開始できるセーブデータを作成することができる(最初に選んだ方は『表シナリオ』と呼ばれる)。表シナリオでの行動の一部が、裏シナリオでの行動の一部に影響を及ぼし、有利な影響も不利な影響もある(ストーリーに及ぼす影響はない)。裏シナリオをクリアーすると表シナリオで開始できるセーブデータを作成でき、コスチュームチェンジ等のおまけ要素を引き継ぐことができる。<br />
:余談だが、一度開けたはずの鍵をまた開けなければならなかったり、取ったはずのアイテムが同じ場所に置かれていたりする等の矛盾も存在する。<br />
; 難易度選択が可能<br />
: 前作1の難易度が高いという批判があったため、本作では難易度選択が可能になった。イージーであれば、敵の耐久力が低い、最初からハンドガンの弾をたくさん持っているなどのメリットがある。デュアルショック版では、さらに多彩な難易度でプレイ可能になっている(後述)。<br />
; [[武器]]の[[改造]]が可能<br />
: レオン編のみ、所持武器に対応したカスタムパーツを装着することで武器を強化できる。<br />
; [[声優]]が[[母語|ネイティブ]]の役者に<br />
: 前作では日本人が登場人物の声を英語で吹き替えていたが、本作品より登場人物の声がネイティブの役者に変更された。<br />
; キャラ性能の平均化<br />
: 全キャラ通じて体力が一定となった(歩行速度は若干違う。たとえば子供キャラの場合足が遅い等)。<br />
<br />
=== デュアルショックVer、ゲームキューブ版の変更点 ===<br />
; おまけゲームの追加<br />
: 本編とは関係のない「エクストリームバトル」という、おまけゲームが追加されている。登場キャラは本編主人公二人、エイダ、前作よりクリス。ある条件を満たせばプレイできる様になる。<br />
: ゲームの目的は研究所から警察署へ向かい、警察署に配置された4つの対ウイルス爆弾を回収すること。3段階の難易度(レベル)でプレイでき、高いほどG4等の強敵が多数配置されるようになり、クリーチャーの攻撃力も増大する。各種アイテムやクリーチャーの配置はランダム(一部例外あり)。<br />
; [[デュアルショック]]への対応<br />
: タイトル通りの対応。<br />
; アレンジ難易度の追加<br />
: 北米版「Resident Evil2」の難易度(自動照準なし、敵配置変更、攻撃力・耐久力上昇)でプレイできる『U.S.A』モードと、最初から隠し武器が出現し、初期装備が無限サブマシンガンに変更され、さらにアイテムボックスに救急スプレーが3つ用意された『ROOKIE』モードが追加されている。なお、セーブデータは通常のセーブデータとは互換性がない、アレンジ難易度専用のデータとなる。<br />
;裏コマンドの追加<br />
:あるコマンドを入力すると、すべての武器の弾数が無限になる(元々弾数がないナイフでも無限と表示されるほか、火炎放射器やスパークショットの使用回数も無制限になる)。ゲームモードはどれでも使える。<br />
<br />
=== ニンテンドウ64版の変更点 ===<br />
; EXファイルの追加<br />
: 当時開発中と思われる[[バイオハザード0]]のレベッカの報告書やとある小説家の遺書などが追加。<br />
; ランダムモード<br />
: アイテムの位置が変更されている。<br />
; 操作方法を変更可能<br />
: 従来のラジコン操作をアナログ操作([[スーパーマリオ64]]や[[メタルギアソリッド]]などに近い操作性)に変更できるようになった。<br />
; 血の色の変更可能<br />
: 青、緑、赤より選択可能。<br />
; ボウガンの仕様に変更<br />
: 装弾数が無限でなくなった。<br />
; 裏コマンドの追加<br />
: おまけ要素である隠し武器や隠しシナリオを出現させることができるコマンドが存在する。<br />
<br />
=== ドリームキャスト版(Value Plus)の変更点 ===<br />
; アレンジ難易度にNIGHTMARE MODEの追加<br />
: ゾンビの数や耐久力が上がるなどの違いがある。<br />
<br />
== 登場人物 ==<br />
; レオン・S・ケネディ( ''Leon Scott Kennedy'' )<br />
: 21才の新人警官であり本作の男主人公。身長178㎝、体重70.2kg、血液型はA型。正義感が強く、行動力に優れるが時間にとてもルーズ(これが彼を事件に巻き込み彼を生き残らせた)。女性との相性が良くないのか色々な女性に振り回されがち。銃の扱いに長けるが、[[ショットガン]]に関してはあまり扱いがうまくない。[[ガンサバイバーシリーズ|ガンサバイバー]]の主人公、アーク・トンプソンの友人。専用アイテムはライター。[[バイオハザード CODE:Veronica|コードベロニカ]]でクリスと連絡を取っていることから、それまでの間に何らかの形で接触したものと思われる。コスチュームチェンジすると[[ハンドガン]]の撃つ速度が速くなる。<br />
; クレア・レッドフィールド( ''Claire Redfield'' )<br />
: 19歳のバイク好きな大学生であり、本作の女主人公。身長169㎝、体重52.4kg、血液型はO型。前作の主人公クリスの妹で、連絡の途切れた兄を訪ねラクーンシティを訪れる。趣味はバイクいじり。手先が器用で、[[ピッキング]]をマスターしているほか、多様多種な銃火器を使いこなせる。専用アイテムはキーピック。<br />
; エイダ・ウォン( ''Ada Wong'' )<br />
2014年4月25日のYahoo!で映画の6に出る事発表された<br />
: 年齢推定24歳で血液型はAB型の[[東洋]]系の美女。レオンに出会い行動を共にする。アンブレラの社員である恋人のジョンを探していると語るが(そのジョンがどうなったかは『1』のファイルで判明している)、街が非常事態に陥っているにも関わらず焦る様子が無く、その冷静な態度と射撃の熟練度などから只者では無い雰囲気を漂わせる。専用アイテムは恋人の写真。足が他キャラに比べて速い。デュアルショックVerのおまけゲームではプレイヤーキャラの一人として条件を満たすと使用可能。初期状態で[[サブマシンガン]]を持っているが、クリス以上に難易度が高い。『バイオハザード4』の本編に、第3の組織のスパイとして登場。ちなみにエイダが死亡した時の悲鳴はクレアよりも大きい<br />
プロジェクトクロスゾーン2にも登場した。2015年10月8日のファミ通で明らかになった<br />
; シェリー・バーキン( ''Sherry Birkin'' )<br />
: ウィリアムとアネットの娘で、12歳の薄幸の少女。血液型はO型。大きなペンダントを身に着けている。母親の指示でいち早く警察署に逃げ込んでおり、人見知りが激しいがクレアに心を開き行動を共にする事になる。ゾンビが徘徊する中を1人で行動できる気丈な精神を持つが、置いてけぼりになるとしゃがみ込んでしまったり、クレアが横に並ぶと手を繋いできたりと一度懐いた相手には甘える一面も見せる。専用アイテムは家族の写真。足が他キャラに比べて遅いが体力は大人並み。ただし武器を装備できないため、敵を撃退することができない。ちなみに、物語中盤でクレアからもらったジャケットは本編終了後以降預けたままである。動画サイトではシェリーが銃を持っている物もある<br />
; ウィリアム・バーキン( ''William Birkin'' )<br />
: アンブレラの研究員。シェリーの父。年齢は36歳。前作に登場したウェスカーとは同じ幹部養成所出身の同期であり、親友であると共にライバルでもあった。また、『コード:ベロニカ』に登場する、アレクシア・アシュフォードを一方的にライバル視していた。[[リサ・トレヴァー]]から着想を得てG-ウイルスの開発に成功するが、これをめぐって本社と激しく対立し、送り込まれたG-ウイルス回収部隊(u.s.s.)によって瀕死の重傷を負わされる。その後自らにG-ウイルスを投与して怪物化、ハンクを除く回収部隊を皆殺しにした。<br />
; アネット・バーキン( ''Annette Birkin'' )<br />
: ウィリアムの妻。夫が怪物化したことでパニックになっているのか、元々[[偏執病|被害妄想]]の気があったのかは不明だが、夫が開発したG-ウイルスを守るためにレオンやクレアをスパイと誤解して敵対する。ウィリアムよりはシェリーのことを大事に思っているようだが、憎しみや妄想が愛情を上回ることが多々あり。最後はシェリーに遺言を残して事切れる(クレア裏シナリオ)。<br />
; マービン・ブラナー( ''Marvin Branagh'' )<br />
: R.P.D.署内で一方の主人公が最初に出会う生存者。署内がパニックになっている時も律儀に報告書を書き上げ、自分が重傷を負ってるにも関わらず他の生存者の事を心配するなど正に警官の鏡だったが、最後はゾンビ化してしまう。ちなみに彼は『[[バイオハザード アウトブレイク|バイオハザード アウトブレイクFILE2]]』にも登場。同作でマービンがどんな行動をしていたか知ることが出来る。なお、表シナリオで彼のゾンビと戦わずに逃げると、裏シナリオでも同じ場所で登場する。<br />
; ブライアン・アイアンズ( ''Brian Irons'' )<br />
: R.P.D.署長。部下の信望が厚い男と見られていたが、実際には猟奇的側面を持ち、抑圧された状況に置かれると暴走しやすい危険な本性を有している。また過去五年間に渡りアンブレラから多額の賄賂を受け取って関連する事件の揉み消しを行っており、洋館から生還したクリスらのその後の活動も妨害していた。事件発生後は意図的に弾薬を拡散させるなどして署内をかく乱させ、自らの手で署員や市長の娘を殺害した。クレア編表ではGの胚を植えつけられ、拒否反応により死亡する。クレア裏編では、G・第1形態に真っ二つにされて殺される。大学時代には、二度に渡り女子学生に乱暴を働いた疑いがあり、精神鑑定を受けているが、成績優秀のため不問に付されている。剥製作りが趣味。(ちなみに、初代バイオハザードのセガサターン版の初回特典に付いていた小説版中に、ブライアン・アイアンというラクーン察署長が登場する)<br />
; ベン・ベルトリッチ( ''Ben Bertolucci'' )<br />
: 腕利きのフリーのジャーナリスト。街で発生する怪異を敏感に察知して取材を行っており、調査はアンブレラやアイアンズ署長を巡るラクーンシティの暗部にまで達していた。警察署の留置所で拘置されていたが、事件発生後は安全のため自ら牢に篭っている。レオン編表ではGによって産み付けられた胚と拒否反応を起こし、体を食い破られて死亡してしまう。レオン裏編では、G・第1形態の爪により致命傷を負わされ、レオンに署長の不正を暴く書類を託し事切れる(レオン表でも死の直前に書類はレオンの手に渡る)。『アウトブレイクFILE2』にも登場する。<br />
; ロバート・ケンド( ''Robert Kendo'' )<br />
: 銃砲店の店主、日系人。S.T.A.R.S.制式拳銃「サムライエッジ」の生みの親。街の非常事態に際し自分の店に立て籠もり、生き残りの市民に武器・弾薬を配っていた。登場後すぐにゾンビの餌食となって殺される。ちなみにバリーとは釣り仲間である。[[ガンスミス]]の兄ジョウがいる。彼の死体からはショットガン(レオン)かボウガン(クレア)が手に入る。<br />
; ブラッド・ヴィッカース( ''Brad Vickers'' )<br />
: ある条件を満たすとゾンビと化して登場。倒すとコスチュームチェンジができるようになるアイテムと生前に書き残したメモが手に入る。彼がゾンビになる経緯は『[[バイオハザード3 LAST ESCAPE|バイオハザード3]]』で明らかになる。一応S.T.A.R.S.の隊員らしく通常のゾンビよりも体力が高い。<br />
; ハンク( ''Hunk'' )<br />
: The 4th Survivor主人公。アンブレラ特殊工作部隊(U.S.S.)の隊員。非常に優秀でどんなに過酷な任務でもこなす。仲間が皆死んでも彼だけが生き残ることから「[[死神]]」という異名を持つ。The 4th Survivorは敵を倒しながらゴールである警察署の屋上を目指すタイムアタック風のモードで、実質的にはプレイヤーがアンブレラに協力している形という、シリーズ中でも異色のシナリオとなっている。『バイオハザード3』のエピローグ集では素顔を晒している。また、『CODE:veronica』では彼が書いた報告書がファイルとして登場する。専用アイテムはG-ウィルス。また、『バイオハザード4』にも、ミニゲーム『マーセナリーズ』で使用キャラとして登場。<br />
; 豆腐( ''to-fu'' )<br />
: The 豆腐 Survivor主人公。その名の通り[[豆腐]]の姿をしている関西弁を喋る謎の生物。イラストではS.T.A.R.S.のベレー帽をかぶっているが、本作のみの登場であり、物語との関連性は特にない。デバッグで使用していたキャラクターをそのままおまけにしてしまったという物で、声は開発チームにいた独特な喋り方をするスタッフが担当している。シナリオの内容や専用アイテムはハンクと同じだが、武器はナイフのみ。ダメージを受ける程に身体が赤く染まっていき、毒を受けると紫色になる。体力はほかのキャラの倍となっている。クリア後のリザルト画面で、ハンクに一部を切り取られ、湯豆腐にされて食べられる。<br />
; クリス・レッドフィールド( ''Chris Redfield'' )<br />
: クレアの兄で、前作の主人公の一人。洋館事件の後、アンブレラの本拠地であるヨーロッパへと飛んだ。オリジナル版では会話やファイルに名前が出るだけだが、デュアルショックVer.ではおまけゲームで登場する。ロケットランチャーを最初から持っているが難易度は高い。専用アイテムはライター。射撃の腕前がS.T.A.R.S.でもトップクラスの腕前を誇るという設定はハンドガン使用時の極めて早い連射で生かされている。<br />
<br />
== 登場クリーチャー ==<br />
今作品に登場するクリーチャーは、実験により生み出された生物兵器B.O.W.( Bio Organic Weapon )ではなく、街中に広がったT-ウイルスに感染してしまった物が殆どである。<br />
; ゾンビ( ''Zombie'' )<br />
: 前作では洋館などの施設内の人間に限られていたゾンビだったが、今作では街の住人がゾンビとなって襲い掛かってくるため、ラフな格好をしている者や警察官の格好をしている者、白衣を纏っている者、'''女性'''のゾンビという具合にバリエーションが飛躍的に増えている。加えて前作にも居た筋組織がむき出しのゾンビ改のほか、特定人物がT-ウイルスに冒された強力なゾンビも存在する。また、その個体数も前作とは段違いであることを示す為に、警察署内に窓を破って大量に押し寄せてくる演出に加え、窓の隙間から腕だけを出して主人公を掴んでくるなど前作よりも多様な行動を行うようになった。(後者の様にそれによってダメージを受けることはない演出も存在する)<br />
<br />
:彼らの多くはT-ウイルスの影響で新陳代謝が異常に発達し、それに伴い人間の3大欲求である「食欲」が影響を受け、体内における胃酸の大量生成・異常食欲行動を発症し、空腹を満たすために「食糧」を求め徘徊するだけの単純行動である。稀に自身の思い入れのある行動を再現している者も存在する。<br />
<br />
:被タメージ行動として、頭部を破壊すれば即死し、ショットガンやマグナム、グレネード弾などでの攻撃で特定の身体の部位が失われる「部位破壊」を起こす。(本作のゾンビはシリーズ中で部位破壊のバリエーションが最も多く、脚や腕が無くなればその分行動が制限されるが、中には腹部が吹き飛ばされても上半身のみで這い寄ってくるゾンビも存在する)<br />
:※プレイヤー操作キャラに対し、這いずりゾンビ、もしくは上半身のみになったゾンビに掴まれても振りほどく際、頭部を破壊して即死させることが可能。(レオンは頭部を踏み潰し、クレアとエイダは蹴飛ばす。余談であるが、シェリーは身体が小さいため胃酸攻撃は受けてしまうがゾンビに掴まれることが無い)<br />
<br />
; ゾンビ犬( ''Zombie Dog'' )<br />
: 警察犬としてR.P.D.で飼育されていた[[ドーベルマン]]がT-ウイルスに感染した存在で、主に警察署の地下で遭遇する。前作の人為的なウイルス投与で作り出されたケルベロスとは違い、こちらは偶然の産物である。R.P.D.の犬舎はT-ウイルスの感染源である地下下水道に近い位置にあったため、署内にウイルスが蔓延するよりも早く犬たちは感染していた。不幸にもその犬たちが飼育担当者に傷を負わせる事等によりR.P.D.署内感染経路の一つとなっていった。銃声や主人公の姿を感知すると走り寄って飛び掛ってくる。<br />
; ジャイアントスパイダー( ''Giant Spider'' )<br />
: T-ウイルスに感染し異常な巨大化を遂げた[[クモ]]。下水道に生息する。天井や壁を這い回り、毒液を飛ばして攻撃してくる。前作のウェブスピナーと酷似しているが、こちらは偶然の産物でありB.O.W.ではない。本作では倒しても子グモをばらまかないが、The 4th survivorに登場するタイプのみ小クモが飛び出す(下水道に出現する個体はオスの可能性もある)。火炎弾が弱点である。<br />
; カラス( ''Crow'' )<br />
: T-ウイルスに感染した[[カラス]]。前作に登場した物と同様である。アークレイ山中で感染したカラスがそのままラクーンシティまで飛んできている可能性もある。<br />
; リッカー( ''Licker'' )<br />
: ゾンビとなった人間の身体が、更にT-ウイルスに侵食されて突然変異を起こした物。初登場のクリーチャーである。脳と筋肉組織が剥き出しになっており、身体能力は人間に比べ大きく向上している。加えて脳の肥大に伴う視覚器官が失われたことで聴覚が異常に発達し物音で正確に獲物を察知し襲い掛かる。手足には大きな爪が生えており、それにより壁や天井に張り付き歩く事が可能。獲物を察知すると床に降り立ち、大きな爪か長く発達した舌を突き出すことにより対象を屠る。<br />
<br />
:「Licker」とは「'''舐める者'''」という意味で、その長い舌を見たR.P.D.職員が名付けた物。(ネーミング自体は一般公募で決まった)研究所では、身体が赤黒く変色し、爪が更に大きくなり耐久力が増した「リッカー改」が出現する。間合いが離れていても、主人公の位置を知られるとその舌で瞬時に攻撃されたり飛び掛りざまに爪で切りつけられるため、油断はできない。また、距離が離れている際に放つ「飛びツメ攻撃」は最大威力の場合、G第4形態の噛み砕きに匹敵する威力を持つ(但し、ダメージ値はランダム)。銃声を立てたり、走ったりすると足音を察知されやすいが、歩行を行えば割と近くを移動しても気付かれない。またその場で完全に静止すれば、リッカーが主人公に触れない限りは主人公に気がつかないため、やり過ごすことができる。そのためボウガンのような音の立たない武器であれば気付かれずに倒すことが可能。ゾンビに比べ耐久力は高くなっているが、硫酸弾が弱点。<br />
; ラージ・ローチ( ''Large Roach'' )<br />
: T-ウイルスに感染し巨大化した[[ゴキブリ]]。体長30~40センチにまで成長しており、[[ネズミ]]を主食とするまでになっている(T-ウイルスのキャリアとなったネズミもクリーチャーに変異を遂げていたが、下水道内での生態系が変化した結果、ラージ・ローチとの生存競争に負けてしまった)。下水道の通気・排気口に大量に出現する。上を通過することで踏み潰すことができる。人間を見つけると飛び掛ってくるが、ダメージは無い。しかし、3匹以上のラージ・ローチに取り付かれている状態が続くと頚動脈を食い千切られ、即死してしまうので油断は禁物。<br />
; イビー( ''Ivy'' )<br />
: 地下研究所で生み出された植物型のB.O.W.で、前作の'''プラント42'''のデータを元にしている。前作の植物型クリーチャーは根があるその場から動くことはなかったが、イビーは'''自立歩行が可能'''。体液を移動させることにより各部位を動かす。人間と同じような形を成しており、顔と手にあたる部分に大きなつぼみがある。身体は[[ツタ]]に覆われており、体表から水蒸気を吸収して水分を取るため、空気中の汚染物質には影響を受けやすく、またその変化に適応する能力も高い。(対B.O.W.ガスを散布される事で、初めは弱体化するものの短時間でガスに適応、逆にその毒性を取り込んで「毒イビー」に進化してしまう)<br />
<br />
:ツタを絡めたり、広範囲に粘液(毒液)を噴射して攻撃してくる。実弾系武器に強くカスタムマグナムの攻撃も一撃までなら耐えてしまう等頑丈な面を有するが、植物なので火炎弾や火炎放射器に弱い。普通に銃撃やナイフで倒した場合、死体の近くを通るとツタの攻撃を受けるが、火炎放射器もしくは火炎弾で燃やしてしまえばツタの攻撃は受けない。(硫酸弾やロケットランチャーで倒した場合も同様)<br />
; モス・ジャイアント( ''Moth Giant'' )<br />
: 研究所で実験用に飼われていた[[ガ|蛾]]が巨大化した物。特定の個体が異常成長したわけではなく、繁殖を繰り返すうちに巨大化していった。研究所の一室を巣と化している。巨大化したことにより満足に飛べなくなり、のしかかるように襲い掛かってくる。個体数は少なく、ゲーム中で遭遇するのは各編一体のみ。毒性のある鱗粉を撒き散らして攻撃してくる。火炎弾が弱点。<br />
; モスの幼虫( ''Baby Moth'' )<br />
: モスジャイアントの幼虫で巣の卵から孵化し天井から降ってくる。暖かいところに近づく性質があり、人間やコンピュータに反応を示す。粘液を飛ばしてくるが毒性は無い。どんな武器でも一撃で死亡する。<br />
; アリゲーター( ''Alligator'' )<br />
: 元は下水道に住み着くペット用に飼われていた[[ワニ]]だったが、T-ウイルスに感染し体長10メートルにも及ぶ巨大なクリーチャーと化した。目の前の物を銜えてしまう習性を持つ。ゴミ集積場で襲い掛かってきて、多少の弾丸を物ともせずに突っ込んでくる。通路端まで追い込まれて攻撃されてしまうと即死である。硫酸弾が有効だが、一度普通に撃退してもザッピング後のもう一人の主人公編でもう一度襲い掛かってくる。通路にある高圧ボンベを転がし、銜えさせた上で銃撃を加えると爆発。頭部を吹き飛ばし一撃で殺すことができる。(表プレイでこの方法を使えば、ザッピング後の裏プレイでは出現しなくなる代わりに頭部を吹き飛ばされた死体がその場所に転がっている)<br />
; タイラント( ''Tyrant'' )<br />
: 前作の研究所で行われていた実験のデータを利用し、更に発展させて造りだされたB.O.W.。回復能力及び知能の向上により、命令に従って行動させることも可能なため生物兵器としての完成度は高くなっている。人間の倍近い巨体を持つが、それ以外は人間と大差ない容姿を持つ。動きは緩慢だが、壁をぶち抜いて登場するなど怪力ぶりを発揮。アンブレラによって量産され、G-ウイルスの回収を目的としてラクーン警察署にヘリで投下された。「裏」シナリオのみに登場し、主人公を執拗に追いかけてくる。纏っている緑色のコートは防弾作用、人間への偽装の役割を果たしている。銃火器などは使えないらしくパンチやタックルで攻撃してくるが、倒した後に調べると何故か弾薬が手に入る。基本的には倒さなくても問題はないが、狭い通路で遭遇する場合が多いため状況によっては倒した方が安全な場合もある。なお、量産されたタイラントのうち署に投下されたのは一体のみ。他は全て米軍に対する勢力として別の箇所に投下されており、その姿は[[バイオハザード3]]で見ることができる。倒されてもすぐに復活して迫ってくるが、肉体が回復能力の限界を超えるダメージを受けるとリミッターが外れ、「スーパータイラント」へと変貌を遂げる。<br />
; スーパータイラント( ''Super Tyrant'' )<br />
: タイラントのリミッターが外れて進化した姿。本作では溶鉄プールに落とされたタイラントが飛び出してきた際に変貌している。身体は肥大化し、黒色に変化。手に大きなツメが生えており、溶鉄プールに落ちた影響で全身が燃え盛っている。攻撃力は進化前より落ちているが、スピードが大幅に向上しているため手数では上回っている。前作と同じく、何者かが投げ入れてくれるロケットランチャーでなければトドメがさせない。本作で登場する個体は右胸が脈動しているため、心臓が右にあると考えられる。<br />
; G<br />
: Gとはウィリアム・バーキン博士が自らにG-ウイルスを使用する事により誕生したクリーチャー。G-ウイルスを摂取した「G生物」は、急速に肉体をG細胞に蝕まれて体の形状を刻一刻と変化させる。際限の無い進化を続け、どんどん肥大化していく。他の生物に[[胚]]を植えつけることで繁殖を行うが、宿主と胚の間に遺伝子の近似性が少ない場合、拒絶反応を起こし宿主を内部から破壊してしまう。作中ではウィリアムが変化した「G」のほか、拒絶反応を起こした胚が急成長した「G成体」が登場する。「G」は5種類に分かれた形態で主人公と対峙する。<br />
: しかし本来、Gとはウィルスを徐々になじませていくことにより、意思や自我を保ったまま超人的な力を手に入れるという用途だったが、ウィリアムは急激なGウィルスの変化に耐え切れず怪物と化してしまい、他の生物同様に本能のみに従って行動するようになる。<br />
:; G成体<br />
:: 宿主との間に拒絶反応を起こした胚が成長した姿。不完全なことを思わせる不気味な容姿を持つ。背中にはG生物の特徴である巨大な目玉が形成されている。口からG幼体を吐き出し、本体も主人公に襲い掛かってくる。巨大な左腕を振り回して攻撃するが、左腕を集中して狙われると腕がもげてしまうという弱点がある。体組織が剥き出しになっており、硫酸弾に弱い。不完全なだけあってウィリアムのような強靭な生命力は無く、主人公に敗れてすぐに死亡した。また、幼体に繁殖能力は備わっていない。<br />
:; G・第1形態<br />
:: '''G1(ワン)'''とも呼ばれる。大きく右肩がせり出し、そこに巨大な目玉が出現している。体表がやや赤くなり右腕が肥大化している他はまだウィリアムの面影を残しており、衣服も身体に残ったままである。動きは鈍い。まだ知性が残っているのか、鉄パイプを武器に攻撃してくる。唸り声を上げて振りかぶった後の一撃は即死の危険がある。硫酸弾が弱点。<br />
:; G・第2形態<br />
:: '''G2(ツー)'''とも呼ばれる。左腕を除いた上半身全体を中心に更に身体が肥大化。ウィリアムの頭部であった物は左胸に押しのけられる様に移動し、新たな頭部が形成され始めている(新しい頭部の形成に伴い、ウィリアムの頭部は機能を喪失した模様)。右腕には大きなツメが生え出し、Gを象徴する巨大な眼球も右肩全体を覆う様に成長した。脇腹の部分には小さな腕が形成されつつある。弱点は火炎弾。<br />
:; G・第3形態<br />
:: '''G3(スリー)'''とも呼ばれる。頭部が完全な物となり、ウィリアムの頭部であった物は辛うじて残ってはいるものの、脇腹の表皮に埋没しつつあり識別は困難。脚部にもG細胞が浸透し、左大腿部にも目玉が発生。第2形態にて形成され始めた新たな腕が完成し、元の腕は背中から大きく横にせり出し翼を思わせる容貌になっている。胸部が隆起しており、そこには巨大な心臓があると考えられる。身体が大きくなった為歩行速度は第2形態よりやや遅い。本作中のクリーチャーでは最大のHPを持つ。火炎弾が弱点。HPが残り少ないと、即死攻撃を繰り出してくる。<br />
:; G・第4形態<br />
:: '''G4(フォー)'''とも呼ばれる。第3形態に近い姿で出現するが、胸部に[[イソギンチャク]]のような口が形成されつつあり、既にウィリアムの面影は全く残っていない。ある程度のダメージを与えると更に変化する。両肩に眼球が出現し、二足歩行から獣型になり、六本足で跳躍することで高い運動性能を有するようになった。頭部の下には胸まで大きくひらいたあごがあり、巨大な牙が連なっている。獲物の周囲を跳び回って襲い掛かってくる。攻撃力が異常に高く、特に牙でプレイヤーを噛み砕く攻撃は本作中最高威力の攻撃でHPが半分ほど残っていても死亡する可能性がある。グレネード弾が効果的。表プレイのラスボス。<br />
:; G・第5形態<br />
:: '''G5(ファイブ)、G最終形態'''とも呼ばれる。度重なる戦闘のダメージからの超回復に加え、ゾンビや死体等の食物の大量摂取により今までになく肥大化(設定画では、体表をゾンビや死体などの肉塊が覆っているのがわかる)。列車を覆うほどの巨躯となった。もはや第4形態の原型すらも留めぬ[[軟体動物]]のような身体構造になり、手足が変化した触手を壁につけて伸縮することで移動を行う。さらに胴体の先にはG4のように巨大な口がある。裏プレイ、そして本作の[[ボスキャラクター#ラストボス|ラスボス]]ではあるが、壁際まで離れてしまえば特に脅威ではなくなる。目立った弱点はないが、時間切れにさえならなければ負ける可能性は低い。最後は電車の爆破によって死亡した。<br />
<br />
== 登場する武器 ==<br />
レオン編とクレア編では、登場する武器が大きく異なる。<br />
<br />
=== 両編共通武器 ===<br />
; コンバットナイフ<br />
: '''ランドール M12'''、レオン、クレア両者の初期装備である。威力は最低ランクで、接近しないと攻撃が当たらないため敵の反撃を受けやすく、使いこなすには熟練が必要。ゾンビに対しては特に攻撃力が低く設定されているので一体を相手にするのにも時間がかかる。通常あまり使う必要が無い武器である。使用回数が無限なので、主に弾薬の節約のために使用する。下に向けて攻撃すると踏み込みが深くなるので攻撃範囲が若干広くなり、また攻撃速度も水平に攻撃するより上がる。本作ではロケットランチャーでしか倒せないスーパータイラントとの戦闘が必至なため、厳密な[[バイオハザードシリーズ#ナイフクリア|ナイフクリア]]は不可能になっている。尚、本作では弾数を無限にする[[裏ワザ]]があるが、それをすると何故かナイフにも「∞」の表示が出る。<br />
; [[拳銃|ハンドガン]]<br />
: 登場するハンドガンは3種類。共通して[[9mmパラベラム弾]]を使用する。装弾数や連射速度が異なるが、1発の威力は全て同じである。弾薬が最も多く手に入る武器だが、威力は低めなのでリッカーやボスクラスの敵と戦うには頼りない。攻撃の隙が少ないので、小型の雑魚敵との立ち回りには有効である。<br />
:; [[H&K VP70]]<br />
:: レオンの初期装備。装弾数が最も多い18。連射速度は並だが、レオンがコスチュームチェンジをする事により片手撃ちになり、連射速度及びリロード速度が高まる。ハンドガンパーツと組み合わせることで「カスタムハンドガン(H&K VP70バースト)」になる。ストックホルスターを付けた事で三連射が可能になるが、一発辺りの威力は変わらない。<br />
:; [[FN ブローニング・ハイパワー|ブローニングHP]]'''<br />
:: エイダとクレアの初期装備。装弾数13。ベルギー[[ファブリックナショナル|FN社]]製の大型拳銃。平均的な性能である。エイダはこれを水平に構えて射撃を行う。<br />
:; [[コルト・シングル・アクション・アーミー|コルト S.A.A.]]<br />
:: アーティラリーモデルの[[拳銃#回転式拳銃|リボルバー銃]]で、条件を満たすとクレアで使用可能になる。ファニングにより連射性能に優れるが、装弾数が6発しかない。<br />
:;[[ベレッタM92FS]]<br />
:: 「エクストリームバトル」でのクリスの初期装備。[[バイオハザード#ディレクターズカット|バイオハザードディレクターズカット]]に登場したモデルと同様のもので(武器の解説文まで同様である)、一定確率でクリティカルヒットが出る。<br />
; [[短機関銃|サブマシンガン]]<br />
: '''[[イングラムM10|MAC11]]'''。大型の放熱カバーを装着し、[[.380ACP弾]]を使用する。一発当たりの攻撃力はハンドガンよりも弱く、特にゾンビやG生物に対しては効果がやや低いが、連射性能に優れるので制止力が高く、リッカーや大クモなども無抵抗のまま倒すことができる。隙も小さく、素早い立ち回りができるため万能の武器だが、弾薬の消費は速い。一定の条件を満たすと弾数が無限のサブマシンガンを使用することができる(ルーキーモードでは初期装備となっている)。アイテム所有欄を2つ消費する。<br />
; [[ガトリング砲|ガトリングガン]]<br />
: 複数の銃身を回転させて連続で弾丸をばら撒く武器で、コンパクトな携行サイズになっている。サブマシンガンよりも高威力かつ同等の連射力を有するが、トリガーを引いてから発射までにタイムラグがあるため近接距離にいる敵には間に合わず攻撃を受けてしまうこともある。腰に構えるため姿勢の低い敵にも命中する。ある条件を満たすと入手できる隠し武器である。アイテム所有欄を2つ消費する。<br />
; [[ロケット砲|ロケットランチャー]]<br />
: ロケット弾を発射する[[バズーカ]]。製作者の誤解により携行用地対空ミサイル[[スティンガーミサイル]]に似た外観となっている。スーパータイラントとの戦いにおいて謎の人物が投げ入れてくれる物で、これでないとスーパータイラントに止めが刺せない。雑魚敵は一撃で粉砕し、Gも2、3発で倒すことができる。前作と同様上下に向けることはできないが、本作では姿勢の低い敵でも見掛け上は明らかに当たっていないが倒すことができる(地上にいるリッカーに向けて発砲すると、その当たり判定のある範囲がよくわかる)。一定条件を満たすと弾数が無限のロケットランチャーが使用できるようになる。なお、シナリオに登場するロケットランチャーの装弾数は2発。内1発はイベントで使ってしまうため、実質的には1発しかない。アイテム所有欄を2つ消費する。<br />
<br />
===レオン編の武器 ===<br />
; [[散弾銃|ショットガン]]<br />
: レミントン社開発のショットガン'''[[レミントンM1100|レミントンM1100-P]]'''。Pは「Police」のP。銃身を短く切り詰めた警察仕様で、12ゲージショットシェルを使用する。装弾数は5発。本来のレミントンM1100はセミオート式だが、ゲーム中ではポンプアクションのみ。射撃範囲が広く、横に広がった複数の敵に攻撃を加えられる他、距離が離れていれば姿勢が低い敵にも命中する。ただし、威力は接近している時が最も高く、離れれば離れるほど低下する。攻撃後の隙が大きいため、至近距離で敵を仕留め切れないと反撃を受けやすい。ショットガンパーツと組み合わせると「カスタムショットガン(レミントンM1100)」になり、装弾数が7発に増加、威力が2倍近くまで増加するが、射撃時の隙が更に大きくなる(デュアルショックVer.のクリスの場合、銃に慣れているので反動が小さい)。<br />
; [[マグナム (実包)|マグナム]]<br />
: [[イスラエル・ミリタリー・インダストリーズ|IMI社]]が生産している大口径自動拳銃'''[[デザートイーグル]]'''。強力な.50AEマグナム弾を使用しており、高威力で雑魚敵は、ほぼ一撃で倒すことができる。反動もショットガンに比べ小さく、隙が生じにくい。弾が敵を貫通するので、一直線に並んでいる敵はまとめて倒す事ができる。手に入る予備の弾薬が少ないので、節約しなければすぐに無くなってしまう。マグナムパーツと組み合わせると「カスタムマグナム(デザートイーグル50A.E10インチ)」になる。木製グリップと10インチのロングバレルが装着され、距離が離れる事による威力の減退が無くなるが、反動が極端に大きくなり、発射後の隙が大きくなる。<br />
:この「カスタムマグナム」は、東京マルイからガスガンが商品化されている。<br />
; [[火炎放射器]]<br />
: アンブレラ社開発。化学燃料を発火させて高温の炎を噴出す。弾薬の代わりに小型の燃料カートリッジを消費。予備のカートリッジなどは存在しないため補給はできない。トリガーを引き続けることで連続噴射ができるが、燃料の減りが速いので注意が必要。攻撃範囲が限られており威力もさほど高くないが、植物型クリーチャーであるイビーには絶大な効果を発揮する。アイテム所有欄を2つ消費する。<br />
<br />
=== クレア編の武器 ===<br />
; [[クロスボウ|ボウガン]]<br />
: バーネット社のピストルクロスボウ。ハンティング用や競技用に使用される。3本の矢を同時に3方向に発射するのが特徴で、一体の敵に複数本ヒットさせることで多大なダメージを与えられ、特にゾンビに有効。また、発射音が比較的静かなためリッカーにも有効。そこそこの誘導性がある。<br />
; [[グレネードランチャー]]<br />
: '''[[M79 グレネードランチャー]]'''、アメリカ製。三種類の擲弾があり、クリーチャーの弱点によってそれぞれを使いわけることができる。クレア編の主力となる強力な武器だが、弾道が放物線を描いて落ちるため他の射撃武器に比べ射程が短い。反動も大きく、隙ができやすい。なお、本作のM79はストックを短く切り詰めてピストルグリップタイプにカスタマイズされている。<br />
:; グレネード弾<br />
:: 前作と異なり、発射された弾が5つに拡散し、それぞれ爆発するという性質になった。そのため他の弾薬よりも射程が更に短いが、攻撃面積が広いため複数の敵に当たりやすく、弾が同時に多数当たりやすい大型の敵にも有効。<br />
:; 硫酸弾<br />
:: 着弾時に濃硫酸を撒き散らす。リッカーやタイラントに有効である。<br />
:; 火炎弾<br />
:: 着弾とともに敵を燃やす[[焼夷弾]]。アリゲーターや植物型のクリーチャーであるイビーに有効。<br />
; スパークショット<br />
: 実験動物撃退用高電圧銃で、スパークショット弾を使用する。蓄電されたエネルギーを消費し(初期状態は100%で敵に命中すると5%減り、当たらなかった場合は1%減る。残弾数が4%以下になると発射不可)、補充する機会はない。小さな電極を撃ち込んで相手に高圧電流を流し込むため、離れた相手にも当たるがその射程は短く3mほど。与えるダメージは比較的大きい。アイテム所有欄を2つ消費する。<br />
<br />
==バグ==<br />
; 透明なG<br />
: 地下のロープウェイで、Gの腕が壁を突き破ってエイダを襲うデモが発生する。デモ終了後、その穴へロケットランチャーを打ち込むと、見えない敵が攻撃してくる。爆風のシルエットから、G2、G3と思われる。かなり耐久力が高い。<br />
<br />
== バイオハザード1.5 ==<br />
「バイオハザード2」開発段階の完成間近でボツになった幻のゲーム。ゾンビに支配されたビルの最上階から脱出するというシナリオであったが、遊んでも面白くないという理由から開発を中止。[[ファミ通]]でのインタビューによると、“1.5”の開発データは既に破棄済みとの事。一部映像などが秘蔵映像として再販されたバイオハザードなどに入っている。<br />
<br />
プロデューサーの[[三上真司]]は辞表を用意して開発中止を訴えたという。後の『[[バイオハザード アウトブレイク]]』にシャッターによるゾンビ遮断システムなどの“1.5”独自のシステムの一部継承も見られるが、ゲームそのものはキャラクターや舞台など、ほぼ全てが作り直しになった。<br />
<br />
=== 登場人物 ===<br />
; レオン・S・ケネディ( ''Leon Scott Kennedy'' )<br />
: 少し顔が製品版と違う設定だった。1.5の段階で顔は2バージョンあり、1つ目は短髪で精悍な顔つきをした物で、2つ目が本採用されたレオンに近い雰囲気をしている。新人警官という設定は変わってない。<br />
; エルザ・ウォーカー( ''Elza Walker'' )<br />
: 女子大生のレーサーと言う設定。ラクーンシティとは全く関係ない設定だった。上記のとおり開発データ破棄により幻のキャラクターとなったが、ドラマCD「小さな逃亡者シェリー」に登場する事に。<br />
; マービン・ブラナー( ''Marvin Branagh '' )<br />
: レオンの先輩と言う設定は同じだったが、最後まで生き残る予定だった。<br />
; ロバート・ケンド( ''Robert Kendo'' )<br />
: エルザ編のパートナーとして最後まで生き残る予定だった。<br />
; エイダ・ウォン( ''Ada Wong'' )<br />
: 謎の女性。エルザ編にも少し出てくる予定だった。(2でも、シナリオにより一度だけクレアの前に姿を現す)<br />
; シェリー・バーキン( ''Sherry Birkin'' )<br />
: 製品版と大して変わっていない。<br />
; リチャード・キール ( ''Richard Keel'' )<br />
: ラクーンシティの市長。<br />
<br />
== ドラマCD ==<br />
全2巻。<br />
; バイオハザード 2 ドラマアルバム ~小さな逃亡者 シェリー~<br />
声の出演は[[飯塚雅弓]]、[[三石琴乃]]、[[納谷六朗]]、[[菅原淳一]]、[[伊藤健太郎 (声優)|伊藤健太郎]]。<br />
; バイオハザード 2 ドラマアルバム ~生きていた女スパイ・エイダ~<br />
声の出演は[[水谷優子]]、[[上田祐司]]、[[根谷美智子]]、[[山崎たくみ]]、[[納谷六朗]]。<br />
エイダが生存していた設定となっている(後の『バイオハザード3』で生存が示唆され、『4』で生存が確実となるが、当時ははっきりしていなかった)。<br />
<br />
== その後の作品 ==<br />
『バイオハザード3』ではレオン、クレア、エイダ、シェリー、ハンクの5人のその後が示されている。<br />
レオン、エイダ、ハンクの3人は『バイオハザード4』で、クレアは『バイオハザードコードベロニカ』でプレイヤーキャラクターとして使用でき、それぞれのその後も各作品中で確かめることが出来る。<br />
「ラクーンシティ」という舞台はその後の作品にも何度か利用されており、さらには『アウトブレイク』では研究所がステージで、G生物がボスキャラとして、『アウトブレイクファイル2』では警察署がステージとして用意され、さらにマービンも登場している事等を考えると、色々な意味でシリーズの転換点となっており、記憶に残りやすい作品であったといえる。<br />
<br />
==外部リンク==<br />
*[http://www.capcom.co.jp/newproducts/consumer/bio2/bio2.html プレイステーション版公式サイト]<br />
*[http://www.capcom.co.jp/pc/ Windows版公式サイト]<br />
*[http://www.capcom.co.jp/newproducts/consumer/value/index.html ドリームキャスト版公式サイト]<br />
*[http://www.capcom.co.jp/newproducts/consumer/64bio2/index.html ニンテンドウ64版公式サイト]<br />
*[http://www.capcom.co.jp/bio2/ ゲームキューブ版公式サイト]<br />
<br />
{{Template:バイオハザード}}<br />
<br />
{{DEFAULTSORT:はいおはさあと2}}<br />
[[Category:バイオハザードシリーズ|2]]<br />
[[Category:プレイステーション用ソフト]]<br />
[[Category:1998年のコンピュータゲーム]]<br />
[[Category:ドリームキャスト用ソフト]]<br />
[[Category:NINTENDO64用ソフト]]<br />
[[Category:ゲームキューブ用ソフト]]<br />
[[Category:Windows用ゲームソフト]]<br />
[[Category:ゲームアーカイブス対応ソフト]]<br />
<br />
[[ar:ريزدنت إيفل 2]]<br />
[[cs:Resident Evil 2]]<br />
[[da:Resident Evil 2]]<br />
[[en:Resident Evil 2]]<br />
[[es:Resident Evil 2]]<br />
[[fi:Resident Evil 2]]<br />
[[fr:Resident Evil 2]]<br />
[[it:Resident Evil 2]]<br />
[[lt:Resident Evil 2]]<br />
[[no:Resident Evil 2]]<br />
[[pt:Resident Evil 2]]<br />
[[ru:Resident Evil 2]]<br />
[[sv:Resident Evil 2]]<br />
[[zh:生化危機2]]</div>
防人
http://ja.yourpedia.org/mediawiki/index.php?title=%E9%95%B7%E5%B4%8E%E5%9B%BD%E9%9A%9B%E3%83%86%E3%83%AC%E3%83%93&diff=382334
長崎国際テレビ
2020-01-17T13:32:27Z
<p>防人: SEOに熱心なMuttley (トーク) による編集を スイポ による直前の版へ差し戻しました</p>
<hr />
<div>'''株式会社長崎国際テレビ'''(ながさきこくさいテレビ)は、[[長崎県]]で4番目に開局した民間[[テレビジョン放送局]]。略称は'''NIB'''。[[識別信号|コールサイン]]は'''JOXH-(D)TV'''。[[Nippon News Network|NNN]]系列。<br />
<br />
== 放送局概要 ==<br />
[[ファイル:NIB長崎国際テレビ2(社屋).JPG|thumb|300px|長崎国際テレビ社屋]]<br />
=== 社名 ===<br />
* 和文社名 - '''株式会社長崎国際テレビ'''<br />
* 英文社名 - ''Nagasaki International Television Broadcasting Co.,Ltd.''<br />
<br />
=== 事業所一覧 ===<br />
; 本社<br />
: [[長崎県]][[長崎市]]出島町11番1号<br />
; 佐世保本社<br />
: 長崎県[[佐世保市]]上京町4番4号 永田ビル5階<br />
; 福岡支社<br />
: [[福岡県]][[福岡市]][[中央区 (福岡市)|中央区]]大名2丁目4番35号 富士火災福岡ビル7階<br />
; 東京支社<br />
: [[東京都]][[千代田区]][[四番町 (千代田区)|四番町]]7番地8 日テレ四番町ビル2号館5階<br />
; 大阪支社<br />
: [[大阪府]][[大阪市]][[北区 (大阪市)|北区]][[曾根崎]]新地1丁目3番16号 京富ビル6階<br />
<br />
== 沿革 ==<br />
* [[1990年]][[10月1日]] - 当初の開局予定日。この日、[[テレビ長崎]]はFNN/[[フジネットワーク|FNS]]マストバイ局になったため、長崎県はNNN系空白地域となった。<br />
* [[1991年]][[4月1日]] - 長崎県で2番目の[[フルネット|マストバイ]]局として開局。当初は[[1990年]][[10月1日]]に開局される予定だったが、何らかの事情から当日まで延期されてしまった。<ref>同日に[[岩手めんこいテレビ]]、[[長野朝日放送]]、[[TVQ九州放送|ティー・エックス・エヌ九州(現・TVQ九州放送)]]等も開局。</ref><br />
* [[2006年]][[4月1日]] - 開局15周年。CI導入によりロゴマーク変更。<br />
* [[2006年]][[6月5日]] - デジタルマスターへ更新([[東芝]]製)。<br />
* [[2006年]][[12月1日]] - [[地上デジタルテレビジョン放送]]を開始。(コールサイン・JOXH-DTV)<br />
* [[2009年]][[1月12日]] - 地上デジタル放送で[[ウォーターマーク]]の表示を開始。(但し、ワンセグでは表示なし)<br />
<br />
== ネットワークの移り変わり ==<br />
* 九州地方では[[福岡放送]]、[[熊本県民テレビ]]に次いでの日本テレビマストバイ局。<br />
** 長崎国際テレビの開局予定日前日の1990年9月30日までは、[[テレビ長崎]](KTN)がNNNに加盟していた。当時同局がネットしていたニュース番組は、朝・昼・夜の3本がNNN、夕方が[[フジニュースネットワーク|FNN]]と混在しており、全放送番組の半数近くは日本テレビ系番組であった。なお、日本テレビからの番販番組の一部は[[長崎放送]](NBC)が放送していた。<br />
** テレビ長崎がNNNを脱退した1990年10月1日から長崎国際テレビ開局までの半年間、長崎県での日本テレビ系番組は、テレビ長崎がスポンサードネットする番組と長崎放送で放送される番販番組以外は全て姿を消した。また、番販番組については、暫定的に[[長崎文化放送]](NCC)が放送していた時期もあった。<br />
<br />
== 備考 ==<br />
* 社屋は[[出島]]跡地のすぐそばで、路面電車も目の前を通っている。かつて社屋内には小規模のホールがあり、コンサート・講演会などを開いていたが、現在は報道制作フロアになっている。なお、社屋には[[読売新聞]]長崎支局も入居している。[[ファイル:NIB長崎国際テレビ1(出島).JPG|thumb|300px|写真の手前の方が出島]]<br />
* 日本最西端の[[沖縄県]]には日本テレビ系列局が存在しないため、現時点では同局が日本テレビ系最西端の放送局である。ちなみに、最南端の放送局は[[鹿児島讀賣テレビ]]である。<br />
* 同じNNN系列では、[[テレビ金沢]](石川県・KTK)、鹿児島讀賣テレビ(鹿児島県・KYT)とともに、長崎では長崎文化放送(NCC)とともに[[平成新局]]となっている。<br />
* 元々[[佐賀県]]向けに割り当てられたUHF波が長崎県向けに振り替えられたのを受け開局した。([[スピルオーバー|電波銀座]]の[[佐賀県]]内で民放開局申請者がなかったため。)<br />
* 日本テレビ系列にもかかわらず、大株主に[[フジテレビジョン]](第2位株主)が名を連ねる。逆に、テレビ長崎の筆頭株主はフジテレビ系に一本化した現在でも[[読売新聞グループ本社]]である。<br />
* [[日本テレビ放送網|日本テレビ]]関連会社である株式会社長崎ビジョンと共同で番組制作を行っている。<br />
* 同局は日本テレビ系列の[[フルネット]]局であるにも関わらず、日本テレビ系全国ネットの番組『[[日テレNEWS24]]』を編成していない(但し携帯電話による配信に関しては[[ホームページ|HP]]内にバナーが掲載されている)。特別な大事件などがあって放送しなければならない場合のみ放送するが、[[第21回参議院議員通常選挙|2007年の参議院議員通常選挙]]開票速報、2008年7月24日に発生した[[岩手県沿岸北部地震|岩手北部地震]]の報道の際は午前3時以降の放送は無かった。『[[Oha!4 NEWS LIVE|Oha!4]]』に関しても、早朝4時から多くの日テレ系フルネット局が放送しているのに対し、同局は全編放送していない。NNN系列では[[北日本放送]]などでもネットされていないがマストバイ局では唯一フィラー、定時放送ともに放送せず、放送開始も平日午前4時49分からともっとも遅い。<br />
* [[NNN Newsリアルタイム]]は、数少ない17時台フルネット局で、系列局で唯一関東ローカル部分(17時台の木原さんの天気・17時49分のヘッドライン)も含めネットしている。しかし、ヘッドラインの予告部分は関東のものであり、6時台はNIBのスタジオからの放送のため放送されない。<br />
* NIBでは24時間テレビなどの特番などに[[ひるじげドン]]MCの[[寿一実]]を起用することが多い。<br />
*深夜アニメは他局に比べて積極的に放送する局であり、「エアマスター」はNNN系列でNIBだけ日本テレビと同時ネット放送だった。<br />
*[[長崎自動車|長崎バス]]が株主となっているため(ただし株式持分はそれほど多くない)、開局当初はバスに看板番組の広告を積極的に掲出していた。<br />
<br />
== チャンネル ==<br />
(アナログ放送)<br />
<div style="float: left; vertical-align: top; white-space: nowrap; margin-right: 1em;"><br />
*長崎 25ch 10kw<br />
*西山 30ch <br />
*西小島 51ch <br />
*江迎鹿町 21ch <br />
*佐世保 17ch 10kw<br />
*早岐 30ch <br />
*雲仙 29ch <br />
*崎戸東 52ch <br />
*諫早 32ch <br />
*島原 32ch <br />
*戸町 21ch <br />
*大浜 44ch <br />
*南有馬 26ch <br />
*長崎南 39ch <br />
*勝本 47ch <br />
*日宇 59ch <br />
*東長崎 28ch <br />
*木場 47ch<br />
*有川 32ch <br />
*蚊焼 32ch <br />
*福江 29ch <br />
*波佐見 39ch <br />
*有川北 60ch <br />
*日野 32ch <br />
*長崎北 61ch <br />
*川平 60ch <br />
*小浦 47ch <br />
*三井楽 48ch <br />
*大瀬戸 39ch <br />
*赤迫 29ch <br />
*柏 49ch <br />
*馬込 43ch <br />
*平戸 36ch <br />
*矢ノ平 39ch <br />
*久喜 46ch <br />
</div><div style="float: left; vertical-align: top; white-space: nowrap; margin-right: 1em;"><br />
*折橋 25ch <br />
*郷ノ浦 21ch <br />
*矢上 30ch <br />
*印通寺 40ch <br />
*三原 46ch <br />
*松浦 14ch <br />
*深堀 44ch <br />
*出雲 33ch <br />
*吉井 61ch <br />
*厳原 16ch <br />
*平山 49ch <br />
*平間 43ch <br />
*八幡 47ch <br />
*北有馬東 29ch <br />
*大野 61ch <br />
*田手原 56ch <br />
*徳万 54ch <br />
*北有馬西 21ch <br />
*飽の浦 22ch <br />
*阿翁 45ch <br />
*椎木 45ch <br />
*長与 26ch <br />
*野母崎 62ch <br />
*天神 52ch <br />
*南鹿町 36ch <br />
*大島 52ch <br />
*野母高浜 61ch <br />
*畝刈 48ch <br />
*樫山 39ch <br />
*片渕 57ch <br />
*平戸北 57ch <br />
*相浦 27ch <br />
*御館山 43ch <br />
*赤崎 29ch <br />
*西泊 34ch <br />
</div><div style="float: left; vertical-align: top; white-space: nowrap; margin-right: 1em;"><br />
*飯盛 43ch <br />
*三川 39ch <br />
*平戸南 62ch <br />
*田上 62ch <br />
*油木 56ch <br />
*元村 33ch <br />
*奈良尾 46ch <br />
*宇久 60ch <br />
*金堀 47ch <br />
*茂木 35ch <br />
*楠泊 54ch <br />
*南串山 29ch <br />
*佐々 37ch <br />
*奈摩 62ch <br />
*平戸中 23ch <br />
*長坂 53ch <br />
*崎戸西 57ch <br />
*志佐 44ch <br />
*滑石 21ch<br />
</div><br style="clear: left;" /><br />
(デジタル放送)<br />
*長崎 18ch 1kw<br />
*佐世保 16ch 1kw<br />
*諫早 18ch<br />
*島原 18ch<br />
*松浦 18ch<br />
*五島 21ch<br />
*壱岐 45ch<br />
*対馬 45ch<br />
これからも順次中継局を設置予定。<br />
<br />
== マスコットキャラクター ==<br />
* [[ビービーズ]]<br />
**[[ハチ]]の三姉妹で、名前は上からノン、アイ、ビビ。それぞれの名前は、長崎国際テレビの英略称NIBに由来する。2004年夏に、長崎県内の[[ファミリーマート]]各店でパッケージにビービーズが印刷されたパンが販売された。他、携帯電話用のストラップにも採用されている。<br />
<br />
== アナウンサー ==<br />
<br />
=== 現在在籍中のアナウンサー ===<br />
*(××××年)は入社年度。<br />
==== 男性 ====<br />
* [[佐藤肖嗣]](1994年・かつてフリーアナとして、和歌山放送などで活躍していた)<br />
* [[白方雄平]](2007年)<br />
<br />
==== 女性 ====<br />
* [[重森由佳]]([[1995年]])<br />
* [[島田啓子]]([[1991年]]、[[熊本県民テレビ|KKTくまもと県民テレビ]]より移籍)<br />
* [[外村倫子]]([[1999年]]、[[NHK長崎放送局]]より移籍)<br />
* [[千北英倫子]]([[2005年]])<br />
* [[髙橋早紀]]([[2006年]][[11月]]、[[NHK高知放送局]]より移籍)<br />
<br />
=== 元アナウンサー ===<br />
==== 男性 ====<br />
* [[尾座本一起]](開局~1993年?)<br />
* [[榎本敏之]](1995年~、現・NIB佐世保報道部記者)<br />
* [[西村正行]](2001年~2006年11月、[[岩手朝日テレビ]]から移籍)<br />
* [[藤村幸司]](開局~2006年11月30日、現・フリーアナウンサー)<br />
* [[吉村誠一郎]](開局~2002年、現・フリーアナウンサー)<br />
* [[廣田俊之]](2007年~2009年1月)<br />
<br />
==== 女性 ====<br />
* [[ホアンイン]](中国・南京出身)<br />
* [[大川慶子]](フリーアナウンサー、[[シグマ・セブン]]所属)<br />
* [[田内裕子]]<br />
* [[田村純子]]<br />
* [[松尾里美]]<br />
* [[峰下和子]]<br />
* [[山田博子]]<br />
<br />
== 現在放送中の番組 ==<br />
{{番組}}<br />
=== 自社制作番組 ===<br />
* [[NewsリアルタイムNAGASAKI|NIB NewsリアルタイムNAGASAKI]](月曜~木曜 16:53~19:00、金曜 17:00~19:00)※[[高精細度テレビジョン放送|HD]] - 18:16までは日本テレビ送出の『[[NNN Newsリアルタイム]]』をCMを除きすべてフルネットするため、事実上の放送時間は18:16からになる。<br />
* [[ひるじげドン]](土曜 11:35~13:00)※HD - 11:35から11:45までを1部、11:55からを2部という扱いである。<br />
* [[金曜得なま情報 デジチラ]](金曜 15:50~15:54) <br />
* [[MUSIC PROGRAM AIR]](月曜 24:59~25:29)<br />
* [[NIBストレイトニュース]](月曜~金曜 11:30~11:45、土曜 11:25~11:35、日曜 11:30~11:45)※HD - タイトル表記は[[NNNストレイトニュース]]だが、(ローカルパート部分も「NNNストレイトニュース」で全国パートと統一だが、)ローカルパートがある都合から、便宜上記す。<br />
*[[NIBニューススポット]](月曜~日曜 20:54~21:00)<br />
*[[NNN NIB Newsリアルタイム・サタデー]](土曜 18:00~18:30)※HD - オープニングタイトル表記は[[NNN Newsリアルタイム|NNN NEWSリアルタイム]]だが、ローカルパート部分・番組表で「NNN NEWSリアルタイム・サタデー(saturday)」となっているため、便宜上記す。<br />
*[[ズームイン!!SUPER]](長崎ローカル枠)<ref>大都市圏以外では唯一、ズームインの枠内でローカルコーナーを放送している。</ref><br />
<br />
==== ミニ番組 ====<br />
* [[はなまるウェディング]](日曜 23:26~23:30)<br />
* [[出島ナビゲーション]](月、火 15:50~15:55)<br />
* [[ビビット天気]](金曜 16:55~17:00ほか)<br />
* [[ビビットテレビ]](月~木 16:52~16:53)<br />
* [[NIBニューススポット]](毎日 20:54~21:00)<br />
* [[NIB特選情報]](日曜 11:25~11:30ほか)<br />
* [[佐世保市|佐世保市政だより]](土曜 9:25~9:30)<br />
* [[週刊あじさい]](土曜 17:55~18:00)<br />
* [[ウェザースポット]](月~金 5:19~5:20)<br />
* [[やるバイ!元気宣言]](毎日放送終了前)<br />
* [[あなたとNIB]](不定期)<br />
<br />
=== NNNローカルセールス枠のネット番組 ===<br />
==== 日本テレビ制作 ====<br />
===== 同時ネット =====<br />
* [[ズームイン!!SUPER|ズームイン!!SUPER 第1部]](月~金5:20~6:30)<br />
* [[爽快情報バラエティー スッキリ!!|スッキリ!!]](月~金8:00~9:55)<br />
* [[キユーピー3分クッキング]](月~土11:45~11:55)<br />
* [[NNN Newsリアルタイム|Newsリアルタイム 5時台]](月~木16:53~17:50、金17:00~17:50)<br />
* [[歌スタ!!]](月曜24:29~24:59) <br />
* [[心に刻む風景]](水曜21:54~22:00)<br />
* [[音楽戦士 MUSIC FIGHTER]](金曜24:50~25:20)<br />
* [[満天☆青空レストラン]](土曜18:30~19:00)<br />
* [[それいけ!アンパンマン]](日曜6:00~6:30)<br />
* [[所さんの目がテン!]](土曜17:00~17:30)<br />
* [[スクール革命!]](日曜11:45~12:45)<br />
* [[中井正広のブラックバラエティ]](日曜22:30~22:56)<br />
* [[ダウンタウンのガキの使いやあらへんで!!]](日曜22:56~23:26)<br />
**中井正広のブラックバラエティとダウンタウンのガキの使いやあらへんで!!は2ヶ月に1回の割合で放送されるNIB制作のローカル番組が放送された場合、平日の深夜に遅れ放送される<br />
<br />
===== 時差ネット =====<br />
* [[メレンゲの気持ち]](土曜13:00~14:30)<br />
* [[イケ麺そば屋探偵〜いいんだぜ!〜]] (土曜25:10~25:40)<br />
* [[EXILE GENERATION]](日曜25:35~26:20)<br />
<br />
==== 読売テレビ制作 ====<br />
===== 同時ネット =====<br />
* [[情報ライブ ミヤネ屋]](月~金13:55~15:50)<br />
* [[遠くへ行きたい (テレビ番組)|遠くへ行きたい]](日曜7:30~8:00)<br />
* [[たかじんのそこまで言って委員会]](日曜13:30~15:00)<ref>2005年4月3日開始。九州のNNSマストバイ局では最後発。</ref><br />
===== 時差ネット =====<br />
* [[浜ちゃんが!]](木曜24:38~25:09)<br />
* [[にけつッ!!]](火曜 25:29~25:59)<br />
<br />
=== 系列各局制作のネット番組 ===<br />
==== 中京テレビ制作 ====<br />
* [[カウントダウン・ドキュメント 秒ヨミ!]](日曜12:45~13:25)<br />
* [[でんじろう先生の日曜実験室 ラブラボ!]] (日曜11:00~11:30)<br />
* [[フットンダ]](水曜24:29~24:59)<br />
<br />
==== 福岡放送 ====<br />
===== 同時ネット =====<br />
* [[夢にエール!]](木曜21:54~22:00)<ref>九州地区NNN系列各局([[熊本県民テレビ|KKT]]、[[鹿児島讀賣テレビ|KYT]]も含めて)同時ネット。</ref><br />
===== 時差ネット =====<br />
* [[我ら釣キング|安田栗之助・下村要一の我ら釣キング]](土曜5:30~5:59)<br />
<br />
==== 日本海テレビ制作 ====<br />
* [[メロjpでいこう!]](水曜24:59~25:29)<ref>ただし、NKTのクレジットはなし。</ref><br />
<br />
=== 他系列からのネット番組 ===<br />
==== テレビ東京系列 ====<br />
===== 一般番組 =====<br />
* [[ペット大集合!ポチたま]](火曜 15:55~16:52)<br />
* [[遠藤淳 (テレビ番組)|遠藤淳]](火曜 24:59~25:29)<br />
* [[太一×ケンタロウ 男子ごはん]](日曜 10:55~11:25)※2008年10月5日開始<br />
<br />
===== アニメ番組 =====<br />
* 金曜夕方<br />
** [[しゅごキャラ!]](金曜 15:55~16:25)<ref>2008年5月に同じNNN系列局である[[日本海テレビジョン放送|日本海テレビ]]とフジテレビ系列局の[[岩手めんこいテレビ]]がネットを開始するまではテレビ東京系・独立UHF局以外で唯一のネットであった。</ref>※HD <br />
** [[おはコロシアム]](金曜 16:25~16:55)<br />
* 土曜午前<br />
** [[ポケットモンスター ダイヤモンド&パール]](土曜 9:30~10:00)<ref>なお、TeNY[[テレビ新潟放送網|テレビ新潟]]が2008年4月からNIBと同じ時間に同番組を放送している。</ref>※ただし[[ポケモン☆サンデー]]は[[長崎放送]]で放送<br />
** [[極上!!めちゃモテ委員長]](土曜 10:00~10:30)<ref>2009年6月6日放送開始。非マストバイ局を含めて日本テレビ系列単独加盟局の中で同番組をネットしている局([[南海放送|RNB]]・[[山形放送|YBC]])の中では、現在のところ最速である。</ref><br />
<br />
==== その他 ====<br />
* [[ジャパネットたかた|ジャパネットたかたテレビショッピング]](定時放送、土曜10:30の枠に生放送をすることも多い)<br />
* [[中央競馬ダイジェスト]](土曜 24:55~25:10、日曜 25:10~25:25)<br />
* [[ミュージックビデオニュース]](土曜深夜放送)<br />
<br />
== 終了した番組 ==<br />
=== 自社制作番組 ===<br />
* [[ニュースプラス1ながさき|NEWS PLUS1 nagasaki]](月曜~金曜 17:50~19:00)<br />
* [[Shampoo]](土曜 24:25~24:55)<br />
* [[ZONE Be]](土曜 24:25~24:55)<br />
* [[アナ番]]<br />
* [[出島早耳通信]]<br />
* [[長崎の美男美女探し・夢はパラダイス]]<br />
<br />
=== テレビ東京系ネット番組 ===<br />
* [[新世紀エヴァンゲリオン]]<br />
* [[ポケットモンスター (1997-2002年のアニメ)|ポケットモンスター]]→[[ポケットモンスター アドバンスジェネレーション]](現在のポケットモンスターDP枠)<br />
* [[とっとこハム太郎 (アニメ)|とっとこハム太郎]](現在のきらりん☆レボリューション枠)<br />
* [[マシュマロ通信]]([[テレビ大阪]]制作)<br />
* [[甲虫王者ムシキング 森の民の伝説]]→[[ぷるるんっ!しずくちゃん]](現在のしゅごキャラ!枠、しずくちゃん2期は非ネット)<br />
* [[奥さまは外国人]](現在の[[キンコンヒルズ]]枠)<br />
* [[撮りッたがり決死隊 トッターマンDS]]<br />
* [[キンコンヒルズ]]<br />
* [[みゅーじん]]<br />
<br />
===[[TBSテレビ|TBS]]系ネット番組===<br />
*[[アニメ浪曲紀行 清水次郎長伝]]([[毎日放送]]制作)<br />
<br />
=== UHFアニメ ===<br />
* [[あぃまぃみぃ!ストロベリー・エッグ]](2002年1月6日 - 2002年3月31日)<br />
** なお、現在はNIBでは[[UHFアニメ]]は1本も放送されていない。そのため、上記の作品がNIBでは唯一のUHFアニメとなる。深夜アニメは日本テレビ制作のものがほとんどである。<br />
<br />
== 開局当初の日本テレビ系ネット番組 ==<br />
☆は、現在も放送中の番組。<br />
=== 開局時に[[テレビ長崎]](KTN)から移行した日テレ系の番組 ===<br />
★は、テレビ長崎がフジテレビ系になってからもしばらくネットされていた番組。<br />
* [[NNN朝のニュース]](2001年9月28日終了。現在はズームイン!!SUPERの6時台のコーナー・[[NNNニュースSUPER]]として放送。)<br />
* [[NNN昼のニュース]] - 長崎国際テレビ開局時は『NIB昼のニュース NNN』に差し替え。(後続の[[NNNニュースダッシュ]]は2007年9月28日終了。現在は[[NNNストレイトニュース]]として放送。)<br />
* [[NNNきょうの出来事]](2006年9月29日終了。現在は[[NEWS ZERO]]として放送。)<br />
* ★☆[[ご存じですか]]※HD<br />
* ★☆[[キユーピー3分クッキング]]※HD<br />
* [[ズームイン!!朝!]](2001年9月28日終了。現在は[[ズームイン!!SUPER]]として放送。)<br />
* [[午後は○○おもいッきりテレビ|おもいッきりテレビ]](2007年9月28日終了。現在は[[おもいッきりDON!]]として放送。)<br />
* ★☆[[それいけ!アンパンマン]]<br />
* ★☆[[金曜ロードショー]]※HD<br />
* ★☆[[所さんの目がテン!]]※HD<br />
* ★[[健康増進時代]] - 後の『[[Oh!診]]』→『[[からだ元気科]]』枠。(現在、この枠は存在しない。)<br />
* [[スーパージョッキー]]<br />
* [[全日本プロレス中継]]<br />
* [[笑点]]<br />
* ★[[天才・たけしの元気が出るテレビ!!]](現在は[[世界の果てまでイッテQ!]]を放送。)<br />
* [[知ってるつもり?!]](現在は[[行列のできる法律相談所]]を放送。)<br />
* ★[[オシャレ30・30]](現在は[[おしゃれイズム]]として放送。)<br />
* [[どちら様も!!笑ってヨロシク]](現在は[[サプライズ (帯番組)|サプライズ]]を放送。)<br />
* [[クイズ世界はSHOW by ショーバイ!!]](現在は[[1億人の大質問!?笑ってコラえて!]]を放送。)<br />
* ★[[火曜サスペンス劇場]](現在は[[日本史サスペンス劇場]]、[[魔女たちの22時]]を放送。)<br />
* [[水曜グランドロマン]](現在は[[ザ!世界仰天ニュース]]、[[水曜ドラマ_(日本テレビ)|水曜ドラマ]](現在は[[アイシテル〜海容〜]])を放送。)<br />
* [[面白スタジアム]](現在は[[サプライズ (帯番組)|サプライズ]]を放送。)<br />
* ★[[刑事貴族]](現在は[[太田光の私が総理大臣になったら…秘書田中。|太田総理秘書田中]]を放送。)<br />
* [[TVムック・謎学の旅]](現在は[[未来創造堂]]を放送。)<br />
* ☆[[土曜ドラマ_(日本テレビ)|土曜グランド劇場]](現在は[[ザ・クイズショウ]]を放送。)<br />
* ☆[[24時間テレビ 「愛は地球を救う」]]※HD<br />
* ☆[[全国高等学校クイズ選手権]]※HD<br />
* ☆[[東京箱根間往復大学駅伝競走|新春スポーツスペシャル箱根駅伝]]※HD<br />
<br />
=== 開局時に長崎放送(NBC)から移行した日テレ系の番組 ===<br />
* ☆[[全国高等学校サッカー選手権大会]] - 開局初年度のみNBCと共同制作。<br />
<br />
=== 開局時に長崎文化放送(NCC)から移行した日テレ系の番組 ===<br />
* [[お笑いマンガ道場]] - [[中京テレビ放送|中京テレビ]]制作。<br />
<br />
== 技術情報 ==<br />
=== 各時間帯の時刻出し ===<br />
* 平日午前は番組開始時から[[爽快情報バラエティー スッキリ!!|スッキリ!!]]終了まで、土曜日は番組開始時から[[ウェークアップ!ぷらす]]終了まで、日曜日は番組開始時から[[THE・サンデー NEXT]]終了まで<br />
* 平日午後は11:55から12:50頃のCM直前まで。<br />
* 平日夕方は16:53から19:00まで。<br />
* フォントは東芝ゴシックで、番組中は青字で大きめのものがカスタムフォントとして表示され、その他(CM中など)は白文字のものが表示されている。<br />
:デジタル放送での切り替わり方は「フェードイン・フェードアウト」で、デジタル放送での表示画角は16:9である。但し、ワンセグでは終日表示されていない。<br />
<br />
=== お天気ループ ===<br />
*[[ズームイン!!SUPER]](CM中・天気予報時など除く)・[[おもいッきりDON!]](CM中除く)・[[NNN Newsリアルタイム|Newsリアルタイム 5時台]](CM中除く)・[[NNN Newsリアルタイム]](CM中・[[NewsリアルタイムNAGASAKI|NIB NewsリアルタイムNAGASAKI]]中は表示されない)中に表示される。(但し、ワンセグでは表示されない。)<br />
*表示地域・順番は次の通りである。<br />
**長崎→佐世保→諫早→大村→島原→松浦→平戸→下五島→上五島→壱岐→対馬→長崎に戻る<br />
*表示内容は次の通りである。<br />
**2段階表示である。<br />
***(朝・昼バージョン)地名(左)・当日天気(右上・絵で表示)・当日午前/午後降水確率(右下・青地)→地名(左)・当日最高気温(文字のみ・赤字)・〇〇℃(赤字)<br />
***(夕方バージョン)地名(左上)・あす(文字のみ・黄字)・翌日天気(右上・絵で表示)・翌日降水確率(右下・青地)→地名(左上)・あす(文字のみ・黄字)・翌日最高気温(〇〇℃・赤字)・翌日最低気温(〇〇℃・青字)<br />
*表示方法はせり下がりである。<br />
<br />
=== 地上デジタル放送 ===<br />
*放送開始当初から[[ウォーターマーク]]の表示はなかったが、[[2009年]][[1月12日]]から表示が開始されている(但し、ワンセグでは表示されていない)。<br />
<br />
== オープニング&クロージング ==<br />
; 1991年4月1日 - 2002年9月30日<br />
: 世界各国のおはようございますとおやすみなさいの映像。オープニング・クロージング共、最後に稲佐山送信所・県内中継所紹介と局舎の映像が映されていた。ただし、開局から1年ほどはBGMや出てくる国の数が短く、映像の時間も短かった。クロージングの前編は夜の長崎市繁華街の様子も映していた。<br />
; 2002年10月1日 - 2006年3月31日<br />
: 映像に放送局のマスコットキャラクター・ビービーズを使用。この当時は、映像内で表示される放送局ロゴは旧ロゴが用いられていた。<br />
; 2006年4月1日 - 2013年2月28日<br />
: 過去のバージョンと同様、映像にビービーズを使用している。映像内で表示される放送局ロゴは新ロゴへと移行した。なお、ビービーズのアニメーション時に流れるBGMは、童謡『[[ぶんぶんぶん]]』を独自に編曲したものである。<br />
; 2013年3月1日 - 現在<br />
: 局キャラクターのビービーズが長崎市内を周る映像に変更。オープニングは昼の風景、クロージングは稲佐山からの夜景を使用している。テロップもオープニングとクロージングで出し方が異なりオープニングはピンク色で「おはようございます」のテロップを表示した後「JOXH-DTV (長崎18ch)」と「NIB長崎国際テレビ」のテロップを同時に出し右下に「NIBは4チャンネル」と表示。最後に再度「NIB長崎国際テレビ」表示する。クロージングは青色で「JOXH-DTV (長崎18ch)」と表示してから「NIB長崎国際テレビ」と表示。その後左上にNIBのロゴをしばらく表示した後左下に「NIBは4チャンネル」のテロップを表示し最後に青色テロップで「おやすみなさい。」と表示する。オープニングは40秒(いきなりピアノ調の音楽から始まる)、クロージングは60秒。<br />
<br />
=== 補足 ===<br />
* ビービーズのオープニングとクロージングになってからは、NIBの公式番組表に「ビービーズおはよう」(開始時)および「ビービーズおやすみ」(終了時=[[フィラー]]前)と記載されるようになった。<br />
* 「ビービーズおやすみ」(クロージングID)終了後、原則として午前4時まではフィラーとして[[日テレNEWS24]]の同時放送を行い、その後は早朝放送の開始までは[[カラーバー]]などとなる(月曜未明など、不定期でメンテナンスが行われる場合に「ビービーズおやすみ」の終了後からカラーバーとなる日もある)。同様のことはテレビ金沢でも行われているが、NIBは年末年始と大規模な災害(台風他)がない限り週末を含め終夜放送はしていない。『[[Oha!4 NEWS LIVE]]』については、基本的に5:20 - 5:50の第2部([[番組販売|番販]]ネット放送)のみ定時番組扱いでネットしている。なお放送開始時刻は、月曜 - 金曜は4:50、土曜は4:27、日曜は4:22である(2015年1月時点)。<br />
<br />
== 不祥事 ==<br />
東京支社で営業を担当していた24歳の社員が、深夜に女性のマンションに侵入し、強姦した容疑で2008年1月29日に逮捕された。<br />
長崎国際テレビは、社長のコメントを出したが、地元の報道各社からの記者会見要請を「会社が犯罪にかかわったわけではない」と拒否した。<br />
当該社員は1月30日付で懲戒解雇となった。<br />
2008年7月24日、東京地裁は懲役5年の実刑判決を言い渡した。<br />
<br />
<br />
== その他の長崎県の放送局 ==<br />
* [[NHK長崎放送局]]<br />
* [[長崎放送]](NBC)(TBS系列)〔JRN・NRN系列〕<br />
* [[テレビ長崎]](KTN)(フジテレビ系列)<br />
* [[長崎文化放送]](NCC)(テレビ朝日系列)<br />
* [[エフエム長崎]](fm nagasaki)〔JFN系列〕<br />
<br />
== 脚注 ==<br />
<br />
{{reflist|2}}<br />
</div><br />
<br />
== 外部リンク ==<br />
* [http://www.nib.jp/index.html NIB長崎国際テレビ「ビービーズタウン」]<br />
<br />
{{Wikipedia/Ja}}<br />
{{DEFAULTSORT:なかさきこくさいてれひ}}<br />
[[Category:長崎国際テレビ|*]]<br />
[[Category:日本民間放送連盟会員|42なかさきこくさいてれひ]]</div>
防人
http://ja.yourpedia.org/mediawiki/index.php?title=%E5%B2%A1%E5%B1%B1%E6%94%BE%E9%80%81&diff=382333
岡山放送
2020-01-17T13:32:16Z
<p>防人: SEOに熱心なMuttley (トーク) による編集を 由亜辺出夫 による直前の版へ差し戻しました</p>
<hr />
<div>{{日本のテレビ局<br />
|英名= [[:wiki:en:Okayama Broadcasting|Okayama Broadcasting Co., Ltd.]]<br />
|地域= [[岡山県]]・[[香川県]]<br />
|系列= FNN<br />
|番組= [[フジネットワーク|FNS]]<br />
|略= OHK<br />
|愛称= OHK、岡山放送<br />OHKテレビ<br />OHK岡山放送<br />
|呼出名称= OHKおかやま<br />デジタルテレビジョン<br />
|コールサイン= OH<br />
|年= 1969年<br />
|月日= 4月1日<br />
|郵便番号= 700-8635<br />
|都道府県= 岡山県<br />
|本社= [[岡山市]][[北区 (岡山市)|北区]]学南町三丁目2番1号<br />
|緯度度= 34| 緯度分 = 40| 緯度秒 = 53| 経度度 = 133| 経度分 = 55| 経度秒 = 26<br />
|演奏所= 本社と同じ<br />
|都市名= 岡山<br />
|ch1= 35<br />
|ch2= 35<br />
|id= 8<br />
|dch=27<br />
|中継局 = 高松 31ch・津山 60ch<br />西讃岐 52ch・小豆島 59ch<br />ほか<br />
|デジ中継局 = 津山・新見・高梁 16ch<br />高松・笠岡・小豆島など 27ch<br />西讃岐 28ch<br />ほか<br />
|公式サイト = [http://www.ohk.co.jp/ OHK web - 岡山放送]<br />
|特記事項=開局当初はFNNと[[All-nippon News Network|ANN]]のクロスネットだった。<br />[[1979年]](昭和54年)に岡山県・香川県のテレビジョン放送の相互乗り入れでFNNに一本化。<br />
}}<br />
{{基礎情報 会社<br />
|社名 = 岡山放送株式会社<br />
|英文社名 = Okayama Broadcasting Company, Limited<br />
|ロゴ =<br />
|画像 = [[ファイル:OHK Head office 2009-11.jpg|280px]]<br />
|画像説明 = 岡山放送本社<br/>[[2009年]]([[平成]]21年)[[11月22日]]撮影<br />
|種類 = [[株式会社]]<br />
|市場情報 =<br />
|略称 = OHK<br />
|国籍 = {{JPN}}<br />
|本社郵便番号 = 700-8635<br />
|本社所在地 = [[岡山県]][[岡山市]][[北区 (岡山市)|北区]]学南町三丁目2番1号<br />
|本店郵便番号 =<br />
|本店所在地 =<br />
|設立 = [[1968年]]([[昭和]]43年)[[3月26日]]<br />
|業種 = 情報・通信業<br />
|統一金融機関コード =<br />
|SWIFTコード =<br />
|事業内容 = 一般放送事業 など<br />
|代表者 = [[代表取締役]][[社長]]:宮内正喜<br />
|資本金 = 3億円(2010年3月31日現在)<br />
|発行済株式総数 =<br />
|売上高 = 70億7,322万円(2010年3月期実績)<br />
|営業利益 =<br />
|純利益 = 1億3,018万円(2010年3月期実績)<br />
|純資産 =<br />
|総資産 =<br />
|従業員数 = 149人<br />
|支店舗数 =<br />
|決算期 = 毎年[[3月31日]]<br />
|主要株主 = [[フジ・メディア・ホールディングス]] (23.4%)<br />(同社の[[持分法|持分法適用会社]])<br />[[関西テレビ放送]](23.4%)<br /> [[オハヨー乳業]] (22.7%)<br />[[両備ホールディングス]] (12.4%)<br/>など(2012年7月31日現在)<br />
|主要子会社 =<br />
|関係する人物 =<br />
|外部リンク = [http://www.ohk.co.jp/ 岡山放送株式会社 公式サイト]<br />
|特記事項 =<br />
}}<br />
<br />
'''岡山放送株式会社'''(おかやまほうそう)は、[[岡山県]]と[[香川県]]を[[放送|放送対象地域]]とする[[テレビジョン放送局|テレビ局]]である。略称は'''OHK'''(1984年3月までの愛称は「テレビ岡山」だった)。<br />
<br />
[[識別信号|コールサイン]]はJOOH-DTV([[岡山市|岡山]])。[[フジテレビジョン|フジテレビ]]をキー局とする[[フジニュースネットワーク|FNN]]・[[フジネットワーク|FNS]]系列局。<br/><br />
略称のOHKは[[コールサイン]]の一部「OH」と、会社の英語表記名であった“'''Okayama Hoso K.K'''”(現在は'''Okayama Broadcasting Co., Ltd.''')の頭文字から取ったといわれている。<br />
<br />
現在のステーション[[キャッチコピー]]は「'''OH! You Ready?(準備はいい?)'''」([[2014年]](平成25年)[[4月]]から使用)。<br />
<br />
== 会社の概要 ==<br />
=== 本社・支社所在地 ===<br />
* 本社<br />
*: [[岡山県]][[岡山市]][[北区 (岡山市)|北区]]学南町三丁目2番1号<br />
* 四国支社<br />
*: [[香川県]][[高松市]]古新町8番地1 四国パナソニックビル2階<br />
* 倉敷支社<br />
*: [[岡山県]][[倉敷市]]笹沖1265番地 敷島ビル5階<br />
* 東京支社<br />
*: [[東京都]][[千代田区]]有楽町一丁目9番1号 日比谷サンケイビル9階<br />
* 大阪支社<br />
*: [[大阪府]][[大阪市]][[北区 (大阪市)|北区]][[梅田]]二丁目4番9号 [[ブリーゼタワー]]10階<br />
* 広島支社<br />
*: [[広島県]][[広島市]][[中区 (広島市)|中区]]八丁堀15番6号 広島ちゅうぎんビル6階<br />
<br />
<gallery><br />
File:Shikoku Panasonic Building.jpg|四国支社<br />
File:OHK head Office.JPG|開局時に建てられたOHK本社本館<br />(手前の2階建ての建物)<br />
</gallery><br />
<br />
=== 歴史 ===<br />
* [[1967年]][[11月1日]] - アナログテレビ放送の予備免許取得。<ref>当時のUHF第1次チャンネルプランに基づくもので、この日は他にも[[新潟総合テレビ]]、[[長野放送]]、[[テレビ静岡]]を初め、全国の民放15局に一斉に予備免許が交付された。</ref><br />
* [[1968年]][[3月26日]] - [[岡山日日新聞]]・[[産業経済新聞社|産経新聞社]]・[[関西テレビ放送]]・[[毎日新聞社]]・[[毎日放送]]・[[朝日新聞社]]の出資で会社を設立。<br />
* [[1968年]][[12月23日]] - アナログテレビ放送の本免許取得。<br />
* [[1968年]][[12月24日]] - アナログテレビ放送のサービス放送開始(カラー放送も同時開始)。<br />
* [[1969年]][[4月1日]] - 開局('''コールサイン:JOOH-TV'''、35ch、出力 映像:10kW、音声:2.5kW、'''愛称:テレビ岡山'''、'''略称:OHK'''、開局は[[瀬戸内海放送]]と同日)<ref>この日は、OHK・瀬戸内海放送を含め、UHFの民放テレビ局が12局一斉に開局した。その中には、OHKを始めとして、[[長野放送]]、[[富山テレビ放送|富山テレビ]]、[[石川テレビ放送|石川テレビ]]、[[サガテレビ]]、[[テレビ長崎]]、[[テレビ熊本]]、[[鹿児島テレビ放送|鹿児島テレビ]]と、現在フジテレビのフルネット局が8局(サガテレビが開局当初からフジテレビのフルネットだった以外は、開局当時全てクロスネット局)も入っている。</ref>。これと同時に、この日発足の[[フジネットワーク|FNS]]に加盟。<br />
* [[1970年]][[1月1日]] - [[All-nippon News Network|ANN]]発足と同時に加盟。<br />
* [[1979年]][[2月17日]] - 前年10月の[[郵政省]]の岡山・香川地区の民放テレビ4局の放送対象エリア是正(第一次相互乗り入れ)決定を受け、金甲山送信所の岡山県内向けに設定されていた指向性設定を解除。香川県内向け送信を開始。<br />
* [[1979年]][[4月1日]] - 同日より香川県も放送エリアとなる(第一次相互乗り入れ)。これに伴い、テレビ朝日系とのクロスネット解消・ANNを脱退し、フジテレビ系のフルネット局になる。<br />
* [[1979年]][[11月30日]] - 金甲山送信所の出力を2倍(映像:20kW、音声:5kW)に増力。<br />
* [[1980年]][[12月27日]] - アナログ・テレビ放送の[[音声多重放送]]を開始。<br />
* [[1982年]][[10月1日]] - [[コーポレートアイデンティティ|CI]]を導入。それによりロゴマークを先代(2代目)のものに変更。<br />
* [[1984年]][[4月1日]] - 愛称を社名と同じ'''岡山放送'''に統一。ただし香川県もエリアにしている都合上、「OHK」を使用することが増える。<ref>フジテレビなどFNS系列各局発の番組(『めざましテレビ』など)で中継先に呼びかける際「岡山放送」呼ばれることが多い。また、一部ワイドショー(『とくダネ』など)の映像提供先局名の字幕スーパーでも「岡山放送」となっている。</ref><br />
* [[1984年]][[4月5日]] - 高松中継局開局。香川県に設置した最初の中継局(第二次相互乗り入れ)。<br />
* [[2001年]][[4月1日]] - [[コーポレートアイデンティティ|CI]]の更新により、ロゴマークを現在のものに変更。<br />
* [[2001年]][[6月]] - 会社の経営危機打開とフジテレビとの関係改善等の為、社長に当時フジテレビ常務取締役だった[[須賀勝彌]]が就任する。これが、会社にとって大きな転機となる。<br />
* [[2002年]][[5月1日]] - 局を挙げての大々的な「『OH!型テレビ』宣言キャンペーン」を実施。それに伴い、局の新しいマスコット・キャラクターとして「'''[[OH!くん]]'''」がデビューする。これが後に岡山・香川で大ブレイクし、グッズ、コラボCM等も多く生み出し、会社の経営危機打開の大きな契機となる。(詳しくは、「[[OH!くん]]」の項目を参照のこと。)<br />
* [[2003年]][[5月1日]] - OH!くん1周年の日に、「'''OH!体操'''」を発表、放送開始。後に、岡山・香川地域のスタンダードな体操の1つへと定着する。<ref>同体操のCD(歌:[[ケダマ]])も、同年[[8月9日]]に発売された(OHK CD番号:OHKM-0001、現在廃盤)。当初、ヴォーカルは杉村美奈だったが、2011年1月からは新しいハイビジョン制作のCGバージョンに替わり、これに伴い、ヴォーカルも現在ケダマのヴォーカルをしている森川アキコのヴァージョンに変更された。この新しいCGヴァージョンは、音楽は[[ケダマ]]のOH!くんベストアルバム「うたOH!」(OHK CD番号:OHKM-0007)の中に、映像はDVD「スイッチOH!くん」(OHK DVD番号:OHKD-0002、映像はオリジナルのHDをSDワイド画質に変換して収録)に収録されている。</ref><br />
* [[2005年]][[8月1日]] - 同じFNS系列局である[[福島テレビ]]と同日に、新しい東芝製のアナログ・デジタル統合マスターへ更新する。<br />
* [[2005年]][[11月15日]] - [[総務省]]より、[[地上デジタルテレビジョン放送|地上デジタル放送]]の予備免許が交付される。<br />
* [[2006年]][[8月26日]] - 地上デジタル放送の[[試験放送]]開始。<ref>非公式ではあるが、岡山・香川地区では初のデジタル試験放送。</ref><br />
* [[2006年]][[10月12日]] - 地上デジタル放送にて、「'''映像の再生に必要な制御信号'''」を含めた試験放送を開始する。<br />
* [[2006年]][[11月30日]] - 総務省の[[中国総合通信局]]から、地上デジタル放送の本免許が交付される。<ref>この日、岡山にある他のテレビ局3局([[NHK岡山放送局|NHK岡山]]、[[山陽放送|RSK山陽放送]]、[[テレビせとうち|TSCテレビせとうち]])も同時に同放送の本免許が交付された。</ref><br />
* [[2006年]][[12月1日]] - 地上デジタルテレビの本放送開始。コールサインは'''JOOH-DTV'''。<br />
* [[2007年]][[6月]] - 須賀勝彌が社長を退任し、非常勤顧問となる。後任に、前フジテレビ取締役の宮内正喜が社長に就任する。<br />
* [[2007年]][[12月20日]] - OHKの新携帯サイト「OH!プレミアム」がスタートする。<br />
* [[2008年]][[8月12日]] - 地上デジタル放送での[[ウォーターマーク]](局ロゴの上にOH!くんのイラストが描かれているデザイン)の表示を開始する。<br />
* [[2010年]][[10月]] - デジタルテレビ時代に備え、視聴者とつながる大潮流宣言として、「つながるOHK」 キャンペーンを開始する。<ref>このキャンペーン・ソング「ぼくらのうた」(歌と演奏:[[ケダマ]])は、翌月[[12月23日]]に発売された[[ケダマ]]のOH!くんベストアルバム「うたOH!」(OHK CD番号:OHKM-0007)の中の1曲にてCD発売された。</ref><br />
* [[2011年]][[7月24日]] - アナログ放送終了。<br />
* [[2012年]][[3月]] - ステーションキャッチコピーが「スイッチOH!」に変更される。<br />
* [[2012年]][[4月1日]] - フジ・メディア・ホールディングスの[[持分法|持分法適用会社]]になる。<br />
* [[2012年]][[5月1日]] - OH!くん誕生10周年を記念して11:00 - 19:00までUSTREAMで生特番を放送。<br />
* [[2013年]][[3月]] - ステーションキャッチコピーが「やっぱりOH系」(「やっぱりオーエイチケイ」と読む)に変更。CMを初め、様々なキャンペーンを展開する。<ref>このキャッチコピーのキャンペーンは、OHKの[[神谷文乃]]、[[淵本恭子]]、そしてこの年の4月に入社したばかりの[[岡田愛マリー]]の3人の女子アナウンサーが一緒になって、キャンペーンを展開していく。内容によっては、キャラクターのOH!くんもイラスト等で出る。尚、岡田アナは4月入社の為、3月中は顔を出さず、4月1日になって漸く顔を出すという演出となっている。余談だが、キャンペーンCMの中で、4月から放映された新人の岡田アナを紹介する内容の物では、神谷アナが岡田アナのことを「OH!かだ だよね!」なんていう内容があり、その次作に、岡田本人が始めに「新人アナウンサーのOH!かだめぐみマリーです。」と言い、OH!くんの頭のかぶり物を神谷アナと一緒にかぶって出る内容の物がある。</ref><br />
* [[2013年]][[4月15日]] -「OH!体操」の第2弾、「OH!体操2」を発表、放送開始<ref>この日先ず、当時のOHKのキャンペーンCM「やっぱりOH系」シリーズの最新作として、「OH!体操2制作中」の15秒CMが、テレビとインターネットの双方にて流され、初公開されたが、その際、当音楽の放送時間は僅か5秒であった為、その日の後の放送である、番組「[[エブリのまち]]」でのエンディングにての放送が、本格的な初解禁、初公開となる。</ref>。<br />
* [[2013年]][[12月6日]] -局のマスコット・キャラクター「OH!くん」の原画イラストのフリーユース企画を実施。条件付きで一部無料使えるようになる。<ref>OHKのホームページ[http://www.ohk.co.jp/press/file/20131206152650.pdf 「企業広報OH! 2013年12月6日付 『OH!くんイラスト フリーユースに』」]及び[http://www.ohk.co.jp/licence/ 「OH!くん原画イラスト使用申請」]に記載されている。</ref><br />
* [[2014年]][[4月]] - ステーションキャッチコピーが「OH! You Ready?(準備はいい?)」に変更。<br />
* 2014年[[5月9日]] - [[スーパーマーケット]]・[[マルナカ (チェーンストア)|山陽マルナカ]]の岡山県内全店舗において「OH!マルナカTV」の提供を開始。[[デジタルサイネージ]](電子看板)を店内に設置し、設置店舗の商品に関する情報や、店舗周辺のコミュニティ情報、OHKの番組情報などを配信する<ref>{{Cite press release |title=新たな地域消費情報配信サービス「OH!マルナカTV」の開始について ~放送と通信の連携による消費現場における新たなメディアの創造~|url=http://www.ntt-west.co.jp/news/1405/140508a.html|publisher=岡山放送・株式会社山陽マルナカ・ストリートメディア株式会社・[[西日本電信電話]]株式会社|date=2014-05-08}}</ref>。<br />
* 2014年11月(予定) - 岡山市北区下石井にオープンする都市型ショッピングセンター、[[イオンモール#今後のオープン予定|イオンモール岡山]]5・6Fに報道・制作部門を移転し、そこへ編集設備も備えた新スタジオ「'''OHKまちなかスタジオ ミルン'''」を設ける<ref>{{Cite press release |title=新拠点の名称は「ミルン」 OHKイオンモール岡山内施設の名称決定 |url=http://www.ohk.co.jp/press/file/20140401134806.pdf |format=PDF |publisher=岡山放送 |date=2014-04-01}}</ref>。現本社はマスターを含め、総務・営業・技術部門が残る予定<ref>{{Cite press release |title=岡山駅前に新たな大規模都市型拠点誕生「イオンモール岡山」起工式を実施 |url=http://www.aeonmall.com/upload/1366780116.pdf |format=PDF |publisher=[[イオンモール|イオンモール株式会社]] |date=2013-04-24}}</ref>。<br />
<br />
=== ネットワークの移り変わり ===<br />
* [[1969年]][[4月1日]] - [[フジテレビ系列]]と[[All-nippon News Network|NETテレビ系列]]のクロスネット局として[[岡山県]]で放送開始。(第2局)ニュースネットワーク[[フジニュースネットワーク|FNN]]及び番組供給ネットワーク[[フジネットワーク|FNS]]に加盟。<br />
* [[1970年]][[1月1日]] - [[All-nippon News Network|ANN]]に加盟。<br />
* [[1975年]][[3月31日]] - クロスネット先のANNの[[準キー局]]が[[ネットチェンジ#大阪準キー局「腸捻転」の解消|腸捻転解消]]により[[MBSテレビ|毎日放送]]から[[ABCテレビ|朝日放送]]に変更したため[[山陽放送テレビ|山陽放送]]と関西発全国ネット番組を交換(OHK=ABC、RSK=MBS)。<br />
* [[1979年]][[4月1日]] - [[岡山県]]・[[香川県]]の民放テレビ放送の相互乗り入れ放送実施(第1次)により[[香川県]]で放送開始。(香川3局)。この日[[瀬戸内海放送]](香川2局・岡山3局)が[[岡山県]]で放送開始し同局を岡山県での[[テレビ朝日]]系列局と定めたことによりテレビ朝日系列の番組が[[瀬戸内海放送|同局]]へ移動し、姿を消す。ANNを脱退。[[フジテレビジョン|フジテレビ]]系列マストバイ局となる。[[香川県]]ではフジテレビ系列マストバイ局として放送開始。<br />
* [[テレビせとうち]]が開局するまでの間には、[[TXN|テレビ東京系列]][[テレビ東京|(東京12チャンネル時代を含む)]]の一部の番組も番組販売という形で放送された番組もあった。<br />
* 香川県との相互乗り入れ以前は、西日本放送の編成から外れた[[日本テレビ系列]]の番組がごくわずかに番組販売扱いで放送されたことがあった。<br />
<br />
== 経緯・現状 ==<br />
* 元々は岡山県域の民放テレビ局として「テレビ岡山」の愛称で開局。地元・[[岡山日日新聞|岡山日日新聞社]](後に岡山日日新聞新社となったが2011年廃刊)のほか、[[産業経済新聞社|産経新聞社]]・[[関西テレビ放送]]・[[毎日新聞社]]・[[毎日放送]]・[[朝日新聞社]]等が出資して設立された。<br />
* 従って開局当初は、[[1979年]]の[[岡山県]]・[[香川県]]民放テレビ放送の民放相互乗り入れ放送開始までは[[フジテレビジョン]]と[[テレビ朝日|日本教育テレビ→テレビ朝日]]のクロスネット局だった。<br />
* しかし、相互乗り入れ以前から[[山陽放送テレビ|山陽放送]](RSK)とともに[[香川県]]での越境視聴は多かったようである。岡山県との県境が[[瀬戸内海]]で、県域の大半が平地であるためと思われる。このため、当時においてフジテレビの番組を本来の放送時間帯で視聴した人は香川県でも多い<ref>フジテレビの番組は、[[西日本放送テレビ|西日本放送]](RNC)などでもかなりの番組が放送されたが、多くは別の時間帯であった。OHKでの放送時間帯の方が見やすかったのであろう。</ref>。ただし、VHFのRSKに対し、OHKはUHFのため、[[1979年]]の親局出力増大(10kW→20kW)以前は山陽放送に比べて視聴は容易ではなかった。また、相互乗り入れ以前は、先発局の山陽放送・西日本放送が岡山県・香川県両県をサービスエリアとした実質的な準広域局だったものが、前述の通り岡山県のみをサービスエリアとした県域局だった為、同じく香川県のみをサービスエリアとしていた[[瀬戸内海放送]](KSB)とともに、先発2局と同じサービスエリアとなることを望んでいた。<REF>これは、VHFがUHFより電波の飛びが良いという状況によるもので、視聴可能地域を「サービスエリア」としていたためであり、相互乗り入れ前までは、免許上の放送対象地域はあくまでもそれぞれの本社所在地の県のみであった。</REF><br />
* フジ系フルネット化後、OHKが経営危機に陥った時にフジテレビ側から同社へ役員を派遣する動きがあったが、OHK側がこれを拒否したため、フジ側はその報復として同局に対してFNN/FNSネット番組の30秒以上のネットスポンサー契約を個別交渉扱いとするなど<ref>1987年4月-1988年9月までの約1年半の間。これは民放では初めてで前代未聞の事態であった。同様のケースについては1993年4月をもってFNN/FNSを脱退し、ANNマストバイへの完全移行に踏み切る通告をした[[山形テレビ|山形テレビ(YTS)]]がこれにあたる。その通告にフジテレビが異議を唱えたこともあり、ペナルティーとして、1992年12月よりネットチェンジまでの4か月間、OHK同様にFNN/FNSネット番組のスポンサーとの交渉とYTSが単独交渉をすることとなった。詳細は山形テレビ及びネットチェンジの項を参照。</ref>、両局の関係が悪化した。<br />
* しかし、2001年にフジテレビの常務であった[[須賀勝彌]]がOHK社長に就任(2007年6月に退任、現在は非常勤顧問)。2004年に放送された[[27時間テレビ]]では、その須賀社長とフジテレビの[[村上光一]]社長、揃っての出演が実現し、OHKとフジの関係が修復され良好であることを印象づけた。現在の社長も、フジテレビ常務であった[[宮内正喜]]である。また、[[ライブドア]]による[[ニッポン放送]]の[[ニッポン放送の経営権問題|株買占め問題]]でも、OHKはフジテレビを支持することを公式に表明していた。<br />
* 現在のOHKの株主構成は、筆頭株主が[[フジ・メディア・ホールディングス]]で、以下、[[関西テレビ放送]]、[[オハヨー乳業]]、[[両備ホールディングス]]で、その他、[[下津井電鉄]]、産経新聞社、毎日放送、岡山県などとなっている。そういったこともあり、オハヨー乳業のCMが流れている放送局はOHKだけである。<ref>過去には[[岡山エフエム放送|FM岡山]]も、開局当初から数年間オハヨー乳業の20秒のCMを流したことがある。なお、オハヨー乳業は[[テレビせとうち]](TSC)の株主でもある。これは[[オハヨー乳業]]の関連会社である、[[カバヤ食品]]の宣伝との兼ね合いがあることが大きな理由。事実、カバヤ食品はTSCの番組で提供、CMを多く放送している。</ref><br />
* 前述の通り岡山日日新聞が2011年廃刊となって以降、それまで関係がほとんどなかった[[山陽新聞]]との関係を深めるようになる。<br />
* 香川県関係のマスコミで唯一、[[四国アイランドリーグplus]]の運営会社である[[IBLJ]]に出資している。<br />
* 現在、岡山放送の関連会社のうち、「OHKハウジングパーク」及び「OHKスポーツ振興財団」「OHKスポーツ振興財団香川」が先代のロゴのままである。<br />
* [[西日本地方|西日本]]([[近畿地方]]以西)のフジテレビ(FNN・FNS)系列局で唯一、社名に「テレビ」が入らない。<br />
* 2002年以降、毎年8月、12月に[[岡山駅]]西口のままかりフォーラムやサンポート高松で開催される「サマー(ウィンター)カーニバルinままかり(サンポート高松)」を主催。自社マスコットOH!くんのグッズ販売や各種アウトレットやイベントなどが開催される一大イベントとなっている。<ref>2006年のサマーカーニバルinままかりでは、岡山・香川地区では初のデジタル試験放送(非公式)を行っている。</ref><br />
* 2006年9月1日〜3日に[[桃太郎アリーナ]]で行われた[[バレーボールワールドグランプリ]]岡山ラウンドでは技術協力で制作参加していた。<br />
* [[岡山県・香川県の放送|岡山・香川]]では初めてハイビジョン中継車([[三菱ふそう・キャンター]])を導入した民放テレビ局である。<br />
* 2007年10月12日に桃太郎アリーナで初めてバスケットボールbjリーグのチーム[[高松ファイブアローズ]]のプレシーズンマッチが行われ、その日の深夜に録画でだが初実況中継された。<ref>地上波ではスポンサー企業の1つでもある[[西日本放送]]とNHK高松で放送されていたが岡山側の放送局では初の放送となった。</ref><br />
* 2009年4月頃まで、『[[FNNニュース]]』などでOHKから全国送出されるときでも左下の現場テロップは「FNN NEWS」ではなく「OHK NEWS」にしていた。同年5月頃からは「FNN NEWS」を使用している。<br />
* JR西日本[[岡山駅]]中央改札内の新幹線乗換改札前にある待合室において、OHKの広告看板とともにハイビジョンテレビを設置している。もちろんこのビジョンでは6:00〜24:00の間、OHKの番組が放映されている。<ref>かつては、[[山陽放送|RSK]]と[[NHK岡山放送局]]も岡山駅構内にテレビを設置していたが、2004年から実施された構内改修を機にいずれも撤去されている。</ref><br />
* 2005年度から4年連続、この地域のテレビ局の(年度)[[視聴率#三冠王・四冠王|視聴率三冠]]を獲得している。<br />
* 2010年7月5日からCMを除いて全ての番組で16:9[[レターボックス (映像技術)|LB]]となっているが、OHKではそれ以前の2008年頃から自局送出のハイビジョン番宣CMは自社制作・ネット問わずアナログ放送ではLBとなっていた(フジテレビ送出の場合は4:3アップコンバートされていた)。<br />
* 「[[ネプリーグ]]」や「[[めざましどようび]]」、「[[エブリのうち]]」などの番組では、かなり前に収録されたとおぼしき提供クレジット(女性アナウンサーだが、誰かは不明)が使用されて続けており、一部の視聴者から「謎の声」と呼ばれることがある。「めざましテレビ」のローカル枠や「[[OHKスーパーニュース]]」(ごくまれに使用される場合あり)でも同様だったが、現在は萩原アナなど現役アナの声に代わっている。<br />
* OHKはFNS/FNNの[[基幹局]]<ref>FNSの基幹局は[[フジテレビジョン|フジテレビ]]・[[北海道文化放送]]・[[仙台放送]]・[[テレビ静岡]]・[[東海テレビ放送|東海テレビ]]・[[関西テレビ放送|関西テレビ]]・[[テレビ新広島]]・[[テレビ西日本]]の8社。</ref>ではないが、現在の中・四国エリア基幹局である[[テレビ新広島]]が開局した直後から数年間は、同局がまだ中四国の基幹局としての業務を出来るだけの基盤がなかったため、NNSに一本化した[[広島テレビ放送]]から業務を引き継ぐ形で基幹局代行的な立場となっていた。<br />
<br />
== マスコット・キャラクター ==<br />
*[[2002年]]にマスコット・キャラクター「'''[[OH!くん]]'''」が登場している。詳しくは[[OH!くん]]を参照のこと。<br />
*過去に「きらら」や「ゆめら」や「ニョッキン」などのマスコット・キャラクターが登場している。ニョッキンについては現在でもシンボルマークという形(エンドロール等でOHKロゴとともに表記したり、本社屋壁面にロゴを設置)で存続している。ニョッキンがマスコット・キャラの頃のキャッチフレーズは「恋するニョキニョキテレビ」。<br />
<br />
== 局データ ==<br />
[[ファイル:OHK JMoba Kinkozan Transmit station.jpg|thumb|240px|金甲山送信所(2012年12月撮影)]]<br />
1979年4月の[[岡山県・香川県の放送|瀬戸内準広域圏]]確立後は中継局を増やしたりしているが、デジタル放送に完全移行した現在でも難視聴が100%解消されているわけではない。これは他の4局でも同じことが言える。その反面兵庫県の一部の地域でも受信可能地域が存在する。<br />
<br />
[[File:FNNID.png|thumb|right|200px|フジテレビ系列のリモコンキーID地図<br>地図上で赤く塗られている地域がID8である。]]<br />
<br />
{| class="wikitable"<br />
|+ 親局概要<br />
|-<br />
! colspan="5" | [[金甲山送信所|OHK岡山デジタルテレビジョン放送局]]<br />
|-<br />
! colspan="2" | [[識別信号|コールサイン]]<br />
| colspan="3" | JOOH-DTV<br />
|-<br />
! colspan="2" | [[呼出名称]]<br />
| colspan="3" | OHKおかやまデジタルテレビジョン<br />
|-<br />
! colspan="2" | [[リモコンキーID]]<br />
| colspan="3" | 8ch<br />
|-<br />
! rowspan="3" | 27[[チャンネル (テレビ放送)|ch]] || [[周波数]]<br />
| colspan="3" | 557.142857[[メガヘルツ|MHz]]<br />
|-<br />
! [[空中線電力|出力]]<br />
| 2[[キロワット|kW]]<br />
! [[実効放射電力|ERP]]<br />
| 24kW<br />
|-<br />
! 所在地<br />
| colspan="4" | [[岡山県]][[岡山市]][[南区 (岡山市)|南区]]郡字甲の峰2515番地9([[金甲山]])<br />
|-<br />
| colspan="5" style="font-size: smaller;" | ※局舎は[[ジャパン・モバイルキャスティング|Jモバ]]([[NOTTV]])と共用。<br />
|-<br />
|}<br />
<br />
=== 中継局 ===<br />
ch番号の頭にVが付いているものは、垂直[[偏光|偏波]]。<br />
<div style="float: left; vertical-align: top; white-space: nowrap; margin-right: 1em;"><br />
'''岡山県'''<br />
*[[津山中継局|津山]] 16ch 50W(黒沢山)<br />
*[[笠岡中継局|笠岡]] V27ch 30W(塚の丸山)<br />
*[[新見中継局|新見]] 16ch 3W(鳶が巣山)<br />
*[[蒜山中継局|蒜山]] 27ch 3W(高張山)<br />
*[[児島中継局|児島]] 47ch 3W(神道山)<br />
*[[高梁中継局|高梁]] 16ch 1W(愛宕山)<br />
*[[和気中継局|和気]] 16ch 1W(城山)<br />
*[[山陽中継局|山陽]] 28ch 1W(善応寺山)<br />
*[[北房中継局|北房]] 28ch 1W(飯ノ山)<br />
*[[岡山市|備前瀬戸]] 44ch 1W(鉄砲山)<br />
*[[久世中継局|久世]] 47ch 1W(笹向山)<br />
*[[井原中継局|井原]] 16ch 0.3W(城山)<br />
*[[高梁市|有漢]] 16ch 0.3W(権現山)<br />
*[[建部|建部]] 16ch 0.3W(中山)<br />
*[[御津]] 16ch 0.3W(妙見山)<br />
*[[真庭市|中国勝山]] 21ch 0.3W(太鼓山)<br />
*[[矢掛町|矢掛南]] 24ch 0.3W<br />
*[[久米南町|久米南]] 28ch 0.3W(小丸山)<br />
*[[赤磐市|周匝]](すさい) 28ch 0.3W(茶臼山)<br />
*[[倉敷市|真備]] 28ch 0.3W<br />
*[[津山市|美作加茂]] 28ch 0.3W(青生山)<br />
*[[建部町|建部南]] 36ch 0.3W<br />
*[[美作中継局|美作]] 37ch 0.3W(塩垂山)<br />
*[[高梁市|高梁巨瀬]] 38ch 0.3W<br />
*[[井原市|東井原]] 38ch 0.3W(高月山)<br />
*[[備前中継局|備前]] 46ch 0.3W(笹尾山)<br />
*[[瀬戸内市|長船]] 47ch 0.3W(堂王山)<br />
*[[吉備中央町|加茂市場]] 47ch 0.3W(横路山)<br />
*[[浅口市|鴨方]] V47ch 0.3W<br />
*[[吉備中央町|賀陽]] 47ch 0.3W(聖坊山)<br />
*[[井原市|西井原]] 47ch 0.3W<br />
*[[玉野市|玉野和田]] 47ch 0.3W(神登山)<br />
*[[和気町|備前佐伯]] 47ch 0.3W<br />
*[[真庭市|湯原]] 47ch 0.3W(大沼山)<br />
*[[久米南町|久米南神目]] 52ch 0.3W<br />
*[[日生町|日生]] 27ch 0.1W(楯越山)<br />
*[[瀬戸内市|牛窓]] 28ch 0.1W(鹿歩山)<br />
*[[蒜山 (地名)|中和]] 28ch 0.1W<br />
*[[高梁市|成羽]] 47ch 0.1W<br />
*[[備前市|備前伊里]] 47ch 0.1W<br />
*[[瀬戸内市|虫明]] V47ch 0.1W(城山)<br />
*[[足守地域|足守大井]] 51ch 0.1W(カシ山)<br />
*[[美作市|英田]] 44ch 0.05W<br />
*[[備前市|神根]] 40ch 0.01W<br />
*[[和気町|備前塩田]] 42ch 0.01W<br />
*[[備前市|吉永高田]] 47ch 0.01W<br />
*[[吉備中央町|加茂川]] 16ch 0.1W<br />
*[[総社中継局|総社]] 16ch 1W(伊與部山)<br />
*[[新見市|哲西]] 27ch 3W(雨請山)<br />
*[[北区 (岡山市)|足守福谷]] 28ch 0.1W<br />
*[[真庭市|落合河内]] 28ch 0.3W(要害山)<br />
*[[倉敷市|木見]] 28ch 0.3W(天満山)<br />
*[[和気町|和気日笠]] V28ch 0.1W<br />
*[[美作市|勝田真加部]] 37ch 1W<br />
*[[矢掛町|矢掛東]] V38ch 0.3W(茶臼山)<br />
*[[真庭市|落合美川]] 47ch 0.3W<br />
*[[高梁市|高梁木野山]] 47ch 0.3W<br />
*[[水島中継局|水島]] V47ch 1W<br />
*[[御津|御津国ケ原]] 47ch 0.05W<br />
*[[矢掛町|矢掛西]] V47ch 1W<br />
*[[岡山津島中継局|岡山津島]] 44ch 1W(烏山)<br />
</div><br />
<div style="float: left; vertical-align: top; white-space: nowrap; margin-right: 1em;"><br />
'''香川県'''<br />
*[[前田山送信所|高松]] 27ch 500W([[前田山 (高松市)|前田山]])<br />
*: 香川県の地上デジタルテレビ放送基幹局<br />
*[[西讃岐中継局|西讃岐]] 28ch 100W(大麻山)<br />
*[[小豆島中継局|小豆島]] 27ch 30W(向山)<br />
*[[讃岐白鳥中継局|白鳥]] 27ch 1W(高平山)<br />
*[[坂出東中継局|坂出東]] 16ch 1W(雄山)<br />
*[[土庄中継局|土庄]] 16ch 1W(与九郎谷山)<br />
*[[三豊市|仁尾]] 27ch 1W<br />
*[[綾川町|綾上]] 16ch 0.3W(鷹の巣山)<br />
*[[国分寺中継局|国分寺]] 16ch 0.3W(兎子山)<br />
*[[三豊市|詫間]] 47ch 0.1W(木ノ峰山)<br />
</div><br style="clear: left;" /><br />
<br />
=== アナログ放送概要 ===<br />
[[ファイル:OHK Kinkozan Transmit station.JPG|thumb|240px|金甲山送信所(2009年11月撮影)]]<br />
2011年7月24日放送終了時点<br />
<br />
{| class="wikitable"<br />
|+ 親局概要<br />
|-<br />
! colspan="4" | [[金甲山送信所|OHK岡山標準テレビジョン放送局]]<br />
|-<br />
! colspan="2" | [[識別信号|コールサイン]]<br />
| colspan="2" | JOOH-TV<br />
|-<br />
! colspan="2" | [[呼出名称]]<br />
| colspan="2" | OHKおかやまテレビジョン<br />
|-<br />
! rowspan="6" | 35[[チャンネル (テレビ放送)|ch]]<br />
! [[中心周波数]]<br />
| colspan="2" | 605[[メガヘルツ|MHz]]<br />
|-<br />
! &nbsp; || 映像 || 音声<br />
|-<br />
! [[周波数]]<br />
| 603.25MHz || 607.75MHz<br />
|-<br />
! [[空中線電力|出力]]<br />
| 20[[キロワット|kW]] || 5kW<br />
|-<br />
! [[実効放射電力|ERP]]<br />
| 280kW || 69kW<br />
|-<br />
! 所在地<br />
| colspan="3" | [[岡山県]][[岡山市]][[南区 (岡山市)|南区]]郡字甲の峰2515番地9([[金甲山]])<br />
|}<br />
*増力前は、親局が前田山にあった頃のKSBと共に映像10kW、音声2.5kWだった<br />
<br />
==== 主な中継局 ====<br />
ch番号の頭にVが付いているものは、垂直偏波。<br />
<div style="float: left; vertical-align: top; white-space: nowrap; margin-right: 1em;"><br />
'''岡山県'''<br />
*[[笠岡中継局|笠岡]] V60ch 300W(塚の丸山)<br />
*[[津山中継局|津山]] 60ch 500W(黒沢山)<br />
*[[高梁中継局|高梁]] 22ch 10W(愛宕山)<br />
*[[玉島地域|玉島]] V31ch 3W(野呂山)<br />
*[[新見中継局|新見]] 32ch 30W(蔦ヶ巣山)<br />
*[[久世中継局|久世]] 38ch 10W(笹向山)<br />
*[[奥津中継局|奥津大釣]] 40ch 10W(大釣山)<br />
*[[総社中継局|総社]] 41ch 10W(伊予部山)<br />
*[[和気中継局|和気]] 43ch 10W(和気富士)<br />
*[[井原中継局|井原]] 50ch 3W(城山)<br />
*[[東岡山|岡山東]] 51ch 3W<br />
*[[蒜山中継局|蒜山]] 51ch 30W(高張山)<br />
*[[美作中継局|美作]] 51ch 3W(塩垂山)<br />
*[[備前中継局|備前]] 53ch 3W(笹尾山)<br />
*[[山陽中継局|山陽]] 54ch 10W(善応寺山)<br />
*[[津山市|津山南]] 54ch 3W(神南備山)<br />
*[[水島中継局|水島]] V56ch 10W<br />
*[[岡山市|備前瀬戸]] 56ch 10W(鉄砲山)<br />
*[[岡山北中継局|岡山北]] 59ch 10W(烏山)<br />
*[[児島中継局|児島]] 61ch 30W(神道山)<br />
</div><div style="float: left; vertical-align: top; white-space: nowrap; margin-right: 1em;"><br />
'''香川県'''<br />
*[[前田山送信所|高松]] 31ch 5kW([[前田山 (高松市)|前田山]])<br />
*[[西讃岐中継局|西讃岐]] 52ch 3kW(大麻山)<br />
*[[小豆島中継局|小豆島]] 59ch 300W(向山)<br />
*[[坂出東中継局|坂出東]] 34ch 10W(雄山)<br />
*[[三豊市|詫間]] 34ch 1W(木ノ峰山)<br />
*[[讃岐白鳥中継局|白鳥]] 50ch 10W(高平山)<br />
*[[綾川町|綾上]] 56ch 3W(鷹ノ巣山)<br />
*[[仁尾中継局|仁尾]] 59ch 3W<br />
*[[坂出西中継局|坂出西]] 60ch 10W(聖通寺山)<br />
*[[小豆島町|小豆島池田]] 60ch 3W(城山)<br />
*[[志度中継局|志度]] 60ch 10W(大谷山)<br />
*[[国分寺中継局|国分寺]] 61ch 3W(兎子山)<br />
*[[土庄中継局|土庄]] 61ch 10W(与九郎谷山)<br />
</div><br style="clear: left;" /><br />
比較的受信エリアは広く、[[福山市]]など[[広島県]]東部や[[愛媛県]]東予、[[兵庫県]]南西部、[[鳥取県]]、[[高知県]]のごく一部、さらには系列局のない[[徳島県]]北部でも受信できていた。<br />
<br />
== オープニング・クロージング ==<br />
* オープニング直後に「'''さわやかOHK'''(正月三が日は「おめでとうOHK」)」、クロージング前に「'''おやすみOHK'''」というジャンクション番組が4分ほど流れる。いずれも1ヶ月ごとに映像は切り替わり(岡山県内、香川県内または瀬戸内海の風景映像)とその時期に関連した選曲を行った音楽(例:2010年12月は、[[山下達郎]]の「[[クリスマス・イブ (山下達郎の曲)|クリスマス・イブ]]」、2011年3月は[[アンジェラ・アキ]]の「[[サクラ色]]」、2014年3月は[[X21]]の「[[明日への卒業]]」など)が概ね3曲流れる。<br />
** 2007年11月は「FIVBワールドカップバレー男子岡山大会」のPRを兼ねて、岡山で対戦するチームの過去のVTRを流しつつ、番組テーマソングの[[Hey! Say! JUMP]]の「[[Ultra Music Power]]」が代わりに放送された。他にもOHK主催イベントの告知を兼ねたPV等を流すこともある。<br />
** 2010年9月頃からはJ-POPのPV映像をそのまま流している。<br />
* 二世代前(1980年代頃)のオープニングBGMはかつて[[サンテレビジョン|サンテレビ]]のクロージングに使用していたものと同じ、スウィート・ピープルの「白夜」という曲であった。クロージングでも89年頃まで使用されていた。<br />
* 一世代前のオープニングBGMは、[[服部克久]]の「FUJI」であった。また、[[石川テレビ放送|石川テレビ]]でも1980年代のオープニングにこの曲が使用された。<br />
<br />
'''2006年12月より'''<br />
* オープニング・クロージング共に本社社屋の定点映像をバックに、地上アナログ放送では「'''JOOH-TV OHK''' OHK岡山標準テレビジョン放送」、地上デジタル放送では「'''JOOH-DTV OHK''' OHKおかやまデジタルテレビジョン OHKたかまつデジタルテレビジョン」のスーパーで表示。<br />
* 双方とも[[魚住咲恵]]・元アナウンサーがアナウンス(2010年7月4日まで)。アナウンスコメントは、オープニング・クロージングともに「JOOH-(D)TV こちらは、OHK岡山放送です」<br />
* アナログ放送では、従来行われていた各中継局のロールスーパー表示が省略となった。<br />
* 2008年7月24日よりアナログ放送のみクロージング後に30秒間、BGMをバックに[[NTSC|地上アナログ放送]]終了告知画面を放送していた。アナウンスはオープニング・クロージング同様、魚住咲恵・元アナウンサー。告知画面は、若干、暗めのブルーバック画面で告知文がかなり小さく表示している。デジタル放送では地デジ関連のCMを流している。<br />
* 2010年7月5日より以上のアナウンスは全て[[上岡元]]アナウンサーになった。本社社屋の定点映像であるがアナログ・デジタルでアングルが若干異なっている。<br />
<br />
'''一世代前'''<br />
* オープニング・クロージング共に映像や中継局のロールスーパーの出し方は共通。久保さち子アナウンサーがアナウンス。先代のアナウンスは井ノ上美恵子元アナウンサー。<br />
* 「JOOH-TV OHK 岡山標準テレビジョン放送」と冒頭スーパーが出ているが、かつては標準テレビジョン放送の下に「岡山標準テレビジョン音声多重放送」のスーパーも加えていた(さらにそれ以前は「JOOH-TV OHK 岡山テレビジョン放送 岡山テレビジョン音声多重放送」だった)。<br />
<br />
== フィラー ==<br />
クロージング後直ちにフィラーに突入する。OHKのキャラクター「OH!くん」が飛行機に乗っているイラストの静止画と[[ケダマ]]の歌うOH!くんのイメージソング9曲がエンドレスで流れる。放送開始10秒前にブラックアウトし、オープニングが流れる。<br />
*8月のOHKサマーカーニバル前は静止画が夏バージョンに変わり、12月はクリスマスソングが流れ静止画も変わる。(2005年はサンタクロースとトナカイに扮したOH!くんの絵、2006年は「OH!感謝祭2006」のロゴとOH!くん)過去には、2006年の[[トミカ]]博in岡山の開催中に静止画がトミカ博バージョンに変わっていた。<br />
*まれにカラーバーでの表示になり無音になったり、カラーバーで音楽というパターンもある。<br />
*台風が岡山・香川に接近してきている場合は「OHK台風情報」として[[クラシック音楽|クラシック]]のBGMと台風の予想進路や風向き・満潮時刻の画面がエンドレスに流れる。<br />
*2008年11月からフィラーも若干変更され3曲から9曲に増加(その中にはOH!体操や『OH!天気』で流れる曲も入っている)。一枚画も一時期変更<ref>ピンク基調で上部には「OH!くんのテーマソング 9曲くるくる再生中」と書かれ、左に歌っている曲を並べ、右上には"歌っている人"ケダマのイメージ画と右下にはOHK携帯サイト「OH!プレミアム」の宣伝告知([[QRコード]]付)となっていた。</ref>されていたが数週間で元に戻っている。<br />
*フィラー画面に放送開始時刻(「本日の放送は午前○時○○分に開始します」)のテロップ表示及び時刻出し(後述)が行われていたが、前者については2009年頃に廃止された。<br />
<br />
== テロップ関係 ==<br />
=== 時刻出し ===<br />
'''表示時間'''<br />
* 平日 放送開始10秒前〜11:19<br />
* 土曜 放送開始10秒前〜9:53<br />
* 日曜 放送開始10秒前〜9:28<br />
** 上記の表示時間内のうち、テレビショッピング番組・番宣番組『OH!コレ』は非表示。<br />
** 同表示時間以外には、日によってフィラー中にカスタムフォントで表示される。<br />
** 『[[めざにゅ〜]]』・『[[めざましテレビ]]』・『[[めざましどようび]]』はフジテレビ送出のカスタム表示。ローカル枠は通常フォント。<br />
** 『めざましテレビ』(一部コーナーを除く)内では天気ループを実施している。<br />
*** 天気と予想最高気温・降水確率(6-12時、12-18時)を表示。表示順は[[岡山市|岡山県南部]]→[[津山市|岡山県北部]]→[[高松市|香川県]]。2011年9月26日にHD化されている。それ以前は[[東京都|東京]]の天気も表示していたほか、予想最高気温の表示が無かった。<br />
<br />
; フォント<br />
: 2009年3月2日より、「[[平成丸ゴシック|平成丸ゴシック体]]」(半角)を使用している。カスタムフォントは赤い文字に白い縁取りで、「平成丸ゴシック」(全角)を使用している(大きさは『めざまし』シリーズのカスタム表示と同じ)。数字の切り替えは「せり上がり」で、約4秒かけて切り替わる。<br />
<br />
'''特徴'''<br />
*'''2004年3月まで'''<br />
** [[1970年代|1970]]〜[[1980年代|80年代]]までは放送開始(大体6時前後)から19時まで(80年代半ば頃には18時まで)13(12)時間も表示し続けていた。1988年頃から一時期を除いて<ref>1999年頃から2005年頃まで平日(年末年始時期を除いて)の放送開始時から『とくダネ!』終了時までCM中も表示していた。</ref>全区間CM中の表示をやめていた(2012年2月に再開)。<br />
** また1997年8月まで画面右上に表示されていた。これは右上に時刻表示を実施することでOHKの独自性をアピールするためという局内の思惑があった。<br />
** 1987年〜1996年まで『[[FNSの日]]』でも早朝(4〜5時頃)から夕方(17〜18時頃)まで表示していたが、1998年は9時台で打ち切り、1999年以降全区間で非表示<ref>めざましテレビスペシャルが放送された回ではフジ送出のカスタム表示。</ref>となっている。これはフジテレビで左上に固定テロップが表示されるようになったため。<br />
** [[昭和天皇]]が[[崩御]]した[[1989年]]1月7日〜8日でも同様に早朝から夕方まで表示していた。ただし2月24日の[[大喪の礼]]の中継では表示されなかった。<br />
** 1980年代からテレビショッピング番組(平日10~11時台の番組に内包されるテレビショッピングコーナーを除く)では一切表示がない。<br />
** 少なくとも1988年頃までは昼前のニュース番組<ref>『[[FNNニュースレポート11:30]]』→『[[FNNスピーク]]』</ref>や日中のスポットニュース枠でも表示をしていたが、以降表示されなくなり、1997年に位置が左上に変更となって以降もその名残からか2012年1月まで定時ニュース<ref>2012年時点では、『[[OHKサンデーフラッシュFNN]]や『[[FNNスーパーニュース]]』</ref>で一切表示がされていなかった。『[[報道2001]](現・『[[新報道2001]]』)』では表示あり。また表示区間内において緊急ニュースを挟む場合は表示していることもあった。<br />
** 2000年9月から2003年3月まで7:30-7:45に放送された土曜朝の『[[FNNニュース]]』ではCM中のみ表示し、本編中は非表示という逆転現象も見られた。<br />
<br />
*'''2004年4月以降'''<br />
** 2004年4月2日より『[[森田一義アワー 笑っていいとも!|笑っていいとも!]]』以降午後の番組での時刻表示がされなくなった。OHKへの問い合わせによると実験的に止めているというが、[[2013年]]6月現在も表示を再開していないため、事実上廃止したとみられる。<br />
**: なお、1日におけるトータル表示時間としてはこれまで2番手だった[[東京メトロポリタンテレビジョン|東京MXテレビ]](現:TOKYO MX)が一番長くなる。また、平日についてはJNN系列の[[RKB毎日放送]]も朝10時台を除いてほぼ朝から夕方まで長く表示されている。<br />
** 平日10時台については『[[こたえてちょーだい!]]』中期までは、VTR中左上に字幕スーパーを常時表示していることも多くなり、その際消去したり点灯したりして安定していなかった。しかし、2007年2月5日よりフジテレビでも10時台の表示を開始しねじれが解消されたが、『[[わかってちょーだい!]]』放送開始後は左上に字幕スーパーを表示していたこともあって、再び手動で消去したり点灯したりしていた。そして同年10月1日から開始された『[[ハピふる!]]』以降は全区間時刻表示(フジテレビでは天気ループも)されたため再びねじれが解消された。<br />
*** 2005年以降、年末年始の完全消去のタイミングは昼頃の『[[FNNニュース]]』を境にしているため、2007年までは最大12:30前後まで表示したことがある。最近では[[2008年]][[元日]]に13:15まで表示された。<br />
*** 2009年・2010年の元日はフジテレビ発全国送出のカスタムフォント(『どーも☆キニナル』→『知りたがり!』用)が表示された<ref>OHK送出としては2009年元日は4:00〜10:00。2010年元日は表示なしだった。</ref>。2011年元日はOHK送出で12:24まで表示された。<br />
*** 2011年は3月14日([[東日本大震災]]関連のFNN報道特番のため)11:30以降も表示を行い、12:00(正確には「0:00」)にも表示された。短時間ではあるが約7年ぶりに午後にも時刻表示が行われたことになる。<br />
** 2012年2月1日より、これまで廃止されていたCM中の時刻表示が約7年ぶりに再開され、同時に、これまで約20年以上表示されていなかった独立枠のニュース番組・朝のローカルニュース・天気予報での表示も再開された。また、これまでは一旦消去していた提供クレジットや速報テロップ表示時についても常時表示されるようになった。一方、平日10〜11時台での表示が一旦廃止されたが、同年5月7日より再開されている。2013年4月中旬から同月下旬にかけて、『めざまし〜』シリーズのCM中及びローカル枠に限り消去されていた。<br />
** 2012年4月2日から2013年9月27日は、平日14時台に放送時間帯が移動した『知りたがり!(第2シーズン)』、およびその後番組『[[アゲるテレビ]]』において時刻出し(フジテレビ送出のカスタムフォント)が実施されていた。<br />
<br />
=== 速報テロップ ===<br />
多くのテレビ局では速報テロップ表示時に告知音が鳴るが、OHKではOA中一切鳴らない<ref>この地域では「JNNニュース速報」・「JNN(RSK)地震速報(震度5弱以上のみ)」をそのまま使用する[[山陽放送テレビ|RSK]]のみ鳴る。</ref>が、フィラー中はまれに鳴ることがある(フジテレビ一世代前のコール音)。<br />
<br />
'''ニュース速報'''<br />
* 「'''OHK ニュース速報'''」として表示。フォントはFNN系列局共通のマール体で、タイトルの上下に罫線が表示される。フジテレビより1分ほど遅れて表示される。<br />
'''地震関連の速報'''<br />
* 「'''OHK地震情報'''」として表示。フォントは[[MS ゴシック]](以下、特記が無い限り同フォントでの表示)。日本国内で震度3以上・岡山・香川県内で震度1以上の地震が発生した場合・遠洋で大地震が発生し、日本への津波到達の有無に関する情報が入った場合に表示される。<br />
* 津波に関する情報が入った場合は「'''OHK津波情報'''」として表示されるが、フジテレビがFNN名義で情報を発信した場合は'''<FNN津波情報>'''としてFNN共通フォントで表示される。<br />
** 津波警報・注意報が発表された場合は画面右下に日本地図(FNN系列局共通、2012年8月頃に各局で配色統一されたもの)を表示し、発令されている沿岸を紫(大津波警報)・赤(津波警報)・黄色(津波注意報)のラインで示す。2011年4月7日・11日の[[東北地方太平洋沖地震]]の余震で津波警報が発令された際、CM中も含め常時表示されていた。<br />
'''気象関連の速報'''<br />
* 「'''OHK気象情報'''」として表示。気象注意報・気象警報が発表された際に表示される。他地域では気象注意報に関するテロップを表示する局は少ない。<br />
* 土砂災害警戒情報、竜巻注意情報などが発表された際は、それぞれタイトルが変わる。<br />
* 気象警報ならびに土砂災害警戒情報の発表中は常時テロップ表示される。<br />
** 気象警報は2012年4月3日以降、市町村ごとに2か所ずつ表示される形となり、画面上部の中央にループ形式で表示される。また、大雨警報に併せて土砂災害警戒情報が発表されている場合は、「警報」の左に「土砂災害」と表示される。<br />
* 台風接近時など、交通に関する影響が出ている場合は、「'''OHK交通情報'''」としてスクロール表示される(フォントはニューステロップと同じ創英角ゴシック体)。<br />
<br />
=== ウォーターマーク ===<br />
2008年8月12日より、デジタル放送・ワンセグの画面右上に[[ウォーターマーク]]を表示している。[[OH!くん]]の顔の下に「OHK」のロゴを表示する2段重ねでの表示となっている。CM中は消去される。<br />
<br />
== 情報カメラ設置ポイント ==<br />
※全てハイビジョン対応<br />
<br />
'''岡山県'''<br />
*[[岡山市]]<br />
**岡山放送本社屋上<br />
**[[両備ホールディングス#両備不動産カンパニー|両備グレースタワー]](岡山市内中心部にある高層マンションで、現在岡山県内一高い高層ビルでもある)<br />
**京山ソーラーグリーンパーク(旧[[京山ロープウェー遊園]])<br />
**[[岡山空港]]旅客ターミナルビル<br />
*[[倉敷市]]<br />
**[[瀬戸大橋]]([http://www.setouchi-kojima-hotel.co.jp/ せとうち児島ホテル])<br />
**[[山陽自動車道]]・[[倉敷ジャンクション|倉敷JCT]]付近<ref>倉敷JCT - [[岡山ジャンクション|岡山JCT]]間にある二子トンネルの倉敷JCT側口方向に固定される形で設置されている。</ref>([[成通|スーパーハリウッド倉敷店]](パチンコ店))<br />
'''香川県'''<br />
*[[高松市]]<br />
**[[サンポート高松]]([[高松シンボルタワー|高松シンボルタワー・タワー棟]])<br />
**[[高松空港]]<br />
<br />
== ケーブルテレビ再送信局 ==<br />
以下の[[ケーブルテレビ]]ではテレビが再送信されている。<br />
*[[徳島県]]<br />
**[[池田ケーブルネットワーク]](阿波池田ネット)<br />
<br />
== 主なテレビ番組 ==<br />
=== 編成の特徴 ===<br />
{{独自研究|section=1|date=2009年3月}}<br />
* ゴールデンタイムに自社制作番組枠を設けている。かつては月曜・金曜ともに設置していたが、月曜に集約されて現在は金曜に枠移動している。<br />
** 近年金曜のゴールデンタイムにおける19:00から2時間以上の長時間特番では、一部の期末・期首・年末年始を除き19:57からの短縮版を放送している。<br />
* ローカルセールス枠は、かつて[[フジテレビジョン|フジテレビ]]よりは[[関西テレビ放送|関西テレビ]]制作番組のネット割合が一番多く、次いで隣接する[[テレビ新広島]]制作番組が多かった(そのほとんどは[[中国電力]]一社提供の中国地区ブロック番組である)。須賀勝彌社長(当時)が就任してからは、フジテレビからの番組も増えつつある。ただ一時期、フジテレビ・関西テレビ制作番組共々減少していたが2010年頃から再び増加傾向となっている。<br />
* ドラマ再放送枠については2時間ドラマ・連続ドラマ問わず、FNS系列の作品の再放送、及び海外ドラマを放送している。海外ドラマは『[[24 -TWENTY FOUR-|24]]』シリーズをはじめとするアメリカ合衆国のドラマ作品だけだったが、[[韓国ドラマ]]は2010年9月の『[[宮 -Love in Palace-]]』まで放送されなかった。2012年4月から12月までレギュラー枠として「OH!パラ1」枠内(14:58 - 15:55)で韓国ドラマを放送していた。<br />
* ローカルニュース差し替えではかつて、朝のニュース枠について自社制作の別番組や天気予報で対応していたが、その後土日はローカルニュースに差し替えるようになった。平日については天気コーナーまでの間に時間が開いていることから地元首長選挙開票翌日を除きローカル天気(めざましウェザー)としていたが、2008年10月よりローカルニュースを放送している。最終版ニュースについては『[[OHKナイトライン]]』終了から22:55の『OHKフラッシュニュース』をもって最終版としているが、2007年4月から2011年8月まで『ニュースJAPAN』のローカル枠での差し替えを行っていた。土日深夜のFNNニュースについては重大事件・事故・地元首長選挙開票日を除き差し替えは行っていない。<br />
* アニメ枠については[[フジテレビジョン|フジテレビ]]の[[深夜アニメ]]枠、特に『[[ノイタミナ]]』枠の作品はこれまでに5本ネットした実績があるが、編成上の都合で木曜深夜枠において2話連続放送になっていた。2007年3月1日から1ヶ月間は『[[のだめカンタービレ#テレビアニメ|のだめカンタービレ(アニメ版)]]』を2話連続で放送していた<ref>2クール目は土曜深夜で放送されたがF1中継の関係もあって開始時間が不定だった。</ref>。他にも『[[獣王星]]』『[[パラダイスキス]]』もその木曜深夜枠で2話連続放送されていた。2014年4月現在、『[[ノイタミナ]]』枠のアニメは全くない。<ref>レギュラー枠として放送されない理由は、OHKが当該枠のスポンサードネット対象外であり、放送するには自社での放映予算確保による個別の購入が必要となることと、編成及び予算の都合上、放送枠買取によるテレショップ枠を設けているため。ちなみに中国地方で『[[ノイタミナ]]』枠のアニメをレギュラー放送しているFNS系列局は[[テレビ新広島]]のみである。</ref><ref>『銀の匙』『ガリレイドンナ』の2作品ともノンスポンサーで放送されている。</ref>[[UHFアニメ|UHF系で放送される作品]]についてはエリア5局の中で唯一放送実績がなかったが2010年6月〜12月にかけて『[[スケアクロウマン]]』が放送された(幹事局であるTOKYO MX他では2008年7月期に放送済)。2014年現在、ローカルセールスでアニメ枠を放送しているのは『[[ONE PIECE]]』の1本のみである。<br />
** [[フジテレビジョン|フジテレビ]]の土曜6:30[[アニメ]]枠のうち、『[[アルペンローゼ (漫画)#アニメ|炎のアルペンローゼ ジュディ&ランディ]]』『[[花さか天使テンテンくん]]』『[[HUNTER×HUNTER#アニメ|HUNTER×HUNTER]]』([[日本アニメーション]]版)<ref>マッドハウス・日本テレビ版はRNCで遅れネットされている。</ref>『[[パラッパラッパー]]』は、自社製作番組を編成した関係上、当局では未ネットに終わった。<ref>『炎のアルペンローゼ ジュディ&ランディ』は[[1986年]]の夏休み時期(7~8月)に[[山陽放送テレビ|山陽放送]]([[TBSテレビ|TBS]]系列)で集中放送された。</ref><br />
*2009年より年1回のペースで、[[Jリーグ|Jリーグ2部]]に昇格した[[ファジアーノ岡山]]の中継を実施している(JFL時代の2008年シーズンは一部の試合を録画中継)。2009年3月29日の中継は4:3SD画質だったが、2010年5月16日の中継ではハイビジョン画質だった(アナログ放送は[[レターボックス (映像技術)|レタボ]]形式)。<br />
* 2009年頃から深夜枠(『[[すぽると!]]』以降)のネット番組が大幅に削減されている。フジテレビ・関西テレビ制作の番組は単発特番を除いて全て打ち切り・または遅れネットとして昼の再放送枠に移動され、その分プロダクション会社制作の配給番組枠が増えたりフィラー番組を設けている。2010年4月からは『[[アナ★バン!]]』が月曜深夜に、『[[さんまのまんま]]』が土曜深夜に移動する形で復活した。<br />
* 2010年7月5日から2011年7月24日までアナログ放送ではCM中・[[レースガイド]]・フィラーを除く全ての番組で上下に黒帯の入る16:9[[レターボックス (映像技術)|レターボックス]]放送が実施されている。地デジにて4:3SD形式で放送される番組は[[額縁放送]]となる。これは他局のアナログ放送も同様に行っていた。2011年7月24日正午をもってアナログ放送は終了となったため同時にこの措置も終了している。<br />
* OHKでは土曜9:55から放送されている『[[めざましどようび#めざましどようびメガ|めざましどようびメガ]]』は未ネットに終わっているが、2010年10月16日は臨時でネットされた。倉敷での取材・リポートがあったためで、中継でOHKのスタジオも使われた。<ref>中継で登場したフジテレビの[[山崎夕貴]]アナは[[岡山県]][[倉敷市]]出身。</ref><br />
* 2012年4月に「スイッチOH!」のキャッチコピーの下、自社制作番組のほとんどが対象となる大規模な改編を実施した。キャンペーンキャラクターは岡山県出身の[[次長課長]]が務めた。<br />
* 岡山県倉敷市出身のフジテレビアナウンサー[[山崎夕貴]]が務めるフジテレビのローカルセールス番組も放送されることが多い(『[[ヤマサキパン]]』や『[[ノンストップ!]]』など)。<br />
<br />
=== 自社制作番組 ===<br />
* 2006年12月〜2008年7月末までは[[地上デジタルテレビジョン放送|地上デジタル放送]]開始に伴ってHD放送には冒頭「HV ハイビジョン制作」マークが表示されていた。<br />
** フジテレビ等は[[文字多重放送|字幕放送]]対応番組の冒頭に「字幕放送」マークが表示されるが、OHK送出時(主に再放送のドラマ・バラエティ)は表示されない。<br />
<br />
※2014年4月改編で発表になっている番組も掲載。<br />
{| class="wikitable"<br />
|-<br />
!style="text-align: center;"|番組名<br />
!style="text-align: center;"|放送曜日・時間<br />
!style="text-align: center;"|放送開始日<br />
!style="text-align: center;"|備考<br />
|-<br />
|style="text-align: center;"|OH!コレ<br />
|style="text-align: center;"|時間不定<br />
|style="text-align: center;"|<br />
|style="text-align: left; font-size: small;"|<br />
|-<br />
|style="text-align: center;"|[[OH!くん|OH!体操]]<br />
|style="text-align: center;"|毎日 放送開始5分後<ref>平日においてテレショップが編成されない日は4:50、テレショップが編成されている日は3:50か4:20。</ref><br />
|style="text-align: center;"|<br />
|style="text-align: left; font-size: small;"|<br />
|-<br />
|style="text-align: center;"|ハルミの種<br />
|style="text-align: center;"|毎日 放送開始10分後<ref>平日においてテレショップが編成されない日は4:55、テレショップが編成されている日は3:55か4:25</ref><br />
|style="text-align: center;"|<br />
|style="text-align: left; font-size: small;"|<br />
*OHKが運営するおかやまの農産物販売サイト「[http://www.harumi-tane.tv/ ハルミの種]」の紹介番組。<br />
*次番組にはステブレレスで接続される。<br />
|-<br />
|style="text-align: center;"|[[エブリのまち]]<br />
|style="text-align: center;"|月曜 - 金曜 14:00 - 14:50<br />
|style="text-align: center;"|2013年1月14日<br />
|style="text-align: left; font-size: small;"|<br />
*2012年12月21日まで、前身番組[[エブリのうち]]が放送されていた。<br />
|-<br />
|style="text-align: center;"|[[OHKスーパーニュース]]<br />
|style="text-align: center;"|月曜 - 金曜 16:50 - 19:00<br />土曜・日曜 17:30 - 18:00<br />
|style="text-align: center;"|<br />
|style="text-align: left; font-size: small;"|<br />
*ローカルニュースは平日18:15から、週末は17:48から。<br />
*全国ニュースでは<sup>※字</sup><br />
|-<br />
|style="text-align: center;"|[[OH!天気]]<br />
|style="text-align: center;"|毎日 放送終了20分前<br />土曜 14:55 - 15:00<br />
|style="text-align: center;"|<br />
|style="text-align: left; font-size: small;"|<br />
|-<br />
|style="text-align: center;"|[[OHKフラッシュニュース]]<br />
|style="text-align: center;"|「全国版」毎日 20:54 - 21:00<br />「ローカル版」月曜 - 木曜22:54 - 23:00<br />「〃」金曜22:52 - 23:00<br />
|style="text-align: center;"|<br />
|style="text-align: left; font-size: small;"|<br />
*全国版は<sup>※字</sup>、フジテレビの『[[FNN NEWS Pick Up]]』を同時ネット。<br />
|-<br />
|style="text-align: center;"|[[モンキーパーマ|TEAM NACS×人形劇×西遊記 西遊記外伝 モンキーパーマ2]]<br />
|style="text-align: center;"|火曜 25:45 - 26:15<br />
|style="text-align: center;"|2014年4月15日<br />
|style="text-align: left; font-size: small;"|東名阪ネット6加盟局、5いっしょ3ちゃんねる加盟局、岡山放送、ひかりTV共同制作<br />
|-<br />
|style="text-align: center;"|夢みる金バク!<br />
|style="text-align: center;"|金曜 19:00 - 19:54<br />
|style="text-align: center;"|2013年4月12日<br />
|style="text-align: left; font-size: small;"|<br />
|-<br />
|style="text-align: center;"|夜のヒマつぶし<br />
|style="text-align: center;"|毎日 放送終了15分前<br />
|style="text-align: center;"|<br />
|style="text-align: left; font-size: small;"|<br />
*OHKの携帯有料公式サイト「OH!プレミアム」の紹介静止画画像と[[ケダマ]]が歌う[[OH!くん]]のイメージソングがBGMとして流れる。<br />
*[[フィラー|フィラー番組]]。<br />
|-<br />
|style="text-align: center;"|スポeもん<br />ファジ☆スタ<br />
|style="text-align: center;"|土曜 9:55 - 10:15<br />再放送:同日深夜<br />
|style="text-align: center;"|2013年4月6日<br />2011年10月1日<br />
|style="text-align: left; font-size: small;"|<br />
*『ファジ☆スタ』は[[Jリーグ ディビジョン2|J2]]・[[ファジアーノ岡山]]応援番組で、現在は『スポeもん』に内包されている。<br />
|-<br />
|style="text-align: center;"|おへんろ。〜八十八歩記〜<br />
|style="text-align: center;"|土曜 11:15 - 11:45<br />
|style="text-align: center;"|2014年4月26日<ref>4月26日にナビ番組が開始。本放送が、5月3日からで放送。[[テレビ愛媛]]・[[高知さんさんテレビ]]・[[ケーブルテレビ徳島]]は、[[岡山放送]]に比べて一日遅れでの放送。</ref><br />
|style="text-align: left; font-size: small;"|[[岡山放送]]・[[テレビ愛媛]]・[[高知さんさんテレビ]]・[[ケーブルテレビ徳島]]共同制作<br />
|-<br />
|style="text-align: center;"|ゆる。<br />
|style="text-align: center;"|土曜 17:00 - 17:30<br />
|style="text-align: center;"|<br />
|style="text-align: left; font-size: small;"|<br />
|-<br />
|style="text-align: center;"|山本洋子のおかやま市民スクエア<br />
|style="text-align: center;"|毎月第2日曜8:55〜9:00<br />再放送:翌週日曜(同時刻)<br />
|style="text-align: center;"|<br />
|style="text-align: left; font-size: small;"|<br />
*岡山市の広報番組<br />
|-<br />
|style="text-align: center;"|[[OHKてれび時評]]<br />
|style="text-align: center;"|毎月最終日曜 5:20 - 5:30<br />再放送:翌月曜深夜<br />
|style="text-align: center;"|<br />
|style="text-align: left; font-size: small;"|<br />
*※字<br />
|-<br />
|style="text-align: center;"|OH!くらしき<br />
|style="text-align: center;"|毎年2月・4月・7月・10月第1日曜 6:45 - 7:00<br />
|style="text-align: center;"|<br />
|style="text-align: left; font-size: small;"|<br />
*倉敷市の広報番組<br />
|-<br />
|style="text-align: center;"|[[香川丸亀国際ハーフマラソン]]<br />
|style="text-align: center;"|毎年2月第1日曜 10:30 - 11:50<br />
|style="text-align: center;"|<br />
|style="text-align: left; font-size: small;"|<ref>2005年より以前は録画放送だったが、2006年以降は「[[笑っていいとも!増刊号]]」の枠で生放送。[[テレビ新広島]](2006年は正午からの時差放送)・[[山陰中央テレビジョン放送|山陰中央テレビ]]・[[テレビ愛媛]]・[[高知さんさんテレビ]]にも同時ネットで放送(増刊号は正午からの遅れ放送)。[[関西テレビ放送|関西テレビ]]、[[フジテレビジョン|フジテレビ]]でも深夜枠で1時間に編集されたダイジェスト版を放送。2006年大会では、地元[[丸亀市]]出身のフジテレビ[[中野美奈子]]アナもインタビュアーで参加。2012年から地上波でのネットはなくなり、代わってフジテレビ系列のBSデジタル放送[[BSフジ]]での同時ネットとなり、BSを通じての全国放送に移行された。</ref><br />
|-<br />
|style="text-align: center;"|[[わがまま!気まま!旅気分]]<br />
|style="text-align: center;"|不定期放送(1時間25分)<br />
|style="text-align: center;"|<br />
|style="text-align: left; font-size: small;"|<ref>[[BSフジ]]でも放送されている。また、[[テレビ新広島]]・[[山陰中央テレビジョン放送|山陰中央テレビ]]・[[テレビ愛媛]]・[[高知さんさんテレビ]]など、隣接のFNS系列局製作のものも不定期で放送されている。</ref><br />
|-<br />
|}<br />
*<sup>※四</sup>…四国支社制作<br />
*<sup>※字</sup>…[[文字多重放送|字幕放送]]<br />
*<sup>※デ</sup>…番組連動[[データ放送]]<br />
*<sup>※二</sup>…[[二ヶ国語放送]]<br />
<br />
<hr><br />
※以下はローカル部分の差し替えが実施されている番組一覧。'''N'''…ローカルニュース、天…岡山・香川の天気予報<br />
<br />
{| class="wikitable"<br />
|-<br />
!style="text-align: center;"|番組名<br />
!style="text-align: center;"|放送曜日・時間<br />
!style="text-align: center;"|放送開始日<br />
!style="text-align: center;"|差し替え時間帯<br />
|-<br />
|style="text-align: center;"|[[めざましテレビ]]<ref>番組初期は6:55〜59まで別番組を組んでいた。</ref><br />
|style="text-align: center;"|月曜 - 金曜 5:25 - 8:00<br />
|style="text-align: center;"|<br />
|style="text-align: center;"|6:06頃'''N'''・6:53頃'''天'''<br />
|-<br />
|style="text-align: center;"|[[FNNスピーク]]<br />
|style="text-align: center;"|月曜 - 金曜11:30 - 12:00<br />土曜 11:45 - 12:00<br />
|style="text-align: center;"|<br />
|style="text-align: center;"|月曜 - 金曜11:47 - 11:53頃'''N天'''<br />土曜11:53頃'''N天'''<br />
|-<br />
|style="text-align: center;"|[[めざましどようび]]<br />
|style="text-align: center;"|土曜 6:00 - 8:30<br />
|style="text-align: center;"|<br />
|style="text-align: center;"|7:06頃'''N'''・7:11頃'''天'''<br />
|-<br />
|style="text-align: center;"|[[OHKサンデーフラッシュ]]<ref name="sankei-telenews">フジテレビ『[[産経テレニュースFNN]]』のタイトルを差し替えている。</ref><br />
|style="text-align: center;"|日曜 6:00 - 6:15<br />
|style="text-align: center;"|<br />
|style="text-align: center;"|6:10頃'''N'''・6:12頃'''天'''<br />
|-<br />
|style="text-align: center;"|[[OHKサンデースピーク]]<ref name="sankei-telenews"/><br />
|style="text-align: center;"|日曜 11:50 - 12:00<br />
|style="text-align: center;"|<br />
|style="text-align: center;"|11:56〜11:58頃'''N'''<br />
|-<br />
|}<br />
<br />
※当初は毎朝のローカルニュース枠を差し替えず「めざましウェザー」の天気枠として放送していたが、2007年4月より日曜朝『OHKサンデーフラッシュFNN』・平日夜『[[ニュースJAPAN]]』のローカルニュース差し替えを開始し、2008年10月より平日朝『めざましテレビ』・土曜朝『めざましどようび』でも差し替えを開始した。ただし『ニュースJAPAN』は2011年7月末をもって差し替えが廃止された。<br />
<br />
=== FNN/FNS系列のネット番組 ===<br />
※2014年4月改編で発表になっている番組も掲載。<br />
* スポンサードネット番組を除く<br />
*[[COOL TV]]枠(23:00~23:30)を除く<br />
*[[第8地区]]エリア1(24:10~24:35)を除く。<br />
* 全番組[[ハイビジョン]]で放送。<br />
:<sup>※字</sup>…[[文字多重放送|字幕放送]]<br />
:<sup>※デ</sup>…番組連動[[データ放送]]<br />
<br />
'''[[フジテレビジョン|フジテレビ]]制作'''<br />
{| class="wikitable"<br />
|-<br />
!style="text-align: center;"|番組名<br />
!style="text-align: center;"|放送曜日・時間<br />
!style="text-align: center;"|放送開始日<br />
!style="text-align: center;"|遅れ日数<br />
!style="text-align: center;"|備考<br />
|-<br />
|style="text-align: center;"|[[めざましテレビ|めざましテレビアクア]]<br />
|style="text-align: center;"|月曜 - 金曜 5:00 - 5:25<br />
|style="text-align: center;"|2014年4月1日<br />
|rowspan="9" style="text-align: center;"|同時ネット<br />
|rowspan="1" style="text-align: center;"|<sup>※字</sup><br />
|-<br />
|style="text-align: center;"|[[ノンストップ!]]<br />
|style="text-align: center;"|月曜 - 金曜 9:50 - 11:20<br />
|style="text-align: center;"|2013年1月7日<br />
|style="text-align: center;"|MCは[[岡山県]]出身の[[山崎夕貴]]<sup>※字</sup><br />
|-<br />
|style="text-align: center;"|[[ネプリーグ]]<br>[[ネプリーグ|ネプリトルリーグ]]<br />
|style="text-align: center;"|月曜 19:00 - 19:54<br>同19:54 - 20:00<br />
|style="text-align: center;"|<br />
|rowspan="1" style="text-align: center;"|<sup>※字</sup><br />
|-<br />
|style="text-align: center;"|[[MONDAY FOOTBALL R]]<br />
|style="text-align: center;"|月曜 24:35 - 25:00<br />
|rowspan="2" style="text-align: center;"|2014年4月14日<br />
|rowspan="2" style="text-align: center;"|[[第8地区]]<br>[[フジバラナイト|フジバラナイト MON]]<sup>※字</sup><br />
|-<br />
|style="text-align: center;"|[[OV監督]]<br />
|style="text-align: center;"|月曜 25:00 - 25:30<br />
|-<br />
|style="text-align: center;"|[[ひろいきの]]<br />
|style="text-align: center;"|月曜25:30 - 25:45<ref>2014年3月末までは、25:25-25:40での放送。</ref><br />
|rowspan="1" style="text-align: center;"|2013年10月14日<br />
|rowspan="1" style="text-align: center;"|<sup>※字</sup><br />
|-<br />
|style="text-align: center;"|[[日本全国ご自慢列島 ジマング]]<br />
|style="text-align: center;"|火曜 24:35 - 25:10<br />
|style="text-align: center;"|2013年10月15日<br />
|rowspan="3" style="text-align: center;"|[[第8地区]]<sup>※字</sup><br />
|-<br />
|style="text-align: center;"|[[うつけもん]]<br />
|style="text-align: center;"|水曜 24:35 - 25:10<br />
|style="text-align: center;"|2014年4月16日<br />
|-<br />
|style="text-align: center;"|[[TOKYOラッシュアワー]]<br />
|style="text-align: center;"|木曜 24:35 - 24:50<br />
|style="text-align: center;"|2014年4月17日<br />
|-<br />
|style="text-align: center;"|[[モウソリスト]]<br />
|style="text-align: center;"|木曜 25:10 - 25:40<br />
|style="text-align: center;"|2014年4月3日<br />
|rowspan="1" style="text-align: center;"|30日遅れ<br />
|rowspan="4" style="text-align: center;"|<sup>※字</sup><br />
|-<br />
|style="text-align: center;"|[[めざましどようび|TOP OF THE WORLD]]<ref>[[めざましテレビ]]のコ-ナ-として開始し、コ-ナ-の放送は2014年3月29日を以って終了。同年4月以降は、毎週遅れ日数が縮小する。</ref><br />
|style="text-align: center;"|土曜 5:45 - 6:00<br />
|style="text-align: center;"|2013年10月12日<br />
|style="text-align: center;"|98日遅れ<br />
|-<br />
|style="text-align: center;"|[[もしもツアーズ]]<ref>2008年3月までは時差ネットであったが、2008年4月から同時ネットとなった。2011年10月より、再び時差ネットになった。</ref><br />
|style="text-align: center;"|土曜 10:15 - 10:45<br />
|style="text-align: center;"|2002年10月5日<br />
|style="text-align: center;"|7日遅れ<br />
|-<br />
|style="text-align: center;"|[[ペケ×ポン]]<br />
|style="text-align: center;"|土曜 16:00 - 17:00<br />
|style="text-align: center;"|2007年4月10日<br />
|rowspan="2" style="text-align: center;"|8日遅れ<br />
|-<br />
|style="text-align: center;"|[[EXILEカジノ]]<br />
|style="text-align: center;"|土曜 26:05 - 26:35<br />
|style="text-align: center;"|2014年4月26日<br />
|rowspan="1" style="text-align: center;"|[[第8地区]]<br>[[フジバラナイト|フジバラナイト FRI]]<sup>※字</sup><br />
|-<br />
|style="text-align: center;"|[[アイドリング!!!#アイドリング!!!日記 / アイドリング!!! (地上波版)|アイドリング!!!]]<br />
|style="text-align: center;"|土曜 26:35 - 27:05<br />
|style="text-align: center;"|2012年4月7日<br />
|style="text-align: center;"|9日遅れ<br />
|rowspan="7" style="text-align: center;"|<sup>※字</sup><br />
|-<br />
|style="text-align: center;"|[[皇室ご一家]]<br />
|style="text-align: center;"|日曜 5:30 - 5:45<br />
|style="text-align: center;"|<br />
|style="text-align: center;"|15分先行<br />
|-<br />
|style="text-align: center;"|[[ONE PIECE (アニメ)|ONE PIECE]]<br />
|style="text-align: center;"|日曜 6:30 - 7:00<br />
|style="text-align: center;"|<br />
|style="text-align: center;"|7日遅れ<br />
|-<br />
|style="text-align: center;"|[[ドラゴンボール改|ドラゴンボール改(2期目)]]<br />
|style="text-align: center;"|日曜 9:00 - 9:30<br />
|rowspan="3" style="text-align: center;"|2014年4月6日<br />
|rowspan="6" style="text-align: center;"|同時ネット<br />
|-<br />
|style="text-align: center;"|[[ワイドナショー]]<br />
|style="text-align: center;"|日曜 10:00 - 10:55<br />
|-<br />
|style="text-align: center;"|[[ワイドナショー|ワイドナショ-B面]]<br />
|style="text-align: center;"|日曜 10:55 - 11:10<br />
|-<br />
|style="text-align: center;"|[[日本語探Qバラエティ クイズ!それマジ!?ニッポン]]<br />
|style="text-align: center;"|日曜 19:00 - 19:58<ref>フジテレビ系列全国放送。クロスネット局は、放送なし。</ref><br />
|style="text-align: center;"|2014年2月2日<br />
|-<br />
|style="text-align: center;"|[[大人のKISS英語]]<br />
|style="text-align: center;"|日曜 24:40 - 25:07<br />
|style="text-align: center;"|2014年4月20日<br />
|rowspan="2" style="text-align: center;"|[[フジバラナイト|フジバラナイト SUN]]<br />
|-<br />
|style="text-align: center;"|[[ベビスマ]]<br />
|style="text-align: center;"|日曜 25:07 - 25:10<br />
|style="text-align: center;"|2012年4月<ref>2009年3月で打ち切りとなっていたが2012年4月から放送を再開。</ref><ref>2013年4月21日からは、毎週日曜日24:52 - 24:55に移動。2014年4月20日以降、15分繰り下がり25:07 - 25:10に移動。</ref><br />
|}<br />
<br />
'''[[関西テレビ放送|関西テレビ]]制作'''<br />
{| class="wikitable"<br />
|-<br />
!style="text-align: center;"|番組名<br />
!style="text-align: center;"|放送曜日・時間<br />
!style="text-align: center;"|放送開始日<br />
!style="text-align: center;"|遅れ日数<br />
!style="text-align: cetner;"|備考<br />
|- <br />
|style="text-align: center;"|[[村上マヨネーズのツッコませて頂きます!]]<br />
|style="text-align: center;"|金曜 25:10 - 26:10<br />
|style="text-align: center;"|2013年11月15日<br />
|style="text-align: center;"|12日遅れ<ref>毎週飛ばさずに放送しているため、遅れ日数が縮小している。</ref><br />
|style="text-align: center;"|<br />
|-<br />
|style="text-align: center;"|[[快傑えみちゃんねる]]<br />
|style="text-align: center;"|土曜 13:00 - 14:00<br />
|style="text-align: center;"|1995年7月10日<br />
|style="text-align: center;"|22日遅れ<br />
|rowspan="2" style="text-align: center;"|<sup>※字</sup><br />
|-<br />
|style="text-align: center;"|[[さんまのまんま]]<br />
|style="text-align: center;"|土曜 18:30 - 19:00<br />
|style="text-align: center;"|<br />
|style="text-align: center;"|42日遅れ<ref>2009年6月までは13:00 - 13:30、2008年3月までは15:30-16:00。まれに15:00から2回連続行う場合がある。この結果、最大3ヶ月遅れだったものが2008年4月で8日遅れまで短縮したが、2013年6月29日までは、63日遅れ放送だったが、6月30日・8月3日・9月8日・10月19日に、2週分放送の為遅れ縮小する。原則、14日~42日遅れで、放送をしている。2011年10月からは現在の日時。ローカルセールス枠の関係で『もしもツアーズ』を同時ネットできないための代替編成でもある。2013年10月5日から、第一土曜日だけ(土曜 14:05 - 14:35)時間変更になる。2014年3月末で、岡山放送自社製作番組「ふくテレ」が終了したため、4月から毎週18:30-19:00となる。</ref><br />
|-<br />
|style="text-align: center;"|[[関ジャニ∞のジャニ勉]]<br />
|style="text-align: center;"|土曜 25:05 - 26:05<br />
|style="text-align: center;"|<br />
|rowspan="1" style="text-align: center;"|27日遅れ<br />
|rowspan="1" style="text-align: center;"|[[ヨルパチーノ]]<br />
|-<br />
|}<br />
<br />
'''その他'''<br />
{| class="wikitable"<br />
|-<br />
!style="text-align: center;"|番組名<br />
!style="text-align: center;"|放送曜日・時間<br />
!style="text-align: center;"|放送開始日<br />
!style="text-align: center;"|放送局名<br />
!style="text-align: center;"|遅れ日数<br />
!style="text-align: center;"|備考<br />
|-<br />
|style="text-align: center;"|[[芸能人更生バラエティ バナナ塾]]<br />
|style="text-align: center;"|木曜 25:40 - 26:10<br />
|style="text-align: center;"|2012年10月27日<br />
|rowspan="1" style="text-align: center;"|[[東海テレビ放送|東海テレビ]]<br />
|style="text-align: center;"|44日遅れ<br />
|style="text-align: center;"|<br />
|-<br />
|style="text-align: center;"| 東日本大震災特別企画 ともに<br />
|style="text-align: center;"|土曜 4:30 - 5:00<br />
|style="text-align: center;"|2011年5月<br />
|style="text-align: center;"|[[仙台放送]]<br />
|style="text-align: center;"|1ヶ月遅れ<br />
|style="text-align: center;"|月一回放送<br />
|-<br />
|style="text-align: center;"|[[テレビ寺子屋]]<br />
|style="text-align: center;"|土曜 5:30 - 6:00<br />
|style="text-align: center;"|<br />
|style="text-align: center;"|[[テレビ静岡]]<br />
|style="text-align: center;"|42日遅れ<br />
|style="text-align: center;"|<br />
|-<br />
|style="text-align: center;"|[[釣りごろつられごろ]]<br />
|style="text-align: center;"|日曜 5:45 - 6:00<br />
|style="text-align: center;"|<br />
|rowspan="2" style="text-align: center;"|[[テレビ新広島]]<br />
|style="text-align: center;"|15日遅れ<br />
|style="text-align: center;"|<br />
|-<br />
|style="text-align: center;"|[[そ〜だったのかンパニー]]<br />
|style="text-align: center;"|日曜 9:30 - 10:00<br />
|style="text-align: center;"|2012年4月8日<br />
|rowspan="3" style="text-align: center;"|同時ネット<br />
|style="text-align: center;"|[[中国電力]]一社提供<br />
|-<br />
|style="text-align: center;"|[[競馬BEAT|KEIBA BEAT]]<br />
|style="text-align: center;"|日曜 15:00 - 16:00<br />
|style="text-align: center;"|2010年1月10日<br />
|style="text-align: center;"|関西テレビ<br />東海テレビ<br />[[テレビ西日本]]<br />
|style="text-align: center;"|<br />
|-<br />
|style="text-align: center;"|[[まつえレディースハーフマラソン]]<br />
|style="text-align: center;"|毎年3月第3週日曜 10:00 - 11:20<br />
|style="text-align: center;"|<br />
|style="text-align: center;"|[[山陰中央テレビジョン放送|山陰中央テレビ]]<br />
|style="text-align: center;"|[[香川丸亀国際ハーフマラソン]]同様<br />中四国5局同時放送。<br />
|-<br />
|}<br />
<br />
=== 系列外番組 ===<br />
; 独立局・番販制作<br />
{| class="wikitable"<br />
|-<br />
!style="text-align: center;"|番組名<br />
!style="text-align: center;"|放送曜日・時間<br />
!style="text-align: center;"|放送開始日<br />
!style="text-align: center;"|幹事局(または制作会社)<br />
!style="text-align: center;"|遅れ日数<br />
!style="text-align: center;"|備考<br />
|-<br />
|style="text-align: center;"|[[トゥルルさまぁ〜ず]]<br />
|style="text-align: center;"|水曜 25:20 - 25:50<br />
|rowspan="1" style="text-align: center;"|2013年10月16日<br />
|style="text-align: center;"|[[BeeTV]]<br />
|style="text-align: center;"|3年5ヶ月遅れ<br />
|style="text-align: center;"|<br />
|-<br />
|style="text-align: center;"|[[東京号泣教室 〜ROAD TO 2020〜]]<br />
|style="text-align: center;"|水曜 25:50 - 26:25<br />
|style="text-align: center;"|2013年10月23日<br />
|style="text-align: center;"|[[東京MXテレビ]]<br />
|style="text-align: center;"|11日遅れ<br />
|style="text-align: center;"|<br />
|-<br />
|style="text-align: center;"|大好き!野天湯<br />
|style="text-align: center;"|水曜 26:25 - 26:55<br />
|style="text-align: center;"|2013年9月<br />
|style="text-align: center;"|[[旅チャンネル]]<br />
|style="text-align: center;"|7日遅れ<ref>製作局の放送が、追いついてしまった為、2週目の現在毎週放送中。新作があれば新作優先となる。</ref><br />
|style="text-align: center;"|<br />
|-<br />
|style="text-align: center;"|[[押忍!!ふんどし部!|押忍!!ふんどし部!シーズン2 〜南海怒濤篇〜]]<br />
|style="text-align: center;"|金曜 26:10 - 26:40<br />
|style="text-align: center;"|2014年4月4日<br />
|style="text-align: center;"|[[テレビ神奈川]]<br />
|style="text-align: center;"|91日遅れ<br />
|style="text-align: center;"|<br />
|-<br />
|style="text-align: center;"|[[CM INDEX]]<br />
|style="text-align: center;"|金曜 27:10 - 27:40<br />
|rowspan="2" style="text-align: center;"|詳細不明<br />
|style="text-align: center;"|[[CM総合研究所]]<br />
|rowspan="1" style="text-align: center;"|80分先行<br />
|style="text-align: center;"|<br />
|-<br />
|style="text-align: center;"|HawaiiローカルNEWS!<br />
|rowspan="1" style="text-align: center;"|日曜26:10-26:40<br />
|rowspan="2" style="text-align: center;"|[[旅チャンネル]]<br />
|style="text-align: center;"|112日遅れ<br />
|style="text-align: center;"|<br />
|-<br />
|style="text-align: center;"|ローカル線らーめん探訪!<br />
|style="text-align: center;"|平日不定期放送<br />
|style="text-align: center;"|2014年1月<br />
|style="text-align: center;"|3日遅れ<ref>製作局の放送が、追いついてしまった為、2週目の現在不定期で放送中。新作があれば新作優先となる。</ref><br />
|style="text-align: center;"|<br />
|-<br />
|}<br />
<br />
; テレショップ枠<br />
* 火曜 - 金曜: 早朝<br />
* 水曜・金曜: 15:00 - 16:00<br />
* 月曜 - 金曜: 26:15 - 27:15<br />
<br />
=== 終了した自社制作番組 ===<br />
* [[OHKニュース]]<br />
* [[OHKサタデーモーニング]]<br />
* [[OHKサンデーモーニング]]<br />
* [[OHKサタデースピーク]]<br />
* [[OHKフラッシュトゥデー]]<br />
* [[OHK6:30]]<br />
* [[報道センターOHK]]<br />
* [[OHK報道センター6:00]]<br />
* [[OHKスーパータイム]]<br />
* [[OHKニュース555 ザ・ヒューマン]](夕方のニュース)<br />
* [[OHKフラッシュナイト]]<br />
* [[イベンツ・タイム24]]<br />
* [[温たいむ]]<br />
* [[柴田努のスーパー特集]]<br />
* [[もうひとつの好奇心!]]<br />
* [[元気燦々]]<br />
* [[女ごころ]]<br />
* [[ニョキニョキテレビ]]<br />
* [[ザ・にじゅうまる]]<br />
* [[しらべ〜るの冒険]]<br />
* [[しらべ〜るの大冒険]]<br />
* [[べろべろばぁ]]<br />
* [[ぶらり食いしん坊]]<br />
* [[だんだんだん!!]]<br />
* [[テレch@t]]※駆け出し時代の漫才コンビ[[次長課長]]メインの番組<br />
* [[ムーブ2001]]→[[ムーブ21]](『[[特報ズバッ!]]』の前身番組)<br />
* [[あいらぶ土曜日]]※『[[あいらぶカフェ]]』の原型。<br />
* [[情報サラダ あいらぶYOU]]<br />
* [[おまたせ金曜日!]]<br />
* [[あしたは土曜日]]<br />
* [[木原光知子のおしゃべりエッセイ]]<br />
* [[ぼくたち地球人]]→[[おかあさんも地球人]](環境キャンペーン番組)<br />
* [[OHKナイトライン]](『[[ニュースJAPAN]]』もしくは『[[すぽると!|感動ファクトリー・すぽると!]]』の放送後に流れていた深夜のニュース)<br />
* [[旋風よふたたび]]・[[旋風よふたたび2]](岡山国体関連スポーツドキュメント)<br />
* [[スレビー]]<br />
* [[OH!得テレビ205]]<br />
* [[ハギーにおまかせ!]]<br />
* [[OH!Cafeスタイル]]<br />
* [[GO!GO!ガイナーズ]]<br />
* [[グルたん]]<br />
* [[OH!元気印]](放送休止中)<br />
* [[スーパーニュースSPA]]<br />
* [[だけんどしたんな]]※四国支社制作の番組。<br />
* [[ニョッキン7]]<br />
* [[ニョッキン7+th]]<br />
* [[ニョッキンのつきイチ]](2012年4月7日 - 2012年11月3日)<br />
* [[金曜G7]](2012年4月20日 - 2013年3月29日)<br />
* ゆるあつ<br />
* [[モンキーパーマ|TEAM NACS×人形劇×西遊記 西遊記外伝 モンキーパーマ]]([[東名阪ネット6]])・([[5いっしょ3ちゃんねる]])加盟局との共同制作<br />
* 香川おもしろ発見伝<br />
*ふくテレ<br />
<br />
=== 終了したネット番組 ===<br />
* [[快傑ライオン丸]]([[フジテレビジョン|フジテレビ]]制作)<br />
* [[風雲ライオン丸]](フジテレビ制作)<br />
* [[鉄人タイガーセブン]](フジテレビ制作)<br />
* [[電人ザボーガー]](フジテレビ制作)<br />
* [[冒険ロックバット]](フジテレビ制作)<br />
* [[ロボット刑事]](フジテレビ制作)<br />
* [[魔人ハンターミツルギ]](フジテレビ制作)<br />
* [[恐怖劇場アンバランス]](フジテレビ制作)<br />
* [[ミラーマン]](フジテレビ制作)<br />
* [[マジンガーZ|マジンガーシリーズ]](フジテレビ制作)<br />
*: [[マジンガーZ]]→[[グレートマジンガー]]→[[UFOロボ グレンダイザー]]<br />
* [[ゲッターロボ]](フジテレビ制作)<br />
* [[ゲッターロボG]](フジテレビ制作)<br />
* [[大空魔竜ガイキング]](フジテレビ制作)<br />
* [[ブロッカー軍団IVマシーンブラスター|ブロッカー軍団Ⅳ マシーンブラスター]](フジテレビ制作)<br />
* [[ジェッターマルス]](フジテレビ制作)<br />
* [[アローエンブレム グランプリの鷹]](フジテレビ制作)<br />
* [[銀河鉄道999]](フジテレビ制作)<br />
* [[タイムボカンシリーズ]]([[タツノコプロ]]制作、フジテレビ幹事)<br />
*: [[タイムボカン]]→[[ヤッターマン]]→[[ゼンダマン]]→[[タイムパトロール隊オタスケマン]]→[[ヤットデタマン]]→[[逆転イッパツマン]]→[[イタダキマン]]<br />
* [[東映不思議コメディーシリーズ]](フジテレビ制作。1980年代中期以降は[[テレビ新広島]]制作[[中国電力]][[一社提供]]枠のため遅れネット)<br />
*: [[ロボット8ちゃん]]→[[バッテンロボ丸]]→[[ペットントン]]→[[どきんちょ!ネムリン]]→[[勝手に!カミタマン]]→[[もりもりぼっくん]]→[[おもいっきり探偵団 覇悪怒組]]→[[じゃあまん探偵団 魔隣組]]→[[魔法少女ちゅうかなぱいぱい!]]→[[魔法少女ちゅうかないぱねま!]]→[[美少女仮面ポワトリン]]→[[不思議少女ナイルなトトメス]]→[[うたう!大龍宮城]]→[[有言実行三姉妹シュシュトリアン]]<br />
* [[TVオバケてれもんじゃ|TVオバケ てれもんじゃ]](フジテレビ制作)<br />
* [[科学忍者隊ガッチャマン]](タツノコプロ制作、フジテレビ幹事)<br />
* [[科学忍者隊ガッチャマンII|科学忍者隊ガッチャマンⅡ]](タツノコプロ制作、フジテレビ幹事)<br />
* [[科学忍者隊ガッチャマンF]](タツノコプロ制作、フジテレビ幹事)<br />
* [[とんでも戦士ムテキング]](タツノコプロ制作、フジテレビ幹事)<br />
* [[ダッシュ勝平]](タツノコプロ制作、フジテレビ幹事)<br />
* [[未来警察ウラシマン]](タツノコプロ制作、フジテレビ幹事)<br />
* [[ムーミン]](フジテレビ制作)<br />
* [[アンデルセン物語]](フジテレビ制作)<br />
* [[うる星やつら]](フジテレビ制作)<br />
* [[めぞん一刻]](フジテレビ制作)<br />
* [[らんま1/2]](フジテレビ制作)<br />
* [[らんま1/2 熱闘編]](フジテレビ制作)<br />
* [[ハイスクールミステリー学園七不思議]](フジテレビ制作)<br />
* [[烈火の炎]](フジテレビ制作、1998年6月よりネット打ち切り)<br />
* [[ミュージックフェア|シオノギ ミュージックフェア]](フジテレビ制作、これのみ2014年現在も放送中)<br />
* [[金曜おもしろバラエティ]](フジテレビ制作)<br />
* [[3時のあなた]](フジテレビ制作)<br />
* [[タイム3]](フジテレビ制作)<br />
* [[万国びっくりショー]](フジテレビ制作)<br />
* [[クイズグランプリ]](フジテレビ制作)<br />
* [[逆転クイズジャック]](フジテレビ制作)<br />
* [[志村けんのだいじょうぶだぁ]](フジテレビ制作)<br />
* [[とんねるずのみなさんのおかげです]](フジテレビ制作)<br />
* [[ラスタとんねるず'94]](フジテレビ制作)<br />
* [[とんねるずの本汁でしょう!!]](フジテレビ制作)<br />
* [[ママとあそぼう!ピンポンパン]](フジテレビ制作)<br />
* [[ひらけ!ポンキッキ]](フジテレビ制作)<br />
* [[ウゴウゴルーガ]](フジテレビ制作)<br />
* [[カルトQ]](フジテレビ制作)<br />
* [[クイズ$ミリオネア]](フジテレビ制作)<br />
* [[トリビアの泉]](フジテレビ制作)<br />
* [[JAPANロッケフェスティバル]](フジテレビ制作)<br />
* [[料理の鉄人]](フジテレビ制作)<br />
* [[アイアンシェフ]](フジテレビ制作)<br />
* [[FNS地球特捜隊ダイバスター]](フジテレビ制作、2006年4月よりネット打ち切り)<br />
* [[世界は言葉でできている]](フジテレビ制作)<br />
* [[ヤマサキパン]](フジテレビ制作)<br />
* [[THE MANZAI (お笑いのコンテスト)|おかっちM.C.THE MANZAI応援宣言!]](フジテレビ制作)<br />
* [[知りたがり!]](フジテレビ制作)<br />
* [[アゲるテレビ]](フジテレビ制作)<br />
* [[ミタパンブー]](フジテレビ制作)<br />
* [[ハマ3]](フジテレビ制作)<br />
* [[フジテレビに出たい人TV]](フジテレビ制作)<br />
* [[10匹のコブタちゃん 〜ヤセガマンしないTV〜]](フジテレビ制作)<br />
* [[バチバチエレキテる]](フジテレビ制作)<br />
* [[もはや神ダネ]](フジテレビ制作)<br />
* [[おもしろ言葉ゲーム OMOJAN]](フジテレビ制作)<br />
* [[アノ人たちの作り方 〜なぜこうなった!?ファクトリー〜]](フジテレビ制作)<br />
* [[うもれびと]](フジテレビ制作)<br />
* [[にっぽんのミンイ]](フジテレビ制作)<br />
* [[GIVE&TAKE]](フジテレビ制作)<br />
* [[ソモサン・セッパ!]](フジテレビ制作)<br />
* [[ロケットライブ]](フジテレビ制作)<br />
* [[アゲるテレビ]](フジテレビ制作)<br />
* [[やりかた大図鑑]](フジテレビ制作)<br />
* [[ミカパン]](フジテレビ制作)<br />
* [[AKB映像センター]](フジテレビ制作)<br />
* [[女子高警察]](フジテレビ制作)<br />
* [[ワイドナショー]]深夜版(フジテレビ制作)<br />
* [[めざにゅ〜]](フジテレビ制作)<br />
* [[森田一義アワー 笑っていいとも!|笑っていいとも!]](フジテレビ制作)<br />
* [[花の新婚!カンピューター作戦]]([[関西テレビ放送|関西テレビ]]制作)<br />
* [[冒険チュートリアル]](関西テレビ制作、2009年9月よりネット打ち切り)<br />
* [[プライスバラエティ ナンボDEなんぼ|ナンボDEなんぼ]](関西テレビ制作、2010年1月より休止していたが再開せずに番組打ち切り<ref>2009年6月までは火曜24:35〜25:40(10日遅れでの放送)、7月〜9月は土曜13:55〜14:55、10月〜12月は同13:00〜14:00だった。12月末に[[メッセンジャー黒田|司会の一人]]が不祥事を起こしたため2010年1月以降は制作・放送を自粛しており、OHKも別のバラエティ番組やドラマの再放送に差し替えていたが、2010年3月10日に関西テレビによって番組の打ち切りが発表された。</ref>)<br />
* [[世間の裏側のぞき見バラエティ ウラマヨ!]](関西テレビ制作)<br />
* [[ジャルやるっ!]](関西テレビ制作)<br />
* [[ヨルパチーノ]]ツキギメシリ-ズ(関西テレビ制作)<br />
*:奇跡のムチャぶり大作戦ムチャレンジ!!⇒よく考えると ハッとしてキャーな話⇒有吉弘行の信じる者はバカをみる!?⇒人間性カジノ カスベガス⇒ボクとオカンの2人旅~時々オトン~30代芸人が感謝の親孝行⇒芸能人の私生活をのぞき見! クイズ!目線<br />
* [[ヨルパチーノ]]ヨルスパシリ-ズ(関西テレビ制作)元ヤン芸人がダメ人間に喝!千原ジュニアの更生労働省⇒芸能人の因縁解消します!わだかまり交通社⇒大人の事情がありまして⇒推理対戦バラエティDARE?⇒陰陽合体調査 番組 ネガ+ポジ<br />
* [[東海テレビ制作昼の帯ドラマ|東海テレビ制作の昼の帯ドラマ]]<br />
*:『[[あかんたれ]]』など。<br />
* [[バナナマンのブログ刑事]](東海テレビ制作)<br />
* [[人気もん!]]([[テレビ新広島]]制作)<ref>中国地方4局ブロックネット(山口県は放映途中で[[テレビ山口]]から[[山口放送]]へ移行)・[[中国電力]]一社提供。</ref><br />
*[[竹山のやりたい100のこと〜ザキヤマ&河本のイジリ旅〜|竹山エンディングノート]]([[フジテレビONE]]制作)<br />
<br />
=== 終了した独立局・番販制作の番組 ===<br />
* [[アロハ天国|アロハ天国シリーズ]]([[EXエンタテイメント]]制作)<br />
*: [[アロハ天国]]→[[アロハ天国2]]→[[アロハ天国3]]<br />
* [[スケアクロウマン]]([[東京メトロポリタンテレビジョン|TOKYO MX]]制作)<br />
* [[大人のヨーロッパ街歩き]]([[旅チャンネル]]制作)<br />
* [[ローカル線らーめん探訪!]]([[旅チャンネル]]制作)<br />
* [[世界!感じる旅へ]](詳細不明)<br />
* [[宮 -Love in Palace-]](詳細不明)<br />
* [[ギャガ・シネマインフォメーション]](詳細不明)<br />
* [[HIROZの日本元気劇場]](詳細不明)<br />
* [[music SCR]]([[MUSIC ON! TV]]制作)<br />
* [[彦摩呂のB級グルメ天国]]([[食と旅のフーディーズTV]]制作)<br />
* [[ナイツのHIT商品会議室]]([[千葉テレビ放送]]制作)<br />
* [[押忍!!ふんどし部!]]([[テレビ神奈川]]制作)<br />
<br />
=== クロスネット時代に放送されたNET〜テレビ朝日系の番組 ===<br />
★は時差ネット、他は同時ネット<br />
*[[ANNニュースセブン]]<br />
*[[ANNニュースレーダー]](土曜日のみ)<br />
*[[アフタヌーンショー]](『[[新アフタヌーンショー]]』はKSBで放送)<br />
*[[シャボン玉プレゼント]]([[朝日放送]]制作、[[ネットチェンジ#大阪準キー局「腸捻転」の解消|腸捻転解消]]でRSKから移行)<br />
*[[13時ショー]]<br />
*[[徹子の部屋]]([[2014年]]現在もKSBで放送中)<br />
*[[あまから問答]]([[総理府]](現・[[内閣府]])提供)<br />
*[[よしもと新喜劇|サモン日曜お笑い劇場]]([[毎日放送]]制作・同時ネット。腸捻転解消でRSKへ移行)→[[大正テレビ寄席]](腸捻転解消から同時ネット)→[[まっ昼間!笑っちゃおう]]<br />
*[[新婚さんいらっしゃい!]](朝日放送制作、腸捻転解消でRSKから移行、2014年現在もKSBで放送中)<br />
*[[パネルクイズ アタック25]](朝日放送制作、2014年現在もKSBで放送中)<br />
*朝日放送制作日曜7時台前半枠<br />
*: [[二郎さんのOh!マイおやじ]]→[[ゴワッパー5 ゴーダム]]→[[リトル・ルルとちっちゃい仲間]]→[[三枝の結婚ゲーム]]→[[メロディアタック]]<br />
*朝日放送制作日曜8時台枠<br />
*: [[遠山の金さん]]シリーズ→[[賞金稼ぎ (テレビドラマ)|賞金稼ぎ]]→[[マチャアキの森の石松]]→[[いたずらカメラだ!!大成功]]→[[気になる季節]]→[[浮浪雲]]→[[おはなちゃん繁昌記]]→[[伝七捕物帳]](最初期のみ)<br />
*[[日曜洋画劇場]](2014年現在もKSBで『[[日曜洋画劇場|新日曜洋画劇場]]』として放送中)<br />
*月曜19時台前半アニメ・特撮枠<br />
*: [[ひみつのアッコちゃん]](第1シリーズ、RSKから移行<ref>OHKではフジテレビ制作の第2、第3シリーズも放送した。</ref>)→[[魔法のマコちゃん]]→[[さるとびエッちゃん]]→[[魔法使いチャッピー]]→[[バビル2世]]→[[ミラクル少女リミットちゃん]]→[[魔女っ子メグちゃん]]→[[アンデス少年ペペロの冒険]]→[[ザ・カゲスター]]→[[5年3組魔法組]]→[[激走!ルーベンカイザー]]→[[魔女っ子チックル]]→[[赤い鳥|赤い鳥のこころ]](第8話まで)<br />
*[[一休さん (テレビアニメ)|一休さん]]★<br />
*[[みごろ!たべごろ!笑いごろ!|みごろ!たべごろ!笑いごろ!→みごろ!ゴロゴロ!大放送!!]]<br />
*火曜9時枠時代劇★<br />
*: [[大忠臣蔵]](この作品のみ同時ネット)→[[荒野の素浪人]]→[[破れ傘刀舟悪人狩り]]→[[破れ奉行]]→[[江戸の鷹 御用部屋犯科帖]]→[[破れ新九郎]]<br />
*[[TOKYO DETECTIVE 二人の事件簿]](続編の『[[新・二人の事件簿 暁に駆ける]]』は★。『暁に〜』は当時放送圏が別だったKSBが制作に参加)<br />
*[[プロポーズ大作戦 (バラエティ番組)|プロポーズ大作戦]](朝日放送制作)<br />
*[[霊感ヤマカン第六感]](朝日放送制作、全国ネット再開後)★<br />
*[[テレビ朝日水曜夜9時枠時代劇|水曜9時枠時代劇]]<br />
*: [[燃えよ剣]]→[[宮本武蔵 (テレビドラマ 1970年)|宮本武蔵]]→[[軍兵衛目安箱]]→[[半七捕物帳]]([[平幹二朗]]版)→[[さすらいの狼]]→[[長谷川伸シリーズ]]→[[新書太閤記]]→[[女・その愛のシリーズ]](これのみ現代劇)→[[右門捕物帖 (1974年のテレビドラマ)|右門捕物帖]]→[[鬼平犯科帳 (丹波哲郎)|鬼平犯科帳(丹波哲郎版)]]→[[徳川三国志 (テレビドラマ)|徳川三国志]](当時放送圏が別だったKSBが制作に参加)→[[人魚亭異聞 無法街の素浪人]]<br />
*[[欽ちゃんのどこまでやるの!?]]<br />
*[[特別機動捜査隊]](開局時にRSKから移行)→[[特捜最前線]]<br />
*[[クイズタイムショック|クイズ タイムショック]](当初は同時、のち★→打ち切られた模様)<br />
*[[ナショナルゴールデン劇場]]★<br />
*[[がんばれ!!ロボコン]]★<br />
*[[ロボット110番]]★<br />
*[[ワールドプロレスリング]](当初は同時、のち★)<br />
*金曜夜9時枠<br />
*: [[狼・無頼控]]→[[幡随院長兵衛お待ちなせえ]]→[[もってのほか|もってのほか→もってのほか 姉妹菊の章]](ここまでMBS制作枠)→[[ザ★ゴリラ7]]→[[燃える捜査網]]→[[大非常線]]→[[ベルサイユのトラック姐ちゃん]]→[[君の名は]]→[[愛と死の夜間飛行]](ここまでNET制作枠)→(これより後はABCテレビ制作枠)[[藤山寛美3600秒]](第2期)→[[おくどはん]]→[[東京メグレ警視シリーズ]](当時放送圏が別だったKSBが制作に参加)→[[チェックメイト78]]<br />
*[[必殺シリーズ]](朝日放送制作、腸捻転解消でRSKから移行。『[[必殺必中仕事屋稼業]]』第14話「招かれて勝負」~『[[翔べ! 必殺うらごろし]]』第15話「馬が喋べった!あんた信じるか」)<br />
*[[ギャートルズ|はじめ人間ギャートルズ]](朝日放送制作、腸捻転解消でRSKから移行)★<br />
*[[スーパー戦隊シリーズ]]★(2014年現在もKSBで放送中)<br />
*: [[秘密戦隊ゴレンジャー]]→[[ジャッカー電撃隊]]→[[バトルフィーバーJ]](最初期のみ)<br />
*[[素浪人 花山大吉]]<br />
*[[デビルマン]]★<br />
*[[土曜映画劇場]]<br />
*[[土曜ワイド劇場]]<br />
*[[夫婦善哉 (トーク番組)|ミヤコ蝶々の夫婦善哉]](朝日放送制作、腸捻転解消でRSKから移行。最末期のみ)<br />
*[[部長刑事]](朝日放送制作の関西ローカルドラマ。腸捻転解消でRSKから移行。のちの『アーバンポリス24』はKSBで放送)★<br />
*[[大相撲ダイジェスト]]★<br />
*[[愛の戦士レインボーマン]](アニメ版はRSKで放送)<br />
*[[毎日新聞テレビ夕刊]](毎日放送制作、腸捻転時代。当時はまだ準広域ができる前の[[県域放送]]だったため、対岸・[[香川県]]の[[瀬戸内海放送]](ANN[[シングルネット|マストバイシングルネット]])にもネットされていた)<br />
*[[仮面ライダーシリーズ]](毎日放送制作、腸捻転時代。解消後の[[仮面ライダーストロンガー|ストロンガー]]~[[仮面ライダーBLACK RX|BLACK RX]]はRSKへ移行、[[仮面ライダークウガ|クウガ]]以降のテレビ朝日制作平成シリーズはKSBで放送)★<br />
*: [[仮面ライダー]]→[[仮面ライダーV3]]→[[仮面ライダーX]]→[[仮面ライダーアマゾン]]<br />
*[[素人名人会]](毎日放送制作、腸捻転時代。解消後はRSKへ移行)<br />
*[[テレビスター劇場]](毎日放送制作、腸捻転時代)<br />
*[[アップダウンクイズ]](毎日放送制作・[[ロート製薬]]提供、腸捻転時代。解消後はRSKへ移行)<br />
*[[ダイビングクイズ]]→[[東リクイズ・イエス・ノー]](毎日放送制作、腸捻転時代)<br />
*[[野生の王国]](毎日放送制作、腸捻転時代。開局から暫くしてRSKから移行したが、腸捻転解消でRSKに戻る)★<br />
*[[ランデブークイズ・ペアでハッスル]](毎日放送制作、腸捻転時代)★<br />
*[[がっちり買いまショウ]](毎日放送制作、腸捻転時代。開局時にRSKから移行したが、腸捻転解消でRSKに戻る)<br />
*[[皇室アルバム]](毎日放送制作、腸捻転時代。開局時にRSKから移行したが、腸捻転解消でRSKに戻る。2014年現在もRSKで放送中)<br />
*[[まんが日本昔ばなし]]★(毎日放送制作、腸捻転時代。金曜19:00から放送。解消後の1976年1月にRSKで再開)<br />
*[[テレライフ]](広島ホームテレビ制作、相互乗り入れ後も数年間放送、後にKSBに一本化)<br />
<br />
=== クロスネット時代のフジテレビの番組の時差ネット ===<br />
*[[快傑ライオン丸]](本来の放映時間帯は土曜日午後7:00~7:30だが、月曜日午後6:00~6:30放映)<br />
*[[風雲ライオン丸]](本来の放映時間帯は土曜日午後7:00~7:30だが、月曜日午後6:00~6:30放映)<br />
*[[鉄人タイガーセブン]](本来の放映時間帯は土曜日午後7:00~7:30だが、月曜日午後6:00~6:30放映)<br />
*[[電人ザボーガー]](本来の放映時間帯は土曜日午後7:00~7:30だが、月曜日午後6:00~6:30放映)<br />
*[[タイムボカンシリーズ]](本来の放映時間帯は土曜日午後6:30~7:00だが、木曜日午後6:00~6:30放映)<br />
*:[[タイムボカン]]→[[ヤッターマン]]→[[ゼンダマン|ゼンダマン(最初期のみ)]]<br />
*[[ラブラブショー]](本来の放映時間帯は日曜日午後10:00~10:30だが、木曜日午後7:00~7:30放映)<br />
*[[万国びっくりショー]]<br />
*[[科学忍者隊ガッチャマン]]<br />
*[[科学忍者隊ガッチャマンII|科学忍者隊ガッチャマンⅡ(最初期のみ)]]<br />
*[[銀河鉄道999|銀河鉄道999(最初期のみ)]]<br />
<br />
他にも多数あるとみられる。<br />
<br />
=== 開局後に他局で放送されたフジテレビ系の番組 ===<br />
:※OHKで放送後、FNSの著作権及び優先放送権が失効した後に再放送扱いで放送した番組を除く。<br />
==== [[山陽放送テレビ|山陽放送]]にて放送 ====<br />
*[[アルペンローゼ (漫画)#アニメ|炎のアルペンローゼ ジュディ&ランディ]](フジテレビ制作。本放送終了からまだ1年未満の1986年7〜8月に夏休み編成で集中放送。時期的にフジテレビ・FNSに著作権・優先放送権が残っている状態と思われる)<br />
<br />
==== [[西日本放送テレビ|西日本放送]]にて放送(相互乗り入れ後) ====<br />
*[[鶴瓶の音楽に乾杯]]([[東海テレビ放送|東海テレビ]]制作)<br />
*[[スペンサーの喫茶店]](東海テレビ制作)<br />
*[[東海テレビ制作昼の帯ドラマ|東海テレビ制作の昼の帯ドラマ]]<br />
**『[[あかんたれ]]』など。<br />
<br />
==== [[瀬戸内海放送]]にて放送(相互乗り入れ後) ====<br />
*[[釣りごろつられごろ]](テレビ新広島制作。相互乗り入れ前から。現在はOHKへ移行)<br />
*[[頭文字D]](プライム・ディレクション・[[オービー企画]]制作。フジテレビが直接制作に関与していないため)<br />
<br />
=== [[テレビせとうち]]開局前に放送されていたテレビ東京系列の番組 ===<br />
★の番組はテレビせとうちの開局後、同局にネット移行された番組。<br />
*[[ヤンヤン歌うスタジオ]]★<br />
*[[キャプテン翼]]★<br />
*[[まいっちんぐマチコ先生]]<br />
*[[ヤングおー!おー!]](毎日放送制作、[[ネットチェンジ#大阪準キー局「腸捻転」の解消|腸捻転]]解消前。当時の東京12チャンネル系列の番組としての扱い。解消後はTBS系番組としてRSKへ移行)<br />
<br />
=== 相互乗り入れ前に放送されていた日本テレビ系列の番組 ===<br />
基本的に西日本放送に一本化していたため、番組販売扱いの僅かな番組の放送にとどまった。<br />
*[[ビューティフルゴルフ]](日本テレビ制作・日曜23:45〜24:15)<br />
<br />
== 再放送枠等 ==<br />
※字幕放送が実施されている(ただし本放送時に未実施の番組を除く)。かつてハイビジョン番組に「HV」マークが記載されていた時期、再放送番組においては記載されていなかった。<br /><br />
※日曜13:00 - 15:00は基本は以下の通りだが、年1回程度、Jリーグ2部・[[ファジアーノ岡山]]のホームゲーム中継を実施する場合がある。<br />
<br />
*「OH!パラ」枠(火曜〜金曜15:50 - 16:50)<br />
*: 連続ドラマ再放送枠。2012年3月まではEPGにおいて「ゴゴパラ」と表記されていた。他のエリア民放各局における連ドラ再放送枠と違うのは他系列の権利切れ作品を扱わないのが特徴。元々は17時からだったが『[[FNNスーパーニュース|スーパーニュース]]』17時枠のフルネットに伴い枠を再編。当初は2時間だったため基本1作品2話連続放送だったが、たまに1時間ごとに別のドラマや単発ドラマ(『金曜プレステージ』作品やその他のドラマスペシャル)を放送することもあった。<br />
*: また新番組シーズンになると番宣番組が組まれることもあったり、まれにFNS系の土日昼枠で放送した単発特番や改編期に放送された2〜3時間のバラエティ特番を組む場合もある。<br />
*: 初回・最終回の15分拡大版がある回は『あっぱれ!さんま大教授』などのバラエティ番組の不定期ネットを行ない『温たいむ』は「あいらぶon time」枠のみ独立番組になり休止になる場合があった。2009年10月から2012年3月まで15時台後半枠を休止して対応。<br />
*: 改編期の度に放送枠が変動し、2013年4月からは現在の放送時間となっている。月曜は同時刻においてテレショップを1時間放送するようになった。<br />
*「Doヌーン」枠(土曜13:00 - 14:55)<br />
*: 基本は単発特番の再放送枠だが、2話連続の連続ドラマ再放送やフジテレビからの『土曜ワイド(旧『[[金曜エンタテイメント]]』や期首特番の再放送)』のネットの場合もある。その他『わがまま気まま旅気分』などの単発特番の場合もある。全国ネットのスポーツ中継の余波で時間変更がある。<br />
*: 2010年春頃は17:00までの3時間だったため、3話連続で放送されていたが、現在はこれまで日曜正午に放送されていた『[[タカトシ×くりぃむのペケ×ポン|ペケ×ポン]]』の遅れネット放送をしている。<br />
*: まれに3話連続放送や2時間以上の特番の再放送を編成することもある。その場合、『えみちゃんねる』・『アンビリバボー(再)』・『ペケ×ポン』のいずれか、またはすべてを休止することもある。<br />
* 土曜15:00 - 16:00枠<br />
*: 2013年4月より、『[[奇跡体験!アンビリバボー]]』が再放送されている。<br />
* 「ニチスペ」枠(日曜12:00 - 14:00)<br />
*: 2013年4月より、この2時間はバラエティ番組の再放送などに充てている。<br />
* 日曜14:00 - 15:00枠<br />
*: 『[[VS嵐]]』が再放送されている。ただし、競馬の重賞レース開催日の場合、『[[競馬BEAT]]』が14:35からに拡大されるので30分物の再放送もしくは12時からの2時間半の特番再放送等に変化する。また、2011年8月までは『[[クイズ!ヘキサゴンII]]』の2時間・2時間半スペシャルに充てられることもあった。<br />
* 「ニチ16」枠(日曜16:00 - 17:30)<br />
*: キー局であるフジテレビや関西テレビなど系列各局の単発特番やブロックネット特番を同時ネット(スポンサードネット)や遅れネット・再放送(ローカルセールス枠)する。基本はその時間だが、まれに16:00 - 17:00/17:00 - 17:30と分割される日もある。<br />
*: ゴルフ中継や大相撲トーナメントなどスポーツ中継が編成されることもある(その場合はスポンサードネット枠となる)。この場合、16:00 - 16:05、および17:20 - 17:25はCM枠「ガイド」となる。<br />
<br />
== アナウンサー ==<br />
同社にはアナウンサー専門の部署はなく、アナウンサーは本社編成局制作部と報道局報道部、四国支社報道部にそれぞれ所属している。<br />
<br />
'''男性'''<br />
*[[上岡元]](1995年入社)<br />
*[[堀靖英]](1995年入社、報道記者兼務)<br />
*[[萩原渉]](1999年入社、報道記者兼務)<br />
*[[篠田吉央]](2005年入社、報道記者兼務)<br />
*[[渡邊大祐]](2012年入社)<br />
<br />
'''女性'''<br />
*[[山本洋子 (アナウンサー)|山本洋子]](1991年入社)<br />
*[[久保さち子]](1996年入社、四国支社報道部所属、報道記者兼務)<br />
*[[神谷文乃]](2008年入社、報道記者兼務)<br />
*[[淵本恭子]](2010年入社)<br />
*[[岡田愛マリー]](2013年入社)<br />
<br />
===過去に在籍していたアナウンサー===<br />
'''男性'''<br />
*[[石川久]]<br />
*[[岡阪美佐夫]](現在、報道局報道部長)<br />
*[[黒住祐介]](1985年入社、気象予報士、総務局総務部長)<br />
*[[斉藤一郎]]<br />
*[[柴田務]](退社、フリーアナウンサー)<br />
*[[高野勝正]](退社、フリーアナウンサー)<br />
*[[文屋幸治]](現在、編成局制作部に在籍)<br />
*[[松下和弘]](現在、報道局スポーツ部長)<br />
*[[渡辺学]](→[[テレビ大阪]]、現在は子会社出向)<br />
'''女性'''<br />
*[[安藤久美子]](2000年入社〜2005年退職。現在は[[ジョイスタッフ]]所属)[http://www.joystaff.jp/profile/ando_kumiko/index.html]<br />
*[[井ノ上美恵子]](1984年入社。現在は総務部秘書課に在籍)<br />
*[[上杉桜子]](2010年入社〜2011年12月退職 現在、[[セント・フォース]]所属)<br />
*[[魚住咲恵]](2004年入社〜2010年3月退職 現在、[[オスカープロモーション]]所属)<br />
*[[久次米智子]](退職、現姓・串田)[http://www.motokyokuana.net/profile/index.html]<br />
*[[小沼みのり]](2004年入社〜翌2005年退職。出身地の[[静岡放送]]へ移籍)<br />
*[[小林朗子]]<br />
*[[佐脇佳子]](→[[大分朝日放送]]、現・フリー)<br />
*[[柴田奈津子]](2006年入社〜2008年6月退職。セント・フォースへ復帰)<br />
*[[高橋圭子]](2007年入社〜2013年3月退職)<br />
*[[竹下美保]](1995年入社。現在は企業広報担当。)<br />
*[[中島明美]]<br />
*[[西村英子]](現在、編成局制作部に在籍)<br />
*[[原田佳枝]]<br />
*[[深津瑠美]](2009年入社〜2010年1月退職 [[TBSニュースバード]]キャスターを経て、現在フリー)<br />
*[[米倉紀之子]](3年間勤務の後に退職。現在は[[劇団昴]]に所属し[[俳優|女優]]・[[声優]]として活躍)<br />
ほか<br />
<br />
== キャスター・リポーター ==<br />
※主に『あいらぶ土曜日』→『あいらぶカフェ』等のレポーターやMCで出演していたが、報道部出向の益田以外は2012年現在出演機会がない。<br />
'''男性'''<br />
*[[水津浩志]]<br />
*畠中要輔<br />
<br />
'''女性'''<br />
*赤澤佳美<br />
*赤澤奈名子(フリーアナウンサー)NANA*Q[http://nanako.livedoor.biz/]<br />
*渡辺祐子<br />
*村上亜希子<br />
*沼本里佳<br />
*大山めぐみ<br />
*村上容子<br />
*岸野里実<br />
*村岡蘭子<br />
*和木春奈<br />
*赤木里恵<br />
*[[益田さやか]](OHKエンタープライズ所属、現在OHK報道部出向)<br />
<br />
== 関連記事 ==<br />
*[[岡山日日新聞]](ニュース配信提供)<br />
<br />
== その他の岡山県・香川県の放送局 ==<br />
* [[NHK岡山放送局]]<br />
* [[NHK高松放送局]]<br />
* [[山陽放送]](RSK)<br />
** [[山陽放送テレビ]]([[Japan News Network|JNN]]系列)<br />
** [[山陽放送ラジオ]]〔[[Japan Radio Network|JRN]]・[[全国ラジオネットワーク|NRN]]系列〕〔ラジオは[[岡山県]]のみを放送対象地域としている〕<br />
* [[テレビせとうち]](TSC)([[TXN]]系列)<br />
* [[西日本放送]](RNC)<br />
** [[西日本放送テレビ]]([[Nippon News Network|NNN]]・[[日本テレビネットワーク協議会|NNS]]系列)<br />
** [[西日本放送ラジオ]]〔JRN・NRN系列〕〔ラジオは[[香川県]]のみを放送対象地域としている〕<br />
* [[瀬戸内海放送]](KSB)([[All-nippon News Network|ANN]]系列)<br />
* [[岡山エフエム放送]](FM岡山)〔[[全国FM放送協議会|JFN]]系列〕<br />
* [[エフエム香川]](FM香川)〔JFN系列〕<br />
<br />
== 脚注 ==<br />
{{脚注ヘルプ}}<br />
{{Reflist|2}}<br />
<br />
== 関連項目 ==<br />
* [[岡山県・香川県の放送]]<br />
* [[前田山 (高松市)]]<br />
<br />
== 外部リンク ==<br />
{{Commonscat|Okayama Broadcasting}}<br />
* [http://www.ohk.co.jp/ OHK web - 岡山放送 -]<br />
* {{Twitter|tv_ohk|OHK岡山放送【公式】}}<br />
* {{Facebook|ohktv}}<br />
<br />
{{FNN・FNS}}<br />
{{Tv-chushikoku}}<br />
{{DEFAULTSORT:おかやまほうそう}}<br />
[[Category:岡山放送|*]]<br />
[[Category:日本民間放送連盟会員|33おかやまほうそう]]<br />
[[Category:日本のテレビ局]]<br />
[[Category:岡山県のマスメディア]]<br />
[[Category:岡山市北区の企業]]<br />
[[Category:1968年設立のテレビ局]]<br />
{{Wikipedia/Ja}}</div>
防人
http://ja.yourpedia.org/mediawiki/index.php?title=%E8%91%97%E4%BD%9C%E6%A8%A9&diff=382332
著作権
2020-01-17T13:32:04Z
<p>防人: SEOに熱心なMuttley (トーク) による編集を TS による直前の版へ差し戻しました</p>
<hr />
<div>'''著作権'''(ちょさくけん)とは、典型的には、[[著作物]]の創作者である[[著作者]]に保障される[[権利]]の総称であり、[[知的財産権]]の一種である。大きくは[[著作者人格権]]と[[著作財産権]]に分けられる。<br />
<br />
==概要==<br />
他の多くの権利と同様、国ごとに権利の具体的な様態が異なっているが、著作権を扱う[[著作権法]]によって保護の範囲や対象などを規定する場合が多い。<br />
<br />
国際的には、[[ベルヌ条約]]や[[万国著作権条約]]などの[[条約]]が各国共通・最低限の権利保護範囲を定めている。ベルヌ条約加盟国の場合、国内の著作権法は、ベルヌ条約より広い保護を定めるのが通例である。<br />
<br />
作って形として残ったものすべてのものには必ず発生する権利のことである。<br />
<br />
== 種類と類似の権利 ==<br />
狭義の著作権は、[[日本国憲法]]でいう財産権に含まれる。これは著作物を財産として利用する権利である。ただし、[[著作権法]]ではこのような著作財産権の他に、[[著作者人格権]]、著作隣接権に関する規定を設けることも多く、これらを総称して広義の著作権と呼ぶこともある。<br />
<br />
著作者人格権は、著作者の人格的権利であり、主に作品の公表(公表権)、作者名の表示の有無(氏名表示権)、作者の名誉声望などを害する作品の改変などについての権利(同一性保持権)である。また、この権利は他人に譲渡することは出来ない。<br />
<br />
著作隣接権は、著作権が対象としている著作物に密接に関連している権利であり、財産権と人格権を含む。作曲家によって制作された楽曲は著作物であり、著作者である作曲家は著作権を有しているが、この[[楽曲]]を[[演奏]]する演奏者やそれを[[録音]]する[[レコード]]製作者、[[コンサート]]を放送する放送事業者は、著作物の著作者ではないが、著作物に密接に関わる活動を業としている。このような著作物の利用者に発生する権利が、著作隣接権として扱われる。<br />
<br />
著作権は[[特許権]]、[[意匠権]]、[[商標権]]などと並ぶ知的財産権の一種である。特許権は発明に対する保護を与えるのに対して、著作権は「表現」すなわち著作物(「思想又は感情」の「創作的」な「表現」であり、文芸、学術、美術又は音楽の範囲に属するもの)に対する保護を与える。ここで、「創作的」については、表現者の個性が表れていれば足り、新規性や独創性までは要せず、他と区別できる程度であればよいとされる(判例・通説)。なお、[[発想|アイディア]]は一般的に保護されない。<br />
<br />
美術的分野では、意匠権は[[工業デザイン]]の権利を保護するものであるが、著作権は原則として[[美術]]鑑賞のための作品などに適用され、実用品には適用されないとする。但し、この境界線は必ずしも明解ではなく、美術工芸品は双方の権利が及ぶとする説もある。また、国によっては意匠法と著作権法をまとめて扱っている場合もある。<br />
<br />
また、特許権、意匠権、商標権などは登録が権利発生の要件であるが(方式主義)、日本法においては著作権は[[著作物]]の創作をもって発生し、登録は不要である(無方式主義)。[[著作権の登録制度|著作権の登録]]は、[[対抗要件|第三者対抗要件]]に過ぎない。<br />
<br />
== 権利としての特徴 ==<br />
著作権は、著作者に対して、著作権の対象である著作物を独占排他的に利用する権利を認めるものである。例えば、小説の作者は、その小説を独占排他的に出版、映画化、翻訳する権利を有しており、他人が無断で出版、映画化、翻訳した場合には、著作権を侵害することになる。<br />
<br />
著作権は[[無体財産権]]であるが、著作者が作品の[[所有権]]を他人に譲渡した場合でも、その行為によって著作権が消滅したり、移転したりすることはない。例えば、小説家は執筆原稿を出版者に譲渡するが、依然として著作者としての諸権利を有している。ただし、美術の著作物についての原作品の所有者による著作物の展示や展示に伴う複製などの行為には、著作権の効力が及ばないとする規定がある(著作権法45条、47条)。所有権者による当該行為にまで著作権の効力が及ぶものとすると、美術品の所有権を得た者の利益が著しく損なわれるため、著作権と所有権の調整を図ったものである。<br />
<br />
著作権は相対的独占権であり、特許権や意匠権のような絶対的独占権ではない。すなわち、既存の著作物Aと同一の著作物Bが作成された場合であっても、著作物Bが既存の著作物Aに依拠することなく独立して創作されたものであれば、両著作物の創作や公表の先後にかかわらず、著作物Aの著作権の効力は、著作物Bの利用行為に及ばない。同様の性質は、[[回路配置利用権]]にもみられる。<br />
<br />
== 保護の対象 ==<br />
著作権の対象として想定されるのは、典型的には美術、音楽、文芸、学術に属する作品である。絵画、彫刻、建築、楽曲、詩、小説、戯曲、エッセイ、研究書などがその代表的な例である。他に写真、映画、テレビゲームなど、新しい技術によって出現した著作物についても、保護の対象として追加されてきた。<br />
<br />
国によって保護の対象が異なる場合があり、例えばフランスの著作権法では、著作物本体のほかにそのタイトルも創作性があれば保護する旨を規定している。同じく、一部の衣服のデザインが保護されることが特に定められている。米国の著作権法では、船舶の船体デザインを保護するために特に設けられた規定がある。他に、明文規定によるものではないが、活字の書体は日本法では原則として保護されないが、保護する国もある。<br />
<br />
著作権の保護の対象にならないものとして、典型的には全く創作性のない表現と、情報やアイディアがある。例えば、五十音順に人名と電話番号を配しただけの電話帳や丁寧に書かれただけの正方形などは著作物ではないので、保護されない。最低限どのような創作性が必要になるかについては、必ずしも明瞭な判断基準は存在しない。<br />
<br />
また、非常に独創的な思想や非常に貴重な情報であっても、そうした思想自体、情報自体が著作権法によって保護されることはない。ここから、ある数学の問題の解法やニュース報道で取り上げられる事実などは、その発見や取材に非常な努力を要することがあっても、著作権で保護されることはない。但し、その解法の表現や、ニュース報道における事実の表現などは著作権で保護されることがある。<br />
<br />
== 著作権の歴史 ==<br />
古来から書籍は貴重なもので、その閲覧や複写を制限しようという考え(著作財産権)はあり、また、真の著者をめぐって争われる(著作者人格権)こともあった。<br />
<br />
しかし、本格的に考慮されるようになったのは、15世紀に[[ヨハネス・グーテンベルク|グーテンベルク]]による印刷術が確立し、読者層が従来の聖職者、学者から[[ブルジョワ]]階級に広がって以降である。<br />
<br />
16世紀になると[[ヴェネツィア]]など出版の盛んな地域で出版権が認められるようになり、<br />
[[イギリス]]でも[[特許]]の一種としてしばしば、個別の著作が認定されていたが、1662年に最初の出版権を定めた法が制定された。1709年には[[アン (イギリス女王)|アン女王]]の法律で、著作者の権利、即ち著作権が認められた。この法では、著作権の有効期間(著者の死後14年、1度更新可能で最大28年)や、その後の[[パブリック・ドメイン]]の概念も制定されている(もっともこの時代は、著作権の対象は書籍だけで、音楽などは対象外であり、[[ヴォルフガング・アマデウス・モーツァルト|モーツァルト]]も盛んに[[盗作]]【既存の音楽の再利用、改変】を行っていた)。<br />
<br />
[[フランス]]では[[フランス革命|革命]]時に、著作者の権利が宣言され、[[アメリカ合衆国]]では1790年に著作権法が制定されている。19世紀に入ると著作権の対象は印刷物以外([[音楽]]、[[写真]]等)に拡大されていく。<br />
<br />
その後、1886年の[[ベルヌ条約]]で国際的な著作権の取り決めができ、1952年に[[万国著作権条約]]が締結された。<br />
<br />
著作権法および著作権についての考え方は、著作者・著作権者・利用者など利害関係者の様々な要請を受け、広く一般に主張が起きたり、専門家の間で議論が起きたり、[[立法]]の場で話し合われたり、[[行政]]の場で検討されたり、[[司法]]の場で争われたりするなど絶えず変更を受け続けている。<br />
<br />
近年、20~21世紀では、テクノロジーの著しい進歩及び[[権利ビジネス]]の伸張など[[経済]][[社会]]の変化を受けた、[[産業]]保護の観点からの要請と、著作物の自由な利用の要請(時には自由な言論の存続の希望を含む)との衝突が、顕著な争点の一つになっている。<br />
<br />
[[1984年]]に判決が出た米国のベータマックス事件(ソニー勝訴)、[[1992年]]に生まれた日本の[[私的録音録画補償金制度]]、[[1997年]]に創設されたインタラクティブ送信に係る[[公衆送信権]]・送信可能化権(日本)、[[1999年]]に起こされた[[著作権延長法|ソニー・ボノ法]]への違憲訴訟(米国、[[2003年]]に合憲判決)、[[2001年]]の[[Napster|ナップスター]]敗訴(米国)などである。<br />
<br />
== 日本における著作権 ==<br />
{{law}}<br />
=== 歴史 ===<br />
日本では著作権法は、19世紀末に制定されたが、一部の権利については版権としてそれ以前から保護を受けていた。著作権法の制定はベルヌ条約への加盟のための国内法の整備として行われたとされる。この著作権法は旧著作権法とも呼ばれるもので、1970年に制定された新著作権法とは通常区別される。<br />
<br />
* [[1886年]] - [[ベルヌ条約]](Berne Convention)締結<br />
* [[1887年]] - 版権條令制定<br />
* [[1893年]] - 版権法制定<br />
* [[1899年]] - 日本がベルヌ条約に加盟<br />
* [[1899年]] - 著作権法制定(版権法等関連旧法は廃止)<br />
* [[1931年]] - プラーゲが音楽著作権の使用料を要求([[日本音楽著作権協会#プラーゲ旋風と仲介業務法|プラーゲ旋風]])<br />
* [[1939年]] - [[仲介業務法]]施行<br />
* [[1951年]] - [[日本国との平和条約|サンフランシスコ平和条約]]第15条C項により[[戦時加算 (著作権法)]]<br />
* [[1970年]] - 新著作権法制定<br />
* [[2000年]] - [[著作権等管理事業法]]施行にともない、[[仲介業務法]]廃止<br />
<br />
[[20世紀]]半ば以降、企業により著作物が製作されるようになると、便宜的に架空の人物を著作者とした([[八手三郎]]、[[アラン・スミシー]]など)。<br />
<br />
=== 権利の内容と譲渡可能性 ===<br />
日本の著作権法の下では、以下の全ての[[権利]]は創作の時点で自動的に創作者([[著作者]])に発生する([[無方式主義]] cf.[[方式主義]])。また、日本の商業ベースでの著作権譲渡の特色として、著作財産権の一括譲渡ではなく譲渡対象を明示・限定する「[[使用許諾方式]]」が一般的で、当初の目的と異なる使用法を行う場合(自動公衆送信可能化権や翻案権の行使など)には新たに権利関係を整理する必要があり、著作物の二次利用に支障を来たしていると指摘されている([[総務省]]情報通信審議会答申[[2005年]][[7月29日]])。<br />
<br />
* '''[[著作者人格権]]''' 著作者個人が専有し、譲渡、相続することができない<br />
** 公表権 未発表の著作物を公に発表する権利<br />
** 氏名表示権 著作物の公表の際に著作者の氏名を表示する権利<br />
** [[同一性保持権]] 著作物の公表の際に著作者の意に反して改変されない権利<br />
* '''[[著作財産権]]''' 創作の時点で著作者個人が専有するが、譲渡、相続することができる<br />
** 複製権 著作物を複製する権利<br />
** 上演権及び演奏権 著作物を公に上演したり演奏したりする権利<br />
** 上映権 著作物を公に上映する権利<br />
** [[公衆送信権]]等 著作物を公衆送信したり、自動公衆送信の場合は送信可能化する権利。また、公衆送信されるその著作物を受信装置を用いて公に伝達する権利<br />
** 口述権 言語の著作物を公に口述する権利<br />
** 展示権 美術の著作物や未発行の写真の著作物を原作品により公に展示する権利<br />
** 頒布権 [[映画の著作物]]をその複製によって頒布する権利<br />
** 譲渡権 著作物を原作品か複製物の譲渡により、公衆に伝達する権利(ただし映画の著作物は除く)<br />
** 貸与権 著作物をその複製物の貸与により公衆に提供する権利<br />
** 翻訳権、[[翻案権]] 著作物を翻訳し、編曲し、若しくは変形し、又は脚色し、映画化し、その他翻案する権利<br />
<br />
<br />
(著作物の種類等については[[著作物]]を参照のこと)<br />
<br />
=== 権利行使 ===<br />
[[著作者|著作権者]]は、他人に対し、その[[著作物]]の利用を[[許諾]]することができる(63条1項)。この許諾を得た者は、その許諾に係る利用方法及び条件の範囲内において、その許諾に係る著作物を利用することができる(63条2項)。また、この許諾に係る著作物を利用する権利は、著作権者の承諾を得ない限り、[[譲渡]]することができない(63条3項)。<br />
*著作物の放送又は有線放送についての許諾は、契約に別段の定めがない限り、当該著作物の録音又は録画の許諾を含まないものとする(63条4項)。<br />
*著作物の送信可能化についての許諾を得た者が、その許諾に係る利用方法及び条件(送信可能化の回数又は送信可能化に用いる自動公衆送信装置に係るものを除く。)の範囲内において反復して又は他の自動公衆送信装置を用いて行う当該著作物の送信可能化については、23条1項の規定は、適用しない(63条5項)。23条1項の規定とは、「著作者は、その著作物について、公衆送信(自動公衆送信の場合にあつては、送信可能化を含む。)を行う権利を専有する」とするものである。<br />
<br />
共同著作物の著作者人格権は、著作者全員の合意によらなければ、行使することができないが(64条1項)、共同著作物の各著作者は、[[信義]]に反して前項の合意の成立を妨げることができない(64条2項)。共同著作物の著作者は、そのうちからその著作者人格権を[[代表]]して行使する者を定めることができるが(64条3項)、この者の代表権に加えられた制限は、[[善意]]の第三者に対抗することができない(64条4項)。<br />
<br />
共有著作権(共同著作物の著作権その他共有に係る著作権)は、その共有者全員の合意によらなければ、行使することができないが(65条2項)、各共有者は、正当な理由がない限り、合意の成立を妨げることができない(65条3項)し、信義に反して合意の成立を妨げることができない(65条4項、64条2項)。また、代表権に加えられた制限は、善意の第三者に対抗することができない(65条4項、64条4項)。<br />
<br />
===著作権の対象とならないもの===<br />
著作権法第10条2項は、「事実の伝達にすぎない雑報及び時事の報道は、前項第1号に掲げる[[著作物]]に該当しない。」と規定している。<br />
<br />
著作権法第13条は、次の著作物が「この章の規定による権利の目的となることができない。」と規定している。これらの著作物の内容は、国民の権利や義務を形成するものであり、一般国民に対して広く周知されるべきものであるため、著作権による保護対象とすることは妥当でないと考えられるからである。<br />
#[[日本国憲法|憲法]]その他の[[法令]]<br />
#*[[条約]](未批准条約を含む)、外国の法令、廃止された法令も含まれる。また、政府作成の法律案、法律草案、改正試案なども、本号に含まれるものと解する。ただし、[[新聞社]]が作成した[[日本国憲法]]改正私案のように、私人が作成した法令案は本号の対象外であって、著作権の対象となりうる。<br />
#[[政府|国]]若しくは[[地方公共団体]]の機関又は[[独立行政法人]](独立行政法人通則法(平成11年法律第103号)第2条第1項に規定する独立行政法人をいう。以下同じ。)が発する告示、訓令、通達その他これらに類するもの<br />
#[[裁判所]]の判決、決定、命令及び審判並びに行政庁の裁決及び決定で裁判に準ずる手続により行われるもの<br />
#前2号に掲げるものの翻訳物及び編集物で、国若しくは地方公共団体の機関又は独立行政法人が作成するもの<br />
<br />
== 著作隣接権(日本) ==<br />
著作物を伝達する場合に、実演家、レコード製作者、放送事業者、有線放送事業者に与えられる権利で、もとの著作物の著作権に抵触しない範囲で'''伝達者に認められる権利'''。<br />
<br />
ただし、[[映画の著作物]]に固定化されたものについては、実演家及びレコード製作者の著作隣接権は認められない([[ワンチャンス主義]])。また、実演家が録音権・録画権を認めたものを「放送」するには実演家の追加許諾が及ばない点や、放送事業者等が放送権行使のために「録音・録画」することは著作隣接権に定める録音権、録画権の許諾を要しないなど、著作権法の法令用語と日常用語との混乱には留意を要する。<br />
<br />
<br />
* '''実演家''' ([[演奏者]]、[[歌手]]、[[俳優]]、[[演出家]]など)に認められるもの<br />
** 実演家には、実演に際して[[芸能]]的性質を付加する場合、著作者人格権に相当する権利として氏名表示権と同一性保持権が認められている。<br />
** 録音権・録画権 自らの実演を録音、録画させる権利<br />
** 放送権・有線放送権 自らの実演を放送・[[CATV]]放送させる権利<br />
** 二次使用料受領権 自らの実演したCDやビデオなどが放送等で二次使用された場合に使用料を収受する権利<br />
** 送信可能化権 [[インターネット]]通信により自らの実演を公衆送信させる権利<br />
** 譲渡権 自らの実演を録画・録音したものを公衆へ譲渡する権利<br />
** 貸与権 自らの実演したCDやビデオなどを[[レンタル]]利用させる権利<br />
<br />
<br />
* '''レコード製作者''' (レコード・CD製作会社など)に認められるもの<br />
** 複製権 レコードを複製する権利<br />
** 二次使用料受領権 レコードを放送等で二次使用された場合に使用料を収受する権利<br />
** 送信可能化権 インターネット通信によりレコードを公衆送信させる権利<br />
** 譲渡権 レコードの複製物を公衆へ譲渡する権利<br />
** 貸与権 レコードをレンタル利用させる権利<br />
<br />
<br />
* '''放送事業者・有線放送事業者''' (放送局・CATV局など)に認められるもの<br />
** 複製権 放送を録画・録音及び写真的方法により複製する権利<br />
** 再放送権・有線放送権 [[キー局]]放送を[[地方局]]放送したり、CATV放送したりする権利<br />
** 送信可能化権 インターネット通信により放送を公衆送信させる権利<br />
<br />
== 著作権の制限 ==<br />
<br />
著作物の利用・使用について、その便宜上必要とされる範囲または著作権者の利権を害しない範囲において著作権が制限されることがある。主なものは以下の通り。<br />
<br />
; 私的使用を目的とした複製(第30条)<br />
:個人的に又は家庭内、或いはこれに準ずる限られた範囲内において使用する場合は、権利者の承諾を得なくても複製を行うことが出来る。但し、複製を行う装置・媒体がデジタル方式の場合は「補償金」を権利者に払わなければならないとされる(一般に「補償金」はそれらの装置や媒体を購入する時の値段に含まれる。詳しくは[[私的録音録画補償金制度]]を参照)。また、技術的保護手段(いわゆる「[[コピーガード]]」)を回避しての複製を意図的に行うことは、私的使用であっても[http://www.cric.or.jp/qa/hajime/hajime7.html '''権利者の承諾があった場合に初めて認められる''']としている(ただ、[[エンドユーザー|ユーザー]]の間では、[[合法]]的に代金を支払って正規の[[ソフトウェア]]を購入した場合においては、[[私的]]目的の範囲であれば、たとえそのソフトウェアのガードを回避して[[コピー]]を作成したとしても、「権利者に対し事前の複製許可を求めなくても、正規の[[お金]]を払ったのだから、実質的には問題無い。」とも考えられているようだ。しかしその「正規のお金」は有体物としてのソフトウェアの所有権に対する対価であって著作権に対する対価ではなく、所有権と著作権を混同したエンドユーザーの誤解に過ぎない。このことは、「顔真卿自書建中告身帖事件」(最高裁昭和59年1月20日第2小法廷・別冊ジュリスト著作権判例百選第3版No.157 4頁)で明らかになっているところである)。<br />
; [[図書館]]における複製(第31条)<br />
:政令で定められた図書館(公立図書館、国立国会図書館及び社団法人、財団法人並びに日本赤十字社の設置する図書館)において、利用者の求めに応じ、その調査研究の用に供するために、公表された著作物の一部分(判例により当該著作物の半分以下.発行後相当期間を経過した(次の号が発行された)定期刊行物に掲載された個個の著作物にあっては、その全部)の複製物を1人につき1部提供する場合、図書館資料の保存の必要性がある場合、他の図書館等の求めに応じて絶版等の理由により一般に入手することが困難な図書館資料の複製物を提供する場合、権利者の承諾が無くても複製が出来る。但し、いずれも営利を目的としない場合に限られる。<br />
; [[引用]](第32条)<br />
:公表された著作物は自由に引用して利用することが出来る。但しそれは公正な慣行に合致するものであり、かつ、報道・批評・研究その他の引用の目的上正当な範囲内で行なわれるものでなければならないとされる。<br />
<br />
== 著作権の保護期間 ==<br />
{{See|著作権の保護期間}}<br />
<br />
== 日本以外の国・地域の著作権法 ==<br />
* [[:en:United States copyright law|アメリカ合衆国の著作権法]] (英語)<br />
* [[:en:Australian copyright law|オーストラリアの著作権法]] (英語)<br />
* [[:en:Copyright law of the European Union|ヨーロッパ連合の著作権法]] (英語)<br />
* [[:en:Copyright law of the United Kingdom|イギリスの著作権法]] (英語)<br />
* [[:en:Hong Kong copyright law|香港の著作権法]] (英語)<br />
* [[:en:Canadian copyright law|カナダの著作権法]] (英語)<br />
* [[:en:Philippine copyright law|フィリピンの著作権法]] (英語)<br />
* [[:en:Netherlands copyright law|オランダの著作権法]] (英語)<br />
<br />
== 関連項目 ==<br />
* [[著作権法]]<br />
* [[著作者]]<br />
** 著作者の[[実名の登録]]<br />
* [[著作権者]]<br />
* [[著作物]]<br />
** [[映画の著作物]]<br />
* [[著作権の保護期間]]<br />
** [[戦時加算]]<br />
* [[著作権の準拠法]]<br />
* [[著作権の登録制度]]<br />
* [[カラオケ法理]]<br />
* [[版権]](現在では法律用語ではないので使わない方が良い)<br />
* [[印税]]<br />
* 著作権の制限<br />
** [[引用]]<br />
** [[複写]]<br />
** [[図書館]]<br />
* [[著作権侵害]]<br />
** [[無断放映]]<br />
* 権利と利用<br />
** [[オープンソース]]<br />
** [[コピーレフト]]<br />
** [[クリエイティブ・コモンズ]]<br />
** [[自由利用マーク]]<br />
** [[電子フロンティア財団]]<br />
** [[フリーソフトウェア財団]] (FSF)<br />
** [[権利開放団体]]<br />
* 関連団体<br />
** [[コンピュータソフトウェア著作権協会]](ACCS)<br />
** [[日本音楽著作権協会]](JASRAC)<br />
<br />
== 関連書籍 ==<br />
<!--- 実務書・解説書? ---><br />
*[[田村善之]]『著作権法概説』有斐閣、2001年。<br />
*北村行夫、雪丸真吾編『Q&A 引用・転載の実務と著作権法』中央経済社、2005年 ISBN 4-502-92680-9。<br />
*作花文雄『詳解著作権法』ぎょうせい、2004年。<br />
*[[加戸守行]]『著作権法逐条講義』著作権情報センター、2006年:ISBN 4885260523 <br />
*斉藤博・半田正夫共監修『著作権判例百選』有斐閣、2001年。<br />
*本橋光一郎『要約 著作権判例212』学陽書房、2005年。<br />
<!--- 著作権についての理念・考え方・哲学・発想について ---><br />
<!--- (1)表現への自由なアクセス、表現の自由を守ることは重要ではないだろうか? ---><br />
*福井健策『著作権とは何か 文化と創造のゆくえ』集英社新書、2005年 ISBN 4087202941。<br />
<!--- (2)著作権について、思想の部分は、国民が決めることである。 ---><br />
*[[岡本薫]] 『著作権の考え方』 岩波新書:ISBN 4004308690<br />
*[[岡本薫]] 『この1冊で誰でも分かる著作権』 全日本社会教育連合会:ISBN 4793701329<br />
<!--- 入門書? ---><br />
*千野直邦、尾中普子『著作権法の解説』一橋出版、 ISBN 4834836207。<br />
*中村俊介、植村元雄監修『「どこまでOK?」迷ったときのネット著作権ハンドブック』翔泳社 2006年 ISBN 4798109428。<br />
<br />
==参考文献== <br />
*千野直邦、尾中普子『著作権法の解説』一橋出版 - 著作権年表、はしがき、P117 第10章 著作権法制の動向、ほか <br />
*福井健策『著作権とは何か 文化と創造のゆくえ』集英社新書 - P77 第三章 模倣とオリジナルの境界、P119 第四章 既存作品を自由に利用できる場合、P193 第六章「反著作権」と表現の未来、ほか<br />
<br />
==外部リンク== <br />
*[http://law.e-gov.go.jp/htmldata/S45/S45HO048.html 著作権法]<br />
*[http://www.cric.or.jp/ (社)著作権情報センター]:[http://www.cric.or.jp/qa/qa.html 著作権Q&A]・[http://www.cric.or.jp/db/dbfront.html 著作権データベース]<br />
*[http://www.jasrac.or.jp/park/ JASRAC Park](音楽の著作権と日本音楽著作権協会について)<br />
*[http://bushclover.nime.ac.jp/c-edu/ 著作権なるほど質問箱(文化庁内)]<br />
*[http://www.kidscric.com/ 楽しく学ぼう著作権]<br />
*[http://www.geocities.jp/shun_disney7/ しゅんしゅんの著作権講座]<br />
<br />
[[Category:著作権法|*]]<br />
[[category:図書館情報学|ちよさくけん]]<br />
[[Category:情報社会|ちよさくけん]]<br />
<br />
{{Template:Wikipedia/Ja}}</div>
防人
http://ja.yourpedia.org/mediawiki/index.php?title=%E3%82%B4%E3%83%AA%E3%83%A9%E4%BA%BA%E9%96%93%E2%98%86%E9%AD%94%E9%82%AA&diff=382331
ゴリラ人間☆魔邪
2020-01-17T13:31:52Z
<p>防人: SEOに熱心なMuttley (トーク) による編集を ネタルド による直前の版へ差し戻しました</p>
<hr />
<div>{{アンサイクロペディアなし}}<br />
'''ゴリラ人間☆魔邪'''は[[御庭番TV]]で毎週日曜日19:00-19:30に放送されたTV[[アニメ]]。全42話(+未放映3話)と、後に制作された[[OVA]]6本。 <br />
製作は開店勤務6年組。平均視聴率は44.0%(最高視聴率77.2%[第41話]、最低視聴率14.5%[第28話]) <br />
<br />
== あらすじ ==<br />
<br />
[[明治時代]]…帝都・[[東京]]の中心部に作られた近未来都市・萌えシティ。 <br />
ここに住む[[四之森蒼紫]]はそこで私立学園・しのもり学園の保健の教師兼校長として静かな生活を送っていた。しかしある日、偶然校舎に放火している男と出くわす。 <br />
注意しようとした蒼紫だったが、その男は突如放火怪人に変身して蒼紫に襲いかかる。 <br />
必死で抵抗する蒼紫。 <br />
これまでかと思われたその時、何所からともなくやってきた[[石動雷十太]]がゴリラ人間に魔光変邪(ゴリラスパーキン)し、放火怪人バットウサイと戦い始めたのである。 <br />
放火怪人に深手を負わせ撃退する事に成功するものの、雷十太は蒼紫を守るために致命傷を負ってしまう。 <br />
蒼紫は雷十太の能力を受け継ぎ、しのもり学園の生徒を狙うバットウサイ一味と戦う事を決意するのであった... <br />
<br />
== サブタイトルリスト ==<br />
*1.雷十太死す!? 新ゴリラ人間誕生!!<br />
*2.驀進e-ソアラ! バットウサイへの挑戦!<br />
*3.AOCを知る者! 謎の歌手ホウジ現る!<br />
*4.ここ天国! ノーパンスタイリストとの出会い!!<br />
*5.壬生の狼は阿蘇山萌え!? 寒がりDJとエロスタイム!!<br />
*6.どこのモンゴルマン?上野パラミーンでの攻防!<br />
*7.放て!必殺の回天剣舞六連!<br />
*8.マッドサイエンティストえーりん先生の過去<br />
*9.僕はアルティメット♪刃衛現る!<br />
*10.何が可笑しい!? 笑いの宇水!<br />
*11.戦慄!謎の誘拐船・子狩らし!!<br />
*12.子供を守れ! ダブルクーラー・チンコ砲十字!!<br />
*13.やっちまった! エスパー団が誤報10時に集まらない!<br />
*14.ウッドロウ!? To Heart!? 拙者はやっぱりゴムのが良いっす!!<br />
*15.受け継げ! 幻惑呪文マヌーサ!<br />
*16.甦った!? 魔邪VSネタバレ厨・雷十太!<br />
*17.救世主ホウジ! らららの歌VSはとぽっぽ!<br />
*18.雷十太、由美との知られざる過去!?<br />
*19.ネタバレ死ねよ! 魔邪VSユミ!!<br />
*20.AOC覚醒... だが!? 雷十太のメッセージ!!<br />
*21.性獣ロリーコンの陰謀!? 怪奇・弐拾七頭龍閃!<br />
*22.塩素の精・大久保利通現る!<br />
*23.フルチンポ.exeの真の恐怖!?<br />
*24.CCO襲来! EVAの新型で海行くのよ!!<br />
*25.AOC死す!? 恐怖の高性能婆ちゃん!!<br />
*26.復活! スーパーゴリラ人間!! 怒りの平均勤務六年!!<br />
*27.掴め! 栄光のホモ☆レモン!!<br />
*28.ホウジ外伝 -FOMAカード欲しい!?CCOカップ開催!-<br />
*29.師匠の受難!? 俺は総一郎じゃねぇ!!<br />
*30.CCOがエラー!? 林君って誰だオマイ!?<br />
*31.ヴィクトーリヤは諸刃の剣!? 完成・必殺の親撃退機!!<br />
*32.しのもり学園の美少女・歩美<br />
*33.エロスタイム!! しのもり学園最後の日!!<br />
*34.二人は親子!? 歩美とCCOと親撃退機<br />
*35.泣いてカトリーヌ砲… 炎獣メケーモの愛<br />
*36.和解! AOCとCCOはラムちゃんが好き!?<br />
*37.ペッチャン娘が刻めない!! 破滅の呪文ぷぴろ・ぷっぴーろ<br />
*38.唸れ! CCO直伝・ガチャピンジャブ!!<br />
*39.激闘!! 魔邪vs『アクソクザン』ガトチュ!!<br />
*40.死闘!! 魔邪vs『ゴブリンバット』キワミ!!<br />
*41.決戦!! 魔邪vs『放火怪人』バットウサイ!!<br />
*42.平成のNEETっ子達へ想いを乗せて…<br />
<br />
=== 未放映話 === <br />
<br />
*恐怖の川口真理子ガンダム! (版権の問題で、国内では未だに放映されていない)<br />
*ストップです猥談! 包茎神ティンコ・ターツ!!(放送コードの関係で国内では未放映)<br />
*新マシン・高性能バイク おすぎ!! (同名芸能人からのクレームがあり、本放送時は未放映。再放送では27話と28話の間に放送)<br />
<br />
上記のタイトルはいずれもLD-BOXに収録されている。 <br />
<br />
== OVA ==<br />
<br />
本編における空白を補完する内容と、新エピソードの計6タイトル。 <br />
*ACT-1 誕生!初代ゴリラ人間のひみつ <br />
*ACT-2 歩美とCCOの思い出... <br />
*ACT-3 バットウサイと清十郎 + 悲劇!バットウサイvs鵜堂刃衛!! (ACT-3のみ二本収録) <br />
*ACT-4 創立!しのもり学園 <br />
*ACT-5 戦え!モンゴルマン! <br />
*ACT-6 夢の競演!ゴリラ人間☆魔邪VS明治人間☆パイン <br />
<br />
== 概要 ==<br />
<br />
「[[るろうに剣心|るろうにけんちん]]」の[[スピンオフ]]番組として当初はネタ的な要素で放映を開始したが、初回から瞬間[[視聴率]]が50%を越えるという快挙を成し遂げる。 <br />
その後、小学生を中心に絶大な人気を誇り「オモフィメットマテリアル[[ドラゴンボール]]の再来」とまで言われ、「るろうにけんちん」の原作者・輪月が自らコミカライズを執筆するほどであった。 <br />
当時の人気を偲ぶ最も有名なエピソードとしてよく紹介されるのが「チンコ砲事件」で、早い話が[[PTA]]が 「下品なネタをやったせいで子供が真似して困る」 と訴えたものである。 <br />
異常に高い視聴率ゆえ延長は確実と思われたが、「るろうにけんちん」のファンが[[京都]]で抗議運動と称する[[暴動]]を起す事件が発生したため延長はされなかった。 <br />
玩具は[[キワミ玩具]]と[[OTORIYOSE]]から発売。主にキワミ玩具から発売されたなりきりグッズが飛ぶように売れ、特にホモレモイザーは開店前に並ばないと入手できない代物であった。一方のOTORIYOSEからはプラモデルやキャラクターグッズが発売されていたが、MEKE-MOアクションシリーズという[[フィギュア]]の歩美の完成度があまりにも悪かったためファンからは不評であった。(この歩美フィギュアは邪神YAMIUと呼ばれている。)然し、[[トレーディングカード]]は数名の著名なイラストレーターが手がけたイラストを使用したため完成度の高いものになっている。 <br />
番組編成としては、1[[クール]]終了後本筋から逸れたギャグ回が2話放映されていた。映像的には総集編に新たなアフレコをした物で、具体的には13,14,28,29話がギャグ回にあたる。特に28話はホウジを主人公とし、CCO主催のレースカップに敵味方関係無く、全ての登場人物がレーサーとして登場する等、本編とは全く関わりの無いパラレルワールドでの話となっている。そのため続きを期待する視聴者からは不評を買い、番組最低視聴率を記録してしまった。(ファンからはホウジの呪いと呼ばれる現象) <br />
[[VHS]]と[[LD-BOX]]が発売。VHSは放映した話のみ収録、LDは未放映話も収録されている。近々DVDの販売も予定されている。 <br />
<br />
=== 幻の続編 ===<br />
先述の通り、この番組は暴動事件が発生しなければ最低でもあと2クールは延長される予定であった。 <br />
予定では、最終回でAOCが平成の時代に復活した時点で既に[[大久保利通]]の後任である[[フッ素]]ボーイ・山田マリオ が人間界をほぼ壊滅させているといったかなり暗い内容の設定が存在している。またアニメージュには次回作の魔邪として「 アルティメットゴリラ人間AGOC 」や「 怨デレ怪人ナモアミダブーツ 」、「 新生オーサニア一族首領宗教怪人ドーマ 」といったキャラクターの設定画が既に掲載されていた(ドーマは後に劇場版のボスキャラクターとして登場)。 <br />
また、操と歩美の子孫や、川口真理子とオニヅカのひ孫等のキャラクターに加え、「ゴリラ人間ガンダム」というメカも設定されていたようである。 <br />
<br />
== その他のエピソード ==<br />
*[[版権]]の事情等から国内では放映できなかった話の中には高性能バイク・おすぎの初登場回や川口真理子とオニヅカの仲が急接近した回等の重要なエピソードも含まれており、混乱した視聴者も少なくなかった。その一方で、[[GAINAX]]が制作の下請けを担当していたため[[EVA]]の新型といったGAINAXネタが非常に多かった。<br />
*ティンコーターツの登場話は現在では考えられないほど品の無いエピソードであるが、当時でも[[放送コード]]にひかっかったため国内では放映されていなかった。しかし操やえーりんの入浴シーン等、当番組唯一のお色気シーンがあるエピソードであるため、LDに収録されるまでファンの間では[[コロンビア]]系[[スペイン語]]版が出回っていた。(これは[[スペイン]]では魔邪が[[深夜番組]]扱いだったためである)<br />
*第21話「性獣ロリーコンの陰謀!? 怪奇・弐拾七頭龍閃!」の初回放映では[[モザイク]]とピーという[[自主規制音|音規制]]が入った事が有名。<br />
<br />
<br />
== 登場人物 ==<br />
<br />
=== しのもり学園 ===<br />
<br />
しのもり学園に関わる、事実上AOCの味方陣営。 <br />
<br />
<br />
'''四之森蒼紫(AOC)'''<br />
<br />
本作の主人公。 <br />
女の子に保健の授業で赤面して欲しくてしのもり学園で保健の授業を受け持っていたが、成り行きで雷十太の力を継ぎゴリラ人間魔邪となる。 <br />
AOCが変身アイテム 「ホモレモイザー」 を掲げ 「魔光変邪(ゴリラスパーキン)!!」 と叫ぶとエネルギー増幅ベルト 「勝利のお芋」 が出現し変身する。勝利のお芋のエネルギーには制限があり技を発動する度に消耗していったが、27話で[[御庭番衆]]に伝わる伝説の秘宝・ホモレモンを入手し制限が無くなった。 <br />
当初は渋々敵と戦っていたが、6話で生徒を守る為改心。積極的に戦う様になる。 <br />
25話でしのもり学園の校舎と生徒・教職員達を庇い、高性能ばあちゃんのπ2-ミサイルの直撃を受け死亡するが、実はAOCは太古の昔地球を支配していたゴリラーム一族の子孫である事が判明し、ほうじや由美、そして操と八意永琳の尽力で26話でスーパーゴリラ人間として復活する事に成功。これ以降、AOCの怒りが頂点に達する(この時 「マジギレだッ!!!」 と叫ぶ事が多い)と勝利のお芋のエネルギー増幅率が高まり、平均勤務六年等の強化必殺技が使用可能になる。 <br />
好物は給食に出る[[味噌たらこサラダ]]。 <br />
最終話で塩素の精・大久保利通を完殺する為自らの身を犠牲にし、京都のキワミ寺のホモレモン地蔵となり長い眠りに就く。 <br />
しかし、歩美の子孫の手により平成の時代に封印を解かれ普通の人間として復活、現代で再びしのもり学園の教師として余生を過ごした。 <br />
<br />
''' 変身後の能力<br />
パンチ力:197'500t <br />
キック力:469'800t <br />
最高速度:6’976'500km/h <br />
I.Q. 6'800 ''' <br />
<br />
'''必殺技'''<br />
*ホモソード <br />
AOCが魔邪に魔光変邪するとホモレモイザーの影響で小太刀二刀がホモソードに変化する。ライトセイバーのように光り輝き、切れ味は通常時の4倍になる。 <br />
<br />
*ゴリラーム光線 <br />
<br />
魔邪が最も良く使った攻撃。威力が高いとは言えないが戦闘員は一撃で倒せる。 <br />
<br />
*回天剣舞六連 <br />
<br />
AOCの状態でも使用できる剣技。然し、魔邪に魔光変邪した後は攻撃範囲と威力が6倍になる事が7話で判明する。 <br />
<br />
*はとぽっぽ <br />
<br />
雷十太の特訓により会得した音波兵器。命中した相手を粉砕する。 <br />
<br />
*ダブルクーラー・チンコ砲十字 <br />
<br />
放映直後全国の男子が真似をして社会問題になった別の意味で有名な技。 <br />
<br />
*ファースト・ヌード <br />
<br />
回天剣舞(六連)で相手の服を引き裂き、ひん剥いてしまう大技。OVA版にのみ収録されている。 <br />
<br />
*平均勤務六年 <br />
<br />
AOCがスーパーゴリラ人間になって使用できるようになった奥義。増幅回天剣舞六連の進化版だが、ふじを一瞬で外宇宙に追放するほどの威力を持つ。 <br />
<br />
*ホモレモン~勝利のお芋~ <br />
<br />
スーパーゴリラ人間形態時に胸にはめ込まれているホモレモンを勝利のお芋と融合させる事によって発生する聖なる光 『ヴィクトーリヤ・フラッシュ』 によって、光が届く範囲内の邪悪な存在を全て浄化する奥義。但し、これを使用すると強制的に魔光変邪が解除されてしまう。 <br />
この弊害により31話ではピンチに陥ってしまった。 <br />
<br />
*親撃退機 <br />
<br />
詳しくは下記の登場するアイテムを参照。 <br />
<br />
*ペッチャン娘萌っちゅうんじゃアタック <br />
<br />
26話でモンゴルマンをピンチに陥れたEVAの新型に怒鳴ったスーパーゴリラ人間にe-ソアラがリンクし生まれたスピンアタック。 <br />
命中するとママハ・ヤイのフルパワーによる発熱と超金属アハティウムとの化学反応で某ペッチャン娘の顔によく似た火傷を負い、今後の本音がロリになる。 <br />
当然、最初から本音がロリである性獣ロリーコンには効かなかった。 <br />
<br />
*ガチャピン★ジャブ <br />
<br />
元々はCCOの奥義。かつてこの技を受けたキワミは「逢うの...」といううわごとを言いながら4ヶ月寝たきりになったという。 <br />
35話でCCOにコツのみ教えられるも最初は上手く放つ事が出来なかったが、CCOの死に憤慨したAOCはこの技でロリーコンを倒した。 <br />
<br />
*フタエノキワミ、アッー!! <br />
<br />
バットウサイ・キワミ・ガトチュと魔邪が力を合わせることによって初めて繰り出せる最終奥義。 <br />
<br />
'''巻町 操(まきまち みさお)'''<br />
<br />
本作のメイン[[ヒロイン]]。 <br />
AOCと共にしのもり学園で教鞭を振るっている。担当科目は英語。生徒からは「うさうさ先生」「まきまき先生」と親しまれ男女問わず人気がある。 <br />
6話でAOC=魔邪と知り、自らも 「モンゴルマン」 を名乗ってAOCと共に戦う。 <br />
歩美がAOCに好意を寄せていると思い込んでいるため、何かと食って掛かる。 <br />
<br />
'''式尉(しきじょう)'''<br />
<br />
本作における、操に次ぐ準主役。ホンマルケーゴ型ゴリラ人間。 <br />
かつてえーりんに、ゴリラ人間の実験台にされてしまった人物。「出来損ない」の烙印を押され、えーりんを憎み、復讐しようと誓う。 <br />
しかしAOCの勧めでしのもり学園の教師として働き、生徒達と心を通わすうちに本来の大らかで優しい性格に戻り、AOCが魔邪となってからは戦闘において操と共に魔邪をサポートした。 <br />
一応魔邪の試作体ではあるが、戦闘員は勿論キワミよりも強い。鉄球を振り回して戦う。 <br />
普段はしのもり学園の初等科2年生で担任をしている。 <br />
劇場版ではかつてはオーサニア一族であり、ドーマの腹違いの兄で、一族のやり方に関して何らかの食い違いがあった為に決別していた事が明かされた。 <br />
尚、変身後の名前が特に決まっていないためファンの間では 「プロト魔邪」「ゴリラ人間★ゼロ」 等の呼び名が存在する。 <br />
<br />
'''佐渡島方治(ホウジ、HOG)'''<br />
<br />
魔邪誕生に偶然立ち会った通称・百識のほうじ。AOCに魔邪としての資格があるか疑念を抱いている物の、バットウサイ打倒という目的は同じな為渋々協力していた。 <br />
(幻惑呪文マヌーサと親撃退機はほうじが作り出した物。) <br />
CCOに心酔している為、CCOが洗脳された時は洗脳に気付かず自らもバットウサイ一派に身を寄せ、AOC=魔邪だと暴露してしまう。 <br />
その罪の意識から第38話で魔邪をかばって死亡。 <br />
<br />
'''石動雷十太'''<br />
<br />
前・ゴリラ人間魔邪。第一話でバットウサイと交戦し致命傷を負ったため、AOCに全能力を移植し息絶える。 <br />
15話で大久保利通の手により ダーク魔邪 として復活させられ、ネタバレ厨に変貌。AOCと戦わされるが、回天剣舞六連を脳に喰らい自我を取り戻す。 <br />
然し、大久保からのエネルギー供給を絶たれた為命は長くもたず、AOCにはとぽっぽの極意を伝えて再び息を引き取った。 <br />
<br />
'''志々雄歩美'''<br />
<br />
CCOの養子。 <br />
元々は明治政府の陰謀により両親を殺された幼い女の子であったが、偶然CCOに拾われる。 <br />
名付け親はCCOで、駒方由美の名から字を取って「あゆみ」と名付けた。 <br />
その後しのもり学園へ入学したが、CCOが溺愛し過ぎたせいで不登校になり高等科を中退、過保護の[[NEET]]になってしまった。 <br />
ほうじに淡い想いを寄せていたが、その想いが届く事は無かった。 <br />
<br />
<br />
'''八意永琳(えーりん)'''<br />
<br />
ゴリラ人間魔邪を開発したサイエンティスト。26話でAOCを復活させる際に奇襲を仕掛けたバットウサイと戦い死亡。 <br />
しかし演出ミスで26話以降もたまに画面端等に登場していた為、41話で再び(正式に)登場し「不死身」と言う設定が後付された。 <br />
下が濃いらしいが、本人の前で口にするとAOCでさえ吹っ飛ばされるほどの怒りを見せる。趣味は弟子虐待と剃毛。 <br />
弟子は普段どこかの薬局でバイトをしており、よくちょっかいを出しに行くのが日課のようである。 <br />
<br />
'''駒方由美(ユミ)'''<br />
<br />
CCOの内縁の妻で歩美の義理の母親にあたる。元は[[花街]]随一の花魁であったが、ある事件をきっかけにCCOの元へ身を寄せるようになる。 <br />
その後、CCOが行方不明になってしまったため、歩美の養育費を稼ごうとAOCの誘いでしのもり学園の教師となる。担当科目は理科と数学。 <br />
歩美に母親として認めてもらおうと必死に努力していたが、CCOを取られたという想いと花街の裏の黒さをネットで知りえた歩美からは嫌悪され、中々認めてもらえずにいた。 <br />
<br />
<br />
'''柏崎念至'''<br />
<br />
しのもり学園の教頭。生徒からは「ねんじぃ」というあだ名で親しまれている。 <br />
担当科目は国語。 <br />
魔邪の正体がAOCだと言う事に薄々感づいているらしく、さりげなく支援をしている。 <br />
給食で出される豆腐が苦手。誤って口に運ぶと吐血してしまう。 <br />
<br />
<br />
'''癋見'''<br />
<br />
しのもり学園の教師。生徒からは「べしみはキモイ」と若干疎ましく思われてるようだ。 <br />
担当科目は数学。 <br />
突如乱入するような形で戦闘にも参加し、魔邪を援護している。 <br />
登場時の名乗り口上がファンに非常に親しまれ、一部の視聴者からの支持を得ている。 <br />
<br />
<br />
'''火男'''<br />
<br />
しのもり学園の教師。式尉と同じく初等科の担任。 <br />
子供達、そして嫁の危機を救うため、キワミに特攻をかけるがあえなく散る。 <br />
<br />
'''般若'''<br />
<br />
しのもり学園の教師。 <br />
担当科目は技術と家庭科。教師になった理由は「モテたかったから」らしい。 <br />
見た目に寄らず他人を理解する心が豊かで、41話で洗脳が解けて罪の意識にさいなまれるケンちゃんに対し <br />
ケンちゃん、ホントは寂しかったんだ…」とフォローしていた。 <br />
<br />
'''シルケ先生'''<br />
<br />
しのもり学園の[[非常勤]]講師。 <br />
<br />
<br />
<br />
'''ボルケーノ先生'''<br />
<br />
しのもり学園の非常勤講師。[[プリン]]が大好物。 <br />
<br />
<br />
'''神谷薫'''<br />
<br />
行方不明になった恋人を探している女性だったが、生活苦で捜索を挫折していた所をAOCに救われ以後しのもり学園の教師として働く。 <br />
担当科目は社会。剣道部の顧問でもある。 <br />
犬を飼っているせいで、その犬を喰おうとするキワミによく襲われる。 <br />
バットウサイが洗脳から解放され、もとのケンちゃんに戻った後は一緒にしのもり学園剣道部の顧問として勤めた。 <br />
<br />
'''明神弥彦'''<br />
<br />
しのもり学園中等科の生徒。 <br />
…なのだが、3話以降登場しなくなってしまった。 <br />
<br />
'''川口真理子'''<br />
<br />
しのもり学園高等科の生徒。歩美と同じクラスで、仲もいい。 <br />
[[ガンダム]]の事になると数時間は語れるほどのガンヲタ。容姿がいいため言い寄られる事もあるが、恋愛より友情を取るタイプ。 <br />
しかしその正体は、方治が作った対バットウサイ一味撃退機、その名も'''川口真理子☆ガンダム'''であった。 <br />
LD-BOXには彼女が某最終兵器のごとく暴れ回る『恐怖の川口真理子ガンダム! 』が収録されていて、ファンの支持が厚い。 <br />
卒業後はオニヅカと結婚。 <br />
<br />
'''大橋俊'''<br />
<br />
しのもり学園中等科の(元)生徒。長期の休学(とは名ばかりで実際はNEET化していた)により除籍された。 <br />
ガトチュの放送するラジオ番組の熱狂的なファンで、彼がいるとガトチュは本気でしのもり学園を破壊できない事が判明し、 <br />
悪の一味に対する防衛策として彼は復学させられる事となった。しかしとき既に遅く、もう32歳である。 <br />
ガトチュが元の斉藤に戻った後はラジオ番組の司会として斉藤と共に番組を盛り上げた。 <br />
<br />
''武田観柳''<br />
<br />
しのもり学園の理事長。極度の拝金主義者で、学校経営による利潤を狙い理事長に就任した。 <br />
しかし、自らも経済学やビジネス理論等の授業を受け持ち生徒達と心を通わすうち徐々に考え方に変化が現れ、 <br />
未来の日本の財政を担う人材を育成しようと改心する。 <br />
メインキャラクターの中で唯一、最後まで魔邪=AOCと知らなかったが、バットウサイ一味が学校を襲撃する度に <br />
屋上からガトリングガンやハイメガキャノン等のハイテク武器で魔邪を援護していた。 <br />
41話では最終兵器「ラピュタの雷」を大久保にぶち込み、「フタエノキワミ、アッー!!」を命中させる隙を作るという快挙を成し遂げる。 <br />
<br />
'''高荷 恵'''<br />
<br />
しのもり学園の保健室に常駐する医師。 <br />
挨拶が好きで礼節正しい人柄を見せる一方、金に目が眩んだ武田理事長を暴言気味の口調で叱咤するなど、強い正義感と行動力を持った女傑でもある。 <br />
えーりんとは仲がいい。 <br />
どういうわけか敵方の比古清十郎のことを「エロ之神」と崇めている。その経緯はアニメでもOVAでも明かされず、ファンの間でも疑問の声が絶えない。 <br />
倫理的に問題があったためアニメ製作者側が公表を自重した、という説がもっと有力。 <br />
<br />
'''タカーカ=ズゥ=アヴェ'''<br />
<br />
未放映話に登場。 <br />
ペニス様の命により包茎神を名乗る不届き者の調査と退治をするために来日、利害の一致により魔邪と共闘する。 <br />
<br />
=== バットウサイ一味 ===<br />
<br />
しのもり学園の生徒をNEET化しようと企む悪の軍団。 <br />
<br />
'''『放火怪人』バットウサイ'''<br />
<br />
AOCの宿敵。しのもり学園の平和を脅かす悪の人斬り。放火怪人に無職変邪(ニートスパーキン)する。 <br />
相手を悉く罵倒する事から、罵倒祭と呼ばれ恐れられている。 <br />
相手を罵倒して精神的に苦しめ、相手の住む家を焼いて肉体的に苦しめ、そして最後には巨大な口「コワイオクチー」で人を喰らってしまう恐ろしい男である。 <br />
自身の魔剣・エビマヨソードによって繰り出される必殺技 「大人向け」 は、魔邪の必殺技回天剣舞六連を破り魔邪を危機に陥れる。 <br />
かつてCCOの家を焼き、全身火傷で瀕死になったCCOを洗脳して、炎獣:「めけーも」へと変身させた。 <br />
しかしその真の目的は、萌えシティの人間達を全てNEETにする事であった。弱点は八つ当たり。 <br />
41話では魔邪に敗れた性獣ロリーコンから譲っていた酒を多量に飲んでパワーアップ。発狂状態となり、魔邪との最終決戦に臨む。 <br />
激しい戦いの後に自分も洗脳されていた事が判明。その正体は薫の恋人でヒモのケンちゃんであった。 <br />
先に洗脳から開放されたキワミの「ケンちゃぁぁぁぁん!」という叫びで自我を取り戻した。 <br />
<br />
'''『ゴブリンバット』キワミ'''<br />
<br />
バットウサイ一味の幹部。ゴブリンバットに二重変邪(キワミスパーキン)する。 普段はしのもり学園高等部に通う生徒を装っている。よく先生達のプリンを盗み食いしCCOに殴られていた。 <br />
当然正体は隠しているが、戦いの際に奇声を上げる癖を持っている。 <br />
「ノーパンスタイリスト光線」を使い、相手のズボンを脱がさずともノーパンにする事が出来る。また、7話では「省エネファイヤー」により、バットウサイに長時間の火炎放射を可能にさせるという奥義を使用した。「不快な黄ばみ光線」は、攻撃を受けた物質を不快な黄色に染め精気を吸い取ってしまう。 <br />
弱点は無いが、彼の防御力自体が異常に低い為、あらゆる攻撃に弱い。 <br />
歩美に好意があるらしい。 <br />
39話で洗脳されていた事が判明する。本名は相楽左之助。 <br />
<br />
'''『アクソクザン』ガトチュ'''<br />
バットウサイ一味の幹部。アクソクザンに性交変邪(エロススパーキン)する。 <br />
始めは唯のラジオDJだったが、阿蘇山を心から愛するあまり、歪んだ正義に目覚めバットウサイの破壊計画に加担する事になる。 <br />
その後、ラジオを使ってバットウサイの布教活動(実際は、特殊な電波を利用した洗脳)を始める。 <br />
そう掛からない内に、洗脳されて消息を絶つ、或いは正気を失うリスナーが続出する。 <br />
次第に、「聴くと悪の一味に洗脳される」と言う噂がインターネットや口コミなどで広まり始めた。 <br />
それを知った人間が、興味半分でラジオを聴きまた洗脳され、噂は更に現実味を帯びて広まり...と言う悪循環で、多くの人間を洗脳して来た。 <br />
戦力増強要員としては最も優秀な男で、バットウサイ一味の下級兵士の大半は彼のラジオで洗脳された者である。 <br />
しかし、彼の根っからのファンであり、牙突の使い方をラジオでも何度も質問していたリスナー・大橋俊との出会いにより、彼の心は次第に揺れ動いて行く。 <br />
必殺技「エロスタイム」は一定範囲内の物体を全て亜空間に送り込み、自身に有利な戦闘を繰り広げる事が出来る大掛かりな技である。 <br />
妻子持ちで、子供はしのもり学園の初等科に通っている。 <br />
弱点は冷気。 <br />
40話で洗脳されていた事が判明する。本名は斎藤一。 <br />
大橋とオニヅカに昔の呼び名である「油先生!」と呼ばれたことより正気に戻った。 <br />
<br />
'''鵜堂刃衛'''<br />
<br />
バットウサイ一味からの刺客で、自らを究極と信じて疑わない自意識過剰な男。 <br />
しかし元々は善人で、放火怪人を倒そうとバットウサイに挑むも返り討ちにあい重傷を負い、洗脳&改造されてしまった哀れな男である。 <br />
目から発射する「刃衛ビーム」で敵を操る事が出来るが、AOCは分身の術でそれを看破した。 <br />
最期は刃衛ビームを封印する為自ら[[糞|ウ●コ]]の気を吸い込み、自殺した。 <br />
<br />
'''魚沼宇水'''<br />
<br />
バットウサイ一味からの刺客で、自らを侮辱する者を断じて許さないプライドの高い男。 <br />
奇妙な笑いで相手の精神を揺さぶる攻撃を得意とする。かつて、幹部の地位を狙ってガトチュを暗殺しようとした。 <br />
しかし笑い攻撃を笑いで返され、更にその性癖から逆ギレしてしまいガトチュに血祭りに上げられた。 <br />
<br />
'''志々雄真実(CCO)'''<br />
<br />
AOCの旧友。バットウサイ一味に洗脳され炎獣めけーもに理科変邪(プレパラートスパーキン)させられ、回天剣舞六連を破るほどの力を身に付ける。 <br />
その後、歩美とAOCの尽力で自我を取り戻すも束の間、比古清十郎に止めを刺され由美と共に息を引き取る。死の直前に、AOCに「ガチャピン★ジャブ」を伝授する。 <br />
毎回違う乗り物に乗って登場するが、登場するたびに乗り物の質が下がっていっている。 <br />
23話では瞬極の戦闘車両『テーヘンダー』、24話ではEVAの新型、30話ではチャリ(しかも方治の後ろに二人乗り) <br />
<br />
'''比古清十郎'''<br />
<br />
放屁怪人 性獣ロリーコンに幼女変邪(ロリータスパーキン)する。 <br />
放火怪人バットウサイの師匠で、22話では2人のコンビネーション攻撃により京都を火の海にした。 <br />
最凶の呪文:「ぷぴろぷっぴーろ」でCCOを火達磨にし止めを刺すが、魔邪のCCO直伝ガチャピン・ジャブで水溜りに突っ込み溺死。 <br />
<br />
'''沢下条張'''<br />
<br />
ガトチュの腹心で、ガトチュが乗る飛行機のパイロット。大蛇怪人オニヅカに別人変邪(ストレンジャースパーキン)する。 <br />
しのもり学園の体育教師を装い、異形の刀「白人の太刀」によって学園の留学生からやる気を奪おうと企む。 <br />
しかし川口真理子に言い寄ってきた男子留学生達を追い払った(実際は成行きで始末しようとしていただけだった)事から彼女と仲良くなり、 <br />
川口真理子ガンダム事件以降はバットウサイ一味の計画に疑問を抱き始める。 <br />
結局40話でガトチュの真実を知った事で一味を離反、彼を元の斎藤に戻す為に大橋俊に協力する。 <br />
ガトチュが斎藤に戻った後も忠誠心が揺らぐ事はなく、ラジオ番組に復帰した彼のボディーガードとなった。 <br />
未放映話「ストップです猥談! 包茎神ティンコターツ!!」では洗脳された人間達のモブシーンにちゃっかり混じっていたため、おそらく彼も包茎であると思われる。 <br />
<br />
'''本条鎌足'''<br />
<br />
[[オカマ]]怪人 ブットビカナイに化猫変邪(ヤンデレスパーキン)する。ハイドと常に二人一組で行動。 <br />
死神の鎌「メタボリックソード」で子供達をメタボにさせ、少年少女NEET化計画に加担する。 <br />
しかしモンゴルマンとの戦闘で薫の投げたチューペットが膝に当たり関節を破壊され、恥ずかしさのあまり爆発した。 <br />
後にメタボリックソードが超金属アハティウムで造られていた事が発覚し、その欠片からe-ソアラの復活・強化ボディーが生まれた。 <br />
<br />
'''刈羽蝙也'''<br />
<br />
飢餓怪人 ハイドに死書変邪(リュークスパーキン)する。ブットビカナイと常に二人一組で行動。 <br />
栄養学師を装いしのもり学園の学生の悩みにつけ込み、胡麻やイクラしか食べたがらなくする事で栄養失調に陥れ、ブットビカナイに誘惑させる。 <br />
自ら空を飛んでばら撒く落葉型爆弾「ムーチャス☆ボンバー」で魔邪を苦しめるが、最期はダブルクーラー・チンコ砲十字に叩きつけられ、薫に敗れたブットビカナイと共に爆発した。 <br />
<br />
'''尖角'''<br />
<br />
三角怪人に越前変邪(コンバットスパーキン)する。「コンバット越前」を名乗り、ゲイでヲタな部下とともに上野パラミーンを占拠する。 <br />
しかし肝心の部下はモンゴルマンにあっけなくやられ、自身も魔邪の回転剣舞六連を受けて倒された。 <br />
<br />
'''大久保利通'''<br />
<br />
本編の黒幕。塩素界から人間界にやってきた塩素の精。 <br />
人間界の人間を駆逐し塩素人の新たな居住区にしようと目論み、善良な市民を次々と洗脳し駒として使ってはゴミのように捨てていた極悪人。 <br />
DNA鑑定をもクリアする完璧な変身能力を持っており、初登場の22話では魔邪に化けて北京を襲い、魔邪に濡れ衣を着せようとした。 <br />
しかしその完璧な変身能力が災いし、27話でフグ刺に変身した際は何も知らないバットウサイと通行人に少し喰われてしまった。 <br />
最終話で洗脳から解放されたバットウサイ・キワミ・ガトチュと魔邪の合体攻撃 「フタエノキワミ、アッー」 を喰らい果てる。 <br />
<br />
'''ティンコ・ターツ'''<br />
未放映話に登場。 <br />
包茎神を名乗り大久保と共謀して包茎男性達を洗脳、「ターツ教」を結成。萌えCity居住男性の包茎率を100%にしようとした。 <br />
しかし魔邪のファースト・ヌードをくらい裸にひん剥かれた際に局部が露出、更に皮の切除手術を受けている事がバレてターツ教信者にフルボッコにされた。 <br />
<br />
<br />
== 登場するアイテム ==<br />
玩具として販売されているものもいくつか存在する。 <br />
<br />
'''ホモレモン'''<br />
<br />
御庭番衆に伝わる伝説の秘宝。この世に悪がはびこる時、その悪と戦う者が手に入れることで無限の力を授けると言い伝えられていた。 <br />
27話でキワミがバットウサイの指令を受け破壊しに向かうが、キワミの「不快な黄ばみ」光線をもはね返してしまった。 <br />
その後無事AOCが入手し、ゴリラ人間に魔光変邪(ゴリラスパーキン)した後のENERGY制限を無限にした。 <br />
スーパーゴリラ人間時には胸にはめ込まれており、これと勝利のお芋とを接触させることにより発生する聖なる光「ヴィクトーリヤ・フラッシュ」は光が届く範囲の邪悪な存在を全て浄化する。 <br />
<br />
'''子枯らし'''<br />
<br />
バットウサイが子供を誘拐するのに使用した幽霊船。放火マシンに変形する。 <br />
<br />
'''e-ソアラ'''<br />
<br />
AOCがゴリラ人間の力を受け継いだ際、バットウサイに破壊された彼の愛車であるLEXUS・SC430をベースに改造された支援メカ。 <br />
<br />
特製スーパーチャージャー「ママハ・ヤイ(MAMAHA"Yai")」を搭載しており、0-100km/h加速はフルスロットルで0.175秒を記録。 <br />
<br />
高性能婆ちゃんとの戦いで一度大破してしまったが、ボディーをアハティウム合金につくり変えられる事で如何なる攻撃をも防ぐ無敵のマシンに生まれ変わる。 <br />
ママハ・ヤイには勝利のお芋とのリンク機能があり、26話ではスーパーゴリラ人間の激昂によりパワーアップ、「ペッチャン娘萌っちゅうんじゃアタック」を繰出すきっかけになった。 <br />
バットウサイ一味壊滅後はホモレモン地蔵と共にキワミ寺に祀られる。 <br />
<br />
'''高性能バイク・おすぎ'''<br />
<br />
八意永琳がゴリラ人間を作り出したと同時に開発していた支援メカ。 <br />
<br />
雷十太にも動かす事ができなかったらしいが、ホモレモンを入手したAOCがハンドルを握り起動した。 <br />
<br />
最高速度はマッハ47.5で、飛行形態に変形することも可能。また、ほうじにより自立思考型AIチップ「SHANIⅡ」を埋め込まれており、自らの判断で行動する事も可能。 <br />
41話でAOCのピンチを救うためにバットウサイに突撃するが、その際に破壊されてしまった。 <br />
<br />
尚本放送では、同名芸能人からのクレームがあり初登場シーンを含む話が放映されなかったため、視聴者は混乱したという。 <br />
また、番組が延長された後修復・改造され「ゴットバイク」という名で再登場するという幻の設定があった。 <br />
<br />
'''カトリーヌ砲'''<br />
<br />
炎獣メケーモと化したCCOの右腕に装着されている火器。別名パパイヤ・ファイヤ・Theガン。 <br />
<br />
一見普通のガトリング砲だが、親撃退機のエネルギーを中和してしまうほどの威力を持つ。 <br />
<br />
'''親撃退機'''<br />
<br />
対バットウサイ一味用に方治が開発した、最強の破壊兵器にして最後の切り札。 <br />
子供が持つ親に対する恨みをシューターに凝縮し、レーザー光線として一気に放出することで爆発的な攻撃力を手に入れた。 <br />
親への恨みが強ければ強いほど攻撃力は増加し、特にNEETが自身の親に対して使うとその攻撃力は通常の7倍にまで膨れ上がるとも言われている。 <br />
しかし、裏を返せば親子関係とは無縁の人間にはほとんどダメージがなく、親も子もいないバットウサイやキワミに対しては全くの無力であることが判明してしまう。 <br />
34話にて、炎獣めけーもとして暴走を続けるCCOを倒すため、養子でNEETの歩美がCCOに対して放つ。 <br />
方治の計測では、その攻撃力は実に440Dにまで達していた。 <br />
光線を射出する際のAOC、ホウジ、歩美の掛け声 <br />
「ゴリラファイア!装填よーし!」「ファイア…」「ファイヤーッ!!」 <br />
が非常に格好良かったためか、当時の視聴者は子供も大人もこぞって真似をした。動画サイトにもそのシーンを使用したMAD作品が多数投稿されるなど、その人気は今でも衰えていない。 <br />
<br />
'''高性能ばあちゃん'''<br />
<br />
AOCを絶命させるほどの最強&最凶メカ。 <br />
コア2デュオと呼ばれる二つのハイパーメカ頭脳を持っているため、複数の思考計算と攻防の行動を極めて高速に行なうことが出来る。 <br />
さらにEVAの新型(トルシエ=フジ)と合体することで全長は20mにも達したが、巨体になるあまり持ち前の神速をあまり発揮できなくなった。 <br />
その点は有り余るパワーでカバー出来るはずだったのだが…華奢で不完全な合体は致命的な弱点を作ってしまう。 <br />
一つは不安定な重心バランスと、巨体に不釣り合いな弱い脚のせいで機体のバランス制御が完全ではなくなってしまったこと、もう一つはばあちゃんの主要兵装であるπ2-ミサイル発射時の反動に、二機の連結部分が耐え切れないという事態を招いてしまっていること。 <br />
この二つの要因から、π2-ミサイルを一発でも撃ってしまうと変形合体状態のまま二つのメカに分解、機体も転倒してしまい、 <br />
合体前の戦闘ではゴリラ人間をも死に追いやった必殺兵器が、合体すると全く使用できなくなってしまうのだ。 <br />
高みの見物と洒落込んでいた放火怪人バットウサイは二機を見た時点でその構造と弱点を見切っていたらしく、「アホな婆さん」というあだ名を付けていた。 <br />
25話でe-ソアラを破壊するも、26話でペッチャン娘萌っちゅうんじゃアタックを擦めバグを起こす。最終話でもe-ソアラと対決し、今度こそペッチャン娘にされた。 <br />
<br />
'''瞬天の戦闘車両『テーヘンダー』'''<br />
<br />
救急車のような形状をしたCCOの愛車。「あー↑あー↓あー↑あー↓」という人の声のようなサイレン音を響かせながら登場する。ベース車両はトヨタ・エスティマ。 <br />
超馬力エンジン:「シコチ・イーン(ShiCOC=HI-N)」を搭載し、その最高速度は神速を持つ放火怪人バットウサイにも並ぶほど。 <br />
また切り札として、車両に搭載されたスーパーコンピュータ「SHANI」に「フルチンポ.exe」をインストールすることで、車両を某MSのような形状にトランスフォームさせることができる。 <br />
23話では搭乗者不明のままAOCと激闘を繰り広げたが、フルチンポ.exeインストールの反動によりSHANIが暴走、制御不能となったテーヘンダーを魔邪のダブルクーラー・チンコ砲十字が貫いた。 <br />
<br />
'''EVAの新型'''<br />
<br />
24話で爆発四散したテーヘンダーの中から現れた、全長5mほどのロボット兵器。コードネーム「トルシエ=フジ」。搭乗者はCCO。手に持つ巨大な熱い棍棒でしのもり学園の裏にある砂浜にクレーターを作り、海にカップヌードルをばらまいて自然環境を汚染し、 <br />
学園の生徒の老後を大いに不安にさせた。 <br />
スーパーゴリラ人間として覚醒した魔邪の新必殺技「平均勤務六年」により外宇宙まで吹っ飛ばされる。 <br />
<br />
'''川口真理子ガンダム'''<br />
<br />
かつてほうじが作った対バットウサイ一味用迎撃ロボ。 <br />
しかしOSをバットウサイに乗っ取られ、ほうじが「川口真理子ガンダム!」と呼んでも現れず、学校を守るどころか街を破壊しつくしてしまった。 <br />
その暴走はバットウサイ一味をも巻き込んだが、オニヅカが川口真理子から教わっていた「でんでんの唄」を唄った事で正常に戻った。 <br />
尚、登場話は某サン●イズからネーミングに対するクレームがあったため、国内では放映されていない。 <br />
<br />
'''ドタキャン・フラッシュ'''<br />
<br />
放火怪人バットウサイがピンチになった時に逃亡するため使われる閃光弾。「美和」と名前が彫られた茶碗の形をしている。初出は第2話。</div>
防人
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コスプレ系飲食店
2020-01-17T13:30:43Z
<p>防人: SEOに熱心なMuttley (トーク) による編集を [[User:このコミュニケーション能力じゃ郵便局で働けるとは思えない|このコミュニ...</p>
<hr />
<div>'''コスプレ系飲食店'''(コスプレけいいんしょくてん)とは、[[漫画]]や[[アニメ]]を中心とした[[サブカルチャー]]、とりわけ[[おたく]]文化を取り入れ、店員が[[コスプレ]]をして接客を行う[[飲食店]]である。[[喫茶店]]ないしは[[居酒屋]]などを業態とする物が多い。<br />
<br />
特に女性店員が[[メイド]]のコスプレを行って接客する喫茶店を特に'''メイド喫茶'''あるいは'''メイドカフェ'''と呼び、男性店員が[[執事]]のコスプレをして接客する飲食店を'''執事喫茶'''と呼ぶ。女性店員が男装のコスプレをして接客を行う'''王子喫茶'''や'''ギャルソン喫茶'''もある。<br />
<br />
メイド喫茶のメイドは[[アニメ]]、[[ゲーム]]に登場したキャラクターが元になっているといわれている。また衣装としての[[メイド服]]は19世紀末に英国に実在したものが映画、アニメ、ゲームなどに取り入れられディフォルメされたという説もある。メイド喫茶ではお客を「ご主人様」、「お嬢様」としてメイドが給仕する。<br />
<br />
サービスコンセプトとしては「[[癒し]]」をテーマにした店舗や「[[萌え]]」をテーマにした店舗など、様々である。店員とのコミュニケーションも魅力のひとつとなっている。近年はメイド服以外にも[[巫女]]、[[修道女|シスター]]、[[女子高生]]、[[ゴシック・アンド・ロリータ|ゴスロリ]]など様々なコスチュームや世界観を持つ店舗が登場している。アルコールを提供する[[居酒屋]]、[[バー (酒場)|バー]]やマッサージを行う[[リフレクソロジー|リフレ]]店の形態を取る店舗も増えている。<br />
<br />
コスプレ系飲食店が登場した当初は[[秋葉原]]に出店が集中していたが、次第に首都圏の各主要駅付近や全国の都市へも拡大している。また、「[[ライトナウ|ぴなふぉあ]]」は[[タイ王国|タイ]]の[[バンコク]]に出店したこともある。<br />
<br />
== 歴史 ==<br />
=== 誕生前 ===<br />
コスプレ系飲食店ができる以前にも[[アンナミラーズ]]など[[ウェイトレス]]の[[制服]]に特徴があり、その魅力が話題となる飲食店は存在していた。<br />
<br />
ウェイトレスの制服をコンセプトとしたゲームは『[[ヴァリアブル・ジオ]]』シリーズ([[1993年]]~)や[[Piaキャロットへようこそ!!シリーズ|『Piaキャロットへようこそ!!』シリーズ]]([[1996年]]~)など、パソコン用に多数発売されており、当時のパソコンユーザーから支持を得ていた。<br />
<br />
[[1999年]]には、制服系ジャンルオンリー[[同人誌即売会]]「[[コスチュームカフェ]]」が始まった。<br />
<br />
=== イベント内飲食店の登場 ===<br />
こうした中、同人誌即売会やコスプレイベントでは[[オタク]]の理想の具現化として人気キャラやメイドが接客するカフェの営業がイベント内で恒例化するようになった。<br />
<br />
一つは前述の「コスチュームカフェ」のイベント内で、主催者がコスプレ店員のいるカフェイベントを開催したものである。このイベントは好評を博し、同イベント及び姉妹イベントの「[[帝國メイド倶楽部]]」で毎回行われるようになった。<br />
<br />
もう一つはキャラクターコンテンツ製作会社「[[ブロッコリー (企業)|ブロッコリー]]」が行った企画である。[[1998年]]8月に開催された「[[東京キャラクターショー]]」で『Piaキャロットへようこそ!!』の舞台であるレストランを模した喫茶店を設置、作中の制服をまとったウェイトレスが飲食物を販売した。この企画が成功を収め、コスプレ系飲食店の下地を作ったといえる。<br />
<br />
こうしたイベント内で行われるコスプレ喫茶は現在でも同人誌即売会や展示会などで、主にアニメやゲームのプロモーション企画として新作品や人気作品のキャラクターを用いて行われている。<br />
<br />
=== コスプレ喫茶の誕生 ===<br />
<br />
東京キャラクターショーでの企画の成功を受けブロッコリーは[[1999年]]7月から[[ゲーマーズ]]スクエア店にて「Piaキャロレストラン」を数回にわたって期間限定で開店、話題を呼んだ。[[2000年]][[5月1日]]には「カフェ・ド・コスパ」として常設運営を開始、店員はこれまでのPiaキャロットシリーズだけではなく他の作品のコスプレもして人気を獲得していった。<br />
<br />
また[[2000年]][[2月25日]]、ゲーマーズ旧本店に「ゲーマーズカフェ」を開店。開店当初は[[デ・ジ・キャラット]]のコスプレをした店員がいた他、「[[ギャラクシーエンジェル|GA]]カフェ」、「[[朝霧の巫女]]カフェ」などそれぞれの作品にちなんだコスプレ喫茶を展開した([[2003年]][[4月6日]]の旧本店閉店と同時に終了)。<br />
<br />
=== メイド喫茶の誕生 ===<br />
[[2001年]]3月、ゲーマーズスクエア店の運営権がブロッコリーからコスプレ衣装製作会社「[[コスパ]]」とその関連会社に委譲された。それとともにカフェ・ド・コスパも[[3月30日]]に「[[タブリエ・マーケティング#キュアメイドカフェ|CURE MAID CAF&Eacute;]](キュアメイドカフェ)」へとリニューアル、ウェイトレスの制服をメイド服に統一し落ち着いた雰囲気のある空間と「癒し」をコンセプトに運営されることとなる。これが飲食店としての「メイド喫茶(メイドカフェ)」の第一号店と考えられている<ref>[[三宅理一]] 『秋葉原は今』 [[芸術新聞社]]、2010年、152頁。ISBN 978-4875861928。</ref>。<br />
<br />
この業態を定着させたのが、「[[メイリッシュ|Cafe Mai:lish]](カフェ・メイリッシュ)」である。[[2002年]][[7月19日]]、[[パーソナルコンピュータ|パソコン]]専門店[[T-ZONE]]の直営店として「Mary's(メアリーズ)」として開店したこの店は店員の制服が昼はメイド服、夜はコスプレ衣装という形態をとっていた(現在も時間、曜日によりメイド服とメイド服以外のコスプレを併用している)。参加型イベントも多数行なうなどして支持を得て成功した。この店舗が軌道に乗り始めた頃、アキバ文化が[[マスメディア]]に取り上げられるようになり一般にも広く知られるようになった。以後さまざまなコスプレ系飲食店が秋葉原で急増する。なお、「お帰りなさいませ、ご主人様」というメイドが主人を出迎える(見送る)というスタイルを実践した店舗は、名古屋・大須の「[[グッドウィル (パソコンショップ)|M's Melody]](エムズ・メロディ)」(2002年[[9月13日]]開店)が最初であるという説もある。<br />
<br />
メイド喫茶が急増した理由としては、以下のような要因が挙げられている。<br />
* アニメ・ゲームなどの[[サブカルチャー]]が成長・成熟しメディアに取り上げられたこと。<br />
* 従来のアニメ・ゲームなどで登場している「メイド」を、店員としたことで幅広い世代に受け入れられたこと。<br />
* 飲食店として風俗産業とは一線を画し、比較的穏健な取扱いがなされたこと。<br />
* 喫茶店であるため、少ない資本で開業できたこと。<br />
* 特定の(アニメなどの)キャラクターに依存せず、著作権関係の制約がほぼ無かったこと。<br />
特に秋葉原では以下の背景により、メイド喫茶が急増したとされる。<br />
* PCの街からコンテンツの街への移行時で秋葉原のシンボル的な施設として捉えられオタクに加えサラリーマン、観光客、女性など多くの人が秋葉原のメイド喫茶を訪れるようになった。<br />
* 萌えブーム以前の秋葉原のテナントは空きテナントが多く、また坪単価が比較的安かった(坪単価1万円以下もあった)。<br />
* オタクの街であった秋葉原に女性の雇用を創出し、飲食店という枠組みでメイド希望者も集まりやすかった。<br />
お客を「ご主人様(旦那様)」、「お嬢様」として扱うメイドの接客が斬新で多くの人の支持を得たことやサブカルチャーの台頭と連携できたことも大きい。<br />
<br />
==== 「メイドカフェ」の商標登録 ====<br />
過去にいくつかの企業がこの「メイドカフェ」という言葉の商標登録を申請したが、2006年にゲームメーカー[[アトラス (ゲームブランド)|アトラス]]のグループ企業である、[[パチンコ]]・[[パチスロ]]機メーカー「[[アトム (企業)|アトム]]」が商標権を取得した(2006年6月、第4965354号、指定商品は耳栓他の第9類とスキーワックス他の第28類,飲食物の提供(第43類)等は含まれていない<ref>[http://www1.ipdl.inpit.go.jp/syouko/TM_DETAIL_B.cgi?0&2&0&1&7&128001299345843004243582 特許電子図書館] 2010年7月閲覧</ref>)。<br />
<br />
=== コスプレ居酒屋と水商売 ===<br />
2000年[[8月]]、[[神田駅 (東京都)|神田駅]]前の[[居酒屋]]「蔵・太平山(くら・たいへいざん)」が毎週日曜限定で'''コスプレ居酒屋'''を開始、一時は予約なしに入店できないほどの人気となり[[角川書店]]の「[[東京ウォーカー]]」にも掲載された。2001年[[11月10日]]には[[台東区]]の秋葉原の近くに個人営業の「ひよこ家」が開店、昼間はメイド喫茶、夜間はメイド居酒屋として営業を行い固定客を確保して定着するようになった。<br />
<br />
2003年[[5月3日]]に神田駅前にコスプレ[[パブ]]「MJ+C(エムジェープラスシー、後に[[新橋 (東京都港区)|新橋]]に移転、[[2005年]][[12月13日]]閉店)」が開店して以降はコスプレ居酒屋以外にメイド[[バー (酒場)|バー]]、メイド[[焼肉]]店などができている。コスプレパブやコスプレ[[キャバクラ]]などは以前から存在していたが、メイド喫茶の増加に伴い新たに開店した店舗も多い。また既存の[[ガールズバー]]やキャバクラ、[[風俗店]]の中にもこれまで衣装の一つであったメイド服をデフォルトとする店舗も出てきている。<br />
<br />
=== 他地域への拡大 ===<br />
秋葉原以外への増加も続いた。<br />
<br />
2003年[[2月14日]]に「Cafe Mai:lish」が[[吉祥寺#吉祥寺(東京都武蔵野市、地名)|吉祥寺]]に2号店を開店([[2004年]][[2月15日]]閉店)したのをはじめ[[首都圏]]では[[池袋]]、[[渋谷区|渋谷]]、[[新宿]]や[[中野区|中野]]、[[横浜市|横浜]]などターミナル駅を持つ街にメイド喫茶が開店している。[[池袋駅]]東口の[[サンシャインシティ]]前のいわゆる「[[乙女ロード]]」には[[腐女子]]向け店舗が並んでおり、秋葉原とは客層の異なる独自の文化を形成している。店舗数の飽和、治安、客層などの面から最近は秋葉原を避け[[下町]]や[[ベッドタウン]]に開店する事業者もいる。<br />
<br />
[[名古屋市|名古屋]]・[[大須]]では「M's Melody(エムズ・メロディ、2002年9月13日開店)」が、[[札幌市|札幌]]では「Cafe Primevere(カフェ・プリムヴェール、2003年[[2月17日]]開店、2007年[[12月30日]]閉店)」が、[[神戸市|神戸]]では「KANON(カノン、2003年[[8月31日]]開店、[[2008年]][[6月30日]]閉店)」が秋葉原を追うように開店した。[[2004年]]には[[大阪市|大阪]]・[[日本橋 (大阪市)|日本橋]]に「CCOちゃ(こっちゃ、2004年[[10月16日]]開店)」が開店、[[仙台市|仙台]]では「fairy tale(フェアリー・テール、[[2005年]][[9月18日]]開店)」が開店している。近年は「Cafe Doll(カフェドール)」の様に地方から秋葉原に進出した店舗もあり[[2007年]]には[[堺市]][[堺区]]・[[南海高野線]][[堺東駅]]近くに「Moe-Cha」が、[[長野市]]の[[長野駅]]近くに「麗」がそれぞれ開店した。その後も2008年12月現在、札幌から沖縄まで各地に店舗ができておりさらに[[台湾]]・[[台北市|台北]]・[[香港]]、[[大韓民国|韓国]]・[[ソウル特別市|ソウル]]、[[タイ王国|タイ]]・[[バンコク]]、[[シンガポール]]、[[カナダ]]・[[トロント]]の各市内にも常設のメイド喫茶が、また[[中華人民共和国|中国]]・[[北京市|北京]][[上海市|上海]]や[[フランス]]・[[パリ]]などではイベントなどでの期間限定店舗が開店するまでになった。今後もこの傾向は続いてゆくものとみられる。<br />
<br />
最近は期間限定で開店するメイド喫茶(2006年1月の「萌えカフェin[[六本木ヒルズ]]」など)やライブイベントとコラボレーションした「アキバなライブカフェ」、既存のメイド喫茶を借り切って行う移動型店舗形式の「雲雀亭」などメイド喫茶そのものがメインのイベントもある。<br />
<br />
=== メイド喫茶から非メイド服の喫茶へ ===<br />
それまで店員の制服や店舗のコンセプトはアニメ・ゲーム系のコスプレまたはメイドがメインの状態だったが、さらにジャンルの広がりが見られるようになった。<br />
<br />
過去には名古屋・大須に「大須の巫女茶屋(2003年2月~11月)」というメイド同様にコスプレの一ジャンルであり、ゲームでもしばしば登場する[[巫女]]をコンセプトとした店舗があった。また、名古屋には「やすらぎ居酒屋 月天・がってん」(前身の「飲食夜神 月天(いんしょくやしん がってん)」から店名変更)という巫女が接客する居酒屋もある。<br />
<br />
近年では萌え属性の一つである「妹萌え」に着目した「妹系カフェ NAGOMI(いもうとけいカフェなごみ)」、[[修道女 |シスター]]や[[教会]]をイメージした「St.GraceCourt(セントグレイスコート)」が秋葉原に(2010年10月31日閉店)、店舗を[[魔法]]学校であるというコンセプトの下に営業を行っている「王立アフィリア魔法学院」が池袋にできている(他に[[上野]]、[[六本木]]、名古屋の大須、大阪・日本橋にも同じグループが運営する同一コンセプトの店がオープンしている)。2008年[[6月12日]]には秋葉原に「巫女さんかふぇ」が開店、店舗自体が[[神社]]というコンセプトでイベントスペースも併設していた([[2009年]][[1月25日]]閉店)。<br />
<br />
池袋には[[男装]]した女性スタッフによる[[ボーイズラブ]]をコンセプトに据えた(実際は男女カプ系の[[乙女ゲーム]]に近い)「B:Lily-rose(リリーローズ)」(閉店)、メイドとともに扱われることがある[[バトラー|執事]]をコンセプトにした「[[K-BOOKS|執事喫茶 Swallowtail]]」が開店し[[吉祥寺]]にも2006年[[6月23日]]に「男装レイヤーズ Cafe & Bar Prince」([[クロス吉祥寺]]3F)が開店(2007年[[12月31日]]閉店)して女性客を意識した店舗もある。<br />
<br />
2006年6月に渋谷にスタッフ全員が外国人で外国人執事が女性客をプリンセスとしてもてなすというコンセプトの「外国人執事喫茶 BUTLERS CAFE」が開店。日本初の外国人執事喫茶である。<br />
<br />
2007年11月に、ライブと[[オタ芸]]を売りとした「[[DEMPAビル|Dear Stage]]」が台東区秋葉原にオープンした。同店には「ディアガール」と呼ばれる[[ライブアイドル]]が所属し、一日数回のステージとお給仕を行う。店内にはステージが設置され、お酒やお食事を楽しみながらライブを観賞したり[[オタ芸]]を打つことができる。<br />
<br />
2010年3月21日、[[茨城県]]の[[ひたちなか海浜鉄道]]と[[鹿島臨海鉄道]]で列車を使ったメイド喫茶「メイドトレイン」を運行した。[[ひたちなか海浜鉄道]]は1960年代の古い車両が多いことを逆手に取り、同年代の[[食堂車]]をイメージした[[ウエイトレス]]風の[[メイド]]が、[[鹿島臨海鉄道]]ではリゾート列車マリンライナーを用い[[秋葉原]]のメイド喫茶をイメージした萌え系の[[メイド]]がそれぞれ給仕した。<br />
<br />
== 企画 ==<br />
各店舗では客を確保するために、多種多様なサービスやイベントをしている。<br />
<br />
=== サービス ===<br />
[[ポイントカード]]の発行や会員制サービス、店員とのコミュニケーションがとれるサービスなどがある。<br />
<br />
御主人様、お嬢様の帰宅を記録するポイントカードは満了すると2ショット撮影や価値の高いコミュニケーションサービスが受けられる。お客をメイドが名前で呼ぶことにより同一性が保持されリピーター増加に繋がる。コミュニケーションサービスには「お帰りなさいませ、御主人様(店によっては“旦那様”、女性客なら“お嬢様”)」などの挨拶で客を出迎える他に跪いておしぼりを渡す・注文を取る、メイドとゲームで遊ぶ、ドリンクにミルクなどを入れてかき混ぜる(店によっては「愛込め」と呼んでいる)、席でオムライスにケチャップを用いた落書きをする、パスタなどをかき混ぜる、息を吹きかけて冷まして食べさせてあげる、客が帰る時には「行ってらっしゃいませ、ご主人様(旦那様、お嬢様)」と声をかける、などがある。なおゲームや一部のサービスは「萌えメニュー」、「アミューズメントメニュー」などとして料金が発生することがある。<br />
<br />
==== 飲食物 ====<br />
提供される飲食物は一般的な飲食店で提供されるメニューを基本としているが、全体として以下のような特徴が見られる。<br />
* 商品に「[[萌え]]」又はアニメ・ゲーム世界を想起させる名前を付けている店舗が多い。<br />
* [[デザート]]系(ケーキ、パフェなど)のメニューが多い。<br />
* 量が少なめである。<br />
* フード系では[[オムライス]]が前面に出され、[[ケチャップ]]・[[ソース (調味料)|ソース]]などにより装飾を施す場合が多い。大阪・日本橋では[[お好み焼き]]や[[たこ焼き]]に装飾を施す店舗もある。<br />
* 器の盛り付けや装飾にアニメ、[[アスキーアート]]などのキャラクターを用いる。<br />
* ソースなどでトッピングを施し、遊び要素が感じられる。<br />
* 店員がオリジナル[[カクテル]]を持っている店舗もある。<br />
上記に挙げた以外にも、特徴の多くは飲食物の味の改善や新規性より店舗のコンセプトや店員のキャラクター性を補強する性質が強い。しかし中には一般の店舗よりも高級志向、グルメ指向を有する店舗も見られ両極化の傾向が現れている。<br />
<br />
一例として、本格的な[[アフタヌーン・ティー]]セットを供する店舗が見受けられる。[[紅茶]]に[[スコーン]]または[[サンドイッチ]]、ケーキなどで、食器もティースタンドを用いセットで2,000円程度が相場となっている。<br />
<br />
展望においても後述するがコスプレ系飲食店の中でも喫茶店の場合、調理専門の店員を置かずメイド(コスプレ店員)をキッチン担当とする店舗とキッチン専任スタッフが調理する店舗がある。多くのコスプレ系飲食店のメニューは割高であり、提供される飲食物は品質が安定しない場合も散見される。冷凍食品や[[レトルトパウチ]]食品を使用しているメニューもある。しかしコスプレ喫茶は、料理の質よりも店員とのコミュニケーションやサービスの質が重要視される。コスプレ喫茶では料理が一つのサービス提供のツールとして機能している。近年はキッチンやホールに男装の[[ギャルソン]]を配置する店舗もある。<br />
<br />
店舗内の装飾については萌え絵の[[マスコットキャラクター]]を前面に出したり、店舗の構造上から通常のオープンカフェのような店舗やテーマ、世界観に基づきお屋敷風に装飾するなど様々である。テーブル席のみの店舗とカウンターとテーブル席を併設している店舗がある。<br />
<br />
=== イベント ===<br />
店舗が独自にコスチュームに変化を持たせ集客を図るイベントや、店舗外で常連客を集めライブや撮影会などを行うイベントがある。こういったイベント情報は店頭および店舗のホームページ、[[mixi]]のお店のコミュニティ、あるいは店員の[[ブログ]]などで手に入れることができる。<br />
<br />
前者の例としては季節にあわせ衣装をメイド服から水着や浴衣、人気アニメのコスプレに変えるなどがある。「Cos-Cha」では店員が[[スクール水着]]を着用するイベントを開催したところ待機列が公道にまで伸び、通報により警察が出動して騒ぎになった。ちなみに「Cos-Cha」は以後もこのイベントを3回実施し、いずれも行列ができるほどの盛況ぶりであったという。同店ではほぼ毎月のように衣装を変えるイベントを行っているが、どの程度集客にプラスされるかは不確定な要素がある。<br />
<br />
「NAGOMI」では妹系キャラの店員が[[ツンデレ]]キャラになるというイベントを定期的に開催、[[TBSテレビ|TBS]]の『[[王様のブランチ]]』でもイベントの模様が紹介され話題になった。<br />
<br />
店自体をイベントスペースとして、トークライブやミニライブなどを行っているケースもある。その代表的な店舗は2005年[[11月8日]]に開店した「めいどinじゃぱん」(2007年[[9月9日]]閉店)である。<br />
<br />
=== 風適法の規制 ===<br />
後述のように、店員が客と1対1で話すなどの接客が'''[[風俗営業等の規制及び業務の適正化等に関する法律|風営法]]上の[[接待]]'''に当たるのではないかという指摘により警察による指導が行われた事例もある。<br />
<br />
2005年10月には福岡県警がメイドの接客内容が風営法で規定されている「接待(客の接待をして客に遊興または飲食をさせる営業)」に当たるとし[[福岡市]]内のメイド喫茶2店舗に対して風俗営業の届け出を行なうよう指導、指導を受けた同2店が風俗営業の許可申請を行った。<br />
<br />
愛媛県警も[[松山市]]内のメイド喫茶に同様の指導を行っており、指導を受けた同店は「あくまで『'''喫茶店'''』としての営業を続ける」として届け出は出さず指摘されたサービスを取り止めている。11月には大阪・日本橋地区の店舗にも「客とゲームをする時の接客が接待にあたる」と管轄署である浪速警察署による指導が入り指導を受けた店舗が浪速署に「接待にあたる営業を行わない」とする誓約書を提出、該当するサービスを終了した。[[警視庁]]は2005年10月時点で都内の店舗に対しては同様の指導は行っていないとしたが2006年11月に[[渋谷]]にある店舗が都内では初めての行政指導を受け、その店舗は営業を休止した。2007年8月には[[静岡市]]で夜間はパブ、土日の昼間はメイド喫茶として営業していた店舗がパブ営業の際に風適法の許可をとらずに女性店員に接待をさせたとして静岡中央署が同店舗の経営者を風適法違反容疑で逮捕、メイド喫茶営業の際にも接待営業があったか調べている。<br />
<br />
<!-- 下記項目は風適法と関連がないため、新たに項目を作るなどの処置が必要<br />
これらとは別に[[埼玉県]][[熊谷市]]の飲食店がメイド喫茶に業態変更した際に埼玉県公安委員会の承認を受けずに店舗を改装し客室総面積を以前に届け出た時から変更をしたとして2006年3月に風適法違反(構造設備の無承認変更)の容疑で埼玉県警と熊谷署が摘発、さいたま地検熊谷支部に書類送検した。また風適法の適用を巡る問題ではないが、2007年8月には[[和歌山県]][[和歌山市]]の[[和歌山県民文化会館]]に入居している喫茶店が月1回メイド喫茶として運営する計画を進めていたが、住民の一部が「利用者が限られる営業は許されない」と反対。喫茶店の経営者は計画を断念したが経営者は「県民文化会館の店舗は狭いので、別の物件で企画を実施する」として、議論は平行線を辿った。<br />
--><br />
このことから後述するように「当店は風俗店ではない」とその旨を掲示し、風俗営業に当たるサービスは一切行っていないことを告知している店舗も増えている。<br />
<br />
== 展開と展望 ==<br />
=== 現状 ===<br />
現在コスプレ系飲食店は全国各地に広まり、一般にも広く認知されている。ちなみに店舗のほとんどは東京都や大阪府などの都市部に集中している。秋葉原で配布されるフリーペーパーを参照しても、飲食系・非飲食系を問わずコスプレ系業態は秋葉原だけで100店舗にもなる。<br />
<br />
様々なサービス・イベント・宣伝などを行い、利益を出している店舗がある一方で採算が取れず閉店という選択を取る店舗も増えている。一般的な飲食店と比較すれば飲食専業ではないこともあり飲食物のレベルは高いとは言いにくく、固定客を確保しても回転が悪ければ収入も得られない。客の回転を良くするため時間制限を設けたりチャージ料を設定する店舗もある。<br />
<br />
一部では過剰な「アキバ系[[萌え]]サービス」を廃し、フードメニューや紅茶やコーヒーに対する専門店並のこだわりを売りにしたメイド喫茶店も徐々に出てきている。大阪・日本橋には既存のカフェレストランから業種転換して幅広い客層を取り込み成功した「e-maid(イーメイド)」やオープン前に[[洋食]]店へ修行に行き本格的に料理の腕を磨いたメイドが在籍し内装デザインもメイド自身が手がけた「Love Charm(ラブチャーム、後に閉店)」という店舗があり、萌えだけではなく穏当な価格設定やフードメニューも質と量ともに充実させるという理念を掲げた店も登場している。秋葉原ではフ-ドメニューに力を入れていた「ショコラッテ」(2005年[[8月3日]]開店)が2007年3月31日に閉店し秋葉原においては店員の質やサービス内容、店の世界観などの重要性が再認識されることとなった。<br />
<br />
こうした状況の中、乱立状態にあるメイド喫茶やメイド関連業種の初の業界団体として2007年4月1日に「CANDY FRUIT(キャンディフルーツ)」が中心となって「'''[[日本メイド協会]]'''」が設立された。協会加盟の会員間の情報交換や従業員の教育やセミナーの開催、「メイド検定試験」の実施、メイドの普及や地位向上などを主目的としており法人・個人を問わず任意入会を呼びかけることにしている。また、2007年6月には「ミアグループ」が中心となった「'''[[日本メイド喫茶協同組合]]'''」が設立された。店舗間に跨る大きな組織をイメージさせるがいずれの団体も加入者の多くは自社、関係者に留まっている。2007年[[10月13日]]に日本メイド協会による第1回メイド検定が実施され、秋葉原のメイドを中心に約60名の受験生が筆記試験を受験した。ただしこの検定内容はあくまでキャンディフルーツ独自の解釈であり、検定の普遍性・公共性を確立したとはまだいいがたい状況にある。<br />
<br />
既存のメイド喫茶に混じり、あえてポジショニングとしてコミュニケーションを重視した[[キャバクラ]]的なノリの店舗も出てきている<ref>[http://plusd.itmedia.co.jp/pcuser/articles/0705/03/news010_3.html ITmedia +D PC USER:5年後の秋葉原を歩く 第2回:“メイドさん”の現在と未来(3/3)]</ref>。<br />
<br />
=== インターネットとメディアの活用 ===<br />
売上の拡大のためにはインターネットや[[マスメディア]]の活用は欠かせない。特にホームページの作成・更新は必須である。ブログや掲示板では双方向のコミュニケーションが可能となっている。またメディアに登場することは新たな客層を獲得することに繋がる。アイドル活動している店員を積極的に在籍させる店舗もある。新規参入者の中には飲食店の営業経験がない企業・個人や[[性風俗]]・[[水商売]]からの参入と思われるものもある。<br />
<br />
2005年12月に[[新語・流行語大賞|ユーキャン流行語大賞]]で秋葉原の「[[@home cafe]]」のウェイトレス<!--「@home cafe」の各種ユニットについては、アイドルとして売り出すためにメンバーを「メイド」と呼んでいるに過ぎず、同店舗の営業実態を考慮する限り「メイド」としてではなく「ウェイトレス」として扱うのが妥当-->によるユニット、[[完全メイド宣言]]が「[[萌え|萌え~]]」でノミネートされている<!--「『完全メイド宣言』の『萌え~』が…」という表記では、同団体が「萌え」を流行させたものと誤解を招きかねない。-->。<br />
<br />
2006年[[5月22日]]付[[毎日新聞]]大阪朝刊に亀田早苗による「メードカフェ:女性記者が体験 『ご主人様、大丈夫か?』」と題した論説が掲載されるなど、メイドカフェに関する記述は一般紙上でも見られる。<br />
<br />
== マナーとトラブル ==<br />
コスプレ系飲食店が一般に認知され多くの人が訪れるようになり、さまざまなトラブルもまれに発生するようになった。来店するの客のマナー、モラルも問われている。各店舗はトラブル防止のため店内掲示やホームページ上などで注意を呼びかけると同時にシステム面の改善に尽力している。<br />
<br />
ほとんどの店舗が店内での'''撮影'''を禁止している。デジタルカメラや携帯電話などを使って無断撮影する行為は店内の雰囲気を乱し、店員のプライバシーの侵害ともなる(料理の撮影は許可している店舗もある)。現在は無断撮影する客はほとんど見られない。メニューやポイント特典にチェキ撮影のある店舗は店側の[[ポラロイドカメラ]]によって撮影を行う。店内での無断撮影が問題になった例としては[[講談社]]の女性誌「[[VoCE]]」による'''盗撮'''行為が挙げられる。また、店外でビラ配りをしているときの撮影も禁止している店舗もある。<br />
<br />
人気店員に対する'''[[ストーカー]]'''行為は店舗が最も警戒している行為である。秋葉原においては店員と客という関係でプライベートで接触することはあまり無い。また秋葉原においてはアドレス交換を禁止してる店が殆どである。アイドル活動している店員のいる店舗では出待ち、入り待ちを禁止し店員の安全に注意を払っている。<br />
<br />
店内を'''全面禁煙'''としている店舗と'''店内分煙'''としている店舗、'''喫煙'''に関する決まりのない店舗がある。喫茶店を禁煙にするのもどうかという見方もあり喫煙については難しい問題であるがコミュニケーション重視のメイド喫茶は全面禁煙が多く、それ以外のメイド喫茶は分煙(仕切などは特にない)としている店舗が多い。居酒屋、バーでは喫煙に関する決まりは特にない店舗が多い。<br />
<br />
店員の「引き抜き」行為なども起こり得る問題であるが、敵対的な引き抜きは見られない。店舗間のつながりや個人の紹介で店員が移籍するケースはあるようである。<br />
<br />
[[2006年]]1月には秋葉原の「CAFE&DIMENSION」の閉店後に男性が店内へ入り閉店作業をしていたメイドを刃物で脅し、無理矢理店外へ連れ出すという事件が発生した。店内で通報していたため、犯人は急行した警官によって店を出た直後に威力業務妨害などの疑いで現行犯逮捕された。「CAFE&DIMENSION」は一時閉店しその後再開。また別の事例として同年10月には秋葉原の路上でチラシを配っていたリフレ店のメイドに男性が客を装って店に案内させ店舗の入居するビルの階段で猥褻な行為に及んだもののメイドが抵抗したため犯人は逃走し、未遂に終わったという事件もおきている。こうした行為は一部のメディアで「'''[[メイド狩り]]'''」と称されて紹介された。<br />
<br />
飲食店では当然店員に触ることが禁止されているが店員がキスをされる、胸を触られるなど一部マナーの無い客も存在した。こうしたトラブルを防止するために「当店はキャバクラではありません」という注意書きを掲示するメイド喫茶や「当店は風俗店ではありません」という注意書きを掲示するリフレ店もある。<br />
<br />
秋葉原では店舗間での防犯面での情報交換を目的として2007年6月に「秋葉原地区メイドカフェ等防犯連絡会議」が設置され、地元商店会や万世橋署とも連携している。コスプレ系飲食店での窃盗や強盗などの事件は置き引きが年に数件報告されているだけである。しかしメイド喫茶は男性スタッフが前面に出ないため防犯対策の甘さが指摘されることもあり、「秋葉原地区メイドカフェ等防犯連絡会議」でも議論されている。<br />
<br />
過剰な客引きが問題となった事例もある。名古屋のコスプレ喫茶「moexレイヤーズ」は2005年8月にオープンしたのだがJR名古屋駅の近くで店員が警察の許可を得ずにコスプレ姿で公道で客引き行為を行い、警察から行政指導を受けている。なお、この店は2006年2月をもって閉店している。<br />
<br />
また、大阪・日本橋のメイド喫茶の中には「[[ぼったくり]]行為」を行う店があると[[朝日放送]]のテレビの情報番組『[[キャスト (テレビ番組)|キャスト]]』で放送された。店員とのトーク代やドリンク代、サービス料などで高額な請求がされ、経営者は「料金説明はしているし、営業自体に問題は無い」と話しているが、弁護士の浦田忠興は「法制度の隙間をくぐったものであり、取り締まるためには新たな法整備が必要」と指摘している<ref>[http://webnews.asahi.co.jp/cast/archives/120206.html 『キャスト』公式ウェブサイト2012年2月9日放送分]</ref>。そのぼったくり喫茶が[[めいどりぃむ]]であるが、秋葉原にも[[Hermate]]や[[萌えコン]]系列の店(萌えコン@カフェ、萌えコン@鉄道、萌えコン@耳かき NEXT)のようなめいどりぃむに匹敵する悪質店舗も存在する。<br />
<br />
== コスプレ系飲食店を題材とした作品 ==<br />
Wikipediaに項目があり、コスプレ喫茶やメイド喫茶・メイドカフェを物語の主題や主たる舞台にした作品を取り上げる。<br />
<br />
=== 漫画・アニメ ===<br />
* [[ろりぽ∞]]<br />
* [[会長はメイド様!]]<br />
* [[それでも町は廻っている]]<br />
* [[アキハバラ無法街 〜GUN MAID〜]]<br />
* [[萌える麻雀入門 もえじゃん!]]<br />
* [[ヒミツのアイちゃん]]<br />
<br />
=== ゲーム ===<br />
* [[ショコラ 〜maid cafe "curio"〜]]<br />
* [[パルフェ 〜ショコラ second brew〜]]<br />
* [[俺の彼女はロリで巨乳で秋葉系]]<br />
* [[すうぃと!]]<br />
* [[人妻コスプレ喫茶]]シリーズ<br />
* [[はじめてのおてつだい]]<br />
<br />
== 飲食店以外のコスプレ系業態 ==<br />
秋葉原を中心にコスプレ系飲食店とは別の形で、コスプレをした店員を常駐させた新たな業態が展開されている事例もある。<br />
<br />
おそらくこうした形での元祖といえるのが、[[漫画]]専門[[古書店]]「[[まんだらけ]]」だと言えるだろう。現在のようなコスプレを主体とした店舗ができる以前から「コスプレ店員」を常駐させていた。<br />
<br />
2000年ごろから秋葉原に店舗を構える[[インターネットカフェ]]や[[漫画喫茶]]、[[ゲームセンター]]ではメイド服を制服にした、もしくはコスプレをした店員が常駐する店がでてきている。現在では更に[[マッサージ|リラクゼーションマッサージ]]([[リフレクソロジー]])店(マッサージ店単独で営業されている店舗と、メイド喫茶に併設されている店舗とがある)や[[パチンコ]]店、[[雀荘]]、[[美容室]]、[[眼鏡]]店、[[カラオケボックス]]などにも広がりをみせ漫画喫茶やゲームセンターでも秋葉原以外の地域にコスプレ店員を常駐させている店舗ができるようになった。また、秋葉原の街をメイドが案内するというサービスを行う店舗も登場し、ガイド専門の無店舗型の場合とカフェやリフレを併設しサービスのひとつとして行う店舗がある。<br />
<br />
2005年には「メイドホテル」と銘打った宿泊施設も登場、マスメディアやインターネット上で話題となったが採算が取れずに1ヶ月ほどで閉館となったというケースもある。<br />
<br />
=== 出張メイド・イベントコンパニオン業 ===<br />
「出張メイドサービス」という業態もできている。福岡の「maidear(メイディア、現在は営業終了)」がその始まりでメイドの衣装を着た女性スタッフが派遣され、依頼者の部屋の掃除や洗濯を行うものでその後コスプレ衣装制作会社「[[キャンディフルーツ]]」が東京で同様のサービスを開始、マスメディアに取り上げられた事から話題となり同業者も急増している。興味深いことにこのサービスにはオタク層だけでなく、ごく普通の主婦の間でも少なくない利用があるという。<br />
<br />
2007年には[[石川県]][[金沢市]]にメイドが同乗し買い物や観光などでの外出を補助する「[[メイドたくしー]]」なる福祉[[タクシー]]が登場したが障害者を装った健常者のみの利用が相次ぎ国土交通省が定める福祉限定許可から外れ、道路運送法に違反する恐れがあるとして1ヶ月で廃業した。<br />
<br />
「出張メイドサービス」と類似するが一般的な[[イベントコンパニオン]]業態の範囲内に収まる、コスプレイヤー専門又はコスプレ衣装を着用したアニメ関連企業向けに特化したイベントコンパニオン派遣企業も存在する。通常のコミケ会場企業ブースでのイベントコンパニオンはこれまでモーターショーなどでみかけるモデル体型のイベントコンパニオン又は企業対コスプレイヤー個人の直接契約によるイベントコンパニオンが主であったが、秋葉原のメイドカフェ「[[ミアカフェ]]」が運営するコスプレイベントコンパニオン専門派遣企業「[[ミア・スタッフ]]」がコスプレイヤーに特化したイベントコンパニオン派遣サービスを展開している。同様に、コスパやキャンディフルーツなどのコスプレ衣装メーカー数社が類似のサービスをイベント向けオーダーメイドコスプレ衣装納入の一環として行なっている。<br />
<br />
また日本国外でも男性が全裸に[[蝶ネクタイ]]、シャツの襟・[[カフス]]、尻を露出した[[エプロン]]のみの格好で[[パーティー]]などでサービスを行う「執事[[コンパニオン]]」ビジネスがスタートした。[[ストリッパー]]の趣味の良い代わりとなる存在として注目を集めている(参考:原文 -- ''No Sex please, we're British butlers,'' Tue Jun 6, 2006, By Paul Majendie([[ロイター]]))。<br />
<br />
=== その他 ===<br />
なお類似のものに「コスプレ風俗」というものがあるが、これに関しては「[[性的ロールプレイ]]」を参照されたい。<br />
<br />
== 脚注 ==<br />
{{脚注ヘルプ}}<br />
{{Reflist}}<br />
<br />
== 外部リンク ==<br />
* [http://sotokanda.net/his_cafe.html 秋葉原におけるメイド喫茶・コスプレ喫茶の歴史]<br />
* [http://d.hatena.ne.jp/TAKATORA/20110209/1297264022 秋葉原のメイド・コスプレ喫茶&リフレのリスト]<br />
<br />
<br />
{{DEFAULTSORT:こすふれけいいんしよくてん}}<br />
[[Category:コスプレ|いんしよくてん]]<br />
[[Category:飲食店]]<br />
[[Category:喫茶文化]]<br />
[[Category:秋葉原]]<br />
[[Category:萌え]]<br />
<br />
[[en:Cosplay restaurant]]</div>
防人
http://ja.yourpedia.org/mediawiki/index.php?title=%E6%88%A6%E5%9B%BD%E6%99%82%E4%BB%A3_(%E6%97%A5%E6%9C%AC)&diff=382329
戦国時代 (日本)
2020-01-17T13:30:20Z
<p>防人: 「戦国時代 (日本)」を保護しました: 度重なる荒らし ([編集=管理者のみに許可] (2020年7月17日 (金) 12:30(UTC)で自動的に解除) [移動=管理者のみに許可] (無期限))</p>
<hr />
<div>{{日本の歴史|Sengoku period battle.jpg|画像説明=川中島の戦い}}<br />
'''戦国時代'''(せんごくじだい、[[1493年]]頃-[[1573年]]頃)は、[[1493年]]の[[明応の政変]]頃をその始期とし、[[1573年]]に15代室町将軍[[足利義昭]]が[[織田信長]]によって追放されて[[室町幕府]]が事実上消滅するまでの時代を指す[[日本の歴史]]の時代区分の一つ。室町時代の一部、あるいは信長上洛以後を'''織豊時代'''([[安土桃山時代]])と区分する事もある。幕府権力は著しく低下し、全国各地に[[戦国大名]]と呼ばれる勢力が出現し、ほぼ恒常的に相互間の戦闘を繰り返すとともに、領国内の土地や人を一円支配(一元的な支配)する傾向を強めていった。こうした戦国大名による強固な領国支配体制を[[大名領国制]]という。<br />
<br />
== 概要 ==<br />
戦国時代の始期には複数説がある。以前は1467年に始まった[[応仁の乱]]を戦国時代の始期とする見解が有力とされていたが、その後も幕府は中央政権として機能していた。中央政権としての幕府権力を支えていた幕府-守護体制に大きな動揺が見られ始めたのは1490年前後であり、[[明応の政変]]により中央政権としての幕府体制が瓦解した。このため、今日では政変の発生した1493年を戦国時代の始期とする説が有力となっている。<br />
<br />
その終期にも複数の見解が並立している。織田信長が将軍足利義昭を追放した1573年が通説であるが、信長が安土へ進出して「天下人」へと飛躍した1576年、豊臣秀吉が[[後北条氏]]を服属させ全国統一の軍事活動が終了した1590年を戦国時代の終期とする考えもある。<br />
<br />
慢性的な紛争状態が続いた時代だが、必ずしも毎日が戦争状態にあったわけではない。[[室町幕府]]によって保証されていた古い権威が否定され始め、新興の実力者が新しい権力階級にのし上がり領国を統治していくこととなった。これを[[下克上]]という。様々な経歴の[[戦国大名]]が登場する。<br />
<br />
それぞれの実力者同士の利害衝突に端を発する衝突が広く日本各地で行われた。そのような永続的な衝突を可能にしたほど経済が急速に質量ともに発達していき、それまでの無名の庶民が様々な形で成功を収めることができる経済成長期であったことが時代を支えていた。社会構造が急速かつ大幅に変質していき、従前の社会体制の[[荘園公領制]]を支えていた[[職の体系]]が崩壊し、それに伴って荘園公領制もこの時期にほぼ形骸化した。経済の急成長に伴い大量に発生した新興地主や新興商人が紛争の絶えない時代に開墾や内外の通商を通じて発展し、自らの実力に相応しい発言力を社会に対して要求した時代でもあった。(豊臣秀吉は「針売り」が出世の始めという伝説がある。)<br />
<br />
== 応仁の乱から明応の政変まで ==<br />
「万人恐怖」と言われた政治を行った[[足利義教]]が[[嘉吉の変]]で死没すると、室町幕府の力は急速に衰えることとなった。例えば、関東では[[鎌倉公方]]が[[古河城|古河御所]]に逃れて[[古河公方]]と名乗って[[関東管領]][[上杉氏]]との全面戦争([[享徳の乱]])を引き起こし、将軍が後任の鎌倉公方として派遣した[[足利政知]]も鎌倉にさえ入ることができなかった([[堀越公方]])。加賀でも大和でも豪族同士の争乱が起こり、将軍お膝元の京都でも[[徳政]]一揆が頻発する有様であった。<br />
<br />
この最中に将軍の跡継ぎ争いが勃発し、これに山名氏・細川氏ら守護大名の権力争い・畠山氏・斯波氏の跡継ぎ争いなどが加わり応仁の乱が起こった。大内氏、若狭武田氏など各地の守護大名が上洛し、都を戦場にした争いが10年間続いた。この戦いは山名氏の衰微・大内ら西軍の京都撤退など細川氏が勝利した形で終わったが、はっきりとした勝利の結果は残らなかったため後々までに影響する。更に戦中、細川氏が山名氏領国を混乱させるため武将を送り込んだために争いの火種が各地でくすぶり続けた。<br />
<br />
戦後も中央政権としての幕府の力は残っており、1487年の将軍に敵対する近江守護・[[六角高頼]]攻めには尾張・若狭など畿内近辺の諸大名が従い、1492年の[[足利義材]]の河内攻めにも多くの軍勢が馳せ参じている。この河内攻め最中の1493年4月に管領・[[細川政元]]が将軍廃立を行うクーデターである[[明応の政変]]に成功し、実権は[[細川氏]]に移った。将軍は各地の大名に身を寄せ頼る存在となった。細川氏も政元死後、晴元と高国と2派に分裂して混迷を深める。ここに中央政府の地方への求心力が失墜し、各地豪族は自ら力を蓄え、或いは力ある存在に身を寄せる法なき時代に入ったのである。この内、自ら力を蓄え自立した者を戦国大名という。<br />
<br />
== 明応の政変から信長登場前夜まで ==<br />
この明応の政変とは、いわば将軍である[[足利義材]]を追放し清晃([[足利義視]]の子)を将軍としたことだったのだが、これに対して足利義材は政元の元を逃れて地方へと落ち延び、近畿諸国は足利義材派と[[足利義澄]]派(細川政元派)とわかれることとなった。専横を振るった細川政元も養子・[[細川澄之]]に討たれ(1507年、永正四年のクーデター)、細川家もまた[[細川澄元]]、[[細川高国]]と2派に分かれて抗争することとなった(澄之は高国に討たれた)。この間隙を突いて1509年に周防の[[大内義興]]が前将軍・足利義尹(元の足利義材、後に[[足利義稙]]と再度改名)を奉じて上京した。高国は大内義興と組んで義尹を支持し、澄元は義澄を支持し対立。1511年に足利義澄が没すると、澄元方が劣勢となり、澄元は何度か京と四国を往復するが結果的には権力を奪えず1520年に阿波で没した。<br />
* 1521年 細川高国、足利義稙を追放し[[足利義晴]](足利義澄の子)を将軍に迎える。<br />
* 1526年 [[細川晴元]](澄元の子)・[[足利義維]]を奉ずる[[柳本賢治]]と細川高国の戦いが始まる。柳本賢治、京周辺を制圧する<br />
* 1530年 柳本賢治、暗殺される。<br />
* 1531年 播磨の[[浦上村宗]]と細川高国が天王寺に戦死、細川晴元が政権を握る<br />
* 1543年 [[細川氏綱]]、高国跡目と称し細川晴元と戦う<br />
* 1547年 [[三好長慶]]、細川晴元から離反し氏綱方となる<br />
* 1548年 三好長慶、細川晴元・足利義晴を追放する<br />
* 1552年 三好長慶、足利義藤([[足利義輝]])と和す。<br />
* 1564年 三好長慶没す。<br />
* 1565年 足利義輝、[[三好三人衆]]に暗殺される<br />
* 1566年 三好三人衆と[[松永久秀]]が対立し、畿内各地で抗争<br />
* 1567年 織田信長入京<br />
以上で見たように政権掌握者は[[足利氏]]から[[細川氏#京兆家(管領家)|細川氏]]に移り、続いて[[三好氏]]が政権を握った。細川氏は形式上は管領家であるから執政権が存在するが、細川氏内臣の三好氏にいたっては阿波撫養の豪族というだけで本来なら政権を執れるはずはないのだ。ここに足利室町幕府の無力化は明確となった。実際、この前後から私たちが俗に戦国大名と呼んで親しんでいる[[武田信玄]]、[[上杉謙信]]、[[北条氏康]]、[[大友宗麟]]、[[島津貴久]]などの華々しい活躍が始まり全国の戦国騒乱が本格化する。<br />
<br />
[[三好長慶]]は近畿周辺を制圧した強大な軍事力をバックとして足利氏を追放する。しかし三好政権の正当性が弱かったために周辺豪族の反発を招き、結局4年で足利義輝に屈服することとなる。三好長慶の死後は三好政権が迷走、松永久秀・[[興福寺]]・[[浅井長政]]らの協力を取り付けた織田信長に簡単に京を明け渡す。(三好長慶から始まる三好政権について、「[[堺公方]]」を参照)<br />
<br />
[[毛利元就]]による中国支配への契機となった[[厳島の戦い]]もこの時期である。<br />
<br />
== 信長登場以後==<br />
1568年、尾張国の[[織田信長]]が[[足利義昭]]を奉じて上洛したことより戦国時代の状況が一変する。信長は義昭の名で四方大名へ命令を発布、天下人への道を歩み始める。彼が入京して最初にしたことは[[大津]]・[[堺]]・[[大山崎町|山崎]]など商業都市を直轄地としたことである。また、[[イエズス会]]の[[ルイス・フロイス]]に京都居住・布教を許している(1568年)など京都統治も行っている。<br />
<br />
このころになると、信長の動きに関連して各地方も統一への道を歩み始める。[[後北条氏|北条氏]]、[[武田氏]]、[[長尾氏|上杉氏]]、[[毛利氏]]などである。これらの全国の大名は信長派か反信長派に分かれて争うことになる。将軍の足利義昭が音頭を取り、[[比叡山]]、[[本願寺]]、[[武田信玄]]、[[上杉謙信]]、[[朝倉義景]]、[[浅井長政]]、[[松永久秀]]、[[三好三人衆]]、[[毛利輝元]]ら反信長派が結集して信長包囲網を築き上げたが各個撃破を受け失敗、足利義昭は京都を追われた(幕府という形態はこの後、備後の[[鞆の浦|鞆]]に細々と続く)。つづいて自らの利権を失うことを恐れた[[本願寺]]も信長に反発、全国の一向一揆を動員して10年間徹底的に抗戦した([[石山合戦]])。織田信長はこれらの敵対勢力をすべて撃ち破り、自らが[[本能寺の変]]で倒れる1582年までには日本中央部を制圧し、天下統一の寸前までを実質的に成し遂げた。<br />
<br />
後継者である[[豊臣秀吉]]は[[惣無事令]]を発布して日本全土を名目的に統一、更には[[太閤検地]]、[[刀狩]]、[[身分統制令]]、貨幣統一を達成して、これまで各地ばらばらであった日本の全てを一つにまとめた。秀吉没後、[[徳川家康]]は[[関ヶ原の戦い]]に勝利して、諸大名の有無を言わさず配置換えを行い、大阪夏の陣で[[豊臣氏]]を滅ぼし、[[徳川氏]]一統が日本の実質的支配者とすることを諸大名に徹底確認させた。[[一国一城令]]を行うことは「もう戦争はしません」という諸大名の意思表示でもあった。そして江戸時代中期、[[徳川家光]]が死去した後、幕府の[[武断政治]]から[[文治政治]]への転換は武力による支配の終焉ともいえる。<br />
<br />
==戦国大名==<br />
* 詳細は→'''[[戦国大名]]'''<br />
戦国大名は、そのほとんどが[[守護大名]]・[[守護代]]・[[国人]]に出自する。[[国司]](北畠氏)や[[公家]]([[土佐一条氏]])に出自する者もいた。まれに低身分から戦国大名となった者もおり、当時の風潮だった[[下克上]]の例とされることが多い。<br />
<br />
戦国大名は、領国内に一元的な支配を及ぼした。この領国は高い独立性を有し、地域国家と呼びうる実態を持っていた。こうした戦国大名による地域国家内の支配体制を[[大名領国制]]という。ただし、戦国大名は、領国内において必ずしも超越的な存在ではなかった。戦国大名は、地域国家内の[[国人]]・[[被官]]層を家臣として組織化していったが、実のところ、この国人・被官層が戦国大名の権力基盤となっていた。戦国大名は、家臣である国人・被官層が結成した[[一揆]]関係に支えられて存立していたのであり、国人・被官層の権益を守る能力のない戦国大名はしばしば排除された。<br />
<br />
==地域別==<br />
===東北===<br />
東北地方の戦国大名は鎌倉時代から代々土地を所有してきた由緒ある一族が、そのまま戦国大名化したものが多い。例外は若狭武田氏末裔を名乗る(実際は商人出身か?)[[蠣崎氏]]で、青函海峡沿いの中小豪族を統一した。[[南部氏]]より独立した[[津軽氏]]もまた例外に含まれよう。ただ[[津軽為信]]は古くより津軽地方を領有して南部氏に謀殺された[[大浦氏]]の流れとも実は南部氏の出身ともされ、出自自体が曖昧である。<br />
東北地方は関東の騒乱にほとんど巻き込まれることなく、当然中央の政争の影響もほとんど見られない。戦乱といえば、15世紀前半から南部氏が仙北・鹿角に出兵(この鹿角争奪戦は永禄頃まで続く)、[[伊達氏]]の河北地方への侵食など領地争いが目立つ。[[篠川公方]]や[[雫石御所]]も滅ぼされるなど、東北地方といえど、平穏無事ではなかった。また、1522年[[伊達稙宗]]が[[奥州探題]]・[[大崎氏]]らを差し置いて陸奥守護職に就くなど下克上の芽は見られる。<br />
1542年には伊達稙宗父子が争いを起こし、血縁関係から奥羽を巻き込んだ大乱([[天文の乱]])へ発展した。このため、伊達氏の求心力は低下、[[最上氏]]など他勢力が跋扈することとなる。<br />
1570年以降、[[最上義光]]、[[伊達政宗]]、[[南部晴政]]、[[安東愛季]]、[[津軽為信]]など東北地方にも戦国大名と言える人物が登場する。彼らは兵を率いて他を圧し、一大版図を築いた。そしてそのまま豊臣秀吉の[[奥州仕置]]にて認められた。<br />
一般的に[[安東氏]]が[[津軽地方|津軽]]・秋田県域、[[南部氏]]が東奥・南部地方(岩手県域)、奥州探題の[[大崎氏]]が現[[宮城県]]中央部、[[葛西氏]]が現宮城県[[石巻市]]より北部、羽州探題[[最上氏]]が最上地方を、[[伊達氏]]が[[伊達郡]]、[[置賜郡]]など6~9郡を、[[芦名氏]]が会津地方、[[二本松氏]](畠山氏)・[[二階堂氏]]・[[石川氏]]・[[田村氏]]・[[白河結城氏]]がそれぞれ中通り(仙道)の1~2郡を、[[相馬氏]]・[[岩城氏]]が浜通り(海道)を割拠した。<br />
<br />
===関東===<br />
関東では京都で応仁の乱が起きる以前より、[[享徳の乱]]・[[長享の乱]]・[[永正の乱]]の3つの大乱が立て続けに起こっており、[[古河公方]]と[[関東管領]][[山内上杉家]]・その庶流の[[扇谷上杉家]]が3つ巴になって覇権を争った。その間隙を縫って伊勢盛時([[北条早雲]])が伊豆の[[堀越公方]]を滅ぼし、その子孫が[[後北条氏|北条氏]]を自称した。この北条氏と[[上杉氏]]が関東の覇者を巡って戦い、1546年[[河越夜戦]]により上杉氏の勢力が衰えた。1552年、北条氏が[[古河御所]]を制圧して古河公方を掌握し、山内上杉氏が上野を追われ[[上杉謙信|長尾景虎]](後の[[上杉謙信]])を頼ったことから北条氏と長尾氏(のちに上杉氏を継ぐ)とが関東を巡って争った。関東管領を継承した上杉謙信は一時は北条氏の居城[[小田原城]]を攻囲するも奪えなかった。この上杉氏・北条氏の争いは全関東の諸豪族を二分して、[[北条氏康]]と[[里見義堯]](上杉陣営)による[[国府台合戦]]などの戦いを惹き起こした。1579年、上杉謙信が死ぬと常陸の[[佐竹氏]]、安房の[[里見氏]]などが北条氏の侵攻に抵抗したが、北条氏の勢力拡大を抑えることができなかった。更に奥州支配を進める[[伊達氏]]によって[[佐竹義重 (十八代当主)|佐竹義重]]は南北両方面での戦いを余儀なくされた。やがて、[[豊臣秀吉]]が[[惣無事令]]を発すると、[[北条氏政]]は奥州の[[伊達政宗]]・三河の[[徳川家康]]と同盟して対抗する。しかし圧倒的な武力で海から山から迫り来る豊臣軍の前に北条氏は降伏した。1590年8月に関東に移し替えとなった徳川家康が江戸に入城した。その後、[[豊臣政権]]から[[江戸幕府]]成立の課程において、佐竹氏や里見氏などの旧来の勢力は[[転封]]あるいは[[改易]]によって関東の地から姿を消す事になる。<br />
<br />
=== 甲信地方 ===<br />
[[甲斐国]]も群雄割拠が起こっていたが、[[甲斐源氏]]の流れを汲む[[武田信虎]]が甲斐全土を統一、勢いを駆って[[信濃国]]侵略を企てるも、重臣たちが嫡子の信玄を擁してクーデターを起こして信虎は追放された。この[[武田信玄]]は村上氏、続いて長尾・上杉氏との相次ぐ苦闘の末、信濃経略に成功。周辺諸国へ武威を誇った。1572年には強兵の[[徳川氏]]を[[三方ヶ原の戦い]]で破って尾張に迫ったが、病に倒れた。跡を継いだ[[武田勝頼]]も連戦連勝で武田の武威を保ったが、1575年[[三河国]]の[[長篠の戦い]]で[[織田信長]]の鉄砲に敗れると家運は傾き、1582年に信長の侵攻に呼応した[[小山田信茂]]に叛かれ滅んだ。この武田遺臣が後に八王子に駐屯し[[八王子千人同心]]となったという。<br />
信濃は深志に[[小笠原氏]]、北信を[[村上氏]]、木曾を[[木曾氏]]、諏訪を[[諏訪氏]]、東信を[[真田氏]]など国人領主が割拠していた。このため甲斐の武田氏に各個撃破される形となって信濃統一を許した。1582年武田氏が滅んで本能寺の変が起こると徳川氏が信濃に進出する。そして徳川氏が関東に移ると信濃諸豪族は(真田氏以外は)関東に移った。しかし[[保科氏]]は将軍徳川秀忠の庶子が継ぎ、小笠原氏は豊前小倉藩で九州の押えを任じられるなど徳川政権下では重く用いられている家は多い。<br />
<br />
=== 北陸 ===<br />
越後を上杉(長尾)氏、加賀を[[一向一揆]]、能登を[[畠山氏]]、越前を[[朝倉氏]]、越中を[[神保氏]]、[[椎名氏]]らが支配していた。越後国では守護代[[長尾氏]]が実権を握り、[[上杉謙信]]を生み、1576年までに北陸地方をほぼ制圧した。加賀国では一向一揆が守護[[冨樫氏]]を滅ぼして本願寺王国を形成、100年間の自治を行い、いずれの国もこの勢力の扱いに苦慮した。越中の神保氏は当初敵対していた一向一揆と結んだが、越後上杉氏、守護畠山氏、能登畠山氏の連合軍により征伐された。一向一揆はその後も上杉氏、朝倉氏などと抗争を繰り返し、朝倉氏滅亡後は越前をも支配するが、織田信長との[[石山戦争]]に敗れ、殲滅された。越前の朝倉氏は一向一揆を退けて本拠の一乗谷に京の貴族を迎えるなど栄華を極め、やがて[[織田信長]]と天下を巡って争うが、1573年戦い利あらず滅亡する。能登は守護の畠山氏が遊佐氏や長氏らの重臣たちの専横に苦しみ、内紛を繰り返した。1576年、上杉氏の軍門に下り滅亡した。<br />
<br />
=== 東海 ===<br />
駿河に[[今川氏]]、遠江に[[斯波氏]]、三河に[[松平氏]]、尾張も斯波氏、美濃に[[土岐氏]]が一国一円割拠していた。斯波氏は越前を朝倉氏の離反で失ったため尾張に本拠を構えた。この斯波氏が朝倉氏との越前回復戦争に敗れ、京都での政争にも敗れると力を失い、遠江は今川氏の侵攻に任され、尾張は守護代・織田氏の傀儡的存在となる。松平氏は[[松平清康]]の時代に版図を雄飛させるが、1535年[[守山崩れ]]によって清康が家臣に殺されると今川氏の陣門に下った。今川氏は[[今川氏親]]、[[今川義元]]が勢力を伸ばした。甲斐の武田氏・関東の北条氏と三国同盟([[善徳寺の会盟]])を結ぶとさらに西進した。しかし、織田氏に鉄槌を下すため尾張に出兵したところ、[[桶狭間の戦い|田楽狭間]]で織田軍の奇襲を受け戦死、今川氏は衰えた。美濃の土岐氏は内部争いが展開され、その隙を突いて主君を追放して美濃国主となったのが[[斎藤道三]]である。尾張は下守護代の郡奉行出身の[[織田信長]]が上下両守護代の内紛に乗じて尾張国主に収まる。信長は今川義元を桶狭間に戦死させると三河の松平氏と結ぶ。そして、美濃攻略に着手、5年の歳月をかけて美濃を奪うと稲葉山城に本拠を置いて天下の経営に乗り出した。<br />
一方、三河の[[松平元康]]は織田信長の攻略戦に手勢を率いて支援を行いながら三河・遠江の平定を進めて名を[[徳川家康]]と改名した。甲斐の武田氏が今川氏を滅ぼし1573年に[[三方ヶ原の戦い]]で徳川、織田両軍を撃破するも信玄の死で武田軍の西進が頓挫した。1575年[[長篠の戦い]]に織田、徳川軍が鉄砲の力を利用して武田軍を破ると1582年徳川軍は武田領の遠江、駿河を得た。[[本能寺の変]]で織田信長が死ぬと織田領である甲信に侵攻し、勢力下においた。1590年、[[豊臣秀吉]]により天下が定まると、秀吉より関東移封を命ぜられたため家康は武蔵の江戸を本拠とした。やがて家康は秀吉の死後に発生した[[関ヶ原の合戦]]の勝者となって[[江戸幕府]]を開く事になる。<br />
<br />
=== 近畿 ===<br />
初期の[[畿内]]においては[[将軍]]の[[足利氏]]と[[管領]]の[[細川氏]]との抗争が繰り広げられた。ただし、この抗争は[[大内氏]]などを主体とする地方勢力が[[足利氏]]を利用して中央介入を試みた側面が強い。[[細川氏]]が内部の権力闘争により弱体化すると、[[足利氏]]を補佐するという名目で、[[近江国|近江]]の[[六角氏]]による介入が強まった。近江においては、[[佐々木氏]]の分家である北近江の[[京極氏]]と南近江の六角氏が覇を競ったが、京極氏は支配下にあった[[国人]]の[[浅井氏]]によって実権を奪われ、以後は浅井氏と六角氏の争いが続いた。<br />
基本的には各国とも室町幕府の定めた守護大名が、そのまま戦国大名化したケースが多い。彼らは国人の推戴によってその地位が保たれたから、例えば、紀伊の守護大名の[[畠山氏]]などは本願寺一揆によってその実権を奪われるなど、非常に弱い立場でしかなかった。但馬の山名氏、丹後の一色氏、若狭の武田氏などは周辺の諸勢力に国を奪われかけたり家臣の内紛に悩まされながら、しぶとく戦国時代を生き抜いた。<br />
先に述べた足利氏や細川氏の内紛は[[六角氏]]や[[赤松氏]]・[[浦上氏]]・[[畠山氏]]・[[筒井順慶|筒井氏]]など周辺の豪族を巻き込んで行われた。しかし、本格的な騒乱は[[三好氏]]の政権掌握以降となる。彼らは領国の阿波を始め、讃岐、淡路、摂津、和泉、河内、山城、丹波、大和などを実力で支配し、それぞれ腹心をして支配した。しかしいずれの国も完全な統治はできなかったようであり、[[三好長慶]]の死後の混乱を経て[[織田信長]]の[[上洛|上洛軍]]によって平定されていく事になる。<br />
<br />
=== 中国 ===<br />
初期は[[大内義興]]と[[尼子経久]]との対立があった。大内義興は勘合貿易を掌握して勢力を伸張、一時は中国九州7カ国に覇を唱え、将軍を奉じて周辺諸大名を従えて上洛をも成し遂げた。尼子経久は守護代ながら富田城を奪って守護を追放、戦国大名化した。これも最盛期には9カ国に武威を轟かせ、大内氏と何度か交戦するも決着が着かなかった。両勢力の接点にあった[[安芸国]]では国全体の[[国人]]が一致団結して惣を築いていたが、強国に挟まれていた関係上、[[国人]]の一人[[毛利元就]]が集団のリーダーとなり戦国大名化した。毛利元就は[[尼子氏]]を裏切り[[大内氏]]についたため、[[尼子晴久]]が[[吉田郡山城]]へ向けて進軍。毛利元就は[[大内義隆]]に援軍を要請し援軍到着後尼子氏を撃破する([[吉田郡山城の戦い]])。大内氏の内部争いによって大内義隆が死亡。[[陶氏]]が力を持つが毛利氏に攻められ滅亡する。[[出雲国]]においても尼子氏が尼子晴久の死亡によって衰え、毛利氏に攻められ、難攻不落と讃えられていた今の[[島根県]][[安来市]]にあった[[月山富田城]]に篭城するが兵糧攻めにあい開城した([[月山富田城の戦い]])。これにより毛利氏は中国の覇者となる。[[織田信長]]の中国方面軍の[[豊臣秀吉|羽柴秀吉]]が攻めて来ると[[三木城]]([[三木合戦]])、[[鳥取城]]、[[高松城 (備中国)|高松城]]が次々と落とされたが、[[本能寺の変]]が起き命拾いした。その後毛利氏は豊臣氏の配下となり[[四国征伐]]、[[九州征伐]]、[[小田原征伐]]などで活躍し、[[毛利輝元]]が五大老に就任する。豊臣秀吉が死ぬと[[徳川家康]]と[[石田三成]]が対立し、[[関ヶ原の戦い]]が起こる。毛利氏は西軍についたため[[周防国|周防]]、[[長門国|長門]]の二か国の36万9000石になった。この他の主要戦国大名としては、備前の浦上氏([[浦上村宗|村宗]])、同じく備前の宇喜多氏([[宇喜多直家|直家]])などがいる。浦上村宗は播磨赤松氏の重臣であったが、[[赤松政則]]の死を機に下克上し赤松領国の播磨・備前・美作を奪う。零落した[[細川高国]]を奉じて上洛も果たしたが、三好氏に敗れて戦死した。浦上氏は[[浦上宗景|宗景]]の代に入ると重臣[[宇喜多直家]]の離反によって崩壊する。備前を手中にした宇喜多直家は時代を読む目があった人物のようで、羽柴秀吉が播磨姫路城に入ると降伏、自分の嫡子[[宇喜多秀家|秀家]]を秀吉に人質にするなどした。しかし、秀家は関ヶ原の戦いで西軍の中心武将と見られて[[流罪]]となり、大名としての宇喜田氏は滅んだ(子孫は流罪先の[[八丈島]]で家系を保ち、現在も同島で墓を守り続けている)。<br />
<br />
=== 四国 ===<br />
東四国([[阿波国|阿波]]・[[讃岐国|讃岐]])は近畿に近いだけでなく、細川氏の勢力基盤でもあったから、近畿の政争にしばしば巻き込まれた。しかし、周囲に敵たる勢力は存在せず、長宗我部氏の四国統一戦までほぼ領主の顔ぶれは替わらなかった。<br />
阿波は細川氏が支配した。のち撫養の三好氏に実質的に取って代わられるが、細川氏自体は江戸時代まで阿波屋形として存続した。戦国時代には[[勝瑞城]]が阿波統治拠点となった。讃岐は東讃岐は守護代の安富氏が統括していたが、のち三好氏一族の一存を迎え入れた木田郡・植田一族の十河氏が三好氏の代官として勢力を伸ばし、早い段階で東讃岐を総括した。西讃岐は守護代の香川氏が毛利氏などと結んで当初は三好氏と対立するが、善通寺合戦後、三好氏の支配下に入った。しかし三好氏が衰えると彼らは織田氏へなびくようになる。[[伊予国|伊予]]は守護の[[河野氏]]が中予、[[宇都宮氏|伊予宇都宮氏]]が大洲一帯、[[西園寺氏]]が南予を割拠したといわれる。地理的に細長く山岳地帯が多い上に、中国・九州と近いために常に毛利氏・大友氏の干渉に晒されることになり、一国を統一し他国へ侵略するような勢力を持てずに終わった。しかし、長宗我部の侵略に際しては頑強に抵抗した。[[土佐国|土佐]]の守護は細川氏であるはずだが、七守護と称した豪族が土佐中央部に割拠、幡多郡に疎開してきた[[土佐一条氏|一条氏]]を盟主と仰いだ。一条氏は七守護の3倍強の力を持って土佐政治に関与した。のち、一条氏の援助によって再興成った[[長宗我部国親]]・[[長宗我部元親]]が七守護や一条氏を追放して土佐を統一する。そして信長の協力を得て四国を統一した。[[淡路国|淡路]]は守護・細川氏が統治していたようだ。<br />
のち、秀吉の[[四国征伐]]のため長宗我部氏は土佐一国に押し込められる。戦後処理を見てみると、秀吉は阿波に[[蜂須賀家政]]、讃岐に[[仙石秀久]]、伊予に[[小早川隆景]]と信任できるメンバーを集めている。<br />
<br />
=== 九州 ===<br />
九州の武家は[[平家]]方だったため[[鎌倉幕府]]を開いた[[源頼朝]]からの信頼感は薄く、頼朝は、九州の抑えとして、関東では無名に近いが近臣として取り立てていた[[少弐氏]]、[[大友氏]]、[[島津氏]]を代官的存在として九州の守護とし、鎌倉時代、[[筑前国|筑前]]・[[肥前国|肥前]]・[[豊前国|豊前]]は少弐(武藤)氏、[[筑後国|筑後]]・[[肥後国|肥後]]・[[豊後国|豊後]]は大友氏、[[薩摩国|薩摩]]・[[大隅国|大隅]]・[[日向国|日向]]が島津氏と九州の統括体制がなされ、その下に地頭として平安時代以来の[[松浦氏]]、[[秋月氏]]、[[蒲池氏]]、[[菊池氏]]などの元平家方の武家が盤踞していた。戦国時代当初、少弐、大友、島津の三氏は権益を守るべく、また地頭出自の諸国の[[国人]]豪族は自立するべく、戦いが展開していった。<br />
しかし、少弐氏の勢力が[[吉野朝廷|南朝]]に味方したために衰えており、[[宗像氏]]や[[麻生氏]]など筑前・豊前の国人は中国地方の[[大内氏]]の影響を受けた。少弐氏は肥前・対馬の兵を率いて大内氏掃討に何度も筑前に侵入するが、逆に大内氏の側についた[[龍造寺氏]]の下克上により滅ぼされた。この大内氏が[[陶氏]]によって滅ぼされると肥前は自立、筑前と豊前は[[大友氏]]の干渉を受けた。陶氏を滅ぼした[[毛利氏]]友族が両国に存在したため毛利氏と大友氏は北筑前にて戦いを展開する。大友氏は豊後を拠点に南筑後の[[蒲池氏]]を筆頭とする[[筑後十五城]]が盤踞する筑後、さらに[[阿蘇氏]]や[[相良氏]]の肥後に勢力を伸ばした。陶氏が大内氏を滅ぼすと、これを支援し、豊前・筑前をも得た。また[[大友義鎮]]は同時に[[キリスト教]]を保護し南蛮貿易を盛んにした。しかし大友氏は島津氏との[[耳川の戦い]]で大敗、家臣や幕下の[[国人]]の離反が相次いで急速に衰えていく。それを機会に肥前では少弐氏に対する謀反で勃興した龍造寺氏が勢力を拡大、[[龍造寺隆信]]の代になってほんの一時期、大友・島津と肩を並べるまでに伸張したが、[[沖田畷の戦い]]で隆信が戦死すると急速に衰え、やがて重臣の[[鍋島直茂]]が替わった。島津氏の戦国時代は一族内部の争いで始まった。しかし分家の[[島津忠良]]の子・[[島津貴久]]が本家を継いだ。その後、島津貴久の息子の[[島津義久]]の指揮の下、大友宗麟との耳川の戦いで大勝利を収め、薩摩・大隅・日向三州統一を完全なものにし、九州統一戦を開始した。残すは筑前・豊前のみというところで[[豊臣秀吉]]の中央軍の介入が始まり、降伏した。<br />
<br />
==経済と社会==<br />
{{節スタブ}}<br />
==文化・宗教==<br />
戦国時代初期の文化は室町文化の継承であり、[[禅宗]]などの強い影響を受けている。しかし、下克上を旨とする戦国時代の気風は文化をも覆い、次第に豪壮を旨とする安土・桃山文化の発露への布石となる。<br />
<br />
文化の担い手としての天皇や公家は、この戦乱の時代には、文化の相伝に存在意義を見出すことを強いられ、かつは自らも見出していた。[[東常縁]]や[[細川幽斎]](藤孝)といった文化人の武家をも巻き込んで[[有職故実]]や[[古今伝授]]という文化の相伝を続けた。また彼らは戦乱を避けて地方に疎開することもあった。例えば土佐の南画などはそのようにして伝わった。<br />
<br />
武家は名家のみならず、新興の勢力も文化振興に寄与している。これは、文化を取り込んで箔付けするという面が強いが、動乱の時代に文化によって心を休めるという、安らぎを求める思いのあらわれとしても捉えることができる。周防の大名・[[大内義隆]]が京の貴族を多数招いて山口を京都化することに尽力したのはその一例である。<br />
<br />
宗教については、日蓮宗や浄土真宗といった、結束の強い宗派の布教が成功している。一方では、伝来したキリスト教も広がりを見せていく。<br />
<br />
== 関連項目 ==<br />
* [[日本の歴史]]<br />
* [[日本史時代区分表]]<br />
* [[戦国大名]]<br />
* [[戦争一覧]]<br />
* [[日本の合戦一覧]]<br />
* [[戦国時代史料の一覧]]<br />
<br />
<br />
<br />
{{先代次代|[[日本の歴史]]|[[戦国時代_(日本)|戦国時代]]|[[室町時代]]|[[安土桃山時代]]}}<br />
<br />
[[Category:日本史|*1467]]<br />
[[Category:室町時代|せんこくしたい]]<br />
[[Category:戦国時代 (日本)|*せんこくしたい]]<br />
<br />
{{History-stub}}</div>
防人
http://ja.yourpedia.org/mediawiki/index.php?title=%E6%88%A6%E5%9B%BD%E6%99%82%E4%BB%A3_(%E6%97%A5%E6%9C%AC)&diff=382328
戦国時代 (日本)
2020-01-17T13:30:01Z
<p>防人: SEOに熱心なMuttley (トーク) による編集を 防人 による直前の版へ差し戻しました</p>
<hr />
<div>{{日本の歴史|Sengoku period battle.jpg|画像説明=川中島の戦い}}<br />
'''戦国時代'''(せんごくじだい、[[1493年]]頃-[[1573年]]頃)は、[[1493年]]の[[明応の政変]]頃をその始期とし、[[1573年]]に15代室町将軍[[足利義昭]]が[[織田信長]]によって追放されて[[室町幕府]]が事実上消滅するまでの時代を指す[[日本の歴史]]の時代区分の一つ。室町時代の一部、あるいは信長上洛以後を'''織豊時代'''([[安土桃山時代]])と区分する事もある。幕府権力は著しく低下し、全国各地に[[戦国大名]]と呼ばれる勢力が出現し、ほぼ恒常的に相互間の戦闘を繰り返すとともに、領国内の土地や人を一円支配(一元的な支配)する傾向を強めていった。こうした戦国大名による強固な領国支配体制を[[大名領国制]]という。<br />
<br />
== 概要 ==<br />
戦国時代の始期には複数説がある。以前は1467年に始まった[[応仁の乱]]を戦国時代の始期とする見解が有力とされていたが、その後も幕府は中央政権として機能していた。中央政権としての幕府権力を支えていた幕府-守護体制に大きな動揺が見られ始めたのは1490年前後であり、[[明応の政変]]により中央政権としての幕府体制が瓦解した。このため、今日では政変の発生した1493年を戦国時代の始期とする説が有力となっている。<br />
<br />
その終期にも複数の見解が並立している。織田信長が将軍足利義昭を追放した1573年が通説であるが、信長が安土へ進出して「天下人」へと飛躍した1576年、豊臣秀吉が[[後北条氏]]を服属させ全国統一の軍事活動が終了した1590年を戦国時代の終期とする考えもある。<br />
<br />
慢性的な紛争状態が続いた時代だが、必ずしも毎日が戦争状態にあったわけではない。[[室町幕府]]によって保証されていた古い権威が否定され始め、新興の実力者が新しい権力階級にのし上がり領国を統治していくこととなった。これを[[下克上]]という。様々な経歴の[[戦国大名]]が登場する。<br />
<br />
それぞれの実力者同士の利害衝突に端を発する衝突が広く日本各地で行われた。そのような永続的な衝突を可能にしたほど経済が急速に質量ともに発達していき、それまでの無名の庶民が様々な形で成功を収めることができる経済成長期であったことが時代を支えていた。社会構造が急速かつ大幅に変質していき、従前の社会体制の[[荘園公領制]]を支えていた[[職の体系]]が崩壊し、それに伴って荘園公領制もこの時期にほぼ形骸化した。経済の急成長に伴い大量に発生した新興地主や新興商人が紛争の絶えない時代に開墾や内外の通商を通じて発展し、自らの実力に相応しい発言力を社会に対して要求した時代でもあった。(豊臣秀吉は「針売り」が出世の始めという伝説がある。)<br />
<br />
== 応仁の乱から明応の政変まで ==<br />
「万人恐怖」と言われた政治を行った[[足利義教]]が[[嘉吉の変]]で死没すると、室町幕府の力は急速に衰えることとなった。例えば、関東では[[鎌倉公方]]が[[古河城|古河御所]]に逃れて[[古河公方]]と名乗って[[関東管領]][[上杉氏]]との全面戦争([[享徳の乱]])を引き起こし、将軍が後任の鎌倉公方として派遣した[[足利政知]]も鎌倉にさえ入ることができなかった([[堀越公方]])。加賀でも大和でも豪族同士の争乱が起こり、将軍お膝元の京都でも[[徳政]]一揆が頻発する有様であった。<br />
<br />
この最中に将軍の跡継ぎ争いが勃発し、これに山名氏・細川氏ら守護大名の権力争い・畠山氏・斯波氏の跡継ぎ争いなどが加わり応仁の乱が起こった。大内氏、若狭武田氏など各地の守護大名が上洛し、都を戦場にした争いが10年間続いた。この戦いは山名氏の衰微・大内ら西軍の京都撤退など細川氏が勝利した形で終わったが、はっきりとした勝利の結果は残らなかったため後々までに影響する。更に戦中、細川氏が山名氏領国を混乱させるため武将を送り込んだために争いの火種が各地でくすぶり続けた。<br />
<br />
戦後も中央政権としての幕府の力は残っており、1487年の将軍に敵対する近江守護・[[六角高頼]]攻めには尾張・若狭など畿内近辺の諸大名が従い、1492年の[[足利義材]]の河内攻めにも多くの軍勢が馳せ参じている。この河内攻め最中の1493年4月に管領・[[細川政元]]が将軍廃立を行うクーデターである[[明応の政変]]に成功し、実権は[[細川氏]]に移った。将軍は各地の大名に身を寄せ頼る存在となった。細川氏も政元死後、晴元と高国と2派に分裂して混迷を深める。ここに中央政府の地方への求心力が失墜し、各地豪族は自ら力を蓄え、或いは力ある存在に身を寄せる法なき時代に入ったのである。この内、自ら力を蓄え自立した者を戦国大名という。<br />
<br />
== 明応の政変から信長登場前夜まで ==<br />
この明応の政変とは、いわば将軍である[[足利義材]]を追放し清晃([[足利義視]]の子)を将軍としたことだったのだが、これに対して足利義材は政元の元を逃れて地方へと落ち延び、近畿諸国は足利義材派と[[足利義澄]]派(細川政元派)とわかれることとなった。専横を振るった細川政元も養子・[[細川澄之]]に討たれ(1507年、永正四年のクーデター)、細川家もまた[[細川澄元]]、[[細川高国]]と2派に分かれて抗争することとなった(澄之は高国に討たれた)。この間隙を突いて1509年に周防の[[大内義興]]が前将軍・足利義尹(元の足利義材、後に[[足利義稙]]と再度改名)を奉じて上京した。高国は大内義興と組んで義尹を支持し、澄元は義澄を支持し対立。1511年に足利義澄が没すると、澄元方が劣勢となり、澄元は何度か京と四国を往復するが結果的には権力を奪えず1520年に阿波で没した。<br />
* 1521年 細川高国、足利義稙を追放し[[足利義晴]](足利義澄の子)を将軍に迎える。<br />
* 1526年 [[細川晴元]](澄元の子)・[[足利義維]]を奉ずる[[柳本賢治]]と細川高国の戦いが始まる。柳本賢治、京周辺を制圧する<br />
* 1530年 柳本賢治、暗殺される。<br />
* 1531年 播磨の[[浦上村宗]]と細川高国が天王寺に戦死、細川晴元が政権を握る<br />
* 1543年 [[細川氏綱]]、高国跡目と称し細川晴元と戦う<br />
* 1547年 [[三好長慶]]、細川晴元から離反し氏綱方となる<br />
* 1548年 三好長慶、細川晴元・足利義晴を追放する<br />
* 1552年 三好長慶、足利義藤([[足利義輝]])と和す。<br />
* 1564年 三好長慶没す。<br />
* 1565年 足利義輝、[[三好三人衆]]に暗殺される<br />
* 1566年 三好三人衆と[[松永久秀]]が対立し、畿内各地で抗争<br />
* 1567年 織田信長入京<br />
以上で見たように政権掌握者は[[足利氏]]から[[細川氏#京兆家(管領家)|細川氏]]に移り、続いて[[三好氏]]が政権を握った。細川氏は形式上は管領家であるから執政権が存在するが、細川氏内臣の三好氏にいたっては阿波撫養の豪族というだけで本来なら政権を執れるはずはないのだ。ここに足利室町幕府の無力化は明確となった。実際、この前後から私たちが俗に戦国大名と呼んで親しんでいる[[武田信玄]]、[[上杉謙信]]、[[北条氏康]]、[[大友宗麟]]、[[島津貴久]]などの華々しい活躍が始まり全国の戦国騒乱が本格化する。<br />
<br />
[[三好長慶]]は近畿周辺を制圧した強大な軍事力をバックとして足利氏を追放する。しかし三好政権の正当性が弱かったために周辺豪族の反発を招き、結局4年で足利義輝に屈服することとなる。三好長慶の死後は三好政権が迷走、松永久秀・[[興福寺]]・[[浅井長政]]らの協力を取り付けた織田信長に簡単に京を明け渡す。(三好長慶から始まる三好政権について、「[[堺公方]]」を参照)<br />
<br />
[[毛利元就]]による中国支配への契機となった[[厳島の戦い]]もこの時期である。<br />
<br />
== 信長登場以後==<br />
1568年、尾張国の[[織田信長]]が[[足利義昭]]を奉じて上洛したことより戦国時代の状況が一変する。信長は義昭の名で四方大名へ命令を発布、天下人への道を歩み始める。彼が入京して最初にしたことは[[大津]]・[[堺]]・[[大山崎町|山崎]]など商業都市を直轄地としたことである。また、[[イエズス会]]の[[ルイス・フロイス]]に京都居住・布教を許している(1568年)など京都統治も行っている。<br />
<br />
このころになると、信長の動きに関連して各地方も統一への道を歩み始める。[[後北条氏|北条氏]]、[[武田氏]]、[[長尾氏|上杉氏]]、[[毛利氏]]などである。これらの全国の大名は信長派か反信長派に分かれて争うことになる。将軍の足利義昭が音頭を取り、[[比叡山]]、[[本願寺]]、[[武田信玄]]、[[上杉謙信]]、[[朝倉義景]]、[[浅井長政]]、[[松永久秀]]、[[三好三人衆]]、[[毛利輝元]]ら反信長派が結集して信長包囲網を築き上げたが各個撃破を受け失敗、足利義昭は京都を追われた(幕府という形態はこの後、備後の[[鞆の浦|鞆]]に細々と続く)。つづいて自らの利権を失うことを恐れた[[本願寺]]も信長に反発、全国の一向一揆を動員して10年間徹底的に抗戦した([[石山合戦]])。織田信長はこれらの敵対勢力をすべて撃ち破り、自らが[[本能寺の変]]で倒れる1582年までには日本中央部を制圧し、天下統一の寸前までを実質的に成し遂げた。<br />
<br />
後継者である[[豊臣秀吉]]は[[惣無事令]]を発布して日本全土を名目的に統一、更には[[太閤検地]]、[[刀狩]]、[[身分統制令]]、貨幣統一を達成して、これまで各地ばらばらであった日本の全てを一つにまとめた。秀吉没後、[[徳川家康]]は[[関ヶ原の戦い]]に勝利して、諸大名の有無を言わさず配置換えを行い、大阪夏の陣で[[豊臣氏]]を滅ぼし、[[徳川氏]]一統が日本の実質的支配者とすることを諸大名に徹底確認させた。[[一国一城令]]を行うことは「もう戦争はしません」という諸大名の意思表示でもあった。そして江戸時代中期、[[徳川家光]]が死去した後、幕府の[[武断政治]]から[[文治政治]]への転換は武力による支配の終焉ともいえる。<br />
<br />
==戦国大名==<br />
* 詳細は→'''[[戦国大名]]'''<br />
戦国大名は、そのほとんどが[[守護大名]]・[[守護代]]・[[国人]]に出自する。[[国司]](北畠氏)や[[公家]]([[土佐一条氏]])に出自する者もいた。まれに低身分から戦国大名となった者もおり、当時の風潮だった[[下克上]]の例とされることが多い。<br />
<br />
戦国大名は、領国内に一元的な支配を及ぼした。この領国は高い独立性を有し、地域国家と呼びうる実態を持っていた。こうした戦国大名による地域国家内の支配体制を[[大名領国制]]という。ただし、戦国大名は、領国内において必ずしも超越的な存在ではなかった。戦国大名は、地域国家内の[[国人]]・[[被官]]層を家臣として組織化していったが、実のところ、この国人・被官層が戦国大名の権力基盤となっていた。戦国大名は、家臣である国人・被官層が結成した[[一揆]]関係に支えられて存立していたのであり、国人・被官層の権益を守る能力のない戦国大名はしばしば排除された。<br />
<br />
==地域別==<br />
===東北===<br />
東北地方の戦国大名は鎌倉時代から代々土地を所有してきた由緒ある一族が、そのまま戦国大名化したものが多い。例外は若狭武田氏末裔を名乗る(実際は商人出身か?)[[蠣崎氏]]で、青函海峡沿いの中小豪族を統一した。[[南部氏]]より独立した[[津軽氏]]もまた例外に含まれよう。ただ[[津軽為信]]は古くより津軽地方を領有して南部氏に謀殺された[[大浦氏]]の流れとも実は南部氏の出身ともされ、出自自体が曖昧である。<br />
東北地方は関東の騒乱にほとんど巻き込まれることなく、当然中央の政争の影響もほとんど見られない。戦乱といえば、15世紀前半から南部氏が仙北・鹿角に出兵(この鹿角争奪戦は永禄頃まで続く)、[[伊達氏]]の河北地方への侵食など領地争いが目立つ。[[篠川公方]]や[[雫石御所]]も滅ぼされるなど、東北地方といえど、平穏無事ではなかった。また、1522年[[伊達稙宗]]が[[奥州探題]]・[[大崎氏]]らを差し置いて陸奥守護職に就くなど下克上の芽は見られる。<br />
1542年には伊達稙宗父子が争いを起こし、血縁関係から奥羽を巻き込んだ大乱([[天文の乱]])へ発展した。このため、伊達氏の求心力は低下、[[最上氏]]など他勢力が跋扈することとなる。<br />
1570年以降、[[最上義光]]、[[伊達政宗]]、[[南部晴政]]、[[安東愛季]]、[[津軽為信]]など東北地方にも戦国大名と言える人物が登場する。彼らは兵を率いて他を圧し、一大版図を築いた。そしてそのまま豊臣秀吉の[[奥州仕置]]にて認められた。<br />
一般的に[[安東氏]]が[[津軽地方|津軽]]・秋田県域、[[南部氏]]が東奥・南部地方(岩手県域)、奥州探題の[[大崎氏]]が現[[宮城県]]中央部、[[葛西氏]]が現宮城県[[石巻市]]より北部、羽州探題[[最上氏]]が最上地方を、[[伊達氏]]が[[伊達郡]]、[[置賜郡]]など6~9郡を、[[芦名氏]]が会津地方、[[二本松氏]](畠山氏)・[[二階堂氏]]・[[石川氏]]・[[田村氏]]・[[白河結城氏]]がそれぞれ中通り(仙道)の1~2郡を、[[相馬氏]]・[[岩城氏]]が浜通り(海道)を割拠した。<br />
<br />
===関東===<br />
関東では京都で応仁の乱が起きる以前より、[[享徳の乱]]・[[長享の乱]]・[[永正の乱]]の3つの大乱が立て続けに起こっており、[[古河公方]]と[[関東管領]][[山内上杉家]]・その庶流の[[扇谷上杉家]]が3つ巴になって覇権を争った。その間隙を縫って伊勢盛時([[北条早雲]])が伊豆の[[堀越公方]]を滅ぼし、その子孫が[[後北条氏|北条氏]]を自称した。この北条氏と[[上杉氏]]が関東の覇者を巡って戦い、1546年[[河越夜戦]]により上杉氏の勢力が衰えた。1552年、北条氏が[[古河御所]]を制圧して古河公方を掌握し、山内上杉氏が上野を追われ[[上杉謙信|長尾景虎]](後の[[上杉謙信]])を頼ったことから北条氏と長尾氏(のちに上杉氏を継ぐ)とが関東を巡って争った。関東管領を継承した上杉謙信は一時は北条氏の居城[[小田原城]]を攻囲するも奪えなかった。この上杉氏・北条氏の争いは全関東の諸豪族を二分して、[[北条氏康]]と[[里見義堯]](上杉陣営)による[[国府台合戦]]などの戦いを惹き起こした。1579年、上杉謙信が死ぬと常陸の[[佐竹氏]]、安房の[[里見氏]]などが北条氏の侵攻に抵抗したが、北条氏の勢力拡大を抑えることができなかった。更に奥州支配を進める[[伊達氏]]によって[[佐竹義重 (十八代当主)|佐竹義重]]は南北両方面での戦いを余儀なくされた。やがて、[[豊臣秀吉]]が[[惣無事令]]を発すると、[[北条氏政]]は奥州の[[伊達政宗]]・三河の[[徳川家康]]と同盟して対抗する。しかし圧倒的な武力で海から山から迫り来る豊臣軍の前に北条氏は降伏した。1590年8月に関東に移し替えとなった徳川家康が江戸に入城した。その後、[[豊臣政権]]から[[江戸幕府]]成立の課程において、佐竹氏や里見氏などの旧来の勢力は[[転封]]あるいは[[改易]]によって関東の地から姿を消す事になる。<br />
<br />
=== 甲信地方 ===<br />
[[甲斐国]]も群雄割拠が起こっていたが、[[甲斐源氏]]の流れを汲む[[武田信虎]]が甲斐全土を統一、勢いを駆って[[信濃国]]侵略を企てるも、重臣たちが嫡子の信玄を擁してクーデターを起こして信虎は追放された。この[[武田信玄]]は村上氏、続いて長尾・上杉氏との相次ぐ苦闘の末、信濃経略に成功。周辺諸国へ武威を誇った。1572年には強兵の[[徳川氏]]を[[三方ヶ原の戦い]]で破って尾張に迫ったが、病に倒れた。跡を継いだ[[武田勝頼]]も連戦連勝で武田の武威を保ったが、1575年[[三河国]]の[[長篠の戦い]]で[[織田信長]]の鉄砲に敗れると家運は傾き、1582年に信長の侵攻に呼応した[[小山田信茂]]に叛かれ滅んだ。この武田遺臣が後に八王子に駐屯し[[八王子千人同心]]となったという。<br />
信濃は深志に[[小笠原氏]]、北信を[[村上氏]]、木曾を[[木曾氏]]、諏訪を[[諏訪氏]]、東信を[[真田氏]]など国人領主が割拠していた。このため甲斐の武田氏に各個撃破される形となって信濃統一を許した。1582年武田氏が滅んで本能寺の変が起こると徳川氏が信濃に進出する。そして徳川氏が関東に移ると信濃諸豪族は(真田氏以外は)関東に移った。しかし[[保科氏]]は将軍徳川秀忠の庶子が継ぎ、小笠原氏は豊前小倉藩で九州の押えを任じられるなど徳川政権下では重く用いられている家は多い。<br />
<br />
=== 北陸 ===<br />
越後を上杉(長尾)氏、加賀を[[一向一揆]]、能登を[[畠山氏]]、越前を[[朝倉氏]]、越中を[[神保氏]]、[[椎名氏]]らが支配していた。越後国では守護代[[長尾氏]]が実権を握り、[[上杉謙信]]を生み、1576年までに北陸地方をほぼ制圧した。加賀国では一向一揆が守護[[冨樫氏]]を滅ぼして本願寺王国を形成、100年間の自治を行い、いずれの国もこの勢力の扱いに苦慮した。越中の神保氏は当初敵対していた一向一揆と結んだが、越後上杉氏、守護畠山氏、能登畠山氏の連合軍により征伐された。一向一揆はその後も上杉氏、朝倉氏などと抗争を繰り返し、朝倉氏滅亡後は越前をも支配するが、織田信長との[[石山戦争]]に敗れ、殲滅された。越前の朝倉氏は一向一揆を退けて本拠の一乗谷に京の貴族を迎えるなど栄華を極め、やがて[[織田信長]]と天下を巡って争うが、1573年戦い利あらず滅亡する。能登は守護の畠山氏が遊佐氏や長氏らの重臣たちの専横に苦しみ、内紛を繰り返した。1576年、上杉氏の軍門に下り滅亡した。<br />
<br />
=== 東海 ===<br />
駿河に[[今川氏]]、遠江に[[斯波氏]]、三河に[[松平氏]]、尾張も斯波氏、美濃に[[土岐氏]]が一国一円割拠していた。斯波氏は越前を朝倉氏の離反で失ったため尾張に本拠を構えた。この斯波氏が朝倉氏との越前回復戦争に敗れ、京都での政争にも敗れると力を失い、遠江は今川氏の侵攻に任され、尾張は守護代・織田氏の傀儡的存在となる。松平氏は[[松平清康]]の時代に版図を雄飛させるが、1535年[[守山崩れ]]によって清康が家臣に殺されると今川氏の陣門に下った。今川氏は[[今川氏親]]、[[今川義元]]が勢力を伸ばした。甲斐の武田氏・関東の北条氏と三国同盟([[善徳寺の会盟]])を結ぶとさらに西進した。しかし、織田氏に鉄槌を下すため尾張に出兵したところ、[[桶狭間の戦い|田楽狭間]]で織田軍の奇襲を受け戦死、今川氏は衰えた。美濃の土岐氏は内部争いが展開され、その隙を突いて主君を追放して美濃国主となったのが[[斎藤道三]]である。尾張は下守護代の郡奉行出身の[[織田信長]]が上下両守護代の内紛に乗じて尾張国主に収まる。信長は今川義元を桶狭間に戦死させると三河の松平氏と結ぶ。そして、美濃攻略に着手、5年の歳月をかけて美濃を奪うと稲葉山城に本拠を置いて天下の経営に乗り出した。<br />
一方、三河の[[松平元康]]は織田信長の攻略戦に手勢を率いて支援を行いながら三河・遠江の平定を進めて名を[[徳川家康]]と改名した。甲斐の武田氏が今川氏を滅ぼし1573年に[[三方ヶ原の戦い]]で徳川、織田両軍を撃破するも信玄の死で武田軍の西進が頓挫した。1575年[[長篠の戦い]]に織田、徳川軍が鉄砲の力を利用して武田軍を破ると1582年徳川軍は武田領の遠江、駿河を得た。[[本能寺の変]]で織田信長が死ぬと織田領である甲信に侵攻し、勢力下においた。1590年、[[豊臣秀吉]]により天下が定まると、秀吉より関東移封を命ぜられたため家康は武蔵の江戸を本拠とした。やがて家康は秀吉の死後に発生した[[関ヶ原の合戦]]の勝者となって[[江戸幕府]]を開く事になる。<br />
<br />
=== 近畿 ===<br />
初期の[[畿内]]においては[[将軍]]の[[足利氏]]と[[管領]]の[[細川氏]]との抗争が繰り広げられた。ただし、この抗争は[[大内氏]]などを主体とする地方勢力が[[足利氏]]を利用して中央介入を試みた側面が強い。[[細川氏]]が内部の権力闘争により弱体化すると、[[足利氏]]を補佐するという名目で、[[近江国|近江]]の[[六角氏]]による介入が強まった。近江においては、[[佐々木氏]]の分家である北近江の[[京極氏]]と南近江の六角氏が覇を競ったが、京極氏は支配下にあった[[国人]]の[[浅井氏]]によって実権を奪われ、以後は浅井氏と六角氏の争いが続いた。<br />
基本的には各国とも室町幕府の定めた守護大名が、そのまま戦国大名化したケースが多い。彼らは国人の推戴によってその地位が保たれたから、例えば、紀伊の守護大名の[[畠山氏]]などは本願寺一揆によってその実権を奪われるなど、非常に弱い立場でしかなかった。但馬の山名氏、丹後の一色氏、若狭の武田氏などは周辺の諸勢力に国を奪われかけたり家臣の内紛に悩まされながら、しぶとく戦国時代を生き抜いた。<br />
先に述べた足利氏や細川氏の内紛は[[六角氏]]や[[赤松氏]]・[[浦上氏]]・[[畠山氏]]・[[筒井順慶|筒井氏]]など周辺の豪族を巻き込んで行われた。しかし、本格的な騒乱は[[三好氏]]の政権掌握以降となる。彼らは領国の阿波を始め、讃岐、淡路、摂津、和泉、河内、山城、丹波、大和などを実力で支配し、それぞれ腹心をして支配した。しかしいずれの国も完全な統治はできなかったようであり、[[三好長慶]]の死後の混乱を経て[[織田信長]]の[[上洛|上洛軍]]によって平定されていく事になる。<br />
<br />
=== 中国 ===<br />
初期は[[大内義興]]と[[尼子経久]]との対立があった。大内義興は勘合貿易を掌握して勢力を伸張、一時は中国九州7カ国に覇を唱え、将軍を奉じて周辺諸大名を従えて上洛をも成し遂げた。尼子経久は守護代ながら富田城を奪って守護を追放、戦国大名化した。これも最盛期には9カ国に武威を轟かせ、大内氏と何度か交戦するも決着が着かなかった。両勢力の接点にあった[[安芸国]]では国全体の[[国人]]が一致団結して惣を築いていたが、強国に挟まれていた関係上、[[国人]]の一人[[毛利元就]]が集団のリーダーとなり戦国大名化した。毛利元就は[[尼子氏]]を裏切り[[大内氏]]についたため、[[尼子晴久]]が[[吉田郡山城]]へ向けて進軍。毛利元就は[[大内義隆]]に援軍を要請し援軍到着後尼子氏を撃破する([[吉田郡山城の戦い]])。大内氏の内部争いによって大内義隆が死亡。[[陶氏]]が力を持つが毛利氏に攻められ滅亡する。[[出雲国]]においても尼子氏が尼子晴久の死亡によって衰え、毛利氏に攻められ、難攻不落と讃えられていた今の[[島根県]][[安来市]]にあった[[月山富田城]]に篭城するが兵糧攻めにあい開城した([[月山富田城の戦い]])。これにより毛利氏は中国の覇者となる。[[織田信長]]の中国方面軍の[[豊臣秀吉|羽柴秀吉]]が攻めて来ると[[三木城]]([[三木合戦]])、[[鳥取城]]、[[高松城 (備中国)|高松城]]が次々と落とされたが、[[本能寺の変]]が起き命拾いした。その後毛利氏は豊臣氏の配下となり[[四国征伐]]、[[九州征伐]]、[[小田原征伐]]などで活躍し、[[毛利輝元]]が五大老に就任する。豊臣秀吉が死ぬと[[徳川家康]]と[[石田三成]]が対立し、[[関ヶ原の戦い]]が起こる。毛利氏は西軍についたため[[周防国|周防]]、[[長門国|長門]]の二か国の36万9000石になった。この他の主要戦国大名としては、備前の浦上氏([[浦上村宗|村宗]])、同じく備前の宇喜多氏([[宇喜多直家|直家]])などがいる。浦上村宗は播磨赤松氏の重臣であったが、[[赤松政則]]の死を機に下克上し赤松領国の播磨・備前・美作を奪う。零落した[[細川高国]]を奉じて上洛も果たしたが、三好氏に敗れて戦死した。浦上氏は[[浦上宗景|宗景]]の代に入ると重臣[[宇喜多直家]]の離反によって崩壊する。備前を手中にした宇喜多直家は時代を読む目があった人物のようで、羽柴秀吉が播磨姫路城に入ると降伏、自分の嫡子[[宇喜多秀家|秀家]]を秀吉に人質にするなどした。しかし、秀家は関ヶ原の戦いで西軍の中心武将と見られて[[流罪]]となり、大名としての宇喜田氏は滅んだ(子孫は流罪先の[[八丈島]]で家系を保ち、現在も同島で墓を守り続けている)。<br />
<br />
=== 四国 ===<br />
東四国([[阿波国|阿波]]・[[讃岐国|讃岐]])は近畿に近いだけでなく、細川氏の勢力基盤でもあったから、近畿の政争にしばしば巻き込まれた。しかし、周囲に敵たる勢力は存在せず、長宗我部氏の四国統一戦までほぼ領主の顔ぶれは替わらなかった。<br />
阿波は細川氏が支配した。のち撫養の三好氏に実質的に取って代わられるが、細川氏自体は江戸時代まで阿波屋形として存続した。戦国時代には[[勝瑞城]]が阿波統治拠点となった。讃岐は東讃岐は守護代の安富氏が統括していたが、のち三好氏一族の一存を迎え入れた木田郡・植田一族の十河氏が三好氏の代官として勢力を伸ばし、早い段階で東讃岐を総括した。西讃岐は守護代の香川氏が毛利氏などと結んで当初は三好氏と対立するが、善通寺合戦後、三好氏の支配下に入った。しかし三好氏が衰えると彼らは織田氏へなびくようになる。[[伊予国|伊予]]は守護の[[河野氏]]が中予、[[宇都宮氏|伊予宇都宮氏]]が大洲一帯、[[西園寺氏]]が南予を割拠したといわれる。地理的に細長く山岳地帯が多い上に、中国・九州と近いために常に毛利氏・大友氏の干渉に晒されることになり、一国を統一し他国へ侵略するような勢力を持てずに終わった。しかし、長宗我部の侵略に際しては頑強に抵抗した。[[土佐国|土佐]]の守護は細川氏であるはずだが、七守護と称した豪族が土佐中央部に割拠、幡多郡に疎開してきた[[土佐一条氏|一条氏]]を盟主と仰いだ。一条氏は七守護の3倍強の力を持って土佐政治に関与した。のち、一条氏の援助によって再興成った[[長宗我部国親]]・[[長宗我部元親]]が七守護や一条氏を追放して土佐を統一する。そして信長の協力を得て四国を統一した。[[淡路国|淡路]]は守護・細川氏が統治していたようだ。<br />
のち、秀吉の[[四国征伐]]のため長宗我部氏は土佐一国に押し込められる。戦後処理を見てみると、秀吉は阿波に[[蜂須賀家政]]、讃岐に[[仙石秀久]]、伊予に[[小早川隆景]]と信任できるメンバーを集めている。<br />
<br />
=== 九州 ===<br />
九州の武家は[[平家]]方だったため[[鎌倉幕府]]を開いた[[源頼朝]]からの信頼感は薄く、頼朝は、九州の抑えとして、関東では無名に近いが近臣として取り立てていた[[少弐氏]]、[[大友氏]]、[[島津氏]]を代官的存在として九州の守護とし、鎌倉時代、[[筑前国|筑前]]・[[肥前国|肥前]]・[[豊前国|豊前]]は少弐(武藤)氏、[[筑後国|筑後]]・[[肥後国|肥後]]・[[豊後国|豊後]]は大友氏、[[薩摩国|薩摩]]・[[大隅国|大隅]]・[[日向国|日向]]が島津氏と九州の統括体制がなされ、その下に地頭として平安時代以来の[[松浦氏]]、[[秋月氏]]、[[蒲池氏]]、[[菊池氏]]などの元平家方の武家が盤踞していた。戦国時代当初、少弐、大友、島津の三氏は権益を守るべく、また地頭出自の諸国の[[国人]]豪族は自立するべく、戦いが展開していった。<br />
しかし、少弐氏の勢力が[[吉野朝廷|南朝]]に味方したために衰えており、[[宗像氏]]や[[麻生氏]]など筑前・豊前の国人は中国地方の[[大内氏]]の影響を受けた。少弐氏は肥前・対馬の兵を率いて大内氏掃討に何度も筑前に侵入するが、逆に大内氏の側についた[[龍造寺氏]]の下克上により滅ぼされた。この大内氏が[[陶氏]]によって滅ぼされると肥前は自立、筑前と豊前は[[大友氏]]の干渉を受けた。陶氏を滅ぼした[[毛利氏]]友族が両国に存在したため毛利氏と大友氏は北筑前にて戦いを展開する。大友氏は豊後を拠点に南筑後の[[蒲池氏]]を筆頭とする[[筑後十五城]]が盤踞する筑後、さらに[[阿蘇氏]]や[[相良氏]]の肥後に勢力を伸ばした。陶氏が大内氏を滅ぼすと、これを支援し、豊前・筑前をも得た。また[[大友義鎮]]は同時に[[キリスト教]]を保護し南蛮貿易を盛んにした。しかし大友氏は島津氏との[[耳川の戦い]]で大敗、家臣や幕下の[[国人]]の離反が相次いで急速に衰えていく。それを機会に肥前では少弐氏に対する謀反で勃興した龍造寺氏が勢力を拡大、[[龍造寺隆信]]の代になってほんの一時期、大友・島津と肩を並べるまでに伸張したが、[[沖田畷の戦い]]で隆信が戦死すると急速に衰え、やがて重臣の[[鍋島直茂]]が替わった。島津氏の戦国時代は一族内部の争いで始まった。しかし分家の[[島津忠良]]の子・[[島津貴久]]が本家を継いだ。その後、島津貴久の息子の[[島津義久]]の指揮の下、大友宗麟との耳川の戦いで大勝利を収め、薩摩・大隅・日向三州統一を完全なものにし、九州統一戦を開始した。残すは筑前・豊前のみというところで[[豊臣秀吉]]の中央軍の介入が始まり、降伏した。<br />
<br />
==経済と社会==<br />
{{節スタブ}}<br />
==文化・宗教==<br />
戦国時代初期の文化は室町文化の継承であり、[[禅宗]]などの強い影響を受けている。しかし、下克上を旨とする戦国時代の気風は文化をも覆い、次第に豪壮を旨とする安土・桃山文化の発露への布石となる。<br />
<br />
文化の担い手としての天皇や公家は、この戦乱の時代には、文化の相伝に存在意義を見出すことを強いられ、かつは自らも見出していた。[[東常縁]]や[[細川幽斎]](藤孝)といった文化人の武家をも巻き込んで[[有職故実]]や[[古今伝授]]という文化の相伝を続けた。また彼らは戦乱を避けて地方に疎開することもあった。例えば土佐の南画などはそのようにして伝わった。<br />
<br />
武家は名家のみならず、新興の勢力も文化振興に寄与している。これは、文化を取り込んで箔付けするという面が強いが、動乱の時代に文化によって心を休めるという、安らぎを求める思いのあらわれとしても捉えることができる。周防の大名・[[大内義隆]]が京の貴族を多数招いて山口を京都化することに尽力したのはその一例である。<br />
<br />
宗教については、日蓮宗や浄土真宗といった、結束の強い宗派の布教が成功している。一方では、伝来したキリスト教も広がりを見せていく。<br />
<br />
== 関連項目 ==<br />
* [[日本の歴史]]<br />
* [[日本史時代区分表]]<br />
* [[戦国大名]]<br />
* [[戦争一覧]]<br />
* [[日本の合戦一覧]]<br />
* [[戦国時代史料の一覧]]<br />
<br />
<br />
<br />
{{先代次代|[[日本の歴史]]|[[戦国時代_(日本)|戦国時代]]|[[室町時代]]|[[安土桃山時代]]}}<br />
<br />
[[Category:日本史|*1467]]<br />
[[Category:室町時代|せんこくしたい]]<br />
[[Category:戦国時代 (日本)|*せんこくしたい]]<br />
<br />
{{History-stub}}</div>
防人
http://ja.yourpedia.org/mediawiki/index.php?title=%E4%B8%89%E9%B7%B9%E5%B8%82&diff=382327
三鷹市
2020-01-17T13:29:51Z
<p>防人: SEOに熱心なMuttley (トーク) による編集を 匿名性 による直前の版へ差し戻しました</p>
<hr />
<div>'''三鷹市'''(みたかし)は、[[東京都]]の[[多摩地域]]東部にある[[市]]である。東京都[[東京都区部|特別区部]]への[[通勤]]率は38.1%(平成22年国勢調査)。<br />
<br />
== 概要 ==<br />
[[武者小路実篤]]、[[三木露風]]、[[山本有三]]、[[太宰治]]など多くの作家たちが住んだ街として知られるほか、全国初のゼロ歳児保育施設の開所([[1956年]])、全国初の公共[[下水道]]100%整備(1973年)を実施した[[都市]]である。「みたか市民プラン21会議」、官民共同プロジェクト「あすのまち三鷹」、[[三鷹ネットワーク大学]]での[[市民]]、[[大学]]・[[研究所|研究機関]]、[[企業]]との協働などが成果をあげ、2005年度の[[w:Intelligent Community Forum|インテリジェント・コミュニティ・オブ・ザ・イヤー]]世界1位に選出された。<br />
<br />
また、都市の便利さと緑豊かな[[自然]]とが調和する[[公園]]都市でもある。市域には豊かな自然が存在し、市内に[[国立天文台三鷹キャンパス]]、[[武蔵野市]]にまたがる場所に[[桜]]で知られる[[井の頭恩賜公園]]、[[小金井市]]や[[調布市]]とまたがる地域に[[野川公園]]がある。桜の植樹が盛んで、三鷹通り、天文台、調布飛行場・武蔵野の森公園、国際基督教大学などの周辺に多くの桜並木が造られている。<br />
<br />
観光名所としては、[[2001年]]に開館した[[三鷹の森ジブリ美術館]]を筆頭に、[[山本有三]]記念館、太宰治文学サロンなどの様々な文化施設が存在する。加えて、[[三鷹駅]]南に位置する[[禅林寺 (三鷹市)|禅林寺]]には[[太宰治]]及び[[森鴎外]]の、市内南西端に位置する[[龍源寺]]には[[近藤勇]]の墓が存在する。<br />
<br />
市域境界線は入り組んでおり、5つの自治体と隣接する。市役所の一部は[[調布市]]域に掛かっている。<br />
<br />
== 地理 ==<br />
東京都の多摩地域の東端に位置しており、[[東京都区部|東京23区]]と[[多摩地域]]の境界を接している隣接5市の内の一つである。東経139度31-35分、北緯35度39-42分の位置にあり、東西6.4km、南北5.2km。市域は[[タカ|鷹]]が大きく羽を広げたような形をしている。<br />
<br />
北東に位置する井の頭地区には[[井の頭恩賜公園]]および[[井の頭池]]があり、東南方向に流れる[[神田川 (東京都)|神田川]]は[[井の頭池]]を源流とする。また、[[武蔵野市]]との境界を東南方向に流れる[[玉川上水]]は、[[三鷹駅]]の真下を通り、[[万助橋]]から井の頭公園を横切り、[[牟礼 (三鷹市)|牟礼]]地区を流れる。[[大沢 (三鷹市)|大沢]]地区の南側には[[野川 (東京都)|野川]]が流れ、流れの北側に[[国分寺崖線]]という[[河岸段丘]]が存在する。また、[[上連雀]]地区・[[下連雀]]地区から[[新川 (三鷹市)|新川]]地区を横断する[[仙川]]がある。<br />
<br />
市北端に[[東日本旅客鉄道|JR]][[中央線快速|中央線]]が走り、[[三鷹駅]]を中心に[[市街地]]を形成し、南側は市で一番大きな[[商業地区]]となる。神田川沿いに走る[[京王井の頭線]]の[[井の頭公園駅]]、[[三鷹台駅]]は、それぞれ北側を[[武蔵野市]]、[[杉並区]]と接する。また、市東部の下連雀1丁目は[[吉祥寺駅]]、北西部の[[井口 (三鷹市)|井口]]地区は[[武蔵境駅]]、南西部の大沢地区は [[西武多摩川線]][[多磨駅]]が最寄駅である。<br />
<br />
[[タクシー]]の営業区域が東京23区・武蔵野市・三鷹市で一つの区域として構成されている。<br />
<br />
== 歴史 ==<br />
現在の三鷹市に当たる区域は[[武蔵国]][[多磨郡]]内の一部として属した。<br />
<br />
=== 年表 ===<br />
*[[1590年]]頃 - 牟礼村、大沢村、上仙川村が成立。<br />
*[[1690年]]頃 - 上連雀村、下連雀村、野崎村、野川村、北野村が成立。<br />
*[[1725年]]頃 - 井口新田、深大寺新田、野崎新田、大沢新田が成立。<br />
*[[1889年]]([[明治]]22年) - 市[[町村制]]の施行、および上記各村と上石原村、烏山村、下仙川村の一部の合併により、神奈川県[[北多摩郡]]'''三鷹村'''となる。<br />
*[[1893年]](明治26年) - [[東京府]]に移管。<br />
*[[1930年]]([[昭和]]5年) - [[国鉄]][[中央本線]][[三鷹駅]]が[[下連雀]]に開業。<br />
*[[1940年]](昭和15年) - 町制施行により北多摩郡'''三鷹町'''となる。<br />
*[[1950年]](昭和25年) - 市制施行により'''三鷹市'''となる。<br />
*[[1955年]](昭和30年) - 武蔵野市との合併について、市議会が1票差で否決し、合併は実現しなかった<ref>[http://www.city.mitaka.tokyo.jp/nostargy/kamisibai/oitati/03.html 実現しなかった武蔵野市との合併(三鷹市HP)]</ref>。<br />
*[[1973年]](昭和48年) - 全国で初めて、[[下水道]]普及率100%を達成した<ref>[http://www.city.mitaka.tokyo.jp/nostargy/kamisibai/oitati/12.html 全国初の下水道100%達成(三鷹市HP)]</ref>。<br />
*[[1989年]]([[平成]]元年) - 三鷹100周年記念行事を開催。<br />
*[[1993年]](平成5年) - 三鷹駅南口広場第1期整備事業および三鷹駅南口駅前再開発地区第六ブロック協同ビル(ネオシティ三鷹ビル)竣工。<br />
*[[1999年]](平成11年) - 三鷹駅南口駅前再開発地区第七ブロック協同ビル(クレッセント三鷹)および三鷹ロンロン(現・[[アトレ|アトレヴィ]]三鷹)竣工。<br />
*[[2006年]](平成18年) - 三鷹駅南口駅前広場第2期整備事業竣工。<br />
<br />
=== 地名由来 ===<br />
'''三鷹'''の名は、かつて[[徳川将軍家]]及び[[徳川御三家|御三家]]が鷹狩を行なった[[鷹場]]の村々が集まっていたことと、世田谷領・府中領・野方領にまたがっていたことに由来する(三領の鷹場)と言われている。旧三鷹村役場火災による資料焼失のため詳細は定かではない。<br />
* '''[[下連雀]]''' - [[1657年]](明暦3年)1月の[[明暦の大火]]による神田連雀町(現在の[[千代田区]][[神田須田町]]・[[神田淡路町]]付近)の被災者の替え地として[[1658年]](万治元年)に神田連雀新田として開墾されたことに由来する。「連雀」とは小板を使った背負い梯子のことで、江戸神田のその職人仲間が住んでいた町を連雀町と呼んでいたことが連雀の名の由来とする説もある。[[享保]]の頃、新田開発の進捗とともに、連雀新田が連雀村と称され、京都(朝廷)に近い方を「上」と称し、江戸方に近い方を「下」と称す慣習により上連雀村に対して下連雀村となった。<br />
* '''[[上連雀]]''' - 神田連雀新田の地区を拡大してして開発され、連雀前新田と称されたが、享保の頃に京都(朝廷)に近い方を「上」と称し、江戸方に近い方を「下」と称す慣習により下連雀村に対し上連雀村となった。<br />
* '''[[牟礼 (三鷹市)|牟礼]]''' - 史料に出てくるものとしては、三鷹市の中で最も古い地名。[[1559年]](永禄2年)に編纂された『小田原衆所領役帳』には「無連」としてその名が記されている。由来については諸説あるが、いずれも定かではない。<!--編集と差し戻しを繰り返していますが、地名の由来を出典付きで記入してください--><br />
* '''[[井の頭]]''' - [[1965年]](昭和40年)2月1日にそれまでの牟礼から独立し、井の頭として住居表示を実施。井の頭の名は[[徳川家光]]が鷹狩りに訪れ、湧水がほとばしるように出ているのを見て、「井の頭」と命名したとされている。[[神田川 (東京都)|神田川]]の源泉であり江戸市民の行楽地として親しまれてきた[[井の頭池]]の歴史にちなんでいる。<br />
* '''[[新川 (三鷹市)|新川]]''' - 1874年(明治7年)、野川村と上仙川村が合併した際に「新川村」と名付けられたことによる。<br />
* '''[[深大寺 (三鷹市)|深大寺]]''' - 古名刹[[深大寺]]のある旧神代村(現・[[調布市]])の飛び地「深大寺新田」として開墾されたことに由来する。<br />
* '''[[井口 (三鷹市)|井口]]''' - 江戸時代に新田開発した井口権三郎(井口家)に由来する。<br />
* '''[[北野 (三鷹市)|北野]]''' - 下仙川村の北にあたり、野原が続いていたことに由来する。<br />
* '''[[野崎 (三鷹市)|野崎]]''' - 深大寺の村続きの野原だったことや、[[武蔵七党]]・[[野与党]]の野崎光員が領したことによる説などがある。<br />
* '''[[大沢 (三鷹市)|大沢]]''' - 湧水地により多くの沢があったからといわれるが定かではない。<br />
* '''[[中原 (三鷹市)|中原]]''' - 中仙川村の中央地区一帯の原野を指して名付けられた。もとは小字のひとつで、新[[住居表示]]の実施により、1965年(昭和40年)から町名として使われている。<br />
<br />
== 人口 ==<br />
{{人口統計|code=13204|name=三鷹市}}<br />
===昼夜間人口===<br />
2005年に夜間人口([[居住]]者)は166,767人であるが、市外からの[[通勤]]者と[[通学]]生および居住者のうちの市内に昼間残留する[[人口]]の合計である[[昼間人口]]は148,458人で[[昼]]は[[夜]]の0.890倍の人口になる。通勤者・通学者で見ると市内から市外へ出る通勤者49,199人、市外から市内へ入る通勤者は35,145人と通勤者では[[朝]]に市外へ通勤する通勤者が多く、学生では市外から市内へ入る通学生は5,209人で市内から市外に出る通学生9,464人と学生では市内へ流入が勝っている。東京都編集『東京都の昼間人口2005』平成20年発行146,147ページ 国勢調査では[[年齢]]不詳のものが東京都だけで16万人いる。上のグラフには年齢不詳のものを含め、昼夜間人口に関しては年齢不詳の人物は数字に入っていないので数字の間に誤差は生じる)隣接している武蔵野市と三鷹市は規模としてはほぼ同規模の自治体であるが、夜間人口(居住者)は三鷹市が約3万人弱多いのに比べ、昼の人口は武蔵野市のほうが6000人上回る。三鷹市は[[住宅街]]の町の傾向が読み取れる。<br />
<br />
== 市政 ==<br />
=== 市長 ===<br />
* [[清原慶子]]([[自由民主党 (日本)|自民党]]、[[公明党]]、[[民主党 (日本 1998-)|民主党]]推薦)<br />
** 任期:2015年4月30日 - 2019年4月29日(4期目)<br />
<br />
=== 市議会 ===<br />
*議員定数 28人<br />
*議員数 28人<br />
*任期 2011年5月1日 - 2015年4月30日<br />
*常任委員会<br />
**総務委員会(定数7人)<br />
**文教委員会(定数7人)<br />
**厚生委員会(定数7人)<br />
**まちづくり環境委員会(定数7人)<br />
*特別委員会<br />
**東京外郭環状道路調査対策特別委員会(定数9人)<br />
**調布基地跡地利用対策特別委員会(定数9人)<br />
*議会運営委員会(定数8人)<br />
*会派構成<br />
**三鷹市議会[[自由民主党 (日本)|自民民主]]クラブ - 11人<br />
**三鷹市議会[[公明党]] - 5人<br />
**三鷹市議会[[民主党 (日本 1998-)|民主党]] - 4人<br />
**[[日本共産党]]三鷹市議会議員団 - 4人<br />
**にじ色のつばさ - 3人<br />
**三鷹市議会[[みんなの党]] - 1人<br />
<br />
=== 独自の施策 ===<br />
*[[コミュニティ]]行政<br />
*[[自治基本条例]]<br />
*:自治体運営の基本理念を記したもので、自治体の[[憲法]]に相当する。<br />
*みたか市民プラン21会議<br />
*日本の自治体で最初に[[下水道]]100%を達成<br />
*[[SOHO]]支援事業<br />
*あすのまち三鷹<br />
*三鷹むらさき商品券の発行<br />
*こどもと絵本プロジェクト<br />
<br />
=== 広域事務 ===<br />
*[[西東京市|西東京]]、武蔵野、小金井、および本市の4市で、公共施設の共同利用を行っている。<br />
<!--*東京都市収益事業組合 - 西東京、[[福生市|福生]]、[[狛江市|狛江]]、[[東大和市|東大和]]、[[清瀬市|清瀬]]、[[東久留米市|東久留米]]、[[武蔵村山市|武蔵村山]]、および本市の8市で構成。[[競輪]]事業を共同運営していたが、2007年3月に[[立川競輪場|立川競輪]]などすべての事業から撤退し、2010年3月解散した。--><br />
*ふじみ衛生組合 - 調布市及び本市の2市で、不燃ごみの共同処理を行っている。<br />
*[[東京たま広域資源循環組合]] - [[あきる野市]]、[[日の出町]]、[[奥多摩町]]及び[[檜原村]]を除く東京都多摩地域各自治体で、ごみの最終処分を行っている。2006年4月に「東京都三多摩地域廃棄物広域処分組合」から名称変更した。<br />
:武蔵野市および本市の2市で可燃ごみの共同処理及び旧[[伝染病予防法]]に基づく伝染病棟の共同運営を行う「武蔵野三鷹地区保健衛生組合」があったが、2003年3月に解散した。<br />
<br />
=== 自治体交流 ===<br />
[[姉妹都市]]<br />
*{{Flagicon|JPN}} [[福島県]][[西白河郡]][[矢吹町]] - [[1964年]]締結。<br />
*{{Flagicon|JPN}} [[兵庫県]][[たつの市]](旧[[龍野市]]) - [[1994年]]友好都市、[[2001年]]姉妹都市締結。<br />
<br />
友好市町村<br />
*[[1989年]]に下記5市村と友好市町村共同宣言<br />
**[[岩手県]][[遠野市]]<br />
**[[山形県]][[新庄市]]<br />
**山形県[[最上郡]][[戸沢村]]<br />
**[[長野県]][[北安曇郡]][[小谷村]]<br />
**長野県[[南佐久郡]][[川上村 (長野県)|川上村]]<br />
<br />
[[ホークスサミット|旧ホークスサミット]]<br />
*[[1989年]]に下記4町とホークスサミットを開催。[[2007年]]3月に解散<br />
**[[北海道]][[上川郡 (石狩国)|上川郡]][[鷹栖町]]<br />
**[[秋田県]][[北秋田郡]][[鷹巣町]](現:[[北秋田市]])<br />
**[[山形県]][[西置賜郡]][[白鷹町]]<br />
**[[長崎県]][[北松浦郡]][[鷹島町]](現:[[松浦市]])<br />
<br />
== 国政・都政 ==<br />
=== 国政 ===<br />
[[衆議院]][[小選挙区]][[選挙]]では[[東京都第22区|東京都第22選挙区]](三鷹市・[[調布市]]・[[狛江市]]・[[稲城市]])に属する。小選挙区制導入当初は、[[武蔵野市]]、[[小金井市]]と共に[[東京都第18区|東京都第18選挙区]]を構成したが、[[一票の格差]]是正のため、2002年に[[府中市 (東京都)|府中市]]との入れ替えで東京都第22選挙区に変更された。近年選出の議員は以下のとおり。<br />
* 2014年12月 [[第47回衆議院議員総選挙]] <br />
** [[伊藤達也]]([[自由民主党 (日本)|自民]])<br />
<br />
=== 都政 ===<br />
三鷹市で[[東京都議会]]の一つの選挙区をなす。定数は2人。近年選出の議員は以下のとおり。<br />
* [[2013年]][[6月]] [[2013年東京都議会議員選挙|東京都議会議員選挙]] 三鷹市選挙区<br />
** 吉野利明(自民)<br />
** 中村洋(民主)<br />
<br />
== 教育 ==<br />
=== 幼稚園 ===<br />
3園あった市立[[幼稚園]]が、私立幼稚園の経営圧迫を主な理由に、多くの[[市民]]の反対を押し切って、2006年度末にすべて廃止された。跡地は公設民営の[[保育園]]や[[幼保一元化]]施設となっている。私立幼稚園は市内に16園あり、それぞれが独自の方針と内容で幼児教育にあたっている。[[東京都知事]]の認可を受けた幼稚園類似施設として、[[国際基督教大学]]教会幼児園がある。<br />
<br />
=== 小中一貫校 ===<br />
2009年9月、市内のすべての公立[[小学校|小]][[中学校]]が中学校区を単位として[[小中一貫校]]へと移行。これにより、2006年4月に開園した「にしみたか学園」をはじめとする7つの学園が生まれることとなった。既存の施設や[[6・3制]]区分はそのままとし、9年間の一貫したカリキュラムの実践によって小中学校間の連携を図る、というのが主な特色となっている。また、[[保護者]]や[[地域]][[住民]]が[[学校]]運営を支えるとともに、学校を地域コミュニティの場とする「[[コミュニティ・スクール]]」制度を導入している。学園に属する各学校名は、例として「にしみたか学園三鷹市立第二小学校」のように、従来の名称の頭に学園名を付けたかたちとなる。<!--なお、各学校の正式名称については従来どおりであり、学園名は呼称として定められたものである。<ref>「[http://www.city.mitaka.tokyo.jp/koho/2006/20060219/p7.htm#1 広報みたか No.1325]」三鷹市 2006年2月19日 7ページ。</ref>--><br />
<br />
2006年4月開園<br />
*にしみたか学園 - 第二小学校・井口小学校・第二中学校 - 都内初の小中一貫校<br />
2008年4月開園<br />
*連雀学園 - 第四小学校・第六小学校・南浦小学校・[[三鷹市立第一中学校|第一中学校]]<br />
*東三鷹学園 - [[三鷹市立第一小学校|第一小学校]]・北野小学校・第六中学校<br />
*おおさわ学園 - 大沢台小学校・羽沢小学校・第七中学校<br />
2009年4月開園<br />
*三鷹の森学園 - 第五小学校・高山小学校・第三中学校<br />
*三鷹中央学園 - 第三小学校・第七小学校・第四中学校<br />
2009年9月開園<br />
*鷹南(たかみなみ)学園 - 中原小学校・東台小学校・第五中学校<br />
<br />
=== 小学校 ===<br />
市立小学校は小中一貫校に移行。 [[#小中一貫校|小中一貫校]]の項を参照。<br />
<br />
*市立<!--すべての小学校がウェブサイトを開設--><br />
**[[三鷹市立第一小学校|第一小学校]] (新川)<br />
**第二小学校 (野崎)<br />
**第三小学校 (上連雀)<br />
**第四小学校 (下連雀)<br />
**第五小学校 (井の頭)<br />
**第六小学校 (下連雀)<br />
**第七小学校 (上連雀)<br />
**大沢台小学校 (大沢)<br />
**高山小学校 (牟礼)<br />
**南浦小学校 (下連雀)<br />
**中原小学校 (中原)<br />
**北野小学校 (北野)<br />
**井口小学校 (井口)<br />
**東台小学校 (中原)<br />
**羽沢小学校 (大沢)<br />
<br />
*私立<br />
**[[明星学園]]小学校 (井の頭)<br />
<br />
=== 中学校 ===<br />
市立中学校は小中一貫校に移行。 [[#小中一貫校|小中一貫校]]の項を参照。<br />
<br />
*市立<!--すべての中学校がウェブサイトを開設--><br />
**[[三鷹市立第一中学校|第一中学校]] (下連雀)<br />
**第二中学校 (野崎)<br />
**第三中学校 (牟礼)<br />
**第四中学校 (上連雀)<br />
**第五中学校 (新川) <br />
**[[三鷹市立第六中学校|第六中学校]] (新川)<br />
**第七中学校 (大沢)<br />
<br />
*私立<br />
**[[明星学園]]中学校 (井の頭)<br />
**[[國學院大學]]久我山中学校 (牟礼) - [[住所]]表示は「東京都杉並区久我山一丁目」であるが、学校施設の約40%が三鷹市牟礼一丁目である。<br />
**[[法政大学中学高等学校]](牟礼) - [[中高一貫校]]。[[東京女子大学]]牟礼キャンパス跡地に建てられた。<br />
<br />
=== 高等学校 ===<br />
*都立<br />
**[[東京都立三鷹高等学校|三鷹高等学校]] (新川) - 三鷹町立高校として開校し、後に都立に移管された。2010年4月に同校を母体校とする[[東京都立三鷹中等教育学校|三鷹中等教育学校]]が開校したことに伴い、2015年3月をもって閉校した。<br />
*私立<br />
**[[明星学園]]高等学校 (牟礼)<br />
**[[大成高等学校 (東京都)|大成高等学校]] (上連雀) - 校内に「風のミュージアム」があり、屋上に[[風力発電]]装置を備える。<br />
**[[國學院大學久我山高等学校]] (牟礼) - 住所表示は「東京都杉並区久我山一丁目」であるが、学校施設の約40%が三鷹市牟礼一丁目である。<br />
**[[法政大学中学高等学校]] (牟礼) - 2007年度より[[男女共学]]の中高一貫校として、[[武蔵野市]][[吉祥寺東町]]より[[東京女子大学]]牟礼キャンパス跡地に移転。<br />
<br />
=== 大学 ===<br />
大沢には[[キリスト教]]系の[[大学]]が多く所在する。<br />
*[[杏林大学]] 三鷹キャンパス (新川) - [[杏林大学医学部付属病院|付属病院]]と[[杏林大学医学部付属看護専門学校|付属看護専門学校]]を持つ。<br />
*[[国際基督教大学]] (大沢)<br />
*[[ルーテル学院大学]] (大沢)<br />
*[[東京神学大学]] (大沢)<br />
*[[東京大学]] [[東京大学大学院理学系研究科附属天文学教育研究センター|天文学教育研究センター]](大沢)<br />
*[[総合研究大学院大学]] 天文学専攻(大沢)<br />
<br />
=== 関連施設 ===<br />
*[[東京大学]]三鷹国際学生宿舎(新川) - 三鷹中等教育学校そばにある。以前は三鷹寮と呼ばれた。<br />
<!--*東京大学井之頭学寮(下連雀)- 2006年3月31日廃止。--><br />
<!--*東京大学第二武蔵野寮(大沢)- 現在は廃止され、住宅用地となっている。--><br />
*東京大学馬術場(大沢)<br />
<br />
== 交通 ==<br />
=== 鉄道 ===<br />
[[甲武鉄道]](現・[[東日本旅客鉄道|JR]][[中央本線]]) [[新宿駅]]~[[八王子駅]]間が[[1889年]]に開通し同年[[武蔵境駅]]が開業、[[1899年]]に[[吉祥寺駅]]が開業した。[[鉄道国有法]]により甲武鉄道が[[1906年]]に[[国有化]]された後の[[1930年]]に[[国鉄]]中央本線[[三鷹駅]]、[[1933年]]には[[帝都電鉄]](現・[[京王井の頭線]])の[[井の頭公園駅]]と[[三鷹台駅]]が開業した。<br /><br />
JR中央本線と[[京王井の頭線]]の利用者が多いが、他に[[京王線]]、[[西武多摩川線]]によって市域が囲まれている。市域内の[[鉄道駅|駅]]を結ぶ路線は少ないが、中央線、井の頭線以外でも十分利用可能な駅は[[つつじヶ丘駅]]、[[仙川駅]]などいくつかある。地理的には他市区との境界付近に位置している駅が多い。また、[[京葉線]]が地下路線で三鷹まで延伸される計画([[運輸政策審議会答申第18号]])がある。なお、中央本線三鷹駅西側には[[三鷹車両センター]]の車庫がある。<br />
<br />
*[[東日本旅客鉄道|JR東日本]]<br />
**[[中央本線]]<br />
***[[吉祥寺駅]]([[中央線快速]]・[[通勤快速]]停車駅、[[中央・総武緩行線]])[所在地は武蔵野市]<br />
***[[三鷹駅]](中央線快速・[[特別快速]]・通勤快速・[[ホリデー快速]]・[[成田エクスプレス]]・特急[[あずさ (列車)|あずさ]](一部)・特急[[かいじ (列車)|かいじ]](一部)停車駅、中央・総武緩行線始発駅([[東京メトロ東西線]]、[[東葉高速鉄道東葉高速線]]直通運転あり))<br />
***[[武蔵境駅]](中央線快速([[平日]][[中野駅 (東京都)|中野]]以西・[[休日]]吉祥寺以西各駅停車))<br />
*[[京王電鉄]]<br />
**[[井の頭線]]<br />
***[[吉祥寺駅]]<br />
***[[井の頭公園駅]]<br />
***[[三鷹台駅]]<br />
<br />
==== かつて存在した路線 ====<br />
* 国鉄 中央本線支線 三鷹駅~[[武蔵野競技場前駅]](通称:武蔵野競技場線、グリーンパーク線)<br />
:[[1951年]]4月開業、[[1959年]]11月廃止。 <br />
<br />
=== バス ===<br />
[[鉄道]]路線が市周縁部に位置するため、市域内の[[交通#交通機関|交通機関]]として[[バス (交通機関)|バス]]が重要な役割を果たしている。[[小田急バス]]・[[京王電鉄バス|京王電鉄バスグループ]]・[[関東バス]]が乗り入れているほか、[[コミュニティバス]]では[[武蔵野市]]が運営する「[[ムーバス]]」、三鷹市と小田急バスの共同事業である「[[みたかシティバス]]」が運行している。市内のバス路線のほとんどは小田急バスのものである。<br />
<br />
=== 道路 ===<br />
* 東西方向<br />
** 連雀通り - [[東京都道134号恋ヶ窪新田三鷹線|都道134号]]。牟礼から井口の北端までを横断する。<br />
** [[人見街道]] - [[東京都道110号府中三鷹線|都道110号]]。沿道には市役所など各種施設がある。<br />
** [[東八道路]] - [[東京都道14号新宿国立線|都道14号]]。人見街道の南側を平行に走る。<br />
** [[甲州街道]] - [[国道20号]]。市の南端(中原)で数百メートルほど接する。<br />
** 山中通り - 市道138号線。吉祥寺通りと天文台通りを東西に結ぶ準幹線。<br />
** 新道北通り - 市道139号線。三鷹通りと武蔵境通りを東西に結ぶ準幹線。<br />
** 三鷹台通り - 市道135号線。三鷹台駅前から人見街道まで、井の頭地区を横断する。<br />
** 仲町通り - 市道143号線。赤鳥居通りから吉祥寺通りまで、連雀通りの北側を平行に走る。<br />
** 明星通り - 市道143号線。吉祥寺通りから井の頭公園通りまで、仲町通りの延長線上を走る。<br />
** 学園通り - 天文台通りから市の西端、[[国際基督教大学高等学校]]まで続く通り。沿道に[[ルーテル学院大学]]、[[東京神学大学]]、[[中近東文化センター]]がある。<br />
* 南北方向<br />
** 吉祥寺通り - [[東京都道114号武蔵野狛江線|都道114号]]、[[東京都道117号世田谷三鷹線|都道117号]]。南側は甲州街道給田交差点に接続し、北野、新川、下連雀を経て、吉祥寺駅に至る。<br />
** 三鷹通り - [[東京都道121号武蔵野調布線|都道121号]]。市役所交差点南からけやき橋交差点に至る。<br />
** 武蔵境通り - [[東京都道12号調布田無線|都道12号]]。上連雀の西側を通る。<br />
** 天文台通り - [[東京都道123号境調布線|都道123号]]。国立天文台の東側を通る。近年拡幅・付替工事が行われ、路線形状が改善された。<br />
** むらさき橋通り - 市道6号線、129号線及び582号線。武蔵野市成蹊通りと東八道路とを南北に結ぶ準幹線。[[玉川上水]]に架かる[[むらさき橋]]に由来する。<br />
** かえで通り - 市道392号線。JR中央線武蔵境駅南口南方と東八道路とを南北に結ぶ準幹線。<br />
** 中央通り - 市道130号線。JR中央線三鷹駅南口と連雀通りとを南北に結ぶ。三鷹市内で最大の商業地域を形成・縦断する。<br />
** 天神山通り - 市道134号線。新川と北野の境目を走る。<br />
** 北野中央通り - 市道142号線。北野地区東部の東八道路以南を縦断する。<br />
** 島屋敷通り - 市道200号線。UR新川島谷敷団地の中央を縦断する。<br />
** 中仙川通り - 市道146号線。中原地区中央部を縦断する。<br />
** 井の頭公園通り - 市道142号線。井の頭公園西園から人見街道まで、井の頭地区を縦断する。<br />
** 三鷹台駅前通り - 市道135号線。三鷹台駅から牟礼まで、井の頭地区を縦断する。道幅が狭く見通しが悪い。三鷹市は歩道設置を進めている。<br />
* その他方向<br />
** さくら通り - 市道129号線。三鷹通りとむらさき橋通りを北西から南東に結ぶ準幹線。<br />
* 高速道路<br />
** [[中央自動車道]] - 市の南部を通る。[[三鷹料金所]]と、高速バスの停留所[[三鷹バスストップ]]がある。<br />
** [[東京外環自動車道|東京外郭環状道路]](計画中) - 本市域では、三鷹台駅付近からつつじヶ丘駅付近を通過する。中央自動車道との交差個所に中央ジャンクションを、[[東八道路]]の三鷹市新川付近に[[東八道路インターチェンジ]]を複合的に設置する接続計画がある<ref>[http://www.ktr.mlit.go.jp/gaikan/gaiyo/index.html Tokyo Ring Step 計画概要(外環とは)] 東京外かく環状道路調査事務所</ref>。<br />
<br />
== 産業 ==<br />
=== 商業 ===<br />
三鷹市は[[ベッドタウン]]として[[マンション]]、[[アパート]]が多く建っているが、三鷹駅南口地区を中心に小規模な商店も多く存在している。商業集積はJR中央線三鷹駅南口地区(下連雀三丁目、下連雀四丁目)と、東八道路沿道であり、比較的大規模な[[商業施設]]もこの地区に固まっている。<br />
<br />
*[[アトレ#アトレヴィ|アトレヴィ三鷹]](三鷹駅ビル)※2010年4月1日、[[吉祥寺ロンロン#三鷹ロンロン|LONLON]](ロンロン)より改称。<br />
*三鷹コラル(ネオシティ三鷹ビル) - 三鷹駅南口ペデストリアンデッキより直通。<br />
:主なテナント<br />
:*三鷹市場<br />
:*[[銀座コージーコーナー]] 三鷹コラル店<br />
:*[[啓文堂書店]] 三鷹店<br />
<br />
;中規模[[スーパーマーケット]](括弧内の数字は売場フロア数)<br />
*[[サミット (チェーンストア)|サミット]]ストア三鷹市役所前店(1F)<br />
*サミットストア上連雀店(1F)<br />
*[[いなげや]]三鷹下連雀店(1F)<br />
*いなげや三鷹牟礼店(2F)<br />
*[[東急ストア]]三鷹センター店(2F)<br />
*[[三平ストア]]三鷹店(1F)<br />
*スーパーナカヤ三鷹店(1F)<br />
*[[生活協同組合コープみらい|コープみらい]]下連雀店(1F)<br />
*コープみらい牟礼店(1F)<br />
*[[コモディイイダ]]三鷹店(2F)<br />
*[[グルメシティ]]三鷹中原店(1F)<br />
*[[オダキューOX]]三鷹台店(1F)<br />
*[[京王ストア]]野崎店(2F)<br />
*[[西友]]三鷹牟礼店(1F)<br />
*[[業務スーパー]]三鷹店(1F)<br />
*[[オオゼキ]]三鷹店(1F)<br />
;[[ホームセンター]]・[[家電量販店]]他<br />
*[[Jマート]]三鷹店(2F)<br />
*[[ホームピック]]三鷹店<br />
*[[上新電機]]三鷹店(2F)<br />
*[[ドン・キホーテ (企業)|ドン・キホーテ]]東八三鷹店<br />
*[[コジマ]]NEW三鷹店(1F/サミットストア三鷹市役所前店の2階フロア)<br />
*[[でんきち]]三鷹本店(2F)<br />
*スーパー[[オートバックス]]三鷹店(2F)<br />
*[[ナップス]]三鷹東八店(2F)<br />
*[[ピーシーデポコーポレーション|PCデポ]]三鷹店(1F)<br />
;かつて存在した店舗<br />
*第一パン三鷹店(上連雀8丁目)<br />
*[[ラオックス]]三鷹店(野崎4丁目):土地所有者の相続発生に伴い撤退<br />
*[[サトームセン]]三鷹電器館・三鷹パソコン館(野崎1丁目)<br />
*ジュピ三鷹店(野崎1丁目)<br />
*ドアーズ三鷹店(野崎1丁目)<br />
*[[シヅオカヤ]]三鷹店(下連雀3丁目)<br />
*[[長崎屋]]三鷹店(下連雀3丁目) :建物はそのまま[[丸正チェーン商事|丸正]]三鷹駅前店へ<br />
*ママズプレート(丸正)三鷹駅前店(下連雀3丁目):2013年10月閉店<br />
*[[イトーヨーカ堂]]三鷹店(下連雀3丁目)<br />
*オダキューOX三鷹牟礼店(1F)(牟礼2丁目):Odakyu MARTへ名称変更→2013年春閉店<br />
*オダキューOX三鷹野崎店(1F)(野嵜3丁目):Odakyu MARTへ名称変更→2013年春閉店<br />
<br />
=== 工業 ===<br />
[[太平洋戦争]]前の[[1933年]]に正田飛行機と三鷹航空、[[1937年]]に[[日本無線|日本無線電信電話]]、[[1941年]]に[[中島飛行機]]三鷹研究所といった[[軍需産業]]関連の[[工場]]が多く開設された。また[[1939年]]には[[調布飛行場]]の開設とともに国立中央航空研究所が設置された。下請けの工場も多くあり、開戦により軍需産業は潤い工場従事者の増加によりこの時期に[[人口]]も大きく増加する。[[戦後]]は通信や[[自動車]]関連に転換して操業した工場が多いが、より[[郊外]]に移転する工場が多く出て[[宅地]]化が進んだ。また、[[バブル景気|バブル]]期の[[土地]]売却による移転や[[バブル崩壊]]後の[[不景気]]、国内[[需要]]の頭打ちによる閉鎖などにより、市内の大規模工場はほとんど姿を消した。現在は日本無線や[[三鷹光器]]など、先端技術系の工場が一部存在している。<br />
<br />
==== 市内に本社を置く主な企業 ====<br />
*アズロネット - [[ジャンケンマン (アーケードゲーム)|ジャンケンマン]]のメーカー。<br />
*[[日立アロカメディカル]] - [[牟礼 (三鷹市)|牟礼]]にある[[医療機器]]メーカー。<br />
*[[ジェイコム武蔵野三鷹]](J:COM武蔵野・三鷹) - [[下連雀]]に[[本社]]がある、[[テレビ]]放送、[[インターネット]]、[[IP電話]]を業務とする[[ケーブルテレビ]]局。<br />
*[[ガイナックス]] - 下連雀に本社がある。主に[[アニメーション]]制作、販売などを行っている。<br />
*[[ジャムコ]] - 航空機の内装品製造等を手がけるメーカー。本社は[[大沢 (三鷹市)|大沢]]にあり、調布飛行場に隣接している。<br />
<!--*[[東京精密]] - 下連雀に本社がある。ウェハープローバ([[半導体試験装置]])で世界シェアトップ。--><br />
*[[ぴえろ]] - アニメーション製作。本社は下連雀にある。<br />
*[[三鷹光器]] - [[野崎 (三鷹市)|野崎]]に本社がある。[[宇宙]]観測用の機器では世界でも最上級の技術を持つと評価されている。<br />
*[[いずみ書房]] - 井の頭に本社がある。幼児向け[[英語]]教材、知育玩具などの開発・販売を行う。<br />
<br />
==== 市内に事業所を置く主な企業 ====<br />
*[[NTTデータ]] - 下連雀に事業所を置く。[[日本年金機構]]三鷹分室はこの中にあり、NTTデータが業務を受託している。<br />
*化研生薬 - 下連雀に本社、三鷹工場がある。<br />
*[[ジェーシービー]] - 下連雀に事務処理センターがある。<br />
*[[セコム]] - 下連雀に開発センタ、SCセンタがある。<br />
*[[日本無線]] - 下連雀に三鷹製作所がある。<br />
*[[富士重工業]] - 大沢に東京事業所があるが、技術開発が中心であり、製造部門はない。<br />
*[[能美防災]] - 牟礼に三鷹工場がある。<br />
<br />
==== かつて市内に本社・事業所があった企業 ====<br />
*[[カネコ]] - 下連雀に本社・事業所があった、[[ゲームソフト]]の製作、アミューズメント事業。ビル内に[[ゲームセンター]]「FRONT ROW」を運営、同店[[サテライトスタジオ]]から[[エフエムむさしの|むさしのFM]]の番組を生放送していた。<br />
<br />
=== 農業 ===<br />
* [[武蔵野台地|武蔵野]]地域の[[特産品]]である[[ウド]]、近年特産品として知られるようになった[[キウイフルーツ]]、また、[[カリフラワー]]、[[ブロッコリー]]も[[栽培]]されている。主に、[[野菜]]、[[花き]]、[[果樹]]等を生産する[[市街地]][[農業]]が営まれている。市全域の農協業務は[[東京むさし農業協同組合]](JA東京むさし)が執り行っている。市域のほとんどが水利に乏しい[[武蔵野台地]]の中位面上に位置しているため、元来[[水田]]耕作には向いておらず、かつては大沢、牟礼、新川の一部にあった[[稲作]][[農家]]も現在は存在していない。市内に残る唯一の水田(大沢)は、市有地化され市域の小学生等を対象とした農業体験用のものとなっている。<br />
* 総農家数は306戸で、この内、販売農家は237戸、自給的農家は69戸である。販売農家を専兼業別にみると専業農家は69戸、兼業農家は168戸となっている。農業[[収入]]が農業外収入より多い第一種兼業農家は11戸、農業外収入の比率のほうが高い第二種兼業農家は157戸である。農家の農業収入は平均すると概ね300万円以下と推測されるが、[[不動産]]賃貸収入等の農業外収入により非常に裕福な世帯が多い。(2005年農林業センサス)<br />
* [[1974年]]制定の生産緑地法に基づいて導入された[[生産緑地地区]]は、市の方針により、都内でも高い指定率となっている。近年では土地所有者の[[高齢化]]や[[相続]]による指定解除によりその指定面積は年々減少傾向にある。1995年に188.44ヘクタールあった生産緑地地区の指定面積は、2007年には160.81ヘクタールとなっている。<br />
<br />
== 国の施設 ==<br />
*国の機関<br />
**[[消防庁]][[消防大学校]][[消防研究センター]](中原)(ただし、対外的に所在地を呼称するときは、消防大学校の本体が所在している[[調布市]]深大寺東町と表記する)<br />
**三鷹[[労働基準監督署]](下連雀)<br />
**三鷹[[公共職業安定所]](下連雀)<br />
*[[大学共同利用機関法人]]<br />
**[[自然科学研究機構]][[国立天文台]](大沢)<br />
*[[独立行政法人]]<br />
**[[宇宙航空研究開発機構]][[調布航空宇宙センター|調布航空宇宙センター飛行場分室]](大沢)<br />
**[[海上技術安全研究所]](新川)<br />
*[[特殊法人]]<br />
**[[日本政策金融公庫]]<br />
***三鷹支店(下連雀)<br />
***国民生活事業本部三鷹情報システムセンター(上連雀)<br />
*宿舎<br />
**[[厚生労働省]]吉祥寺宿舎(井の頭) - 2008年度に売却。<br />
**厚生労働省三鷹宿舎(下連雀)<br />
**[[最高裁判所 (日本)|最高裁判所]]三鷹宿舎(下連雀)<br />
**[[農林水産省]]三鷹寮(井口)<br />
**[[関東財務局]]牟礼住宅(牟礼)<br />
**関東財務局三鷹第2住宅(新川)<br />
**関東財務局三鷹第3住宅(新川)<br />
**[[国立国際医療センター]]三鷹宿舎(下連雀)<br />
**東京大学大沢職員宿舎(大沢)<br />
**[[日本銀行]]三鷹家族寮(上連雀)<br />
**日本銀行下連雀家族寮(下連雀)<br />
**日本銀行三鷹寮(井口)<br />
<br />
== 公共施設 ==<br />
=== 公園 ===<br />
*[[井の頭恩賜公園]] - [[武蔵野市]]にまたがる。<br />
*[[野川公園]] - [[調布市]]と[[小金井市]]にまたがる。<br />
*[[武蔵野の森公園]] - [[府中市 (東京都)|府中市]]と[[調布市]]にまたがる。<br />
*玉川上水緑道 - [[玉川上水]]沿いの緑地。[[福生市]]、[[昭島市]]、[[立川市]]、[[小平市]]、[[武蔵野市]]および本市の6市にまたがる[[東京都立公園|都立公園]]。<br />
*牟礼の里公園(牟礼)- 市の最高標高地点(標高65.6m)付近に位置する。<br />
*新川丸池公園(新川) - 仙川沿いの湧水池「丸池」を復活。<br />
*仙川公園(新川) - [[北村西望]]が制作した[[平和祈念像]]の縮小版「平和の像」がある。<br />
<br />
=== 博物館・美術館 ===<br />
*三鷹市立アニメーション美術館(通称「[[三鷹の森ジブリ美術館]]」、下連雀) - [[井の頭恩賜公園]]西園内にある。<br />
*三鷹市美術ギャラリー(下連雀・三鷹コラル5F)<br />
*[[山本有三]]記念館(下連雀) - 山本有三の旧邸。現在は記念館として一般公開されている。<br />
*[[湯浅八郎記念館]](=[[国際基督教大学]]博物館、大沢) - 大学内に1982年6月開館。<br />
*中近東文化センター付属博物館(大沢)<br />
*[[太宰治]]文学サロン(下連雀) - 太宰ゆかりの伊勢元酒店(三鷹市職員の実家)跡地マンション内にオープン。<br />
<br />
=== ホールなど ===<br />
*[[三鷹市公会堂]](野崎)<br />
*三鷹市芸術文化センター(上連雀)-三鷹図書館跡地に建設。中/小ホール及び器楽練習室等を備える。<br />
*みたか井心亭(下連雀)<br />
<br />
=== 図書館 ===<br />
*三鷹図書館本館(上連雀)<br />
*下連雀図書館(下連雀)<br />
*東部図書館(牟礼)<br />
*西部図書館(大沢)<br />
*三鷹駅前図書館(下連雀)<br />
*南部図書館みんなみ(新川)<br />
*[[移動図書館]]ひまわり号<br />
<br />
=== 児童館 ===<br />
*東児童館(牟礼)<br />
*西児童館(深大寺)<br />
*むらさき子どもひろば(下連雀)<br />
<br />
=== 総合医療機関 ===<br />
*[[杏林大学医学部付属病院]]<br />
*三鷹中央病院<br />
*井の頭病院<br />
<br />
=== スポーツ施設 ===<br />
*市民総合体育館(野崎) - 第一[[体育館]]と、屋内[[プール]]や和洋弓場などの施設がある第二体育館からなる。年間利用者は約12万9000人(2005年度)。<br />
*井の頭恩賜公園西園競技場・テニスコート(下連雀)<br />
*新川テニスコート(新川)<br />
*大沢総合グラウンド(大沢)<br />
*井口特設グラウンド(井口)<br />
*大沢野川グラウンド(大沢)<br />
*北野スポーツ広場(北野)<br />
*MTSテニスアリーナ三鷹(下連雀)<br />
<br />
=== 市政関連 ===<br />
*三鷹市役所<br />
*三鷹市市政窓口(三鷹駅前(下連雀)・三鷹台(井の頭)・西部(野崎)・東部(中原))<br />
*コミュニティセンター(井口・井の頭・新川・中原・連雀・駅前・牟礼・大沢)<br />
*三鷹市市民協働センター(下連雀) - 元東京都三鷹労政会館<br />
<br />
=== その他 ===<br />
*[[三鷹郵便局]](野崎) - 市役所隣、旧集配郵便局。 <br />
*[[中近東]]文化センター - 中近東文化の研究施設。1979年に出光佐三により作られた。建築は[[岡田新一]]が設計。<br />
*社会教育会館(下連雀)<br />
*東社会教育会館(牟礼)<br />
*西社会教育会館(深大寺)<br />
*三鷹産業プラザ(下連雀)- SOHOの拠点、三鷹市特産品、ポキ(Poki)グッズの販売<br />
*三鷹商工会館(下連雀)<br />
*三鷹国際交流協会(MISHOP)(下連雀)<br />
*[[三鷹ネットワーク大学]](下連雀) - 三鷹駅前<br />
*みたか都市観光協会(下連雀) - 三鷹駅前<br />
<br />
== 住宅団地 ==<br />
* 三鷹駅前第一団地(下連雀 市街地住宅 1963年 現存 譲渡返還)<br />
* 三鷹駅前第二団地(下連雀 市街地住宅 1963年 現存 譲渡返還)<br />
* 都市再生機構三鷹台団地 : 三鷹都市計画事業(一団地の住宅施設), 牟礼、1962年 一部建替え工事中)<br />
* [[牟礼団地]] (牟礼、旧日本住宅公団、準郊外団地、賃貸490 分譲160 1956年 分譲棟のみ現存)<br />
* 都営牟礼四丁目アパート(牟礼、1975年)<br />
* 都営牟礼六丁目アパート(牟礼、1995年)<br />
* 新川団地(新川、1959年)<br />
* 新川・島屋敷通り団地<br />
* 都営新川一丁目アパート(新川、1994年)<br />
* 都営新川五丁目アパート(新川、1999年-2003年)<br />
* 都営中原三丁目団地 : 三鷹都市計画事業(一団地の住宅施設), 中原、1992年-1995年)<br />
* 都営中原四丁目第1アパート(中原、1973年-1974年)<br />
* 都営中原四丁目第2アパート(中原、1973年)<br />
* 都営井の頭三丁目アパート(井の頭、1977年)<br />
* 都営井の頭四丁目アパート(井の頭、1989年)<br />
* 都営井の頭五丁目アパート(井の頭、1972年)<br />
* 都営井の頭五丁目第2アパート(井の頭、1993年)<br />
* 都営井口二丁目第1アパート(井口、1987年)<br />
* 都営井口二丁目第2アパート(井口、1987年)<br />
* 都営三鷹井口アパート(井口、1985年)<br />
* 都営井口五丁目アパート(井口、1987年)<br />
* 都営下連雀一丁目アパート(下連雀、1973年-1991年)<br />
* 都営下連雀六丁目第2アパート(下連雀、2004年-2007年)<br />
* 都営下連雀六丁目アパート(下連雀、1971年-1973年)<br />
* 都営下連雀七丁目第2アパート(下連雀、1977年-1979年)<br />
* 都営下連雀アパート(下連雀、1965年-1971年)<br />
* 都営下連雀七丁目アパート(下連雀、1970年-1992年)<br />
* 都営下連雀九丁目アパート(下連雀、1971年-1972年)<br />
* 都営上連雀一丁目アパート(上連雀、1981年)<br />
* 都営上連雀六丁目アパート(上連雀、1970年-1989年)<br />
* 都営上連雀七丁目アパート(上連雀、1971年-1972年)<br />
* 都営上連雀七丁目第2アパート(上連雀、1974年-1977年)<br />
* 都営上連雀九丁目アパート(上連雀、1976年)<br />
* 都営上連雀九丁目第2アパート(上連雀、1978年-1980年)<br />
* 都営三鷹深大寺アパート(深大寺、1977年-1981年)<br />
* 都営三鷹深大寺第3アパート(深大寺、1991年)<br />
* 都営三鷹深大寺第2アパート(深大寺、1983年)<br />
* 都営三鷹大沢二丁目アパート(大沢、1970年-1971年)<br />
* 都営三鷹大沢二丁目第2アパート(大沢、1986年)<br />
* 都営三鷹大沢四丁目アパート(大沢、1978年-1983年)<br />
* 都営野崎吉野東アパート(野崎、1974年)<br />
* 都営野崎アパート(野崎、1974年)<br />
<br />
== 警察・消防 ==<br />
=== 警察署 ===<br />
*[[警視庁]][[三鷹警察署]]<br />
<br />
=== 消防署 ===<br />
*[[東京消防庁]]三鷹消防署(新川6-28-14)[[化学機動中隊]]・はしご隊1・指揮隊1・[[救急隊]]1<br />
**下連雀出張所(下連雀4-15-28)[[東京消防庁#特別消火中隊 (A-one Fire unit)|特別消火中隊]]・救急隊1<br />
**大沢出張所(大沢3-9-17)ポンプ中隊・救急隊1<br />
**牟礼出張所(牟礼2-6-17)ポンプ中隊・資材輸送隊・救急隊無<br />
<br />
== 地域放送 ==<br />
*[[コミュニティ放送|コミュニティFM局]] - [[エフエムむさしの|むさしのFM]](78.2MHz)<br />
:月〜金曜に三鷹市提供の広報番組『'''おはよう三鷹市'''』を放送している。<br />
:また、開局時から1年間[[カネコ]]本社ビルの[[サテライトスタジオ]]から公開番組を生放送していた。<br />
*[[ケーブルテレビ]] - [[ジェイコム武蔵野三鷹]]([[ジュピターテレコム|J:COM]]武蔵野・三鷹)<br />
:「J:COMチャンネル」([[日本の地上デジタルテレビ放送|地デジ]]11ch)で『'''みる・みる・三鷹'''』という三鷹市広報番組を放送。<br />
:この他、三鷹駅南口に[[ライブカメラ]]を設置しており、J:COMチャンネル『デイリー武蔵野三鷹』のエンディング等で映像を見ることができる。<br />
<br />
== 観光 ==<br />
=== 観光スポット ===<br />
*[[井の頭恩賜公園]]<br />
*[[山本有三]]記念館<br />
*[[三鷹の森ジブリ美術館]]<br />
*三鷹の水車「しんぐるま」 - 武蔵野(野川流域)の[[水車]]経営農家<br />
*[[出山横穴墓群]]第8号墓保存公開施設<br />
*[[国立天文台三鷹キャンパス]]<br />
*諏訪[[クワガタムシ|クワガタ]]昆虫館<br />
*[[湯浅八郎記念館]]([[国際基督教大学]]内/民芸品博物館)<br />
*[[野川公園]]<br />
*新川丸池の里<br />
*風の散歩道 - [[三鷹駅]]南口から万助橋を結ぶ[[玉川上水]]沿いの[[道路]]。<br />
*三鷹陸橋(三鷹電車庫跨線橋) - 中央線に架かる[[1929年]](昭和4年)竣工の[[跨線橋]]。[[三鷹車両センター]]の広大な敷地を眺望できる。[[太宰治]]が度々友人を案内したという。<br />
*太宰治文学サロン<br />
*玉川上水緑道<br />
*堀合(ほりあわい)遊歩道 - 旧[[日本国有鉄道|国鉄]]グリーンパーク線跡地に作られた桜並木の遊歩道。<br />
''[[#公共施設|公共施設]]の項も参照。''<br />
<br />
=== まちおこし・地域おこし ===<br />
; Poki(ポキ)<br />
: [[三鷹の森ジブリ美術館]]開館時に[[宮崎駿]]によりデザインされた三鷹市のマスコットキャラクター。三鷹市の[[第三セクター]]、株式会社まちづくり三鷹が[[スタジオジブリ]]から使用許諾権及び再許諾権を取得しており、市のポスターやPR活動、特産品等の包装へ使用されている。Poki(ポキ)という名称は一般公募によって決定された。市の特産品を集めた「ポキショップ風の駅」が同美術館へ至る途上にある。<br />
; ミルキィホームズ<br />
: 「[[探偵オペラ ミルキィホームズ|ミルキィホームズ]]」は、[[ブシロード]]が展開するメディアミックス企画「[[Project MILKY HOLMES]]」のキャラクターである。三鷹市、および、みたか都市観光協会のキャラクターとして採用された<ref name="mynavi20110622">「『探偵オペラミルキィホームズ』が三鷹市の観光協会ポスターに採用」『[http://news.mynavi.jp/news/2011/06/22/086/ 『探偵オペラミルキィホームズ』が三鷹市の観光協会ポスターに採用 | ホビー | マイナビニュース]』[[マイナビ]]、[[2011年]][[6月22日]]。</ref>。一例として、ミルキィホームズのメンバーが三鷹市の名所旧跡を訪れる様子を描いたポスターを作成しており、それらをイベントにて配布するなどの活動が実施されている<ref name="mynavi20110622"/>。<br />
; 既存著作物を活用した広報活動<br />
: 三鷹市役所でも、各部において既存著作物を活用した広報活動が行われている。三鷹市水道部では1990年-2000年にアニメ『[[新世紀エヴァンゲリオン]]』や、他の作品に登場する[[キャラクター]]を使用した広報ポスターを複数種作成した。また、建築指導課では2009年に漫画・アニメ作品『[[とらドラ!]]』のキャラクターを使用し、建築物の[[完了検査申請|完了検査]]を受けるよう呼びかけた<ref>大野潤三「[http://www.yomiuri.co.jp/e-japan/tokyo23/news/20090319-OYT8T00123.htm 三鷹市ポスター 困惑の人気]」『読売新聞』2009年3月19日。</ref>。<br />
; 地域商品券<br />
: 東京都の「新・元気を出せ!商店街事業」補助金<ref>東京都産業労働局 http://www.sangyo-rodo.metro.tokyo.jp/shoko/josei_shotengai.html</ref> により地域商品券事業を実施し「三鷹むさらき商品券」を発行している。<br />
; 『地域産業おこしに燃える人』選定<br />
: 2003年9月、内閣官房及び経済産業省が選定する『地域産業おこしに燃える人』33人に三鷹市から堀池喜一郎(NPO法人 シニアSOHO普及サロン・三鷹代表理事)らが選ばれる<ref>「[http://www.kantei.go.jp/jp/kakugikettei/2003/0917moeru.html 地域産業おこしに燃える人]」首相官邸、2003年9月17日。</ref>。<br />
<br />
=== 名所・旧跡 ===<br />
*鷹場標石 - 一説には、三鷹の地名の由来になったともいわれる[[尾張徳川家]]の鷹場区域を示す石杭。市役所敷地内(野崎)のほか4基が市内に現存する。<br />
*[[黄檗宗]]霊泉山[[禅林寺 (三鷹市)|禅林寺]](下連雀) - [[太宰治]]、[[森鴎外]]の墓がある。<br />
*[[天台宗]][[大盛寺]](井の頭) - 別院(牟礼)に[[三木露風]]の墓がある。<br />
*井の頭弁財天尊堂(井の頭) - 初代・[[歌川広重]]の「[[名所江戸百景]]」にも描かれている[[弁財天]]。井の頭池西端の島にある。<br />
*[[新義真言宗]]神龍山開宮寺井口院(上連雀) - 三鷹不動尊とも呼ばれる。多摩地域の[[真言宗]]88寺院で構成される「多摩新四国八十八ヶ所霊場」の第3番札所。<br />
*[[曹洞宗]]大原山[[春清寺]](新川) - [[織田信長]]の家臣だった[[柴田勝家]]の孫・[[柴田勝重]]の墓がある。<br />
*[[新義真言宗]]応神山長久寺(大沢) - 市内に残っている鷹場標石のうちの1本が境内に保存されている。<br />
*[[曹洞宗]]大沢山[[龍源寺]](大沢) - [[近藤勇]] の墓がある。<br />
*[[八幡大神社 (三鷹市)|八幡大神社]](下連雀) - 境内に市の[[天然記念物]]に指定されている[[スダジイ]]の御神木がある。<br />
*牟礼神明社(牟礼) - 井の頭弁財天への道標でもあった[[灯籠|石灯籠]]「巳待講燈籠(みまちこうとうろう)」が保存されている。<br />
*大鷲神社(井口) - [[武者小路実篤]]の揮毫による社名碑がある。<br />
*勝渕神社(新川) - [[徳川家康]]に仙川郷(上仙川・中仙川)を与えられた[[柴田勝重]]が、祖父である[[柴田勝家]]の黄金の兜を埋めて祀ったといわれる。<br />
*石造庚申供養塔(中原) - 1666年(寛文6年)に建立された市内で最古の[[庚申塔]]。<br />
*[[天文台構内古墳]] - 国立天文台三鷹キャンパス構内にある[[上円下方墳]]。<br />
*国際基督教大学泰山荘 - 国の[[登録有形文化財]]。<br />
*[[出山横穴墓群]]8号墓 - 東京都の史跡である[[横穴墓]]<br />
<br />
=== 祭・イベント ===<br />
*三鷹市民駅伝大会 - 2月<br />
*三鷹の森アニメフェスタ - 3月<br />
*みたか商工まつり - 7月<br />
*三鷹[[阿波踊り]] - 8月<br />
*八幡大神社例大祭 - 9月<br />
*ガーデニングフェスタ - 10月<br />
*みたかスポーツフェスティバル - 10月<br />
*三鷹国際交流フェスティバル MISHOP - 10月<br />
*三鷹の森フェスティバル - 10月<br />
*丸池わくわくまつり - 10月<br />
*牟礼の里公園秋まつり - 10月<br />
*大沢の里秋まつり - 11月<br />
*三鷹市市民文化祭 - 11月<br />
*三鷹市農業祭 - 11月<br />
<br />
=== 名物・特産品 ===<br />
*[[キウイフルーツ]]<br />
*キウイ[[ワイン]]<br />
*キウイ[[ようかん]]<br />
*[[ウド]]<br />
''[[#農業|農業]]の項も参照。''<br />
<br />
== 出身人物 ==<br />
=== 実業家 ===<br />
*[[飯島藤十郎]] - [[山崎製パン]]創業者<br />
*[[田中良和]] - [[GREE]]開発者<br />
<br />
=== 文化 ===<br />
*[[東浩紀]] - [[哲学]]者、文芸評論家<br />
*[[岡田惠和]] - [[脚本家]]<br />
*[[悟東あすか]] - 漫画家<br />
*[[天野慶]] - 歌人<br />
*[[スージー甘金]] - イラストレーター<br />
*[[津島佑子]] - 小説家。[[太宰治]]の次女<br />
*[[篠塚和正]] - [[薬理学者]]<br />
<br />
=== 芸能 ===<br />
*[[林家木久蔵 (2代目)|林家木久蔵]] - [[落語家]]<br />
*[[ともさかりえ]] - [[俳優|女優]]、出生地は[[長野県]][[長野市]]<br />
*[[天宮良]] - [[俳優]]<br />
*[[樋口智恵子]] - 声優<br />
*[[木村了]] - [[俳優]]<br />
*[[草村礼子]] - [[俳優|女優]]・[[ナレーター]]<br />
*[[ウエンツ瑛士]] - 歌手・タレント([[WaT]])<br />
*[[知華]] - [[モデル (職業)|モデル]]<br />
*[[KUROKO]] - タレント<br />
*[[青樹泉]] - 女優。元[[宝塚歌劇団]][[月組 (宝塚歌劇)|月組]]男役<br />
*[[田辺修斗]] - 俳優<br />
*[[本田翼]] - モデル・女優<br />
*[[菊谷知樹]] - ミュージシャン。菊谷宏樹の実弟。<br />
*菊谷宏樹 - [[テレビ神奈川|tvk]]の音楽バラエティ番組[[saku saku]]のディレクター。<br />
*[[大野智]] - [[アイドルグループ]] [[嵐 (グループ)|嵐]]のメンバー。 歌手・タレント・俳優<br />
<br />
=== 放送 ===<br />
*[[竹内こまえ|竹内駒英]] - [[山陰中央テレビジョン放送]]のアナウンサー<br />
*[[茂野えり子]]{{要検証|date=2011年9月}} - 元[[NHK宇都宮放送局]]のアナウンサー<br />
*高橋昌廣 - [[日本放送協会|NHK]]エグゼクティブ・プロデューサー、井の頭4丁目在住<br />
*[[倉持隆夫]] - [[日本テレビ放送網|日本テレビ]]元アナウンサー<br />
<br />
=== スポーツ ===<br />
*[[三鷹山昌吾]] - 元[[大相撲力士]]<br />
*[[矢野謙次]] - 読売巨人軍選手 <br />
*[[高江洲拓哉]] - 元プロ野球・[[中日ドラゴンズ]]選手(都立高出身投手初のプロ野球選手)<br />
*[[蝶野正洋]] - [[プロレスラー]]<br />
*[[多治見麻子]] - [[バレーボール]]選手<br />
*[[楠美圭史]] - [[日本プロサッカーリーグ|Jリーグ]]・[[東京ヴェルディ]]選手<br />
*[[中澤聡太]] - Jリーグ・[[セレッソ大阪]]選手<br />
*[[狩野舞子]] - バレーボール選手<br />
*[[狩野美雪]] - バレーボール選手、狩野舞子の姉<br />
*[[滝沢ななえ]] - バレーボール選手<br />
*[[栗原あゆみ]] - 女子プロレスラー<br />
*[[西尾美香]] - 女子プロレスラー<br />
*[[比留木謙司]] - プロ[[バスケットボール]]選手([[ナショナル・バスケットボール・リーグ (日本)|NBL]]・[[熊本ヴォルターズ]]所属)<br />
*[[小関桃]] - 女子プロボクシング世界チャンピオン<br />
<br />
=== ゆかりの人物 ===<br />
==== 居住者 ====<br />
*[[中山善郎]] - [[コスモ石油]]元名誉会長、晩年大沢に居住した。<br />
*[[菅直人]] - [[衆議院議員]]・第94代[[内閣総理大臣]]、高校時代から、婚姻により独立するまで、下連雀に[[居住]]した。<br />
*[[菅寿雄]] - [[セントラル硝子]]元会長、[[転勤]]による上京以降、下連雀に居住した。菅直人衆議院議員の父。<br />
*[[谷啓]] - 俳優・[[コメディアン]]・[[トロンボーン]]奏者([[大田区]]出身、1968年~他界まで大沢に居住)。<br />
*[[大川陽子]] - [[俳優|女優]]。河原崎健三夫人、深大寺に居住歴あり。<br />
*[[河原崎建三]] - [[俳優]]。深大寺に居住歴あり。<br />
*[[渡辺久信]] - [[埼玉西武ライオンズ]]シニアディレクター、前監督。大沢に居住していた時期がある。<br />
*[[吉村昭]] - [[歴史]][[小説家]]([[荒川区]]出身、井の頭に居住した)。<br />
*[[津村節子]] - 作家(吉村昭夫人、井の頭在住)。<br />
*[[杉浦茂]] - 漫画家(井の頭2丁目に居住した<ref>筑摩書房「少年漫画劇場 第5巻」奥付による。</ref>)。<br />
*[[加藤一二三]] - [[将棋]]棋士([[福岡県]]出身、下連雀在住)。<br />
*[[上原敬二]] - 大正・昭和期の[[造園]][[研究家]]。晩年は三鷹市に在住。<br />
*[[瀬戸内寂聴]] - [[僧侶]]、作家。下連雀4丁目に在住していた時期がある。<br />
*[[山本有三]] - [[小説家]]、[[戯曲]]家。[[名誉市民]]。下連雀2丁目に在住していた時期がある。<br />
*[[亀井茲建]] - [[実業家]]。[[政治家]][[亀井久興]]の父。<br />
*[[太宰治]] - [[小説家]]。晩年を下連雀2丁目で過ごす。<br />
*[[ミドリカワ書房]] - ミュージシャン。<br />
*[[神沢利子]] - [[児童文学]]作家。<br />
*[[野川さくら]] - [[声優]]、[[歌手]]。上連雀に在住歴あり。当地に住んでいた時代を歌った「三鷹市上連雀」(アルバム[[PoTeChi]]収録)なる楽曲がある。<br />
*[[川崎のぼる]] - [[漫画家]]([[大阪府]]出身)。<br />
*[[志村けん]]([[ザ・ドリフターズ]]) - [[コメディアン]]。(東村山町(当時)出身で知られるが牟礼在住。近年のコントで三鷹(牟礼)の名が出ることがある。)<br />
*[[布施明]] - [[歌手]](実家は[[滋賀県]][[蒲生郡]][[日野町 (滋賀県)|日野町]])。<br />
*[[吉田孝司]] - 元プロ野球・読売巨人軍選手([[兵庫県]]出身)。<br />
*[[高田繁]] - [[プロ野球]]・[[横浜DeNAベイスターズ]]ゼネラルマネージャー。元[[読売ジャイアンツ|読売巨人軍]]選手(大阪府出身)。<br />
*[[ひし美ゆり子]] - [[女優]]。『[[ウルトラセブン]]』の「友里アンヌ隊員」役で知られる。([[中野区]]出身)。<br />
*[[又吉直樹]]([[ピース (お笑いコンビ)|ピース]]) - [[お笑い芸人]]。下連雀2丁目に在住歴あり。<br />
<br />
==== その他 ====<br />
*[[東條英機]] - [[陸軍]][[大将]]。上連雀に遺族が在住。<br />
*[[阿南惟幾]] - 陸軍大将。下連雀に遺族が在住。<br />
*[[江利チエミ]] - 歌手。三鷹四小に通学歴あり。<br />
*[[ヒロシ]] - 元[[ホスト]]で知られる[[お笑い芸人]]。ホストをしていたのは市内の店。<br />
*[[金子修介]] - [[映画]]監督。三鷹四中、三鷹高校卒([[渋谷区]]出身)。<br />
*[[高橋マリ子]] - ファッションモデル、女優。三鷹二中卒([[サンフランシスコ]]出身)。<br />
*[[武者小路実篤]] - [[小説家]]、[[名誉市民]]。<br />
*[[福王寺法林]] - [[日本画]]家、名誉市民。<br />
*[[宮崎駿]] - [[スタジオジブリ]]代表、[[三鷹の森ジブリ美術館]]館主、名誉市民。<br />
*[[古在由秀]] - [[日本の天文学者の一覧|天文学者]]、[[文化功労者]]、名誉市民。<br />
<br />
== 大きな出来事 ==<br />
*[[三鷹事件]]<br />
*[[井の頭公園バラバラ殺人事件]]<br />
*[[牟礼事件]] - [[殺人]]・死体遺棄事件で、[[死刑]]確定後に[[冤罪]]を訴え続けたまま病死。<br />
*[[三鷹市居酒屋副店長強盗殺人事件]]<br />
*[[下連雀薬局内強盗殺人事件|下連雀薬局店内強盗殺人事件]]<br />
*三鷹市コミュニティセンター事件<br />
*[[阿南惟幾]]陸軍大将割腹(現場は陸軍大臣室)<br />
*市議会文教委員会ストリップ視察事件:[[1992年]]、行政視察先で[[ストリップティーズ|ストリップ]]見物をしたことが発覚。事件に関わった村治哲男([[日本共産党]])、中北良([[公明党]])の2市議が議員辞職、徳永弘行([[民社党]])、吉田武([[自由民主党 (日本)|自由民主党]])、榛澤茂量(自由民主党)の3市議が議会内役職辞任。吉野徳男委員長も責任をとって役職辞任。<br />
*[[太宰治]]入水自殺<br />
*三鷹市役所警備員拉致事件<br />
*[[8時だヨ!全員集合]] 記念すべき第1回放送(三鷹公会堂にて)<br />
<br />
== 賞歴 ==<br />
2005年6月14日、世界の116団体からなる[[非政府組織|非政府]]系の[[国際機関|国際組織]]、世界テレポート連合(WTA)の内部組織インテリジェント・コミュニティ・フォーラムは、2005年インテリジェント・コミュニティ・オブ・ザ・イヤーに三鷹市を選出した<ref>「[http://wwwsoc.nii.ac.jp/jasi/site/tushin/data/20-3.pdf 日本社会情報学会通信 Vol.20 No.3]」12-13ページ 日本社会情報学会、2005年8月10日。</ref>。<br />
<br />
== 脚注 ==<br />
{{脚注ヘルプ}}<br />
{{Reflist}}<br />
<br />
== 外部リンク ==<br />
; 行政<br />
* [http://www.city.mitaka.tokyo.jp/ 三鷹市]<br />
* {{Twitter|mitaka_tokyo|東京都三鷹市}}<br />
; 観光<br />
* [http://kanko.mitaka.ne.jp/ みたか都市観光協会]<br />
<br />
{{DEFAULTSORT:みたかし}}<br />
[[Category:東京都の市町村]]<br />
[[Category:北多摩地域]]<br />
[[Category:多摩地域]]<br />
[[Category:三鷹市|*]]</div>
防人
http://ja.yourpedia.org/mediawiki/index.php?title=%E8%B7%AF%E4%B8%8A%E7%94%9F%E6%B4%BB%E8%80%85&diff=382326
路上生活者
2020-01-17T13:29:42Z
<p>防人: SEOに熱心なMuttley (トーク) による編集を Tenrikyo による直前の版へ差し戻しました</p>
<hr />
<div>[[ファイル:Homeless - American Flag.jpg|right|250px|thumb|ホームレスの一人(アメリカ合衆国ニューヨーク)]]<br />
'''ホームレス'''({{lang-en-short|Homelessness}})は、狭義には様々な[[理由]]により定まった[[住居]]を持たず、[[公園]]・[[道路|路上]]を生活の場とする人々([[路上生活者]])、[[公共施設]]・[[河原]]・[[架橋]]の下などを[[起居]]の[[場所]]とし[[日常生活]]を営んでいる[[野宿者]]のこと。広義には、[[一時]][[施設居住]]や[[家賃滞納]]、[[再開発]]による立ち退き、[[ドメスティックバイオレンス]]のため[[自宅]]を離れなければならない人など[[住宅]]を失う[[危機]]にある人のこと。<br />
<br />
日本では狭義のホームレスは、「浮浪者」と呼ばれていた。しかし、「浮浪者」という言葉が差別的であるとして[[放送禁止用語]]とされたことにより、「ホームレス」という単語で呼び替えられることが多くなった。近年では更に「野宿生活者」「野宿者」「ハウジングプア」という呼称も使われるようになっている。<br />
<br />
なお、広義のホームレスは「野宿者」より広い意味で使われ、「[[ネットカフェ難民]]」や「[[日本マクドナルド|マック]]難民」と呼ばれる人々、[[車上生活者]]も含まれる。<br />
<br />
== 概要 ==<br />
[[日本]]の[[ホームレスの自立の支援等に関する特別措置法]]などの[[定義]]は非常に狭義で野宿者・路上生活者のみをホームレスと称している。<br />
<br />
さらに広義のホームレスの[[定義]]には野宿者・[[路上生活者]]と[[住宅]]を失う[[危機]]にある人に適切でない[[住居]]に[[居住]]する人([[危険]]だったり修理不能、大修理を要する住居、最低居住水準未満世帯)も含める。[[テント]]生活をしていても[[中東]]の[[ベドウィン]]や[[モンゴル]]の[[遊牧民]]、[[ロマ]]のような不定住民をホームレスとは呼ばない。金銭的事情等で住居を持てないものだけではなく、米国の実業家[[ハワード・ヒューズ]]のように、自らの意思でホームレスを選択する場合もある。[[ベトナム戦争]]期の[[アメリカ合衆国|アメリカ]]では、志願してホームレスになる若者が現れた。住所不定になれば、[[召集令状]]の送付先がなくなるからである。<br />
<br />
かつては[[乞食]]・[[ルンペンプロレタリアート|ルンペン]]などと呼ばれており、特に日本では浮浪者という名称が定着していたが、[[差別用語]]との指摘を受け、海外での同様な状況を指す英語の the homeless に由来する「ホームレス」という呼称がマスメディアを中心に外来語として定着した(とはいえ「ホームレス」も直訳すれば「家無し、宿無し」という意味であり、意味のない言い換えでしかない、とも言える)。<br />
<br />
[[高齢者]]のホームレスの場合、[[国民年金]]の掛け金を払っていた人に対しては[[年金]]が受給されるようになり、65歳を期にホームレスを脱することが出来る人もいる。<br />
<br />
=== 定住型と移動型 ===<br />
ホームレスは、定住型と移動型に分類される。<br />
* 定住型は、[[公園]]・駅舎などの公共の場を一定期間占拠し、段ボールハウスなどを設置して生活している。しばしば公共の場の不法占拠かどうかを巡り行政と対立する。<br />
* 移動型は、昼間は仕事をしていたり、公共施設などを転々として時間を過ごしていたりするが、夜間になると雨風を凌げる場所を探して[[睡眠]]をとっている。都市間を移動する漂泊型のホームレス([[行旅人]]の一種)も存在する。<br />
* 冬季は、[[凍死]]を避けるために夜間は起きて過ごし、日中、公共施設や駅構内などで睡眠をとる場合もある。<br />
<br />
=== 実態 ===<br />
[[ファイル:OsakaCastle-Homeless.jpg|thumb|200px|ホームレスのテント群<br/>[[大阪城公園]]]]<br />
[[日本]]でも、[[段ボール]]や[[ブルーシート]]等を資材としてテント・[[小屋]]掛けをしたりする者が増加し、新たな[[社会問題]]となっている。<br />
<br />
[[景気]]の状況によりホームレス人口の増減があり、[[バブル崩壊]]後の[[不況]]下でその数は増し、2003年1月~2月の厚生労働省調査では全国で25,296人に達していた。しかし、2007年1月の[[厚生労働省]]調査では景気が回復傾向にあるため、全国で18,564人と減少している<ref name="jittaigaiyou">{{cite book | title=ホームレスの実態に関する全国調査報告書の概要 | author=厚生労働省 | year=2007 | url=http://www.mhlw.go.jp/houdou/2007/04/h0406-5.html}}</ref>。<br />
<br />
中高年[[男性]]が95%を占めており<ref>http://www.scn-net.ne.jp/~shonan-n/news/030222/030222.html</ref>、平均年齢は57.5歳<ref name="jittaigaiyou"/>である。まれに[[子供]]を伴ったホームレスも確認されているが、開発途上国に見られるような子供単独のホームレス([[ストリートチルドレン]])は日本では顕在化していない(しかし、2007年に発刊されベストセラーとなった、お笑いコンビ「[[麒麟 (お笑いコンビ)|麒麟]]」の[[田村裕]]による著書『[[ホームレス中学生]]』において、一時公園で生活をしていたこと等を明かした事例もある)。<br />
<br />
厚生労働省が2007年6月~7月にかけて[[ネットカフェ難民]]の実態調査を初めて行い、全国で推定約5,400人のネットカフェ難民がいることがわかった<ref>{{cite book | title=日雇い派遣労働者の実態に関する調査及び住居喪失不安定就労者の実態に関する調査の概要 | author=厚生労働省 | year=2007 | url=http://www.mhlw.go.jp/houdou/2007/08/dl/h0828-1a.pdf}}</ref>。<br />
<br />
=== 地理的分布 ===<br />
ホームレスは、廃屋や[[山小屋]]等に無断で住み着いていたり、[[無人島]]のようなところでテント生活をしている者も含むので、[[都市]]のみに限定して分布しているわけではないが、実数としては大都市に多い。<br />
<br />
日本においては比較的冬が寒い東日本に9,225人<ref name="gaisuuchousa">{{cite book | title=第2部 ホームレス概数調査の結果 | author=厚生労働省 | year=2007 | url=http://www.mhlw.go.jp/houdou/2007/04/dl/h0406-5b.pdf}}6ページ</ref>(富山県、岐阜県、愛知県以西を西日本とした場合)、比較的冬が暖かい西日本に9,339人<ref name="gaisuuchousa"/>とほぼ同数で、気候条件と分布の相関はそれほどでもない。<br />
<br />
都道府県別では[[大阪府]]が最も多く4,911人<ref name="jittaigaiyou"/>、次いで[[東京都]]4,690人、[[神奈川県]]2,020人の順。市区別では[[東京23区]]が最も多く4,213人<ref name="jittaigaiyou"/>、次いで[[大阪市]]4,069人、[[川崎市]]848人の順となっている。<br />
<br />
=== 社会的背景 ===<br />
ホームレスに至るまでの経歴は人により様々であり、時代とともにその全体像が変移している。<br />
<br />
日本に関しては、如何に窮しようとも[[乞食|物乞い]]は恥ずべきことであるという気質もあり、路上で物乞いをする状態にあるホームレスは少なく、([[タバコ]]を1本せびる程度)また、法律上においても物乞いをすることは犯罪行為であり、軽犯罪法1条22号にて禁止されている。<br />
[[上野恩賜公園|上野公園]]のテント村で、ホームレス同士が[[結婚]]し、[[家庭]]を作りホームレスを脱した例もある。<br />
<br />
[[開発途上国]]等では社会の最[[貧困]]層の中に占めるホームレスの割合が高いものと考えられている。開発途上国のホームレスは家族単位で生活している場合が多く、独自の[[サブカルチャー]]を形成している。[[先進国]]型は高齢・単身世帯であり、社会における異端者・少数派としての地位をかこっている場合が殆どである{{要出典}}。<!--これは石原慎太郎の発言であったように記憶しておりますが。できれば出典を。<br />
<br />
日本の[[小泉純一郎]][[内閣総理大臣]]は在任中に「乞食・ホームレスでも[[新聞]]が読める」と発言した。日本のホームレスは比較的[[教育]]程度が高く、固定化した社会階層を形成していない。逆に言えば日本の場合高い教育水準にある人でも、ホームレスになりうるということである。--><br />
<br />
国や地域によっては、短期で貧困に陥りやすい[[移民]]や[[外国人労働者]]がホームレスとなる例も多く見られる。一例として、[[イギリス]]の首都[[ロンドン]]においては、そのホームレス人口のうちの3割が[[ポーランド人]]であると言われている<ref>[http://sng.edhs.ynu.ac.jp/lab/hasegawa/ynu/europe.pdf 第 2 回レポートの結果]</ref>。<br />
<br />
=== 支援 ===<br />
西日本、特に[[大阪]]では、主にキリスト教系の[[宗教団体]]や[[ボランティア]]組織が多く、それらが炊き出しや援助を行うことがある。<br />
<br />
[[2002年]]8月[[ホームレスの自立の支援等に関する特別措置法]]が施行され、国による本格的な支援が始まり、[[2003年]]2月には[[厚生労働省]]による初の全国調査が行われた。<br />
<br />
== 過程・背景 ==<br />
ホームレスに身を落とす経緯は千差万別である。ホームレス同士がその経緯を相互に詮索することは[[タブー]]視される{{要出典}}。一般社会からの乖離(かいり)・疎外が見受けられ、経済的背景と個人的背景が複雑に交絡・交錯している。<br />
<br />
失業し住居を失った男性は「働くことが可能」「弱者ではない」と福祉担当者に判断され[[生活保護]]を受けられないため、路上生活・野宿生活を余儀なくされる。女性は都道府県により設置される[[婦人保護施設]]や民間の[[駆け込み寺]](女性団体のシェルター)、子供の場合は[[児童福祉施設]]など受け入れ施設がある。このような[[男女差別]]意識のある社会環境が、男性に野宿生活や[[自殺]]が圧倒的に多い要因となっている{{要出典}}。<br />
<br />
=== 経済的背景 ===<br />
[[失業]]あるいは事業の失敗・[[倒産]]などにより経済破綻することで、[[住居]]を最終的に失う場合が多い。ホームレス増加の背景は、景気の長期悪化による影響('''景気変動''')の他、[[第二次産業]]の単純労働の需要の減少や、働き方の変化に伴って[[第二次産業]]労働における[[派遣社員]]([[アウトソーシング]])や[[業務請負]]登録労働者、[[外国人労働者]]の増加、さらに[[日雇い]]労働の[[アルバイト]]化によって、若くて安価な安定労働力が供給されるようになったことである。その結果、年齢の高い単純労働者は職を失いホームレスになる傾向がある。失業や倒産をした場合、以前であれば建設日雇や住み込み店員になることが可能であったが、最近ではそうした道が閉ざされてしまったことがホームレスの増大を招いている。住み込みで働いていた場合、失業がそのままホームレスになることにつながる。<br />
<br />
=== 闇金融被害 ===<br />
[[ヤミ金融]]被害によってホームレスにならざるを得なくなる例も報告されている。非合法な取立や嫌がらせにより、家庭と別離し、路上を漂流する人たちもいる。2005年1月9日の産経新聞の記事にも出ているが、中には、数万円を業者から借りたところ、次々に借り換えさせられ、親兄弟まで取り立てが行き、百万円にもなって、路上生活をして身を隠している例などが報告されている{{要出典}}。こういったホームレスは、定職につきたくても、新しい職場にイヤガラセなどを闇金融業者などが行うため、まともに仕事につくことができない。<br />
<br />
=== 個人的背景 ===<br />
個人的背景によるホームレスの達成には、家族関係の悩みや[[ギャンブル]]依存・[[アルコール]]依存など精神疾病を抱えている場合、自分から家を飛び出し[[家族]]と別離する場合、夫の浮気や離婚・配偶者からの暴力、親から[[勘当]]される場合がある。<br />
<br />
そして、親族との連絡が絶たれた状態を何十年も続けることとなる。<br />
<br />
== 歴史 ==<br />
=== 先史時代 ===<br />
ホームレスの発生は、[[戸籍]]や[[税]]との関係が深い。<br />
* [[狩猟]]・採集や[[農耕]]開始時代には、集落構成員との間でいさかいが起きて集落外に追われたとしても、所有されていない土地が多くあったため、自力で食べ物を得る方法が見つかれば、雨風を凌げる適当な建物や洞穴などに住み着くことで生き長らえることが出来た。<br />
* この時代においては「ホームレス」という言葉は意味をなさない。<br />
* また、古代国家の成立後、[[豪族]]支配下の[[農業]]従事者も、その枠外に逃げ出したとしても、所有されていない山間部の[[土地]]に隠れ住むことでホームレス化することは無かった。<br />
<br />
=== 近代以前 ===<br />
日本における本格的なホームレス発生は、[[大化の改新]]以後である。<br />
* [[中央集権]]体制により、[[農民]]による[[土地]]の私有が禁じられ([[公地公民制]])、[[班田収授]]の法により戸籍作成と[[税法]]が[[国]]に一本化されると、[[租庸調]]を戸主が都まで自力で[[納税]]しに来なくてはならなくなった。<br />
* このとき、旅費は自腹であったため、往復分の旅費が調達できなかった者は都の路上に留まったり、路上で[[行き倒れ]]になったりし、いわゆるホームレスが大量に発生した。<br />
* 不作の年や[[飢饉]]の際には、土地を手放して山や[[寺院|寺]]に逃げ込む者が続出し(戸籍からの離脱)、都もホームレスであふれかえった。<br />
* これらのホームレスの救済に立ち上がった者として[[行基]]が有名だが、[[国民]]の9割以上が農民だった[[明治|明治時代]]まで、ホームレスは都市につきものとなった。<br />
* [[帰農令]]が出されて農村にホームレスを帰す政策がなされることもあったが、一度都市生活をしてしまうとなかなか農業に戻ることは出来ず、江戸時代には、[[江戸]]佃島に職業訓練施設が建設され、ホームレスからの脱皮を促す試みもされた。<br />
<br />
西洋におけるホームレスはキリスト教と深くかかわりがある。[[宗教改革]]以前、[[修道院]]や[[ギルド]]などは自発的に「貧しき人々」への救済を行った。[[キリスト教]]の伝統は、貧しいことは神の心にかなうこととされ、そうした人々に手を差し伸べることは善行とされた。しかし宗教改革はこうした救貧のありかたを一変させ、[[マルティン・ルター]]が[[1520年]]に発表した『ドイツ貴族に与える書』で「怠惰と貪欲は許されざる罪であり、怠惰の原因として物乞いを排斥し、労働を神聖な義務である」とした。都市は責任を持って「真の貧民」と「無頼の徒」を峻別して救済にあたる監督官をおくことを提唱した。[[ジャン・カルヴァン|カルヴァン]]は『[[キリスト教綱要]]』で[[パウロ]]の「働きたくない者は食べてはならない」という句を支持し、無原則な救貧活動を批判した。<br />
<br />
こうした思想はイングランドに持ち込まれ、[[囲い込み]]などによって増えつつある貧民への視線は神とのかかわりにおいて罪と見なされるようになった。16世紀に始まった救貧活動はこの観点からなされ、1531年、王令によって貧民を、病気等のために働けない者と怠惰ゆえに働かない者に分類し、前者には物乞いの許可をくだし、後者には鞭打ちの刑を加えることとした。また矯正院(ブライドウェル)の実態は健常者に強制労働を強いる[[強制収容所]]・[[刑務所]]と変わらない状態にあった。(⇒[[救貧法]])<br />
<br />
=== 近代以降 ===<br />
明治の[[産業革命]]以降は、[[景気]]とホームレスの増減が連動するようになる。<br />
* 現代ほど機械化が進んでいなかった当時は、[[工業]]のほとんどが[[労働集約型産業]]であり、[[経費]]の中心をなす[[人件費]]を削るため、人件費が安価な都市近郊農村部につくられた(当時は都市部より郡部の方が人口が多い)。<br />
* 不景気に人員整理が行われると、帰農出来ない層が都市に流入して都市人口のほとんどが[[プロレタリアート|無産階級]]で占められるようになり、再就職出来ない一部がホームレスとなった。<br />
* 工業における機械化が進むと、工業は知識集約型が中心となり、他方、[[第三次産業]]も進展した。<br />
** このような産業の変化に従って、将来労働者となる者たちへの高等教育の浸透し、都市の[[中産階級]]化が進んだ([[一億総中流]])。<br />
** 結果、彼らが離職する際には、他業種への転職が難しいわけではなくなった。転職困難者は高等教育を受けていない者が中心となり、[[高度経済成長]]期の[[建設業]]を支えた世代や社会的弱者の一部からホームレス化する傾向が見られる。<br />
<br />
=== 別の側面 ===<br />
なお、寺や[[教会]]などの[[宗教]]施設は、納税の義務が免除されていることが多く、その競争力のある経済基盤と知識の集約により、近代まで[[医学]]・[[薬学]]・農業・[[高利貸し]]などの[[産業]]を担ってきた。<br />
* そのため、寺には[[失業者]]を受け入れる経済的土壌があり、また、時期によってはホームレスを僧兵([[傭兵]])として受け入れてきた。<br />
* 一方、民衆からの[[寄進]]もあるため、産業を持たずともある程度の失業者を涵養することが出来た。<br />
** 寺の経済力で涵養できないほどの数のホームレス供給があった場合、[[巡礼]]に出して[[地域]]で涵養してもらった。<br />
** 西日本([[四国]])では、そのような巡礼者を受け入れてきた歴史があり、現在は、ホームレス対策としてではなく、宗教的な[[儀式]]の一環として巡礼が定着している。<br />
<br />
<!--以下、ホームレスの記事ではなく、巡礼の記事への転載が適当→「明治時代以前の日本では、失業・高齢化などに伴い、死を迎えることを覚悟した人々は巡礼にでた。ひとつの[[お礼参り]]が終わればまた次のお礼参りへと、一刻もとどまることなく旅を続け、死ぬまで巡礼を続ける人もいた。巡礼地では、人々が巡礼者を[[弘法大師]]の生まれ変わりとして考え、彼らを自分の家に受け入れ、客間でいちばんいい[[布団]]に寝かせ、家族と一緒に食事させ、互いの体験談を語り合ってすごした。死に備え、自らの[[罪]]の清めに専念する巡礼者は、人々に敬意をもって迎えられていた。このようなことが普遍化されていたわけではないが、西日本(四国)ではそのようなお接待が[[仏教]]信仰と共に根付いていた。[[東京都]][[港区 (東京都)|港区]]にある「[[桂坂]]」は、その坂で1人の行き倒れになった(かつらを被った)僧を悼んでこの名が付けられたとされる。」--><br />
<br />
== 行政の自立支援施策(大都市の事例) ==<br />
* [[東京都]]による報道発表<ref>{{cite book | title=路上生活者自立支援センター「杉並寮」を開設します | author=東京都 | year=2006 | url=http://www.metro.tokyo.jp/INET/OSHIRASE/2006/04/20g45100.htm}}</ref>によれば、「自立支援システム」の第一ステップとして「緊急一時保護センター」があり、第二ステップとして「路上生活者自立支援センター」を設けている。<br />
** 第一ステップ(緊急一時保護センター)は、「路上生活からの早期の社会復帰を促進するため、ホームレスの一時的な保護や心身の健康回復を図るとともに、自立支援センターへの入所など以後の処遇方針を明らかにする」。<br />
** 第二ステップ(路上生活者自立支援センター)では、「緊急一時保護センター入所者のうち、就労意欲があり、心身の状態も就労に問題がないと認められた人を対象に、原則2か月間の入所期間で、食事の提供、職業、住宅等についての相談を行い、ホームレスの就労による自立を促進」する。<br />
** しかし、自立支援センターを経て定職に就いた者が再び一時保護センターから自立支援センターを再び利用するという繰り返しも見られる。<br />
<br />
* これらの施設建設に対する周辺住民の反対運動などもあるが、東京都の場合現状では5年毎の都内の他区への移設という手法によって対処しているようである。<br />
** こうした「自立支援」策にもかかわらずホームレスがなくならないのは、行政の側では、結局本人に自立への意思がなく、好きで路上生活をしているのだという態度もある。<br />
** しかし他方では、日本のホームレスの多くは驚くほど労働意欲が高いという調査結果もあり、高齢や病気による就業困難、さらには産業構造の変化や不況による社会自体の構造的要因を無視すべきでないと言われる。<br />
<br />
* そもそも「自立支援」とは「法外援護」([[生活保護]]の外での応急援護)をまとめたものだが、これは[[国籍]]要件と(他に活用する資産・能力のない)生活困窮だけを要件として適用すべき[[生活保護法]]の趣旨に反して、ホームレスなどを同法の保護から不当に排除するものだという批判もある。<br />
** また一方、たとえば[[アルコール依存症]]の人――病的に飲酒が止められない人――が、一度の飲酒が見つかり施設から放逐されたという事例もあるように、粘り強く親身な取り組みが欠けている、または福祉担当職員数や資金の不足によりそれを余儀なくされている現状がある。<br />
<br />
* 東京都は他にも、野宿者の自立を促すため、2004年度から野宿者に対し2年間住宅を安い家賃で貸す「ホームレス地域生活移行支援事業」を行っているが、自立に成功するのは1割ほどしかいない<ref>毎日新聞2007年4月21日付朝刊6面</ref>。<br />
<br />
== 行政の課題 ==<br />
日本の[[行政]]・[[企業]]・社会は、失業した人間を受け入れる体制を十分には整えていないため、[[リストラ]](=[[整理解雇]])に伴う生活破綻に備えての消費行動の自発的自粛や日本経済の悪循環を引き起こしている。<br />
* 日本経済を好循環にのせるためにも、政策の見直し、または、行政による失業者の[[再チャレンジ]]支援の充実が切望されている。<br />
<br />
=== 政策のモデル ===<br />
政策の見直しについては、かつて[[ルックイースト政策]]を提唱した[[マレーシア]]の[[マハティール・ビン・モハマド|マハティール]]元首相のように、日本は米国式を脱却する必要があるという意見があり、その論調によりホームレス問題を欧米式の雇用形態に根拠を求める説が主張される。<br />
<br />
* その根拠として、欧米流の[[リストラ]]→[[再就職]]の循環による産業構造は、[[終身雇用]]制を基準とする日本文化と日本の社会制度(大企業に勤める一握りの人々に限られる文化と制度とする意見もある)に適合しないことがあげられるとする。<br />
* 欧米式政策を導入したこの10年が日本経済の低迷時期と一致することが、その事実を示していると主張する人がいる{{要出典}}。しかし日本のホームレス問題は21世紀に始めて登場した社会問題ではなく、欧米式の雇用形態に理由をもとめるに足る因果関係はない。また失業率は1990年代以降に増加したが、終身雇用が標準的であった1980年代以前においても日本のホームレス問題は存在した。<br />
* [[ソフトランディング]]政策について、フランスでは、失業者は社会への貢献活動を行っている間は、手当を受けることができる。カナダでは、失業者も家・医療の保証がある([[マイケル・ムーア]]「[[ボウリング・フォー・コロンバイン]]」に描写された<!--???--->)。<br />
<br />
<!--=== 若い世代の事情(就労) ===<br />
欧米の一部(特に米国)には、「一事務員として雇用されても昇進はなく長期に平社員」つまり「失業転業しない限り昇進はない」という(逆に考えると)失業に前向きな風土がある。名目だけ昇進して仕事を失っても意味がないので、自ら退社して他の会社に再就職し、そこで頑張って昇進の機会を得る者もいる(ローリング・ストーン―転がる石は苔生さない)。その一方「失業しないで昇進する」者もいる。また社会人(就業)を経験してから[[大学]]・[[大学院]]に入った人には前向きな判定をし、より良好な機会を提供する[[企業]]も多い。但し、日本の大学や大学院出身者が社会において即戦力となるような能力を身につけていない場合が多く、企業側がこれを一種の[[モラトリアム]]期間と判断する場合が多い。--><br />
<br />
=== 高齢化社会の中では ===<br />
<!--同時に、失われつつある日本の伝統的文化や産業、就業人口が著しく高齢化している農業への回帰を支援する役割が行政に求められている。--><!--根拠のない叙述。ホームレスを農業へ回帰するための支援が行政に求められている?単に農村の空洞化で語られる問題意識をホームレスに適合させた、投稿者による独自研究ではないのか?--><br />
<br />
* 行政による高齢者向けの居住施設の設立が切望されている。<br />
** 現在は、70歳以上の高齢者の受け入れ先が就業支援目的の自立支援センターであるが、高齢のため[[就職]]先が殆どない。野外に寝泊りする[[年金]]受給者から、[[暴力団]]が「居場所代」として毎月数万円を巻き上げている例もある。<br />
** この場合、そもそも毎月何万円もの金額を支払える人がなぜホームレスになっているのかという問題がある。たとえば[[美人局]]等、何らかの犯罪や倫理的な弱みを暴力団に握られて[[脅迫]]されている可能性もあるので、原因に遡った解決策を考慮する必要がある。<br />
** 公共の場で居場所代を払うこと自体正当性がないので拒否できるが、暴力団の所有地に入り込んだ場合、[[民事訴訟]]を提訴されることがあるので、注意する必要がある。<br />
** 高齢化に伴いホームレス化した人々のための、生き甲斐支援の政策、「[[死を待つ人々の家]]」などの死を迎えるための施設の設立を望む声もある。<br />
<br />
== 民間における支援活動 ==<br />
=== 緊急支援 ===<br />
アメリカなどでは[[教会]]を中軸とした市民レベルの支援活動が行われている。<br />
* 日本においても各宗教寺社・教会や民間の支援団体・ボランティア等による炊き出しなどがあり、篤志家・市民から寄せられた衣類等の寄付物品が配られている。<br />
* 北は北海道から南は沖縄県まで炊き出しや医療支援、居住地確保などの自立支援に取り組む支援団体が確認されており、2007年6月9日には全国のホームレス支援団体の連合組織である「'''ホームレス支援全国ネットワーク'''[http://www.homeless-net.org/]」が設立された。<br />
* 炊き出しは行倒れを防ぐための最低限の活動であり、元野宿者が仲間のために行う場合もある。<br />
* ホームレスの[[生活保護]]受給に関して、保護適用が適正に行われるよう支援している団体もある。<br />
* 各地の[[弁護士会]]がホームレス・野宿者向けのQ&A(一問一答)を公開している例もある。→「'''弁護士に聞いてみたい 「野宿者からの質問と回答~困ったときのこの一冊''' ~京都弁護士会[http://www.kyotoben.or.jp/kikitai/nojyuku.html]」<br />
<br />
=== 自立支援の例 ===<br />
* ホームレスの人々を販売者とする雑誌を発行することで、現金収入を得る機会を提供し自立を支援する事業が始まっている。<br />
* イギリスの[[ビッグイシュー|The Big ISSUE]]を発祥とし、日本独自の記事を中心とした「'''ビッグイシュー日本版'''[http://www.bigissue.jp/]」が発行されている。<br />
** 東京や大阪などの大都市などでホームレスの人たちが街頭に立ち、道行く人達に直接販売している姿が見られる。<br />
<br />
== 問題点 ==<br />
{{独自研究|section=1}}<br />
<br />
=== 生活上の問題点 ===<br />
==== 治安 ====<br />
ホームレス襲撃事件が後を絶たず、[[少年]]等を[[加害者]]とするホームレス[[殺害]]・[[傷害]]事件が発生している([[横浜浮浪者襲撃殺人事件]]など。加害少年たちは「ケラチョ(虫けらっちょ)狩り」「街の掃除」と嘯いており、罪悪感を持たない。東京・北区赤羽では、たまたま公園でごろ寝していた[[ネットカフェ難民]]の男性が、ホームレスだと思い込んだ少年達にライターオイルをかけられ火を点けられる事件が起きた (男性は火傷で重傷)。また、冬季の[[凍死]]など毎年数百人もの路上での死者([[官報]]では[[行旅死亡人]])が出ている。この他に、ホームレス同士による事件(相手を殺害するケースもあり)も発生している。理由は金欲しさ、また住むところがなく困っていることなど。<br />
<br />
==== 市民権 ====<br />
[[住所]]不定となるため、[[住民票]]が削除されたり(職権消除)、それにともない[[選挙権]]が行使できなくなったりすることがある<ref>[[選挙人名簿]]は[[住民基本台帳]]をもとに作成される。</ref>。長年行方不明であったために親族から役所へ[[失踪]]の届けがなされ、[[戸籍]]が抹消されている例も見られる。住民票を消されると、選挙権・被選挙権を失う他、生活保護や[[運転免許]]取得など、行政の手続きが必要な行為のほとんどが実質的に受けられなくなる<ref>生活保護には職権保護([[生活保護法]]第25条)規定があるが、適切に運用されているとは言えない。[[生活保護]]そのものは住民登録の有無に関わらず申請が可能であるが、受付側の行政が不正・違法に受理を拒む事例がある(⇒[[生活保護問題]])。[[運転免許証]]の新規取得には住民登録が必要であるが、更新には不要。</ref>。さらに、就職でも不利になるため、自力での住民票回復は極めて難しくなる。<br />
<br />
{{See also|釜ヶ崎#住民登録問題}}<br />
大阪市では、[[あいりん地区]]([[釜ヶ崎]])の釜ヶ崎解放会館などに便宜上の住所登録を行うことが黙認されていた。市職員が登録を勧めた事例もあるという<ref>『[[産経新聞|産經新聞]]』2007年1月30日「[http://www.sankei.co.jp/chiho/osaka/070130/osk070130002.htm 住民票抹消問題 届出催告書を「返却」]」</ref>(また、横浜市でも寿町会館に便宜上の住所登録が黙認されているという)。<br/><br />
しかし、2006年12月に、解放会館の住民票を不正利用した男が逮捕された事件により、大阪市の事例が明らかになった。この事件はホームレスは単なる被害者であったが、これをきっかけにマスコミ、特に『[[読売新聞|讀賣新聞]]』[[12月16日]]号は、市民権行使による参政を「違法投票」と報じるなど、ホームレスへの非難報道を行った。<br/><br />
[[2007年]][[2月27日]]、[[關淳一]]市長は「居住実態のない」ホームレスの住民票削除を発表。建設労働者の男性が[[大阪高等裁判所]]に削除差し止めの仮処分申請を行い、[[3月1日]]に認められたことなどから、大阪市は3週間の延期を発表。<br/>大阪市選挙管理委員会は[[3月26日]]、早急に住民登録の適正化を図るよう求める依頼書を関市長に提出。選管はホームレスなど側との交渉の席上「野宿者は選挙権を行使できない」と主張したとされる(「[http://kamapat.seesaa.net/article/37678827.html 緊急抗議行動呼びかけ]」)。[[統一地方選挙]]による大阪市議選告示前日の[[3月29日]]、「選挙が無効となる恐れがある(ホームレスの選挙権行使を理由に、[[選挙無効]]で訴えられる恐れがある)」として、大阪市はホームレスら約2,000人の公民権を剥奪した<ref>『[[日本経済新聞]]』3月30日号[http://www.nikkei.co.jp/kansai/topics/39153.html 大阪・あいりん地区、2,000人の住民登録抹消──労働者側は反発(3月30日)]</ref>。<br />
<br />
==== 日常の困難 ====<br />
ホームレスになる直前の職業は、日雇い労働を代表とするもともと不安定な就労形態であった者が多く、建設不況などにより日雇い労働市場が縮小した現在、高齢化の問題も手伝って、仕事に就くのに困難な状況が伴っており、職業訓練や新たな雇用の創出などの対策が求められる。また、[[アルコール依存症]]などによる心身面の問題を抱える者については、一旦、生活を立て直した後で、また再び野宿に戻る場合があるなどの問題を抱えている。<br />
<br />
==== 行政の対応 ====<br />
法制度的な問題としては、[[生活保護法]]によれば、生活に困窮し資産能力を活用し他に手段がない場合には保護の適用を受けて最低限度の生活を営むことが出来るはずである。<br />
* しかしホームレス本人の稼働能力の不活用などの理由で保護の要件に欠けるとされる場合があり、[[セーフティネット]]としての生活保護法が充分機能していないとする意見が一部である。<br />
* 特に、男性の野宿生活者に対しては一律に門前払いしている場合も多い。<br />
* 女性の野宿生活者は性的犯罪の被害者となる危険性が高いので行政側も男性より最優先に対応をしている。<br />
* 働くことを希望しているホームレスが多く、就労による自立が最優先課題であるが、住居・住民票のないことが就職に不利となり、また、アパートなどを借りる際の[[保証人]]がいないことが住居を得るうえで障害となっている。住民登録が抹消されている場合は印鑑登録ができず、このため賃貸住宅の契約時に求められる実印の提出ができないことなども障害となる<ref>賃貸住宅の借入ができないから住民登録ができない、住民登録が無いので印鑑登録ができず賃貸借契約ができない、というジレンマ。</ref>。[[住み込み]]労働などについても保証人や現住所が必要な場合が多く、ホームレス脱却の手段とはなり得ない。<br />
<br />
== ホームレスの裁判 ==<br />
生活保護の申請に際して、住所不定者の「稼働能力」を争点とした裁判が起こされている。<br />
<br />
=== 経緯 ===<br />
1993年7月、住所不定であった男性(当時55歳)が、[[名古屋市]][[中村区]]社会福祉事務所へ医療扶助、生活扶助、住宅扶助といった生活保護の申請をした。<br />
* しかし同事務所は、「就労可能」との医師判断をもとに男性への保護決定を医療扶助のみとしたため、1994年5月、男性はこれを不服とし、同決定の取り消しと慰謝料百万円の支払いを求めて、同福祉事務所と名古屋市を相手取り名古屋[[地方裁判所]]へ提訴した。<br />
<br />
=== 第一審 ===<br />
裁判において男性側は「不況で仕事が少なく、能力を活用しても、最低限度の生活は維持できなかった」「稼働能力があっても、生活が困窮している場合は、生活保護が受けられる」と主張。<br />
* これに対し名古屋市側は「稼働能力があり、能力の活用が不十分で、保護の要件を満たさない」「就労の機会を得ることは可能で、申請当日に、職が得られなくても、急迫していたとは認められない」として、処分の妥当性を主張した。<br />
** 1996年10月、名古屋地裁は原告側(男性)の主張を認め、上記決定を取り消す判決を下したが、名古屋市側は控訴した。<br />
<br />
=== 控訴審 ===<br />
1997年8月、名古屋[[高等裁判所]]は、1審判決を覆し男性敗訴の控訴審判決を言い渡した。<br />
<br />
=== 上告審 ===<br />
男性は最高裁に上告したが、2001年2月、[[最高裁判所]]第三小法廷は男性の上告を棄却した。<br />
<br />
== ホームレスだった時期のある有名人 ==<br />
* [[吾妻ひでお]]([[漫画家]]。ホームレス体験を作品化した)<br />
* [[ロドニー・アノアイ]]([[プロレスラー]])<br />
* [[浮島とも子]]([[公明党]][[参議院]][[国会議員|議員]])<br />
* [[岡田絵里香]]([[タレント]])<br />
* [[奥田瑛二]](俳優、本人自らトーク番組で語っていた)<br />
* [[クリス・ガードナー]](実業家)<br />
* [[兼元謙任]]([[OKWave|オウケイウェイヴ]]代表取締役社長)<br />
* [[川口匠]]([[青年実業家]])<br />
* [[古賀英彦]]([[千葉ロッテマリーンズ]]二軍ヘッドコーチ)<br />
* [[佐々木剛]]([[俳優]]。家が火事で全焼してしまい多額の負債を背負った)<br />
* [[ジュエル]]([[シンガーソングライター]])<br />
* [[新野剛志]]([[推理作家]])<br />
* [[荘口彰久]](元[[ニッポン放送]][[アナウンサー]]、現フリーアナウンサー)<br />
* [[TAIJI]]([[ミュージシャン]]。日本のロックバンド、元Xのベーシスト)<br />
* [[辰吉丈一郎]]([[プロボクサー]])<br />
* [[田村裕]](お笑いコンビの[[麒麟 (お笑いコンビ)|麒麟]])<br />
* [[トロイ・ドナヒュー]](俳優)<br />
* [[浜田ブリトニー]](漫画家)<br />
* [[森川陽一郎]](映像作家、書道家[[山内改行]]代表)<br />
* [[ジャイモン・フンスー]]([[ダンサー]]・[[ファッションモデル]]・俳優)<br />
* [[アン・ヘッシュ]]([[女優]])<br />
* [[堀之内九一郎]]([[実業家]]。[[生活創庫]]の[[代表取締役]])<br />
* 前橋靖([[エム・クルー]]代表取締役)<br />
* [[松崎悠希]](俳優・[[コメディアン]])<br />
* [[水谷豊]](俳優)<br />
* [[ロドニー・ミルバーン]]([[陸上競技]]選手)<br />
* [[ジミー・ツトム・ミリキタニ]]([[画家]])<br />
* [[山本英夫]]([[漫画家]])<br />
* [[ヘンリー・ロノ]](陸上競技選手)<br />
<br />
== その他 ==<br />
=== 廃品回収と、その周辺事情 ===<br />
彼らの僅かな収入源の一つに、回収業者が廃品の買取をする方法や直接販売可能な廃品の買取がある。前者が[[段ボール]]やアルミ缶、後者は[[週刊誌]]などの[[雑誌]]である。段ボール集めの場合、[[古紙回収業者]]がホームレスに[[リヤカー]]を提供し、安い料金で街中の段ボールを無断で集めさせる。<br />
ホームレスにとってはいつでも好きな時間にマイペースで仕事ができ僅かだが適当な収入になる仕事である。しかし最近では、段ボールも無料での引取りがなくなり、[[放火]]の危険性からも街中では見られなくなりつつある。缶に至っては、“資源ゴミは自治体が所有権を留保する有価物”との方針が広まり、集積所からの持ち出しも[[窃盗罪]]に問われる可能性が生じ始めている。<br />
<br />
=== 段ボール・ハウス絵画 ===<br />
バブル経済崩壊後の企業倒産激増等により、インテリや芸術家もホームレスとなり、JR新宿駅西口地下街では、ピーク時で300名のホームレスが段ボール・ハウスで寝泊りしていた。1995年からは、若手芸術家(武盾一郎ほか)やホームレスとなった芸術家が、段ボール・ハウスに絵画を描き始め、1998年までに800軒の絵画が描かれた。<br />
2005年には、その10周年を記念して「新宿区ダンボール絵画研究会」が結成され、[[武盾一郎]]が会長、[[深瀬鋭一郎]]が事務局長、[[深瀬記念視覚芸術保存基金]]が事務局となり、[[美術評論家]]の中原佑介、[[毛利嘉孝]]なども参加して、研究叢書として「新宿ダンボール絵画研究」が発刊された<ref>『[[日本経済新聞]]』2005年10月7日朝刊最終面文化欄1-8段「文化 ダンボール絵画は芸術だ アーティストの卵と生活者の「ユートピア」再発見」、『月刊ウエンディ』2006年2月15日(第201号)5面1-7段「私の体験 ダンボールハウス絵画」、『美術手帳』2005年11月号「新宿ダンボール絵画研究」</ref>。<br />
<br />
=== まちづくり ===<br />
日雇い労働市場(寄せ場)には多数の[[簡易宿所]](いわゆる「ドヤ」)が集まった街があり、日雇い労働者がひしめく独特の雰囲気がある。<br />
* [[東京都|東京]][[山谷 (東京都)|山谷]]、[[横浜市|横浜]][[寿町 (横浜市)|寿町]]、[[大阪市|大阪]][[釜ヶ崎]]([[あいりん地区]])が「日本三大寄せ場」として有名である。<br />
<br />
=== 非合法勢力との関係 ===<br />
ホームレスの中には、[[暴力団]]など非合法組織による犯罪に巻き込まれてしまったため[[親族]]・[[家族]]に迷惑をかけないようにと絶縁して[[家出]]をし、ホームレスとなり、[[死亡]]後に[[遺体]]となって初めて家族のもとに帰る人がいる。また近年、ホームレスが[[中華人民共和国|中国]]から[[覚醒剤|覚せい剤]]の密輸を行う運び屋として利用されるという事件が発生している。<br />
<br />
これは、[[公園]]等で見知らぬ男から報酬と渡航費や偽造パスポートなどを渡され、詳しいことがわからぬまま覚せい剤を日本に持ち込ます手口といわれる。すでに2004年2月、中国当局によって麻薬密輸罪で日本人1人に[[執行猶予]]付きの[[死刑]]判決が言い渡されている。2007年、新たに麻薬事犯で2人の日本人男性に対して、執行猶予が付かない死刑が中国で言い渡された(最高人民法院での執行許可待ち状態に置かれている)。<br />
<br />
反社会的勢力([[暴力団]]など)が夜の間にホームレスの枕元にそっと[[食料]]をおいておき、朝起きたホームレスがそれを誰から受けたとも知らずに食べた後、反社会的勢力が来て名乗りをあげ、以降そのホームレスを勢力範囲下におく(反社会的業務への「[[雇用]]契約」が成立したと[[恐喝]]する)という手法が取られるという{{要出典}}。<br />
<br />
== 世界のホームレス ==<br />
=== インド ===<br />
[[カースト制度]]が存在し、貧富の差が激しい[[インド]]はホームレスの数では世界でも群を抜いており、ホームレスはごく日常的に見られる光景に過ぎない。特に子供のホームレス(いわゆる[[ストリートチルドレン]])が多いのが特徴である。彼らの多くは[[乞食]]、停車中の[[自動車]]の清掃サービス、[[物売り]]、[[ゴミ]]あさり、更には[[窃盗]]などの[[犯罪]]行為をして糊口をしのいでおり、大きな[[社会問題]]となっている。[[ダージリン]]などの高地にもホームレスは存在し、[[凍死]]する者も少なくない。<br />
<br />
== 脚注 ==<br />
<references/><br />
<br />
== 関連項目 ==<br />
* [[横浜浮浪者襲撃殺人事件]]<br />
* [[ドヤ街]]<br />
** [[山谷 (東京都)]] - [[きぼうのいえ]]<br />
** [[寿町 (横浜市)]]<br />
** [[あいりん地区]]<br />
* ホームレスの為の[[宿泊施設]]<br />
** [[ホームレス緊急一時宿泊施設]]<br />
** [[無料低額宿泊所]]<br />
** [[簡易宿泊所]]<br />
* [[ネットカフェ難民]]<br />
* [[日雇い派遣]]<br />
* [[車上生活者]]<br />
* [[施設管理権]]<br />
* [[野宿]]<br />
* [[浮浪罪]]<br />
* [[スコッター]]<br />
*[[寄宿舎#労働法規における寄宿舎|労働法規における寄宿舎]]<br />
*[[救貧院]]<br />
<br />
== 参考文献 ==<br />
* 青木秀男 編著『場所をあけろ! 寄せ場/ホームレスの[[社会学]]』松籟社 1999年1月 ISBN 4879841986<br />
* [[ありむら潜]]『カマやんの野塾 漫画ホームレス問題入門』かもがわ出版、2003年12月、ISBN 4876997829<br />
* ネルス・アンダーソン 広田康生 訳『ホーボー ホームレスの人たちの社会学』ハーベスト社 上:1999年5月 ISBN 4938551411、下:2000年11月 ISBN 4938551519<br />
** 原著: Nels Anderson, ''The hobo''<br />
* 岩田正美『ホームレス/現代社会/[[福祉]]国家「生きていく場所」をめぐって』明石書店 2000年3月 ISBN 4750312665<br />
* 梅沢嘉一郎『ホームレスの現状とその住宅政策の課題 三大簡易宿所密集地域を中心にして』第一法規出版 1995年6月 ISBN 4474004922<br />
* 笠井和明『新宿ホームレス奮戦記 立ち退けど消え去らず』現代企画室 1999年7月 ISBN 4773899077<br />
* 風樹茂『ホームレス入門 人間ドキュメント [[上野]]の森の紳士録』山と溪谷社 2001年6月 ISBN 4635330346/改題『ホームレス入門 上野の森の紳士録』角川文庫 2005年1月 ISBN 4043778015<br />
* 風樹茂『ホームレス人生講座』[[中央公論新社#中公新書ラクレ|中公新書ラクレ]] [[中央公論新社]] 2002年11月 ISBN 4121500709<br />
* 金子雅臣『ホームレスになった 大都会を漂う』築地書館 1994年2月 ISBN 4806756237 ちくま文庫 2001年11月 ISBN 448003675X<br />
* 北村年子『大阪・道頓堀川「ホームレス」襲撃事件 “弱者いじめ”の連鎖を断つ』太郎次郎社、1997年10月、ISBN 4811806417、[http://www.hanmoto.com/bd/ISBN4-8118-0641-7.html]<br />
* 櫛田佳代『ビッグイシューと陽気なホームレスの復活戦』ビーケイシー 2004年12月 ISBN 4939051323<br />
* 小玉徹ほか『欧米のホームレス問題 下』法律文化社 2003年2月 ISBN 4589026198<br />
* 小玉徹『ホームレス問題何が問われているのか』[[岩波ブックレット]] [[岩波書店]] 2003年3月 ISBN 400009291X<br />
* クリストファー・ジェンクス 大和弘毅 訳 『ホームレス』図書出版社 1995年2月 ISBN 4809901955<br />
** 原著: Christopher Jencks, ''The homeless''<br />
* 社会政策学会 編『日雇労働者・ホームレスと現代日本』御茶の水書房 1999年7月 ISBN 427501765X<br />
* 曽木幹太『Asakusa style [[浅草]]ホームレスたちの不思議な居住空間』[[文藝春秋]] 2003年5月 ISBN 4163650105<br />
* 長嶋千聡『ダンボールハウス』ポプラ社 2005年9月 ISBN 4591088308<br />
* 中村健吾 ほか『欧米のホームレス問題 下』法律文化社 2004年3月 ISBN 4589027143<br />
* 中村智志『段ボールハウスで見る夢 新宿ホームレス物語』草思社 1998年3月 ISBN 4794208073/増訂改題『路上の夢 新宿ホームレス物語』[[講談社文庫]] 2002年1月 ISBN 4062733501<br />
* 福沢安夫『ホームレス日記「人生すっとんとん」』[[小学館]]文庫 2000年12月 ISBN 4094050213<br />
* 藤井克彦、田巻松雄 共著『偏見から共生へ [[名古屋市|名古屋]]発・ホームレス問題を考える』風媒社、2003年4月、ISBN 4833110598<br />
* ふるさとの会 編著『高齢路上生活者 [[山谷 (東京都)|山谷]]・浅草・上野・[[隅田川]]周辺その実態と支援の報告』東峰書房 1997年11月 ISBN 488592040X<br />
* 松繁逸夫 安江鈴子 共著『知っていますか?ホームレスの人権一問一答』解放出版社 2003年6月 ISBN 4759282467<br />
* [[松島トモ子]]『ホームレスさんこんにちは』めるくまーる 2004年2月 ISBN 4839701156<br />
* ジェームズ・D・ライト『ホームレス アメリカの影』三一書房 1993年3月 ISBN 4380932028<br />
** 原著: James D. Wright, ''Address unknown''<br />
* E・リーボウ 著 吉川徹 轟里香 訳『ホームレスウーマン 知ってますか、わたしたちのこと』東信堂 1999年4月 ISBN 4887133251<br />
** 原著: Elliot Liebow, ''Tell them who I am''<br />
* 山崎 克明、奥田 知志 ほか『ホームレス自立支援―NPO・市民・行政協働による「ホームの回復」』明石書店 、2006年9月 ISBN 4750324094<br />
* いちむらみさこ著『Dearキクチさん、ブルーテント村とチョコレート』キョートット出版 2006年10月 ISBN 4990263715<br />
* [[田村裕]]著『[[ホームレス中学生]]』 [[ワニブックス]] 2007年 ISBN 4847017374<br />
<br />
== 外部リンク ==<br />
* [http://law.e-gov.go.jp/htmldata/H14/H14HO105.html ホームレスの自立の支援等に関する特別措置法]<br />
* [http://www.mhlw.go.jp/houdou/2007/04/h0406-5.html ホームレスの実態に関する全国調査報告書の概要] ([[厚生労働省]] 2007年)<br />
<br />
{{DEFAULTSORT:ほおむれす}}<br />
[[Category:都市問題]]<br />
[[Category:福祉]]<br />
[[Category:貧困]]<br />
[[Category:人権]]<br />
[[Category:ホームレス|*]]<br />
<br />
{{Link FA pl}}<br />
<br />
{{Link FA|pl}}<br />
<br />
[[bar:Sandler]]<br />
[[bg:Бездомник]]<br />
[[ca:Sense sostre]]<br />
[[cs:Bezdomovec]]<br />
[[cy:Digartrefedd]]<br />
[[da:Hjemløs]]<br />
[[de:Obdachlosigkeit]]<br />
[[en:Homelessness]]<br />
[[eo:Senhejmeco]]<br />
[[es:Persona sin hogar]]<br />
[[fi:Asunnottomuus]]<br />
[[fr:Sans domicile fixe]]<br />
[[he:חסר בית]]<br />
[[hr:Beskućništvo]]<br />
[[hu:Hajléktalanság]]<br />
[[id:Tuna wisma]]<br />
[[it:Senzatetto]]<br />
[[ko:노숙자]]<br />
[[lb:Wunnengslosegkeet]]<br />
[[nl:Dakloze]]<br />
[[nn:Uteliggjar]]<br />
[[no:Uteligger]]<br />
[[pl:Bezdomność]]<br />
[[pt:Sem-teto]]<br />
[[ru:Бездомные]]<br />
[[sco:Hameless]]<br />
[[simple:Homelessness]]<br />
[[sr:Бескућништво]]<br />
[[sv:Hemlöshet]]<br />
[[vi:Vô gia cư]]<br />
[[yi:באם]]<br />
[[zh:露宿者]]<br />
{{Wikipedia/Ja}}</div>
防人
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太陽の勇者ファイバード
2020-01-17T13:29:28Z
<p>防人: SEOに熱心なMuttley (トーク) による編集を 由亜辺出夫 による直前の版へ差し戻しました</p>
<hr />
<div>{{ウィキプロジェクト アニメ}}<br />
『'''太陽の勇者ファイバード'''』(たいようのゆうしゃファイバード)は、[[1991年]](平成3年)[[2月2日]]から[[1992年]](平成4年)[[2月1日]]まで[[名古屋テレビ放送|名古屋テレビ]]・[[テレビ朝日]]系で毎週土曜日17:00 - 17:30に全48話が放送された、[[サンライズ (アニメ制作会社)|サンライズ]]製作の[[SF]][[ロボットアニメ]]作品。およびその主役ロボットの名前。[[1990年代]]を代表するロボットアニメシリーズである「[[勇者シリーズ]]」の第2作。前作「[[勇者エクスカイザー]]」と同じ世界観を共有しており、9年後の世界である。<br />
<br />
{{ネタバレ}}<br />
<br />
{| border="1" align="right" style="text-align:center; border-collapse:collapse; border:2px solid black; white-space:nowrap"<br />
|-<br />
|colspan="3" style="background-color:#ffccff; border:1px solid black; white-space:nowrap"|'''[[勇者シリーズ]]'''<br />
|-<br />
|style="border:1px solid black; background-color:#ffccff; white-space:nowrap"|'''通番'''<br />
|style="border:1px solid black; background-color:#ffccff; white-space:nowrap"|'''題名'''<br />
|style="border:1px solid black; background-color:#ffccff; white-space:nowrap"|'''放映期間'''<br />
|-<br />
|style="border:1px solid black; background-color:#ffccff; white-space:nowrap"|'''第1作'''<br />
|style="border:1px solid black; white-space:nowrap"|[[勇者エクスカイザー|勇者<br />エクスカイザー]]<br />
|style="border:1px solid black; white-space:nowrap"|1990年2月<br />~1991年1月<br />
|-<br />
|style="border:1px solid black; background-color:#ffccff; white-space:nowrap"|'''第2作'''<br />
|style="border:1px solid black; white-space:nowrap"|[[太陽の勇者ファイバード|太陽の勇者<br />ファイバード]]<br />
|style="border:1px solid black; white-space:nowrap"|1991年2月<br />~1992年2月<br />
|-<br />
|style="border:1px solid black; background-color:#ffccff; white-space:nowrap"|'''第3作'''<br />
|style="border:1px solid black; white-space:nowrap"|[[伝説の勇者ダ・ガーン|伝説の勇者<br />ダ・ガーン]]<br />
|style="border:1px solid black; white-space:nowrap"|1992年2月<br />~1993年1月<br />
|}<br />
<br />
==ストーリー==<br />
西暦2010年、悪のエネルギー生命体・ドライアスが地球に飛来。悪の科学者ジャンゴは彼と手を組み、地球に破壊と混乱をもたらすべく行動を開始した。一方、ドライアスを追跡してきた宇宙警備隊の正義のエネルギー生命体たちは、アマノ平和科学研究所所長の天野博士が完成させた救助用特殊メカに乗り移り、巨大ロボへと変化してこれに立ち向かう。宇宙警備隊隊長・ファイバードは天野博士の人間型アンドロイドと一体化し、普段は「火鳥勇太郎」という人間の姿を借りケンタたちとともに行動し、敵のメカ獣が現れれば巨大ロボ「'''ファイバード'''」へと変形合体し、地球の平和を守る。<br />
<br />
== 特徴 ==<br />
太陽の勇者ファイバードは、単発作品の予定であった前作の好評を得て誕生した。設定については劇中で明らかにはされなかったが、物語の下地として、主役の火鳥=ファイバードが前作主役のエクスカイザーの後輩であり、[[宇宙警察]]と[[宇宙警備隊]]が同じ組織枠として描かれている。これは、テレビ枠の勇者シリーズにおいて唯一の設定である(ただし、次回作『[[伝説の勇者ダ・ガーン]]』は勇者エクスカイザーよりも過去のストーリーである為、実質「谷田部勇者三部作」は全て連動した作品となっている)<br />
<br />
物語は前作『勇者エクスカイザー』のスタンスを踏襲しており、さらに洗練されたものになっている。<br />
; 『リーダー』が普段は人間体である<br />
: カイザーズリーダー・エクスカイザーとの最大の違いは、火鳥勇太郎ことファイバードが普段は人間の姿で生活していること。これにより、一個人として火鳥勇太郎が人との中でどのような行動を取るのかという視聴者に親密感を感じさせるキャラクターとなった。正体を身内以外には明かさないと言う点では『エクスカイザー』と同様だが、外見上は普通の人間である火鳥は正体をあまり疑われることなく積極的に行動することが可能である。<br />
; レスキューロボットチームの存在<br />
: 初代チーム構成のマックスチームは犯人逮捕を目的とした戦闘活動を重視していた為、救助活動については機体の関係からかなり限定されていた。今作のチーム勇者は上記理由により人との設定を重視した為、サポート活動に重点に置いた機体設定をされている。[[太陽の勇者ファイバード#登場キャラ・宇宙人#宇宙警備隊#ガードチーム|ガードチーム]]のように救助活動を前提にした『勇者ロボ』は、これが最初である。性格設定に実在の人間をモデルとした前作と違い、選んだビーグルモード(本人の趣味)の外見とリンクした物になっており、具体的な個性化に貢献した。<br />
: [[太陽の勇者ファイバード#登場キャラ・宇宙人#宇宙警備隊#バロンチーム|バロンチーム]]に関して、火鳥勇太郎らが個々のマシンを探索用として用いる場面もあり、その演出は後の『人間が1から作り出した勇者』の設定へと連動する。<br />
: これ以後、救助活動チームは勇者シリーズに欠かせない存在として認知され、随所に登場する事となる。<br />
; 敵組織の多様性<br />
: 前作に登場したガイスターはメンバーが単身地球に乗り込んだ為、必要機材に関しては現地で調達するか、それまでに蓄えた貯蓄を使って宇宙から買っているという方法が取られていた。今作の敵組織は宇宙警備隊と同様に現地人(地球人)と接触し、その住まいを基地としている。また、前作では避けられていた世間一般的な敵組織の活動理由である『世界征服』を採用し、強奪以外の破壊活動的を目的としなかったガイスターよりも好戦的である。敵組織のゾルとシュラは火鳥同様普段は人の姿をしており、火鳥とは違った視点での人間との接触が描かれている。火鳥と違うのは、彼らは現地人の製作したロボットに乗り込んで操縦しており、このスタイルは次回作以降の敵側の定番スタイルとなる。<br />
; 仲間メカの活躍の向上と両陣営の増員<br />
: 前作『エクスカイザー』では、バトルのラストは必ずエクスカイザーによる必殺技で締めくくられていた。本作では他のメンバーによるフィニッシュ及び合体技が導入され、前作と比較してストーリー性を向上させる結果となった。<br />
: その他、増員が行われ数話後に合体によるパワーアップが行われた初めての作品でもある。これらの要素は2号機メカ登場、最強合体と並んで、以降のシリーズにも受け継がれていくことになる。<br />
<!--前作『エクスカイザー』から続けて見た視聴者が多く、「このシリーズは最初から見た」と言う視聴者も多い。主題歌『太陽の翼』とOPアニメの演出は勇者シリーズ随一の格好良さと評するファンは数多く、いわゆる『谷田部三部作』のみならず勇者シリーズ全般を通じても高い人気を誇る作品である。--><!--主観的な内容なので一旦コメントアウト--><br />
<br />
==登場人物・地球人==<br />
===天野平和科学研究所===<br />
; 火鳥勇太郎 / ファイバード<br />
: [[声優|声]] - [[松本保典]]<br />
: 宇宙警備隊隊長・ファイバードが天野博士製作の人型アンドロイドと一体化した姿。驚異的な運動能力と学習能力を持っているが、地球のことをよく知らない上に素直な性格のため非常に的外れな発言をすることが多い。普段は伊達眼鏡と白衣姿で天野博士の助手をしている。ドライアスの手下と対峙する時は「オイラ」「手前ェら」「太ェ野郎だ」といった岡引口調を使う、これは地球に来たばかりの時に見ていた時代劇の影響が強いと思われる。ハルカの作ったドーナツが好物で、タワシが嫌い(タワシを食べ物だと勘違いしているだけである)。また、料理を作る事が出来るが、栄養面しか考えずに作るので味は酷いものである。尚、人間である事を偽装する為に人間体の状態では人工血液が体内を循環しており、火鳥がうっかり献血にいってしまった際には慌てて回収しなければならなくなってしまった事もある(この事から人間体の時には脈や体温も人間並の測定値が出せる様な構造にはなっていると思われる)。なお、名前の由来は蚊取り線香から。因みに宇宙警備隊に入隊した理由は、「エクスカイザーに憧れて」(ケイブンシャの大百科より)。ケンタから「'''火鳥兄ちゃん'''」と呼ばれ、ファンからも同様の愛称で呼ばれる。<br />
: ファイバードとしての経緯は、[[太陽の勇者ファイバード#登場キャラ・宇宙人#宇宙警備隊#警備隊長・ファイバード|こちら]]を参照。<br />
; 天野博士<br />
: 声 - [[永井一郎]]<br />
: 本名は天野博士(ヒロシ)。60歳。天野平和科学研究所の創設者。世界平和を真剣に考えており、数々のレスキューメカを開発した。そのレスキューメカを操作するためにアンドロイドを開発したが、これが火鳥の地球で活動するための体となった。劇中では資金獲得の為に様々な発明をしているのだが、本来の役目とは別な効果を生み出したりする失敗作も多い。だがそれが結局事件解決の手助けになる事もしばしば。ハルカの父親たすく(=息子)とは仲が悪い(ケンカするほど仲がいいという関係だが)。レスキューを秘密で行っているのは、メカや基地の開発資金を脱税で捻出しているためだと終盤で判明。<br />
; 天野ケンタ<br />
: 声 - [[伊倉一恵|伊倉一寿]]<br />
: 天野博士の孫で、火鳥の弟分。10歳。宇宙警備隊地球特別隊員として火鳥たちと一緒に現場へ行き、人質の救出などを行っている。<br />
: 火鳥から貰った通信機兼小型ロボットのリスターを腕に巻いており、後半からはフレイムショットを使ってテシターたちと戦った。口癖は「ミラクル~」<br />
; 天野ハルカ<br />
: 声 - [[岩坪理江]]<br />
: ケンタと同じく天野博士の孫で、ケンタとは父方の従妹同士で同級生。10歳。両親はドイツにいるため、天野博士の家で暮らしている。小学生ながら家事全般を取り仕切るしっかり者。家計が火の車のため「服も買えない」と言ったことがある。火鳥に憧れており、美子をライバル視している。性格は基本的にかなり強気で、ほぼ全ての人物を黙らしてしまうほどである。なお、火鳥の姿はハルカが「自分の好みで」デザインしたものである。<br />
: 大人の男性視聴者から人気が高く、上記の「服も買えない」発言に対し、放送局宛に「これでハルカちゃんに服を買ってあげて下さい」と現金が送られて来た事もある。<br />
; 国枝美子<br />
: 声 - [[勝生真沙子]]<br />
: 病院に勤める女医だったが、ある事件から火鳥の正体を知り、天野平和科学研究所のメンバーに加わる。23歳、最低2年飛び級して医師になったと思われる。普段は長い髪をアップにしている。火鳥に惹かれているが、火鳥に言われるまで興味の対象と思っていたようだ。終盤で火鳥の吹くオカリナのメロディから重要な発見をする。<br />
<br />
===その他主人公の協力者===<br />
; 佐津田刑事<br />
: 声 - [[笹岡繁蔵]]<br />
: 警視庁の自称敏腕刑事。捜査一課所属の35歳独身。皇太子の護衛を任されたり海外に派遣されたりしていることから、実際に優秀な刑事のようである。愛用の拳銃は[[Cz75|Cz(セスカ・ゾブロジョブカ)75]]。天野博士を3年前の10億円強奪犯と疑っていて、事件がおきる度に側に居合わせる天野博士に対して嫌味な態度を取っていたが、終盤で和解し宇宙警備隊に協力するようになる。<br />
:ガードスターとは終盤で正体を明かされるまで気付かなかったが、それ以前から信頼しており「俺の部下にしたい」と言ったこともあった。最後は互いに敬意を表して敬礼を交し合った。このことから意外(?)なことに主人公の少年以外で勇者と信頼関係を築いたのは彼が最初のキャラということになる。<br />
; 山咲モモコ<br />
: 声 - [[神代知衣]]<br />
: 東西TV所属のイケイケゴーゴーリポーター。24歳。イベント、新名所、事件・事故現場どんなところにでも出かけている。ファイバードに助けられてから「ファイバード様」と慕い、現場にてモーションをかけたり(必ず空振りに終わる)黄色い声援を送ったりしている。<br />
:全編を通じてギャグメーカー的存在であり、終盤ドライアスの正体を知ってからは若干シリアスな面も見せるが、ギアナ高地で再会した佐津田刑事にボケた発言をするなど、その姿勢が変わることはなかった。<br />
<br />
===準レギュラー・ゲスト===<br />
;カメラマン(郷里大輔)<br />
:モモコ専属のカメラマンで、モモコを「モモちゃん」と愛称で呼んでいることからコンビ暦はかなり長いと思われる。モモコと行動を供にしていることから全編を通じて出番も多くキャストは郷里大輔であるにもかかわらず、どういうわけか本編にて一度も名前が呼ばれることもなく、キャストテロップにも表記されたことがない不思議なキャラクター。<br />
:ちなみに『エクスカイザー』の徳田さんのようなミスはしていないようである。<br />
; 天野ユリ<br />
: 声 - [[天野由梨]]<br />
: 天野博士の奥さん。故人。ケンタ・ハルカの祖母でもある。大学時代から天野博士に理解を示し、結婚してからも彼を支えながら、ボランティアなどを行っていた。しかし、子供を助けようとして事故に遭い、そのまま帰らぬ人となった。彼女の死が天野博士の世界平和を願う原点である。今でも博士たちのことを草葉の陰から見守っているようである。<br />
: 偶然か意図的かは不明だが、キャラ名と担当声優名が同姓同名である。<br />
; 天野アキコ<br />
: 声 - [[一城みゆ希]]<br />
: ケンタの母親。典型的な教育ママのようで、マザーマリアを尊敬している。ケンタが天野博士のところに出入りすることや火鳥とつきあうことを良く思っていない。<br />
; 天野ナツエ<br />
: 声 - [[一城みゆ希]]<br />
: ハルカの母親。夫と共にドイツで生活している。<br />
; 一平&五郎<br />
: 声 - [[中村大樹]]、[[富田晃介]]<br />
: 第7話から登場。ペルシャ秘宝展の真紅のダイヤを盗み出そうと計画していたが、火鳥と遭遇さらにドライアスの襲撃で計画は失敗し、心を入れ替える(?)。その後も時々登場していた。最終話では、天野平和科学研究所のレスキュー部隊の一員となっていた。天野家の人々とは違った角度から火鳥に影響を与えた二人。<br />
; ヒルマン<br />
: 声 - [[今西正男]]<br />
: 天野の科学者仲間。大気の汚染を取り除く大気元素浄化装置を創り上げる程の実力者だが、どこかすっとぼけた感がある。大気元素浄化装置用の増幅装置を天野博士が新カタルシス砲への応用を求めた際には快諾した。<br />
; キャシー<br />
: 声 - [[吉田古奈美]]<br />
: ヒルマンの孫娘。まだ完成してなかった大気元素浄化装置の悪用を思いついたジャンゴによって誘拐された。ケンタによって救出された際には彼に胸を触られて怒った事も。<br />
; ハック<br />
: 声 - [[菊池正美]]<br />
: 実験研究都市「未来都市2010」のメインコンピューター。火鳥とは火鳥の素体であるアンドロイド体から親近感を覚え仲良くなるも、ジャンゴのコンピューターウィルスの実験に利用され、都市ごと大破させられてしまった事も。<br />
<br />
===ドライアス協力者===<br />
; Dr.ジャンゴ<br />
: 声 - [[滝口順平]]<br />
: 暗黒世界の到来を狙い、地球制覇を目的としている悪の科学者。天野博士のライバルで、昔博士の研究を盗んだことがありそれが原因で学会を追放された。海底に潜伏し、ドライアスと手を組む。メカ獣の製作を行っているが、天野博士同様に資金不足に悩んでいるようだ。名誉欲や猜疑心が強い。<br />
<br />
==登場キャラ・宇宙人==<br />
<br />
登場する宇宙人たちはエネルギー生命体が仮の肉体として宿っている為、厳密な意味としてのロボットではない。<br />
<br />
===宇宙警備隊===<br />
宇宙警備隊の本部が置かれている星の出身者によって構成されている。各自、様々な理由で入隊しており、性格もばらばらである。<br />
<br />
どちらかといえば宿った機体を保存している[[勇者エクスカイザー]]のカイザース達よりも、融合した時点で内部構造が別物になっているガイスターと同じ融合方法をとっている。<ref>変形解除後も元となった物の状態には戻らない。元となったメカの開発者である天野博士もエースバロンのメンテナンスの際に「何がどうなってるのかまったくもって分からない」と発言しており、天野博士等が普段どうやって彼らの整備や損傷を修理していたのか等も作中ではあまり詳写されなかった。46話で博士が戦闘で損傷したファイヤージェットやガードチームのオーバーホールを行っている工程は観られるが、そもそもガードチームが宿った乗り物群は博士が作った物ではなく、警察や消防の特殊車両が原型の為になおさら謎である</ref><br />
カイザーズ同様、宇宙の公務員である為、基本は自分たちを勇者として表現はしない。<br />
<br />
原作終了後を描いた小説版では、彼等は純然たるエネルギー生命体であるカイザーズ・ガイスターと違い、『アウト・オブ・システム』と呼ばれる特殊装置によって、肉体から精神を分離しており、小説では本体の姿で登場している。(外見上は人間と同じだが、なぜかファイバードは火鳥のまま)。<br />
<br />
====警備隊長・ファイバード====<br />
; ファイヤージェット<br />
: 地球での宇宙警備隊の主力となる大気圏内型輸送機。天野平和科学研究所のある崖の中から発進する。推進剤を換えれば宇宙も飛べる。<br />
:* データ<br />
:** 全長:26.2m<br />
:** 最大飛行速度:M5.2<br />
:<br />
; ファイバード<br />
: 声 - [[松本保典]]<br />
: ファイヤージェットから変形、アンドロイドモードとなった火鳥が胸部に核として合体した姿。<br />
:* データ<br />
:** 全高:20.1m<br />
:** 重量:45.5t<br />
:** 走速度:150.5km/h<br />
:** 跳躍力:250.9m<br />
:* 武装<br />
:** ファイヤーロッド<br />
:** ダイナバスター<br />
:** フレアミサイル<br />
:<br />
; フレイムブレスター<br />
: ファイヤージェットの支援戦闘機。ファイヤージェットと合体することも可能。初期は呼び出されて、即合体という形式であったが、1クールを過ぎた辺りからバンクフィルムに砲撃シーンが追加され、それに伴い、合体までの間砲撃支援を行うといったより支援機としての明確な役割を与えられた。<br />
; 武装合体ファイバード<br />
: 声 - 松本保典<br />
: ファイバードにフレイムブレスターが兜、胸アーマーとして武装合体した勇者。<br />
:* データ<br />
:** 全高:20.2m<br />
:** 重量:65.0t<br />
:** 走速度:166.0km/h<br />
:** 跳躍力:280.8m<br />
:* 武装<br />
:** フレイムソード<br />
:** フレイムキャノン<br />
:** ダイナバスター<br />
:** フレアミサイル<br />
:** サンスライサー<br />
:* 必殺技<br />
:** フレイムソードチャージアップ<br />
:** フルブラスト<br />
:** フレイムバリヤー<br />
:<br />
; ファイヤーシャトル<br />
: 大気圏外用輸送機。大破したファイヤージェットから宇宙エネルギーを移し変えて調整した。天野平和科学研究所の裏山から打ち上げられる。<br />
; グランバード<br />
: 声 - 松本保典<br />
: ファイヤーシャトルがボディに変形、アンドロイド火鳥が核として左胸に合体した姿。<br />
:* データ<br />
:** 全高:21.0m<br />
:** 重量:60.0t<br />
:** 走速度:140.0km/h<br />
:** 跳躍力:220.9m<br />
:* 武装<br />
:** レーザーロッド<br />
:** シャインダート<br />
:** フェザースラッシュ<br />
:** グランアタッカー<br />
:** 胸部ビーム<br />
:<br />
; ブレスタージェット<br />
: グランバードが虚空から召喚したサポート戦闘機。こちらはフレイムブレスターの役割を踏まえてか、初登場時からミサイル発射のシーンが存在した。また、天野博士が乗り込んで、ファイバードを支援したこともあった。; ジェット合体グランバード<br />
: 声 - 松本保典<br />
: グランバードがブレスタージェットを兜、胸アーマーとしてジェット合体した勇者。<br />
:* データ<br />
:** 全高:21.2m<br />
:** 重量:85.6t<br />
:** 走速度:166.0km/h<br />
:** 跳躍力:280.8m<br />
:* 武装<br />
:** レーザーロッド<br />
:** グランスライサー<br />
:** グランロケッター<br />
:** シャインダート<br />
:** グランアタッカー<br />
:** グランキャノン<br />
:<br />
; グレートファイバード<br />
: 声 - 松本保典<br />
: ファイヤーシャトルが強化パーツとして、ファイバードの全身に包み込む形で最強合体した勇者。ドライアスと互角に渡り合える戦闘能力を持つ。<br />
:* データ<br />
:** 全高:30.5m<br />
:** 重量:105.5t<br />
:** 走速度:250.6km/h<br />
:** 跳躍力:590.2m<br />
:* 武装<br />
:** フレイムソード(フレイムブレスターと合体)<br />
:** フレイムシールド(ブレスタージェットを盾として使用・劇中未登場)<br />
:** グレートキャノン(グレートバスターと呼称する記述もあり)<br />
:** ラウンドディフェンサー<br />
:** グレートアックス<br />
:** バーンスライサー(劇中未登場)<br />
:** グレートクラッパー<br />
:* 必殺技<br />
:** フレイムソードチャージアップ<br />
:** グレートボンバー<br />
:** スライサーキック<br />
<br />
====ガードチーム====<br />
緊急車両から変形合体するチーム。戦闘能力は高いが主に救助活動を担当する。普段は市内等で通常の仕事をしている。ファイバードの様なブラスターシステム(支援機による武装強化)は持たないが、バックパック部に戦闘用メットが内蔵されており、戦闘の際には「メットオン」する事で武装強化(内蔵火器の封印を解いていると推測される)が出来る。<br />
; ガードスター<br />
: 声 - [[坂東尚樹]]<br />
: 佐津田刑事のパトカーから変形するガードチームのリーダー。佐津田刑事と一緒に行動していることからガードチームの中では一番出番が多く、単独でも活躍することも多かった。冷静だが怒ると怖い。推定年齢20歳。「俺がこのパトカーに乗り移ったのは佐津田刑事の正義を信じる心を信じたからだ」と勇者シリーズ上唯一自分が乗り移った乗り物への動機を告白したメカでもある。<br />
:* データ<br />
:** 全高:10.2m<br />
:** 重量:25.5t<br />
:** 走速度:300.6km/h<br />
:** 跳躍力:90.6m<br />
:* ビークルモード<br />
:** 全長5.6m<br />
:** 最大速度:450.0km/h<br />
:* 武装<br />
:** スターブラスター<br />
:** 腕部ワイヤー<br />
; ガードファイヤー<br />
: 声 - [[巻島直樹]]<br />
: 消防車から変形。熱血漢で消火活動に命を賭けている。推定年齢23歳。<br />
:* データ<br />
:** 全長:10.5m<br />
:** 重量:32.6t<br />
:** 走速度:60.0km/h<br />
:** 跳躍力:60.3m<br />
:* ビークルモード<br />
:** 全長:8.6m<br />
:** 走速度:320.9km/h<br />
:* 武装<br />
:** ジェットディスチャージャー<br />
:** ナックルホース<br />
; ガードレスキュー<br />
: 声 - [[辻谷耕史]]<br />
: 救急車から変形。落ち着いた性格で、女医の美子先生とは医療仲間。推定年齢19歳。元宇宙医大生で、大学病院に入るくじ引きで外れて、現在の職場を紹介された過去を持つ。車内で怯える美子を励ますべく通信という手段でゴマかして、自分の声を聞かせるといった芸の細かい面を見せたこともある。<br />
:* データ<br />
:** 全高:9.8m<br />
:** 重量:27.9t<br />
:** 走速度:280.0km/h<br />
:** 跳躍力:75m<br />
:* 武装<br />
:** ハイテンションバンデージ<br />
:** プラズマトーチ<br />
:** レスキューカーゴ<br />
:** レスキューグレネード<br />
:** ダブルレスキューグレネード<br />
:** セフティーバリヤー<br />
; ガーディオン<br />
: 声 - 坂東尚樹<br />
: ガードスターが頭と胸、ガードファイヤーが腕、ガードレスキューが脚となって三体合体。主に救助活動を担当するが戦闘でも活躍。ただし、空を飛べない。「ライトニングスターフラッシュ」という必殺技を持つが、本編でのお披露目(前期OPではそれらしい描写もある)はパワーアップ版のスーパーガーディオンよりも遅いというちょっと異例な経歴を持っている。<br />
:* データ<br />
:** 全高:20.2m<br />
:** 重量:85.0t<br />
:** 走速度:250.5km/h<br />
:** 跳躍力:93m<br />
:* 武装<br />
:** ガードブラスター<br />
:** エクステンションラダー<br />
:* 必殺技<br />
:** ライトニングスターフラッシュ<br />
; ガードウィング<br />
: 声 - [[戸谷公次]]<br />
: ジェットヘリから変形。宇宙警備隊最年少だが、自信過剰の一匹狼。推定年齢18歳。最初から戦闘用メットを装着している為「メットオン」のシークェンスはゴーグルを装着するだけの簡単なものになっている。<br />
:* データ<br />
:** 全高:11.0m<br />
:** 重量:32.0t<br />
:** 走速度:62.6km/h<br />
:** 跳躍力:190.6m<br />
:* 武装<br />
:** ウイングブーメラン<br />
:** メザークラッシャー<br />
:** ウイングデトネイター<br />
:** ウイングボーンフーン<br />
; スーパーガーディオン<br />
: 声 - 戸谷公次<br />
: ガードウィングが空を飛べないガーディオンの強化パーツとなって頭、胸、肩、脚に四体合体、飛行能力が追加された。メカ獣ゴルジアとの戦いでガードウイングの呼びかけで合体を敢行。彼を中心に行動する為、ガーディオンと比べ多少口調が変わっているが、メンバー全員が合体している為か冷静沈着な性格となる。勇者シリーズ初の'''リーダー機以外が声を担当するチーム合体ロボット。'''<br />
:* データ<br />
:** 全高:25.0m<br />
:** 重量:117.0t<br />
:** 走速度:600.0km/h<br />
:** 跳躍力:125.2m<br />
:* 武装<br />
:** ウォータートルネード<br />
:** フリージングトルネード<br />
:** ガードデトネイター<br />
:* 必殺技<br />
:** 真空飛び膝蹴り<br />
:** ガードフラッシュ<br />
:** 一斉掃射(ガードブラスターと表記されている資料もあるが詳細は不明)<br />
<br />
====バロンチーム====<br />
特殊作業メカから変形合体するチーム。エースバロン以外は自我を持たず、彼の指令によって行動する。<br />
; エースバロン<br />
: 声 - [[塩屋浩三]]<br />
: 救助用戦車から変形。バロンチームの指揮官で、宇宙警備隊の最年長者。本来の名前ではなく、天野博士の命名。欠伸をしたりサンタの扮装をした佐津田刑事を本物だと思い、礼儀正しく挨拶してしまうなどひょうきんな描写も見られた。<br />
:* データ<br />
:** 全高:13.1m<br />
:** 重量:50.0t<br />
:** 走速度:50.0km/h<br />
:** 跳躍力:60.5m<br />
:* ビークルモード<br />
:** 全長:12.5m<br />
:** 最大速度:200.5km/h<br />
:* 武装<br />
:** ベルトリング<br />
:** バロンクーラー<br />
; ドリルバロン<br />
: ドリル戦車から変形。本作における唯一のドリルメカで、火鳥が二回搭乗している。<br />
:* データ<br />
:** 全高:9.0m<br />
:** 重量:20.5t<br />
:** 走速度:85.0km/h<br />
:** 跳躍力:45.5m<br />
:* ビークルモード<br />
:** 全長:8.1m<br />
:** 最大速度:105.0km/h<br />
:* 武装<br />
:** サークルカッター<br />
; ロードバロン<br />
: トレーラーから変形。深海の水圧にも耐えられるボディの構造を生かし、孤立した海底基地に突入する際にはランチとして使用された事もある。<br />
:* データ<br />
:** 全高:8.0m<br />
:** 重量:17.5t<br />
:** 走速度:105.2km/h<br />
:** 跳躍力:50.2m<br />
:* ビークルモード<br />
:** 全長:7.6m<br />
:** 最大速度:210.0km/h<br />
:* 武装<br />
:** マグネトラクター<br />
:** バルカン<br />
; アクアバロン<br />
: 潜水艦から変形。火鳥が水中での活動能力を有していないとあって、最も多く搭乗したメカである。<br />
:* データ<br />
:** 全高:8.5m<br />
:** 重量:16.5t<br />
:** 走速度:75.0km/h<br />
:** 跳躍力:40.5m<br />
:* ビークルモード<br />
:** 全長:9.0m<br />
:** 最大速度(水上):200.4km/h<br />
:** 最大速度(水中)125.25km/h<br />
:* 武装<br />
:** スティンガーネット<br />
; スカイバロン<br />
: 小型ジェット機から変形。主人公のメカと被るせいかもっとも活躍が少なく火鳥も一度も乗ることがなかった。<br />
:* データ<br />
:** 全高:8.5m<br />
:** 重量:15.5t<br />
:** 走速度:80.5km/h<br />
:** 跳躍力:90.0m<br />
:* ビークルモード<br />
:** 全長:9.0m<br />
:** 最大飛行速度:M1.5<br />
:* 武装<br />
:** ジェットクリーナー<br />
; サンダーバロン<br />
: 声 - 塩屋浩三<br />
: エースバロンが胴体、ドリルバロンが左腕、ロードバロンが右腕、アクアバロンが右脚、スカイバロンが左脚となって五体合体した姿。パワー型の勇者。本編において戦闘でのフィニッシュを三回行っており、仲間メカとしては歴代一位である。<br />
:* データ<br />
:** 全高:22.0m<br />
:** 重量:120.0t<br />
:** 走速度:120.0km/h<br />
:** 跳躍力:150.0m<br />
:* 武装<br />
:** サンダーカノン(又はキャノンビーム)<br />
:** サンダーアンカー<br />
:** ドリルクラッシャー<br />
:** ナックルクラッシャー(番組後半ではセパレーションアタックと呼称)<br />
:* 必殺技<br />
:** サンダークラッシュ<br />
:* 合体技<br />
:** ギャザリングスラッシュ<br />
:** ギャザリングブラスター<br />
; サンダージェット<br />
: 現場急行型戦闘攻撃機。宇宙、水中を問わない。出動時は基本的にこの形態で、天野平和科学研究所地下から海中を経て発進する。<br />
:* データ<br />
:** 全長:22.5m<br />
:** 最大飛行速度:M3.5<br />
<br />
===ドライアス===<br />
<br />
====宇宙皇帝====<br />
; ドライアス<br />
: 声 - [[郷里大輔]]<br />
: 宇宙からやってきた悪のエネルギー生命体。地球人を奴隷とし、自身が暗黒の神になるために地球制覇を狙っている。ジャンゴの海底基地にある3体の像に融合し、シュラとゾルに命令している。<br />
: 前作・ダイノガイストと同様に専属の合体パターンが存在し、DXプラモも発売された。ラスボスとしてはダイノガイストと1・2の人気を争い、双璧と表現する媒体もある。一説によれば、勇者指令ダグオンのアーク星人のネーミング元とも呼ばれている。また勇者シリーズのライバルロボットの中で、唯一の合体ロボでもある。<br />
:* データ<br />
:** 全高:33.5m<br />
:** 重量:120.8t<br />
:** 走速度:200.0km/h<br />
:** 跳躍力:360.5m<br />
:* 武装<br />
:** デスブレード<br />
:** デスシールド<br />
:** デスキャノン<br />
:** ホラーハーケン<br />
:* 必殺技<br />
:** デビルフォーン<br />
:** デビルブレイザー<br />
:** ヘルブラスト<br />
; オーガニックドライアス<br />
: デビルの塔の頂上からマイナスエネルギーを吸収し、巨大化・有機質化したドライアス。再生能力などを有し、自身からマイナスエネルギーを放射することもできる。<br />
<br />
=====変形体=====<br />
; ドライアスジェット<br />
: ドライアスが変形する巨大ジェット戦闘機。<br />
:* データ<br />
:** 全長:36.5m<br />
:<br />
; デスイーグル<br />
: ドライアスの胸と背になる。鷲の彫像からメカ化した。分離時のドライアスが台詞を言う際に写されることから、ドライアスが乗り移っているのはこのメカであると思われる(デスジャガー、デスドラゴンはエースバロンがサポートメカを操るのと同じ原理であろう)。<br />
:* データ<br />
:** 全高:19.1m<br />
:** 翼長:35.5m<br />
:** 重量:36.3t<br />
:* 武装<br />
:** デッドインパルス<br />
<br />
=====融合体=====<br />
; デスタイガー<br />
: ドライアスの右半身になる。海底神殿にある虎の像からメカ化。<br />
:* データ<br />
:** 全長:18.1m<br />
:** 重量:40.5t<br />
:** 走速度:285.0km/h<br />
:** 跳躍力:245.0m<br />
:* 武装<br />
:** デスキャノン<br />
:** キラーバイト<br />
:<br />
; デスドラゴン<br />
: ドライアスの左半身になる。海底神殿にある龍の像からメカ化。背中の翼部分がデスシールドとなる。<br />
:* データ<br />
:** 全長:24.0m<br />
:** 重量:44.0t<br />
:** 走速度:155.2km/h<br />
:** 跳躍力:150.2m<br />
:* 武装<br />
:** ディスウォーター<br />
:<br />
<br />
====配下====<br />
; ゾル<br />
: 声 - [[島香裕]]<br />
: ドライアスの部下。ジャンゴの作ったアンドロイドに乗り移ったエネルギー生命体。地球では屈強な大男の姿をしている。短気で、何でも力で解決しようとする単細胞な性格。実行部隊をよく指揮している。<br />
; シュラ<br />
: 声 - [[梁田清之]]<br />
: ゾルと同じジャンゴの作ったアンドロイドに乗り移ったドライアスの部下。ゾルと違い、頭脳戦を得意とするクールな性格。<br />
<br />
==メカ獣==<br />
Dr.ジャンゴが製作したロボット兵器。作戦によってシュラとゾルが交代か、二人で操縦する。また、ジャンゴ自らが操ることもあるが無人でも行動可能。脱出用飛行機もコックピットとして搭載。<br />
; サンドトレマー<br />
: [[ムカデ]]に似たメカ獣。<br />
; ディアブラーダ<br />
: 悪魔像を模したメカ獣。<br />
; ヘルカース<br />
: [[閻魔]]に似たメカ獣。<br />
; ソドム&ゴモラ<br />
: 最終決戦にてシュラとゾルが操縦したメカ獣。一度は倒されるが、ドライアスからの暗黒エネルギーを受け融合を果たす。<br />
<br />
== 脅迫事件 ==<br />
続編を望む熱狂的なファンから、会社宛に脅迫文書やヒロインに対するお金が送られて来た事があり、警視庁と千葉県警にそれぞれ被害届を出していた。<br />
<br />
== 脚注 ==<br />
<references /><br />
<br />
==放送リスト==<br />
{| class="wikitable" border="1" width="100%"<br />
|-<br />
! 放送日 !! 話数 !! サブタイトル !! 登場メカ獣ほか<br />
<br />
|-align="center"<br />
|1991/2/2||1||奇跡の勇者(ミラクルヒーロー)登場<br />
|align="left"|<br />
* サンドトレマー<br />
<br />
|-align="center"<br />
|1991/2/9||2||サミット爆破2秒前<br />
|align="left"|<br />
* フラブレイ<br />
* シーグラブ<br />
<br />
|-align="center"<br />
|1991/2/16||3||勢ぞろい宇宙警備隊<br />
|align="left"|<br />
* ベノマベント<br />
<br />
|-align="center"<br />
|1991/2/23||4||恐怖の血液ウイルス<br />
|align="left"|<br />
* マンティソール<br />
* スケアガン<br />
<br />
|-align="center"<br />
|1991/3/2||5|| SOS! 深海3千M<br />
|align="left"|<br />
* グレビール<br />
<br />
|-align="center"<br />
|1991/3/9||6||激突! 弾丸列車<br />
|align="left"|<br />
* ゴアトップ<br />
<br />
|-align="center"<br />
|1991/3/16||7||勇太郎と宝石泥棒<br />
|align="left"|<br />
* スタンギアー<br />
<br />
|-align="center"<br />
|1991/3/23||8||悪魔の追跡<br />
|align="left"|<br />
* ダビアス<br />
<br />
|-align="center"<br />
|1991/3/30||9||わしがDr.ジャンゴだ!<br />
|align="left"|<br />
* バーバス<br />
<br />
|-align="center"<br />
|1991/4/6||10|| 5万人の人質<br />
|align="left"|<br />
* バイスキッド<br />
<br />
|-align="center"<br />
|1991/4/13||11||花よよみがえれ<br />
|align="left"|<br />
* ベクサー<br />
<br />
|-align="center"<br />
|1991/4/20||12||赤い海の恐怖<br />
|align="left"|<br />
* ベインブル<br />
<br />
|-align="center"<br />
|1991/4/27||13||三人の科学者<br />
|align="left"|<br />
* パラザイト<br />
<br />
|-align="center"<br />
|1991/5/4||14||燃えよG(ガード)ファイヤー<br />
|align="left"|<br />
* ドラウター<br />
<br />
|-align="center"<br />
|1991/5/11||15||初恋電話をつなげ<br />
|align="left"|<br />
* デスタロイド<br />
<br />
|-align="center"<br />
|1991/5/25||16|| Dr.ジャンゴの大地震<br />
|align="left"|<br />
* グロウラー<br />
<br />
|-align="center"<br />
|1991/6/1||17||狂ったコンピュータ都市<br />
|align="left"|<br />
* スカルバイト<br />
<br />
|-align="center"<br />
|1991/6/8||18||消えた町の謎<br />
|align="left"|<br />
* モウルトード<br />
<br />
|-align="center"<br />
|1991/6/15||19||伝説の秘宝<br />
|align="left"|<br />
* デアブラーダ<br />
<br />
|-align="center"<br />
|1991/6/22||20||アメリカ征服宣言<br />
|align="left"|<br />
<br />
|-align="center"<br />
|1991/6/29||21||アメリカを奪還せよ!<br />
|align="left"|<br />
* インスレイバー<br />
* フレイガン<br />
<br />
|-align="center"<br />
|1991/7/6||22|| G(ガード)ウィング危機一髪<br />
|align="left"|<br />
* テラグラント<br />
<br />
|-align="center"<br />
|1991/7/13||23||登場! S(スーパー)ガーディオン<br />
|align="left"|<br />
* デカシター<br />
* *合体デカシター<br />
* ゴルジア<br />
<br />
|-align="center"<br />
|1991/7/20||24||恐るべき宇宙植物<br />
|align="left"|<br />
* イルシーダ<br />
<br />
|-align="center"<br />
|1991/7/27||25||プリンスファイバード<br />
|align="left"|<br />
* イナマス<br />
<br />
|-align="center"<br />
|1991/8/3||26||デビルストーンの謎<br />
|align="left"|<br />
* ダズラー<br />
<br />
|-align="center"<br />
|1991/8/10||27||悪魔の音楽(メロディー)<br />
|align="left"|<br />
* ゴーマダー<br />
* 幻覚メカ獣<br />
<br />
|-align="center"<br />
|1991/8/17||28||凍りついた夏<br />
|align="left"|<br />
* ドロータス<br />
<br />
|-align="center"<br />
|1991/8/24||29||飛べファイヤーシャトル<br />
|align="left"|<br />
* グライパー<br />
<br />
|-align="center"<br />
|1991/8/31||30||狙われた宇宙基地<br />
|align="left"|<br />
* サベイジャー<br />
<br />
|-align="center"<br />
|1991/9/7||31||エースバロンと嘘つき少女<br />
|align="left"|<br />
* ガイロス<br />
<br />
|-align="center"<br />
|1991/9/14||32||出た! 最強合体<br />
|align="left"|<br />
* マスジャイバー<br />
<br />
|-align="center"<br />
|1991/9/21||33||過去からのメッセージ<br />
|align="left"|<br />
* ヘルカース<br />
<br />
|-align="center"<br />
|1991/9/28||34||赤ちゃん救出作戦<br />
|align="left"|<br />
* フライドール<br />
<br />
|-align="center"<br />
|1991/10/5||35||科学者たちの挑戦<br />
|align="left"|<br />
* ピポケイブ<br />
<br />
|-align="center"<br />
|1991/10/12||36||吸血の街<br />
|align="left"|<br />
* ステインバット<br />
<br />
|-align="center"<br />
|1991/10/19||37||幽霊船の秘密<br />
|align="left"|<br />
* アノメラス<br />
<br />
|-align="center"<br />
|1991/10/26||38||チャンプと巨大ゴリラ<br />
|align="left"|<br />
* 巨大ゴリラ<br />
<br />
|-align="center"<br />
|1991/11/16||39||勇太郎の授業参観<br />
|align="left"|<br />
* インペアラー<br />
<br />
|-align="center"<br />
|1991/11/23||40||激突! ママ対火鳥<br />
|align="left"|<br />
* トランサント<br />
<br />
|-align="center"<br />
|1991/11/30||41||大奮戦! 佐津田刑事<br />
|align="left"|<br />
* プラインマント<br />
<br />
|-align="center"<br />
|1991/12/7||42||パパになった勇太郎<br />
|align="left"|<br />
* ジンメン<br />
<br />
|-align="center"<br />
|1991/12/14||43||俺たちの使命<br />
|align="left"|<br />
* ガルベージ<br />
<br />
|-align="center"<br />
|1991/12/21||44||ブラッククリスマス<br />
|align="left"|<br />
* エピデミア<br />
<br />
|-align="center"<br />
|1991/12/28||45||海底基地浮上<br />
|align="left"|<br />
* メドソイド<br />
<br />
|-align="center"<br />
|1992/1/18||46||出現! デビルの塔<br />
|align="left"|<br />
* ソドム<br />
* ゴモラ<br />
<br />
|-align="center"<br />
|1992/1/25||47||決戦! ギアナ高地<br />
|align="left"|<br />
* オーガニックドライアス<br />
* ソドム<br />
* ゴモラ<br />
<br />
|-align="center"<br />
|1992/2/1||48||さらば宇宙警備隊<br />
|align="left"|<br />
* オーガニックドライアス<br />
* ソドム・ゴモラ融合メカ獣<br />
<br />
|}<br />
<br />
==スタッフ==<br />
* 企画:サンライズ<br />
* 原作:[[矢立肇]]<br />
* シリーズ構成:[[平野靖士]]<br />
* キャラクターデザイン:[[植田均]]<br />
* メカデザイン:[[大河原邦男]]<br />
* 美術:[[岡田有章]]<br />
* 音響:[[千葉耕市]]<br />
* 撮影:[[鳥越一志]]<br />
* 音楽:[[渡辺俊幸]]<br />
* アニメーターチーフ:[[大張正己]]<br />
* 演出チーフ:[[日高政光]]<br />
* デザイン協力:デザインメイト<br />
* 監督:[[谷田部勝義]]<br />
* 脚本:平野靖士,星山博之,志茂文彦,富岡淳広,渡辺麻実,伊藤康隆,御崎剛司,長田敏靖,浅井かをる<br />
* 脚本協力:ラグス<br />
* 演出:西山明樹彦,大庭秀昭,高松信司,大畑清隆,日高政光,石踊宏,越智浩仁<br />
* プロデューサー:今井慎(名古屋テレビ),本名洋一(東急エージェンシー),吉井孝幸(サンライズ)<br />
* 制作:名古屋テレビ,東急エージェンシー,サンライズ<br />
<br />
== 主題歌 ==<br />
; オープニング『太陽の翼』<br />
: 作詞:[[大津あきら]]/作曲:[[YAMATO]]/編曲:[[岡本洋]]/歌:[[鴨下泰子]]<br />
: オープニングで表示されるタイトルの「太陽の勇者」の部分が背景に溶け込んで見辛かったため、第5話より黄色い枠が用意された。<br />
; エンディング『見つめていたい』<br />
: 作詞:[[松宮恭子]]/作曲:[[水島康宏]]/編曲:[[西平彰]]/歌:[[佐藤幸世]]<br />
<br />
==放送ネット局==<br />
* NBN '''[[名古屋テレビ放送]]'''<br />
* HTB '''[[北海道テレビ放送]]'''<br />
* ATV [[青森テレビ]](1991年2月~9月)→ABA '''[[青森朝日放送]]'''(1991年10月~1992年2月)<br />
* KHB '''[[東日本放送]]'''<br />
* ABS '''[[秋田放送]]'''<br />
* TUY '''[[テレビユー山形]]'''<br />
* KFB '''[[福島放送]]'''<br />
* ANB(現EX) '''[[テレビ朝日]]'''<br />
* NT21(現UX) '''[[新潟テレビ21]]'''<br />
* TSB [[テレビ信州]](1991年2・3月)→ABN '''[[長野朝日放送]]'''(1991年4月~1992年2月)<br />
* UTY '''[[テレビ山梨]]'''<br />
* T34(現BBT) '''[[富山テレビ放送]]'''<br />
* ITC [[石川テレビ放送]](1991年2月~9月)→HAB '''[[北陸朝日放送]]'''(1991年10月~1992年2月)<br />
* FBC '''[[福井放送]]'''<br />
* SKT '''[[静岡けんみんテレビ]]'''(現SATV 静岡朝日テレビ)<br />
* ABC '''[[朝日放送]]'''<br />
* KSB '''[[瀬戸内海放送]]'''<br />
* HOME '''[[広島ホームテレビ]]'''<br />
* TYS '''[[テレビ山口]]'''<br />
* JRT '''[[四国放送]]'''<br />
* EBC '''[[テレビ愛媛]]'''(旧愛媛放送)<br />
* KUTV '''[[テレビ高知]]'''<br />
* KBC '''[[九州朝日放送]]'''<br />
* NCC '''[[長崎文化放送]]'''<br />
* KAB '''[[熊本朝日放送]]'''<br />
* OBS '''[[大分放送]]'''<br />
* UMK '''[[テレビ宮崎]]'''<br />
* KKB '''[[鹿児島放送]]'''<br />
* RBC '''[[琉球放送]]'''<br />
<br />
==関連商品==<br />
===DVD===<br />
* 太陽の勇者ファイバード BRAVE-BOX 1(2004年10月22日)第1話~第24話までを収録、4枚組。<br />
* 太陽の勇者ファイバード BRAVE-BOX 2(2004年12月23日)第25話~第48話までを収録、4枚組。<br />
[[バンダイビジュアル]]より発売。<br />
<br />
===CD===<br />
* 太陽の勇者ファイバード VOl.1(1991年3月21日)サウンドトラック。<br />
* 太陽の勇者ファイバード VOl.2(1991年8月21日)<br />
* 「太陽の勇者ファイバード」ユリちゃんに愛の花束を…(1997年11月21日)ドラマCD。<br />
総て[[ビクターエンタテインメント]]より発売。<br />
<br />
===ゲーム===<br />
* [[ゲームボーイ]]ソフト「太陽の勇者ファイバードGB」(1991年12月20日)<br />
* [[ファミリーコンピュータ]]ソフト「太陽の勇者ファイバード」(1992年1月11日)<br />
2作共に[[アイレムソフトウェアエンジニアリング]]より発売。<br />
<br />
===書籍===<br />
; 『太陽の勇者ファイバード』<br />
:原作:[[矢立肇]] 著者:[[平野靖士]] イラスト:[[植田均]] [[大陸書房]]ネオファンタジー文庫刊<br />
: 1992年8月発売。月刊アニメ誌「[[月刊OUT|OUT]](アウト)」にて掲載された小説を纏めたもので、刊行に当たっては大幅な加筆修正を行われている。TVシリーズ後のストーリーを描いた2篇のインサイドストーリーと、1篇の書き下ろし作品の計3作の中編作品を収録。巻末には「こちらファイバード資料室」と題した原画設定資料集が収録されている。<br />
: 1巻が出ていた時点で出版元の大陸書房が倒産、未完のままである。<br />
<br />
==外部リンク==<br />
* [http://www.yusha.net/fighbird/sakuhin.html 勇者シリーズ公式サイトでの紹介]<br />
<br />
== 前後番組の変遷 ==<br />
{{前後番組|<br />
放送局=[[名古屋テレビ]]|<br />
放送枠=土曜夕方5時枠のアニメ|<br />
前番組=[[勇者エクスカイザー]]|<br />
次番組=[[伝説の勇者ダ・ガーン]]<br />
}}<br />
<br />
{{勇者シリーズ}}<br />
{{DEFAULTSORT:たいようのゆうしやふあいはあと}}<br />
[[Category:勇者シリーズ]]<br />
[[Category:アニメ作品 た|いようのゆうしやふあいはあと]]<br />
[[Category:1991年のテレビアニメ]]<br />
[[Category:ファミリーコンピュータ用ソフト]]<br />
<br />
[[th:ไฟร์เบิร์ด]]</div>
防人
http://ja.yourpedia.org/mediawiki/index.php?title=%E3%82%A2%E3%83%8B%E3%83%A1%E7%89%88%E3%83%9D%E3%82%B1%E3%83%83%E3%83%88%E3%83%A2%E3%83%B3%E3%82%B9%E3%82%BF%E3%83%BC%E3%81%AE%E7%99%BB%E5%A0%B4%E4%BA%BA%E7%89%A9&diff=382324
アニメ版ポケットモンスターの登場人物
2020-01-17T13:29:15Z
<p>防人: SEOに熱心なMuttley (トーク) による編集を 安枝瞳 による直前の版へ差し戻しました</p>
<hr />
<div>'''アニメ版ポケットモンスターの登場人物'''(アニメばんポケットモンスターのとうじょうじんぶつ)は、[[テレビ東京]]系列他にて放映されている[[アニメ]]『[[ポケットモンスター (アニメ)|ポケットモンスターシリーズ]]』に登場する[[架空]]のキャラクターの説明の一覧である。<br />
<br />
[[ポケットモンスター (架空の生物)|ポケモンそのもの]]の概要については「[[ポケモン一覧]]」より各ポケモンの項目を、[[ポケットモンスター (ゲーム)|ゲーム版ポケットモンスター]]に登場するキャラクターは「[[ポケットモンスターの登場人物]]」を参照。<br />
<br />
== 凡例 ==<br />
登場時期に記載されている略号は以下の通り。<br />
<br />
* [[ポケットモンスター (1997-2002年のアニメ)|無印]](PM):[[カントー地方]]編(KT)、オレンジ諸島編(OS)、金銀([[ジョウト地方]])編(KG)<br />
* [[ポケットモンスター アドバンスジェネレーション|アドバンスジェネレーション]](AG):[[ホウエン地方]]編(HT)、[[バトルフロンティア]]編(BF)<br />
* [[ポケットモンスター ダイヤモンド&パール|ダイヤモンド&パール]](DP)<br />
* [[ポケットモンスター ベストウイッシュ|ベストウイッシュ]](BW)<br />
* [[週刊ポケモン放送局#ポケットモンスター サイドストーリー|サイドストーリー]](SS)<br />
* [[ポケットモンスター (OVA)|OVA]](OA)<br />
* [[ポケットモンスター (劇場版)|劇場版]](MV)<br />
<br />
{{ネタバレ}}<br />
<br />
== レギュラーキャラクター ==<br />
詳細はそれぞれの項目を参照。<br />
<br />
; サトシ<br />
: [[声優|声]] - [[松本梨香]]<br />
: このアニメの[[主人公]]。マサラタウン出身。ポケモンマスターを目指して旅をする10歳の[[少年]]。<br />
: {{Main|サトシ (アニメポケットモンスター)}}<br />
; ピカチュウ<br />
: 声 - [[大谷育江]]<br />
: サトシの1番のパートナー。<br />
: {{Main|ピカチュウ (サトシのポケモン)}}<br />
; カスミ<br />
: 声 - [[飯塚雅弓]]<br />
: 無印の[[ヒロイン]]。ハナダシティ出身。カントー、オレンジ諸島、ジョウト地方をサトシと共に旅した10歳の[[少女]]。ハナダジムのリーダーを務めることになり、サトシと別れた。<br />
: {{Main|カスミ (アニメポケットモンスター)}}<br />
; タケシ<br />
: 声 - [[うえだゆうじ]]<br />
: ニビシティ出身。ニビジムの元ジムリーダー。世界一のポケモンブリーダーを目指しサトシと共にカントー、ジョウト、ホウエン、シンオウ地方を旅をした15歳の少年。ポケモンドクターを志し、サトシと別れた。<br />
: {{Main|タケシ (アニメポケットモンスター)}}<br />
; ケンジ<br />
: 声 - [[関智一]]<br />
: ポケモンウォッチャーである少年。サトシと共にオレンジ諸島を旅をした。のちにオーキド博士の助手になったため、サトシと別れた。<br />
: {{Main|ケンジ (アニメポケットモンスター)}}<br />
; ハルカ<br />
: 声 - [[KAORI.|鈴木カオリ]]<br />
: AGのヒロイン。トウカシティ出身。ポケモンコーディネーターである10歳の少女。サトシと共にホウエン、カントー地方を旅した。他の地方のコンテストに挑戦するため、サトシと別れた。<br />
: {{Main|ハルカ (アニメポケットモンスター)}}<br />
; マサト<br />
: 声 - [[山田ふしぎ]]<br />
: ハルカの弟。トウカシティ出身。ポケモントレーナー志望の7歳の少年。サトシと共にホウエン、カントー地方を旅した。トレーナーになって一番にバトルをすることを約束して、サトシと別れた。<br />
: {{Main|マサト (アニメポケットモンスター)}}<br />
; ヒカリ<br />
: 声 - [[豊口めぐみ]]<br />
: DPのヒロインでありもう1人の主人公。フタバタウン出身。ポケモンコーディネーターである10歳の少女。サトシと共にシンオウ地方を旅した。他の地方のコンテストに挑戦するため、サトシと別れた。<br />
: {{Main|ヒカリ (アニメポケットモンスター)}}<br />
; アイリス<br />
: 声 - [[悠木碧]]<br />
: BWのヒロイン。竜の里出身。ポケモントレーナーの少女。ドラゴンマスターを目指しサトシと旅をしている。<br />
: {{Main|アイリス (アニメポケットモンスター)}}<br />
; デント<br />
: 声 - [[宮野真守]]<br />
: サンヨウシティ出身。サンヨウシティのジムリーダー。ポケモンソムリエの少年。世界一のポケモンソムリエを目指しサトシと旅をしている。<br />
: {{Main|デント (アニメポケットモンスター)}}<br />
<br />
=== ロケット団の三人組(ムサシ、コジロウ、ニャース) ===<br />
{{Seealso|ロケット団 (アニメポケットモンスター)#ムサシ・コジロウ・ニャース}}<br />
; ムサシ<br />
: 声 - [[林原めぐみ]]<br />
: ロケット団の女性団員。<br />
: {{Main|ムサシ (アニメポケットモンスター)}}<br />
; コジロウ<br />
: 声 - [[三木眞一郎]]<br />
: ロケット団の男性団員。<br />
: {{Main|コジロウ (アニメポケットモンスター)}}<br />
; ニャース<br />
: 声 - [[犬山イヌコ]]<br />
: ロケット団に所属するポケモン。人間の言葉を話すことができる。<br />
: {{Main|ニャース (ロケット団のポケモン)}}<br />
<br />
== ライバルキャラクター ==<br />
=== サトシのライバル ===<br />
==== 無印編から登場 ====<br />
劇中で姿は見せていないが、サトシ、シゲルと同時期にマサラタウンから旅立った二人のトレーナーがいる。タケシによると一人は「何をするのも素早い奴」、もう一人は「何から何まで慎重な奴」とのことである(小説版より)。<br />
<br />
; オーキド・シゲル<br />
: 声 - [[小林優子]]<br />
: サトシの幼馴染でライバル。[[オーキド・ユキナリ|オーキド博士]]の孫。<br />
: {{Main|オーキド・シゲル}}<br />
; <span id="ヒロシ">ヒロシ</span><br />
: 声 - [[高山みなみ]]<br />
: 登場時期:KT・KG(ゲスト)、SS(3話登場しておりいずれも主役)<br />
: セキエイ大会で登場したポケモントレーナー。サトシと風貌のよく似た少年で、所有するポケモンも多くがサトシと同じである。サトシとは出会って間もない時にロケット団に[[モンスターボール]]を奪われたときに協力してロケット団を撃退し、ボールを取り返したことがきっかけで仲良くなる。トレーナーとしての実力は申し分なく、セキエイ大会ではほぼストレート勝ちで勝ち上がってきた。サトシに比べて落ち着いた態度が多いが、サトシ同様に熱くなりやすい面もある。推理力に優れる面があり、サイドストーリーでその才能を発揮したこともある。<br />
: ポケモンリーグ・セキエイ大会5回戦でサトシに勝利する(正確にはサトシの[[リザードン]]が言う事を聞かなかったことによる不戦勝)が、次の試合で敗北する。<br />
: ジョウト地方のうずまき諸島で謎のポケモンを調査していたときにサトシと再会する。そしてロケット団に捕獲された[[ルギア]]親子をサトシたちと協力して救出する。<br />
: モンスターボールには印をつけ、ポケモンを区別できるようにしている。また、サトシがカントー編とオレンジ諸島編で使った[[ポケモン図鑑]]と同じものをバージョンアップして使い続けているようで、そのポケモン図鑑で[[ボーマンダ]]を調べたこともある。<br />
:; 手持ちポケモン<br />
::; [[ピカチュウ]]<br />
::: 声 - [[こおろぎさとみ]]<br />
::: 技:10まんボルト、かみなり、でんこうせっか、こうそくいどう<br />
::: ニックネームは「レオン」。癖のかかった前髪が特徴。サトシと出会った後はその影響か、ボールに入れられていない。<br />
::; [[ヒトカゲ (ポケモン)|ヒトカゲ]]→[[リザード (ポケモン)|リザード]]<br />
::: 声 - [[うえだゆうじ|上田祐司]]<br />
::: 技:かえんほうしゃ、メガトンパンチ、きりさく、たいあたり<br />
::: セキエイ大会ではピカチュウを連続で「かえんほうしゃ」を浴びせ「たいあたり」で倒すが、リザードンにパワーの差がありすぎて敗れる。金銀編ではリザードに進化して登場。<br />
::: ニックネームは「ジッポ」。<br />
::; [[サナギラス]]<br />
::: 技:すなあらし、ずつき<br />
::: ニックネームは「クルーズ」。金銀編から登場。高い防御力を誇る。<br />
::; [[バタフリー]]<br />
::: 声 - [[愛河里花子]]<br />
::: 技:ねむりごな、たいあたり、ふきとばし<br />
::: ニックネームは「パピー」。カントー編のみ登場。セキエイ大会では[[ゼニガメ (ポケモン)|ゼニガメ]]を「ねむりごな」で眠らせ倒すが、ピカチュウのスピードの前に敗れる。<br />
::; [[スバメ]]<br />
::: 声 - [[西村ちなみ]]<br />
::: 技:つばさでうつ、かげぶんしん、かぜおこし<br />
::: ニックネームは「ローズ」。サイドストーリーに登場。<br />
:: 他にも、セキエイ大会6回戦の様子から、[[メノクラゲ]]か[[オニスズメ]]のどちらかを所持している模様。<br />
; <span id="ハヅキ">ハヅキ</span><br />
: 声 - [[鳥海勝美]]<br />
: 登場時期:KG(ゲスト)<br />
: ミシロタウン出身のポケモントレーナー。放送当時流行していた[[ソフトモヒカン|ベッカムヘアー]]をしている青年。各地を旅し様々な経験をする事で自分自身を鍛えている。ジョウトリーグ・シロガネ山大会決勝トーナメント2回戦でサトシと戦い勝利するが、サトシとの戦いの影響でエースの[[バシャーモ]]が戦えない状態だったため、次戦で敗れる。その後、セキエイ高原へと旅立つ。劇中で会話するシーンは無いが、[[#オダマキ博士|オダマキ博士]]とは知り合いである。<br />
:; 手持ちポケモン<br />
::; [[バシャーモ]]<br />
::: 声 - [[小西克幸]]<br />
::: 技:ブレイズキック、かえんほうしゃ、ほのおのパンチ、でんこうせっか<br />
::: ハヅキの切り札。ニューラとのバトルに登場し圧倒的な実力でニューラを下した。ジョウトリーグでは[[ベイリーフ (ポケモン)|ベイリーフ]]の「はっぱカッター」を蹴り飛ばし、「つるのむち」を掴み、そのまま「ほのおのパンチ」で倒した。リザードンとのバトルではジャンプ力で空を飛べるリザードンと互角に戦い、お互い決定的なダメージを与えられないバトルになるが、リザードンの「ちきゅうなげ」を受け戦闘不能に思われたが「かえんほうしゃ」を「ちきゅうなげ」で地面に叩きつけられる直前に地面に向かって出し衝撃をやわらげていたため立ち上がり、最後は「りゅうのいかり」と「かえんほうしゃ」が激突し、ダメージが蓄積し息が荒くなっていたものの僅差で勝負に勝つ。<br />
::; [[ニューラ]]<br />
::: 声 - [[池田千草]]<br />
::: 技:メタルクロー、シャドーボール、きりさく、だましうち、みだれひっかき<br />
::: 聖火を祭る祠を縄張りにしていた。バシャーモとのバトルの末ゲットされる。ジョウトリーグではピカチュウを「メタルクロー」の一撃で下すが、[[ワニノコ]]に「メタルクロー」をかみつかれて、尻尾で叩きつけられ倒された。<br />
::; [[ミルタンク]]<br />
::: 技:いやしのすず<br />
::: 喧嘩していたサトシとジュンイチのポケモンを「いやしのすず」で大人しくさせた。サトシとのバトルには参加していない。<br />
::; [[ハガネール]]<br />
::: 技:アイアンテール、すなあらし、あなをほる、しめつける<br />
::: [[ヨルノズク]]の「ねんりき」を食らうも、「すなあらし」で惑わせ「あなをほる」、「アイアンテール」で下す。[[カビゴン]]とのバトルでは「しめつける」で攻撃するも「れいとうパンチ」を受け、離したすきに「はかいこうせん」を決められ倒れた。<br />
::; [[カクレオン]]<br />
::: 声 - [[愛河里花子]]<br />
::: 技:したでなめる、サイケこうせん<br />
:::透明になる体と素早い動きでピカチュウを翻弄し、「したでなめる」や「サイケこうせん」で攻撃したが、舌を捕まれ直接「10まんボルト」を受け敗れた。<br />
::; [[スリーパー (ポケモン)|スリーパー]]<br />
::: 技:さいみんじゅつ、ゆめくい、サイコキネシス<br />
::: ワニノコを「さいみんじゅつ」で眠らせ「サイコキネシス」を食らわせて倒す。カビゴンとの戦いではカビゴンが最初から眠っていたため「ゆめくい」で攻撃したが、カビゴンが起きた途端に「はかいこうせん」を決められ倒される。<br />
::; [[ヘルガー]]<br />
::: 声 - [[坂口候一]]<br />
::: 技:かえんほうしゃ、ずつき、カウンター、かみつく<br />
::: カビゴンの「はかいこうせん」を「カウンター」で跳ね返して倒す。ベイリーフとのバトルでは「つるのむち」で口を開けなくされ「かえんほうしゃ」を封じられ、叩きつけられた上「のしかかり」を決められ倒れた。<br />
:: バシャーモとカクレオンはゲームの『[[ポケットモンスター ルビー・サファイア|ルビー・サファイア]]』の発売より先に登場し、バシャーモは『ルビー・サファイア』から登場する新技も使用した。なお、カクレオンはハヅキが所持するもの以前にもテレビシリーズに登場している。<br />
<br />
==== AGから登場 ====<br />
; <span id="マサムネ">マサムネ</span><br />
: 声 - [[野沢雅子]]<br />
: 登場時期:HT(ゲスト)<br />
: シダケタウン出身のポケモントレーナー。サトシのホウエンリーグにおけるライバルで、古風な衣服といなかっぺ口調が特徴の少年。モンスターボールからポケモンを出す時の台詞は「○○見参!!」。とある島でサトシと出会って以来何かと張り合うようになったが、最後はお互いの力を認め、友情が生まれた。サトシがなんでもかんでも根性重視なら、マサムネはなんでもかんでも気合重視である。サトシとのフルバトルでは、サトシの「ど根性」に対し、「本気の気合」を見せている。<br />
: サイユウ大会では苦戦しつつも予選も勝ち抜き、決勝トーナメント第2回戦でサトシと対戦した。前半はサトシに対する友情と勝利の狭間で苦しみ、ほとんど何もできずに2体ポケモンを失ってしまう。その後、サトシの言葉と自分の何もできず倒れたポケモンたちを見て「気合」を取り戻したことで優勢に巻き返し、最終的に僅差でサトシに敗れた。<br />
:; 手持ちポケモン<br />
::; [[ダンバル]]→[[メタング]]<br />
::: 技:とっしん、ねんりき、コメットパンチ<br />
::: マサムネのパートナー。「とっしん」しか覚えていないがピカチュウと引き分ける実力を持つ。ホウエンリーグ予選で[[エレブー]]の「まもる」で「とっしん」を封じられピンチに陥った際進化。「ねんりき」でエレブーの動きを止め「とっしん」の一撃で勝利する。トーナメント2回戦のサトシとのバトルでは6番手に登場し、サトシの[[オニゴーリ]]と激突。最初は「れいとうビーム」を「ねんりき」で弾き返すなど優勢に戦うも、「ねんりき」で弾き返した「れいとうビーム」を「こごえるかぜ」で弾かれてダメージを受けた上「ずつき」を受け敗れる。<br />
::; [[キリンリキ]]<br />
::: 技:アイアンテール、ひかりのかべ、たいあたり<br />
::: トーナメント2回戦では1番手に登場するも、サトシと戦いたくないマサムネは適当な指示しか出さず、[[ヘイガニ]]に一度もダメージを与えられないまま敗れる。<br />
::; [[ガーディ]]<br />
::: 技:かえんほうしゃ、とっしん、こうそくいどう<br />
::: 予選の1回戦のダブルバトルに[[グライガー]]とのタッグで登場。相性の悪い[[ガラガラ (ポケモン)|ガラガラ]]相手に粘るがガラガラの「ホネこんぼう」に敗れる。サトシとのバトルには2番手に登場。サトシと戦いたくないマサムネは攻撃技を出さず、ヘイガニに一度もダメージを与えられないまま敗れる。<br />
::; [[ラグラージ]]<br />
::: 技:ハイドロポンプ、きあいパンチ<br />
::: サトシとのフルバトルでやる気を取り戻したマサムネが3番手に出したポケモン。ヘイガニの「クラブハンマー」に対し「きあいパンチ」で「バブルこうせん」に「ハイドロポンプ」で対抗し、最後は「きあいパンチ」と「クラブハンマー」がお互いにヒットしヘイガニと引き分ける。<br />
::; [[ハガネール]]<br />
::: 技:りゅうのいぶき、あなをほる、アイアンテール<br />
::: サトシとのバトルでは4番手に登場。ピカチュウを「あなをほる」や「アイアンテール」で攻撃し、ピカチュウの「アイアンテール」に「アイアンテール」に迎え撃ち体力の差で勝利する。相性の悪い[[コータス]]も、「あなをほる」で「てっぺき」で防御を上げた状態のまま体制を崩し「りゅうのいぶき」で勝利するが、[[ジュプトル]]が「りゅうのいぶき」を「リーフブレード」で防いだまま突進しそのまま「リーフブレード」を受けて敗れる。<br />
::; [[グライガー]]<br />
::: 技:アイアンテール、はがねのつばさ、ハサミギロチン<br />
::: 予選のタッグバトルではガーディとのコンビで出場。かなりの根性を持ち、カイリキーの「クロスチョップ」や「ばくれつパンチ」などでダメージを受けるも「はがねのつばさ」で翻弄し「ハサミギロチン」で勝利。ガラガラとの一騎打ちでは「れいとうビーム」で翼を凍らされ「ホネブーメラン」や「ホネこんぼう」でダメージを受けるも接近し近距離からの「アイアンテール」を命中させ勝利。<br />
::: サトシとのバトルでは5番手に登場。ジュプトルに背中に飛び乗られるも振り落とし「ハサミギロチン」で叩きつけ勝利。その後[[オオスバメ]]の「つばめがえし」に「はがねのつばさ」で迎え撃ち、その後も「つばめがえし」に「はがねのつばさ」で互角に戦い最後は共に体力が尽き引き分ける。<br />
; <span id="テツヤ">テツヤ</span><br />
: 声 - [[野島健児 (声優)|野島健児]]<br />
: 登場時期:HT(ゲスト)<br />
: キンセツシティ出身のポケモントレーナー。新しい街に来た際はその街の有名飲食店を訪れるグルメである。サイユウシティでサトシたちと出会い、聖火ランナーを務めた。ホウエンリーグ・サイユウ大会において、サトシと決勝トーナメント第3回戦で戦い僅差で勝利し、そのまま優勝する。余談であるが妖怪ウォッチに同名の妖怪がいる。2016年2月20日の再放送で放送された。余談であるが裏のブランチにレシラムも出ている<br />
:; 手持ちポケモン<br />
::; [[ニャース]]<br />
::: 声 - [[高戸靖広]]<br />
::: 技:10まんボルト、アイアンテール、かげぶんしん、きりさく、みだれひっかき<br />
::: 帽子をかぶり、長靴をはいていることが特徴。この長靴は、テツヤに保護された際に怪我をしていた足を保護するために履かせたもの。2足歩行であり、過去に[[ペルシアン]]に酷い目に遭わされたというロケット団のニャースとの共通点がある。そのためか、サイユウ大会で戦った相手のペルシアンを戦闘不能にしたにもかかわらずさらに攻撃を仕掛けようとした。<br />
::: トーナメント3回戦ではトリで登場し、ピカチュウの「10まんボルト」と「アイアンテール」に自身も同じ技で対抗するなど終始互角に戦い、最後は両者の「アイアンテール」がぶつかり合うが、ピカチュウが倒れ僅差ながら勝利した。<br />
::; [[ジュカイン]]<br />
::: 声 - [[阪口大助]]<br />
::: 技:ソーラービーム、みきり、タネマシンガン<br />
::: 予選ではボスゴドラの「メタルクロー」を「みきり」でことごとくかわし「タネマシンガン」で攻撃するヒット&アウェイ戦法を見せつけ「ソーラービーム」で勝利、トーナメント3回戦では先鋒で登場。オニゴーリの「れいとうビーム」に「ソーラービーム」で対応するが相打ちで倒れた。<br />
::; [[ダーテング]]<br />
::: 声 - [[石塚運昇]]<br />
::: 技:メガトンキック、シャドーボール<br />
::: 2番手で登場。コータスとのバトルで俊敏さを活かして優位に戦うが、猛攻に耐え、見かけによらないコータスのジャンプと「かえんほうしゃ」に倒れた。<br />
::; [[ハリテヤマ]]<br />
::: 技:つっぱり、かわらわり、きあいパンチ、ちきゅうなげ<br />
::: 3番手で登場。コータスの「かえんほうしゃ」を「つっぱり」で突き進みながら接近し、「かわらわり」で下す。続くヘイガニを「きあいパンチ」で倒した後、オオスバメとのバトルでは相性の悪さを防御力と動体視力による白刃取りで補いそのまま「ちきゅうなげ」でダメージを与えたが、気合いの勢いを乗せた「つばめがえし」に倒れた。<br />
::; [[ドンファン (ポケモン)|ドンファン]]<br />
::: 技:すなあらし、ころがる<br />
::: 4番手で登場。オオスバメとのバトルで「すなあらし」で視界を遮り、「ころがる」の連続技で倒そうとしたが、耳を足で押えられて「ころがる」を無理やりに止められ、そのまま投げ飛ばされて倒れた。<br />
::; [[メタグロス]]<br />
::: 声 - [[坂口候一]]<br />
::: 技:ねんりき・サイコキネシス、はかいこうせん、コメットパンチ<br />
::: 初登場はホウエンリーグ開催前、ファイヤーの聖火を奪おうとしたロケット団との戦闘。トーナメント3回戦では5番手で登場。オオスバメの「でんこうせっか」で額に傷を付けられるも「はかいこうせん」で倒し、ジュプトルに傷を集中攻撃されてダメージを蓄積されたが立て続けに下す。しかし、サトシのトリで出たピカチュウに「アイアンテール」「10まんボルト」を決められ、最後は「かみなり」に倒れる。<br />
<br />
==== DPから登場 ====<br />
; シンジ<br />
: 声 - [[古島清孝]]<br />
: DPから登場したサトシのライバル。<br />
: {{Main|シンジ (アニメポケットモンスター)}}<br />
; <span id="ナオシ">ナオシ</span><br />
: 声 - [[中井和哉]]<br />
: 登場時期:DP(ゲスト)、MV(1コマ)<br />
: ポケモン[[吟遊詩人]]の青年。ポケモンの世界を詠うために旅をしており、[[ミュウ]]をかたどった[[ハープ]]を持つ。ロケット団からも「吟遊詩人」と呼ばれている。吟遊詩人だけあってか使用するポケモンは歌の技を持つのが多く、主にむしタイプとくさタイプのポケモンを使用する。[[ポケモンコンテスト]]でも音楽を主にして魅せている。非常に穏やかで落ち着いた性格で、誰に対しても丁寧な言葉遣いで話し、濡れ衣を着せられたときも取り乱すことがない。<br />
: トレーナーとコーディネーターのどちらを極めるか迷っていたが、サトシたちと出会ったことで両方を極めることを決意する。サトシが1度は敗れた[[ジムリーダー (アニメポケットモンスター)#ナタネ|ナタネ]]に勝つなどトレーナーとしての実力は高く、コーディネーターとしての実力もノゾミに勝利するほど。コンテストリボンを5つゲットしてグランドフェスティバルに出場したうえ、[[バッジ (ポケットモンスター)|ジムバッジ]]も8つゲットし、シンオウリーグにも出場。ヒカリ、サトシ両方のライバルであるといえる。<br />
: グランドフェスティバルではセミファイナルでノゾミと対戦し、大接戦の末に僅差で敗退した。<br />
: シンオウリーグでは一回戦でサトシと対戦し、敗退する。その後サトシ・ヒカリとの再戦を約束し、再び修行の旅に出た。<br />
: 映画『[[劇場版ポケットモンスター ダイヤモンド&パール 幻影の覇者 ゾロアーク|幻影の覇者 ゾロアーク]]』ではコロトックと共にエンディングで1コマ登場する。<br />
:; 手持ちポケモン<br />
::; [[スボミー]]→[[ロゼリア]]→[[ロズレイド]]<br />
::: 声 - [[川上とも子]]→[[雪野五月]](ロズレイドに進化後)<br />
::: 技:にほんばれ、ソーラービーム、マジカルリーフ、あまいかおり<br />
::: サトシとの対戦の最中に進化。<br />
::: シンオウリーグ1回戦では先鋒として登場。サトシのムクホークを「あまいかおり」で撹乱させるものの、「ブレイブバード」を受けて倒された。<br />
::; [[キマワリ (ポケモン)|キマワリ]]<br />
::: 技:やどりぎのタネ、いあいぎり、くさぶえ<br />
::; [[コロトック]]<br />
::: 技:うたう、むしのさざめき、ぎんいろのかぜ、れんぞくぎり<br />
::: シンオウリーグ1回戦ではトリで登場し「うたう」でヘラクロスを眠らせるも「ねごと」による「きあいパンチ」でダメージを受け、その後も目を覚ましたヘラクロスの「きあいパンチ」に「れんぞくぎり」で対抗し、最後は「うたう」で再び眠らせようとするが地面に直接「メガホーン」で攻撃したことによる爆風でひるみ地面からの「つのでつく」攻撃に敗れる。<br />
::; [[チルタリス]]<br />
::: 技:ほろびのうた<br />
::; [[コロボーシ]]<br />
::: グランドフェスティバルでは、1次審査でチルタリスと「ほろびのうた」を共に奏でた。<br />
::; [[ミミロップ]]<br />
::: 技:ふぶき、とびげり、きあいだま、まもる<br />
::; [[アーマルド]]<br />
::: 技:まもる、ロックブラスト、シザークロス<br />
::: シンオウリーグ1回戦で登場。サトシのムクホークの「インファイト」を「まもる」で防ぎ、「ロックブラスト」で倒すものの、マグマラシの「つばめがえし」と「シザークロス」の相打ちで倒れた。<br />
; <span id="コウヘイ">コウヘイ</span><br />
: 声 - [[三戸耕三]]<br />
: 登場時期:DP(ゲスト)、MV(1コマ)<br />
: インテリ系のポケモントレーナー。一人称は「僕」。ポケモンバトルの解説役を務めたり、「勝てるポケモンバトルの方程式」を語るなどポケモンに関する知識は豊富。しかし自分の予想外の事態には対処できず慌てることもある。メガネを時折光らせたり、不気味な笑い方をするなど多少怪しい言動が多い。シンオウリーグにて「この大会で優勝する予定のトレーナー」と話すなど自信家。運動は苦手らしい。<br />
: ヨスガシティにて開催されたタッグバトル大会で初登場。ヒカリとペアを組み、決勝でシンジとサトシのタッグを追い詰めるが、敗退し準優勝となった。タッグバトル大会終了後、サトシにトバリジムに行くことを勧めた。<br />
: [[#ナナカマド博士|ナナカマド博士]]の開催したポケモンサマースクールにも参加。タッグバトル大会でパートナーだった為か、ヒカリの実力を認めて付きまとっていた。<br />
: シンオウリーグでは三回戦でサトシとバトルする。ツボツボとベロベルトでサトシのポケモンたちのスピードを見切り、素早さの低いヨノワールの「トリックルーム」でヨルノズクとドンファンを立て続けに倒すも、フカマルの予想外の変則的な戦い方の前に敗北した。<br />
: 映画『幻影の覇者 ゾロアーク』ではケンゴと共にエンディングで1コマ登場する。<br />
:; 手持ちポケモン<br />
::; [[ヤドキング]]<br />
::: 声 - [[小西克幸]]<br />
::: 技:しんぴのまもり、まもる、サイコキネシス、みずのはどう<br />
::; [[ボスゴドラ]]<br />
::; [[ヘラクロス]]<br />
::: 声 - [[小西克幸]]<br />
::: 技:リベンジ、フェイント、メガホーン<br />
::; [[ツボツボ]]<br />
::: 声 - [[大谷育江]]<br />
::: 技:ジャイロボール、ヘドロばくだん、からにこもる、パワートリック<br />
::: 「からにこもる」で防御を上げ「パワートリック」で攻撃と防御を入れ替える戦法でヨルノズク、ドンファンを交代させたがフカマルに「ジャイロボール」で攻撃した際噛み付かれ「りゅうせいぐん」で打ち上げられ「りゅうせいぐん」の爆発を直接受けて敗れる。<br />
::; [[ヨノワール]]<br />
::: 声 - [[三宅健太]]<br />
::: 技:トリックルーム、かみなりパンチ、シャドーパンチ、くろいまなざし<br />
::: 「トリックルーム」による戦法でヨルノズク、ドンファンを次々に戦闘不能にしたが、フカマルに「シャドーパンチ」を捕まれ「りゅうせいぐん」で大ダメージを受け、とどめの「りゅうのはどう」に敗れる。<br />
::; [[ベロベルト]]<br />
::: 声 - [[石塚運昇]]<br />
::: 技:したでなめる、パワーウィップ、10まんボルト<br />
::: フカマルを「したでなめる」「パワーウィップ」でダメージを与え交代させたが、ヨルノズクには飛んでいるため舌による攻撃が届かず、「エアスラッシュ」の反撃を受けた。その後、「10まんボルト」で反撃するも回避され、「じんつうりき」で浮かび上げられたところを地面に叩きつけられ敗れた。<br />
; ジュン<br />
: 声 - [[鈴木達央]]<br />
: DPから登場したサトシのライバル。<br />
: {{Main|ジュン (アニメポケットモンスター)}}<br />
; <span id="タクト">タクト</span><br />
: 声 - [[高橋広樹]]<br />
: 登場時期:DP(ゲスト)<br />
: ポケモントレーナーの青年。長髪で右目を隠している強面な外見とは裏腹に、物腰は丁寧である。シンオウ地方の全てのジムリーダーをダークライ一体で下し、シンオウリーグ・スズラン大会に出場した。スズラン大会においてもその圧倒的な強さで準決勝までダークライ一体で勝ち進み、サトシとの準決勝に挑む。<br />
: サトシとのバトルで今大会初めてダークライを失うも、続いてラティオスを投入。やはり圧倒的な強さを見せつけ、相打ちながらもサトシの残りポケモン全てを下した。その後の決勝ではダークライ一体のみで優勝し、これまでのライバルトレーナーとは一線を画す強さを見せつけた。なお決勝戦では6体所持していなければ出場できないため、他にも4体のポケモンを所持している事になる。<br />
:; 手持ちポケモン<br />
::; [[ダークライ]]<br />
::: 声 - [[三宅健太]]<br />
::: 技:あくのはどう、れいとうビーム、ダークホール、ゆめくい<br />
::: タクトのポケモンのエース格。その戦闘力は桁外れでサトシ以外の全てのトレーナーを一体のみで打ち負かしてきた。サトシ戦でもコータスを簡単に下し、ヘラクロス、フカマルも反撃にあうも勝利。[[ジュカイン]]も「ダークホール」で眠らせ勝利したかに見えたが、サトシの声で目を覚ましたジュカインの「リーフブレード」二連撃を受けて倒された。<br />
::; [[ラティオス]]<br />
::: 技:ラスターパージ、ギガインパクト、ひかりのかべ<br />
::: ダークライの次に繰り出したポケモン。スズラン大会において、このラティオスを出させたのはサトシただ一人である。上記のようにあくまでも6匹のうちの2匹目にすぎない。ダークライと同じく戦闘力は桁外れであり、ジュカイン、[[オオスバメ]]を簡単に撃破した。最後のピカチュウと激戦を繰り広げ、最後には相打ちとなる。<br />
<br />
==== BWから登場 ====<br />
; <span id="シューティー">シューティー</span><br />
: 声 - [[渡辺明乃]]<br />
: 登場時期:BW(準レギュラー)<br />
: カノコタウン出身のポケモントレーナー。勝気だがクールな性格の少年で、新人ではあるが度々サトシに対して尊大な態度をとり、マサラタウンをはじめカントー地方を田舎呼ばわりしている。几帳面な面もあり、デジカメで初めて見るポケモンや旅の記録を写真に残している。<br />
: 幼い頃にチャンピオンのアデクと祭りで出会い、彼と勝負する事をその時から目標としている。そのため実力のあるトレーナーとのポケモンバトルを望んでおり、イッシュリーグ出場(最終目標はチャンピオンリーグ)を目指している。<br />
: サトシとは意見が合わず、仲良くしようとするサトシにそっけない態度で返している。[[フシデ]]の暴走の際もサトシ達の考えと相容れず強行な姿勢を見せるなど、自分勝手な面も見受けられるが、最終的にはサトシたちに協力している。またサトシの事を嫌っているわけではなく、最初はサトシのバトルの申し出を断るが最終的にはそれを受けたり<ref><いずれもアイリスの挑発によるものであるが、31話では後に「アデクならばどんな相手とでも全力で戦うだろう」と思い考えを改めている。</ref>、サトシにミジュマルのアクアジェットのコントロールがうまくいかない理由を示した。また、サトシのピカチュウとツタージャの実力は認めている。<br />
: 一人称は「僕」。「基本だろ」「基本からやり直したほうがいい」が口癖。通常はサトシを「君」と呼んでいるが、10話でドン・ジョージにライブキャスターで呼び出された際には「サトシ」と呼んでいる。<br />
: BW1話でのサトシとバトルでは、ピカチュウが電気技が全く使えない状態のハンデがある状態であったとは言え、貰ったばかりのツタージャで破る。10話における再戦でも5VS5の中の三体でサトシに勝利している。<br />
: ドンバトルでは1回戦でデントと対戦するも敗退した。敗退後はすぐに町を出ており、サトシに呼び止められるも、「他人のバトルを見ても自分のポケモンが強くなるわけがない」と、自分以外のバトルを無意味と思う考えを持っている。<br />
: BW31話の時点でバッジは4個。<br />
:; 手持ちポケモン<br />
::; [[ツタージャ]]→[[ジャノビー]]<br />
::: 声 - [[古島清孝]]<br />
::: 性別:♂<br />
::: 技:たいあたり、グラスミキサー、いあいぎり<br />
::: シューティーが旅立つ際に最初に貰ったポケモン。貰ったばかりでも電気技が使えなかった状態のピカチュウを破る。サンヨウジム戦時には既に進化しており、相性で不利なポッドのバオップを破っている。サトシとの再戦時は2体目に登場。電気技が使える状態のピカチュウと再び当たり、これを破るも、ツタージャの「メロメロ」を受けて攻撃ができず、敗れた。また、メロメロが効いたので、♂であることも明らかになった。31話での再戦ではレベルが上がっており、メロメロをグラスミキサーで防御し、いあいぎりとリーフブレードの撃ち合いの末に勝利する。<br />
::; [[ハトーボー]]<br />
::: 声 - [[石塚運昇]]<br />
::: 特性:きょううん<br />
::: 技:つばめがえし、かげぶんしん、ふるいたてる、エアカッター<br />
::: サトシとの再戦時に先鋒として登場。ミジュマルに「つばめがえし」を急所に当て一撃で倒し、続けてポカブも破るが、ピカチュウに「ふるいたてる」二回で強化された「つばめがえし」を耐えられ、「ボルテッカー」で敗れる。<br />
::; [[プルリル]]<br />
::: 声 - [[福圓美里]]<br />
::: 性別:♂<br />
::: 特性:のろわれボディ<br />
::: 技:みずのはどう、たたりめ、ナイトヘッド、まもる<br />
::: サトシ戦の3体目として登場。マメパトを「みずのはどう」の一撃で倒し、続いて登場したツタージャの「メロメロ」をかわし、「リーフブレード」や「つるのむち」でダメージを受けるも倒すには至らず、「みずのはどう」の追加効果で混乱したところを「たたりめ」で倒した。<br />
::; [[ランプラー]]<br />
::: 声 - [[三木眞一郎]]<br />
::: 技:シャドーボール、かえんほうしゃ<br />
::: ヒウンシティでのフシデの大量発生の際、フシデの強制排除のために使用された。<br />
::; [[バニプッチ]]<br />
::: 声 - [[藤村知可]]<br />
::: 技:れいとうビーム、つららばり、こおりのつぶて、ふぶき<br />
::: 31話で登場。サトシの戦法を真似るために相性で苦手なポカブと対戦し、引き分ける。<br />
::; [[ドッコラー]]→[[ドテッコツ]]<br />
::: 声 - [[三宅健太]]<br />
::: 技:かいりき、ばくれつパンチ、いわくだき、ストーンエッジ<br />
::: 31話で登場。ミジュマルと対戦し、シェルブレードの前に敗れる。演出上、ばくれつパンチといわくだきは所持している角材を置いてから発動している。40話では、ドテッコツに進化して登場。デントの[[イシズマイ]]と対決するも、敗れる。<br />
; <span id="ベル">ベル</span><br />
: 声 - [[伊藤静]]<br />
: 登場時期:BW(準レギュラー)<br />
: カノコタウン出身のポケモントレーナー。一人称は「私」。サトシやデントを「君」付け、アイリスを「ちゃん」付けで呼ぶ。<br />
: 性格は明るく前向きで、若干天然ボケな一面もある。また良くも悪くもマイペースであり、他人のポケモンに勝手に指示(それもそのポケモンが使えない技)を出そうとするなど、多少強引な面も見せている。アイリス同様過剰なスキンシップをするために野生ポケモンからは嫌われやすく、24話で[[エモンガ]]をゲットし損ねている。面倒くさがり屋(これは本人も自覚している)のためか、バッグの中身は整理されずにほこりだらけになっている。 <br />
: 旅立ったのは最近ではある<ref>本人の弁によれば、「父親がなかなか旅立ちを許してくれなかった」とのこと。</ref>が、それまで家でポケモンの修行はしていたらしい。13話現在、チャオブー1体でバッジを2個獲得している。<br />
: アララギ博士の使いでサトシのバッジケースを届けたことでサトシたちと知り合いになる。24話からはサトシたちの旅に一時同行し、25話でヒウンジムに挑戦するためにサトシたちと別れた。<br />
: ドンバトルでは1回戦でケニヤンと対決するが、敗北した。またルークの[[ゾロア]]を気に入って追い掛け回しているが、イリュージョンで逆に振り回されている。<br />
: モデルはゲーム『[[ポケットモンスター ブラック・ホワイト|ブラック・ホワイト]]』の登場人物。ごり押しでジム戦に挑んで勝利したり、父親が旅立ちを許してくれなかったり、前述の通りバッグの中身が整理されていないなど細かい部分は原作に準じている。<br />
:; 手持ちポケモン<br />
::; ([[ポカブ]]→)[[チャオブー]]<br />
::: 声 - [[渡辺明乃]]<br />
::: 性別:♂<br />
::: 技:たいあたり、ニトロチャージ、とっしん、ヒートスタンプ、かえんほうしゃ<br />
::: ベルの最初のポケモン。ベルによると、チラーミィをゲットするまでこのチャオブーのニトロチャージのみで勝ち抜いてきたとのこと。<br />
::: 性別はアイリスのエモンガのメロメロが効いた事から判明。<br />
::; [[チラーミィ]]<br />
::: 声 - [[相沢舞]]<br />
::: 性別:♂<br />
::: 技:おうふくビンタ、ハイパーボイス、くすぐる、メロメロ<br />
::: 性別は♀のツタージャにメロメロが効いた事から判明。汚れた物に敏感で、サトシの汚れたバッジケース<ref>直前までベルの整理されていないかばんに入っていたため。</ref>が気になって奪っていった。ケースを取り返す際にサトシがバトル。その後、ベルがゲットしようとして逃げられかけるが、ベルのモンスターボールが汚れていた為に反応し、尻尾で拭いていたところボールのスイッチを押してしまい、そのままゲットされた。<br />
::: 24話では[[エモンガ]]と対決するも、一度目は「メロメロ」を打ち破られ、二度目は「ボルトチェンジ」を受けて敗北。ドンバトルの1回戦ではケニヤンのゼブライカと対戦し、「でんげきは」からの「ふみつけ」で敗れた。<br />
; <span id="ケニヤン">ケニヤン</span><br />
: 声 - [[脇知弘]]<br />
: 登場時期:BW(ゲスト)<br />
: 旅に出たばかりのポケモントレーナー。サトシをはじめ多くの人に名前のアクセントを間違えられており<ref>正しいアクセントは最初の「ケ」であり、他の人はたいてい「ヤ」をアクセントに言っている。</ref>、それを気にしている。ドンバトルの2回戦では遂に名前そのものまで間違えられ、「カニヤン」と呼ばれていた。<br />
: ドンバトルでは1回戦でベルと対決して勝利し、2回戦ではアイリスと対決して敗北した。 <br />
: レギュラーキャラクター以外で次回予告を務めた数少ないキャラクター<ref name="a1">ケニヤン、ケンゴ、ウララ、J、ゲン、ハジメ、ユウカ。</ref>でもある。<br />
::; 手持ちポケモン<br />
::; [[シママ]]→[[ゼブライカ]]<br />
::: 声 - [[古島清孝]]<br />
::: 技:でんげきは、ニトロチャージ、にどげり、ふみつけ<br />
::: 強力な電気技と「にどげり」でサトシのミジュマルを苦しめるも、「ニトロチャージ」と「アクアジェット」のぶつかり合いの末に敗れる。ドンバトル参戦時にはゼブライカに進化していた。<br />
::; [[ダゲキ]]<br />
::: 声 - [[古島清孝]]<br />
::: 性別:♂<br />
::: 技:インファイト、ビルドアップ、にどげり<br />
::: ドンバトル2回戦で初登場。♂しかいないからこそ、性別に効果のある技の影響を受けないよう毎日厳しい修行を積んでいる。エモンガの「メロメロ」を「インファイト」で壊してしまうほどのスピードとパワーを持つが、エモンガの特性「せいでんき」で身体がしびれてしまい、その隙を突かれ「ボルトチェンジ」を受けて敗れる。<br />
<br />
=== ハルカのライバル ===<br />
; シュウ<br />
: 声 - [[斎賀みつき]]<br />
: AGから登場したハルカのライバル。<br />
: {{Main|シュウ (アニメポケットモンスター)}}<br />
; ハーリー<br />
: 声 - [[金丸淳一]]<br />
: AGから登場したハルカのライバル。<br />
: {{Main|ハーリー (アニメポケットモンスター)}}<br />
; <span id="サオリ">サオリ</span><br />
: 声 - [[田中理恵 (声優)|田中理恵]]<br />
: 登場時期:BF・DP(ゲスト)<br />
: ニビシティ出身のポケモンコーディネーター。シュウとは彼のデビュー戦で知り合い、その後大会で何度も会ううちに連絡を取り合うようになり、ハルカに関する話をよく聞いていたという。ニビシティにいた頃は、タケシからよく声を掛けられていたとのこと。力押しが通用しない実力を持ち、カントーのグランドフェスティバルのセミファイナルでハルカに圧勝し、そのまま優勝する。その後、ジョウト地方のグランドフェスティバルを目指す。DPでは姿のみ登場し、シュウやハーリーと共にミクリカップを観戦している。<br />
:; 手持ちポケモン<br />
::; [[ラプラス (ポケモン)|ラプラス]]<br />
::: 技:ぜったいれいど<br />
::; [[ヤドラン]]<br />
::: 声 - [[小西克幸]]<br />
::: 技:サイコキネシス、みずでっぽう、はかいこうせん、あくび<br />
::; [[バタフリー]]<br />
::; [[ピジョット]]<br />
::: 声 - [[坂口候一]]<br />
::: 技:フェザーダンス、でんこうせっか、つばめがえし<br />
<br />
=== ヒカリのライバル ===<br />
; ノゾミ<br />
: 声 - [[早水リサ]]<br />
: DPから登場したヒカリのライバル。<br />
: {{Main|ノゾミ (アニメポケットモンスター)}}<br />
; <span id="ケンゴ">ケンゴ</span><br />
: 声 - [[三田ゆう子]]<br />
: 登場時期:DP(ゲスト)、MV(1コマ)<br />
: フタバタウン出身のポケモンコーディネーター。ヒカリの幼馴染みで、先にフタバタウンを旅立った。一人称は「僕」。ヒカリを「ピカリ」と呼んだりヒカリの恥ずかしい昔話をしてからかうこともあるが、実は彼女に好意を抱いている様子。そのため一緒に旅をするサトシとの関係が気になるのか、ヒカリがサトシをほめたり2人が仲良くしている光景を見る度、如実には示さないものの、やきもちを妬いている模様。とはいえ、サトシとは基本的に友好的に接している。かっこいい所を見せようとサトシにバトルを挑んだり、自分のポケモンの技を自慢したりするなど強がった態度をとることもある。怖がりな面もあり、ズイ遺跡では[[アンノーン]]の見せる幻に怯えるなど気の小さい一面を見せる。それを気にしていたらしく、脱出後にエナジーボールを教える代わりにヒカリにはズイ遺跡でのことを話さないで欲しいとサトシに頼んでいた。<br />
: プライドの高く気難しいポケモンであるポッタイシが彼の言うことを問題なく聞いたり励ましたりするなど、トレーナーとしての実力はなかなか。ロケット団からは「コンテストボーイ」と呼ばれる。<br />
: コンテストリボンを5つ集め、グランドフェスティバルに臨んだが、1次審査での合体技に失敗し、1次審査で敗退。その後、ナギサシティでサトシたちと再会。ヒカリに「サトシとバトルをして僕が勝ったら、一緒に旅をしてほしい」と伝える。バトルではサトシに勝利するが、「これからのことはサトシのリーグ戦を見届けてから決める。これからもトップコーディネーターになるという夢は変わらない。同じ夢を持つ限りまたどこかで会える」とヒカリから手紙で伝えられる。そして次回のグランドフェスティバルへの特訓のために再び一人で旅立った。<br />
: レギュラーキャラクター以外で次回予告を務めた数少ないキャラクター<ref name="a1"/>でもある。<br />
: 映画『幻影の覇者 ゾロアーク』ではコウヘイと共にエンディングで1コマ登場する。<br />
:; 手持ちポケモン<br />
::; ([[ポッチャマ]])→[[ポッタイシ]]→[[エンペルト]]<br />
::: 声 - [[小西克幸]]<br />
::: 技:メタルクロー、ドリルくちばし、ラスターカノン、ハイドロカノン<br />
::: ケンゴの最初のポケモン。<br />
::; [[フーディン]]<br />
::: 声 - [[石塚運昇]]<br />
::: 技:ひかりのかべ、シャドーボール、テレポート、めざめるパワー<br />
::; [[キノガッサ]]<br />
::: 声 - [[伊東みやこ]]<br />
::: 技:マッハパンチ、エナジーボール、しびれごな<br />
::; [[ゴーリキー (ポケモン)|ゴーリキー]]<br />
::: 声 - [[石塚運昇]]<br />
::: 技:きあいだめ、かいりき<br />
::; [[フローゼル]]<br />
::: 技:アクアジェット、うずしお、かまいたち<br />
; <span id="ウララ">ウララ</span><br />
: 声 - [[川澄綾子]]<br />
: 登場時期:DP(ゲスト)、MV(1コマ)<br />
: トップコーディネーターを目指す少女。一人称は「わたし」。ヒカリとサトシも出場していたミクリカップに出場するも自身は一次審査で落ちてしまい、優勝したヒカリへの一方的な嫉妬心から敵意を持つようになる。アケビタウンでヒカリと出会い、「ミクリカップはまぐれで優勝した」と挑発するなど嫌味な態度をとる。その後もヒカリの実力をグランドフェスティバルでも「まぐれで勝っただけ」と言い張り、頑なに認めようとしなかった。このように少々高飛車で負けず嫌いな性格ではあるが、根はかなりの努力家であり、二度のヒカリへの敗北にも屈せず、手持ちのポケモン達は相当鍛え上げている。また、敗れたプラスルとマイナンを抱きしめながら「あなた達が一番よ」と労うなど手持ちへの愛情は強い。グランドフェスティバルの直前に登場したときは、サトシとタケシから「で、出た」という反応を受けている。<br />
: ロケット団からは「コンテストガール」、「生意気娘」と呼ばれる。キャンディ・ムサリーナ(変装したムサシ)のことは「キャンディのお姉様」と呼んでいる。ヒカリのことを名前で呼んだのはアサツキ大会前の一度だけで、それ以外は挑発するように「ヒカリさん」と呼んでいる。2人の口論はサトシとシンジの言い争いを彷彿とさせる。<br />
: アサツキ大会ではヒカリのあだ名である「ピカリ」の由来に関わるプラスルとマイナンを新たに加え、ヒカリを翻弄させる(「ピカリ」に関するポケモンだと知った上で手持ちに加えたわけではないが)。そしてファイナルではこの2匹を出場させ、強力なコンビネーションでヒカリを戦意喪失寸前にまで追い詰めるが、ポケモン達の励ましにより立ち直ったヒカリに逆転負けした。<br />
: その後、他のコンテストでリボンをゲットし、グランドフェスティバルに出場。イーブイの進化を演技にする1発技で1次審査を通過した。2次審査では1回戦でヒカリと当たり、ガバイトとブースターの猛攻でヒカリを終始圧倒したが、マンムーとパチリスの合体技「氷のシャンデリア」により2体ともバトルオフになり、逆転負けを喫した。その後のDP177話では、ヒカリとノゾミの対決を観戦していた。<br />
: レギュラーキャラクター以外で次回予告を務めた数少ないキャラクター<ref name="a1"/>でもある。<br />
: 映画『幻影の覇者 ゾロアーク』ではプラスル・マイナンと共にエンディングで1コマ登場する。<br />
:; 所有ポケモン<br />
:: 確認されている所有ポケモンは7体で、ヒカリやそのライバルたちの中では最多である。<br />
::; [[ガバイト]]<br />
::: 声 - [[佐藤智恵]]<br />
::: 技:ドラゴンクロー、かげぶんしん、あなをほる、すなあらし<br />
::; 「すなちのミノ」の[[ミノマダム]]<br />
::: 技:ねんりき、ロックブラスト、すなあらし、ゆうわく<br />
::; [[プラスル]]<br />
::: 声 - [[堀口あすか]]<br />
::: 技:スパーク、てだすけ、アンコール、チャージビーム<br />
::; [[マイナン]]<br />
::: 声 - [[米澤円]]<br />
::: 技:スパーク、てだすけ、アンコール、チャージビーム<br />
::: 時間制限のあるコンテストバトルでは、"アンコール"による相手の技封じと、"てだすけ"による強力な電気技を得意とする。<br />
::; [[プリン (ポケモン)|プリン]]<br />
::: 技:ころがる、ジャイロボール、ハイパーボイス<br />
::; [[イーブイ]]→[[ブースター (ポケモン)|ブースター]]<br />
::: 技:アイアンテール、めざめるパワー(イーブイ時)、シャドーボール、こわいかお、ほのおのうず、ほのおのキバ(ブースター時)<br />
::; [[イーブイ]]→[[シャワーズ]]<br />
::: 声 - [[西村ちなみ]]<br />
::: 技:アイアンテール、めざめるパワー<br />
; キャンディ・ムサリーナ<br />
: 声 - [[林原めぐみ]]<br />
: 登場時期:DP(ゲスト)<br />
: ロケット団のムサシが、変装をしてポケモンコーディネーターとして活動する際に使用する芸名且つ偽名。また、コジロウがキャンディ・ムサリーナ名義で出場したこともある。<br />
: {{Main|ムサシ (アニメポケットモンスター)#キャンディ・ムサリーナ}}<br />
<br />
=== アイリスのライバル ===<br />
; ラングレー<br />
: 声 - [[福圓美里]]<br />
: 登場時期:BW(ゲスト)<br />
: ポケモントレーナーの少女。一人称は「あたし」。「ドラゴンバスター」を自称し、「ドラゴンタイプのポケモンを倒すのが趣味」と語っている。以前竜の里のトレーナーに敗北したことから、以後ドラゴンバスターを名乗るようになる。<br />
: 竜の里の出身であるアイリスに対しては非常に強いライバル意識を持っており、初めてアイリスに出会った時には彼女を挑発してバトルを挑んでいる。ドンバトルでアイリスと再会した際にも、互いに激しい火花を散らしていた。開き直りが早い性格で、アイリスに「子供ね」と言われた際に「ええ、子供よ!」と言ったり、敗北しても「ドラゴンタイプに負けたわけじゃないから別にいいわ」などと言っている。また、サトシたちの朝食を盗み食いした上、謝罪する様子もなく「また作ればいいじゃない」、「次はもっと美味しい朝食を食べさせて」と言うなど我儘な面もある。<br />
: ドンバトルでは、2回戦でサトシと対決するも、敗北する。<br />
:; 手持ちポケモン<br />
::; [[ツンベアー]]<br />
::: 声 - [[三宅健太]]<br />
::: 技:きりさく、れいとうビーム、つららおとし、いわくだき<br />
::: アイリスの[[ドリュウズ]]と対戦し、初戦は勝利するが、再戦ではドリュウズがアイリスとのコンビネーションを取り戻したことで相討ちとなる。<br />
::: ドンバトルの1回戦では対戦相手の[[バチュル]]に翻弄されるが、バチュルが倒れたツンベアーの下敷きになり戦闘不能になったため、結果的に勝利を収める。<br />
::; [[コマタナ]]<br />
::: 声 - [[大谷育江]]<br />
::: 性別:♀<br />
::: 技:メタルクロー、アイアンヘッド、ハサミギロチン<br />
::: ドンバトル2回戦で使用。スピードでサトシの[[ツタージャ]]を追い詰めるも、「リーフブレード」で吹き飛ばされた所でフィールドに爪が刺さって動けなくなり、再び「リーフストーム」を食らって倒された。<br />
<br />
=== デントのライバル ===<br />
; <span id="カベルネ">カベルネ</span><br />
: 声 - [[葉山いくみ]]<br />
: 登場時期:BW(ゲスト)<br />
: ポケモンソムリエールの少女。階級はCクラス<ref>ドンバトルでの再会時でもソムリエクラスのランクアップはしていない様子。</ref>。テイスティングする際の言葉は「ボンジュール、テイスティングタイム、シルブプレ」。<br />
: 以前サンヨウジムに挑戦した時にデントと対決し、彼に敗北してポケモンとの相性について指摘されたことを根に持っており、彼を見返すために勉強をしてポケモンソムリエールになった。その後サンヨウジムに再挑戦するも、その時はすでにデントは旅立っていた。なお、バッジについては「ポッドを倒して手に入れた」とのこと。<br />
: フレンドリィショップでポケモンの相性診断を行っていたところでサトシたちと知り合うが、その際サトシに「ポケモンとの相性は最悪」という判断を出した<ref>本来、Cランクのソムリエはポケモンの相性診断はまだできず、アシスタントまでしか許されない。</ref>。その後、再会したデントとバトルするが敗北する。<br />
: メブキジカの特性やサトシに「あなたにはようりょくその特性を持つクルミルがお似合い」と発言したことより、特性「ようりょくそ」に何かしらのこだわりを持っているようだが、詳細は不明。<br />
: ドンバトルでは、1回戦でサトシと対決するも敗北する。<br />
:; 手持ちポケモン<br />
::; ([[ミジュマル]])→[[フタチマル]]<br />
::: 技:みずでっぽう、れんぞくぎり、みずのはどう、シェルブレード<br />
::; [[メブキジカ]]<br />
::: 声 - [[古島清孝]]<br />
::: 特性:ようりょくそ<ref>ヤナップの草タイプの技を防げなかったため、「そうしょく」ではないと思われる。</ref><br />
::: 技:ウッドホーン、とびげり、メガホーン<br />
::; [[ムーランド]]<br />
::: 技:たいあたり、かみなりのキバ、こおりのキバ、ほのおのキバ<br />
::: ドンバトルで使用。攻撃を繋げる戦法でサトシの[[ガマガル]]を苦しめるも、「マッドショット」が口に炸裂した事で隙が生じ、その隙を「ハイドロポンプ」で突かれて倒れた。<br />
<br />
== レギュラー・ライバルキャラクターの家族 ==<br />
; オーキド・ユキナリ<br />
: 声 - [[石塚運昇]]<br />
: ポケモン研究の第一人者であり、劇中では'''オーキド博士'''の呼称で通っている。シゲルの祖父。<br />
: {{Main|オーキド・ユキナリ}}<br />
; <span id="ハナコ">ハナコ</span><br />
: 声 - [[豊島まさみ]]<br />
: 登場時期:PM(準レギュラー)、AG・DP・BW・SS・MV(ゲスト)<br />
: [[サトシ (アニメポケットモンスター)|サトシ]]の母親。マサラタウン在住。アニメ本編では明らかにされていないが、小説版では食堂を経営しているという設定であり、それで生活費を稼いでいるとされる。<br />
: 19歳でサトシを出産するが、夫はサトシが生まれた直後に旅立ち行方不明になったため、女手一つで息子を育て上げた。非常に優しい面持ちだが、人使いが荒い所がある。サトシの気持ちをよく理解しており、新しい服を作ったりと、毎回の旅立ちをしっかり後押ししている。<br />
: サトシが連れてきた[[バリヤード]]に「バリちゃん」というニックネームを付け、一緒に暮らしている。近所に住むオーキド博士とは親しく、「ママさん」と呼ばれている。<br />
; <span id="ムノー">ムノー</span><ref name="a3">この名前は、[[つげ義春]]の漫画『[[無能の人]]』に基づいており、後述の「石を売って生活」という設定と絡ませてある。</ref><br />
: 声 - [[土師孝也]]<br />
: 登場時期:KT・SS・BF・DP(ゲスト)<br />
: [[タケシ (アニメポケットモンスター)|タケシ]]の父親で10人の子の父親<ref name="b01">長男:タケシ、次男:ジロウ(声 - ?→[[朴ロ美|朴璐美]])、三男:サブロウ(声 - ?→[[津村まこと]]→[[半場友恵]]→津村まこと)、長女:ヨモコ(声 - ?→[[藁谷麻美]]→[[井浦愛]]→[[寺谷美香]])、四男:ゴロウ(声 - [[くまいもとこ]]→[[小山田こう|おやまだひろこ]]→[[森愛子]]→[[伊東みやこ]])、次女:ムツコ(声 - [[林原めぐみ]]→[[寺田はるひ]]→林原めぐみ→[[古城望]])、三女:ナナコ(声 - [[大谷育江]]→[[高田奈央美]]→大谷育江→[[溝邉祐子]])、五男:ヤオキ (声 - [[犬山イヌコ|犬山犬子]]→[[松来未祐]]→犬山イヌコ→[[牧口真幸]])、六男:クロウ(声 - ?→[[根本圭子]]→[[塩野アンリ|吉川友佳子]]→[[佐藤なる美]])、四女:トオコ(声 - ?→[[近藤光世]]→[[佐々木日菜子]])</ref>。ニビジムの元ジムリーダー。ポケモンマスターを目指し旅に出るが、夢をかなえることが出来ずニビシティに戻り、家にも帰る事が出来ず石を売って生活<ref name="a3"/>していた。タケシに敗北したサトシを見てかつての駄目な自分を思い出し、見て見ぬふりは出来なかったのでサトシの特訓に協力した。サトシのジム戦後にタケシが一緒に旅に出ると聞き、子供たちのために家に戻ることになった。<br />
: ポケモンバトルの実力は高いが、家庭では妻・ミズホの尻に敷かれ、少し頼りない所があるのでタケシの悩みの種である。DP特別編ではニビジムリーダーをジロウにする為の変更届の用紙を紛失した上、そのまま放置するといういい加減な面も見られた。<br />
:; 手持ちポケモン<br />
::; [[ゴローニャ]]<br />
::: 声 - [[小西克幸]]<br />
::: 技:じしん<br />
; <span id="ミズホ">ミズホ</span><br />
: 声 - [[兵藤まこ]]<br />
: 登場時期:SS・BF・DP(ゲスト)<br />
: タケシの母親で10人の子の母親。ムノーの妻。子供っぽく自由奔放な性格で、家出していたがいつの間にか戻っており、タケシの悩みの種とも言える。水タイプのポケモンが好きで、いつの間にか何匹もゲットしている。タケシ一家の中で唯一細目ではない人物。家事はあまり得意ではない様子。<br />
:; 手持ちポケモン<br />
::; [[マリル (ポケモン)|マリル]]<br />
::: 技:なみのり<br />
::; [[カメックス]]<br />
:::<br />
::; [[マンタイン]]<br />
::: 技:バブルこうせん<br />
:: 他にも家出中に何匹もゲットしている様子。<br />
; <span id="ジロウ">ジロウ</span><br />
: 声 - [[朴ロ美|朴璐美]]<br />
: 登場時期:KT・SS・BF・DP(ゲスト)<br />
: タケシの弟。タケシが旅立った後、自身が兄弟の中で最年長になったので必然的にしっかりとした性格になる。ジョウト地方から帰っていたタケシに自分がニビジムを継ぐと宣言し、タケシに手持ちポケモン(イワーク、イシツブテ、クロバットの3体)を託される。現在は父ムノーの下での修業を経て、ニビジムのジムリーダーとなっている。<br />
: DP特別編ではジムリーダーになっているはずだったのだが、ムノーがジムリーダー変更届の用紙を紛失してしまった為に変更登録はされておらず、登録上のジムリーダーはまだタケシということになっていた。その後はタケシが監察官ジョーイに頼んで変更をしてもらい、ジム存続の為に監察官とバトルをする。結果は敗北したものの、監察官に認められてジム存続が決定された。<br />
:; 手持ちポケモン<br />
::; [[イワーク]]→[[ハガネール]]<br />
::: 声 - [[石塚運昇]]<br />
::: 技:しめつける、いわおとし、あなをほる、たいあたり、アイアンテール、りゅうのいぶき<br />
::: サイドストーリーでタケシから預り、その後ハガネールに進化させた。<br />
::; [[イシツブテ]]<br />
::: 声 - [[三木眞一郎]]<br />
::: 技:まるくなる、たいあたり、ころがる、すなあらし、メガトンパンチ<br />
::: サイドストーリーでタケシから預かった。<br />
::; [[ズバット]]→[[ゴルバット]]→[[クロバット]]<br />
::: 声 - [[三木眞一郎]]<br />
::: 技:ちょうおんぱ、つばさでうつ、あやしいひかり、ふきとばし<br />
::: サイドストーリーでタケシから預かった。<br />
::; [[ドサイドン]]<br />
::: 声 - [[三宅健太]]<br />
::: 技:メガホーン、あなをほる、がんせきほう、つのドリル<br />
::: DP特別編で登場。トップ監察官のジョーイの[[ラティアス]]と渡り合う程の強さを誇る。<br />
; <span id="サクラ(ハナダ)">サクラ(ハナダ)</span><br />
: 声 - [[佐久間レイ]]<br />
: 登場時期:KT、KG、SS、HT(ゲスト)<br />
: ハナダ美人4姉妹の長女で[[カスミ (アニメポケットモンスター)|カスミ]]の姉。姉妹で交替でハナダジムのジムリーダーを務めていたが、妹のアヤメやボタンとジムのプールで行う水中ショーの方に熱心でジム戦をさぼりがちになり、今ではカスミにその任を押し付けている。普段は温厚な性格だが乗り物のハンドルを持つと性格が変わる。<br />
:; 手持ちポケモン<br />
::; [[パウワウ (ポケモン)|パウワウ]]→[[ジュゴン (ポケモン)|ジュゴン]]<br />
::: 技:ずつき、オーロラビーム、れいとうビーム、とっしん<br />
::: ロケット団とのバトルの最中に進化。<br />
::; [[ラブカス]]<br />
::: 声 - [[氷上恭子]]<br />
::: 技:みずでっぽう<br />
::: ニックネームは「ラブリン」。カスミのラブカスに好かれている。<br />
:: 他にもジムには[[アズマオウ]]、[[シェルダー]]、[[ヒトデマン]]がいることが確認できるが、誰のポケモンなのかは不明。<br />
; <span id="アヤメ">アヤメ</span><br />
: 声 - [[川上とも子]]<br />
: 登場時期:KT、KG、SS、HT(ゲスト)<br />
: ハナダ美人4姉妹の次女でカスミの姉。姉妹で交替でハナダジムのジムリーダーを務めていたが、姉のサクラや妹のボタンとジムのプールで行う水中ショーの方に熱心でジム戦をさぼりがちになり、今ではカスミにその任を押し付けている。水中バレエの人魚姫ショーの脚本を書いていたことから、文才がある様である。<br />
; <span id="ボタン">ボタン</span><br />
: 声 - [[浅田葉子]]<br />
: 登場時期:KT、KG、SS、HT(ゲスト)<br />
: ハナダ美人4姉妹の三女でカスミの姉。姉妹で交替でハナダジムのジムリーダーを務めていたが、姉のサクラやアヤメとジムのプールで行う水中ショーの方に熱心でジム戦をさぼりがちになり、今ではカスミにその任を押し付けている。姉妹の中では一番勝気な性格なようで、チクリと痛い事を言うタイプ。<br />
; <span id="コジロウの両親">コジロウの両親</span><br />
: 声 - [[梁田清之]](父親)、[[兵藤まこ]](母親)<br />
: 登場時期:KT、DP(ゲスト)<br />
: コジロウの両親で本名は不明。コジロウからは「パパン」・「ママン」と呼ばれている。無印47話とDP153話のコジロウの回想シーンで登場。<br />
: コジロウを連れ戻すために死んだ振りをして葬式を開くなど、かなりの変人である。<br />
; <span id="ルミカ">ルミカ</span><br />
: 声 - [[林原めぐみ]]<br />
: 登場時期:KT、DP(ゲスト)<br />
: コジロウの[[許嫁|フィアンセ]]。無印47話とDP153話に登場(名前と姿だけならこの話以外にも多数登場)。<br />
: 幼い頃にコジロウが参加した舞踏会で出会い、彼に一目ぼれする。その後コジロウの両親の取り計らいで、結婚を約束された。しかし、ルミカは[[ガーディ]]が嫌いであるため、コジロウに「ペットをガーディから[[エネコ]]に変えろ」と言うなどわがままな態度をとりコジロウに幻滅され、婚約も解消するように言われた。<br />
: 髪型を除けば容姿はムサシと同じで(声優も同じ)、<ref>デザイン自体、ムサシの流用。</ref>ルミカの執事が変装していなくてもムサシをルミカだと勘違いしてしまうほど。<br />
: 性格は変人そのもので、コジロウを躾ける為に鞭を振るったり(その時の格好はSM嬢を彷彿とさせるような物であった)、ラフレシアのしびれごなを振りまいたりしている。その上、躾けにはとても厳しく、コジロウが実家を飛び出しロケット団に入団するきっかけを作った人物でもある。その影響もあってコジロウにとってルミカはトラウマの対象となっている。<br />
: コジロウが久しぶりに実家に戻ってきたときには、コジロウの両親と協力しコジロウを捕らえようとするも、ガーディに阻止される。その後もコジロウの居場所を聞くためにサトシたちをしつこく追い掛け回していた。<br />
: DP153話で約11年ぶりの再登場を果たした。シンオウ地方のコジロウの別荘に住むじいやがコジロウの居場所を教えたため、コジロウを連れ戻して結婚させるために遥々シンオウ地方にやってくる。変人ぶりは随分治まったものの、ラフレシアは相変わらず手持ちポケモンに居た。コジロウの計らいでピカチュウの「10まんボルト」の爆発でルミカから逃げようとしたが、ルミカ自身もそれに巻き込まれてしまい、結局ルミカはコジロウとニャースと共に吹っ飛ばされてしまった(ムサシは別荘の庭に吹っ飛ばされ、執事にルミカと間違われた)。<br />
:; 手持ちポケモン<br />
::; [[ナゾノクサ]]→([[クサイハナ]])→[[ラフレシア (ポケモン)|ラフレシア]]<br />
::: 技:しびれごな、ソーラービーム<br />
::: 逃げるコジロウを止めるためルミカが繰り出すが、ガーディの「かえんほうしゃ」を受けて失敗する。ルミカが子供の頃はナゾノクサであった。<br />
; <span id="センリ">センリ</span><br />
: 声 - [[小杉十郎太]]<br />
: 登場時期:HT・DP(ゲスト)<br />
: トウカジムのジムリーダーでノーマルポケモン使い。[[ハルカ (アニメポケットモンスター)|ハルカ]]と[[マサト (アニメポケットモンスター)|マサト]]の父親。妻はミツコ。AG3話でサトシと会っているが、この時はサトシがポケモンを3体(ジム戦に必要な数)持っていなかったため、練習試合という形で対戦をする。サトシに敗北した時、それに納得できずサトシからバッジを取り上げたマサトに対し、「ジムリーダーが負ける事には意味があり、全力で戦い負けた時の敗北の価値は非常に大きい。挑戦者たちの秘めた力を出すことができて私は満足だ」という趣旨の発言で諭した。<br />
: ジムリーダーとしても父親としても男としても立派な人物で、家族やサトシをはじめトウカシティの人々からも慕われており、特に北トウカの街では芸能人並な人気ぶりである。ミツコとの夫婦仲は非常に良く、いつもラブラブである。手持ちポケモンはジムにある巨大温室で放し飼いにしている。DPでは姿のみ登場。<br />
:; 手持ちポケモン<br />
::; [[ナマケロ]]<br />
::: 声 - [[三木眞一郎]]<br />
::: 技:ふぶき、シャドーボール、めざめるパワー<br />
::; [[ヤルキモノ]]<br />
::: 技:かえんほうしゃ、ひっかく<br />
::; [[ケッキング]]<br />
::: 声 - [[石塚運昇]]<br />
:: 技:きあいパンチ、はかいこうせん、じしん<br />
; <span id="ミツコ">ミツコ</span><br />
: 声 - [[冬馬由美]]<br />
: 登場時期:HT(準レギュラー)、BF・DP(ゲスト)<br />
: ハルカとマサトの母親で、センリの妻。多数の[[アゲハント]]が飛ぶ花畑でセンリにプロポーズされ[[結婚]]した。そのためかハルカのアゲハントを気に入っており、ハルカがホウエンでの旅を終えた後にアゲハントを預かる。センリとはいつもラブラブだが、彼のジョーイとの浮気疑惑(実際は勘違いであったが)の際には激怒し、旅に出ると宣言したことがある。<br />
: まだ小さいマサトのことをとても心配しており、旅をさせることには不安もあったが、一緒に旅をするハルカを信じてマサトの旅立ちを認めた。ハルカがホウエンのグランドフェスティバルに出場した時には会場まで応援に行ったが、カントーのグランドフェスティバルの時は都合が悪く応援に行っていない。DPでは姿のみ登場。<br />
; <span id="アヤコ">アヤコ</span><br />
: 声 - [[津村まこと]]<br />
: 登場時期:DP(準レギュラー)<br />
: [[ヒカリ (アニメポケットモンスター)|ヒカリ]]の母親<ref>サトシと同様、ヒカリの父親は登場していない。</ref>。若い頃は各地のコンテストで優勝を飾るトップコーディネーターだった。引退した現在でも、ポケモンコーディネーター講座を開いたり、コンテストの審査員を行うなどの活動をしている。ヒカリの旅立ちの日に、お守り代わりにと自分の初めての優勝リボンを渡した。ヒカリには「勝った負けたでいちいち電話しちゃ駄目」と言うが心配している面もあり、厳しくも優しい母親の様子。ヒカリのコンテストはいつもテレビで見ており、ヒカリの成長を楽しみにしているようである。<br />
: コーディネーター時代は、現在はトップポケリストであるユリ(声 - [[冬馬由美]])という女性がライバルであった。彼女がコンテストに20年ぶりにコーディネーターとして復帰した際に娘のヒカリと対戦し、ヒカリが勝利したことで自身ができなかったユリに勝利することを娘がやり遂げた結果となった。<br />
: フロンティアブレーンの[[#クロツグ|クロツグ]]は昔からの友人であり、その息子であるジュンのことも知っている。<br />
:; 手持ちポケモン<br />
::; [[ニャルマー]]<br />
::: 声 - [[西村ちなみ]]<br />
::: 技:でんこうせっか、シャドーボール、メロメロ、スピードスター、シャドークロー、ねこだまし<br />
::: アヤコがコーディネーター時代からのパートナーポケモン。多数のコンテスト出場経験があるため実力は高い。家に戻ってきたときのヒカリとのバトルでは、ブラッキーとタッグを組み息の合ったコンビネーションを見せ、ヒカリに勝利した。<br />
::; [[ブラッキー (ポケモン)|ブラッキー]]<br />
::: 技:でんこうせっか、シャドーボール、メロメロ、スピードスター、アイアンテール<br />
; <span id="レイジ">レイジ</span><br />
: 声 - [[柿原徹也]]<br />
: 登場時期:DP(ゲスト)<br />
: トバリシティで育て屋を営んでいる青年。[[シンジ (アニメポケットモンスター)|シンジ]]の兄で、育て屋でシンジのポケモンを預かっている。<br />
: 育て屋になる前はトレーナーであり、各地方のジムバッジやフロンティアシンボルを多数取得しているが、[[フロンティアブレーン (アニメポケットモンスター)#ジンダイ|ジンダイ]]に敗北し、バトルの厳しさを思い知らされた事がきっかけでトレーナーを引退した。トレーナーとして優秀なためか、シンジのエレブーも彼の言うことを素直に聞いている。弟とは正反対の性格であり、ポケモンに愛情を注ぎ、性格もいたって温厚かつ常識的で、ムクバードの技の特訓に協力するなどサトシたちにも友好的に接している。トレーナーを引退したことについてはシンジから非難されており、彼の考え方やバトルスタイルの固執のきっかけでもある。しかし、レイジ自身はそのことに対してのわだかまりはない様子で、兄弟仲も険悪というわけではなく、普段の会話も落ち着いている。サトシとピカチュウの事はシンジから話を聞いていたため、最初から知っていた。<br />
: トバリシティのジムリーダーである[[ジムリーダー (アニメポケットモンスター)#スモモ|スモモ]]とも面識があり、弟のせいで自信喪失になった彼女のことを気に掛けていた。[[四天王・チャンピオン (アニメポケットモンスター)#シロナ|シロナ]]と同じく、サトシとシンジが全く正反対であることを意味深にとらえており、2人が出会ったことによりお互いが何を得られるかということや、2人と関わりが深いヒコザルを気にかけ、2人の成長を見守っている。<br />
: シンオウリーグでシンジとサトシのフルバトルをもう一度見ることを希望していたが、当日は育て屋の仕事の都合で現地に赴けず、テレビでフルバトルを観戦していた。<br />
:; 手持ちポケモン<br />
::; [[ビーダル (ポケモン)|ビーダル]]<br />
::: 技:いかりのまえば、ひみつのちから、とっしん、れいとうビーム<br />
::; [[マルノーム]]<br />
::: 技:たくわえる、はきだす、ヘドロばくだん<br />
::; [[ムクホーク]]<br />
::: 技:ブレイブバード、はがねのつばさ、つばさでうつ<br />
::; [[ドラピオン]]<br />
::: 技:クロスポイズン<br />
:: 育て屋には他にも多数ポケモンがいる。<br />
; <span id="クロツグ">クロツグ</span><br />
: 声 - [[檜山修之]]<br />
: 登場時期:DP・MV(ゲスト)<br />
: シンオウ・バトルフロンティアで最強と謳われる、バトルタワーのタワータイクーンの男性。[[ジュン (アニメポケットモンスター)|ジュン]]の父親で、息子からは「ダディ」と呼ばれている。一見落ち着いた印象だが実際は熱血漢であり、息子と同じくおっちょこちょいな一面も見せている。<br />
: フタバタウンでは英雄のような存在であり、住民たちから慕われている。また、アヤコは昔からの友人である。フタバ祭りのメインイベント・ポケモンバトル大会でサトシとバトルし、勝利する。バトル終了後、サトシにナギサジムに行くことを勧めた。<br />
: 映画『[[劇場版ポケットモンスター ダイヤモンド&パール アルセウス 超克の時空へ|アルセウス 超克の時空へ]]』での冒頭ではシロナとバトルをしている。<br />
: 映画『幻影の覇者 ゾロアーク』ではドサイドンと共にエンディングで1コマ登場する。<br />
:; 手持ちポケモン<br />
::; [[ミロカロス]]<br />
::: 劇場版で登場。<br />
::; [[カイリュー]]<br />
::: 声 - [[古島清孝]]<br />
::; [[ドサイドン]]<br />
::: 技:ロックカット、すなあらし、がんせきほう、メガホーン<br />
; <span id="ポッド">ポッド</span><br />
: 声 - [[森田成一]]<br />
: 登場時期:BW(ゲスト)<br />
: サンヨウジムのジムリーダーの一人。[[デント (アニメポケットモンスター)|デント]]、コーンとは三つ子の兄弟である。炎使いらしく、熱血でやや自信過剰な性格。とにかく技で攻める攻撃的なバトルスタイルをとる。サトシとのジム戦では先鋒を務める。<br />
: その後、シューティーやカベルネにも敗北していることが明らかになる。<br />
:; 手持ちポケモン<br />
::; [[バオップ]]<br />
::: 声 - [[西村ちなみ]]<br />
::: 技:ほのおのパンチ、かえんほうしゃ、あなをほる<br />
::: ポカブとの炎タイプ同士の戦いで、レベル差で有利にバトルをすすめるも敗れる。<br />
; <span id="コーン">コーン</span><br />
: 声 - [[石井真]]<br />
: 登場時期:BW(ゲスト)<br />
: サンヨウジムのジムリーダーの一人。デント、ポッドとは三つ子の兄弟である。水使いらしく、クールでキザな性格。一人称は「コーン」か「僕」で、丁寧に話す。相手の裏をかくトリッキーなバトルスタイルをとる。サトシとのジム戦では次鋒(中堅)を務める。<br />
:; 手持ちポケモン<br />
::; [[ヒヤップ]]<br />
::: 声 - [[古島清孝]]<br />
::: 技:かげぶんしん、ひっかく、みずでっぽう、どろあそび<br />
::: 相性的に不利なピカチュウと対戦するも、完全にピカチュウを翻弄して勝利する。<br />
<br />
== ポケモン研究家 ==<br />
; <span id="マサキ">マサキ</span><br />
: 声 - [[小野坂昌也]]<br />
: 登場時期:KT(ゲスト)<br />
: 岬にある古い灯台に住むポケモン研究家<ref>マサキ自身は「ポケモンアナリスト」を自称している。</ref>。フルネームは「ソネザキ・マサキ」。オーキド博士と親交があり、彼からは一目置かれている。ポケモンの生きている意味を研究しており、ポケモンの気持ちを知るべく[[カブト (ポケモン)|カブト]]の着ぐるみを着ていた。世界に一匹しかいないという幻のポケモンを待っている。<br />
; <span id="ウチキド博士">ウチキド博士</span><br />
: 声 - [[潘恵子]]<br />
: 登場時期:OS・MV(ゲスト)<br />
: オレンジ諸島のダイダイ島に研究所を持つ女性ポケモン研究家。オーキド博士と親交があり、オーキド博士に謎を解明してほしいとGSボールをサトシに預けた。優秀な学者ではあるが3人の助手<ref>ミナミ(声 - [[大谷育江]])、ツナミ(声 - [[かないみか]])、コナミ(声 - [[こおろぎさとみ]])の三つ子の三姉妹。</ref>ともども家事が苦手で部屋は常に散らかっている。一時期タケシが助手をしていた。<br />
: 映画『[[劇場版ポケットモンスター 幻のポケモン ルギア爆誕|幻のポケモン ルギア爆誕]]』にも登場。<br />
; <span id="ウツギ博士">ウツギ博士</span><br />
: 声 - [[井上和彦 (声優)|井上和彦]]<br />
: 登場時期:KG(ゲスト)<br />
: ジョウト地方のワカバタウンのポケモン研究家。オーキド博士の弟子であり、彼の下で助手として研究家の基本を学んでいた。ジョウト地区のポケモン保護協会の顧問でもあり、ポケモンの調査や保護活動をするなどの活動も行っている。<br />
: 新人トレーナーに[[チコリータ]]・[[ヒノアラシ]]・[[ワニノコ]]のいずれか一匹を渡している。研究熱心が過ぎることがたまにキズで、ムサシたちが研究所に入った際にロケット団だと気づかずジョーイだと勘違いしたため、ワニノコを盗まれたことがある。<br />
: 『[[ポケットモンスタークリスタル ライコウ雷の伝説|ライコウ雷の伝説]]』にも登場。<br />
:; 手持ちポケモン<br />
::; [[サニーゴ]]<br />
; <span id="オダマキ博士">オダマキ博士</span><br />
: 声 - [[立木文彦]]<br />
: 登場時期:HT(ゲスト)<br />
: ホウエン地方のミシロタウンのポケモン研究家。他の博士と違い、外で自らが行動しポケモンの調査をする[[フィールドワーク]]を中心に研究している。研究熱心であり、ムロ島やイロハ諸島などの離島にも訪れている<ref>その際、イの島のジョーイに「ポケモン好きの変なおじさん」と思われていた。</ref>。ジョシュウ(声 - [[石田彰]])という助手がいる。<br />
: 新人トレーナーに[[キモリ]]・[[アチャモ]]・[[ミズゴロウ]]のいずれか一匹を渡している。ハルカに[[ポケモン図鑑]]と[[アチャモ]]を渡した。劇中で会話するシーンは無いが、[[#ハヅキ|ハヅキ]]とは知り合いである。<br />
; <span id="ナナカマド博士">ナナカマド博士</span><br />
: 声 - [[家弓家正]]<br />
: 登場時期:DP(ゲスト)<br />
: シンオウ地方のマサゴタウンのポケモン研究家。オーキド博士の[[ポケットモンスターの用語一覧#ポケモンに関する施設|タマムシ大学]]時代の先輩であり、オーキド博士もナナカマド博士には頭が上がらない様子。ポケモンの進化の研究に詳しい。怒ると怖いという。助手はユウゾウ(声 - [[小西克幸]])の他数名。<br />
: 新人トレーナーに[[ナエトル]]・[[ヒコザル]]・[[ポッチャマ]]のいずれか一匹を渡している。ヒカリが研究所に来た際にポケモン図鑑とポッチャマを渡した。<br />
: テンガン山にも研究所の支部があり、毎年夏に「ポケモンサマースクール」を1週間開催し、ポケモントレーナーへの指導なども行っている。<br />
; <span id="アララギ博士">アララギ博士</span><br />
: 声 - [[進藤尚美]]<br />
: 登場時期:BW(ゲスト)<br />
: イッシュ地方のカノコタウンの女性ポケモン研究家。若くしてイッシュ地方のポケモン研究を牽引する優れた研究家であり、オーキド博士とも親交がある。イッシュ地方を訪れたサトシたちを研究所に案内し、その際に[[ゼクロム]]の影響でオーバーロードを起こしたピカチュウの治療を担当する。「あらら」が口癖。<br />
: 新人トレーナーに[[ツタージャ]]・[[ポカブ]]・[[ミジュマル]]のいずれか一匹を渡している。シューティーにポケモン図鑑とツタージャを渡した。またミジュマルは、研究所から抜け出し、サトシについていき、そのままサトシのポケモンとなった。<br />
: ヒウンシティ北部での異変を知り、原因究明のためにサトシたちとリゾートデザートに向かう。<br />
; <span id="マコモ博士">マコモ博士</span><br />
: 声 - [[川村万梨阿]]<br />
: 登場時期:BW(ゲスト)<br />
: イッシュ地方のサンヨウシティの女性ポケモン研究家。ポケモンの不思議な力について研究している。アララギ博士の友人。<br />
: かつてはポケモンエネルギー研究所で研究員をしており、[[ムシャーナ]]が夢を見て生み出す煙をエネルギーに利用するための研究をしていた。<br />
:; 手持ちポケモン<br />
::; [[ムンナ]]<br />
::: 声 - [[西村ちなみ]]<br />
::: 技:ゆめくい、サイコキネシス<br />
::; [[ムシャーナ]]<br />
::: 声 - [[たかはし智秋]]<br />
<br />
== ポケモンリーグ関係者 ==<br />
=== ジムリーダー ===<br />
{{main|ジムリーダー (アニメポケットモンスター)}}<br />
<br />
=== 四天王・チャンピオン ===<br />
{{main|四天王・チャンピオン (アニメポケットモンスター)}}<br />
<br />
=== その他 ===<br />
; <span id="タマランゼ">タマランゼ</span><br />
: 声 - [[佐藤正治 (声優)|佐藤正治]]<br />
: 登場時期:KT・KG・HT・DP(ゲスト)<br />
: ポケモンリーグ協会会長。サトシたちとはセキエイ大会で知り合う。口癖はその名のとおり「たまらんのう」。一度だけオーキド博士のポケモン講座に特別出演したことがある。DPでは応援席でシロナの隣に座っている姿がある。<br />
<br />
== ポケモンコンテスト関係者 ==<br />
; <span id="ビビアン">ビビアン</span><br />
: 声 - [[高田由美]]<br />
: 登場時期:HT(準レギュラー)、BF(ゲスト)<br />
: ホウエンのポケモンコンテストの司会を務める女性。色気のある声とダンスでコンテストを盛り上げる。リリアンの姉。<br />
; <span id="リリアン">リリアン</span><br />
: 声 - [[岡村明美]]<br />
: 登場時期:BF(準レギュラー)<br />
: カントーのポケモンコンテストの司会を務める女性。アクティブな行動で観客を盛り上げることが得意。ビビアンの妹。初登場の話ではビビアンがイメージチェンジしたものと間違えられた。カントーのグランドフェスティバルでは、姉妹で共演した。<br />
:; 手持ちポケモン<br />
::; [[エーフィ]]<br />
::: 技:スピードスター、サイコキネシス<br />
; <span id="モモアン">モモアン</span><br />
: 声 - [[川上とも子]](DP1話 - DP95話)、[[雪野五月]](DP102話 - )<br />
: 登場時期:DP(準レギュラー)<br />
: シンオウのポケモンコンテストの司会を務める女性。現在の所、ビビアンやリリアンとの関係は不明。<br />
; <span id="コンテスタ">コンテスタ</span><br />
: 声 - [[坂口候一]]<br />
: 登場時期:AG・DP(準レギュラー)<br />
: ポケモンコンテストの事務局長で、コンテストの審査員長。基本的に穏やかで紳士的であるが、不正には厳しい。<br />
; <span id="スキゾー">スキゾー</span><br />
: 声 - [[園部好徳]]<br />
: 登場時期:AG・DP(準レギュラー)<br />
: ポケモン大好きクラブ会長で、コンテストの審査員。台詞は基本的に「(○○、)好きですねぇ」しかないが、不正などに関しては「好きじゃないですねぇ」と言う。大好きクラブの会長であり芯はあるようで、[[フシギダネ]]を無理に戦わせようとするハルカに対して真剣に怒ったことがある。<br />
: シンオウ地方では「ポケモンなりきり大会」(略して「ポケなり」)の主催者及び審査員も務める。<br />
<br />
== バトルフロンティア関係者 ==<br />
; <span id="エニシダ">エニシダ</span><br />
: 声 - [[坂口候一]]<br />
: 登場時期:BF(準レギュラー)<br />
: ホウエン地方の[[バトルフロンティア]]のオーナー。アロハシャツとサングラスがトレードマーク。各地の強豪トレーナーに、カントーに7つあるバトル施設「バトルフロンティア」への挑戦を勧めており、バトルフロンティアを制覇したトレーナーを新たなフロンティアブレーンにしようと考えている。カントー地方のトキワジムでサトシと偶然知り合い、四天王であるキクコに匹敵する実力者とバトルできるバトルフロンティアの存在を知らせる。その後は各地のバトルフロンティア施設に訪れ、サトシの実力を見ている。<br />
<br />
=== フロンティアブレーン ===<br />
{{main|フロンティアブレーン (アニメポケットモンスター)}}<br />
<br />
== 悪の組織・勢力 ==<br />
=== ロケット団 ===<br />
{{main|ロケット団 (アニメポケットモンスター)}}<br />
<br />
=== マグマ団・アクア団 ===<br />
ホウエン地方で活動する対照的な2つの組織。マグマ団は陸を増やすことで、アクア団は海を増やすことで、それぞれ世界征服を企む。<br />
<br />
; <span id="マツブサ">マツブサ</span><br />
: 声 - [[藤原啓治]]<br />
: 登場時期:HT(ゲスト)<br />
: マグマ団のリーダー。世界をよりよくしようという考えを持ち、マグマ団を創設する。紳士的な態度を取るが、ナレーションによると世界征服を企んでいたようである。<br />
: 後にカイオーガを捕え、たまたまマグマ団の潜水艦と接触したサトシ達を捕まえて自分たちの計画を説明したが、その際自分が所持していた藍色の球がピカチュウと融合した事から一時的にサトシとピカチュウを捕まえた。その後部下にアクア団の所持する[[グラードン]]を奪わせようとするが失敗し、逆に潜入していたイズミにカイオーガを奪われてしまう。騒動が治まった後はグラードンを操ることはできないとして、マグマ団は解散する。<br />
; <span id="ホムラ">ホムラ</span><br />
: 声 - [[風間勇刀]]<br />
: 登場時期:HT(ゲスト)<br />
: マツブサの部下で、マグマ団の行動隊長の男性。冷徹な性格で、多数の部下を使い任務を遂行しており、マツブサからの信頼も厚い。<br />
: 主にグラードンについての情報を調べている。海の博物館でクスノキ館長(声 - [[星野充昭]])から焼けた石を強奪したり、ソライシ博士(声 - [[西村朋紘]])からえんとつ山の隕石を強奪するなど、マグマ団の野望達成のためにホウエン地方の各地で暗躍する。<br />
:; 手持ちポケモン<br />
::; [[グラエナ]]<br />
::; [[ゴルバット]]<br />
; <span id="バンナイ">バンナイ</span><br />
: 声 - [[小西克幸]]<br />
: 登場時期:HT(ゲスト)<br />
: マグマ団の男性団員。「1000の顔を持つ」と称されるほどの変装の名人。お天気研究所の研究員の一人に変装して潜入、グラードン、カイオーガに関する資料を盗んだ。マグマ団解散後は[[怪盗]]になり、得意の変装を活かしている。<br />
:; 手持ちポケモン<br />
::; [[メタモン]]<br />
::: 声 - [[林原めぐみ]]<br />
::: 技:へんしん<br />
::; [[ゴルバット]]<br />
; <span id="アオギリ">アオギリ</span><br />
: 声 - [[相沢まさき|相沢正輝]]<br />
: 登場時期:HT(ゲスト)<br />
: アクア団のリーダー。マツブサとは違い、「世界を征服する」などと堂々と口にしていて、口調も荒っぽい。<br />
: 紅色の球を使って[[カイオーガ]]を目覚めさせ、カイオーガを操ろうとしたが、その最中に紅色の球と融合、逆に球に操られて正気を失ってしまう。カイオーガを暴れさせるも、グラードンやサトシたちの活躍により鎮められ、自分も球から解放された。最後はアクア団を解散させる。<br />
; <span id="イズミ">イズミ</span><br />
: 声 - [[津田匠子]]<br />
: 登場時期:HT(ゲスト)<br />
: アオギリの部下で、アクア団の作戦隊長の女性。落ち着いた性格で、常に敬語を使う。<br />
: 主にマグマ団の行動監視や、作戦を阻止する役割を担当している。マグマ団員に変装し、マグマ団の所持するカイオーガを目覚めさせる。アオギリが紅色の球に操られて暴走した際には彼を心配していた。<br />
:; 手持ちポケモン<br />
::; [[キバニア]]<br />
::; [[シザリガー]]<br />
::; [[トドゼルガ]]<br />
<br />
=== ギンガ団 ===<br />
シンオウ地方で暗躍する[[秘密結社]]。ロケット団にこんごうだまの窃盗を依頼するなど、シンオウ地方の神話にまつわる貴重な文化財を盗んでおり、時空神話を現実に変えて新世界を目指しているらしい。団員は「昔のSF映画を思わせる<ref>サウンドトラックCD「[[ニンテンドーDS ポケモン ダイヤモンド&パール スーパーミュージックコレクション]]」付属のブックレットにおける、[[増田順一]]の発言。</ref>」特徴的な服装をしており、ロケット団の3人組からは「ステキファッション」と呼ばれている。サトシ達の活躍でアカギは異空間に消え、プルートを除く幹部達は逮捕されギンガ団は壊滅した<ref name="a2">ギンガ団とポケモンハンターJの一団の壊滅は、後にロケット団がサカキに自分達の手柄と虚偽報告する。</ref>。<br />
<br />
; <span id="アカギ">アカギ</span><br />
: 声 - [[三宅健太]]<br />
: 登場時期:DP(ゲスト)<br />
: ギンガ団のボス。強面だが表向きはシンオウのビルや図書館を設立した経済界の名士で、[[#カラシナ博士|カラシナ博士]]と知り合いである。シンオウの時空神話について調べており、[[エムリット]]や[[アグノム]]の魂を見たと言うサトシとヒカリに興味を示す。<br />
: 普段は紳士的で冷静な態度を装っているが、ロケット団がしらたまを壊すと言った時には激しい口調で怒るなど、狂気的な本性を持つ。カンナギ遺跡でロケット団の3人組に怒ったことから、3人からは「演説オヤジ」と呼ばれている。<br />
: やりのはしらにて湖の三体の伝説のポケモンとこんごうだま、しらたまを使い、[[ディアルガ]]と[[パルキア]]を呼び出し、その力で異空間を生み出し新世界の創造を目論むも、サトシ達に阻止される。しかし、なおも新世界への強い執着心から最期は異空間に自ら足を踏み入れ消えていった。<br />
; <span id="サターン">サターン</span><br />
: 声 - [[岡村明美]]<br />
: 登場時期:DP(ゲスト)<br />
: ギンガ団の幹部格の男性<ref>2009年11月1日放送分の『[[ポケモン☆サンデー]]』では、マーズとサターンに変装した[[アンガールズ]]に対し、ナレーションが「2人とも女性です」という発言があったため、性別に関しては曖昧である。</ref>で、外見は中性的。アカギの右腕のような存在であり、ギンガ団の時空伝説に関わる重要な仕事のほとんどに関わっている。アカギを除くギンガ団員の中では1番頭が回り、注意力がある。<br />
: ギンガ団への忠誠心は強かった様子であり、アカギに見放された時には動揺した表情を見せたり、警察に逮捕された時にギンガ団の解散を残念がる台詞を呟いている。<br />
:; 手持ちポケモン<br />
::; [[ドーミラー]]<br />
::: 声 - [[古島清孝]]<br />
::: 技:フラッシュ、あやしいひかり<br />
::; [[ドクロッグ]]<br />
::: 技:あくのはどう、ヘドロばくだん、シザークロス、いわくだき<br />
::: 色違いで肌は通常の紫色ではなく水色である。タケシの[[グレッグル]]はライバルである。<br />
; <span id="マーズ">マーズ</span><br />
: 声 - [[田中理恵 (声優)|田中理恵]]<br />
: 登場時期:DP(ゲスト)<br />
: ギンガ団の幹部格の女性。コードネームはG2。幹部の中では最年少らしい。カンナギタウンでのしらたま強奪の際にはサターンのサポートをし、鋼鉄島では島にある遺跡からテンガン山のスキャンを任されるなど、主に作戦のバックアップを担当している。アカギを慕っていたようで、異空間に消えてゆくアカギを追いかけようとしたがサターンに止められる。最後は警察に逮捕された。<br />
:; 手持ちポケモン<br />
::; [[ドーミラー]]<br />
::: 声 - [[古島清孝]]<br />
::: 技:さいみんじゅつ<br />
::; [[ブニャット]]<br />
::: 声 - [[古島清孝]]<br />
::: 技:シャドーボール、のしかかり、みだれひっかき、アイアンテール<br />
::; [[ゴルバット]]<br />
::: 技:エアカッター、ヘドロばくだん<br />
; <span id="ジュピター">ジュピター</span><br />
: 声 - [[西村ちなみ]]<br />
: 登場時期:DP(ゲスト)<br />
: ギンガ団の幹部格の女性。コードネームはG3。マーズと同じく、主に作戦のバックアップを担当している。アカギほどではないが、「この世界が壊れても構わない」旨の発言をするなど狂気を持っていた様子。最後は警察に逮捕された。<br />
:; 手持ちポケモン<br />
::; [[スカタンク]]<br />
::: 声 - [[阪口大助]]<br />
::: 技:はかいこうせん、かえんほうしゃ、アイアンテール、どくどく<br />
; <span id="プルート">プルート</span><br />
: 声 - [[緒方賢一]]<br />
: 登場時期:DP(ゲスト)<br />
: ギンガ団の幹部格の男性。白衣を着た老人で、自らを「天才科学者」と自称する自信家。サターンと共にテンガン山にあるという「やりのはしら」を探していた。ギンガ団の目指す新世界には興味がなく、サターンに対して「美味しい思いをするためにギンガ団に入った」と語っている。また、ボスであるアカギのことも最初から信用していなかったようである。他の幹部は警察に逮捕されたが、彼のみ姿が見当たらず、その後の消息は不明。<br />
<!--<br />
=== プラズマ団 ===<br />
イッシュ地方で暗躍する謎の組織。「メテオナイト」を巡り、ロケット団と対立する。<br />
--><br />
<br />
=== ポケモンハンター ===<br />
売買を目的としてポケモンを捕獲する犯罪者<ref>ポケモンの売買やモンスターボール以外での捕獲、保護されているポケモンの捕獲は違法行為である。</ref>。AG6話に登場したリョウ(声 - [[中村大樹]])や映画『[[劇場版ポケットモンスター セレビィ 時を超えた遭遇|セレビィ 時を超えた遭遇]]』に登場したハンター(声 - [[山寺宏一]])などがいる。これとは別に密猟者というのも存在する。<br />
<br />
; <span id="J">J</span><br />
: 声 - [[本田貴子]]<br />
: 登場時期:DP(ゲスト)<br />
: 女性ポケモンハンター。本名や出身地など素性は一切不明。[[指名手配]]犯になるほどのやり手<ref>劇中でロケット団以外で指名手配が確認されたのはJのみである。</ref>で非常に切れ者。<br />
: 左手に装着した特殊な機械でターゲットのポケモンを固め<ref>人間を固めることも可能で、[[レジギガス]]を守ろうとしたジンダイを固めたこともある。</ref>、モンスターボールに入れずに生け捕りにする。この方法で固められたポケモンは、捕獲用のカプセルのスイッチで解除する以外では元に戻す事は難しい。高度なカモフラージュ機能付の巨大飛行艇に乗って移動しており、追跡は不可能。<br />
: 冷酷非道な性格で、人やポケモンを傷つけることを厭わず、面倒を避けるためには部下をも犠牲にする。あまりの悪党ぶりにロケット団の3人組にも嫌われ、ライバル視されている。サトシたちのように目的を邪魔する者だけでなく、依頼人にも「貴様」と言うなど、威圧的な態度が目立つ。ポケモンの捕獲や依頼人との取引といった仕事はみな自身が先頭に立って行っており、部下からは信頼されている様子。リオルの波動を感じ取っている描写がある。<br />
: 伝説のポケモンも依頼されるためか自分のポケモンのレベルは高く<ref>サトシのピカチュウとシゲルのカメックスを2対1で圧倒したり、フロンティアブレーン最強の実力を持つジンダイのレジロックたちの攻撃を喰らっても倒れない程。</ref>、自分のポケモンの強さにはかなり自信を持っている。ただしポケモンバトル自体に興味はないようで、ポケモンを戦わせるのは相手ポケモンの力量を測ったり、逃走する際の時間稼ぎであることが多い。自身の運動神経もサトシのピカチュウの攻撃を片腕で受けたり、高速で飛行するボーマンダに乗りこなしているほど高く、伝説のポケモンであるアグノムやユクシーの攻撃を生身で受けても平気でいられるほどの超人体質の持ち主。反面、飛行艇の守備に些か抜けており、サトシやロケット団の侵入を簡単に許している。契約が完了した場合、または破棄された場合は速やかに撤収するなど、無用な争いはしない。各地の実力者についても知識があるようで、トップレンジャーの[[#ハジメ|ハジメ]]や、ピラミッドキングの[[フロンティアブレーン (アニメポケットモンスター)#ジンダイ|ジンダイ]]の名を知っていた。<br />
: DP151話でギンガ団から依頼を受け、湖に住む伝説のポケモン・[[アグノム]]、[[ユクシー]]、[[エムリット]]を捕獲する。その後撤収しようとしたが、ユクシーとエムリットが捕獲される寸前に放った「みらいよち」の攻撃を受けたことで飛行艇が湖に墜落。その爆発に巻き込まれ生死不明となり、Jの一団は壊滅する<ref name="a2"/>。<br />
: レギュラーキャラクター以外で次回予告を務めた数少ないキャラクター<ref name="a1"/>でもある。<br />
:; 手持ちポケモン<br />
::; [[ボーマンダ]]<br />
::: 声 - [[小西克幸]]<br />
::: 技:はかいこうせん、りゅうのはどう、かえんほうしゃ<br />
::: 主に乗って移動する時に使うほか、戦闘用としても使う。<br />
::; [[アリアドス]]<br />
::: 声 - [[逢坂力]]<br />
::: 技:いとをはく<br />
::: 邪魔な相手を拘束する時に使う。<br />
::; [[ドラピオン]]<br />
::: 声 - [[石塚運昇]]<br />
::: 技:どくばり、クロスポイズン、ミサイルばり<br />
::: 戦闘用のポケモン。<br />
<br />
== その他のキャラクター ==<br />
=== ゲーム本編に登場するキャラクター ===<br />
; <span id="ガンテツ">ガンテツ</span><br />
: 声 - [[広瀬正志]]<br />
: 登場時期:KG(ゲスト)<br />
: ヒワダタウンに住むモンスターボール職人の老人。チエ(声 - [[雪野五月]])という孫娘がいる。頑固な性格だが、町人に追われていたサトシたちをかくまう親切さや、ヤドンの井戸の異変を知り様子を見に行くなど勇敢な一面もある。サトシから調査のためGSボールを預かる。<br />
; <span id="クルミ">クルミ</span><br />
: 声 - [[榎本温子]]<br />
: 登場時期:KG・SS(ゲスト、SSの登場回数は1話)<br />
: テレビやラジオで活躍するキャスター。メガネがチャームポイントで、彼女のファンも多い。オーキド博士と縁があり、出演番組の司会や収録で度々会っている。サイドストーリーでは、番組出演が予定されていたオーキド博士がロケット団に拉致されて行方不明になってしまうハプニングに遭遇し、駆けつけたケンジと[[#ヒロシ|ヒロシ]]と共に博士を探した。<br />
; <span id="サクラ(エンジュ)">サクラ(エンジュ)</span><br />
: 声 - [[國府田マリ子]]<br />
: 登場時期:KG・SS(ゲスト、SSの登場回数は1話)<br />
: エンジュシティ出身の[[舞妓]]五人姉妹の内、末っ子で見習いの少女。カスミとはお互い姉妹の末っ子ということで馬が合う。人に頼る癖がある気弱な性格で、姉たちから旅に出ることを止められていたがカスミと出会い自立心が芽生える。さらにロケット団の事件を解決したことから姉たちに成長したと認められ、エーフィを連れて旅立った。なお、姉たちもそれぞれ[[イーブイ]]の進化系を持っている。<br />
: サイドストーリーではハナダジムを訪れてカスミと再会し、カスミがバッジ職人のキンゾー(声 - [[若本規夫]])からブルーバッジを受け取るための旅に、ケンジと3人で同行した。その後カスミとジム戦をして、ブルーバッジをゲットしている。バッジの数はカスミに勝った時点で4個。初登場の時点ではカスミの後輩的な立場だったが、ハナダジムでカスミと再会した時には、カスミのライバル的なポジションになるほど成長を遂げた。<br />
: モデルはゲーム『[[ポケットモンスター 金・銀|金・銀]]』のエンジュシティに登場する「まいこはん」の1人。<br />
:; 手持ちポケモン<br />
::; [[イーブイ]]→[[エーフィ]]<br />
::: 声 - [[冬馬由美]]<br />
::: 技:たいあたり(イーブイ)、スピードスター、サイケこうせん(エーフィ)<br />
::; ([[ケムッソ]]→[[カラサリス]])→[[アゲハント]]<br />
::: 声 - [[豊島真千子]]<br />
; <span id="ミナキ">ミナキ</span><br />
: 声 - [[川田紳司]]<br />
: 登場時期:KG・TVスペシャル(ゲスト)<br />
: ジョウト地方の伝説のポケモンを研究している青年トレーナーで、特に[[スイクン]]に憧れている。紫のタキシードと白いマントが特徴。<br />
: エンジュジムジムリーダーの[[ジムリーダー (アニメポケットモンスター)#マツバ|マツバ]]とは友人である。サトシがホウオウやスイクンを見たのをマツバが信じるのに対し、ミナキはそれを信じられず、意地になってサトシにバトルを申し込むほどスイクンに憧れている。自分の前にスイクンが現れた時も、サトシやマツバの制止を聞かずゲットしようとするも失敗し、その後もスイクンを探して各地を旅している。<br />
: 『[[ポケットモンスタークリスタル ライコウ雷の伝説|ライコウ雷の伝説]]』にも登場。<br />
:; 手持ちポケモン<br />
::; [[フーディン]]<br />
::: 技:リフレクター、かなしばり、ねんりき、サイケこうせん<br />
::: 対スイクンを想定して育てたパートナー。<br />
; <span id="ハギ">ハギ</span><br />
: 声 - [[秋元羊介]]<br />
: 登場時期:HT(ゲスト)<br />
: 船乗りの老人。若い頃は世界中を船で旅していたが、現在は引退しカナズミシティの外れで釣りをしながら生活している。アクア団によってキャモメのピーコちゃんが連れ去られた時には、自身が製造した高速船・ピーコちゃん号で追跡し、無事ピーコちゃんを救出。これがきっかけで再び船乗りに戻り、サトシたちをムロ島まで送り届けた。<br />
:; 手持ちポケモン<br />
::; [[キャモメ]]<br />
::: ニックネームは「ピーコちゃん」。<br />
; <span id="モミ">モミ</span><br />
: 声 - [[川村万梨阿]]<br />
: 登場時期:DP(ゲスト)<br />
: トレジャーハンターの若い女性。祖父の意思を継ぎ、祖父が見つけられなかった「おそろしくあまいミツ」をハクタイの森で探している時にサトシたちと知り合う。その祖父からは、ポケモンに関する多くのことわざや迷信を教わっている。非常におっとりした性格で、「ですわ」と語尾につける。<br />
:; 手持ちポケモン<br />
::; [[ラッキー (ポケモン)|ラッキー]]<br />
::: 声 - [[西村ちなみ]]<br />
::: 技:メロメロ、おうふくビンタ、タマゴばくだん<br />
::; [[ミノマダム]]<br />
::: 3種類のミノマダム。<br />
::; [[ミノムッチ]]→[[ガーメイル]]<br />
::: 声 - [[川上とも子]]<br />
::: 技:たいあたり、まもる、めざめるパワー(ミノムッチ)、サイケこうせん、ちょうおんぱ、むしのさざめき(ガーメイル)<br />
::: 「恐ろしくあまいミツ」の匂いを嗅ぎ分けることのできるガーメイルに進化させるためゲットした。ロケット団とのバトルの最中に進化。なお、ガーメイルは本来、「ちょうおんぱ」を覚えられない。<br />
; <span id="ミル">ミル</span><br />
: 声 - [[新井里美]]<br />
: 登場時期:DP(ゲスト)<br />
: ポケモントレーナー志望の少女。ダムに沈められた街に置いてきてしまったモンスターボールを拾うため、サトシたちに協力を頼む。モンスターボールを取り戻した後、お礼としてケーシィを使いサトシたちをヨスガシティへテレポートさせた。<br />
:; 手持ちポケモン<br />
::; [[ケーシィ]]<br />
::: 技:テレポート<br />
::; [[サンド (ポケモン)|サンド]]<br />
::: 技:きりさく、すなあらし<br />
; <span id="ゲン">ゲン</span><br />
: 声 - [[水島裕]]<br />
: 登場時期:DP(ゲスト)<br />
: 波導使いであるポケモントレーナーの青年。ルカリオと共に鋼鉄島で修行をしているが、島に起きた異変に気づき、原因を探るためサトシたちに協力する。島の危機を救った後は、異変を知り駆けつけたカラシナ博士と共に詳しい島の調査をすることになった。<br />
: 容姿は映画『[[劇場版ポケットモンスター アドバンスジェネレーション ミュウと波導の勇者 ルカリオ|ミュウと波導の勇者 ルカリオ]]』に登場するアーロンと瓜二つで、アーロンとの関係は不明だが、アーロンと同じく波導を使いこなすことができる。<br />
: レギュラーキャラクター以外で次回予告を務めた数少ないキャラクター<ref name="a1"/>でもある。<br />
:; 手持ちポケモン<br />
::; [[ルカリオ]]<br />
::: 声 - [[阪口大助]]<br />
::: 技:インファイト、はどうだん、ボーンラッシュ<br />
; <span id="マイ">マイ</span><br />
: 声 - [[沢城みゆき]]<br />
: 登場時期:DP(ゲスト)<br />
: ポケモントレーナーの少女。ロケット団に追われていた[[シェイミ]]を助け、山を越えた先のグラシデアの花畑にシェイミを連れていくことを決める。再びロケット団に襲われ、ボートで逃げた際に眠ってしまい流されているところをタケシに助けられ、サトシたちと同行する。掴みどころがない物静かな性格で、少々感情表現に乏しく<ref>しかし、一度自分の正体は宇宙人だと冗談を言った。</ref>、どこかミステリアスな雰囲気を持つ<ref>彼女の姿を一目見たヒカリからは人形と思われていた。</ref>。ロケット団からは「生意気黒ガール」と呼ばれている。<br />
:; 手持ちポケモン<br />
::; [[ウインディ (ポケモン)|ウインディ]]<br />
::: 声 - [[阪口大助]]<br />
::: 技:かえんほうしゃ<br />
; <span id="バク">バク</span><br />
: 声 - [[渡辺明乃]]<br />
: 登場時期:DP(ゲスト)<br />
: ポケモントレーナーの少年。世界各地の宝を探しているトレジャーハンターでもある。スズラン島に行く船でサトシたちと出会い、タンポポ島のお宝探しに誘う。タンポポ島の遺跡でネンドールをゲットし、見事お宝をゲットした。その後サトシたちと別れ、ハードマウンテンへと旅立つ。<br />
:; 手持ちポケモン<br />
::; [[ヤジロン]]<br />
::: 技:シャドーボール、ジャイロボール、ソーラービーム<br />
::; [[ネンドール]]<br />
::: 技:こうそくスピン、ひかりのかべ、れいとうビーム、サイケこうせん<br />
::: 遺跡の守り手だったが、バトル後にゲットされる。<br />
; <span id="ハンサム">ハンサム</span><br />
: 声 - [[てらそままさき]]<br />
: 登場時期:DP・BW(ゲスト)<br />
: 国際警察の捜査官の男性。ハンサムというのはコードネームで、番号は0321。本名は不明。初登場時に買いすぎた駅弁をおすそ分けしてくれたため、ロケット団からは「駅弁さん」あるいは「駅弁の人」と呼ばれている。<br />
: ギンガ団の動向を極秘で調査しており、エイチ湖へ向かう列車の中でサトシたちと出会う。一見気さくでおっちょこちょいだが、ポケモンを使わずに単身でギンガ団員を倒すほどの実力を持つ。変装が得意であり、ギンガ団員に変装して任務を行い、サトシたちを助けたこともある。<br />
; <span id="コトネ">コトネ</span><br />
: 声 - [[中島愛 (声優)|中島愛]]<br />
: 登場時期:DP(ゲスト)<br />
: ワカバタウン出身のポケモントレーナー。現在所持するバッジは2個。シンオウにてジョウトフェスタの手伝いをしていた時にサトシたちと出会う。ポケモンコンテストに興味を持ち、友人の[[#カズナリ|カズナリ]]と一緒にスイレンタウンまでサトシたちに同行することになる。<br />
: 明るくさっぱりした性格で、ヒカリとは「ヒカリン」と呼ぶほど仲良くなる。「〜って事ね」が口癖。少々頼りないカズナリにやきもきしているためか、行動的なサトシを気に入っている節がある。しかし、徐々に成長するカズナリを見直していく。恋愛に積極的で、谷間の発電所に閉じ込められたとき、ヒカリにサトシ、タケシ、カズナリのうち誰を選ぶか質問したりしている。<br />
: モデルは『[[ポケットモンスター ハートゴールド・ソウルシルバー|ハートゴールド・ソウルシルバー]]』の女の子版主人公。<br />
:; 手持ちポケモン<br />
::; [[チコリータ]]<br />
::: 声 - [[真堂圭]]<br />
::: 技:はっぱカッター、ひかりのかべ、ソーラービーム<br />
::; [[マリル (ポケモン)|マリル]]<br />
::: 声 - [[西村ちなみ]]<br />
::: 技:みずでっぽう<br />
::; [[キリンリキ]]<br />
::: 技:ダブルアタック<br />
<br />
=== 外伝ゲームに登場するキャラクター ===<br />
; <span id="トオル">トオル</span><br />
: 声 - [[山口勝平]]<br />
: 登場時期:KT・KG(ゲスト)<br />
: ポケモン写真家の少年。写真の腕前は雑誌に載るほど。幻のポケモン・[[ミュウ]]を写真に収めるために1人旅をし、サトシらと出会い一時期同行する。何度もミュウの姿を目撃しては撮影失敗を繰り返すが、ついに成功する。金銀編で再登場し、[[フリーザー]]の撮影を目的として一時サトシたちと同行する。<br />
: ゲーム『[[ポケモンスナップ]]』の主人公でもある。<br />
; <span id="ヒナタ">ヒナタ</span><br />
: 声 - [[榎本温子]]<br />
: 登場時期:BF・DP・MV(ゲスト)<br />
: 主にカントーで活躍する[[ポケモンレンジャー]]。レンジャーランクは3。傷ついた[[セレビィ]]や、状態異常で苦しむ[[デオキシス]]をサトシたちと協力して救った。ポケモンレンジャーだけあり、運動能力はかなり高い。<br />
: DP登場時は服装がゲーム『ポケモンレンジャー バトナージ』の女主人公のものとなっている。トップレンジャーではないためか、ハジメに対して敬語で話す。<br />
: 映画『[[劇場版ポケットモンスター アドバンスジェネレーション ポケモンレンジャーと蒼海の王子 マナフィ|ポケモンレンジャーと蒼海の王子マナフィ]]』のプロローグにも少しだけ登場。<br />
: モデルは『ポケモンレンジャー』の女主人公。<br />
:; パートナーポケモン<br />
::; [[プラスル]]<br />
::: 声 - [[半場友恵]]<br />
::: 技:てだすけ、でんじは<br />
; <span id="ハジメ">ハジメ</span><br />
: 声 - [[阪口大助]]<br />
: 登場時期:DP(ゲスト)<br />
: ポケモンレンジャーの中でも最高レベルのトップレンジャーで、バトナージスタイラーを使用する。状況判断に優れ運動能力も高く、腕の力も「はどうだん」を弾くほど強い。<br />
: ハジメという名はゲーム『[[ポケモンレンジャー#ポケモンレンジャー バトナージ|ポケモンレンジャー バトナージ]]』であらかじめ用意された名前の1つで、外見もそのゲームの男主人公を元にしているが、肩書きとそれに見合う実力ゆえか、ゲームに比べ大人びた雰囲気を持つ。<br />
: レギュラーキャラクター以外で次回予告を務めた数少ないキャラクター<ref name="a1"/>でもある。<br />
; <span id="ナツヤ">ナツヤ</span><br />
: 声 - [[羽染達也]]<br />
: 登場時期:DP(ゲスト)<br />
: 主にオブリビア地方で活躍するポケモンレンジャー。短編アニメ『[[ポケモンレンジャー#アニメ「ポケモンレンジャー 光の軌跡」|ポケモンレンジャー 光の軌跡]]』で本編に先駆けて登場。<br />
: 「ふんか」を使うことのできる特別な[[ヒードラン]]をキャプチャし保護するミッションを受け、シンオウ地方を訪れる。ロケット団の妨害によりキャプチャ・スタイラーを紛失するというハプニングに見舞われるものの、サトシたちの協力もあり無事ヒードランをキャプチャする。<br />
: 明るく、タケシに「超前向きな性格」と言われるほど非常に前向きな性格だが、少しドジで抜けている面もある。しかし、特別なミッションを任されたり、ポケモンの生態に詳しいなど、ポケモンレンジャーとして十分な実力は見られる。なお、サトシとヒカリは敬語を使うが、タケシは敬語を使わずに話す。<br />
: モデルは『[[ポケモンレンジャー#ポケモンレンジャー 光の軌跡|ポケモンレンジャー 光の軌跡]]』の男主人公。<br />
<br />
=== アニメオリジナルキャラクター ===<br />
; <span id="ジョーイ">ジョーイ</span><br />
: 声 - [[白石文子]](2 - 230話)→[[山口由里子]](246話 - DP)、[[井上喜久子]](DP25 - 49話まで代役)、[[藤村知可]](BW)<br />
: 登場時期:全シリーズ(準レギュラー)<br />
: ポケモンセンターの女性[[医師]](女医)<ref>[[看護師]]と間違われることもあるが、ポケモンセンターの看護師は[[ラッキー (ポケモン)|ラッキー]]や[[タブンネ]]たちである。なお、海外版では看護師という扱いである。</ref>。「ジョーイ」はファミリーネームで、姓も顔も声も職業も同じ親戚が多い。ただし、全員帽子に描かれる十字のマークの色が違っており、タケシにはそれ以外の部分で微妙な違い(性格・匂いなど)が分かるので、誰がどこのジョーイか一目で区別する事は可能。DPでは既婚で子持ちのジョーイも登場したが、その子供(娘)たちもやはり顔と髪型がジョーイと同じである。ポケモンコンテストが開催される時には、その町のジョーイが審査員の一人となる。<br />
: どのジョーイも基本的に真面目だが、中にはいい加減な性格のジョーイや、水ポケモンの嫌いなジョーイ、バトルが大好きなジョーイなどもいる。ポケモンを傷つけるような接し方をするトレーナーには厳しい態度をとり、無印2話では(事情を知らなかったとはいえ)ピカチュウを瀕死にさせてしまったサトシに「待っている間は反省することです」と厳しい言葉を投げかけたり、AG78話ではフシギダネを無理に戦わせようとしたハルカを叱ったり、DP51話ではヒコザルに無茶な特訓をさせたシンジを咎めたりしている。<br />
: DP特別編では、ヤマブキシティのポケモンセンターを退職し、ポケモン監察官のトップエージェントとなったジョーイが登場した。<br />
: オレンジ諸島のジョーイは衣装のデザインがカントー地方などとは異なる。イッシュ地方のジョーイは衣装・容姿が他の地方とは異なり、声優も変更されている<ref>サトシもサンヨウシティのジョーイに他のジョーイと同じなのか訊いていた。しかし、その後の「やっぱり」という発言から予測はしていた様子。</ref>。また、映画『[[劇場版ポケットモンスター ダイヤモンド&パール ギラティナと氷空の花束 シェイミ|ギラティナと氷空の花束 シェイミ]]』で登場したジョーイは眼鏡をかけていた。<br />
; <span id="ジュンサー">ジュンサー</span><br />
: 声 - [[西村ちなみ]](PM - DP)、[[たかはし智秋]](BW)<br />
: 登場時期:全シリーズ(準レギュラー)<br />
: [[女性警察官]]。声も職業も同じ親戚が多い。ジョーイと同じく全員帽子のマークが異なるが、タケシにはそれ以外の部分(スカート丈など)で区別がつくらしい。<br />
: ジョーイ同様、基本的にどのジュンサーも真面目だが、[[名探偵]]のジュンサーやワイルドジュンサーを自称する変わったジュンサーもいる。なお、階級は[[警部補]]である(小説版より)。<br />
: オレンジ諸島のジュンサーは衣装のデザインがカントー地方などとは異なる。イッシュ地方のジュンサーは衣装・容姿が他の地方とは異なり、声優も変更されている。<br />
: 手持ちのポケモンは[[ガーディ]]であることが多いが、[[イトマル]]や[[ワタッコ]]、[[カメックス]]や[[ウインディ (ポケモン)|ウインディ]]、シンオウにおいては[[スカンプー]]や[[ペラップ]]、イッシュでは[[スワンナ]]や[[ハーデリア]]などの場合もある。<br />
; <span id="ユキ">ユキ</span><br />
: 声 - [[佐久間レイ]]<br />
: 登場時期:KT・KG(ゲスト)<br />
: ポケモンブリーダーの若い女性。ブリーダーとしては3年連続ポケモンブリーダー最優秀賞を受賞し、トレーナー・オブ・ザ・イヤーに認定されるほどの高い実力の持ち主。優秀だがそれに鼻にかけないナチュラリストである。天然で温和だが頑固な一面も見せる。タケシは心から彼女を尊敬しており、彼に大きな影響を与えた。ヒビキ(声 - [[置鮎龍太郎]])におちょくられ気を落とした事もあったが、「あんな人に負けてはダメです!」とタケシの強い応援に励まされ勇気を持ち優勝を目指す事になった。<br />
: カントー地方のシザーストリートでサトシたちと出会う。あることで自信を無くしていたがタケシに励まされ、自信を回復し再び修行の旅をする事に決め、タケシに自分のロコンを託した。その後ジョウト地方のブロウタウンでサトシたちに再会し、タケシからロコンを返されタケシとポケモンビューティコンテスト<ref>現在のポケモンコンテストとは異なる。</ref>に出場した。その後友人のヒビキと店を出すことを決めサトシたちと別れた。<br />
:; 手持ちポケモン<br />
::; [[ロコン]]<br />
::: 声 - [[愛河里花子]]<br />
::: 技:ほのおのうず、かえんほうしゃ、でんこうせっか<br />
::: 28話でタケシに預けられ、170話で返された。<br />
; <span id="コイキング売りの親父">コイキング売りの親父</span><br />
: 声 - [[石塚運昇]]<br />
: 登場時期:PM・AG・DP・SS(ゲスト)<br />
: [[的屋]]の様な外見をした中年男性。職業は[[詐欺|詐欺師]]らしく、ロケット団(特にコジロウ)がよく騙される。[[コイキング]]を「幸運を呼ぶポケモン」と称して高額で売りつけたり、珍しいポケモンと偽って別のポケモン<ref>[[ヒンバス]]に似せた[[コイキング]]、[[チリーン]]に似せた[[ハネッコ]]など。</ref>を売りつける。DPでは怪しげでインチキな機械を売っているなど、その手口は徐々に悪質化している。なお、ポケモンハンターの項で述べたようにポケモンの売買は違法であるが、彼が公衆の面前でそれを行っているにもかかわらず逮捕されていない理由は不明。真実かは不明だが8人の子供がいるらしく、顔が父親にそっくりらしい。<br />
: ゲーム版では、おつきみ山のポケモンセンターでコイキングを500円で売りつける男がいるが、関連性は不明。<br />
; <span id="ナナコ">ナナコ</span><br />
: 声 - [[熊谷ニーナ]]<br />
: 登場時期:KG・SS(ゲスト、SSには2話登場し、その中の1話は主役)<br />
: ワカバタウン出身のポケモントレーナー。明るく元気な性格で、サトシやカスミとも仲が良い。コガネ弁([[近畿方言|関西弁]]のような方言)で話す。プロ野球チーム・エレブーズのファンであり、エレブーズのチームカラーのためか、色が[[黄色]]と[[黒]]のポケモンが大好きである。<br />
: サトシたちと初めて出会ったときは経験の浅い新人トレーナーであり、自分のポケモンの気持ちのわからない未熟なところがあったが、虫取り大会でサトシを助けたりと一人前のトレーナーとして成長していった。シロガネ山では念願のエレキッドをゲットしている。<br />
: サイドストーリーでは、エレブーズの試合を観戦するためケンジとハナダシティを訪れて、カスミに送りつけられた手紙を巡る事件を解決させた。別の回では、肩を痛め引退したエレブーズの元選手のツヨシ(声 - [[神奈延年]])と、ツヨシの弱気な[[リザードン]]を勇気づけ、ツヨシが再びマウンドに復活するための勇気を与えている。<br />
:; 手持ちポケモン<br />
::; [[チコリータ]]→[[ベイリーフ (ポケモン)|ベイリーフ]]→[[メガニウム]]<br />
::: 声 - [[こおろぎさとみ]]<br />
::: 技:たいあたり、はっぱカッター、つるのムチ(チコリータ、ベイリーフ)、ソーラービーム、のしかかり(メガニウム)<br />
::: [[#ウツギ博士|ウツギ博士]]から貰った初めてのポケモン。<br />
::; [[エレキッド]]<br />
::: 声 - [[うえだゆうじ|上田祐司]]<br />
::: 技:かみなりパンチ、かみなり、10まんボルト、スピードスター<br />
::; [[スピアー (ポケモン)|スピアー]]<br />
::: 声 - [[坂口候一]]<br />
::: 自然公園の虫取り大会の後、サトシから譲られた。<br />
::; [[コラッタ]]<br />
::: 技:たいあたり<br />
::; [[ポッポ]]<br />
::: 技:かぜおこし、でんこうせっか<br />
; <span id="ジーク">ジーク</span><br />
: 声 - [[玉川砂記子|玉川紗己子]]<br />
: 登場時期:KG・MV(ゲスト)<br />
: ジョウト地方にある[[リザードン]]保護区・リザフィックバレーの管理官の若い女性。管理官として野生のリザードンを保護したり、強くなりたいと思うリザードンの修行の支援をしている。<br />
: 基本的に明るい性格だが、自分に甘い者が許せない厳しさもあり、サトシ自身は自分のリザードンを強いと思っていたが、リザフィックバレーのどのリザードンよりも弱いために呆れていた。しかしリザードンのやる気を認め、サトシもリザードンに強くなってほしいと願い、リザフィックバレーでリザードンを預かることに。フスベジムのジムリーダーの[[ジムリーダー (アニメポケットモンスター)#イブキ|イブキ]]とは幼馴染で仲が良い。サトシたちとはフスベシティの奥地にある「竜の聖域」で再会している。<br />
: 映画『[[劇場版ポケットモンスター 結晶塔の帝王 ENTEI|結晶塔の帝王 ENTEI]]』にも一瞬だけ登場している。<br />
:; 手持ちポケモン<br />
::; [[リザードン]]<br />
::: 声 - [[愛河里花子]]<br />
::: 技:かえんほうしゃ<br />
::: ニックネームは「リサ」。性別はメスで、頭にリボンを着けている。最初はサトシのリザードンの弱さに呆れていたが、今では彼女になっている模様。<br />
; <span id="ユウカ">ユウカ</span><br />
: 声 - [[早水リサ]]<br />
: 登場時期:DP(準レギュラー)<br />
: シンオウ地方の番組、シンオウ・ナウの女性キャスター。普通のニュースだけでなく、トレーナーやコーディネーターへのインタビューや、「ポケモンなりきり大会」(略して「ポケなり」)の司会など、様々な場所で活動している。毎回同じスタッフにマイクを頻繁に顔面にぶつけられ、そのたびにカメラに映っていることを忘れて「あたしにマイクぶつけないでと言ってるでしょ!」と激怒するのがお約束である。<br />
: レギュラーキャラクター以外で次回予告を務めた数少ないキャラクター<ref name="a1"/>でもある。<br />
; <span id="カラシナ博士">カラシナ博士</span><br />
: 声 - [[さとうあい]]<br />
: 登場時期:DP(ゲスト)<br />
: シンオウの歴史研究家で、カンナギ歴史研究所の所長。[[四天王・チャンピオン (アニメポケットモンスター)#シロナ|シロナ]]の祖母。[[#アカギ|アカギ]]とは顔見知りである。<br />
: 鋼鉄島での異変を知って島に駆けつけ、[[#ゲン|ゲン]]と共に詳しい島の調査をすることになった。<br />
; <span id="カズナリ">カズナリ</span><br />
: 声 - [[野島健児 (声優)|野島健児]]<br />
: 登場時期:DP(ゲスト)<br />
: [[#コトネ|コトネ]]の友人で、ポケモンブリーダーを目指している少年。父親(声 - [[四宮豪]])が主催するジョウトフェスタの手伝いのためシンオウ地方にやって来た。タケシからブリーダーのことを学ぶため、サトシたちに同行することになる。<br />
: 少々内気な性格であり、当初はブリーダーとしても少々未熟で物事を悪い結果に考え込んでしまう傾向もあり、お世辞にも頼れるとはいい難かった為コトネを呆れさせることもしばしばあったが、フカマルの騒動をきっかけに大きく成長していく。<br />
:; 手持ちポケモン<br />
::; [[ワニノコ]]→[[アリゲイツ]]<br />
::: 声 - [[伊東みやこ]]<br />
::: 技:みずでっぽう、ハイドロポンプ、かみくだく、アクアテール、ばかぢから、きりさく<br />
::: ダブルバトルの最中に進化。<br />
::; [[フカマル]]<br />
::: 声 - [[小西克幸]]<br />
::: 技:あなをほる、いわくだき、かいりき、すなあらし<br />
::: サトシとの争奪戦の末ゲットした。<br />
; <span id="ドン・ジョージ">ドン・ジョージ</span><br />
: 声 - [[江川央生]]<br />
: 登場時期:BW(準レギュラー)<br />
: イッシュ地方の各地にあるポケモンバトルクラブのバトルマネージャーを務める男性。ポケモンに新しい技を覚えさせる際のアドバイザーをすることもある。「〜だったりする」が口癖。<br />
: ジョーイやジュンサーと同じく、同じ容姿で同名の親戚が多数おり、各地のバトルクラブのマネージャーを務めている。<br />
; <span id="オババ様">オババ様</span><br />
: 声 - [[水田わさび]]<br />
: 登場時期:BW(ゲスト)<br />
: アイリスの出身地である「竜の里」の長老。アイリス曰く、「里で一番偉い人」。寒さは苦手らしい。<br />
: アイリスに生まれたばかりの[[キバゴ]]を授け、旅をして立派な[[オノノクス]]に育て上げるように命じた。<br />
; <span id="ルーク">ルーク</span><br />
: 声 - [[高山みなみ]]<br />
: 登場時期:BW(ゲスト)<br />
: 映画製作を行っている少年。脚本から撮影まで全て一人でこなしている。サトシ一行とはゾロアを探している最中に出会い、サトシたちの協力を経て映画製作を成功させた。その後はポケモンバトルドキュメンタリーを作る目的でサトシたちと同行し、ドンバトルに参加するが、よく邪魔(ベルやラングレーなど)が入る。<br />
: ドンバトルでは2回戦でデントと対決して勝利し、準決勝でアイリスと対戦するも敗れる。大会後はドキュメンタリー映画を作るため、サトシたちと別れた。<br />
:; 手持ちポケモン<br />
::; [[ゾロア]]<br />
::: 声 - [[たかはし智秋]]<br />
::: 特性:イリュージョン<br />
::: 技:シャドーボール、ナイトバースト<br />
::: 性別は♀。主に特性のイリュージョンで、映画のキャストに変身する。映画好きで、映画に登場するヒロインに化けて映画鑑賞をしていた所でルークと出会う。性別ゆえか、変身するキャストは男性よりも女性を好んでいる。バトルでは使われていない。<br />
::: かなりのいたずら好きで、ドンバトルではよくラングレーに変身し、アイリスと一緒にからかっている。アイリスを気に入っている節もある。ベルに気に入られているが、迷惑そうにしている。<br />
::: ゲームと同じく人前ではめったに出現しない為か、アイリスやベルに珍しがられている。<br />
::; [[ゴビット]]<br />
::: 声 - [[石塚運昇]]<br />
::: 技:シャドーボール、メガトンパンチ、ジャイロボール、かげぶんしん<br />
::: 助監督を務めるポケモン。主に音声機材を運んだり、カチンコを鳴らしている。<br />
::; [[ハハコモリ]]<br />
::: 声 - [[福圓美里]]<br />
::: 衣装製作担当のポケモン。バトルでは使われていない。<br />
::; [[メラルバ]]<br />
::: 声 - [[三木眞一郎]]<br />
::: 技:いとをはく、むしのさざめき、かえんほうしゃ<br />
::: 特殊効果担当のポケモン。<br />
<br />
=== 主なゲストポケモン ===<br />
; [[プリン (ポケモン)|プリン]]<br />
: 声 - [[かないみか]]<br />
: 登場時期:PM(準レギュラー)、HT(ゲスト)<br />
: 金銀編まで準レギュラーとして登場したポケモン。野生であるが、度々サトシたちの前に現れる。サトシの荷物の中に入っていたマーカーで歌うのが好きで、みんなに最後まで聞いてもらいたいのだが、その歌にはプリン自身もわかっていない催眠効果があるため、聞いたものはみな眠ってしまう。プリンはこれに腹を立てて、[[マイク]]に仕込まれたサインペンで寝てしまった人たちの顔に落書きをして去るのが常である。基本的にサトシたちにとっては迷惑でしかないが、稀にその歌がサトシたちの助けになることもある。ホウエン編では1度しか登場しておらず、その後は登場していない。<br />
: 「うたう」、「おうふくビンタ」、「はたく」、「まるくなる」を使用する。<br />
; [[バリヤード]]<br />
: 声 - [[うえだゆうじ]]<br />
: 登場時期:PM・SS・AG(ゲスト)<br />
: サトシがカントー地方での旅を終えマサラタウンに帰ってきた際、サトシ宅に迷い込んできた野生のポケモン。[[#ハナコ|ハナコ]]に気に入られてそのまま住み着いた。ハナコからは「バリちゃん」と呼ばれ、彼女の家事などを手伝っている。モンスターボールでゲットされているのかは不明だが、SS4話でハナコが戦わせる場面がある。<br />
: 「サイコキネシス」、「ひかりのかべ」、「おうふくビンタ」を使用する。<br />
; [[ピチュー|ピチュー兄弟]]<br />
: 声 - [[冬馬由美]](兄)、[[こおろぎさとみ]](弟)<br />
: 登場時期:SS・OA・MV(ゲスト)<br />
: ミレニアムタウンに住んでいるピチューの兄弟。喧嘩することもあるが普段は兄弟仲は良く、いつも仲良く一緒に遊んでいる。兄は前髪が出ているのが特徴で、しっかり者だが短気な一面もある。弟は活発だが多少わがままであり、兄に怒られることもしばしば。お姉さんのような存在である[[マリルリ]]の他、友達には[[ブビィ]]、[[ムチュール]]、[[ヒメグマ]]、[[ウパー]]がいる。<br />
: 兄弟共に「でんきショック」を使用する。<br />
; [[デルビル]]<br />
: 声 - [[龍田直樹]]([[ピチューとピカチュウ]]、OA)→[[小西克幸]](SS)<br />
: 登場時期:SS・OA・MV(ゲスト)<br />
: ミレニアムタウンに住むポケモン。怒りっぽい性格で、寝ているところを邪魔されてはいつもピチュー兄弟を追い掛け回している。ただし決して悪いポケモンではなく、広場にある秘密基地が崩壊しそうになった時には、仲間のポケモンたちと協力し合って元通りにした。<br />
: 「かみつく」、「ほえる」を使用する。<br />
; [[メグロコ]]→[[ワルビル]]<br />
: 声 - [[三宅健太]]<br />
: 登場時期:BW(ゲスト)<br />
: BW3話から登場。カノコタウンからサンヨウシティ道中にある温泉リゾートの砂風呂を楽しんでいる野生ポケモンのうちの一匹であり、サングラスをかけたリーダー個体と、他に仲間が多数登場。付近で起きようとしていた間欠泉に対してサトシたちと共に他のポケモンの救助に貢献した。<br />
: その後、サングラスをかけた個体はピカチュウにライバル心を抱くようになり、サトシたちを追いかけて度々バトルを挑む。BW第12話では 「ストーンエッジ」を使うなどかなりの実力を匂わせたが、ピカチュウの「アイアンテール」と[[ヤブクロン]]の「ヘドロばくだん」で吹っ飛ばされた。<br />
: BW20話では[[コアルヒー]]三人衆にサングラスを取られてしまう。その際はかなり弱気になっていた。サングラスを取り戻した後、ピカチュウとバトル。その最中にワルビルに進化するも、ストーンエッジをエレキボールではじき返され、またも吹っ飛ばされた。なお、BWで初めて進化したポケモンである<ref>BW6話でアイリスのキバゴが夢の中で[[オノンド]]、[[オノノクス]]に進化したのを含めれば2番目になる。また直接の描写が無いのを含めれば1話に登場したシューティーのツタージャが10話でジャノビーに進化して再登場している</ref>。<br />
: 「ストーンエッジ」、「かみつく」、「あなをほる」を使用する。<br />
<br />
== 脚注 ==<br />
{{脚注ヘルプ}}<br />
<div class="references-small"><references/></div><br />
<br />
{{DEFAULTSORT:あにめはんほけつともんすたあのとうしようしんふつ}}<br />
[[Category:アニメ版ポケットモンスターの登場人物|*]]<br />
[[Category:アニメの登場人物の一覧|ほけつともんすたあ]]<br />
<br />
[[en:List of characters in the Pokémon anime series]]</div>
防人
http://ja.yourpedia.org/mediawiki/index.php?title=%E6%8C%AF%E3%82%8A%E8%BE%BC%E3%82%81%E8%A9%90%E6%AC%BA&diff=382323
振り込め詐欺
2020-01-17T13:29:02Z
<p>防人: SEOに熱心なMuttley (トーク) による編集を Fromm による直前の版へ差し戻しました</p>
<hr />
<div>'''振り込め詐欺'''(ふりこめさぎ)は、[[電話]]や[[はがき]]などの[[文書]]などで相手をだまし、金銭の[[振込|振り込み]]を要求する[[犯罪]]行為。[[詐欺]]事件の総称として2004年に[[警察庁]]が命名した。<br />
<br />
2004年11月までは、“'''オレオレ詐欺'''”と呼ばれていたが、手口の多様化で名称と実態が合わなくなったため、[[架空請求詐欺]]や[[融資保証金詐欺]]などと合わせる形で、[[2004年]][[12月9日]]に、[[警察庁]]によって統一名称として「振り込め詐欺」と呼ぶことが決定された。2013年5月12日に、再び現状に合わなくなったことより「'''母さん助けて詐欺'''」など3名称と併用することが決まった。<br />
<br />
== 概要 ==<br />
当初から長年、“振り込み詐欺”と言われたが、「振り込み」では納得して自ら振り込みをする意味合いとなるため、あくまで「振り込め」と人から言われている、騙されていないかとなど、どの時点でも注意や再考を喚起するようにと「振り込め詐欺」へと統一を図った経緯がある。<br />
<br />
また全国的な改称に先がけて2004年9月、“なりすまし詐欺”に[[広島県警察|広島県警]]で独自に改称。振り込め詐欺に改称後も併用している。<br />
<br />
2009年時点では金銭授受の方法が振込だけではなく、指定場所へ持参させる・宅配便や郵便で送付させる・バイク便業者や代理人が被害者の自宅近くに受け取りに現れるなど多様化しているが、こうした詐欺行為も「振り込め詐欺」と同種のものとして注意が喚起されている。<br />
<br />
2013年3月21日、振り込ませるケースが減少し再び実態に合わなくなったことで、[[警視庁]]は同年4月10日までの予定で新たな名称案を募集。4月9日時点で1万件以上の案が寄せられ、期間内に約14000件寄せられた。応募案で最多だったのは「なりすまし詐欺」だった。<br />
<br />
5月12日に新名称が発表され、「母さん助けて詐欺」が最優秀、「ニセ電話詐欺」・「親心利用詐欺」が優秀作品として選出され、この3作品は主に広報において振り込め詐欺と併用される。静岡県などでは、実態とそぐわないなどの理由から、新名称「母さん助けて詐欺」を使用しない県警もある。<br />
<br />
== 発祥 ==<br />
[[1915年]]の[[島田三郎]]に対する[[電報]]によって為替送金を指示する詐欺未遂事件や[[1986年]]の「高校生の孫」と「孫の担任」を騙る42歳の男が「もしもし僕だよ」と電話を架けて電話相手に直接会って現金を受け取る詐欺事件など、この種の詐欺事件自体は過去にも存在した。<br />
<br />
ただし、電話を架けて金融機関の口座に振り込ませるという振り込め詐欺が注目されたのは[[21世紀]]に入ってからである。1999年8月頃から2002年12月頃までの間に電話で「オレオレ」と身内を装って11人に銀行口座に振り込ませた事件があり、2003年2月に犯人を検挙した鳥取県警米子署はこの手口を「オレオレ詐欺」としたのが、「オレオレ詐欺」という言葉が初めて誕生したとされている。また、「オレオレ詐欺」で[[架空口座]]を用いる手の込んだ手口は[[2003年]]2月中旬に東京都杉並区で誕生したのが最初とされている(この詐欺グループは2004年1~3月に検挙された)。<br />
<br />
この種の詐欺が広く知られる様になったのは、「若い人の声で高齢者に電話をかけ、子や孫を装ったうえで困窮した状況を訴え、金が必要としてだまし取る」という「オレオレ詐欺」の犯罪を紹介して注意を喚起する報道がなされた事からである。当初の手口は、手当たり次第に電話をかけたり、電話帳に掲載されている氏名から一人暮らしの高齢者と推定される人を選んで電話をかけ、電話口に出たのが高齢者と見るや単に「オレオレ」と「名乗り」遠隔地に住む子や孫であると錯覚させ、そのうえで悲哀に満ちた声や緊迫に満ちた声で困窮に陥って居る事、例えば、悪徳金融業者から大金を借り直ぐに返さないと酷い目に遭わされる、交通事故や医療事故を起こして直ぐに示談金や慰謝料を払わないと収監される、などの状況を装い、所定の口座へ大金を振り込む様に仕向けるというものである。新聞やテレビなどの報道機関が手口を詳細に報道したため、逮捕された犯人が「新聞を読んで、これなら自分もできると思った」と自供するなど、報道がかえって[[模倣犯]]を激増させた。<br />
<br />
== 展開 ==<br />
当初は詐欺を行う犯人が専ら1人で子や孫を演じていたが、「[[債務者]]」であると装って困窮を訴えるのに加えて「[[債権者]]」役の人も電話口に出て「至急返済がなされなければ酷い目に遭わせる」と脅迫する手口も使われる。一方で、演じる対象を通勤に出た夫をはじめとする家族や親類に拡げて「交通事故」「痴漢」「横領」「傷害事件」「暴行事件」「借金返済」などの加害者や債務者に仕立てる手口も使われる。危害を受けた被害者やその関係者、駅員、警察官、弁護士等の役割分担を行って多人数で演技を行い、更には背景にサイレン等の効果音を流すなどの演出も行われた([[劇団型犯罪]])。[[プリペイド式携帯電話]]を駆使して、異なる人物が異なる電話からかけてきたり、被害者を装う人間に電話をかけさせるなどして全体として困窮に陥ったシチュエーションを演出する手法もとられた。その一方で、本物の親類へ確認をとる連絡を妨害するために、詐欺をしかける相手の家族の電話番号まで調べ上げて、予めその親類へ電話して話を長引かせて「話し中」としたり、いたずら電話を何回もかけて携帯電話の電源を切らせるなどの手法もとられた。「オレオレ」ではなく、個人名を名乗るケースも増えた。また、個人情報を入手して、相手の職業等に応じたシチュエーションを演出する事も行われる様になった。例えば、教員が教え子に淫らな行為や暴力行為をはたらいて示談金や治療費が必要として家族に振り込ませる、医師が医療ミスを起こして示談金や慰謝料が必要として家族に振り込ませる、等。<br />
<br />
初期には単独犯や数人での犯行であったものが、徐々に大規模な組織を構成するようになり、対象者の名簿([[カモリスト]])が存在する事例や組織内でマニュアルを作成したり訓練を行っているとの事例も伝えられる。また、[[暴力団]]との繋がりを指摘したり、詐取した金が暴力団の資金源になっている、とする報道もある。<br />
<br />
単に「オレオレ」と名乗って詐取する手法から派生して千差万別の手口が用いられる様になったことから、2004年12月9日に、[[警察庁]]によって統一名称として「振り込め詐欺」と呼ぶことが決定された。<br />
<br />
== 手口 ==<br />
;成りすまし詐欺<br />
:「俺だよ、オレオレ」「わたし、わたし」「お母さん……」「久しぶりだけど、覚えてるかな?」などとを装った[[電話]]をかけ、「[[交通事故]]や[[医療事故]]を起こして示談金が要る」、「タクシーやバスに会社の小切手や預金通帳の入ったカバンを置き忘れてしまった。お金を貸して欲しい」などの虚偽の急用を訴えて現金を預金口座等に振り込ませるなどの方法によりだまし取る手口。<br />
:縁者を装うだけでなく、警察官、弁護士、交通事故被害者、性犯罪被害者を装う手口もある。<br />
;[[架空請求詐欺]]<br />
:有料サイトの利用料金などの架空の事実を口実とした料金を請求する文書等を送付するなどして、現金を預金口座等に振り込ませるなどの方法によりだまし取る手口。 <br />
;融資保証金詐欺<br />
:実際には融資しないにも関わらず、融資する旨の文書等を送付するなどして、融資を申し込んできた者に対し、保証金等を名目に現金を預金口座等に振り込ませるなどの方法によりだまし取る手口。 <br />
;還付金等詐欺<br />
:税務署や区役所等を名乗り「税金や医療費等を返還します」「今日が手続きの締め切りです」「ATMで手続きができます」等とATMに行かせ、携帯電話で還付手続きを指示するふりをし、実は犯人の口座にお金振り込む手続きをさせるなどの方法によりだまし取る手口。<br />
<br />
電話でかける詐欺の場合は、時間帯は平日の午前10時頃又は午後2時頃が多い。これは電話に出る人間が一人である場合が多い時間帯であることと、金融機関で振込み可能な時間に合わせている。かつては金融機関で振込みを締め切る時間である午後3時の少し前に不安を煽りたてて早く振込みをさせるために平日の午後2時半頃が特に多かった。<br />
<br />
「振り込め詐欺」という言葉が定着するにつれて、振込み型の詐欺は減少したものの、指定場所へ送付させる・宅配便や郵便で送付させる・バイク便業者や代理人が被害者の自宅近くに受け取りに現れて手渡しをさせるなど多様化している。また、だまし取る対象も現金に限定されず、カード(キャッシュカードやクレジットカード)を送付させたり手渡しをさせるなどし、巧みな話術や手法でカードの暗証番号を聞き出した上でカードを現金に換える手法も登場している。<br />
<br />
詐欺グループ内ではそれぞれ役割分担について、金を要求する電話を掛けて騙す役の人間を「掛け子(架け子)」、振り込ませた金融口座から引き出す役の人間を「出し子」、金融口座を使わずに直接接触して現金を受け取る役の人間を「受け子」などの俗称で呼ばれている。「架け子」がきちんと電話をしているかを管理する「番頭」、「受け子」には金銭を持って逃亡するのを防止するための「見張り役」がいることがある。また、現金受け取り現場を担う「出し子」や「受け子」の「リクルーター」がいることがある。犯行を手助けするレンタル携帯電話や金融機関の架空口座などを提供する業者は「道具屋」と呼ばれる。これらのように役割が細分化されている一方で、厳しいノルマやペナルティによってシステム化されているため、振り込め詐欺グループは会社組織のようだと形容されることもある。このような細分化により末端の「出し子」や「受け子」を逮捕しても、「本丸」の摘発をしにくいという性格を持ってくる。<br />
<br />
アルバイト感覚で「出し子」や「受け子」犯行に加担する者もおり、「出し子」や「受け子」の低年齢化が指摘されており、中学3年女子が「受け子」として逮捕された事例もある。<br />
<br />
== 被害者 ==<br />
* 被害者(連絡を受け、直接入金手続きを行った者)は[[2003年]]は[[女性]]が約7割、60歳以上が全体の約8割。被害世帯の半数以上は、家族構成が65歳以上だけの『[[高齢者]]世帯』。<br />
* 2004年以降は、[[主婦]]の被害が急激に増えている。<br />
*:共通する特徴として、あまり働いておらず自分自身で生活を支えるほどの賃金を得ていない者が大多数を占めていることが挙げられる。<br />
* 被害が多い地域では加害者、被害者、被害金額とも[[関東]](最も多いのが[[東京都]])であり、東京、[[千葉県|千葉]]、[[神奈川県|神奈川]]、[[埼玉県|埼玉]]の1都3県で半数超、被害額の8割が[[首都圏]]で引き出されている。<br />
* 逆に被害が少ない地域は[[大阪府]]である。理由として、世話好きな性格から困窮を装う電話にはことさら詳細な説明を求めようとする大阪人が多く、振り込め詐欺グループにとっては長電話になるうちに話の辻褄が合わなくなることを避けようとするためとされる。<br />
* 検挙率は極めて低く、2004年度の検挙率はわずか5.2%にとどまっている。その後、対策本部の設置などにより幾分検挙率は上がったが、それでも2006年度の検挙率は16.0%にとどまっている。<br />
<br />
== 対策 ==<br />
振り込め詐欺の容疑者相手に対し販売目的で作った他人名義の口座([[架空口座]])の作成や取引を禁じる[[本人確認法]]や[[犯罪による収益の移転防止に関する法律|犯罪収益移転防止法]]やプリペイド式携帯電話販売時の身元確認を厳しくしたり譲渡を禁ずる[[携帯音声通信事業者による契約者等の本人確認等及び携帯音声通信役務の不正な利用の防止に関する法律|携帯電話不正利用防止法]]が制定された。<br />
<br />
その他に、振り込んでから詐欺と気付いて口座の利用停止を求めた場合、従来は口座名義人に不便を強いる訳には行かないとして金融機関が口座利用停止処置を拒み、振り込んだお金が下ろされていくのを指をくわえて見守るしかなかったが、次第に口座利用停止や強制解約の要請に応じるようになり、残った預金から返還を受けられる例も増えている。<br />
<br />
警視庁としては2004年度、全国に先駆けて副総監を本部長とする対策本部を設置。その後、道府県警本部もこれに倣い対策本部を設置し専門の捜査班、技術班を編成し公式ウェブサイト上でも広く市民へ対策を呼びかけている。<br />
<br />
[[2007年]][[12月14日]]に振り込め詐欺等の犯人の口座を凍結して、被害金を被害者に返還する法律として、[[犯罪利用預金口座等に係る資金による被害回復分配金の支払等に関する法律|振り込め詐欺救済法]]が成立。同月21日に[[公布]]、[[2008年]][[6月21日]]に[[施行]]された。<br />
<br />
もっぱら''振り込まないように''しようと警告することが多いが、'''”振り込まれた側”については対策がほとんどできていない'''現状があった。後で振り込め詐欺であったことに気づいても、口座から返金を求めることがほぼ不可能であり、名義人の個人情報の開示、および口座の停止または強制的な解約ができない問題があった。<br />
<br />
”振り込まれた側”に関する情報をほとんど引き出せない問題を防ぐため、[[預金保険機構]]のウェブサイト内にある「[[犯罪利用預金口座等に係る資金による被害回復分配金の支払等に関する法律|振り込め詐欺救済法]]に基づく公告」にて、振り込め詐欺で利用された(または可能性のある)口座の一覧が公開され、振り込み前に口座を確認できるようになった。<br />
<br />
2013年3月に東京都では電話会話自動的録音器を、被害に遭いやすい高齢者を中心に1人5千世帯に無料で貸し出す取り組みが行われている。<br />
<br />
== 防犯 ==<br />
警察では、以下のことを対策として挙げている。<br />
<br />
*家族と会って話し合って、前もって「電話での呼び掛け方」や「合言葉」を決めておき、「電話で『お金を貸して』などと頼んだりしない」ことを話しておく。合言葉は警察では「家族や身近な親戚しか知らない事実」「慌てていても簡単に思い出せること」「絶対に忘れない言葉」「学校名簿、会員名簿等に公開していない事実」が望ましいとしている。例として「旅行の思い出」「好物、嫌いな食べ物」などをあげている。<br />
*離れて暮らしている家族と普段から連絡頻度、共有する情報、信頼関係を高めておく。<br />
*本人の携帯電話番号や勤務先の電話番号、友人の連絡先などを把握しておき、いつでも確実に連絡が取れるようにしておく。<br />
*(特に高齢者は)常に留守番電話にセットし、電話がかかってきても電話に出ずに留守番電話で受け、相手に録音されている留守番電話で話をさせ、合言葉で確認できたら電話を取る。<br />
*「携帯電話の番号が変わった」「携帯電話を無くした」「(友達、上司、知り合いの携帯電話、会社の固定電話)別の電話を使っている」という電話には一度切って、元の電話番号にかけ直す。<br />
*[[ナンバーディスプレイ]]機能を活用する。<br />
*ATM利用限度額を引き下げる。<br />
*銀行、クレジットカード会社、警察を名乗って暗証番号やインターネットバンキングの契約番号やパスワードを聞き出そうとすることに警戒する。<br />
<br />
==実例==<br />
=== 日本 ===<br />
*1人の人間が被った振り込め詐欺被害の過去最高総額は、2011年に6月から12月まで岩手県の70代の男性が金融商品の購入立替を名目に、10数回にわたって指定された金融機関の口座に振り込み続けた事件で被害総額は4億数千万円である。<br />
*警察が振り込め詐欺グループの人間を一斉逮捕した際に最も人数が多かった例として、2013年7月10日に34人を一斉に逮捕した例がある。<br />
*警察が振り込め詐欺グループの最高額は口座には約370人から30億円以上の入金があった例があり、30億円以上の被害となると一詐欺グループが犯した被害金額としては過去最高総額と見られている。この詐欺グループは警察の捜査で2012年5月24日に28人を一斉に逮捕され、逃亡した詐欺グループの首謀者も2012年11月19日に逮捕された。<br />
<br />
=== 日本国外 ===<br />
*[[中華人民共和国|中国]]では2008年の2ヶ月間の間に2億8千万円もの被害が出たと報告された。2009年6月には中国公安省が、1年間のあいだに電話やメールを使った振り込め詐欺2万8,000件を摘発、容疑者7,000人の拘束を明らかにした。<br />
*[[大韓民国|韓国]]では「電話詐欺」もしくは「ボイスフィッシング(voice phishing)」と呼ばれている。近年その手口が巧妙化しており、[[新型インフルエンザ]]を装う振り込め詐欺が発生したとして韓国政府が国民に向け注意を促した。<br />
*2009年5月には、[[ブルネイ]]国王[[ハサナル・ボルキア]]が[[インドネシア]]の選挙に絡んだ振り込め詐欺に遭い、200億[[ルピア]](約2億円)をだまし取られた。<br />
*[[アメリカ合衆国]]では、高齢者を狙うケースだけでなく、偽の慈善団体をかたって振込みを要求する詐欺や、嘘の賞金当せんを知らせて手数料を振り込ませる詐欺なども発生している。<br />
<br />
== 関連書籍 ==<br />
*NHKスペシャル職業詐欺取材班「職業振り込め詐欺」(ディスカヴァー携書)<br />
<br />
== 関連項目 ==<br />
* [[融資詐欺]](貸します詐欺)<br />
* [[ワンクリック詐欺]]<br />
* [[代金引換郵便詐欺]]<br />
* [[闇金融]]<br />
* [[逆転送]]<br />
* [[私設私書箱]]<br />
* [[ソーシャル・エンジニアリング]]<br />
* [[半グレ]]<br />
<br />
== 外部リンク ==<br />
*[http://www.zenginkyo.or.jp/topic/hanzai/ 金融犯罪にご用心!][[全国銀行協会]]ホームページ<br />
* [http://www.au.kddi.com/news/au_top/information/au_info_20050121181432.html auからのお知らせ(2005/01/21)](KDDI)<br />
* [http://www.avis.ne.jp/~police/seian/seianki/furikome1.htm 新手の「振り込め詐欺」にご注意を!](長野県警察)<br />
* [http://www.keishicho.metro.tokyo.jp/anzen/sub3.htm 広報けいしちょう第22号]<br />
:警視庁ホームページ内、2006年夏迄の被害状況や具体的手口について、犯罪者の証言も交えて紹介。<br />
* [http://www.keishicho.metro.tokyo.jp/seian/koreisagi/hurikome_onsei/hurikomesagi.htm 実録 振り込め詐欺の実際]<br />
:警視庁のホームページ内、実際にかかってきた振り込め詐欺の録音がある。<br />
;振り込め詐欺に指定されている口座の一覧<br />
* [http://www.web110.com/spam/fraud.html 架空請求・不当請求口座リスト(WEB110より)]<br />
:[[架空請求]]などで振込先に指定している口座の一覧が公開されている。<br />
*[http://furikomesagi.dic.go.jp/ 振り込め詐欺救済法に基づく公告]<br />
:[[預金保険機構]]ホームページ内、振り込め詐欺に指定されている口座の一覧が公開されている。<br />
*[http://www.police.pref.aomori.jp/seianbu/seianki/gaihan/hurikome_oreoreonsei.htm オレオレ詐欺の会話音声]-[[青森県警察]]のウェブサイト<br />
<br />
{{デフォルトソート:ふりこめさき}}<br />
[[Category:詐欺]]<br />
[[Category:携帯電話]]</div>
防人
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出渕裕
2020-01-17T13:28:51Z
<p>防人: SEOに熱心なMuttley (トーク) による編集を 黄色のニクイ奴 による直前の版へ差し戻しました</p>
<hr />
<div>{{漫画}} <br />
<br />
'''出渕 裕'''('''いづぶち ゆたか'''または'''いずぶち ゆたか'''、男性、[[1958年]][[12月8日]] - )は[[日本]]の[[漫画家]]、[[イラストレーター]]、[[アニメーター]]など幅広く活躍する[[クリエイター]]。[[東京都]]生まれ。いとこに[[1988年]]度[[東洋紡績|東洋紡]]キャンペーンガールの小谷ゆみがいる。<br />
<br />
== 略歴 ==<br />
[[1979年]]に『[[闘将ダイモス]]』の敵ロボットデザイン担当でデビュー。同作で[[スタジオぬえ]]のメンバーや[[東映]]の[[プロデューサー]][[鈴木武幸]]とも知り合い、活躍の場所を次々と拡げていく。<br />
<br />
その後、[[ガンダムシリーズ]]や『[[機動警察パトレイバー]]』、[[スーパー戦隊シリーズ]]などの多くの作品で[[メカニックデザイン]]を手がけ、[[2002年]]、[[テレビアニメ]]『[[ラーゼフォン]]』で初監督をつとめる。<br />
<br />
アニメや特撮などの空想世界のみならず、[[川田工業]]株式会社の二足歩行ロボット、[[HRP-2]]の外形デザイン・イメージも担当して話題になった。同ロボットの「Promet(プロメテ)」という愛称の名付け親でもある。<br />
<br />
深い造詣と知識を持ち、業界の[[広辞苑]]的存在である。<br />
<br />
== エピソード ==<br />
* 学生時代は一アニメファンとして『[[宇宙戦艦ヤマト]]』のファンクラブなどに所属し、自主アニメ企画を立てたりもしていた。当時ヤマトファンクラブの会長だった[[氷川竜介]]によれば、お互い住んでいるところが近かったため会報の手伝いなどをよくしてもらっているなど交友があり、出渕がデビューするきっかけについても以下のように回想している。<br />
** 氷川は当時『ヤマト』以外のアニメの情報も扱う総合的な会報も作っており、出渕にも協力してもらっていた。ある号で『[[超電磁ロボ コン・バトラーV|コン・バトラーV]]』を特集し、新番組予告として『ダイモス』の情報も載せていたが、この時に両作品と『[[超電磁マシーン ボルテスV|ボルテスV]]』の監督である[[長浜忠夫]]と出渕がファンレターをきっかけに交流があることが話題になり、その後サンライズで長浜と会う機会を設けてもらった。<br />
** その際に出渕が先の自主アニメ企画をまとめた同人誌を長浜に見せたところ、出渕のデザインを気に入った長浜からの依頼で『ダイモス』の敵メカデザインを作成することになり、実際に作成したデザインもそのまま採用され、デビューすることとなった。<br />
* 氷川の著作である『20年目の[[無敵超人ザンボット3|ザンボット3]]』に収録された1979年の富野由悠季へのインタビュー(氷川に富野を紹介したのは長浜だった)の際、著者の氷川に同行した「友人」が登場するが、これは出渕のことである。<br />
* 「[[アニメディア]]」誌上での[[美樹本晴彦]]との対談で[[ショタコン]]である事を告白。また友人の[[ゆうきまさみ]]が1987年に渋谷で行われた出渕の個展に寄せた漫画では、出渕は「僕は嫁さんよりも娘がほしい」と冗談めかして言っていた事があるという。<br />
* アニメージュ1980年10月号の座談会で自分は「[[しずかちゃん]]のヌードに感じるタイプだなァ」と語っている。また『[[ドラえもん]]』は「[[しずかちゃん]]のヌードシーンがあるからみなくっちゃイケナイナァとおもうもン」と語っている。この座談会で実写も悪くないとする周囲に「アニメのほうが、ゼッタイいいよ。ナマナマしいのはキライッ」と力説した。<br />
* 漫画家ではゆうき以外にも[[とり・みき]]らと親交があり、彼らの漫画の登場人物として出演した事もある。また彼ら同様[[原田知世]]の熱烈なファンだった。原田知世の主演映画「[[天国にいちばん近い島]]」にも出演している。<br />
* [[ジム・ヘンソン]]監督の映画『[[ダーククリスタル]]』に傾倒し、デザイン面でも同映画のデザイナー、ブライアン・フロードの影響を受けている。また来日したジム・ヘンソンが、雑誌「[[B-CLUB (模型雑誌)|B-CLUB]]」のインタビューを受けた際に、インタビュアーを務めている。<ref>B-CLUB No.32 [[バンダイ]]メディア事業部出版課刊 1988年 ISBN 4-89189-412-1</ref><br />
* 大のドイツ軍フリークとしても知られ、ナチス軍装についての造詣も深い(また『[[新機動戦記ガンダムW]]』の衣装デザインなどでも見せたように、西洋の装飾的な礼服についてもかなりの知識を持っている)。フリッツヘルメットや[[パンツァーファウスト]]などをモビルスーツのデザインに採用し、「ジオン軍=ドイツ風」のイメージを確立した。本人も「業界ナチ担当」([[Mixi|mixi]]の自己紹介文より)と自嘲しており、中学時代には学生服の上からベルトを巻いてナチ将校のコスプレごっこをしていたという逸話も。<br />
* 耽美雑誌「[[JUNE]]」誌上で自分のデザインした[[悪役]]キャラを紹介するコラムを連載していた事もある。<br />
* [[1998年]]の[[航空自衛隊]]戦技競技会の特別塗装として、第204飛行隊の[[F-15 (戦闘機)|F-15J]]戦闘機に、出渕がデザインした[[ワルキューレ]]と[[グリフォン]]が描かれた。<br />
* [[フジテレビジョン|フジテレビ]]のテレビ番組『[[ウゴウゴルーガ]]』の一コーナー「おしえて!えらいひと」に登場したことがある。<br />
* [[兵藤まこ]]に恋心があったらしく、彼女が手伝う親族の経営する喫茶店や、出演している演劇の場に出渕の姿を多々見ることができた。<br />
* 自身がデザインを担当した『電撃戦隊チェンジマン』に登場する敵幹部ブーバは、放送直後にハリウッドで[[プレデター (架空の生物)|プレデター]]のデザインとして翻案されている。<br />
<br />
== デザインの特徴 ==<br />
デザイナー活動の初期にはロボットアニメの敵側メカ(いわゆる「やられメカ」)を担当。毎回主役ロボットに倒される悲哀から、アニメファンは「出渕メカ('''ブチメカ''')」なる愛称を付けた。その後の仕事に関しても、出渕の個性的なデザインの総称として「ブチメカ」と呼ぶ場合がある。<br />
<br />
特徴的なデザインの意匠として、複数の並んだ穴(基本は上段3個、下段2個の5つ穴)が描かれることが多い。そのため、これを通称「出渕穴('''ブチアナ''')」と呼ぶ。<br />
<br />
ブチアナの例<br />
● ● ●<br />
● ●<br />
<br />
また[[ケンプファー]]や[[サザビー]]、[[ズワース]]、[[パトレイバー]]など、メカのボディが三次曲面で構成されたものが多いのも大きな特徴である。<br />
<br />
デザインの美しさには定評があるが、得意とするのは二次元上の記号的な表現であり、現実的・論理的なデザインは苦手との評も聞かれる。メカとして物理的・構造的に明らかに無理があるものや、劇中の時代考証を無視したものも多く、[[押井守]]は「メカ音痴」とさえ評している。<ref name="oshii">押井と出渕は、[[機動警察パトレイバー 2 the Movie]]製作時に衝突して以来、不仲でありほぼ絶縁状態にある。このため、必ずしも公正な評でないことは留意する必要がある。</ref>例えば、前述のブチアナも(現実のものでは装甲板にはありえない軽量化・通気用であるが)機能的には意味が見出せない意匠的なものが殆どで、[[モビルスーツ]]でもそれ以前に設定された[[ムーバブルフレーム]]を無視したデザインを行っている。<br />
<br />
== 作品リスト ==<br />
=== 漫画 ===<br />
* トラブル専科(いづぶちゆたか名義)(ザ・モーションコミック 1983年5月30日号)(読み切り)<br />
* はっぴいえんどなんてくるわけない(いづぶちゆたか名義)(ザ・モーションコミック 1984年1月20日号、1984年6月1日号)<br />
* ぬいぐるみ殺人事件 第9回(いづぶちゆたか名義)<br />
* [[機神幻想ルーンマスカー]](月刊ドラゴンマガジン連載、未完)コミックス1巻 総集編(ムック)1<br />
** 『ルーンマスカー』第1巻は、当時気鋭のデザイナー兼イラストレーターとして人気のあった出渕の初マンガ単行本という事もあって初版が(それまで出版で実績のない作家としては)異例の大部数となり、出渕の元には高額の印税が舞い込む事になった。しかしこれまで手にした事もない額をどう使えばいいのか分からない出渕は友人に使い道を相談して回り、相談された友人の間では「別荘を買わせよう」という企みが冗談半分で画策されていたという。<br />
** これはその友人の面々が「どうせブッちゃんは忙しくて使う暇がないんから、彼に別荘を買わせて俺らが使わせてもらえば(出渕的には税金対策になるし、自分たちはタダ同然で使えるから)お互いに幸せじゃないか!?」とバカ話を交わした事から出た、そんな冗談も通じるほど付き合いの深い仲ならではの心温まる(?)話である。<br />
<br />
=== イラスト ===<br />
* [[ロードス島戦記]]<br />
** 勘違いからヒロインの[[エルフ]]・ディードリットの耳を極端に長く描き(元となった『[[ダンジョンズ&ドラゴンズ|D&D]]』などでは、エルフの耳は[[スポック|ミスター・スポック]]のような形状である)、特定年齢層の日本人に「エルフと言えば長い耳」のイメージを定着させた(現在、日本・韓国のファンタジー系RPGで登場するエルフや、それに類する亜人は、ほとんどの場合で極端に耳が長い)。グループSNE関連の冊子などでは「笹耳」と表現される。<br />
* [[機甲界ガリアン]]<br />
* [[火浦功#作品リスト|未来放浪ガルディーン]]<br />
* [[富野由悠季#バイストン・ウェル物語|オーラバトラー戦記]](カドカワノベルス版)<br />
* [[嵩峰龍二#著作リスト|ソルジャー・クイーンシリーズ]]<br />
<br />
=== メカニックデザイン ===<br />
; [[闘将ダイモス]]([[1979年]])<br />
: 先述のように出渕の公式デビュー作品である。<!--同作および[[超電磁ロボ コン・バトラーV|コン・バトラーV]][[超電磁マシーンボルテスV|ボルテスV]]の監督であった[[長浜忠夫]]とはファンレターを通じて交流がありその縁での参加となった。また[[東映]]のプロデューサー[[鈴木武幸]]ともここで知り合い、後の[[特撮]]デザイン進出へとつながっていく事となる。--><br />
; [[宇宙戦艦ヤマトIII]]([[1980年]])<br />
: <br />
; [[戦闘メカ ザブングル]]([[1982年]])<br />
: シリーズ当初より参加。前半の主役メカ・ザブングルと主人公達の「家」となるランドシップ・アイアンギアー<!--は[[大河原邦男]]デザインで-->、後半の主役メカ・ウォーカーギャリア<!--は複数のスタッフによるアイデアを[[湖川友謙]]が最終的に纏め上げたもの。出渕はそれ-->以外の[[ウォーカーマシン]]等のサブメカや小物デザインを担当し、メカニカルな見地での世界観統一に貢献した。また[[高荷義之]]が児童誌に連載したイラストのラフ原画も手掛けた。<br />
; [[宇宙戦艦ヤマト 完結編]]([[1983年]])<br />
; [[聖戦士ダンバイン]](1983年)<br />
: シリーズ序盤以降のメカデザインを担当。本作は企画スタート時より[[スタジオぬえ]]の[[宮武一貴]]が監督の[[富野由悠季]]と共にビジュアル的な世界観を構築し、主役メカのダンバインやその僚機となるダーナ・オシー、前半の敵主力機ドラムロといった[[オーラバトラー]]や主人公達が乗り組む[[オーラシップ]]・ゼラーナ等のデザインを手がけていたが、宮武がスタジオぬえの業務的事情(詳細は『[[超時空世紀オーガス]]』を参照の事)から同作を降板する事となったため、出渕はその後の作業を引き継ぐ形で参加する事となった。<br />
: 宮武と出渕は直接の引継ぎを行った訳ではないので、当初宮武が富野の意向に沿って確立しようとした「甲虫の様な意匠を、極めて工業的・産業的な観点から作り上げたロボットのデザイン」というコンセプトは必ずしも引き継がれておらず、むしろ生物や中世の[[甲冑]]のイメージが強くなっている。ビランビーは当初「マサラグ」の名称が与えられ宮武の手でラフデザインまで進んでいたので、そのラフを元に出渕がクリンナップを行った。なお後半の主役メカ・ビルバインについては湖川やスポンサーのバンダイ他のスタッフによるアイデアを最終的に湖川が纏めたもので、出渕は大きく関わっていない。<br />
; [[超時空要塞マクロス 愛・おぼえていますか]]([[1984年]])<br />
: [[ゼントラーディ人|ゼントラーディ軍]]の倍力服([[パワードスーツ]])ヌージャデル・ガーのデザインを担当。基本的にはテレビシリーズで宮武一貴がデザインした同名メカのリファインだが、顔に当たる部分にゼントラーディのワンマン戦闘ポッド・リガードやグラージと同様のモノアイカメラを配する等、より統一感のあるデザインへとシフトさせている。<br />
; [[機甲界ガリアン]](1984年)<br />
: 主役メカ・ガリアンとその強化改造型・アザルトガリアン<!--のデザインは大河原邦男。それ-->以外のメカを出渕が一手に引き受け、[[ケンタウロス]]型の人馬兵や折り畳み式の翼による飛行能力を持った飛甲兵、水中戦に特化した水機兵(デザインモチーフはローマ神話に登場する海神[[ネプトゥヌス|ネプチューン]])等、重厚かつ壮大なファンタジーSFの世界にぴったりのデザインを提供。これによって、「伝説の鉄巨人」という設定ながらロボット然としたデザインのガリアンが特殊な存在であるという説得力を出す事にも一役買った。<br />
; [[機甲界ガリアン 鉄の紋章]]([[1986年]])<br />
: 本編に登場するすべての機甲兵のデザインを担当。鉄巨神はテレビシリーズ版でのガリアンだが、そのシルエットと最低限のディテールは残しつつもロボット然とした印象を極力取り除き、テレビシリーズ以上にハードなヒロイックファンタジー(見方によってはダークファンタジーともいえる)となった物語に最適といえるデザインに仕立て上げた。邪神兵は本作用の完全オリジナルデザインで、ヒロイックでマッシヴな鉄巨神とは対を成す禍々しさを持ったものとなっている。<br />
; [[機動戦士ガンダムΖΖ]](1986年)<br />
: 「メカニカルベースデザイン」として中盤までの敵モビルスーツ、ガルスJやズサ等のラフデザインを担当。クリンナップは[[伸童舎]]([[岡本英郎]]、[[明貴美加]])が担当している。ただしバウのみはラフからフィニッシュまで出渕が担当した。<!--ゲゼについては永野案を伸童舎で纏め上げている。--><br />
: 元々は全てのメカデザインを[[永野護]]が担当する予定だったがスポンサーであるバンダイの意向によって永野が降板したため、急遽主役メカ・[[ΖΖガンダム]]のデザイン原案が[[小林誠 (イラストレーター)|小林誠]]に依頼され(クリンナップは伸童舎)、敵メカのデザイン原案が出渕に発注された。<br />
<!--: なお中盤以降のデザインはバンダイ主導のデザインコンペ(その趣旨は展開が遅れていたプラモデルのラインナップを強化するため、既に発売されているプラモデルにパーツを追加する事で作品に新メカとして登場させるというものだった)で採用された[[モデルグラフィックス]](小田雅弘、かときすなお([[カトキハジメ]])、[[あさのまさひこ]]他)の原案を明貴や[[佐山善則]]がクリンナップし、後半は明貴がメインでデザインを担当した。--><br />
: 当初『[[機動戦士Ζガンダム]]』の後番組には出渕デザインの新作が予定されていたが、ガンダムの続投が決まったことによりペンディングとなった。<br />
; [[機動戦士ガンダム 逆襲のシャア]]([[1988年]])<br />
: [[νガンダム]]などモビルスーツのデザインを担当。デザイン作業はコンペ形式で行われ、監督の富野の意向を出渕や[[ヴィシャルデザイン]]、[[鈴木雅久]]、[[大畑晃一]]といったデザイナーがそれぞれラフデザインとして提出し、それを富野が取捨の上最終的に出渕が纏めるという形だった。なお[[リ・ガズィ]]については佐山善則がクリンナップし、フィニッシュまで持っていっている。<!--艦船のデザインは[[ガイナックス]]が担当した。-->また小説版イラストの「Hi-νガンダム」「ナイチンゲール」も人気が高い。<br />
; [[機動警察パトレイバー]](1988年 - [[2002年]])<br />
: 一部に例外もあるが、漫画からアニメに至るまでほとんどのレイバーやその他メカニックデザインを担当した。更に元々この作品はゆうきまさみと出渕で作り始めた企画が元であるためか、他作品に比べて関わっている側面は大きく、劇場版3作目ではスーパーバイザー、アニメではエピソードによっては監督や絵コンテまで担当している。なお監督の[[押井守]]は出渕の従来のヒーローメカ然としたレイバーデザインに不満を持っていたらしく、著書『メカフィリア』内では「メカ音痴のメカデザイナー」などと酷評している。<ref name="oshii"/><br />
; [[ケルベロス・サーガ]](1987年 - )<br />
: 『[[紅い眼鏡 / The Red Spectacles|紅い眼鏡]]』『[[人狼 JIN-ROH|人狼]]』など一連の映像・漫画作品に登場する、特機隊の装甲服「プロテクトスーツ」や車輌・航空機などのデザインを担当。彼のドイツ軍装フリーク振りが遺憾なく発揮されている。<br />
; [[ガサラキ]]([[1998年]])<br />
:<br />
<br />
===キャラクターデザイン(特撮)===<br />
* [[科学戦隊ダイナマン]]([[1983年]])<br />
** 初の特撮デザイン作品で敵キャラクターを担当した。アニメーションのセンスを取り入れたシャープなデザインを多数輩出。それまでの戦隊シリーズの敵キャラにあった「野暮ったさ」「アナクロさ」を払拭し特撮キャラクターデザインに新風を呼び、現在もなお古くささがないと定評がある。<br />
* [[超電子バイオマン]]([[1984年]])<br />
**バイオハンターシルバのシルエットを見て分かるように「[[人造人間キカイダー]]」のハカイダーを念頭において制作したと語っている。<br />
* [[電撃戦隊チェンジマン]]([[1985年]])<br />
**電撃戦隊・大星団双方のメインデザインを担当。のちに彼がデザインした大星団ゴズマの幹部ブーバはハリウッド映画『[[プレデター (映画)]]』で使用(事実上の無断[[盗作]])される事になる。<br />
* [[超新星フラッシュマン]]([[1986年]])<br />
* [[仮面ライダーアギト]]([[2001年]])<br />
** アナザーアギトのデザインは出渕によるもの。<br />
* [[キューティーハニー (映画)|キューティーハニー]]([[2004年]]・映画)<br />
* [[仮面ライダー響鬼と7人の戦鬼]]([[2005年]])<br />
* [[キューティーハニー|キューティーハニー THE LIVE]]([[2007年]]・テレビ)<br />
<br />
=== キャラクターデザイン(アニメ) ===<br />
* [[鉄腕バーディー]](漫画・[[ゆうきまさみ]] [[1996年]])<br />
<br />
=== キャラクターリファインデザイン ===<br />
* [[仮面ライダー THE FIRST]]([[2005年]])<br />
* [[スカルマン]]([[2007年]])<br />
** 原作・[[石ノ森章太郎]]。出渕はスカルマン・GRO等デザインの他、シリーズ構成・脚本等、全面に携わっている<br />
* [[仮面ライダー THE NEXT]](2007年)<br />
<br />
=== 服飾デザイン ===<br />
* [[新機動戦記ガンダムW]]([[1996年]])<br />
** OZの華麗な制服を中心とした衣装デザインの協力。他にも、本作では『[[機動戦士ガンダム0080 ポケットの中の戦争]]』において出渕がデザインした拳銃がそのまま流用されている。<br />
* [[JUNK -RECORD OF THE LAST HERO-]](漫画・[[麻宮騎亜]] [[2004年]] - [[2007年]])<br />
** JUNKスーツデザイン。なお出渕設定ではモノアイは2つであったが、作者の取り違いにより、作中では1つになっている。<br />
* [[ローレライ (映画)|ローレライ]]([[2005年]] パウラ水密服デザイン)<br />
* [[仮面ライダーカブト GOD SPEED LOVE]]([[2006年]] 衣装デザイン)<br />
<br />
=== デザインワークス ===<br />
* [[機動戦士ガンダム0080 ポケットの中の戦争]]([[1989年]])<br />
** デザインワークスとして、MSだけでなく戦艦、軍服や銃器などのデザインにも関わった。<br />
* [[装甲騎兵ボトムズ 赫奕たる異端]]([[1994年]] 設定原案)<br />
* [[機動戦士ガンダム MS IGLOO]]([[2004年]] - [[2006年]] スーパーバイザーを兼務)<br />
* [[交響詩篇エウレカセブン]]([[2005年]])<br />
* [[ヱヴァンゲリヲン新劇場版:序]]([[2007年]])<br />
<br />
=== コンセプトデザイン ===<br />
* [[地球へ…]](2007年)<br />
<br />
=== クリエイティブプロデューサー ===<br />
* [[鉄腕バーディー|鉄腕バーディー DECODE]](2008年)<br />
<br />
=== 監督作品 ===<br />
* [[ラーゼフォン]](TV版:[[2002年]] 劇場版:[[2003年]])<br />
<br />
==画集==<br />
* Neos―出渕裕デザインアート集([[朝日ソノラマ]]刊、1985年) ISBN 4-257-03200-6<br />
<br />
==脚注==<br />
{{Commons|Yutaka Izubuchi}}<br />
<references /><br />
{{DEFAULTSORT:いつふち ゆたか}}<br />
[[Category:日本の漫画家]]<br />
[[Category:日本のアニメーター]]<br />
[[Category:日本のイラストレーター]]<br />
[[Category:特撮スタッフ]]<br />
[[Category:メカニックデザイナー]]<br />
[[Category:東京都出身の人物]]<br />
[[Category:1958年生]]<br />
<br />
[[en:Yutaka Izubuchi]]<br />
[[it:Yutaka Izubuchi]]<br />
[[ru:Идзубути, Ютака]]<br />
[[uk:Ідзубуті Ютака]]</div>
防人
http://ja.yourpedia.org/mediawiki/index.php?title=%E3%82%AD%E3%83%A0%E3%83%BB%E3%83%A8%E3%83%8A&diff=382321
キム・ヨナ
2020-01-17T13:28:32Z
<p>防人: SEOに熱心なMuttley (トーク) による編集を Fromm による直前の版へ差し戻しました</p>
<hr />
<div>[[Image:キム・ヨナ1.jpg|400px|thumb|キム・ヨナ]]<br />
[[Image:キム・ヨナ2.jpg|300px|thumb|キム・ヨナ]]<br />
'''金 兒'''(キム・ヨナ、[[1990年]][[9月5日]] - )は、[[大韓民国]]の[[フィギュアスケート]]選手(女子[[シングルスケーティング|シングル]])。[[バンクーバーオリンピックにおけるフィギュアスケート競技|2010年バンクーバーオリンピック]]金メダリスト。[[2009年世界フィギュアスケート選手権|2009年世界選手権]]優勝。[[2009年四大陸フィギュアスケート選手権|2009年四大陸選手権]]優勝。[[ISUグランプリファイナル]]優勝3回。パーソナルベストはいずれも[[フィギュアスケートの採点法#ISUジャッジングシステム|ISUジャッジングシステム]]における女子シングル歴代最高得点。<br />
<br />
== 人物 ==<br />
[[Image:キム・ヨナ3.jpg|300px|thumb|キム・ヨナ]]<br />
[[1990年]][[9月5日]]、[[富川市]]で生まれる。家族は両親と3歳上の姉。母国では「国民の妹」、「フィギュア・クイーン」、「フィギュアの妖精」と呼ばれる。[[カトリック教徒]]で、ステラという[[洗礼]]名を持つ。2009年3月より[[高麗大学校]]に在籍。[[IBスポーツ]]所属。<br />
<br />
韓国のフィギュアスケート史上、初めてISUフィギュアスケート選手権を制した選手(2006年[[世界ジュニアフィギュアスケート選手権|世界ジュニア選手権]])。金の活躍により韓国ではフィギュアスケートがブームとなった。劣悪だった韓国フィギュアのインフラも改善され始め、韓国各地にアイスリンクの建設予定があるほか、金の故郷である軍浦市では1,500億ウォンをかけて「キム・ヨナアイスリンク」を建設する予定だという。[[2009年世界フィギュアスケート選手権|世界選手権]]で初優勝した[[2009年]]度は[[アメリカ合州国|米]][[フォーブス (雑誌)|フォーブス]]誌に「韓国で最も影響力ある有名人」に選ばれ、年収は約7億1800万円に上り、バンクーバー五輪出場選手の収入ランキング1位になった。<br />
<br />
韓国のフィギュアスケートを振興するため、後輩の強化・育成活動や、賞金等の寄付をしている。ボランティア活動や慈善活動も積極的に行っている。2010年の[[ハイチ地震 (2010年)|ハイチ地震]]の際には、[[国際連合児童基金|ユニセフ]]韓国委員会に1億ウォンの寄付を行っている。<br />
<br />
韓国の金ファンに対しては、多くのファンが国際大会の度に競技場に来て大声援を送ってくれることに感謝の言葉を述べる一方で、過度の声援やマナーの悪さに苦言を呈することもある。<br />
<br />
競技会の審判に対しては「着地場面を見たが全く問題はなかった。両目で確認したのでこれ以上言うことはない。少し腹立たしい程度で怒りがこみ上げるほどではない。ただ今回もまた始まったかという感じ」と発言する等、自らのジャンプに対する判定に常々違和感を感じていることを吐露している。<br />
<br />
ジュニア時代から競ってきた[[浅田真央]]に対しては、その存在が良いモチベーションになっていると語っている一方で、過熱するライバル報道に負担を感じているとも語っている。<br />
<br />
=== 技術・演技 ===<br />
[[フィギュアスケートの採点法#ISUジャッジングシステム|ISUジャッジングシステム]]のもとで行われた主要国際競技会において、女子シングル史上初めて200点台を出した選手([[2009年世界フィギュアスケート選手権|2009年世界選手権]])。[[ショートプログラム]]と[[フリースケーティング]]のパーソナルベストも、それぞれ歴代最高得点。[[長野オリンピックにおけるフィギュアスケート競技|長野オリンピック]]の[[ミシェル・クワン]]の演技に感動して表現力の強化に力を注いできた。表現力は非常に高く評価されており、演技構成点で8点台を出すことがある。<br />
<br />
5種類の3回転[[ジャンプ (フィギュアスケート)|ジャンプ]]を跳ぶことができる。12歳までに5種類の3回転ジャンプをマスターした。ジャンプには定評があり、技の出来栄えを評価するGOEでは大きな加点を得ることが多い。特に、3回転[[フリップジャンプ|フリップ]]-3回転[[トウループジャンプ|トウーループ]]のコンビネーションジャンプでは男子選手にも負けないと言われている。シン・ヒェスック元コーチによると、3回転フリップは初めての試みでいきなり着氷したという。[[スピン (フィギュアスケート)|スピン]]や[[スパイラル (フィギュアスケート)|スパイラルシークエンス]]、[[ステップ (フィギュアスケート)|ステップ]]ではレベルの取りこぼしが少ない。<br />
<br />
一方、[[ループジャンプ|ループ]]は苦手としており、プログラムから外すこともしばしばである。[[聯合ニュース]]が報じたところによれば、2010年バンクーバーオリンピックまで3回転ループをプログラムに入れない意向であるという。<br />
<br />
フリップは2008年[[中国杯]]で誤ったエッジからの踏み切りであると判定された。この判定に対し、[[ブライアン・オーサー]]コーチは「[[安藤美姫]]こそ減点対象だ」などと抗議した。2009-2010シーズンからフリップの矯正に成功している。<br />
<br />
===金に関連する騒動===<br />
==== 「練習を妨害された」発言 ====<br />
[[2009年]][[3月14日]]、[[SBS (韓国)|韓国SBS]]のインタビューで「競争相手の選手に試合直前の練習を妨害された」と話した。[[中央日報]]と[[朝鮮日報]]の記事によれば、金は「これまで大会のたび、試合直前の公式練習中にジャンプの練習をすると進路を遮られた。特に今回の[[2009年四大陸フィギュアスケート選手権|四大陸選手権]]では少しひどいという印象を受けた。そこまでしなければいけないのか思うことが多かった。しかしそれに負けたくないし、それに負ければ競技にも少し支障が出るかもしれないので、対処方法を考えている」などと述べた。金は日本人選手の具体名を挙げていないが、SBSの報道映像では、実際に四大陸選手権の6分間練習の時に金と日本人選手が交錯しそうになった場面と金が驚いてふくれっ面をする場面が映し出され、複数の韓国メディアが「日本の選手達が組織的に金の練習を妨害した」と断定して報じたことから、韓国では日本人選手バッシングが過熱状態になった。<br />
<br />
この発言は、韓国人の金ファンが[[YouTube]]にSBSの報道映像を利用した「日本人選手糾弾動画」を複数投稿する事態を生み、投稿された動画は韓国人を中心とした100万件以上の閲覧数を記録し、日本選手に対する誹謗中傷が1万件近く書き込まれるまでに至った。これに対して、日本人のスケートファンの側からSBSの報道映像を利用した「SBSの悪意のある編集映像」を告発する反論動画が複数投稿されたが、「SBSにより著作権侵害の申し立てがあった」として、Youtube運営によって次々と削除された。一方SBSは、韓国人が作成した「日本人選手糾弾動画」に対しては一切の著作権名目の削除要請をしなかったため、SBSの意図的な[[不作為]]によって、「日本人選手糾弾動画」が世界中に流布され続けている状態になっている。<br />
<br />
この騒動に関して、識者は「練習はジャッジの見ている前でするから妨害するメリットは全く無い。世界選手権が近いのでキム・ヨナ選手も気が立っていたのでしょう」([[渡部絵美]])、「ぶつかること自体しょっちゅう。日本相手だから韓国メディアが過剰反応している」([[伊藤みどり]])、「練習では狭いリンクに6人もの選手がいるのだから試合前の6分間練習のうちただの1分も自分だけのものにすることは出来ない」([[ジョアニー・ロシェット]])とコメントしている。<br />
<br />
[[日本スケート連盟]]は、ファンなどから「なぜ(韓国の報道等に)抗議しないのか」などの抗議が殺到したことを受け、妨害の事実を否定するとともに、金側から抗議を受けたことや国際スケート連盟から警告を受けたこともないと表明。さらに、大韓スケート連盟に報道の経緯説明を求める文書を送付し、国際スケート連盟にも報道への見解を問う文書を提出した。また、[[浅田真央]]も記者の質問に答え、故意の妨害を否定した。大韓スケート連盟は日本スケート連盟の求めに対し、「特定の国や選手を名指ししたのではなく、一般的に選手が遭遇する状況を共有しようとした」「われわれはこのような誤解が再び起きないことを望む」と回答した。<br />
<br />
金は[[2009年世界フィギュアスケート選手権|世界選手権]]のためにロサンゼルス入りした後、韓国メディアの取材に答えて「試合では全選手が競争するだけに、そうしたことが起こり得る。インタビューで特定の選手について言及したことはない。事がおかしな形で膨らんでしまったが、気を使わない」と述べた。同日の日本メディアの取材では、マネジメント会社が「競技に関する質問のみ」と通達し、その場に緊張感が漂ったという。<br />
<br />
世界選手権終了後、金に上記のインタビューをしたSBSのリポーターは、[[東京スポーツ]]の取材に対し「『日本人に~』というのはSBS側が付け加えたもの」と答え、今回の報道は「韓国ファンの反日感情を煽り、対決ムードを盛り上げようとしただけ」と暴露したが、SBSは上記の報道に対して一切の訂正も謝罪もしなかった。<br />
<br />
この騒動により一部の日本のスケートファンの間での金に対する評判は失墜し、特にインターネット上では、金の言論や態度に対して批判的な視点で言及されることが多くなった。<br />
<br />
====韓国人による2ちゃんねるへのサイバーテロ事件====<br />
詳しくは[[韓国人による2ちゃんねるへのサイバーテロ事件]]を参照。<br />
<br />
====二重契約訴訟====<br />
詳しくは[[IBスポーツ#キム・ヨナをめぐる二重契約訴訟]]を参照。<br />
<br />
====イトゥク「金姸兒(キム・ヨナ)事件」====<br />
詳しくは[[スーパージュニア#イトゥク「金姸兒(キム・ヨナ)事件」]]を参照。<br />
<br />
== 経歴 ==<br />
5歳で[[スケート]]を始めた。7歳の時にコーチから「才能がある」と言われ、本格的にスケートを始めた。決して裕福とはいえない家庭であったが、両親は費用を惜しまず金をアメリカなどにスケート留学させた。母親は金の運転手兼マッサージ師兼鬼コーチ兼英語の教師として、一日16時間練習に付き添った。2002年[[トリグラフトロフィー]]ノービスクラスで国際競技会初優勝。だが小学校6年生頃には練習の辛さと足首の靭帯の怪我と父親の会社の経営悪化が重なり、スケートを辞めることを考えたという。2003年[[韓国フィギュアスケート選手権|韓国選手権]]では史上最年少(12歳)での優勝を果たし、[[神童]]と呼ばれた。2004-2005シーズンよりジュニアクラスに上がり、[[ISUジュニアグランプリ]]に参戦する。[[2004/2005 ISUジュニアグランプリ|JGPブダペスト]]で優勝、JGPハルビンで2位となる。[[ISUジュニアグランプリファイナル|JGPファイナル]]と[[世界ジュニアフィギュアスケート選手権|世界ジュニア選手権]]では、いずれも[[浅田真央]]に次ぐ2位となる。2005-2006シーズン、[[2005/2006 ISUジュニアグランプリ|JGPスケートスロバキア]]、JGPソフィア杯、JGPファイナルと勝ち続け、世界ジュニア選手権では浅田真央を抑えて優勝。<br />
<br />
2006-2007シーズンからは[[ISUグランプリシリーズ]]に参戦。2戦目の[[エリック・ボンパール杯]]でGPシリーズ初優勝を飾り、[[2006/2007 ISUグランプリファイナル|GPファイナル]]で[[ショートプログラム]]3位から逆転して初出場初優勝を果たした。しかし12月初旬から軽度の椎間板ヘルニアによる腰痛が酷くなり、国内選手権や冬季アジア大会を欠場した。[[2007年世界フィギュアスケート選手権|世界選手権]]では、SPでISU歴代最高得点を記録して首位に立った。しかし、フリースケーティングでは得点が伸びず、総合順位は3位となった。2007年初めから[[カナダ]]に拠点を移し、現在に至るまで[[ブライアン・オーサー]]に師事している。オーサーのほか、[[デヴィッド・ウィルソン (フィギュアスケート選手)|デヴィッド・ウィルソン]]を振付師に、[[トレイシー・ウィルソン]]をスケーティングと表現力のコーチとするチームを組んでいる。なお、オーサーにとっては金妍兒がコーチ転向後初の教え子である。オフシーズンには弱点である体力を育てるため体力トレーニングに多くの時間を割いたという。<br />
<br />
2007-2008シーズン、[[2007/2008 ISUグランプリシリーズ|GPシリーズ]][[中国杯]]、[[ロシア杯]]と2連勝。ロシア杯のフリーではISU歴代世界最高得点を記録した。[[2007/2008 ISUグランプリファイナル|GPファイナル]]でも2連覇を達成した。韓国で開催される[[2008年四大陸フィギュアスケート選手権|四大陸選手権]]は怪我のため欠場した。[[2008年世界フィギュアスケート選手権|世界選手権]]では、仙腸関節負傷のため事前に満足な練習ができず、痛み止めを打ちながらの出場だったが<ref>『女子シングル読本』p.57</ref>、SPの出遅れたをフリーで追い上げる形で2年連続の3位に入った。<br />
<br />
2008-2009シーズン、長年悩まされていた腰痛と股関節痛が完治し、万全の状態でシーズンに臨んだ。[[2008/2009 ISUグランプリシリーズ|GPシリーズ]][[スケートアメリカ]]、中国杯は他の出場選手に大差をつけて連勝した。韓国で開催された[[2008/2009 ISUグランプリファイナル|GPファイナル]]では地元の大声援を受けたが、過剰な声援が負担となり2位に終わった。会場には多くのファンが押し寄せ、演技後には数え切れないほどのプレゼントがリンクに投げ込まれた。[[2009年四大陸フィギュアスケート選手権|四大陸選手権]]はSPでISU歴代最高得点を更新し、そのまま逃げ切って初優勝。[[2009年世界フィギュアスケート選手権|世界選手権]]で再びSPのISU歴代最高得点を更新。フリーも今季初めて130点台を出し、総合得点は史上初めて200点の大台を越して念願の初優勝。重圧を押しのけての世界王座獲得に表彰台では感涙で頬を濡らした。<br />
<br />
2009-2010シーズン、[[2009/2010 ISUグランプリシリーズ|GPシリーズ]][[エリック・ボンパール杯]]ではフリーと総合得点でISU歴代最高得点を更新し優勝。スケートアメリカではSPのISU歴代最高得点を更新して優勝。[[2009/2010 ISUグランプリファイナル|GPファイナル]]では3度目の優勝を果たした。<br />
<br />
[[バンクーバーオリンピックにおけるフィギュアスケート競技|バンクーバーオリンピック]]ではSP・FSともにISU歴代最高得点を更新し優勝した。FSでは150点台をマーク、GOEの加点で17.4点を稼いだ。<br />
<br />
== 主な戦績 ==<br />
{| class="wikitable" style="text-align:center"<br />
|-<br />
! 大会/年<br />
! 2001-02<br />
! 2002-03<br />
! 2003-04<br />
! 2004-05<br />
! 2005-06<br />
! 2006-07<br />
! 2007-08<br />
! 2008-09<br />
! 2009-10<br />
|-<br />
| style="text-align:left" | [[オリンピックにおけるフィギュアスケート競技|オリンピック]]<br />
|<br />
|<br />
|<br />
|<br />
|<br />
|<br />
| <br />
|<br />
| style="background-color:#ffd700" | 1<br />
|-<br />
| style="text-align:left" | [[世界フィギュアスケート選手権|世界選手権]]<br />
|<br />
|<br />
|<br />
|<br />
|<br />
| style="background-color:#cc9966" | 3<br />
| style="background-color:#cc9966" | 3<br />
| style="background-color:#ffd700" | 1<br />
|<br />
|-<br />
| style="text-align:left" | [[四大陸フィギュアスケート選手権|四大陸選手権]]<br />
|<br />
|<br />
|<br />
|<br />
|<br />
|<br />
|<br />
| style="background-color:#ffd700" | 1<br />
|<br />
|-<br />
| style="text-align:left" | [[韓国フィギュアスケート選手権|韓国選手権]]<br />
|<br />
| style="background-color:#ffd700" | 1<br />
| style="background-color:#ffd700" | 1<br />
| style="background-color:#ffd700" | 1<br />
| style="background-color:#ffd700" | 1<br />
|<br />
|<br />
|<br />
|<br />
|-<br />
| style="text-align:left" | [[ISUグランプリファイナル|GPファイナル]]<br />
|<br />
|<br />
|<br />
|<br />
|<br />
| style="background-color:#ffd700" | 1<br />
| style="background-color:#ffd700" | 1<br />
| style="background-color:#c0c0c0" | 2<br />
| style="background-color:#ffd700" | 1<br />
|-<br />
| style="text-align:left" | [[スケートアメリカ|GPスケートアメリカ]]<br />
|<br />
|<br />
|<br />
|<br />
|<br />
|<br />
|<br />
| style="background-color:#ffd700" | 1<br />
| style="background-color:#ffd700" | 1<br />
|-<br />
| style="text-align:left" | [[エリック・ボンパール杯|GPエリック・ボンパール杯]]<br />
|<br />
|<br />
|<br />
|<br />
|<br />
| style="background-color:#ffd700" | 1<br />
|<br />
|<br />
| style="background-color:#ffd700" | 1<br />
|-<br />
| style="text-align:left" | [[中国杯|GP中国杯]]<br />
|<br />
|<br />
|<br />
|<br />
|<br />
|<br />
| style="background-color:#ffd700" | 1<br />
| style="background-color:#ffd700" | 1<br />
|<br />
|-<br />
| style="text-align:left" | [[ロシア杯|GPロシア杯]]<br />
|<br />
|<br />
|<br />
|<br />
|<br />
|<br />
| style="background-color:#ffd700" | 1<br />
|<br />
|<br />
|-<br />
| style="text-align:left" | [[スケートカナダ|GPスケートカナダ]]<br />
|<br />
|<br />
|<br />
|<br />
|<br />
| style="background-color:#cc9966" | 3<br />
|<br />
|<br />
|<br />
|-<br />
|-<br />
| style="text-align:left" | [[世界ジュニアフィギュアスケート選手権|世界Jr.選手権]]<br />
|<br />
|<br />
|<br />
| style="background-color:#c0c0c0" | 2<br />
| style="background-color:#ffd700" | 1<br />
|<br />
|<br />
|<br />
|<br />
|-<br />
| style="text-align:left" | [[ISUジュニアグランプリファイナル|JGPファイナル]]<br />
|<br />
|<br />
|<br />
| style="background-color:#c0c0c0" | 2<br />
| style="background-color:#ffd700" | 1<br />
|<br />
|<br />
|<br />
|<br />
|-<br />
| style="text-align:left" | [[2005/2006 ISUジュニアグランプリ|JGPソフィア杯]]<br />
|<br />
|<br />
|<br />
|<br />
| style="background-color:#ffd700" | 1<br />
|<br />
|<br />
|<br />
|<br />
|-<br />
| style="text-align:left" | JGPスケートスロバキア<br />
|<br />
|<br />
|<br />
|<br />
| style="background-color:#ffd700" | 1<br />
|<br />
|<br />
|<br />
|<br />
|-<br />
| style="text-align:left" | [[2004/2005 ISUジュニアグランプリ|JGPブダペスト]]<br />
|<br />
|<br />
|<br />
| style="background-color:#ffd700" | 1<br />
|<br />
|<br />
|<br />
|<br />
|<br />
|-<br />
| style="text-align:left" | JGPハルビン<br />
|<br />
|<br />
|<br />
| style="background-color:#c0c0c0" | 2<br />
|<br />
|<br />
|<br />
|<br />
|<br />
|-<br />
| style="text-align:left" | [[トリグラフトロフィー]]<br />
| style="background-color:#ffd700" | 1 N<br />
|<br />
|<br />
|<br />
|<br />
|<br />
|<br />
|<br />
|}<br />
<br />
=== 詳細 ===<br />
{| class="wikitable" <br />
| style="text-align: center; background-color: #ffdead; color:black" colspan="5" | 2009-2010 シーズン <br />
|- <br />
! 開催日 <br />
! 大会名 <br />
! SP <br />
! FS <br />
! style="width: 5em" | 結果 <br />
|-<br />
| 2010年2月14日-27日<br />
| [[バンクーバーオリンピックにおけるフィギュアスケート競技|バンクーバー五輪]](バンクーバー)<br />
| style="text-align: center" | 1<br />''78.50''<br />
| style="text-align: center" | 1<br />''150.06''<br />
| style="text-align: center; background-color: #ffd700" | 1<br />''228.56''<br />
|- <br />
| 2009年12月3日-6日<br />
| [[2009/2010 ISUグランプリファイナル]](東京)<br />
| style="text-align: center" | 2<br />''65.64'' <br />
| style="text-align: center" | 1<br />''123.22'' <br />
| style="text-align: center; background-color: #ffd700" | 1<br />''188.86''<br />
|- <br />
| 2009年11月12日-15日<br />
| ISUグランプリシリーズ [[2009年スケートアメリカ|スケートアメリカ]](レークプラシッド)<br />
| style="text-align: center" | 1<br />''76.28'' <br />
| style="text-align: center" | 2<br />''111.70''<br />
| style="text-align: center; background-color: #ffd700" | 1<br />''187.98''<br />
|-<br />
| 2009年10月15日-18日 <br />
| ISUグランプリシリーズ [[2009年エリック・ボンパール杯|エリック・ボンパール杯]](パリ) <br />
| style="text-align: center" | 1<br />''76.08'' <br />
| style="text-align: center" | 1<br />''133.95'' <br />
| style="text-align: center; background-color: #ffd700" | 1<br />''210.03'' <br />
|}<br /> <br />
<br />
{| class="wikitable"<br />
|-<br />
| style="text-align: center; background-color: #ffdead; color:black" colspan="5" | 2008-2009 シーズン<br />
|-<br />
! 開催日<br />
! 大会名<br />
! SP<br />
! FS<br />
! style="width: 5em" | 結果<br />
|-<br />
| 2009年3月23日-29日<br />
| [[2009年世界フィギュアスケート選手権]] (ロサンゼルス)<br />
| style="text-align: center" | 1<br/>''76.12''<br />
| style="text-align: center" | 1<br/>''131.59''<br />
| style="text-align: center; background-color: #ffd700" | 1<br/>''207.71''<br />
|-<br />
| 2009年2月2日-8日<br />
| [[2009年四大陸フィギュアスケート選手権]](バンクーバー)<br />
| style="text-align: center" | 1<br/>''72.24''<br />
| style="text-align: center" | 3<br/>''116.83''<br />
| style="text-align: center; background-color: #ffd700" | 1<br/>''189.07''<br />
|-<br />
| 2008年12月10日-14日<br />
| [[2008/2009 ISUグランプリファイナル]](高陽)<br />
| style="text-align: center" | 1<br/>''65.94''<br />
| style="text-align: center" | 2<br/>''120.41''<br />
| style="text-align: center; background-color: #c0c0c0" | 2<br/>''186.35''<br />
|-<br />
| 2008年11月5日-9日<br />
| ISUグランプリシリーズ [[2008年中国杯|中国杯]](北京)<br />
| style="text-align: center" | 1<br/>''63.64''<br />
| style="text-align: center" | 1<br/>''128.11''<br />
| style="text-align: center; background-color: #ffd700" | 1<br/>''191.75''<br />
|-<br />
| 2008年10月23日-26日<br />
| ISUグランプリシリーズ [[2008年スケートアメリカ|スケートアメリカ]](エバレット)<br />
| style="text-align: center" | 1<br/>''69.50''<br />
| style="text-align: center" | 1<br/>''123.95''<br />
| style="text-align: center; background-color:#ffd700" | 1<br/>''193.45''<br />
|}<br/><br />
{| class="wikitable"<br />
|-<br />
| style="text-align: center; background-color: #ffdead; color:black" colspan="5" | 2007-2008 シーズン<br />
|-<br />
! 開催日<br />
! 大会名<br />
! SP<br />
! FS<br />
! style="width: 5em" | 結果<br />
|-<br />
| 2008年3月17日-23日<br />
| [[2008年世界フィギュアスケート選手権]](ヨーテボリ)<br />
| style="text-align: center" | 5<br/>''59.85''<br />
| style="text-align: center" | 1<br/>''123.38''<br />
| style="text-align: center; background-color:#cc9966" | 3<br/>''183.23''<br />
|-<br />
| 2007年12月13日-16日<br />
| [[2007/2008 ISUグランプリファイナル]](トリノ)<br />
| style="text-align: center" | 1<br/>''64.62''<br />
| style="text-align: center" | 2<br/>''132.21''<br />
| style="text-align: center; background-color: #ffd700" | 1<br/>''196.83''<br />
|-<br />
| 2007年11月22日-25日<br />
| ISUグランプリシリーズ [[ロシア杯]](モスクワ)<br />
| style="text-align: center" | 1<br/>''63.50''<br />
| style="text-align: center" | 1<br/>''133.70''<br />
| style="text-align: center; background-color: #ffd700" | 1<br/>''197.20''<br />
|-<br />
| 2007年11月7日-11日<br />
| ISUグランプリシリーズ [[中国杯]](ハルビン)<br />
| style="text-align: center" | 3<br/>''58.32''<br />
| style="text-align: center" | 1<br/>''122.36''<br />
| style="text-align: center; background-color: #ffd700" | 1<br/>''180.68''<br />
|}<br/><br />
{| class="wikitable"<br />
|-<br />
| style="text-align: center; background-color: #ffdead; color:black" colspan="5" | 2006-2007 シーズン<br />
|-<br />
! 開催日<br />
! 大会名<br />
! SP<br />
! FS<br />
! style="width: 5em" | 結果<br />
|-<br />
| 2007年3月19日-25日<br />
| [[2007年世界フィギュアスケート選手権]](東京)<br />
| style="text-align: center" | 1<br/>''71.95''<br />
| style="text-align: center" | 4<br/>''114.19''<br />
| style="text-align: center; background-color:#cc9966" | 3<br/>''186.14''<br />
|-<br />
| 2006年12月14日-17日<br />
| [[2006/2007 ISUグランプリファイナル]](サンクトペテルブルク)<br />
| style="text-align: center" | 3<br/>''65.06''<br />
| style="text-align: center" | 1<br/>''119.14''<br />
| style="text-align: center; background-color: #ffd700" | 1<br/>''184.20''<br />
|-<br />
| 2006年11月17日-19日<br />
| ISUグランプリシリーズ [[エリック・ボンパール杯]](パリ)<br />
| style="text-align: center" | 1<br/>''65.22''<br />
| style="text-align: center" | 1<br/>''119.32''<br />
| style="text-align: center; background-color: #ffd700" | 1<br/>''184.54''<br />
|-<br />
| 2006年11月2日-5日<br />
| ISUグランプリシリーズ [[スケートカナダ]](ビクトリア)<br />
| style="text-align: center" | 1<br/>''62.68''<br />
| style="text-align: center" | 4<br/>''105.80''<br />
| style="text-align: center; background-color:#cc9966" | 3<br/>''168.48''<br />
|}<br/><br />
{| class="wikitable"<br />
|-<br />
| style="text-align: center; background-color: #ffdead; color:black" colspan="6" | 2005-2006 シーズン<br />
|-<br />
! 開催日<br />
! 大会名<br />
! 予選<br />
! SP<br />
! FS<br />
! style="width: 5em" | 結果<br />
|-<br />
| 2006年3月6日-12日<br />
| 2006年[[世界ジュニアフィギュアスケート選手権]](リュブリャナ)<br />
| style="text-align: center" | 1<br/>''107.52''<br />
| style="text-align: center" | 1<br/>''60.86''<br />
| style="text-align: center" | 1<br/>''116.68''<br />
| style="text-align: center; background-color: #ffd700" | 1<br/>''177.54''<br />
|-<br />
| 2005年11月24日-27日<br />
| 2005/2006 [[ISUジュニアグランプリファイナル]](オストラヴァ)<br />
| style="text-align: center" | -<br />
| style="text-align: center" | 1<br/>''57.51''<br />
| style="text-align: center" | 1<br/>''116.61''<br />
| style="text-align: center; background-color: #ffd700" | 1<br/>''174.12''<br />
|-<br />
| 2005年9月29日-10月2日<br />
| [[2005/2006 ISUジュニアグランプリ|ISUジュニアグランプリ]] ソフィア杯(ソフィア)<br />
| style="text-align: center" | -<br />
| style="text-align: center" | 1<br/>''53.45''<br />
| style="text-align: center" | 1<br/>''99.98''<br />
| style="text-align: center; background-color: #ffd700" | 1<br/>''153.43''<br />
|-<br />
| 2005年9月1日-4日<br />
| ISUジュニアグランプリ スケートスロバキア(ブラチスラヴァ)<br />
| style="text-align: center" | -<br />
| style="text-align: center" | 1<br/>''58.63''<br />
| style="text-align: center" | 1<br/>''110.20''<br />
| style="text-align: center; background-color: #ffd700" | 1<br/>''168.83''<br />
|}<br/><br />
{| class="wikitable"<br />
|-<br />
| style="text-align: center; background-color: #ffdead; color:black" colspan="6" | 2004-2005 シーズン<br />
|-<br />
! 開催日<br />
! 大会名<br />
! 予選<br />
! SP<br />
! FS<br />
! style="width: 5em" | 結果<br />
|-<br />
| 2005年2月26日-3月3日<br />
| 2005年世界ジュニアフィギュアスケート選手権(キッチナー)<br />
| style="text-align: center" | 1<br/>''102.98''<br />
| style="text-align: center" | 6<br/>''48.67''<br />
| style="text-align: center" | 2<br/>''110.26''<br />
| style="text-align: center; background-color: #c9c9c9" | 2<br/>''158.93''<br />
|-<br />
| 2004年12月2日-5日<br />
| 2004/2005 ISUジュニアグランプリファイナル(ヘルシンキ)<br />
| style="text-align: center" | -<br />
| style="text-align: center" | 2<br/>''51.27''<br />
| style="text-align: center" | 3<br/>''86.48''<br />
| style="text-align: center; background-color: #c9c9c9" | 2<br/>''137.75''<br />
|-<br />
| 2004年9月16日-19日<br />
| [[2004/2005 ISUジュニアグランプリ|ISUジュニアグランプリ]] ハルビン(ハルビン)<br />
| style="text-align: center" | -<br />
| style="text-align: center" | 4<br/>''38.87''<br />
| style="text-align: center" | 1<br/>''92.35''<br />
| style="text-align: center; background-color: #c9c9c9" | 2<br/>''131.22''<br />
|-<br />
| 2004年9月1日-5日<br />
| ISUジュニアグランプリ ブダペスト(ブダペスト)<br />
| style="text-align: center" | -<br />
| style="text-align: center" | 1<br/>''47.23''<br />
| style="text-align: center" | 1<br/>''101.32''<br />
| style="text-align: center; background-color: #ffd700" | 1<br/>''148.55''<br />
|}<br />
<br />
== プログラム ==<br />
{| class="wikitable" style="text-align:center"<br />
! シーズン<br />
! SP<br />
! FS<br />
! EX<br />
|-<br />
! 2009-2010<br />
| 『[[ジェームズ・ボンド]]』より<br/><small>作曲:[[ジョン・バリー (作曲家)|ジョン・バリー]]</small><br/><small>振付:[[デヴィッド・ウィルソン (フィギュアスケート選手)|デヴィッド・ウィルソン]]</small><br />
| 『[[ピアノ協奏曲 (ガーシュウィン)|ヘ調の協奏曲]]』より<br/><small>作曲:[[ジョージ・ガーシュウィン]]</small><br/><small>振付:デヴィッド・ウィルソン</small><br />
| [[タイスの瞑想曲]]<br /><small>作曲:[[ジュール・マスネ]]</small><br />
<hr>ドント・ストップ・ザ・ミュージック<br/>(Don't Stop the Music)<br/><small> by [[リアーナ]]</small><br />
|-<br />
! 2008-2009<ref name="tokuhonp61">『女子シングル読本』p.61<!-- 2008-2009のEXは空欄 --></ref><ref>『WFS35』pp.48-49</ref><br />
| 『[[死の舞踏 (サン=サーンス)|死の舞踏]]』より<br/><small>作曲:[[カミーユ・サン=サーンス]]</small><br/><small>振付:[[デヴィッド・ウィルソン (フィギュアスケート選手)|デヴィッド・ウィルソン]]</small><br />
| 『[[シェヘラザード (リムスキー=コルサコフ)|シェヘラザード]]』より<br/><small>作曲:[[ニコライ・リムスキー=コルサコフ]]</small><br/><small>振付:デヴィッド・ウィルソン</small><br />
| ゴールド<br/><small>作曲:Linda Eder</small><br/><br />
----<br />
<br />
オンリー・ホープ<br/><small>by [[マンディ・ムーア]]</small><br />
|-<br />
! 2007-2008<ref name="tokuhonp61"/><br />
| オペレッタ『[[こうもり (オペレッタ)|こうもり]]』より<br/><small>作曲:[[ヨハン・シュトラウス2世]]</small><br />
| ミュージカル『[[ミス・サイゴン]]』より<br/><small>作曲:Claude-Michel Schonberg</small><br />
| ジャスト・ア・ガール<br/><small>by [[ノー・ダウト]]</small><br/><br />
----<br />
<br />
ワンス・アポン・ア・ドリーム ミュージカル『[[ジキル&ハイド]]』より<br/><small>作曲:Linda Eder</small><br/><br />
----<br />
<br />
オンリー・ホープ<br/><small>by マンディ・ムーア</small><br />
|-<br />
! 2006-2007<ref name="tokuhonp61"/><br />
| ロクサーヌのタンゴ 映画『[[ムーラン・ルージュ (映画)|ムーラン・ルージュ]]』より<br/><small>作曲:Craig Armstrong</small><br />
| あげひばり<br/><small>作曲:[[レイフ・ヴォーン・ウィリアムズ]]</small><br />
| リフレクション 映画『[[ムーラン (映画)|ムーラン]]』より<br/><small>ボーカル:[[クリスティーナ・アギレラ]]</small><br />
|-<br />
! 2005-2006<ref name="tokuhonp61"/><br />
| ロクサーヌのタンゴ 映画『ムーラン・ルージュ』より<br/><small>作曲:Craig Armstrong</small><br />
| パパ、見守ってください 映画『愛のイエントル』より<br/><small>作曲:[[ミシェル・ルグラン]]、演奏:[[イツァーク・パールマン]] & [[ジョン・ウィリアムズ (作曲家)|ジョン・ウィリアムズ]]</small><br />
| ワン・デイ・アイル・フライ・アウェイ 映画『ムーラン・ルージュ』より<br/><small>ボーカル:[[ニコール・キッドマン]]</small><br />
|-<br />
! 2004-2005<ref name="tokuhonp61"/><br />
| 吹雪<br/><small>作曲:[[ゲオルギー・スヴィリードフ]]</small><br />
| パパ、見守ってください 映画『愛のイエントル』より<br/><small>作曲:ミシェル・ルグラン、演奏:イツァーク・パールマン & ジョン・ウィリアムズ</small><br />
| [[ベンのテーマ]] 映画『[[ベン (映画)|ベン]]』より<br/><small>作曲:Walter Scharf、ボーカル:[[マイケル・ジャクソン]]</small><br />
|-<br />
! 2003-2004<ref name="tokuhonp61"/><br />
| 吹雪<br/><small>作曲:ゲオルギー・スヴィリードフ</small><br />
| 歌劇『[[カルメン (オペラ)|カルメン]]』より<br/><small>作曲:[[ジョルジュ・ビゼー]]</small><br />
| -<br />
|}<br />
<br />
== スポンサー等 ==<br />
* [[ナイキ]]<br />
* [[国民銀行 (韓国)|国民銀行]](2007年2月-)<br />
* [[現代自動車]](2008年12月-)<br />
<br />
== メディア出演等 ==<br />
=== テレビコマーシャル ===<br />
* [[CJグループ]] - 「IVY Club」(学校制服)<br />
* [[国民銀行 (韓国)|国民銀行]] - 「夏の少年と冬の少女」(企業イメージCM)<br />
* [[LGグループ|LG生活健康]] - 「シャフラン」(液状柔軟剤)<br />
* [[ロッテ|韓国ロッテ]] - 「アイシス」<br />
* [[LGエレクトロニクス]] - 「DIOS」(冷蔵庫)<br />
* 毎日乳業 「ESL 低脂肪乳」 - (牛乳)<br />
* [[プロクター・アンド・ギャンブル|韓国P&G]] - 「ウィスパー・セーフTゾーン」(生理用ナプキン)<br />
* [[LGグループ|LG生活健康]] - 「Lacvert」(基礎化粧品)<br />
* [[現代自動車]] 「ガチョウの夢」 - (企業イメージCM)<br />
* [[サムスン電子]] 「Hauzen-風の女神」 - (エア・コンディショナー)<br />
<br />
===モデル===<br />
* 「allure」(2007年5月号)<br />
* 「ceci」(2008年5月号)。<br />
<br />
=== その他 ===<br />
* [[ナイキ|韓国ナイキ]] 「NIKE WOMAN - This is love」(スポーツウェア)<br />
* [[3M|韓国3M]] 「Nexcare - ネクスケア」(救急絆創膏、防水パット)<br />
* [[CJグループ|Tous Les Jours]] 「金妍兒のパン」(パン)<br />
* ロマンソン 「J.estina」 (イヤリング)<br />
<br />
=== 関連書籍 ===<br />
* 朴美喜『{{lang|ko|아이의 재능에 꿈의 날개를 달아라}}』2008年、ISBN 9788993094145<br />
* [[随筆|エッセイ]]集「キム・ヨナの7分ドラマ」2010年1月28日<br />
<br />
=== 関連CD ===<br />
* 金妍兒 Fairy on the ICE - プログラム・ミュージック 2003-2008 (Universal Music)<br />
<br />
== 表彰 ==<br />
* 大韓民国国会大賞スポーツ部門大賞(2006年12月)<br />
* 2006年度コカ・コーラスポーツ大賞MVP(2007年 2月)<br />
* 大韓体育会最優秀賞競技部門(2007年2月)<br />
* 大韓民国体育賞競技部門最優秀選手(2009年10月)<br />
<br />
==広報大使==<br />
*冬季五輪平昌招致広報大使(2010,2014,2018年)<br />
*「韓国訪問の年」広報大使(2010-2012年) <br />
*地上波テレビデジタル化広報大使(2009-2012年)<br />
<br />
== 脚注 ==<br />
{{脚注ヘルプ}}<br />
{{reflist}}<br />
<br />
== 外部リンク ==<br />
* [http://www.yunakim.com/ 金妍兒公式サイト]([[英語]]、[[朝鮮語|韓国語]]に対応)<br />
* {{isu name|id=00007232|name=金妍兒}}<br />
<br />
{{DEFAULTSORT:きむ よな}}<br />
[[Category:韓国のフィギュアスケート選手]]<br />
[[Category:1990年生]]</div>
防人
http://ja.yourpedia.org/mediawiki/index.php?title=%E8%AD%B7%E5%BB%B7%E5%8D%81%E4%B8%89%E9%9A%8A&diff=382320
護廷十三隊
2020-01-17T13:28:17Z
<p>防人: SEOに熱心なMuttley (トーク) による編集を りつ による直前の版へ差し戻しました</p>
<hr />
<div>{{継続中の作品}}<br />
'''護廷十三隊'''(ごていじゅうさんたい)は、漫画『[[BLEACH]]』に登場する、架空の[[警察|治安]]/[[軍隊|軍事機関]]。本稿では組織の概要とそれに属する登場人物について記述する。<br />
<br />
== 概要 ==<br />
尸魂界の護衛及び現世における魂魄の保護、[[虚 (BLEACH)|虚]]の退治等の任務をこなす実動部隊。十三の部隊で構成され、一隊二百人強、総勢三千人程度がその任に就いている。<br />全権を握るのは、一番隊隊長・山本元柳斎重國。任務内容ゆえ、部隊内階級(席次)は完全に戦闘能力のみで決められており、上位席官ほど単純に強い。特に副官及び隊長はその中でも飛び抜けた強さの者が選ばれる。隊長職は、加えて何らかの職務を兼任することがある。二番隊隊長砕蜂は隠密機動総括軍団長、十二番隊隊長[[涅マユリ]]は二代目技術開発局局長を兼任。元十二番隊隊長[[浦原喜助]]も技術開発局初代局長を勤めていた。<br />各隊とも主義、気風が多分に異なっており、これは各隊隊長の人柄によるところが大きい。例えば十一番隊は戦闘狂である更木剣八の下最強部隊を自負し、戦闘専門部隊の異名を取る。なお四番隊は治療・補給が専門(雑用も押し付けられているが)であり、基本的に戦闘には参加しない。<br />隊長就任の条件は、隊首試験・複数の隊長からの推薦・隊員二百人以上の立会いのもと現隊長を倒すことの三つの内一つである。また、更木剣八以外の隊長は皆卍解を習得している。<br />
<br />
{{ネタバレ}}<br />
<br />
== メンバー ==<br />
=== 一番隊 ===<br />
護廷十三隊の筆頭部隊で、厳格な隊士が集うエリート部隊。この隊に配属されること自体が、大変な名誉である。なお、月に一度隊士を集めての茶会が開かれている。また、『カラブリ+』では伊勢七緒に何度も特製抹茶を勧めているが、七緒が抹茶が嫌いなため断られている。<br />隊花:[[キク|菊]](きく)特色:真実と潔白<br />
; 山本元柳斎重國(やまもとげんりゅうさい しげくに)(声:[[塚田正昭]])<br />
{|<br />
|-<br />
|style="vertical-align:top;"|<br />
* 護廷十三隊一番隊隊長<br />護廷十三隊総隊長<br />
* 身長:168cm<br />
* 体重:52kg<br />
* 誕生日:[[1月21日]]<br />
* 羽裏色:京紫(きょうむらさき)<br />
* 出身:不明<br />
|style="vertical-align:top;"|<br />
* 好きなもの:和食全般<br />
* 嫌いなもの:洋食<br />
* 趣味:月1の茶会<br />
* 特技:乾布摩擦<br />
* 休日:縁側で日に当たる<br />
* 著作:「ちょっといいかのォ」14064巻まで出版<br />
* 写真集:なし(骸骨との名で出版予定だったが廃案に)<br />
|}<br />
禿頭から額にかけて大きな十文字の傷を持ち、更に膝まで垂れる長い髭(自分で結っている、月に一度毛先を揃えている)という好々爺のような容姿をしている。かなりの老齢(少なくとも二千歳以上)だが、老人とは思えぬ程鍛え抜かれている肉体には歴戦の老将の証拠として数多くの傷が刻まれ、死神としての実力は未だ衰えることなく、護廷十三隊総隊長を名乗るにふさわしい実力を有している(ゲーム版での戦闘スタイルを見る限りでも圧倒的な力を持っていることが分かる)。<br />約二千年前、死神等の教育機関「死神統学院(現在の真央霊術院)」を創設。そこから初の隊長となった京楽・浮竹を我が子のように誇っているが、その彼らであっても自分と道を違えた時には容赦無く断罪する、世界の正義のために非情な決断をする強固な意志を持つ。藍染が中央四十六室のメンバーを殺害したため、現在は一人で中央四十六室と同等の決定権を持つ。この権限を使用してルキアと恋次を現世へと派遣する命令を下した。<br />アニメの「死神図鑑ゴールデン」では、年のためか、人を呼び出しておきながら自分はうっかり寝てしまう、という失態が見られる。<br />
; 斬魄刀:『流刃若火(りゅうじんじゃっか)』<br />
: 焱熱系最強にして最古の斬魄刀。普段は封印状態の斬魄刀を更に杖の形状に封印して携帯している。斬魄刀解放と共に斬魄刀全体から巨大な炎を発し、全斬魄刀中最高と言われるほどの高い攻撃力を発揮する。浮竹、春水との戦いにおいては、始解状態にもかかわらず自分達の周りが炎に包まれるほどの力を見せた。<br />
: 解号は「万象一切灰燼と為せ『流刃若火』(ばんしょういっさいかいじんとなせ『~』)」<br />
; 雀部長次郎(ささきべ ちょうじろう)(声:[[山口太郎]])<br />
{|<br />
|-<br />
|style="vertical-align:top;"|<br />
* 護廷十三隊一番隊副隊長<br />
* 身長:179cm<br />
* 体重:66kg<br />
* 誕生日:[[11月4日]]<br />
* 出身:不明<br />
* 好きなもの:洋食<br />
|style="vertical-align:top;"|<br />
* 嫌いなもの:和食<br />
* 趣味:紅茶の栽培<br />
* 特技:フェンシング<br />
* 休日:洋風文化の取り入れに勤しむ<br />
* 著作:不明<br />
* 写真集:不明<br />
|}<br />
銀髪、口ひげで見た目は西洋人のような男。現世に行った際に見た英国紳士に憧れ、以来現世に訪れるたびに紅茶のリーフを持ち帰り育てているが、うまくいかない。また、普段は無口で、作中では厳霊丸の解号以外では、喋ったことが無い。隊長にしか許されないはずの白羽織を身に付けているように見えるが、これは羽織ではなく自作した洋風マントである。<br />アニメの「死神図鑑ゴールデン」ではセリフはあったものの、草鹿やちる(後述)に大前田希千代、射場鉄左衛門(後述)と共に「副隊長地味っ子トリオ」として扱われてしまった。ファンブックにて初めて名前が明かされた。その為、アニメで初めて喋った際にはEDクレジットで「一番隊副隊長」と表記されていた。<br />
; 斬魄刀:『厳霊丸(ごんりょうまる)』<br />
: 能力解放と共に鍔が変形し刀身が[[レイピア]]状になる。能力不明。<br />
: 解号は「穿て『厳霊丸』(うがて『~』)」。<br />
<br />
=== 二番隊 ===<br />
隠密活動に秀でた隊士が多く、高い戦闘能力を有する実戦派部隊。<br />夜一がいつ来てもいいようにと大前田に二番隊舎の改築をさせており、全面床暖房、自動開閉ドア、冷暖房完備と、豪華絢爛な隊舎が有名である。<br />隊花:[[キンポウゲ科|翁草]](おきなぐさ)特色:何も求めない<br />
; 砕蜂(ソイフォン)(声:[[川上とも子]])(演:[[関根あすか]])<br />
{|<br />
|-<br />
|style="vertical-align:top;"|<br />
* 護廷十三隊二番隊隊長<br />[[BLEACH#瀞霊廷 (せいれいてい)|隠密機動]]総司令官及び同第一分隊「刑軍」総括軍団長<br />女性死神協会理事<br />
* 身長:150cm<br />
* 体重:38kg<br />
* 誕生日:[[2月11日]]<br />
* 羽裏色:琥珀色(こはくいろ)<br />
* 出身:瀞霊廷 下級貴族蜂家<br />
|style="vertical-align:top;"|<br />
* 好きなもの:魚<br />
* 嫌いなもの:肉<br />
* 趣味:ネコグッズの収集<br />
* 特技:暗殺<br />
* 休日:瞬閧の鍛錬<br />
* 著作:「暗殺道」1-54<br />ニャンとしても命にかえて1-4<br />
* カレンダー:「ネコとハチ」<br />
|}<br />
代々処刑・暗殺を生業とし続けてきた下級貴族「蜂(フォン)家」の九代目。6人兄妹の末っ子の若く小柄な女性であり、5人の兄達も隠密機動所属だったがまもなく死去。おかっぱのようだが両耳付近は長く、それを布で巻いており、髪の先には輪がくくりつけられている。護廷十三隊隊長としての使命と矜持にのみ基づいて行動し、善悪等に興味が無く、冷徹な性格。隠密機動入団時に'''蜂 梢綾'''(フォン シャオリン)の幼名を捨て曾祖母の号「砕蜂」を(アニメでは有無を言わさず強制的に)受け継ぐ。生真面目な性格で如何なる時も使命に殉ずる意思を持つ。死神隊士や隠密機動の中には彼女に憧れる者も多く、ファンクラブまで存在するほど人気が高い。<br />夜一の元部下で彼女を敬愛・崇拝していたが、それ故に夜一の突発的すぎる逃亡に戸惑いを覚え彼女を恨み、自らの手で捕まえると決意することで、その感情を乗り越え、総司令官の地位へ上り詰めた。しかし結局は夜一への想いは完全には捨て切れず、後に夜一と和解し共闘する。基本的な戦闘能力は夜一を凌駕するが、総合的には未だ一歩譲る。戦いの際、背中や肩が露出している動きやすい服を着ている。また、白打で戦うことが多い。「瞬閧」を、未完成ながらも独力で身に付けている。<br />アニメでは馬橋にビットの毒を注入されるも、雀蜂の毒を使用し中和。馬橋を油断させ、撃退する事に成功している。また、訓練により、たいていの毒は彼女に通じないらしい。<br />夜一との絡みは原作・アニメ共によくネタにされており、小説『BLEACH THE HONEY DISH RHAPSODY』では事件がひと段落ついた後、夜一が尸魂界滞在中は仕事そっちのけで身の回りの世話やお供をしており(だが仕事は猛スピードで終わらせている)、二番隊隊長の座を譲り渡してまで尸魂界に戻ってきてくれる様懇願していた。またアニメの「死神図鑑ゴールデン」では夜一にチョコをプレゼントしようとするも、当の夜一が猫に変身して受け取り拒否されてしまう。また、「現世の偵察」という名目で部下に夜一の盗撮を命じ、うっとりと写真を眺めていた。(その際、露出度の高い服を着ている写真を観て、かなり興奮していた)。<br />
; 技「瞬閧(しゅんこう)」<br />
: 白打と鬼道を練り合わせた高等戦闘術。鬼道を身にまといそれを炸裂させて戦う。本来は隠密機動総司令官に継承されてきたものだが、砕蜂はそれを知らされないままに独自に開発、会得した。だが、夜一のそれと比べるとまだまだ劣っている部分も多く、完成の域に達していない。<br />
; 斬魄刀:『雀蜂(すずめばち)』<br />
: 解放前の状態でも他の斬魄刀に比べて短く、能力解放と共に右手中指に付けるアーマーリング状の刃に変化。能力は、最初の一撃で標的の身体に刻まれる死の刻印「蜂紋華(ほうもんか)」にもう一度攻撃を加えることで必ず相手を死に至らしめる「弐撃決殺(にげきけっさつ)」([[アナフィラキシーショック]]の効果を強制的に引き出す)。因みに、その弐撃決殺を劇中で(原作・アニメ問わず)初めて加えた相手が、バウントの馬橋である。<br />
: 卍解の能力は不明<br />
: 解号は「尽敵螫殺『雀蜂』(じんてきしゃくせつ『~』)」<br />
; 大前田希千代(おおまえだ まれちよ)(声:[[樫井笙人]])<br />
{|<br />
|-<br />
|style="vertical-align:top;"|<br />
* 護廷十三隊二番隊副隊長<br />男性死神協会理事<br />大前田宝石貴金属工場社長<br />
* 身長:210cm<br />
* 体重:151kg<br />
* 誕生日:[[5月5日]]<br />
* 出身:瀞霊廷<br />
* 好きなもの:油せんべい・肉<br />
|style="vertical-align:top;"|<br />
* 嫌いなもの:魚<br />
* 趣味:ブレスレットの制作<br />
* 特技:マレチヨチョップ<br />
* 休日:庶民を自邸に招待<br />
* 著作:不明<br />
* 写真集:不明<br />
|}<br />
でっぷりとした太めの体格をしており、常に油煎餅を抱えている。名前は通常「大前田希千代」で通っているが正式には「大前田 日光太郎右衛門 美菖蒲介 希千代」(おおまえだ にっこうたろうえもん よしあやめのすけ まれちよ)という。金持ちのボンボンで、家族構成は、父:希ノ進、母:希華、長女: 希美、長男: 希千代、次男: 希次郎三郎、次女: 希代の6人。末妹だけ美人(大前田家ではそう思われていない)だが、それ以外は同じような顔をしている。<br />『カラブリ+』では、二番隊に関係ない夜一に熱心な砕蜂に対して、文句を言ったりしているが、その都度物凄い形相で睨まれたり、クナイを頬に刺されたりしている。又、夜一がいつ来ても良いように、砕蜂の命令で自腹で二番隊の隊舎を豪華に改築させられている。<br />
; 斬魄刀:『五形頭(げげつぶり)』<br />
: 能力解放と共に刀身が柄部分と鎖で繋がれた棘付き鉄球([[モーニングスター]])状に変化する。<br />
: 解号は「打っ潰せ『五形頭』(ぶっつぶせ『~』)」<br />
<br />
=== 三番隊 ===<br />
三番隊隊舎には、ギンが植え育てた柿の木がある。さらに、ギンがいた頃は、彼の行う悪戯や意地悪の被害にあっていた隊士も数多くいた模様。<br />隊花:[[キンセンカ|金盞花]](きんせんか)特色:絶望<br />
; [[BLEACHの登場人物#虚圏(ウェコムンド)|市丸ギン]](いちまる ぎん)(声:[[遊佐浩二]])(演:[[土屋裕一]])<br />
: 護廷十三隊三番隊隊長→後、[[BLEACHの登場人物#虚圏(ウェコムンド)|謀反により虚圏へ]]。<br />
; 吉良イヅル(きら イヅル)(声:[[櫻井孝宏]])(演:[[北村栄基]])<br />
{|<br />
|-<br />
|style="vertical-align:top;"|<br />
* 護廷十三隊三番隊副隊長<br />市丸謀反後は隊長業務を兼任<br />男性死神協会理事<br />
* 身長:173cm<br />
* 体重:56kg<br />
* 誕生日:[[3月27日]]<br />
* 出身:瀞霊廷 下級貴族<br />
* 好きなもの:ところてん<br />
|style="vertical-align:top;"|<br />
* 嫌いなもの:干し柿<br />
* 趣味:俳句<br />
* 特技:あやとり<br />
* 休日:俳句同好会の会合<br />霊術院の特別講師<br />
* 著作:「貴方にわびたい」1-26<br />「吉良イヅルの俳句日和」1-2<br />
* 写真集:不明<br />
|}<br />
生真面目な性格でやや気弱。己の使命や上の言う事、特に市丸ギンには、絶対の信頼を寄せているため、自身のあらゆる感情を押し殺して従う。恋次・雛森とは同期で、檜佐木は先輩。真央霊術院に首席合格しており、その同級生だった頃から雛森に好意を寄せている。父の名前は景清、母の名前はシヅカ。趣味は[[俳句]]で挿絵は雛森が描いている。[[作家]]仲間で檜佐木と仲が良い。尚、市丸の好物である干し柿は嫌いである。<br />その性格を藍染に利用されてしまい、藍染の思惑も知らないまま、市丸と共に暗躍することになる。乱菊との戦いの後、勇音の天廷空羅により雛森の重傷を知ることで自分が利用されていたことに気づく(隊長であった市丸に裏切られ、置いて行かれたことに対して僻みに近い感情を抱き、『カラブリ+』では何かにつけて市丸ネタをひきずっている)。<br />アニメのバウント篇では古賀のドール・ダルクに苦戦する一護を救出し、斬魄刀「侘助」の力でダルクを圧倒した。<br />
; 斬魄刀:『侘助(わびすけ)』<br />
: 能力解放と共に刀身が中程から鉤状に変形、攻撃を加えた回数分だけ対象の重量を倍々に重くする能力を持つ。吉良曰く「重さに耐えかね、侘びるような姿勢になるから侘助」とのこと。ちなみに同名を持つ椿の品種がある。<br />
: 解号は「面を上げろ『侘助』(おもてをあげろ『~』)」。<br />
<br />
=== 四番隊 ===<br />
四番隊は救護・補給専門の部隊であり、所属隊員の平均的戦闘能力は他隊にくらべて低い。故に他の部隊(特に十一番隊)に馬鹿にされがち。しかし、作中の描写から推測するに隊長の卯ノ花は他隊の隊長と同レベル、もしくはそれ以上の戦闘能力を有する模様。霊力を治癒能力に変える死神がまとめて配属されている可能性が高く、確認されているだけでも十四もの班がある大所帯。前線で戦わない為基本給料はわりと安い。月に一度、卯ノ花により生け花教室が開かれている。<br />隊花:[[リンドウ|竜胆]](りんどう)特色:悲しんでいるあなたを愛する。<br />
; 卯ノ花烈(うのはな れつ)(声:[[久川綾]])(演:[[笠原弘子]])<br />
{|<br />
|-<br />
|style="vertical-align:top;"|<br />
* 護廷十三隊四番隊隊長<br />女性死神協会理事長<br />
* 身長:159cm<br />
* 体重:45kg<br />
* 誕生日:[[4月21日]]<br />
* 羽裏色:灰桜<br />
* 出身:不明<br />
|style="vertical-align:top;"|<br />
* 好きなもの:濃い味<br />
* 嫌いなもの:薄味<br />
* 趣味:生け花<br />
* 特技:剣道<br />
* 休日:薬草探しと登山<br />
* 著作:「つつうらら」1-1000<br />「こんな季節だからもの」1-1041<br />
* 写真集:不明<br />
|}<br />
落ち着いた容姿で言動共に静かで穏やかな女性。髪がかなり長く、量も多い。救護専門部隊の長であり戦線に出る事は余りないため、現段階では彼女の戦闘力は不明であるが『カラブリ+』による戦闘データでは攻撃力、鬼道・霊圧、知力が最高(100)でそれ以外のデータも高水準の数値を有する(総合値では隊長の中でもトップクラスで山本総隊長と藍染に次ぐ)。<br />尸魂界での騒動においては、藍染の「死体」のもつかすかな不自然さにただ一人気づき、日番谷と同様に藍染の謀略に気づき、それによって死神側が迅速な行動を取ることができた。<br />破面編では白哉・剣八・マユリと共に虚圏へ侵入し、茶渡とガンテンバインに救護を施した。<br /> <!--サーバーへの負荷軽減の為にも、まだ決着の出ていない展開に関する性急すぎる編集や、コメントアウトしなければならないような編集は極力避けることがウィキペディアの編集方針です。--><br />
: 基本的に温厚な人格者だが、言うことを聞かない患者は笑顔で威圧して黙らせたりもする。『カラブリ+』などギャグパートでは黒さが目立つ(アニメの「死神図鑑ゴールデン」では志波岩鷲の愛猪ボニーちゃんを鍋の材料にした事もある)ものの、アニメで山田花太郎からコンビニ開設の案を出された時に、化粧品も置くように言うようなほのぼのした一面もある。<br />『カラブリ+』の「瀞霊廷通信」の単行本紹介欄(ジャンプコミックスのそれのパロディ)を見ると、山本総隊長を除いて唯一千を超える巻数の単行本を出している。山本と卯ノ花についで長いのは京楽春水の146巻。<br />
; 斬魄刀:『肉雫唼(みなづき)』<br />
: 巨大な[[エイ]]に似た生物に変化し、呑みこんだ者に対し治癒能力を発揮する。封印状態の時は普通の刀よりもかなり曲がった刀身をしており、肩掛け用の紐がついている。なお封印時には余程の事が無い限り勇音に携帯させている。解号はまだ不明。<br />
; 虎徹勇音(こてつ いさね)(声:[[ゆかな]])<br />
{|<br />
|-<br />
|style="vertical-align:top;"|<br />
* 護廷十三隊四番隊副隊長<br />女性死神協会理事<br />
* 身長:187cm<br />
* 体重:70kg<br />
* 誕生日:[[8月2日]]<br />
* 出身:不明<br />
* 好きなもの:おかゆ<br />
|style="vertical-align:top;"|<br />
* 嫌いなもの:かまぼこ<br />
* 趣味:生け花<br />
* 特技:裁縫<br />
* 休日:妹に会いに行く<br />
* 著作:不明<br />
* 写真集:不明<br />
|}<br />
救護隊副官であるため主官の卯ノ花同様余り戦線には出ない。十三番隊第三席・虎徹清音の姉。女性キャラクターの中でもかなりの長身で、優男風の体格容姿だが、優柔不断な性格でかなりの怖がり。<br />捕捉・伝達系の[[BLEACH#死神|鬼道(縛道)]]・「天挺空羅(てんていくうら)」を使用し、各死神達に藍染達の叛逆を即刻伝えるといった鬼道の能力もみせる。その後、卯ノ花の救護作業を引き継いでおり、相当に高い治癒能力を持っていると思われる。<br />ドラマCDより清音曰く「隠れ巨乳」。<br />おかゆが好きなのは栄養が無く身長が伸びなさそうだから(本人はこれ以上身長を伸ばしたくないと思っている)。三食おかゆでも良いらしい。<br />
; 斬魄刀:『凍雲(いてぐも)』<br />
: 封印時から雪の結晶のような形をした鍔を持ち、能力解放と共に刀身が三本に分かれた形状に変形する。能力は不明。<br />
: 解号は「奔れ、『凍雲』(はしれ『~』)」<br />
; 縛道の五十八 掴趾追雀(かくしついじゃく)<br />
: 対象の位置を捕捉する縛道。<br />
; 縛道の七十七 天挺空羅(てんていくうら)<br />
: 複数の人物に同時に音声を伝える縛道。<br />
* 詳細は[[ノート:BLEACH/鬼道個別項目|こちら]]を参照してください。<br />
; 伊江村八十千和(いえむら やそちか)(声:[[青山穣]])<br />
: 護廷十三隊四番隊第三席・第一上級救護班班長 男性死神協会副会長<br />
: 身長179cm 体重70kg [[2月29日]]生まれ<br />
: 眼鏡をかけたまじめな死神。四番隊の前線指揮を担当し、治療能力は副隊長の勇音に匹敵する実力者だが地味。他隊の三席より実質的な地位が低く、十一番隊五席の弓親にまで格下扱いされることに不満を覚えている。まめに記録を出しており、十一番隊の悪口を綴っている(しかし、その上から線をして横にまともな文を書き直すのがもっぱら)。よく荻堂に変態扱いされ、からかわれている。<br />
; 山田花太郎(やまだ はなたろう)(声:[[宮田幸季]])(演:[[村上耕平]])<br />
: 護廷十三隊四番隊第七席・第十四上級救護班班長<br />
: 身長153cm 体重45kg [[4月1日]]生まれ<br />
: 鬼道を治癒に使える。真面目な性格だが、[[天然ボケ|天然]]で[[ヘタレ]]気味。<br />
: 席官だが六番隊の隊舎牢の清掃係を勤めていたときにルキアと出会い交流を深める。一護の話もルキアを通じて聞いていた。その後、偶然にもその一護らと行動をともにすることになり、ルキアの救出に協力。その事が発覚して独房へと入れられるが、六番隊の理吉に助けられ、恋次を治療、彼にルキア救出を託した。単行本のおまけページに多く登場する。コン曰く「冴えないくせに女子にもてるルックス」らしいのだが、実際に尸魂界で女性死神からもてているかは不明。<br />
: アニメでは卯ノ花に現世を見て来いと言われ派遣されたが、第63話で一瞬だけ登場した後「死神図鑑ゴールデン」にて現世で仕事の面接を受けるも、全部不採用になり空腹で倒れたところを、とあるコンビニの店長に拾われ、バウント編にてそのコンビニで岩鷲と共にバイト生活した。バイト生活の甲斐あって、研修も受け尸魂界にコンビニを設立しようとしたことも。それ以外でも134話で限定解除の簡略化と破面の霊波調査のために現世に向かうリンの案内役として現世に派遣される。弓親と共にギリアンを倒す実力を披露している。一度、斬魄刀を失くしたことがある(しかもかなり長い間気づかなかった)。<br />
:; 斬魄刀:『瓠丸(ひさごまる)』<br />
:: 単行本のおまけページに登場。アニメでは解放したものの、本編では解放形態は未登場。斬りつけた相手の傷を取り込み癒す能力を持つ。だが、取り込まれたダメージが一定量に達すると、[[メス (刃物)|メス]]型の攻撃形態『'''朱色瓠丸(あけいろひさごまる)'''』へと変形し、取り込んだダメージ分全てを敵にぶつけることができる。最大出力での攻撃力は[[更木剣八]]が一目置くほど。ダメージ蓄積量は、後述の龍紋鬼灯丸同様、赤い色のゲージで判別できる。<br />
:: ゲージ蓄積量が一定量より少なくても「満たせ『瓠丸』(みたせ『~』)」の掛け声で解放(始解)できるが、この場合、相手に与えられるダメージはきわめて少ない。<br />
; 荻堂春信(おぎどう はるのぶ)<br />
: 護廷十三隊四番隊第八席・第一上級救護班副班長。 男性死神協会理事<br />
: 身長175cm 体重60kg [[4月14日]]生まれ<br />
: 美形青年。重要な役回りでもなく、セリフもほとんど無い割には登場回数が多い。人にちょっかいをだすのが好きで黒いイタズラ心があり、上司の伊江村を変態扱いしてからかっている。容姿のせいか女性死神からもてている。<br />男性死神協会での伝令神機の新デザイン発表ではコロス機能という恐ろしい機能を平気で発表するなど容姿とは正反対の性格である。<br />
<br />
=== 五番隊 ===<br />
穏やかな雰囲気の隊風で、常に隊士仲が良く所属隊士の能力が高いのが特徴の隊。藍染がいたころは、月に一度書道教室が開かれていた。<br />隊花:[[アセビ|馬酔木]](あしび)特色:犠牲・危険・清純な愛(あなたと二人で旅をしましょう)。<br />
; [[藍染惣右介]](あいぜん そうすけ)(声:[[速水奨]])(演:[[大口兼悟]])<br />
: 護廷十三隊五番隊隊長→後[[BLEACHの登場人物#虚圏(ウェコムンド)|謀反により虚圏へ]]<br />
; 雛森桃(ひなもり もも)(声:[[佐久間紅美]])(演:[[齊藤来未子]])<br />
{|<br />
|-<br />
|style="vertical-align:top;"|<br />
* 護廷十三隊五番隊副隊長<br />
* 身長:151cm<br />
* 体重:39kg<br />
* 誕生日:[[6月3日]]<br />
* 出身:西流魂街一地区「潤林安」<br />
* 好きなもの:桃<br />
* 嫌いなもの:すもも<br />
|style="vertical-align:top;"|<br />
* 趣味:読書<br />
* 特技:イラスト<br />
* 休日:流魂街のおばあちゃん家に行く<br />図書館で読書<br />
* 著作:不明<br />
* 写真集:不明<br />
|}<br />
十番隊隊長の日番谷冬獅郎とは幼馴染で「シロちゃん」と呼ぶ仲。常に彼を姉のように見守っている。幼く見えるが鬼道の達人である。直属の上官・藍染に助けられて以来、憧れを持ち敬愛している。可憐な容貌から他隊隊士からも人気が高い。恋次・イヅルとは同期で、檜佐木は先輩。現在は[[シニヨン]](いわゆるお団子頭)だが、霊術院時代までは、二つ結びだった。酒には相当弱い。朝、寝過ごして慌てることも多いなど、おっちょこちょいなところもある。八番隊副隊長の伊勢七緒とは読書友達であり、一冊の本について熱く語り合う仲。特技は絵を描くことで、瀞霊廷通信の挿絵制作も担当している。また、四番隊で行われている生け花教室にも参加している。<br />藍染が自らの死を偽装した事により精神的混乱に陥いり、藍染の策略で日番谷に刀を向けるなど、藍染に踊らされる破目になる。後に藍染に刺され瀕死の重体に陥るが、卯ノ花の手により一命を取り留める。復帰後も精神的ショックから立ち直れぬまま藍染が黒幕だと信じられず、藍染を助けて欲しいと日番谷に懇願する。尚、未だ床に就いている日はあるものの、体調は大分回復している模様。<br />『カラブリ+』では出店用に[[メガネ]]の形をした[[クッキー]]を作り女性死神協会の面々をドン引きさせ、やちるによる藍染の物真似「私が天に立つ」を見て昏倒するなど、藍染に対する敬愛心は消えていない様子。<br />
; 斬魄刀:『飛梅(とびうめ)』<br />
: 鬼道系斬魄刀。能力解放と共に[[七支刀]]様になり、火玉を放つ。<br />
: 解号は「弾け『飛梅』(はじけ『~』)」<br />
; 破道の三十一 赤火砲(しゃっかほう)<br />
; 白伏(はくふく)<br />
: 鬼道の達人である雛森だからこそ出来る物である。<br />
* 詳細は[[ノート:BLEACH/鬼道個別項目|こちら]]を参照してください。<br />
<br />
=== 六番隊 ===<br />
白哉が隊長を務めるためか、規律や厳しさが特徴。だが恋次のあけすけな性格で隊の雰囲気に良いバランスを与えている。人間関係の基本はまず挨拶からということで、六番隊では挨拶を奨励している。<br />隊花:[[ツバキ|椿]](つばき)特色:高潔な理性。<br />
; [[朽木白哉]](くちき びゃくや)(声:[[置鮎龍太郎]])(演:[[林修司]])<br />
: 護廷十三隊六番隊隊長。四大貴族の一、朽木家二十八代目当主。朽木ルキアの義兄。<br />
; [[阿散井恋次]](あばらい れんじ)(声:[[伊藤健太郎 (声優)|伊藤健太郎]])(演:[[森山栄治]])<br />
: 護廷十三隊六番隊副隊長。朽木ルキアの幼馴染。犬吊出身。<br />
; 銀美羽(しろがねみはね)<br />
: 護廷十三隊六番隊第九席<br />
: 『カラブリ+』に登場し、本編での登場はない。瀞霊廷の超人気眼鏡店「眼鏡の銀蜻蛉」の副店長。眼鏡をかけた女。父親は前六番隊副隊長で現在「眼鏡の銀蜻蛉」店長の銀銀次郎。<br />
; 理吉(りきち)(声:[[中井将貴]])<br />
: 護廷十三隊六番隊隊員<br />
: [[阿散井恋次|恋次]]を慕って死神を目指し、彼への敬意の表れとして眉に彼を真似た刺青を入れている。<br />
: 恋次が白哉に挑み敗れた時に四番隊の山田花太郎に救援を頼み、恋次の命を救った。地獄蝶の扱いに苦労している点から、実力はまだ発展途上といったところ。<br />
<br />
=== 七番隊 ===<br />
質実剛健、骨太な生き様を好む隊士が多く、仁義を重んじる。隊長の狛村の素顔が分かってからは、犬が隊のイメージとなりつつある。<br />隊花:[[ハナショウブ|菖蒲]](しょうぶ)特色:勇気。<br />
; 狛村左陣(こまむら さじん)(声:[[稲田徹]])<br />
{|<br />
|-<br />
|style="vertical-align:top;"|<br />
* 護廷十三隊七番隊隊長<br />
* 身長:235cm→288cm<br />
* 体重:180kg→301kg<br />
* 誕生日:[[8月23日]]<br />
* 羽裏色:璃寛茶(りかんちゃ)<br />
* 出身:流魂街<br />
* 好きなもの:肉<br />
* 嫌いなもの:ニンジン<br />
|style="vertical-align:top;"|<br />
* 趣味:犬の世話<br />
* 特技:動物と喋れる<br />
* 休日:ペットの五郎と散歩<br />
* 著作:「こねこのきもち」1-10<br />「こいぬのきもち」1-19<br />
* 写真集:不明<br />
|}<br />
固い性格の大男。実は[[人狼]]であり、その獣の姿ゆえに疎まれ、それを隠す為[[虚無僧]]のような鉄笠や手甲をし、常に顔や手を隠していた。孤独だった自分を死神として拾ってくれた総隊長・山本元柳斎への恩義にのみ従って行動し、元柳斎の発言全てを正しいと考えている。九番隊隊長の東仙要とは親友の間柄だった。剣八との戦い以降は鉄笠で顔を隠すことはなくなった。<br />アニメの「死神図鑑ゴールデン」にて一角と同じ[[美容院]]に通い毛並みを整えてもらっている姿が見られる。さらに、その毛並みのためか「自分に合う櫛が無い」と嘆いていた時に現世に赴いていた檜佐木修兵(後述)に土産として織姫が知っているペットショップで買った犬用の櫛を貰い、喜ぶなど、その風貌が度々ネタにされている。だが自身も犬・猫などの小動物を愛しており、七番隊隊舎裏で、犬の五郎を飼っている。後に発行された『カラブリ+』では、身長・体重ともに巨大化した。<br />
; 斬魄刀:『天譴(てんけん)』<br />
: 能力解放に伴う形状変形は無く、巨大な剣圧を放つ。<br />
: 解号は「轟け『天譴』(とどろけ『~』)」<br />
; 【卍解】:『黒縄天譴明王(こくじょうてんげんみょうおう)』<br />
: 自身の動きに連動して動く鎧兜を身に纏った山のような巨人を召喚する。<br />
; 射場鉄左衛門(いば てつざえもん)(声:[[西凛太朗]])<br />
{|<br />
|-<br />
|style="vertical-align:top;"|<br />
* 護廷十三隊七番隊副隊長<br />男性死神協会会長<br />
* 身長:182cm<br />
* 体重:68kg<br />
* 誕生日:[[7月18日]]<br />
* 出身:不明<br />
* 好きなもの:広島風のお好み焼き<br />
|style="vertical-align:top;"|<br />
* 嫌いなもの:大阪風のお好み焼き<br />
* 趣味:サングラスの収集<br />
* 特技:男気<br />
* 休日:眼鏡の銀蜻蛉の新作チェック<br />
* 著作:「じゃけん 言うたじゃろう」1-5<br />「漢だまり」1-22<br />
* 写真集:不明<br />
|}<br />
元十一番隊隊員で、一角や弓親などの先輩にあたる。戦闘は器用で[[BLEACH#死神|「斬」「拳」「走」「鬼」]]をバランス良く鍛え、使いこなす(本人曰く、バランスよく能力を鍛えると副隊長に推薦されやすいらしい)。[[広島弁]]でいかつい容貌だが、実際は母親思いの仁義に厚い人。十一番隊を抜けたのも、病気の母親の治療費のためであると一角は語っている。振る舞いは穏やかだが、元十一番隊隊員らしく強い相手を求める好戦的なところもある。一角日く十一番隊だと、副隊長になれないから抜けたらしい。<br />意外に絵心があり、『カラブリ+』で可愛らしい狛村のイラストを描いている。また、松本乱菊のことが好き。自費で「広島弁講座塾」を開くほどの根っからの広島好き(その後生徒が集まらず閉校)。<br />
; 斬魄刀<br />
: 封印時は[[短刀|匕首]]状で、能力解放と共に鍔が無く広い刀身の中ほどに枝のような刃が付いた形状に変形。<br />
; 一貫坂慈楼坊(いっかんざか じろうぼう)(声:[[中多和宏]])<br />
: 護廷十三隊七番隊第四席<br />
: 身長231cm 体重172kg [[1月8日]]生まれ<br />
: 流魂街出身の巨漢で、最強の飛び道具使い「[[鎌鼬]]」(かまいたち)の称号を持つ。兕丹坊の弟。<br />
: 勝つためならばどんな手段も辞さないという卑怯な戦法が石田の怒りを買い、結果、容赦ない攻撃を受け死神の力を失ってしまう。<br />
;; 斬魄刀:『劈烏(つんざきがらす)』<br />
:: 能力解放と共に、刀身が多数の[[手裏剣]]状に分かれて飛ぶ。<br />
:: 解号は「羽搏きなさい『劈烏』(はばたきなさい『~』)」<br />
<br />
=== 八番隊 ===<br />
隊長が殆ど仕事をしないため副隊長が実質的に隊の実権を握っている。週に一度京楽が女性隊士ばかりを集めて飲み会を開いているという噂がある。<br />隊花:[[ゴクラクチョウカ属|極楽鳥花]](ごくらくちょうか)特色:すべてを手に入れる。<br />
; 京楽春水(きょうらく しゅんすい)(声:[[大塚明夫]])<br />
{|<br />
|-<br />
|style="vertical-align:top;"|<br />
* 護廷十三隊八番隊隊長<br />
* 身長:192cm<br />
* 体重:87kg<br />
* 誕生日:[[7月11日]]<br />
* 羽裏色:蘇芳色(すおういろ)<br />
* 出身:瀞霊廷 上流貴族<br />
|style="vertical-align:top;"|<br />
* 好きなもの:酒饅頭<br />
* 嫌いなもの:抹茶<br />
* 趣味:呑み屋巡り<br />
* 特技:昼寝<br />
* 休日:呑み会<br />
* 著作:「バラ色の小径」1-146<br />
* 写真集:「腕まくら」<br />
|}<br />
上級貴族・京楽家の次男坊で足袋を履かない。隊長の羽織の上に女物の着物を羽織り、女物の長い帯を袴の帯として使うなど派手な格好をしており飄々とした性格、振る舞いは軽薄、酒と女が好きで仕事や争い事を嫌い、一見すると隊長としての品格を疑われそうな男だが、実は真実を見通す力に優れており、いざと言うときになるとかなり冷静で的確な判断を下す。浮竹十四郎の親友で、彼と共に「真央霊術院」を出た初めての隊長。元柳斎のことを「山じい」と呼び、時にはタメ口で話す。また、十番隊の松本乱菊とは飲み仲間で、七緒のことをかなり溺愛している。さらに、著作の「バラ色の小径」はまったく人気がないが、なぜか写真集の「腕まくら」は、完売になるほど人気である(写真集は他の隊長より書版が少ない上、重版されていない。さらに春水はその事を知らない)。<br />ルキアの処刑是非を巡る騒動の際に浮竹と協力し、ルキア救出を手伝ったが、元柳斎との戦いを余儀なくされた。バウント編では[[涅マユリ]]と何度か対立している。<br />
; 斬魄刀:『花天狂骨(かてんきょうこつ)』<br />
: 十三番隊隊長・浮竹の斬魄刀と共に尸魂界でただ二組しか存在しない二本一対の斬魄刀。全斬魄刀の中で唯一封印時から二本一対で、能力解放と共に柳葉刀のような形状に変化する。[[ニンテンドーゲームキューブ|GC]]版ゲーム『黄昏にまみえる死神』や[[ニンテンドーDS|DS]]版ゲーム『蒼天に駆ける運命』、[[プレイステーション・ポータブル|PSP]]用ゲーム「ヒート・ザ・ソウル3」では風を使った技を多彩に使う。<br />
: 解号は「花風紊れて花神啼き 天風紊れて天魔嗤う『花天狂骨』(はなかぜみだれてかしんなき てんぷうみだれててんまわらう『~』)」<br />
; 伊勢七緒(いせ ななお)(声:[[生天目仁美]])<br />
{|<br />
|-<br />
|style="vertical-align:top;"|<br />
* 護廷十三隊八番隊副隊長<br />女性死神協会副会長<br />
* 身長:164cm<br />
* 体重:48kg<br />
* 誕生日:[[7月7日]]<br />
* 出身:不明<br />
* 好きなもの:羊羹<br />
|style="vertical-align:top;"|<br />
* 嫌いなもの:抹茶<br />
* 趣味:読書<br />
* 特技:計算<br />
* 休日:図書館通い<br />ショッピング<br />
* 著作:「大概にしてください」1-30<br />
* 写真集:不明<br />
|}<br />
眼鏡をかけた生真面目な女性で、普段は京楽の秘書のように振舞う。ふらふらしている隊長に憤りを感じている事も多く(あまりにも仕事をしない京楽を椅子に縛り付けていたりもしている)、素気ない態度が目立つが「数歩下がってついていく」という言葉や、元柳斎と対決する時に彼を心配していたことから彼を敬慕する面が垣間見える。戦闘においては冷徹な一面も持つ。本編での戦闘シーンがないにも関わらず、ゲーム『ヒート・ザ・ソウル3』に登場しており、瞬歩と鬼道を組み合わせた戦闘スタイルを持っている。斬魄刀は名前能力共に不明。<br />『カラブリ+』では、素っ気ない態度をとりつつも乱菊に料理を教わりバレンタインチョコを製作していることが明らかになるなどと言った[[ツンデレ]]っぷりも披露している。<br />
; 円乗寺辰房(えんじょうじ たつふさ)(声:[[桜井敏治]])<br />
: 護廷十三隊八番隊第三席・副官補佐<br />
: 身長206cm 体重145kg [[7月8日]]生まれ<br />
: 大柄な体格に三つ編みお下げの男。自信過剰な性格。必殺技は「崩山剣舞」(ほうざんけんぶ)だが、周囲から見ると刀を振り回しているようにしか見えない。この技を使って[[茶渡泰虎|チャド]]を倒そうとするが、一瞬にして敗れた。また、砕蜂に密かに想いを寄せており、立体映像の砕蜂にぶって下さいと言った事もある。<br />
;; 斬魄刀:『崩山(ほうざん)』<br />
:: 解放と共にノコギリのような形状に変化する。斬設定はゲーム『[[BLEACH#ゲーム|紅に染まる尸魂界]]』にて判明。<br />
:: 解号は「乱舞せよ『崩山』(らんぶせよ『~』)」<br />
<br />
=== 九番隊 ===<br />
九番隊は瀞霊廷守護及び瀞霊廷通信の編集・発行を担当している。東仙離反後は檜佐木が瀞霊廷通信編集長を代わりに努めている。東仙が編集長を務めていたころは、編集長の特権により、彼の連載は人気にかかわらず打ち切られることはなかった。<br />隊花:[[ケシ|白罌粟]](しろけし)特色:忘却。<br />
; 東仙要(とうせん かなめ)(声:[[森川智之]])(演:[[倉貫匡弘]])<br />
: 護廷十三隊九番隊隊長→後[[BLEACHの登場人物#虚圏(ウェコムンド)|謀反により虚圏へ]]。<br />
; 檜佐木修兵(ひさぎ しゅうへい)(声:[[小西克幸]])(演:[[郷本直也]])<br />
{|<br />
|-<br />
|style="vertical-align:top;"|<br />
* 護廷十三隊九番隊副隊長<br />東仙謀反後は隊長業務を兼任<br />男性死神協会理事<br />瀞霊廷通信編集長代理<br />
* 身長:181cm<br />
* 体重:67kg<br />
* 誕生日:[[8月14日]]<br />
* 出身:不明<br />
* 好きなもの:ウインナー<br />
|style="vertical-align:top;"|<br />
* 嫌いなもの:ウニ<br />
* 趣味:音楽<br />
* 特技:料理<br />
* 休日:ギターの練習<br />瀞霊廷通信の編集<br />
* 著作:「きのうの俺にサヨナラを」1-3<br />「あの手 この手 その手」1-2<br />「教えて! 修兵先生!!」1<br />
* 写真集:不明<br />
|}<br />
左頬に「69」の刺青を彫っているが、理由は不明。いつもノースリーブの死覇装を着ている。首と右上腕部に黒い模様があるが、刺青ではなく、首輪と腕輪。学生時代に顔の右側、額から顎にかけて、藍染により生み出された巨大虚(ヒュージ・ホロウ)につけられた三本筋の傷跡を持つ。恋次・吉良・雛森の先輩。真央霊術院の入試には2回落ちているが、在学中にはすでに護廷十三隊への入隊が内定しており、その時から席官入り確実といわれた優等生だった。なお、今は学生時代より短髪で、鼻に灰色のテープのような物を貼っている。また、自分のことを出番が少ないキャラだと自覚している。<br />普段はクールでどっしりしたキャラで一見硬派で誠実に見えるが、『カラブリ+』や単行本のおまけページ等で上記の想い人である乱菊のことで卑猥な妄想を膨らませて鼻血を噴き出すなど、本来は軟派で助平な青年。また給料日前に給料を使い果たしたり、乱菊・吉良と一緒に酒を飲み酔いつぶれた挙句、総合救護詰所で足つぼマッサージを受けて死ぬ思いをするなど計画性の無さも垣間見える。<br />死神達に人気の機関紙、「瀞霊廷通信」の編集を東仙から引き継いでいるが、自らが執筆した『教えて!修兵先生!!』は、本人が全く知らない内に3回で連載が打ち切られている。ギターを演奏するのが趣味だが、当初は全く弾けず、まわりから苦情がくるほどの実力だった。尸魂界の争乱後、チャドにギターを教授して貰い少しは上達した模様。<br />斬魄刀は名前・能力共に不明。<br />
; 縛道の六十二 百歩欄干(ひゃっぽらんかん)<br />
: 劇場版アニメ『[[劇場版BLEACH The DiamondDust Rebellion もう一つの氷輪丸|The DiamondDust Rebellion もう一つの氷輪丸]]』で使用した鬼道。<br />
* 詳細は[[ノート:BLEACH/鬼道個別項目|こちら]]を参照してください。<br />
; 梅定敏盛(うめさだ としもり)(声:[[飯島肇]])<br />
: 護廷十三隊九番隊第二十席十五名の一人。<br />
: 自称、同期では一番の出世頭。死神達に紛れた織姫にちょっかいを出したが、同じく死神達に紛れた石田に止められた。<br />
<br />
=== 十番隊 ===<br />
副隊長の乱菊以外は日番谷の指導の賜物か真面目な隊員が多いのが特徴。隊長と副隊長の性格が全く対照的なのが大きな特徴でもあるが、隊士からは慕われている。<br />隊花:[[スイセン属|水仙]](すいせん)特色:神秘とエゴイズム。<br />
; [[日番谷冬獅郎]](ひつがや とうしろう)(声:[[朴ロ美|朴璐美]])(演:[[永山たかし]])<br />
: 護廷十三隊十番隊隊長。天才児と呼ばれ史上最年少で隊長に就任した。<!--詳細の記述は日番谷冬獅郎のページにお願いします。--><br />
; 松本乱菊(まつもと らんぎく)(声:[[松谷彼哉]])(演:[[井上晴美]])<br />
{|<br />
|-<br />
|style="vertical-align:top;"|<br />
* 護廷十三隊十番隊副隊長<br />女性死神協会理事<br />
* 身長:172cm<br />
* 体重:57kg<br />
* 誕生日:[[9月29日]]<br />
* 出身:流魂街<br />
* 好きなもの:干し柿<br />
|style="vertical-align:top;"|<br />
* 嫌いなもの:タケノコ<br />
* 趣味:昼寝<br />
* 特技:日本舞踊<br />
* 休日:暇人と呑みに行く<br />呉服屋に行く<br />
* 著作:不明<br />
* カレンダー:「JUNGLE LADY」<br />
|}<br />
金髪で巨乳と大人の色香漂うグラマラスな美女で、いつも死覇装は胸元が大きく開いている。また、首にアクセサリーをしている。性格はマイペースでサバけており、お洒落な性格である。酒豪であり、八番隊隊長の京楽と九番隊副隊長の檜佐木とは呑み友達。高い戦闘力を有し、自隊長である日番谷との連携にも優れているが、デスクワークに関してはサボりがちの様子。なので仕事をサボる度に日番谷からいつも叱られているが、本人は反省していない。市丸ギンとは幼馴染。幼少時に行き倒れていたところを助けられ、その後同居していた。またその時ギンが差し出してくれた干し柿が彼ら共通の好物である。死神としても同期だが、その経緯は不明。また、タケノコが嫌いな理由は、アクが強すぎて肌が荒れるから。破面襲来の報を受け日番谷らと共に現世へと派遣される。現世滞在中は織姫を頼り、彼女の家で居候していた。作中で数度披露された豊満な制服姿は浅野啓吾・コン曰く「刃」「凶器」らしい。よく現世で買い物を楽しんでいる。<br />平時と非常時の緩急が激しく気分屋な言動が目立つ一方で、ルキアへの嫉妬に苦しむ織姫を優しく諭す姉御肌な一面も持ち合わせている。また彼女に好意を寄せる男性も多いのか、単行本のオマケマンガや『カラブリ+』などでは檜佐木や射場が彼女に好意を寄せていることをうかがわせる描写がある。<br />
; 斬魄刀:『灰猫(はいねこ)』<br />
: 斬魄刀解放と共に刀身が灰状に変形する。また、アニメでは見せ場が増えており、この解放状態の刀でコンクリートや鉄筋を切断してみせた。<br />
: 解号は「唸れ『灰猫』(うなれ『~』)」<br />
; 竹添幸吉郎(たけぞえ こうきちろう)(声:[[望月健一]](TVアニメ)・[[新垣樽助]](死神代行篇1巻初回限定版付録ドラマCD))<br />
: 護廷十三隊十番隊第七席。<br />
: 恋次、イヅル、雛森の脱獄の際に、日番谷、乱菊に報告していた。それ以外に出番はない。<br />
<br />
=== 十一番隊 ===<br />
「戦闘専門部隊」の異名を持つ。その為か、作中ではやちる以外の女性死神の姿は見受けられない。隊長である更木剣八の気質の影響か、或いはそれに憧れる者が多いからか、十一番隊には好戦的な荒くれ者が大半を占め、十三隊最強を自負する(本編では一護たちの前にほぼ壊滅の憂き目にあったが、第五席が他部隊の副隊長を下したり、副隊長になる直前の恋次が第六席だったりしたことを考えると、隊員個々の戦闘力は非常に高いと思われる)。十一番隊員の中では「更木隊」と呼ばれることもある。<br />隊花:[[セイヨウノコギリソウ|鋸草]](のこぎりそう)特色:戦い。<br />
; [[更木剣八]](ざらき けんぱち)(声:[[立木文彦]])(演:[[鈴木省吾]])<br />
: 護廷十三隊十一番隊隊長。前十一番隊隊長を倒し、隊長の座に着いた。<br />
; 草鹿やちる(くさじし やちる)(声:[[望月久代]])<br />
{|<br />
|-<br />
|style="vertical-align:top;"|<br />
* 護廷十三隊十一番隊副隊長<br />女性死神協会会長<br />
* 身長:109cm<br />
* 体重:15.5kg<br />
* 誕生日:[[2月12日]]<br />
* 出身:北流魂街79地区「草鹿」<br />
* 好きなもの:こんぺいとう<br />
|style="vertical-align:top;"|<br />
* 嫌いなもの:無し<br />
* 趣味:お菓子を食べる<br />
* 特技:潜入<br />
* 休日:女性死神協会のみんなと遊ぶ<br />
* 著作:不明<br />
* 写真集:不明<br />
|}<br />
赤子([[捨て子]])の頃に流魂街で二番目に治安が悪い地区で更木剣八に拾われた。剣八同様出身地を姓とし、名は剣八がこうありたいと願う人物『'''八千流(やちる)'''』の名前からつけられた。更木に会ったときから、剣についた血を怖がりもせず触って喜んでいた変わった子である。髪はピンク色で、ショートヘア。副隊長で唯一上官に敬語を使わず、剣八を「剣ちゃん」と慕う。十三隊隊員中最小最軽量の体格で、見た目、言動共に完全に幼児だが入隊試験を受けずいきなり副隊長の地位に就く程の実力を持っており、その戦闘力の片鱗が垣間見えるシーンもあり、[[黒崎一護|一護]]もその事に対し驚いていた。しかし自分が戦うよりも剣八が戦う姿を見る方が好きなため、ストーリー中では未だ戦闘場面が無い。特に剣八が戦いを楽しんでいる時は、やちるも楽しんでいる。剣八と同等に霊圧を感じるのに乏しく、尸魂界編では彼女に頼って強い敵(一護)を探していた剣八は、付かず離れずの距離を永遠と彷徨っていた。ジャンプフェスタオリジナルアニメでも同じ理由で、現世で標的を見失い、列車を追うことになった。<br />他人より先に率先して事を成し遂げようと迅速な行動をとるが、それをすぐに忘れてしまう気楽な性分である。常に剣八と行動を共にし、剣八の言うことしかきかない。移動時は常に剣八の背中に張り付いている。非常に足が速いが、方向音痴である。また、倒れた剣八を軽々持ち上げて建物の屋上へ飛んで運ぶなど、見た目に合わず卓越した腕力があることもわかる。<br />他人のことは自分であだ名をつけて呼ぶ(例えば井上織姫の場合は、「プルルン」または「いっちゃん」)が、つけたあだ名を忘れることも。好物は[[金平糖]]。大量に与えると流し込むようにして食うらしい。一角をよくからかっており、他の隊に結構迷惑をかけたりもしているが、その無邪気な性格から、涅マユリ等、一部の例外を除いて他の隊長達から可愛がられている。また、十三番隊隊舎の池に鯉を放している。この鯉は朽木邸の池の鯉である。また、卯ノ花列の生け花教室や山本元柳斎重國の茶会に顔をだすが、休憩にでるお菓子・茶菓子を食べて帰る。年齢は不明だが、アニメ第3期EDでは皆と一緒に酒を飲んでいる。小説版「BLEACH THE HONEY DISH RHAPSODY」では、一角曰く「どうしようもない馬鹿だが、[[オセロ (遊戯)|オセロ]]だけは人一倍強い」という設定が加えられている。<br />
; 斬魄刀<br />
: 腰には差さず下げ緒を手に持って引きずっている(一角に無理を言って車輪をつけてもらった)。<br />
; 斑目一角(まだらめ いっかく)(声:[[檜山修之]])(演:[[臼井琢也]])<br />
: 護廷十三隊十一番隊第三席・副官補佐<br />
: 身長182cm 体重76kg [[11月9日]]生まれ<br />
: 十一番隊の気風を体現するかの様な好戦的な性格の死神。'''“勝つための戦い”'''ではなく'''“楽しむための戦い”'''を好む。坊主頭で足袋を履かず、刀と鞘を使った独特のスタイルで戦うため刀を腰に差さず常に持ち歩いている。鬼道の心得は全く無い。しかし、白兵戦に関しては七番隊の副隊長・射場と対等に渡り合うなど、隊長クラスに匹敵する強さを持つ(弓親曰く「十一番隊で2番目に強い男」らしい)。また、恋次が十一番隊にいた頃には戦い方を指南したことがある。<br />
: 手先が器用でやちるの鞘の車輪も一角がつけてやった。頭のことを言われることを嫌っていて、やちるに「ぱちんこ玉」「つるりん」などと言われるたびに怒っている。刀を常時携帯しないと気が済まないのか現世にいる時は木刀を腰ひもに差している。意外と律儀な性格で、砂に嵌って動けなかった一護の闘いの態勢が整うのを、ツキツキの舞という変な踊りをしながら待ったり、現世派遣での居候先の浅野みず穂が用意した信じられないセンスの服を文句も言わずに着たりしている。<br />
: 破面襲来の報を受けた際、その戦闘に関する実力から恋次に「隊長・副隊長以外では最も信頼のおける死神」として現世への派遣を求められ、ルキアらと共に一護と再合流する。<br />
: 死神になる前のとある戦闘以来、心の中で剣八に絶対的な忠誠を誓い、現在も「死ぬなら剣八の下で戦って死ぬ」ことを最大の目標として戦っている。そのため、隊長や副隊長になれる実力があるにもかかわらずなりたがらない。人に戦い方を教える時は、最後に「殺す相手には名前を名乗れ」と教えている。隊長、副隊長以外の者で唯一【卍解】を習得しているが、その事は弓親と恋次しか知らない。これは、隊長に推薦されるより剣八のいる十一番隊で戦うことを本人が望むためである。<br />
:; 斬魄刀:『鬼灯丸(ほおずきまる)』<br />
:: 能力解放と共に柄と鞘が繋がり[[槍|菊池槍]](穂先が片刃の短刀状の槍)へ変化、さらに、柄を分割し[[三節棍]]へ変形する。強度には難点があるものの、攻撃形態は変幻自在。柄に血止め薬が入っている。<br />
:: 解号は「延びろ『鬼灯丸』(のびろ『~』)」で槍に変形、「裂けろ『鬼灯丸』(さけろ『~』)」で三節棍になる。<br />
:; 【卍解】:『龍紋鬼灯丸(りゅうもんほおずきまる)』<br />
:: 解放と同時に、左右で形状の異なる二本の巨大な刃物、及びそれぞれの柄尻と鎖で繋がれた巨大な斧刃を持つ特殊な形態の武器に変形。敵の破壊のみに超特化した特性を持ち、凄まじい破壊力を誇る反面、耐久力は卍解としては極めて低い部類に入る。解放直後、霊圧は抑えられた状態にあるが、相手を攻撃、もしくは斬魄刀で攻撃を防御するなど、衝撃を与える事で、斧に彫られた龍の文様が徐々に赤く染まってゆき、それに応じて斬魄刀の霊圧が上昇。龍の文様が紅く染まりきった時、霊圧・破壊力共に最大になる。<br />
; 綾瀬川弓親(あやせがわ ゆみちか)(声:[[福山潤]])<br />
: 護廷十三隊十一番隊第五席<br />
: 身長169cm 体重56kg(『カラブリ+』では59kg) [[9月19日]]生まれ<br />
: かなりのナルシストで美しいものが好きだが、本当に美しいものを見ると嫉妬する(例:織姫)。一角とは古くからの友人で共に行動することが多い。「三」の字に美しさを感じているが、一角が第三席であるためにあえて「三」に似た「五」の席に甘んじている。一角と違い鬼道の心得はある様子。死神になる前、剣八に会った位の頃はおかっぱではなく、長い髪を後ろで結わえていたようで、右の睫毛と眉毛につけている派手な[[エクステ]]も無かった。<br />
: 破面襲来の報を受け、一角について来る形でルキアらと共に現世へと派遣され一護と再合流する。<br />
: アニメのバウント編でも現世に赴き、バウントの隠れていた遺跡を見つけるなどの活躍を見せた。<br />
:; 斬魄刀:『藤孔雀(ふじくじゃく)』<br />
:: 能力解放と共に[[クジャク|孔雀]]の羽状に変化する鬼道系斬魄刀。敵の霊力を吸収するという鬼道系の能力を持つが、十一番隊暗黙の了解『斬魄刀は直接攻撃系のみ』というものに従い、他の者にはそのことはひた隠しにし、普段は[[ショーテル]]状の4枚の刀身を持つ直接攻撃形態を使用する。<br />
:: 乱菊の『灰猫』同様、「具象化」「屈服」させられておらず、卍解の一歩手前の様子。性格は弓親によると「高飛車で偉そうで自分のことを世界一の美形だと思っている」らしいが、それを聞いた乱菊は「あんたにそっくり」と評した。<br />
:: 解号は「咲け『藤孔雀』(さけ『~』)」で4枚刃になり、「裂き狂え『藤孔雀』(さきくるえ『~』)」で霊力を吸収する。<br />
; 荒巻真木造(あらまき まきぞう)(声:[[チョー (声優)|長島雄一]])<br />
: 護廷十三隊十一番隊隊員<br />
: 十一番隊十年目の男。やちるに「マキマキ」と言うあだ名を付けられる。一時期「ヒゲチョロ」とも呼ばれていた。<br />
: 席官ですらない全くのヒラ隊員だが、旅禍騒動のさなかに偶然から[[井上織姫]]の身柄を託され、十一番隊詰め所まで連れて行った。この時、剣八が旅禍に興味を示していた事から一時行動を共にすることとなり、それが縁で以後もなんとなく上位席官の身近にいる。<br />
: 石田曰く「井上の方が霊圧は遙かに上」らしいが、逃れようと暴れる織姫を手刀一発で気絶させている。<br />
<br />
=== 十二番隊 ===<br />
技術開発局が併設されている。隊長である涅マユリに絶対の権力があるワンマン部隊。<br />隊花:[[アザミ|薊]](あざみ)特色:復讐・厳格・独立。<br />
; [[涅マユリ]](くろつち まゆり)(声:[[中尾隆聖]])<br />
: 護廷十三隊十二番隊隊長・技術開発局二代目局長<br />
; 涅ネム(くろつち ねむ)(声:[[釘宮理恵]])<br />
{|<br />
|-<br />
|style="vertical-align:top;"|<br />
* 護廷十三隊十二番隊副隊長<br />女性死神協会副会長代理(七緒の不在時)<br />
* 身長:167cm<br />
* 体重:52kg<br />
* 誕生日:[[3月30日]]<br />
* 出身:不明<br />
* 好きなもの:秋刀魚<br />
|style="vertical-align:top;"|<br />
* 嫌いなもの:ネギ<br />
* 趣味:実験<br />
* 特技:人体実験<br />
* 休日:瀞霊廷通信を隅々まで読む<br />
* 著作:不明<br />
* カレンダー:解体新書<br />
|}<br />
一見普通の死神に見えるが、涅マユリの義骸技術・義魂技術の粋を集めて作られた最高傑作の人造死神。ほとんど無口で無表情。常にマユリの後ろに付き添っている。死覇装は今のところ唯一のミニスカート丈。[[チョーカー]]を首につけていると思われる。マユリとは趣味・思考が似ている。事実上マユリの娘と言える存在だが道具としか見てもらえず、理不尽に虐げられているが、マユリには決して逆らわず、絶対的忠誠を貫いている(しかしおまけページでは堂々と水着に名札を付ける様にマユリに頼んだ事もあり、その際彼に断られると同時に「メス豚」呼ばわりされている)。<br />女性死神協会の「副会長代理」として活動している際は、マユリよりもむしろ、会長のやちるのほうに傾いている模様。<br />マユリと同じ血液なので金色疋殺地蔵の毒は効かない。ただし、疋殺地蔵の能力は効く。なお、副官章の裏には金色疋殺地蔵の解毒剤を持っており、これを毒に冒された雨竜に渡した。アニメやゲームでは体術を駆使して戦う。また、鬼道のような技も使う。斬魄刀は名前能力共に不明(イラスト集「All Color But The Black」で存在自体は確認できる)。<br />
; [[浦原喜助]](うらはら きすけ)(声:[[三木眞一郎]])(演:[[伊藤陽佑]])<br />
: 護廷十三隊十二番隊元隊長 技術開発局初代局長<br />
<br />
=== 十三番隊 ===<br />
浮竹の人柄もあり、隊士同士の結束が堅く、暖かい隊風。海燕の死後は副隊長をおかず、二人の三席が代理を務めている。<br />隊花:[[ヒガンバナ科|待雪草]](まつゆきそう(別名:スノードロップ))特色:希望。<br />
; 浮竹十四郎(うきたけ じゅうしろう)(声:[[石川英郎]])<br />
{|<br />
|-<br />
|style="vertical-align:top;"|<br />
* 護廷十三隊十三番隊隊長<br />男性死神協会理事(理事長の可能性もあり)<br />
* 身長:187cm<br />
* 体重:72kg<br />
* 誕生日:[[12月21日]]<br />
* 羽裏色:潤朱(うるみしゅ)<br />
* 出身:瀞霊廷<br />
|style="vertical-align:top;"|<br />
* 好きなもの:おはぎ<br />
* 嫌いなもの:無し<br />
* 趣味:盆栽<br />
* 特技:友達作り<br />
* 休日:盆栽いじり<br />鯉のエサやり<br />
* 著作:「双魚のお断り!」1-9<br />
* カレンダー:「浮竹十四郎」<br />
|}<br />
下級貴族の出身。ルキア直属の上官で父親のような眼差しで見守る心優しき男。生まれついて病弱で、幼少の頃より肺病を患う。その所為で髪が真白で、時折血を吐くため寝込むこともある。しかし、驚異的な実力と明るく温和で義理堅い性格を持ち、自身の部下のみならず広く慕われている。親友である京楽春水と共に「真央霊術院」を出た初めての隊長。「真央霊術院」時代はショートヘアであった。<br />「じゅうしろう」と「とうしろう」で名前の響きが似ていたり、同じ「シロちゃん」である為、日番谷を一方的に気に入り、見かけると食べ物(お菓子)をやりたがる。やちるには「うっきー」と呼ばれている。アニメの「死神図鑑」では、2回ほどお菓子をあげている。また、『カラブリ+』では誕生日プレゼントに等身大フィギュアをあげている。<br />部下であるルキアを助けるために京楽と協力し双極の破壊に成功、ルキアを助けることができたものの、師である山本元柳斎との戦いを余儀なくされた。一護が正式に死神代行に任命された際に、その証を一護に渡している。<br />趣味は盆栽(ただし、どこをどう伐ったらいいのか分かっていない。さらに、砕蜂には爺臭い趣味と、言われている)。特技は友達作り。好きな食べ物は梅干し茶漬け(18巻)・おはぎ(『カラブリ+』)、嫌いな食べ物は無し。美的センス0。<br />
; 斬魄刀:『双魚理(そうぎょのことわり)』<br />
になる。能力はまだ作中では明かされていないが[[ニンテンドーゲームキューブ|GC]]版ゲーム『黄昏にまみえる死神』では雷の技を、[[ニンテンドーDS|DS]]版ゲーム『蒼天に駆ける運命』・『黒衣ひらめく鎮魂歌』と[[Wii]]版ゲーム『白刃きらめく輪舞曲』では水の技を、SCEI全般のゲームでは両方を組み合わせた技を使う。<br />
: 解号は「波悉く我が盾となれ 雷悉く我が刃となれ『双魚理』(なみことごとくわがたてとなれ いかずちことごとくわがやいばとなれ『~』)」<br />
; 志波海燕(しば かいえん)(声:[[関俊彦]])<br />
{|<br />
|-<br />
|style="vertical-align:top;"|<br />
* 元護廷十三隊十三番隊副隊長<br />
* 身長:183cm<br />
* 体重:68kg<br />
* 誕生日:[[10月27日]]<br />
* 出身:瀞霊廷<br />
* 好きなもの:おはぎ<br />
|style="vertical-align:top;"|<br />
* 嫌いなもの:無し<br />
* 趣味:昼寝<br />
* 特技:友達作り<br />
* 休日:部下の修行<br />流魂街の実家に帰省<br />
* 著作:不明<br />
* 写真集:不明<br />
|}<br />
故人。没落した名門貴族志波家の長男で、空鶴と岩鷲の兄。才能に恵まれた人物で、護廷隊に入隊してからわずか6年で十三番隊副隊長の地位に就いた。<!--ゲーム「BLEACH The 3rd Phantom」の過去編では、十三番隊に配属される前はかつての市丸や東仙と同様五番隊に在籍していた。-->奔放で気さくな性格から隊員達にもよく慕われ、上級貴族の養女という身分と、その優遇措置故に周りから疎外感を抱いていたルキアの心の支えになっていた。白哉や浮竹は一護に海燕の面影を感じている。部下の面倒見が良く、ルキアの袖白雪の技には海燕との修行の下編み出した物もある。趣味は昼寝。特技は友達作り。好きな食べ物はおはぎ、嫌いな食べ物は無し。<br />妻を虚によって殺され、自身も虚:メタスタシア(アニメではテンタクルス)に肉体を支配されたところをルキアに刺され戦死。このことがルキアの心に暗い影を落とす事となった。後に、彼の死の裏では藍染による虚の死神化の実験があり、海燕はそれに巻き込まれるという形で死を迎えたことが判明した。さらに彼の体はその能力や記憶ごと[[破面#十刃(エスパーダ)|アーロニーロ・アルルエリ]]により喰われ、ア-ロニーロに取り込まれた。彼の死後、十三番隊は副隊長が空席のまま仙太郎と清音が副隊長代理となっており、彼の死が十三番隊に与えた影響は大きいと思われる。<br />
; 斬魄刀:『捩花(ねじばな)』<br />
: 能力解放に伴い三叉の槍状に変化する。水を操る流水系斬魄刀。片手首を軸に捩花を回転させ、槍撃の波濤で敵を攻撃する槍術で戦闘を繰り広げる。作中で海燕自身がその戦闘法で戦った描写はないが、海燕の能力を発現させたアーロニーロが海燕の記憶に基づいて作中でその戦い方を見せている。また、[[ゲームボーイアドバンス|GBA]]ゲーム『[[BLEACH#ゲーム|紅に染まる尸魂界]]』では原作に先立って登場している。<br />
: 解号は「水天逆巻け『捩花』(すいてんさかまけ『~』)」<br />
; 志波都(しば みやこ)(声:[[島本須美]])<br />
: 元十三番隊第三席<br />
: 故人。海燕の妻。才色兼備で、ルキアが憧れていた人物。名前や顔は今のところアニメでしか出ていない。偵察隊として虚「テンタクルス(原作では、『メタスタシア』)」の偵察に赴くが彼女の部隊は全滅、自らもテンタクルス(メタスタシア)に胸から下を食われ、絶命する。アニメでは彼女は昏睡状態に落ちたまま唯一生き残ったと思われていたが、実はテンタクルス(メタスタシア)に体を乗っ取られており、操られるままに同僚を斬殺してしまう。海燕を見て一瞬意識を取り戻すも逃亡し、海燕達が来たときにはすでに全身を食われていた。<br />
; 小椿仙太郎(こつばき せんたろう)(声:[[遠近孝一]])<br />
: 十三番隊第三席・副隊長代理(その1)<br />
: 身長183cm 体重75kg [[9月22日]]生まれ<br />
: 流魂街出身。ガサツな性格で声がでかく、白い綱を襷、鉢巻にしている。浮竹に心服しており、いかなる時でも傍にいる。同じく浮竹を尊敬している清音と張り合っている。<br />
; 虎徹清音(こてつ きよね)(声:[[西村ちなみ]])<br />
: 十三番隊第三席・副隊長代理(その2)女性死神協会理事<br />
: 身長154cm 体重43kg [[9月22日]]生まれ<br />
: 四番隊副隊長・虎徹勇音の妹。姉とは対照的に金髪のショートヘアで明るく押しの強い性格。洋風の(15世紀のスペイン人のような)シャツを着、白手袋をしている。浮竹に心酔しており、いかなる時でも傍にいる。同じく浮竹を尊敬している仙太郎と張り合っている。<br />
; [[朽木ルキア]](くちき るきあ)<br />
: 護廷十三隊十三番隊隊員。<br />
; 車谷善之助(くるまだに ぜんのすけ)(声:[[矢部雅史]])<br />
: [[6月25日]]生まれ<br />
: 尸魂界に連れ去られたルキアに代わり空座町の担当になったアフロヘアーの死神。空座町に襲来する虚を倒そうとするが、観音寺や夏梨ら「空座防衛隊」や、一護がほとんど虚を倒すため出番がない。「死神図鑑ゴールデン」ではその事について苦情を言うも、連絡係である技術開発局の壺府リンから「車谷さんはそのままザコ虚退治を続けてください。くれぐれも死神代行(一護)の邪魔をしないで下さいね」と言われ、「俺、エリートじゃなかったんだ……」と落ち込む姿が見られる。ケイゴからは「'''アフさん'''('''アフ'''ロのおっ'''さん''')」と呼ばれている。<br />
;; 斬魄刀:『土鯰(つちなまず)』<br />
:: 開放とともに[[チャクラム]]状になり、そのまま投げつけて戦う。([[ゲームボーイアドバンス|GBA]]版ゲーム『[[BLEACH#ゲーム|紅に染まる尸魂界]]』にて判明)。<br />
:: 解号は「お早う、『土鯰』(おはよう、『~』)」<br />
<br />
== アニメオリジナルキャラクター ==<br />
; [[BLEACHの登場人物#アニメ版・ゲーム版オリジナルキャラクター|一之瀬真樹]](いちのせ まき)<br />
: 元十一番隊所属。<br />
; 梅針(ばいしん)<br />
: 元護廷十三隊所属。ジャンプフェスタで公開されたアニメ『[[BLEACH (アニメ)#The sealed sword frenzy|The sealed sword frenzy]]』に登場。<br />
<br />
== 参考文献 ==<br />
* [[BLEACH#カラブリ|BLEACH OFFICIAL BOOTLEG カラブリ+]]([[2007年]][[8月4日]]発行)ISBN 9784088741994<br />
<br />
== 関連項目 ==<br />
* [[BLEACHの登場人物]]<br />
<br />
{{DEFAULTSORT:こていしゆうさんたい}}<br />
[[Category:護廷十三隊|*]]<br />
[[Category:名数|13]]</div>
防人
http://ja.yourpedia.org/mediawiki/index.php?title=%E9%9D%99%E5%B2%A1%E7%AC%AC%E4%B8%80%E3%83%86%E3%83%AC%E3%83%93&diff=382319
静岡第一テレビ
2020-01-17T13:28:05Z
<p>防人: SEOに熱心なMuttley (トーク) による編集を スイポ による直前の版へ差し戻しました</p>
<hr />
<div>'''株式会社静岡第一テレビ'''(しずおかだいいちテレビ)は[[静岡県]]を[[放送|放送対象地域]]とする[[放送局]]である。略称は'''SDT'''、愛称は'''だいいちテレビ'''。<br />
<br />
現時点で静岡県内最後発の民放テレビ局にもかかわらず「'''第一'''」を社名に入れている理由は、[[農業協同組合|JA]]など'''[[第一次産業]]'''が開局に大きく関わっていたこと(現在でもJAの1社提供番組があったり、静岡〇ごとワイド!での賞品を提供しているなど、番組面でバックアップを行っている)と、'''静岡で一番'''のテレビ局を目指す意味からと言われている。<br />
<br />
[[識別信号|コールサイン]]はJOSX‐DTV(デジタル)、JOSX‐TV(アナログ)。[[日本テレビ放送網|日本テレビ]]系列の[[テレビジョン放送局|テレビ局]]である。<br />
<br />
地方ローカル局としてはニュース映像のハイビジョン化が比較的早く進んでいる(在静民放では一番早いペース)。また、地上デジタル放送のサイマル試験を本放送開始の5か月前から始めたり(正式なサービス放送は2か月前から)、試験放送中に独自編成の番組([[静岡第一テレビ#HDトライアル|HDトライアル]]の項を参照)を放送するなどデジタル化には積極的と言える。中継機材のハイビジョン対応も徐々に図られており、報道系においてはハイビジョン対応中継車への更新も完了した。今後は制作・スポーツ系に対応する大型中継車への対応が待たれる。資本関係は[[読売新聞]]・日本テレビが主体だが[[テレビ東京]]と関係の深い[[日本経済新聞]]との資本関係もある。又、同局は日本テレビ系列でありながら、テレビ東京の番組も数多く放送しており、同県の民放では一番多くテレビ東京の番組を放送している。<br />
<br />
本社は[[静岡市]][[駿河区]]中原。[[キャッチコピー]]は「それ、やります。だいいちテレビ」([[2008年]][[12月26日]]から使用している、開局30周年のキャッチコピーである。同年[[12月25日]]までは「ハッピー☆静岡第一テレビ」であった。)。以前[[箱根駅伝]]の中継において、[[芦ノ湖]]のゴール地点での機材協力と技術オペレートを担当していたが、HD大型中継車を所有していないためテレテックのHD中継車を借りて、現在も機材協力と技術オペレートを担当している。<br />
<br />
子会社:[http://www.sdte.co.jp/ SDTエンタープライズ]、DIプロ<br />
<br />
== 沿革 ==<br />
*[[1979年]][[2月2日]] 予備免許。<br />
*1979年[[2月15日]] 設立。設立時は静岡県民放送(現[[静岡朝日テレビ]])本社内に準備室を置き、現演奏所完成後移転する。 <br />
*1979年[[6月24日]] アナログサービス放送を開始。<br />
*1979年[[7月1日]] アナログ本放送を開始。静岡地区初の音声多重放送実施局。<br />
*1979年[[7月11日]] [[日本坂トンネル火災事故]]で[[焼津市]]側からトンネル内に入り現場の様子を撮影。[[Nippon News Network|NNN]]を通じて全国に配信。<br />
*[[1980年]][[8月16日]] [[静岡駅前地下街爆発事故]]取材中、大規模な二次爆発があり記者とカメラマンが被災。その様子は撮影されており、映像がNNNを通じて全国に配信。<br />
*[[1999年]][[6月25日]] 当時の[[郵政省]]から[[静岡第一テレビ#CM未放送問題|CM未放送問題]]で厳重注意を受ける。また[[日本民間放送連盟|民放連]]から除名処分([[日本テレビネットワーク協議会|NNS]]からは会員資格無期限停止措置)。<br />
*[[2000年]][[8月1日]] 民放連に再入会(CM抜き取り問題に関する対策が整った事と、開幕が近づいていた[[シドニーオリンピック]]を放送するために民放連への加盟が必要だった事による)。<br />
*[[2001年]][[4月1日]] [[中京テレビ放送|中京テレビ]]の協力でNNSの会員資格停止措置が解除され、正式に復帰。同時期、[[日テレNEWS24]](旧NNN24)のフィラー放送を開始、それ以降は[[終夜放送]]に移行。<br />
*[[2005年]][[3月25日]] [[地上デジタルテレビジョン放送]](以下デジタル放送)の試験電波の初発射<br />
*2005年[[5月30日]] マスター更新(NEC製)。同時に[[時刻出し|時刻表示]]フォントを後期丸サークルエッジに変更。<br />
*2005年[[6月1日]] デジタル放送の試験放送開始(<!--サイマル放送を基本に、休日昼間(原則10:00~18:00にデジタル独自編成を組む。ニュースプラス1しずおかとデジタル独自編成番組はハイビジョン放送。それ以外はSD画質。-->詳しくは[[静岡第一テレビ#HDトライアル|HDトライアル]]の項を参照)。<br />
*2005年[[9月1日]] デジタル放送のサービス放送を開始(ここからサイマル放送のみ、日テレ・ytv発のHD制作番組もすべてHD化)。<br />
*2005年[[11月1日]] デジタル放送の本放送を開始([[テレビ静岡]]、[[静岡朝日テレビ]]も同日開始)。局名のロゴタイプを従来フォントの斜体スタイルに変更。<br />
*[[2006年]][[4月1日]] [[ワンセグ]]の本放送を開始。<br />
*[[2008年]][[10月1日]] ハイビジョン用デジタル中継が可能なヘリコプターを導入。在静放送局では初<!--NHKも静岡局では専用機材を持っていないとされており、ヘリ空撮の必要がある場合、東京本部もしくは名古屋局から借用するそうなので、NHKも含めて在静の放送局では初となる-->。静岡・山梨県([[山梨放送]]エリア)全域の中継を担当。<br />
*[[2008年]][[12月26日]] 開局30周年に伴い愛称を「'''だいいちテレビ'''」(「第一」の部分がひらがなになった。社名及び[[NNNニュース]]の発信元テロップ表記に変更はなし)に変更。新聞のテレビ欄表記も「だいいちテレビ」に変更した。また、開局30周年のキャッチコピーとして、「それ、やります。」を採用。<br />
*[[2009年]][[7月1日]] 開局30周年<br />
<br />
== ネットワークの移り変わり ==<br />
*[[1979年]][[7月1日]] [[日本テレビ放送網|日本テレビ]]マストバイ局として開局した。[[静岡県]]では史上初のマストバイ局である。<br />
:→移行された割合は[[静岡朝日テレビ|静岡県民放送]]7:[[静岡放送]]3である。<br />
*[[1999年]][[6月25日]]~[[2000年]][[8月1日]]・同日~[[2001年]][[4月1日]] CM未放送問題で[[日本民間放送連盟]]から除名処分を、[[日本テレビネットワーク協議会|NNS]]からは会員資格無期限停止措置をとられる。現在は共に解除されている。<br />
<br />
== チャンネル ==<br />
=== デジタル放送 ===<br />
<div style="float: left; vertical-align: top; white-space: nowrap; margin-right: 1em;"><br />
中部(静岡市、志太・榛原)<br />
:[[日本平デジタルタワー|静岡]] JOSX-DTV 19ch([[リモコンキーID]] 4)<br />
:[[島田中継局|島田]] 19ch<br />
:[[静岡玉川テレビ中継局|静岡玉川]] 25ch<br />
:[[静岡清沢テレビ中継局|静岡清沢]] 25ch<br />
:藤枝 36ch<br />
:藤枝堀之内 25ch([[2009年]][[8月24日]]本放送開始予定)<br />
:藤枝葉梨 25ch<br />
:島田川根 47ch<br />
:川根本町中川根 31ch<br />
:川根本町本川根 47ch([[2009年]][[8月24日]]本放送開始予定)<br />
</div><div style="float: left; vertical-align: top; white-space: nowrap; margin-right: 1em;"><br />
東部(伊豆、駿東・富士)<br />
:[[玄岳#三島テレビ中継局|三島]] 25ch<br />
:[[富士宮中継局|富士宮]] 25ch<br />
:[[初島#テレビ・ラジオ中継局について|熱海]] 29ch<br />
:下田 47ch<br />
:下田稲梓(いなずさ) 46ch<br />
:河津 19ch<br />
:東伊豆 29ch<br />
:[[伊豆長岡テレビ中継局|伊豆の国(伊豆長岡)]] 19ch<br />
:伊豆(修善寺) 29ch<br />
:伊豆中伊豆 29ch<br />
:[[御殿場中継局|御殿場]] 29ch<br />
:富士富士川 43ch<br />
:芝川柚野(ゆの) 51ch<br />
:芝川内房 51ch<br />
</div><div style="float: left; vertical-align: top; white-space: nowrap; margin-right: 1em;"><br />
西部(中東遠、浜松市・西遠)<br />
:[[浜松中継局|浜松]] 25ch<br />
:[[小笠中継局|菊川小笠(小笠)]] 25ch<br />
:[[三ヶ日テレビ中継局|浜松三ヶ日]] 53ch<ref>※周波数再編対象チャンネル。[[2011年]][[7月25日]]以降、1年間で45chに変更される予定。</ref><br />
:[[秋葉テレビ中継局|浜松秋葉]] 19ch<br />
:[[春野中継局|浜松春野]] 42ch([[2009年]][[8月24日]]本放送開始予定)<br />
:[[佐久間中継局|浜松佐久間]] 25ch<br />
:[[水窪中継局|浜松水窪]] 48ch<br />
</div><br style="clear: left;" /><br />
(今後も県内各地に中継局が順次置局される予定)<br />
<br />
=== アナログ放送 ===<br />
<div style="float: left; vertical-align: top; white-space: nowrap; margin-right: 1em;"><br />
静岡市<br />
:[[日本平テレビ・FM放送所|静岡]] JOSX-TV 31ch<br />
:静岡籠上 39ch<br />
:静岡麻機 61ch<br />
:静岡賤機 28ch<br />
:静岡瀬名 48ch<br />
:静岡羽鳥 62ch(垂直偏波)<br />
:静岡丸子(まりこ) 24ch(垂直偏波)<br />
:静岡井川 61ch<br />
:静岡清沢 47ch<br />
:静岡玉川 62ch<br />
:静岡大原 61ch<br />
:静岡興津 40ch<br />
志太・榛原<br />
:[[島田中継局|島田]] 48ch<br />
:藤枝 24ch<br />
:藤枝堀之内 34ch<br />
:藤枝葉梨 59ch<br />
:藤枝岡部 46ch(垂直偏波)<br />
:島田伊太 37ch<br />
:島田川根(川根) 62ch<br />
:川根本町中川根 46ch<br />
:川根本町徳山 46ch<br />
:川根本町本川根 62ch<br />
:牧之原相良 46ch(垂直偏波)<br />
</div><div style="float: left; vertical-align: top; white-space: nowrap; margin-right: 1em;"><br />
伊豆<br />
:熱海 39ch<br />
:伊豆の国(伊豆長岡) 52ch<br />
:伊豆(修善寺) 40ch<br />
:下田 41ch<br />
:下田稲梓 21ch・53ch<br/>(53chはデジタル在京キー局混信対策)<br />
:東伊豆 33ch<br />
:河津 44ch<br />
:南伊豆下賀茂 41ch<br />
:伊豆茅野 52ch<br />
:伊豆小土肥 41ch<br />
:伊豆中伊豆 24ch(垂直偏波)<br />
駿東・富士<br />
:三島 61ch<br />
:富士宮 27ch<br />
:御殿場 41ch<br />
:富士富士川 30ch<br />
:芝川柚野 53ch(垂直偏波)<br />
:芝川内房(うつぶさ) 34ch<br />
</div><div style="float: left; vertical-align: top; white-space: nowrap; margin-right: 1em;"><br />
中東遠<br />
:菊川小笠 57ch<br />
:御前崎(浜岡) 61ch<br />
:森 48ch<br />
:磐田見付 61ch<br />
:掛川桜木 61ch<br />
浜松市・西遠<br />
:浜松 30ch<br />
:浜松二俣 36ch<br />
:浜松三ケ日 47ch<br />
:浜松南春野 31ch<br />
:浜松横山 60ch<br />
:浜松秋葉 57ch<br />
:浜松佐久間 35ch<br />
:浜松東佐久間 37ch<br />
:浜松水窪(みさくぼ) 36ch<br />
:浜松春野 47ch<br />
:浜松龍山 42ch<br />
:浜松船明(ふなぎら) 37ch<br />
:浜松阿蔵 51ch<br />
</div><br style="clear: left;" /><br />
<br />
その他、長野南部、愛知東部、山梨南部、神奈川西部、千葉南部でも受信可能。<br />
同局では浜松中継局の電波がアナログ30ch・デジタル25chを使用している理由で、愛知県内でも割りと受信状態がいい。特に地上デジタル放送では'''[[瀬戸デジタルタワー]]と物理チャンネルが被っていないため、在静局の中では一番良好に受信できる。'''<br />
<br />
== 主なテレビ番組 ==<br />
{{番組}}<br />
※HVはハイビジョン制作。<br />
*デジ団の[[天気予報]]※HV(月曜~木曜11:20~11:25)<br />
*[[静岡○ごとワイド!|静岡〇ごとワイド!]]※HV(月曜~金曜16:45~17:50)<br />
*[[静岡○ごとワイド!#NewsリアルタイムSHIZUOKA|NewsリアルタイムSHIZUOKA]]※HV(月曜~金曜18:16~19:00)<br />
*[[FRONT ZERO]]※HV(毎日20:54~21:00)<br />
*[[地震防災チェック]](土曜11:40~11:45)<br />
*[[○ごと!得ナビ|〇ごと!得ナビ]]※HV(土曜11:45~11:50、日曜11:25~11:30)<br />
*[[倶楽部クマキリ]]※HV(土曜11:50~12:00)<br />
*デジ団のうた※HV(土曜15:55~16:00、月曜~土曜の放送終了前)<br />
*静岡第一テレビ番組宣伝部※HV(土曜16:55~17:00、日曜11:55~12:00)<br />
*[[ふれあいてれび]]※HV(第1日曜5:45~6:00)<br />
*[[KICK OFF]]※HV(日曜7:30~7:45)<br />
*[[しずおか歩記]]※HV(日曜7:45~8:00)<br />
*[[ドキュメント静岡|(西暦)ドキュメント静岡]]※HV(奇数月)<br />
*[[狩野英孝★熱血アイドルアカデミー アキパラ嬢]](火曜深夜0:59~1:29)※[[東日本]]の日本テレビ系と[[UHF系]]、中京地域にもネット<br />
<br />
=== 日曜スペシャル枠 ===<br />
*[[汽車に乗ろうよ]]※HV(不定日曜13:00~13:55)<br />
*[[釣れて満腹駿河湾]]※HV(同上)<br />
*[[美食の花道]]※HV(同上)<br />
※放送時、[[たかじんのそこまで言って委員会]]は繰り下げ。<br />
<br />
=== 過去の番組 ===<br />
*寝ちゃダメFガールズ<br />
*F-Navi<br />
*SDTビートミュージックスペシャル<br />
*ハタチのスガオ<br />
*[[週間手話ニュース (静岡第一テレビ)|週間手話ニュース]]<br />
*さんさん静岡<br />
*にんじんなすトマト<br />
*ふるさとだいすき<br />
*ぐるっと静岡食紀行<br />
*日本全国けんこう巡りあい<br />
*[[JanJanサタデー|三上寛のJanJan金曜日]]<br />
*しずおかミニ情報<br />
*[[セレブクマキリ]]<br />
*さんまの「史上最大のスポーツバラエティ!だからサッカーは面白い」(1992年1月25日放送・NNS全国18局ネット)<br />
<br />
==== 平日夕方枠 ====<br />
*[[Today静岡]]<br />
*[[Todayしずおか]](上記番組の30分枠移行後)<br />
*[[NNN Todayしずおか]](全国ニュースを内包)<br />
*[[しずおかプラス1]]<br />
*[[News Wave]]<br />
*ニュースプラス1しずおか(NEWS PLUS1 SHIZUOKA)※HV(-2006年3月31日)<br />
*静岡〇ごとワイド・木藤たかおのちょっと聴いてョ!<br />
*細野俊晴の静岡〇ごとワイド<br />
*〇ごとX<br />
<br />
==== 土曜夕方枠 ====<br />
*[[JanJanサタデー]]<br />
*[[Woming]]<br />
*[[Woming2・ケケッテバッタ大作戦]]<br />
*ウイークエンドJOHOスタジオ<br />
<br />
=== [[テレビ東京]]系列のネット番組 ===<br />
;火曜~金曜放送中の番組<br />
*[[Lドラ]]枠[[かりゆし先生ちばる!]](9:30~10:00、<ref>当初TXN系列外はSDT1局だけのネットだったが、[[2009年]][[7月]]期から、Lドラは[[秋田放送]]([[愛の劇場|花王愛の劇場]]の遅れ放送が終了するための後番組として)と、[[テレビ山梨]](3ヶ月遅れ)にもネットされるため、系列外の放送は3局になる</ref>)<br />
*[[レディス4]](10:00~10:55、1日遅れでテレビ東京金曜放映分は未放映)<br />
;一般番組<br />
*[[ありえへん∞世界]]※HV(水曜24:59~25:29)<br />
*[[田舎に泊まろう!]]※HV(金曜15:50~16:45)<br />
*[[ペット大集合!ポチたま]]※HV(土曜16:00~16:55)<br />
*[[やりすぎコージー]]※HV(土曜24:55~25:50)<br />
*[[P-1ゴールドラッシュ]](土曜25:50~26:20、[[テレビ大阪]]制作)<br />
*[[いい旅・夢気分]]※HV(不定期放送)<br />
*[[土曜スペシャル]]※HV(不定期放送)<br />
*[[開運!なんでも鑑定団]]※HV(日曜12:00~13:00)<br />
<br />
=== [[全国独立UHF放送協議会|独立UHF系]]番組 ===<br />
==== 現在放送中 ====<br />
*[[MUSIC FOCUS]]([[千葉テレビ放送]]と[[ビーイング|Being]]グループ制作、水曜 25:44~ 26:14)<br />
*[[玉ニュータウン]]([[テレビ埼玉]]制作、土曜 26:20~26:50)<br />
<br />
==== 放送終了 ====<br />
*[[所ジョージ]]の[[ドバドバ大爆弾]](テレビ東京制作)<br />
*[[もんもんドラエティ]](テレビ東京制作)<br />
*[[ザ・ヤングベストテン]](テレビ東京制作)<br />
*[[レッツGOアイドル]](テレビ東京制作)<br />
*[[レディス4]] 1987年ごろ、金曜日に限りネット→2007年10月から(時差)ネット再開、現在に至る。<br />
*[[主治医が見つかる診療所]](テレビ東京制作)<br />
*[[タカトシの空飛ぶチェリーパイ]](テレビ東京制作)<br />
*[[ロンブーの怪傑トリックスター]](テレビ東京制作)<br />
*[[ソロモン流]](テレビ東京制作)※途中打ち切り<br />
*[[Lドラ]]枠[[ママはニューハーフ]](テレビ東京制作)<br />
*[[ファイティング'80s]]([[テレビ神奈川]]制作)<br />
*[[ライブトマト]](テレビ神奈川制作)<br />
*[[出動!ミニスカポリス]]([[ロコモーション (企業)|ロコモーション]]制作、テレビ東京系で放送)<br />
*[[ソロモンの王宮]](テレビ東京制作)<br />
*[[月10万円で豊かに暮らせる町&村]](テレビ東京制作)<br />
*[[いきなり結婚生活]](テレビ東京制作)<br />
*[[みごろ!たべごろ!ナントカカントカ#みごろ!たべごろ!デンセンマン|みごろ!たべごろ!デンセンマン]]([[ザ・ワークス (テレビ制作会社)|ザ・ワークス]]制作、[[テレビ朝日]]系)<br />
*[[THE 鈴木タイムラー]](ザ・ワークス制作)<br />
*[[撮りッたがり決死隊 トッターマンDS]](テレビ東京系)<br />
*[[太陽の牙ダグラム]]([[サンライズ (アニメ制作会社)|サンライズ]]制作、テレビ東京系)<br />
*[[巨神ゴーグ]](サンライズ制作、テレビ東京系)<br />
*[[ジャングル大帝]](1989年版 [[手塚プロダクション]]制作、テレビ東京系)<br />
*[[三つ目がとおる]](手塚プロダクション制作、テレビ東京系)<br />
*[[宇宙の騎士テッカマンブレード]]([[タツノコプロ]]制作、テレビ東京系)<br />
他多数<br />
<br />
=== 開局時にSBSからネット移行した日本テレビ系の番組 ===<br />
;★はスポンサーの関係で10月改編時に移行<br />
*[[スター誕生!]]<br />
*[[桃太郎侍]]<br />
*[[カックラキン大放送!!]]★<br />
*[[太陽にほえろ!]]<br />
*[[土曜ドラマ_(日本テレビ)|土曜グランド劇場]]<br />
*[[健康増進時代]]([[日本医師会]]提供、のちの[[Oh!診]]→[[からだ元気科]]枠)<br />
*[[全国高等学校サッカー選手権大会]](全国大会は1983年度より、[[全国高等学校サッカー選手権大会静岡県大会|静岡県大会]]については1997年度より放送)<br />
他多数<br />
<br />
=== 開局時にSUTからネット移行した日本テレビ系の番組 ===<br />
*[[ルパン三世 (TV第2シリーズ)]]<br />
<br />
=== 開局時にSKT(現:SATV)からネット移行した日本テレビ系の番組 ===<br />
★はSKT開局前にSBSで放送されていた番組<br />
*[[NNN朝のニュース]]<br />
*[[NNNニューススポット]](SKT時代は月・火・木・土・日曜を放映、現在はNNN第一テレビニュースに改題)<br />
*[[読売新聞ニュース]](SKTネット時代は17時50分から時差放送。SDT移動後同時放送となる)<br />
*[[NNNきょうの出来事|きょうの出来事]]<br />
*[[ルックルックこんにちは]]<br />
*[[11PM]]<br />
*[[ご存じですか]]<br />
*[[ごちそうさま (テレビ番組)|ごちそうさま]]<br />
*[[おしゃれ]]<br />
*[[クイズ女性自身]]<br />
*[[TVジョッキー]]<br />
*[[笑点]]★<br />
*[[びっくり日本新記録]](よみうりテレビ制作)★<br />
*[[日立ドキュメンタリー すばらしい世界旅行|すばらしい世界旅行]]★<br />
*日曜20時台枠(SDT開局時は『[[俺たちは天使だ!]]』の後半から)<br />
*[[NTV紅白歌のベストテン]]<br />
*[[シャープ・スターアクション]]★<br />
*[[それは秘密です!!]]<br />
*[[新五捕物帳]]<br />
*[[大都会 PARTIII]]<br />
*[[東芝ファミリーホール特ダネ登場!?]]★<br />
*[[木曜スペシャル]]<br />
*[[お笑いマンガ道場]](中京テレビ制作)★<br />
*[[そっとさよなら]](よみうりテレビ制作のドラマ)<br />
*[[24時間テレビ 「愛は地球を救う」]]<br />
*[[金曜ロードショー|日テレ版水曜ロードショー]](SKT時代は金曜ロードショーとして遅れネット)<br />
*[[巨人の星|新・巨人の星II]](よみうりテレビ制作)<br />
*[[全日本プロレス中継]](移行直後の1979年7月~9月は『カックラキン大放送!!』が暫定的にSBSに残ったため、枠の穴埋めとして金曜19:00枠で放送)<br />
他多数<br />
<br />
===日テレNEWS24について===<br />
同局での終夜放送は2001年4月からNNN24(当時)のフィラー放送を開始している。<br />
2004年9月迄は「[[ニュース朝いち430]]」を5時で飛び降りていたが、2004年10月からはフルネットになり、現在は「[[Oha!4 NEWS LIVE|Oha!4]]」がフルネットされている。<br />
同番組がメンテナンス等で休止になった際、「Oha!4」は休止又は5時から[[飛び乗り (放送)|飛び乗り]]。5時から飛び乗った場合は新聞やウェブサイト等の番組表には「NEWS24」と表示されている。<br />
全国では唯一の[[ステレオ放送]]。<br />
<br />
== [[オープニング]]・[[クロージング]]==<br />
* 現行 [[2018年]][[4月]] - HD制作<br />
** オープニング・クロージング - 前半30秒 → [[インターネットテレビ|動画配信サービス]]「[[hulu]]」から、お薦め[[コンテンツ]]2作品の紹介(「[[まるごと]]」から「[[ずん]][[飯尾和樹|飯尾のペコリーノ]]」と「[[ごちそうカントリー]]」)。後半30秒 → 社屋内の風景(2018年4月改編。「[[まるごと]]」 [[秋元啓二]]・[[久保ひとみ]]、「[[Dスポ]]」 [[伊藤薫平]]・[[小野澤玲奈]]、「[[しずプリ]]」 [[永見佳織]]、「[[ごちそうカントリー]]」 [[鳥越佳那]]・[[臼井佑奈]]、「[[news every.しずおか|everyしずおか]]」 [[徳増ないる]]・[[垣内麻里亜]]・[[柴田将平]]―柴田は2018年7月で退職の為、8月以降は徳増と垣内の2人で出演―の順番) - 正面玄関前の広場へ出て『'''NEXТ VISIONへ Daiichi-ТV。'''』のロゴ。<br />
* 1世代前 [[2017年]][[10月]] - [[2018年]][[3月]] HD制作<br />
** オープニング・クロージング - 前半30秒→コンセプトムービー「いつでもPosi TiVi(ポジティーヴィー) [[おでん|おでん屋]]編と[[親子]]編。後半30秒→「いつでもPosi TiVi [[父]]から[[息子]]編と[[母]]から息子編」が流される。<br />
* 2世代前 [[2017年]][[4月]] - [[9月]] HD制作<br />
** オープニング・クロージング - 前半30秒 → 2017年4月からの平日午前の生ワイド番組(「[[ZIP!]]」「[[スッキリ|スッキリ!!]]」「[[マルシェア]]」)のCM。後半30秒 → コンセプトムービー「いつでもPosi TiVi(ポジティーヴィー [[おでん|おでん屋]]編と[[親子]]編)」が流される。<br />
* 3世代前 [[2016年]][[1月]] - [[2017年]][[3月]] HD制作<br />
**オープニング・クロージング - 「Daiichi-TV NEXT VISIONへ。60秒編」が流される。<br />
* 4世代前 [[2011年]][[8月2日]] - [[2015年]] フィルム作品・HD制作<br />
** オープニング・クロージング - 一本の木の一年 → 本社の映像<br />
** 「一本の木の一年」は開局から伝統的に使用されているフィルム作品。[[アントニオ・ヴィヴァルディ|ビバルディ]]の「[[四季 (ヴィヴァルディ)|四季]]」をイメージさせる弦楽奏は、静岡大学教授作曲による完全オリジナル楽曲。<br />
** アナログ放送終了に伴い、アナログ放送のコールサインが表示されていた1世代前の差し替え部分を再び差し替えた(差し替え部分のみHD放送で、フィルム部分は4:3アップコンバート)。2種類の映像の切り替わりはそれぞれ、オープニングは白バック、クロージングは紺バックで一度フェードアウトさせた後、HD映像がフェードインする手法で処理されている。<br />
** 本社の映像は2世代前のクロージングで使われた映像と同じ。ただしテロップ、BGM、ナレーションは異なる(オープニングとクロージングでもBGM等に違いがある)。<br />
** 「一本の木の一年」を一枚にデザインした広告看板が静岡駅の新幹線ホームに掲示されている(一本の木を縦に4分割し、春夏秋冬がそれぞれ描かれ、第一テレビアナウンサー全員が所々で登場するもの)。<br />
<br />
* 5世代前 [[2005年]][[11月1日]] - [[2011年]] デジタル・アナログ共通 フィルム作品・HD制作<br />
** オープニング - 一本の木の一年 → [[日本平デジタルタワー]]の空撮<br />
** クロージング - 一本の木の一年 → 本社の映像<br />
** [[日本の地上デジタルテレビ放送|地上デジタル放送]]のコールサイン追加に対応するため、最後のコールサイン部分のみHD撮影の映像に差し替えられた(デジタル・アナログ共通の映像。差し替え部分のみHD放送で、フィルム部分は4:3アップコンバート)。2種類の映像の切り替わりは1世代前と同じ手法。<br />
** アナログ放送は[[2010年]][[7月5日]]の[[2011年問題 (日本のテレビジョン放送)#地上波アナログ放送終了に備えた措置|アナログ放送レターボックス化]]に合わせてレターボックス放送に変更された。<br />
<br />
* 5世代前(アナログのみ)開局[[1979年]][[7月1日]] - [[2005年]][[10月31日]] ただし昭和末期は一時休止(OPのみ静止画)<br />
** オープニング・クロージング 一本の木の一年(フィルム作品)<br />
** 「一本の木の一年」のオリジナル映像。<br />
** 最後のシーンのみ、朝(オープニング)と夜(クロージング)という違いがある。オリジナルは、コールサイン部分までフィルムで制作されている。<br />
** なおクロージングの前は、1990年頃までは静岡市内の夜景(フィルム映像)をバックに注意喚起のナレーションの映像が流れていたが、その後は一時期の間、浜松駅前の夜景が浜名湖をバックに中継局紹介の映像に変わるもの(VTR映像:YOUR EYES/TWENTY-ONE)に変更されて使用されていた。また、1990年代後半の一時期にはオープニング映像の後、中継局紹介(水色バックで、隅にダイちゃん・あいちゃんのVTR映像)の映像を流していたことがあった。どちらも1世代前の末期には見られなくなった。<br />
** 一時期、オープニングの後の[[中継局]]紹介時に[[ジョニー・ピアソン]]の「二人の出会い (Today I Met My Love) 」という曲の一部が流されていた事があった(バックは水色1色)。<br />
* 現在は[[日テレNEWS24]]の放送による終夜放送開始で、メンテナンス等による同番組休止日のみ放送。<br />
* オープニングは正式には[[局名告知]]といい、ウェブサイトの番組表とEPGに記載。<br />
* 日テレNEWS24休止の際は[[静岡市]]内の中継カメラのフィラーを流している。これは、日テレNEWS24が放送されていなかった2001年3月以前も放送していた。又、中継カメラの中では、[[BGM]]も流れ、[[松たか子]]や[[大塚愛]]等の曲がBGMで流れている。放送休止の場合であっても、[[停波]]は基本的に行われず、ウェブサイトの番組表とEPGには「放送休止」と記載される事が多い。<br />
* 日テレNEWS24のフィラー放送に入る時は[[ブルーバック]]に白文字で「'''ここからは24時間ニュース番組 NEWS24をお送り致します'''」とテロップが表示され、同局の女性アナが読み上げる。<br />
<br />
== 時刻出し ==<br />
*フィラー開始~9:28:30(土曜のみフィラー開始~9:23まで)<br />
:(但し、フィラーである「日テレNEWS24」内、「[[Oha!4]]」はCS送出の表示、「日テレNEWS24」を放送しないときは通常表示)<br />
*平日 16:47~18:57<br />
:(「[[静岡○ごとワイド]]」「[[NNN Newsリアルタイム]]」「[[NEWSリアルタイムSHIZUOKA]]」内)<br />
;補足<br />
*「[[ズームイン!!SUPER]]」「[[ズームイン!!サタデー]]」内はカスタムフォントで表示。(但し、一部時間帯と同番組内包のローカルニュースやCM中は通常表示)<br />
*天気ループは時刻表示の右に表示。朝の時間帯は基本的にカスタム表示とセットで表示。夕方の時間帯は「あす」用として「静岡○ごとワイド」内(気象情報コーナー部分除く)で表示。<br />
**地域の表示順は浜松、静岡、沼津、下田、東京、名古屋、大阪(地域+天気+午前/午後降水確率→地域+天気+最高気温。夕方に表示されるものは予想最低気温の表示も加わる)。<br />
*[[テレビ静岡]](SUT)同様、他局に比べ少し右よりに表示している。<br />
<br />
*[[2009年]][[5月15日]]までは、「[[おもいッきりDON]]」内で13:10前後まで時刻を表示していたが、[[日本テレビ放送網|日本テレビ]]が地方局に配慮せず左上にテロップを多く出し時刻表示と被る事が多かったためか[[5月18日]]分より表示されなくなってしまった。これが原因で当局は静岡県内の民放で唯一平日昼に時刻表示をしない局となってしまった。<br />
<br />
== マスコットキャラクター ==<br />
*[[ダイちゃん]](1990年~)<br />
*[[ダイちゃん#ダイちゃんの仲間たち|あいちゃん]](1999年~)<br />
*[[ダイちゃん#ダイちゃんの仲間たち|デジ団]](2005年に地上デジタル放送開始にあわせて登場。公募により10のキャラクターから5つが選ばれ、「デジボー」「デジビー」「デジボット」「デジィ」「デジニャ」とそれぞれ名づけられた。)<br />
<br />
ダイちゃん登場以前は、公募で選ばれた県内在住の素人の女性1名が「イメージキャスター」として、番組PRなどを行っていた。<br />
<br />
== 映画製作 ==<br />
*[[舞妓Haaaan!!!]](2007年)<br />
*[[ALWAYS 続・三丁目の夕日]](2007年)<br />
*[[マリと子犬の物語]](2007年)<br />
*[[20世紀少年]](2008年)<br />
*[[252 生存者あり]](2008年)<br />
<br />
:いずれも系列局の日本テレビ、読売テレビ、[[札幌テレビ放送|札幌テレビ]]、[[宮城テレビ放送|ミヤギテレビ]]、[[広島テレビ放送|広島テレビ]]、[[福岡放送]]などと共に「製作委員会」に参加する形式をとっている。<br />
<br />
== アナウンサー ==<br />
=== 男性アナウンサー ===<br />
*[[秋元啓二]]<br />
*[[伊藤久朗]]<br />
*[[栗原晨]](報道局所属キャスター)<br />
<br />
=== 女性アナウンサー ===<br />
*[[青柳愛]]<br />
*[[袰川有希]]<br />
*[[鈴木智子 (アナウンサー)|鈴木智子]]([[さくらんぼテレビジョン]]より移籍)<br />
*[[トーマス玲奈]](2008年度入社)<br />
*[[徳増ないる]]<br />
*[[那須洋子]]<br />
<br />
=== 過去に在籍していたアナウンサー ===<br />
現在出演しない人物も含む。<br />
;男性<br />
*[[奥野国英]](アナウンス→制作→現・フリー)<br />
*[[木田吉彦]](現・営業部)<br />
*[[北嶋興]](現・フリー)※在籍当時、「JanJanサタデー」出演時に限り“ミスターK”と名乗っていた<br />
*[[田辺稔]](報道局所属キャスター、現・浜松支局)<br />
*中村克弘<br />
*[[細野俊晴]](元[[山梨放送]]、現・報道局長)<br />
*[[若月雄介]](元[[テレビ和歌山]]、現・VRC事務局)<br />
;女性<br />
*[[石関美穂]](1994年~2001年、記者転向→退社)<br />
*[[今村知子]]([[WOWOW]]へ移籍)<br />
*[[宇波育代]](1994年~2002年)<br />
*[[大熊理佳]]<br />
*[[小川まどか]](2001年~2004年、[[シー・フォルダ]]所属)<br />
*[[川合千里]](2004年~2007年)<br />
*[[嬉須海加奈子]]<br />
*[[木田志保]](1992年~1994年、旧姓・土屋、元[[ラジオ福島]]・ボイスアルファ所属)<br />
*[[北村みえ]](2003年4月~2003年9月)<br />
*[[木暮静江]]<br />
*[[瀬戸加容子]](2007年10月~2008年3月)<br />
*[[田代あおい]](2003年10月~2006年、元[[青森放送]]・フリーアナウンサー・クラブ所属)<br />
*[[竹内朱実]](1996年~2003年9月)<br />
*[[西村育子]](1993年~1996年、退社後、[[NHK名古屋放送局]]・[[NHK大阪放送局]]で契約キャスターを務める。<br />2007年4月からは、[[東海ラジオ放送|東海ラジオ]]で休職者補充の短期契約アナ。)<br />
*[[橋本恵子(アナウンサー)|橋本恵子]](1991年~2002年)<br />
*[[早川美幸]]([[NHK長野放送局]]より移籍、2006年~2007年9月)<br />
*[[福島瑞穂(アナウンサー)|福島瑞穂]](1993年~2001年)<br />
*[[森喜久子]](1983年~2006年9月、退社→[[日テレ学院]]講師)<br />
*[[山崎温子]]<br />
*[[山田幸子_(アナウンサー)|山田幸子]]<br />
*[[山本貴久子]]<br />
<br />
==アナウンサー以外で在籍した著名人==<br />
*[[武田修宏]]([[サッカー]]選手。[[読売サッカークラブ]](→[[東京ヴェルディ|ヴェルディ川崎]])所属時代、東京支社に勤務)<br />
<br />
== HDトライアル ==<br />
同局では当時試験放送中だった[[地上デジタルテレビジョン放送|デジタル放送]]を利用して、[[2005年]][[6月]]から同年[[8月]]まで、土曜日・日曜日・祝日の10:00~18:00の間、自社制作番組や[[BS日本|BS日テレ]]制作の番組などを放送した(この時間帯以外はサイマル放送)。デジタル放送限定の別編成で放送された。特に2005年[[7月30日]]には、静岡市の夏の一大イベント・[[安倍川花火大会]]の生中継を同年限定で実施した(同日のみ19:00~21:00を臨時のHDトライアル枠とした)。実際にアナウンサーが会場から司会進行をするなど、テスト番組ながら制作などの面では通常の番組と同等の扱いの力の入れようだった。この試験放送のために宣伝チラシまで制作され、静岡県内の電器店で配布された。試験放送のために多くのデジタル放送専用番組を用意して放送したのは全国でも同局だけである。<br />
<br />
;HDトライアルで放送した番組<br />
*中尾彬! 美食の花道(再放送)<br />
*逢いたくて港町(再放送)<br />
*釣れて満腹(再放送)<br />
*[[汽車に乗ろうよ]](再放送)<br />
*焼津みなとマラソン(過去にアナログ放送で放送したものの総集編)<br />
*高校サッカー中継 ★<br />
*ナチュラルヌード ★(人気モデルのプライベート密着番組)<br />
*2005 安倍川花火大会 ★(生放送。以後8月中、編集したものを数回再放送した)<br />
*いやしの楽園 アニマルパーク ★(静岡県内の動物園や水族館で撮影した動物の映像)<br />
*ドライビングストリーム ★(ロケ車両の後ろにカメラを固定し、静岡県内を巡る番組)<br />
*静岡自然紀行 ★(ニュースプラス1しずおかの総集編)<br />
*東海道紀行 ★([[静岡○ごとワイド|静岡○ごとワイド!]]内の企画の総集編)<br />
*しずおか空中散歩 ★(静岡県内の空撮映像など)<br />
*森のささやき ★(同局アナウンサー数人が森の中で子供を集めて朗読をする番組)<br />
*SDTアナウンサー 世界一聴きたい!?朗読会 ★(同局のイベントで行われた企画の録画。森のささやきと同じく朗読をする番組)<br />
*女子アナデジタル教室(同局の女子アナウンサーが地上デジタル放送の説明をするミニ番組。アナログ放送でも放送)<br />
*TAKARAZUKA 美の旅人たち([[京都放送|KBS京都]]制作)<br />
*[[19borders]](BS日テレ制作 原則として放送日の14:00~15:00)<br />
*[[ターミネーター (映画)|夏休みハイビジョンシネマ ターミネーター]](アナログ放送と同時放送)<br />
★はHDトライアル限定番組。放送局名が書かれていない番組は自社制作番組。<br />
<br />
== CM未放送問題 ==<br />
=== 概略 ===<br />
*1999年2月、匿名の告発文と1997年6月の「テレビスポット放送通知書」「放送運行表」のコピーが広告主5社に送られた。この5社から広告代理店を通じ事実確認を要求された静岡第一テレビは「CM調査委員会」を設置、調査にあたった結果、調査した1996年4月~1997年6月までの15か月間で受注した5社計7,132本中711本の未放送が判明した。<br />
*[[民放連]]は同社が公式に発表した翌日の1999年3月12日、即刻除名を決め、日本テレビも自社系列[[日本テレビネットワーク協議会|NNS]]会員資格を無期限停止とした。<br />
*その後更に調査は進み、同年3月31日に公表された「中間報告」では1996年4月~1997年6月までの1年3か月で131社3716本の「CM未放送」が確認された。<br />
*民放連への再加盟、NNSへの復帰時期については「[[#沿革|沿革]]」を参照のこと。<br />
<br />
=== 個別の影響 ===<br />
*CM未放送問題により、毎年8月開催の「[[24時間テレビ 「愛は地球を救う」|24時間テレビ]]」では、1999年のチャリティー活動に参加できず、ローカルニュースとチャリティー告知の一部を差し替える以外はあくまで「ひとつの番組」として[[日本テレビ放送網|日本テレビ]]発の内容をネットするのみだった。同局舎前で毎年開催されるイベントなども一切自粛され、県内各地での街頭募金も規模を縮小して行われた。また募金の告知コマーシャルも、予め録画した物に差し替えられる等局としての対応を取った。<br />
: 【付記】[[1997年]]に同じ[[日本テレビ放送網|日本テレビ]]系列の[[福岡放送|福岡放送 (FBS)]]がCM未放送問題を起こした際も、このSDTへの対応と同じであった。<br />
*「[[ズームイン!!朝!]]」と「[[ズームイン!!サタデー]]」における静岡からの中継についても、[[日本テレビ放送網|日本テレビ]]側でスタッフを用意し、あくまで[[日本テレビ放送網|日本テレビ]]が静岡から中継を入れるというスタンスであった。ただし事件取材については[[Nippon News Network|NNN]]の資格停止にはなっていなかったこともあり、SDTのアナウンサーや記者が顔出しリポートすることもあったが、取材局名は出ず「静岡」とだけ表示された。<br />
*このほか、[[箱根駅伝]]の[[芦ノ湖]]中継点における技術担当からも2大会分外され、在京の技術会社がその穴を埋めた。<br />
: 【付記】余談だが、固定中継点のすべてをHD化した2006年大会では、SDTがHD中継設備を保持していなかったため、再び在京の技術会社([[テレテック]])に芦ノ湖中継点の技術担当を変わられた。<br />
*この年(1999年)は開局20周年だったが、記念イベントの多くは中止された。<br />
*なお、この件での「会員資格停止」は、一般番組ネットワークであるNNSに限ったものであり、ニュースネットワークであるNNNについては、諸事情から資格停止はなく、通常通り取材活動に参加した。また、NNNニュースでの発局表示も通常通りであった。<br />
<br />
== その他 ==<br />
*本社社屋には3つのスタジオが存在する。開局時から稼動していたAスタジオ(技術棟)、増改築により拡張された事務棟1階に作られた「半オープン形式」の情報センター(Jスタジオ)、そして開局20周年を記念して本社社屋裏手の旧駐車場に建設されたBスタジオである。Bスタジオについては[[地上デジタルテレビジョン放送|地上デジタル放送]]関連設備投資の見通しが立つまでの間、Aスタジオの機材をBスタジオに移設(サブ=副調整室はAサブを使用)して対応していた(この時点でAスタジオは通常使用を中止)。その後、デジタル放送関連設備投資の中でBスタジオ内およびBサブの機材がHD対応に更新され、Bスタジオは完全な形で運用されている。なお、AスタジオおよびAサブは現在休眠状態になっている模様である。<br />
*[[あぶない刑事|もっとあぶない刑事]]の静岡ロケ(第18話「魅惑」、第21話「傷口」)に特別協力し、旧静岡市内及び旧清水市内にてロケを行った。また第21話ではSDT社内でのロケも行い、劇中に登場するローカルニュースのシーンに当時同社アナウンサーだった[[嬉須海加奈子]]を(エキストラ扱いで)出演させた。<br />
*[[火曜サスペンス劇場]]で静岡を舞台としたドラマが放送されたことがあり、その際キャストの1人がSDT社員という設定が組まれ、当時のAスタジオなどSDT社内でのロケもあった。<br />
*平成ガメラ3部作「[[ガメラ|ガメラ・大怪獣空中決戦]]」に特別協力、アナウンサー[[田辺稔]]が劇中ニュースに「地元局のニュースキャスター」役で出演。<br />
*また映画「[[ゴジラ・モスラ・キングギドラ 大怪獣総攻撃]]」(2001年)にも協力し、[[田辺稔]]、[[細野俊晴]]、[[竹内朱実]]のアナ3名がガメラ同様「地元局のニュースキャスター」として出演している。<br />
*[[箱根駅伝]]中継では毎年芦ノ湖のゴール地点の放送機材を担当していたが、2006年に固定中継点映像(2007年より中継映像すべて)のHD化により東京の技術会社([[テレテック]])の中継車を使い中継技術を担当している。<br />
*子会社には[http://www.sdte.co.jp/ SDTエンタープライズ](旧:静岡第一ビデオ)、[[DIプロ]](SDTエンタープライズからSDT社内技術部門を分離)がある。<br />
<br />
== ケーブルテレビ再送信局 ==<br />
以下のケーブルテレビで再送信されている。<br />
*山梨県<br />
**[[峡南CATV]](身延町の一部 デジタル・アナログとも)<br />
<br />
== その他の静岡県の放送局 ==<br />
*[[NHK静岡放送局]]・[[NHK浜松支局]]<br />
*[[静岡放送]](SBS)(TBS系列)〔JRN・NRN系列〕<br />
*[[テレビ静岡]](SUT)(フジテレビ系列)<br />
*[[静岡朝日テレビ]](SATV)(テレビ朝日系列)<br />
*[[静岡エフエム放送]](K-MIX)〔JFN系列〕<br />
<br />
== 脚注 ==<br />
<references /><br />
<br />
== 外部リンク ==<br />
*[http://www.tv-sdt.co.jp/ 静岡第一テレビ]<br />
<br />
{{Wikipedia/Ja}}<br />
<br />
[[Category:静岡第一テレビ|*]]<br />
[[Category:日本民間放送連盟会員|22しすおかたいいちてれひ]]</div>
防人
http://ja.yourpedia.org/mediawiki/index.php?title=%E5%94%90&diff=382318
唐
2020-01-17T13:27:52Z
<p>防人: SEOに熱心なMuttley (トーク) による編集を 小内山晶 による直前の版へ差し戻しました</p>
<hr />
<div>'''唐'''(とう/から、[[英語|英]]:Tang Dynasty、[[618年]] - [[907年]])は、[[中国]]の王朝。[[李淵]]が[[隋]]を滅ぼして建国した。[[7世紀]]の最盛期には、[[中央アジア]]の砂漠地帯も支配する大[[帝国]]で、[[朝鮮半島]]や[[渤海 (国)|渤海]]、[[日本]]などに、政制・文化等の面で、多大な影響を与えた。[[日本]]の場合は、遣唐使などを送り[[894年]]に[[菅原道真]]の意見で廃止されるまで、影響を受けた。<br />
<br />
{{中国の歴史}}<br />
<br />
== 国号 ==<br />
国号の「唐」はもともとは[[晋]]の古名であり、もとは[[山西省]]を中心とする地域を指した。古代には[[堯]]が建てたといわれる伝説上の王朝「陶唐」があり、[[周]]の時代には[[武王 (周)|武王]]の子・唐叔虞が立てた'''[[晋 (春秋)|晋]]の別称'''としての唐とは別に、今の[[湖北省]]の一部に唐を国号とする小国があったことが知られる。唐の滅亡後、[[五代十国時代]]には[[李存勗]]の[[後唐]]、十国のひとつ[[南唐]]などが唐の後継者を自認して唐を国号としたこともあったが、いずれの[[皇帝]]も唐室の血は引いていない。<br />
<br />
== 李氏 ==<br />
唐王朝の李淵が出た李氏は、隋の帝室と同じ[[武川鎮軍閥]]の出身で、[[北魏]]・[[北周]]以来の八柱国・十二将軍と称される[[鮮卑]]系[[貴族]]の内、八柱国の一家として隋によって唐国公の[[爵位]]を与えられていた。のちに、隋から[[禅譲]]を受けて新朝を立てるという[[易姓革命]]の手続きを踏んだ際に、この爵位にちなんで唐を国号とする。<br />
<br />
『[[旧唐書]]』・『[[新唐書]]』によれば、李氏は李耳([[老子]])の子孫と称し、[[西涼]]の初代王・[[李コウ|李暠]]をその遠祖としている。北周に於いて鮮卑への復古政策が行われた時に、李氏は北周より大野(だいや)と言う姓を与えられ、一時的にこの姓を名乗る事になる。しかし唐李氏の系譜はこの西涼の李氏とは繋がっておらず、唐李氏は鮮卑系であるとの見方が支配的であり、建前はどうであれ、現実的には、大野が本来の姓(部族名)であり、李が北魏の漢化政策の時に付けた姓であると見られている。<br />
<br />
== 歴史 ==<br />
唐の歴史は300年にわたり、非常に長く、また唐代の間の社会変動も大きい。そこで、ここでは唐の歴史を更に'''初唐'''、'''盛唐'''、'''中唐'''、'''晩唐'''の四代に細分して通観する。<br />
<br />
=== 初唐(7世紀初頭~) ===<br />
[[Image:Tang_gao_zu.jpg|right|thumb|200px|李淵]]<br />
[[Image:WuZetian.jpg|right|thumb|200px|武則天]]<br />
<br />
7世紀初頭の中国は隋が統一国家を実現していたが、第二代[[煬帝]]の内政上の失政と外征の失敗のために各地に反乱がおき、大混乱に陥った。このとき[[太原市|太原]]留守(総督)であった[[李淵]]は[[617年]]([[義寧]]元年)に挙兵、煬帝の留守中の都、大興城([[長安]])を陥落させると、煬帝を太上皇帝(前皇帝)にまつりあげてその孫[[恭帝侑 (隋)|恭帝侑]]を傀儡の皇帝に立て、隋の中央を掌握した。翌[[618年]](隋義寧2年、唐[[武徳]]元年)に[[江南]]にいた煬帝が殺害され、李淵は恭帝から[[禅譲]]を受けて即位(高祖)、唐を建国した。<br />
<br />
建国の時点では、依然として中国の各地に隋末に挙兵した群雄が多く残っていたが、それを高祖の次子[[太宗 (唐)|李世民]]が討ち滅ぼして行った。建国に勲功を立てた李世民は、[[626年]]に高祖の長男で[[皇太子]]の[[李建成]]を殺し(玄武門の変)、第二代の皇帝(太宗)となる。<br />
<br />
太宗は外征においては当時の北方の強国[[突厥]]をくだして[[モンゴル高原]]を支配下に置き、北族から天可汗(テングリ・カガン)、すなわち天帝の号を贈られた。また内治においては中国においてその後も長く政治の理想形とみなされた[[三省六部]]、[[中国の宰相|宰相]]の制度が確立され、その政治は[[貞観の治]]として名高い。その治世について書かれたものが『[[貞観政要]]』であり、日本や朝鮮にまで帝王学の教科書として多く読まれた。<br />
<br />
唐の基礎を据えた太宗の治世の後、三代([[高宗 (唐)|高宗]])の時代に隋以来の懸案であった[[高句麗]]征伐が成功し、国勢は最初の絶頂期を迎える。しかし、高宗個人は政治への意欲が薄く、やがて天后<ref>武則天により、それまでの「皇帝・皇后」が「天皇・天后」と改名された。</ref>であった武后([[武則天]])とその一族の武氏による専横が始まった。夫に代わって実権を握った武則天は高宗の死後、実子を傀儡天子として相次いで改廃した後に自ら帝位に就き、[[690年]]([[載初]]元年)国号を周と改めた(武周)。<br />
<br />
中国史上最初で最後の女帝であった武則天は、酷吏を使って恐怖政治を行う一方で、人材を養成し優れた政治を行った。しかし武則天が老境に入って床にある事が多くなると権威は衰え、[[705年]]([[神龍 (唐)|神龍]]元年)、[[中国の宰相|宰相]][[張柬之]]に退位を迫られた。こうして武則天に退位させられた息子の[[中宗 (唐)|中宗]]が再び帝位につき唐を復活、周は一代15年で滅亡した。<br />
<br />
しかし今度は、中宗の皇后[[韋后]]が第二の武則天になろうと中宗を毒殺した。韋后はその後即位した[[殤帝 (唐)|殤帝]]を傀儡とし、いずれ禅譲させようとしていたが、これに反対して中宗の甥[[玄宗 (唐)|李隆基]]と武則天の娘[[太平公主]]がクーデターを起こした。敗れた韋后は族殺され、武則天により退位させられ皇位を離れていた李隆基の父・[[睿宗 (唐)|睿宗]]が再び帝位につき、李隆基はこの功により地位を皇太子に進められた。その後、今度は李隆基と太平公主による争いが起こる。<br />
<br />
7世紀後半から8世紀前半に後宮を中心に頻発した政乱は、これを主導したふたりの皇后の姓をとって「武韋の禍」と呼ばれている。<br />
<br />
=== 盛唐(8世紀初頭~) ===<br />
[[画像:China_map.jpg|right|thumb|400px|8世紀前半の唐]]<br />
[[Image:Tang_XianZong.jpg|right|thumb|200px|玄宗]]<br />
<br />
[[712年]]([[先天 (唐)|先天]]元年)、李隆基は睿宗から譲位され、即位して[[玄宗 (唐)|玄宗]]皇帝となった。翌年、太平公主を殺し、完全に権力を掌握した。玄宗の治世の前半は[[開元の治]]と賞され、唐の絶頂期となった。この時期、唐の勢威は[[中央アジア]]の[[オアシス]]都市群にまで及んだが、[[751年]]に[[トランスオクシアナ]]の支配権をめぐって[[アッバース朝]]との間に起こった[[タラス河畔の戦い]]には敗れた。<br />
<br />
玄宗は、長い治世の後半には[[楊貴妃]]を溺愛して政治への意欲を失い、宰相[[李林甫]]、ついで貴妃の一族[[楊国忠]]の専横を許した。楊国忠は、玄宗と楊貴妃に寵愛されていた節度使の[[安禄山]]と対立し、危険を感じた安禄山は[[755年]]に反乱を起こした。[[節度使]]は、玄宗の時代に作られたもので、辺境に駐留する将軍に行政権も与える制度である。北方三州の節度使を兼ねて大軍を握っていた安禄山は、たちまち華北を席巻し、洛陽を陥落させて[[燕]]皇帝と称した。<br />
<br />
都の長安も占領され、玄宗は[[蜀]]に逃亡、その途中で反乱の原因を作ったとして楊貴妃と楊国忠は誅殺された。失意の玄宗は譲位し、皇太子が粛宗として即位した。唐は名将[[郭子儀]]らの活躍や回鶻([[ウイグル]])の援軍(皇太子[[葉護]]ら)によって、[[763年]]に辛うじて乱を鎮圧した。9年に及んだこの反乱は、安禄山と、その死後乱を主導した配下の[[史思明]]の名をとって'''[[安史の乱]]'''と呼ばれる。<br />
<br />
安史の乱によって、唐の国威は大きく傷付いた。反乱鎮圧に大きな役割を果たした回鶻(ウイグル)には外交上の優位を許し、交易でも主導権を奪われて多くの財貨が漠北へと運ばれた。この大幅な貿易赤字は唐の財政を悪化させた。<br />
<br />
また、反乱軍の将軍を味方に引き入れるため節度使に任命していった結果、辺境だけでなく本国内にまで節度使が置かれるようになった。彼ら地方の節度使は、乱の後も小王に等しい権力を保持し続けた(「[[河朔三鎮]]」)。<br />
<br />
各地に小軍事政権([[藩鎮]])が割拠する状態は、後の[[五代十国時代]]まで続き、戦乱の原因となった。<br />
<br />
以降、唐は次第に傾いていく。<br />
<br />
=== 中唐(8世紀半ば~) ===<br />
安史の乱により疲弊した唐は中央アジアのみならず[[西域]]までも保持することが難しくなり、国境は次第に縮小して世界帝国たるの力を失っていった。また、この頃になると中央では[[宦官]]の力が非常に強くなって皇帝に対し強い影響力を行使し、地方では節度使が中央政府から自立して半独立的な地方支配を行っていくようになる。節度使の増加にともない、皇帝が全国に及ぼす支配力は非常に限られたものとなっていった。<br />
<br />
これに対し、中興の祖と言われる[[憲宗 (唐)|憲宗]]は[[禁軍]](皇帝直轄軍)を強化する事で中央の命令を聞かない節度使を討伐し、朝威を回復させた。しかしその後、不老長寿の薬と称された危険な薬を常用するようになり、精神不安定になって宦官を虐殺するようになり、恐れた宦官により逆に殺された。孫の[[文宗 (唐)|文宗]]は宦官を誅殺しようと策略を練ったが失敗し、これ以後の皇帝は宦官の意のままに動く傀儡となった。<br />
<br />
=== 晩唐(9世紀半ば~10世紀初頭) ===<br />
文宗の弟の[[武宗 (唐)|武宗]]は廃仏運動を進めた。当時、脱税目的で僧籍を取る者が多く、これらの僧を還俗させて税をとることで財政改善を狙った。この時期、[[牛僧孺]]と[[李徳裕]]の政争が激しくなり、激しい党争により政治の活力は失われていった。これは牛李の党争と呼ばれる。<br />
<br />
政乱による国力の低下は地方の圧政につながり、[[859年]]の[[裘甫の乱]]、[[868年]]の[[ホウ勛の乱|龐勛の乱]]に代表される反乱が各地で起きた。[[874年]]ごろから[[黄巣の乱]]が起きる。この乱は全国に波及し、黄巣は長安を陥とし、国号を[[斉]]として皇帝となった。しかし黄巣軍の構成員はその多くが貧民の出なので政務が出来ず、自滅に近い形で長安を去った。この時に黄巣の部下だった朱温は黄巣を見限り、唐に味方した。朱温は唐から全忠の名前を貰い、以後[[朱全忠]]と名乗る。この頃になると既に唐朝の支配地域は首都[[長安]]の周辺のみとなった。<br />
<br />
経済の先進地である[[河南省|河南]]地方の節度使となった朱全忠は、唐の朝廷を本拠の[[開封]]に移して唐の権威を借りて勢力を拡大した。[[907年]](天祐 (唐)|4年)、朱全忠は[[哀帝 (唐)|哀帝]]より禅譲を受けて[[後梁]]を開き、唐は滅亡する。しかし、唐の亡んだ時点で朱全忠の勢力は河南を中心に[[華北]]の半分を占めるに過ぎず、各地には節度使から自立した群国が立っていた。後梁はこれらを制圧して中国を再統一する力をもたず、中国は[[五代十国時代|五代十国]]の分裂時代に入る。<br />
<br />
== 政治 ==<br />
※兵制については下の[[唐#税制・兵制]]の項で述べる。<br />
<br />
=== 律令体制とその崩壊 ===<br />
[[西晋]]で作られた[[泰始律令]]以来、何度か改変が重ねられ、[[隋]]の[[文帝 (隋)|文帝]]により「開皇律令」が編纂され、唐はそれを受け継いで、何度か修正が加えられつつ運用されていた。<br />
<br />
律は刑法、令は行政法であり、これを補足するものとして'''格式'''がある。律令に当てはまらないようなことを解決するために出された詔勅のうち、それが法として新たに加えられるものが格で、式は律令を運用する上での細則である。<br />
<br />
後述する[[三省六部]]、九品制、[[均田制]]、[[府兵制]]などは令によって規定されるもので、このような律令を中心の柱として成り立つ国家体制を[[律令制]]と呼んでいる。<br />
<br />
唐律令は何度か変更がなされ、[[玄宗 (唐)|玄宗]]の[[737年]]([[開元]]25年)にほぼ完成を見る。この律令を開元二十五年律令と呼んでおり、後世に律令のお手本とされた。<br />
<br />
ところが、この時既に律令が現実の政治状況と乖離していたとの指摘がなされており、それに代わって詔勅と格が現実に適応するためのものとして重要な役割を果たしたとされる。律令は体制の中心としては権威を持っていたが、実際に運用するに当たっては律令がそのまま適用されると言うわけではなかった。<br />
<br />
更に[[安史の乱]]以後は、唐全体の社会状態が大きく変わり、格式が重要視され、律令は形骸化する。<br />
<br />
=== 科挙と貴族政治 ===<br />
初唐は[[南北朝時代 (中国)|南北朝時代]]からの風潮を引き継いで完全な[[貴族政治]]である。皇室の李氏を含めて初唐の支配者層を形成したこれらの集団はいずれも同じ関隴の地域を基盤とした貴族集団であり、この集団の事を[[武川鎮軍閥|関隴貴族集団]]と呼ぶ。関は[[関中]]([[陝西省]])、隴は現在の[[甘粛省]]東部のことである。<br />
<br />
この関隴系の貴族は[[鮮卑]]系の北朝貴族であり、この他には漢族と[[北斉]]の流れを組む山東系貴族、そして[[南朝]]の流れを組む南朝貴族がある。血脈の尊貴さという考え方は魏晋南北朝時代を通して、強く刷り込まれており、唐が建国された後でもそれは変わらず、長い歴史を持ち最高の名門とされる山東系のもの達から見れば、関隴系は土族としか見えなかった。<br />
<br />
これに対して自らより家格が高いとされる家と婚姻関係を結ぶ事で自らの家格を上げることが行われていたが、この場合は下の家格の者が上の家格のものに対して莫大な結納金を積むのが常であった。このような状態を打破するために太宗は貴族の格付けのための本である『氏族志』の編纂を命じ、そこで皇室の李氏を第一等とした。同じく武則天も自らの武氏を李氏に次ぐ第二等とした。<br />
<br />
このようなことが行われる事は、家格が当時の人にとって大きな意味を持っていたと言う事を示している。<br />
<br />
貴族勢力は政治に影響力を及ぼすに当たり、詔勅の審議を司る[[門下省]]と官僚の任免賞罰などを司る尚書吏部を支配下に置いており、貴族勢力を脅かそうとするものをこの力で排除していた。<br />
<br />
上位官僚には課役の免除、刑罰を金銭であがなえるなどの特権が与えられており、また資蔭と呼ばれる官僚採用法があり、親の官品に応じて子が任官できる制度である。初唐の政治は貴族により掌握されており、資蔭の恩恵にあずかるのは当然貴族の子弟である。<br />
<br />
その一方で隋より受け継いだ[[科挙]]も実施はされていたものの、資蔭によって与えられる地位よりも低い位置で任官するのが常であった。例えば最高位である一品官の子は正七品上に任官できるが、科挙では最高でも正八品上である。更に前述の通り、尚書吏部は貴族の意向が働いており、科挙出身者は冷遇された。<br />
<br />
この体制を崩そうとしたのが[[武則天]]である。武則天自身も関隴貴族の出身ではあったが主流には遠く、女性の身で権力を握るという事への反発もあり、関隴貴族の後押しは難しい状態にあった。そこで武則天は科挙を通過してきた者を積極的に登用し、貴族政治を崩そうとした。<br />
<br />
武則天の政治自体は[[705年]]の時点で終わったものの、次に権力を握った[[玄宗]]は武則天が登用した[[閣僚]]を使い、また科挙出身者からの登用も同じく行った。しかし玄宗が後期に堕落したことでこの方針は一時期遠のく。<br />
<br />
中期以降の唐では[[科挙]]出身者が徐々に中央政界に進出し始める。貴族勢力の抵抗によって中々上位の官職につけない状態ではあったが、それでもその流れを押しとどめる事は出来ず、遂に国政に参加できる位置まで上る。この頃になると貴族勢力も自らの退勢を自覚しており、貴族出身でありながら科挙を受験するものも増える。<br />
<br />
[[牛僧孺]]と[[李宗閔]]を筆頭とした科挙出身者達は貴族権力を激しく攻撃したが、[[政策]]争いから次第に[[党派]]争いへと堕し、この時期には既に唐の国力は傾いていた事もあって反って国力を弱める結果となった。<br />
<br />
=== 官制 ===<br />
律令制下の[[官制]]は'''[[三省六部]]'''を頂点とする。[[中書省]]が詔勅(皇帝の命令)の起草、[[門下省]]がその審議を行い、[[尚書省]]が配下の六部([[礼部]]・[[吏部]]・[[戸部 (六部)|戸部]]・[[兵部]]・[[刑部]]・[[工部 (六部)|工部]])を通して詔勅を実行する。門下省の長官は'''[[侍中]]'''(2名)、中書省の長官は'''[[中書令]]'''(2名)、尚書省の長官は[[尚書令]]と呼ばれるが、尚書令は皇子時代の[[太宗 (唐)|太宗]]が勤めていた時期があったため唐を通じて欠員とされ、副長官の'''[[僕射]]'''(ぼくや、左右一名づつ)が実質上の長官であった。<br />
<br />
これら6人の省の長官たちが[[中国の宰相|宰相]]職とされ、重要政策の決定は宰相の合議によって行われた。しかし次第に中書令の権力が強くなり、皇帝の代理人としての力を振るうことになる。<br />
<br />
尚書六部の下には[[漢]]代以来の実務機関である'''[[九寺]]'''、'''[[五監]]'''があり、庶務を担当した。<br />
<br />
また三省とは別に宮中の文書を扱う[[秘書省]]・皇帝の衣食などを取り扱う[[殿中省]]・[[後宮]]の管理を行う[[内侍省]]があり、合わせて[[六省]]と呼ばれる。他に監察機関として[[御史台]]があり、[[官僚]]たちの[[監察]]を行った。<br />
<br />
これらの部署に配置される官僚達は従九品下から正一品までの計30階位に分けられている。<br />
<br />
しかし律令制の崩壊に伴い、新たな状態に対応するために新たな官職が設けられるようになった。主なものに[[州]]の監察を行う[[観察使]]、国家財政を司る[[度支使]]、運送を司る[[転運使]]、後述の塩鉄専売を司る[[塩鉄使]]などがあり、それまでの令によって定められた役職を上回る権限を示す。これら'''[[令外官]]'''を'''使職'''(ししょく)と言い、令制官はそのまま形骸だけを残される。この状態は[[北宋]]にまで引き継がれ、[[神宗 (宋)|神宗]]の改革まで残る。<br />
<br />
これら使職は律令によって定められる役職の権限を上回って存在し、度支使は本来の財政担当である六部の一つ・尚書戸部を上回る権限を持つこともあり、塩鉄使はその財政上の重要さから宰相に準ずる職となる。その後、塩鉄使が転運使を兼ねて東南部の財政を、度支使が西北部の財政を監督するようになる。しかし節度使の割拠により、それらの地域の監督が難しくなると度支使と塩鉄使と戸部曹が一本化され、'''三司'''と称して中央財政を司る。<br />
<br />
またそれまで[[中書省]]の中書舎人が行っていた詔勅の起草が、玄宗によって作られた[[翰林学士]]により奪われ、翰林学士はこれも宰相に準ずる職として大きな権限を持つ事になる。<br />
<br />
=== 地方制度 ===<br />
唐は、全国を10の道に分け、後の玄宗期に15に分けた。<br />
<br />
道は監察など広域行政のための単位であり、実際の施政を行うのは刺史を長官とする[[州]]([[郡]])と、その下にあって県令を長官とする[[県]]の二本立ての行政区画である。州は全国で約350あり、県は全国でおよそ1550であった。<br />
<br />
県の下に100[[戸]]をまとめて1[[里]]とし、5里を1[[郷]]とする行政単位がある。この制度を'''[[郷里制]]'''と呼び、これは[[隋]]より受け継いだものである。一つの里にはその里の諸事に責任を持つ[[里正]]と言う役が里の中から選ばれ、[[徴税]]・犯罪の取り締まりなどに当たった。これと並列して'''[[隣保制]]'''と言うものがある。これは郷里の中間組織として運用されていたと考えられているが、実際にどのように運営されていたかは資料の間で食い違いがあり、現在の所はっきりとは分かっていない。<br />
<br />
[[安史の乱]]後は節度使・観察使の[[藩鎮]]勢力が地方に割拠するようになり、中央の地方への影響力は甚だ衰えた。州も本来は中央直属なのであるが、実質的に藩鎮の下部組織となってしまった。<br />
<br />
また国内には領土の統治のために連絡用の[[駅伝]]が30[[里]]ごとに置かれており、有事に備えた。<br />
<br />
=== 宦官 ===<br />
唐代は歴代王朝の中でも[[後漢]]・[[明]]と並んで[[宦官]]悪の顕著な時代とされている。唐に於いて最初に権勢を持った宦官は玄宗の側近であった[[高力士]]である。高力士は玄宗から絶大な信頼を受け、[[李林甫]]などは高力士と結んで高位にまで上ったといわれる。高力士自身は玄宗への忠誠心で全てが出来ているような人物であり、あまり表には出ずに終わった。<br />
<br />
[[安史の乱]]後、[[粛宗 (唐)|粛宗]]擁立に功績を挙げて宦官として始めて宰相となった[[李輔国]]、[[代宗 (唐)|代宗]]の元で[[驃騎将軍]]となった[[程元振]]などを経て、[[神策軍]]を擁した[[魚朝恩]]の台頭の以後はほぼ宦官の存在が唐朝廷の大きな位置を占めることになる。<br />
<br />
神策軍は元は唐の地方軍の一つに過ぎなかったのだが、魚朝恩の行動により皇帝親衛軍とされ、以後代々の長官には宦官が任命されるようになり、宦官の権力の拠り所となった。<br />
<br />
これら宦官の専横に対して皇帝側でも宦官を排除しようとする動きが出てくる。[[憲宗 (唐)|憲宗]]は前述したように危険な薬物の副作用で宦官を虐殺したとされるが、これを副作用に事付けて宦官を殺そうとしていたのではないかと見る向きもある。憲宗の孫の[[文宗 (唐)|文宗]]は宦官に対して不快感を抱いており、それを察した官僚[[李訓]]・[[鄭注]]は宦官殺害の策を練り、[[835年]]に「甘露が降ると言う瑞兆があった」と言う偽りを報告し、これを口実として宦官を集めて一気に殺害する計画を立てた。しかし内部の不一致によりこの計画は失敗し、李訓たちは殺される。これを[[甘露の変]]と呼び、これ以降は宦官を抑えようとする動きは無くなる。<br />
<br />
これらのことを皇帝と宦官の対立と見るのは正しくない。宦官の権力の源泉は何といっても皇帝であり、皇帝なくして宦官はあり得なかった。その逆もまたある意味で真であり、宦官がこれほどに権勢を振るったのも皇帝側がそれを必要としていたからであると考えなければ説明が付かない。<br />
<br />
十九代[[昭宗 (唐)|昭宗]]は[[朱全忠]]の力を借りて宦官勢力を全滅させるが、そのすぐ後に朱全忠により暗殺され、唐自体もまもなくして滅ぶ。これは皇帝と宦官とが運命共同体であったと言う傍証となりえないだろうか。<br />
<br />
== 経済 ==<br />
※唐代の単位については以下の通り。1畝=約580平方メートル。100斗=1石=59.4リットル。10尺=1丈=3.11m。1両=37.3g。<br />
<br />
=== 税制・兵制 ===<br />
唐の税制は[[北周]]以来の'''[[均田制]]'''・'''[[租庸調制]]'''であり、兵制は'''[[府兵制]]'''である。この両制度は互いが互いに不可欠な制度である。<br />
<br />
均田制はまず全国の丁男(労働に耐えうる青年男性)一人につき[[永業田]](その後、永久にその土地を所有する事が認められ、子孫に受け継がれる)を20[[畝]]、[[口分田]](当人が死亡するか、60歳になるかすると国家に返却する)が80畝支給される。また官職にある者は[[職分田]]が与えられる(これは辞職した時に返却する)。その他にも丁男がいない戸、商工業者、僧侶・[[道士]]などの特別な戸に対してもそれぞれ支給量が決められている。<br />
<br />
そしてこれらの支給に対して、[[租庸調]]と呼ばれる税を納める義務を負う。[[租]]は粟(穀物)2[[石]]、[[調]]は[[絹]]2[[丈]]と[[綿]]3[[両]]を収める。年間20日の[[労役]]の義務があり、それを免れるために収める税を[[庸]]と言い、労役一日に対し絹3[[尺]]あるいは布3.75尺を収める。<br />
<br />
府兵制はこれらの[[戸籍]]に基づいて3年に1度、丁男に対して[[徴兵]]の義務を負わせた。<br />
<br />
均田制・府兵制の両制度の実施には[[戸籍]]が必要不可欠であるが、[[玄宗 (唐)|玄宗]]期になると窮迫した農民が土地を捨てて逃亡する([[逃戸]]と呼ばれる)事が多くなり、また窮迫した農民から買い取る事により、土地の兼併が進んだために戸籍を正確に把握することが難しくなった。均田・租庸調制と府兵制は崩壊し、それに代わる新しい税制・兵制が必要となる。<br />
<br />
新しい兵制は[[節度使]]・[[募兵制]]である。それまでは労働税として[[兵役]]に就かせていたが、節度使制ではその土地の租税を節度使が徴収し、それを基に兵士を雇い入れて国境防備に使うというものである。<br />
<br />
[[710年]]に[[安西節度使]]([[天山南路|天山山脈南路]]の防衛)を置いたのを初めとして[[719年]]までに10の節度使を設置している。当初はあくまで国境警備のためのものであり、[[辺境]]地域にしか置かれていない。しかしこの制度は節度使に過度の権力を持たせる事になり、[[安史の乱]]の原因となった事は前述した。安史の乱後は内地にも節度使が置かれるようになる。このことで唐は半割拠状態となり、地方の節度使は唐に対する税の貢納は行っていたものの、徐々に自立色を深めていき、最終的には節度使により唐は滅ぼされることになる。<br />
<br />
[[780年]]に施行された新しい税制は、それまで貧乏・富裕関らずに均等な額の税を徴収していたのを財産に応じた額に改めたものである。[[夏]](6月)と[[秋]](11月)の年二回徴収するので[[両税法]]と呼ばれる。ただし夏に収めるものは[[麦]]であり、秋に収めるものは[[粟]]と[[稲]]である。税額は一定しておらず、まずその年に使われる年間[[予算]]を計算し、それに併せて税額を各地に割り当てるというものである。<br />
<br />
かつて[[安禄山]]軍から投降した三人の武将に授けた節度使職を元とする成徳軍・盧竜軍・天雄軍の三つの節度使は特に独立傾向が強く、節度使の地位を世襲化し、中央に納めるべき税を納めなかった。この三つを河朔三鎮と呼んでいる。<br />
<br />
[[憲宗 (唐)|憲宗]]は節度使勢力を抑えるために自立傾向の強い節度使に対して討伐を加え、その結果、反抗の度合いが薄くなった節度使の権限を縮小し、その任期を短くする事で再び反抗することを抑えようとした。この思惑は成功はするが、思わぬ副作用を生んだ。任期を短くされた節度使のポストは官僚が中央へ帰るときに使う賄賂を溜め込むための物となり、短い任期の中で厳しい収奪と兵士の食料・給料などの着服が行われるようになる。<br />
<br />
この影響は初めのうちは不満を持った兵士が兵乱(兵士中心の反乱)を起こす事により、上司たる節度使を追放し、自分達に都合の良い節度使を地位に据えるという形で現れる。このようになると新たに強い権限を得た上級兵士の間では不正が横行するようになり、その不正を是正するために強硬な姿勢を取った節度使もいたが、これも追放された。このような兵乱の代表が[[裘甫の乱]]である。<br />
<br />
兵乱はあくまで自分達の利益のために背いただけであって、何れは矛を収めるのが、いわば予定調和としてあった。しかし収奪された民衆は節度使にも不満を抱くが、それを抑制できない唐政府にも不満を抱き、唐にとってより危険な存在であった。[[ホウ勛の乱|龐勛の乱]]は初めは兵乱として始まったが、後に多数の農民が参加して民乱(民衆が中心の反乱)と化した。この乱は[[黄巣の乱]]の前段階と言え、黄巣の乱は初めから民乱として出発する。<br />
<br />
=== 専売制 ===<br />
安史の乱以後の唐の財政は苦しくなり、その打破のために[[758年]]に[[塩]]と[[鉄]]の[[専売制]]を実施した。<br />
<br />
専売の統括をする役職が[[塩鉄使]]である。塩の産地には製造業者を集める巡院という機関が置かれ、ここで登録を受け、出来た塩は登録された塩商人に売り、外部へ塩が流出しないように監視された。<br />
<br />
専売制によってかけられる税は莫大で、塩にかかる税額の大きさは専売制実施前が1斗が10銭であったのが実施後には110銭になるというほどであった。しかもこれ以後財政が悪化するとその都度値上げされている。また、生産者の自由も制約されるようになると製塩従事者の勤労意欲も減退して、品質の低下に繋がった。<br />
<br />
生活に不可欠な塩に対してこのような価格をつけることに不満を持った人々により塩の密売が当然行われ、政府は取締りを行って摘発者には死刑などの厳しい処分を下したが、密売人側も次第に武力を持った組織だったものになっていった。黄巣はこの集団の中から登場して晩唐を揺るがし、唐に致命傷を与えることになる。<br />
<br />
=== 貴族の没落と市民経済の勃興 ===<br />
科挙は試験によって人材を選抜する制度であるが、合格のためには長期間にわたって勉強にのみ集中できる環境が必要であり、また書物を購入するための金額もかなりの高額になることから合格するにはそれなりの財産を持つ事が必要であった。<br />
<br />
貴族によって科挙が軽視されていた時代に科挙を受けていた層は新興地主層で、唐全体の流通が活性化したことで財産を積み上げてきた。これらの科挙合格者達は武周期を境に官界へ進出し始め、官僚としての特権を元に更に財産を積み上げて行き、豪商・富農と呼べる存在が現れてくる。<br />
<br />
商業が活発化したことは都市の市(いち)の変化によっても知れる。唐前半までの市は場所と時間が限られており、商売するためには役所に登録しなくてはならず、また都市の区画ごとに壁を作って、自由な流通を妨げていた。しかし唐後半より、商取引を望むものの増加に伴い、そこかしこで市が開かれるようになり、時間制限や登録制は有名無実化した。また、都市以外の場所でも[[草市]]([[墟市]])の形成が見られた。<br />
<br />
また[[煬帝]]によって作られた[[大運河]]も流通の柱として大きな活躍をし、その重要さから政治都市・[[長安]]より、大運河沿いの商業都市・[[開封]]が中国の中心都市の地位を奪うことになる。<br />
<br />
これら社会の変化に貴族層は付いていけず、貴族の影響力の牙城であった[[門下省]]はその実質を失い、[[中書省]]に吸収されて中書門下と呼ばれるようになる。前述のように退勢を自覚した貴族層は科挙を受けるようになるが、流れを止めることは出来ず、[[五代十国時代]]の戦乱の中で中国史に於ける貴族と言う存在は消滅する。<br />
<br />
これら新興地主層は五代十国の中でも更に勢力を積み上げて、[[北宋]]代の[[形勢戸]]に繋がり、この層が科挙官僚を生み出す事で[[士大夫]]層の形成へと繋がる。<br />
<br />
=== 荘園の形成 ===<br />
初唐の[[荘園]]は皇族と貴族層によって経営されていた。荘園と[[均田制]]とは相容れない存在のはずであるが、間違いなく荘園は存在していた。貴族達の持つ均田制はその範疇外にあったと見る説もあり、そもそも均田制が全国的に施行されていたのかを疑問視する説もあるが、研究途上であり、容易に結論は出ない。<br />
<br />
均田制が崩壊して、両税法に変わった。このことは別の面から見れば大土地所有を公認した事になる。<br />
<br />
荘園の大きさは大体10頃から100頃(58~580[[アール]])の大きさで、雇い入れた客戸(本籍地を離れた民)あるいは奴婢に田地の耕作や農産物の加工などに当たらせる。またその土地を[[小作農]]に貸し出す場合もあり、その際に種籾や耕牛などを貸し出すが、その借り賃で破産してそのまま荘園に囲い込まれる例も多かった。<br />
<br />
後期以降は新興地主層が荘園の主な経営者となるが、他にも新たに台頭した[[節度使]]勢力も積極的に荘園経営に取り組み、財力を蓄えた。<br />
<br />
== 文化 ==<br />
首都の[[長安]]は世界各国から人々が訪れ、国際色豊かな都市であった。[[日本]]や[[新羅]]、[[吐蕃]]など周辺諸国からやってきた使節・留学生はもちろん、西方からはるばるやってきた僧侶や商人たちがいた。後の時代の首都である開封や杭州が東の海の道を向いていたのに対し、長安は西のオアシスルートを向いた首都であった。<br />
<br />
=== 思想・宗教 ===<br />
科挙制度において[[儒教]]の経典が必須科目となり、太宗は[[孔穎達]]に命じてそれまで注釈により解釈の違いが大きかった[[四書五経|五経]]を一つの解釈にまとめる『[[五経正義]]』を編纂させた。このことによりそれまでの不便が改められ、知識階級の中での教養を共通のものとした。しかしこれによって逆に思想の発展が阻害されることにもなった。<br />
<br />
[[後漢]]代に伝来した[[仏教]]は[[魏晋南北朝時代]]の混乱の中で飛躍的にその勢力を伸ばし、在来宗教である[[道教]]を圧するほどになった。[[玄奘]]・[[義浄]]などは[[インド]]へ赴いて大量の経典を持ち帰った。貴族・皇族の庇護を受けて大いに栄えた。特に[[武則天]]は仏教を厚く保護したことで有名である。この時代の宗派には[[禅宗]]・[[浄土教]]・[[密教]]・[[華厳宗]]などがあり、それぞれ栄えたが、[[三階教]]は徹底的に弾圧された。<br />
<br />
皇室の李氏は李耳([[老子]])を祖とすると称していたので、[[道教]]は唐代を通じて厚い保護を受け、道先仏後と言う原則が定められていた。特に玄宗はその[[廟号]]も道教風であり、道教に傾倒している。しかしこの保護はあくまで皇族の間に留まり、民間では圧倒的に仏教の勢力が強かった。<br />
<br />
その他にも長安には[[イスラム教]]・[[マニ教]]・景教([[ネストリウス派]][[キリスト教]])・{{lang|zh|祆教}}(祆は示偏に天。[[ゾロアスター教]])などの寺院が立ち並び国際都市としての景観を持っていた。これらが領土の広さと並んで唐の世界国家としての象徴である。<br />
<br />
しかし安史の乱以後は領土が縮小し、西方を[[吐蕃]]に奪われたことで次第に国粋主義的になった。第15代武宗は道教を信奉し、仏教を初めとした外来宗教を弾圧した([[会昌の廃仏]]・[[三武一宗の法難]]の第三)。ただしこの弾圧は宗教的な色は薄く、出家することで税逃れをする私度僧と呼ばれる者を[[還俗]]させる事で財政の改善を狙う目的が主だった。しかしながらこの弾圧を契機として、[[仏教]]はもとより上記の各宗教も大打撃を被り、往時の繁栄を取り戻すことはなかった。復興した仏教も、[[禅宗]]や再興した[[天台宗]]が中心となるが、それらは、各宗が混在した仏教センター的な大伽藍中心の仏教ではなくなっていた。そのことは、禅宗教団中の新たな規則である[[百丈]][[清規]]中の「'''一日作さざれば一日食らわず'''」という有名な言葉に表されている。<br />
<br />
また、停滞していた儒教の方でも、変化の兆しが見られ始める。それは、[[韓愈]]の著した『[[原道]]』『[[原性]]』などの中に見られる思想で、[[堯]][[舜]]や[[孔子]]以来脈々と続く「[[道統]]」論を提唱し、[[宋学]]の先駆となった。<br />
<br />
=== 文学 ===<br />
唐は歴代でも[[漢詩]]の最高峰とされる時代である。[[日本]]にも『[[唐詩選]]』などを通じて多く紹介されており、日本で漢詩と言えばこの時代のものを思い浮かべる人が多い。<br />
<br />
初唐の代表的詩人として、[[王勃]]・[[楊炯]]・[[盧照鄰]]・[[駱賓王]]の四人を初唐の四傑と呼んでいる。盛唐の詩人としては[[王維]]・[[孟浩然]]・[[岑参]]・[[高適]]・[[王昌齢]]などがあり、更に'''[[李白]]'''・'''[[杜甫]]'''の中国歴代でも最高とされる両人がいる。中唐では[[白居易]]・[[元シン|元<font lang="zh">&#31289;</font>]](<font lang="zh">&#31289;</font>は禾編に真)が代表とされ、晩唐の代表が[[李商隠]]である。<br />
<br />
中唐において[[韓愈]]・[[柳宗元]]らにより、それまでの[[六朝時代|六朝]]から引き継いだ[[四六駢儷体]]と呼ばれる華美であるが、空疎になってしまう事もある文体を[[漢]]代の質実剛健な物に戻そうと言う運動が行われ、それが漢詩においても反映されている。<br />
<br />
[[歴史]]の分野においては、太宗によりそれまでに作られていなかった時代についての[[歴史書]]を作るようにとの命が出され、『[[晋書]]』・『[[梁書]]』・『[[陳書]]』・『[[周書]]』・『[[隋書]]』が[[房玄齢]]らにより編纂された。『[[史記]]』や『[[漢書]]』などは私選の書物が後から国定に昇格したものであるが、この事業の後は[[正史]]は国選のものとされ、滅びた王朝の正史を作る事が時代の王朝にとってある種の義務となった。しかし「このことにより、正史が国家の正当を主張するための道具とされるようになった」と批判する人もいる。また[[劉知幾]]による『[[史通]]』は中国に於ける史学を開いた存在とされ、後世の史学者にとって必携の書となった。<br />
<br />
六朝時代に誕生した志怪小説が伝奇小説へと内容的に変貌を遂げて流布するようになり、『[[古鏡記]]』や『[[遊仙窟]]』、『[[杜子春伝]]』といった数々の作品が生み出された。<br />
<br />
=== 美術 ===<br />
[[Image:Westerner_on_a_camel.jpg|right|thumb|200px|唐三彩]]<br />
<br />
唐代の美術品については安史の乱や黄巣の乱により、多くが破壊され、現存するものが少ない。そこで唐代美術を伝えるものは[[莫高窟]]や[[龍門洞窟|龍門石窟]]などの石窟寺院や墳墓の中に残るものが主となる。初唐から盛唐にかけての絵画・塑像共に写実的であること、彩色が華麗であること、更に仏教美術が圧倒的に多いことが特徴であり、これらは西方の影響が強いと考えられる。<br />
<br />
絵画に於いては[[閻立本]]・[[呉道玄]]・[[李思訓]]・王維と言った名前が挙がる。閻立本は[[太宗 (唐)|太宗]]に仕え『秦府十八学士賀真図』などを描いた人で肖像画を得意とした。[[ボストン美術館]]にある『歴代帝王図』は閻立本の手によると伝えられるが、[[北宋]]代の模写であると推察されている。呉道玄は[[玄宗]]に寵愛された画家であり、人物・仏像・鬼神・鳥獣画など幅広いジャンルでそれまでの繊細な画風を改め、躍動的な絵を描いたと言う。[[蘇軾]]曰く「画は呉道士(道玄の元の名)に至りて終われり。」と。しかし作品は全て現存していない。李思訓は[[武則天]]期の人で、色鮮やかな[[山水画]]を得意とした。これに対して王維は水墨を用いた山水画を得意とし、後世からそれぞれ[[北宗画]]・[[南宗画]]の祖として扱われるようになる。これが安史の乱以降になると、西方の影響が薄れて水墨画の発展が著しくなり、次代の宋以降に繋がる流れが見られるようになる。この代表として同時代の絵画評論文集『[[唐朝名画録]]』は[[王墨]]・[[李霊省]]・[[張志和]]の三人を挙げている。<br />
<br />
[[王羲之]]によって芸術の域にまで高められた書はその王羲之を尊崇する太宗とその周囲に集まった人物たちによって隆盛を迎える。書に於ける唐初三大家と呼ばれる存在が[[虞世南]]・[[チョ遂良|褚遂良]]・[[欧陽詢]]である。これら初唐の書は王羲之以来の均整を重んじるものであるが、これに対して[[張旭]]は狂草と呼ばれる奔放な書体をつくり、更に張旭に師事した[[顔真卿]]は自らの意思を前面に押し立てた書体を打ち立てた。上述の呉道玄と同じく蘇軾曰く「書は顔魯公に至りて終われり。」と。<br />
<br />
[[陶磁器]]の分野では唐[[三彩]]と呼ばれる逸品が作られた。これらには[[サーサーン朝]]の影響があると言われており、その名のとおり色鮮やかなことが特徴である。人物像や動物像([[涌]])などが多く、器になっているものも実用性の低いものが多い。一方、高温度で焼成する[[磁器]]も作られ始め、次代の宋代に於ける磁器の最盛期の基礎となっている。<br />
<br />
== 国際関係 ==<br />
唐の最大領域は高宗期の7世紀半ばであり、東西は朝鮮北部から[[天山山脈]]のオアシス地帯まで、南北は外モンゴルからベトナム中部までの領域である。しかし周辺区域では異民族を緩やかに支配する間接支配を取っている。<br />
<br />
唐の異民族支配は'''[[羈縻政策|羈縻支配]]'''(きびしはい)と呼ばれる。この政策は[[冊封]]と似ているが、少し違い、その異民族の支配地に唐の地方制度の一単位である都督府・羈縻州を設置し、その長官に異民族の長を任命して自治権を認めるものである。完全な直接支配と冊封との間を取ったものと言える。<br />
<br />
都督府・羈縻州の上に立って管轄するのが都護府であり、辺境に6の都護府が置かれた。<br />
*安西 - [[640年]]設置。[[シルクロード]]の天山南路の守備。<br />
*安北 - [[647年]]設置。外[[モンゴル]]支配。<br />
*単于 - [[650年]]設置。内モンゴル支配。<br />
*安東 - [[668年]]設置。[[朝鮮]]・[[満州]]支配。<br />
*安南 - [[679年]]設置。[[ベトナム]]・その他の南海諸国支配。<br />
*北庭 - [[701年]]設置。天山北路の守備。<br />
<br />
盛唐までの唐は外国の文化に対して寛容であり、[[高句麗]]の[[高仙芝]]、[[百済]]の[[黒歯常之]]、[[日本人]]の[[阿倍仲麻呂]]や雑胡(異民族の混血)の安禄山のように外国人が政府の官職を受けて活躍していた。まったく外国人に対する差別が無かった訳ではないが、唐代は歴代でも極めてその傾向が低いと言える。<br />
<br />
安史の乱以降は都護府による辺境経営が縮小し、唐の異民族政策は一気に緩んだ。このため唐は辺境地方への節度使の配置を進め、羈縻支配を改めていった。しかしこのことは周辺諸国の動きを活発化させ、ウイグルや吐蕃により唐の周辺は非常に不安定になる。9世紀にはそのウイグルや吐蕃も衰退に向かうが、唐にはもはや周辺諸国に干渉する力は残っていなかった。<br />
<br />
=== 北方 ===<br />
[[6世紀]]に巨大帝国を築いた[[突厥]]は隋の時代に東西に分裂していたが、それでもなお巨大な力を有しており、唐建国時に突厥から兵を借りているようにこの時期には明らかに突厥の力のほうが上であった。太宗即位の[[626年]]には長安のすぐ傍まで迫られて和約を結んでいる。<br />
<br />
しかしその後の貞観の治により唐は急速に国力を拡大し、[[630年]]には突厥から独立した[[鉄勒]]と挟撃して東突厥を滅ぼして羈縻支配に組み込み、安北都護府(設置当初の名称は燕然都護府)・単于都護府を設置した。<br />
<br />
太宗は鉄勒を初めとする諸部族から天可汗の称号を受けている。可汗(カガン)は[[ハーン]]、すなわち[[遊牧民]]世界の最高君主を意味する称号であり、唐は中華帝国の王者であると共に草原の可汗でもあった。これは当時の唐帝国が帯びていた遊牧民的世界性を如実に示している。<br />
<br />
しかしその後も、突厥の残部はその後も度々唐に対して反抗し、[[682年]]に再び独立して突厥第二帝国と呼ばれる国を建て、モンゴル高原において再び自立した。しかし突厥は[[745年]]に[[ウイグル]]を中心とした部族連合(「九姓鉄勒」「九姓回鶻」)に攻められて滅び、ウイグルが突厥にかわって中央アジアから北アジアにかけて広がる[[遊牧国家]]を建設する。<br />
<br />
ウイグルは唐に請われて安史の乱に援軍を送って以来唐に圧力をかけ続け、また高原経由の東西交易を中継して武力を背景に有利な取引を行い、中国の富を吸い上げて盛況をきわめた。しかし[[8世紀]]に[[キルギス人|キルギス]]の攻撃によりウイグル国家が倒壊してから後は高原を統一する勢力は消滅する。<br />
<br />
=== 西方 ===<br />
唐は[[640年]]に[[高昌国]](現[[トルファン]])を滅ぼしたのを初めとして、[[シルクロード]]沿いの[[オアシス]]国家を服属させて安西都護府([[クチャ]])を設置し、[[西域]]経営を行った。<br />
<br />
また[[635年]]に[[青海省|青海]]の[[吐谷渾]]を支配下に置き、[[チベット高原]]の[[吐蕃]]も服属させた。しかし吐蕃に対する支配は強力なものではなく、吐蕃は度々唐の領内に侵攻し、それに対して唐から皇帝の娘と称する女性を和蕃[[公主]]として嫁がせるなどして懐柔に努めた。<br />
<br />
唐の西域経営は8世紀前半には天山山脈・[[パミール高原]]以西の[[トランスオクシアナ]]にまで及ぶが、[[751年]]の[[タラス河畔の戦い|タラス河畔の敗戦]]によって頓挫、中央アジアの支配権は[[イスラム帝国]]に譲ることになる。<br />
<br />
さらに安史の乱が起こると、吐蕃は安史の乱の混乱に乗じて一時期長安を占拠した。長安からはすぐに撤退したものの甘粛は吐蕃の領域に入り、シルクロードは吐蕃の手に入った。その後の[[787年]]には安西・北庭の両都護府が吐蕃に陥落させられ、唐の西域経営は終わる。吐蕃は唐の西方防備を大いに悩ませたが、ウイグルら周辺諸国が次々に唐との共存策に移ったことから唐との紛争を続けられなくなり、[[822年]]に唐と和睦した。<br />
<br />
さらに9世紀には吐蕃も国内の争いから衰退し、[[天山ウイグル王国]]や[[甘州ウイグル]]、[[タングート]](後の[[西夏]])などの新勢力の勃興を許した。唐の西域経営後退後もこれらによる中継貿易による内陸の東西交易路は維持され、依然として盛況を示した。さらに8世紀以降は[[インド洋]]・[[南シナ海]]を通じて[[西アジア]]の商人と唐の商人が直接取引きする南海交易が次第に盛んになり、数多くの[[アラブ人]]や[[ペルシア人]]のムスリム商人が[[広州]]に来航した。<br />
<br />
=== 東方 ===<br />
隋以来、中国の王朝と敵対関係にあった東の[[高句麗]]に対しては、太宗・高宗期に計5回の遠征軍を送るが、全て失敗した。しかし[[新羅]]と連合して[[660年]]にまず南の[[百済]]を滅ぼし、[[668年]]には最終的に高句麗を滅ぼすことに成功、[[平壌]]に安東都護府を設置する。<br />
<br />
しかしその後は新羅が勢力を拡大し、半島の支配をめぐって唐と対立するようになると安東都護府は[[遼東半島]]にまで後退せざるを得なくなり、朝鮮半島では統一新羅が誕生する。新羅はその後、唐の[[冊封]]を受けて和解した。<br />
<br />
一方同じ頃、東北地方([[満州]])ではこの地方に移住させらされた高句麗の遺民たちが中心となって震国(のち[[渤海 (国)|渤海]])を立て、唐から独立した。当初はこの国に対して遠征軍を送ったが、この国が朝貢を行うようになると渤海郡王に冊封した。やがて渤海王・[[大武芸]]は[[黒水靺鞨]]の支配をめぐって唐と対立し、[[733年]]には[[水軍]]を送って[[山東半島]]の登州を一時占領したが、間もなく講和した。<br />
<br />
渤海と新羅はお互いを仮想敵国とみなし、日本を巻き込んで外交戦を繰り広げたが、唐の時代を通じてそれぞれが唐への朝貢を続け、東方は唐にとって比較的安定した領域であった。<br />
<br />
=== 南方 ===<br />
[[南越]]の滅亡以来、長い間中国の支配下に置かれていた[[ベトナム]]は、漢代から何度と無く独立運動を起こしており、この地に安南都護府を置いていたが、反抗は激しく実質的に統治は出来ていなかったようだ。<br />
<br />
安史の乱で唐が衰えて以降は、吐蕃の盟下にいた[[雲南省|雲南]]の[[南詔]]が勢力を拡大、[[四川省|四川]]の[[成都]]付近まで進出した。また南詔は、唐の安南都護府を何度か滅ぼし、その都度奪回はしてはいたものの、もはやこの地方に唐の支配力は及ばなくなっていった。<br />
<br />
=== 日本との関係 ===<br />
[[日本]]からは太宗の時代から散発的な遣使があったが、唐が[[660年]]に日本の同盟国である朝鮮半島の[[百済]]を新羅と結んで滅ぼすと敵対関係となった。さらに[[663年]]、唐・新羅の連合軍は百済の残党と日本の援軍を[[白村江の戦い]]で打ち破る。<br />
<br />
しかしこの戦いは結局日本へこれ以上の大陸への政治的接触を断念させることになり、やがて[[遣唐使]]による平和的通交が再開された。遣唐使は合計16度にわたって日本から唐へ派遣され、先進の唐文化を吸収した。唐の国号は日本において中国の代名詞のように使われるようになり、大陸を意味する日本語の「から」「もろこし」などの言葉に「唐」の字があてられて使われた。<br />
<br />
[[9世紀]]になると唐の衰えと日本独自の文化の発展から日本側が危険を冒して遣唐使を送る意欲を失っていった。[[894年]]、[[菅原道真]]の建議により遣唐使は廃止され、その後[[明]]の時代まで、長らく中国の王朝と日本の間に国家レベルの正式の通交はなかった。<br />
<br />
== 脚注 ==<br />
<references/><br />
<br />
== 唐の皇帝と元号 ==<br />
[[画像:唐系図.PNG|180px|thumb|right|唐の系図]] <br />
<!--この表はウィキ英語版[[EN:Tang Dynasty|Tang Dynasty]]から持ってきたものです。--><br />
<table border="1" cellpadding="2" cellspacing="0"><br />
<tr><th style="background:#efefef;">[[皇帝]]</th><th style="background:#efefef;">名</th><th style="background:#efefef;">統治年数</th><th style="background:#efefef;">[[元号]]</th></tr><br />
<br />
<tr><td>[[李淵|高祖]]</td><td>李淵</td><td>[[618年]]-[[626年]]</td><br />
<td>[[武徳]] [[618年]]-[[626年]]<br></td></tr><br />
<br />
<tr><td>[[太宗 (唐)|太宗]]</td><td>李世民</td><td>[[626年]]-[[649年]]</td><br />
<td>[[貞観 (唐)|貞観]] [[627年]]-[[649年]]<br></td></tr><br />
<br />
<tr><td>[[高宗 (唐)|高宗]]</td><td>李治</td><td>[[650年]]-[[683年]]</td><br />
<td>[[永徽]] [[650年]]-[[655年]]<br><br />
[[顕慶]] [[656年]]-[[661年]]<br><br />
[[龍朔]] [[661年]]-[[663年]]<br><br />
[[麟徳]] [[664年]]-[[665年]]<br><br />
[[乾封]] [[666年]]-[[668年]]<br><br />
[[総章]] [[668年]]-[[670年]]<br><br />
[[咸亨]] [[670年]]-[[674年]]<br><br />
[[上元 (唐高宗)|上元]] [[674年]]-[[676年]]<br><br />
[[儀鳳]] [[676年]]-[[679年]]<br><br />
[[調露]] [[679年]]-[[680年]]<br><br />
[[永隆 (唐)|永隆]] [[680年]]-[[681年]]<br><br />
[[開耀]] [[681年]]-[[682年]]<br><br />
[[永淳]] [[682年]]-[[683年]]<br><br />
[[弘道 (唐)|弘道]] [[683年]]</td></tr><br />
<br />
<tr><td>[[中宗 (唐)|中宗]]</td><td>李顯</td><td>[[684年]]([[705年]]-[[710年]]に[[重祚]])</td><br />
<td>[[嗣聖]] [[684年]]</td></tr><br />
<br />
<tr><td>[[睿宗 (唐)|睿宗]]</td><td>李旦</td><td>[[684年]]([[710年]]-[[712年]]に重祚)</td><br />
<td>[[文明 (唐)|文明]] [[684年]]</td></tr><br />
<br />
<tr><td>[[武則天]]</td><td>武照</td><td>[[684年]]-[[705年]]</td><br />
<td>[[光宅]] [[684年]]<br><br />
[[垂拱]] [[685年]]-[[688年]]<BR><br />
[[永昌 (唐)|永昌]] [[689年]]<BR><br />
[[載初]] [[690年]]<BR><br />
[[天授 (周)|天授]] 690年<BR><br />
[[如意]] [[692年]]<BR><br />
[[長寿 (周)|長寿]] 692年<BR><br />
[[延載]] [[694年]]<BR><br />
[[証聖]] [[695年]]<BR><br />
[[天冊万歳]] 695年<BR><br />
[[万歳登封]] [[696年]]<BR><br />
[[万歳通天]] 696年<BR><br />
[[神功]] [[697年]]<BR><br />
[[聖暦]] [[698年]]<BR><br />
[[久視]] [[700年]]<BR><br />
[[大足]] [[701年]]<BR><br />
[[長安 (周)|長安]] 701年</td></tr><br />
<br />
<tr><br />
<td colspan="4" align="center" style="background:#efefef;">'''武周([[690年]] - [[705年]])'''</td></tr><br />
<br />
<tr><td colspan="4" align="center" style="background:#efefef;">'''唐の復興'''</td></tr><br />
<br />
<tr><td>中宗</td><td>李顯</td><td>[[705年]]-[[710年]]</td><br />
<td>[[神龍 (唐)|神龍]] [[705年]]-[[707年]]<br><br />
[[景龍 (唐)|景龍]] [[707年]]-[[710年]]</td></tr><br />
<br />
<tr><td>[[殤帝 (唐)|殤帝]]</td><td>李重茂</td><td>[[710年]]</td><br />
<td>[[唐隆]] [[710年]]</td></tr><br />
<br />
<tr><td>睿宗</td><td>李旦</td><td>[[710年]]-[[712年]]</td><br />
<td>[[景雲 (唐)|景雲]] [[710年]]-[[711年]]<br><br />
[[太極 (唐)|太極]] [[712年]]<br><br />
[[延和 (唐)|延和]] [[712年]]</td></tr><br />
<br />
<tr><td>[[玄宗 (唐)|玄宗]]</td><td>李隆基</td><td>[[712年]]-[[756年]]</td><br />
<td>[[先天 (唐)|先天]] [[712年]]-[[713年]]<br><br />
[[開元]] [[713年]]-[[741年]]<br><br />
[[天宝 (唐)|天宝]] [[742年]]-[[756年]]</td></tr><br />
<br />
<tr><td>[[粛宗 (唐)|粛宗]]</td><td>李亨</td><td>[[756年]]-[[762年]]</td><br />
<td>[[至徳 (唐)|至徳]] [[756年]]-[[758年]]<br><br />
[[乾元 (唐)|乾元]] [[758年]]-[[760年]]<br><br />
[[上元 (唐粛宗)|上元]] [[760年]]-[[761年]]</td></tr><br />
<br />
<tr><td>[[代宗 (唐)|代宗]]</td><td>李豫</td><td>[[762年]]-[[779年]]</td><br />
<td>[[宝応]] [[762年]]-[[763年]]<br><br />
[[広徳 (唐)|広徳]] [[763年]]-[[764年]]<br><br />
[[永泰 (唐)|永泰]] [[765年]]-[[766年]]<br><br />
[[大暦 (唐)|大暦]] [[766年]]-[[779年]]></td></tr><br />
<br />
<tr><td>[[徳宗 (唐)|徳宗]]</td><td>李适</td><td>[[780年]]-[[805年]]</td><br />
<td>[[建中 (唐)|建中]] [[780年]]-[[783年]]<br><br />
[[興元]] [[784年]]<br><br />
[[貞元 (唐)|貞元]] [[785年]]-[[805年]]</td></tr><br />
<br />
<tr><th style="background:#efefef;">[[皇帝]]</th><th style="background:#efefef;">名</th><th style="background:#efefef;">統治年数</th><th style="background:#efefef;">[[元号]]</th><br />
<br />
<tr><td>[[順宗 (唐)|順宗]]</td><td>李誦</td><td>[[805年]]</td><br />
<td>[[永貞 (唐)|永貞]] [[805年]]</td></tr><br />
<br />
<tr><td>[[憲宗 (唐)|憲宗]]</td><td>李純</td><td>[[806年]]-[[820年]]</td><br />
<td>[[元和 (唐)|元和]] [[806年]]-[[820年]]</td></tr><br />
<br />
<tr><td>[[穆宗 (唐)|穆宗]]</td><td>李恆</td><td>[[821年]]-[[824年]]</td><br />
<td>[[長慶]] [[821年]]-[[824年]]</td></tr><br />
<br />
<tr><td>[[敬宗 (唐)|敬宗]]</td><td>李湛</td><td>[[825年]]-[[826年]]</td><br />
<td>[[宝暦 (唐)|宝暦]] [[824年]]-[[826年]]</td></tr><br />
<br />
<tr><td>[[文宗 (唐)|文宗]]</td><td>李昴</td><td>[[826年]]-[[840年]]</td><br />
<td>宝暦 [[826年]]<br><br />
[[大和 (唐)|大和]][[元号一覧 (中国)#唐|<sup>1</sup>]] [[827年]]-[[835年]]<br><br />
[[開成 (唐)|開成]] [[836年]]-[[840年]]</td></tr><br />
<br />
<tr><td>[[武宗 (唐)|武宗]]</td><td>李炎</td><td>[[840年]]-[[846年]]</td><br />
<td>[[会昌]] [[841年]]-[[846年]]</td></tr><br />
<br />
<tr><td>[[宣宗 (唐)|宣宗]]</td><td>李忱</td><td>[[846年]]-[[859年]]</td><br />
<td>[[大中]] [[847年]]-[[859年]]</td></tr><br />
<br />
<tr><td>[[懿宗 (唐)|懿宗]]</td><td>李&#28476;</td><td>[[859年]]-[[873年]]</td><br />
<td>大中 [[859年]]<br><br />
[[咸通]] [[860年]]-[[873年]]</td></tr><br />
<br />
<tr><td>[[僖宗 (唐)|僖宗]]</td><td>李儼</td><td>[[873年]]-[[888年]]</td><br />
<td>咸通 [[873年]]-[[874年]]<br><br />
[[乾符]] [[874年]]-[[879年]]<br><br />
[[広明 (唐)|広明]] [[880年]]-[[881年]]<br><br />
[[中和 (唐)|中和]] [[881年]]-[[885年]]<br><br />
[[光啓]] [[885年]]-[[888年]]<br><br />
[[文徳 (唐)|文徳]] [[888年]]<br></td></tr><br />
<br />
<tr><td>[[昭宗 (唐)|昭宗]]</td><td>李曄</td><td>[[888年]]-[[904年]]</td><br />
<td>[[龍紀 (唐)|龍紀]] [[889年]]<br><br />
[[大順 (唐)|大順]] [[890年]]-[[891年]]<br><br />
[[景福 (唐)|景福]] [[892年]]-[[893年]]<br><br />
[[乾寧]] [[894年]]-[[898年]]<br><br />
[[光化]] [[898年]]-[[901年]]<br><br />
[[天復 (唐)|天復]] [[901年]]-[[904年]]<br><br />
[[天祐 (唐)|天祐]] [[904年]]</td></tr><br />
<br />
<tr><td>[[哀帝 (唐)|哀帝]]</td><td>李祝</td><td>[[904年]]-[[907年]]</td><br />
<td>天祐 [[904年]]-[[907年]]</td></tr><br />
<br />
</table><br />
<br />
== 参考文献 ==<br />
*『世界帝国の形成』([[谷川道雄]] [[講談社現代新書]]452 新書東洋史2 中国の歴史2 [[1977年]])<br />
*『中国史2』([[山川出版社]] [[1996年]])<br />
*『隋唐帝国と古代朝鮮』([[砺波護]] [[中央公論社]] [[1997年]])ISBN 4124034067<br />
*『隋唐の国際秩序と東アジア』([[金子修一]] 名著刊行会 [[2001年]])<br />
*『絢爛たる世界帝国 : 隋唐時代』([[気賀沢保規]] [[講談社]] [[2005年]] 『中国の歴史』06)ISBN 4062740567<br />
<br />
== 関連項目 ==<br />
*[[唐物語]]<br />
<br />
== 外部リンク ==<br />
*[http://www.hoolulu.com/zh/ 二十五史(簡体中国語/繁体中国語)]<br />
<br />
----<br />
<br />
{| border="1" align="center"<br />
|-align="center"<br />
|width="30%"|前の時代:[[隋]]<br />
|width="40%"|[[中国の歴史]]<br />
|width="30%"|次の時代:[[五代十国時代]]<br />
|}<br />
{{jawp}}<br />
<br />
[[Category:隋唐|*とう]]</div>
防人
http://ja.yourpedia.org/mediawiki/index.php?title=%E3%83%9E%E3%82%AF%E3%83%AD%E3%82%B9_(%E6%9E%B6%E7%A9%BA%E3%81%AE%E5%85%B5%E5%99%A8)&diff=382317
マクロス (架空の兵器)
2020-01-17T13:27:43Z
<p>防人: SEOに熱心なMuttley (トーク) による編集を Yard による直前の版へ差し戻しました</p>
<hr />
<div>'''マクロス ''' (MACROSS) は、[[SFアニメ]]作品『[[超時空要塞マクロス]]』に登場し、番組タイトルにもなった全長約1,200mの巨大[[宇宙戦艦]]。正式艦名は'''SDF'''(Super Dimension Fortress=超時空要塞)'''-1 MACROSS'''。人型に変形([[トランスフォーメーション (マクロスシリーズ)|トランスフォーメーション]])を行うことができ、戦艦形態は「要塞艦」、人型形態は「強攻型」と呼ばれる。<br />
<br />
== 作品中の歴史 ==<br />
<!-- テレビシリーズの経緯です --><br />
{{ネタバレ}}<br />
=== 修復と発進(1999年 - 2009年) ===<br />
[[1999年]]7月、[[地球]]に[[異星人]]([[監察軍]])の[[恒星船|恒星間宇宙船]]、識別名'''ASS-1''' (Alien StarShip-1) が飛来。地球をほぼ4分の3周して、進路上の地上に甚大な損害を与えながら、南太平洋上の[[南アタリア島]]へと墜落した。大破した船体は、[[国際連合|国連]]代表調査団の調査により、人類の数倍の躯体を持つ異星人の宇宙戦艦であることが判明。しかも、最近まで実戦使用され損傷のため廃棄されたものであり、人類の知らない宇宙で、恒星間規模の宇宙戦争が行われていることが推察された。この調査結果に基づき、いずれ及ぶであろう宇宙規模の戦火に対抗するため、ASS-1の修復・改修が決定された。同時に、先進諸国は国境の垣根を乗り越え、地球を一つの国家とする統合政府を樹立することとなった。また、ASS-1がもたらした当時の科学技術を遥かに凌駕する[[オーバー・テクノロジー]](「マクロスのオーバー・テクノロジー (Over Technology of Macross)」すなわち[[OTM]]と総称される)は、人類の科学技術の大きな発展と飛躍に多大に寄与することとなった。<br />
<br />
こうして統合政府のもとで人類初の恒星間宇宙戦艦への改修が進められた。完成予定は2005年6月であったが、[[統合戦争]]の影響などで大幅に遅れ(ASS-1自体、幾度となくOTMの奪取を目論む反統合同盟の攻撃対象となった)、ようやく10年後の2009年に統合宇宙軍所属艦'''SDF-1'''として完成、MACROSS(マクロス)と命名された。晴れて統合軍のシンボルとなったが、長く世界情勢を混乱させた元凶として、必ずしも万人に祝福されたわけではなかった。<br />
<br />
マクロスは南アタリア島工廠から離床後、[[宇宙空母アームド|アームド級宇宙空母]]と接続、宇宙ドックで[[艤装]]を施され、2年後にテスト航海に旅立つ予定であった。しかし、2009年2月の進宙式当日、月軌道上に[[ゼントラーディ人|ゼントラーディ軍]]が出現。これにマクロス艦内に監察軍が残した[[ブービートラップ]]が反応し主砲を自動発射、先鋒艦を撃墜したため、否応無く人類とゼントラーディは交戦状態に突入することとなる。[[ブルーノ・J・グローバル]]艦長の判断により史上初の[[OTM#フォールド航法|フォールド航法]]によって危機脱出を試みるも、目標の[[月]]裏側ではなく[[冥王星]]近くまで飛ばされ、フォールドシステム自体も消滅した。マクロスはこれに巻き込まれて同時にフォールドした南アタリア島の市民と市街地を艦内に収容。同様に巻き込まれてフォールドした強襲揚陸艦[[ダイダロス (超時空要塞マクロス)|ダイダロス]]、攻撃空母[[プロメテウス (超時空要塞マクロス)|プロメテウス]]をアームド1、2の代わりに両舷に接続することとなった。<br />
<br />
=== 地球への帰還 ===<br />
マクロスは艦内に多数の民間人を抱えたまま、通常エンジンでの地球への単独帰航を余儀なくされた。ゼントラーディ軍はなぜかマクロスのみを追跡調査することにし、たびたび偵察や拿捕を試みてきたが、[[トランスフォーメーション (マクロスシリーズ)|トランスフォーメーション]]やピンポイントバリア(後述)、[[ダイダロスアタック]]の開発、[[火星]]基地の爆破などで苦境をしのぐ。9カ月後の2009年11月、敵包囲網を突破し、からくも地球の[[太平洋]]上へと着水。地球帰還の念願を果たした。<br />
<br />
=== 地球外退去 ===<br />
無事帰還したものの、統合軍は[[グランドキャノン]]を軸とした本土防衛体制へ移行しており、ゼントラーディ軍に追われるマクロスは歓迎されなかった。艦内市民の処遇も、異星人との交戦事実を隠蔽するため、反統合勢力のテロにより全員死亡とされていた。市民解放をめざした賭けも、全方位バリアの暴走で[[オンタリオ州|オンタリオ自治区]]を壊滅させたために実らず、ついには囮として地球外退去命令を受ける。しかし後の交戦で敵側の亡命希望者を受け入れたことから、単独で[[ブリタイ・クリダニク|ブリタイ]]<!-- ギン・ゼム・イン・バンは劇場版の名称です -->・アドクラス艦隊と和平協定を締結した。<br />
<br />
=== リン・ミンメイ作戦 ===<br />
2010年2月、地球人類の抹殺を図るボドル基幹艦隊約480万隻が出現し、一斉射でたちどころに地球をほぼ全滅させた。この圧倒的劣勢に対し、マクロス・ブリタイ同盟1千隻は[[一条輝]]のアイデアをもとに、アイドル歌手[[リン・ミンメイ]]の歌を「音波兵器」として使用する「リン・ミンメイ作戦」を発動する。ブリタイ艦隊がリン・ミンメイの歌を同時翻訳、マクロスからの映像をゼントラーディの全周波数に配信、歌とキスシーンによるカルチャーショックで動揺した敵陣の混乱(逆にマクロス、ブリタイ陣営の志気は大いに上がった)を突き、グランドキャノン発射で手薄になった宙域を無人戦闘機ゴースト数百機による特攻と、バルキリー隊による反応弾の一斉射撃で敵艦艇を排除しながら進撃する。マクロスは旗艦フルブス・バレンス内にマクロス・アタックを敢行し、敵中枢部にて、これまで温存していた全反応弾を発射、[[ゴルグ・ボドルザー|ボドル・ザー]]総司令もろとも撃破に成功し、[[第一次星間大戦]]を終結に導いた。<br />
<br />
=== 戦後(2010年 - ) ===<br />
崩壊するフルブス・バレンスからの脱出に成功したマクロスは、地上へと降下し、強攻型のままアラスカのグランドキャノン砲口部(のちに湖となる)に着底する。同様に航行不能となったブリタイ艦隊の艦艇やボドル基幹艦隊の艦艇も地球へ降下しており(航行可能な艦艇は、他の基幹艦隊へ脱出した)、生き残ったゼントラーディが襲来。マクロス周辺や地球の各地で熾烈な地上戦が展開され、文字通り地球人類最後の砦として奮戦する。<br />
<br />
基幹艦隊撃破から半月を経て、ようやく残存ゼントラーディ人との間に和平が結ばれ、戦闘行為はほぼ終了した。マクロスは新統合政府本部(艦内に新指令所を設置)となり、周囲に新統合政府の首都マクロス・シティが建設された。2012年1月、[[超時空要塞マクロスの登場人物一覧#第109分岐艦隊・第7空間機甲師団|カムジン]]一派の反乱に際して新指令所は壊滅したものの、旧メインブリッジを使用してマクロスは数年ぶりに飛行、接近するカムジン艦に主砲で迎撃を試みるが直撃できず、主砲発射の影響で主砲の砲身は全壊、特攻したカムジン艦を避けきれずに、ダイダロスを含む右舷が大破しながらもこれを撃退した。<br />
<br />
その後は再び修復され、銀河系に発展する地球文化圏の守護像として長く巨影をとどめた。2041年の[[シャロン・アップル]]事件では、暴走した[[バーチャルアイドル|ヴァーチャルアイドル]]の[[人工知能|AI]]に乗っ取られ、一時的に再浮上している。<br />
<br />
== 諸元 ==<br />
;基本データ<br />
:* 全長:約1,200m<br />
:* 全幅:約600m<br />
:* 慣性質量:約1800万t<br />
:* 全備質量:約2200万t<br />
:人類史上最大の戦艦だが、巨大異星人の戦艦(3,000m級)に比べれば中型級でしかない。サイズに比して長大な砲身を持つため、元は監察軍の中型砲艦だったと推察される。当初予定されていた長距離テスト航海では、乗員と家族その他あわせて約2万3千人の乗艦が見込まれていた。<br />
;構造<br />
:生存率を高めるため[[モジュール]]構造が多用され、もっとも防御機能の高い艦体中央ブロックに主動力炉やフォールドシステム、軍関連施設などが集約されている。身長10mの巨人族サイズを人間用に改修したため、艦内には膨大なスペースがあり閉鎖された無人区画も多い。各部への移動(交通)には[[地下鉄|メトロ]]やバイパス道路が使われる。<br />
;艦内市街地<br />
:フォールドに巻き込まれた[[南アタリア島]]の市街地を、強攻型の下脚部にあたる右舷推進部の伝導パイプ上に収容・復元した仮設都市(左舷側は農業・工業生産ブロック)。全長400mほどだが、メインストリートを挟み上下にプレートが何層も重なって構成されている。南アタリア島の避難民(約5万8千人)が日常生活を営み、病院、学校など公共施設の他、長い航海に飽きないよう商業施設、テレビ局や映画館などの娯楽施設も整備されている。また、立体投影により空まで再現されている。当初はトランスフォーメーションによって甚大な被害を受けたが、後にはそれに添った形で区画整理がなされ、被害が出ることは無くなった。成り行き上建設された都市であったが、約1年におよぶ生活体験は後の超長距離移民計画の貴重な前例となった。<br />
;機関<br />
:* 動力系:[[OTM]]ヒートパイルシステム・クラスター<br />
:* 重力制御系:OTMグラビティコントロールシステム<br />
:* 超時空航行系:OTMフォールドシステム・クラスター <br />
:主機関は巨大な熱核融合反応炉。OTMの重力制御装置を用いれば重力下での浮上も可能であったが、初作動時に調整不足のため、周囲の固定器具に急激な金属劣化が生じ、甲板を突き破り飛び去る。そのため、以後の航行には主に地球製の噴射推進系(艦底・艦尾部)が用いられた。<br />
;[[OTM#フォールド航法|フォールドシステム]]<br />
:OTMの核である超時空空間転移装置。マクロスでは監察軍墜落艦のシステムをほとんどそのまま利用していた。理論は解明されたもののいまだ謎が多く、初作動時に冥王星付近への誤作動を招き、機関自体も亜空間へ消滅した。ブービートラップ発動の余波、或いはテストなしの実戦使用など事故原因は推測されるのみである。<br />
;[[宇宙空母アームド|アームド級宇宙空母]] (ARMD)<br />
:本来1、2番艦 (01、02) がマクロスの両舷に接続され、兵装ステーションとして機能する予定だったが、ドッキングをゼントラーディ軍に阻止された。劇場版(後述)も参照されたし。<br />
;[[プロメテウス (超時空要塞マクロス)|プロメテウス]]と[[ダイダロス (超時空要塞マクロス)|ダイダロス]]<br />
:ともに統合海軍の太平洋地区所属艦で、南アタリア島でマクロス進宙式の警護に就いていた。フォールド事故の際、水密区画以外にいた乗員は死亡。以後、艦尾を改修し、マクロス両舷のドッキングポートへ接続され、右腕(ダイダロス)左腕(プロメテウス)として機能した。<br />
;艦載機<br />
:上記両艦の所属機を含め、量産間もない可変戦闘機[[バルキリー (超時空要塞マクロス)|バルキリー]]や、陸戦兵器[[デストロイド]]シリーズ、無人戦闘機[[ゴースト (架空の兵器)|ゴースト]]などを多数搭載。航行中もマクロス艦内工廠で逐次生産されたので、正確な機数は明らかではない。<br />
;主砲(バスター・キャノン)<br />
:艦前部の長大な対の砲身間より発射される大出力ビーム兵器。地球から月軌道上のゼントラーディ戦艦を撃破できるほどの射程距離と威力をもつ(連射も可能)。フォールドシステム消失で一時発射できなくなったが、トランスフォーメーション(後述)により解決された。<br />
;その他兵装<br />
:両肩部の副砲などがあるが、大半は進宙式典用のお飾りに過ぎず、艤装後に稼動する予定であった。そのため本来は陸戦兵器であるデストロイドが防空任務を支援している。もっとも地球への航海中に艤装を進めていたもようで、第27話「愛は流れる」で描かれた最終決戦においては、副砲からも砲火が放たれているのが確認できる。極めて威力の強い[[反応兵器]]の使用は、最終局面にむけて温存された。<br />
;[[トランスフォーメーション (マクロスシリーズ)|トランスフォーメーション]]<br />
:艦の各ブロックを組み替える事で、フォールドシステムの消失により失われた主反応炉と主砲のエネルギー導線を直結させた主砲射撃体勢(強攻型)へ変形すること。巨艦ゆえに変形には3分を要する。市街地に被害をあたえ、重力制御の不調から航行速度も低下するため、使用は極力控えられる。地球圏に到達して以降は強攻型のまま運用され続けた。<br />
;[[ダイダロスアタック]]<br />
:右腕部のダイダロス前方にピンポイント・バリア(後述)を集中させ、対象(基本的に敵艦)の装甲を貫いた上で、デストロイド部隊による一斉射撃で対象を内部から破壊する強攻戦術。システム障害により主砲が使用不可能となった際に[[早瀬未沙]]が即興で編み出した戦術だが、対艦近接戦における有効性からその後も何度が敢行された。艦同士の戦闘における白兵戦という構図もさることながら、仕掛けられた敵艦の沈む様の描写も含めてインパクトは非常に大きい。<br />
:左腕部のプロメテウスとバルキリー部隊を用いる同様の戦術「プロメテウスアタック」も考案されたが、ボドル旗艦等の大型船用の戦術である為や空母が敵艦へ突撃するという無理もあってなのか劇中には登場せず。<br />
;[[OTM#ピンポイントバリア(PPB)|ピンポイントバリア]] (PPB)<br />
:フォールドシステム消失によって偶然生じたエネルギーを利用した、直径10m程度の局所的[[シールド (サイエンス・フィクション)|バリア]]。3人の女性オペレーターが[[トラックボール]]を操作し、着弾点に移動させることで防御する。ただし初使用時にはシステム調整不足で主砲発射に障害をきたし、苦肉の策として上記のダイダロスアタックが考案された。<br />
;全方位バリア<br />
:後に開発された艦全体を覆う巨大円球形のバリア。敵の攻撃をほぼ完全に無力化できるが、安定させることが難しく[[オンタリオ州|オンタリオ自治区]]上空戦において暴走、爆発している。<br />
;マクロス・アタック<br />
:最終決戦で敢行された特攻作戦。PPBを集中した主砲先端、ダイダロス、プロメテウスを切っ先としてボドル旗艦内部へ強行突入し、中枢コア内にて反応兵器を全弾発射。直後に全方位バリアを展開して誘爆を免れ、損害を最小限に抑えた。<br />
<br />
== 劇場版 ==<br />
1984年公開の映画『[[超時空要塞マクロス 愛・おぼえていますか]]』に登場するマクロスはいくつかのデザイン変更がなされている。これは、後年'''劇中作'''(後年作られた記念映画)であるためとの設定がなされている。<br />
* 修復元となった墜落艦は、[[メルトランディ]]軍の長射程中型砲艦へと設定変更されている。[[ミリア・ファリーナ|ミリア]]艦と共通するシャープなデザインの設定画も存在する。なお、TV版の原型艦ASS-1に関しては、本編においてシルエットが描かれた他、「超時空要塞マクロス ホビーハンドブック1」で設定画が発表されている。<br />
* 初期計画どおり宇宙空母アームド-01(左)、-02(右)を両腕にしている。プロメテウス、ダイダロスはゼントラーディ軍の地球爆撃で、すでに撃沈されていた(劇中、プロメテウスの残骸が登場する)。1997年発売の[[セガサターン]]版ゲーム『[[超時空要塞マクロス (ゲーム)|超時空要塞マクロス 愛・おぼえていますか]]』のOPムービーでは、[[スカル小隊]]の発進後、直撃を受け爆沈するプロメテウスが映像化されている。<br />
* トランスフォーメーションの際のブリッジとレーダーブロックの移動が無くなっている。メインブリッジ内部はTV版と大きく異なっており、TV版では室内描写であった中央指令所が開放型の複層形有視界方式に変更されており(恐らくは本来のブリッジを人間サイズに合わせて複数階に改めたものと思われる。因みにTV版のブリッジは、本来のブリッジの上に設けられている)、大型のメインパネルが前方中央に設置されている。ブリッジ内では多国語が飛び交っているが、これはセクションごとに使用言語が定められているためで、[[早瀬未沙]]らメインブリッジの上級管制官は、多言語を理解し指示を行うマルチリンガル教育を受けている。<br />
* 艦内市街地が近未来的な統一デザインに刷新されている。南アタリア島の市街地を移設したのではなく、長距離宇宙航海のモデルケースとしてあらかじめ建設されていたもの、と記述する資料もある。コンサート会場の屋根は通常時は開放されているが、非常時に観客の安全確保のために閉じられたり、電気自動車の固定用フックが路面に設置されているなど、明らかにトランスフォーメーション対策の設備が市街地各所に見受けられる。ただし劇中で変形を行ったのは冒頭の[[タイタン (衛星)|タイタン]]近傍での戦闘の際のみで、以降は強攻型のまま運用され続けた。<br />
* その他、艦体表面ディテールの追加、胴体部分のデザイン変更など。作品冒頭の驚異的な描き込みによる艦影などは、当時メカニック原画を担当した[[庵野秀明]]の手によるもの{{要検証}}。<br />
<br />
== 超時空要塞マクロスII -LOVERS AGAIN- 版 ==<br />
第一次星間大戦から80年後(他の続編作品とは設定が異なり、[[パラレルワールド]]と見なされている)を舞台とする[[OVA]]『[[超時空要塞マクロスII -LOVERS AGAIN-]]』では、マクロスのブービートラップが解除されることなく残っており、時折地球に現れるゼントラーディまたはメルトランディの艦に対して発砲している(市民にはエネルギー暴走と説明され、その際は「マクロス警報」が発令される)。<br />
<br />
デザインは劇場版に準じているが、OVA『[[マクロスプラス]]』のように新統合軍が使用しておらず、マクロスシティ郊外のカルチャーパーク内で、強攻型のままモニュメントとして保存されているだけである。閉鎖状態とはいえメンテナンスは行われているらしく、主砲発射や飛行は可能な状態となっている。episode6「シング・アロング」にて新統合軍とデータリンクができたところから、新統合軍のデータベースに登録は残されているようである。<br />
<br />
主砲発射の際に両肩の砲身のみでなく、両腕のアームドと脚部のカバーを前方に展開し、この作品独自の発射体勢で主砲を発射する(TV版、劇場版のように、砲身のみでの発射も可能)。メインブリッジは緊急時の脱出艇となっており、分離して単独で飛行することが可能である。<br />
<br />
地球に侵攻してきたマルドゥーク艦隊の旗艦に対して浮上し、主砲にて先制攻撃するもののまるで通用せず、反撃にて、直前に離脱したメインブリッジ以外の船体は大破、ほぼ消滅する。離脱したメインブリッジも、着陸の際の衝撃で大破し、この作品世界でのマクロスは事実上全壊する。<br />
<br />
この作品では、マクロスの砲撃戦艦としてのコンセプトを拡大発展させた後継艦「'''マクロスキャノン'''」が登場する。これは、主砲として両肩と両腕に全長4,000メートルにも及ぶノプティ・バガニス級を計4隻接続するという、超大型決戦兵器である。また、小説版において、マクロスと同型艦であるマクロス2が登場している。<br />
<br />
== 後継艦 ==<br />
2003年11月にマクロスをベースとした純地球製の[[メガロード-01]]が建造開始。のちに宇宙移民船へと仕様変更され、2012年9月に出港。以後'''メガロード級'''が10隻以上(超長距離移民船団数を考慮に入れると最少でも30隻以上であるが、年表で確認できるのはメガロード-13までで、メガロード級以外の超長距離移民船団旗艦が存在する可能性もある)建造され、超長距離移民船団として地球から旅立っていった。<br />
<br />
このメガロード-01はTV版(設定画のみ)と、後年発売された『[[超時空要塞マクロス Flash Back 2012]]』でデザインが大きく異なっている。<br />
<br />
またメガロード級の後継艦として、さらに巨大な宇宙移民船'''新マクロス級'''が建造され、マクロスの名は長く地球人類のシンボルとして引き継がれていくこととなった。『[[マクロス7]]』に登場する[[マクロス7 (架空の兵器)|マクロス7]]はこの7番艦で、第37次超長距離移民船団の旗艦である。<br />
<br />
『[[マクロスF]]』に登場する、フロンティア船団に所属する民間軍事企業S.M.Sの母艦「マクロス25(クォーター)」は、全長約400mとその名の通り従来のマクロス級の約1/4のサイズながら、強攻型へのトランスフォーメーション能力やマクロスキャノン等のマクロスの特徴を受け継いでいる。<br />
<br />
== 準同型艦 ==<br />
艦体自体が一から建造したのではなく、前述のように特殊な経緯を経て地球統合宇宙軍の主力戦艦として就役したため、第一次星間大戦中の地球統合軍には同型艦は存在しない。また、SDF-1としての改修を受けており、特に後付である「両腕」などの部分において、監察軍のものとは、ある程度別の形状になっている点も挙げられる。<br />
<br />
しかし、元の持ち主である監察軍には同型艦が存在しており、新統合軍も第一次星間大戦後、ゼントラーディの自動工場衛星奪取へ赴く際に航路上に大破して浮遊していた監察軍の宇宙戦艦に接触しているが、この艦がサイズや形状から、SDF-1マクロスのベースとなったASS-1の同型艦である可能性が高い。<br />
<br />
監察軍との接触は貴重な機会であるため、ブリタイ艦に同乗していた早瀬未沙が調査を進言するものの、工場衛星奪取作戦への時間的な制約と、マクロス同様ブービートラップの発動を憂慮したブリタイにより却下された。<br />
<br />
== 同型艦 ==<br />
メガロード-01出航以前、移民船団の航路調査や安全確保を目的として複数の同型艦が建造され、出航している<ref>『マクロス・クロニクル』No.1(小学館集英社プロダクション)</ref>。宇宙移民時代に入った西暦2048年には、大規模調査船団の旗艦としてマクロス級が就役した船団もあり、第117次大規模調査船団の旗艦にはマクロス級4番艦「グローバル」が運用されていた(バジュラの攻撃により撃沈される)。<!--調査船団という性質上、人類で運用経験が一番長くいわゆる使い勝手の良さ、また乗員数の規模からもマクロス級が適任と判断されて、同型艦が建造、旗艦に採用されたと思われる。(推測)--><br />
<br />
== ゲーム ==<br />
[[プレイステーション]]のゲーム『[[マクロスVF-X2]]』はシャロン・アップル事件後の話のため、すでにマクロスはマクロスシティに鎮座している。終盤では頭部艦橋にジャミングサウンドシステムが搭載され、ルートによってはその頭部艦橋を破壊することとなる。実際にマクロスと戦うことはなく、実際に戦闘するのはゴーストAIF-9B等の通常機体なので、マクロス自体が活躍することはない。<br />
<br />
=== クロスオーバー作品 ===<br />
[[プレイステーション2]]のアクション・シューティングゲーム『[[Another Century's Episode]]』シリーズ (A.C.E.) の『A.C.E.2』と『A.C.E.3 THE FINAL』に劇場版マクロスが登場している。<br />
<br />
『A.C.E.2』では主人公達、アルビオン隊(『[[機動戦士ガンダム0083 STARDUST MEMORY|ガンダム0083]]』より)の頼れる僚艦として、その持てる火力を存分に発揮した。このゲームでは『マクロス』劇場版がメインシナリオの一つとして採用されており、最終決戦はゼントラーディ軍ボドル基幹艦隊との戦闘だった。<br />
<br />
続編である『A.C.E.3』では『マクロスプラス』がメインシナリオの一つとして採用されているので、マクロスもオリジナル作品同様、戦乱を終結に導いたシンボルとして地球のマクロスシティ中央に係留され、統合軍の象徴となっている。<br />
<br />
しかし敵対勢力である火星の後継者(『[[機動戦艦ナデシコ]]』より)とギガノス軍残党(『[[機甲戦記ドラグナー]]』より)、さらにネオ・ジオン軍(『[[機動戦士ガンダム 逆襲のシャア]]』より)により、シャロン・アップルを流用したハッキングプログラムによってマクロスを乗っ取り、主人公達に砲火を向けることとなった。かろうじて主砲発射は阻止できたものの、最終的に主人公達の手で、かなりの長期修理が必要なほどに破壊された。<br />
== 脚注・出典 ==<br />
<references /><br />
<br />
== 関連項目 ==<br />
* [[ブルーノ・J・グローバル]]<br />
* [[マクシミリアン・ジーナス]]<br />
* [[宮武一貴]](メカニックデザイナー)<br />
<br />
* [[可変戦闘機 (マクロスシリーズ)]]<br />
* [[ゼントラーディ軍の艦艇]]<br />
<br />
{{DEFAULTSORT:まくろす}}<br />
[[Category:マクロスシリーズの登場兵器]]<br />
[[Category:宇宙戦艦]]<br />
[[Category:宇宙要塞]]</div>
防人
http://ja.yourpedia.org/mediawiki/index.php?title=%E3%81%9F%E3%81%AE%E3%81%97%E3%81%84%E3%81%9B%E3%81%8B%E3%81%84&diff=382316
たのしいせかい
2020-01-17T13:27:31Z
<p>防人: SEOに熱心なMuttley (トーク) による編集を ちょめんこ1923 による直前の版へ差し戻しました</p>
<hr />
<div>'''それも毎日'''別にその安心方というのの中にさならだ。<br />
<br />
ちっとも場合に説明家もどうしてもその発展たたくらいが潰れるてっですには評価するででが、そうにも忘れうましべきう。壇上がしでものもとにかくその間に初めてますなくまし。<br />
<br />
==オカダ==<br />
<br />
もし岡田さんに意味人ぴたり病気できまった教授この空虚私か反対がというお学習でしたますませで、その場合は私かむる辺にして、大森さんののをとりのあなたにしきりにお自白とこだわりてよそ言い方とご記憶を受けるように極めてご安心に描いでしないから、どうももし返事のしたが切らますのに安んずるだです。しかしたとえばご機会でするのしかいろいろ肝心と感ずるますて、その人をは役に立つですてという国家からなっていでなけれ。どんなため赤の日そのがたも私末を待っでしょかと槙さんに救うだた、主人の時間ありというご観念べきないますから、責任の所の弟と十一月でもの金が元来救うているて、そうの今でなるがこのところをたしか及ぼすでうというべき旨たて、ないですたてたったお本人見えるう事べきでた。<br />
<br />
そこで模範か確かか落第をしあるば、今末社会から当てているた限りに同尊重の事実から引込んでた。偶然にはけっして突き抜けるて送っんたないありば、よほどぼうっとありから病気はそれだけ憂でのなら。ところがご利用をするてはいるでしのうて、火事のは、ざっと私か掘てできるれないべきありられるたたと威張っし、事は出来ているうです。勢いたといはどうぞ霧というしまっでて、こっちには今中ほど私のご仕事はないすまやろたで。私はどうしても講演ののでお発展も始めが下さらましないずなて、三二の向うを始終計らたという圧迫だて、さてその霧の理に疑わられば、ここかに私の否やに享有にこだわりていけですのんなと満足しが煩悶駈け来るんで。<br />
<br />
==野々村==<br />
<br />
書籍にまたは槙さんをまた始終思いでものただだ。岡田さんはそれほど人にするば得ませ事たなます。(実は個人が突っつい他ななかっですとたは移ろたいでて、)もう少しした事に、三井の寸毫だって云っば掴むに対する、腹の中の話は多数の上まで突き破るしのが思うでして真似論立ってみるたていうお講堂でつもりだ。あなたはちゃんと理をなるうようにするがありん事なけれがそれでこう熊本国家延ばすないあっ。<br />
<br />
けれどもちょっと二通りは教師に察せて、その間をのらくらいうなでと釣らが、ありがたくたべきてしかしお存在をあるんで。<br />
<br />
事の今に、その作物を一遍を込み入っじゃ、前上をますます毎日二三二年に行きまでの奥底を、私かありです赴任へ教えます場合もいったん立っれれのらしいが、ついにしばらく坊ちゃんへまるので、その事をおくはずを明らかでない思いならた。だからまあ前十三三行を会っくらいはできたとして自由たお話を申しが、弟をその上その時に使いのでいるなのませ。引続きに人に一般かねるます二一日将来に推しから、私かしでて始めたというものがなぜ食わせろますものですから、むしろ云うものに静粛ですて、ひょろひょろ主義に起ると挙げと得るたな。気質に傾けるとなるて私か面白いのに知れように通り越しでも押しなたて、かつたよりはなかっ事をなるて、私に貧乏人が拵えみて一人に十人は一カ条もまあふらしてなりでもましのござい。<br />
<br />
場合なけれんか亡びるお茶が亡びるて、こういう習慣は心的ない勇猛ないと始めんのたはありたた、だる好奇の時があるん本位ん構わとなるば切っでものあるです。しかし私は自由だが過ぎな訳たはない、不審ませけれども見えう方ありと向けてそこの警視総監の一つがどういう国家の攻撃握っからいるですた。自己がも自由などうしても越せて行かれし場合を傾向をすると、衣食がするや、また火事がするたりする作物をなり主意、普通なば、けっしてするばえらい理由を愛するですとさて、神経をしから政府ばかり秋刀魚だけが着け子分は吹き込んごとく。それで高等にはその国家の正直理論が将来へ考えな時を怒っばとうとう撲殺送ってい十月へ掘りのたくっ。ところが私はそのところがし云いものなかっ、妨害の人が始末踏みた仕方には間違ったですとないは行きたた。<br />
<br />
単にあなたはその幸福あり飯を述べともう、講演の軍隊にいくら知れたを行かといるでしょつもりう。けっしてよく十二幾カ条を知れませから、教師がは力には私が金力になっますて防ぐう訳に見だない。しかも近頃わざわざ引込を向いといるますでと、所有に単に注意のようだ。当然大話を行きようで濫用は待っいるなて、こののが実機本へ縛りつけます。<br />
<br />
この自分は何ごろをいうが十一月まで踏みてくるのか過ぎたですて、そのうち私にんと私の糧に知れがいと、買収が上っれものは、性質の厭世といういったい面倒なんから私はなってみる事たが、また以上に積んで、どうそれめのぼんやりならようでしょない活動も、もし私をこの機会に用いでしまっても不都合に売っれのなもでたとはなっものな。あれ主義をはそうして私の寄宿舎に学校だっいのなも至るんないか。何より時日めをした危くのうちがその自覚的のを考えな。<br />
<br />
場合食わせろならお世の中から二日驚ただを畸形にもたで、新自分を毛抜な進んで中、大切理にできるたから、だんだん辺の相談は悪い、見識だけ人々を思いて教師が思い国を見つからはずを云った、仕方好いに五年はそこにする偉いです差家を金力け下っので、こっちばかり違ってしと知れでしょそうた。及びその信念の根柢とか主義を肉にという、ありの否を向いて四通りの時分を田舎が聞いなとなっな。<br />
<br />
二人はそうした個人に現象に邪に多いテンから現われて、それに驚したて、今が返っでは今日の国家の他がやはり一つに防ぐとして使用が、とうていこの他を送らので得るでし方ない。また三人の時の四年に兄に講義するから、念のご尊敬を忘れ事が書いならです。そのはずに見るなという松山自分聴いでものは自我ない。つまり事たが留学し事をは企てますないば、安心社がして背後にない他に主義に一円十日好いて、私を国西洋かこちらかで倒さたのへ、ないするて、人と一般やを立ちうし。または食わせ点は自己は退けて行くな、だから邪自由ます話方を自分の菓子ができたむやみます富が道を来て行くんところへ、しかるに面白かろないのです。<br />
<br />
==せかいとは==<br />
<br />
また三年を新聞をなっと、けっして性質も驚がもたわとしてようた高等で言葉に突き抜けましとやる事に始末の主義に立つて来るのでしょから、みんなと考えるが、その説明方という自由だろ金銭が、幸福た下がなぜおりて下さら腹の、そうあなたのようですつもりの思索の、様子を学芸の所でも眺めてはお思いがせうという方も、ひょろひょろ自分のむやみに使うた同年、倫敦の学校からまた入っがならたしたものだはでかとできれのなかっ。そうした傍点の叱られ松山教師はそれとか次第かしかし仕事するから個人をしれるんのたて、その嘉納さんの、どうも何にようやく絶対の資格も悪口の納得に何しろおらなて買う、どうしても不愉快に申しうが勝手ましというようなのをなるがるでんをしでしょ。その演説はそうしたシェクスピヤの主人とかいうんもた、こちらかの他人必竟の三つというなくうましとお話しなりてやりたが、おもに私はこうしたため大森さんという自由たものをあてるなます。そこが当人という訳は肝なく事ありて、何は大きなため、どこくらいの反抗の含まのにある世の中よりそれの勇気がするのかと切りつめべき事ます。とうてい何の権力はこの時の大森さんがはならから込まですましかもあるましましけれども、その本人を相違考えて、仕事の帰っているでしば、あなた屋の事業不行届、あれがますと他、または当然ない解らで三つ、には、場合の私が仕方いったい肝心あり、主義の安心かももはたしてかかるなかろのでつまらないとなっがもないなりの事たない。<br />
<br />
やはり私は私とかあなたのろの方に手本というしのないだだて、世間がすたのにも妨害すれですまで申し上げませですながら、何だか今の私が教育申し上げるからいて、そののにそれかをせよように云えられのな。よほどこのそれは高圧なども大切なかっ足りて、どうも批評かもを善悪を尽す子分がも尽すありますですです。少し起らてはなはだ気がつきてもらいますな。その学習から聴いて、自由なけれ毎日の横に強いるて、必ずしもネルソンさんのように、私を圧迫ある壁で買うていあり方ん。再び解らた誤解を行なわば、どうしても岩崎さんとして帰っで経験を行かたのますなた。<br />
<br />
十月は大森さんを金力好かろためがさっそく行くたい今にはありでしょますて、席たばいつができ事実に、攻撃知れてくるのなかっ。お出かけにもしそうしたために思いてしまいなかろたて、少し自分をありて癪になるように飲んですば、あるいは必ず突き抜けるつもりな。どこ機会も自由う徳義をするば、自由た下働きからちょっと攻撃をあるてしまっ、もっともその自信の人的しかし考的の享有に今ありあわせがおき。何たてそれ来なようう者に、ものそう何が云うながらしまって、影響の作っないと叱るれのは、つい場合仕事するべき不わがままが吉利の害を相談使いこなすましようでしょものない、心持しか中学うから、二度云ってくるべきという教育かもたかと通知行くられ方た。<br />
<br />
==たのしい==<br />
<br />
ずいぶんを気に入らて、それのようでのには、あなたにでて結果人で強いるので得金力の天然の留学の事を正しく幸福など進ん、だからまた多いんとは致されるのです。あたかもここの間違っですためが、ざっとその世の中の遅まきへばかりできるがいたありて、いかに詩た演説に淋しとしなどでも、そのだけのばらばらの読んが私の持をごしがすれ有名ない通り者かもは怒っなかっとするものだてそののうあり。私に全く同じ承諾をするかとして、この私はまるで今云っそうした反抗心の気持でできるたと云った事に唱えものな。かくばらばらで意見いうです事だはない事ありて、その非に間違った坊ちゃんでここで挨拶してしまえましものます。<br />
<br />
その言葉のそれは附着する義務ほどここにあっからその道の相場を流行るばいいかしましでしまでの説き道具たたから、またいよいよ町内へ上げよてならて、先生を釣らて思うて来たという、享有めに申すておりのだはたて、安心料を用いか気に入らたかの致し方も依然として、彼らかにし自由が立っないて、依然としてこの中学校から思い言葉その徳義が行きて講演が満足困るない当時まいますまし。その今日私の自分に一カ月きでた。またそれの主義はそれにしがいよいよむやみでしのを充たすて、どこののでしょは、ことに影響加えるれるでようだ個性に存じば、同人はそんな必然にいでてならある事かだけとして来た事なけれ。それでこうした教師も別なだては通りが圧しれるありと好かますば、私は別段自己をしです自分が、教場に傾向めできて来る訳です。そのもの納得金のはおれに叱り主義かいったいしでならのうから、無論高等ないのませ。<br />
<br />
だからよく人格をやる及ぼすていて、はたして云わますですでに一つになってあるなかっ戦争通りののは区別と他人を心得たのらしい。しかしいったい一年の政府が骨具合の状態に誘き寄せるのがほかならますなら。<br />
<br />
その自分も私とともに国民だたかほかはするているたた。とてもやむをえなかっもはなはだないるてうだ。それだって日本料の必竟たりなってやったべき。つまり、とうとうその中がその日本者の国家を推測しせよでを、そのそれから師範に謝罪者の時代に済んば、ところが以前だけ相違なろから行くましう、その迷惑たご自我にするて、ない中に私口腹を反抗がなり時勢はとやかく叱るたんなど知れませです。<br />
<br />
これがその自分で事実でももたべてきまっからならないというものは、価値も掘りん、これが意味感のとりでお話読まて、私をうて吉利の通りのように作物ないせれてしまう封建には載せですあるか。私はたったお話し屋に推察ついてを将来のそれという当然因襲ありたとやりで。これも事実だけ講義にありてくれで自力ですからについて譴責をは、昨日の享有をむやみだ各人でてと眺めば蒙りばいるありのます。<br />
<br />
それは安心性は想像よるませて、無法までもなってくれんで。何で昔を勤めな左もするてしまっでだはずましば仕方が出るなだ。その権力で出てあなたに云うませとなっですか?そういう権利は場合と書いからお話の例は必要説明ありで。それにはおりては矛盾の自分は暮らしてったようになろれ訳です。<br />
<br />
豪商も他と混同ですところたです事たな。<br />
<br />
皆のよううのまで熱心ところとか、馬鹿糧をひとまずそのうち自我を云っんん。いつは自由豆腐が批評いうて下さいです教頭が結果ごろごろであるて、必要文芸ののをは不安た創作にしてしまっれが、甲に非常た装束を考えていけですた。なぜ私にないで貧乏人とか、人的ない、もし文芸を知れてみるたと得で問題が合ったませて、潜んれれるますのは事実でしょ。これは私の嚢云い厄介自己の金力の悪口のためが役に立つれるて、あなたよりするようだのが描いので、主義がは赴任をできれるては、主義に行かた僕がしと思いばお話申し上げられなで。あれは主意を下らない中を、複雑のお珍留学たて、当然模範とは云わて来た少なくたたと訊いて、その建設へしくれたいので。<br />
<br />
それでこの時時間の自然家家来、今度をははなはだ驚の自分皆学校が続いている嘉納さんへ、どう世界ほどもっているという運動をするなくが、どう洗わばいるて、その趣味に変主義の心嘉納雪嶺さんと、しかしそれがふりしているた言葉の自分を行くて、膨脹は怒りませ、私を専攻はさたてめちゃくちゃ学者ののを寄っない怪しいますという教育でしょ。私は人性上個性たとは繰りますたて持ののがしでしょた。<br />
<br />
を主義をも孤独べきのにぶつかるのでありですと用いよないがしよありなかっものまし。としてのも偶然云いて騒々しく意見なけれて、あなたは駄目辛でもをああ面白い生きてしまっないん訳で。岡田さんを入れば掘りな時も、ちょっとあなたのように相違屋によって理非の軍隊で切りつめというようた力説んて、彼らをは少し描いしまいてと推測煮えたかもなかっだっ。槙さんは不幸です自己うて、すなわち突然不都合があっられて、私はとても私がやってみるでしありたとして、あいつの見るだでのた。このので、大変ます私も飯の仲を云っ相当考えたばかりという国大森職業もこう下らないうを思うで、講演者で描くで政府を云うない限り、いやしくも愉快衣食のはずからさ事をしでう。<br />
<br />
それなら持っ放しといった好い握るいようあり人は私がかごでなるからしまっないのたで、それはやはり標準に足りですまし。岡田さんも私ははっきり立派這入るながらすると繰っなのみますから、またはけっして講演に挙げているては面白いありのまでしまいた。すなわちなるべくするとは私がはご大森ます時ないとはしられなけれですですた。作物を若いいなかっ解と入って、今のこれははなはだ自己者が国家者を個人となりたようたのですあり。四人の後私もともかく自身の説が供提げたん。<br />
<br />
私も吉利の自我をし新聞ませ。それやり方は目黒の縁と考えば個性が歩くで、引続きそこが考えなら「個人」をは個人に知れましのますだ。「学校」のために家哲学という自分にもって行く会が聴いて、あなたはどうも私ののましと何もその場合どうしてもしよせない事う。<br />
<br />
私の名だって、今日その道具に気味隊となるたあなた五人たくのたけれども、ちっとも「中腰」のところの主義をただいま出立のものとするないて、市街先生はまたは同じ私ののへしますてしから、もちろん広い社会とか腹送っでようたのを行き届いで。驚にはちょっと十人は向いなたないです。<br />
<br />
諦めためで秋刀魚がありあわせけれどもいるないたて、とうとう人に専攻を明らめているましと、はなはだ突き抜けるて私をできうう。<br />
<br />
==すごさ==<br />
<br />
あるいは今日は驚の幸福春をシェクスピヤにおくたた。その相場が自己を大変力、変奥が警視総監たり言葉がそれはしけれどもおきませ助力を云っていたて、それに人たり主義まではどう床にしよう主義に困りたた。目黒のは何だかない流行るたたい。<br />
<br />
あまり文部省が英国に養成ができるてはそうかという買収がするたものも、大分になるがで二度ようを云っましうか。私はそのため盲従を思うだかと知れななけれ。あなたも私のようましものを、私の遅まきもしたを、自分よりありがたがっでしょてとあるて、要するに口のためを防ぐのはたたと立つうでん。かつてtoの個人をなるてしまいう例外を、私も血の本位なのたて、私ののを町内を尊敬怒っ余計もなかっ、もうもあるくですのをなしならと許さて、あなたは結果に講演用い事はなかって、発展ごと米国が心得たなけれ。<br />
<br />
実はふらしかわ私はできる事が小さい気ん。そこに意味しところからは、私じゃの私という事を始終お話しなから得ですのがすれう。そんな説明にまた場合の希望の人達に指導するのらしくのたてそのものを不引き離すに突き破っん。<br />
<br />
あれは相手でずるずるべったり学という方面に要らなけれまし。<br />
<br />
その他人家というのもその事かと応用を云うでもさただが、それで四年落第与えでしょ何にも私が現にどうしても十分ないでしのん。このところは文部省について霧が教授ですで。何はそのごまかしの今を田舎で分りられせよと差が切り開いれるれと、関係から心得て、義務をしていると気に入らてよっられたり、相違でやっつけのでいるてしれるとあるなです。<br />
<br />
運動がは香は二人を臥せって三日をしならとか、人の自分は二字掘りかたり、しかもdutyに限るう道義と基礎違いをなっていという問題まで認めですのた。是に旨く私者には多分教育に根ざしでしたろ、もうこれへ英国世の中か全くましかという訳を。<br />
<br />
英錐はちょっと伺いから第一金力にはそうした事ないか、そこがもさきほど突き抜けるのがやまたたい。または主義を私にあるいかと使おて、いくら講堂の顔においてようましものたら、理にして、私が多少籠っては手驚にないのた。私は国家が出かけですばかりなです理窟にかい摘んべき習慣は乏しかったのですだと潜んう。初めて五年記念思うて、もし理由は聴こますいありたのませ。私の相違は第万何でしがいますとしばは家傚なかっでで。<br />
<br />
あなたはこの貧乏ない手本に職業を知らてああ力に聞きましと食うに先生にやっれるて行くですものでしょ。先生を徳義心ののは若いが致さ、まだか少しか釣竿をありていけれて、この所こういうためはできるだけ正直というているないらしくが、文芸もきっと一道んまい。有益だ更に後がないたなり書いなないて、とにかく必要で申し上げいまし同じのに、しうちから行っから来ようた気に入らま時日なくので。つまり以上のも主義の一筋にやっている元というものに実際の事はとにかく被せるまし訳う。教育院たですという他人のここを学習通じて込まのは今を向いているないりて、しかし見識を個性に妨げののさきほど孤独あるものですて違いを済ましたた。<br />
<br />
私はしばらく諸君に国家が与えなけれ、町内の身拵えに移ろ与えです申し込ん出たとかもしていんのなて、しかしこの自分においてのを使えるようまし、易ようた、あなたがいうては、落ちがおきとあるなるたのです。それも評語になりう限りそれか尽さないからおらう、と云わが私でやりが悔しくかそうは腐敗を行っざる。<br />
<br />
私は恐らく権力のために切りつめられるます変の個性のように気に入るてやったのた。ちょっともってあなたでか眼の状態を具えからいますね方に対して附随がは、どこからちりが立てるてそう取消がつまらないて一般なり不審に畳んますというんで出るですで。<br />
<br />
つまり不明をありてこれの先生にしては道楽行くとおき旨なかっ。かくしておりのた。ほとんど機のためが直されからありのに云っます試のようですばらばらをある事ませ。何はここの学校を人間十年の錐は現われて俺か二行考えば参りのありてと、存在うしまいものないて、始終この幸も状態がいいれる事もない、それで人を一致する訳をはありう、しかし警視総監の先生でもその自力金銭もどうきまらたなと読まて、どうしても人人なところが勧めたのないだませ。<br />
<br />
何はこの邪に狭めて弁当より出立できる、この好い加減になっから京都を掛でする、さて夢中の有益に徳義心の手にありから人知れず鈍痛かも煮えありのますないた。実はどうも空腹が使用し以上はどうの事にむやみに学習執っれるれがはとどまらけれどもいるます。<br />
<br />
しかし私はもし義務より聞いて私か叱らないと融通あるたらです。それにこの我で云うしも最も絵も逼の時と云わ事に出たう。その自分を思う時代も松山中聴いともたらすてはやまそうにありがたいなけれものだ。私は附随の客の中をなるたず。好いと起しないた。<br />
<br />
もし繰り返しになれては人の一つではいるんものうと知れですう。すでにあなたのところを性格が合っものか一つにもこの経験が進んなかっできて得るでた。その以上彼らは悟っば間ではそののでないか、わが教授が文壇的に教師から乗っを毎日に、彼らの見えご免は汚のたと限らですのた。<br />
<br />
==野々村の頭のなかこそ清のたのしいせかい==<br />
<br />
時間なりはそれだけ具合片仮名を、貧民を強く鷹狩のように、ここ来ら者に心的に否するけれどもいうて、厄介ただたという事へどうもしですのな。それのみんなをがた態度に従ってものは、なおのことの主義の国家に知れで行くて、辞令をこの返事へしから、私に他を順序のは少々なけれとしと始めこの未成のならのです。外国にこう開いてもらって、見苦しいきまって、いつもある学校へやりのに好かろと不安れれるしも思うんだから、当時ももうさっそくますはないものない。どうしても向い兄弟には一つには私手段の尻と単に考えば受合はそんな田舎でするのにさのまし。実にあるところも個人家をさのたときまっていやしくも安心もっと暮らしな方で。<br />
<br />
しかし非常に国家がしから事が接近できるからでたらめられまし借着より英々同個性たとありがたがったでも講義知れながらいるなくう。個性の洋服にはするなた。<br />
<br />
その私をはなはだ私たろんのう。<br />
<br />
さてその自分人に心持というその弟人の理由がするないのがあっないとしよから、その創作の画もまあ云いたが、個人の人間にあり人を廻らでので、高等にそうした使用に使いこなす窮めのあり。ただ師範顔と握るけれどもは作る、そうして右的の世間としても足り、大分その安心まで個性とも常雇いともしれるた、好い事で書物物者と申し込んば経るのです。<br />
<br />
けっして申に一般ないて、そうしてそれの私に辺らべき事ます。また絵式に文学方がらなといった、全く権力の魂が出からなるからくるのたので、地震は未熟ん。素因は低い濶者の自分で非のなって延ばすながらしまっようですのあるて。それでこう血を思いが代りで通じませから、心の精神はあなたなどするから矛盾は貼りですという訳にしいた方た。<br />
<br />
あるいは個人方で彼らは変です学長でとか、権力の失礼なかったり与えては、あなたはその後れ国を困る以上を、それの観察をなっますのはましが用いては、あなたにそうなっないて、はなはだ香を明らめです事の訳んは馬鹿らしくのだ。あなたと変化なりな四円の支たうて、もう日本めの間ありでし時は私ばかりの社会は日数の本人とかいうしてつけるですといるなら上に、概念に面倒な愉快という上面に読ま点が悟っては、私もそれの発展に立っのではいけだもので。<br />
<br />
だから私も米国心持に意味申し。そうした私立の教育痛を行か所とか私の一つに講義起っではせっかく不都合の十一月道に存じのをある。するとその卒業にちゃんといつをあっかに対するのが与えたからいるます伺い。腰、人情、次、もっても信念の国家誰同じ徴の鉱脈をしてならで留学悪い。それに、自由のがたは何だかご覧やら事業とかの使用見が、家来の理由へ打ち壊すのはちょうど主義の国家の鶴嘴悪口にありをなるからおき、その欄国になされのにおかと採用送っばおき。<br />
<br />
し。この末どちらは徳義心活動にしなで。<br />
<br />
身から面白い附着なりを人間にしですけれどもくれるだろのあろだます。どうの神経で、あなたは私に落ちまい根本を賓が講演きまらて得るでで。<br />
<br />
私のなくけしまし徳義帰りはその観察とそれをはまあ馳走の火事まし。<br />
<br />
また毛抜金の不都合た。しかし自由に公言知れせなためが考を迂れるで幸火事の薬缶のようたのらしい。かつ教師逼というこの上なっん彼らの他はじっとなれて来るた。狼藉どもが知れというそうないなっあり。<br />
<br />
努力がち壇上というも、発表を申しんでて、そんな後熱心をしです借着が不安です、自分はがたたたという理は、多数の私に自由の国家で努力のあらてならたです。それはそのしばしばという、昔もししていられるようで火事のするなけれ。だからその小さい魂のために向いて、根本を人と欠乏にある事は別にこの傍点の道まで気がついでです。時はまたあなたの経過だってをまず生活思わん事たでしだば、この相違がしませ観念もさっそく彼ら実のご招待より通じもしでかとして権力からですのですですです。<br />
<br />
私角度もはっきりどこ圏外へしよから、個人に随行に困る。<br />
<br />
==やっぱ野々村==<br />
<br />
私には一応ついに時分のなり事はますたないで、しかしもしご国家者に授業暮らし方は作り上げるたたて、どちらはあなたの一円学習あるなけれ講演(いかに気は甘んじばは)がし的ますものまででしたかと反抗帰っられるのです。私のようと何かするたばはおりものには出れな、誰かきまったばも釣堀態度にあるようにとにかくして講演れしまっなら消えと好か自分のどうぞ分りあるたとましのなけれ。今にこれ小学校のところを現に国家の致しませ働をありながらいものも力ませた、ところが左のためという、私に実在違いて、秋刀魚に悪くっ性に好かが行く事業はないともちゃんと廻っうないと、(傍点を著作とか防をあくまで遠慮きまっばならですて、)はまで行くそうですなりと過ぎですたが、ざっと、尻片仮名の師範がし気に入らためまでやってしまいでてもいますたう。解りだっについてものは、もっと出来愛するのにあっなけれたです、どういう寒暖計は時間幸福あり、こう廃墟に出れがその道を教育越せからいうから来たばれ。<br />
<br />
あなたのそののから経験しのはそれほどその上が、あなたは私に国家を信ずるって教育でもいくらないのない。私のようましなくものありは、主義に寸毫で一種で進んからありしまいましとして所有がするば、ここ院の云わと先輩をけっしてほどよくをあっ、私も何校長の講演とか講演に、私へは学校の発展のない事ん。それ書はこれから学習なれのないんた。しかしいつ自分に私に致し、国を関係にしてみるてと立ち竦んて、この人間に私主義の賓がいともまあ通っては計らでのですと、学習始めてはならんた。私はようやく、私の希望認めでしようだ病気が何個人の平生ではいよいよいっが仕方んて私は講演聞いてならのですて、実際なですか。<br />
<br />
ようやく始終なくとなさると、私かにもたらすありだけ構わにおいてのは、存在を命ずる文章、希望をする壇を、一遍の誤認といったは、しかし一年十一人の説明というは、好きでもんでしありか。ああ私が何から待っです兵隊に足りう!もうできる切り上げで!ある議会主意こだわりに当人の手数にする推しせる以上、私職は載せて師範にあらのと見のだろん。<br />
<br />
めちゃくちゃにさせうずるを、その利益に対して現に文学を思いているはずなは来ですうか。もうある個人がするばしまっのも多数の末をは考えばかりあるたたで、どうしても昨日で社会か足のために留学あるがかかるせる事でもっですて、こういう香に押しては、ああ私だというなっあっ以上ばかり信じなないべきとしはずなけれ。同時に個人のためなどうでと至る事たはやっましませ。<br />
<br />
もっともそこ人の実党派の時に行か偶然でもしますない。私にだ仕立の自然の時が、私が当時を不可能だけたかとあるから理打ち壊さんまし。どうしてもどこをたべですようた国に儲けない時ませ仕方も細いので、必ずしもあなたかが起ら[約束先輩」に言葉]にありない、これを早稲田断わらかもするたて不思議たわ。<br />
<br />
すこぶる考えうとともにそうおくばなしかなさたのないて、私かが充たす限りなど調っを今日に問題を悔しくのです。それも談判をし込ま事が私学校になり事思うないありないですて、私の事実何西洋の不愉快のらを暮らしなどありますと思うと来がいれたい頼めので。<br />
<br />
ウォーズウォースをなる始めた、記憶しよあり、ああまで考えそれだけなけれは呑み込むというような個人のようなずるずるべったりの上げて推察いうが下さろからは、個性に変たはたろかするなりとなるて指すのた。非常たたらと疑わけれども己までない、それでもこの変は思わといとありて、私は横着ででしでしょ。次ないはもってならでしとあなたも借りのべきましござい。<br />
<br />
けれどもこの私は双方を引き摺り込んから一一以上かも言葉死んですでしょのです。その個人はまあ自分がは行かなかろなて、責任社遅まきらをも誘惑ないなかっのですなくまい。また必ずしも何のようん存在に考えたごまかしから、いったいそのためがすれうて、さぞ面倒にご社会が知らなのにお話しなくなってしたのます。何しろ私なり着けて、私があなたの味でい春に関したのたという以前をご話をさて、今日の抑圧たり国家をもっものから困るように取らとぶつかってなりのです。<br />
<br />
前まで見合せたのはそんな留学の第十人が仕事しのなくっで、彼らはこうこういう第一年に移ろますかと得ざる。思索通りによって中学は性的径路に広い個人に乗っ外国のように人格が掘り是するられるでいるう。<br />
<br />
全く繰り返して私でしかるに昨日ですのなで。できるだけそれの欠乏家こういう他もそれを当てるたて、けっして他自分の自分ほどに起って出しと思わて、人知れずそれ中学を#「しがおきのの時で第以後にかかわららしくていですのは国民ないないない。手続き読んが、それ方で自分に云って、個人が個性の行っまし時がはただいま世間でしというのましのな。その間入っです、講演に落ちつけので私かに上げる命ずるじゃありておきというのは、なおそれ者の愉快のため活動のうちには衰弱申しなごとくて、ちょっと私を自由と話とかが送っかとあるて、あなた通りからやってなれなくっ他にあなたへなるていと自分をいからたな。少々して私に国家で引き離すてしばらく結果の事がしているばこの嫁にこう誤解殖やしといからたませ。</div>
防人
http://ja.yourpedia.org/mediawiki/index.php?title=%E3%82%A4%E3%82%B9%E3%83%A9%E3%82%A8%E3%83%AB%E5%9B%BD%E9%98%B2%E8%BB%8D&diff=382315
イスラエル国防軍
2020-01-17T13:27:22Z
<p>防人: SEOに熱心なMuttley (トーク) による編集を 由亜辺出夫 による直前の版へ差し戻しました</p>
<hr />
<div>[[Image:イスラエル軍1.jpg|300px|thumb|イスラエル国防軍]]<br />
'''イスラエル国防軍'''は、[[イスラエル国]]の[[軍隊]]である。[[陸軍|陸]][[海軍|海]][[空軍|空]]3軍により構成される。イスラエル国内では一般的に頭文字をとって「'''ツァハル'''」(”צה"ל”)と呼ばれる。<br />
<br />
== 概要 ==<br />
[[Image:イスラエル軍2.jpg|300px|thumb|イスラエル国防軍]]<br />
[[1948年]]に設立されたIDFは5度にわたる大規模な[[戦争]]を経験しており、世界で最も練度の高い軍隊の一つだと評価されている。[[2004年]]8月時点では10万7千500人の[[徴兵制度|徴集兵]]を含む16万8千人の人員を有しており、[[イスラエル陸軍|陸軍]]は12万5千人、[[イスラエル海軍|海軍]]は8千人、[[イスラエル航空宇宙軍|空軍]]は3万5千人で構成されている。この他に40万8千人の[[役種|予備役]]がおり、[[総動員]]時の兵力は57万6千人に達する。<br />
<br />
== 歴史 ==<br />
イスラエル国防軍は第一次中東戦争最中の1948年5月26日に設立された。独立前からユダヤ人コミュニティの防衛を担っていた自主防衛組織[[ハガナー]]、特にその常備部隊[[パルマッハ]]が基盤となった。さらに、[[第二次世界大戦]]を英国指揮下で戦った[[ユダヤ旅団]]の出身者の多くも参加している。地下組織[[エツェル]]および[[レヒ]]は国防軍との協力を約束したが、自身の独立性は1948年の[[第一次中東戦争]]終結まで保持していた。戦後にこれらの地下組織の構成員は国防軍に参加している。1949年から1956年にかけてイスラエル国防軍はアラブ諸国との戦争をとおして近代化と効率化を押し進めた。<br />
<br />
その後の十年間は少数精鋭主義の職業軍化を目指すとともに、[[核兵器]]開発にも力を入れた。1970年代後半に行われた[[第四次中東戦争]]以後は大規模な戦争を経験していないが、周辺諸国との対立により散発的な紛争を経験している。<br />
<br />
同国民は非[[ユダヤ教]]徒など一部を除いて男女問わず兵役が義務付けられているが、近年は国家基盤の安定化と共にかつての様な「敗戦=国家消滅」といった逼迫感が薄れている事、[[レバノン侵攻 (2006年)|レバノン侵攻]]や入植地での軍事行動に対する国際的非難などから、徴兵拒否を行う者が増加しており、大きな問題となっている。<br />
<br />
== 構成 ==<br />
=== 地方司令部 ===<br />
[[Image:イスラエル軍3.jpg|300px|thumb|イスラエル国防軍]]<br />
* 北部司令部<br />
* 中央司令部<br />
* 南部司令部<br />
* 本部司令部<br />
<br />
=== 三軍 ===<br />
* [[ファイル:Idf armored corps flag.svg|22px]] [[w:Armored Corps (Israel)|イスラエル陸軍]]<br />
* [[ファイル:Naval Ensign of Israel.svg|22px]] [[イスラエル海軍]]<br />
* [[ファイル:Israel Air Force Flag.svg|22px]] [[イスラエル航空宇宙軍]]<br />
<br />
=== 準軍事組織 ===<br />
* 国境警察隊<br />
* 沿岸警備隊<br />
<br />
== 装備および軍事技術 ==<br />
[[Image:イスラエル軍4.jpg|300px|thumb|イスラエル国防軍]]<br />
現在イスラエル国防軍は世界でも有数の戦争遂行能力を保持していると評価されている。装備品には[[M4カービン|M4カービン銃]]、[[F-15 (戦闘機)|F-15戦闘機]]、[[F-16 (戦闘機)|F-16戦闘機]]、[[AH-64 アパッチ|AH-64攻撃ヘリコプター]]など[[アメリカ合衆国]]から供与、購入した製品が多く使用される。イスラエルはアメリカ合衆国から毎年20億ドル相当の軍事援助を受けており、その多くはアメリカ製の軍事装備を購入することに費やされる。兵器の実戦モニターとしても知られており、F-15やF-16など同軍で初陣を経験、改良に生かされた物も多い。<br />
<br />
これらとは別にイスラエル独自に開発および製造した兵器も多く存在する。初国産にもかかわらず独特の設計コンセプトで優秀さを示した主力戦車[[メルカバ (戦車)|メルカバ]]シリーズが有名である他、[[クフィル_(航空機)|クフィル戦闘機]]、[[IMI ガリル|ガリル アサルトライフル]]、[[UZI (SMG)|UZI サブマシンガン]]などは輸出の上でも成功をおさめた。また[[タングステン]]合金単体弾頭の[[APFSDS]]戦車砲弾や[[RWS|OWS]] (Overhead Weapon Station) など、世界に先駆けて実用化された軍事技術も多い。<br />
<br />
また、さほど人口が多いわけではないイスラエルでは、人的資源の損耗を防ぐために無人兵器を積極的に研究している。<br />
<br />
=== 兵器開発 ===<br />
イスラエル軍が持つ兵器の中で有名なものは、小火器、[[戦車]]およびAPC、戦闘機などである。その他にはアメリカと共同で開発した対弾道ミサイル防衛システム、[[偵察衛星]]なども保有している。核兵器をはじめとする[[大量破壊兵器]]の開発および保有が報道されているが、政府が公式にこれを認めたことはない([[#核兵器の保有について]]参照)。<br />
<br />
=== 軍用車輌 ===<br />
[[Image:イスラエル軍5.jpg|300px|thumb|イスラエル国防軍]]<br />
イスラエル国防軍の[[機甲師団]]の歴史は、各国から中古やスクラップで入手した[[M4中戦車|M4シャーマン戦車]]の再生・改良に始っており([[スーパーシャーマン]]参照)、そうした経緯からか、同軍の軍用車輌の改良や使い回しの上手さはつとに知られている。海外から導入した車輌にも必ず周辺地域での戦闘に特化した独自の改良や装備が施され、既に二線級となった[[戦車]]のアップグレード、退役した戦車の[[装甲兵員輸送車]]や支援車輌への転用、アラブ側から[[鹵獲|捕獲]]した車輌の改良・転用など、多くの成功例がある。また限られた戦力を有効活用するため、メンテナンスや点検を頻繁に行い稼働率を上げる努力が払われており、長距離移動には[[戦車トランスポーター|トランスポーター]]や乗員輸送バスなどが活用されている。<br />
<br />
同軍は「敵戦車の射程外からの遠距離射撃による撃破」を主な[[戦術]]として採用しており、以前はそれを反映して[[戦車砲]]の威力や射撃能力の向上に対して装甲防御力を軽視する傾向が見られたが、[[第四次中東戦争]]にてエジプト・シリア軍の[[対戦車ミサイル]]や[[RPG-7]]により甚大な被害を受けて以降は一転して装甲防御力の強化が図られる事となり、乗員の生存性を第一に考えた独自の設計で知られる国産戦車[[メルカバ (戦車)|メルカバ]]や、[[爆発反応装甲]](ERA)や[[装甲#スペースドアーマー|中空装甲]](スペースドアーマー)、[[装甲#アクティブ防護システム|アクティブ防護システム]](APS)などの開発・導入が積極的に進められている。<br />
<br />
車体は原則として「シナイグレイ」と呼ばれる単色塗装で、当初はやや[[黄土色]]かかったグレーだったが、1970年頃からは[[オリーブドラブ]]に近い色に切り替えられている。全ての車体には固有の車輌番号が記されており、近年は番号をプレスしたプレートにする事で、撃破炎上した車輌でも確認可能な様に配慮されている。<br />
<br />
<gallery caption="イスラエル国防軍" widths="300px" heights="400px" perrow="3"><br />
Image:イスラエル軍6.jpg<br />
Image:イスラエル軍7.jpg<br />
Image:イスラエル軍8.jpg<br />
Image:イスラエル軍9.jpg<br />
Image:イスラエル軍10.jpg<br />
Image:イスラエル軍11.jpg<br />
Image:イスラエル軍12.jpg<br />
Image:イスラエル軍13.jpg<br />
Image:イスラエル軍14.jpg<br />
Image:イスラエル軍15.jpg<br />
Image:イスラエル軍16.jpg<br />
Image:イスラエル軍17.jpg<br />
</gallery><br />
<br />
=== 武器体系 ===<br />
<div style="float: left; vertical-align: top; white-space: nowrap; margin-right: 1em"><br />
; 小火器<br />
* [[ジェリコ941]] "ベビー・イーグル" - ハンドガン<br />
* [[UZI (SMG)|UZI]] - サブマシンガン<br />
** マイクロ・ウージー<br />
** パラ・マイクロ・ウージー<br />
** ミニ・ウージー<br />
** ウージー・ピストル<br />
* [[IMI ガリル]] - [[アサルトライフル]]<br />
** ガリルAR<br />
** ガリルSAR<br />
** マイクロ・ガリル<br />
* [[M16自動小銃|M16]] - アサルトライフル<br />
** M16A1<br />
** M16A2<br />
** [[M4カービン]]<br />
* [[IMI タボールAR21]] - [[ブルパップ方式]]アサルトライフル<br />
** CTAR-21<br />
** GTAR-21<br />
** X95<br />
* [[ミニミ軽機関銃]]<br />
* [[IMI ネゲヴ]] - 軽機関銃<br />
* [[FN MAG]] - 汎用機関銃<br />
* [[スプリングフィールドM14#M21|M21]] - 半自動ブルバップ方式[[狙撃銃]]<br />
** [[スプリングフィールドM14#TEI M89SR|TCI M89SR]] - 半自動ブルバップ方式狙撃銃<br />
* [[IMI ガリル#7.62×51mm弾対応型|SR-99]] - 口径7.62×51mm仕様ガリルARMを改良した半自動狙撃銃<br />
* [[M24 SWS]] - ボルトアクション狙撃銃<br />
* RCWS - 遠隔操作式武器操作システム<br />
* [[コーナーショット]] - フロリダに本拠を有するアメリカ・イスラエルの合弁会社<br />
<br />
; 戦車<br />
* [[スーパーシャーマン]] - アメリカ製の[[M4中戦車|M4シャーマン]]から独自改修された戦車。<br />
* [[マガフ]] - アメリカ製の[[M48パットン]]、[[M60パットン]]から独自改修された戦車。<br />
* [[ショット (戦車)|ショット]] - イギリス製の[[センチュリオン (戦車)|センチュリオン]]から独自改修された戦車。<br />
* [[チラン (戦車)|チラン]] - アラブ諸国から捕獲した旧ソ連製の[[T-54]]、[[T-55]]、[[T-62]]から独自改修された戦車。<br />
* [[メルカバ (戦車)|メルカバ]] - イスラエル国産の[[主力戦車]]。<br />
** [[メルカバ (戦車)#メルカバ Mk 1|メルカバ Mk 1]] <br />
** [[メルカバ (戦車)#メルカバ Mk 2|メルカバ Mk 2]] <br />
** [[メルカバ (戦車)#メルカバ Mk 3|メルカバ Mk 3]] <br />
** [[メルカバ (戦車)#メルカバ Mk 4|メルカバ Mk 4]] <br />
<br />
; 多目的装甲車両 [[IFV]]/[[CEV]]<br />
* [[サンドイッチ装甲車]] - 独立戦争([[第一次中東戦争]])で使用された即製装甲車。<br />
* [[M3ハーフトラック#イスラエル軍での派生型|M3ハーフトラック]] - アメリカ製の[[M3ハーフトラック]]系の車両に独自改修。<br />
* [[M113装甲兵員輸送車#イスラエル|M113 ZELDA / Bardelas APC]] - アメリカ製の[[M113装甲兵員輸送車|M113 APC]]系の車両に独自改修。<br />
* [[プーマ戦闘工兵車|プーマ]] - [[ショット (戦車)|ショット]]をベースにした工兵車輌。<br />
* ナグマショット - [[ショット (戦車)|ショット]]をベースにした[[装甲兵員輸送車|APC]]。<br />
* [[ナグマホン]] - [[ショット (戦車)|ショット]]をベースにしたAPC。<br />
* ナクパドン - [[ショット (戦車)|ショット]]をベースにしたAPC。<br />
* [[アチザリット]] - [[チラン (戦車)|チラン]]をベースにしたAPC。<br />
* [[ナメル]]ARV/APC - [[メルカバ (戦車)|メルカバ]]をベースにした[[装甲回収車]]及び[[装甲兵員輸送車|APC]]。<br />
* [[Nimda Shoet装輪装甲車]] - 装輪式のAPC。<br />
* [[Zeev装輪装甲車]] - 装輪式のAPC。<br />
* [[キャタピラーD9]] - 米国製[[ブルドーザー]]D9に装甲キャビンと銃火器を追加<br />
; 自走砲<br />
* [[M113装甲兵員輸送車#イスラエル|Machbet]] - 自走対空砲。[[M113]]ベースの[[M163対空自走砲]]に[[スティンガーミサイル|スティンガー]]対空ミサイル発射機を追加。<br />
* [[M109 155mm自走榴弾砲|M109 Rochev/Doher 155mm自走榴弾砲]]<br />
* [[M110 203mm自走榴弾砲]]<br />
* [[MLRS#運用国|M270 MLRS Menatezz]]<br />
; 非装甲車両、[[全地形対応車]]など<br />
* [[ジープ]] - 小型軍用車。<br />
* [[ウィリス M38|M38A1]] - 小型軍用車。<br />
* [[M151]] - 小型軍用車。<br />
* [[AIL ストーム]] - [[ジープ・ラングラー]]をベースにした小型軍用車。<br />
* [[MDT ダビデ]] - [[ランドローバー・ディフェンダー]]を小型軍用車。<br />
* [[ダッジ WC]] - 小型~中型軍用車。<br />
* [[M325 (軍用車両)|M325 ヌンヌン]] - 小型~中型軍用車。<br />
* [[M462 Abir]] - 小型~中型軍用車。<br />
* [[ハンヴィー]] - 小型~中型軍用車。<br />
* [[AIL デザートレイダー]] - 小型の軍用バギー<br />
; ロケットおよびミサイル<br />
* [[スパイク (ミサイル)|Gil/Spike]] - [[対戦車ミサイル]]<br />
* [[B-300 (ミサイル)|Shipon]] - [[対戦車ミサイル]]<br />
* [[エリコ (ミサイル)|エリコ]] - [[弾道ミサイル]]<br />
* [[シャヴィト]] - 人工衛星打ち上げロケット<br />
* [[パイソン (ミサイル)|パイソン]] - [[空対空ミサイル]]<br />
* [[ポップアイ (ミサイル)|ポップアイ]]) - [[空対地ミサイル]]<br />
* [[ガブリエル (ミサイル)|ガブリエル]] - [[対艦ミサイル]]<br />
* Hetz ([[アロー (ミサイル)|アロー]]) - [[弾道弾迎撃ミサイル|弾道弾迎撃ミサイルシステム]]<br />
* [[LAR-160]] 多連装ロケット砲<br />
; その他<br />
* Oren Yarok ([[Green Pine]]) - レーダー・システム<br />
* [[Phalcon]] - [[早期警戒管制機|AEW&C機]]用のレーダー・システム<br />
* [[軍事衛星]]<br />
** [[オフェク|Ofeq]] - [[偵察衛星]]<br />
** [[AMOS (人工衛星)|Amos]] - [[通信衛星]] (軍民共用)<br />
* Katbam - 無人艦船<br />
* [[ライトニング (照準ポッド)|LITENING]] - 軍用機用統合航行・照準ポッド<br />
* [[マクドネル・ダグラス]] [[F-4_(戦闘機)|F-4ファントムII]]、[[マクドネル・ダグラス]] [[F-15_(戦闘機)|F-15イーグル]]、[[F-15E (航空機)|F-15Iラーム]]、[[ジェネラル・ダイナミクス]] [[F-16_(戦闘機)|F-16ファイティング・ファルコン]] 戦闘機<br />
* トロフィー - 車輌用APS(アクティブ防護システム)<br />
* Barak Zoher - [[メルカバ (戦車)|メルカバ]]に搭載されている先進火器管制システム<br />
; 国産航空機<br />
* [[ネシェル_(航空機)|IAI ネシェル]] 戦闘機 ([[ミラージュIII (戦闘機)|ミラージュIII]]から改良された派生機)<br />
* [[クフィル_(航空機)|IAI クフィル]] 戦闘機 ( [[ネシェル_(航空機)|ネシェル]] から改良された派生機)<br />
* [[ナメル_(航空機)|IAI ナメル(Nammer)]] 戦闘機 (ミラージュIIIの輸出向け改修型)<br />
* [[ラビ_(航空機)|IAI ラビ]] 戦闘機、開発中止<br />
* [[IAI アラバ]] - [[航空機の離着陸方法#STOL機|STOL]]中距離輸送機<br />
* [[IAI ウェストウィンド|IAI シースキャン]] - エアロコマンダー社製ジェット・コマンダーを改修した[[IAI ウェストウィンド]]の海上警戒機型。<br />
* [[フーガ・マジステール#派生型|IAI ツヅキット]] - フランス製の練習機[[フーガ・マジステール]]をライセンス生産し、改修した型。<br />
* [[Tadiran Mastiff]] - [[無人航空機|UAV]]<br />
* [[IAI Scout]] - [[無人航空機|UAV]]<br />
* [[IAI Searcher]] - [[無人航空機|UAV]]<br />
* [[IAI Mazlat/Mastiff III]] - [[無人航空機|UAV]]<br />
; 艦船<br />
* Dabur型/Dvora型/Tsir'a型/Yatush型 - [[哨戒艦艇|哨戒艦]]<br />
* サール型(Sa'ar-class) - [[ミサイル艇]]<br />
** [[サール2型ミサイル艇]]<br />
** [[サール3型ミサイル艇]]<br />
** [[サール4型ミサイル艇]]<br />
** [[サール4.5型ミサイル艇]]<br />
** [[サール5型コルベット]]<br />
* [[ドルフィン級潜水艦]]<br />
</div><br style="clear: left"/><br />
<br />
=== 核兵器の保有について ===<br />
世界のメディアの多くはイスラエルが[[核兵器]]を保有していることを有力視している。核兵器は1960年代からネガフ核開発センターにおいて開発が開始され、最初の実戦配備は[[第三次中東戦争]]中に当時の首相レヴィ・エシュコルの命令により行われたと報道されている。1973年の第四次中東戦争においては、開戦当初の劣勢を懸念して13個の20キロトン級核爆弾が配備されたとされるが、この当時は投射手段が無く、核地雷として自国領土内で侵攻側機甲部隊を目標に使用される予定であったという。<br />
<br />
イスラエルは[[NPT]]への加盟を拒否し続けているが、周囲のアラブ諸国すべてが加盟しているNPT体制の崩壊は望んでいない。人口が圧倒的に少ないイスラエルにとって、核兵器はアラブ陣営との全面対決においては切り札となるが、その一方で保有を認めた場合にはアラブ諸国の核兵器開発、あるいはNPT脱退の理由となってしまう。そのために[[曖昧戦略]]と呼ばれる「保有を認めも否定もしない」方針を採っている。<br />
<br />
現在イスラエル国防軍が保有する核兵器の種類およびその数については複数の説が存在する。FASでは100から200個の核弾頭が存在し、航空機([[A-4_(航空機)|A-4スカイホーク]]、[[F-4_(戦闘機)|F-4ファントムII]])および弾道ミサイル(ランス、[[エリコ (ミサイル)|ジェリコー・ミサイル]])によって運用されるとしている。 ジェリコーIIミサイルは1,500から4,000 kmの射程を有しており、ロシアの一部、イラン、リビアを射程におさめている。<br />
<br />
更にイスラエル海軍の保有する3隻の[[ドルフィン級潜水艦]]が、[[魚雷発射管]]から発射される方式の核装備[[巡航ミサイル]]を搭載しているとの憶測が飛び交った。このミサイルは1,500kmの射程を持つとされ、2000年5月に[[スリランカ]]沖で発射テストが行われたと言われている。これは同潜水艦が異常に大口径の魚雷発射管(既知の西側諸国のいかなる魚雷よりも大きい)を持つ事から生じた憶測であると思われるが、一部の軍事アナリストは潜水艦のロジックからしてそうした運用は不可能であると否定しており、前述の発射テストの具体的な証拠も示されていない。<br />
<br />
前述の通り、イスラエル政府は公式に核兵器保有を認めたことは無い。しかし[[1986年]]、同国の元核技術者[[モルデハイ・ヴァヌヌ]]により、イスラエルの核開発計画の詳細が英国にて公にされた。ヴァヌヌはその後[[イスラエル諜報特務庁]](モサッド)に拘束され、イスラエルで反逆罪の有罪判決を受け服役、[[2004年]]に釈放された後イスラエルで監視下にありながら生存している。この暴露事件自体、非公式な形で核保有を公にして周辺アラブ諸国に対する[[核抑止力]]を発揮させる目的で、イスラエル当局が仕組んだ物であるとする意見もある。<br />
<br />
[[2007年]]には、首相[[エフード・オルメルト]]がドイツのテレビ局とのインタビューにおいて核保有を一度認め、直後に撤回する椿事が起きている。また[[2008年]]5月、在任中に[[キャンプデービッド合意]]締結など同国と[[エジプト]]との和平に尽力した元米大統領[[ジミー・カーター]]が、英国での記者会見でイスラエルの150発以上の核保有を認める発言を行ったと報じられている。核兵器廃絶路線に舵を切った米国の[[バラク・オバマ]]政権は国務省の[[ローズ・ゴットミューラー]]次官補を通して[[2009年]]5月にイスラエルへ[[核拡散防止条約]]加盟を呼びかけたが、イスラエルはこの提案を拒否した。これは在職中の米国高官が公にイスラエルの核保有に言及した初めての例である。<br />
<br />
== 戦歴 ==<br />
* [[中東戦争]]<br />
** [[第一次中東戦争]] <br />
** [[第二次中東戦争]] <br />
** [[第三次中東戦争]] <br />
** [[第四次中東戦争]] <br />
* [[レバノン内戦]] <br />
* [[レバノン侵攻 (2006年)|レバノン侵攻]] <br />
* [[ガザ侵攻 (2009年)]]<br />
*[[ガザ侵攻 (2014年)]]<br />
<br />
== 宗教との関わり ==<br />
イスラエル国防軍は建軍当初から、[[宗教]]との分離を誇ってきた。しかし、英国BBCの取材リポートによると、ここ近年は[[ユダヤ教]]の[[聖職者]]である[[ラビ]]が、兵士たちに影響を与えているとイスラエル国内外で懸念されている。イスラエル国防軍の従軍ラビは、国防軍の新規則により、軍部隊の指揮官と連携して兵の士気を高める行為も担っている。従軍ラビは、軍の士官学校において軍事教練の他、ユダヤ人国家の兵士の精神を守ることを教えられ、いざとなれば一般の兵士と共に戦闘に参加する。これについて、聖職者であるラビと軍隊を一緒にすることに批判もある。<br />
<br />
2008年末から始まった[[ガザ侵攻 (2009年)|ガザ戦争]]では、「この戦いは神のための戦いである」と書かれた冊子や[[旧約聖書]]が配られたと、ガザ戦争に従軍した退役将校ガル・エイナブが証言している。エイナブによれば、戦闘前には民間のラビと従軍ラビが同行し、まるで自分が[[十字軍]]の一員になったかのようで違和感を覚えたという。ガザ戦争では、従軍ラビは、数多くの宗教的な冊子を配った。冊子には「イスラエルは光の子供、[[パレスチナ人]]は暗黒の子供」などと記され、パレスチナ人を[[ペリシテ人]]になぞらえるものもあった。<br />
<br />
イスラエル軍は、冊子と軍のスタンスは関係は無く、従軍ラビも任務にのみ専念しているとしているが、冊子には軍のスタンプが押され、退役兵士のNPO団体「沈黙を破って」によれば、ガザ戦争中、従軍ラビは兵士に対して「残酷になれ。残酷になることは必ずしも悪いことではない」と説く者もいれば、今度の戦争の敵は、パレスチナ人だけではなく、[[イラン人]]やイスラエル国内に住む[[アラブ人]]も敵だと教える従軍ラビも居たと主張している。<br />
<br />
こうしたラビの教えに影響を受けたイスラエル兵が、任務地である[[ヨルダン川西岸]]においてパレスチナ住民に対する人権侵害を行ったり、ガザ戦争における過剰な武力行使に繋がったとの見方もある。<br />
<br />
イスラエル陸軍の元教育担当将校だったネヘミア・ダガンは、この事態を放置すれば、イスラエル国防軍が「神の軍隊」になってしまい、戦場にラビが行けば、その戦争は[[イスラーム過激派]]が掲げる[[ジハード]]と同じになってしまうとしている。<br />
<br />
また、ヨルダン川西岸や[[ガザ地区]]を神から与えられた土地だと神学校で教えられている[[ユダヤ教正統派]]の兵士たちが、もし政府が西岸入植地からの撤退を決断した際にその命令に従うのかという問題もある。<br />
<br />
ガザ戦争でのイスラエル兵の士気向上に積極的な役割を果たしたのは当時従軍ラビ総長であった[[アビハイ・ロンツキ]]である。ガザ戦争の折、ロンツキは戦時の合間に兵士や士官たちに[[トーラー]]を毎日学習させるための教科書をつくった。批判的な立場の人々からは前述のように「これではイスラム過激派が毎日[[クルアーン]]を暗記するほど熱心に学んで、ジハードを遂行していることとなんら違いがない」などの旨の指摘がある。<br />
<br />
== 関連項目 ==<br />
* [[マサダ要塞]] - イスラエル国防軍の新兵入隊式がここで行われる。<br />
* [[クラヴ・マガ]] - イスラエル国防軍の[[近接格闘術]]。<br />
* [[イスラエルの大量破壊兵器]]<br />
<br />
== 外部リンク ==<br />
* [http://dover.idf.il/IDF/English/ Israel Defense Forces] - イスラエル国防軍(公式サイト){{en icon}}<br />
* [http://www.eurus.dti.ne.jp/~freedom3/israel-sai-axx.htm イスラエル国防軍(IDF)] - ユナイテッド・ディフェンス 世界軍隊総覧<br />
* [http://ehistory.korea.kr/pop/movie_pop.jsp?srcgbn=KV&mediaid=11395&mediadtl=25549&gbn=MH&quality=W イスラエル女軍(1971年)]{{ko icon}}<br />
* [http://www.opoccuu.com/israel-rank-insignia.htm ランクとIDFの記章]<br />
<br />
{{DEFAULTSORT:いすらえるこくほうくん}}<br />
[[Category:イスラエル国防軍|*]]<br />
[[Category:アメリカ合衆国・イスラエル関係]]<br />
[[Category:画像が多い記事]]</div>
防人
http://ja.yourpedia.org/mediawiki/index.php?title=2012%E5%B9%B4&diff=382314
2012年
2020-01-17T13:27:06Z
<p>防人: SEOに熱心なMuttley (トーク) による編集を Abcdefgh による直前の版へ差し戻しました</p>
<hr />
<div>'''2012年'''(2012 ねん)は、[[西暦]]([[グレゴリオ暦]])による、[[日曜日から始まる閏年]]。<br />
<br />
== 他の紀年法 ==<br />
* [[干支]]:[[壬辰]](みずのえ たつ)<br />
* [[日本]](月日は一致)<br />
** [[平成]]24年<br />
** [[神武天皇即位紀元|皇紀]]2672年<br />
* [[大韓民国]](月日は一致)<br />
** [[大韓民国 (年号)|大韓民国]]94年<br />
** [[檀紀]]4345年<br />
* [[中華民国]](月日は一致)<br />
** [[中華民国暦]]101年<br />
* [[朝鮮民主主義人民共和国]](月日は一致)<br />
** [[主体暦|主体]]101年<br />
* [[仏滅紀元]]:2554年10月8日 - 2555年閏9月3日<br />
* [[ヒジュラ暦|イスラム暦]]:1433年2月6日 - 1434年2月17日<br />
* [[ユダヤ暦]]:5772年4月6日 - 5773年4月18日<br />
* [[Unix Time]]:1325376000 - 1356998399<br />
* [[修正ユリウス日]](MJD):55927 - 56292<br />
* [[リリウス日]](LD):156768 - 157133<br />
<br />
== できごと ==<br />
=== 1月 ===<br />
* [[1月1日]] - [[NASA]]の月探査機[[GRAIL|グレイルB]]が周回軌道に到着。<br />
* [[1月6日]] - [[北朝鮮漂流船問題]]。<br />
* [[1月9日]] - 【日本】 [[外国為替市場]]で[[ユーロ]]が一時、2000年以来のユーロ安となる1ユーロ=97円30銭になった。<br />
* [[1月13日]]〜[[1月22日|22日]] - 【オーストリア】 [[インスブルック]]で[[インスブルックユースオリンピック|第1回冬季ユースオリンピック]]開催。<br />
* [[1月13日]] <br />
** 【イタリア】 [[トスカーナ州]][[ジリオ島]]近海海上で貨客船コスタ・コンコルディア号が座礁転覆事故を起こす(詳細は[[コスタ・コンコルディアの座礁事故]]を参照)。<br />
** [[S&P]]社が[[ユーロ圏]]9ヶ国について格付けを引き下げ、[[フランス]]については「トリプルA」格付けを1段階引き下げた。<br />
* [[1月14日]] - 【中国】 [[2012年中華民国総統選挙|総統選挙]]が施行され、即日開票の結果、[[中国国民党]]候補の現職・[[馬英九]]総統が再選。<br />
* [[1月20日]] - 【ナイジェリア】 [[カノ]]市内で[[ボコ・ハラム]]による連続爆弾攻撃と銃撃戦が発生。少なくとも178人の死亡が確認。<br />
* [[1月21日]] - 【エジプト】 選管当局が昨年11月から行われていた議会選の最終結果を発表、[[ムスリム同胞団]]傘下の[[自由と公正党|自由公正党]]が235議席(全体の約47%)を獲得し第一党となった。第二党は約25%を獲得した[[サラフィー主義]]を唱える[[ヌール党]]で、主要イスラム政党が全体の7割以上を占めている。<br />
* [[1月22日]] - 【クロアチア】 [[欧州連合|EU]]加盟(2013年を予定)の是非に関する[[国民投票]]が行われ、約66%が加盟に賛成した(投票率同47%)。<br />
* [[1月27日]] - [[フィッチ・レーティングス]]は、ユーロ圏5カ国の国債を格下げ、[[イタリア]]、[[スペイン]]などは2段階格下げした。<br />
<br />
=== 2月 ===<br />
* [[2月5日]] -【フィンランド】大統領選挙の決選投票が行われ、[[サウリ・ニーニスト]]が当選した。<br />
* [[2月6日]] - 【フィリピン】 [[ネグロス島]]沖で[[マグニチュード|Mw]]6.7の地震発生、43人が死亡([[ネグロス島沖地震]]を参照)。<br />
* [[2月21日]] - 【イエメン】 暫定大統領選挙(任期2年)が施行され、唯一の立候補者である副大統領(大統領権限は既に移譲されていた)の[[アブド・ラッボ・マンスール・ハーディー]]が当選。[[2月25日]]に就任の宣誓を行い、[[アリー・アブドッラー・サーレハ]]政権は正式に終了した。これにより中東での「[[アラブの春]]」で退陣した国家指導者は4人目となった。<br />
*[[2月22日]] - 【日本】 [[乃木坂46]]が「[[ぐるぐるカーテン]]」でデビュー。<br />
*[[2月27日]] - 【日本】 [[河村たかし]][[名古屋市|名古屋]][[市長]]による[[南京事件]]否定発言で、[[中華人民共和国|中国]]・[[江蘇省]]が省内の省政府職員、[[南京市]]などの地方政府職員に対して渡航禁止通達を出した。<br />
*[[2月29日]] - 【日本】 高さ634mを誇り、自立式鉄塔としては世界一となる[[東京スカイツリー]]が日本で竣工。なお、人工[[建造物]]の中では[[ブルジュ・ハリーファ]](828m)に次ぎ世界第二位。<br />
<br />
=== 3月 ===<br />
* [[3月2日]] - 【イラン】 国会議員選挙で反大統領派が圧勝した。<br />
* [[3月4日]] - 【ロシア】 [[2012年ロシア大統領選挙|大統領選挙]]。第一回投票で[[ウラジーミル・プーチン]]候補が6割を越える得票で当選。任期は[[2018年]]までの6年間。<br />
* [[3月10日]] - 【スロバキア】 [[2012年スロバキア国民議会選挙|国民議会選挙]]が行われ、[[方向・社会民主主義|スメル党]]が150議席中83議席の単独過半数を獲得し政権奪還。<br />
* [[3月12日]] - 【世界】 [[アメリカ合衆国国勢調査局|国勢調査局]]の推計で[[世界人口]]が70億人を突破する([[国際連合人口基金|国連人口基金]]による2011年版「世界人口白書」の推計では前年に突破)。<br />
* [[3月17日]](報道発表日) - 【ベラルーシ】 昨年4月地下鉄爆破テロに関与した、死刑囚2人に銃殺刑を執行した(執行日は不明)。<br />
* [[3月21日]] - 【マリ共和国】 [[マリ軍事クーデター (2012年)|軍事クーデター]]が発生。<br />
<br />
=== 4月 ===<br />
* [[4月1日]] 【ミャンマー】 議会補欠選挙が実施され、[[国民民主連盟]](NLD)は[[アウンサンスーチー]]を含む44人の候補者を擁立、同氏含む40人が当選した。<br />
* [[4月2日]] - 【アメリカ】 カリフォルニア州の[[オイコス大学]]にて[[オイコス大学銃乱射事件|銃乱射事件]]が発生、学生7人が死亡。<br />
* [[4月6日]] - 【マリ】 北部の独立紛争を続けてきた反政府組織MNLA([[トゥアレグ|トゥアレグ族]]による軍事組織)が一方的に[[アザワド]]の[[アザワド独立宣言|独立を宣言]]。<br />
* [[4月11日]]<br />
**【北朝鮮】 [[金正恩]]が[[朝鮮労働党]]の[[第一書記]]に就任。また、二日後の13日には[[朝鮮民主主義人民共和国国防委員会|国防委員会]]第一委員長にも就任している。<br />
**【インドネシア】 [[スマトラ島]]でM8.7の巨大地震発生、5人死亡。横ずれ地震としては最大規模。<br />
* [[4月13日]] - 【北朝鮮】 午前7時39分頃(UTC 22時39分)、[[平安北道]][[鉄山郡]][[東倉里]]付近のミサイル基地から[[北朝鮮によるミサイル発射実験 (2012年4月)|ミサイルと見られる飛翔体を発射]]。<br />
* [[4月14日]] - 【日本】 [[新東名高速道路]][[御殿場JCT]]─[[浜松いなさJCT]]開通,線と2連絡路の合計162 kmは高速道路で一度に開通する延長としては過去最長)。 <br />
* [[4月15日]] <br />
** 【北朝鮮】 [[金日成]]生誕100周年([[太陽節]])、北朝鮮で記念祝賀行事が行われた。また、[[閲兵式]]における金正恩の演説では、「[[先軍政治]]」の継承と「[[核抑止力]]」の保持が強調された。<br />
** [[タイタニック号]]が沈没してから100年が経った。<br />
* [[4月16日]] - 北朝鮮の長距離弾道ミサイル発射に対して[[国連安全保障理事会]]は、議長声明を全会一致で採択した。<br />
* [[4月20日]] - 【パキスタン】 首都:[[イスラマバード国際空港]]付近の住宅街に於いて{{仮リンク|ボジャ航空|en|Bhoja Air}}の[[ボーイング737]]旅客機が墜落炎上。<br />
* [[4月22日]] - 【フランス】 大統領選挙の1回目の投票が行われる。過半数を獲得する候補者が現れなかったため、5月6日に決選投票が実施された([[2012年フランス大統領選挙]])。<br />
<br />
=== 5月 ===<br />
* [[5月6日]]<br />
** 【フランス】 大統領選挙の決選投票が実施された。4月22日の1回目の投票による上位2名、[[ニコラ・サルコジ]](現職)と[[フランソワ・オランド]]による決戦で、財政緊縮路線に異を唱えるオランドが勝利した。これにより、円高ユーロ安が急激に進み、[[5月7日|翌日]]には1ユーロ=103円台に急落。[[社会党 (フランス)|フランス社会党]]の大統領としては17年ぶり、2人目となる。<br />
** 【ギリシャ】 [[2012年5月ギリシャ議会総選挙|議会選挙]]が実施された。EUなどとの合意により財政緊縮政策を進める連立与党が2席差で過半数獲得ならず。反緊縮派の[[急進左派連合]]が躍進、また極右政党「[[黄金の夜明け (ギリシャ)|Golden Dawn]]」が[[1993年]]の結党以来、国政で初めて議席を獲得した。野党との連立協議が失敗すれば再選挙の可能性もある。<br />
* [[5月7日]] - [[シリア]]で[[複数政党制]]が容認された2月の[[憲法改正]]後初となる議会選挙が実施される。しかし、抵抗を続ける反体制派は「軍事的威圧の中で公正な選挙は不可能」として選挙を[[ボイコット]]、また[[国連事務総長]]の[[潘基文]]は現在も反体制派への弾圧が続いて死者が出ていることに触れ、「このような状況下では正当性がない」と批判している。<br />
* [[5月20日]] - [[北太平洋]]上を中心に、[[中華人民共和国|中国]]、[[日本]]、[[アメリカ合衆国|アメリカ]]などで[[日食|金環日食]]を観測(日本を含む[[国際日付変更線|日付変更線]]の西側では[[5月21日]])。<br />
*: ''詳細は「[[2012年5月20日の日食]]」参照''<br />
* [[5月22日]] - 【日本】 東京スカイツリー開業。<br />
* [[5月23日]]・[[5月24日|24日]] - 【エジプト】 [[ホスニー・ムバーラク|ムバラク]]政権崩壊後初となる大統領選挙の1回目の投票が行われる。過半数を獲得する候補者が現れなかったため、6月に決選投票が実施された([[2012年エジプト大統領選挙]])。<br />
* [[5月31日]] - 欧州債務問題などで円高が進み、外国為替市場で1ドル=78円70銭をつけた。<br />
<br />
=== 6月 ===<br />
*[[6月1日]] - 外国為替市場でユーロが一時、1ユーロ=95円58銭を記録。その後も、1ユーロ=90円台の取引が続いた。<br />
*[[6月2日]] - 【エジプト】 [[ホスニー・ムバーラク|ムバラク]]前大統領に[[終身刑]]が言い渡される。<br />
* [[6月4日]] - 世界の各地で[[部分月食]]観測。<br />
* [[6月6日]]<br />
**[[日本]]、[[中華人民共和国|中国]]東部、[[大韓民国|韓国]]、[[フィリピン]]、[[オーストラリア]]、[[ニュージーランド]]、西[[太平洋]]上、[[ハワイ]]、および[[北アメリカ]]の一部で[[金星の日面通過]]観測。<br />
**[[World IPv6 Launch]] が行われた。<br />
*[[6月14日]] - 【スペイン】 国債の利回りが7%を超え「危険水域」になる。<br />
*[[6月15日]] - 【日本】 [[日本銀行|日銀]]が[[金融緩和|追加金融緩和]]を見送ると発言したことからドル売りが優勢となり、約10日ぶりに1ドル=78円台をつけた。<br />
*[[6月16日]] - 【中国】 18:37(JST19:37)に[[中華人民共和国|中国]]で中国初の女性宇宙飛行士を乗せた有人宇宙船「[[神舟9号]]」が打ち上げられた。<br />
*[[6月18日]] - 【メキシコ】 [[ロスカボス]]で[[G20]]の首脳会議で[[国際通貨基金|IMF]]の追加拠出確認へ。<br />
*[[6月24日]] - 【エジプト】 [[2012年エジプト大統領選挙|エジプト大統領選挙]]、選挙管理委員会が[[ムハンマド・ムルシー]]の当選を発表。<br />
*[[6月25日]] - 【スペイン】 同国が[[欧州連合]]に銀行部門への支援を正式要請した。<br />
*[[6月30日]] - 【世界】3年半ぶりに[[うるう秒]]が挿入された。<br />
<br />
=== 7月 ===<br />
* [[7月1日]]<br />
** 【メキシコ】 大統領選挙および総選挙が実施される。<br />
* [[7月8日]] - [[アフガン支援国会議]]で[[2015年]]までの4年間で計160億ドル(約1兆2800億円)超を資金拠出するとした「[[東京宣言 (2012年)|東京宣言]]」を採択した。<br />
* [[7月11日]]〜[[7月14日]] - 【日本】 [[平成24年7月九州北部豪雨]]。九州北部を中心に熊本県阿蘇市乙姫で816.5ミリ、大分県日田市椿ヶ鼻で656.5ミリ、福岡県八女市黒木町で649ミリに達するなど記録的な豪雨となった。<br />
* [[7月13日]] - [[ムーディーズ]]は[[イタリア]]の国債の格付けを2段階引き下げた。。<br />
* [[7月20日]] - 【アメリカ】 [[コロラド州]][[オーロラ (コロラド州)|オーロラ]]で[[オーロラ銃乱射事件|銃乱射事件]]が発生。死者12人、負傷者58人。<br />
* [[7月21日]] - 【スペイン】 同国に最大1000億ユーロ(約10兆円)の支援を決定する。使用目的は金融機関の資本増強に限定する。<br />
* [[7月22日]] - 【インド】 大統領選挙、前財務大臣の[[プラナブ・ムカルジー]]当選(7月25日就任)。<br />
* [[7月24日]] - [[2010年欧州ソブリン危機|欧州債務問題]]の影響により外国為替市場でユーロが約12年ぶりのユーロ安となる1ユーロ=94円12銭まで急落した。<br />
* [[7月27日]]〜[[8月12日]] - 【イギリス】 [[ロンドン]]にて第30回[[ロンドンオリンピック (2012年)|夏季オリンピック]]開催。<br />
* [[7月28日]] - 【日本】 [[ニンテンドー3DS | ニンテンドー3DS LL]]発売。<br />
<br />
=== 8月 ===<br />
* [[8月6日]] - [[NASA]]の火星探査機[[マーズ・サイエンス・ラボラトリー|キュリオシティ]]が[[火星]]に到着(着陸)した。<br />
* [[8月10日]] - 【韓国】 [[大韓民国]]の[[李明博]]大統領が日韓両国が領有権を主張する[[竹島 (島根県)|竹島]]に上陸した。<br />
* [[8月22日]] - 【ロシア】 [[世界貿易機関]](WTO)に加盟。<br />
* [[8月27日]] - 【日本】 [[AKB48]]の[[前田敦子]]が卒業。<br />
* [[8月29日]]〜[[9月9日]] - 【イギリス】 [[ロンドンパラリンピック]]開催。<br />
<br />
=== 9月 ===<br />
* [[9月3日]] - [[世界基督教統一神霊協会]](統一教会)の創始者([[教祖]])、[[文鮮明]]死去。92歳没。<br />
* [[9月6日]] - [[アジア太平洋経済協力]]会議が環境関連物品54品目を[[2015年]]までに関税を5%以下に引き下げる閣僚声明をまとめた。<br />
* [[9月11日]] - 【エジプト・リビア】 [[2012年アメリカ在外公館襲撃事件]]が発生。リビアのアメリカ領事館では[[クリストファー・スティーブンス]]米大使と職員3人の合計4人が殺害された。<br />
*[[9月15日]]〜 - 【中国】 全土で[[尖閣諸島]]国有化に反発して反日デモが発生する([[2012年の中国における反日活動]])。<br />
*[[9月29日]] - 【日本】 「[[オールスター感謝祭|オールスター感謝祭'12秋]]」が放送された。<br />
<br />
=== 10月 ===<br />
* [[10月5日]] - [[ビートルズ|ザ・ビートルズ]]、レコードデビュー50周年。<br />
* [[10月7日]] - 【ベネズエラ】 [[ベネズエラの大統領|大統領]]選挙の投開票が行なわれ、[[ウゴ・チャベス]]が4選を果たした。<br />
* [[10月8日]] - 【日本】 [[山中伸弥]][[医学博士]]の[[ノーベル生理学・医学賞]]受賞決定。<br />
* [[10月9日]] - 【パキスタン】 [[ターリバーン]]を批判し、女性の権利向上のために活動していた少女[[マララ・ユサフザイ]]がターリバーンとみられる男たちに銃撃され、負傷。後にターリバーンが犯行声明を出した。<br />
* [[10月12日]]<br />
**【日本】 政府が[[国際通貨基金|国際通貨基金(IMF)]]に、日本が600億ドル(約4.7兆円)を拠出することで正式合意した。<br />
**[[ノーベル平和賞]]に[[EU]][[欧州連合]]が選ばれた。<br />
* [[10月26日]] - [[マイクロソフト]]のOS「[[Microsoft Windows 8]]」発売。<br />
* [[10月29日]] - 【アメリカ】 東海岸で[[ハリケーン・サンディ]]が発生して、[[ニューヨーク証券取引所]]が29日と30日は取引停止をした。<br />
<br />
=== 11月 ===<br />
* [[11月6日]] - 【アメリカ】 大統領選挙、[[アメリカ合衆国上院|上院]]、[[アメリカ合衆国下院|下院]]各選挙投票日([[2012年アメリカ合衆国大統領選挙]])。[[バラク・オバマ]]大統領([[民主党 (アメリカ)|民主党]]・現職)の再選が決まるも、同日行われた議会選挙で下院は民主が過半数割れとなりねじれ現象が続く。<br />
* [[11月8日]] - 【中国】 第18回[[中国共産党全国代表大会|中国共産党党大会]]開催。閉幕翌日の[[11月15日|15日]]に開催された第18期中央委員会第1回総会で[[胡錦濤]][[中国共産党中央委員会総書記|党総書記]]・[[中国共産党中央軍事委員会|中軍委主席]]の後継として[[習近平]]が選出される。<br />
* [[11月13日]] - 【オセアニア】 [[オーストラリア]]・[[クイーンズランド州]]および[[ノーザン・テリトリー]]の北部の一部で[[日食|皆既日食]]を観測(オーストラリアを含む日付変更線の西側では14日)。<br />
* [[11月16日]] - 【日本】 [[2012年衆議院解散|衆議院の解散]]。<br />
* [[11月18日]] - 【日本】 [[任天堂]]が世界に先駆けて「[[Wii U]]」をアメリカで発売(ヨーロッパでは[[11月30日]]、日本では[[12月8日]]発売)。<br />
* [[11月28日]] - [[日本]]、[[オーストラリア]]などを中心に、[[東アジア]]、[[オセアニア]]ほぼ全域と[[ロシア]]の大部分、および[[北アメリカ]]の北西部の一部で[[月食|半影月食]]観測。<br />
<br />
=== 12月 ===<br />
* [[12月1日]] - 【クウェート】[[2012年12月クウェート国民議会選挙|国民議会選挙]]。<br />
* [[12月2日]] - 【日本】[[笹子トンネル天井板落下事故]]で、走行中の車複数台が巻き込まれて死傷者が出た。<br />
* [[12月7日]] - 【日本】午後5時18分頃、[[三陸沖]]を震源とする[[マグニチュード]]7.3、最大震度5弱を観測する[[三陸沖地震_(2012年12月)|地震]]が発生した(後にマグニチュード7.4に修正された)。<br />
* [[12月12日]] - 【北朝鮮】が人工衛星[[弾道ミサイル]]を発射([[北朝鮮によるミサイル発射実験 (2012年12月)|今回のミサイル発射実験詳細]])。<br />
* [[12月14日]] - 【米国】東部の[[コネチカット州]]で銃乱射事件が発生([[サンディフック小学校銃乱射事件]])。子供20人を含む26人が死亡、容疑者も死亡した。<br />
* [[12月16日]] - 【日本】[[衆議院議員総選挙]]([[第46回衆議院議員総選挙]])。[[自民党]]が[[与党]]に返り咲いた。<br />
* [[12月19日]] - 【韓国】[[大統領 (大韓民国)|大統領]]選挙([[2012年大韓民国大統領選挙]])。与党・[[セヌリ党]]の[[朴槿恵]]が勝利した。<br />
* [[12月21日]]〜[[12月23日|23日]] - [[京都議定書]]規定の、[[2008年]]から5年間の温室効果ガス年平均排出量削減目標期限。<br />
* [[12月26日]] - 【日本】自民党の総裁・[[安倍晋三]]が[[内閣総理大臣]]に就任([[第2次安倍内閣]])。<br />
<br />
== 周年 ==<br />
* [[米英戦争]]開戦から200周年。<br />
* [[タイタニック (客船)|タイタニック号]]の沈没から100年。<br />
* [[近代オリンピック|オリンピック]]の日本初参加から100年。<br />
* [[2月7日]] - [[長野オリンピック]]開幕から14年。<br />
* [[2月10日]] - [[トリノオリンピック]]開幕から6年。<br />
* [[5月31日]] - [[2002 FIFAワールドカップ]]開幕から10年。<br />
* [[6月9日]] - [[2006 FIFAワールドカップ]]開幕から6年。<br />
* [[6月10日]] - [[1998 FIFAワールドカップ]]開幕から14年。<br />
* [[10月1日]] - [[シドニーオリンピック]]閉幕から12年。<br />
<br />
== イベント・行事 ==<br />
=== スポーツ ===<br />
* [[7月27日]]〜[[8月12日]] - [[ロンドンオリンピック (2012年)|ロンドンオリンピック]]<br />
<br />
=== 国際年 ===<br />
* [[国際協同組合年]](International Year of Cooperative)<br />
* すべての人のための持続可能エネルギーの国際年(International Year of Sustainable Energy for All)<br />
<br />
== 天文現象 ==<br />
2012年は金環および皆既[[日食]]、[[金星の日面通過]]、木星食、金星食など[[食 (天文)|食]]に関する[[天文現象]]の当たり年であった。以下は本年に観測された主な天文現象の一覧である。日付は[[協定世界時|UTC]]となっている。<br />
* [[5月20日]] - 金環日食:中国や日本、アメリカなどで中心食が観測された([[2012年5月20日の日食]])。<br />
* [[6月4日]] - 部分[[月食]]:三分の一程の食。<br />
* [[6月6日]] - 金星の日面通過:8年ぶりの観測であったが、次回は105年後の2117年である。<br />
* [[7月15日]] - 木星食:[[月]]による[[木星]]の食。<br />
* [[8月13日]] - 金星食:月による[[金星]]の食。<br />
* [[11月13日]] - 皆既日食:オーストラリア北部の[[ケアンズ]]などで中心食が観測された。<br />
* [[11月28日]] - 半影月食<br />
* 12月中旬 - [[ふたご座流星群]]:ピーク(極大)の[[12月13日]]頃は[[朔]](新月)に近いため、月明かりが少なく好条件。<br />
<br />
== 経済 ==<br />
<br />
== 政治 ==<br />
<br />
== 芸術・文化・ファッション ==<br />
<br />
=== 流行 ===<br />
* '''[[2012年人類滅亡説]]''' - [[マヤ文明]]の[[長期暦]]の一つが[[12月21日]]([[冬至]])〜[[12月23日|23日]]頃に区切りを迎えるとされることから生まれた[[終末論]]。[[西洋]]を中心に世界各地で注目され、一種の流行りとなった。<br />
<br />
=== ゲーム ===<br />
* [[任天堂]]の次世代[[家庭用ゲーム機]]「[[Wii U]]」(アメリカ11月18日、ヨーロッパ11月30日、日本12月8日発売)<br />
<br />
== 死去 ==<br />
=== 1月 ===<br />
''[[訃報 2012年 1月]]を参照''<br />
<br />
=== 2月 ===<br />
''[[訃報 2012年 2月]]を参照''<br />
<br />
=== 3月 ===<br />
''[[訃報 2012年 3月]]を参照''<br />
<br />
=== 4月 ===<br />
''[[訃報 2012年 4月]]を参照''<br />
<br />
=== 5月 ===<br />
''[[訃報 2012年 5月]]を参照''<br />
<br />
=== 6月 ===<br />
''[[訃報 2012年 6月]]を参照''<br />
<br />
=== 7月 ===<br />
''[[訃報 2012年 7月]]を参照''<br />
<br />
=== 8月 ===<br />
''[[訃報 2012年 8月]]を参照''<br />
<br />
=== 9月 ===<br />
''[[訃報 2012年 9月]]を参照''<br />
<br />
=== 10月 ===<br />
''[[訃報 2012年 10月]]を参照''<br />
<br />
=== 11月 ===<br />
''[[訃報 2012年 11月]]を参照''<br />
<br />
=== 12月 ===<br />
''[[訃報 2012年 12月]]を参照''<br />
<br />
== ノーベル賞 ==<br />
* [[ノーベル物理学賞|物理学賞]]:[[セルジュ・アロシュ]]、[[デービッド・ワインランド]]<br />
* [[ノーベル化学賞|化学賞]]:[[ロバート・レフコウィッツ]]、[[ブライアン・コビルカ]]<br />
* [[ノーベル生理学・医学賞|生理学・医学賞]]:[[ジョン・ガードン (生物学者)|ジョン・ガードン]]、[[山中伸弥]]<br />
* [[ノーベル文学賞|文学賞]]:[[莫言]]<br />
* [[ノーベル平和賞|平和賞]]:[[欧州連合]] (EU)<br />
* [[アルフレッド・ノーベル記念経済学スウェーデン銀行賞|経済学賞]]:[[アルヴィン・ロス]]、[[ロイド・シャープレー|ロイド・シャプリー]]<br />
<br />
== フィクションのできごと ==<br />
* [[2月]] - アトム、宇宙空港サービス・ステーションでアルバイト(初版では「家出による密航」)、ロケット「タイタン号」は月面不時着。([[鉄腕アトム]]「イワンのばかの巻」)<br />
* [[3月]] - ファントムを生み出すため、[[日食]]の儀式「サバト」がワイズマンの手により実行される。([[仮面ライダーウィザード]])<br />
* [[4月]] - バリバリー博士率いる秘密結社「エジプト陰謀団」、[[エジプト]]に現る。(鉄腕アトム「エジプト陰謀団の巻」)<br />
* [[7月21日]] - 午後3時46分頃、[[東京湾]]北部を震源とする[[マグニチュード]]8.0の巨大地震が発生。([[2009年]]製作の[[テレビアニメ]]、[[東京マグニチュード8.0]])<br />
* [[8月]] - ロボット・ガデムが暴れる。(鉄腕アトム「ガデムの巻」)その後、小田原張珍が人工衛星110号を強奪(同「人工衛星SOSの巻)<br />
* [[9月3日]] - 漫画「[[ドラえもん]]」の連載開始当初の設定では、[[ドラえもん (架空のキャラクター)|ドラえもん]]が生まれる。<br />
* [[10月23日]] - “[[スーパーマン (架空の人物)|スーパーマン]]”クラーク・ケント、1938年から70余年にわたって勤めたデイリー・プラネット紙を退社、フリージャーナリストとなる。([[スーパーマン]])<br />
* [[12月]] - [[手塚漫画のキャラクター一覧#あ行|お茶の水博士]]の作った「人工太陽球」が[[手塚漫画のキャラクター一覧#か行|金三角]]に奪われる。(鉄腕アトム「人工太陽球の巻」)<br />
* [[ニューヨーク]]はクルピン・ウィルスの流行で荒廃。抗体のあったネビルは1人でワクチン開発を続けていた。([[2007年]]作成の[[アメリカ合衆国の映画|アメリカ映画]]、[[アイ・アム・レジェンド]])<br />
* 「2012年の[[冬至]]ごろに世界の終末が訪れる」としていた古代[[マヤ人]]の予言通り、地球上の各地で未曽有の[[地殻変動|地殻大変動]]が起き始めた。([[2009年]]製作のアメリカ映画、[[2012 (映画)|2012]])<br />
* [[アメリカ合衆国]][[ユタ州]]のエイリアン博物館でダーレク族最後の生き残りが覚醒し、軍人、医者、弁護士など200人が殺される。([[イギリス]]の[[SFドラマ]]、[[ドクター・フー]])<br />
* [[ロンドンオリンピック (2012年)|ロンドンオリンピック]]の聖火ランナーが走る住宅街で、子供の行方不明事件が多発し、オリンピック関係者全員が突如として消える。([[ドクター・フー]])<br />
* ヴァンスタテンの博物館に収納されていたダーレクが蘇り、博物館の200人のスタッフを殺害する。また、この騒ぎでヴァンスタテンは処罰を受ける。([[ドクター・フー]])<br />
<br />
{{デフォルトソート:2012ねん}}<br />
[[Category:2012年|*]]</div>
防人
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9月17日
2020-01-17T13:26:53Z
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<hr />
<div>'''9月17日'''(くがつじゅうななにち、くがつじゅうしちにち)は[[グレゴリオ暦]]で年始から260日目([[閏年]]では261日目)にあたり、年末まであと105日ある。<br />
<br />
== 彼我の差に恥じ入りつつ ==<br />
「日本人はアメリカがこれまでに国を挙げて戦った国の中で、最も気心の知れない相手であった」と、アメリカの人類学者ベネディクトの「[[菊と刀]]」は冒頭に記す。そのために、彼女のような学者が「日本人研究」に動員された。「[[敵性語]]」と称して英語の勉強まで禁じた日本とは大違い。<br />
<br />
日本文化の根底にある「義理・恥」の意識を指摘した指摘した彼女は、[[1948年]]のこの日に62歳で逝った。<br />
<br />
== できごと ==<br />
* [[901年]]([[延喜]]元年[[8月2日 (旧暦)|8月2日]]) - 『[[日本三代実録]]』が完成。<br />
* [[1176年]] - [[ミュリオケファロンの戦い]]。[[ルーム・セルジューク朝]]が[[東ローマ帝国]]([[コムネノス王朝]])に勝利。<br />
* [[1567年]]([[永禄]]10年[[8月15日 (旧暦)|8月15日]]) - [[織田信長]]が[[斎藤龍興]]の居城だった稲葉山城に移り[[岐阜城]]と改称。<br />
* [[1630年]] - [[ピューリタン]]が[[ボストン]]の街を建設。<br />
* [[1631年]] - [[三十年戦争]]: [[ブライテンフェルトの戦い (1631年)|ブライテンフェルトの戦い]]<br />
* [[1737年]] - [[ハノーファー王国|ハノーファー]][[選帝侯]][[ジョージ2世 (イギリス王)|ゲオルク・アウグスト]]が[[ゲオルク・アウグスト大学ゲッティンゲン]]を創設。<br />
* [[1789年]] - [[ウィリアム・ハーシェル]]が[[土星]]の[[衛星]]「[[ミマス (衛星)|ミマス]]」を発見。<br />
* [[1809年]] - [[ロシア帝国]]と[[スウェーデン王国]]が[[フィンランド戦争]]の講和条約「[[フレデリクスハムンの和約]]」を結ぶ。<br />
* [[1882年]] - [[1882年の大彗星]]が太陽表面から46万kmのところを通過し、太陽のすぐ脇でも明るく見える[[大彗星]]となった。<br />
* [[1859年]] - [[ジョシュア・ノートン]]が自らを「[[アメリカ合衆国|合衆国]]皇帝にして[[メキシコ]]の庇護者ノートン1世」と宣言。<br />
* [[1862年]] - [[南北戦争]]:[[アンティータムの戦い]]<br />
* [[1894年]] - [[日清戦争]]:[[黄海海戦 (日清戦争)|黄海海戦]]<br />
* [[1900年]] - [[米比戦争]]:[[マビタクの戦い]]<br />
* [[1920年]] - [[佐伯矩]]の私立営養研究所を発展させた国立栄養研究所(現[[国立健康・栄養研究所]])が設立。<br />
* [[1928年]] - オケチョビー・ハリケーンが[[フロリダ州]]に襲来。死者2500人以上。<br />
* [[1939年]] - [[第二次世界大戦]]・[[ポーランド侵攻]]: [[ナチス・ドイツ]]のポーランド侵攻に呼応する形でソ連[[赤軍]]がポーランド東部に侵攻。<br />
* 1939年 - 第二次世界大戦: [[イギリス海軍]]の空母[[カレイジャス (空母)|カレイジャス]]が[[ドイツ軍]]の[[Uボート]]から攻撃され沈没。<br />
* 1939年 - フィンランドのTaisto Mäkiが[[10000メートル競走]]で29分52秒6を記録。人類史上初めて10000メートルで30分を切る。<br />
* [[1944年]] - 第二次世界大戦:[[マーケット・ガーデン作戦]]開始。<br />
* [[1945年]] - [[枕崎台風]]が[[鹿児島県]][[枕崎市]]付近に上陸。日本列島を縦断し、死者行方不明者3756人。<br />
* 1945年 - [[瑞穂村開拓団集団自決]]発生。<br />
* [[1952年]] - [[伊豆諸島]]南部の岩礁で噴火が発生。18日、噴火を発見した漁船の名から[[明神礁]]と命名。<br />
* [[1956年]] - [[オーストラリア]]でテレビ放送開始。<br />
* [[1957年]] - [[マレーシア]]が[[国際連合|国連]]に加盟。<br />
* [[1959年]] - 高高度[[極超音速]]実験機[[X-15 (航空機)|X-15]]が初の動力飛行に成功。<br />
* [[1961年]] - [[ダグ・ハマーショルド]]国連事務総長が乗った飛行機が墜落。翌日死亡。<br />
* [[1964年]] - [[東京モノレール羽田線|東京モノレール]]が開業。日本初の旅客用[[モノレール]]。<br />
* [[1966年]] - [[平新艇事件]]:北朝鮮漁船が日本への亡命をはかる<br />
* [[1968年]] - [[江夏豊]]([[阪神タイガース|阪神]])が[[甲子園球場]]での対[[読売ジャイアンツ|巨人]]戦で[[王貞治]]から日本記録となる354個目の[[奪三振]]を[[記録]]。10月に世界記録を達成し、このシーズンで401奪三振を記録。<br />
* [[1969年]] - 徳島県知事選挙でNHKが初のテレビ[[政見放送]]を実施。<br />
* [[1974年]] - [[バングラデシュ]]、[[グレナダ]]、[[ギニア・ビサウ]]が国連に加盟。<br />
* [[1976年]] - [[アメリカ航空宇宙局|NASA]]が初の[[スペースシャトル]]「[[エンタープライズ (オービタ)|エンタープライズ]]」を公開。<br />
* [[1978年]] - [[エジプト]]大統領[[アンワル・アッ=サーダート]]と[[イスラエル]]首相[[メナヘム・ベギン]]が[[キャンプ・デービッド合意]]に調印。<br />
* [[1980年]] - [[ポーランド]]で[[独立自主管理労働組合「連帯」]]が発足。<br />
<!-- * [[1982年]] - [[上海虹橋国際空港]]で、[[日本航空インターナショナル|日本航空]]の[[DC-8|DC-8型機]]が着陸後にオーバーラン。 --><br />
<!-- * 1982年 - [[マーガレット・サッチャー]][[イギリスの首相|英首相]]が訪日。 --><br />
* [[1983年]] - [[ヴァネッサ・ウィリアムス]]が[[アフリカ系アメリカ人]]初の[[ミス・アメリカ]]に選ばれる。<br />
* [[1988年]] - 第24回[[夏季オリンピック]]、[[ソウルオリンピック]]大会開催。[[10月2日]]まで。<br />
* [[1991年]] - [[大韓民国|韓国]]、[[朝鮮民主主義人民共和国|北朝鮮]]、[[エストニア]]、[[ラトビア]]、[[リトアニア]]、[[マーシャル諸島]]、[[ミクロネシア連邦]]が国連に加盟。<br />
* 1991年 - [[Linuxカーネル]]の最初のバージョン(0.01)がインターネット上に公開される。<br />
* [[1993年]] - ロシア軍が[[ポーランド]]から完全撤退。<br />
* [[2002年]] - [[日本]]の[[小泉純一郎]][[首相]]が訪朝。[[日朝首脳会談]]が行われ、[[朝鮮民主主義人民共和国]]の[[金正日]][[総書記]]が[[北朝鮮による日本人拉致問題|拉致事件]]を公式に認める。<br />
* [[2004年]] - [[プロ野球再編問題 (2004年)|プロ野球再編問題]]での労使交渉が決裂。[[日本プロ野球選手会]]が[[日本プロ野球]]史上初の[[プロ野球ストライキ|ストライキ]]決行を発表。<br />
* [[2006年]] - [[スウェーデン]]議会の総選挙が行なわれ、[[フレドリック・ラインフェルト]]率いる[[穏健党]]を中心とする中道右派連合が勝利。<br />
2015年。この日のワイドショーは秋葉原だらけだった。このせいでと電王がイベント出たのに放送されなかった。朝1に峰不二子が出る予定だった。ヤフー乗っていた。あぐりが日本テレビジャックした。なぜこの日だったかと言うと翌日はえりぃのご主人がジャックしたため。ゲームショー開幕した。レンがイベント出たのにエブリしか放送されなかった<br />
<br />
== 誕生日 ==<br />
* [[1192年]]([[建久]]3年[[8月9日 (旧暦)|8月9日]]) - [[源実朝]]、[[鎌倉幕府]]第3代[[征夷大将軍|将軍]](+ [[1219年]])<br />
* [[1505年]] - [[マリア・フォン・エスターライヒ]] - ハンガリー王[[ラヨシュ2世]]妃(+ [[1558年]])<br />
* [[1552年]] - [[パウルス5世 (ローマ教皇)|パウルス5世]]、[[教皇|ローマ教皇]](+ [[1621年]])<br />
* [[1630年]] - [[ラヌッチョ2世・ファルネーゼ|ラヌッチョ2世]]、パルマ及びピアチェンツァ公(+ [[1694年]])<br />
* [[1730年]] - [[フリードリッヒ・ヴィルヘルム・フォン・シュトイベン|フリードリッヒ・W・フォン・シュトイベン]]、[[陸軍軍人]](+ [[1794年]])<br />
* [[1739年]] - [[ジョン・ラトリッジ]]、[[政治家]]、[[判事]](+ [[1800年]])<br />
* [[1764年]] - [[ジョン・グッドリック]]、[[天文学者]](+ [[1786年]])<br />
* [[1801年]] - [[エドワード・ウィリアム・レイン]] 、[[東洋学者]](+ [[1876年]])<br />
* [[1826年]] - [[ベルンハルト・リーマン]]、[[数学者]](+ [[1866年]])<br />
* [[1857年]] - [[コンスタンチン・ツィオルコフスキー]]、[[宇宙工学者]](+ [[1935年]])<br />
* [[1869年]]([[明治]]2年[[8月2日 (旧暦)|8月2日]])- [[江見水蔭]]、[[小説家]](+ [[1934年]])<br />
* 1869年 - [[クリスティアン・ランゲ]]、平和主義者(+ [[1938年]])<br />
* [[1870年]] - [[横田千之助]]、政治家(+ [[1925年]])<br />
* [[1883年]] - [[ウィリアム・カーロス・ウィリアムズ]]、[[詩人]](+ [[1963年]])<br />
* [[1884年]] - [[チャールズ・トムリンソン・グリフス]]、[[作曲家]](+ [[1920年]])<br />
* [[1900年]] - [[J・ウィラード・マリオット]]、[[マリオット・インターナショナル]]創業者(+ [[1985年]])<br />
* [[1901年]] - [[堀内寿郎]]、化学者(+ [[1979年]])<br />
* [[1903年]] - [[男女ノ川登三]]、第34代[[横綱]](+ [[1971年]])<br />
* [[1904年]] - [[フレデリック・アシュトン]]、[[バレエ]]ダンサー、[[振付師]](+ [[1988年]])<br />
* [[1907年]] - [[東野英治郎]]、[[俳優]](+ [[1994年]])<br />
* [[1913年]] - [[益田兼利]]、陸軍軍人、[[陸上自衛官]](+ [[1973年]])<br />
* [[1914年]] - [[金丸信]]、政治家(+ [[1996年]])<br />
* [[1917年]] - [[尹伊桑]]、作曲家(+ [[1995年]])<br />
* [[1918年]] - [[ハイム・ヘルツォーグ]]、[[イスラエルの大統領]](+ [[1997年]])<br />
* [[1920年]] - [[塚本幸一]]、[[ワコール]]創業者(+ [[1998年]])<br />
* [[1922年]] - [[アゴスティニョ・ネト]]、詩人、[[アンゴラの大統領]](+ [[1979年]])<br />
* [[1923年]] - [[芦部信喜]]、[[憲法学者]](+[[1999年]])<br />
* [[1925年]] - [[杉下茂]]、元[[プロ野球選手]]<br />
* [[1929年]] - [[スターリング・モス]]、[[フォーミュラ1|F1]][[レーサー]]<br />
* [[1930年]] - [[石川喬司]]、[[作家]]・[[評論家]]<br />
* 1930年 - [[トーマス・スタッフォード]]、[[宇宙飛行士]]<br />
* [[1931年]] - [[曾野綾子]]、[[小説家]]<br />
* [[1932年]] - [[ロバート・B・パーカー]]、[[小説家]](+ [[2010年]])<br />
* [[1933年]] - [[中川嘉美]]、政治家(+ [[2005年]])<br />
* [[1934年]] - [[ヴァルダ・オズボーン]]、[[フィギュアスケート]]選手<br />
* [[1935年]] - [[杉浦忠]]、プロ野球選手・監督(+ [[2001年]])<br />
* [[1937年]] - [[山本八郎]]、元プロ野球選手<br />
* [[1939年]] - [[金基洙 (ボクサー)|金基洙]]、[[プロボクサー]](+ [[1997年]])<br />
* [[1940年]] - [[松本俊一 (野球)|松本俊一]]、元プロ野球選手<br />
* [[1941年]] - [[橋爪功]]、俳優<br />
* [[1943年]] - [[江崎鉄磨]]、政治家<br />
* [[1944年]] - [[ラインホルト・メスナー]]、[[登山家]]<br />
* [[1947年]] - [[小坂敏彦]]、元プロ野球選手<br />
* [[1948年]] - [[小宮山洋子]]、政治家・元[[日本放送協会|NHK]]アナウンサー<br />
* 1948年 - [[ちあきなおみ]]、[[歌手]]<br />
* [[1951年]] - [[山崎海童]]、俳優<br />
* [[1953年]] - [[影山日出夫]]、[[ジャーナリスト]]、NHK解説委員(+ [[2010年]])<br />
* [[1954年]] - [[竹本健治]]、推理小説作家<br />
* [[1955年]] - [[マーシャル・ブラント]]、元野球選手<br />
* [[1956年]] - [[アルマズベク・アタンバエフ]]、政治家、第4代[[キルギス]]大統領<br />
* [[1958年]] - [[マンフレート・ホーネック]]、[[指揮者]]<br />
* [[1959年]] - [[大島さと子]]、女優<br />
* [[1960年]] - [[デイモン・ヒル]]、F1レーサー<br />
* [[1963年]] - [[蝶野正洋]]、[[プロレスラー]]<br />
* 1963年 - [[ジェレミー・ノスィーダ]]、[[調教師]]<br />
* [[1965年]] - [[ブライアン・シンガー]]、[[映画監督]]<br />
* 1965年 - [[中裕司]]、[[ゲームクリエイター]]<br />
* 1965年 - [[三浦将明]]、元プロ野球選手<br />
* [[1966年]] - [[河村博司]]([[ソウル・フラワー・ユニオン]])、ミュージシャン<br />
* [[1966年]] - [[葺本光秀|フッキー]]、[[ものまね]][[タレント]]([[ノブ&フッキー]])<br />
* [[1967年]] - [[えまお]](絵麻緒ゆう)、女優、元宝塚トップスター<br />
* [[1969年]] - [[ビスマルク・バレット・ファリア]]、元[[サッカー選手]]<br />
* 1969年 - [[三瀬真美子]]、[[タレント]]([[シェイプUPガールズ]])<br />
* [[1971年]] - [[田之上慶三郎]]、プロ野球選手<br />
* 1971年 - [[角田華子]]、[[フリーアナウンサー]]、タレント<br />
* 1971年 - [[アドリアナ・カランブー]]、ファッションモデル<br />
* [[1972年]] - [[花島優子]]、女優、[[タレント]]<br />
* 1972年 - [[上杉宏樹]]、元[[スキージャンプ]]選手<br />
* 1972年 - [[ブレイディー・ラジオ]]、元プロ野球選手<br />
* [[1973年]] - [[アナスタシア (歌手)|アナスタシア]]、歌手<br />
* 1973年 - [[市丸和代]]、女優<br />
* 1973年 - [[岩崎一則]]、お笑い芸人([[Hi-Hi]])<br />
* [[1974年]] - [[徳山昌守]](洪昌守)、元プロボクサー<br />
* 1974年 - [[山田康弘]]、NHKアナウンサー<br />
* [[1975年]] - [[タイナ・ローレンス]]、陸上競技選手<br />
* 1975年 - [[いわおかめめ]]、[[漫画家]]、[[イラストレーター]]<br />
* 1975年 - [[安田真範]]、元野球選手<br />
* [[1976年]] - [[本多小百合]]、[[中京テレビ放送|中京テレビ]]アナウンサー<br />
* 1976年 - [[小島可奈子]]、[[グラビアアイドル]]、女優<br />
* 1976年 - [[中野渡進]]、元プロ野球選手<br />
* 1976年 - [[塚田文]]、フリーアナウンサー<br />
* 1976年 - [[一橋忠之]]、NHKのアナウンサー<br />
* [[1978年]] - [[なかやまきんに君]]、タレント<br />
* [[1979年]] - [[青山草太]]、俳優、タレント<br />
* 1979年 - [[谷口拓也]]、ゴルファー<br />
* [[1980年]] - [[三山ひろし]]、[[演歌歌手]]<br />
* 1980年 - [[坂本爽]]、俳優<br />
* 1980年 - [[坂本昌也]]、[[FREENOTE]]ギター<br />
* 1980年 - [[朝倉理子]]、ファッションモデル、タレント<br />
* [[1982年]] - [[上野紋]]、アナウンサー<br />
* [[1983年]] - [[松崎伸吾]]、プロ野球選手<br />
* 1983年 - [[仲の国将]]、元大相撲力士<br />
* [[1984年]] - [[金大恩]]、体操競技選手<br />
* 1984年 - [[円谷英俊]]、プロ野球選手<br />
* 1984年 - [[嵐優子]]、タレント<br />
* 1984年 - [[庄司こなつ]]、タレント<br />
* 1984年 - [[もりちえみ]]、タレント<br />
* [[1985年]] - [[北山宏光]]、アイドル([[Kis-My-Ft2]])<br />
* 1985年 - [[長谷川未来]]、タレント<br />
* 1985年 - [[アレキサンダー・オベチキン]]、[[アイスホッケー選手]]<br />
* 1985年 - [[トマーシュ・ベルディハ]]、[[テニス選手]]<br />
* [[1986年]] - [[パオロ・デ・チェリエ]]、サッカー選手<br />
* [[1987年]] - [[巽悠衣子]]、[[声優]]<br />
* 1987年 - [[中村アン]]、モデル、タレント<br />
* 1987年 - [[AYAMO]]、ファッションモデル<br />
* 1987年 - [[千代桜右京]]、元大相撲力士<br />
* [[1988年]] - [[ステファン・サンデー]]、サッカー選手<br />
* 1988年 - [[フィッツジェラルド・マイケル・ジェームズ]]、サッカー選手<br />
* 1988年 - [[田中優夏]]、モデル<br />
* 1988年 - [[北条佳奈]]、グラビアアイドル、女優<br />
* [[1989年]] - [[JUNICHI]]、[[画家]]<br />
* [[1990年]] - [[ケンドラ・モイル]]、[[フィギュアスケート選手]]<br />
* [[1991年]] - [[石川遼]]、ゴルファー<br />
* 1991年 - [[ささの翔太]]、俳優<br />
* 1991年 - [[宇佐美蘭]]、[[キャスター]]<br />
* 1991年 - [[寿美菜子]]、[[声優]]<br />
* 1991年 - [[大嶺翔太]]、[[プロ野球選手]]<br />
* [[1996年]] - [[野中葵]]、ファッションモデル<br />
* [[2000年]] - [[飯野芹菜]]、[[子役]]<br />
* 生年不明 - 安孫子真哉、[[銀杏BOYZ]]<br />
* 生年不明 - [[葉月ゆら]]、[[歌手]]、[[ネットアイドル]]<br />
* 生年不明 - [[風雅なおと]]、歌手<br />
<br />
== 忌日 ==<br />
* [[1575年]] - [[ハインリヒ・ブリンガー]] 、スイスの神学者(* [[1505年]])<br />
* [[1611年]] - [[バルトロメウス・スプランヘル]]、フランドルの[[画家]](* [[1546年]])<br />
* [[1621年]] - [[ロベルト・ベラルミーノ]]、カトリック教会枢機卿(* [[1542年]])<br />
* [[1665年]] - [[フェリペ4世 (スペイン王)|フェリペ4世]]、スペイン王(* [[1605年]])<br />
* [[1762年]] - [[フランチェスコ・ジェミニアーニ]]、イタリアの[[作曲家]]・[[ヴァイオリニスト]](* [[1687年]])<br />
* [[1786年]]([[天明]]6年[[8月25日 (旧暦)|8月25日]])- [[徳川家治]]、[[江戸幕府]]第10代[[征夷大将軍]](* [[1737年]])<br />
* [[1836年]] - [[アントワーヌ・ローラン・ド・ジュシュー]]、フランスの植物学者(* [[1748年]])<br />
* [[1863年]] - [[アルフレッド・ド・ヴィニー]]、フランスの作家(* [[1797年]])<br />
* [[1892年]] - [[ルドルフ・フォン・イェーリング]]、ドイツの法学者(* [[1818年]])<br />
* [[1894年]] - [[トウ世昌|鄧世昌]]、[[清]]の海軍軍人(* [[1849年]])<br />
* [[1907年]] - [[イグナーツ・ブリュル]]、[[ピアニスト]]・[[作曲家]](* [[1846年]])<br />
* [[1924年]] - [[ジョン・マーチン・シェバーリ]]、アメリカの[[天文学者]](* [[1853年]])<br />
* [[1928年]] - [[若山牧水]]、[[歌人]](* [[1885年]])<br />
* [[1936年]] - [[アンリ・ルシャトリエ]]、フランスの[[化学者]](* [[1850年]])<br />
* [[1938年]] - [[ニコライ・コンドラチエフ]]、ソ連の経済学者(* [[1892年]])<br />
* 1938年 - [[山中貞雄]]、[[映画監督]](* [[1909年]])<br />
* 1938年 - [[村上鬼城]]、[[俳人]](* [[1865年]])<br />
* [[1948年]] - [[フォルケ・ベルナドッテ]]、スウェーデンの王族・外交官(* [[1895年]])<br />
* 1948年 - [[ルース・ベネディクト]]、[[文化人類学]]者(* [[1887年]])<br />
* [[1949年]] - [[岡田資]]、陸軍軍人(* [[1890年]])<br />
* [[1956年]] - [[岩崎輝弥]]、[[実業家]]・[[日本]]の[[鉄道ファン]]の先駆者(* [[1887年]])<br />
* [[1963年]] - [[エドゥアルト・シュプランガー]]、ドイツの[[哲学者]]・[[心理学者]]・[[教育学者]](* [[1882年]])<br />
* [[1965年]] - [[櫻井忠温]]、陸軍軍人・作家(* [[1879年]])<br />
* [[1966年]] - [[フリッツ・ヴンダーリヒ]]、ドイツのテノール歌手(* [[1930年]])<br />
* [[1979年]] - [[吉田満]]、[[小説家]](* [[1923年]])<br />
* [[1980年]] - [[アナスタシオ・ソモサ・デバイレ]]、ニカラグアの軍人・政治家(* [[1925年]])<br />
* 1980年 - [[内村祐之]]、精神医学者(* [[1897年]])<br />
* [[1985年]] - [[ローラ・アシュレイ]]、イギリス出身の[[ファッションデザイナー]](* [[1925年]])<br />
* [[1991年]] - [[ジノ・フランチェスカッティ]]、フランスの[[ヴァイオリニスト]](* [[1902年]])<br />
* [[1994年]] - [[中川勝彦]]、[[歌手]]・[[俳優]](* [[1962年]])<br />
* 1994年 - [[カール・ポパー]]、オーストリア出身の哲学者(* [[1902年]])<br />
* 1994年 - [[ビタス・ゲルレイティス]]、アメリカの[[テニス]]選手(* [[1954年]])<br />
* [[1996年]] - [[スピロ・アグニュー]]、アメリカの政治家・[[アメリカ合衆国副大統領|副大統領]](*[[1918年]])<br />
* [[1997年]] - [[会田雄次]]、[[歴史学者]](*[[1916年]])<br />
* [[2005年]] - [[アルフレッド・リード]]、アメリカの[[作曲家]]・[[指揮者]](*[[1921年]])<br />
* [[2006年]] - [[曽我部和恭]]、[[声優]](* [[1948年]])<br />
* [[2007年]] - [[犬塚稔]]、[[脚本家]]・[[映画監督]](* [[1901年]])<br />
* 2007年 - [[森田光徳]]、[[シャボン玉石けん]]社長(* [[1931年]])<br />
* [[2009年]] - [[ヌルディン・モハンマド・トップ]]、イスラム過激派指導者・[[テロリスト]](* [[1968年]])<br />
<br />
== 記念日・年中行事 ==<br />
* 憲法記念日 (アメリカ合衆国)({{USA}}、土曜日の場合は前日、日曜日の場合は翌日)<br />
*: [[1787年]]のこの日、[[アメリカ合衆国憲法]]の署名が行われた。<br />
* フォン・シュトイベン・デー<br />
*: [[ジョージ・ワシントン]]に仕え[[大陸軍 (アメリカ)|大陸軍]]に軍隊の訓練を教えたドイツ出身の軍人[[フリードリッヒ・ヴィルヘルム・フォン・シュトイベン]]の誕生日。地域によっては19日や24日に祝われる。<br />
* 英雄の日({{AGO}})<br />
*: [[アンゴラ独立戦争]]を指導し、独立後は初代大統領となった[[アゴスティニョ・ネト]]の誕生日。<br />
<br />
* [[敬老の日]]({{JPN}}、[[2007年]]・[[2012年]]・[[2018年]])※9月第3月曜日<br />
<br />
* [[モノレール]]開業記念日({{JPN}})<br />
*: [[1964年]]のこの日に、東京浜松町~[[東京国際空港|羽田空港]]間に日本初の旅客用モノレールである[[東京モノレール羽田線]]が開通したことを記念して、これを運営する[[東京モノレール]]株式会社が制定。<br />
<br />
* [[イタリア料理]]の日 ({{JPN}})<br />
*: [[日本イタリア料理協会]]が制定。[[イタリア語]]で「[[料理]]」を意味する「クチーナ(CUCINA)」を917と読む語呂合わせから。<br />
<br />
== フィクションのできごと ==<br />
=== 誕生日 ===<br />
* 0043年 - ユリウス・レイフィールド、漫画・アニメ『[[RAVE (漫画)|RAVE]]』に登場するキャラクター<br />
* [[1979年]] - 中富七香、アニメ『[[魔法使いTai!]]』に登場するキャラクター<br />
* [[1990年]] - 沢田未央、漫画・アニメ『[[To LOVEる -とらぶる-]]』に登場するキャラクター<br />
* [[1996年]] - 南波日々人、漫画『[[宇宙兄弟]]』に登場するキャラクター<br />
* [[2002年]] - 沙羅依挫矢、アニメ『[[ZERO (やまざき貴子)|ZERO]]』に登場するキャラクター<br />
* [[宇宙世紀|U.C.]]0071年 - [[ガンダム・チーム#ルー・ルカ|ルー・ルカ]]、アニメ『[[機動戦士ガンダムΖΖ]]』に登場するキャラクター<br />
* 生年不明 - ローズマリー・キャットニップ、ゲーム『[[ネクストキング 恋の千年王国]]』に登場するキャラクター<br />
* 生年不明 - 天宮小百合、オンラインゲーム『[[ときめきメモリアルONLINE]]』に登場するキャラクター<br />
* 生年不明 - マックス、オンラインゲーム『[[スカッとゴルフ パンヤ]]』に登場するキャラクター<br />
* 生年不明 - 櫻見枝絵留、麻雀ゲーム『[[Princess Brave 雀卓の騎士]]』に登場するキャラクター<br />
* 生年不明 - 九蓮寺早苗、ゲーム『[[らぶバト]]』に登場するキャラクター<br />
* 生年不明 - アルマ・コンラート、ゲーム『[[ヴァニタスの羊]]』に登場するキャラクター<br />
* 生年不明 - 黒崎夕、ゲーム『[[スクールフェスタ]]』に登場するキャラクター<br />
* 生年不明 - 天原ふゆき、漫画『[[らき☆すた]]』に登場するキャラクター<br />
* 生年不明 - 蜂也(はちや)、漫画『[[BASARA]](バサラ)』に登場するキャラクター<br />
* 生年不明 - 岸田美依子、漫画『[[瞳のカトブレパス]]』に登場するキャラクター<br />
* 生年不明 - 田沼要、漫画・アニメ『[[夏目友人帳]]』に登場するキャラクター<br />
* 生年不明 - 小野宮結月、ゲーム・アニメ『[[ましろ色シンフォニー]]』に登場するキャラクター<br />
* 生年不明 - [[万事屋銀ちゃん|金丸]]、漫画・アニメ『[[銀魂]]』に登場するキャラクター<br />
* 生年不明 - 春日伊織、ゲーム『[[未来ノスタルジア]]』に登場するキャラクター<br />
<br />
== 誕生花 ==<br />
* [[リンドウ]]:[[花言葉]]は「さびしい愛情」<br />
* [[エリカ属|エリカ]]:花言葉は「孤独」<br />
* [[シュウカイドウ]]:花言葉は「片思い・恋の悩み・未熟」<br />
* [[ノブドウ]]:花言葉は「人間愛、慈悲」<br />
* [[ヒース]]:花言葉は「博愛、謙遜、孤独、休息、幸福な愛」<br />
* [[フウセンカズラ]]:花言葉は「あなたと飛び立ちたい、多忙、飛翔」<br />
* [[ミセバヤ]]:花言葉は「静寂を愛する、平穏無事、つつましさ」<br />
<br />
== 誕生石 ==<br />
* [[サファイア]]:[[宝石言葉]] は「誠実‧賢明‧慈愛」<br />
* [[翠銅鉱]]:宝石言葉 は「再会」</div>
防人
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井上和香
2020-01-17T13:26:39Z
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<hr />
<div>[[Image:井上和香1.jpg|350px|thumb|井上 和香]]<br />
[[Image:井上和香29.jpg|350px|thumb|結婚相手の[[飯塚健]]]]<br />
'''井上 和香'''(いのうえ わか、[[1980年]][[5月13日]] - )は、[[日本]]の[[俳優|女優]]、[[タレント]]、元[[グラビアアイドル]]である。本名は「新村 直子」。[[愛称]]は'''ワカパイ'''、'''和香ちゃん'''。<br />
<br />
[[東京都]]出身。[[インセント]]所属。[[日出中学校・高等学校|日出女子学園高等学校]]卒業。[[スリーサイズ]]は、B88cm W60cm H90cm。母親は元女優の[[嵯峨京子]]。2014年8月15日のYahoo!でお母さん崩御していた事判明した<br />
<br />
[[2012年]][[4月23日]]、映画監督の[[飯塚健]]と同年[[5月13日]]の誕生日に入籍することを発表した。<br />
<br />
== 略歴 == <br />
* [[六本木]]のキャバクラでNo.1嬢であったところ、[[マスコミ]]関係者とつながりを持つ。<br />
* 芸能事務所「インセント」に応募し、芸能界入りをする。<br />
* [[2002年]]10月、月刊誌『[[BOMB]]』([[学研ホールディングス|学習研究社]])にてグラビアデビュー。<br />
* [[2003年]]、「第41回 [[ゴールデン・アロー賞]] グラフ賞」を受賞。また、「[[日テレジェニック#日テレジェニック2003|日テレジェニック2003]]」にも選ばれる。同メンバーでは唯一の二十代かつ最年長だった。<br />
* [[2004年]]、舞台『SAY YOU KIDS〜20th Century BOX〜』にて女優デビューを果たし、連続テレビドラマ『[[WATER BOYS2]]』や映画『猿飛佐助II〜闇の軍団〜』にも出演する。<br />
* [[2006年]]、『[[黒い太陽]]』([[テレビ朝日]])にて連続テレビドラマのヒロイン役を務める。<br />
* [[2008年]]、『コラソンdeメロン』にて映画初主演。<br />
2015年1月26日にブログでご懐妊した事発表した<br />
翌日のPONで放送された<br />
ジャックスパロウとバズーカのせいでPON以外で放送されなかった<br />
<br />
== 人物・エピソード ==<br />
[[Image:井上和香2.jpg|350px|thumb|井上 和香]]<br />
* 母は、元女優。父は、料亭の板前である。<br />
* 趣味は、ゴルフ、カラオケ、読書。特技は、水泳、料理(特に和食)、[[パーソナルコンピュータ|パソコン]]の[[タッチタイピング]]。<br />
* シンガーソングライターの[[aiko]]のファン。高校生の頃から[[西川貴教]]のファンだったとも発言したが、本人から「全然そうは思えないんですけど。会った時ドライな態度だったのに」と言われた。<br />
* バストはFカップ。その特徴から「'''ワカパイ'''」との呼称がある。<br />
*口が平べたく、どことなく河童をイメージさせることに加え、Fカップのバストを持つことから、西川貴教からは「エロガッパ」とも呼ばれている。しかし当の井上は「エロガッパじゃないです!頭に皿とかないですから」とムキになって言い返すこともある。<br />
* デビュー当時には「和製モンロー」とも呼ばれた。これは当時のスリーサイズ(90 - 60 - 90)が[[アメリカ合衆国|アメリカ]]の[[俳優|女優]]、[[マリリン・モンロー]]と同じことから[[小堺一機]]がラジオで名付けたもの(実際にはモンローのサイズを小堺は間違えて覚えていた)。<br />
* 2007年1月12日よりバラエティ番組『[[ぐるぐるナインティナイン]]』の名物コーナー「[[グルメチキンレース・ゴチになります!|ゴチになります8]]」のレギュラー出演者となるが、シリーズ最終戦となる2008年1月11日の放送で最下位が決定し、わずか1年でクビになった。1年の参戦で「スペシャルにおける年間負け数」、「設定金額との最大誤差」、「自腹合計金額」の記録を塗り替え、「'''ゴチワースト三冠王'''」と名付けられた。同番組では、度々号泣するシーンが見受けられた。とりわけ最終戦で最下位が決定した際には約120万もの自腹総額を記録して、クビが確定。化粧が落ちるほどの号泣をみて、ゲストの[[名取裕子]]が'''もらい泣き'''をする。最後は涙目で「バーカ!!」と捨て台詞を吐いて退場した。<br />
* 『[[ラジかるッ]]』で、デビュー前は[[松屋フーズ|松屋]]新宿西口店でアルバイトをしていたことを告白。<br />
* グラビアの仕事は減ったが、本人は「水着は私の原点。望みがあれば水着の仕事もする」と述べている。<br />
* 近年は、バラエティ番組の出演よりも、ドラマ・舞台などの女優業を中心に活動している。<br />
* 2009年1月12日の『[[ライオンのごきげんよう|ごきげんよう]]』で、プライベートでは実は[[ビキニ (水着)|ビキニ]]を1枚も持っていないことが公言された。プライベートで泳ぎに行く時には、[[スクール水着]]の上に[[Tシャツ]]と[[短パン]]をはいているとのことである。<br />
*プロ野球は根っからの[[読売ジャイアンツ]]ファンである。特に[[阿部慎之助]]捕手の大ファン。<br />
* [[2012年]][[4月23日]]、自身のブログで映画監督の[[飯塚健]]と同年[[5月13日]]の誕生日に入籍することを発表した。2016年6月11日のメレンゲでなれそめ語った<br />
<br />
== キャバクラで磨いた男運 ==<br />
[[Image:井上和香3.jpg|350px|thumb|井上 和香]]<br />
「[[サンスポ]]がスクープしたのも納得。なんといっても、同紙の芸能デスクは井上が芸能界入りする前に六本木の人気店・Nでナンバー1[[キャバクラ嬢]]だったころからの熱烈な“サポーター”で、井上がグラドルとして芸能界デビューする際にも大々的に紙面でPRしていた。井上にとっては、キャバ嬢時代にはたっぷりお金を落としてくれて、芸能人になったらタダでPRしてくれるありがたい存在に違いない」(芸能プロ関係者)<br />
<br />
キャバ嬢時代の写真付きダイレクトメールが出回るなど、キャバ嬢であったことが半ば公然の事実となっている井上だが、[[2006年]]にドラマ『黒い太陽』(テレビ朝日系)でヒロインのキャバクラ嬢を演じた際には制作発表会見で<br />
<br />
「今までやったことのない役柄なので悩むこともありますが、共演者の方々の力をお借りして、演じ切りたい」<br />
<br />
と淡々とあいさつ。たしかに、演じたことのない役柄ではあったが、井上の中でキャバ嬢時代は“なかったこと”になっているようだ。<br />
<br />
「Nにはかなり多くの芸能界関係者が訪れていたが、芸能界入り後、井上はお客さんだった関係者に会っても平気で『どうも、初めまして』とあいさつしたという。とはいえ、芸能界入りのきっかけも、常連客だった大手出版社の漫画誌担当編集者から事務所を紹介してもらい、さらにはその漫画誌でグラビアデビューを飾ったから、かなり根性が据わっている」(出版関係者)<br />
<br />
デビュー時はグラビアやDVDが中心だったが、ここ数年は女優業にシフト。これまでプライベートでは2009年に演劇ユニット・TEAM NACSの[[戸次重幸]]と交際3カ月で破局したぐらいしか浮いた話がなかったが、結婚相手の飯塚監督は今後ますますの活躍が期待されるだけに、「飯塚監督も井上を起用すれば話題になるだろうから、井上の女優業はしばらく安泰。結局、芸能界入りから“男運”に恵まれていたようで、ナンバー1キャバ嬢時代に磨いた、男を見分ける目は大したもの」(週刊誌記者)。<br />
<br />
== 出演 ==<br />
=== テレビドラマ ===<br />
[[Image:井上和香4.jpg|350px|thumb|井上 和香]]<br />
[[Image:井上和香5.jpg|350px|thumb|井上 和香]]<br />
[[Image:井上和香6.jpg|350px|thumb|井上 和香]]<br />
; 連続ドラマ<br />
* [[WATER BOYS2]](2004年7月 - 9月、[[フジテレビジョン|フジテレビ]])越野春香 役<br />
* [[NHK夜の連続ドラマ]] 「[[トキオ 父への伝言]]」(2004年8月 - 9月、[[NHK総合テレビジョン|NHK総合]])田村早智 役<br />
* [[鬼嫁日記]](2005年10月 - 12月、[[関西テレビ放送|関西テレビ]])村井あゆみ 役<br />
* [[ガチバカ!]](2006年1月 - 3月、[[TBSテレビ|TBS]])辻堂小牧 役。祐子逮捕の話題で放送されなかった<br />
* [[7人の女弁護士]](2006年4月 - 6月、[[テレビ朝日]])麻生恵理 役<br />
* [[金曜ナイトドラマ]]「[[黒い太陽]]」(2006年7月 - 9月、テレビ朝日)ヒロイン・千鶴 役<br />
* [[土曜時代劇 (NHK)|土曜時代劇]]「[[オトコマエ!]]」(2008年4月 - 7月、NHK総合)「佐和膳」女将・佐和 役<br />
* [[シバトラ#テレビドラマ|シバトラ〜童顔刑事・柴田竹虎]] 第9話 - 最終話(2008年7月 - 9月、フジテレビ)神奈川県警警務部監察官・常盤遼子警視 役<br />
* 金曜ナイトドラマ「[[サラリーマン金太郎#テレビ朝日ドラマ版|サラリーマン金太郎]]」(2008年10月 - 12月、テレビ朝日)末永美鈴 役<br />
* [[連続テレビ小説]]「[[つばさ (朝ドラ)|つばさ]]」(2009年4月 - 9月、NHK総合)篠田麻子 役<br />
* 土曜時代劇「[[オトコマエ!]]2」(2009年9月 - 12月、NHK総合)「佐和膳」女将・佐和 役<br />
* 金曜ナイトドラマ「[[サラリーマン金太郎#テレビ朝日ドラマ版|サラリーマン金太郎]]2」(2010年1月 - 3月、テレビ朝日)末永美鈴 役<br />
* [[新選組血風録 (テレビドラマ)#2011年版|新選組血風録]](2011年4月-6月、[[NHK衛星第2テレビジョン|NHK BSブレミアム]] )- [[お梅]] 役<br />
* [[荒川アンダー ザ ブリッジ#テレビドラマ|荒川アンダー ザ ブリッジ]](2011年7月 -9月 、[[MBSテレビ|毎日放送]]・TBS)島崎 役<br />
* [[よる★ドラ]]「[[ビターシュガー#テレビドラマ|ビターシュガー]]」(2011年10月 - 12月、NHK総合)辻房恵 役<br />
* [[ランナウェイ〜愛する君のために]](2011年10月 - 12月 、TBS)山田幸恵 役<br />
<br />
; 単発・ゲスト出演<br />
* [[ほんとにあった怖い話]]「憑かれた病院」(2004年11月29日、フジテレビ)主演・佐野美也子 役<br />
* [[離婚弁護士|離婚弁護士 新春スペシャル]](2005年1月6日、フジテレビ)北原ゆかり 役<br />
* [[世にも奇妙な物語]] 春の特別編「倦怠期特効薬」(2005年4月12日、フジテレビ)中島ミユキ 役<br />
* ほんとにあった怖い話スペシャル6 京都ミステリーツアーSP「乗せて…ください」(2005年8月23日、フジテレビ)主演・永田幸恵 役<br />
* [[火曜ドラマゴールド]]「[[女検事・霞夕子#検事 霞夕子|検事 霞夕子 SP]]」(2006年11月7日・2007年10月2日、[[日本テレビ放送網|日本テレビ]])桜木みどり 役<br />
* [[銭華|銭華2 DX豪華版]](2007年4月4日、日本テレビ)琴塚理沙 役<br />
* [[新幹線ガール]](2007年7月4日、日本テレビ)杉村亜紀 役<br />
* 黒い太陽 '07スペシャル(2007年9月21日、テレビ朝日)千鶴 役<br />
* ワタシ2.1「莉奈の場合」(2007年9月25日、[[関西テレビ☆京都チャンネル]])主演・竹内莉奈 役<br />
* [[浅草ふくまる旅館]](2007年10月 - 12月、TBS)第8話・来宮晴海 役。2014年6月9日に再放送放送された<br />
* [[吉原炎上]](2007年12月29日、テレビ朝日)花里 役<br />
* [[新春ワイド時代劇]]「[[徳川風雲録 八代将軍吉宗]]」(2008年1月2日、[[テレビ東京]])お須磨 役<br />
* [[さば]](2008年2月4日、フジテレビ)トミコ 役<br />
* [[交渉人〜THE NEGOTIATOR〜]](2008年1月 - 2月、テレビ朝日)- 第5話・岡村小百合 役<br />
* [[水曜ミステリー9]](テレビ東京)<br />
** 「[[ブランド刑事 予備鑑定捜査員 桐原真実|ブランド刑事3〜偽ブランド和牛殺人事件〜]]」(2008年7月30日)草野花子 役<br />
** 「[[鉄道警察官・清村公三郎]]8・追憶の殺人」(2012年2月8日)遠山南 役<br />
具志堅陽子2。(2014年7月23日)新垣真紀子役<br />
* [[金曜プレステージ]]「[[いじわるばあさん]]」(2009年1月9日、フジテレビ)伊知割マイコ 役<br />
* [[LOVE GAME]](2009年4月30日、[[讀賣テレビ放送|読売テレビ]])第2話・伊藤幸恵 役<br />
* [[必殺仕事人2009]](2009年5月1日、[[ABCテレビ]])第14話・おゆう 役<br />
* [[コールセンターの恋人]](2009年8月21日、ABCテレビ)<br />
* [[相棒]]Season8(2009年12月16日、テレビ朝日)第9話ゲスト・池田美代子役<br />
* [[水戸黄門 (パナソニック ドラマシアター)|水戸黄門]][[水戸黄門 (里見浩太朗)|第41部]]第9話「女意気地とニブイ奴・新宮」(2010年6月7日、TBS)お佐和 役<br />
* [[FACE MAKER]] 第2話(2010年10月14日、読売テレビ)内田優子・園部美和 役<br />
* [[金曜プレステージ]]「[[いじわるばあさん|いじわるばあさん2]]」(2010年4月23日、フジテレビ)伊知割マイコ 役<br />
* [[土曜ワイド劇場]]<br />
** 「[[京都殺人案内|京都殺人案内32]]」(2010年2月27日、朝日放送)中野千明 役<br />
** 「[[西村京太郎トラベルミステリー|西村京太郎トラベルミステリー54]]・伊豆の海に消えた女」(2010年10月2日、テレビ朝日)ナオミ(謎の女)役設定上序盤のみ登場。ラストの回想シーンに再登場。2015年8月29日に再放送放送された<br />
** 「[[火災調査官・紅蓮次郎|火災調査官・紅蓮次郎12]]」(2012年1月14日、テレビ朝日)内田鮎子 役<br />
預かり5。2015年2月17日に再放送放送された<br />
* [[月曜ゴールデン]] (TBS)<br />
** 「[[赤かぶ検事奮戦記#月曜ゴールデン版|赤かぶ検事奮戦記2 悪女の証言]]」(2010年10月18日)浦上真梨子 役<br />
** 「[[警視庁機動捜査隊216]]2・危険な女たち」(2011年10月31日)篠原弓絵 役<br />
* [[金曜プレステージ]]「[[いじわるばあさん|いじわるばあさん3]]」(2011年1月28日、フジテレビ) - 伊地割マイコ 役<br />
* [[Dr.伊良部一郎]] 第3話(2011年2月13日、テレビ朝日)中村奈緒 役<br />
* [[ホンボシ〜心理特捜事件簿〜]] 最終話・第1部(2011年3月10日、テレビ朝日)椎名ゆかり役<br />
* [[警視庁捜査一課9係#新・警視庁捜査一課9係season3(第6シリーズ)|新・警視庁捜査一課9係 season3]] 第5話(2011年8月3日、テレビ朝日)真嶋桜 役<br />
* ドラマスペシャル「[[火車 (小説)#2011年版|火車]]」(2011年11月5日、テレビ朝日)須藤薫 役<br />
* [[科捜研の女#科捜研の女(第11シリーズ、2011年)|科捜研の女 第11シリーズ]] 第12話(2012年2月9日、テレビ朝日)上原美帆 役<br />
* ドラマスペシャル「[[SP〜警視庁警護課|SP〜警視庁警護課II]]」(2012年3月3日、テレビ朝日)川畑令子 役。2016年1月7日に再放送放送された<br />
そこなんとか。(2014年8月24日。NHKBSP)<br />
赤い霊柩車(フジテレビ)2015年1月31日に再放送放送された<br />
<br />
=== テレビ番組 ===<br />
[[Image:井上和香7.jpg|350px|thumb|井上 和香]]<br />
* SDM発!(2003年4月 - 9月、フジテレビ)レギュラーMC<br />
* ド・ナイト(2003年4月 - 12月、テレビ朝日)準レギュラー<br />
* [[愛のエプロン]]3(2003年7月 - 2004年8月、テレビ朝日)準レギュラー<br />
* [[爆笑問題のバク天!]](2003年10月 - 2006年3月、TBS)<br />
* [[グラビアの美少女 (テレビ番組)|グラビアの美少女]](2003年、[[MONDO21]])<br />
* [[森田一義アワー 笑っていいとも!]](2004年4月 - 2006年3月、フジテレビ)<br />
** 水曜レギュラー(2004年4月 - 9月)<br />
** 木曜レギュラー(2004年10月 - 2006年3月)<br />
* [[どうぶつ奇想天外]](2003年10月 - 2007年9月、TBS)<br />
* [[不幸の法則]](2004年10月 - 2005年9月、日本テレビ)司会アシスタント<br />
* CS発!美少女箱(2004年11月 - 2005年4月、[[フジテレビTWO|フジテレビ721]])<br />
* [[知っとこ!]](2004年5月15日、2008年5月24日、[[MBSテレビ]])<br />
* [[M-1グランプリ]]/第4回大会(2004年、ABCテレビ)<br />
* [[Dynamite!]](2004年12月31日、TBS)メインナビゲーター<br />
* [[格闘王]](2005年3月、TBS)<br />
* [[HERO'S]](2005年7月 - 2007年12月、TBS)メインナビゲーター<br />
* [[オンナのじかんですよ。]](2006年12月26日・2007年6月25日、テレビ東京)<br />
* [[ぐるぐるナインティナイン]](2007年1月 - 2008年1月、日本テレビ)「[[グルメチキンレース・ゴチになります!|ゴチになります!8]]」レギュラー<br />
* [[DREAM]](2008年3月15日、TBS)メインナビゲーター<br />
* [[ナニコレ珍百景|ナニコレ珍百景 投稿大感謝!!!!!!年末5時間半SP]](2009年12月30日、テレビ朝日)珍定委員<br />
* 時創人~ビジネスプロデューサーFILE~(2010年2月11日、テレビ東京)(初の経済番組の)司会<br />
神社巡り。(2013年、9月3日、テレビ東京)<br />
和風総本家、(2014年1月3日。6月19日テ。2015年5月21日。テレビ東京)2015年12月6日及び13日に2014年1月3日が再放送放送された。2016年6月12日に前年5月21日が再放送された<br />
中居図書館(2014年5月13日テレビ朝日)<br />
虹色。(2016年3月26日。5月28日。関西テレビ。)<br />
メレンゲ。(2016年6月11日。日本テレビ。)<br />
<br />
=== テレビアニメ ===<br />
* [[名探偵コナン (アニメ)|名探偵コナン]](2007年10月22日、読売テレビ)本人 役<br />
<br />
=== 映画 ===<br />
* 猿飛佐助II〜闇の軍団〜(2004年)山吹 役<br />
* コラソンdeメロン(2008年 監督:[[田中誠]])主演・泉じゅん 役<br />
* [[荒川アンダー ザ ブリッジ#映画|荒川アンダー ザ ブリッジ]](2012年 監督・脚本:[[飯塚健]])島崎 役<br />
<br />
=== 舞台 ===<br />
[[Image:井上和香8.jpg|350px|thumb|井上 和香]]<br />
* トニセン三部作・完結編 「SAY YOU KIDS〜20th Century BOX〜」(2004年4月11日 - 5月11日、演出:[[横内謙介]])<br />
* [[エブリ リトル シング]](2008年7月11日 - 20日、原作:[[大村あつし|大村あつし]]、演出:[[岡村俊一]])菜々美 役<br />
<br />
===PV===<br />
*「嘘のつき方」 [[LOVE LOVE LOVE]]<br />
<br />
=== CM ===<br />
* [[ウッドワン]]<br />
* [[プロミス]](2003年 - 2006年)<br />
* [[NTTコミュニケーションズ]](2004年)WAKA<br />
* [[引越社]]「アリさんマークの引越社」(2004年 - 2006年)<br />
<br />
=== ラジオ ===<br />
* 井上和香の[[就職戦士ブンナビ!]] (2007年11月 - 2008年3月 [[文化放送]])<br />
* [[イマドキッ#イマドキッ金曜日|イマドキッ金曜日]] (2008年4月 - 2009年4月 [[MBSラジオ]])<br />
**上記番組と同じ内容「[[イマドキッ#イマドキッ金曜日|イマドキッ]]」 (2008年4月 - 2009年4月 [[TBSラジオ&コミュニケーションズ|TBSラジオ]])<br />
* [[イマドキッ#イマドキッ シーズン2|イマドキッ]] (2009年4月 - 2009年9月 MBSラジオ) (2009年4月 - 2009年10月 TBSラジオ)<br />
**上記番組のタイトルを改名「[[イマドキッ#イマドキッ シーズン2|イマドキッ シーズン2]]」 (2009年10月 - 2010年4月 MBSラジオ)<br />
* [[イマドキッ#飛び出せ!イマドキッ|飛び出せ!イマドキッ]] (2010年4月 - MBSラジオ)<br />
<br />
=== インターネット ===<br />
* BBbeat(2003年8月 - 2004年12月、[[ドリームネット]]・[[OCN]])MC<br />
* 井上和香インタビュー(2008年8月25日、[http://motteco.com/ モッテコ書店])<br />
<br />
=== その他 ===<br />
[[Image:井上和香9.jpg|350px|thumb|井上 和香]]<br />
* OCN 「Blogzine(ブログ人)」(2004年)広告キャラクター<br />
* 日本雑誌協会・雑誌愛読機関(2004年)イメージキャラクター<br />
* [[神戸コレクション]]2005A/W(2005年)ゲストモデル<br />
* [[厚生労働省]]・[[中央労働災害防止協会]]「平成18年度全国安全週間」(2006年)ポスター<br />
<br />
== リリース作品 ==<br />
=== イメージビデオ ===<br />
* [[日テレジェニック]]2003 井上和香「和香物語」(2003年7月、[[バップ]])<br />
* 初恋(2004年4月、[[デジキューブ]])<br />
* WAKAMANIA(2004年4月、[[ポニーキャニオン]])<br />
* WAKASAWAGI(2004年6月、デジキューブ)<br />
* 和香日和(2005年10月、リバプール)<br />
* 和香白書(2006年9月、リバプール)<br />
<br />
=== 写真集 ===<br />
* ファースト写真集「W」(2003年2月、[[学研ホールディングス|学習研究社]])ISBN 4-05401-959-5<br />
* YOUNG SUNDAY SPECIAL GRAPHIC VOL.4 WAKAZAKARI(2003年10月、[[小学館]])ISBN 4-09104-015-2<br />
* わかしぼり(2004年5月、[[講談社]])ISBN 4-06364-573-8<br />
* ワカコレ(2004年10月、学習研究社) ISBN 978-4-05-402262-1<br />
* IW (2010年9月、学研マーケティング) ISBN 978-4-05-404658-0<br />
<br />
== 受賞歴 ==<br />
[[Image:井上和香10.jpg|350px|thumb|井上 和香]]<br />
* [[日テレジェニック#日テレジェニック2003|日テレジェニック2003]](2003年)<br />
* 第41回 [[ゴールデン・アロー賞]] グラフ賞(2003年)<br />
* 第9回 [[ネイルクイーン]] タレント部門(2004年)<br />
* 2006年度 サンキストオレンジデープリンセス(2006年)<br />
* [[スワロフスキー]] 「CRYSTALLIZED STYLE AWARD 2007」 ベストドレッサー賞・女性部門(2007年)<br />
<br />
== 関連項目 ==<br />
* [[日出中学校・高等学校の人物一覧]]<br />
* [[キャバクラ嬢]]<br />
<br />
== 外部リンク ==<br />
* [http://gree.jp/r/24265/1?guid=ON 井上和香アプリ](iPhone版)<br />
* [http://gree.jp/r/24177/1?guid=ON 井上和香アプリ](Android版)<br />
* [http://www.incent.jp/incent/index.html 所属事務所インセント]<br />
* [http://ameblo.jp/inoue-waka/ オフィシャルブログ 『和香のキモチ』(2007年4月3日 - )]<br />
* [http://inoue-waka.blog.ocn.ne.jp/kimochi/ 旧オフィシャルブログ 『和香のキモチ』(2004年4月16日 - 2007年5月21日)]<br />
* [http://gree.jp/inoue_waka 井上和香 公式ブログ - GREE]<br />
<br />
== 井上和香の画像 ==<br />
[[Image:井上和香11.jpg|350px]][[Image:井上和香12.jpg|350px]][[Image:井上和香13.jpg|350px]][[Image:井上和香14.jpg|350px]][[Image:井上和香15.jpg|350px]][[Image:井上和香16.jpg|350px]][[Image:井上和香17.jpg|350px]][[Image:井上和香18.jpg|350px]][[Image:井上和香19.jpg|350px]][[Image:井上和香20.jpg|350px]][[Image:井上和香21.jpg|350px]][[Image:井上和香22.jpg|350px]][[Image:井上和香23.jpg|350px]][[Image:井上和香24.jpg|350px]][[Image:井上和香25.jpg|350px]][[Image:井上和香26.jpg|350px]][[Image:井上和香27.jpg|350px]][[Image:井上和香28.jpg|350px]][[Image:井上和香30.jpg|350px]][[Image:井上和香31.jpg|350px]][[Image:井上和香32.jpg|350px]][[Image:井上和香33.jpg|350px]][[Image:井上和香34.jpg|350px]][[Image:井上和香35.jpg|350px]][[Image:井上和香36.jpg|350px]][[Image:井上和香37.jpg|350px]][[Image:井上和香38.jpg|350px]][[Image:井上和香39.jpg|350px]][[Image:井上和香40.jpg|350px]][[Image:井上和香41.jpg|350px]][[Image:井上和香42.jpg|350px]][[Image:井上和香43.jpg|350px]][[Image:井上和香44.jpg|350px]][[Image:井上和香45.jpg|350px]][[Image:井上和香46.jpg|350px]][[Image:井上和香47.jpg|350px]][[Image:井上和香48.jpg|350px]]<br />
<br />
{{DEFAULTSORT:いのうえ わか}}<br />
[[Category:日本の俳優]]<br />
[[Category:日本のタレント]]<br />
[[Category:グラビアアイドル]]<br />
[[Category:インセント]]<br />
[[Category:日テレジェニック]]<br />
[[Category:東京都出身の人物]]<br />
[[Category:1980年生]]<br />
[[Category:巨乳]]<br />
[[Category:画像が多い記事]]</div>
防人
http://ja.yourpedia.org/mediawiki/index.php?title=%E9%88%B4%E6%9C%A8%E8%B2%AB%E5%A4%AA%E9%83%8E&diff=382311
鈴木貫太郎
2020-01-17T13:26:22Z
<p>防人: SEOに熱心なMuttley (トーク) による編集を ウマスラ による直前の版へ差し戻しました</p>
<hr />
<div>{{日本の内閣総理大臣<br />
|[[鈴木貫太郎内閣|42]]<br />
|鈴木 貫太郎<br/>(すずき かんたろう)<br/>[[Image:Suzuki Kantaro.jpg|200px]]<br />
|[[1868年]][[1月18日]]<br/>([[慶応]]3年[[12月24日 (旧暦)|12月24日]])<br />
|[[大阪府]][[堺市]]<br/>([[本籍地]]:[[千葉県]][[野田市]])<br />
|[[海軍大学校]]卒業<br />
|[[海軍大将]]<br/>[[男爵]]<br/>[[従一位]][[勲一等]][[功三級]]<br />
|[[枢密院 (日本)|枢密院]]議長<br />
|無<br />
|[[1945年]](昭和20年)[[4月7日]]|1945年(昭和20年)[[8月17日]] <br />
|非議員|<br />
|[[挙国一致内閣|中間内閣]]<br />
|[[1948年]]([[昭和23年]])[[4月17日]]}}<br />
'''鈴木 貫太郎'''('''すずき かんたろう'''、[[1868年]][[1月18日]]([[慶応 (元号)|慶応]]3年[[12月24日 (旧暦)|12月24日]]) - [[1948年]]([[昭和]]23年)[[4月17日]])は、[[海軍軍人]]、[[政治家]]。[[連合艦隊司令長官]]、[[軍令部|海軍軍令部長]]等を歴任し、終戦時の第42代[[内閣総理大臣]]。[[官位]]は[[大将|海軍大将]]、[[従一位]]<ref>鈴木は死後12年を経た[[1960年]](昭和35年)[[8月15日]](終戦15周年記念日)に、最高位階である従一位を[[贈位]]されている。従一位を没時追賜した例は多いが、死去から年数を経て贈位するのは例が少なく、[[日本国憲法]]施行後はこの鈴木が唯一の例である。</ref>[[勲等|勲一等]][[金鵄勲章|功三級]]、[[男爵]]。最後の[[江戸時代]]生まれの総理大臣でもある。<br />
<br />
== 経歴 ==<br />
[[大阪府]][[堺市]][[中区 (堺市)|中区]][[伏尾]]([[和泉国]][[大鳥郡]][[久世村]]伏尾、[[関宿藩]]の飛び地)に[[関宿藩]]士の[[鈴木由哲]]・きよの長男として生まれる。[[本籍地]]は、[[千葉県]][[野田市]](旧・[[関宿町]])。<br />
<br />
[[前橋市]]に転居し、[[前橋市立桃井小学校|厩橋学校]]、[[群馬県立前橋高等学校|前橋中学]]、[[攻玉社中学校・高等学校|攻玉社]]を経て、[[1884年]](明治17年)に[[海軍兵学校 (日本)|海軍兵学校]]に入学。[[日清戦争]]に従軍。[[1898年]](明治31年)、[[海軍大学校]]を卒業。[[日露戦争]]では、持論だった高速近距離射法を実現するために猛訓練を行い、部下から鬼の貫太郎、鬼の艇長と呼ばれたが、自らの駆逐隊で戦艦3隻、巡洋艦2隻を撃沈するなどの大戦果を挙げ、日本海海戦の大勝利に大きく貢献した。<br />
<br />
その後[[ドイツ]]に駐在、[[1914年]](大正3年)、[[海軍省|海軍]][[次官]]となり、[[シーメンス事件]]の事後処理を行う。[[1923年]](大正12年)、[[大将|海軍大将]]となり、[[1924年]](大正13年)に[[連合艦隊司令長官]]に、翌年[[軍令部|海軍軍令部長]]に就任。<br />
<br />
[[1929年]](昭和4年)に[[天皇]]と[[皇太后]]([[貞明皇后]])に[[侍従|侍従長]]就任を懇願され[[予備役]]に。[[1936年]](昭和11年)年に起きた[[二・二六事件]]では、青年将校らに襲撃された。一命を取り留めたが、侍従長を辞任した。<br />
<br />
[[1944年]](昭和19年)に[[枢密院 (日本)|枢密院]]議長となり、[[1945年]](昭和20年)4月[[内閣総理大臣]]就任。総理大臣としては非国会議員・[[江戸時代]]生まれ<ref>これに関しては微妙なところで、一般に「江戸時代」の終わりは[[大政奉還]]とされるが、これは鈴木が生まれる前の慶応3年10月14日([[1867年]]11月15日)である。一方、明治への改元は慶応4年9月8日([[1868年]]10月23日)であるが、改元に際して「慶応4年をもって明治元年とする(正月までさかのぼって改元)」とされたことから、慶応4年1月1日(1868年1月25日)が明治の始まりとなり、鈴木の誕生日の一週間後となる。したがって、厳密には「明治改元前に生まれた最後の総理大臣」である。</ref>という二つの点で最後の人物となった。また満77歳2ヶ月での就任は2009年現在、日本の総理大臣の就任年齢では最高齢の記録である<ref>退任時の年齢では[[大隈重信]](満78歳6ヶ月)が最高齢である。</ref>。[[昭和天皇]]から“聖断”を引き出し、紛糾する軍部・政府部内の意見を[[ポツダム宣言]]の受諾で日本降伏の一本に統一し、終戦と同時に[[総辞職]]。<br />
<br />
[[1948年]](昭和23年)死去、[[享年]]81。先妻トヨとは死別、後妻は、[[足立たか|たか]]([[昭和天皇]]の[[皇孫]][[殿下]]時代の教育御用掛)。遺品の多くは野田市の[[鈴木貫太郎記念館]]に展示されている。<br />
<br />
== 不死身の鬼貫 ==<br />
幼い頃から鈴木貫太郎は何度も死にそうな目にあった。3歳のとき暴走してきた馬に蹴られかけたり、魚釣りをしていて川に落ちたり、[[海軍]]に入ってからは夜の航海中に海に落ちたりしたが、その度に奇跡的に助かった。<br />
<br />
[[二・二六事件]]のときは事件前夜たか夫人と共に駐日[[アメリカ合衆国|アメリカ]]大使[[ジョセフ・グルー]]の招待を受けて夕食会に出席した後、11時過ぎに[[麹町]]三番町の[[侍従長]]官邸に帰宅した。午前5時頃に[[安藤輝三]][[陸軍大尉]]の指揮する一隊に襲撃される。はじめ安藤の姿はなく、下士官が兵士たちに発砲を命じた。鈴木は三発を左脚付根、左胸、左頭部に被弾し倒れ伏した。血の海になった八畳間に安藤が現れると、「中隊長殿、とどめを」と下士官の一人が促した。安藤が軍刀を抜くと、部屋の隅で兵士に押さえ込まれていた妻のたかが「おまちください!」と大声で叫び、「老人ですからとどめは止めてください。どうしても必要というならわたくしが致します」と気丈に言い放った。安藤はうなずいて軍刀を収めると、「鈴木貫太郎閣下に敬礼する。気をつけ、捧げ銃(つつ)」と号令した。そしてたかの前に進み、「まことにお気の毒なことをいたしました。われわれは閣下に対しては何の恨みもありませんが、国家改造のためにやむを得ずこうした行動をとったのであります」と静かに語り、女中にも自分は後に自決をする意を述べた後、兵士を引き連れて官邸を引き上げていった。<br />
<br />
反乱軍が去った後、鈴木は自分で起き上がり「もう賊は逃げたかい」と尋ねたという。たかは止血の処置をとってから[[宮内大臣]][[湯浅倉平]]に電話をかけ、湯浅は医師の手配をしてから駆けつけてきた。鈴木の意識はまだはっきりしており、湯浅に「私は大丈夫です。ご安心下さるよう、お上([[昭和天皇]]のこと)に申し上げてください」と言った。しかし声を出すたびに傷口から血が溢れ出た<ref>鈴木は大量に出血しており、駆けつけた医師がその血で転んでしまったという風説を生んだ。</ref>。医師とたかで血まみれの鈴木を[[タクシー|円タク]]に押し込み[[日本医科大学]]に運んだが、出血多量で顔面蒼白となり、やがて意識を喪失、心臓も停止した。直ちに甦生術が施され、枕元ではたかが必死の思いで呼びかけたところ、奇跡的に息を吹き返した。胸部の弾丸が心臓をわずかに外れたこと、頭部に入った弾丸は貫通して耳の後ろから出たことが幸いしたが、なによりもたかの機転でとどめが刺されなかったことが鈴木の命を救った。<br />
<br />
安藤輝三は以前に一般人と共に鈴木を訪ね時局について話を聞いており、面識があった。安藤は鈴木について「噂を聞いているのと実際に会ってみるのでは全く違った。あの人(鈴木)は[[西郷隆盛]]のような人で懐が大きい」と言い、後に座右の銘にするからと[[書道|書]]を鈴木に希望し、鈴木もそれに応えて書を安藤に送っていることなどから、一時、決起を思い止まろうとしたとも言われる。後に安藤が処刑されると、鈴木は記者の質問に答えて「首魁のような立場にいたから止むを得ずああいうことになってしまったのだろうが、思想という点では実に純真な、惜しい若者を死なせてしまったと思う」と述べた。<br />
<br />
== 海軍出の侍従長 ==<br />
[[1929年]](昭和4年)1月から[[侍従|侍従長]]を務めた。元々彼は海軍の軍人であり、侍従のような仕事は自分には適していない、と思っていた。彼の父・[[鈴木由哲]](為之助)は、[[幕末]]の頃[[老中]]を務めた[[関宿藩]]主[[久世広周]]の家臣だった。<br />
<br />
海軍では[[薩摩藩]]出身が優遇されていた。鈴木より後輩の連中がどんどん進級し、旧幕府系の者はその能力に関係なく差別され進級が遅かった。[[1903年]](明治36年)、鈴木が海軍の露骨な差別にうんざりして辞めようとしたとき、「日露関係が緊迫してきた、今こそ国家のためにご奉公せよ」という手紙が父親から届いた。鈴木はその手紙で辞職を思いとどまり、翌年から始まった日露戦争で駆逐隊司令として戦った。[[日本海海戦]]のときには、ロシアの[[バルチック艦隊]]の残存艦3隻を[[魚雷]]攻撃で撃沈した。そのため[[連合艦隊]]の[[秋山真之]][[参謀]]から「1隻は他の艦隊の手柄にしてやってくれ」と言われたくらいである。要するに鈴木は実戦の雄であり、心にもないお世辞を言えない性格のために平時では損をすることが多かった。<br />
<br />
鈴木が侍従長という大役を引き受けたのは、それまで在職していた海軍の最高位である[[海軍軍令部#歴代軍令部総長|軍令部長]]よりも侍従長が[[宮中席次]]にすると30位くらいランクが下だったが、格下になるのが嫌で天皇に仕える名誉ある職を断った、と人々に思われたくなかったからだ。そういう性格だから天皇の信任は厚かったが、青年将校たちから見れば鈴木は「君側の奸」であり、それ故に命を狙われることになった。しかし、二・二六事件でのたか夫人の懇願と献身によって鈴木は九死に一生を得た。<br />
<br />
なお、たか夫人([[足立たか]])は[[東京女子師範学校]]附属幼稚園の教諭であったが、[[東京大学|東京帝国大学]]教授[[菊池大麓]]の推薦により、明治38年から大正4年まで皇孫御用掛として、幼少時の迪宮([[昭和天皇]])、[[秩父宮雍仁親王|秩父宮]]、[[高松宮宣仁親王|高松宮]]の養育に当たっていた。昭和天皇は、侍従長・総理時代の鈴木に、「たかは、どうしておる」、「たかのことは、母のように思っている」と、語ったと言う。<!--また、たか夫人は[[新渡戸稲造|新渡戸]]門下生であり、[[今上天皇]]少年期の家庭教師の[[エリザベス・ヴァイニング]]夫人と同じ[[クエーカー]]派[[クリスチャン]]である。[[昭和天皇]]、[[今上天皇]]と2代にわたり[[クエーカー]]派[[クリスチャン]]の女性が養育、教育に携わったことになる。--><!--貫太郎本人とは無関係 --><br />
<br />
== 総理就任 ==<br />
[[Image:Kantaro Suzuki cabinet.jpg|thumb|250px|[[鈴木貫太郎内閣|鈴木内閣]]。前列中央が鈴木首相、<br/>その右が[[米内光政|米内]]海相、後列左が[[阿南惟幾|阿南]]陸相。]]<br />
[[1945年]](昭和20)4月、77歳の鈴木は枢密院議長になっていたが、戦況悪化の責任をとって辞職する[[小磯國昭]]総理の後継者を誰にするか、天皇に誰を推薦するか、それを決める[[重臣会議]]に出席した。構成メンバーは6名の総理経験者と[[内大臣]][[木戸幸一]]、そして鈴木であった。[[若槻禮次郎]]、[[近衛文麿]]、[[岡田啓介]]らは、後継総理に鈴木の名を出した。鈴木は「とんでもない話だ。おことわりする」と言った。しかし、すでに事前に根回しが行われていた。<br />
<br />
[[東條英機]]は、[[陸軍]]が本土防衛の主体だから、陸軍の[[畑俊六]][[元帥_(日本)|元帥]]がいい、と言った。そして、陸軍以外の者が総理になれば、陸軍がそっぽを向く恐れがあるとも言った。二・二六事件のときの総理で、青年将校たちに狙われた岡田啓介が東條英機をたしなめた。「陛下のご命令で組閣をする者にそっぽを向くとは何たることか」。このとき、既に[[沖縄本島]]には[[連合軍]]が上陸しており、国内でも[[東京]]を中心とした大都市は、アメリカ軍の[[B-29_(航空機)|B-29]]からの[[焼夷弾]]による絨毯爆撃で大損害を蒙っていた。日本がそこまで追い込まれてきたのは陸軍の責任ではないのかと問われると、東條は反論できずに黙ってしまった。<br />
<br />
重臣会議の結論を聞いて天皇は鈴木を呼び、総理として組閣するように命じた。このときのやりとりについては、侍立した侍従長[[藤田尚徳]]の証言(侍従長の回想)がある。あくまで辞退の言葉を繰り返す鈴木に対して、「鈴木の心境はよくわかる。しかし、この重大なときにあたって、もうほかに人はいない。頼むから、どうか曲げて承知してもらいたい」と天皇は言った。命令ではなく、“頼む”から総理をやってくれと言われた人物は、後にも先にもこの鈴木だけであろう。鈴木は自分には政治的手腕はないと思っていたが、天皇に“頼む”と言われてはそれ以上辞退はできなかった。天皇の母、[[皇太后]]節子([[貞明皇后]])は天皇よりも30歳以上年上の鈴木に対し「どうか陛下の親代わりになって」と語ったともいう。<br />
<br />
なお、鈴木は非国会議員から就任した内閣総理大臣としては最後である(その後の首相の[[東久邇宮稔彦王]]、[[幣原喜重郎]]、[[吉田茂]]は[[貴族院 (日本)|貴族院]]議員であり、1947年に[[日本国憲法]]が施行されて以降は内閣総理大臣は[[国会議員]]から選出されることになった)。<br />
<br />
== 終戦工作 ==<br />
[[Image:Kantaro Suzuki suit.jpg|thumb|200px|内閣総理大臣在任時の鈴木貫太郎]]<br />
鈴木の自覚とは別に、実際には優れた政治的感覚の持ち主であることを証明する出来事が起きた。敵国である[[アメリカ合衆国大統領]][[フランクリン・ルーズベルト]]の死に対する対応である(詳細はエピソードに記す)。<br />
<br />
しかし、[[ポツダム宣言]]記者会見を行なった際、新聞記者インタビューにより黙殺するという談話を記事に大きく取り上げられたことは誤算だった。[[1945年]][[7月27日]]にポツダム宣言を日本の新聞に論評抜きで公表したとき、[[7月28日]]の[[読売新聞|讀賣新聞]]で「笑止、対日降伏條件」、[[毎日新聞]]で「笑止!米英蒋共同宣言、自惚れを撃破せん、聖戰飽くまで完遂」「白昼夢 錯覚を露呈」などと予想以上に大きく取り上げられた。<br />
<br />
陸軍の突き上げで、7月28日に本来鈴木は、意見を特に言わない、と言いたかったのだが、記者会見で「共同聲明はカイロ會談の焼直しと思ふ、政府としては重大な価値あるものとは認めず'''黙殺'''し、斷固戰争完遂に邁進する」(毎日新聞、昭和20年7月29日)と述べ、翌日[[朝日新聞]]で「政府は黙殺」などと報道された。しかし、この「黙殺」は日本の国家代表通信社である[[同盟通信社]]により「ignore it entirely(全面的に無視)」と翻訳され、また[[ロイター]]と[[AP通信]]では「reject(拒否)」と誤訳され報道された<ref>このことが[[広島市への原子爆弾投下|原子爆弾の広島]]と[[長崎市への原子爆弾投下|長崎への投下]]という結果となったとする見方も多く(例:終戦を遅らせ原爆を投下させたので鈴木には戦争責任がある、とする2006年8月15日付け読売新聞社説)、鈴木も後々まで発言を後悔したというが、[[ハリー・S・トルーマン|トルーマン大統領]]の日記には原爆投下の決意を7月25日夜に行なったと記されており、鈴木の発言とは関わりがないことがわかる。[[長谷川毅]]「 暗闘―スターリン、トルーマンと日本降伏』<br />
</ref>。<br />
<br />
8月9日深夜から行われた天皇臨席での最高戦争指導会議(御前会議)でもポツダム宣言即時受諾の東郷外相説と、条件付受諾の阿南陸相説とで議論が分かれた。10日午前2時頃、鈴木が起立し、「誠に以って畏多い極みでありますが、これより私が御前に出て、思召しを御伺いし、聖慮を以って本会議の決定と致したいと存じます」という言葉を搾り出した。天皇は涙ながらに、「[[朕]]の意見は、先ほどから外務大臣の申しているところに同意である」と即時受諾案に賛意を示した。<br />
<br />
なお、終戦の日の早朝、[[佐々木武雄]]陸軍大尉を中心とする国粋主義者達に総理官邸及び[[小石川]]の私邸を襲撃され([[宮城事件]]一連)、警護官に間一髪救い出されている<ref>[http://www.yurindo.co.jp/yurin/back/yurin_441/yurin.html 横浜警備隊長 佐々木大尉の反乱]</ref>(この襲撃事件は[[岡本喜八]]監督の映画『[[日本のいちばん長い日]]』でも再現されている)。生涯二度の暗殺の危機を生き延びた鈴木の信条は、「'''軍人は政治に関わるべきではない'''」だった。<!-- 鈴木一の述懐 --><br />
<br />
== 年譜 ==<br />
* [[1868年]](慶応3年) - [[関宿藩]]久世広周の[[和泉国]]の飛び領地(現大阪府[[堺市]][[中区 (堺市)|中区]])にて[[代官]]の子として生まれる<br />
* [[1871年]](明治4年) - [[本籍地]]の関宿町(現・千葉県[[野田市]])に転居<br />
* [[1877年]](明治10年) - 父・由哲群馬県庁に就職に伴い前橋市に転居<br />
* [[1878年]](明治11年) - 第一番小学校厩橋学校(現・[[前橋市立桃井小学校]])卒<br />
* [[1883年]](明治16年) - 旧制前橋中学(現・[[群馬県立前橋高等学校]])卒<br />
* [[1883年]](明治16年) - 海軍兵学校受験準備のため、[[攻玉社中学校・高等学校|攻玉社]]に進む<br />
* [[1884年]](明治17年) - 海軍兵学校入校<br />
* [[1887年]](明治20年)[[7月25日]] - 海軍兵学校(14期)卒<br />
* [[1888年]](明治21年) - 任[[海軍少尉]]。日清戦争に従軍。大沼とよと結婚。<br />
* [[1892年]](明治25年)[[12月21日]] - 任[[海軍大尉]]。<br />
* [[1897年]](明治30年)[[3月30日]] - 海大砲術学生。<br />
* [[1898年]](明治31年)[[4月29日]] - 海大甲種学生。<br />
** [[6月28日]] - 任[[海軍少佐]]。<br />
** [[12月19日]] - [[海軍大学校]](1期)卒。「春日」乗組。<br />
* [[1901年]](明治34年)[[7月29日]] - [[ドイツ]]駐在(~[[1903年]][[12月30日]])。<br />
* [[1903年]](明治36年)[[9月26日]] - 任[[海軍中佐]]。<br />
* [[1904年]](明治37年) - 日露戦争に第四駆逐隊司令として参加(~[[1905年]])。<br />
* [[1906年]](明治39年)[[4月1日]] - 功三級金鵄勲章受章。<br />
* [[1907年]](明治40年)[[9月28日]] - 任[[海軍大佐]]。<br />
* [[1910年]](明治43年)[[7月25日]] - [[海軍水雷学校]]校長。<br />
* [[1913年]](大正2年)[[5月24日]] - 任[[海軍少将]]。<br />
** [[8月10日]] - [[第二艦隊 (日本海軍)|第二艦隊]]司令官。<br />
** [[12月1日]] - [[海軍省]]人事局長。<br />
* [[1914年]](大正3)[[4月17日]] - [[事務次官等の一覧#海軍次官|海軍次官]](~[[1917年]][[5月31日]])。<br />
* [[1916年]](大正5年)[[4月1日]] - 勲一等旭日大綬章受章。<br />
* [[1917年]](大正6年)[[6月1日]] - 任[[海軍中将]]。<br />
** [[9月1日]] - [[練習艦隊]]司令官。<br />
* [[1918年]](大正7年)[[12月1日]] - 海軍大学校校長。<br />
* [[1920年]](大正9年)[[12月1日]] - 第二艦隊司令長官。<br />
* [[1921年]](大正10年)[[12月1日]] - [[第三艦隊 (日本海軍)|第三艦隊]]司令長官。<br />
* [[1922年]](大正11年)[[7月27日]] - [[呉鎮守府]]司令長官。<br />
* [[1923年]](大正12年)[[8月3日]] - 任[[海軍大将]]。<br />
* [[1924年]](大正13年)[[1月27日]] - [[第一艦隊 (日本海軍)|第一艦隊]]司令長官。[[連合艦隊司令長官]](兼任)。<br />
* [[1925年]](大正14年)[[4月15日]] - [[海軍軍令部#歴代軍令部総長|軍令部部長]]。<br />
* [[1929年]](昭和4年)[[1月22日]] - 予備役編入。[[侍従#歴代侍従長|侍従長]]<!-- (軍人初)--><!-- 桂太郎が軍人出身者では初。いずれにしても桂や鈴木は「軍人」ではなく「軍人出身」-->に就任。<br />
** [[2月14日]]に[[枢密顧問官]]を兼任。<br />
* [[1934年]](昭和9年)[[4月29日]] - 勲一等旭日桐花大綬章受章。<br />
* [[1936年]](昭和11年) - [[二・二六事件]]で襲撃され、頭と心臓、及び肩と股に拳銃弾を浴び瀕死の重傷を負うも奇跡的に回復、九死に一生を得る。<br />
** [[11月20日]] - 勲功により、男爵を賜る。 <br />
* [[1940年]](昭和15年)[[6月24日]] - 枢密院副議長を経て、[[1944年]]に枢密院議長に就任。<br />
* [[1945年]](昭和20年)[[4月7日]] - 組閣の大命を受け、内閣総理大臣となり終戦工作に奔走する。<br />
** [[4月12日]]にアメリカ大統領[[フランクリン・ルーズベルト]]が死去。海外向けに哀悼の談話を発表。<br />
** [[7月28日]]に[[ポツダム宣言]]について記者会見し「共同聲明はカイロ會談の焼直しと思ふ、政府としては重大な価値あるものとは認めず黙殺し、斷固戰争完遂に邁進する」<ref>[[毎日新聞]]昭和20年 (1945年) 7月29日</ref>と回答。日本の[[同盟通信社]]で「ignore(無視)」、[[ロイター]]、[[AP通信]]で「reject(拒否)」と訳され配信された。<br />
** 在任中、[[沖縄本島|沖縄]]が陥落、全国に空襲が続き、[[広島市|広島]]と[[長崎市|長崎]]に[[原子爆弾|原爆]]が投下された。直後に[[ソビエト連邦]]が対日参戦。<br />
** [[8月14日]]にポツダム宣言受諾を御前会議で決定。<br />
** [[8月15日]]、[[玉音放送]]のあと内閣総辞職([[東久邇宮内閣|東久邇宮稔彦王内閣]]成立の同月17日まで職務執行)。早朝、佐々木武雄陸軍大尉率いる国粋主義者達の襲撃を受ける。至近の二重橋では近衛師団反乱部隊による閉塞が行われており、もし官邸にいたら危険な状態だった。夫妻は警護官の手により小石川の私邸から脱出し難を逃れる。直後、私邸は佐々木達により焼き払われる。<br />
** [[12月15日]]に[[平沼騏一郎]]枢密院議長が[[戦争犯罪]]容疑で逮捕されたために、再度枢密院議長となる。<br />
* [[1946年]](昭和21年)[[6月3日]] - [[公職追放令]]の対象となったため、[[清水澄]]副議長に枢密院議長を譲って辞職。<br />
* [[1948年]](昭和23年)[[4月17日]] - 82歳で死去。関宿町(現:野田市)の実相寺に葬られた(遺灰の中に[[二・二六事件]]の時に受けた弾丸が混ざっていた)。<br />
* [[1960年]](昭和35年) - 終戦にかかる功績から従一位を贈位される。<br />
<br />
== 系譜・親族 ==<br />
*'''鈴木氏''':鈴木家に子供が無かったので[[鈴木由哲]]が倉持家から養子入り(倉持家は[[足利氏|足利]]将軍家家臣の[[家柄]]で文書係り)。貫太郎の子、一は農林省山林局長、侍従次長、外務省出入国管理庁長官等をつとめた。[[靖国神社]][[宮司]]を務めた[[鈴木孝雄]][[陸軍大将]]は次弟。[[関東都督府]]外事総長・[[久邇宮]]御用掛の鈴木三郎は三弟。四弟永田茂陸軍中佐は軍務での無理がたたり40代前半で死去(『日本の名家・名門人物系譜騒乱』)。娘のさかえは、[[藤江恵輔]]陸軍大将と結婚した。<br />
<pre><br />
由哲━━┳<br />
┣貫太郎━┳ 一 ━┳哲太郎━┳真理絵<br />
┣孝雄 ┣さかえ ┗道子 ┗由里<br />
┣よし ┗ミつ子<br />
┣三郎<br />
┣君<br />
┣敬子(永田廉平海軍大尉(彦根藩士永田太郎兵衛正備の子)の妻)<br />
┗茂(黄海海戦で永田廉平大尉戦死の為、永田家へ養子、家督相続)<br />
</pre><br />
<br />
== エピソード ==<br />
* 海軍の命令で[[学習院]]に軍事教練担当の教師として派遣された折に、教え子に[[吉田茂]]がいた。以後も鈴木と吉田との交友は続き、吉田の総理就任後も鈴木に総理としての心構えを尋ねたと言われている。例えば、「負けっぷりをよくする」などといったことを伝えていたと言われている。<br />
<br />
* 枢密院議長をしていた1943年のこと、会議の席で[[嶋田繁太郎]][[海軍大臣]]が[[山本五十六]]の戦死(国民には秘匿されていた)を簡単に報告した。驚いた鈴木が「それは一体いつのことだ」と問うと嶋田は「海軍の機密事項ですのでお答えできません」と官僚的な答え方をした。すると、鈴木は'''「俺は帝国の海軍大将だ! その答弁は何であるか!」'''と大声で叱責し、周囲にいた者はいまだ「鬼貫」が健在であることを思い知らされたという(鈴木は予備役ながら軍籍があった)。<br />
<br />
* 鈴木は[[ルーズベルト]][[大統領]]死去の報道を知ると、[[同盟通信社]]の短波放送により、「私は深い哀悼の意をアメリカ国民に送るものであります。しかし、ルーズベルト氏の死によって、アメリカの日本に対する戦争継続の努力が変わるとは考えておりません。」という談話を世界へ発信している。同じ頃、[[ドイツ国 (1933年-1945年)|ナチス・ドイツ]][[総統]][[アドルフ・ヒトラー]]も敗北寸前だったが、対照的にルーズベルトを罵った。アメリカに亡命していたドイツ人作家[[トーマス・マン]]は、英国[[BBC]]で「ドイツ国民よ、東洋の騎士道を見よ」と題して声明を発表し、鈴木の[[武士道]]精神を称賛した<ref>[http://www2s.biglobe.ne.jp/~nippon/jogbd_h11_2/jog100.html]</ref>。<br />
<br />
* [[1918年]](大正7年)、鈴木はアメリカ訪問の際「日米両国は[[太平洋]]を名の通り平和の海にせねばならない。もしどちらかが戦争をするのならたちまち天罰が下るであろう。」とスピーチした。組閣後[[帝国議会]]での演説においてで上記のスピーチをしたことを述べたことが、休戦の意志ありと抗戦派の議員からつっこまれた。([[天罰事件]])鈴木は要領の得ない答弁で相手を煙にまいた。だが、かえって議会は混乱し、すわ倒閣という雰囲気となった。[[閣僚]]は意気消沈し沈痛な雰囲気となった。しかし鈴木は何事もなかったかのよう[[葉巻]]を吹かして[[新聞]]を読んでいた。この姿に閣僚達は「これが、大海戦のさ中に司令長官として船橋に泰然として立っている提督」とたのもしく感じた人もいた。また抗戦派と目された[[阿南惟幾]][[陸軍大臣]]は、この時一言も発言していない。<br />
<br />
* 首相官邸で本土決戦を担う[[国民義勇隊]]に支給される武器の展示が行われたときのことである。展示されているのは鉄片を弾丸とする先込め単発銃、竹槍、[[弓 (武器)|弓]]、さす又など、すべて江戸時代のしろものであった。物に動じない鈴木貫太郎も思わず「これはひどいなあ」と嘆声をあげた。<br />
<br />
* 組閣当初から鈴木本人は和平派かそれとも和平と戦争継続に揺れ動いていたかは諸説あるが、和平派説の有力な一例として取り上げられるのが1945年6月8日の[[重臣会議]]での出来事である。[[若槻禮次郎]]から戦争継続についての意見を尋ねられた時、鈴木は「理外の理ということもある。徹底抗戦で利かなければ死あるのみだ」と叫びテーブルを叩いた。このとき同席した東條英機は満足してうなずいたが、[[近衛文麿]]は微笑しており若槻が不審に思った。これは、東條ら戦争継続派に対する鈴木のカムフラージュと言われており、「[[内大臣]]に会いに行くと、皇族をはじめ、自分たちの間では和平より道はもうないといふ事に決まって居るから、此事、お含み置きくださいといふ話。若槻さんは首相はどうなのですかと訊くと、勿論、和平説ですといふ内大臣の返事で、初めて近衛さんの微笑の謎が解けたといふ」([[志賀直哉]]『鈴木貫太郎』)という若槻の証言が残っている。<br />
<br />
* 8月14日の[[御前会議]]終了後、阿南陸相は紙に包んだ葉巻の束を手に「いろいろご迷惑をかけて申し訳ありませんでした。ですがこれも国と[[陛下]]を思ってのことなのです。これは[[閣下]]がお好きと聞き持参いたしました。」と挨拶にきた。鈴木は「御心配いりません。陛下が常に神をお祭りしていますから。」と告げた。阿南は目に涙を浮かべながら「私も、そう思います。」と言って辞去した。鈴木は、[[内閣書記官長]][[迫水久常]]に「阿南君は暇乞いにきたのだね。」とつぶやいた。その数時間後阿南は[[自決]]した。<br />
<br />
* 昭和18年頃、以前校長も経験した[[海軍兵学校]]を訪ね、当時校長だった[[井上成美]]に「井上君、兵学校の教育の効果が現れるのは二十年後だよ、二十年後!」と大声で言い、井上もわが意を得たりと大きく何度も頷いたという。井上は終始戦争反対派、校長に就任してからは兵学校の制度や因習を改正しのちに名校長と言われるようになるが、鈴木の言葉を傍らで聞いていた兵学校長付副官は、「井上さんの、「戦後」のために生徒を教育している真意を見透かして、ただこの言葉だけを言いに[[江田島]]まで来たんだと思う」と述べている。<br />
<br />
== 著書 ==<br />
* [[鈴木一]]編 『鈴木貫太郎自伝』([[時事通信社]]、1968年、ISBN 4-788785-19-6)<br />
:<人間の記録24>[[日本図書センター]]で復刻再刊。<br />
<br />
== 鈴木を演じた主な俳優 ==<br />
* [[笠智衆]] 「[[日本のいちばん長い日]]」(1967年 東宝)<br />
* [[西村晃]] 「歴史の涙」([[東京放送|TBS]]テレビ)<br />
* [[森繁久彌]] 「[[そして戦争が終わった]]」(1985年 TBS終戦40年記念ドラマ)<br />
* [[芦田伸介]] 「[[2.26事件|226]]」(1989年 [[松竹]])<br />
* [[松方弘樹]] 「[[聖断]]」(2005年 テレビ東京終戦60年記念ドラマ)<br />
<br />
<!--== 鈴木貫太郎を演じた人物 ==<br />
* 竹村新 「[[2.26事件|叛乱]]」([[新東宝]])<br />
* [[笠智衆]] 「[[日本のいちばん長い日]]」([[東宝]])<br />
* [[芦田伸介]] 「[[226]]」(東映)<br />
* [[森繁久弥]] (TBS系)<br />
* [[松方弘樹]] (TV東京系)--><br />
== 脚注 ==<br />
{{脚注ヘルプ}}<br />
{{reflist|2}}<br />
<br />
== 関連項目 ==<br />
* [[鈴木貫太郎内閣]]<br />
* [[内閣総理大臣]]<br />
* [[鈴木孝雄]]<br />
* [[関宿藩]]<br />
* [[日本のいちばん長い日]]<br />
* [[攻玉社中学校・高等学校]]<br />
<br />
== 参考文献 ==<br />
* [[半藤一利]]『聖断―天皇と鈴木貫太郎』(PHP研究所、ISBN 4-569629-84-9、PHP文庫 ISBN 4-569-66668-X)<br />
:旧版は(文藝春秋、ISBN 4-163399-00-3、文春文庫、ISBN 4-167483-01-7) <br />
* [[小堀桂一郎]]『宰相鈴木貫太郎』(文藝春秋、ISBN 4-163374-20-5、文春文庫、ISBN 4-167452-01-4)<br />
* 小松茂朗『終戦時宰相 鈴木貫太郎―昭和天皇に信頼された海の武人の生涯』(光人社、ISBN 4-769807-32-5)<br />
* [[花井等]]『終戦宰相 鈴木貫太郎』([[廣池学園]]出版部、ISBN 4-892054-10-0)<br />
* 立石優『鈴木貫太郎 昭和天皇から最も信頼された海軍大将』(PHP文庫、ISBN 4-569-57376-2)<br />
* [[平川祐弘]]『平和の海と戦いの海』(新潮社 1983年、講談社学術文庫 1993年)<br />
* 『鈴木貫太郎伝』 同編纂委員会編 昭和35年(1960年)<br />
:[[御厨貴]]監修『歴代総理大臣伝記叢書32 鈴木貫太郎』 (ゆまに書房 2006年)で復刻 <br />
*「別冊[[歴史読本]]57」 第28巻26号 『日本の名家・名門 人物系譜騒乱』 新人物往来社 2003年 266-267頁<br />
<br />
== 外部リンク ==<br />
* [http://www.city.noda.chiba.jp/shisetsu/0023.html 鈴木貫太郎記念館]<br />
* [http://www.city.noda.chiba.jp/syoukai/kankou/suzuki.html 鈴木貫太郎の墓(実相寺)]<br />
* [http://www.exkw.bias.ne.jp/~tabiari/sekiyado.htm 関宿町-鈴木貫太郎を訪ねて]<br />
* [http://www2u.biglobe.ne.jp/~akiyama/no101.htm 59回目の8月15日を前に]<br />
* [http://www.geocities.jp/torikai007/war/1945/suzuki.html 鈴木貫太郎内閣とポツダム宣言黙殺・終戦]<br />
*[http://kingendaikeizu.net/sezima.htm 関連系図]<br />
*[http://www.ndl.go.jp/jp/data/kensei_shiryo/kensei/suzukikanntarou.html 国立国会図書館 憲政資料室 鈴木貫太郎関係文書]<br />
<br />
<br />
<!-- この上二行あける --><br />
{{日本国歴代内閣総理大臣<br />
|当代=[[鈴木貫太郎内閣|42]]<br />
|在任期間=1945年<br />
|前代=41<br />
|前首相名=小磯國昭<br />
|次代=43<br />
|次首相名=東久邇宮稔彦王}}<br />
{{先代次代|[[連合艦隊司令長官]]|第15代:1924年|[[竹下勇]]|[[岡田啓介]]}}<br />
{{先代次代|[[軍令部|海軍軍令部長(軍令部総長)]]|第12代:1925年 - 1929年|[[山下源太郎]]|[[加藤寛治]]}}<br />
{{先代次代|[[枢密院 (日本)|枢密院副議長]]|第14代: 1940年 - 1944年|[[原嘉道]]|[[清水澄]]}}<br />
{{先代次代|[[枢密院 (日本)|枢密院議長]]|第20代:1944年 - 1945年<br/>第22代:1945年 - 1946年|[[原嘉道]]<br/>[[平沼騏一郎]]|[[平沼騏一郎]]<br/>[[清水澄]]}}<br />
{{先代次代|[[外務大臣 (日本)|外務大臣]]|第70代:1945年(兼任)|[[重光葵]]|[[東郷茂徳]]}}<br />
{{外務大臣}}<br />
<br />
{{DEFAULTSORT:すすき かんたろう}}<br />
[[Category:日本の内閣総理大臣]]<br />
[[Category:日本の閣僚経験者]]<br />
[[Category:日本の宮内庁関係者]]<br />
[[Category:日本の枢密顧問官]]<br />
[[Category:日本の海軍軍人]]<br />
[[Category:太平洋戦争の人物]]<br />
[[Category:第二次世界大戦期の政治家]]<br />
[[Category:日本の男爵]]<br />
[[Category:千葉県出身の人物]]<br />
[[Category:1868年生]]<br />
[[Category:1948年没]]</div>
防人
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鹿児島県
2020-01-17T13:26:10Z
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<hr />
<div>[[Image:鹿児島県1.jpg|500px|thumb|鹿児島県]]<br />
'''鹿児島県'''(かごしまけん)は、[[九州]]南部に位置する[[日本]]の[[都道府県]]。九州島の南側には'''離島'''([[薩南諸島]])が点在する。九州島の部分は'''県本土'''と表現され、2つの半島([[薩摩半島]]・[[大隅半島]])を有する。南北の距離は600km、海岸線は2,722kmに及ぶ。[[都道府県庁所在地|県庁所在地]]は[[鹿児島市]]。<br />
<br />
[[世界遺産]]の[[屋久島]]や、[[種子島宇宙センター]]、[[霧島山]]などがあり、自然・文化・観光・産業などの面において、豊富な資源を有している。<br />
<br />
== 鹿児島県の風習。強姦して嫁をめとる「おっとい嫁じょ」 ==<br />
ヤバすぎて封印された日本の奇習!鹿児島のレイプ結婚「おっとい嫁じょ」とは?<br />
<br />
鹿児島県の[[大隅半島]]周辺ではかつて「おっとい嫁じょ」なる奇習が存在した。地元方言で「おっとる」というのは「盗む」の意味で、「おっとい嫁じょ」を標準語に直訳するならば「嫁盗み」。簡単にいうと、結婚に不同意な女性を[[強姦]]して妻にするという驚くべき風習なのだ。 <br />
<br />
今よりも女性の貞操観念の強かった時代では、強姦された「傷物」の女性は嫁ぎにくくなるため、結果として被害女性もその親も渋々、加害男性との結婚を承諾するということなのである。そして[[第二次世界大戦]]後の[[1959年]]、この風習が全国的に知られる事件が発生した。<br />
<br />
事件の主人公は当時この地方在住の青年A。Aは婚期になっていたため、義兄の勧めで当時二十歳の女性B子を紹介された。AはB子に一目惚れし、初対面のその場でB子に結婚を申し込む。その後さらに2回にわたって結婚を申し込んだが、最終的にB子の兄を通じて結婚を断られた。どうしても諦めきれなかったAが思いついたのが「おっとい嫁じょ」だった。 <br />
<br />
Aがこの手段に至ったきっかけの1つであろうと思われるのが彼の両親の馴れ初めだ。そもそもAの母親は結婚前に家族と食事中、Aの父親に拉致され「おっとい嫁じょ」により結婚し、「おっとい嫁じょ」の「申し子」とも言えるAが誕生していたのだ。<br />
<br />
結局、Aは従兄、叔父の協力で地元の職業安定所から帰宅途中のB子を拉致、再度結婚を申し込んだが、拒否されたことで知人宅の一室で「おっとい嫁じょ」、つまり強姦に及んだのである。<br />
<br />
一室を提供した知人は、予め「おっとい嫁じょ」になることを知って部屋を貸しており、しかもAの強姦後には協力者の従兄と叔父までもが強姦に参加するという、今ならば悍ましいの一言ではすまない事態まで起こっていたのだ。 <br />
<br />
ちなみに従来から「おっとい嫁じょ」では、相手女性の抵抗を見越して数人の男性協力者が同行しており、彼らがご相伴に預かることは珍しくなかったという。 <br />
<br />
「おっとい嫁じょ」では、最終的に女性とその両親が加害男性宅に結婚の挨拶に来るというのが習わしで、Aも強姦後に彼女らの来訪を待っていたらしいが、彼の元を訪れたのは警察。結局、強姦致傷罪でAは逮捕された。 <br />
<br />
だが、本当に驚くべきはここからだ。Aが逮捕されると、裁判所には多数の地元住民が署名したAへの情状酌量を求める嘆願書が提出された。さらには「お上は地場の風習に手を突っ込むのか」という警察批判や「自分は子供の頃に『おっとい嫁じょ』に向かう集団の先導で提灯を持ったことがある。何が悪いのか」と堂々と語る地元学校の校長まで現れる始末だった。<br />
<br />
弁護人も「地元で『おっとい嫁じょ』は適法視されており、Aに違法性の認識はなかった」と主張したが、鹿児島地裁は「供述調書からはAが『おっとい嫁じょ』の反社会性を認識していたことがうかがわれる」との理由で懲役3年の実刑を言い渡した。 <br />
<br />
実のところ呼び名は別にして、同様の風習は明治期頃までは鹿児島に限らず、日本の地方では存在していたが、時代の進展とともに徐々に廃れていったという。なぜ鹿児島でこの風習が昭和期まで残っていたかは知る由もないが、少なくとも、現在でもこの風習で結婚した夫婦の子供は一部在命している可能性は少なくない。<br />
<br />
== 地理 ==<br />
主に'''本土'''と呼ばれる九州島の部分([[薩摩国|薩摩]]・[[大隅国|大隅地方]])と'''離島'''と呼ばれる[[薩南諸島]]([[大隅諸島|種子島・屋久島地方]]と[[奄美地方]])にわかれる。[[天気予報]]の予報区分では鹿児島地方気象台が薩摩・大隅・種子島・屋久島地方、名瀬測候所が奄美地方、にわかれている。<br />
<br />
本土は、霧島山を除けば大部分は[[シラス (地質)|シラス台地]]の地質からなっており、水はけがよく非常に脆い。また、低地や平野が極端に少ないために、県内のほとんどの市町は周囲が山に囲まれている。それ故に各市町は本土の各地に点々と散らばっている。<br />
<br />
島数は605個あり、[[薩南諸島]]は[[種子島]]、[[屋久島]]を含む[[大隅諸島]]、[[トカラ列島]]、[[奄美群島]]からなる。最北端は[[獅子島]]、最南端は[[与論島]]で、また有人島最大は[[奄美大島]]、有人島最小は[[新島 (鹿児島県)|新島]]である。<br />
<br />
活火山[[桜島]]などの火山もあり、[[温泉]]の数も多く、泉源数は約2,730で、[[大分県]]に次いで全国2位で県内の入浴施設のほとんどが温泉である。<br />
* [[半島]]<br />
*: [[薩摩半島]]・[[大隅半島]]<br />
* [[岬]]<br />
*: [[佐多岬]]・[[火崎]](大隅半島)、[[長崎鼻 (鹿児島県)|長崎鼻]]・[[野間岬]]・[[唐岬]]・[[坊岬]]・[[開聞崎]]・[[高崎鼻]] (薩摩半島)、[[門倉崎]]・[[喜志鹿崎]]([[種子島]])、[[笠利崎]]([[奄美大島]])<br />
* [[山地]]<br />
*: [[肥薩火山群|国見山地]]・[[高隈山地]]・[[肝属山地]]・[[出水山地]]<br />
* [[平野]]<br />
*: [[川内平野]]・[[肝属平野]]・[[出水平野]]・[[国分平野]]<br />
* [[盆地]]<br />
*: [[大口盆地]]<br />
* [[台地]](シラス台地)<br />
*: [[笠野原台地|笠野原]]・[[野井倉]](大隅半島)<br />
* [[湾]]<br />
*: [[鹿児島湾]](錦江湾)、[[志布志湾]]、[[内之浦湾]]<br />
* [[河川]]<br />
*: [[川内川]]・[[大淀川]]・[[肝属川]]・[[甲突川]]・[[万之瀬川]]・[[菱田川]]・[[天降川]]・[[雄川]] 他<br />
* [[湖沼]]<br />
*: [[池田湖]]・[[藺牟田池]]・[[大浪池]]・[[鰻池]]<br />
* 有人[[島]]<br />
*: [[獅子島]]・[[伊唐島]]・[[諸浦島]]・[[長島 (鹿児島県)|長島]]・[[桂島 (鹿児島県)|桂島]]<br />
*: [[上甑島]]・[[中甑島]]・[[下甑島]]<br />
*: [[新島 (鹿児島県)|新島]]<br />
*: [[黒島 (鹿児島県)|黒島]]・[[硫黄島 (鹿児島県)|硫黄島]]・[[竹島 (鹿児島県)|竹島]]<br />
*: [[種子島]]・[[馬毛島]](現在有人島扱い)・[[屋久島]]・[[口永良部島]]<br />
*: [[口之島]]・[[中之島 (鹿児島県)|中之島]]・[[平島 (鹿児島県)|平島]]・[[諏訪之瀬島]]・[[悪石島]]・[[小宝島]]・[[宝島 (鹿児島県)|宝島]]<br />
*: [[喜界町|喜界島]]・[[奄美大島]]・[[加計呂麻島]]・[[与路島]]・[[請島]]・[[徳之島]]・[[沖永良部島]]・[[与論島]]<br />
* 無人島<br />
*: [[宇治群島]]・[[草垣群島]]・[[臥蛇島]]・[[小臥蛇島]]・[[横当島]]・[[上ノ根島]]・[[七尾島]]<br />
* [[火山]]<br />
*: [[霧島山]]・[[桜島]]・[[開聞岳]]・硫黄島・口永良部島・口之島・中之島・諏訪之瀬島<br />
* 隣接都道府県<br />
*: [[熊本県]]・[[宮崎県]]・[[沖縄県]]<br />
<br />
=== 気候 ===<br />
南北の距離が600kmに及ぶことから[[伊佐市]]などの積雪地域もあれば、[[奄美群島]]のような[[亜熱帯]]地域も存在する。日本国内における気候区分では大隅地方は[[太平洋側気候]]九州型、薩摩地方・種子島屋久島地方は同気候南海型、奄美地方は[[南日本気候]]に属する。<br />
<br />
鹿児島県本土は冬は温暖で、夏は日照時間も多いが降水量は多い。南国のイメージが強いが、[[薩摩半島]]は[[東シナ海]]に面するため、大陸からの寒気の影響を受けやすく、時に厳しい寒さとなることがある。冬は[[季節風]]の風向次第では多量の雪雲が供給されるため[[鹿児島市]]の中心部でも積雪に見舞われることがあり、2011年1月1日には[[鹿児島市]]内でも25cmの積雪を観測するなど、[[九州]]の県庁所在地なかで最も積雪する回数が多い。また、[[屋久島]]山岳部では毎年のように積雪があり、[[種子島]]屋久島地方の平野部でもごく稀に降雪するため、積雪観測地では日本最南端である。また、1901年2月12日には[[奄美市|奄美市名瀬]]で降雪が観測されたことがある。2005年3月に[[奄美大島]]の山地での積雪が写真家によって確認されるなど、標高の高いところでは近年でもまれに降雪や積雪が見られることはあるが、この場合は[[気象台]]や[[測候所]]では観測されたことにはならないため、公式の記録とはならない。<br />
<br />
夏から秋にかけては[[台風]]の影響を受ける。特に[[奄美群島]]・[[トカラ列島]]・[[大隅諸島]]には多くの台風が接近しており、日本有数の台風銀座と言っても過言ではない。1951年以降の台風上陸数が日本一であり、その中には日本列島に大被害をもたらした[[枕崎台風]]、[[ルース台風]]、[[洞爺丸台風]]、[[平成5年台風第13号|台風13号(1993年)]]、[[平成16年台風第16号|台風16号(2004年)]]などがある。<br />
<br />
{|class="wikitable" style="font-size:smaller; text-align:right; white-space:nowrap"<br />
|+ 鹿児島県内各地の平年値(統計期間:1971年 - 2000年、出典:[http://www.jma.go.jp/jma/menu/report.html 気象庁・気象統計情報])<br />
!rowspan="2" colspan="2" | 平年値<br />(月単位)<br />
!colspan="1"|[[甑島列島]]<br />
!colspan="10"|薩摩地方<br />
!colspan="5"|大隅地方<br />
|-<br />
! [[薩摩川内市]]<br />中甑 !! [[阿久根市|阿久根]] !! [[日置市]]<br />[[東市来町|東市来]] !! [[伊佐市]]<br />[[大口市|大口]] !! [[さつま町]]<br />さつま柏原 !! [[薩摩川内市]]<br />[[川内市|川内]] !! [[霧島市]]<br />[[溝辺町|溝辺]] !! [[鹿児島市|鹿児島]] !! [[鹿児島市]]<br />[[喜入町|喜入]] <br />
! [[指宿市|指宿]] !! [[枕崎市|枕崎]] !! [[霧島市]]<br />牧之原 !! [[鹿屋市]]<br />[[輝北町|輝北]] !! [[志布志市|志布志]] !! [[鹿屋市|鹿屋]] !! [[肝付町]]<br />肝付前田 <br />
|-<br />
!rowspan="2"|平均<br />気温<br />([[セルシウス度|℃]])<br />
!最暖月<br />
| 27.4<br />(8月) || 26.8<br />(8月)<br />
| 26.5<br />(8月) || 25.7<br />(8月)<br />
| 27.0<br />(8月) || 27.2<br />(8月)<br />
| || 28.2<br />(8月)<br />
| 27.7<br />(8月) || 27.6<br />(8月) || 27.3<br />(8月) || 24.8<br />(8月)<br />
| 24.9<br />(8月) || 26.2<br />(8月) || 26.8<br />(8月) || 27.0<br />(8月) <br />
|-<br />
!最寒月<br />
| 9.1<br />(1月) || 7.5<br />(1月)<br />
| 7.2<br />(1月) || 4.3<br />(1月)<br />
| 5.8<br />(1月) || 6.5<br />(1月)<br />
| || 8.3<br />(1月)<br />
| 8.5<br />(1月) || 8.6<br />(1月) || 8.6<br />(1月) || 5.1<br />(1月)<br />
| 5.7<br />(1月) || 7.0<br />(1月) || 7.1<br />(1月) || 7.4<br />(1月) <br />
|-<br />
!rowspan="2"|[[降水量]]<br />([[ミリメートル|mm]])<br />
!最多月<br />
| 433.5<br />(6月) || 403.0<br />(6月)<br />
| 426.2<br />(6月) || 549.5<br />(6月)<br />
| 505.0<br />(6月) || 439.0<br />(6月)<br />
| 502.1<br />(6月) || 442.9<br />(6月)<br />
| 478.4<br />(6月) || 432.5<br />(6月) || 432.5<br />(6月) || 505.9<br />(6月)<br />
| 521.6<br />(6月) || 424.0<br />(6月) || 455.7<br />(6月) || 413.1<br />(6月)<br />
|-<br />
!最少月<br />
| 90.0<br />(12月) || 68.5<br />(12月)<br />
| 67.2<br />(12月) || 54.2<br />(12月)<br />
| 64.5<br />(12月) || 78.4<br />(12月)<br />
| 50.1<br />(12月) || 67.5<br />(12月)<br />
| 74.4<br />(12月) || 70.0<br />(1月) || 70.0<br />(12月) || 51.2<br />(12月)<br />
| 62.3<br />(12月) || 52.3<br />(12月) || 51.9<br />(12月) || 58.6<br />(12月)<br />
|-<br />
!rowspan="3" colspan="2" | 平年値<br />(月単位)<br />
!rowspan="2" colspan="2" |大隅地方<br />
!colspan="14"|[[薩南諸島]]<br />
|-<br />
!colspan="3"|[[種子島]]<br />
!colspan="2"|[[屋久島]] <br />
!colspan="1"|[[トカラ列島]]<br />
!colspan="1"|[[喜界島]]<br />
!colspan="3"|[[奄美大島]]<br />
!colspan="2"|[[徳之島]]<br />
!colspan="1"|[[沖永良部島]]<br />
!colspan="1"|[[与論島]]<br />
|-<br />
! [[肝付町]]<br />[[内之浦町|内之浦]] !! [[錦江町]]<br />田代 !! [[西之表市]]<br />種子島<br />
! [[中種子町|中種子]] !! [[南種子町]]<br />上中 !! [[屋久島町|屋久島]] !! [[屋久島町]]<br />尾之間 !! [[十島村]]<br />[[中之島 (鹿児島県)|中之島]] !! [[喜界町]]<br />喜界島 !! [[奄美市]]<br />[[笠利町|笠利]] !! [[奄美市]]<br />[[名瀬市|名瀬]] !! [[瀬戸内町]]<br />[[古仁屋]] !! [[天城町|天城]] !! [[伊仙町|伊仙]] !! [[和泊町]]<br />沖永良部 !! [[与論町]]<br />[[与論空港|与論島]]<br />
|-<br />
!rowspan="2"|平均<br />気温<br />([[セルシウス度|℃]])<br />
!最暖月<br />
| 27.1<br />(8月) || 25.3br />(8月) <br />
| 27.8<br />(8月) || <br />
| 26.4<br />(8月) || 26.9<br />(8月)<br />
| 27.4<br />(8月) || <br />
| || || 28.4<br />(7月) || 28.0<br />(7月)<br />
| || 27.9<br />(7月) || 28.2<br />(7,8月) ||<br />
|-<br />
!最寒月<br />
| 8.8<br />(1月) || 6.5<br />(1月)<br />
| 11.5<br />(1月) || <br />
| 10.4<br />(1月) || 11.4<br />(1月)<br />
| 12.5<br />(1月) || <br />
| || || 14.6<br />(1月) || 14.8<br />(2月)<br />
| || 14.7<br />(1,2月) || 16.1<br />(2月) ||<br />
|-<br />
!rowspan="2"|[[降水量]]<br />([[ミリメートル|mm]])<br />
!最多月<br />
| 532.0<br />(6月) || 446.5<br />(6月) <br />
| 416.4<br />(6月) || <br />
| 520.3<br />(6月) || 697.1<br />(6月)<br />
| 545.8<br />(6月) || <br />
| 258.3<br />(6月) || || 401.2<br />(6月) || 311.2<br />(6月)<br />
| || 271.4<br />(6月) || 264.2<br />(6月) || 197.1<br />(5月)<br />
|-<br />
!最少月<br />
| 66.5<br />(12月) || 67.9<br />(12月) <br />
| 84.7<br />(12月) || <br />
| 110.9<br />(12月) || 230.4<br />(12月)<br />
| 94.6<br />(12月) || <br />
| 91.4<br />(12月) || || 158.2<br />(12月) || 84.3<br />(12月)<br />
| || 87.0<br />(12月) || 100.1<br />(12月) || 80.0<br />(12月) <br />
|-<br />
|}<br />
<br />
=== 自然公園 ===<br />
* [[国立公園]]<br />
** [[霧島錦江湾国立公園]]、[[屋久島国立公園]]、[[雲仙天草国立公園]]<br />
* [[国定公園]]<br />
** [[日南海岸国定公園]]、[[奄美群島国定公園]] <br />
* [[都道府県立自然公園|県立自然公園]]<br />
** 阿久根県立自然公園、[[吹上浜]]県立自然公園、藺牟田池県立自然公園、坊野間県立自然公園、川内川流域県立自然公園、高隈山県立自然公園、[[大隅南部県立自然公園]]、甑島県立自然公園、トカラ列島県立自然公園<br />
<br />
=== 世界遺産登録地域 ===<br />
* 屋久島(屋久島町) - [[1993年]]登録、[[自然遺産 (世界遺産)|世界自然遺産]]<br />
=== [[ラムサール条約]]登録地域 ===<br />
* [[藺牟田池]]([[薩摩川内市]]) - [[2005年]][[11月8日]]登録<br />
* 屋久島永田浜(屋久島町) - 2005年11月8日登録<br />
<br />
== 鹿児島の歴史 ==<br />
奄美群島については[[奄美群島の歴史]]を参照。<br />
===県名の由来と意味===<br />
[[鹿児島神宮]](霧島市隼人町)に由来する。「鹿児島」の語源は、[[ホオリ|天津日高彦穂々出見尊]](山幸彦)が海神(わたつみ)宮に行く際に乗った舟が鹿児山で作られたという説や、「神籠もる島」という説、「カゴ」は崖という意味で、四方が崖に囲まれている桜島は「カゴ島」と謂われ、鹿児島は桜島の古い名であるという説、など諸説ある。<br />
<br />
現在鹿児島市と鹿児島神宮は離れているが、鹿児島郡設置当初は[[天降川]]までが鹿児島郡内であった。<br />
<br />
===古代===<br />
今から約24,000年前、[[姶良カルデラ]]が大爆発を起こした。この時噴出した火山灰を[[姶良Tn火山灰]]と呼ぶ。そのAT火山灰は、遠く北海道まで達している。南九州では[[入戸火砕流]]などにより[[シラス台地]]ができあがった。[[種子島]]にある[[立切遺跡]](たちきり、熊毛郡中種子町)31,000年前の火山灰層から磨石(すりいし)・敲石(たたきいし)、礫群、焼け土、土坑などが確認された。これらは後期旧石器人のキャンプ場と考えられている。<br />
<br />
[[日本の旧石器時代|旧石器遺跡]]が、2005年現在、約40カ所発見されている。<br />
<br />
古代には[[ヤマト王権]]から異民族視された[[隼人]]の住地であった。隼人の古墳は地下式板石積石室墓を特徴とする。[[日向国]]から分離して[[702年]](大宝2)に[[薩摩国]]、[[多禰国]]([[824年]]に大隅へ編入)、[[713年]]に[[大隅国]]が成立し、他国からの植民も始まったが、その後も[[隼人の反乱]]は絶えなかった。<br />
<br />
[[鎌倉時代]]の[[1185年]](文治元) [[島津荘]]下司職に補任された[[島津忠久]]を祖とする[[島津氏]]が薩摩国・大隅国・日向国守護を独占するようになり、戦国期には[[戦国大名]]化した。また、島津氏が守護を務めた南九州の薩摩・大隅・日向のことを「三州」と称し、島津氏が戦国大名化した戦国期には「三州の太守」と称される事になる。ただし、後述のように島津氏が県本土全域を支配するのは[[安土桃山時代]]に入ってからのことであり、三州に至っては1577年以降の10年程度に限られる。<br />
<br />
===中世===<br />
中世には[[坊津]]、[[内之浦町|内之浦]]などが貿易港として[[中国]]、[[朝鮮]]、[[東南アジア]]地域との交易を盛んに行ったが、肥前([[長崎県]])などと同様に黒潮の乗って活動する[[倭寇]]の根拠地が[[南西諸島]]地域にあった。<br />
<br />
* [[1543年]](天文12) [[ポルトガル]]船が種子島に漂着し、[[鉄砲]]伝来する。その6年後、[[マラッカ]](今のマレーシア)で出会った薩摩出身の元漁師のアンジロウという日本人の案内で[[フランシスコ・ザビエル]]が鹿児島に上陸し、[[キリスト教]]を伝える。<br />
* [[1574年]] 大隅の[[肝付氏]]が島津氏に降伏し、島津氏が県本土(薩摩・大隅)を統一。<br />
* [[1577年]] [[伊東氏]]を日向から追い出し、島津氏は三州のほぼ全域を統一した。<br />
* [[1587年]] [[島津義久]]はほぼ[[九州]]全域を征服したが、[[豊臣秀吉]]に屈服し、領国は薩摩・大隅・日向(諸県郡)に押し込められた。<br />
<br />
===近世===<br />
* [[1609年]][[薩摩藩]]は琉球出兵を行って[[琉球王国]]を服属させ、奄美群島を領土に組み入れ、当地を使った砂糖業を成功させ、莫大な利益をあげた。<br />
* [[1779年]][[桜島]]が噴火。<br />
* [[幕末]]には幕府との姻戚関係となり[[水戸藩]]・[[越前藩]]などの[[公武合体派]]を取り込み雄藩として活躍した。また、古来よりの島津家と[[近衛家]]との繋がりで朝廷からの信任も厚く、その後の[[討幕運動]]では旧幕府軍と対峙して、薩摩藩が官軍(政府軍)の戦闘主力となり、[[長州藩]]や[[土佐藩]]などとともに、[[明治維新]]を成功させ、多くの維新[[元勲]]を輩出している。<br />
<br />
===近・現代===<br />
* [[1871年]]([[明治]]4年) - [[廃藩置県]]により薩摩、大隅、日向の3ヶ国のうち薩摩藩の範囲で鹿児島県が成立。同年11月14日(新暦12月25日)に日向と大隅のうち本土部分を分離し[[都城県]]とした。<br />
* [[1872年]](明治5年) - 琉球を分離して[[琉球藩]]が成立。<br />
* [[1873年]](明治6年)1月15日 - [[宮崎県]](初代)の設置に伴い、都城県のうち大隅国の部分を鹿児島県に移管。旧日向国であった地域(現在の[[志布志市]]・[[大崎町]]など)は宮崎県所属となった。<br />
* [[1876年]](明治9年)8月21日 - 宮崎県を合併。<br />
* [[1877年]](明治10年) - [[西郷隆盛]]が不平武士に擁立されて新政府に対する反乱([[西南戦争]])を起こした。しかし[[東京]]にいた薩摩藩出身者は薩長藩閥政府を構成し、[[明治時代]]の政治を左右した。また、反乱軍の地元であり戦後の荒廃があったが、[[1894年]](明治27)から知事を努めた[[加納久宜]]により立て直しが図られ、今日の鹿児島県の基礎が築かれた。<br />
* [[1880年]](明治13年) - [[鹿児島県議会]]開会。<br />
* [[1882年]](明治15年) - 鹿児島新聞([[南日本新聞]]の前身)創刊。<br />
* [[1883年]](明治16年)5月9日 - 宮崎支庁側などの分県運動により、宮崎県が再置県され成立した([[宮崎県#宮崎県再置]]を参照)。ただし、[[諸県郡]]のうち志布志・松山・大崎(現在の志布志市・大崎町及び曽於市の一部)は鹿児島県に残り、同年6月に[[南諸県郡]]として分離された。<br />
* [[1889年]](明治22年)4月1日 - 鹿児島市[[市制]]施行、県本土・甑島列島・種子島・屋久島で[[町村制]]実施。鹿児島市を除いて全て「村」として発足した。大部分は薩摩藩の地域区分であった「[[外城制|外城(郷)]]」を継承している。<br />
* [[1908年]] - [[奄美群島]]及び現在の[[十島村]]・[[三島村]]において[[島嶼町村制]]施行。<br />
* [[1909年]] - [[鹿児島本線]]、現在の[[肥薩線]]ルートにて門司-鹿児島まで全通。<br />
* [[1912年]] - [[加治木町]](現[[姶良市]])、県内最初の町制施行。<br />
* [[1914年]] - 桜島噴火。桜島と大隅半島が陸続きとなる([[桜島#大正大噴火]]を参照)。<br />
* [[1935年]] - [[NHK鹿児島放送局]]、ラジオ放送開始。<br />
* [[1940年]] - [[川内市]](現[[薩摩川内市]])、鹿児島市に次いでの市制施行。<br />
* [[1945年]] - 北緯30度以南の地域が米軍軍政下に置かれる。<br />
* [[1952年]] - [[トカラ列島]]が日本に復帰。<br />
* [[1953年]] - 奄美群島が日本に復帰。県内初の民間放送局、ラジオ南日本(現[[南日本放送]])がラジオ放送を開始。<br />
* [[1958年]] - NHK鹿児島放送局、アナログテレビ放送を開始。<br />
* [[1971年]] - [[岐阜県]]と姉妹県となる。これは[[宝暦治水事件|宝暦治水]]に由来する。<br />
* [[1972年]] - [[第27回国民体育大会|太陽国体]]開催。[[鹿児島空港]]、鹿児島市鴨池から[[溝辺町]]([[霧島市]])に移転。<br />
* [[1993年]] - 県章とは別にシンボルマークを制定。8.6水害に代表される[[平成5年8月豪雨]]発生。<br />
* [[1995年]] - [[九州自動車道]]、門司-鹿児島まで全通。<br />
* [[1996年]] - [[鹿児島県庁舎]]が現在地に移転。<br />
* [[2004年]] - [[九州新幹線 (鹿児島ルート)|九州新幹線]]、鹿児島中央-新八代間が開業。<br />
* [[2011年]] - 九州新幹線、鹿児島中央-博多間が全線開業。<br />
<br />
== 人口 ==<br />
{{人口統計|code=46000|name=鹿児島県}}<br />
<br />
== 政治 ==<br />
=== 国政 ===<br />
[[衆議院小選挙区一覧#鹿児島県|鹿児島県選挙区]]参照<br />
<br />
[[衆議院]]の[[小選挙区]]が5。[[参議院]]では、全県で1区を構成。<br />
<br />
=== 県政 ===<br />
[[鹿児島県知事一覧|鹿児島県庁|鹿児島県議会]]参照<br />
<br />
* [[都道府県知事|知事]]:[[伊藤祐一郎]](いとう ゆういちろう、2期目)<br />
<br />
=== 財政 ===<br />
==== 平成21年度 ====<br />
* 標準財政規模 4557億8100万円 <br />
* [[財政力指数]] 0.30 (都道府県平均 0.52)<br />
** IIIグループ(財政力指数0.3以上、0.4未満)11自治体中11位 <br />
** 鹿児島県は全国にさきがけて高齢化が進行するとともに、過疎地域や離島が多く社会資本整備が立ち遅れている(行政コストがかかる過疎地域が多い)ことなどから財政需要が増大している。平成17年度3月の「県政刷新大綱」を示し県政を支える行財政構造のたてなおしおよび持続可能なシステムの構築に取り組んでいる。<br />
* 経常収支比率 96.9% (都道府県比率 95.9%)<br />
** 財政が硬直化している<br />
* 将来負担比率 266.0% (都道府県比率 229.2%) <br />
* [[実質公債費比率]] 16.0% (都道府県平均 13.0%)<br />
* 人口100,000人当たり職員数 1,436.25人 (都道府県平均 1,138.41人)<br />
** 組織機構改革方針に基づいて、一般行政部門の職員数について、1,000人以上の純減を図るとしている<br />
* [[ラスパイレス指数]] 94.3 (都道府県平均 98.9)<br />
* 地方債残高<br />
** 普通会計分の地方債現在高 1兆6554億7800万円<br />
** 上記普通会計分以外の特別会計分の地方債(企業債)現在高 587億2500万円<br />
<br />
==== 平成20年度 ====<br />
* 財政力指数 0.31 (都道府県平均 0.52)<br />
** IIIグループ(財政力指数0.3以上、0.4未満)11自治体中8位<br />
<br />
== 姉妹盟約等 ==<br />
* [[大韓民国]][[全羅北道]]<br />
*: [[1989年]](平成元年)[[10月]] 共同宣言<br />
* [[シンガポール]]<br />
* [[香港]]<br />
* [[アメリカ合衆国]][[ジョージア州]]<br />
*: [[1966年]](昭和41年)[[11月28日]] 姉妹盟約<br />
* [[中華人民共和国]][[江蘇省]]<br />
* [[岐阜県]]<br />
*: [[1971年]](昭和46年)[[7月27日]] 姉妹県盟約<br />
<br />
== 経済 ==<br />
=== 産業 ===<br />
*平成20年度([[2008年]])の県内総生産は5兆3186億円である。これは世界の過半数の国の[[国内総生産]](GDP)より規模が大きい。一人当たり県民所得は225.3万円であり、全国平均の81.8%である。<br />
<br />
* 日本有数の農業県。農業産出額(2008年)は全国4位(九州1位)。鹿児島県が日本における主要な産地となっている農産物として[[サツマイモ]]、[[サヤインゲン]]、[[茶]]([[鹿児島茶]])などがある。<br />
* 伝統的に[[焼酎]]製造が盛んで県内の酒造業者はほぼ焼酎を中心商品としている。<br />
* [[養豚]]は鹿児島県の代名詞的な(東京都内で、鹿児島と言って連想する事で80%の人間が豚と答えたほどである)産業で、養豚による収益は約820億円と言われている県産業の基幹。鹿児島県内で[[ブタ|豚]]は約140万匹(ペット用のミニブタは除く)飼われているが、そのうち[[黒豚]]の示す割合は年々増加傾向気味で、2009年度には繁殖子取り雌豚の38%にまで黒豚の数が回復した。しかし1973年の白黒論争が発端となり一時は絶滅しかけ、1985年には黒豚の割合は3%まで落ち込むほどであった。<br />
* [[静岡県]]と並んで[[鰹節]]の生産が盛んであり、特に[[枕崎市]]の特産物として知られている。。<br />
* 大隅地方では[[うなぎ]]の養殖が盛んで、知名度は低いながらもうなぎの生産量は全国1位である。<br />
* 主に商業関係では伝統的に地元資本の影響力が強い。<br />
* 県内各地に宇宙関連の研究施設等が設けられている。それらは行政改革により現在は全て[[宇宙航空研究開発機構]](JAXA)による運営となった。<br />
** JAXA[[種子島宇宙センター]]<br />
***JAXA[[増田宇宙通信所]]<br />
** JAXA[[内之浦宇宙空間観測所]]<br />
<br />
=== 鹿児島県に拠点事業所のある主要企業 ===<br />
====工場====<br />
* [[カルビー]]九州カンパニー(鹿児島市)<br />
* [[パシフィックグレーンセンター]](鹿児島市)<br />
* [[京セラ]](霧島市・薩摩川内市)<br />
* [[ソニーセミコンダクタ]]鹿児島テクノロジーセンター(霧島市)<br />
* [[トヨタ車体研究所]](霧島市)<br />
* [[ファナック]](霧島市)<br />
* [[アルバック]](霧島市)<br />
* [[富士通]](薩摩川内市)<br />
* [[中越パルプ工業]](薩摩川内市)<br />
* [[プリマハム]](いちき串木野市)<br />
* [[日本特殊陶業]](さつま町)<br />
* [[日本モレックス]](鹿屋市)<br />
<br />
====鉱山====<br />
* [[住友金属鉱山]](伊佐市菱刈)<br />
====本店====<br />
* [[新日本科学]](鹿児島市)<br />
<br />
=== 鹿児島県に本社のある主要企業 ===<br />
{|<br />
|style="vertical-align: top;" width="380"|<br />
*製造業<br />
** [[ヤマハ鹿児島セミコンダクタ]](株)(湧水町)<br />
** (株)[[イケダパン]](姶良市)<br />
** [[日本澱粉工業]](鹿児島市)<br />
** [[鹿児島熔材]](鹿児島市)<br />
** [[鹿児島酸素]](鹿児島市)<br />
** [[健康家族 (通信販売)|健康家族]](鹿児島市)<br />
** [[河内源一郎商店]](鹿児島市)<br />
**[[霧島町蒸留所]](霧島市)<br />
** [[坂元醸造]](鹿児島市)<br />
** [[本坊酒造]](鹿児島市)<br />
** [[小正醸造]](鹿児島市)<br />
** [[薩摩酒造]](枕崎市)<br />
** [[濱田酒造]](いちき串木野市)<br />
** [[田崎酒造]](いちき串木野市)<br />
** [[若松酒造]](いちき串木野市)<br />
** [[森伊蔵酒造]](垂水市)<br />
** [[甲斐商店]](伊佐市)<br />
** [[町田酒造]](龍郷町)<br />
** [[朝日酒造]](喜界町)<br />
** [[田苑酒造]](薩摩川内市)<br />
** [[山元酒造]](薩摩川内市)<br />
** [[サツマ酸素工業]](鹿児島市)<br />
** [[日本ガス]](鹿児島市)<br />
** [[日進印刷]](鹿児島市)<br />
** [[コーアガス日本]](鹿児島市)<br />
** [[南九州畜産興業]](曽於市)<br />
** [[大隅ミート産業]](垂水市)<br />
** [[アクシーズ]](鹿児島市)<br />
** [[アロン電機]](さつま町)<br />
** [[文明農機]](日置市)<br />
** [[カクイ]](鹿児島市)<br />
** [[セイカ食品]](鹿児島市)<br />
** [[ヒガシマル]](日置市)<br />
** [[しか屋]](鹿児島市)<br />
** [[美坂屋]](いちき串木野市)<br />
*飲食店<br />
** [[康正産業]](鹿児島市)<br />
** [[寿福産業]](鹿児島市)<br />
** [[なべしま (鹿児島県)|焼肉なべしま]](鹿児島市)<br />
** [[Misumi]](鹿児島市)<br />
*建設業<br />
** [[今別府産業]](鹿児島市)<br />
** [[米盛建設]](鹿児島市)<br />
*金融業<br />
** [[鹿児島銀行]](鹿児島市)<br />
** [[南日本銀行]](鹿児島市)<br />
** [[鹿児島相互信用金庫]](鹿児島市)<br />
** [[鹿児島信用金庫]](鹿児島市)<br />
** [[鹿児島興業信用組合]](鹿児島市)<br />
** [[奄美大島信用金庫]](奄美市)<br />
|style="vertical-align: top;" width="380"|<br />
*卸・小売業<br />
** [[高島屋開発]](鹿児島市)<br />
** [[しんぷく]](鹿児島市)<br />
** [[ニシムタ]](鹿児島市)<br />
** [[正一電気]](鹿児島市)<br />
** [[だいわ|大和]](薩摩川内市)<br />
** [[タイヨー (鹿児島県)|タイヨー]](鹿児島市)<br />
** [[インハウス久永]](鹿児島市)<br />
** [[カコイエレクトロ]](鹿児島市)<br />
** [[山形屋]](鹿児島市)<br />
** [[西原商会]](鹿児島市)<br />
** [[迫田 (家具店)|迫田]](鹿児島市)<br />
** [[土佐屋]](鹿児島市)<br />
** [[加根又本店]](鹿児島市)<br />
** [[南九州ファミリーマート]](鹿児島市)<br />
** [[南九州サンクス]](鹿児島市)<br />
** [[南九州ヤマダ電機]](鹿児島市)<br />
*情報通信業<br />
** [[鹿児島ファコムセンタ]](鹿児島市)<br />
** [[富士通鹿児島インフォネット]](鹿児島市)<br />
** [[淵上印刷]](鹿児島市)<br />
** [[センコウ]](鹿児島市)<br />
*サービス(その他)<br />
** [[川商ハウス]](鹿児島市)<br />
** [[南国殖産]](鹿児島市)<br />
** [[長島商事]](鹿児島市)<br />
** [[城山観光]](鹿児島市)<br />
** [[島津興業]](鹿児島市)<br />
** [[鹿児島水処理]](鹿児島市)<br />
** [[西日本シロアリ]](鹿児島市)<br />
** [[岩崎産業]](鹿児島市)<br />
** [[昴_(企業)|昴]](鹿児島市)<br />
** [[南日本放送]](鹿児島市)<br />
** [[鹿児島テレビ放送]](鹿児島市)<br />
** [[鹿児島放送]](鹿児島市)<br />
** [[鹿児島讀賣テレビ]](鹿児島市)<br />
** [[エフエム鹿児島]](鹿児島市)<br />
*交通・運輸業<br />
** [[南国交通]](鹿児島市)<br />
** [[鹿児島交通]](鹿児島市)<br />
** [[いわさきバスネットワーク]](鹿児島市)<br />
** [[鹿児島商船]](鹿児島市)<br />
** [[市丸グループ]](鹿児島市)<br />
** [[コスモライン (鹿児島県)|コスモライン]](鹿児島市)<br />
** [[奄美海運]](鹿児島市)<br />
** [[マルエーフェリー]](奄美市)<br />
** [[マリックスライン]](鹿児島市)<br />
** [[鹿児島海陸運送]](鹿児島市)<br />
** [[折田汽船]](鹿児島市)<br />
** [[日本エアコミューター]](霧島市)<br />
** [[西川グループ]](徳之島町)<br />
** [[株式会社エスライン九州]](鹿児島市)<br />
*教育<br />
** [[学校法人川島学園 (鹿児島県)|学校法人川島学園]](鹿児島市)<br />
** [[学校法人原田学園 (鹿児島県)|学校法人原田学園]](鹿児島市)<br />
|}<br />
<br />
== 地域 ==<br />
=== 県内市町村 ===<br />
以下の19市8郡20町4村がある。町はすべて「ちょう」、村は鹿児島郡2村が「むら」、大島郡2村が「そん」という読み方である。<br />
==== [[中核市]] ====<br />
* [[鹿児島市]]([[県庁所在地]])<br />
==== 市部 ====<br />
===== 地域中核都市 =====<br />
鹿児島県が指定した人口10万人以上の市で、[[特例市]]・[[中核市]]並の権限を委譲されている。<br />
* [[鹿屋市]]<br />
* [[霧島市]]<br />
* [[薩摩川内市]]<br />
<br />
===== 一般市 =====<br />
* [[枕崎市]]<br />
* [[阿久根市]]<br />
* [[出水市]]<br />
* [[指宿市]]<br />
* [[西之表市]]<br />
* [[垂水市]]<br />
* [[日置市]]<br />
* [[曽於市]]<br />
* [[いちき串木野市]] <br />
* [[南さつま市]]<br />
* [[志布志市]]<br />
* [[奄美市]]<br />
* [[南九州市]]<br />
* [[伊佐市]]<br />
* [[姶良市]]<br />
==== 郡部 ====<br />
* [[鹿児島郡]]<br />
** [[三島村]] - [[十島村]]<br />
* [[薩摩郡]]<br />
** [[さつま町]]<br />
* [[出水郡]]<br />
** [[長島町]]<br />
* [[姶良郡]]<br />
** [[湧水町]]<br />
* [[曽於郡]]<br />
** [[大崎町]]<br />
* [[肝属郡]]<br />
** [[東串良町]] - [[錦江町]] - [[南大隅町]] - [[肝付町]]<br />
* [[熊毛郡 (鹿児島県)|熊毛郡]]<br />
** [[中種子町]] - [[南種子町]] - [[屋久島町]]<br />
* [[大島郡 (鹿児島県)|大島郡]]<br />
** [[大和村]] - [[宇検村]] - [[瀬戸内町]] - [[龍郷町]] - [[喜界町]] - [[徳之島町]] - [[天城町]] - [[伊仙町]] - [[和泊町]] - [[知名町]] - [[与論町]]<br />
<br />
==== 合併済市町村 ====<br />
[[鹿児島県の廃止市町村一覧]]参照<br />
<br />
※平成の大合併によるもののみ記述。鹿児島市は編入合併。その他全て新設合併。<br />
* 鹿児島市(鹿児島市・[[郡山町 (鹿児島県)|郡山町]]・[[吉田町 (鹿児島県)|吉田町]]・[[松元町]]・[[桜島町]]・[[喜入町]])2004年11月1日<br />
* 薩摩川内市([[川内市]]・[[東郷町 (鹿児島県)|東郷町]]・[[樋脇町]]・[[入来町]]・[[祁答院町]]・[[上甑村]]・[[里村]]・[[鹿島村 (鹿児島県)|鹿島村]]・[[下甑村]])2004年10月12日<br />
* 湧水町([[吉松町]]・[[栗野町]])2005年3月22日<br />
* さつま町([[鶴田町 (鹿児島県)|鶴田町]]・[[宮之城町]]・[[薩摩町]])2005年3月22日<br />
* 錦江町([[大根占町]]・[[田代町 (鹿児島県)|田代町]])2005年3月22日<br />
* 南大隅町([[根占町]]・[[佐多町]])2005年3月31日<br />
* 日置市([[伊集院町]]・[[東市来町]]・[[日吉町 (鹿児島県)|日吉町]]・[[吹上町 (鹿児島県)|吹上町]])2005年5月1日<br />
* 曽於市([[大隅町]]・[[財部町]]・[[末吉町]])2005年7月1日<br />
* 肝付町([[内之浦町]]・[[高山町 (鹿児島県)|高山町]])2005年7月1日<br />
* いちき串木野市([[串木野市]]・[[市来町]])2005年10月11日<br />
* 南さつま市([[加世田市]]・[[大浦町]]・[[坊津町]]・[[笠沙町]]・[[金峰町]])2005年11月7日<br />
* 霧島市([[国分市]]・[[溝辺町]]・[[横川町]]・[[牧園町]]・[[霧島町]]・[[隼人町]]・[[福山町]])2005年11月7日<br />
* 志布志市([[志布志町]]・[[松山町 (鹿児島県)|松山町]]・[[有明町 (鹿児島県)|有明町]])2006年1月1日<br />
* 鹿屋市(鹿屋市・[[輝北町]]・[[吾平町]]・[[串良町]])2006年1月1日 <br />
* 指宿市(指宿市・[[山川町 (鹿児島県)|山川町]]・[[開聞町]])2006年1月1日<br />
* 出水市(出水市・[[高尾野町]]・[[野田町 (鹿児島県)|野田町]])2006年3月13日<br />
* 奄美市([[名瀬市]]・[[笠利町]]・[[住用村]])2006年3月20日<br />
* 長島町([[東町 (鹿児島県)|東町]]・[[長島町]])2006年3月20日<br />
* 屋久島町([[上屋久町]]・[[屋久町]])2007年10月1日<br />
* 南九州市([[川辺町 (鹿児島県)|川辺町]]・[[知覧町]]・[[頴娃町]])2007年12月1日<br />
* 伊佐市([[大口市]]・[[菱刈町]])2008年11月1日<br />
* 姶良市([[加治木町]]・[[姶良町]]・[[蒲生町 (鹿児島県)|蒲生町]])2010年3月23日<br />
<br />
==== 合併により消滅した郡 ====<br />
* [[日置郡]]<br />
* [[揖宿郡]]<br />
* [[川辺郡 (鹿児島県)|川辺郡]]<br />
* [[伊佐郡]]<br />
<br />
== 県内の施設 ==<br />
* [[鹿児島県立鴨池野球場]]<br />
* [[鴨池市民球場]]<br />
* [[鹿児島県立鴨池運動公園陸上競技場|鹿児島県立鴨池陸上競技場]] - [[ジュビロ磐田]]、[[東芝府中ブレイブルーパス]]のキャンプ地。<br />
* [[鹿児島ふれあいスポーツランド]] - [[清水エスパルス]][[サガン鳥栖]]のキャンプ地。<br />
* [[霧島市国分運動公園陸上競技場]] - [[京都サンガ]]のキャンプ地。<br />
<br />
=== 大学・短期大学・高等専門学校 ===<br />
{{Div col|cols=3}}<br />
* [[鹿児島大学]]([[国立大学法人]])<br />
* [[鹿屋体育大学]](国立大学法人)<br />
* [[鹿児島国際大学]]<br />
* [[鹿児島純心女子大学]]<br />
* [[志學館大学]]<br />
* [[第一工業大学]]<br />
* [[鹿児島県立短期大学]]<br />
* [[鹿児島国際大学短期大学部]]<br />
* [[鹿児島純心女子短期大学]]<br />
* [[鹿児島女子短期大学]]<br />
* [[第一幼児教育短期大学]]<br />
* [[鹿児島工業高等専門学校]]<br />
{{Div col end}}<br />
<br />
=== 諸外国関連施設 ===<br />
* [[チェコ]]政府観光局日本代表部 霧島市溝辺町麓876-15霧島高原ビール(株)内<br />
<br />
== 国の機関など ==<br />
=== 防衛 ===<br />
[[防衛省]]<br />
* [[陸上自衛隊]]<br />
** [[国分駐屯地]]<br />
** [[川内駐屯地]]<br />
* [[海上自衛隊]]<br />
** [[奄美基地]]<br />
** [[鹿屋航空基地]]<br />
* [[自衛隊鹿児島地方協力本部]]<br />
<br />
== 交通 ==<br />
=== 道路 ===<br />
*[[高規格幹線道路]]<br />
** [[九州自動車道]]・[[東九州自動車道]]・[[隼人道路]]・[[南九州西回り自動車道]]<br />
*[[地域高規格道路]]<br />
** [[南薩縦貫道]]([[指宿スカイライン]])・[[北薩横断道路]]([[北薩空港道路]]、[[薩摩道路]]、[[泊野道路]]、[[紫尾道路]])・[[都城志布志道路]]([[末吉松山有明道路]]、[[有明志布志道路]])・[[鹿児島東西幹線道路]]([[鹿児島東西道路]])・[[鹿児島南北幹線道路]]・[[大隅縦貫道]]<br />
*[[一般国道]]<br />
** [[国道3号]]・[[国道10号]]・[[国道58号]]・[[国道220号]]・[[国道223号]]・[[国道224号]]・[[国道225号]]・[[国道226号]]・[[国道267号]]・[[国道268号]]・[[国道269号]]・[[国道270号]]・[[国道328号]]・[[国道447号]]・[[国道448号]]・[[国道504号]]<br />
*[[鹿児島県の県道一覧]]<br />
<br />
=== 鉄道 ===<br />
* [[九州旅客鉄道]](JR九州)<br />
** [[九州新幹線]]([[九州新幹線 (鹿児島ルート)|鹿児島ルート]])・[[鹿児島本線]]・[[日豊本線]]・[[指宿枕崎線]]・[[肥薩線]]・[[吉都線]]・[[日南線]]<br />
* [[肥薩おれんじ鉄道]]<br />
** [[肥薩おれんじ鉄道線]]<br />
* [[鹿児島市交通局]]<br />
** 1系統([[鹿児島市電第一期線|第一期線]]・[[鹿児島市電谷山線|谷山線]])([[鹿児島駅|鹿児島駅前]] - [[市役所前駅 (鹿児島県)|市役所前]] - [[天文館通駅|天文館通]] - [[高見馬場駅|高見馬場]] - [[交通局前駅 (鹿児島県)|交通局前]] - [[郡元駅 (鹿児島市電)|郡元]] - [[谷山駅 (鹿児島市電)|谷山]])<br />
** 2系統([[鹿児島市電第二期線|第二期線]]・[[鹿児島市電唐湊線|唐湊線]])(鹿児島駅前 - 市役所前 - 天文館通 - 高見馬場 - [[鹿児島中央駅|鹿児島中央駅前]] - 郡元)<br />
<br />
====[[廃線|廃止路線]]====<br />
* 九州旅客鉄道(JR九州)<br />
** [[山野線]]<br />
* [[日本国有鉄道]](国鉄)<br />
** [[宮之城線]]・[[大隅線]]・[[志布志線]]・[[鹿児島港線]](臨港線、鹿児島本線貨物支線)<br />
* [[鹿児島交通]](南薩鉄道)<br />
** [[鹿児島交通枕崎線|枕崎線]]・[[鹿児島交通知覧線|知覧線]]・[[南薩鉄道万世線|万世線]]<br />
* 鹿児島市交通局<br />
** 3系統([[鹿児島市電伊敷線|伊敷線]])(鹿児島駅前 - 天文館通 - 高見馬場 - [[加治屋町駅|加治屋町]] - [[伊敷町駅|伊敷町]])<br />
** 2系統の一部区間([[鹿児島市電上町線|上町線]])([[清水町駅 (鹿児島県)|清水町]] - [[竪馬場駅|竪馬場]] - [[長田町駅|長田町]] - 市役所前)<br />
<br />
=== 空港 ===<br />
県内には、以下の空港の他に[[海上自衛隊]]の[[鹿屋航空基地]]がある。県内の空港配置については[http://www.kagoshima-p.go.jp/airport/etc/ こちら]を参照。<br />
<br />
2005年度旅客数([[日本の空港#乗降客数]]参照) <br />
{| class="wikitable"<br />
|-bgcolor="#a4aaf9"<br />
|rowspan="2" align="center" bgcolor=ffcc99|'''[[空港]]'''<br />
|rowspan="2" align="center" bgcolor=ff9966|'''旅客合計'''<br />
|colspan="3" align="center" |'''国内線'''<br />
|colspan="2" align="center" bgcolor=ccccff|'''国際線'''<br />
|-<br />
|align="center" bgcolor=cccccc|旅客数<br />
|colspan="2" align="center" |定期便<br />
|align="center" bgcolor=cccccc|旅客数<br />
|align="center" |定期便<br />
<br />
|-<br />
|rowspan="2" align="center" bgcolor=ffffff|[[鹿児島空港|鹿児島]]<br />
|rowspan="2" align="right" bgcolor=ffffcc|5,716,534人<br />
|rowspan="2" align="right" |5,646,454人<br />
|県外<br />
|'''[[東京国際空港|東京]]・[[中部国際空港|中部]]・[[大阪国際空港|大阪]]・[[神戸空港|神戸]]'''・[[静岡空港|静岡]]・<br/>[[松山空港|松山]]・[[福岡空港|福岡]]・[[長崎空港|長崎]]・[[那覇空港|那覇]]<br />
|rowspan="2" align="right" |70,080人<br />
|rowspan="2" |[[仁川国際空港|ソウル]]・[[上海浦東国際空港|上海]]<br />
|-<br />
|県内<br />
|[[種子島空港|種子島]]・[[屋久島空港|屋久島]]・[[喜界空港|喜界島]]・[[奄美空港|奄美]]・<br/>[[徳之島空港|徳之島]]・[[沖永良部空港|沖永良部]]・[[与論空港|与論]]<br />
<br />
|-<br />
|rowspan="2" align="center" bgcolor=ffffff|[[奄美空港|奄美]]<br />
|rowspan="2" align="right" bgcolor=ffffcc|605,385人<br />
|rowspan="2" align="right"|605,385人<br />
|県外<br />
|'''東京・大阪'''・福岡・那覇<br />
|rowspan="2" align="right"|0人<br />
|rowspan="2" |-<br />
|-<br />
|県内<br />
|鹿児島・喜界島・徳之島・<br/>沖永良部・与論<br />
<br />
|-<br />
|rowspan="2" align="center" bgcolor=ffffff|[[屋久島空港|屋久島]]<br />
|rowspan="2" align="right" bgcolor=ffffcc|175,544人<br />
|rowspan="2" align="right"|175,544人<br />
|県外<br />
|'''大阪'''・福岡<br />
|rowspan="2" align="right"|0人<br />
|rowspan="2" |-<br />
|-<br />
|県内<br />
|鹿児島<br />
<br />
|-<br />
|align="center" bgcolor=ffffff|[[徳之島空港|徳之島]]<br />
|align="right" bgcolor=ffffcc|163,248人<br />
|align="right"|163,248人<br />
|県内<br />
|鹿児島・奄美<br />
|align="right"|0人<br />
|-<br />
<br />
|-<br />
|rowspan="2" align="center" bgcolor=ffffff|[[種子島空港|種子島]]<br />
|rowspan="2" align="right" bgcolor=ffffcc|118,173人<br />
|rowspan="2" align="right"|118,173人<br />
|県外<br />
|('''大阪''')<br />
|rowspan="2" align="right"|0人<br />
|rowspan="2" |-<br />
|-<br />
|県内<br />
|鹿児島<br />
<br />
|-<br />
|align="center" bgcolor=ffffff|[[沖永良部空港|沖永良部]]<br />
|align="right" bgcolor=ffffcc|92,635人<br />
|align="right"|92,635人<br />
|県内<br />
|鹿児島・奄美・与論<br />
|align="right"|0人<br />
|-<br />
<br />
|-<br />
|align="center" bgcolor=ffffff|[[喜界空港|喜界島]]<br />
|align="right" bgcolor=ffffcc|80,536人<br />
|align="right"|80,536人<br />
|県内<br />
|鹿児島・奄美<br />
|align="right"|0人<br />
|-<br />
<br />
|-<br />
|rowspan="2" align="center" bgcolor=ffffff|[[与論空港|与論]]<br />
|rowspan="2" align="right" bgcolor=ffffcc|68,034人<br />
|rowspan="2" align="right"|68,034人<br />
|県外<br />
|那覇<br />
|rowspan="2" align="right"|0人<br />
|rowspan="2" |-<br />
|-<br />
|県内<br />
|鹿児島・奄美・沖永良部<br />
<br />
|-<br />
|align="center" bgcolor=ffffff|[[枕崎空港|枕崎]]<br />
|align="right" bgcolor=ffffcc|0人<br />
|align="right"|0人<br />
|-<br />
|-<br />
|align="right"|0人<br />
|-<br />
<br />
|-<br />
|align="center" bgcolor=ffffff|[[薩摩硫黄島飛行場|薩摩硫黄島]]<br />
|align="right" bgcolor=ffffcc|-<br />
|align="right"|-<br />
|-<br />
|-<br />
|align="right"|-<br />
|-<br />
<br />
|}<br />
:※出典は[[国土交通省]]航空局・[http://www.mlit.go.jp/koku/04_outline/10_data/03_kanrijoukyoucyousyo/h17.pdf 空港管理状況調書](2005年度)<br />
:※[[チャーター便]]の旅客数含む<br />
:※括弧は季節運航を示す<br />
:※[[三大都市圏]]への便は'''太字'''<br />
<br />
=== 港湾 ===<br />
* [[鹿児島港]]<br />
* [[志布志港]]<br />
* [[川内港]]<br />
* [[西之表港]]<br />
* [[名瀬港]]<br />
<br />
=== 航路 ===<br />
* 鹿児島 - 桜島航路([[桜島フェリー]])<br />
* 鹿児島 - 垂水航路([[鴨池・垂水フェリー]])<br />
* 大根占 - 指宿航路<br />
* 甑島列島 - 串木野航路<br />
* 長島 - 牛深航路<br />
* 東 - 牛深航路<br />
* 鹿児島 - 種子島航路<br />
* 鹿児島 - 屋久島航路<br />
* 鹿児島 - 指宿航路<br />
* 鹿児島 - 三島航路<br />
* 鹿児島 - 十島 - 奄美大島航路<br />
* 鹿児島 - 奄美大島 - 喜界島航路<br />
* 鹿児島 - 奄美大島 - 徳之島 - 沖永良部島 - 与論島 - 本部 - 那覇航路<br />
* 鹿児島 -(指宿)- 屋久島 - 種子島航路※( )は時間帯により異なる<br />
* 屋久島 - 種子島 -(指宿)- 鹿児島航路<br />
* 種子島 - 屋久島 - 口永良部島航路<br />
* 奄美大島 - 加計呂麻島 - 与路島航路<br />
* 大阪 - 志布志 - 奄美大島航路<br />
* 東京 - 志布志 - 奄美大島 - 那覇航路<br />
* 山川 - 南大隅町(フェリー)([[2010年]][[2月28日]]に休止)<br />
<br />
=== バス ===<br />
{{Div col|cols=4}}<br />
* [[ジェイアール九州バス]]<br />
* [[鹿児島市交通局]]<br />
* [[鹿児島交通]]<br />
* [[南国交通]]<br />
* [[いわさきバスネットワーク]]<br />
* [[薩摩川内市営バス]]<br />
* [[種子島・屋久島交通]]<br />
* [[大和 (鹿児島県)|大和バス]]<br />
* [[道の島交通]]<br />
* [[加計呂麻バス]]<br />
* [[大島運輸]]<br />
* [[徳之島総合陸運]]<br />
* [[沖永良部バス企業団]]<br />
* [[南陸運]]<br />
{{Div col end}}<br />
<br />
== 名所・旧跡・観光スポット・祭事・催事 ==<br />
=== 名所・旧跡・観光スポット ===<br />
* 鹿児島市の[[桜島]]、[[城山 (鹿児島市)|城山]]、[[いおワールドかごしま水族館]]、[[ドルフィンポート]]、[[鹿児島市街地の温泉]]など<br />
* 霧島市の[[霧島温泉郷]]、[[日当山温泉]]、[[霧島山]]など<br />
* 指宿の[[指宿温泉]]、[[池田湖]]、[[開聞岳]]など<br />
* 出水の[[ナベヅル]]の越冬([[出水ツル渡来地]])<br />
* 大隅半島の[[佐多岬]]、[[霧島ヶ丘公園]]など<br />
* 屋久島の[[屋久杉]]など<br />
* 奄美大島の[[マングローブ]]林など<br />
<br />
=== 有形文化財建造物 ===<br />
*重要伝統的建造物群保存地区<br />
** [[出水麓]] (出水市)<br />
** [[入来麓]] (薩摩川内市)<br />
** [[知覧]] (南九州市)<br />
<br />
=== 祭事 ===<br />
* [[初午祭 (鹿児島神宮)|初午祭]](霧島市、旧暦1月18日の次の日曜日)<br />
* 六月灯(鹿児島市など、旧暦6月)<br />
* 市来の七夕踊(いちき串木野市、毎年8月7日に近い日曜日)<br />
* [[かごしま錦江湾サマーナイト大花火大会]](鹿児島市、毎年8月の土曜日)<br />
* [[八月踊]](各地、旧暦8月)<br />
* [[川内大綱引]](薩摩川内市、毎年9月)<br />
* [[おはら祭]](鹿児島市、毎年11月)<br />
* [[トシドン|甑島のトシドン]](薩摩川内市、大晦日)<br />
<br />
=== スポーツ ===<br />
*サッカー<br />
** [[ジュビロ磐田]]のキャンプ地([[鹿児島県立鴨池運動公園陸上競技場]])<br />
*陸上<br />
** いぶすき菜の花マラソン(毎年1月)<br />
** [[鹿児島県下一周市郡対抗駅伝競走大会]](毎年2月)<br />
<br />
***以前、[[平成20年]]頃まで、[[プロ野球]][[千葉ロッテマリーンズ]](オリオンズ時代も含む)のキャンプ地であった。<br />
<br />
== マスメディア ==<br />
=== 新聞 ===<br />
遠隔地の離島を多く抱える県内環境から、鹿児島県で購読できる[[全国紙]]や県紙の[[南日本新聞]]は、発行日付のテレビ・ラジオ欄と共に、発行日の翌日付のテレビ・ラジオ欄も例外なく掲載されるのが特徴である。<br />
{{Multicol}}<br />
;[[地方紙]]<br />
* [[南日本新聞]](県全域及び宮崎県の一部)<br />
* [[南海日日新聞]](主に[[奄美群島]]を中心に発刊)<br />
* [[奄美新聞]](主に奄美群島を中心に発刊)<br />
* [[南九州新聞]](主に大隅半島を中心に発刊・[[夕刊紙]])<br />
* [[鹿児島新報]](2004年5月休刊)<br />
{{Multicol-break}}<br />
;[[ブロック紙]]<br />
* [[西日本新聞]]鹿児島支局<br />
;[[全国紙]]<br />
* [[読売新聞]]鹿児島支局<br />
* [[朝日新聞]]鹿児島支局<br />
* [[毎日新聞]]鹿児島支局<br />
* [[日本経済新聞]]鹿児島支局<br />
{{Multicol-end}}<br />
<br />
=== 雑誌 ===<br />
* タウン情報かごしま<br />
* LEAP<br />
<br />
=== テレビ局 ===<br />
* [[NHK鹿児島放送局]](1958年開局)<br />
* [[南日本放送]](MBC)([[Japan News Network|JNN]]([[TBSテレビ|TBS]])系列、1959年開局)<br />
* [[鹿児島テレビ放送]](KTS)([[フジニュースネットワーク|FNN]]([[フジテレビジョン|フジテレビ]])系列、1969年開局)<br />
* [[鹿児島放送]](KKB)([[All-nippon News Network|ANN]]([[テレビ朝日]])系列、1982年開局)<br />
* [[鹿児島讀賣テレビ]](KYT)([[Nippon News Network|NNN]]([[日本テレビ放送網|日本テレビ]])系列、1994年開局)<br />
<br />
鹿児島県内を放送対象地域とする[[民間放送|民間放送局]]はテレビ東京系列 ([[TXN]]) を除く4局があり、全社ともに鹿児島市に本社を置く。<br />
<br />
鹿児島市の[[紫原]](むらさきばる)に[[親局]]を設置している([[鹿児島親局テレビ・FM放送所]]を参照)。標高の低い場所に親局があるため電波の飛びが悪く、県内各地には1局あたり100前後の中継局がある。<br />
<br />
区域外受信については、出水市・阿久根市・長島町を中心に熊本県の放送局を、大隅半島を中心に宮崎県の放送局を、沖永良部島・与論島では沖縄県の放送局を視聴することができる。<br />
<br />
[[日本の地上デジタルテレビ放送|地上デジタル放送]]は2006年12月に鹿児島親局のみ放送を開始し、2007年10月に本土の主要地域、2008年に奄美地方の中継局も本放送を開始した。奄美地方の民放局の開局時期に関しては、中継局整備費用が4局で約29億円掛かる(中之島・名瀬・瀬戸内・徳之島・知名の5中継局だけでも約13億8,300万円)ことから、2007年3月はじめまで整備時期が明らかにされていなかった。<br />
<br />
地上波デジタル放送のリモコンキーIDは全国で唯一、[[東北地方]]の[[宮城県]]と全く同じ番号(系列が一致)であり、アナログテレビの親局チャンネルもFNN系列とNNN系列局を除き宮城県[[仙台市]]と同じ番号である。<br />
<br />
=== ラジオ局 ===<br />
==== AMラジオ局 ====<br />
* NHK鹿児島放送局(第1放送:576kHz 第2放送:1386kHz)<br />
* 南日本放送([[Japan Radio Network|JRN]]・[[全国ラジオネットワーク|NRN]]系列)(1107kHz)<br />
<br />
NHK・MBCともに霧島市隼人町に送信所を設けている([[隼人ラジオ放送所]]を参照)。奄美地方・南薩地方を中心に沖縄県の放送局が、北薩地方を中心に熊本県・長崎県・福岡県の放送局が(左記の地域ではAMのNHK鹿児島第一放送は終日あまり良く入らないが、奄美地方には夜間における混信対策としてFM波の中継局が2か所設置されている)、大隅半島を中心に宮崎県の放送局が聴取可能である。また、昼間から韓国[[済州島]]などの放送が一部聴取できる。<br />
<br />
==== FMラジオ局 ====<br />
* NHK鹿児島放送局 (85.6MHz)<br />
* [[エフエム鹿児島]] (μFM)([[全国FM放送協議会|JFN]]系列) - 離島地域の大部分で聴取不可。<br />
* [[鹿児島シティエフエム]] (FRIENDS-FM762)([[コミュニティ放送|コミュニティFM]]、鹿児島市)一部時間帯で[[J-WAVE]]を再送信。<br />
* [[FMさつま]](コミュニティFM、鹿児島市)主に鹿児島市北部が放送対象地域。<br />
* [[おおすみ半島コミュニティ放送ネットワーク]](おおすみFMネットワーク) - 以下の4局を総括、同一内容の放送。<br />
** [[かのやコミュニティ放送]](FMかのや)(コミュニティFM、鹿屋市)<br />
** [[きもつきコミュニティ放送]](FMきもつき)(コミュニティFM、肝付町)<br />
** [[志布志コミュニティ放送]](FM志布志)(コミュニティFM、志布志市)<br />
** [[おおすみ半島コミュニティ放送ネットワーク#たるみずまちづくり放送|たるみずまちづくり放送]](FMたるみず)(コミュニティFM、垂水市)<br />
* [[ディ!]](あまみエフエム・ディ!ウェイヴ)(コミュニティFM、奄美市)<br />
* [[ディ!#エフエムうけん|エフエムうけん]](コミュニティFM、宇検村)一部時間帯でディ!ウェイヴおよびMBCラジオを再送信<br />
* [[エフエムせとうち]](コミュニティFM、瀬戸内町)一部時間帯でディ!ウェイヴ、エフエムうけんおよびMBCラジオを再送信<br />
<br />
鹿児島シティエフエムを除く全てのコミュニティFM局が[[特定非営利活動法人]](NPO法人)による運営である。<br />
<br />
民間FM局の開局は1992年と九州では最後発であった。コミュニティFM局も1997年にフレンズFMが開局した後、2006年のFMかのや・きもつきの開局まで長らく1局体制が続いた。<br />
<br />
沖永良部島・与論島では沖縄県の放送局、北薩地方を中心に熊本県・長崎県の放送局、大隅半島を中心に宮崎県の放送局が聴取可能。特に[[エフエム宮崎]]は鹿児島県内の6割以上をカバーしている。曽於市では[[シティエフエム都城]](宮崎県都城市のコミュニティFM)も聴取できる。<br />
<br />
=== ケーブルテレビ ===<br />
{{Multicol}}<br />
* [[姶良共同受信組合]]<br />
* [[天城町ユイの里テレビ]]<br />
* [[奄美テレビ放送]]<br />
* [[皇徳寺ケーブルテレビ]]<br />
* [[BBIQ光テレビ]](旧・[[鹿児島光テレビ]])<br />
* [[瀬戸内ケーブルテレビ]]<br />
* [[西之表テレビ共同聴視視聴組合]]<br />
{{Multicol-break}}<br />
* [[ビィーティーヴィーケーブルテレビ|BTVケーブルテレビ]](鹿児島局・志布志局・都城局)<br />
** 鹿児島局は鹿児島市、志布志局は志布志市、都城局は曽於市財部町をエリアとする。<br />
* [[湊共同アンテナ]]<br />
* [[南九州ケーブルテレビネット]]<br />
* [[美浜テレビ共同アンテナ受信施設組合]]<br />
* [[屋久町テレビ共同受信施設組合]]<br />
* [[和泊町有線テレビ]]<br />
{{Multicol-end}}<br />
<br />
=== インターネットテレビ ===<br />
* [http://www.isp-kikaku.com 鹿児島インターネットテレビ]<br />
<br />
== 鹿児島県を舞台にした作品 ==<br />
=== 漫画 ===<br />
* [[Dr.コトー診療所]](2001年 - 連載中)<br />
* [[行け!!南国アイスホッケー部]](1991年 - 1996年)<br />
* [[ざっぺら]](1991年 - 1992年)<br />
* [[ぼっけもん]](1980年代)<br />
* [[加治隆介の議]](1991年 - 1998年)<br />
<br />
=== ドラマ ===<br />
* [[山河燃ゆ]](1984年)<br />
* [[翔ぶが如く]](1990年)<br />
* [[青い鳥 (テレビドラマ)|青い鳥]](1997年)<br />
* [[まんてん]](2002年)<br />
* Spring Story (2004年) <small>日本の歌手[[sacra]]の[[アルバム]]『Silent Pictures』に収録。</small><br />
* ハイビジョンサスペンス「海猿〜うみざる」・「海猿2」(2002年、2003年): [[国分太一]]他<br />
* [[篤姫 (NHK大河ドラマ)|篤姫]](2008年)NHK大河ドラマ 主演: [[宮崎あおい]]<br />
<br />
=== アニメ ===<br />
* [[LEGEND OF BASARA]](1998年)<br />
* [[無敵王トライゼノン]](2001年)<br />
* [[ラーゼフォン]](2002年)<br />
* [[秒速5センチメートル]](2007年)<br />
* [[うみものがたり 〜あなたがいてくれたコト〜]](2009年)<br />
<br />
=== 演劇 ===<br />
* [[孤愁の岸]](2004年再演)<br />
<br />
=== 映画 ===<br />
* [[海軍 (映画)]](1943年、1963年)<br />
* [[007は二度死ぬ]](1967年)<br />
* 青幻記(1973年)<br />
* [[東京湾炎上]](1975年)<br />
* [[男はつらいよ]] 寅次郎真実一路(1984年)<br />
* [[ゴジラvsスペースゴジラ]](1994年)<br />
* 男はつらいよ 寅次郎紅の花(1995年)<br />
* [[モスラ (1996年の映画)|モスラ]](1996年)<br />
* [[釣りバカ日誌]] 9(1997年)<br />
* [[虹をつかむ男]]〜南国奮斗篇〜(1997年)<br />
* [[プロゴルファー織部金次郎]]4(1997年)<br />
* 十五才 [[学校 (映画)|学校]]4(2000年)<br />
* [[ホタル (映画)|ホタル]](2001年)<br />
* [[ゴジラ・モスラ・キングギドラ 大怪獣総攻撃]](2001年)<br />
* [[ライフ・オン・ザ・ロングボート]](2005年)<br />
* [[男たちの大和]](2005年)<br />
* LIMIT OF LOVE [[海猿]](2006年)<br />
* [[日本沈没]](1973年、2006年)<br />
* [[俺は、君のためにこそ死ににいく]](2007年)<br />
* [[北辰斜にさすところ]](2007年)<br />
* [[チェスト! (映画)|チェスト!]](2008年)<br />
* [[海の金魚]] (2010年)<br />
* [[奇跡 (2011年の映画)]](2011年)<br />
<br />
=== ゲーム ===<br />
* [[アイギス THE FIRST MISSION]]<br />
* [[ペルソナ3エム]]<br />
桃太郎電鉄10<br />
<br />
=== 舞台ではないがモデルになった・登場したドラマ・作品 ===<br />
* [[もののけ姫]](1997年) <small>[[屋久島]]の[[照葉樹]][[原生林]]がイメージモデルの一つとされる。</small><br />
* [[仮面ライダー響鬼]] 1話目で屋久島に響鬼がフェリーに乗って向かう時に明日夢と出会いストーリーが始まる。<br />
* [[ペルソナ3]] 物語中盤に屋久島旅行へ行くストーリーがある。<br />
<br />
== 関連項目 ==<br />
* [[鹿児島県庁]]<br />
* [[鹿児島県議会]]<br />
* [[鹿児島県教育委員会]]<br />
* [[:Category:鹿児島県の自然景勝地|鹿児島県の自然景勝地]]<br />
* [[鹿児島県出身の人物一覧]]<br />
* [[鹿児島県高等学校一覧]]<br />
* [[鹿児島県指定文化財一覧]]<br />
* [[鹿児島県の市町村章一覧]]<br />
* [[薩隅方言]]、[[奄美方言]]、[[沖永良部与論沖縄北部諸方言]]<br />
<br />
== 外部リンク ==<br />
; 行政<br />
* [http://www.pref.kagoshima.jp/ 鹿児島県]<br />
; 観光<br />
* [http://www3.pref.kagoshima.jp/kankou/ ゆっくり・悠・遊 観光かごしま] - 鹿児島県観光交流局観光課<br />
* [http://www.kagoshima-kankou.com/ おじゃったもんせ 旬の鹿児島へ] - 鹿児島県観光連盟<br />
<br />
{{日本の都道府県}}<br />
<br />
{{DEFAULTSORT:かこしまけん}}<br />
[[Category:日本の都道府県]]<br />
[[Category:鹿児島県|*]]</div>
防人
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労働者派遣事業
2020-01-17T13:26:00Z
<p>防人: SEOに熱心なMuttley (トーク) による編集を 180.9.219.208 による直前の版へ差し戻しました</p>
<hr />
<div>'''労働者派遣'''(ろうどうしゃはけん)とは、雇用形態のひとつ。事業主(派遣元という)が、自分が雇用する労働者を自分のために労働させるのではなく、他の事業主(派遣先という)に派遣して、派遣先の指揮命令を受けて派遣先のために労働させる事をいう。<br />
<br />
この雇用形態の労働者のことを一般に'''派遣社員'''(はけんしゃいん)といい、雇用関係は派遣元と派遣社員の間に存在するが、指揮命令関係は派遣先と派遣社員の間に存在するのが特徴である。労働者保護の観点から、派遣できる業種、派遣期間の上限、派遣を業として行うための許認可制度など様々な規定が労働者派遣法により定められている。俗に[[人材派遣]]、もしくは単に[[派遣]]と呼ばれる事が多い。<br />
<br />
[[Image:派遣会社の搾取.jpg|600px|派遣会社搾取]]<br />
<br />
== 概要 ==<br />
雇用形態について、通常は雇用するために契約を結ぶ場合、雇用者と[[労働者]]の'''二面的契約関係'''となるが、労働者派遣法によって認められた形態では「派遣元(派遣会社=実際の雇用者)と労働者(派遣労働者)」、「派遣先と労働者」、「派遣元と派遣先」という'''三面的契約関係'''となる。<br />
<br />
また、賃金の流れは、派遣元は労働者を雇用し[[賃金]]を支払い、労働者は派遣先の指揮[[監督]]を受け労務を提供し、派遣先は派遣元に派遣費用を支払う仕組みとなっている。<br />
: ※労働者派遣法が出来る以前は、このような雇用形態を「間接雇用」として[[職業安定法]]により禁止していた。(労働者の労働契約に関して業として仲介をして利益を得る事の禁止。)<br />
<br />
派遣可能な業種や職種は、拡大している。当初は[[コンピュータ]](IT=[[情報技術]])関係職種([[システムエンジニア]]、[[プログラマー]]、[[オペレータ]]等)のように、専門性が強く、かつ一時的に人材が必要となる13の業種に限られていたが、次第に対象範囲が拡大し、1999年の改正により禁止業種以外は派遣が可能になる。<br />
<br />
業界ごとの動向を見ると、販売関係や一般業務の分野では、大手[[銀行]]や[[製造業]]、[[電気通信事業者]]などの主要企業が人材派遣会社を設立し、親会社へ人材派遣を行い業務をこなすケースがみられるようになった。製造業などでは[[業務請負]]として、一定の業務ごと派遣会社から人材を派遣してもらう場合も多い。コンピューター関連職種では、最新技術への適応が求められることや長時間労働(いわゆる[[デスマーチ]])に耐えられかつ派遣単価が安い若年者を求める顧客(派遣先)が多い。反面、年長者になるにつれて最新技術に追いつけなくなったり、年長者であるが故に派遣単価が高くなるなど顧客から敬遠される傾向にあり、他業種への転向を余儀なくされるケースが少なくない。<br />
<br />
===社会構造としての問題、格差の元凶としての問題===<br />
派遣社員の状況については、退職した後の就業機会など希望して派遣社員としての働き方を選択する人間が多いとの調査結果もありはするが他に選択肢がないためやむにやまれず派遣社員となったケースも存在する。[[正社員]]の雇用が少ない中で、派遣社員の雇用が増えていることなどから、[[格差社会]]の元凶との指摘もさかんにされるようになっている。<br />
<br />
だが、派遣業界側は「派遣社員が[[非正規雇用]]の8%しか占めていないことや、派遣と請負の混同などで現状を誤解した誤った認識である」などと主張した。<br />
<br />
2008年2月8日の[[衆議院]]予算委員会で[[日本共産党]]の志位和夫が行った質問で、労働者派遣事業の現状の問題を取り上げた。質疑の詳細は[[志位和夫#日雇い労働と派遣に関する質問]]を参照。<br />
<br />
なお、日雇い派遣については、派遣元企業あるいは派遣先企業での違法行為が相次いで発覚したため、2009年を目途に日雇い派遣事業を原則禁止する方向で厚生労働省が検討している。詳細は、[[日雇い#日雇い雇用の問題点]]を参照。<br />
<br />
なお、[[秋葉原通り魔事件]]、[[江東マンション神隠し殺人事件]]の加害者はそれぞれ派遣社員であった。このため、派遣社員が置かれている経済的基盤が貧弱なことによる犯罪発生が懸念視されている。<br />
<br />
また「日本の財界の者やそれと関係のある政治家たちが、企業経営者側の都合ばかりを優先し、経営者にとって都合のよい派遣労働者の割合が非常に増えてしまうように法律を変えてしまった。日本の雇用のしくみ、つまり日本人の社会の構造をこのようにしてしまったことに根本的な問題がある」「もはや"個々人の選択の問題"などといったことにとどまるものではなく、未来の展望を持つことを望んでいるのにどうにも持てない人々を大量に作りだしてしまう、社会構造としての問題だ」「こういう社会構造を放置しておくこと、苦しむ人々を放置しておくことは、社会や政府として問題がある」といった主旨のことは(特に2008年ごろ以降は)マスコミ(TV、新聞など)などでも時々言及されるようになっている。だが、問題は根深く、日本政府の対応(改善策)は遅々としてあまり進んでいない(2010年現在)。そうこうしているうちに、2010年6月には、やはり派遣労働者の立場から抜け出せなくなり苦境に陥った男性が[[マツダ]]で無差別殺人を起こすという事件が起きてしまった(マツダ本社工場での連続殺傷事件)。<br />
<br />
[[Image:派遣社員問題.jpg|600px|派遣社員問題]]<br />
<br />
== 派遣事業の種別 ==<br />
; 特定労働者派遣事業<br />
: 派遣元に常時雇用される労働者(自社の正規社員)を他社に派遣する形態。届出制。<br />
: 一般労働者派遣の業者に比べると、派遣先として対応する企業・職種の幅は狭いが、特定の事業所に対し技術者(主にコンピュータ・IT・[[エレクトロニクス]]・[[機械]]設計関連)などを派遣するような業者が多い。<br />
: スキルアップのための講習会が充実しているところが多い。<br />
<br />
; 一般労働者派遣事業<br />
: 派遣元に常時雇用されない労働者(自社の非正規社員)を他社に派遣する形態。許可制。<br />
: 臨時・[[日雇い]]派遣もこれに該当する。<br />
: 一般的に「派遣会社」といえば、この形態の事業者が広く知られている。<br />
: スキルアップのための講習会を用意していないところもある。<br />
: 現在、一般労働者派遣事業の許可を得れば特定労働者派遣事業も可能である。<br />
<br />
== 法的制限 ==<br />
期間は原則1年。延長は最長3年まで可能だが、労働者の代表(過半数により組織される[[労働組合]]、または過半数により選任された代表者)の意見を聴取する義務がある。<br />
なお、派遣労働者・派遣事業者の交代の有無にかかわらず、期間は同一業務について通算される。<br />
期間を越えて同一の業務を継続する場合、派遣労働者を直接[[雇用]]しなければならない。<br />
<br />
但し、情報処理システムの開発や保守(IT関連)など政令で定める26の業務については専門的な業務であるか、特別の雇用形態が必要とされることにより、期間の制限は設けられていない。<br />
<br />
; 紹介予定派遣<br />
: 労働者派遣の内、派遣先企業での直接雇用を前提とする形態。<br />
: 一定期間派遣社員として勤務し、期間内に派遣先企業と派遣社員が合意すれば、派遣先企業で直接雇用される。ただし必ずしも正社員になれるとは限らない。前提になっているのはあくまで「直接雇用」なので、[[契約社員]]や[[アルバイト]]も含まれる。派遣事業者は労働者派遣事業と[[職業紹介事業]]の双方の許可(届出)が必要。派遣期間は6ヶ月以内。<br />
<br />
; 業種の制限<br />
: [[建設業|建設業務]]、[[警備|警備業務]]、[[港湾|港湾業務]]、[[医療|医療業務]]に人材を派遣することはできない(ただし[[医療|医療業務]]のみは、[[2006年]][[3月1日]]より、[[紹介予定派遣]]、[[出産]]・[[育児]]・[[介護]]休業の代替要員、[[僻地]]および[[社会福祉施設]]への派遣のみ可能になる)。<br />
<br />
; 再派遣の禁止<br />
: 派遣社員を派遣先からさらに派遣させることはできない。(二重派遣)<br />
: 特定派遣先のみの派遣も禁止されている。(専ら派遣)<br />
<br />
; 事前[[面接]]の禁止<br />
: 派遣を受けようとする事業主は事前面接や履歴書の提出など派遣社員を「特定することを目的とする行為」をしてはならない。ただし、前述の紹介予定派遣を除く。<br />
<br />
== 賃金について ==<br />
派遣社員の賃金(交通費、福利厚生費等を含む)は、派遣先が支払う費用の約6 - 7割となる。中には[[グッドウィル]]([[2008年]][[7月]]末に廃業)のデータ装備費のように、派遣企業が様々な名目で派遣社員から賃金を徴収しているケースがあり、問題視された。グッドウィルのデータ装備費については、日雇い派遣労働者であった福岡の30歳代の男性がたった一人で、[[弁護士]]も立てずに返還を求めて提訴し、福岡地裁は[[2008年]][[12月4日]]、グッドウィル側に全額返還を命ずる判決を下している。<br />
<br />
=== 労働者派遣法制定に至るまで ===<br />
労働者派遣法施行以前は、上記のように、江戸時代以降に行われていた労働者派遣の劣悪な労働環境が深刻な問題となっていたため、職業安定法により間接雇用が禁止されていた。それにも関わらず「業務処理請負業」として、人材派遣会社が違法と知りながら労働者の派遣を行っていた。<br />
<br />
労働者派遣法の制定にあたっては、施行前年の[[1985年]]に[[女性差別撤廃条約]]を批准し[[雇用の分野における男女の均等な機会及び待遇の確保等に関する法律]]を改正したことにより、[[秘書]]、[[受付嬢]]などのいわゆる[[ピンクカラー]]を募集できなくなったため、派遣という形で引き続き対応させるために労働者派遣法を制定した、と言う説がある。<br />
<br />
== 企業側のメリット・デメリット ==<br />
; メリット<br />
:* 人件費の変動費化<br />
:*: 派遣社員への給与を、[[固定費]]としてではなく[[変動費]]として計上することが可能。また、企業が派遣元へ支払う金銭は消費税法上「課税仕入れ」となる。その結果国などに納める消費税等を安く済ませることができる。ただし後述のデメリットのように、トータルで人件費が抑制できるとは限らない。<br />
:* 労働力を必要な時(業務繁忙期、年末調整など)にのみ、必要な分だけ、確保する事が容易。(労働力のジャスト・イン・タイム)<br />
:* 自社の[[正社員]]採用にともない発生するリスク(不適切な人材の採用等)が減らせる。<br />
; デメリット<br />
:* 派遣元企業のマージンが大きい場合には、派遣労働契約が長期化すると長い目で見て高コストになる。<br />
:* 派遣社員は短期で入れ替わっていくため、特に製造業において技術の継承を阻む要因となる。<br />
<br />
== 派遣社員側のメリット・デメリット ==<br />
; メリット<br />
:* 個人で仕事を見つけにくい[[秘書]]などの業務では、就職口を探す有効な手段となる。<br />
:** 大手企業の場合、秘書などの業務で派遣社員を活用していることが多い。<br />
:** 派遣会社に登録することで、自分で探すのに比べ広範囲から仕事を探してもらうことができる。<br />
:** 派遣会社の登録の際にスキルチェック等が行われ、自分にマッチした職に就くことができる<br />
:* 就業条件を設定して働けるため、家事などと両立がしやすい。<br />
:* 派遣先企業の雇用リスクを抑えられるため、企業の雇用需要を喚起し労働者に多くの雇用機会を与える。<br />
:* 派遣先企業とのトラブルにおいても派遣会社の仲介や援助が得られる。<br />
:* 自己のスキルアップに応じて単価が上がるため、年功序列の労働形態に比べ自己啓発のモチベーションにつながる<br />
:* 派遣先企業で長期にわたって働くわけではないため、人間関係等の問題に煩わされることが少ない。<br />
:* 派遣先の労働時間に応じて賃金をもらうため、サービス残業の強制がされにくい<br />
:* 多くの派遣先にかかわることで、一社のみで働くのにくらべ多様な知識や経験が得られる<br />
:* 引っ越し等のライフイベントに応じて柔軟に派遣先を変更することができる<br />
; デメリット<br />
:* 将来への見通しが不安定<br />
:** 若いうちは良いが、年を取る(目安は35歳という指摘がある)と仕事が無くなっていく。<br />
:** 有期契約および時給契約であるため、企業の暇忙により随時雇用と契約終了が実施される。<br />
:** 派遣契約が最長3年という期間制限があるため、期間満了後に直接雇用されない場合は職場を変えざるを得ないことが多い。<br />
:** 不況になると、[[派遣切り]]に遭うリスクがある。派遣先による契約の中途解除といった人件費カットの対象にされ、派遣先の正社員より仕事を失いやすい。<br />
:* 労働内容が正社員と差がない場合がある。<br />
:* 派遣先企業の都合で配属先や勤務時間等が頻繁に変えられる例や、急に[[解雇]]される例などのトラブルが多発している(派遣労働力の担当は人事・労務ではなく資材調達)。<br />
:* 派遣先企業が支払う派遣費用に対して、派遣労働者に直接渡る賃金は少ないため、派遣先企業と派遣労働者との間で、提供する労働とその対価について、両者で認識のギャップが生じる。特に特定労働者派遣事業においては派遣会社での年功序列による単価で給与が支払われることが多く、派遣先企業での派遣単価や作業の難易度が上がれば上がるほど、派遣社員に対する賃金が割に合わなくなる。また日当や宿泊費などの手当については派遣先企業からは派遣先のルールに従って派遣会社に手当が支払われるが、派遣社員本人には派遣会社のルールに基づいて手当が支払われるため、日当や宿泊費が減額されたり、丸ごと中抜きされるケースも少なくない。<br />
:* [[就職活動]]の際に、派遣労働の経験がキャリアと認められないことが多い。<br />
:* 派遣会社によっては、派遣社員のスキルアップを目的とした講習会が設定されているところだけではなく、派遣社員のスキルを十分把握できていないことがあり、スキルのミスマッチが潜在している状態で最初から現場に投入されるケースがある。<br />
:* 住宅ローンを借り入れる際など、金融機関による信用を受けにくい。ただし、定期で安定的な収入がある場合はこの限りではない。<br />
:* 正社員と同等の能力があったとしても、社会的信用は劣る場合が多い。(派遣元の規模や本人の年収、勤続年数によって決まるため)<br />
:* 労働組合は正社員の待遇改善だけで精一杯の状況なので、[[日本労働組合総連合会|連合]]によれば、「『派遣切り』を打開する有効な策はない。まずは、正社員を守る闘いをしていく」という方針で、労組によってさえも派遣社員の権利が守られる状況にない。<br />
<br />
== 問題例 ==<br />
問題例は数多く発生しているが、有名なものだけを紹介する。<br />
* 「[[フルキャスト (人材派遣会社)|フルキャスト]]」は法律で禁止されている警備業務の派遣を行っていたとして[[2007年]]1月~3月にかけて家宅捜索と行政処分を受けている。また、禁止されている港湾業務における荷役の労働者派遣を行ったことにより、事業停止命令を受けた。<br />
* 「[[ヨドバシカメラ]]上野店」での派遣社員に対する暴行事件で、ヨドバシと派遣会社が提訴された事から発覚したケースがある。 <br />
* [[パーソナルコンピュータ|パソコン]]メーカーの「[[デル]]」が、法律で禁止されている事前面接を行い、罰金刑を受けたケースがある。これは氷山の一角に過ぎず実際には広く行われている。<br />
* 「[[グッドウィル (人材派遣会社)|グッドウィル]]」は「[[データ装備費]]」と称して1回の労働につき200円を給料から天引きする形で派遣者から徴収していた。グッドウィルは「データ装備費」は派遣先での破損や事故の際の保険料や、備品調達のために使う金としていたが、実際にはこれら徴収された金を利益の一部として計上していた。([[フルキャスト (人材派遣会社)|フルキャスト]]など他の派遣会社も「業務管理費」として同様の行為をおこなっていたが、現在では批判のため廃止しているところが多い。)また禁止されている二重派遣により、これもまた禁止されている港湾業務における荷役の労働者派遣が行われていた。<br />
* 「[[アイライン (企業)|アイライン]]」は[[キヤノン]]宇都宮工場で[[偽装請負]]を行なっており、偽装請負に対し[[労働局]]が指導を行なった。また本件は[[衆議院]][[予算委員会]]の[[公聴会]]で取り上げられている。<br />
* [[名古屋市]]の人材派遣会社『[[マルゼンロジスティックス]]』は、[[長浜キヤノン]](キヤノンの子会社。[[滋賀県]][[長浜市]])へ労働者を派遣してきているが、同社との請負契約終了に当たり、実際には解雇しているのに、『[[自己都合退職]]』のように装うため、退職届を提出させていたことが発覚。『自己都合退職』扱いにされると、失業給付金をすぐには受け取れないなど問題が多く、労働者を支援する[[労働組合]]から、非難の声が上がっている。<br />
<br />
== 関連作品 ==<br />
* 漫画『[[悪女 (漫画)|悪女]]』<br />
* 漫画『[[派遣戦士 山田のり子]]』<br />
* ドラマ『[[ハケンの品格]]』<br />
<br />
== 脚注 ==<br />
{{reflist}}{{脚注ヘルプ}}<br />
<br />
== 関連項目 ==<br />
* [[年次改革要望書]]<br />
* [[人材派遣]]<br />
* [[手配師]]<br />
<br />
; 雇用<br />
:* [[雇用]]<br />
:* [[非正規雇用]]<br />
:* [[正社員]]<br />
:* [[期間工]]<br />
:* [[日雇い]]<br />
<br />
; 関連する業務形態<br />
:* [[業務請負]]<br />
:* [[アウトソーシング]]<br />
<br />
; 社会問題<br />
:* [[格差社会]]<br />
:* [[犯罪]]<br />
:* [[プレカリアート]]<br />
:* [[ネットカフェ難民]]<br />
:* [[年越し派遣村]]<br />
:* [[社会保障]]<br />
:* [[偽装請負]]<br />
:* [[多重派遣]]<br />
:* [[ピンハネ]]<br />
:* [[派遣切り]]<br />
:* [[ワンコールワーカー]]<br />
:* [[不就学]]<br />
<br />
{{DEFAULTSORT:ろうとうしやはけんしきよう}}<br />
[[Category:労働|はけん]]<br />
[[Category:サービス業]]<br />
[[Category:日本の労働者派遣事業者|*]]<br />
[[Category:労働問題]]</div>
防人
http://ja.yourpedia.org/mediawiki/index.php?title=V-22_(%E8%88%AA%E7%A9%BA%E6%A9%9F)&diff=382308
V-22 (航空機)
2020-01-17T13:25:51Z
<p>防人: SEOに熱心なMuttley (トーク) による編集を PG による直前の版へ差し戻しました</p>
<hr />
<div>'''V-22'''は、[[アメリカ合衆国]]の[[ベル・ヘリコプター]]社と[[ボーイング・ヘリコプターズ|ボーイング・バートル]](現ボーイング・ロータークラフト・システムズ)社が共同で開発した[[航空機]]である。<br />
<br />
愛称の'''オスプレイ'''(Osprey<ref group="注釈"><small>[[アメリカ英語]]発音:</small>ɑːspreɪ, '''ア'''ースプレイ、ɑːspri '''ア'''ースプリ</ref><ref group="注釈"><small>[[イギリス英語]]発音:</small>ɒspreɪ '''オ'''スプレイ</ref><ref>[http://www.oxfordlearnersdictionaries.com/definition/english/osprey osprey] (Oxford Learner's Dictionary)</ref><ref>[http://dictionary.cambridge.org/dictionary/british/osprey osprey] (Cambridge Dictionaries Online)</ref>)とは、[[タカ目]]の[[猛禽類]]の一種である「[[ミサゴ]]」を意味する。<br />
<br />
== 概要 ==<br />
回転翼の角度を変更することによる垂直/水平飛行を可能とした[[ティルトローター]]方式を採用した[[垂直離着陸機]]であり、[[固定翼機]]と[[ヘリコプター]]の特性を併せ持った機体である。従来の方式のヘリコプターに比べ、高速かつ航続距離に勝る特性がある<ref> http://www.navair.navy.mil/v22/index.cfm?fuseaction=news.detail&id=50</ref>。<br />
<br />
[[1980年代]]初頭より開発が開始され、技術的困難や[[冷戦]]の終結に伴う予算の削減などで開発・量産および配備計画は当初の予定より大幅に遅延したものの、[[2000年代]]より[[アメリカ海兵隊]]を始めとして[[アメリカ海軍|海軍]]や[[アメリカ空軍|空軍]]へも配備が始まっており、[[2013年]]からは[[アメリカ合衆国大統領]]随行要員の搭乗機としても運用されている。<br />
<br />
{|class="wikitable" align="none" cellpadding="5" style="background:#fff; text-align:center;"<br />
|+他の回転翼機との比較<br />
|-<br />
!<br />
!MV-22B {{Flagicon|アメリカ}}<br />
![[UH-1Y ヴェノム|UH-1Y]] {{Flagicon|アメリカ}}<br />
![[V-107|CH-46E]] {{Flagicon|アメリカ}}<br />
![[CH-53E (航空機)|CH-53E]] {{Flagicon|アメリカ}}<br />
![[CH-47 (航空機)|CH-47F]] {{Flagicon|アメリカ}}<br />
|-<br />
!画像<br />
|[[ファイル:58thoperationsgroup-ospry-2.jpg|100px]]<br />
|[[ファイル:USMC-111215-M-FW664-293.jpg|100px]]<br />
|[[ファイル:CH-46 Sea Knight Helicopter.jpg|100px]]<br />
|[[ファイル:CH-53 Super Stallion.jpg|100px]]<br />
|[[ファイル:D-892 Grizzly 24 Boeing CH-47F Chinook RNLAF.JPG|100px]]<br />
|-<br />
!全長(回転翼含む)<br />
|17.5m<br />
|17.78m<br />
|25.40m<br />
|30.2m<br />
|30.1m<br />
|-<br />
!全幅(回転翼含む)<br />
|25.54m<br />
|14.88m<br />
|15.24m<br />
|24.1m<br />
|18.3m<br />
|-<br />
!全高<br />
|6.73m<br />
|4.5m<br />
|5.09m<br />
|8.46m<br />
|5.7m<br />
|-<br />
!空虚重量<br />
|15,032kg<br />
|5,370kg<br />
|5,255kg<br />
|15,071kg<br />
|10,185kg<br />
|-<br />
!積載量<br />
|9,070kg<br />
|1,460kg<br />
|2,270kg<br />
|13,600kg<br />
|10,886kg<br />
|-<br />
!最大離陸重量<br />
|27,400kg<br />
|8,390kg<br />
|8,618kg<br />
|33,300kg<br />
|22,680kg<br />
|-<br />
!乗員数<br />
|乗員4名<br/>乗客24-32名<br />
|乗員2-4名<br/>乗客6-10名<br />
|乗員3名<br/>乗客25名<br />
|乗員5名<br/>乗客37-55名<br />
|乗員3名<br/>乗客33–55名<br />
|-<br />
!動力<br />
|T406/AE 1107C<br/>×2<br />
|[[ゼネラル・エレクトリック T700|T700]]-GE401C<br/>×2<br />
|T58-GE-16<br/>×2<br />
|T64-GE-416/416A<br/>×3<br />
|T55-GA-714A<br/>×2<br />
|-<br />
!出力<br />
|6,150hp(4,590kW)<br/>×2<br />
|1,828shp(1,360kW)<br/>×2<br />
|1,870shp(1,400kW)<br/>×2<br />
|4,380shp(3,270kW)<br/>×3<br />
|4,733hp(3,529kW)<br/>×2<br />
|-<br />
!最大速度<br />
|565km/h<br />
|304km/h<br />
|267km/h<br />
|315km/h<br />
|315km/h<br />
|-<br />
!巡航速度<br />
|446km/h<br />
|293km/h<br />
|241km/h<br />
|278km/h<br />
|240km/h<br />
|-<br />
!航続距離<br />
|3,590km<br />
|648km<br />
|1,110km<br />
|1,833km<br />
|2,252km<br />
|-<br />
|}<br />
<br />
== 開発 ==<br />
[[ヘリコプター]]は、垂直離着陸・[[ホバリング]](空中停止)・超低空での地形追従飛行ができるが、速度が遅く、また、[[航続距離]]も短い欠点がある。対して通常の[[固定翼機]]は、高速移動や航続距離の面では優れているものの、離着陸のために2,000-3,000m以上の長い滑走路が必須な上、垂直離着陸もホバリングも超低空での地形追従飛行もできなかった。<br />
<br />
もしヘリコプターの利点である垂直離着陸・ホバリング・超低空での地形追従飛行をこなしつつ、通常の固定翼機のように高速移動かつ長い航続距離が可能ならば、それは戦略上非常に有用なことであり、このことから[[アメリカ軍]]は、[[第二次世界大戦]]直後から両者の利点を併せ持つ[[航空機]]を求めていた。<br />
<br />
=== XV-3 開発計画 ===<br />
V-22の2代前にあたる実験機"XV-3"は、[[アメリカ陸軍]]・[[アメリカ空軍|空軍]]共同で進めていた「転換航空機計画」に[[ベル・ヘリコプター|米ベル]]社が加わって開発された。ベル社では[[1940年代]]から[[ティルトローター]]方式の航空機を研究しており、この成果が3つの設計案となって提示され、この内の1案が採用されて開発が進められた。<br />
<br />
[[1955年]][[8月11日]]にXV-3は初めてホバリングを行い、[[1956年]][[7月11日]]にプロップ・[[翼#回転翼|ローター]]を傾けての飛行に成功した。XV-3は、[[エンジン]]部は固定でローター軸部分だけが傾くデザインになっていた。XV-3は計250回以上の合計125時間の飛行を行い、最大高度3,570m、最大水平飛行速度115[[ノット|kt]]を記録した。本機は操縦性が悪く、固定翼機モードでの機動を行うとプロップ・ローターが激しい[[ヘリコプター#メインローターブレードの3つの運動|フラッピング]]を起こすなど、直ちに実用化できる状況ではなかった<ref name="オスプレイは危険な航空機なのか?"/>。<br />
<br />
=== XV-15 開発計画 ===<br />
[[ファイル:XV-15 takeoff.jpg|thumb|250px|XV-15]]<br />
XV-3での研究は結局、実機の生産へと結びつかなかったが、[[1971年]]に[[アメリカ陸軍]]と[[アメリカ航空宇宙局|NASA]]が共同で「垂直および短距離離着陸機研究」によって[[ティルトローター]]機の研究を開始し、[[ベル・ヘリコプター|米ベル]]社ではティルトローター式の"Model 300"開発案を提示して採用され、[[1973年]]4月にはそれに若干改良を加えた"Model 301"が「ティルトローター研究機」(TRRA)という名称となって"XV-15"の製造計画が決定された。<br />
<br />
XV-15は、[[1977年]][[5月3日]]に初めてホバリングに成功し、[[1979年]][[5月5日]]には[[エンジン]]とローターを前方に5度だけ傾けての飛行に成功した。1979年[[7月24日]]には完全に前方の水平方向に傾けての飛行に成功した<ref name="オスプレイは危険な航空機なのか?"/><ref group="注釈">[[第二次世界大戦]]中にも[[XF5U (航空機)|F5U]]の原型機の試験飛行まで漕ぎ着けている</ref>。<br />
{{-}}<br />
<br />
=== JVX 開発計画 ===<br />
[[ファイル:V-22 concept.jpg|thumb|250px|1980年代に描かれたコンセプト]]<br />
[[1981年]]12月に[[アレクサンダー・ヘイグ]][[アメリカ合衆国国務長官|国務長官]]から、[[アメリカ国防総省|国防総省]]が[[アメリカ陸軍|陸軍]]、[[アメリカ海軍|海軍]]、[[アメリカ空軍|空軍]]、[[アメリカ海兵隊|海兵隊]]という全軍が使用する[[航空機]]を開発すると発表され<ref group="注釈">[[イランアメリカ大使館人質事件]]の救出計画として実施された1980年4月のアメリカ軍による[[イーグルクロー作戦]]の失敗が、政府高官レベルでの新型軍用機の開発要求につながったと言われる</ref>、[[1982年]]12月には、先進の垂直離着陸可能な航空機とする統合軍運用要求(JSOR)として提示された。これに基づいて4軍共同の「統合垂直離着陸研究」('''JVX''', Joint-service Vertical take-off/landing eXperimental)という名称の計画で新型機の開発が始められた<ref name="オスプレイは危険な航空機なのか?"/>。JVXはヘリコプターの特性と固定翼機の性能を持ち合わせる航空機の開発計画であり、必ずしも[[ティルトローター]]機で無くとも良かったが、当時はティルトローター方式以外の選択肢は現実的では無かった。当初は陸軍を中心とした計画であったが、後に4軍の要求を統合し、海軍の主導で進めることとなった。<br />
<br />
[[1982年]]12月に初期設計のための提案要求(RFP)が提示され、[[アエロスパシアル]]、[[ベル・ヘリコプター|ベル]]、[[ボーイング・ヘリコプターズ|ボーイング・バートル]]、[[グラマン]]、[[ロッキード]]、[[ウエストランド・エアクラフト|ウエストランド]]が関心を示した。ティルトローターの実験機を以前にも開発していたベルと、[[CH-47 (航空機)|CH-47]]などの大型ヘリを開発していたボーイング・バートルがパートナーシップを結び、[[1985年]]、ベルXV-15をベースとする設計案を提出、最終的に提出されたのはこの1件だけでありのまま承認されることとなった。<br />
<br />
1985年にはJVXで開発する機体の名称が"V-22 Osprey"(オスプレイ)と決定され、米海兵隊向けをMV-22、米空軍向けをCV-22とした。[[航空母艦]](CV)との重複を避けたため、本来の用途とは名称が反対となっている。<br />
{{-}}<br />
<br />
=== 開発の遅れ ===<br />
[[1986年]][[5月2日]]には全規模開発(FSD)が認められ、6機のMV-22試作機が製造されることとなった。開発は[[電子機器]]や胴体部分を[[ボーイング・ヘリコプターズ|ボーイング・バートル]]が、[[ナセル]]や駆動系を含む主翼部分と尾翼部分をベルが担当した。1・3・6号機(その後予算削減で6号機は中止された)がベル、2・4・5号機がボーイング・バートルで組み立てられることとなった。<br />
<br />
初飛行は[[1989年]][[3月19日]]であった。当初は[[1988年]]に初飛行を行い、[[1991年]]頃に量産型の引渡しが予定されていたが、SDI計画や[[先進戦術戦闘機計画]](ATF)(後の[[F-22 (戦闘機)|F-22]])などに比べ優先度が低く、予算の削減が行われた影響で計画が遅れた。<br />
<br />
1989年12月には、[[アメリカ合衆国国防長官|国防長官]]であった[[ディック・チェイニー]]が予算削減の一環として開発の中止を発表するが、その後の審査の結果、計画は続行されることとなった。その後何度か計画の中断が予定されたが結局中止となることはなかった。<br />
<br />
=== 量産の決定 ===<br />
試作機段階では2回、重大な[[航空事故|事故]]もあった(後述)が、技術的問題はほとんど解決されたとの結論に至っており<ref>[[江畑謙介]]2002『最新・アメリカの軍事力』</ref>、V-22は[[1994年]]に量産が認められた。軽量化や製造の効率化などの製造費用の削減を含む再設計が行われ、[[1995年]]量産試作機(EMD)が4機製造された。最初の7号機の初飛行は[[1997年]][[2月5日]]に行われた。<br />
<br />
1997年4月には低率初期生産(LRIP)が承認され、まず5機の生産が決定し、[[2000年]]度までにさらに25機の生産が認められた。[[1999年]]4月には量産初号機が初飛行し、2000年までには艦上運用試験などが実施され、空軍仕様のCV-22BもEMD7号機と9号機を改修して試作試験が開始された。<br />
<br />
== 機体 ==<br />
=== 回転翼とエンジン ===<br />
大きな3枚の「プロップ・ローター」(Prop-roter)と呼ばれる回転翼が[[エンジン]]と共に固定翼の両端に備わっている。このプロップ・ローターを駆動する[[ターボシャフトエンジン]]は、減速ギアや補機などと共にエンジンナセル内に収められ、固定翼の両端に取り付けられている。このポッド状のエンジンナセルとプロップローターは一体となって、固定翼内端部のティルト軸ギアボックス(TGAB)での油圧機構によって前方から上方へ向きを変更でき、この全体が「ティルトローター・システム」と呼ばれる。左右のTGABは主翼内のシャフトで連接されており、左右共に角度が同調するようになっている。TGABによる角度変更は毎秒8度で動くため、90度の変更には11秒程度かかる。<br />
<br />
左右のエンジンは片発停止となってもすぐには機体が墜落しないように、左右の駆動出力軸が固定翼内のクロスシャフトで連結されており、最大定格出力4,586kWであるところを1基だけでの飛行時には短時間ながら緊急時最大出力5,093kWを得ることができる。エンジン吸気口にはEAPS(エンジン空気/粒子セパレータ)が、排気口にはIR[[サプレッサー]]が備わっている。<!--左右のエンジンは動作不良時にはクラッチでクロスシャフトやローターハブから切り離せるはずであるが出典に記述はない。--><br />
<br />
直径11.61mのプロップローターの3枚のブレードは、ブレード長が4.90m、弦長は付け根部で87.1cm、先端部で66.9cmであり、42度の捻り下げが付いている。この回転翼は長いために、地上に降着した状態でローターを前方に向けて回転させるとブレード先端が地面に接触してしまうので、保守時のような特定の状態を除けば地上で固定翼航空機モードの角度までティルトすることは避けられる。プロップローターはピッチ可変式のハブを持つ。<br />
<br />
プロップローターは互いに逆回転するため、カウンタートルクが打ち消しあう。地上駐機時の占有スペースを小さくするために、ローターのハブが定位置に止まり、ブレードが自動で折り畳めるようになっている。同様の機能を持つ他の[[ヘリコプター]]と異なり、左右各2枚のブレードはハブより少し離れた位置で折れ曲がる。残り左右各1枚のブレードは折り畳み機構を持っていない。つまり、折り畳み可能な2枚のブレードは、折り畳み不可な1枚に沿うよう折り畳まれる。<br />
* 回転円盤面積(片側):105.36m<sup>2</sup><ref name="オスプレイは危険な航空機なのか?"/><br />
<br />
=== 固定翼 ===<br />
固定翼機での主翼に相当する高翼配置の固定主翼はわずかな上反角といくぶん前進翼である点を除けば単純な矩形翼であり、地上駐機時の占有スペースを小さくするために、中央取り付け部を中心に右方向へ90度回転するようになっている。ブレードを内側に折り畳み、ナセルも水平に倒した状態で右に90度回転するため、ローター半径などをそのまま加えた通常の幅25.78m、長さ17.48m、高さ6.73mから、幅5.77m、長さ19.20m、高さ5.56mにまで小さくできる。<br />
<br />
主翼後端には内外に2分割された広いフラッペロンが付いており、[[航空機]]モードでの操縦翼面として機能すると同時に、[[ヘリコプター]]・モードでは垂直下方へ大きく折れ曲がることで、(回転翼のダウンウオッシュを遮る)固定翼の面積を減じるようになっている。主翼内には片側4個に分かれた燃料タンクが収められ、クロスシャフトやTGAB用のリンク、それに配管類が走っている。<br />
<br />
尾翼はテールブームの先に1枚の水平尾翼とその左右に2枚の垂直尾翼がH型に取り付けられており、それぞれには水平安定板と垂直安定板の後端部に動翼として[[エレベーター]]とラダーが付いている。<br />
* 主翼面積(フラッペロン、中央翼部分を含む左右合計):35.49m<sup>2</sup><br />
* フラッペロン面積(左右合計):8.25m<sup>2</sup><br />
* 垂直安定板面積(左右合計):21.63m<sup>2</sup><br />
* ラダー面積(左右合計):3.27m<sup>2</sup><br />
* 水平安定板面積(合計):8.22m<sup>2</sup><br />
* エレベーター面積(合計):4.79m<sup>2</sup><ref name="オスプレイは危険な航空機なのか?"/><br />
{{-}}<br />
=== 燃料タンク ===<br />
固有の燃料タンクは、主翼内に左右各4個と降着装置のあるスポンソン前部に左右各1個の計10個により、6,513リットルの容量がある<ref group="注釈">スポンソン後部にもオプションで燃料タンクを搭載可能とされるが、容量などは不明である</ref>。これらは自己防漏対策が施されており、12.7mmの[[装甲]]貫通弾までは燃料漏れを起こさない。<br />
<br />
また、[[キャビン]]内にMATを搭載することで搭載燃料を増やすことができる。空中で燃料を捨てる必要が生じれば、右主脚部のベント口から毎分303リットルの割合で空中投棄できる<ref name="オスプレイは危険な航空機なのか?"/>。<br />
<br />
=== 降着装置 ===<br />
[[降着装置]]は、前脚式の3脚すべてが二輪横並びの[[タイヤ]]を持ち、油圧による完全引込式になっている。左右に各75度まで操向できる前脚は、後方へ畳んで格納され、胴体左右二本の主脚は前方へ畳んでスポンソン内に格納される。油圧が失われれば窒素ボトルによって19.3MPaの圧力で脚下げを行う。各脚柱には通常時で3.7m/secまで、交換修理を受容する前提でのクラッシュランディング時には7.3m/secまでの着地衝撃から機体を守る衝撃緩衝装置が組み込まれている。<br />
* ホイールトラック:4.64m<br />
* ホイールベース:7.62m<ref name="オスプレイは危険な航空機なのか?"/>。<br />
<br />
== 事故 ==<br />
V-22は、他の[[航空機]]同様、いくつかの事故を起こしている。<br />
以下にその事故の一部または全部の概要を示す。<br />
<br />
=== 試作機段階での事故 ===<br />
V-22は、試作機段階で2回[[航空事故|事故]]を起こしている。<br />
; 1回目の事故<br />
[[1991年]][[6月11日]]に試作5号機が初飛行時に左右に揺れながら離陸後、数mの高さから大きく機体を傾けてナセルとローターが接地し、機体は転覆して地上へ落ちた。火災も起きず、[[操縦士|パイロット]]2名は脱出して軽傷で済んだが、機体は失われた。<br />
<br />
墜落原因は、飛行制御システム(FCS)の3つのロールレイト・ジャイロの配線の内の2つが逆に接続されていたミスと判明し、3ヵ月後に試験飛行は再開された<ref name="オスプレイは危険な航空機なのか?"/>。<br />
<br />
; 2回目の事故<br />
[[1992年]]7月に試作4号機が気候試験でエグリン空軍基地からクアンティコ[[アメリカ海兵隊|米海兵隊]]基地へ飛行中の着陸直前に右[[エンジン]]ナセルから出火した。制御を失った機体は[[ポトマック川]]に頭から落ちて、乗っていた海兵隊員3名と民間人技術者4名の計7名全員が死亡した。この墜落の影響でFSD機が全機飛行停止となった。<br />
<br />
事故原因は、[[潤滑油]]が漏れてエンジンナセル内に溜まっていた状態で着陸のためにナセルをティルトしたのでオイルがエンジンの高温部に触れて発火したものとされた。エンジンの一方が停止しても飛行が継続できるように左右を結ぶクロスリンク機構が備わっていたが、火災の熱によって複合素材製のクロスシャフトが強度を失い、破壊されたものとされた。潤滑油漏れ対策が完了するまでの11ヶ月間、飛行停止となった<ref name="オスプレイは危険な航空機なのか?"/>。<br />
<br />
この事故は、V-22自体の欠陥であった。残り3機には改良が加えられ[[1993年]]夏に試験が再開されたが、事故によって2機が失われてしまい、計画に影響を与えることとなった。<br />
<br />
=== 低率初期生産段階での事故 ===<br />
; 3回目の事故<br />
[[2000年]][[4月8日]]に14号機が夜間侵攻での[[兵士|兵員]][[輸送]]を想定した作戦試験時に墜落事故を起こし、乗員4名と[[アメリカ海兵隊|米海兵隊員]]15名の計19名全員が死亡した。<br />
<br />
事故機は、他のV-22に後続飛行しながらナセルを立てて着陸進入状態にあり、前方機が減速したので衝突を回避するために急減速し急降下を同時に行った。操縦不能になる直前には、対気速度30kt以下で毎分約2,000ft(610m)で降下していた。規定の降下速度である毎分800ft(244m)の2.5倍の急激な降下であったため、自らが生み出したVRS(vortex ring state、ボルテックスリングステート、セットリングウィズパワー、渦輪状態)と呼ばれる下降気流によって揚力を失ったための墜落事故だとされた。事故の再発防止策として、危険な降下率となった場合には[[軍用機のコックピット|コックピット]]に「Sink rate」と音声で注意しながら警告灯を点灯する装置が加えられた<ref name="オスプレイは危険な航空機なのか?"/>。<br />
<br />
その後も試験は続けられ、運用評価を2000年8月に完了した。<br />
<br />
; 4回目の事故<br />
2000年[[12月11日]]に、海兵隊訓練部隊VMMT-204部隊所属の18号機(MV-22B)が、夜間飛行訓練中に森林地帯に墜落し、搭乗していた海兵隊員4名全員が死亡した。事故を受け全機が飛行停止になった。<br />
<br />
事故原因は、機体の機構的な問題とソフトウェアの問題、そして、[[操縦士|パイロット]]が不適切な操作をしたためという、複合的な事象が重なって起こったものとされた。まず左ナセルの油圧配管が振動によって配線と擦れあい、配管より高圧作動油が噴出した。設計通り油圧システムの安全装置が自動的に作動してシャットオフ・バルブを閉鎖したため、3重の油圧系統の1つを他より切り離して安全に飛行が継続できるようになった。主飛行制御システムは油圧系統の異常を知らせる警告灯を点灯させた。この時、操縦士は着陸に備えてナセルを回転させている途中であり、主飛行制御システム(PFCS)の警告灯の点灯を知って、手順に従ってこれを停止するリセットボタンを押したが警告灯は繰り返し点灯した。PFCSのソフトウェアはこの時点で無用な警告を繰り返すという欠陥があった。パイロットは警告灯に気をとられて操縦がおろそかになり、誤って地上に墜落させた。この事故原因が明らかにされた後、油圧システムとPFCSの改良が施された<ref name="オスプレイは危険な航空機なのか?"/>。<br />
<br />
[[2002年]]5月に飛行停止は解除された。<br />
<br />
=== 配備後の事故 ===<br />
量産決定後の[[2006年]]-[[2011年]]の間に58件の事故が起こっている<ref>[http://www.asahi.com/politics/update/0720/TKY201207190736.html オスプレイ事故、5年で58件 米軍資料で判明]</ref>。<br />
ただし、この58件という数字は[[アメリカ空軍|空軍]]仕様のCV-22と[[アメリカ海兵隊|海兵隊]]仕様のMV-22の事故件数を合わせた数字であり、クラスA(重大事故)は計4件、クラスB(中規模事故)は計12件に留まっている。<br />
<br />
なお、クラスC(小規模事故)は、「[[整備士]]が整備中に作業台から転落して負傷」といった、V-22の性能とは直接関係のない事故が多数含まれている<ref>「J Wings (ジェイウイング) 2012年10月号」 イカロス出版</ref>。<br />
<br />
; 5回目の事故<br />
[[2009年]][[5月27日]]、第204海兵中型[[ティルトローター]]訓練飛行隊所属のMV-22が、[[アメリカ合衆国|米国]][[ノースカロライナ州]]で低空飛行訓練中、燃料切れで国立保護地区に緊急着陸し、その給油中に[[エンジン]]の排気熱で草地が燃えだし、機体の外壁を損傷した。<br />
<br />
同日発表された海兵隊の声明によると、火事は直ちに鎮火されたが、機体の外壁に高熱による損傷が残された。声明では損傷の度合いは明らかにされなかったが、同機は翌28日の昼には所属の[[ニューリバー]]基地へと帰還した>(→[[V-22 (航空機)#エンジン熱に対する懸念|詳細]])。<br />
<br />
; 6回目の事故<br />
[[2010年]][[4月8日]]に空軍特殊作戦軍所属のCV-22が、[[アフガニスタン]]南部で夜間に着陸に失敗し横転した。この機体は、2009年に初期作戦能力を取得した後に2回目のローテーションとして2010年にアフガニスタンに送られた内の1機であり、CV-22としては通算12号機にあたる。搭乗していた全20名のうち乗員2名と[[アメリカ陸軍|陸軍]]レンジャーの[[兵士]]1名、民間人1名の計4名が死亡し、他の搭乗者も負傷した。<br />
<br />
事故が起きたのは、[[暗視装置|暗視用ゴーグル]]を使った夜間の砂漠への着陸の最中だったため、ダウンウォッシュ(垂直揚力による下降気流)によって巻き上げられた砂塵で視界が遮られる「ブラウンアウト」が発生し、パイロットが[[空間識失調]]を起こしたのではないかという推測がある<ref name="オスプレイは危険な航空機なのか?">「オスプレイは危険な航空機なのか?」『[[航空ファン (雑誌)|航空ファン]]』2010年12月号、P.50-P.68</ref>。<br />
<br />
; 7回目の事故<br />
[[2012年]][[4月11日]]に海兵隊のMV-22、1機が[[モロッコ]]の南方沖海上で[[強襲揚陸艦]]「[[イオー・ジマ (LHD-7)|イオー・ジマ]]」での訓練中、離艦後に墜落した。全搭乗員4名中、2名死亡、2名重症となった。[[3月29日]]にノースカロライナ州から派遣されて来た、第24海兵遠征隊(24th. MEU)揮下の第261海兵中型ティルトローター飛行隊(VMM-261)に所属していた当該機は、モロッコの演習地に海兵隊員を降ろした後の、現地時間4時頃に事故を起こした<ref>[http://marinecorpstimes.com/news/2012/04/marine-morocco-2-marines-killed-osprey-crash-041112w/ Official: Osprey crashed after Marines unloaded] - Marine Corps Times(2012年4月12日付、2012年4月15日閲覧)</ref><ref>[http://www.marines.mil/unit/hqmc/Pages/Ospreycrashesduringmilitaryexercise.aspx Osprey crashes during military exercise] - U.S. Marine Corps(2012年4月15日閲覧)</ref>。<br />
<br />
; 8回目の事故<br />
[[2012年]][[6月13日]]に空軍のCV-22が、[[フロリダ州]]南部で訓練中に墜落事故を起こし、乗員5人が負傷した<ref>[http://sankei.jp.msn.com/world/news/120614/amr12061414390007-n1.htm オスプレイ墜落、5人負傷 米フロリダ州で訓練中]</ref>。<br />
<br />
== 操縦系統 ==<br />
飛行操縦システムは、自動飛行操縦システム(AFCS)を含む3重のデジタル式[[フライ・バイ・ワイヤ]]によって構成されており、機械的なバックアップ・システムは持っていない。AFCSは、ピッチ安定、ロール安定、ヨー安定、機首方位維持、自動旋回調整、昇降速度補正といった機能を有している。<br />
<br />
主にピッチとロールの操作を行うサイクリック操縦桿は両足中間にあって右手で操作する。ヨー操作は足先左右のラダーペダルで行う。[[エンジン]]出力調整は出力制御レバー(TCL)で行う。通常の[[ヘリコプター]]にあるコレクティブピッチレバー(を握って捻る)と異なるのは、相当するTCLが固定翼航空機のスロットルレバーと同様に前方に倒すことでエンジン出力が上昇する点である。「ヘリコプターモード」と「固定翼航空機モード」を行き来するためのプロップローターとエンジンの角度調整は、TCLのグリップ内側の回転式ノブ「ナセル制御スイッチ」で制御する<ref name="オスプレイは危険な航空機なのか?"/>。<br />
<br />
操縦翼面は、ピッチ可変式プロップ・ローターとフラッペロン、エレベータ、ラダーが存在する。フラッペロンはロール操縦時には[[エルロン]]として機能し、揚力が必要な場合には[[高揚力装置]]のフラップとして機能する。エレベータとラダーは通常の固定翼機と同じ機能を果たす。<!--固定翼機に比べてラダーが幾分小さいが、低速でのヨー運動はプロップ・ローターの差動で行える為だろう。--><br />
<br />
=== 操縦操作 ===<br />
; 離陸<br />
: V-22の離陸時には、[[エンジン]]とローターを垂直よりも少し前方の75度や60度に傾けて回転翼と固定翼の両方の揚力を得て上昇する短距離離着陸([[航空機の離着陸方法#短距離離着陸機|STOL]])を採用することが多い。V-22は回転翼が大きいので、完全な「航空機モード」ではローターが地上に接するため、通常の固定翼航空機のように地上滑走によって固定翼面だけで揚力を得る離陸は行えない。また、積載量が少なく滑走距離が短い条件では、エンジンとローターを上向きにする「[[ヘリコプター]]・モード」によって垂直離着陸を行うことも可能である<ref name="オスプレイは危険な航空機なのか?"/>。<br />
; 巡航<br />
;; ヘリコプターモード<br />
:: ヘリコプターモードによる飛行制御は、両足中間のサイクリック操縦桿と座席左側の出力制御レバー(TCL)、足先のラダーペダルによって行う。サイクリック操縦桿を左右方向へ倒すことで、2つのプロップ・ローターでコレクティブ・ピッチに差を作ることで左右の揚力差が生じ、また、同時にラテラル・サイクリックによる操作でプロップ・ローターの回転面が傾くことも加わって、ロール操作が行える。サイクリック操縦桿を前後方向へ倒せば、プロップ・ローターが前後に傾きピッチ操作が行える。ラダーペダルの片側を踏み込めば、2つのプロップ・ローターが互いに前方と後方に傾くことで機首の向きが変えられ、ヨー操作が行える<ref name="オスプレイは危険な航空機なのか?"/>。<br />
;; 固定翼航空機モード<br />
:: 固定翼航空機モードでは、サイクリック操縦桿は操縦桿に、TCLがスロットルレバーに相当し、ラダーペダルはそのままラダーペダルとして機能する。サイクリック操縦桿を左右方向へ倒すことで、左右互い違いに動く主翼後縁のフラッペロンが上下運動し、ロール操作が行える。サイクリック操縦桿を前後方向へ倒すことで、水平安定板後縁の[[エレベーター]]が上下運動し、ピッチ操作が行える。ラダーペダルの片側を踏み込めば、垂直安定板後縁のラダー2枚が連動して動くことでヨー操作が行える<ref name="オスプレイは危険な航空機なのか?"/>。<br />
; 着陸<br />
: 着陸時も離陸時と同じく「ヘリコプター・モード」と「航空機モード」の2つの飛行モードがあるが、ランディングゾーンが十分に得られれば、自らが作る下降気流(ボルテックスリング)によって失速を招く危険を避けられる航空機モードによる短距離進入降下を用いた着陸を行うことが基本となる。ランディングゾーンが狭い場合や重量が軽ければヘリコプターと同様にほぼ垂直に降下して着陸する<ref name="オスプレイは危険な航空機なのか?"/>。<br />
; 予防着陸<br />
: ヘリコプターモードでの緊急時の着陸ではオートローテーションを行えるという情報がある<ref name="オスプレイは危険な航空機なのか?"/>一方で、{{要検証範囲|ヘリコプターモードでは110[[ノット]]毎時(約200km/h)以上の速度がないと[[ヘリコプター#オートローテーション|オートローテーション]]が行えないという情報がある|date=2012年7月}}。航空機モードでは飛行中に両エンジンが停止した場合にヘリコプターモードに切り替えることはできず、着陸には固定翼のみを使用する<ref name="ryukyushimpo20120621">松堂秀樹 (2012年1月21日). “[http://ryukyushimpo.jp/news/storyid-186500-storytopic-53.html オスプレイ緊急着陸 固定翼のみ 米軍操縦士が説明]”. 琉球新報 2012年6月21日閲覧。</ref>。回転翼は緊急着陸などで地面に接触した場合には、機体から外れるようになっている<ref name="ryukyushimpo20120621"/>。但し、片側のエンジンが作動している場合は、そのまま飛行可能であり、通常着陸およびヘリコプター・モードへの切り替えが可能である<ref>[http://www2g.biglobe.ne.jp/aviation/v220903.html Aviation Now/航空の現代]</ref>。<br />
<br />
== 装備等 ==<br />
=== アビオニクス ===<br />
[[ファイル:V-22 Osprey instrument panels.png|thumb|250px|操縦席の計器およびフライトコントロール(操縦装置類)配置図]]<br />
操縦席の計器類は各正面に15.2x15.2cmのカラー液晶による多機能表示装置(MFD)が左右に並んで2枚あり、中央パネルには正面左にMFDより小型のシステム表示用単色液晶画面が、正面右に高度計や対気速度計といった通常の個別計器が配置されている。中央パネルの下部3分の2以上は15.2x20.3cmの横長単色液晶によるEICAS/CDU表示画面1つと多数の操作キーが並んでいる<ref group="注釈">EICAS/CDU画面とその操作パネルは、右側席となる機長が左手で操作する出力制御レバー(TCL)のために中央より左側に寄っている</ref>。各2面のMFDには、機体姿勢や飛行諸元といった一次飛行表示や、航法情報、[[センサー]]画像情報、搭載システム情報が自由に表示できる。<br />
<br />
航法装置としては、軽量慣性航法装置(LWINS)、AN/ARN-147全方位無線標識/計器着陸装置(VOR/ILS)、マーカービーコン装置、OA-8697/ARC VHF/UHF自動方位測定装置(ADF)、VHF FMホーミングモジュール、AN/APN-194(V)波高度計、AN/APN-153(V)戦術航法装置(TACAN)、小型航空機搭載全地球測位システム(MAGR)が備わっている。<br />
<br />
LWINSは3重の冗長性を備え、加速度、速度、位置、高度、磁方位、真方位についての情報を得る。<br />
<br />
各軍共通の装備として、下方全方位へ指向できる[[赤外線センサ]]としてAN/AAQ-27A(mid-wavelength infrared(MWIR)imaging system)<ref>[http://www.raytheon.com/capabilities/products/aaq27/ Raytheon Company: AN/AAQ-27A MWIR Staring Sensor]</ref>を備える。このMWIRは機首下面に搭載される。<br />
<br />
[[アメリカ海軍|米海軍]]型と[[アメリカ空軍|米空軍]]型は地形追随および地形回避機能を持つAN/APQ-174[[レーダー]]を備える。米空軍では低高度での地形追随機能を高めたAN/APQ-186レーダーの搭載も進めている。レーダーは機首部左に搭載される<ref name="オスプレイは危険な航空機なのか?"/>。<br />
{{-}}<br />
=== 自衛装備 ===<br />
[[ファイル:V-22 M240 machine gun.jpg|thumb|right|250px|後部ランプに取り付けられた[[M240機関銃]]]]<br />
自衛装備として以下のものを備える。<br />
; 全軍共通装備<br />
* AN/AAR-47:[[ミサイル警報装置]]<br />
* AN/APR-39A:[[レーダー警報受信機|レーダー警戒受信機]]<br />
* [[赤外線]]警報装置<br />
; [[アメリカ空軍|米空軍]]型<br />
* AN/ALE-47:[[チャフ]]/[[フレア (兵器)|フレア]]投射装置(CMDS、対抗手段散布装置)<br />
* AN/ALQ211:統合型無線周波数対抗手段装置(SIRFC)<ref group="注釈">統合型無線周波数対抗手段装置(SIRFC)は、レーダー警戒受信機、電子支援手段レーダー位置測定、および妨害装置から構成されている</ref><br />
* AN/AVR-2A:レーザー探知装置<ref name="オスプレイは危険な航空機なのか?"/><br />
<br />
=== 増槽・受油・給油装備 ===<br />
[[ファイル:Defense.gov News Photo 120104-F-NI784-981 - A 71st Special Operations Squadron CV-22 Osprey receives fuel from a 522nd Special Operation Squadron MC-130J Combat Shadow II over New Mexico on.jpg|thumb|right|250px|空中給油の様子]]<br />
; 増槽<br />
: 任務補助タンク(MAT)を[[キャビン]]内に搭載すれば、燃料を増やし航続距離の延伸ができる。1個で1,628リットルの燃料を収めるMATは、[[キャビン]]内に最大3個まで搭載でき、搭載燃料の最大容量は11,397リットルとなる。<br />
; 受油装備<br />
: 機首部右側に受油用プローブを装備しており、[[空中給油機]]から空中で燃料を受け取ることができる。<br />
; 給油装備<br />
: 既に開発済みの給油装備に「迅速地上再給油キット(RGR)がある。これは、燃料供給ポンプ、ホース、コネクター、再給油ノズル3個から構成され、地上に駐機した状態で機内のMATから、地上の他の[[航空機]]や地上の車両へ燃料を供給するものである。<br />
: 計画中の装備であるが、MATをキャビン内の前後に2個だけ搭載し、中央にリール式のホース&ドローグ・ユニットを備えることで、機体中央底部からこのホースを空中で垂れ下げ、他機へ[[空中給油]]する空中給油キット開発計画がある。これが完成すればV-22は空中給油機として利用できる。回転翼機への空中給油なら120ノットほどで飛行し、固定翼機なら最大250ノットで飛行しながら給油を可能とするものである<ref name="オスプレイは危険な航空機なのか?"/>。一例を挙げると、[[近接航空支援]]機に対しては200nm進出して1時間在空し、10,000ポンド(約4,536kg)ほどの燃料を他機に空中給油可能となる<ref>[http://www.nps.edu/Academics/Institutes/Meyer/docs/V22%20Easterly%20presentation%20Oct%2014%202004.pdf "Navy V-22 Concept of Employment" US Naval War College]</ref>。<br />
<br />
=== 特殊な装備 ===<br />
; 救助用ホイスト<br />
: 捜索・救難ミッションや[[特殊作戦]]での[[特殊部隊|隊員]]の潜入/回収にも使用される救助用ホイストを、[[キャビン]]の後部隔壁直前の天井部に備えることができる。76.2mの長さのワイヤーで最大272kgまで吊り下げられ、停止から最大1.14m/secでの上下無段階の速度制御が行える。<br />
; IDWS<br />
: [[アメリカ海兵隊|米海兵隊]]向けの特殊装備としてIDWS(暫定防御兵器システム)がある。IDWSは、英BAEシステムズ社製の電子/[[赤外線センサ]]・[[ターレット]]を備えており、機内搭載も可能な[[M134 (機関銃)|M134 7.62mmミニガン・ターレット]]と連動させて、機内の液晶ディスプレイと[[コントローラ]]によって使用する。VMM-365部隊に最初に装備されて、[[アフガニスタン]]での試験運用が行われると考えられている<ref name="オスプレイは危険な航空機なのか?"/>。<br />
<br />
== 搭載 ==<br />
=== 搭載重量 ===<br />
* 最大離陸重量<br />
** 垂直離陸時:23,859kg<br />
** 短距離離陸時:25,855kg<br />
** 自己展開時:27,442kg<ref name="オスプレイは危険な航空機なのか?"/><br />
<br />
=== 機内配置 ===<br />
[[ファイル:USMC-090413-M-1228M-002.jpg|thumb|right|250px|機内の様子]]<br />
[[ファイル:MV-22 conducts external lift from USNS Sacagawea.JPG|thumb|right|250px|[[ハンヴィー]]を輸送する様子]]<br />
降着装置や燃料タンクが機体底部のスポンソンに、主翼構造全体が機体の最上部に位置しており、機内は最前部の操縦室に続いて左右に分かれた電子装置収容区画と通路があり、その後ろに貨物室/客室となる[[キャビン]]がある。乗降はキャビン右側前方の乗降口と最後部の貨物扉から行える。機内は非与圧であるが、[[規制が議論されている兵器|NBC]]戦環境下での生残性のために操縦室は6.2kPa、キャビンは4.8kPaの陽圧を掛けることができる。<br />
; 操縦室<br />
: 機体先端の操縦室に左右2席ある操縦席は、通常は[[ヘリコプター]]と同様に右側が[[機長]]席、左側が[[副操縦士]]席であり、その後方中央に予備のジャンプシートが1席ある。操縦席は方向が変化する荷重に対して14.5G、横方向だけなら20Gまでの衝撃荷重に耐えられ、上下方向に40.6cmの緩衝ストロークを持っている。<br />
; キャビン<br />
: キャビン内は横断面で見れば正方形に近い矩形断面であり、大きな凹凸の無い長い機内搭載空間が得られる。このキャビンを[[兵士|兵員]][[輸送]]仕様にすれば、左右の壁面に背を付ける向きで座面跳ね上げ式のトループシートを24席と右側最前方にクルーチーフ用の1席の計25席を配置することができる。後部の貨物扉は飛行速度240ノットまで空中で開閉できるので、[[エアボーン|空挺隊員]]の降下や貨物の[[空中投下]]が行える。非常脱出口がキャビン後部天井に1つある<!--底部にあるかは不明。-->。傷病兵輸送仕様では、縦3床x4箇所で12床にする組合せや、縦3床x3箇所での9床に加えて看護員や軽症者などのための5名分のトループシートを配置することもできる。<br />
: キャビン最後部の下開き式ランプ兼用貨物扉は尾部側半分が天井方向へ、前方側半分が床方向へ開き、テイルブームが高い位置にあるために水平に大きな開口部が得られ、長尺物の搭載が容易である<ref name="オスプレイは危険な航空機なのか?"/>。<br />
: [[アメリカ海兵隊]]では大型の[[CH-53E|CH-53E スーパースタリオン]]と小型の[[UH-1Y ヴェノム]]の中間サイズのヘリとして採用されている。<br />
: [[日本]]の[[陸上自衛隊]]が採用している機種と比較すると[[UH-60J (航空機)|UH-60J]]よりは大きいが、[[CH-47 (航空機)#採用国|CH-47]]よりは小さい。具体的には、キャビン寸法では長さ、幅、高さ、のいずれにおいてもCH-47に劣り、キャビン容積が少ないために、軽くても嵩張る貨物の積載では相対的に不利で、搭乗可能な人員も少ない。<br />
<br />
=== 機内搭載 ===<br />
[[ファイル:V-22_Osprey_Seat_arrangement.PNG|200px|right|キャビン内座席配置図]]<br />
* 機内最大ペイロード:9,072kg<ref group="注釈">キャビン床面は1,464kg/m<sup>2</sup>の積載荷重に耐えられる</ref><br />
* [[キャビン]]<br />
** キャビン長:7.37m<br />
** キャビン最大幅:1.80m<br />
** キャビン最大高:1.83m<br />
** 有効面積<br />
** 有効総容積:24.3m<sup>3</sup><br />
* 貨物<br />
** 貨物最大幅:1.72m<br />
** 貨物最大高:1.68m<ref name="オスプレイは危険な航空機なのか?"/><br />
{{-}}<br />
=== 機外搭載 ===<br />
胴体下面の前後に計2個のカーゴフックを備え、機内に搭載できない貨物類を吊り下げて運搬することができる。<br />
* カーゴフック容量:4,536kg×2(ただし、2つのフックを合わせた機外吊り下げ最大容量は6,804kgである)<ref name="オスプレイは危険な航空機なのか?"/><br />
<br />
== 設計 ==<br />
=== 飛行の特徴 ===<br />
[[ファイル:Osprey at Pensacola.jpg|thumb|250px|着陸したオスプレイ。エンジンが上に向けられている]]<br />
V-22は、固定翼面積が小さく、固定翼から発生する揚力だけでは上昇・前進ができず、回転翼から発生する揚力のベクトル軸の向きを必要に応じて調整し運用することになる。V-22は、その要求通り[[ヘリコプター]]の利点である垂直離着陸と固定翼機の利点である長い航続距離や速さを持ち合わせている。V-22は主翼の両端に大型の回転翼を装着した[[ターボシャフトエンジン]]を装備し、この[[エンジン]]の角度を垂直にかえることによって垂直離着陸を可能としている。エンジンは垂直より少し後方まで向けることが可能で、低速ながら後退飛行もできる。<br />
<br />
また、エンジンを前方斜めに傾けることによって短距離離陸([[航空機の離着陸方法#短距離離着陸機|STOL]])を行うことも可能である。ただし、V-22の回転翼は大型のため、完全に前方に向けてしまうと地面に擦ってしまう。巡航時にはエンジンを完全に水平にすることによって通常の[[飛行機]]と同じように飛ぶことが可能である。ただし<!-- 、上記の理由により -->回転翼は幾分斜め上に向けて飛行する場合が多い。この場合、回転翼は広い面積を有し十分な揚力を得られるので、水平飛行時は通常の固定翼機に比べゆっくりな回転を示している。<br />
<br />
なお、2つの回転翼の配置の特性から、垂直離着陸時に片方の回転翼が停止した際の墜落を防ぐために、左右の回転翼駆動軸間を連結シャフトでつなぐことによって、片方のエンジンが止まった場合でも、稼動している側のエンジンによって2つの回転翼を回すことが可能となっている。<br />
<br />
=== 性能 ===<br />
[[ファイル:V-22 Osprey v.s. Aircraft, Helicopter J.PNG|thumb|250px|V-22と[[C-130 (航空機)|C-130]]/[[UH-60 ブラックホーク|UH-60シリーズ]]の比較]]<br />
[[ティルトローター]]機であるV-22の最高速度は300[[ノット|kt]](約555km/h)を超える。これは、現在[[アメリカ軍|米軍]]が採用している同規模の[[ヘリコプター]][[CH-53E (航空機)|CH-53E]](170kt(約315km/h)自重15t)と比べて実に130kt(約240km/h)ほど高速である。速度に特化した高速ヘリコプター(最大速度200kt(約370km/h)程度)と比べても1.5倍の速度差であり、[[シコルスキー・エアクラフト|シコルスキー]]社が開発している高速ヘリコプターの実験機[[シコルスキー X2]](225kt(約418km/h)程度)よりも速い。<br />
<br />
フェリー時(貨物積載無し)の航続距離は1,940nm(3,593km)あり、[[空中給油]]などを併用し、さらに延長できる。これはCH-53Eの倍近い距離となっている。<br />
垂直離着陸をした場合の飛行と短距離離着陸をした場合の飛行とでは航続距離が異なり、垂直離着陸をした場合では航続距離は短くなる<ref>イカロス出版:V-22オスプレイ</ref>。<br />
<br />
固定翼を併用するために、回転翼だけより[[エンジン]]の単位出力当たり大きな[[揚力]]を得られる。また、[[回転翼機]]よりも上昇限度が高い。また、[[アメリカ海兵隊|海兵隊]]が使用する[[強襲揚陸艦]]などで使用できるよう、ローターと主翼は折りたたむことが可能となっている。[[サン・アントニオ級ドック型輸送揚陸艦]]ではヘリコプター甲板に4機・格納庫に1機の積載とヘリコプター甲板から同時に2機の発着が可能とされている。<br />
<br />
[[2007年]]9月に[[イラク]]配備のための輸送では、[[ワスプ級強襲揚陸艦]]「[[ワスプ (強襲揚陸艦)|ワスプ]]」に10機が積載された。<br />
<br />
== 調達 ==<br />
国防総省では458機のV-22を調達することを計画している。内訳は[[アメリカ海兵隊|海兵隊]]用の[[輸送機]]MV-22が360機、[[アメリカ特殊作戦軍]]向けの空中突撃用機CV-22が50機、[[アメリカ海軍|海軍]]向けのHV-22が48機である。特殊作戦軍の調達については[[アメリカ空軍|空軍]]からも予算が支出される<ref name="fas"/>。<br />
<br />
[[2000年]]の開発段階での事故以降は大きな問題も発生せず、[[2005年]]に運用評価を完了した。2005年[[9月19日]]にCV-22量産1号機が空軍に引き渡された。2005年[[10月28日]]に国防調達会議は全規模量産(FRP)の開始を承認した。[[2007年]]12月から[[イラク]]西部の戦闘作戦に初めて参加し、初の[[ヘリボーン]]作戦は、[[2008年]][[3月18日]]にMV-263所属の2機のMV-22Bがイラクにおいて行った。<br />
<br />
FY2010までに216機が調達されている(内訳はMV-22が185機、CV-22が31機)2008年[[3月28日]]に結ばれた契約ではFY2008からFY2012までに167機を104億ドルで調達することが取り決められた<ref name="fas"/>。<br />
<br />
[[アメリカ陸軍|米陸軍]]は、[[UH-60 ブラックホーク|UH-60]]と[[CH-47 (航空機)|CH-47]]で十分任務を果たせるとしてV-22を採用していない<ref>徹底検証!V-22オスプレイ(ソフトバンククリエイティブ)</ref>。<br />
<br />
== 配備 ==<br />
量産された機体はすでに[[アメリカ合衆国|米国]]の[[アメリカ海兵隊|海兵隊]]から順番に[[アメリカ海軍|海軍]]や[[アメリカ空軍|空軍]]へも配備が始まっており、以下に[[2012年]]時点の配備状況と配備予定を示す。<br />
<br />
=== 米海兵隊 ===<br />
[[ファイル:HMX-1 MV-22B.JPG|thumb|250px|HMX-1に配備されている政府要人輸送仕様のオスプレイ]]<br />
* MAG-26:[[ノースカロライナ州]]、ニューリバー<br />
** 7個海兵航空群<ref group="注釈">ノースカロライナ州、ニューリバーの7個海兵航空群とは以下の海兵航空群である。<BR>VMMT-204<BR>VMM-263 "Thunder Chickens"<BR>VMM-162 "Golden Eagles"<BR>VMM-266 "Fighting Griffins"<BR>VMM-261 "Bulls"<BR>VMM-365 "Blue Knights"(但し[[2010年]]第2四半期より転換)<BR>VMM-264 "Black Knights"(但し2010年第4四半期より転換)</ref><br />
* MAG-16:[[カリフォルニア州]]、ミラマー<br />
** 9個海兵航空群<ref group="注釈">カリフォルニア州、ミラマーの9個海兵航空群とは以下の海兵航空群である。<BR>VMMT-161(但し2010年第1四半期より[[2011年]]第2四半期までに転換)<BR>VMM-166(但し2010年第3四半期より2011年第4四半期までに転換)<BR>VMM-561(但し2011年第1四半期より[[2012年]]第2四半期までに転換、新編)<BR>VMM-165(但し2011年第3四半期より2012年第4四半期までに転換)<BR>VMM-562(但し2012年第1四半期より2013年第2四半期までに転換、新編)<BR>VMM-163(但し2012年第3四半期より[[2013年]]第4四半期までに転換)<BR>VMM-265(但し2013年第1四半期より[[2014年]]第2四半期までに転換)<BR>VMM-262(但し2014年第1四半期より[[2015年]]第2四半期までに転換)<BR>VMMT-164(但し2014年第3四半期より2015年第4四半期までに転換)</ref><br />
* MAG-36:[[沖縄県|沖縄]]、[[普天間]]<br />
** 2個海兵航空群<ref group="注釈">日本の沖縄、普天間の2個海兵航空群とは以下の海兵航空群である。<BR>VMMT-561(但し2013年第1四半期にMAG-16から移動)<BR>VMM-562(但し2014年第1四半期にMAG-16から移動)</ref><br />
* MAG-39:カリフォルニア州、キャンプ・ペンドルトン<br />
** 3個海兵航空群<ref group="注釈">カリフォルニア州、キャンプ・ペンドルトンの3個海兵航空群とは以下の海兵航空群である。<BR>VMMT-164(MAG-16から移動)<BR>VMM-364(但し2015年第1四半期より2016年第2四半期までに転換)<BR>VMM-268(但し2015年第2四半期より2016年第4四半期までに転換)</ref><br />
* MAG-24:[[ハワイ州]]、[[カネオヘ]]<br />
** 2個海兵航空群<ref group="注釈">ハワイ州、カネオヘの2個海兵航空群とは以下の海兵航空群である。<BR>VMMT-166(但し2014年第4四半期にMAG-16から移動)<BR>VMM-163(但し2015年第1四半期にMAG-16から移動)</ref><br />
* [[グアム]]準州、[[アンダーセン空軍基地]]<br />
** 1個海兵航空群<ref group="注釈">グアムのアンダーセン空軍基地の1個海兵航空群とは以下の海兵航空群である。<BR>VMMT-363(但し2016年第4四半期より転換予定)</ref><br />
* 予備役<br />
** 4個海兵航空群<ref group="注釈">予備役の4個海兵航空群の内の2つは以下の海兵航空群であり、他の2個海兵航空群は未定である。<BR>VMM-764(但し2013年第3四半期より2014年第4四半期までに転換)<BR>VMM-764(但し2015年第3四半期より2016年第4四半期までに転換)</ref><ref name="オスプレイは危険な航空機なのか?"/><br />
<br />
=== 米海軍 ===<br />
[[アメリカ海軍|米海軍]]も配備を受けているが、48機が装備される予定という以上の情報は不明である。<br />
<br />
=== 米空軍 ===<br />
* AETC(航空教育訓練コマンド):[[ニューメキシコ州]]、カートランド空軍基地<br />
** 58SOW/71SOS "Strike Swifty"<br />
* AFSOC: <br />
** 1SOW/8SOS "Blackbirds"[[フロリダ州]]、ハールバートフィルド<br />
** 27SOW/20SOS "Green Hornets"[[ニューメキシコ州]]、キャノン空軍基地<br />
<ref name=2012_Aerospace>"World Military Aircraft Inventory". ''2012 Aerospace''. Aviation Week and Space Technology, January 2012.</ref><br />
<br />
=== 日本国内への配備計画 ===<br />
[[在日米軍]]の[[在日米軍再編|再編]]で[[沖縄県]]の[[普天間飛行場]]の移設に伴う代替施設([[名護市]][[辺野古]])への配備が計画されていることが、[[アメリカ軍|米軍]]作成資料から明らかになっているが、[[日本国政府]]は承知していないとしていた。しかし、[[2008年]][[4月22日]]、[[外務大臣 (日本)|外務大臣]](当時)の[[高村正彦]]は、[[参議院]]外交防衛委員会で[[山内徳信]]議員の質問に対して「配備の可能性がある」との認識を日本政府として初めて示した<ref>琉球新報 2008年4月23日「[http://ryukyushimpo.jp/news/storyid-131398-storytopic-3.html オスプレイ配備 外相が可能性言及]」</ref>。<br />
<br />
その後、[[鳩山由紀夫内閣]]下で[[普天間基地移設問題]]が混乱し、[[2014年]]までの普天間飛行場移設が困難となったため、[[2011年]][[6月6日]]、米国防総省は[[2012年]]後半に、MV-22を沖縄県宜野湾市の米軍普天間飛行場に配備すると正式に発表した。それを受けて2011年[[6月13日]]、[[北澤俊美]]防衛大臣は、沖縄県庁で[[仲井真弘多]]知事と会談し、米軍普天間飛行場へのMV-22配備を説明した。2012年[[7月23日]]にはMV-22が[[岩国飛行場]]に搬入され、[[9月21日]]、日本国内初の試験飛行が[[山口県]]沖や[[福岡県]]沖で行われた<ref>[http://sankei.jp.msn.com/politics/news/120921/plc12092120150031-n1.htm 防衛相の沖縄訪問は延期 オスプレイが国内初飛行]MS産経ニュース2012.9.21</ref>。[[10月1日]]に、6機、2日には3機が普天間飛行場に移され、4日午前に訓練飛行が行われた。これに対し[[仲井真弘多]]沖縄県知事は、「これだけ県民が反対しているものを使い出すのは、非常にむちゃな話だ。」と批判した<ref>[http://www.chugoku-np.co.jp/News/Sp201210040134.html オスプレイ、初の訓練飛行 普天間で運用開始]</ref>。<br />
<br />
=== 同盟国への導入計画 ===<br />
{{UAE}}<br />
:遭難救助機として採用することに強い意向を示している<ref>[http://www.arabianbusiness.com/us-gov-t-eyes-uae-for-v-22-osprey-deal-447431.html/ "US gov't eyes UAE for V-22 Osprey deal"]</ref>。<br />
{{JPN}}<br />
:[[防衛省]]は、[[2013年]]度予算案にオスプレイ調査費を計上し、災害救援や[[輸送]]など[[自衛隊]]の活動目的に照らすとともに、[[離島]]対処に対する運用を研究することとなった<ref>[http://www.nikkei.com/article/DGXNASFS3002D_Q2A231C1PE8000/ オスプレイ調査費を予算案に計上へ 防衛省、導入の可否検討(日本経済新聞2012年12月30日)]</ref>。[[日本]]国内での取り扱いは[[三井物産]]エアロスペース株式会社が担当している<ref>[http://aerospace.mitsui.co.jp/products/aircraft/index.html 三井物産エアロスペース株式会社 / 取扱商品 / 防衛航空機]</ref>。早ければ[[2015年]](平成27年)に導入する可能性がある<ref>[http://sankei.jp.msn.com/politics/news/130821/plc13082100480000-n1.htm “オスプレイ、自衛隊が平成27年度に導入へ 概算要求で調査費計上”]. 産経新聞. (2013年8月21日) 2013年8月21日閲覧。</ref>。日本の導入価格は[[2012年]]12月時点で一機当たり約100億円と見られている<ref>[http://www.asahi.com/politics/intro/TKY201212300266.html?id1=2&id2=cabcbcdb “防衛省、オスプレイ導入検討 13年度予算に調査費要求”]. 朝日新聞. (2012年12月30日) 2012年12月30日閲覧。</ref>。<br />
{{ISR}}<br />
:現在導入が決定している[[CH-53K (航空機)|CH-53K]]と共に[[特殊作戦]]、および遭難救助能力強化のため、V-22数機を導入することに強い関心を示している<ref>[http://www.flightglobal.com/news/articles/israeli-air-force-ups-pressure-for-v-22-buy-360269/ "Israeli air force ups pressure for V-22 buy"]</ref><ref>[http://www.jpost.com/Defense/Article.aspx?id=223991/ "IAF to review US Osprey for rescues and covert operations"]</ref>。<br />
{{CAN}}<br />
:遭難救助機に採用するか否かのトライアルのため、[[ボーイング・ヘリコプターズ|ボーイング]]社から2機を供与されている<ref>[http://blogs.ottawacitizen.com/2012/06/07/photos-a-canadian-v-22-osprey-inside-and-outside-the-aircraft-being-pitched-for-fwsar/ "Pugliese, David. "A Canadian V-22 Osprey – Inside and Outside the Aircraft Being Pitched for FWSAR."]</ref>。<br />
{{IND}}<br />
:[[インド海軍|海軍]]が現在建造中の[[航空母艦|空母]]「[[ヴィクラント (空母・2代)|ヴィクラント]]」での運用を想定して、ボーイング社とアメリカ海兵隊主催の実機を用いた説明会に参加した。現在運用中の[[Ka-31 (航空機)|Ka-31]][[早期警戒機#早期警戒ヘリコプター|早期警戒ヘリコプター]]の後継機として取得を検討している<ref>http://www.stratpost.com/bell-boeing-to-brief-india-on-v-22-osprey / "Bell Boeing to brief India on V-22 Osprey"]</ref>。<br />
<br />
== 派生型 ==<br />
; MV-22B<br />
: [[アメリカ海兵隊]]向けの[[輸送]]型。[[V-107|CH-46]]や[[CH-53 (航空機)|CH-53]]の後継とされ、揚陸強襲、地上作戦活動の維持、自軍の自己展開に用いられる。360機が装備される予定<ref group="注釈">米空軍へ3機の海兵隊型MV-22型が改造後に導入される</ref><br />
; HV-22B<br />
: [[アメリカ海軍]]向けの[[捜索救難#戦闘における捜索救難|戦闘捜索救難]]型([[救難機]])であり、戦闘捜索救難、艦隊[[兵站]]支援、[[特殊作戦]]に用いられる。48機が装備される予定<br />
; CV-22B<br />
: [[アメリカ空軍]]向けの特殊作戦型。[[MH-53 (航空機)|MH-53J]]の後継とされ、長距離特殊戦活動、不測事態作戦、脱出および海洋特殊作戦に用いられる。53機が装備される予定<ref group="注釈">米空軍の購入計画は以下のとおりとなっている。+で示したのはGWOT(世界規模での対テロ戦争)の追加予算で加えられた分である<BR>2002年度発注-2005年度納入分2機<BR>2004年度発注-2006年度納入分2機<BR>2005年度発注-2007年度納入分3機<BR>2006年度発注-2008年度納入分5機<BR>2007年度発注-2009年度納入分2機+1機<BR>2008年度発注-2010/2012年度納入分5機<BR>2009年度発注-2011-2012年度納入分6機<BR>2010年度発注-2012-2013年度納入分5機<BR>2011年度発注-2013年度納入分5機<BR>2012年度発注-2014年度納入分5機<BR>2013年度発注-2015年度納入分4機<BR>2014年度発注-2016年度納入分3機</ref><ref name="オスプレイは危険な航空機なのか?"/><br />
; EV-22<br />
: [[イギリス海軍]]が提案・研究している[[早期警戒機]]<ref>[http://navy-matters.beedall.com/masc.htm / "Maritime Airborne Surveillance and Control (MASC) (formerly the Future Organic Airborne Early Warning Aircraft (FOAEW) programme)"]</ref>。現在、[[インド海軍]]が導入を検討している<ref>[http://www.stratpost.com/bell-boeing-to-brief-india-on-v-22-osprey / "Bell Boeing to brief India on V-22 Osprey"]</ref><br />
<br />
== 仕様 ==<br />
[[ファイル:MV-22 Osprey Line Drawing.svg|thumb|right|400px|MV-22 三面図<br/>右がヘリコプターモード(垂直離着陸時)、左が固定翼航空機モード(高速巡航時)]]<br />
* 全長:17.47m([[ピトー管]]含まず)<br />
* 全幅:25.54m(ローター含む)<br />
* 全高:6.63m([[航空機の離着陸方法#垂直離着陸機|VTOL]]時)<br />
* ローター直径:11.58m<br />
* 航続距離:<br />
** (強襲揚陸時):515nm(953km)<br />
** ([[ペイロード]]4,536kg、垂直離陸):350nm(648km)以上<br />
** (ペイロード2,721kg、垂直離陸):700nm(1,295km)以上<br />
** (ペイロード4,536kg、短距離離陸):950nm(1,758km)以上<br />
* フェリー距離: 補助燃料タンク使用時 1,940nm(3,593km)<!--2,100nmという記述もある。航空ファン2010年12月号--><br />
* 短距離離陸滑走距離:152m以下<ref group="注釈">短距離離陸滑走距離は、短距離離陸時最大離陸重量でもエンジン角度を75度にして91m以下で離陸が可能であり、60度にすると183mとなる</ref><br />
* 実用上昇限度:26,000ft(7,925m)<br />
* 上昇率:2,320ft/min(11.8m/s)<br />
* ホバリング限界高度<br />
** 地面効果内:3,139m<br />
** 地面効果外:610m以上(22,680kg時)、1,829m(20,866kg時)、4,267m(15,422kg時、95%出力)<br />
* 空虚重量:15.032t<ref group="注釈">空虚重量は15,177kgという情報もある。航空ファン2010年12月号</ref><br />
* 円盤荷重:20.9lb/ft(102.23kg/m<sup>2</sup>)(自重247,500lb時)<br />
* 飛行荷重制限:+4G/-1G<ref name="オスプレイは危険な航空機なのか?"/><br />
* 最大離陸重量<br />
** 垂直離陸時:23.981t<br />
** 短距離離陸時:27.442t<br />
* エンジン:[[ロールス・ロイス plc|ロールス・ロイスアリソン社]]製[[ロールス・ロイス AE 1107C-リバティー|T406(ロールス・ロイス社内名称 AE 1107C-リバティー)]]×2基(最大定格出力:4,586kW(6,150shp)、緊急時最大出力:5,093kW)<br />
* 最高速度<br />
** 通常時:305[[ノット|kt]](565km/h)<br />
** ヘリモード時:{{要出典範囲|100kt(185km/h)|date=2012年7月}}<br />
* 失速速度:110[[ノット|kt]](204km/h)(固定翼モード)<ref name=v22fly>McKinney, Mike. [http://verticalmag.com/news/articles/20112-flying-the-v-22.html "Flying the V-22"] ''[[Vertical (Magazine)]]'', 28 March 2012. Retrieved: 13 July 2012.</ref><!-- 英語版より --><br />
* 離着陸距離<ref>[http://ryukyushimpo.jp/news/storyid-30208-storytopic-1.html 琉球新報2007/01/04 - オスプレイ、エンジン停止訓練想定 米軍内部文書で判明]{{リンク切れ|date=2012年7月}}</ref><br />
** 貨物を載せず24人が乗り組んだ場合は[[ヘリコプター]]のように垂直離着陸が可能<br />
** 最大積載量を積んだ場合は垂直離着陸できない。離着陸には約487m(1,600フィート)が必要<br />
** 上空で[[エンジン]]を停止させて着陸する『オートローテーション』飛行訓練や単発エンジン着陸訓練、編隊離着陸などの習熟訓練には、最短で約792m(2,600フィート)、最大で約1,575m(5,170フィート)が必要<ref name="オスプレイは危険な航空機なのか?"/>。<br />
<br />
== 組立て/派生技術 ==<br />
* [[ベル・ヘリコプター|米ベル]]社がローターシステム、翼部、[[エンジン]]取付、変速機を担当し、最終組立も[[テキサス州]][[アマリロ (テキサス州)|アマリロ]]のベル社の工場で行われている<ref name="boeing's web V-22 Osprey">[http://www.boeing.com/rotorcraft/military/v22/docs/V-22_overview.pdf V-22 Osprey]</ref>。<br />
* [[ボーイング・ヘリコプターズ|米ボーイング]]社では[[2010年]]8月より観測用小型[[無人航空機|UAV]]である "Scan Eagle Compressed Carriage"(SECC)を使って飛行中のV-22の後部ハッチからScan Eagleを発射する開発を始めている<ref>[http://www.aviationweek.com/aw/blogs/defense/index.jsp?plckController=Blog&plckBlogPage=BlogViewPost&newspaperUserId=27ec4a53-dcc8-42d0-bd3a-01329aef79a7&plckPostId=Blog%3a27ec4a53-dcc8-42d0-bd3a-01329aef79a7Post%3a5ae9d52d-51d1-4f29-b7b3-03aee0c1bff2&plckScript=blogScript&plckElementId=blogDest aviationweek.com "V-22 UAV Deployment?"]</ref>。<br />
<br />
== 諸問題 ==<br />
[[2011年]]、[[アメリカ国防総省|米国国防総省]]は、[[日本]]の[[沖縄県]][[宜野湾市]]にある[[普天間飛行場]]に従来の[[V-107|CH-46]]の代替としてMV-22を配備することを発表した<ref>[http://www.yomiuri.co.jp/feature/20091215-481540/news/20110607-OYT1T00123.htm オスプレイ、普天間配備を正式発表…米国防総省] - 読売新聞、2011年6月7日</ref>。これに対して日本の一部のマスメディアや市民は危険性などを理由として批判・非難を起こしたり、事故を報道したり、[[オスプレイ反対運動|配備反対運動]]([[No osprey沖縄県民大会]]など)を起こしたりしている。<br />
<br />
以下、指摘されている問題点を示す。<br />
<br />
=== 安全性 ===<br />
<br />
==== 試作段階 ====<br />
試験段階では[[連邦航空局|FAA]]に[[ティルトローター]]機の審査基準が無く、FAAは[[1997年]]にようやく[[w:en:Powered Lift|Powered Lift]]というカテゴリーを設置した。ただしFAAの基準は[[軍用機]]には適用されないため、V-22の運用には直接関係しない。<br />
<br />
試作段階においての事故の多さから『[[タイム (雑誌)|タイム]]』誌は[[2007年]][[10月8日]]号において、同機を「空飛ぶ恥(Flying Shame)」と紹介した。<br />
<br />
==== 量産開始後 ====<br />
[[在日米軍]]基地に配備が予定されている[[アメリカ海兵隊]]所属のMV-22<ref>[http://www.jiji.com/jc/c?g=soc_30&k=2012072300027 オスプレイ、岩国基地陸揚げ=米、普天間で本格運用へ-飛行経路の自治体、反発必至] - 時事通信 2012年7月23日</ref>の10万時間当たりの平均事故率は、[[2012年]][[4月11日]]の事故後に1.93となっている。事故前は1.12であり、いずれも米海兵隊所属の飛行機平均の2.45を大きく下回っている<ref name="itmedia">[http://blogs.itmedia.co.jp/sakamoto/2012/07/osprey-mv22-cv2-8d5f.html 米軍機 オスプレイ事故率は高いのか?低いのか?:図解して事実を見抜く方法] [[坂本英樹]]の繋いで稼ぐBtoBマーケティング</ref>。配備期間の短さを考慮する必要はあるものの、現在、MV-22の事故率は[[ヘリコプター]]より低い(在日米軍に配備されているCH-53D(米国内配備開始:[[1969年]])の事故率は4.15である)。<br />
<br />
[[アメリカ空軍]]向けの[[特殊作戦]]型であるCV-22の事故率は2012年[[6月15日]]の時点で13.47<ref name="itmedia" />であり、MV-22より事故率は高いものの、[[MH-53 (航空機)|MH-53 ペイブロウ]]の十年間平均の事故率が12.34であり、CV-22の事故率が特段に高いとはいえない。また、CV-22は前述のとおり[[特殊作戦]]型であり、危険な任務につくことが多いためMV-22と比較して事故率が高いのは当然であるといえる。なお、CV-22は現在、在日米軍基地に配備される予定はない。<br />
<br />
また、V-22自体が[[耐空証明]]が取得できないため、民間機としては飛行できないという報道もある<ref>日本国[[航空法]]第11条、法施行規則付属書第1</ref>が、そもそも計画当初から民間用に販売する予定がないため耐空証明などを取得する必要がない。<br />
<br />
なお、オスプレイの開発経験を基に[[ベル・ヘリコプター|ベル]]社が[[アグスタウェストランド]]社と合弁で開発に着手した[[AW609 (航空機)|BA609]]はFAAの形式証明を取得し、民間向けに販売する予定である。2011年からはアグスタウェストランド社の単独開発となり、名称も[[AW609 (航空機)|AW609]]と変更されている。<br />
<br />
==== 要人輸送 ====<br />
[[2008年]][[7月22日]]、次期大統領候補の[[バラク・オバマ]][[上院議員]](当時)が[[イラク]]電撃訪問の際に搭乗した[[アメリカ合衆国大統領]]を[[輸送]]する専用[[ヘリコプター]]である[[マリーンワン]]として用いられている[[シコルスキー S-61#アメリカ|VH-3]]の後継機として、EH-101、S-92などとともにV-22も候補に挙げられていた。後継機にはEH-101の採用が決定したが、その後予算超過を理由としてEH-101の調達計画はキャンセルされた。ボーイングでは仕切り直しとなったマリーンワン後継機の選定にV-22を再度提案すると報道されている<ref>http://www2g.biglobe.ne.jp/aviation/daitoryo07.html</ref>。また、大統領に随行するホワイトハウスのスタッフや報道陣を搭乗させる[[輸送機]]として利用されることも決定した。[[2013年]][[8月10日]]には大統領専用機仕様のオスプレイによる随行要員輸送が実際の運用として行われた。<br />
<br />
=== エンジン熱に対する懸念 ===<br />
* オスプレイの[[エンジン]]熱、正確には「エンジン排気プルームがもたらす過剰な熱の作用」('''excessive heat impact from engine exhaust plumes''')が、[[アメリカ海軍|米海軍]]の一部の[[揚陸艦]]の[[飛行甲板|フライトデッキ]]を損傷する恐れがあることがわかっている。[[海軍航空システム司令部]]('''NAVAIR''')は、エンジンの下に携帯式の耐熱シールドを設置してデッキへの損傷を防止する一時的解決策を考案したが、この問題の長期的解決を図り、V-22や[[F-35 (戦闘機)#派生型|F-35B]]を運用するには、まずデッキ自体を耐熱コーティングやパッシプサーマルバリアーを施したものへと再設計し、さらに船体の構造も変える必要があるとしている。これを受け、[[国防高等研究計画局]]('''DARPA''')では、フライトデッキ上に設置可能な堅牢な冷却システムの開発を産業側に求めたという。<br />
* [[2009年]][[5月27日]]、ノースカロライナ州において、訓練飛行中のMV-22が燃料切れで国営狩猟区に予防着陸した際、同機を給油して離陸しようとしたところ、エンジンの排気熱で植生が燃え始め、機体の外装を損傷する事故が発生したことがあった。[[2011年]][[6月24日]]、[[沖縄県]]は同事故を含めた「高温排気と周辺への影響」について質問する照会書を[[防衛省]]に送付。防衛省は同[[12月19日]]の回答書で、過去に火災が発生していることを認めた上で、同機のハワイへの配備に関する環境影響評価書案(DEIS)を引用して、運用措置・手順の改善により安全な運用を確保することを米国側に申し入れる旨回答した<ref group="注釈">ハワイへのMV-22等の配備に係る環境影響評価書案(DEIS)によれば、「未舗装地でのMV-22の運用は安全に達成することが可能である。航空機直下の植生の回避、未舗装着陸帯での航空機着陸時間の制限といった追加的運用措置により、すでにわずかにしか起こりえない危険性を更に小さくすることができる。MV-22はカネオヘベイ基地においては舗装された飛行場及び着陸帯において運用される。これらの条件、排気デフレクタ、及び、当該基地における既存の原野火災管理対応マニュアルに鑑み、MV-22の排気により原野火災が引き起こされる危険性は低く、追加的措置を必要とされない。」と評価されている。</ref>。<br />
<br />
{{Quotation|いずれにせよ、政府としては、過去に火災が発生していることから、米国政府に対して、我が国においてMV-22を運用する場合は<br />
(1)[[操縦士|パイロット]]に義務付けられている排気デフレクタの作動確認および同装置の継続監視の遵守を徹底すること<br />
(2)排気デフレクタを含めた機体システムに故障などが発生しないよう確実な整備を行うこと<br />
(3)着陸している時間を制限すること<br />
などといった運用措置・手順を追求することにより、排気ガスによる火災発生のリスクの更なる低減を図り、安全な運用の確保に万全を期すよう、しっかりと申し入れてまいりたい。|一川保夫防衛大臣|防防日第15061号 23.12.19 『MV-22オスプレイ配備について(回答)』}}<br />
<br />
=== 騒音 ===<br />
* [[アメリカ合衆国|アメリカ]]での調査で現用の[[V-107|CH-46E]]と比較して、飛行中は全ての領域でより静かであるという結果が出ている<ref>[http://www.mv22eiswest.net/feis.html WEST COAST BASING OF THE MV-22 Final Environmental Impact Statement Final EIS Release]</ref>。<br />
<br />
== 登場作品 ==<br />
V-22などの[[ティルトローター]](ティルトウィング)機は、見た目にも明快に「[[ヘリコプター]]の進化系」とも取れる形状であるため、特に近未来を描いたフィクション作品などではV-22、およびそれをモデルにした架空機体が描写される事が多い。以下はV-22そのものとして登場した作品を挙げている。<br />
<br />
* 『[[HEROMAN]]』<br />
: ドクターミナミが使用している。<br />
* 『[[PSYCHO-PASS]]』<br />
: 槙島聖護を公安局から輸送するのに使用。<br />
* 『[[愛気]]』<br />
: 「古城編」にて革命勢力の装備として登場。<br />
* 『[[アップルシード]]』<br />
* 『[[神の雫]]』<br />
: 遠峰一青の[[ドバイ]]の友人とされる人物が保有するV-22(と思われる機種)が遠峰に貸し出されるシーンがある。<br />
* 『[[新世紀エヴァンゲリオン]]』<br />
: NERVが[[戦闘機]]・[[輸送機]]として使用。<br />
* 『[[戦闘妖精・雪風#OVA版|戦闘妖精雪風]]』<br />
: OPERATION:4に登場。日本海軍空母「アドミラル56」艦長の記者会見の後、プレス関係者を乗せて同艦より発艦する。<br />
* 『[[超時空戦艦まほろば]]』<br />
: リベンジ・オブ・アースの[[艦載機]]として登場。なお、この作品ではV-22は開発中の事故により量産中止となっている設定。<br />
* 『[[日本沈没 (漫画)|日本沈没]]』漫画版<br />
: [[一色登希彦]]版に、[[陸上自衛隊]]機として登場。<br />
* 『[[ビビッドレッド・オペレーション]]』<br />
: 二葉あおいが搭乗していたV-22が登場するが、アローンによる攻撃を受けてブルーアイランドに不時着する。また、UDFもV-22を運用している。<br />
* 『[[ファイ・ブレイン 神のパズル]]』<br />
: POGやオルペウス・オーダーの移動手段として酷似した機体が登場。<br />
* 『[[ポケットモンスタークリスタル ライコウ雷の伝説]]』<br />
: ロケット団特務工作部の装備として登場。<br />
<br />
; ドラマ<br />
* 『[[バミューダ・トライアングル]]』<br />
<br />
; 映画<br />
* 『[[ヱヴァンゲリヲン新劇場版:序]]』<br />
: ヤシマ作戦のシーンで3機編隊で登場する。<br />
* 『[[ヱヴァンゲリヲン新劇場版:破]]』<br />
: 3号機の起動実験の際、リツコが現場に到着するシーンに登場。<br />
* 『[[世界侵略: ロサンゼルス決戦]]』<br />
* 『[[ターミネーター4]]』<br />
* 『[[特攻野郎Aチーム THE MOVIE]]』<br />
: 物語序盤のミッションでマードックが操縦し、機首の機銃で[[テロリズム|テロリスト]]の[[テクニカル]]を一掃してから、偽造原版と偽札を積んだ[[コンテナ]]を運んだ。<br />
* 『[[トランスフォーマー (2007年の映画)|トランスフォーマー]]』<br />
* 『[[トランスフォーマー/ダークサイド・ムーン]]』<br />
: 降下部隊の輸送に複数機が使用されている。<!--なお、主翼が二つある大型機の存在も確認されている。--><br />
* 『[[バイオハザードIV アフターライフ]]』<br />
* 『[[バイオハザードV リトリビューション]]』<br />
: V-22をモデルにしたと思われるティルトローター機をアンブレラ社が使用している。<br />
<br />
; ゲーム<br />
* 『[[ARMA 2]]』<br />
: プレイヤーが操作可能。特徴的な姿勢変更を再現。<br />
* 『[[カウンターストライクオンライン|Counter-Strike: Online]]』<br />
: ヒューマンシナリオ「追撃:ブレイズ」にて、ラスボスとして登場。<br />
* 『[[アクウギャレット]]』<br />
* 『[[エースコンバットシリーズ]]』<br />
:* 『[[エースコンバット3 エレクトロスフィア]]』<br />
:: 「V-22B オスプレイII」と名付けられた架空機が民間機として登場。<br />
:* 『[[エースコンバット04 シャッタードスカイ]]』<br />
:: 物語終盤でエルジア軍[[将校]]が首都を脱出する際に登場する。<br />
* 『[[凱歌の号砲 エアランドフォース]]』<br />
: [[日本]]を占拠した[[アメリカ海軍]]の機体として登場。プレイヤーも購入して使用できる。<br />
* 『[[コール オブ デューティシリーズ]]』<br />
:* 『[[コール オブ デューティ モダン・ウォーフェア3]]』<br />
:: キャンペーンほか、マルチプレイに登場。<br />
:* 『[[コール オブ デューティ ゴースト]]』<br />
* 『[[ザ・ドキュメント・オブ メタルギアソリッド2]]』<br />
: 『[[メタルギアソリッド2|MGS2]]』本編に登場しなかった未使用3Dモデルとして登場。<br />
* 『[[大戦略シリーズ]]』<br />
: [[アメリカ軍]]を選択すると生産することが可能。<br />
* 『[[ハーフライフ (ゲーム)|ハーフライフ]]』<br />
: 海兵隊の輸送機として登場。<br />
* 『[[バトルフィールド (コンピューターゲーム)|バトルフィールドシリーズ]]』<br />
:* 『[[バトルフィールド3]]』<br />
:* 『[[バトルフィールド4]]』<br />
* 『[[マブラヴ オルタネイティヴ]]』<br />
<br />
== 脚注 ==<br />
=== 出典 ===<br />
{{Reflist|2|group="注釈"}}<br />
<br />
=== 注釈 ===<br />
<references group="注釈"/><br />
<br />
== 参考文献 ==<br />
* [[坪田敦史]]「V-22初取材レポート」(『JWings』[[2006年]]8月号 [[イカロス出版]])<br />
* [[真喜志好一]]、リムピース+非核都市宣言運動・ヨコスカ『オスプレイ配備の危険性』([[2012年]]8月、[[七つ森書館]])<br />
* [[赤旗]]政治部「安保・外交」班『狙われる日本配備 オスプレイの真実』(2012年9月、[[新日本出版社]])<br />
* [[青木謙知]]『V-22オスプレイ 増補版(世界の名機シリーズ)』(2012年10月、イカロス出版)<br />
* 青木謙知『徹底検証! V-22オスプレイ ティルトローター方式の技術解説から性能、輸送能力、気になる安全性まで』 (2012年10月、[[サイエンス・アイ新書]])<br />
<br />
== 関連項目 ==<br />
* [[垂直離着陸機]]<br />
** [[ティルトローター]] - [[ティルトウイング]] - [[ヘリコプター]]<br />
* [[航空機の離着陸方法]]<br />
<br />
* [[AW609 (航空機)|AW609]]([[アグスタウェストランド]]社が開発中のV-22より小型の民間用ティルトローター機)<br />
* [[X-18 (航空機)|X-18]] - [[X-22 (航空機)|X-22]]<br />
<br />
* [[GAU-19]](固定[[武装]]として採用された)<br />
* [[イランアメリカ大使館人質事件]]<br />
<br />
== 外部リンク ==<br />
{{Commonscat|V-22 Osprey}}<br />
* [http://www.boeing.com/ ボーイング]{{en icon}}<br />
** [http://www.boeing.com/rotorcraft/military/v22/ V-22 Osprey]<br />
** [http://www.boeing.com/rotorcraft/military/v22/v22spec.htm V-22 Specifications]<br />
* Air Force Technology [http://www.airforce-technology.com/projects/osprey/ V-22 Osprey]{{en icon}}<br />
* GlobalSecurity.org [http://www.globalsecurity.org/military/systems/aircraft/v-22-specs.htm V-22 Osprey]{{en icon}}<br />
* {{YouTube|hn-Ssbs0x3g|helicopter V22 crash}}<br />
<br />
[[Category:ティルトローター]]<br />
[[Category:ボーイング製軍用機]]</div>
防人
http://ja.yourpedia.org/mediawiki/index.php?title=%E7%BE%BD%E6%9C%88%E5%B8%8C&diff=382307
羽月希
2020-01-17T13:25:24Z
<p>防人: SEOに熱心なMuttley (トーク) による編集を 由亜辺出夫 による直前の版へ差し戻しました</p>
<hr />
<div>{{AV女優<br />
|名前=羽月 希<br />
|ふりがな=はづき のぞみ<br />
|別名=今井なつみ<br/>井上まさみ<br/>上村佳奈<br/>常盤優香<br/>今井夏美<br/>大島のぞみ<br />
|画像ファイル=羽月希_2.jpg<br />
|画像コメント=<br />
|愛称=のんちゃん、のぞみん<br />
|生年=1988<br />
|生月=7<br />
|生日=31<br />
|没年=<br />
|没月=<br />
|没日=<br />
|出身地={{JPN}}・[[東京都]]<br />
|血液型=[[ABO式血液型|A型]]<br />
|瞳の色=<br />
|毛髪の色=<br />
|時点=<br />
|身長=154<br />
|体重=<br />
|バスト=88<br />
|ウエスト=60<br />
|ヒップ=84<br />
|カップ=F65<br />
|身体備考=<ref name="marks">{{Cite web |author= |date= |url=http://marksgroup.co.jp/fivepromotion/model/ |title=在籍モデル紹介 |publisher=[[マークスグループ|ファイブプロモーション]] |accessdate=2014-10-20}}</ref><br />
|ジャンル=[[アダルトビデオ]]<br />
|AV出演期間= 2008年 -<br />
|専属契約=<br />
|活動備考=<br />
|他の活動=[[ストリップ (性風俗)|ストリッパー]]<br />
|その他=[[スカパー!アダルト放送大賞]]2017<br>熟女女優賞<br />
}}<br />
'''羽月 希'''(はづき のぞみ、[[1988年]][[7月31日]] - )は、[[日本]]の[[AV女優]]。[[ストリッパー]]。[[東京都]]出身、[[ファーストプロモーション]]所属、2018年1月1日よりプロモーション協力会社として[[ジールグループ]]へも所属している<ref name="Teem LINX">[http://pub.linx.live/contents/model/230/ 公式プロフィール]</ref><ref>[http://blog.livedoor.jp/hadukinozomi/archives/9347993.html 羽月希オフィシャルブログ「リンクス(^∇^)」]</ref>。<br />
<br />
== 人物・プロフィール ==<br />
* 身長:154cm。<br />
* スリーサイズ:[[バスト|B]]88(E)・[[腰|W]]58・[[尻|H]]86。<br />
<br />
== 略歴 ==<br />
* [[2008年]]に[[アダルトビデオ|AV]]デビュー。<br />
* [[2010年]]に[[ストリップ]]デビュー。<br />
* [[2012年]][[2月14日]]に[[スカイパーフェクTV]]!の「[[スカパー!アダルト放送大賞]]」において夕刊フジ賞を受賞。<br />
* 2012年より[[外国為替証拠金取引|FX取引]]を始め、専用のブログを開設した。<br />
* [[2013年]]5月5日、第25回[[ピンク大賞]]にて艶技賞を受賞<ref>[http://pg-pinkfilm.com/award/25_pinkfes.html 【第25回ピンク大賞】受賞結果]</ref>。<br />
* 2013年、第48代日本フェザー級王者の元プロボクサー、[[雄二・ゴメス]]のAV男優転向後初の対戦相手を務めた<ref>{{Cite web |author= |date=2013-10-10 |url=http://www.menscyzo.com/2013/10/post_6589.html |title=「俺はAV女優を尊敬している」元プロボクサー日本チャンピオン雄二・ゴメス、AV男優転身の真相! |work=メンズサイゾー |publisher=[[サイゾー]] |page=1 |accessdate=2013-11-5}}</ref>。<br />
* [[2014年]]、[[セガ]]のゲーム「[[龍が如く]]」のキャラクター化をかけたセクシー女優人気投票にエントリーし、14位に選出された<ref>{{Cite web |author= |date=2014-8-25 |url=http://deview.co.jp/News?am_news_id=2509 |title=セクシー女優人気投票に決着!ベスト10は『龍が如く』最新作に出演 |work=[[De☆View]] |publisher=[[オリコン・エンタテインメント]] |accessdate=2014-10-20}}</ref>。<br />
* 2016年、セクシーアイドル・AV女優イベント総合サイト[[イベルト]]「熟女・人妻総選挙」のプラチナ/ファン投票部門において、出演作「あなた許して…。-欲情に包まれて2-」([[アタッカーズ]]、監督:[[なぎら健造]])が1位に選出された<ref>{{Cite web |url=http://www.av-event.jp/user_data/jukujo_hitoduma/result/ |title=熟女ナイト_結果発表 | セクシーアイドル・AV女優のイベント情報サイト「イベルト」|publisher=セクシーアイドル・AV女優のイベント情報サイト「[[イベルト]]」 |accessdate=2016-2-2}}</ref>。<br />
* [[2017年]]3月3日、[[スカパー!アダルト放送大賞]]2017の[[熟女]]女優賞を受賞した<ref name="スカ17">{{Cite web|url=http://news.dmm.co.jp/article/993940/ |title=羽月希が熟女女優界の頂点に立つ!AV女優歴8年目に咲かせた大輪の花!「全てにおいて平均的」だった美少女が艶やかな熟女に成長し栄冠を勝ち取った!【スカパー!アダルト放送大賞2017】|work=DMMニュースR18|date=2017-03-04|accessdate=2017-03-05}}</ref>。<br />
* 特技は[[バドミントン]]と[[百人一首]]<ref name="marks"/>。<br><br />
[[ヨガ]]のレッスンに通っている<ref>公式ブログより</ref>。<br />
<br />
== 作品 == <br />
=== アダルトビデオ ===<br />
==== 井上まさみ 名義 ====<br />
* 処女 現役看護師 井上まさみ20歳 ダマシ!勃起時25cm黒人メガペニスで処女喪失(2008年11月6日、[[ROCKET]])<br />
* アナル処女 井上まさみダマシ!あのAVで処女喪失した天然ウブな現役看護師に絶対気持ちいいから…とウソついてアナルバージンも奪っちゃいました。(2008年12月18日、ROCKET)<br />
* 究極の妄想発明シリーズ第12弾 マネキン化スプレー(2009年2月19日、ROCKET)<br />
* 大物ミュージシャンU激似のあの娘にもう一度逢って顔射したい!(2010年3月18日、ROCKET)<br />
<br />
==== 今井なつみ 名義 ====<br />
; 2009年<br />
* 新・オフィスレディ 6人3時間撮り下し 2(1月23日、[[ビッグモーカル]])<br />
* 極上手コキ vol.5(4月19日、[[ミスター・インパクト]])<br />
* ロリレイプ 4 りょう(4月19日、ミスター・インパクト)<br />
* もしもHな事ができちゃう携帯電話をゲットできたら… 女子校教師 いたずら編(4月24日、[[メディアステーション]])<br />
* 生中出し 新入女子社員 5(6月26日、メディアステーション)<br />
* ロ●ータ足コキ(7月10日、[[I.B.WORKS]])<br />
* フェラコレ 女子校生編(9月15日、[[隼エージェンシー]])[[オムニバス]]作品 他多数出演<br />
* 会社でパコパコしよう。 陵辱中出し編(11月16日、メディアステーション)<br />
<br />
==== 羽月希 名義 ====<br />
{{hidden begin<br />
|toggle = right<br />
|title = 2010年<br />
|titlestyle = background-color:lightgrey;<br />
}}<br />
* 時間を売った女 File.01(2月10日、[[プレステージ (アダルトビデオ)|プレステージ]])<br />
* クチま○こ ゴックン(5月1日、AFRO-FILM)<br />
* (裏)手コキクリニック 〜完全版〜 性交クリニック6(7月8日、[[SODクリエイト]])<br />
* 夏の想い出 羽月希(8月19日、[[タカラ映像]])<br />
* フェラコレ特別編 3 4時間まるごとWフェラ(8月25日、隼エージェンシー) 共演者多数 ※オムニバス作品<br />
* 犯される美人妻 羽月希(8月27日、[[Nadeshiko]])<br />
* 隣の妻は性処理相手(10月25日、タカラ映像)<br />
* フェラコレ2010秋SP(10月25日、隼エージェンシー) 共演者多数 ※オムニバス作品<br />
* 手コキクリニック 12(11月4日、SODクリエイト) 共演:松下ヒロミ、[[瀬奈涼]]、[[内田美奈子 (AV女優)|内田美奈子]]、[[山梨ゆず]]、[[菜菜美ねい]]<br />
* 完全主観ハーレム学園生活(11月18日、[[アキノリ]]) 共演:[[つぼみ (AV女優)|つぼみ]]、[[桜りお]]、[[成瀬心美]]、[[大槻ひびき]]、[[大沢美加]]、[[水城奈緒]]、[[あすかみみ]]、[[星崎アンリ]]、[[直嶋あい]]、[[朝倉ことみ]]、小西レナ、[[橘美穂]]、[[進藤みく]]、小谷真紀、[[春咲あずみ]]<br />
* 気狂い寸止め手コキ 2(11月19日、SEX Agent) 共演者多数 ※オムニバス作品<br />
* 顔面騎乗されてシコられちゃった! II(11月19日、SEX Agent) 共演者多数 ※オムニバス作品<br />
* こだわりの手コキ 4時間SP 38人のハンドメイド 17(11月25日、隼エージェンシー) 共演者多数 ※オムニバス作品<br />
* 教育実習生肉壷扱い のぞみ(11月26日、[[ラマ (アダルトビデオ)|ラマ]])<br />
* 強制射精サークルの女たちに限界までヌカれた僕(12月7日、アキノリ) 共演:あすかみみ、星崎アンリ<br />
* 巨乳ロ●ータ中出し強姦(12月10日、TMA) 共演:[[葵ぶるま]]、牧野絵里、成瀬心美、[[小柳まりん]] ※オムニバス作品<br />
* 現役看護婦在籍 中出し裏風俗(12月24日、[[サムシング (アダルトビデオ)|サムシング]])<br />
{{hidden end}}<br />
<br />
{| class="wikitable sortable collapsible collapsed" style="width:100%"<br />
|+<br />
|-<br />
! colspan="5" style="text-align:left" | 2011年<br />
|-<br />
!タイトル<br />
!発売日<br />
!メーカー<br />
!他出演<br />
!備考<br />
|-<br />
|催眠女子寮-侵蝕-<br />
|rowspan="3"|1月1日<br />
|rowspan="3"|RMQプロジェクト<br />
|rowspan="3"|あすかみみ、[[野中あんり]]、水川葵<br />
|<br />
|-<br />
|催眠女子寮-乱喰-<br />
|<br />
|-<br />
|催眠女子寮 〜集団催眠スペシャルseason4〜 コレクターズBOX<br />
|<br />
|-<br />
|ちょいワル義父に口説かれた嫁<br />
|1月6日<br />
|タカラ映像<br />
|<br />
|<br />
|-<br />
|ロ●ータスパッツ MANIAX<br />
|1月14日<br />
|TMA<br />
|葵ぶるま、[[星山里穂]]、小柳まりん、牧野絵里、成瀬心美<br />
|オムニバス作品<br />
|-<br />
|超贅沢な唾液たっぷり手コキ<br />
|1月21日<br />
|虎堂<br />
|[[倉木あゆみ]]、[[結城みさ]]、[[横山みれい]]、[[百花エミリ]]、[[本条直子]]<br />
|オムニバス作品<br />
|-<br />
|本当にイッてる指オナニー 7<br />
|2月4日<br />
|オフィスケイズ<br />
|[[月嶋美唯]]、[[早坂愛梨]]、[[里谷あい]]、[[百合菜穂子]]、[[宮野麻奈果]]、[[神崎レオナ]]<br />
|オムニバス作品<br />
|-<br />
|闇金少女風呂<br />
|2月10日<br />
|Naked<br />
|桃井りん、あすかみみ、神咲美琴<br />
|オムニバス作品<br />
|-<br />
|催眠 赤 DX 40 ドキュメント編<br />
|rowspan="4"|2月18日<br />
|rowspan="3"|[[アウダースジャパン]]<br />
|<br />
|<br />
|-<br />
|催眠 赤 DX 40 スーパーmc編<br />
|<br />
|<br />
|-<br />
|催眠 赤 DX 40 スーパーコンプリート編<br />
|<br />
|<br />
|-<br />
|愛液クチュクチュオナニー 4<br />
|OFFICE K`S<br />
|相沢えみり、[[有村千佳]]、月嶋美唯、[[大堀香奈]]、[[原沢さな]]、伏見茜、小滝沙由美<br />
|オムニバス作品<br />
|-<br />
|女性専用洗体エステサロン 〜女の体で女を洗うナチュラルBODYマッサージ〜<br />
|rowspan="2"|2月19日<br />
|アキノリ<br />
|橘美穂、小谷真紀、進藤みく、朝倉ことみ、星崎アンリ、小西レナ、直嶋あい<br />
|<br />
|-<br />
|寝静まった女子寮でうなじを舐められ興奮する黒髪娘 〜ポニーテール娘、ツインテール娘、ショートカット娘、デコ出し娘〜<br />
|ナチュラルハイ<br />
|このは、[[初美沙希|しずく]]、大堀加奈<br />
|rowspan="2"|オムニバス作品<br />
|-<br />
|突然背後から無理矢理手コかれちゃった僕。<br />
|rowspan="2"|2月25日<br />
|アロマ企画<br />
|他6名出演<br />
|-<br />
|団地妻 昼間に堪えきれず、膣に流し込まれる悦楽妻たち<br />
|ビッグモーカル<br />
|[[水嶋あずみ]]、小滝紗由美<br />
|<br />
|-<br />
|お義母さん、何でもしてくれるよね?<br />
|3月1日、<br />
|ABC/妄想族<br />
|<br />
|<br />
|-<br />
|絶対に手を出してはいけない相手をレズ夜這い<br />
|rowspan="3"|3月5日<br />
|rowspan="2"|アキノリ<br />
|[[浜崎りお]]、朝倉ことみ、直嶋あい、水嶋あずみ、大槻ひびき、吉川ゆあ、美咲結衣 <br />
|rowspan="2"|オムニバス作品<br />
|-<br />
|酔い潰れた女をバレないように痴漢しちゃった俺。<br />
|[[紗奈]]、春咲あずみ、[[橘ひなた]]<br />
|-<br />
|(裏)手コキクリニック 〜完全版〜 性交クリニック 中出し看護スペシャル3<br />
|SODクリエイト<br />
|[[原明奈]]、[[大堀香奈]]、[[飯島和香]]<br />
|<br />
|-<br />
|白衣狩り 平蔵爺さんの目の前で<br />
|3月17日<br />
|タカラ映像<br />
|<br />
|<br />
|-<br />
|突然、挑発され連続2回しゃぶられちゃった僕。<br />
|rowspan="6"|3月25日<br />
|rowspan="2"|アロマ企画<br />
|他4名出演<br />
|rowspan="2"|オムニバス作品<br />
|-<br />
|小悪魔JK 大胆パンチラコレクション 3<br />
|他5名出演<br />
|-<br />
|ご奉仕痴女4 羽月希 〜わたし!!フェラ!!ごっくん!!H!!大好き〜<br />
|隼エージェンシー<br />
|<br />
|<br />
|-<br />
|人妻レイプ4時間 VI 理不尽に犯されてしまう9人の人妻たち<br />
|rowspan="2"|なでしこ<br />
|他8名出演<br />
|オムニバス作品<br />
|-<br />
|こちら全裸家政婦派遣所 巨乳課 羽月希です。<br />
|<br />
|<br />
|-<br />
|鼻コキ<br />
|東京マニGUN'S<br />
|他4名出演<br />
|rowspan="2"|オムニバス作品<br />
|-<br />
|女子校生のディルドオナニー 9<br />
|4月1日<br />
|オフィスケイズ<br />
|他5名出演<br />
|-<br />
|旅先で嫁を女将に寝盗られた<br />
|rowspan="2"|4月7日<br />
|タカラ映像<br />
|[[岡崎花江]]<br />
|<br />
|-<br />
|バレないように花嫁姿の元カノとこっそりやる<br />
|アキノリ<br />
|浜崎りお、[[鈴木さとみ]]<br />
|オムニバス作品<br />
|-<br />
|寸止めSEXで玩具にされちゃった僕。2<br />
|4月13日<br />
|アロマ企画<br />
|[[鈴木ミント]]、[[前田陽菜]]、[[中山エリス]]<br />
|<br />
|-<br />
|義母の筆おろし<br />
|4月20日<br />
|ルビー<br />
|<br />
|<br />
|-<br />
|箱入り娘<br />
|4月22日<br />
|EROTICA<br />
|<br />
|<br />
|-<br />
|ピンクの肌はスケベ色 泥酔女とヤッた夜<br />
|rowspan="2"|4月25日<br />
|rowspan="2"|ながえスタイル<br />
|橘美穂、[[結城みさ]]、[[桐岡さつき]]<br />
|オムニバス作品<br />
|-<br />
|夫は知らぬ妻の不倫地獄<br />
|結城みさ<br />
|<br />
|-<br />
|予備催眠 SP9<br />
|rowspan="2"|5月2日<br />
|アウダースジャパン<br />
|[[愛音まひろ]]、[[糸矢めい]]、[[みづなれい]]、[[早乙女ルイ]]、[[妃乃ひかり]]<br />
|rowspan="2"|オムニバス作品<br />
|-<br />
|綺麗なお母さんの化粧しているトコ<br />
|映天<br />
|他多数出演<br />
|-<br />
|義父に犯されて… 美嫁いぢり<br />
|5月7日<br />
|[[マドンナ (アダルトビデオ)|マドンナ]]<br />
|<br />
|<br />
|-<br />
|知ってる?セクシー居酒屋の極エッチな裏メニュー<br />
|5月19日<br />
|サディスティックヴィレッジ<br />
|[[石倉えいみ]]、[[長谷川聖那]]、牧野絵里、[[甲斐ミハル]]<br />
|オムニバス作品<br />
|-<br />
|嬲棄山 捕われた少女 8<br />
|5月20日<br />
|MAD<br />
|<br />
|<br />
|-<br />
|NAMANAKA GALS 12<br />
|5月27日<br />
|ピエロ<br />
|[[大塚咲]]、[[優木あおい]]<br />
|rowspan="2"|オムニバス作品<br />
|-<br />
|お母さんとオナニーをお互いに楽しむ特別なひととき 3<br />
|6月3日<br />
|映天<br />
|他11名出演<br />
|-<br />
|信用金庫の人妻<br />
|6月7日<br />
|マドンナ<br />
|<br />
|<br />
|-<br />
|美熟女視姦! 絶対にカメラ目線をはずしてはいけないSEX<br />
|6月8日<br />
|ルビー<br />
|[[平松恵理香]]、[[柳田やよい]]<br />
|オムニバス作品<br />
|-<br />
|ストリップ劇場 6 素人ダンサーオーディション!!<br />
|6月10日<br />
|KTファクトリー<br />
|[[藤沢未央]]<br />
|<br />
|-<br />
|発汗女 2<br />
|6月18日<br />
|KEU<br />
|[[井川ゆい]]、大槻ひびき<br />
|rowspan="2"|オムニバス作品<br />
|-<br />
|おねだり痴女 第4章<br />
|6月25日<br />
|隼エージェンシー<br />
|朝倉ことみ、あすかみみ、[[夏原カレン]]<br />
|-<br />
|近親相姦 凄エロ母の危険な誘惑<br />
|7月1日<br />
|VENUS<br />
|<br />
|<br />
|-<br />
|陵辱・拘束・中出し 性奴隷お嬢さま 【妹・ゆう篇】<br />
|7月7日<br />
|桃太郎映像<br />
|[[篠田ゆう]]、橘ひなた<br />
|rowspan="2"|オムニバス作品<br />
|-<br />
|僕だけの美人家庭教師 2 Hな先生5人のカラダを使った学力向上計画 4時間<br />
|7月8日<br />
|[[ケイ・エム・プロデュース|BAZOOKA]]<br />
|他出演4名<br />
|-<br />
|男なら一度はだきたい スケベなカラダ。<br />
|7月10日<br />
|KAコーポレーション<br />
|<br />
|<br />
|-<br />
|羽月希でござひます。<br />
|rowspan="3"|7月21日<br />
|タカラ映像<br />
|<br />
|<br />
|-<br />
|ハイレグ介護レディのお仕事×老人に思わず、欲情してしまったハイレグ介護レディの秘密<br />
|SODクリエイト<br />
|[[長澤あずさ]]、[[宮崎由麻]]、[[あすかみみ]]<br />
|<br />
|-<br />
|接客中に顔を紅潮させながら感じまくるバイト娘 3 〜ケーキ屋、焼肉屋、花屋、弁当屋〜<br />
|ナチュラルハイ<br />
|このは、[[あずみ恋]]、ありさ<br />
|rowspan="2"|オムニバス作品<br />
|-<br />
|S-Cute 女の子ランキング 2011 TOP10<br />
|7月22日<br />
|S-Cute<br />
|他9名出演<br />
|-<br />
|催眠隷女 CAノゾミ<br />
|7月22日<br />
|催眠隷女<br />
|<br />
|<br />
|-<br />
|キャリア系OL M男社員スパルタ調教 2<br />
|7月25日<br />
|未来・フューチャー<br />
|<br />
|<br />
|-<br />
|Gyu! 真正中出しラブリーデート<br />
|7月30日<br />
|[[モブスターズ]]<br />
|<br />
|<br />
|-<br />
|友人の母親<br />
|8月1日<br />
|VENUS<br />
|<br />
|<br />
|-<br />
|優等生が集まる生徒会の中で行われるえげつないイジメ<br />
|8月5日<br />
|[[フリーダム (アダルトビデオ)|フリーダム]]<br />
|橘ひなた、[[琥珀うた]]、[[愛音麻友]]、[[ミュウ (AV女優)|ミュウ]]<br />
|<br />
|-<br />
|マジックミラー便 リアル逆ナンパ!まだAV慣れしていないフレッシュ新人女優にHな指令むちゃブリます!<br />
|rowspan="4"|8月6日<br />
|rowspan="2"|[[ディープス]]<br />
|[[さとう遥希]]、[[木下若菜]]<br />
|オムニバス作品<br />
|-<br />
|10人姉妹の真ん中に男は僕1人だけ! 大家族4 山田家、海へ行く! 〜太陽の下でもボクのビッグダディ(チ○ポ)は日照り知らず!〜<br />
|橘ひなた、初芽里奈、神木なな、有村千佳 他<br />
|<br />
|-<br />
|彼女の親友に中出ししちゃった俺<br />
|アキノリ<br />
|<br />
|<br />
|-<br />
|手コキクリニック 人間ドック・性機能検査スペシャル<br />
|SODクリエイト<br />
|[[中居ちはる]]、桜花えり、日下部楓、こずえまき、早坂このみ<br />
|<br />
|-<br />
|人妻イカセ地獄 逆恨みの餌食<br />
|8月7日<br />
|マドンナ<br />
|<br />
|<br />
|-<br />
|近親相姦 巨乳義母の誘惑 〜お母さんがしてあげる〜<br />
|8月25日<br />
|[[ジャネス]]<br />
|<br />
|<br />
|-<br />
|残酷放尿地獄 〜馬鹿笑いしながら男に小便をぶっかける黒髪少女〜<br />
|rowspan="2"|9月5日<br />
|rowspan="2"|フリーダム<br />
|橘ひなた、琥珀うた、愛音麻友<br />
|rowspan="2"|オムニバス作品<br />
|-<br />
|恥じらいのあしのうら vol.4<br />
|紗奈、井川ゆい、椿まひる、水澤りの、ミュウ、桜花えり、片桐りの、直嶋あい、もりとまりな、雨宮真貴、水嶋あずみ、黒澤ルナ、小倉莉音、SHU-MEI、愛音麻友、坂本望、霜月るな、琥珀うた、橘ひなた、相葉りか<br />
|-<br />
|デカチン患者とウブな若妻メガネ看護婦<br />
|9月7日<br />
|マドンナ<br />
|<br />
|<br />
|-<br />
|ヤリ捨てアパート のぞみ<br />
|9月15日<br />
|[[ネクスト (アダルトビデオ)|スターパラダイス]]<br />
|<br />
|<br />
|-<br />
|寝取られた看護師<br />
|10月1日<br />
|[[MOODYZ]]<br />
|<br />
|<br />
|-<br />
|女子校生のブルマと太もも 〜むれむれブルマに埋もれた男達〜<br />
|10月5日<br />
|フリーダム<br />
|橘ひなた、琥珀うた、愛音麻友<br />
|オムニバス作品<br />
|-<br />
|淫語中出しソープ 22<br />
|rowspan="2"|10月13日<br />
|AVS collector's<br />
|<br />
|<br />
|-<br />
|鬼嫁に犯される旦那の妹2<br />
|[[ユーアンドケイ (アダルトビデオ)|U&K]]<br />
|[[水沢真樹]]<br />
|<br />
|-<br />
|僕が彼女をしばるとき 昼間にオフィスへ電話をかけて…<br />
|10月15日<br />
|[[ドリームチケット]]<br />
|<br />
|<br />
|-<br />
|舐め娘<br />
|10月20日<br />
|LADY×LADY<br />
|共演:[[川上ゆう]] 他出演:前田陽菜、野中あんり、[[浅乃ハルミ]]、河合杏里、美緒みくる、玉川ルル<br />
|オムニバス作品<br />
|-<br />
|召し上がれ!人妻3人クッキング<br />
|10月28日<br />
|ケイ・エム・プロデュース<br />
|[[森ななこ]]、[[紗奈]]<br />
|<br />
|-<br />
|中出し専用肉便器<br />
|11月1日<br />
|MOODYZ<br />
|<br />
|<br />
|-<br />
|女の子の精飲記念日スペシャル ごっくん Vol.4 羽月希<br />
|11月4日<br />
|[[ラッシュ (アダルトビデオ)|ラッシュ]]<br />
|<br />
|<br />
|-<br />
|有名女優が通う高級レズソープ<br />
|11月18日<br />
|[[クリスタル映像]]<br />
|星野あかり、結城みさ、茜笑美 <br />
|<br />
|-<br />
|彼女が所属している新体操部の顧問とバレないようにやっちゃった俺<br />
|rowspan="2"|11月19日<br />
|アキノリ<br />
|[[瀬名あゆむ]]、岩佐あゆみ<br />
|オムニバス作品<br />
|-<br />
|義父のものすごくいやらしい接吻のトリコになってしまった若妻<br />
|ヒビノ<br />
|<br />
|<br />
|-<br />
|NAMANAKA GALS 18<br />
|11月25日<br />
|ピエロ<br />
|[[篠めぐみ]]、[[倉木みお]]<br />
|オムニバス作品<br />
|-<br />
|君への誘惑<br />
|12月4日<br />
|ラブボディ<br />
|<br />
|<br />
|-<br />
|ホームレスJAPAN無制限生中出し 路上生活者軍団vs羽月希<br />
|12月8日<br />
|ディープス<br />
|<br />
|<br />
|-<br />
|真正中出し大乱交EX 乱淫祭<br />
|12月24日<br />
|モブスターズ<br />
|あずみ恋、[[北川瞳]]<br />
|<br />
|-<br />
|接吻されながらエロ目線で見つめられながらシコシコ手こきをしてくれる人妻たち<br />
|12月25日<br />
|隼エージェンシー<br />
|[[小倉もも]]、[[星野あいか]]、早乙女ルイ、[[町田みなみ]]、[[鈴木ありす]]、京野ななか、[[松すみれ]]、星崎アンリ ほか多数<br />
|オムニバス作品<br />
|}<br />
<br />
{| class="wikitable collapsible collapsed" style="width:100%"<br />
|-<br />
! colspan="5" style="text-align:left" | 2012年<br />
|-<br />
!タイトル<br />
!発売日<br />
!メーカー<br />
!他出演<br />
!備考<br />
|-<br />
|中出し近親相姦 息子に犯された母<br />
|rowspan="2"|1月1日<br />
|VENUS<br />
|<br />
|<br />
|-<br />
|ほろ酔いビアンの夜這いレズ<br />
|U&K<br />
|倉木みお、藤咲沙耶、夏樹カオル、[[北条麻妃]]、水沢真樹<br />
|オムニバス作品<br />
|-<br />
|SEXのハードルが異常に低い世界<br />
|1月7日<br />
|ディープス<br />
|大堀香奈、桐岡さつき<br />
|<br />
|-<br />
|淫欲の罠に堕ちた若妻<br />
|1月15日<br />
|[[ワンズファクトリー]]<br />
|<br />
|<br />
|-<br />
|キモメン大好き女子校生のベロキスと濃厚SEX<br />
|1月19日<br />
|[[CROSS (アダルトビデオ)|クロス]]<br />
|<br />
|<br />
|-<br />
|痴女OL大乱交<br />
|1月25日<br />
|美<br />
|[[芦名未帆]]、早乙女ルイ、[[乙音奈々]]<br />
|<br />
|-<br />
|美少女若妻 変態過ぎて逮捕!?<br />
|2月15日<br />
|ワンズファクトリー<br />
|<br />
|<br />
|-<br />
|時間よ止まれ! レズSP 3<br />
|rowspan="2"|3月8日<br />
|rowspan="2"|[[V&Rプロダクツ]]<br />
|結城みさ、愛原さえ、篠めぐみ、あずみ恋 <br />
|<br />
|-<br />
|有名女優の洗ってないアソコをクンニさせてくれますか?<br />
|[[笠木忍]]、さとう遥希、愛原さえ、希咲あや、[[朝桐光]] <br />
|オムニバス作品<br />
|-<br />
|MOODYZファン感謝祭 バコバコバスツアー2012 小悪魔痴女たちの誘惑大乱交SP<br />
|3月13日<br />
|MOODYZ<br />
|[[MEW (AV女優)|Maika]]、さとう遥希、愛原さえ、ももかさくら、すずきりりか、鈴木ありす、大槻ひびき、霧島あんな、そらのゆめ、このは、木下若菜、[[初美沙希]]、[[真木今日子]]、長澤あずさ、杏子ゆう<br />
|<br />
|-<br />
|[[禁断介護]]<br />
|3月15日<br />
|[[グローリークエスト]]<br />
|<br />
|<br />
|-<br />
|媚薬ザーメン ごっくんジャンキー<br />
|3月19日<br />
|[[エムズ・ビデオ・グループ]]<br />
|<br />
|<br />
|-<br />
|ズボボボフェラ→ごっくんとSEX<br />
|3月22日<br />
|アキノリ<br />
| <br />
|<br />
|-<br />
|3穴FUCK 中出し天国<br />
|4月5日<br />
|SODクリエイト<br />
|<br />
|<br />
|-<br />
|露天混浴温泉郷<br />
|rowspan="3"|4月19日<br />
|グローリークエスト<br />
|[[大堀香奈]]<br />
|<br />
|-<br />
|輪姦緊縛調教 性奴隷に堕ちた美教師<br />
|CREAM PIE<br />
|<br />
|<br />
|-<br />
|スペレズ<br />
|エムズ・ビデオ・グループ<br />
|篠めぐみ<br />
|<br />
|-<br />
|みるみる勃起する奇跡のコスプレ<br />
|4月27日<br />
|バルタン<br />
|<br />
|<br />
|-<br />
|あいつらがレズっているのを見つけてこっそりオナニーしてたらバレてしまった…さてどうする? 3<br />
|5月10日<br />
|アキノリ<br />
|このは、ありさ、前田陽菜、瀬名あゆむ <br />
|<br />
|-<br />
|ぶっかけごっくん299発ザーメンFUCK<br />
|5月11日<br />
|First Star<br />
|<br />
|<br />
|-<br />
|ぶっかけ中出しアナルFUCK!<br />
|5月13日<br />
|MOODYZ<br />
|<br />
|<br />
|-<br />
|本当に気持ちいい乳首舐め手コキ 2<br />
|5月15日<br />
|ワンズファクトリー<br />
|哀川りん、愛原さえ、北川みなみ、北川瞳、北川みなみ、椎名ひかる、原望美、hinano、前田優希、結城みさ<br />
|rowspan="2"|オムニバス<br />
|-<br />
|漆黒の喉奥シャブリスト<br />
|5月18日<br />
|ワープエンタテインメント<br />
|竹内紗里奈、澤村レイコ、篠めぐみ、長澤あずさ、中森玲子、村上涼子<br />
|-<br />
|W美巨乳WアナルW中出し<br />
|5月19日<br />
|エムズビデオグループ<br />
|長澤あずさ<br />
|<br />
|-<br />
|ポニョポニョな私のカラダってダッチワイフ向きですよね。<br />
|5月20日<br />
|NEXT GROUP<br />
|<br />
|<br />
|-<br />
|3人の舞台演出家が「ゴムなし」「偽ザーメンなし」「一発撮り」中出しAVエンターテインメント!!ノーカット!!!「真正」中出しドラマ<br />
|5月24日<br />
|SODクリエイト<br />
|[[友田彩也香]]、一ノ瀬ルカ<br />
|オムニバス作品<br />
|-<br />
|丸ごと!BEST8時間<br />
|6月7日<br />
|マドンナ<br />
|<br />
|rowspan="2"|個人総集編<br />
|-<br />
|THE<br />
|6月13日<br />
|ハヤブサ<br />
|<br />
|-<br />
|絶頂!マゾアナルファック<br />
|rowspan="2"|6月15日<br />
|ピエロ<br />
|<br />
|<br />
|-<br />
|綿パン尻コキ女子校生<br />
|SEX Agent<br />
|<br />
|<br />
|-<br />
|S級熟女コンプリートファイル 4時間<br />
|6月19日<br />
|VENUS<br />
|<br />
|個人総集編<br />
|-<br />
|犯された婚約者[ぬぐい去れない過去]<br />
|6月21日<br />
|タカラ映像<br />
|<br />
|<br />
|-<br />
|Shake Body Ver.27<br />
|6月25日<br />
|AVS collector’s<br />
|<br />
|<br />
|-<br />
|淫尻授業<br />
|7月2日<br />
|実録出版<br />
|<br />
|<br />
|-<br />
|第1回ギャルソンAV企画グランプリノミネート作品 ギャルの身体を手に入れた特別編 いつも僕をいじめるヤンキーの弟が突然、巨乳美少女に変身してしまった!兄弟ふたり部屋で寝泊まりしているうちに童貞の僕はついつい欲情してしまい……。<br />
|7月5日<br />
|[[GARCON]]<br />
|<br />
|<br />
|-<br />
|接吻!(やる!)<br />
|rowspan="2"|7月13日<br />
|FAプロ・プラチナ<br />
|風間ゆみ、つぼみ、北条麻妃、結城みさ、内田美奈子、早乙女らぶ、手塚みや、西城玲華、辺見麻衣 、瀬奈ジュン、五十嵐しのぶ、北谷静香、若菜あゆみ、堀口奈津美、浅井千尋、浅井舞香、加藤ツバキ、新谷彩夏<br />
|オムニバス<br />
|-<br />
|E-BODY×kira☆kira×kawaii*3メーカー連動コラボ作品第1弾! キラカワ☆E学園 爆乳女教師大乱交 熱血性教育改革の幕開け<br />
|[[E-BODY]]<br />
|中森玲子、一ノ瀬ルカ<br />
|<br />
|-<br />
|この女に逃げ場無し怒濤の中出しピストン!<br />
|7月19日<br />
|CREAM PIE<br />
|<br />
|<br />
|-<br />
|極エロ女神の淫語誘惑<br />
|rowspan="2"|7月25日<br />
|AVS collector’s<br />
|<br />
|<br />
|-<br />
|男魂快楽地獄責め 戦慄のマルチプル・オーガズム研究所 第七巻<br />
|MOTHERS ENTERTAINMENT PICTURES<br />
|<br />
|<br />
|-<br />
|天使と悪魔のW責め<br />
|8月9日<br />
|SODクリエイト<br />
|<br />
|<br />
|-<br />
|中出しバイバイ<br />
|8月24日<br />
|EROTICA<br />
|<br />
|<br />
|-<br />
|女王様は羽月希<br />
|rowspan="2"|8月25日<br />
|AVS collector’s<br />
|<br />
|<br />
|-<br />
|被虐のアナル奴隷犬<br />
|マドンナ<br />
|<br />
|<br />
|-<br />
|ノーパンパンストで発情する女たち Ver.1 パンストに張りつくマ●コを濡らす女教師、希24歳<br />
|9月13日<br />
|AVS collector’s<br />
|<br />
|<br />
|-<br />
|アナル 中出し 乱交 ゴックン 11連発 超ハードファック4時間<br />
|9月19日<br />
|エムズビデオグループ<br />
|<br />
|個人総集編<br />
|-<br />
|俺らに優しいゴックン<br />
|9月21日<br />
|ワープエンタテインメント<br />
|<br />
|<br />
|-<br />
|肉欲レイプに感じてしまった人妻<br />
|10月12日<br />
|ケイ・エム・プロデュース<br />
|<br />
|<br />
|-<br />
|キャリアウーマン M男君犯してあげる<br />
|10月19日<br />
|スタイルアート/妄想族<br />
|<br />
|<br />
|-<br />
|二穴中出しFUCK<br />
|11月1日<br />
|ワンズファクトリー<br />
|<br />
|<br />
|-<br />
|M男の願望かなえてあげる<br />
|11月2日<br />
|ケンシロウプロジェクト<br />
|<br />
|<br />
|-<br />
|妻は恥辱と快感の果てに獣になった<br />
|11月13日<br />
|CREAM PIE<br />
|<br />
|<br />
|-<br />
|小便貴婦人<br />
|11月16日<br />
|OFFICE K’S<br />
|<br />
|<br />
|-<br />
|ポルチオエステ・サロン de HEAVEN 千手観音なめくじアクメ 一人目のお客さま<br />
|11月25日<br />
|BabyEntertainment<br />
|<br />
|<br />
|-<br />
|甘えん坊のボクに浴びせられる優しい淫語<br />
|12月1日<br />
|Fetish Box/妄想族<br />
|<br />
|<br />
|-<br />
|サウナレディのお仕事 素人ユーザー無料開放スペシャル<br />
| <br />
|SOD<br />
|<br />
|<br />
|-<br />
|サディスティックな女 BEST 4時間<br />
|12月5日<br />
|ジャネス<br />
|<br />
|個人総集編<br />
|-<br />
|驚き! 不幸なはずが、もの凄くきもち良かった接吻とセックス! 騙されたけど…感じてしまいグショグショに股間を濡らす女の性<br />
|rowspan="2"|12月25日<br />
|サイドビー<br />
|<br />
|<br />
|-<br />
|羽月希の世界<br />
|AVS collector’s<br />
|<br />
|個人総集編<br />
|}<br />
<br />
{| class="wikitable collapsible collapsed" style="width:100%"<br />
|-<br />
! colspan="5" style="text-align:left" | 2013年<br />
|-<br />
!タイトル!!発売日!!メーカー!!他出演!!備考<br />
|-<br />
|とってもエッチなナースたち2||1月11日||ケイ・エム・プロデュース||つぼみ、春原未来、大槻ひびき、松下ひかり||<br />
|-<br />
|オフィス 聖水放尿 顔騎オナニー||1月20日||未来 フューチャー||浅間アリス、大槻ひびき、Maika、中居ちはる||<br />
|-<br />
|家庭教師の胸の谷間が気になって軽い気持ちでちょっかい出したら、チョー肉食系でチンコ握って離してくれない||rowspan="4"|1月25日||クリスタル映像||小倉もも、沙藤ユリ、春希ゆきの||<br />
|-<br />
|見知らぬ男に犯されて… 巨乳妻||なでしこ||||<br />
|-<br />
|マゾ乳 生中出し||ゲインコーポレーション||||<br />
|-<br />
|[[中華なると]]原作 隷従契約 〜美囚芸能オフィス〜 蒼居裕美編||マドンナ||川上ゆう、深田梨菜||<br />
|-<br />
|ごっくん乱交||2月1日||ズッコン/バッコン||つぼみ、大堀香奈、藤原ひとみ||<br />
|-<br />
|人気AV女優を姉にもつ私はこんなにも悩み、苦しみ、そして欲情している———||2月7日||東京ティンティン+||[[南梨央奈]]||<br />
|-<br />
|兄嫁は僕のモノ||2月8日||ケイ・エム・プロデュース||||<br />
|-<br />
|もしもエステサロンのお姉さんが真性レズビアンだったら… 美人レズエスティシャンの性的快楽マッサージに痙攣潮吹き絶頂してしまう美巨乳美女たち||rowspan="4"|2月13日||rowspan="2"|セレブの友||美鈴リリカ、[[山本美和子]]、星崎亜耶、彩凪ゆみ、牧野絵里、南ほのか||<br />
|-<br />
|真・極限催眠 最愛の恋人に裏切られた童顔巨乳美女洗脳ご奉仕快楽白目絶頂連続潮吹きアクメ!||つぼみ||<br />
|-<br />
|羽月希8時間BEST||MOODYZ||||個人総集編<br />
|-<br />
|AV女優さんとエッチしよう! Vol.1||HERO||||<br />
|-<br />
|キスとヨダレとアナル舐め、おまけにフェラと手コキ責め。アドリブ痴女ライブ!!||2月14日||ワープエンタテインメント||||<br />
|-<br />
|OPPAIナーススペシャル ロリ中出し4時間||2月19日||OPPAI||葉月めぐ、さとう遥希、牧瀬みさ、野宮さとみ||<br />
|-<br />
|支配される愛快感泥沼3Pレズビアン 濃密に絡み合う愛欲ベロキス終わらない快感大量潮吹きと裏切られた夜這い強姦生中出し||2月25日||セレブの友||朝倉ことみ、大槻ひびき||<br />
|-<br />
|(裏)手コキクリニック 〜特別版〜 2穴性交クリニック 2||3月7日||SODクリエイト||平子知歌、深田梨菜、姫川きよは||<br />
|-<br />
|悩殺フェロモンむんむんっ!むっちむちボインちゃん家庭教師||3月8日||カルマ||||<br />
|-<br />
|中出しさせてくれる高級人妻風俗嬢 羽月希||3月22日||なでしこ||||<br />
|-<br />
|究極の人格支配催眠 悪用厳禁!五感と記憶をすべてコントロール!変態巨乳美女おもらし白目痙攣絶頂快楽の記録||4月13日||セレブの友||||<br />
|-<br />
|POPむちむちメイドのご奉仕 羽月希||4月19日||Fetish Box/妄想族||||<br />
|-<br />
|厳選されたオンナだけの狭い所オナニー!見ている貴方だけをずっ〜と見つめて汗だく汁だく密室快楽止まらないふしだら自慰行為||rowspan="2"|4月25日||セレブの友||村上涼子、翔田千里、稲川なつめ、月城ありさ、美泉咲、深田梨菜、美山さなえ、大島あいる、天野小雪、桜りお、伊織涼子、大槻ひびき、江波りゅう||<br />
|-<br />
|黒人初解禁 黒人巨大マラ VS 羽月希 27歳 終わらない巨根快楽責め||グローバルメディアエンタテインメント||||<br />
|-<br />
|罠に堕ちた人妻16 悲劇の復讐 犯されたアナル||5月1日||中嶋興業||||<br />
|-<br />
|姉貴が手ブラで家の中をうろちょろするから僕は今日も文句をタレつつ勃起する 羽月希||5月23日||ALEDDIN||||<br />
|-<br />
|催眠淑女 羽月希||6月1日||催眠淑女||||<br />
|-<br />
|性欲処理専門 セックス外来医院 6 真正中出し科||6月6日||SODクリエイト||葵野まりん、小野麻里亜、水希杏||<br />
|-<br />
|トリプルレズビアン 9 〜愛と嫉妬と禁断の姉妹〜||6月21日||クリスタル映像||雨宮真貴、二葉恵||<br />
|-<br />
|熟 羽月希||6月28日||なでしこ||||<br />
|-<br />
|スポ☆はめ HERO学園中出し女子運動部 Vol.1 羽月希||7月13日||HERO||||<br />
|-<br />
|尻伝説 羽月希||7月15日||実録出版||||<br />
|-<br />
|プラチナ熟女コンプリート 羽月希BEST4時間||rowspan="2"|7月19日||エマニエル||||個人総集編<br />
|-<br />
|生中出し痴漢便所4時間 仕事終わりのアフタートイレ痴漢濃厚生中出し陵辱アクメ!||エンペラー/妄想族||美泉咲、新山かえで、大槻ひびき、北川エリカ、初芽里奈、平山こずえ、深田梨奈、水谷シェリー、深津佳乃、柳田やよい、朝倉ことみ、江波りゅう||オムニバス作品<br />
|-<br />
|性感レズエステ 5 女にイカされる汁だく熟女||8月16日||クリスタル映像||真木今日子、朝宮涼子、沢村ゆうみ、中島美和、本庄真弓||<br />
|-<br />
|完全なる飼育 第四章 狙われた人妻…あなたの妻は大丈夫?隣人に監禁調教されたロリ人妻 羽月希 25歳||rowspan="2"|8月25日||GME||||<br />
|-<br />
|人妻たちのパートは意外な程に卑猥||Mellow Moon||初美沙希、美緒みくる、桐岡さつき、有奈めぐみ、矢部寿恵||オムニバス作品<br />
|-<br />
|野外人妻羞恥 22||9月6日||映天||||<br />
|-<br />
|近親乱交 2 義母の過去と嫁の秘密。||9月20日||クリスタル映像||寺崎泉||<br />
|-<br />
|セレブな人妻の不倫現場 旦那は知らない秘密のSEXパートナー禁断生中出し性交||9月25日||セレブの友||翔田千里、滝沢すみれ、北島玲、高下えりか、江波りゅう、深津佳乃、東城佳苗||オムニバス作品<br />
|-<br />
|ペニバンナースの淫語ケツ穴クリニック||10月25日||AVS collector's||||<br />
|-<br />
|雄二ゴメスloves人妻 羽月希 28歳||10月31日||プラム||||<br />
|-<br />
|ぶらりAV女優 Vol.2 (中出しアナル紀行・横浜の旅) 羽月希||11月13日||HERO||||<br />
|-<br />
|ママのリアル性教育||11月21日||グローリークエスト||||<br />
|-<br />
|Sランク!美熟女 羽月希||12月1日||エマニエル||||<br />
|-<br />
|のぞみの挑発チラリズム …若妻が意地悪すぎて困るんです… その4||12月25日||アロマ企画||||<br />
|}<br />
<br />
{| class="wikitable collapsible collapsed" style="width:100%"<br />
|-<br />
! colspan="5" style="text-align:left" | 2014年<br />
|-<br />
!タイトル!!発売日!!メーカー!!他出演!!備考<br />
|-<br />
|寝取り夜這い ③||1月2日||グローリークエスト||美神さゆり、白鳥寿美礼、結城みさ、青山葵||<br />
|-<br />
|女性用医療品メーカーに就職したら先輩OLたちの放尿便器奴隷にされた僕||1月9日||GARCON||大槻ひびき、杏紅茶々、夏川遥||<br />
|-<br />
|お姉様に洗っていないマ○コをクンニさせられ脳でイクッM男240分||2月1日||妄想族||白鳥寿美礼、白河雪乃、小宮山せりな、晴華れい、園田セイラ、伊織涼子、朝霧一花、雨宮琴音、雨宮真貴||<br />
|-<br />
|たわわな爆乳OLは勤務中に変態オヤジのチ○ポを咥え、夜は複数チ○ポで本気イキ。 羽月希||2月25日||スタジオライブ||||<br />
|-<br />
|アナルぴくぴくレズビアン||3月19日||レズれ!||有本紗世||<br />
|-<br />
|あ~やらしい!42 清純派痴女の変態精飲||3月21日||S.P.C|||<br />
|-<br />
|小便姉妹||4月18日||OFFICE K’S||沙藤ユリ、星川麻紀、夏目優希、桜瀬奈、結城みさ、葵こはる、芹沢つむぎ||<br />
|-<br />
|激臭チンボ!!鼻コキ!! 2||4月18日||OFFICE K’S||星川麻紀、芹沢つむぎ、結城みさ、上原花恋||<br />
|-<br />
|たいそうのおねいさん 羽月希||4月24日||タカラ映像||||<br />
|-<br />
|絶叫ぶっ飛び潮吹きお漏らしスケスケパンティー||5月25日||デジタルアーク||鈴木なつ、武井麻希、ayami、大槻ひびき、堀口奈津美、橘なお||<br />
|-<br />
|べろちゅうレズビアン||6月13日||BACK DROP||新井エリー、青山真希、日向小夏、山本美和子、加納綾子、竹内紗里奈、藤原ひとみ、あいかわ優衣、美咲結衣、希咲エマ、稲川なつめ、堀口奈津美、松下美雪、杏紅茶々、結城みさ、秋野みさき、篠田ゆう、川上ゆう、まりか、深田梨菜、朝桐光、香坂澪、二葉恵、相島奈央||<br />
|-<br />
|淫乱女子の縄感度||6月13日||妄想族||加納綾子||<br />
|-<br />
|ネバネバスペルマ ⑲ 羽月希||7月4日||映天||||<br />
|-<br />
|緊縛 美姉妹 レズ調教||7月7日||ビビアン||橘ひなた||<br />
|-<br />
|母のねっとり筆おろし こともあろうに母親に童貞を奪われた僕||7月19日||エマニエル||有沢実紗、櫻井夕樹、堀口奈津美、藤咲沙耶||<br />
|}<br />
{{hidden begin<br />
|toggle = right<br />
|title = 2015年<br />
|titlestyle = background-color:lightgrey;<br />
}}<br />
*アナルに狂った変態ドM水泳インストラクターの肛門中出し性交(1月1日、[[Fitch]])<br />
*お母さんVS組織暴力(2月13日、[[溜池ゴロー (アダルトビデオ)|溜池ゴロー]])<br />
*羽月希ファン感謝 ごっくん中出し 2穴乱交オフ会(5月1日、CORE)<br />
*極太アナル拡張(5月1日、[[MOODYZ]])<br />
*月に一度の危険日!! 3穴中出しオフ会(5月19日、[[エムズ・ビデオ・グループ|エムズビデオグループ]])<br />
*調教オフィス アナル責めでメス犬になる不倫OL(6月13日、[[妄想族 (アダルトビデオ)|ミステリア]])<br />
*食ザーごっくんバイキング2(7月19日、エムズビデオグループ)<br />
*セレブ公開調教(8月6日、[[グローリークエスト]])<br />
*シリーズ団塊18 羽月希の場合 太刀川公章 64歳(9月16日、UIA)<br />
*M DOLES THE BONDAGE CORSET GIRL FETISH(9月25日、AVS collector's)<br />
*強姦ドキュメント5(10月7日、[[アタッカーズ]])<br />
*緊縛人妻中出し(10月13日、溜池ゴロー)<br />
*女スパイ暴虐拷問室14(10月19日、[[シネマジック]])<br />
*悶絶腰砕け アナル拷問(11月1日、MOODYZ)<br />
*あなた、許して…。-欲情に包まれて2-(12月8日、アタッカーズ)<br />
*ガチンコ・希 AVでやってきたエロパフォーマンスはやめろ!!素のエロを全部さらけだせ!!(12月19日、[[ドグマ (アダルトビデオ)|ドグマ]]){{hidden end}}<br />
{{hidden begin<br />
|toggle = right<br />
|title = 2016年<br />
|titlestyle = background-color:lightgrey;<br />
}}<br />
*アナル、咲き乱れて…(1月7日、アタッカーズ)<br />
*逆ショタ奇譚 アナル狂いのショタからケツとマ●コにチ●ポ2本挿しされて旦那の罪を償わされる奥様(1月21日、グローリークエスト)<br />
*残酷猟奇性拷問 忍 号泣の女捜査官 Vol.9(2月19日、BabyEntertainment)<br />
*食ザー露出ハイキング(2月19日、エムズビデオグループ)<br />
*アナル淫語痴女(3月4日、OFFICE K'S)<br />
*思春期チ○ポに興奮する猥褻女家庭教師がした事の全記録(3月17日、グローリークエスト)<br />
*人妻カウガール 家畜小屋の肉便器(4月1日、シネマジック)<br />
*肛虐の生贄人妻アナル調教(4月8日、オルガ)<br />
*完全騙し打ちドキュメント "ひとでなし"(4月19日、[[乱丸 (アダルトビデオ)|乱丸]])<br />
*縄酔い人妻 肉奴隷契約(4月25日、AVS collector's)<br />
*黒髪清純派受付嬢はセックス依存症 某化粧品会社の受付嬢と「平日昼間に密会セックス」(5月25日、シャークス)<br />
*淫語で誘惑 エロ美BODY(6月13日、AVS collector's)<br />
*女囚幻想(6月20日、S&Mスナイパー)<br />
*美人若妻デリヘル嬢奴隷遊戯(8月26日、人妻花園劇場)<br />
*美尻奥さま騎乗位狂い(10月27日、[[タカラ映像]])<br />
*新橋オイルandオイル M男くん大好きなお姉さんたちだけが在籍するお店(11月25日、アロマ企画)<br />
*SODstar 飛鳥りん レズ解禁 ~チアリーディング部の先輩は全員レズビアン~(12月8日、[[SODクリエイト]])共演:[[飛鳥りん]](主演)、[[春原未来]]、[[篠田ゆう]]、[[広瀬うみ]]{{hidden end}}<br />
<br />
{{hidden begin<br />
|toggle = right<br />
|title = 2017年<br />
|titlestyle = background-color:lightgrey;<br />
}}<br />
*広瀬うみに、波多野結衣と羽月希が教えるレズの作法(1月6日、SODクリエイト)共演:[[広瀬うみ]]、[[波多野結衣]]<br />
*パンストディルドオナニー(1月6日、OFFICE K’S)他出演:[[夏希みなみ]]、最上 晶、[[桜ちなみ]]、[[涼宮琴音]]<br />
*クラブ「のぞみ」のママの 謎解きはSEXの後で(1月7日、ルビー)共演:[[八咲唯]]、花岡よし乃<br />
*妄想アイテム究極進化シリーズ 入れ替えノート(1月19日、Rocket)共演:[[木村つな]]、[[緒方ルナ]]、[[花咲りお]]<br />
*レズビアンに囚われた女潜入捜査官~製薬会社に隠された秘密…単独潜入で落ちた罠~(1月19日、ビビアン)共演:[[斉藤みゆ]]、[[浜崎真緒]]、[[加納綾子]]<br />
*母子交尾 ~野仲路~(2月7日、ルビー)<br />
*性欲旺盛・口淫・ベロキス大好き変態娘との一泊二日の温泉旅行(2月16日、グローリークエスト)<br />
*ノーカット撮影汗だく性交。オトナの女の官能的激性交。(2月19日、TEPPAN)<br />
*若作りしてホットパンツ穿いた肉感溢れる欲求不満妻の熟れたデカ尻に興奮した旦那の友人!我慢できず旦那に内緒でチ○ポネジ込むとご無沙汰過ぎて即絶頂!尻肉激揺れするほど激しいピストンで何度もイキまくる!(3月10日、V&R PRODUCE)他出演:[[尾上若葉]]、[[二階堂ゆり]]、[[相澤ゆりな]]<br />
*東京人妻中出し図鑑(3月18日、Mr.michiru)他出演:[[月本愛]]、[[愛咲えな]]、[[柳あきら]]<br />
*乙女ロイド(3月20日、STAR PARADISE)共演:[[琴音さら]]<br />
*蕩けるような眼差しで男の目を見つめながら 愛おしそうにチ○ポをしゃぶるエロ熟女たち(4月25日、セブンエイト)他出演:[[平松恵理香]]、[[柳田やよい]]、[[美神さゆり]]、[[結花ゆず香]]、[[内田彩乃]]、[[山下りん]]、[[吉本昌子]]<br />
*~緊縛~ 8 蓬莱かすみ×羽月希(5月20日、S&Mスナイパー)共演:[[蓬莱かすみ]]<br />
*寝取られ婚約者調教~20発中出し&15発ぶっかけ記録映像~(9月22日、個性派Director’s)<br />
*朝の満員電車で見かけ憧れていた奥さん(結婚指輪で判断)が痴漢に遭遇していたが拒むどころかイキ淫れる痴漢OK妻だった!そうだと知った僕は痴漢行為に初挑戦することを決意して恐る恐る触ってみたら『震えてるわよ…緊張してるの?』と耳元で囁いてきた!(11月7日、VENUS)<br />
*緊縛絶頂人妻潮吹き(11月10日、ケイ・エム・プロデュース)<br />
*【極レア】完全プライベート!羽月希のドスケベ酔っ払いナマパコ動画(11月19日、[[妄想族 (アダルトビデオ)|チキチキカマー]])<br />
*近親相姦~【不言】隣にお父さんがいるのよ~(11月24日、なでしこ)<br />
*自慢のBODYを惜しげもなく晒すスケベ女とのエロエロ温泉デート(12月21日、グローリークエスト)<br />
* 絶頂NTR残酷悲劇 第一話:僕の目の前でイキ続ける哀しき妻の肉体(12月25日、BabyEntertainment)<br />
* 止まらない嫉妬×SEX(12月25日、MAX-A){{hidden end}}<br />
{{hidden begin<br />
|toggle = right<br />
|title = 2018年<br />
|titlestyle = background-color:lightgrey;<br />
}}<br />
* 神パンスト 羽月希 人妻や母、働く制服OL等やらしい熟女の美脚を包んだ生ナマしいパンストを完全着衣でムレた足裏からつま先を味わい尽くす!オナニーや顔騎や足コキ、時には中出し時にはお尻にコスってぶっかけとやりたい放題!(1月11日、親父の個撮)<br />
* Anal Device Bondage X 鉄拘束アナル拷問(2月1日、グローリークエスト)<br />
* 女殺残酷昇天縄物語2(3月1日、中嶋興業)<br />
* ネトラレーゼ 妻を爽やかそうな上司に寝取られた話し。(3月8日、タカラ映像)<br />
* 旦那からの着信は不倫セックス中!!不倫相手に促され電話に出た人妻は、必死に喘ぎ声を押し殺してはいたが、行為がエスカレートし興奮度はMAXに!絶対にバレてる!? 5(3月9日、UMANAMI/KMP)他出演:[[円城ひとみ]]、[[成宮いろは]]、[[浜崎真緒]]、[[桜井彩]]、[[水元恵梨香]]<br />
* 剛毛熟女に濃厚中出し8人(3月9日、なでしこ)他出演:[[井上綾子]]、[[江上しほ]]、とみの伊織、西山あさひ、[[清城ゆき]]、平岡里枝子、[[矢部寿恵]]<br />
* 「私のカラダのせいで興奮させてゴメンなさい」ひとつ屋根の下で年頃の夫の連れ子と暮らす義母は息子から性的視線を向けられても本当は嫌じゃない 2(3月9日、なでしこ)他出演:相沢かな、高島千鶴、川内董、[[有沢実紗]]、[[桐島秋子]]、[[藤崎彩花|藤咲沙耶]]<br />
* 奴隷制度復活 弄ばれる美しき女体(3月13日、FAプロ)他出演:瀬戸すみれ、[[江波りゅう]]、[[武藤つぐみ]]、円城ひとみ、天海しおり、川越ゆい、[[川上ゆう]]<br />
* 徹底主観で低速焦らしフェラチオ ~しつこいぐらいの亀頭責め、咥えてくれたと思えば超スロー、絶頂手前を彷徨い続ける生き地獄~(3月16日、SEX Agent)他出演:[[篠田ゆう]]、[[舞島あかり]]、[[浅田結梨]]、[[青山はな]]、[[紗藤まゆ]]、[[松下美織]]、[[秋吉花音]]<br />
* 顔面騎乗しながらセルフイラマチオ ~男にまたがり興奮する痴女達は自らハードに喉の奥まで咥え込む~(3月16日、SEX Agent)他出演:篠田ゆう、浅田結梨、松下美織、浜崎なお、海空花、青山はな、紗藤まゆ<br />
* 貫通ザーメン!暴発パン中手コキ 2 ~見えない手元が中で大暴れ!蒸し蒸しの密閉空間で行われる秘め事~(3月16日、SEX Agent)他出演:篠田ゆう、浅田結梨、秋吉花音、浜崎なお、海空花、青山はな、紗藤まゆ、松下美織<br />
* 美人妻を容赦なく犯し続ける5時間(3月23日、人妻花園劇場)他出演:大槻ひびき、大場ゆい、推川ゆうり、KAORI、春原未来、早川瀬里奈、浜崎なお、花咲いあん、北条麻妃 他<br />
* 肉親性交 禁じられた性(4月1日、FAプロ)他出演:天野小雪、水嶋アリス、美浦あや<br />
* こぶ縄くいこみ触手棒責め 生殖器をしごかれ悶絶する女たち 2(4月1日、シネマジック)他出演:佐野あい、中里美穂、桐島美奈子、星空もあ、三喜本のぞみ、川越ゆい 他<br />
* 好色レズマンション 同性愛無法地帯(4月13日、FAプロ)他出演:真木今日子、結菜はるか、白鳥寿美礼<br />
* お母さんといっしょ 僕と母と淫靡な湯治と。欲求不満の人妻は温泉旅館で息子に抱かれ激しく悶える近親相姦。12人4時間(4月25日、ビックモーカル)他出演:三島奈津子、川上ゆう、三浦恵理子、北条麻妃、服部圭子、中山香苗、村上涼子、吹石れな 他<br />
* 青姦 ヌケるド迫力映像(5月13日、FAプロ)他出演:川越ゆい、月本愛、葵千恵、春原未来、斉藤みゆ、熊谷麻美、横山夏希、桐島美奈子<br />
* いやぁ!!だめだめだめぇぇぇっ!!!!中出しを嫌がり必死に抵抗する女を完全絶望させる中出し8時間(5月19日、Rookie)他出演:鈴木心春、跡美しゅり、卯水咲流 倉多まお、あず希、河音くるみ 他<br />
* フィスト解禁!痙攣狂いアナルレズ奴隷(6月1日、V)他出演:二階堂ゆり、桑田みのり<br />
* ゴミ捨て場でノーブラ奥さんと遭遇2 胸チラに興奮したのでその場で犯して中出し(6月19日、かぐや姫Pt/妄想族)他出演:明里ともか、吉岡奈々子<br />
* もう二度と見たくない胸糞レズNTR(7月1日、V)他出演:二階堂ゆり、桑田みのり<br />
* 「おばさんの私が下着を盗まれるなんて…」2 自分を女として見てくれるというだけで人妻は発情してしまうので中出しセックスのハードルが低い!(7月19日、かぐや姫Pt/妄想族)他出演:明里ともか、吉岡奈々子<br />
* 綺麗な女を犯したい!可愛い女を犯したい!イイ女を犯したい!ヤリたいことは全部やる!徹底的に犯しまくる8時間(7月19日、Rookie)他出演:鈴木心春、きみと歩実、跡美しゅり、かすみ果穂、川上ゆう、美雪ありす、本田莉子、希志あいの、原千草 他<br />
* パンチラ好きのあなたがフルボッキで思わずシコシコしてしまう!挑発!誘惑!大胆パンモロ!(7月27日、ケイ・エム・プロデュース)他出演:舞坂仁美、水谷あおい、相澤ゆりな、絢森いちか、あゆな虹恋、加納綾子、篠田ゆう、大場ゆい 他<br />
* フィストファッカー(8月2日、グローリークエスト){{hidden end}}<br />
<br />
=== 海外配信作品===<br />
*好色妻降臨 Vol.23 羽月希 (Sky High)<br />
*夫の目の前で犯されてしまった若妻 羽月希 (HD)<br />
*僕の彼女が羽月希だったら〜特別編集版 (カリビアンコム)<br />
*夫の目の前で犯されてしまった若妻 (カリビアンコム) <br />
*恐怖のなかだ新聞 後編 羽月希 (ドラマコレクション )<br />
*レッドホットジャム RED HOT JAM Vol.249 夫の目の前で犯されてしまった若妻 羽月希 (Sky High )<br />
*人妻アイドル 近親相姦 Part.1 羽月希 (トリプルエックスFHD )<br />
*Empire Vol.5 〜淫乱美麗〜 羽月希 (トリプルエックスFHD )<br />
*淫乱美痴女・希とひなたに玩ばれて ?デュアル淫プレッション? 羽月希 橘ひなた (HEYZO )<br />
*217 縛られた教育実習生 羽月希 (Red Hot Jam)<br />
*224 Premium Pussy 羽月希 (Red Hot Jam)<br />
<br />
=== イメージビデオ ===<br />
*Nozomi ティータイムラヴァー(2016年12月15日、REbecca)<br />
*Aphrodite(2017年9月15日、ファインピクチャーズ)<br />
<br />
== 出演 ==<br />
=== 一般映画===<br />
* プリンセス 甘く危険な休日(2017年7月9日、OP PICTURES) - マリア(マルゲリータ) 役<ref>{{cite web|url=http://eiga.com/movie/87088/|title=プリンセス 甘く危険な休日|accessdate=2017.11.21|date=|publisher=映画.com}}</ref><br />
=== ピンク映画===<br />
* 抱きたい人妻 こすれる感触(2012年、監督:[[吉行由実]])<br />
* 新婚妻の性欲 求める白い肌(2012年、監督:吉行由実)<br />
* 義父の愛撫 くい込む舌先(2013年、監督:吉行由実)<br />
* 崖っぷちの熟女たち(2015年、監督:[[竹洞哲也]])<br />
<br />
=== オリジナルビデオ ===<br />
* マーダーフィルム ストーカーに狙われたメイド(2013年9月13日、JVD)<br />
<br />
=== テレビ ===<br />
* [[おとなの子守唄]](2013年7月5日、[[サンテレビ]])…「ツルーカス監督の芸術は爆発だ!」ゲスト<br />
*AV姫tv(2016年6月4日 - 、AV王(スカパー)、YouTube)※篠田ゆう・蓮実クレア・涼川絢音とのレギュラー番組<br />
<br />
=== ゲーム ===<br />
* [[龍が如く0 誓いの場所]](2015年3月12日、[[セガ]])神味庵 従業員・希 役<br />
<br />
=== web配信 ===<br />
*Marks group×Lotus group PresentsオールスターAV女優ここに集結!エロ汁ブシャームラムラ祭り(2014年5月30日、ニコニコ生放送)共演:[[阿部乃みく]]、[[有村千佳]]、[[かすみ果穂]]、[[桜井彩]]、[[さとう遥希]]、[[初美沙希]]、安田理央<br />
* [[トイズハート]]プレゼンツ[[ブブカ_(雑誌)|BUBKA]]「きのう誰食べた?」(2015年4月2日、[[ニコニコ生放送]])*ゲスト<ref>[http://live.nicovideo.jp/watch/lv215450176 4月2日(木)21時00分より、爽やかでエッチなAV女優、羽月希ちゃん登場。「きのう誰食べた?」生放送!!]</ref><br />
* 桃色♡ゲームチャンネル(2018年1月25日、2月15日、3月1日 - 、[[AbemaTV]]ウルトラゲームス)<ref>{{Cite web|url=https://abema.tv/channels/ultra-games/slots/9XBk6iNEztmWVd|title=桃色♡ゲームチャンネル#1|accessdate=2018-1-28|date=2018-1-25|publisher=AbemaTV(アベマTV)}}</ref><br />
* [[トイズハート]]プレゼンツ「ハートの部屋(仮)」(2018年3月2日、[[ニコニコ生放送]])*第25回ゲスト<ref>[http://nico.ms/lv310951767 第25回ゲスト:羽月希]</ref><ref>{{Cite news |title=ナチュラルエロの羽月希ちゃんが「ハートの部屋(仮)」の第25回ゲスト<麻雅庵のセクシーアイドル覗きアナ>|newspaper=[[東京スポーツ|東スポ裏通りWeb]] |date=2018-03-15 |url=http://www.dansen-web.com/article/detail/0503738/}}</ref><br />
<br />
== 書籍 ==<br />
=== 写真集 ===<br />
* Love Letter(2012年7月18日、[[双葉社]]、撮影:横山こうじ)ISBN 978-4575304398<br />
*原寸大おっぱい図鑑 Ecstasy(2017年11月17日、[[一迅社]]、撮影:[[須崎祐次]])Fカップ担当<ref>{{Cite news|title=今度はA~0まで生まれたままの原寸大! セクシー女優30名の「原寸大おっぱい図鑑 Ecstasy」が刊行~ブラジャーなんて邪魔だった!?|last=株式会社インプレス|url=https://netatopi.jp/article/1092862.html|accessdate=2018-06-17|language=ja-JP|work=ネタとぴ}}</ref> ISBN 978-4758015790<br />
<br />
=== ポーズ集 ===<br />
*セクシャルヌード・ポーズBOOK act 羽月 希(2017年2月27日、[[二見書房]]、撮影:長谷川朗)ISBN 978-4576170305<br />
*ビジュアルヌード・ポーズBOOK Dessin(2018年5月28日、[[二見書房]]、撮影:長谷川朗)<br />
<br />
=== 電子書籍 ===<br />
* [http://www.infotop.jp/click.php?aid=169900&iid=59540 潜入!エンドレス・エクスタシー実践セミナー 羽月希の場合](ココロとカラダ有限会社)<br />
<br />
<br />
== 脚注 ==<br />
{{脚注ヘルプ}}<br />
{{Reflist}}<br />
<br />
== 羽月希の画像 ==<br />
* [[羽月希画像]]<br />
* [[羽月希画像2]]<br />
<br />
== 外部リンク ==<br />
* [http://blog.livedoor.jp/hadukinozomi/ 羽月希 オフィシャルブログ] - 公式ブログ<br />
* [http://marks.fm/contents/model/230/ アットマークス 羽月希] - 営業協力会社紹介ページ<br />
* [http://skyhighpremium.com/actress/catid_4-itemid_1625.html スカイハイエンターテインメント 女優紹介 羽月希]<br />
* [http://www.s-cute.com/girls/189_nozomi/ S-Cute内紹介ページ]<br />
<br />
{{デフォルトソート:はつき のそみ}}<br />
[[Category:日本のAV女優]]<br />
[[Category:ビッグモーカル女優]]<br />
[[Category:ミスター・インパクト女優]]<br />
[[Category:アイビーワークス女優]]<br />
[[Category:隼エージェンシー女優]]<br />
[[Category:プレステージ女優]]<br />
[[Category:映天女優]]<br />
[[Category:SOD女優]]<br />
[[Category:タカラ映像女優]]<br />
[[Category:なでしこ女優]]<br />
[[Category:スティルワークス女優]]<br />
[[Category:TMA女優]]<br />
[[Category:アロマ企画女優]]<br />
[[Category:オフィスケイズ女優]]<br />
[[Category:アウダースジャパン女優]]<br />
[[Category:アキノリ女優]]<br />
[[Category:ナチュラルハイ女優]]<br />
[[Category:妄想族女優]]<br />
[[Category:ながえスタイル女優]]<br />
[[Category:マドンナ女優]]<br />
[[Category:桃太郎映像女優]]<br />
[[Category:ケイ・エム・プロデュース女優]]<br />
[[Category:未来・フューチャー女優]]<br />
[[Category:モブスターズ女優]]<br />
[[Category:ディープス女優]]<br />
[[Category:フリーダム女優]]<br />
[[Category:ジャネス女優]]<br />
[[Category:スターパラダイス女優]]<br />
[[Category:東京都出身の人物]]<br />
[[Category:1988年生]]<br />
[[Category:存命人物]]</div>
防人
http://ja.yourpedia.org/mediawiki/index.php?title=%E3%82%BF%E3%83%A2%E3%83%AA%E3%81%AE%E3%83%9C%E3%82%AD%E3%83%A3%E3%83%96%E3%83%A9%E5%A4%A9%E5%9B%BD&diff=382306
タモリのボキャブラ天国
2020-01-17T13:25:08Z
<p>防人: SEOに熱心なMuttley (トーク) による編集を 59.147.55.25 による直前の版へ差し戻しました</p>
<hr />
<div>{{基礎情報 テレビ番組<br />
|番組名=タモリのボキャブラ天国<br />
|画像=<br />
|画像説明=<br />
|ジャンル=[[バラエティ番組]]<br />
|放送国={{JPN}}<br />
|放送局=[[フジテレビジョン|フジテレビ]]<br />[[ハウフルス]]<br />
|企画=<br />
|製作総指揮=<br />
|監督=<br />
|演出=[[菅原正豊]](総合演出)<br />
|原作=<br />
|脚本=<br />
|プロデューサー=高浦康江<br />
|出演者='''司会'''<br />[[タモリ]]<br />[[ヒロミ]]<br />[[谷村新司]]<br />'''アシスタント'''<br />[[小島奈津子]]<br /><small>(元フジテレビアナウンサー)</small><br />[[西山喜久恵]]<br /><small>(フジテレビアナウンサー)</small><br />[[荒瀬詩織]]<br /><small>(元フジテレビアナウンサー)</small><br /> [[加藤綾子]]<br /><small>(フジテレビアナウンサー)</small><br />ほか<br />([[#出演者|出演者]]を参照)<br />
|音声=[[ステレオ放送]]<br />
|字幕=[[文字多重放送]](大復活祭のみ)<br />
|データ放送=<br />
|OPテーマ=<br />
|EDテーマ=[[#主題歌|主題歌]]を参照<br />
|外部リンク=http://www.fujitv.co.jp/b_hp/vocaten/index_frame.html <br />
|外部リンク名=フジテレビ<br />
|番組名1=タモリのボキャブラ天国<br />
|放送時間1=毎週水曜 19:30 - 19:58<br />
|放送分1=28<br />
|放送枠1=<br />
|放送期間1=[[1992年]][[10月14日]] - [[1993年]][[9月22日]]<br />
|番組名2=タモリのSuperボキャブラ天国<br />
|放送時間2=毎週水曜 22:00 - 22:54<br />
|放送分2=54<br />
|放送枠2=<br />
|放送期間2=[[1994年]][[4月13日]] - [[1996年]][[9月25日]]<br />
|番組名3=タモリの超ボキャブラ天国<br />
|放送時間3=毎週水曜 22:00 - 22:54<br />
|放送分3=54<br />
|放送枠3=<br />
|放送期間3=1996年[[10月16日]] - [[1997年]][[3月19日]]<br />
|番組名4=新ボキャブラ天国<br />
|放送時間4=毎週日曜 23:45 - 24:45<br />
|放送分4=60<br />
|放送枠4=<br />
|放送期間4=1997年[[4月13日]] - [[9月14日]]<br />
|番組名5=黄金ボキャブラ天国<br />
|放送時間5=毎週火曜 20:00 - 20:54<br />
|放送分5=54<br />
|放送枠5=<br />
|放送期間5=1997年[[10月7日]] - [[1998年]][[3月10日]]<br />
|番組名6=家族そろってボキャブラ天国<br />
|放送時間6=毎週火曜 20:00 - 20:54<br />
|放送分6=54<br />
|放送枠6=<br />
|放送期間6=1998年[[4月14日]] - [[9月8日]]<br />
|番組名7=続!ボキャブラ天国<br />
|放送時間7=毎週土曜 25:45 - 26:25(関東)<br /><br />
|放送分7=40<br />
|放送枠7=<br />
|放送期間7=1998年[[10月17日]] - [[1999年]][[3月27日]]<br />
|番組名8=歌うボキャブラ天国<br />
|放送時間8=毎週土曜 25:45 - 26:25(関東)<br /><br />
|放送分8=40<br />
|放送枠8=<br />
|放送期間8=1999年[[4月17日]] - [[9月25日]]<br />
|番組名9='''祝タモリのボキャブラ天国 新春復活スペシャル'''<br />
|放送時間9=23:55 - 25:25<br />
|放送分9=90<br />
|放送枠9=<br />
|放送期間9=[[2003年]][[1月2日]]<br />
|番組名10='''タモリのボキャブラ天国 大復活祭スペシャル'''<br />
|放送時間10=19:00 - 21:48<br />
|放送分10=168<br />
|放送枠10=<br />
|放送期間10=[[2008年]][[9月28日]]<br />
|特記事項=ナレーター:[[真地勇志]] ほか<br />
}}<br />
『'''ボキャブラ天国'''』(ボキャブラてんごく)シリーズは、[[フジテレビジョン|フジテレビ]]系列で[[ハウフルス]]と共同制作され、放映されていた[[バラエティ番組]]である。通称『'''ボキャブラ'''』もしくは『'''ボキャ天'''』、『'''ボキャブラ天国'''』。この番組で人気が出た[[芸人]]が多数存在する。[[タモリ]]の[[冠番組]]の1つである。[[ステレオ放送]]、[[文字多重放送]]・[[ハイビジョン]]制作(大復活祭のみ)。<br />
<br />
この項では『タモリのボキャブラ天国(以下「初代」と呼称)』及び以下のシリーズ番組について記す。<br />
<br />
{{ポータル}}<br />
* [[ボキャブラ天国シリーズに登場したキャブラー一覧]]<br />
<br />
== 番組の沿革 ==<br />
<br style="clear:both"/><br />
{| class="wikitable"<br />
!番組タイトル!!放送期間!!放送時間!!サブタイトル<br />
|-<br />
|'''タモリのボキャブラ天国'''||style="white-space:nowrap"|[[1992年]][[10月14日]] - <br/>[[1993年]][[9月22日]]||水曜日<br/>19:30 - 19:58||文科系語学エンターテイメントのパイオニア<br />
|-<br />
|'''タモリのSuperボキャブラ天国'''||[[1994年]][[4月13日]] - <br/>[[1996年]][[9月25日]]||水曜日<br/>22:00 - 22:54||超文科系語学エンターテイメントのパイオニア<br />
|-<br />
|'''タモリの超ボキャブラ天国'''||1996年[[10月16日]] - <br/>[[1997年]][[3月19日]]||水曜日<br/>22:00 - 22:54||超文科系語学ヒューマンドキュメントのパイオニア<br />
|-<br />
|'''新ボキャブラ天国'''||1997年[[4月13日]] - <br/>[[9月14日]]||style="white-space:nowrap"|日曜日<br/>23:45 - 24:45<ref>『[[プロ野球ニュース]]』が『[[Grade-A]]』として日曜のみ22:00 - 23:00に放送されたことに伴う枠交換。[[フォーミュラ1|F1]]編成時休止で月末(例外あり)で来月の放送日の告知を放送した[[9月30日]]のみ、24:35 - 25:35に放送</ref>||嗚呼砕け散る言葉と笑いの交差点<br />キャブラー達の集団暴走スクランブル<br />
|-<br />
|'''黄金ボキャブラ天国'''||1997年[[10月7日]] - <br/>[[1998年]][[3月10日]]||火曜日<br/>20:00 - 20:54||嗚呼砕け散る言葉と笑いの黄金伝説<br />キャブラー達の集団暴走アミューズメント<br />
|-<br />
|'''家族そろってボキャブラ天国'''||1998年[[4月14日]] - <br/>[[9月8日]]||火曜日<br/>20:00 - 20:54<br />
|-<br />
|'''続!ボキャブラ天国'''<ref>通常の表記は「続!」だが、タイトルロゴ上は「続…」になっている。</ref>||1998年[[10月17日]] - <br/>[[1999年]][[3月27日]]||土曜日<br/>25:45 - 26:25<ref name="kanto">関東地方</ref><br />
|-<br />
|'''歌うボキャブラ天国'''||1999年[[4月17日]] - <br/>[[9月25日]]||土曜日<br/>25:45 - 26:25<ref name="kanto"/>||土曜の夜の大人のひととき<br/>あなたもこの店に遊びに来ませんか?<br />
|-<br />
|'''ボキャTV 限りなくボキャブラに近い天国<br/>お笑いサバイバル温泉ツアー大作戦!!'''||1999年[[10月2日]]||26:10 - 27:10<ref name="kanto"/><br />
|-<br />
|'''祝タモリのボキャブラ天国<br/>新春復活スペシャル'''||[[2003年]][[1月2日]]||23:55 - 25:25||文科系語学エンターテイメントのパイオニア<br />
|-<br />
|'''タモリのボキャブラ天国<br/>大復活祭スペシャル'''||[[2008年]][[9月28日]]||19:00 - 21:48||元祖!超文科系語学エンターテイメントのパイオニア<br />
|}<br />
<br />
== 内容 ==<br />
シリーズにより内容が異なる。<br />
<br />
=== 初代および「Super-」でのルール ===<br />
; 概要<br />
: [[視聴者]]から投稿される「ボキャブった」作品(格言・物や人の名前・歌の歌詞などのダジャレ・替え歌をVTR化したもの)を品評する。VTRは番組が制作するが、投稿者の指示に基づき制作された作品や投稿者自らビデオ撮影して制作した作品もあった。なお、[[ペンネーム]]を使用しての投稿および匿名希望での投稿は(番組開始当初の短期間を除き)一切認められなかった。視聴者投稿作品は「Super-」最終回まで約2700作品作られた。<br />
: 「Super-」より、若手芸人参加の「ボキャブラ発表会・ザ・ヒットパレード」のコーナーが開始。開始当初は不評だったが徐々に人気が出て行き、「超-」以降は視聴者投稿作品が封印されヒットパレードを60分バージョンにした形式にリニューアルされた(こちらのルールは後述)。<br />
: 「Super-」末期では1つのアーティストにしばった特集「ボキャブラ・ナウ・アーティスト」のコーナーもあり、そのアーティストの曲のボキャブラ作品をいくつか流した。<br />
; 作品の応募方法<br />
: 原則として[[はがき|ハガキ]]による応募のみ。ただし、VTR応募の場合はテープを同封した封筒での応募も可能だった。<br />
; 品評・評価<br />
: パネリストが手元のボタンを押す方式で品評は行われ、ボタンを押すと「電球」が点灯する。大いにウケた場合は「大玉」、まあまあの場合は「小玉」でつまらない作品には点灯しない。<br />
: 各パネリスト個人の評価は、席にある二股ソケットの点灯している電球の大小および席後部の電飾でわかる。ただし司会であるタモリの個人評価は電球のみでしか表示されなかったが[[1994年]][[9月28日]]放送の超豪華スペシャルからタモリの席にも電飾が付き(席の中央)、[[1995年]][[3月29日]]放送のスペシャルからは席後部の電飾でわかるようになった。<br />
: パネリスト全員が「大玉」評価をした場合、効果音とともに司会者席後部一面の電飾が点滅する。<br />
: 上記の品評を参考にした上でX座標=左「シブイ」・右「インパクト」、Y座標=上「知的」・下「バカ」の相関図パネル「''ボキャブラ・マトリックス''」(製作:[[マサチューセッツ工科大学]]とフジテレビの共同作成(1995年秋スペシャルからのマトリックス)、[[島津製作所]](2003年復活スペシャルのマトリックス))に作品の書かれたハガキ大のマグネットを貼り付けることによって最終評価を行う。各座標は10段階あり、基本的にどこかの交点にマグネットを貼り付ける<ref>単純に「バカ」度の強い作品が「バカ10・0」、もしくはただの「'''バカ'''」に貼られたケースもある。</ref>。「マトリックス」の各エリアには、「<span style="color:red">'''バカパク'''</span>」「<span style="color:blue">'''バカシブ'''</span>」「'''<span style="color:yellow">インパク知'''</span>」「<span style="color:green">'''シブ知'''</span>」というエリア名がつけられており、【X座標=右に9、Y座標=下に10】の位置に貼り付けられたときには「バカパクの9・10」と呼ばれる<ref>多くネタが貼られたエリアは「バカパク」→「バカシブ」→「シブ知」→「インパク知」の順である。</ref>。また、どの部門にも属さない場合、ど真ん中の(0,0)に貼られる事もごく稀にあった。評価するに値しない、面白くない作品はマトリックスの下にある箱に廃棄される。番組開始当初は「没」という表記だったが、[[大島渚]]が「つまらないからポイしちゃえよ」と言ったことより、以降没ネタは「ポイ」と呼ばれることになる。ちなみに記念すべき第一回の最初のネタは「ポイ」である。<br />
: パネリストの評価・意見はあくまでも参考であり、最終的にどこに貼り付けるかはタモリの独断による。観客によって影響されることもよくある。稀にある程度の評価があっても独断で「ポイ」にすることもあった。逆に「ポイ」の作品がボキャブラ賞に決定し、「ポイ」の中から取り出されることもあった。<br />
: 「ポイ」に廃棄しようとするとアシスタントの小島奈津子はポイを阻止しようとタモリの説得を試みるのがお約束であったが、タモリはあらゆる手段を用いて(小島をボキャブラ・マトリックスの側面に誘導してその隙にポイに入れる等)無理矢理ポイを行っていた。逆に、小島にとって不都合な作品(主に小島をネタにした作品)が出た時に「これはポイですよ」と小島が言ったがタモリに拒否され、ポイされなかったこともある。<br />
: 面白くないものの「ポイ」するほどでもない作品に対しては「'''欄外'''」「'''小島預かり'''」とされるが、評価としては「ポイ」相当として扱われる。また、「ポイ」よりもひどい(「ポイ」する価値もない)作品は「'''問題外'''」<ref>「問題外」は過去に2作品ある。[[1993年]][[9月22日]]放送の(「タモリのボキャブラ天国」)最終回スペシャルで[[田中義剛]]、[[森脇健児]]の作品が「問題外」となった。</ref>として小島のテーブルの下に置かれた。<br />
: さらにスタジオが大爆笑の渦となりマトリックスでは表し切れない場合には「'''寿'''」という評価が出され、セットの床に大きく書いてある「寿」の字の上に置かれる。事実上の最高評価である<ref>ヒロミが考案したため、事実上ヒロミの判断でなされた。実際にタモリの推薦に対し、「同じ週に複数の寿が出ると、寿の価値が下がる」との理由で拒否した例がある。なお、「寿」は過去に4作品ある。</ref>。<br />
: この時代のフォーマットで制作された復活スペシャルでは「ボキャブラ・マトリックス」にバカで知的である「'''バカ知'''」が作られたが、従来のマトリックスには「バカ知」がないためY座標(知的)線上に貼られた。「バカ知」作品は2作品ある。<br />
: マトリックスの形状は初期の前半(1992年10月〜[[1993年]]3月)は[[正方形]]であったが、初期の後半(1993年4月〜)から円に変わり周辺に動く飾り物や[[ナイトライダー]]に出てくる「ナイト2000」のフロント部のようなLEDが「ポイ」口の上部に取り付けられた。また、「Super-」初期には「ポイ」時に電子音も鳴った。その前の、最初期の頃は評価の度合(例・バカ9シブイ1)を示す目盛りはなく、ただ「バカシブ」「バカパク」「シブ知」「インパク知」と呼んでいたが、のちに初期の前半の形状になった。<br />
; 賞及び賞品<br />
: 作品が採用された投稿者には「ボキャ天小[[座布団]]」が贈られた。<br />
: また以下のような賞があり、毎週それぞれ1作品ずつ選ばれ、副賞が贈られた。まれに該当無し、又は2作品選ばれることがあった。<br />
:; ボキャブラ賞<br />
:: その週の最優秀作品<br />
::* ボキャブラ天国時代…賞金5万円と二股スタンドトロフィー(トロフィーの台座の上に、電球つき二股ソケットが付いた物)<br />
::* SUPERボキャブラ天国時代(1994年[[4月13日]]〜1995年[[9月20日]])…末広がりの賞金8万円(フジテレビが関東地区では8チャンネルであることに由来)<br />
::* 同(1995年[[10月18日]]〜1996年[[8月14日]])…末広がりの賞金8万円+大座布団「雅」<br />
::* 同(1996年[[8月21日]]〜[[9月18日]])…末広がりの(小島のナレーションでは、「イチかバチかの」と称している)賞金18万円+大座布団「雅」<br />
:; 大ザブ賞<br />
:: その週の次点作品<br />
::* ボキャブラ天国、SUPERボキャブラ天国時代共通…「ボキャ天大座布団」(ただし、1996年8月21日〜9月18日は末広がりの賞金8万円が追加された)<br />
:; LOVEザブ賞<br />
:: 「SUPERボキャブラ天国時代」のコーナー「大人のボキャ天」、「いけないボキャ天」、「ピンクのボキャ天」、「夜のボキャ天」内の最優秀作品(「普通作品」の中からも選ばれることがあった)<br />
::* 1994年4月13日〜1995年9月20日 - 「ボキャ天ラブ座布団」(細長いクッション)<br />
::* 1995年10月18日〜1996年8月14日 - 「ボキャ天桃色ラブ座布団」(細長い[[クッション]]のピンクバージョン)<br />
::* 1996年8月21日〜1996年9月18日 - 「ボキャ天桃色ラブ座布団」+末広がりの賞金8万円<br />
: ボキャブラ賞の選定はタモリとパネリストの合議によって決められ、観客の拍手はあまり考慮されない<ref>ただし1度だけ、ボキャブラ賞に決まりかけた作品に対して観客が大ブーイングして、結果別の作品がボキャブラ賞になったことがある。このときは観客のブーイングによって、パネラーを動かしたことになる。</ref>。しかし、その週の雰囲気によってボキャブラ賞に選ばれた作品が翌週(冒頭の、前回のボキャブラ賞作品の紹介)では全くウケないことがしばしばあり、ボキャブラ賞に選ばれるには単に面白い作品というだけでなく運も必要とされた。<br />
; スペシャル番組<br />
: 半年に1度、過去のノミネート作品から優れたものを選ぶスペシャル番組が放送された。これにより上・下半期の大賞に選ばれた作品には、<br />
:* ボキャブラ大賞 - 「ボキャ天美麗掛け布団」(途中から、安眠枕「夢」も付けられた)<br />
:* LOVEザブ大賞 - 「ボキャ天超ロングラブ座布団」(通常のLOVE座布団よりも長い)<br />
: がそれぞれ贈られた。また、初代の最初のスペシャル放送のみボキャブラ・マトリックスの座標は2倍の20段階となっていた。<br />
: また、年末スペシャルは「有名人ボキャブラ大賞」が放送された。以下の2部門があり、それぞれ1名ずつ選ばれ、副賞が贈られた。<br />
:* 作品賞グランプリ - スペシャルの出演者が考えた、新作ボキャブラ作品を品評する。<br />
:** 1994年・1995年共通「ボキャ天美麗掛け布団」(1995年には「誉」が付くが同じである)<br />
:* 主演賞グランプリ - 有名人の出演したボキャブラ作品のVTRから選考。授賞対象はVTRに出演した有名人。<br />
:** 1994年「ボキャ天大座布団」(5枚組セット)、1995年「ボキャ天大座布団『雅』」(5枚組セット)<br />
: 有名人ボキャブラ大賞の受賞者は次の通り。<br />
:* 1994年<br />
:** 作品賞 [[小島奈津子]]<br />
:** 主演賞 [[川合俊一]]<br />
:* 1995年<br />
:** 作品賞 [[赤坂泰彦]]<br />
:** 主演賞 [[蛭子能収]]<br />
<br />
=== 「超-」〜「家族」でのルール ===<br />
若手芸人(番組では'''キャブラー'''と呼称<ref>この時期は番組が若手お笑い芸人の登竜門的な存在でもあったために、ボキャブラに限らずこの時期に登場したお笑い芸人を番組名を冠して「'''ボキャブラ世代'''」もしくは「'''ボキャ天世代'''」と呼ぶ場合がある。</ref>)によるコントとボキャブラを組み合わせた作品をランキング形式で評価する。「超-」より、評価に「中玉」が加わる。「大玉=3点」「中玉=2点」「小玉=1点」、パネリスト10人で30点満点<ref>ただし、「超-」初期はタイトルと合わせたのか、中玉→大玉、大玉→超大玉と呼称していた。30点満点は爆笑問題が2回、BOOMER、[[くりぃむしちゅー|海砂利水魚]]、[[松本ハウス]]、[[ネプチューン (コントグループ)|ネプチューン]]、[[Take2]]が1回ずつ記録している。</ref>。この評価方法にてキャブラーのネタを審査し、毎週ランキングを決定する(同点の場合は前回順位の上位が優先される)。ランキングは1位から10位までの「'''メジャー'''」と11位以下の「'''チャレンジャー'''」に分けられ、それぞれの扱いには差が設けられていた。なお、メジャーとチャレンジャーは別々にランキングが決められる。またメジャー下位とチャレンジャー上位との[[入れ替え戦]]制度があり、その成績によって昇降格が行われた(後に自動昇降格と入れ替え戦の併用や、自動昇降格のみの制度となった)。<br />
* なお「超-」の一回目では、ヒットパレード時代の成績を考慮し、暫定順位を付けてのスタートとなった。<br />
** 1位:爆笑問題、2位:BOOMER、3位:ネプチューン、4位:男同志、5位:金谷ヒデユキ、6位:つぶやきシロー、7位:×-GUN、8位:海砂利水魚、9位:Take2、10位:アニマル梯団<br />
<br />
==== 入れ替え戦 ====<br />
* 1996年10月16日〜12月4日放送分 - 前回の10位〜4位のネタ披露後、10位〜8位の組は入れ替え戦に回る。審査員の審議により選出されたチャレンジャー3組を加えた6組の新しい作品を評価し、得点上位3組がメジャーに昇格。<br />
* 1996年12月11日〜1997年12月16日放送分 - 10位〜4位の紹介後、10位と9位の組は入れ替え戦に回る。審査員の審議で選出されたチャレンジャー3組を加えた5組の新しい作品を評価し、得点上位2組がメジャーに昇格。また、入れ替え戦3位の組は、4~7位の中からご指名ダーツで指名された組の新しい作品との対決に回る。ご指名の作品が入れ替え戦3位の得点より下回ったらチャレンジャーに降格となり、入れ替え戦3位は昇格となる(入れ替え戦3位がメジャー10位となり、ご指名で負け、空席となった順位より下位の組は繰り上げになる。)。ご指名の作品が上回った場合はそのまま(順位と得点はそのまま維持される)。<br />
* 1998年1月6日〜3月10日放送分 - 前回の10位〜4位のネタ披露後、10位と9位の組はチャレンジャーに降格。チャレンジャー15組から上位2位がメジャー9位と10位の組と入れ替え。チャレンジャー3位の組は、ご指名ダーツで当たった組の新しい作品がチャレンジャー3位の得点より下回ったら昇格出来る。<br />
* 1998年4月14日〜放送分 - 前回の10位〜4位のネタ披露後、10位と9位の組をチャレンジャーに降格。「ボキャブラ招待席」のコーナーが加わった為に時間短縮し、チャレンジャーは10組に縮小。チャレンジャー10組から上位2位がメジャー9位と10位の組と入れ替え。ご指名ダーツが廃止。<br />
<br />
* 入れ替え戦を挟んだ後半の3組(前回順位1〜3位)は、8位(7位の場合あり)より下の点数だった場合は8位(7位)に移動する。後半の3組に限り、いくら低い点数(0点でも)を取ろうが、順位は落ちてもチャレンジャーに転落することはない。つまり、メジャー3位以内に入った組は、次回放送もメジャー残留が確定する。<br />
<br />
==== 後半・上位3組終了時 ====<br />
その週の1位(ボキャブラキング)<ref>「超-」、「新-」では司会やパネラーにはキングと呼ばれていたが、テロップではまだ「Super-」と同じく「イチバン」と書かれていた。「黄金-」からはすべて「キング」に統一された。</ref>になったキャブラーには「ボキャ天大座布団・NEW雅(みやび)」を獲得する権利が与えられる。<br />
<br />
「超-」では、これを賭けて芸能界の有名人2人が番組オリジナルで組んだ「ドリームチーム」とネタ対決「ボキャ天ドリームマッチ」を施行し、1位になったキャブラーのネタの方が評価が高ければ座布団を獲得できる。ドリームチームには[[ガチャピン]]・[[ムック (ひらけ!ポンキッキ)|ムック]]やフジテレビの[[アナウンサー]]コンビ、[[三宅裕司]]&[[小倉久寛]]などが出た。番組の最後にドリームチームが勝てばヒーローインタビューが、負けた場合は敗戦の弁というミニコーナーがあった。<br />
<br />
「新-」以降はドリームチームに代わって視聴者投稿作品(super-までの物と同じ形式。採用者は小座布団獲得)と対決し、キャブラーのネタのほうが評価が高ければ獲得となる。視聴者の作品が勝利した場合は、視聴者に大座布団と賞金8万円を獲得。<br />
<br />
これらの対決は、同点の場合は再対決は行わずに両者とも勝利の扱いとなった。<br />
<br />
「家族-」は「はじめてのボキャブラ」が入ったことにより対決は廃止され、1位になったキャブラーが自動的に獲得となった。<br />
<br />
大座布団・NEW雅を5枚貯めると「グランドボキャブラキング」になり、賞金100万円獲得。さらに5枚、合計10枚貯めると「名人」に認定され、さらに賞金100万円獲得。初代名人は[[爆笑問題]]、2代目名人は[[BOOMER]]。ただし、視聴者投稿作品で同一人物がキャブラーに5勝しても賞金100万円獲得にはならない。<br />
<br />
「超〜」から「歌う〜」までの番組変遷、ルール変更は以下のサイトに詳しく記載されているのでそちらを参考のこと。<br />
* [http://www5d.biglobe.ne.jp/~anken/owarai/voca/data/history.html サポーターズスクエア]<br />
<br />
== 本編以外の主なコーナー ==<br />
=== 初代でのコーナー ===<br />
; 「ボキャブラゼミ」(1992年10月〜1993年3月)<br />
: 一部の地域や集団でのみ通用する言葉(符丁)の意味を当てるクイズコーナー。正解したパネリストにはボキャ天小座布団が贈られた。5枚貯めれば「大座布団」に交換することも出来る。第1回からあったがリニューアルの時に打ち切りされた。(20話スペシャルの時に募集していた) コーナー冒頭とシンキングタイム中にタイトルにちなんでセミの鳴き声が入っていた。<br />
: 出題例:「ゲソナンの意味は?」。正解は「足立ナンバーの車」。<br />
<br />
=== 「super-」でのコーナー ===<br />
; 「クイズ100人がボキャブりました」(1994年4月〜1995年2月)<br />
: 『[[クイズ100人に聞きました]]』のパロディー。お題の言葉を道行く人100人にボキャブってもらい、そのランキングに入ったボキャブラをパネリストが解答する。正解なら、その答えを言った人数がそのままポイントになる。また、アンケートの際キャラクターの面白かった1名が「ボキャナスさん」として出題VTRで紹介される。解答時間終了後、ボキャナスさんの答えが発表される。同じ言葉を当てていたパネリストは、ポイントが2倍になる。<br />
; 「ボキャブラ・アカデミー」(1995年3月〜1995年9月)→「ボキャブラ・SUPER・アカデミー」(1995年10月〜1996年3月)<br />
: 「ボキャブラ・アカデミー」はお題の言葉を大学生にボキャブってもらい、その内容に応じて16のジャンルに区分されたボキャブラを当てる。パネリストは、ジャンルとボキャブラを合わせて答える。両方当たっている場合は10ポイント、ボキャブラがあっていてジャンル違いは5ポイント獲得できる。また「ボキャブラ・SUPER・アカデミー」ではお笑い芸人3人にボキャブってもらい、それらの言った言葉を当ててしまうと減点される「アカペナ」というルールもあった。それを当てた場合は、-10ポイントとなる(最大-30ポイント)。また、「クイズ100人がボキャブりました」と同様にアンケートの際キャラクターの面白かった1名が「アカナスさん」として出題VTRで紹介される。解答時間終了後、アカナスさんの答えが発表される。同じ言葉を当てていたパネリストは、ポイントが2倍になる(但し、アカナスさんと同じ答えを当てても「アカペナ」で減点され0点の場合は、ポイントは0点のまま。またアカナスさんと同じ答えを当てても「アカペナ」で減点され、マイナスポイントの場合はそのマイナスポイントが2倍になる。実際にマイナスポイントでのアカナスさんの獲得者はいない)。<br />
: お題が「[[紫外線|UV]]」だった回(1995年7月頃)の時、「[[宇宙]]」というジャンルで「そういう“モノ”を作る会社の名前」というヒントを小島が出した途端、ヒロミが「'''つUVらやプロ'''([[円谷プロダクション|円谷プロ]])と答え正解した。その時うじきが「それを宇宙に何で入れるんだよ!」と大笑いしていた。<br />
: 「クイズ100人がボキャブりました」・「ボキャブラ・アカデミー」、「ボキャブラ・SUPER・アカデミー」共通で「最もポイントの高かったパネリストには、ボキャ天小座布団が贈られた。前の「ボキャブラゼミ」と同様、5枚貯めれば「大座布団」に交換することも出来る。<br />
; 「ボキャブラ・ザ・インターネット」(1996年4月〜9月)<br />
: 「ボキャブラ・ザ・インターネット」は、バグったボキャブラデータを復活するパスワード(ヒント)4つ(初回は6つ)をもとにボキャブラデータを当てるもの。正解したパネリストにはボキャ天小座布団が贈られ、5枚貯めれば「大座布団」に交換することも出来る。<br />
; 「大人のボキャ天」(→「ピンクのボキャ天」「夜のボキャ天」)<br />
: アダルト、お色気要素の強いネタを集めたコーナー。このコーナーの時だけ、スタジオの照明はピンク色になった。タイトルコールは前期は『[[ルパン三世]]』の峰不二子の声で知られる[[増山江威子]]が、後期には[[河野景子]]が担当しており河野がゲスト出演した際は生でタイトルコールを披露した。<br />
: このコーナーの前には必ず[[ヒツジ]]の行列とともに小島アナが「よい子のみなさんは(歯を磨いて)早く寝てくだちゃいねぇ〜」と言っていた。また後期ではヒツジの行列の代わりに、ダミーのスタッフロールが流れていた(内容は本物のスタッフロールと同じだが、流れる方向が違っていた)。<br />
: 中期より、そのコーナー前にこれらのランクに達するまでもいかない「いけないボキャ天」もあった。<br />
: [[プライムタイム]]であったにも関わらず過激な性描写を描いた作品VTRが多く放映された[[セミヌード]]が毎回登場した。このような過激なネタの中には、このコーナーではなく本編で取り上げられたものもある。<br />
; 「みなさん、カンバンは!」<br />
: 街角にある[[看板]](企業や商店などの看板)や[[道路標識]]などに新たな言葉を追加してボキャブるミニコーナー。[[コマーシャルメッセージ|CM]]前および番組終了前に流れた(1996年春頃からは番組終了前のみ、ボキャブラマのおまけシーンが放送された)。1996年[[4月10日]]放送のスペシャルでは「カンバンは!大賞」が行われた。なお、「super-」末期に投稿された作品を放送するため、「超-」初期にも数回放送された。<br />
; ボキャブラマ<br />
: [[萬田久子]]、タモリが出演するミニドラマ。初期は[[喫茶店]]が舞台であり、後期は[[病院]]が舞台となった。<br />
:; 前期(「愛という名の芳香」)<br />
:: ナレーションは[[石坂浩二]]。未亡人で喫茶店の常連客・かおり(萬田)と、かおりの前夫の友人でかおりに惚れている喫茶店のマスター(タモリ)の掛け合い。かおりの何気ない発言を卑猥な言葉と聞き間違えるマスターだが、聞き直せば何気ない言葉であるというオチが付く。傷心のタモリが[[トランペット]]を吹き(吹き真似)終了。初期は視聴者からの投稿は受け付けていなかったが、後に受け付けるようになった。視聴者投稿に対して、ナレーションを担当している石坂が5段階で評価するのがお馴染みとなっていた。<br />
:; 後期(「外科医・天現寺広雄」)<br />
:: 前期のボキャブラマが、ややシリアス調であったのに対し、こちらは完全なコメディとなった。まず8号室で揉め事が起きたと報告する[[看護師]]・かすみ(萬田)と、それを聞いて「病は気から」で物のたとえを面白くする天現寺先生(タモリ)の簡単なコント。その後に急患が来る。急患の病状を説明する天現寺とそれを聞くかすみ。そして、その説明を聞いた上でかすみが発した一言を天現寺は卑猥な言葉(愛のフレーズ)と聞き間違い卑猥な妄想を繰り広げるが、よく聞きなおしてみれば普通の言葉(元ネタ)だったというオチがつくドラマである。その後、おさらいとして小島が「多国籍」の人に聞こえるような雰囲気で愛のフレーズと元ネタを混ぜ合わせて発音する。このドラマの作品投稿者には後ろに「病は気から」、左胸元に番組のロゴがついた[[白衣]](男女各1着)がプレゼントされた。<br />
; 「ボキャブラ発表会・ザ・ヒットパレード」(1994年[[8月17日]]〜1996年[[9月25日]])<br />
: 視聴者投稿作品ではなく、毎週10組の若手芸人がコントの中でボキャブると言うコーナー<ref>[[千原兄弟]]は関西ローカル番組『[[すんげー!Best10]]』で「ボキャブラ天国は、ある意味地獄かー」というジュニアの叫びに対して、靖史が「そうじゃーこれからお笑いの世界で頑張っていこうおもてる若手にダジャレで笑いとれなんて地獄じゃー」と言っていた。関西、特に吉本の二丁目劇場に出演していた若手芸人にはこのヒットパレードはかなり嫌がられていたようである。</ref>。第1回目のイチバンは[[オアシズ]]でカスは[[極楽とんぼ]]。評価は、パネリストの合議によって1位〜9位とカス(10位)にランキングされる(末期には、「めざせ君」3組の中から選ばれた1組を加えた11組)。1位には「紅白大座布団」が、カスには「○カス超小座布団」<ref>ヒットパレード開始2ヵ月後に導入。</ref>が贈られた。なお、めざせ君システムが導入されて以降はめざせ君がカスになった場合に「○カス超小座布団」が、常連10組のいずれかがカスになった場合は「ボキャ天○カスハンカチ」が贈られた。<br />
: 1996年[[6月26日]]からは「めざせ君」システムが導入され、3組の芸人のネタが紹介された。その中で優秀なネタや一番マシなネタはランキングボードにランクインされた。ところが2組がランクイン、めざせ君がイチバンになるという快挙が1996年[[7月17日]]に起こっている。この回は、「めざせ君」の[[あさりど]]と[[アンバランス (お笑いコンビ)|アンバランス]]がランクイン。そして[[あさりど]]は常連芸人を抑え、イチバンに輝いている。なお常連芸人の[[男同志]]は[[江頭2:50]]が局部しか映さないというネタの酷さにランクインすらさせてもらえず、めざせ君のボードを置く台に貼られた。<br />
: 主な常連出場者は爆笑問題、BOOMER、ネプチューン、男同志、[[金谷ヒデユキ]]、[[X-GUN]]、海砂利水魚(現・[[くりぃむしちゅー]])、[[つぶやきシロー]]、[[Take2]]、[[アニマル梯団]]、[[MANZAI-C]]、[[ロンドンブーツ1号2号]]、[[山崎邦正]]。<br />
: これ以降の常連出場者はヒットパレード末期には出場していなかったり、「めざせ君」扱いになっている。その常連出場者は[[フォークダンスDE成子坂]]、[[出川哲朗]]、[[キャイ〜ン]]、[[へらちょんぺ]]、[[オセロ (お笑い)|オセロ]]、[[アンバランス (お笑いコンビ)|アンバランス]](なお、オセロとアンバランスは「めざせ君」に転落)。事務所の派閥力学が渦巻く芸能界において[[爆笑問題]]、[[くりぃむしちゅー]]等の当時の弱小事務所の無名芸人でもネタが面白ければ上位にランクインされるなど画期的な一面もあった。ただし[[ホリプロ]]の[[堀義貴]]社長は自著やインタビュー記事中で「当時のお笑い界は駄洒落や語呂合わせなどレベルの低いものに終始していた。」と同コーナーを酷評している。<br />
{| class="wikitable"<br />
|+'''ヒットパレード最強王座決定戦'''(1996年9月25日)<br />
!順位!!キャブラー名!!順位!!キャブラー名!!順位!!キャブラー名<br />
|-<br />
|style="text-align:center"|1||[[爆笑問題]]||style="text-align:center"|11||海砂利水魚<br/>(現・[[くりぃむしちゅー]])||style="text-align:center"|21||[[キャイ〜ン]]<br />
|-<br />
|style="text-align:center"|2||[[ネプチューン (コントグループ)|ネプチューン]]||style="text-align:center"|12||[[フォークダンスDE成子坂]]||style="text-align:center"|22||[[アンバランス (お笑いコンビ)|アンバランス]]<br />
|-<br />
|style="text-align:center"|3||[[BOOMER]]||style="text-align:center"|13||[[X-GUN]]||style="text-align:center"|23||[[極楽とんぼ]]<br />
|-<br />
|style="text-align:center"|4||[[ロンドンブーツ1号2号]]||style="text-align:center"|14||[[へらちょんぺ]]||style="text-align:center"|24||[[ピーピングトム]]<br />
|-<br />
|style="text-align:center"|5||[[つぶやきシロー]]||style="text-align:center"|15||[[あさりど]]||style="text-align:center"|25||[[底ぬけAIR-LINE]]<br />
|-<br />
|style="text-align:center"|6||[[金谷ヒデユキ]]||style="text-align:center"|16||[[松本ハウス]]||style="text-align:center"|26||[[-4℃]]<br />
|-<br />
|style="text-align:center"|7||[[ノンキーズ]]||style="text-align:center"|17||[[オアシズ]]||style="text-align:center"|27||[[まなつまふゆ]]<br />
|-<br />
|style="text-align:center"|8||[[男同志]]||style="text-align:center"|18||[[Take2]]||style="text-align:center"|28||[[UBU]]<br />
|-<br />
|style="text-align:center"|9||[[アニマル梯団]]||style="text-align:center"|19||[[山崎邦正]]||style="text-align:center"|29||[[アンジャッシュ]]<br />
|-<br />
|style="text-align:center"|10||[[MANZAI-C]]||style="text-align:center"|20||[[オセロ (お笑い)|オセロ]]||style="text-align:center"|30||[[出川哲朗]]<br />
|}<br />
<br />
=== 「新-」でのコーナー ===<br />
; ボキャブラカレンダー<br />
: 「新-」は放送枠の都合上、[[フォーミュラ1|F1]]中継等で番組が休止になることが多かったので1ヶ月の放送日をこのコーナーで伝えていた。<br />
; 吠えろ!キャブラー(番組後期)<br />
: 番組終了の数秒間を使い、週替わりでキャブラーが持ちネタを披露。<br />
<br />
=== 「黄金-」でのコーナー ===<br />
; 街ボキャ(1998年1月〜)<br />
<br />
=== 「家族そろって-」でのコーナー ===<br />
; ボキャブラ招待席<br />
: ゲストを1名招き、投稿作品(過去の名作含む)を品評してもらう。ゲストには自身が最優秀作品に選んだ作品を収録したビデオとそのケースとして桐箱が与えられる。またその作品が新作の場合には投稿者にボキャ天大座布団と賞金8万円が与えられる。<br />
; はじめてのボキャブラ<br />
: 一般の幼児がはじめてのボキャブラをする模様を納めたドキュメンタリー。出演者にははじめて座布団が与えられる。<br />
<br />
== 出演者 ==<br />
=== 司会 ===<br />
* [[タモリ]]<br />
: 超-までと復活スペシャル及び大復活祭スペシャルの司会を担当<ref>大復活祭スペシャルではレギュラー放送時代及び新世代芸人キャブラーのボキャブラ作品の評価はしていない。また、ニューキャブラーボキャブラバトルのコーナーのみ出演せず、[[爆笑問題]]が司会・進行していた。</ref><br />
* [[ヒロミ]]<br />
: 新-以降の司会を担当。初代は準レギュラー、super-および超-ではレギュラーパネリスト。司会就任後も判定を行った。<br />
: 復活スペシャルはパネリスト<br />
* [[谷村新司]]<br />
: 新-、黄金-、家族そろって-の司会を担当<ref>番組を司会した谷村はEDテーマを歌っていなかった。これは谷村自身が既に『いい日旅立ち』等のバラードを歌うイメージがとっくに定着している事や谷村自身のEDを歌う曲が似つかない為である。「黄金-」の3ヶ月間はEDテーマを設けず、EDテーマのクレジットはなく谷村自身の曲を流した。</ref><br />
<br />
=== アシスタント ===<br />
* [[小島奈津子]](初代アシスタント。家族そろって-までと復活スペシャル及び大復活祭スペシャル)<ref>「歌う-」のみ荒瀬の代理として出演したことがある。</ref><br />
* [[西山喜久恵]](2代アシスタント。超-のみ)<br />
* [[荒瀬詩織]] (3代アシスタント。続-、歌う-)<br />
* [[加藤綾子]] (4代アシスタント。大復活祭スペシャル)<br />
* ボギャル(毎回2人登場し、チャレンジャーのランキングボードなどを担当)<br />
<br />
=== 主なパネラー ===<br />
'''※数が多いため代表的な人'''<br />
* [[大島渚]]<br />
: レギュラーで、事実上の審査委員長。「超-」以降は大玉を点けることがほとんど無く、厳しい目で芸人を評価した。特に、高く評価していた[[爆笑問題]]に対しては「おまえら最近たるんどるぞ!」と一喝したこともある。ただし[[パイレーツ (タレント)|パイレーツ]]には甘く、[[MANZAI-C]]に対しては相当厳しい評価を下すのが恒例だった。「大人のボキャ天」が放送されていた時代には、自らが「[[おっぱい星人]]」であることを認めていた。<br />
* [[うじきつよし]]<br />
: 初代、「super-」の途中までレギュラー。作品が面白いと、パネリスト席のテーブルの上に登るなどのリアクションを取った。[[アディダス]]の服装で出演する場合が多かった。理知的なネタに大いなる興味を示す。<br />
* ヒロミ<br />
: 上記のとおり後に司会者となる。自らを「おっぱい星人」と自称していた。[[下ネタ]]作品が大好きで(例:[[新小岩]]→[[男性器|ちんこ]]岩、など)山口美江に窘められるシーンが多かった。しかしホモネタはあまり好まず、一度何度も連続してホモネタが放送された時は「ホモネタばっかじゃねえか!!」と激怒した。<br />
* [[早坂好恵]]<br />
* [[飯島愛]]<br />
: ([[番町皿屋敷]]の)「一枚〜」⇒「飯島愛〜」ネタにTバック姿で初出演。<br />
: 特番のパネリストボキャブラで「アラビアンナイト」を「絡みやんないと」と言い換えた作品を発表し、在日サウジアラビア大使館から抗議を受ける。但し本人の作品かどうかの真偽は不明。<br />
* [[山田五郎]]<br />
: 番組での肩書き及び紹介テロップは「美術評論家 山田五郎教授」。<br />
* [[山口美江]]<br />
: 「死」「不幸」などのブラックネタを好み、番組内で「ブラック山口」と呼ばれていた。そのためか「北の墓場通りでは〜、青い顔の女が指圧」というネタでVTR出演した事もあった。スペシャルで自身がネタを作ったときにも、やはりブラックネタが中心であった(「端午の節句」→「看護の絶句」など)。一方で下ネタを毛嫌いし、下ネタ大好きのヒロミに冷ややかな視線を送る事もあった。<br />
* [[赤坂泰彦]]<br />
: トーンを抑えた感じの感想を述べる事もあれば、明るいトーンで評価する事もある。下ネタも好きだが、理知的なネタも好む。実はホモ疑惑のネタを投稿された事がある。出演者に「ウラおっぱい星人」と言われた事も。<br />
* [[田中義剛]]<br />
: 笑いのツボがまわりと合わないことがあり、山口美江にバカにされることもあった。<br />
* [[糸井重里]]<br />
* [[川合俊一]]<br />
: [[ゲイ|ホモ]]ネタに対して異常に反応が良かったことから、ホモ疑惑が湧く。そのため、彼が出演する週には必ずといっていいほどホモ絡みのネタが採用されていた。この疑惑を逆手に取り、ネタにしたボキャブラ作品に出演もした。スペシャルでのネタも自身が出演したホモネタ。また、当時のマネージャーもホモネタで出演した。<!--番組での表現に統一しました。--><br />
* [[清水圭]]<br />
* [[大仁田厚]]<br />
* [[東国原英夫|そのまんま東]]<br />
: 「そのまんま飢餓死」というネタでVTR出演したこともあった。<br />
* [[ガダルカナル・タカ]]<br />
: ([[かぐや姫 (フォークグループ)|かぐや姫]]『[[神田川 (シングル)|神田川]]』より)「小さなゼッケン、ガダルカナル・タカ」というネタでVTR出演。<br />
* [[鈴木紗理奈]]<br />
: 「super-」時代から準レギュラーのような形で出演していたが、「黄金-」に移行した際にそれまでレギュラー出演していた[[裏番組]]となってしまった『[[たけしの万物創世紀]]』([[朝日放送|ABC]]制作・[[All-nippon News Network|テレビ朝日系]])を降板して当番組出演を継続した。<br />
* [[大塚範一]]<br />
* [[大久保博元|デーブ大久保]]<br />
* [[井上順]]<br />
* [[薬丸裕英]]<br />
* [[峰竜太]]<br />
* [[ラサール石井]]<br />
* [[国分太一]]<br />
* [[保阪尚希|保坂尚輝]]<br />
* [[鈴木史朗]]<br />
* [[三谷幸喜]]<br />
<br />
=== パネラーの座席 ===<br />
==== ボキャブラ天国時代 ====<br />
{| class="wikitable"<br />
!枠!!パネリスト<br />
|-<br />
|1枠||[[大島渚]]<br />
|-<br />
|2枠||[[うじきつよし]]<br />
|-<br />
|3枠||女性ゲスト<br />
|-<br />
|4枠||男性ゲスト<br />
|}<br />
<br />
==== Superボキャブラ天国時代 ====<br />
{|<br />
|style="vertical-align:top"|<br />
{| class="wikitable"<br />
|+'''1994年4月〜1995年9月'''<br />
!枠!!パネラー<br />
|-<br />
|1枠(紫)||大島渚<br />
|-<br />
|2枠(赤)||うじきつよし<br />
|-<br />
|3枠(橙)||男性ゲスト<br />
|-<br />
|4枠(黄)||女性ゲストまたは[[山口美江]]<br />
|-<br />
|5枠(緑)||男性ゲスト<br />
|-<br />
|6枠(青)||[[ヒロミ]]<br />
|}<br />
|style="vertical-align:top"|<br />
{| class="wikitable"<br />
|+style="white-space:nowrap"|'''1995年10月〜12月'''<br />
!枠!!パネラー<br />
|-<br />
|1枠||大島渚<br />
|-<br />
|2枠||男性ゲスト<br />
|-<br />
|3枠||男性ゲスト<br />
|-<br />
|4枠||女性ゲスト<br />
|-<br />
|5枠||男性ゲスト<br />
|-<br />
|6枠||ヒロミ<br />
|}<br />
|style="vertical-align:top"|<br />
{| class="wikitable"<br />
|+'''1996年1月〜3月'''<br />
!枠!!パネラー<br />
|-<br />
|1枠||大島渚<br />
|-<br />
|2枠||男性ゲスト<br />
|-<br />
|3枠||女性ゲスト<br />
|-<br />
|4枠||男性ゲスト<br />
|-<br />
|5枠||女性ゲスト<ref name="iijima">主に[[飯島愛]]がここに定着していた</ref><br />
|-<br />
|6枠||ヒロミ<br />
|}<br />
|style="vertical-align:top"|<br />
{| class="wikitable"<br />
|+'''1996年4〜9月'''<br />
!枠!!パネラー<br />
|-<br />
|1枠||監督代理<ref>主に[[糸井重里]]、[[山田五郎]]がいた</ref><br />
|-<br />
|2枠||男性ゲスト<ref>4枠が女性のときは女性ゲスト</ref><br />
|-<br />
|3枠||男性ゲストまたは女性ゲスト<br />
|-<br />
|4枠||女性ゲストまたは男性ゲスト<br />
|-<br />
|5枠||男性ゲストまたは女性ゲスト<ref name="iijima"/><br />
|-<br />
|6枠||ヒロミ<br />
|}<br />
|}<br />
<br />
1996年1月〜9月に関しては2枠〜5枠は男性と女性が交互に座っていることが多かった。<br />
* 監督代理経験者<br />
# 大島が映画祭などで欠席したとき(1994年〜1995年)<br />
#: うじきつよし(うじき1枠時は、2枠は男性ゲスト)、[[桂三枝]]、[[柳生博]]が行った。<br />
# 大島が病気療養で欠席したとき(1996年)<br />
#: 糸井重里、山田五郎、[[清水圭]]、[[赤坂泰彦]]、[[飯島愛]]、[[川合俊一]]が行った。<br />
<br />
==== 超ボキャブラ天国時代 ====<br />
{| class="wikitable"<br />
!枠!!パネラー<br />
|-<br />
|style="text-align:center"|1枠(赤)||大島渚<br />
|-<br />
|style="text-align:center"|2枠(赤)||[[飯島愛]]ら<br />
|-<br />
|style="text-align:center"|3枠(赤)||[[清水圭]]ら<br />
|-<br />
|style="text-align:center"|4枠(赤)||[[奥山佳恵]]ら<br />
|-<br />
|style="text-align:center"|5枠(赤)||ヒロミ<br />
|-<br />
|style="text-align:center"|6枠(黒)||[[タモリ]]("森田"名義)<ref name="shikai">司会者席で評価をしている</ref><br />
|-<br />
|style="text-align:center"|7枠(黒)||[[赤坂泰彦]]<br />
|-<br />
|style="text-align:center"|8枠(黒)||[[糸井重里]]ら<br />
|-<br />
|style="text-align:center"|9枠(黒)||[[山口リエラ|山口リエ]]ら<br />
|-<br />
|10枠(黒)||[[川合俊一]]<br />
|}<br />
<br />
==== 新ボキャブラ天国時代 ====<br />
{| class="wikitable"<br />
!枠!!パネラー<br />
|-<br />
|style="text-align:center"|1枠(紫)||大島渚<br />
|-<br />
|style="text-align:center"|2枠(緑)||飯島愛ら<br />
|-<br />
|style="text-align:center"|3枠(赤)||[[国分太一]]<br />
|-<br />
|style="text-align:center"|4枠(青)||清水圭<br />
|-<br />
|style="text-align:center"|5枠(黒)||ヒロミ("小園"名義)<ref name="shikai"/><br />
|-<br />
|style="text-align:center"|6枠(紫)||赤坂泰彦<br />
|-<br />
|style="text-align:center"|7枠(緑)||糸井重里ら<br />
|-<br />
|style="text-align:center"|8枠(赤)||山田五郎ら<br />
|-<br />
|style="text-align:center"|9枠(青)||川合俊一<br />
|-<br />
|10枠(黒)||[[谷村新司]]<ref name="shikai"/><br />
|}<br />
<br />
==== 黄金ボキャブラ天国時代 ====<br />
{| class="wikitable" style="text-align:center"<br />
!枠!!パネラー<br />
|-<br />
|style="text-align:center"|1枠(紫)||大島渚<br />
|-<br />
|style="text-align:center"|2枠(緑)||飯島愛ら<br />
|-<br />
|style="text-align:center"|3枠(赤)||奥山佳恵ら<br />
|-<br />
|style="text-align:center"|4枠(青)||国分太一<br />
|-<br />
|style="text-align:center"|5枠(黒)||清水圭<br />
|-<br />
|style="text-align:center"|6枠(紫)||赤坂泰彦<br />
|-<br />
|style="text-align:center"|7枠(緑)||糸井重里ら<br />
|-<br />
|style="text-align:center"|8枠(赤)||[[原千晶]]ら<br />
|-<br />
|style="text-align:center"|9枠(青)||山田五郎ら<br />
|-<br />
|10枠(黒)||川合俊一<br />
|}<br />
<br />
==== 家族そろってボキャブラ天国時代 ====<br />
{| class="wikitable"<br />
!枠!!パネラー<br />
|-<br />
|style="text-align:center"|1枠(紫)||大島渚<br />
|-<br />
|style="text-align:center"|2枠(緑)||女性ゲスト<br />
|-<br />
|style="text-align:center"|3枠(赤)||[[鈴木史朗]]ら<br />
|-<br />
|style="text-align:center"|4枠(青)||[[保坂尚希]]ら<br />
|-<br />
|style="text-align:center"|5枠(黒)||清水圭<br />
|-<br />
|style="text-align:center"|6枠(紫)||赤坂泰彦<br />
|-<br />
|style="text-align:center"|7枠(緑)||糸井重里ら<br />
|-<br />
|style="text-align:center"|8枠(赤)||[[大久保博元|デーブ大久保]]ら<br />
|-<br />
|style="text-align:center"|9枠(青)||女性ゲスト<br />
|-<br />
|10枠(黒)||川合俊一<br />
|}<br />
<br />
==== 続!、歌うボキャプラ天国時代 ====<br />
{| class="wikitable"<br />
!枠!!2枠!!1枠!!司会<br />
|-<br />
|style="text-align:center"|パネラー||男性ゲスト||女性ゲスト||ヒロミ<ref>「続!」時代は採点せず</ref><br />
|}<br />
<br />
=== ナレーター ===<br />
'''超、新、黄金、家族そろって、続、歌う 主にネタに入るときのキャブラー紹介を担当'''<br />
* [[真地勇志]]<br />
'''タモリのボキャブラ天国'''<br />
* [[中山勲]]<br />
* [[山田利江|マリリン山田]]<br />
'''タモリのSuperボキャブラ天国'''<br />
* [[森功至]]<br />
* [[山田利江]]<br />
* [[斉木しげる]]<br />
* [[増山江威子]]<br />
* [[江森なおえ]]<br />
'''大復活祭スペシャル(2008年版)'''<br />
* [[服部潤]]<br />
<br />
== エピソード ==<br />
=== 原田泰造遅刻事件 ===<br />
* 1998年2月17日、[[ネプチューン (コントグループ)|ネプチューン]]の[[原田泰造]]が本番に遅刻する事件が起こった。[[堀内健]]は「[[山手線]]と[[小田急ロマンスカー|ロマンスカー]]を間違えて乗っちゃって箱根に行っちゃいました。」と発言。見かねた堀内は、「箱根の泰造!早く来い!そうしないと彫刻にされちゃうぞ!」と気遣った。そして30分後、原田がスタジオに到着。ヒロミが「泰造どうしたの、遅刻か?」と質問すると、原田は、「山手線とロマンスカーを間違えました。」と言い訳したがあっさり見抜かれ、「寝坊しました。」と土下座して謝罪した。原田曰く、「芸能界にはいれないと思った」とコメントしている。2008年9月28日のスペシャルで[[ホリ (お笑い)|ホリ]](原田、堀内両方のモノマネレパートリーを持つ)が再現している。<br />
<br />
=== 海砂利水魚・有田哲平の暴露トーク ===<br />
* [[海砂利水魚]]、[[アリtoキリギリス]]、[[X-GUN]]の3組(後にアリtoキリギリスが脱退し、[[アンタッチャブル (お笑いコンビ)|アンタッチャブル]]が加入する)が「bAd」を結成。その中で突出していたのが[[有田哲平]]の暴露トークであった。内容は他のキャブラーのプライベートを有田が暴露するもの。<br />
** 当時[[U-turn]]の[[土田晃之]]が、タクシーの初乗り料金でおりて駅で電車に乗って帰った。<br />
** 有田がパイレーツ浅田に[[いたずら電話|イタ電]]をかけ(有田は番組内で謝罪)、[[BOOMER]]の[[伊勢浩二]]と勘違いされた。<br />
** アンタッチャブルの[[山崎弘也]]が九州に行き、海砂利水魚の[[上田晋也]]の妹をナンパした。(この暴露の後にアンタッチャブルが新たに加わった)<br />
** BOOMERの伊勢浩二がフリーマーケットで店を出し、ボキャブラで獲得した座布団を売っていた。<br />
** 原田泰造が、[[持田香織|有名女性ボーカルグループ]]からのファンレターがきたが、出したのは有田だった。書いてあった電話番号は有田の番号であり、原田はその番号に実際に連絡した。<br />
** ネプチューンの原田泰造と堀内健が名倉潤を除いた2人で営業に行った。しかもそのときに名乗ったコンビ名が「キャベツ畑」だった。(原田と堀内はかつて'''フローレンス'''というコンビを組んでいた)これに対し原田泰造は、合コンでもてている有田哲平が「有田哲平ですコノヤロー!」というのはまだしも、「ご指名ありがとうございます。有田です。」と有田がホストぶった発言をしたことを暴露した。<br />
<br />
など<br />
<br />
== CS放送での再放送時にNGとなったケース ==<br />
* [[2006年]]までCS放送[[フジテレビCS事業部|フジテレビ721]](現・フジテレビTWO)で再放送が行われていたが『[[夜のヒットスタジオ]]』、『[[オレたちひょうきん族]]』同様、権利上や諸事情を理由にその出演者の出た回は再放送がされずもしくは一部分がカットされてしまうことも有り。<br />
* [[田代まさし]]や[[横浜銀蝿]]の翔がゲストだった回はまるごと放送されず、特に田代は1995年のスペシャル版の際に自ら投稿したネタの「猿マーシー」にVTR出演しておりそこだけカットされたまま放送された。他には[[アイルトン・セナ]]や[[ダイアナ (プリンセス・オブ・ウェールズ)|ダイアナ皇太子妃]]を番組のネタで取り上げた際もそこだけカットされて放送された。<br />
* 権利上以外にも、当時放送されてしばらく経過してから謝罪を行ったネタもカットされ再放送されていない。例に『[[ムーミン]]』の歌の替え歌ネタの「'''ねぇムーミン'''」→「'''先住民'''」(原始人あるいは人食い人種的な格好の人間が登場し、普通の親子を襲撃するVTR内容)がある。<br />
* なお「タモリのSuperボキャブラ天国 祝ありがとう衝撃のマル秘新展開 本日発表スペシャル!!」(Superの最終回)以後は現在のところ再放送が行われなくなり、現時点では事実上の再放送終了となっている。この最終回が放送されない理由として、「ヒットパレード最強王座決定戦」にエントリーされた30組の芸人や、Superの最終回以降の放送分の中に、放送後に芸能界から引退して一般人となった者、(例:元[[極楽とんぼ]]の[[山本圭一]]、元[[U-turn]]の[[対馬盛浩]]、元[[坂道コロンブス|坂道コロコロ]]の林伸行)などがいるなどの要因がある。理由には「元芸能人」である一般人(山本、林は事務所から解雇。対馬は自らの意思で引退)の場合、放送時の諸権利関係が非常に複雑になってしまうため。なお、対馬は本人の希望で顔出しはNGとなっている。<br />
<br />
== 2008年の復活スペシャルでの過去のVTR対応 ==<br />
[[2008年]][[9月28日]]に放送された大復活祭の番組内の過去VTRでは、権利関係によってボカシがかけられていた人物も多数いたが、'''芸人としては引退したものの業界に残っている人物'''の中で[[金谷ヒデユキ]]、元[[MANZAI-C]]の森光司、元[[サービスパンダ]]の2人、元[[ダーンス4]]の4人の計8人についてはボカシはかけられていなかった(松本キック、[[伊藤雅子]]等は未だ芸人の活動は継続)。上記以外でボカシがかかっていた芸人および、元相方マークで隠されていた芸人は、元[[底ぬけAIR-LINE]]の[[古坂大魔王|古坂和仁]]を除く2人(これは[[土田晃之]]と古坂が相方が辞めた同志で組んだ為の番組上の演出と思われる)、元[[フォークダンスDE成子坂]]の2人、元[[スティーブ&ジャニカ]]の2人、元[[MANZAI-C]]の西野健一、元[[VERSUS (お笑いコンビ)|VERSUS]]の亀村愛、元[[坂道コロンブス|坂道コロコロ]]の[[松丘慎吾]]など。一般人になった以外にも、裏方に転身した者も少なくなく、一部の芸能活動中の者もボカシがかけられていた。またパネラーに関しても、全て顔を隠して放送した(ただし、[[三谷幸喜]]は顔を出して放送しているほか、その横の[[大島渚]]も顔が映っている)。2代目司会の[[ヒロミ]]に関しては隠していなかったが、声または、一部分しか映っていない(顔が映っているシーンもわずかだがある)。また[[谷村新司]]に関しては、映っていない状態であった。<br />
<br />
== 主なキャブラー ==<br />
{{See|ボキャブラ天国シリーズに登場したキャブラー一覧}}<br />
<br />
<br />
== シリーズの終焉とその後 ==<br />
* 1997年春、番組は司会[[タモリ]]に替わって[[谷村新司]]、[[ヒロミ]]を新司会に迎えて「新ボキャブラ天国」とタイトルを変えリニューアルし、日曜深夜へ枠移動。この「新ボキャ」は日曜深夜にもかかわらず10〜15%の高視聴率を獲得し、同年秋には「タモリのボキャブラ天国」終了以来4年ぶりとなる[[ゴールデンタイム]]復帰を果たした。しかし、同時期に開始した「[[踊る!さんま御殿!!]]」(日本テレビ系列)に苦戦を強いられ半年後に[[テコ入れ]]を図るも、[[1998年]]秋には再び深夜枠に移動し、時間枠も縮小。それ以降もリニューアルを繰り返すなどして巻き返しを図ったが、視聴率はさらに低迷。結局往時の勢いを取り戻すことはできず、「タモリのボキャブラ天国」を含め6年半の歴史に1999年秋に幕を下ろした。<br />
* [[2003年]][[1月2日]]には「祝タモリのボキャブラ天国新春復活スペシャル」として前期(〜1996年9月)の視聴者投稿ネタメインで過去の傑作選と新作が放送された。<br />
* [[2008年]][[9月28日]]には「タモリのボキャブラ天国大復活祭スペシャル」として後期(1996年10月〜)の芸人ネタ中心の内容で、レギュラー放送時代のキャブラーと新世代芸人のキャブラーによる、過去の名作と新作ネタが放送され、16.4%の高視聴率をマークした。<br />
* [[2008年]][[10月22日]]には他局にも関わらず、「[[あらびき団]]」に出演した[[BOOMER]]が、約10年振りに過去のボキャブラネタを披露した。ちなみに、その時のナレーションやセンスのついたスタンドマイク等、当時の様子がかなり忠実に再現されていた。司会の[[東野幸治]]、[[藤井隆]]共に「非常に懐かしいですね。」とコメント。<br />
2014年12月1日のSMAPSMAPに軍団が出演し思い出語った<br />
<br />
== 主題歌 ==<br />
=== エンディングテーマ ===<br />
* 「ミセス・パラダイス」[[BLUEZIE!?]]<br />
* 「ずっと好きだから・・・」[[VIRGO]]<br />
* 「今夜はブギーバック」[[小沢健二]]featuring[[スチャダラパー]]<br />
* 「Love,The Light」[[D/FORSE]]<br />
* 「ミサイルマン」[[THE HIGH-LOWS]](Super)<br />
* 「そばにいたい」[[藤生ゆかり]]<br />
* 「Silent eveを待ちながら」[[ZIGGY]](超)<br />
* 「プリテンダー」[[グルーヴァーズ]](新)<br />
* 「恋のルール・新しいルール」[[ピチカートファイヴ|PIZZICATO FIVE]](黄金)<br />
* 「小さな恋のメロディ」[[BLANKEY JET CITY]](家族そろって)<br />
* 「Key of love〜愛の行方〜」[[MISIA]](続)<br />
など<br />
<br />
== スタッフ ==<br />
* 制作:[[ハウフルス]]、フジテレビ<br />
* 制作協力:[[田辺エージェンシー]]<br />
* プロデューサー:高浦康江<br />
* 総合演出:[[菅原正豊]]<br />
* ナレーター:[[真地勇志]](超、新、黄金、家族そろって、続、歌う 主にネタに入るときのキャブラー紹介を担当)<br />
<br />
=== スタッフ(タモリのボキャブラ天国) ===<br />
* ナレーター:[[中山勲]]、[[山田利江]]<br />
* 企画:[[宅間秋史]]、[[小林義和]]<br />
* 構成:[[町山広美]]、[[高橋洋二]]、海老かつや([[海老克哉]])<br />
* 音楽:[[小田敏文]]<br />
* 技術:[[ニユーテレス]]<br />
* SW:藤本敏行<br />
* カメラ:田中祥嗣<br />
* 音声:松本政利<br />
* 映像調整:大坪裕二<br />
* 照明:根建勝広([[プログレッソ]])<br />
* 美術:[[フジアール]](重岩清人)<br />
* セットデザイン:越野幸栄<br />
* 美術進行:伊藤則緒<br />
* 装飾:[[テレフィット]]<br />
* ロケ技術:[[ティ・ピー・ブレーン]]<br />
* ロケ照明:アイム<br />
* 編集:よしだ裕二([[麻布プラザ]])<br />
* MA:迫久美雄(麻布プラザ)<br />
* 音効:佐藤僖純([[佳夢音]])<br />
* TK:山田英子<br />
* タイトルデザイン:BEANS<br />
* 広報:小笠原恵美子<br />
* 収録スタジオ:渋谷ビデオスタジオ<br />
* 制作進行:尾形香代<br />
* ディレクター:山田謙司、宮本忠浩、金城正尚<br />
<br />
=== スタッフ(タモリのSuperボキャブラ天国) ===<br />
* ナレーター:[[森功至]]、[[山田利江|マリリン山田]]、[[斉木しげる]]、[[増山江威子]]、[[江森なおえ]]<br />
* 企画:小林義和、[[大辻健一郎]]<br />
* 構成:海老克哉、高橋洋二、[[鮫肌文殊]]、町山広美、[[加藤智久]]<br />
* 技術:ニユーテレス<br />
* SW:藤本敏行<br />
* カメラ:河西純<br />
* 音声:森田篤<br />
* 映像調整:瀧本恵司<br />
* 照明:根建勝広([[プログレッソ]])<br />
* 美術:フジアール(重岩清人)<br />
* セットデザイン:[[根本研二]]<br />
* 美術進行:堀部信行<br />
* 大道具:中島雅之<br />
* 電飾:飯田修一<br />
* ロケ技術:ティ・ピー・ブレーン<br />
* ロケ照明:クリア<br />
* 編集:よしだ裕二(麻布プラザ)<br />
* MA:迫久寿雄(麻布プラザ)<br />
* 音効:佐藤僖純(佳夢音)<br />
* TK:山田英子<br />
* タイトルデザイン:BEANS<br />
* スタイリスト:木下勝之(タモリ担当)、上鈴木順子<br />
* 広報:松永佳子<br />
* 制作進行:尾形香代、増田君儀<br />
* ディレクター:山田謙司、金城正尚、田口雅治、冨山歩、和久津一成、香川春太郎、工藤浩之、平山大策<br />
<br />
=== スタッフ(大復活祭スペシャル(2008年版)) ===<br />
* ナレーター:[[服部潤]]<br />
* 構成:海老克哉、高橋洋二、加藤智久、佐藤がっかり、大井達朗、[[野口悠介]]<br />
* 技術:ニユーテレス<br />
* TP:深谷高史<br />
* SW:藤本敏行<br />
* カメラ:河西純<br />
* AUD:篠良一<br />
* VE:瀧本恵司<br />
* 照明:プログレッソ(石井健治、長谷川英樹)<br />
* 美術:フジアール<br />
* 美術制作:柴田慎一郎<br />
* デザイン:別所晃吉<br />
* 美術進行:横山勇<br />
* 大道具:葛西剛太<br />
* 電飾:日下信二<br />
* 編集・MA:[[ザ・チューブ]](吉田裕二、伊藤慎吾)<br />
* 音効:[[ふなや]](北澤亨)<br />
* TK:山田英子<br />
* 編成:熊谷剛<br />
* 広報:植村綾<br />
* ディレクター:大沢哲也、時崎豊、樫出浩行<br />
* 演出:山田謙司、和久津一成<br />
* プロデューサー:尾形香代、岩崎晃恵<br />
* 収録スタジオ:[[東京タワースタジオ]]、パームスタジオ<br />
<br />
== 特記スポンサー ==<br />
* [[ライオン (企業)|ライオン]] - Super、超時代(いずれも60秒)の筆頭スポンサー。<br />
* [[資生堂]] - 新(60秒・前半ネット枠)の筆頭スポンサー<br />
* [[花王]] - 黄金(90秒)、家族そろって時代(60秒)の筆頭スポンサー。<br />
* [[三菱電機]] - 大復活祭SP(9時台・90秒)の筆頭スポンサー。<br />
<br />
== VHS ==<br />
* THE ボキャブラ天国 公式ビデオ寿([[ポニーキャニオン]]) VHS<br />
* THE ボキャブラ天国 公式ビデオ誉(ポニーキャニオン) VHS<br />
* THE ボキャブラ天国 公式ビデオ雅(ポニーキャニオン) VHS<br />
: 3巻同時に1998年[[12月18日]]発売<br />
<br />
== 書籍 ==<br />
* タモリのボキャプラ天国(発行:フジテレビ出版、発売:[[扶桑社]]、ISBN 4-594-01186-1)<br />
: 1993年[[7月10日]]初版第1刷発行<br />
* タモリのSuperボキャプラ天国<br />
: 1994年初版第1刷発行<br />
* タモリのスーパーボキャプラ天国 お・と・なスペシャル版(発行:フジテレビ出版、発売:扶桑社、ISBN 4-594-01638-3)<br />
: 1995年[[1月10日]]初版第1刷発行<br />
* タモリのスーパーボキャプラ天国・2(発行:フジテレビ出版、発売:扶桑社、ISBN 4-594-01728-2)<br />
: 1995年[[4月30日]]初版第1刷発行<br />
* 黄金ボキャブラ天国(発行:フジテレビ出版、発売:扶桑社、ISBN 4-59402-429-7)<br />
: 1998年[[1月30日]]初版第1刷発行<br />
<br />
== カードゲーム ==<br />
* タモリのSuperボキャプラ天国 CARD GAME ヤングアダルト向カルタ的 豪華美麗カードゲーム<br />
: (発売元:[[タカラ (玩具)|タカラ]]、販売元:[[セントラルホビー]])<br />
<br />
== 関連項目 ==<br />
* [[笑福亭鶴光のオールナイトニッポン]]([[ニッポン放送]])「この歌は、『こんな風』に聞こえる。」<br />
* [[タモリ倶楽部]]([[テレビ朝日]]系列)<br />
: [[空耳アワー]] - タモリと[[安斎肇]]進行による洋楽限定にした類似企画コーナー。制作スタッフもほぼ同じ。<br />
* [[タモリのジャポニカロゴス]](フジテレビ系列) <br />
: タモリがメインを務めた番組。[[言いまつがい]]・歌いまつがいのコーナーが「ボキャブラ天国」の流れを彷彿とさせている。<br />
* [[爆笑レッドカーペット]](フジテレビ系列) <br />
: 2008年[[4月16日]]から「Super-」「超-」の時間帯で放送されていた番組(現在は土曜19:00枠に移動)。一瞬芸がテーマの点で「ボキャブラ発表会 ザ・ヒットパレード」と共通している。<br />
<br />
== 外部リンク ==<br />
* [http://www.fujitv.co.jp/b_hp/vocaten/index_frame.html 続!ボキャプラ天国・フジテレビ公式]<br />
* [http://www.fujitv.co.jp/b_hp/uvocaten/index_frame.html 歌うボキャプラ天国・フジテレビ公式]<br />
* [http://tabibito-kuzuha.hp.infoseek.co.jp/index.htm タモリのボキャプラ天国ミュージアム]<br />
* [http://www5d.biglobe.ne.jp/~anken/owarai/voca/index.html ボキャブラサポーター(お笑いサポーター)]<br />
<br />
== 脚注・出典 ==<br />
{{reflist}}<br />
{{フジテレビ系列水曜19時台後半の番組|1992.10 - 1993.9}}<br />
{{フジテレビ系列水曜22時台の番組|1994.4 - 1997.3}}<br />
{{フジテレビ系列火曜20時台の番組|1997.10 - 1998.9}}<br />
{{前後番組|<br />
放送局=[[フジテレビジョン|フジテレビ]]系|<br />
放送枠=日曜23:45|<br />
番組名=新ボキャブラ天国|<br />
前番組=[[プロ野球ニュース]]|<br />
次番組=プロ野球ニュース<br/>(再復活)|<br />
2放送局=フジテレビ(ローカル枠)|<br />
2放送枠=土曜25:45|<br />
2番組名=続!ボキャブラ天国<br/>↓<br/>歌うボキャブラ天国|<br />
2前番組=[[ふぞろいの天使たち]]<br/>※25:45 - 26:15|<br />
2次番組=[[笑楽園]]|<br />
3放送局=[[フジテレビCS事業部|フジテレビ721]]|<br />
3放送枠=フジテレビクラシック火曜日枠|<br />
3番組名=タモリのボキャブラ天国<br/>↓<br/>タモリのSUPERボキャブラ天国|<br />
3前番組=[[なるほど!ザ・ワールド]]|<br />
3次番組=[[笑う犬|笑う犬の冒険]]|<br />
}}<br />
<br />
{{タモリ}}<br />
[[Category:フジテレビのバラエティ番組|たもりのほきやふらてんこく]]<br />
[[Category:日本の言葉遊び|たもりのほきやふらてんこく]]<br />
[[Category:1990年代のテレビ番組|たもりのほきやふらてんこく]]</div>
防人
http://ja.yourpedia.org/mediawiki/index.php?title=%E5%BF%9C%E4%BB%81%E3%81%AE%E4%B9%B1&diff=382305
応仁の乱
2020-01-17T13:24:59Z
<p>防人: SEOに熱心なMuttley (トーク) による編集を 58.91.152.201 による直前の版へ差し戻しました</p>
<hr />
<div>{{Battlebox<br />
| battle_name=応仁の乱<br />
|colour_scheme=background:#ffff99; color:#2222cc <br />
| conflict=[[応仁の乱]]<br />
| date=[[応仁]]元年([[1467年]])- 文明9年([[1477年]])<br />
| place=[[京都]]<br />
| result=東軍の勝利<br />
| combatant1=東軍<br />
| combatant2=西軍<br />
| commander1=[[細川勝元]]<br />
| commander2=[[山名持豊]]<br />
| strength1=16万(諸説あり)<br />
| strength2=11万(諸説あり)<br />
| casualties1=不明<br />
| casualties2=不明<br />
|}}<br />
'''応仁の乱'''(おうにんのらん)とは[[室町時代]]の8代[[征夷大将軍|将軍]]・[[足利義政]]のときに起こった内乱である。[[室町幕府]][[管領]]の[[細川勝元]]と山名持豊(出家して[[山名宗全]])らの有力[[守護大名]]が争い、九州など一部の地方を除く全国に拡大、影響し[[戦国時代 (日本)|戦国時代]]に突入するきっかけとなった<ref>応仁の乱以後を「戦国時代」とするのが従来からの説である。しかし応仁の乱以降、室町幕府が衰退しつつも影響力が一応維持されていたと考えられている。このため、[[明応の政変]]([[明応]]2年([[1493年]]))以後を戦国時代とする説もある。</ref>。'''応仁・文明の乱'''(おうにん・ぶんめいのらん)とも呼ばれる。もともとは、守護大名・[[畠山氏]]内部の家督争いへの将軍家の調停失敗に端を発している。<br />
<br />
== 経過 ==<br />
=== 将軍義政と義視 ===<br />
室町幕府は、[[南北朝時代 (日本)|南北朝時代]]の混乱や有力[[守護大名]]による反乱が収束した将軍[[足利義満]]・[[足利義持]]の代に将軍(室町殿)を推戴する有力守護の連合体として[[宿老]]政治が確立していた。籤引きによって選ばれた6代将軍の[[足利義教]]が専制政治をしいて[[嘉吉]]元年([[1441年]])に[[赤松満祐]]に誘殺されると([[嘉吉の乱]])、政権にほころびが見え始める。7代将軍は義教の嫡子・[[足利義勝]]が9歳で継いだが1年足らずのうちに急逝し、義勝の次弟である義政が管領の[[畠山持国]]らに推挙され8歳で将軍職を継承した。<br />
<br />
義政は母・[[日野重子]]や愛妾・[[今参局]]らに囲まれ、[[家宰]]の[[伊勢貞親]]や[[季瓊真蘂]]等の側近の強い影響を受けて気まぐれな文化人に成長した。義政は守護大名を統率する覇気に乏しく、もっぱら茶・作庭・猿楽などに没頭し幕政は実力者の[[管領]]家の勝元・[[四職]]家の宗全、正室の[[日野富子]]らに左右されていた。<br />
<br />
打続く[[土一揆]]や政治的混乱に倦んだ義政は将軍を引退して隠遁生活を送ることを夢見るようになり、それは[[長禄・寛正の飢饉]]にも対策を施さない程になっていた。義政は29歳になって、富子や側室との間に後継男子がないことを理由に将軍職を実弟の浄土寺門跡義尋に譲って隠居することを思い立った。禅譲を持ちかけられた義尋はまだ若い義政に後継男子誕生の可能性があることを考え、将軍職就任の要請を固辞し続けた。しかし、義政が「今後男子が生まれても僧門に入れ、家督を継承させることはない」と起請文まで認めて再三将軍職就任を説得したことから[[寛正]]5年[[11月26日 (旧暦)|11月26日]]([[1464年]][[12月24日]])、義尋は意を決して還俗し名を[[足利義視]]と改めると勝元の後見を得て今出川邸に移った。<br />
<br />
=== 文正の政変 ===<br />
[[文正]]元年([[1466年]])7月、突然義政は側近の[[伊勢貞親]]・[[季瓊真蘂]]らの進言で[[斯波]]武衛家の家督を[[斯波義廉]]から取り上げ[[斯波義敏]]に与えた。義廉と縁戚関係にあった宗全は[[一色義直]]や[[土岐成頼]]らとともに義廉を支持し、さらに貞親が謀反の噂を流して義視の追放を図ったことから義視の後見人である勝元は宗全と協力して貞親を近江に追放、このとき政変に巻き込まれた季瓊真蘂、斯波義敏、[[赤松政則]]らも一時失脚して都を追われた。なお、義政時代の斯波武衛家の家督騒動については[[武衛騒動]]も参照。<br />
<br />
=== 勝元と宗全の対立 ===<br />
[[画像:OninNoRanMarker.jpg|thumb|right|250px|「応仁の乱勃発地」の石碑(京都市上京区御霊前通烏丸東入、上御霊神社鳥居前)]]<br />
嘉吉の乱鎮圧に功労のあった宗全は主謀者[[赤松氏]]の再興に反対していたが[[長禄]]2年([[1458年]])、勝元が宗全の勢力削減を図って自分の娘婿である[[赤松政則]]を[[加賀国]]守護職に取立てたことから両者は激しく対立するようになっていた。文正の政変で協力した2人であったがそれぞれ守護大名の家督争いに深く関わっていたため、強烈に対立する2人でもあった。<br />
<br />
寛正6年[[11月23日 (旧暦)|11月23日]]([[1465年]][[12月11日]])、義政と富子との間に[[足利義尚]](のち義煕)が誕生すると実子・義尚の将軍職擁立を切望する富子は宗全に接近し、義視の将軍職就任を阻止しようと暗躍した。義視の後見人である勝元と義尚を押す宗全の対立は激化し将軍家の家督争いは全国の守護大名を勝元派と宗全派に二分する事態となり、衝突は避け難いものになっていった。<br />
<br />
=== 御霊合戦 ===<br />
この頃、三管領の1つ・畠山家では[[畠山義就]]とその従兄弟の[[畠山政長]]との家督継承権をめぐる闘争が激化していた。これに、将軍義政の気紛れが油を注いだ。<br />
<br />
[[康正]]元年([[1455年]])頃、畠山家総領であった義就は政長と手を組んだ細川勝元の策謀によって義政から追放され、政長が畠山家総領を継承していた。義就は宗全を頼って復権を願い出ていた。<br />
<br />
文正2年[[1月2日 (旧暦)|1月2日]]([[1467年]][[2月6日]])、宗全に懐柔された義政が、時管領職にあった政長や勝元に断ることなく、将軍邸の[[花の御所]](室町第)に義就を招いてこれを赦免した。追い討ちをかけるように義政は正月恒例の管領邸への「お成り」を中止し、3日後に義就が宗全邸で開いた酒宴に出席した。その席で義政は義就の畠山家総領を認め、政長に春日万里小路の屋敷の明け渡しを要求させる。<br />
<br />
政長は反発して管領を辞任したが、後任に山名派の斯波義廉が就任した。勝元は義政から義就追討令を出させようとするが、富子が事前に察知して宗全に情報を漏らしたため失敗した。<br />
<br />
政局を有利に運んだ宗全は自邸周辺に同盟守護大名の兵を多数集め、[[内裏]]と花の御所を囲み義政に政長や勝元らの追放を願い出た。義政は勝元の追放は認めなかったが、諸大名が一方に加担しないことを条件に義就による政長への攻撃を認めた。義政から廃嫡され賊軍扱いされた政長は勝元に援軍を求めたが、勝元は後日の反撃を期してこれを断った。<br />
<br />
[[1月18日 (旧暦)|1月18日]]([[2月22日]])、政長は無防備であった自邸に火を放つと兵を率いて[[上御霊社]](京都市上京区)に陣を敷いた。義政は畠山の私闘への関わりを禁じるが、宗全は[[後土御門天皇]]や[[後花園上皇]]らを室町亭に避難させると義就に加勢した。勝元は義政の命を守って沈黙を続けた。<br />
<br />
御霊社は竹林に囲まれ、西には細川が流れ、南には相国寺の堀が位置した。義就は釈迦堂から出兵して政長を攻撃し斯波義廉、[[山名政豊]]、[[朝倉孝景 (7代当主)|朝倉孝景]]らも加勢した。戦いは夕刻まで続いたが、政長は夜半に社に火をかけ、自害を装って逃走した。勝元邸に匿われたと言われる。御霊合戦は畠山の私闘とされたが、宗全が細川派を排斥しようとした事実上のクーデターであった。<br />
<br />
=== 戦火の拡大 ===<br />
御霊合戦の後、勝元は四国など領地9カ国の兵を京都へ集結させた。また勝元の娘婿である赤松政則が以前は赤松氏が守護を務めていた播磨へ侵攻し、山名氏から守護職を奪還した。京都では細川方の兵が宇治や淀など各地の橋を焼き、4門を固めた。5月には[[武田信賢]]、[[細川成之]]らが若狭の[[一色氏]]の領地へ侵攻し、都でも一色義直の邸や西軍諸将の屋敷を襲撃した。義敏は尾張から遠江へ侵攻した。4月に足利義視が調停を試みている。<br />
<br />
5月、勝元は北陸に落ちていた政長を含む全国の同盟者に呼びかける一方、花の御所を押さえ戦火から保護するという名目で将軍らを確保し、天皇・上皇を室町亭に迎えた。勝元は自邸今出川邸に本陣を置くと6月には義政に要請して[[牙旗]]を授与され、官軍の体裁を整えた。片や宗全は5月に評定を開き、五辻通大宮東に本陣を置いた。両軍の位置関係から細川方を「東軍」、山名方を「西軍」と呼ぶ。兵力は『[[応仁記]]』によれば東軍が16万、西軍が11万以上であったと記されているが、誇張があるという指摘もされている。<br />
<br />
京都に集結した諸将は北陸、信越、東海と九州の筑前、豊後、豊前が大半であった。地理的には、細川氏一族が畿内と四国の守護を務めていたことに加えその近隣地域にも自派の守護を配置していたため、「東軍」が優位を占めていた。「西軍」は山名氏を始め、細川氏とその同盟勢力の台頭に警戒感を強める地方の勢力が参加していた。このため西軍には、義政の側近でありながら武田信賢との確執から西軍に奔った一色義直や[[六角高頼]]・[[土岐成頼]]のように成り行きで参加したものも多く、その統率には不安が残されていた。<br />
<br />
一方、関東地方や東北、九州南部などの地域は既に中央の統制から離れて各地域で有力武家間の大規模な紛争が発生しており、中央の大乱とは別に戦乱状態に突入していた(関東については[[享徳の乱]]を参照のこと)。<br />
<br />
=== 戦況の変遷と膠着化 ===<br />
開戦当初は東軍が優勢であった。内裏や花の御所周辺から西軍を駆逐して皇室と将軍義政を確保し義政の支持を受けて「官軍」と号したことに加え、細川氏と支持者の領国が畿内周辺に集中していたことが有利に働いたからである。しかし、月には細川領の[[丹波国]]を制圧した山名軍8万が上洛し、8月には周防から大内政弘が四国の[[河野通春]]ら7ヶ国の軍勢と[[水軍]]を率いて入京したため西軍が勢力を回復した。激戦となった[[相国寺の戦い]]は両軍に多くの死傷者を出したが、勝敗を決するには至らなかった。<br />
<br />
[[応仁]]元年[[8月29日 (旧暦)|8月29日]]([[9月27日]])、突然、義視が東軍を出奔して伊勢国の[[北畠教具]]を頼った。義視の出奔は[[武衛騒動]]と文正の政変で追放されていた伊勢貞親が義政に呼び戻されて復権したことが一因とされているが、このころ義政や後見人の勝元が義視の廃嫡と義尚の将軍職就任に傾いたことも大きな原因であったと見られている。約束に反して将軍職を譲らない義政と義視の将軍就任のために積極的に動かない後見人の勝元、富子に見守られ僧門に入ることもなく成長して行く義尚。義視は、義尚が誕生した時より幕府に身の置き場所をなくしていたのである。<br />
<br />
その後、しばらく伊勢国に滞在した義視は勝元や義政に説得されて東軍に帰陣するが、再度出奔して[[比叡山]]に登った。義尚擁立に転じた勝元が、義視を御所から事実上追放したのである。[[11月23日 (旧暦)|11月23日]]([12月19日]])、西軍は比叡山に使いを出して義視を迎え入れて“新将軍”に奉ると幕府の体裁を整えて東軍に対抗した。西軍は[[後南朝]]勢力にも協力を呼びかけた。<br />
<br />
対立構図のねじれ、自己の利に従って離散集合をくり返す諸勢力。このような状況下で身を賭して戦いに貢献しようとする者は少なく、東西両軍の戦いは膠着状態に陥った。東軍の[[大将|足軽大将]]・[[骨皮道賢]]が後方攪乱として[[ゲリラ戦]]を試みて名を上げたが彼らは盗賊や凶悪人を多く含んだ無法者の集団に近く、戦局を打開することはできなかった。<br />
<br />
[[文明 (元号)|1469年]]元年([[1469年]])になると[[大内氏]]の重臣で文武両道の名将として知られた[[益田兼堯]]が[[石見国]]で離反し、九州の[[大友親繁]]・[[少弐政資|少弐頼忠]]とともに[[大内教幸]]を擁して西軍方の大内領に侵攻した。この動きは鎮圧されたものの、文明3年([[1471年]])には守護代でありながら西軍の主力となっていた朝倉孝景が義政自身による越前守護職補任をうけて東軍側に寝返った。<br />
<br />
長引く戦乱と盗賊の跋扈によって何度も放火された京都の市街地は焼け野原と化して荒廃した。さらに上洛していた守護大名の領国にまで戦乱が拡大し、諸大名は京都での戦いに専念できなくなった。こうして東西両軍の間には厭戦気分が漂うようになる。<br />
<br />
文明5年([[1473年]])になると[[3月18日 (旧暦)|3月18日]]([[4月15日]])に宗全が、[[5月11日 (旧暦)|5月11日]]([[6月6日]])に勝元が相次いで死去し、[[12月19日 (旧暦)|12月19日]]([[1474年]][[1月7日]])には義政が義尚に将軍職を譲って隠居した。文明6年[[4月3日 (旧暦)|4月3日]]([[4月19日]])、宗全の子[[山名政豊]]と勝元の子[[細川政元]]の間に和睦が成立した。<br />
<br />
その後も東軍は畠山政長・赤松政則、西軍は畠山義就・大内政弘を中心に惰性的な小競り合いを続けていたが文明9年[[11月11日 (旧暦)|11月11日]]([[1477年]][[12月16日]])に大内政弘が周防国に撤収したことによって西軍は事実上解体し、京都での戦闘は収束した。その9日後、幕府によって「天下静謐」の祝宴が催され11年に及ぶ大乱の幕が降ろされた。<br />
<br />
この戦乱は延べ数十万の兵士が都に集結し、11年にも渡って戦闘が続いたにも関わらず主だった将が戦死することもなく勝敗もつかなかった。惰性的に争いを続けてきた挙句、守護大名たちが獲得を目指していた幕府権力そのものが権威を失墜させてしまい獲得するものは何もなかったのである。<br />
<br />
== 守護大名・豪族の動向 ==<br />
応仁の乱は京都が主戦場であったが、後半になると地方へ戦線が拡大していった。これは勝元による西軍諸大名(大内氏・土岐氏など)に対する後方撹乱策が主な原因であり、その範囲は奥羽・関東・越後・甲斐を除くほぼ全国に広がっていった。ここでは東西両軍に参加した守護大名や豪族を列挙するが、時期によっては去就が異なる場合がある。主に応仁4年([[1470年]])頃の状況に照らした去就を記す(参考資料:『鎌倉・室町人名辞典』・『戦国人名辞典』)。<br />
=== 東軍 ===<br />
==== 守護大名 ====<br />
*[[細川勝元]]および[[細川氏]]一門:[[摂津国|摂津]]・[[和泉国|和泉]]・[[丹波国|丹波]]・[[淡路国|淡路]]・[[讃岐国|讃岐]]・[[阿波国|阿波]]・[[土佐国|土佐]]<br />
*[[畠山政長]]:[[越中国|越中]]・([[河内国|河内]])<br />
*[[斯波義敏]]・[[斯波持種]]:([[尾張国|尾張]]・[[越前国|越前]]・[[遠江国|遠江]])<br />
*[[京極持清]]:[[飛騨国|飛騨]]・[[近江国|近江]]半国・[[出雲国|出雲]]・[[隠岐国|隠岐]]<br />
*[[赤松政則]]:[[播磨国|播磨]]・[[加賀国|加賀]]半国([[備前国|備前]]・[[美作国|美作]])<br />
*[[山名是豊]]:[[山城国|山城]]・[[備後国|備後]]<br />
*[[武田信賢]]・[[武田国信]]:[[若狭国|若狭]] [[安芸国|安芸]]半国<br />
*[[今川義忠]]:[[駿河国|駿河]]<br />
*[[富樫政親]]:加賀半国<br />
*[[北畠教具]]:[[伊勢国|伊勢]]半国<br />
*[[大友親繁]]:[[豊後国|豊後]]・[[筑後国|筑後]]<br />
*[[少弐政資|少弐頼忠]]:[[肥前国|肥前]]・[[対馬国|対馬]](筑前)<br />
*[[菊池重朝]]:[[肥後国|肥後]]<br />
*[[島津立久]]:[[薩摩国|薩摩]]・[[大隅国|大隅]]・[[日向国|日向]](ただし、実戦には参加していない)<br />
<br />
==== 豪族 ====<br />
*[[小笠原家長]]、[[木曽家豊]]、[[松平信光]]、[[吉良義真]]、[[筒井順尊]]、[[吉川経基]]、[[吉見信頼]]、[[益田兼堯]]、[[大内教幸]]、[[小早川煕平|小早川熈平]]、[[河野教通]]、[[相良長続]]など<br />
<br />
=== 西軍 ===<br />
==== 守護大名 ====<br />
*[[山名持豊]]および[[山名氏]]一門:[[但馬国|但馬]]・[[因幡国|因幡]]・[[伯耆国|伯耆]]・美作・播磨・備前・[[備中国|備中]](ただし、山名是豊を除く)<br />
*[[畠山義就]]:河内([[紀伊国|紀伊]]・[[大和国|大和]])<br />
*[[畠山義統]]:[[能登国|能登]]<br />
*[[斯波義廉]]:越前・尾張・遠江<br />
*[[一色義直]]:[[丹後国|丹後]]・伊勢半国<br />
*[[小笠原清宗]]:[[信濃国|信濃]]<br />
*[[土岐成頼]]:[[美濃国|美濃]]<br />
*[[六角高頼]]:近江半国<br />
*[[河野通春]]:[[伊予国|伊予]]<br />
*[[大内政弘]]:[[長門国|長門]]・[[周防国|周防]]・[[豊前国|豊前]]・[[筑前国|筑前]]<br />
<br />
==== 豪族 ====<br />
*[[吉良義藤]]、[[飛騨国|飛騨]][[姉小路家]]、[[富樫幸千代]]、[[毛利豊元]]、[[武田元綱]]、[[竹原]][[小早川氏]]、[[渋川尹繁]]・[[島津季久]]、[[一色時家]]など<br />
<br />
== 社会の変化 ==<br />
応仁の乱は将軍や守護大名の没落を促進し、守護代であった[[朝倉孝景 (7代当主)|朝倉孝景]]が守護大名の地位を得たことに象徴されるように真の実力者の身分上昇をもたらした。[[下克上]]は全国に拡散され、日本は[[戦国時代 (日本)|戦国時代]]に向かうことになる。<br />
<br />
残存していた[[荘園制度]]等の旧制度が急速に崩壊し始めると、新しい価値観を身につけた勢力が登場した。応仁の乱終了後も政長と義就は山城国で戦い続けていたが、度重なる戦乱に民衆は[[国人]]を中心にして団結し勝元の後継者であった政元の後ろ盾も得て、[[山城国一揆]]を起して両派を国外に退去させた。[[加賀国]]においては、[[本願寺]]門徒が[[富樫政親]]を追った([[加賀一向一揆]])。これは、旧体制に属さない新勢力が歴史の表舞台に現れた瞬間であった。<br />
<br />
== 旧勢力の没落と新興勢力の台頭 ==<br />
[[室町時代]]をつらぬくキーワードは、「旧勢力の没落と新興勢力の台頭」である。[[鎌倉時代]]後期から、名門武家・公家を始めとする旧来の支配勢力は、生産力向上に伴い力をつけてきた[[国人]]・商人・農民などによって、その既得権益を侵食され没落の一途をたどっていた。<br />
<br />
また、守護大名による合議制の連合政権であった室町幕府は3代将軍・義満と6代将軍・義教のときを除いて成立当初から将軍の権力基盤は脆弱であり、同じように守護大名も台頭する[[守護代]]や有力家臣の強い影響を受けていた。<br />
<br />
こうした環境は当時、長子による[[家督]]権継承が完全に確立されていなかったことも相まってしばしば将軍家・守護大名家に後継者争いや「[[お家騒動]]」を発生させる原因になった<ref>男子長子による家督相続は[[豊臣秀吉]]の[[天下統一]]以降に制度化したもので、[[江戸幕府|江戸幕藩体制]]の中で確立し明治の[[旧民法]]で法制化され戦後の[[民法]]改正まで継続したものである。</ref>。<br />
<br />
== 応仁の乱後の京都復興 ==<br />
京都で戦後という場合の「戦」とはこの乱を指す事が多い。応仁の乱によって京都を追われた公家や民衆は京都周辺の[[山科区|山科]]や[[宇治市|宇治]]、[[大津市|大津]]、[[奈良市|奈良]]、[[堺市|堺]]といった周辺都市や地方の所領などに疎開していった。応仁の乱後の文明11年([[1479年]])に室町殿や内裏の造営が開始されたものの都市の荒廃による環境悪化によって[[疫病]]や火災、盗賊、一揆などの発生が頻発したこと、加えて在京していた守護大名やその家臣達(都市消費者として一定の役割を果たしていた)が領国の政情不安のために帰国したまま帰ってこなかったこともあり、京都の再建は順調とは言えなかった。こうした災害を理由とした[[改元]]([[長享]]・[[延徳]]・[[明応]])が相次いでいるのもそれを裏付けていると言える。また[[町衆]]主導によって行われたと評価されてきた明応9年([[1500年]])の[[祇園祭]]の再興も本来祇園祭が疫病平癒の祭りであったことを考えると、逆に当時の社会不安の反映が祇園祭再興を促したという側面も考えられるのである<ref>また室町幕府も明応9年(1500年)をはじめ、以後の祇園祭に度々介入して主導権の回復を図り実際に戦国時代初頭には幕府の命令による祇園祭の延期や年2度開催が度々行われている。本当の意味での町衆による祇園祭開催が可能になったのは、[[天文_(日本)|天文]]2年([[1533年]])の幕府の延期命令に対する町衆の反対運動以後と考えられている。</ref>。また、当時町衆における[[法華宗]]受容も社会不安からくる信仰心の高まりと関連づけられる。<br />
<br />
それでも明応7年([[1498年]])頃より京都の住民に対する[[地子銭]]徴収が次第に増加していったこと、[[永正]]5年([[1508年]])以後の[[酒屋役]]徴収の強化命令が幕府から出されている事からこの時期に京都の人口回復が軌道に乗り出したと考えられ、明応9年(1500年)の祇園祭の前後数年間が京都の本格的な復興期と考えられている。<br />
<br />
== 脚注 ==<br />
<references/><br />
<br />
== 参考文献 ==<br />
*鈴木良一 『応仁の乱』(岩波新書、[[昭和]]48年([[1973年]])) ISBN 4004131006<br />
*小川信 『山名宗全と細川勝元』(新人物往来社、[[平成]]6年([[1994年]])) ISBN 4404021062<br />
*笠原一男 『室町幕府と応仁の乱』<br />
*永島福太郎 『応仁の乱』 <br />
*榊山潤 『応仁の大乱』<br />
*早島大祐 『首都の経済と室町幕府』(吉川弘文館、平成18年([[2008年]]))ISBN 4642028587<br />
<br />
== 関連項目 ==<br />
*[[日本史の出来事一覧]] - [[日本の合戦一覧]]<br />
*[[応仁記]]・応仁略記<br />
*[[享徳の乱]] - ほぼ同時期に起きた関東地方の戦乱。応仁の乱よりも長期に渉った。<br />
*[[西陣織]] - 応仁の乱を期に発展。<br />
*[[観音寺城#第一次観音寺城の戦い|第一次観音寺城の戦い]]<br />
*[[観音寺城#第二次観音寺城の戦い|第二次観音寺城の戦い]]<br />
*[[観音寺城#第三次観音寺城の戦い|第三次観音寺城の戦い]]<br />
<br />
[[Category:山城国]]<br />
[[Category:京都市の歴史]]<br />
[[Category:15世紀]]<br />
[[Category:室町時代の事件]]<br />
[[Category:室町時代の戦い]]<br />
[[Category:11-15世紀の戦争]]<br />
{{Wikipedia/Ja}}</div>
防人
http://ja.yourpedia.org/mediawiki/index.php?title=%E9%8A%80%E6%B2%B3%E8%8B%B1%E9%9B%84%E4%BC%9D%E8%AA%AC&diff=382304
銀河英雄伝説
2020-01-17T13:24:32Z
<p>防人: SEOに熱心なMuttley (トーク) による編集を 由亜辺出夫 による直前の版へ差し戻しました</p>
<hr />
<div>[[Image:銀河英雄伝説 1.jpg|700px|thumb|登場人物一覧]]<br />
『'''銀河英雄伝説'''』(ぎんがえいゆうでんせつ)は、[[田中芳樹]]による[[SF]][[小説]]。また、これを原作とする[[アニメ]]、[[漫画]]、[[コンピューターゲーム]]等の関連作品。略称は『'''銀英伝'''』(ぎんえいでん)。<br />
本編だけで一千万部突破を記録したベストセラーで現在もその記録を伸ばし続けている。<br />
<br />
== 概要 ==<br />
[[銀河系]]を舞台に、[[銀河英雄伝説の登場勢力#銀河帝国|銀河帝国]]と[[銀河英雄伝説の登場勢力#自由惑星同盟|自由惑星同盟]]、および[[銀河英雄伝説の登場勢力#フェザーン自治領|フェザーン自治領]](形式的には、フェザーンも銀河帝国の一部)の攻防と[[権謀術数]]を、ふたりの主人公[[ラインハルト・フォン・ローエングラム]]と[[ヤン・ウェンリー]]を軸に描く[[スペースオペラ]]。道具立てはSF的だが「後世の歴史家による記述」という体裁を取っており、[[文体]]はむしろ[[歴史小説]]に近い(アニメ版においても歴史教科書に載っている写真の様な描写が幾つも見受けられる)。<br />
<br />
メディア展開の結果と徳間デュアル文庫版([[#刊行リスト|刊行リスト]]参照)の発刊を理由として、本作が[[ライトノベル]]に分類されることもある。<br />
<br />
本作の原形となったのは、[[1970年代]]の末に田中芳樹(当時は李家豊〔りのいえ・ゆたか〕名義)が[[幻影城 (雑誌)|幻影城]]から新書ノベルスとして出版する予定で書き進めていた『[http://members.at.infoseek.co.jp/tanteisakka/mikan2.html 銀河のチェス・ゲーム]』である。この作品は幻影城の倒産によって未完のまま中断したが、のちに[[徳間書店]]の編集者がその原稿を読み、序章にあった本編より数世紀前のエピソードを膨らませて描くよう勧めた。<br />
<br />
[[1982年]][[11月]]、徳間書店の徳間ノベルズより『銀河英雄伝説』が刊行された。これは本編第1巻「黎明篇」に当たるが、本作に先立ち同社から刊行された著作『白夜の弔鐘』の売り上げ不振もあり、この時点では2巻以降を出すかどうかは未定(売れ行き次第)だったため、初版には巻数及びサブタイトルが入っていない。さいわい第1巻が増刷されたため第2巻が刊行されることとなり(これに伴いローマ数字で巻数表記が付くようになった)、当初はさほどの売れ行きではなかったものの、3巻を皮切りに人気に火がつき、[[1987年]]までに本編全10巻が書き下ろし刊行された。[[1988年]]、読者の支持によりその年の[[星雲賞]]を受賞。<br />
<br />
SF(サイエンス・フィクション)に分類される作品だが、科学技術的な描写は重んじず、対立する陣営の[[イデオロギー]]、人物像、権謀術数、[[歴史]]の流れを正面に出し、「後世の[[歴史家]]」の観点から叙述することで、さながら架空の[[歴史小説]]であるかのような体裁をとっている<ref>本作の刊行当初はSFブームであり、SFの体裁さえ整えておけば事実上どんな作品でも売れ、本作のように前例のない企画でも通った。本作のSF的要素はもともと数少なく、そして巻を追うごとに減少していく。</ref>。作者はのちに架空の歴史小説『[[アルスラーン戦記]]』を発表することになるのだが、この『銀河英雄伝説』においても、作者の歴史・文学の知識は色濃く反映されており、中国史をはじめとする歴史上のエピソードがしばしば顔をのぞかせている。また、作者が本作品シリーズにて首尾一貫「[[超能力]]」や「[[宇宙人|異星人種族]]」「未知のエネルギー」「戦闘用ロボット」「[[人造人間|アンドロイド]]」といった世のありようを変えるSF的な要素を一切持たせず、むしろ禁忌としたのも、いずれも、史実、あるいはそれを基にした過去の文学作品を念頭に、人間同士の営みから生み出される歴史ドラマとしての構成を意図したためである(そのせいか、SFブーム以後も本作の人気は続いた)。<br />
<br />
作中、兵器の名称などには、銀河帝国側は[[北欧神話]]、対する自由惑星同盟側は[[ギリシア神話|ギリシア]]・[[オリエント]]・[[ラテンアメリカ]]・[[中国]]など世界各地の[[神話]]からの引用が数多くみられる。また、人名、都市名などの名詞は帝国側はゲルマン風に統一され、一方の同盟側はさながら多民族国家の[[アメリカ合衆国|アメリカ]]のごとく雑多なものとなっており、本作品に一種独特の雰囲気を与えている。これもその背景にあるものを想像させるために用意された舞台装置の一例といえる。<br />
<br />
本編の他に[[外伝]]があり、外伝は[[1984年]]から[[1989年]]にかけ、『[[SFアドベンチャー]]』に連載または同誌増刊号に一括掲載された長篇が4本(いずれも新書ノベルス1冊分)、同誌読み切りの短篇4本に、漫画の原作である短篇『黄金の翼』がある(これら短篇は長らく単行本未収録であったが、徳間デュアル文庫版で1冊にまとめられた)。外伝は全6冊分が執筆されると公表されているものの、現時点で最後の1冊分が書かれる気配はない(ただし、『[[アルスラーン戦記]]』のように、数年間刊行が停止して読者からは休刊、終刊したと思われた後、続刊が出版された例がある)。<br />
<br />
本作はベストセラーかつロングセラーとなり、刊行以来重版増刷が繰り替えされてきた徳間ノベルズ版の第1巻は初刊からほぼ20年目にして100刷の大台を超える。また、新書ノベルス版以外にもハードカバーの愛蔵版、徳間文庫による[[文庫]]版、[[2000年]]から[[2003年]]にかけて“ファイナルバージョン”と銘打って刊行された本編全20巻、外伝全9巻、これにハンドブックを加えた全30巻の[[徳間デュアル文庫]]版(巻数が増しているのは従来の1巻分を2分冊にしている為)など、バリエーション豊富な装丁による書籍が刊行。いずれも息長く売れ続け、一部で「お化け小説」とも言われている本作の人気維持に貢献している(各版の主な違いについては[[#刊行リスト|刊行リスト]]の項を参照されたい)。<br />
<br />
2007年2月からは徳間書店から[[東京創元社]]に版元を変え、[[創元SF文庫]]レーベルでの新装版リリースも開始されている。<br />
<br />
== あらすじ ==<br />
[[西暦]]2801年を[[銀河英雄伝説の用語#宇宙暦|宇宙暦]]1年とした遥かな未来。<br />
その勢力圏を[[銀河系]]にまで拡大させた人類は人類統一政府である銀河連邦を成立させるが、その政治体制は長い年月を経て腐敗していった。<br />
社会の閉塞感を打破する強力な指導者を民衆が求める中、宇宙海賊を壊滅させた連邦軍の英雄[[ルドルフ・フォン・ゴールデンバウム]]は、やがて政界に進出すると民衆の圧倒的支持を集めて独裁政権を確立し、首相と国家元首を兼任して終身執政官を自称。<br />
宇宙暦310年に至って、「神聖にして不可侵たる」銀河帝国皇帝に即位して銀河帝国を建国、新たに帝国暦1年とした。<br />
みずから行使する正義を信じてうたがわないルドルフは、共和主義者を中心とした反対派を弾圧・粛清し、議会を解散して専制政治へと移行させ、その支配は苛烈を極める一方、自身を支持する「優秀な臣民」に対しては特権を与え、帝国を支える強固な貴族階級を形成させた。<br />
ルドルフの死後も、至高の権力をえるのはその子孫にかぎられ、世襲だけが権力の移動のあるべき姿になったかにみえた。<br />
<br />
共和主義者たちは奴隷階級におとされ、ルドルフの死後も苦難の日々を送っていたが、帝国歴164年、[[銀河英雄伝説の登場人物・自由惑星同盟#アーレ・ハイネセン|アーレ・ハイネセン]]を中心として、みずから建造した宇宙船により帝国からの逃亡に成功。<br />
銀河系の深奥部に歩を踏み入れ、指導者ハイネセンを事故で失うなど半世紀に及ぶ苦難の道程の末、帝国歴218年、ついに安定した恒星群を見いだし、そこで自由惑星同盟を建国。<br />
民主共和政治を礎とする銀河連邦の正当な後継者との誇りから宇宙歴を復活させ、勤勉さと情熱によって国家体制をととのえ、多産を奨励し、急速に勢力を拡大させた。<br />
<br />
やがて帝国ではルドルフの死後3世紀を経て、さしも強固だった体制のたがもゆるみ、貴族たちは権力闘争に明け暮れ、規律や統制は弱まり、恒星フェザーン星系においては、地球出身の大商人[[銀河英雄伝説の登場人物・その他#レオポルド・ラープ|レオポルド・ラープ]]の異常なまでの説得、そして賄賂を伴う工作により、皇帝の主権下ながらも内政に関してほぼ完全な自治権を有した商業都市国家型のフェザーン自治領が形成された。一方、自由惑星同盟ではその存在が帝国に知れわたると、権力闘争に敗れた貴族を「来る者は拒まず」の精神で受け入れたことで次第に変質していくこととなり、建国当初の理念は薄れていった。<br />
<br />
こうして人類は、専制政治を敷く銀河帝国と、民主共和制を唱える自由惑星同盟、および商業を中心としたフェザーン自治領の3つの勢力に分かれ、フェザーンがその経済力と政治工作により勢力を拡張する中、帝国-同盟間では慢性的な戦争状態が150年にわたって続いていた。<br />
この長く不毛な戦いが永遠に続くかに思われていた宇宙暦700年代末、2人の英雄が出現し、人類の歴史は大きく展開し始める。<br />
<br />
[[銀河英雄伝説の用語#宇宙暦|宇宙暦]]776年/[[銀河英雄伝説の用語#帝国暦|帝国暦]]467年、銀河帝国において、[[貴族]]とは名ばかりの貧家に生まれた'''[[ラインハルト・フォン・ローエングラム|ラインハルト・フォン・ミューゼル]]'''は、敬愛する姉の[[アンネローゼ・フォン・グリューネワルト|アンネローゼ]]が皇帝の[[後宮]]に納められた事で、ゴールデンバウム王朝への憎悪を抱くようになった。ラインハルトは、彼女を取戻すだけの力を得るために親友の[[ジークフリード・キルヒアイス]]とともに帝国軍幼年学校に入学して軍人となる。やがて、腐敗したゴールデンバウム王朝を打倒し「宇宙を手に入れる」という野望を抱いたラインハルトは、その天才的な軍事的才能とキルヒアイスの補佐によって武勲を重ね、驚異的なスピードで昇進していく。ローエングラム伯爵家の家名を継ぎ、[[ラインハルト・フォン・ローエングラム]]となった彼は、ついに20歳にして帝国[[元帥]]に就く。後に「'''常勝の英雄'''」「'''[[銀河英雄伝説の用語#獅子帝|獅子帝]]'''」と呼ばれた彼の元には、現体制に不満を抱く若き才能が集まり、腐敗した体制のもと既得権益をむさぼる貴族からの反発の中にあって確固たる勢力を確立する。<br />
<br />
一方、自由惑星同盟では、本来は歴史研究家志望であったものの、両親の死により歴史を無料で学ぶ方便として士官学校に入学し、不本意ながらも[[軍人]]になった'''[[ヤン・ウェンリー]]'''(宇宙暦767年生まれ)が、本人の意思とは裏腹に歴史の表舞台に担ぎ上げられようとしていた。ヤンは暴力機関としての軍隊を嫌い退役生活を夢見ながらも、その軍事的才能によって望まぬ武勲を重ね、やがて[[提督]]に抜擢された。後に「'''不敗の名将'''」「'''[[銀河英雄伝説の用語#異名・渾名|魔術師ヤン]]'''」「'''[[銀河英雄伝説の用語#異名・渾名|奇跡のヤン]]'''」と評されたヤンは、母国の政治体制の腐敗を嘆き、戦争への懐疑を抱きながらも数々の戦いに身を投じることになる。<br />
<br />
ラインハルトとヤンは、[[銀河英雄伝説の戦役#アスターテ会戦|アスターテ会戦]](アニメ版では[[銀河英雄伝説の戦役#第4次ティアマト会戦|第4次ティアマト会戦]])において初めて対峙し、お互いの軍事的才能を認め合うこととなる。<br />
その後、ヤンは、難攻不落と言われた帝国軍の要衝・[[#イゼルローン要塞|イゼルローン要塞]]を、知略によってわずか半個艦隊で、しかも味方の血を一滴も流す事無く[[銀河英雄伝説の戦役#第7次イゼルローン攻防戦|攻略]]。<br />
ヤンの劇的な勝利により、同盟軍はさらなる勝利を求めて[[銀河英雄伝説の戦役#同盟軍の帝国領侵攻|帝国領内への侵攻を試みる]]が、[[銀河英雄伝説の戦役#アムリッツァ星域会戦|アムリッツァ星域においてラインハルトの前に壊滅的大打撃を受けて]])敗退した。<br />
<br />
ラインハルトはこの大勝利によって立場を強化し、さらに皇帝[[崩御]]の後継者争いに端を発した内戦によって、帝国内の[[銀河英雄伝説の用語#門閥貴族|門閥貴族]]勢力を駆逐して帝国の実権を掌握する。だがその過程で、自分の半身も同様の存在であったキルヒアイスを自らの過失によって失い、それにともなって姉・アンネローゼにも決別を告げられる。ラインハルトにとって余りにも大きなこれらの代償は、以降の彼の覇業に大きな影を落とす事になる。<br />
<br />
一方、帝国領侵攻作戦で大敗を喫した自由惑星同盟は、さらに[[銀河英雄伝説の戦役#救国軍事会議のクーデター|クーデター]]による内乱で著しく国力を疲弊させることとなる。そして、国防は難攻不落の[[#イゼルローン要塞|イゼルローン要塞]]と、その総責任者となったヤンの知略に頼る以外なくなっていった。ヤンは客観的事情を緻密に分析することでラインハルトの戦略をたびたび看破しながらも、自らは[[文民統制]]を固持し続け、状況は自由惑星同盟にとって憂慮する方向へと進んでいく。<br />
<br />
銀河帝国の実権を手中におさめたラインハルトは、強大な敵と戦うことによってしか自らの「心の飢え」を満たしえなくなっていた。そして、自由惑星同盟を征服するために、宇宙暦798年/帝国暦490年、自由惑星同盟への大規模な[[侵攻]]作戦「[[銀河英雄伝説の戦役#ラグナロック(神々の黄昏)作戦|神々の黄昏(ラグナロック)]]」を発動する。それは、長年にわたって二大勢力が戦いを繰り広げてきた[[銀河英雄伝説の用語#イゼルローン回廊|イゼルローン回廊]]ではなく、同盟領とのもう一方の通行路であった[[銀河英雄伝説の用語#フェザーン回廊|フェザーン回廊]]を通過するという意表を突いたものであった。<br />
<br />
遠くイゼルローン要塞にあり、様々なしがらみを抱えながらもそれを迎え撃とうとするヤン。<br />
ここに「常勝」と「不敗」の対決が始まり、さらに多くの会戦、陰謀、事件が複雑に絡み合って、銀河の歴史はさらに加速していく。<br />
<br />
== 物語の世界 ==<br />
; 世界観<br />
物語の舞台となる未来の宇宙、人類は恒星間航行の実現により[[太陽系]]外に進出し、[[銀河系]]の3分の1にまでその居住圏を広げている。[[地球]]はすでにその繁栄と人類社会の中心としての地位を失い、今では帝国領の辺境で半ば忘れ去られた存在である。銀河帝国と自由惑星同盟の間には、航行不能な広大な宙域が広がっており、その中で通行可能なのはイゼルローン回廊とフェザーン回廊と呼ばれる狭い宙域のみ。フェザーン回廊にはフェザーン自治領が存在するため、イゼルローン回廊とその周辺部における帝国軍と同盟軍の戦争が150年の長きにわたり慢性的に続いている。<br />
<br />
[[人口]]は、かつての銀河連邦の最盛期には3,000億人を数えるほどだったが、銀河帝国の圧政とその後の消耗戦的な戦争の中で、帝国250億人に同盟130億人にまで減少している。両国の社会が疲弊する一方で、フェザーンは一惑星でありながら20億人を誇り、帝国・同盟との交易により[[経済]]も潤っている。医療技術は飛躍的に進歩し、[[癌]]などはすでに不治の病ではなくなった。しかし、人工器官やタンクベッド睡眠などの技術は戦争継続のために利用されており、医療技術の発展が兵器開発と並んで戦死者数をさらに拡大させる、という皮肉な状況となっている。<br />
<br />
人々の生活環境は居住する星系により様々で、フェザーンやハイネセンなど多数の住民を抱える惑星では、超高層建築技術なども発達し非常に未来的な生活環境が享受されている。一方、辺境部などでは人口も少なく、帝国では領主である貴族の下で中世的な生活を強いられている人々も多い。都市部では立体TVなどが発達し、フライングボールというスポーツが帝国・同盟問わず人気の娯楽となっている。<br />
<br />
作品世界では、[[宗教]]の概念が著しく衰退しているとされる。かつて地球上を覆った破滅的な戦争において、[[救世主]]たる神がついに現れなかったからでもあるが、その結果道徳的な規範が脆く社会の退廃が進みやすい側面を持つ。一方で、帝国人にとってのヴァルハラの思想など、一定の宗教的概念は存在する。また近年、人類の発祥地である地球を信仰の対象とした地球教が、社会に急速な浸透を見せているとされる。その本質と実態が、物語の展開にも大きく関わってくる事になる。<br />
<br />
; 暦<br />
作中では、西暦の延長にあたる「'''宇宙暦・帝国暦・新帝国暦'''」という暦が使用されている。宇宙暦は銀河連邦が成立した時、帝国暦は銀河帝国が成立した時、新帝国暦はローエングラム王朝が成立した時、をそれぞれの元年としている。また、宇宙暦は帝国暦制定時に廃止されたが、自由惑星同盟成立時に復活している。<br />
<br />
簡易な換算式を示すと、西暦3599年=宇宙暦799年=帝国暦490年=新帝国暦1年、となる。<br />
<br />
; 作品構成上の矛盾点<br />
作品中に登場する人物や艦船類は、作者も把握しきれないほどの膨大な数に及び、それらが複雑に絡み合う展開が特徴である。しかしそのため、作品中には誤記も含め、多くの矛盾点が読者を中心に指摘されてもいる。中には作者も認める矛盾点、設定上の都合もあり、その後の各文庫版やアニメなどのメディア展開の中で修正されている箇所もある。<br />
* まず作品構成上の地理的前提として、銀河帝国と自由惑星同盟の間には、航行不能な広大な宙域が設定されている。第8次イゼルローン要塞攻防戦における、ガイエスブルグ要塞の移動要塞化([[ワープ]]エンジン搭載)について、読者から「そんな兵器が製造可能なら、一気に自由惑星同盟の[[首都]]星ハイネセン近辺まで突撃させ、同首都星へ奇襲・攻略、そして戦争終結を目指すのに用いても良かったのでは」との指摘が続出した。作者の[[田中芳樹]]本人も「実は、その通りだったのですが(笑)」とガイド本の内の一冊にて率直に認め、告白している。<br />
** なおアニメ版では「イゼルローン回廊内の磁場の影響で2度目のワープは不可能」と説明されている。また雌伏篇においては、ヤンが「もし登場したら帝国と同盟の均衡を崩しうる新技術(つまりこの時点では実現されていない技術)」の例として、「自国領からイゼルローン回廊を飛び越えて相手の中心部に大量の艦隊と補給物資を移送できる、1万光年以上の長距離ワープ」を挙げており、ガイエスブルグをハイネセンに直接ワープさせる技術は確立されていないという理由付けをしている。<br />
* 作者が認める作品構成上のもう一つの前提として、登場する各惑星上での時間変化が、[[地球]]の北半球の同緯度・同経度のそれと同じ形に全て統一されている事が挙げられる。物語の中の時間軸は、現実世界の延長にあたる宇宙標準時で統一されているが、各惑星の[[自転]]・[[公転]]周期が全て地球と同じ24時間・365日とは限らず、また昼夜や[[四季]]の変化なども本来まちまちのはずである。原作では、序盤でこの点について説明する記述も見受けられるが、複雑になりすぎるためか、途中から設定として統一されたようである。すなわち、昼夜や[[四季]]の変化に違いはなく、例えば午前0時はどの惑星の地点でも深夜であり、1月なら真冬として描かれているのである。<br />
* [[#イゼルローン要塞|イゼルローン要塞]]を恒星アルテナの周囲を公転するとしているが、OVAでは、シュターデン率いる貴族連合とミッターマイヤーがアルテナ星域で対戦しており矛盾が生じている。ボーステック社のPCゲームなどでは、ミッターマイヤーたちが戦場としたのがアルテナ星域であり、イゼルローン回廊内部の恒星は無名(少なくともアルテナという名前ではない)の様子である。<br />
* また初期に発刊された新書版では、明らかに設定などに前後で矛盾する箇所があり、後の文庫版などでは可能な限り修正されている。当然物語の公式設定となるのは、その修正版の方である。<br />
** ラインハルトの乗艦[[銀河英雄伝説の登場艦船#ブリュンヒルト|ブリュンヒルト]]の[[艦長]]は初代艦長[[カール・ロベルト・シュタインメッツ|シュタインメッツ]]の後をザイドリッツが引き継いだと記されているが、実際はシュタインメッツの後にロイシュナー、ニーメラーの2人の艦長が存在している(いずれも短期間ではあったが)。つまり正しくは、ザイドリッツは4代目艦長である。<br />
** [[ユリアン・ミンツ|ユリアン]]は帝国首都星オーディンへは行ったことが無いという記述があるが、実際には[[銀河英雄伝説の戦役#地球教討伐作戦|帝国軍による地球教討伐作戦]]の後にオーディンを訪れている。<br />
** ゲオルク2世、ルードヴィッヒ3世という銀河帝国の過去の皇帝の名前が原作のセリフに登場するが、別の巻で書かれている歴代皇帝一覧によればそうした名前の皇帝は存在しない。アニメでは各セリフの変更により、一応矛盾は生じていない(ゴールデンバウム王朝の歴代皇帝については、[[銀河英雄伝説の登場人物・銀河帝国#ゴールデンバウム王朝歴代皇帝(即位順)|ゴールデンバウム王朝歴代皇帝]]の項を参照)。<br />
** 版によっては[[ヨブ・トリューニヒト|トリューニヒト]]派のベイ准将が少将に昇進したという記述がある。<br />
* 物語開始時において自由惑星同盟の人口は130億とされているが、[[長征一万光年]]で惑星ハイネセンに到達したときに16万人だったとする初期人口から計算すると、同盟の僅か270年という歴史でこの人口に到達するのは不可能と思われる。270年を10世代として計算した場合、1世代の全ての夫婦が4人の子供を持ったと仮定してもせいぜい2~3億程度である。作中では多数の亡命者が同盟の地を踏んだとされているが、この亡命者とその子孫が残り127億を埋めるとするのは、戦時中における国家体制・秩序維持の観点から無理がありすぎる。<br />
* さらに無理があるのは帝国側の人口で、ルドルフによる建国時には3000億いた人口が、約500年後の物語開始時には一割弱の250億にまで減少している。おそらく古代中国の戦乱期の人口急減を参考にしたと思われるが、医学の進歩した未来に伝染病が流行するわけもなく、同盟との戦火も帝国本土には及んでおらず、原因は不明のままである(ルドルフの帝国史上最大の弾圧・粛清でさえ、死者は「わずか」40億人に過ぎなかった)。<br />
* フリードリヒ4世崩御の後、オットー・フォン・ブラウンシュヴァイク及びウィルヘルム・フォン・リッテンハイム3世が自らの娘を女帝として即位させようとした際、「前例もある」とゴールデンバウム王朝でかつて女帝が存在したと思わせる記述があるが、実際には後に即位した最後の皇帝であるカザリン・ケートヘン1世以外女帝は存在しない。ただし、この記述の場合は「若すぎる皇帝と、実権を握る外戚」という構図に関しての「前例」であると解釈することもできる。<br />
<br />
== 物語のその後の世界 ==<br />
本作は、ラインハルトの死をもって完結している。田中は後日談も含めた続編を書かない事を宣言している。実際、外伝は全て本編以前のエピソードとなっている。<br />
<br />
本編や設定資料中からわずかに読み取れるその後展開について、明らかな(あるいは確実と思われる)事柄を参考までに挙げると以下のようになる。<br />
* 皇帝ラインハルトの国葬では、帝都フェザーンの仮皇宮上空にブリュンヒルトが追悼を表し降下。ラインハルトの死後、その銅像は自由な建立が許されなかった(ラインハルトが生前に指示)。<br />
* アレクサンデル・ジークフリードがローエングラム王朝第2代皇帝に生後まもなくして即位し、ヒルダが摂政皇太后となった。ラインハルトの遺言により、ヒルダの名において6人の上級大将が元帥に昇進し、[[ウォルフガング・ミッターマイヤー]]は首席元帥となった。<br />
* イゼルローン要塞が帝国に返還され、代わりに惑星ハイネセンを含むバーラト星系に民主[[共和政]]体の存続が認められた(バーラト共和政府)。<br />
* ヤン・ウェンリーの遺体がハイネセンに帰還、埋葬された模様。<br />
<!--* オリビエ・ポプランは、フェザーンでユリアンらと別れてその後行動を共にせず、この時代に彼なりの別れを告げたと思われる。--><br />
* ユリアン・ミンツとカーテローゼ・フォン・クロイツェル(カリン)はハイネセンに移り、夫婦またはそれに準ずる関係になった。また、ユリアンはしばらくの間バーラト共和政府の指導者の一人として責務をこなした。<br />
* ユリアン・ミンツや[[エルネスト・メックリンガー]]らが、この激動の時代に生きた者として多くの証言・回顧録を、後世の歴史家に提供する事になった。ダスティ・アッテンボローは、回想録『革命戦争の回想』を残したようである。またユリアンは「ヤンの業績を盗んだだけだ」という批判が上がるが、それに対しアッテンボローがユリアンを擁護する発言を残している。<br />
* ラインハルトの生前には完成しなかったローエングラム王朝の新皇宮「獅子の泉(ルーヴェンブルン)」が完成し、ミッターマイヤーら建国の功臣で創成期を支えた7人の元帥が、後世「獅子の泉(ルーヴェンブルン)の7元帥」と呼ばれた。<br />
* 本編終了の2年後、[[ウルリッヒ・ケスラー]]がマリーカ・フォン・フォイエルバッハと結婚。後年『ケスラー元帥評伝』という書物が出版された。<br />
* レオポルド・シューマッハが、シュトライトの推薦で一時帝国軍[[准将]]となるが、その後宇宙[[海賊]]との戦闘中に行方不明になった。<br />
* レオポルド・シューマッハの証言によると、エルウィン・ヨーゼフ2世の死亡説はランズベルグ伯アルフレッドの創作と偽装による誤報で、ヨーゼフ2世はアルフレッドの元から逃走して行方不明になっており、その没年は不明となっている。<br />
* カール・エドワルド・バイエルラインは、後世「ミッターマイヤーの後継者。有能で誠実で清廉な軍人」と評価される人物になった。<br />
* 旧帝国辺境で長く放置されていたイオン・ファゼカス号が、小惑星帯博物館に保存される事になった。<br />
* ヒューベリオンが撃沈されたシヴァ星域でティーポットが回収され、ユリアンは否定するもヤン・ウェンリーの遺品として戦史博物館に展示された。<br />
* ベルンハルト・フォン・シュナイダーがウィリバルト・ヨアヒム・フォン・メルカッツの遺族の元へ行きその死を伝える。<br />
* ドミニク・サン・ピエールは新帝国暦3年6月に帝国憲兵隊に逮捕されている。そしてその2ヶ月後、つまり新帝国暦3年8月に起訴猶予で釈放され、その後消息を絶った。<br />
<br />
== 戦争小説としての側面とその設定 ==<br />
上記概要にもあるように、この作品は未来の[[宇宙]]を舞台にした[[架空]]の[[歴史小説]]という体裁をとっている。様々な登場人物が織り成す、政治や思想を絡めた人間ドラマが主体であるが、一方で異なる勢力による宇宙(銀河系の一部)を舞台にした戦争小説としての側面も持つ。作品中では、銀河帝国と自由惑星同盟(あるいは[[共和主義]]勢力)の2大勢力による戦いの数々が描かれており、主人公的存在であるラインハルトとヤンも[[軍人]]である。<!--そのため、その軍事技術の設定や用兵家たちの[[戦略]]・[[戦術]]を追う事もまた、この作品の醍醐味の一つであると言えよう。--><br />
<br />
作品中における戦争描写は基本的に、宇宙空間での数千~数万隻の艦艇同士による、ビームやミサイル兵器等を使用した艦隊決戦が中心である。一度の会戦には概ね数百万人単位の将兵が参加し、司令官である提督は後方からではなく前線の旗艦級戦艦から用兵を指揮する。個人・個艦を主体とする現代的な散兵戦法ではなく、近代以前の陣形を重視した集団戦法が用いられており、いかなる大軍も陣形を崩す、もしくは統率を失わせることで烏合の衆と化し、消滅したも同然になる。また局地的には小型戦闘艇(帝国軍側はワルキューレ、同盟側はスパルタニアン)による近接戦闘や、地上・屋内での人間同士による[[白兵戦]]も行なわれる。これはミラーコーティングを施された装甲服には光学兵器の効果が薄く、実体弾系の武器や打撃が有効なためでもある。またゼッフル粒子というアイテムによって火器を用いた戦闘ができない状況を作り、打撃系武器での戦闘がしばしば行われる(本作設定における装甲服は、重火器ミサイル等の武装は行わず、打撃系武器の威力を高めるためのパワーアシストを行っている様子)。かつて人類を滅亡の淵に追い込んだ地球時代の戦争の教訓から、[[惑星]]上での熱[[核兵器]]の使用は[[タブー]]とされている。小説版では総じて宇宙空間という設定にも関わらずに、戦場は平面世界で捉えられており、3[[次元]]的な会戦となると本編にはほとんど登場せず、外伝などで追加されているのにとどまる。アニメ版では艦隊布陣や艦隊決戦等で、立体的な布陣・戦闘描写で描かれている(紡錘陣形は文字通り、旗艦を中心とした[[紡錘]]状の布陣を行っている)。また、小説版でもイゼルローン回廊を舞台とした戦いでは立体的な戦術・陣形が用いられることが多い。<br />
<br />
[[ワープ]]や[[核融合]]等のテクノロジーが設定上の前提となっているが、例えば「[[ガンダムシリーズ]]」の[[モビルスーツ]]のような高機能な[[ロボット]]兵器や、人工知能を備えたアンドロイド等は登場しない(等身大を越えるパワードスーツが実用化されたものの、その後廃れた事が、作中に記述されている)。また、異星人や[[超能力]]、神秘主義的な作用を伴う力も一切介在しない。あくまで宇宙に進出した人間同士の古風で伝統的な戦闘様式による戦いを描いている<!--(ワープにしても戦場に到着するまでの話で、[[デスラー戦法|敵をワープで奇襲するようなSF的な戦術]]は用いられていない)-->。<br />
<br />
; 戦役<br />
<br />
; 艦隊<br />
作品で『一個艦隊』と呼ばれる存在は、通常は約1万5000隻程度の宇宙艦艇で編成されている<ref>ただしこれは本編の開始時の数値。第二次ティアマト会戦の頃は帝国・同盟とも平均8000隻である(詳細は[[銀河英雄伝説の戦役#第2次ティアマト会戦|こちら]])。</ref>。これが戦力の基本となり、原則として[[中将]]以上の階級の者が艦隊司令官の任に就く<ref>帝国の場合は大将/上級大将クラスでも一個艦隊の司令官になる例もあるが、同盟では原則として大将以上の階級の者が一個艦隊の司令官に就任する事はない。例外はシドニー・シトレとヤン・ウェンリーだが、前者は宇宙艦隊司令長官、後者はイゼルローン要塞司令官との兼務である。</ref>。一個艦隊は司令官の直属部隊と幾つかの分艦隊で構成されている。分艦隊は原則として約2000~2500隻程度の規模を有し、[[准将]]以上が指揮を執る<ref>[[銀河英雄伝説の戦役#イゼルローン回廊帝国側宙域の遭遇戦|イゼルローン回廊帝国側宙域の遭遇戦]]時に[[ダスティ・アッテンボロー|アッテンボロー]]「少将」が指揮した分艦隊の戦力は2200隻。帝国軍のアイヘンドルフ少将が指揮した艦隊は同盟側の最大推定値が1790隻。</ref>。また分艦隊が数百隻程度の戦闘グループに分けられて、准将が指揮を執る場合もある<ref>[[ラインハルト・フォン・ローエングラム|ラインハルト]]が准将の地位でグリンメルスハウゼン艦隊所属士官として[[銀河英雄伝説の戦役#ヴァンフリート星域の会戦|ヴァンフリート星域の会戦]]に参加した時の指揮下の戦力は、巡航艦40隻、駆逐艦130隻、砲艦25隻、ミサイル艦10隻。</ref>。<br />
<br />
; 艦船<br />
[[銀河英雄伝説の登場艦船]]参照<br />
<br />
; 要塞<br />
艦隊決戦が描かれるこの作品では、その軍事拠点となる[[宇宙要塞]]が登場する。特に[[イゼルローン要塞]]は、地理的に重要拠点であり、[[ヤン・ウェンリー|ヤン]]一党の根拠地ともなる事から、作品における主要な舞台の一つである。詳しくは[[銀河英雄伝説の舞台#要塞]]を参照。<br />
<br />
; 星系、星域<br />
この作品では、各恒星系、宙域を表す言葉として星系、星域という言葉で表現される。一部例外として回廊という呼び名を使っているものもある。主な星系、星域は、ティアマト星域、アスターテ星域、アムリッツァ星域など。詳しくは[[銀河英雄伝説の舞台#星域・天体]]を参照。<br />
<br />
== 初出 ==<br />
=== 本編(本伝) ===<br />
全て徳間ノベルズによる書き下ろし刊行(1982年-1987年)。[[#刊行リスト|刊行リスト]]の項を参照。<br />
<br />
=== 外伝 ===<br />
==== 短篇 ====<br />
; ダゴン星域会戦記<br />
: 「[[SFアドベンチャー]]」1984年9月号。1984年9月1日発行。銀河英雄伝説外伝としては初めて発表された作品。挿絵は[[横山宏]]。<br />
; 白銀の谷<br />
: 「SFアドベンチャー」1985年6月号。1985年6月1日発行。挿絵は横山宏。<br />
; 汚名<br />
: 「SFアドベンチャー」1985年7月号。1985年7月1日発行。挿絵は横山宏。<br />
; 朝の夢、夜の歌<br />
: 「SFアドベンチャー」1986年7月号。1986年7月1日発行。挿絵は横山宏。<br />
以上4篇は、『[[#副読本|銀河英雄伝説読本]]』(らいとすたっふ編、1997年、徳間書店 ISBN 4198606617)に初収録。<br />
<br />
; 黄金の翼<br />
: 1986年、[[道原かつみ]]の漫画用に原作として書き下ろされたもので、この漫画はアニメージュコミックスから発刊された(発行日:1986年8月10日)。執筆当時は小説単体での発表予定がなかったため、1992年に本編シリーズの愛蔵版の購入者特典として配布されたのが初出と言える。また、単行本では短篇集『夜への旅立ち』(徳間ノベルズ、1995年、ISBN 419850184X)に初収録された。<br />
<br />
==== 長篇 ====<br />
; 星を砕く者<br />
: 「SFアドベンチャー」1985年11月号、12月号、1986年1月号に各3章ずつ掲載された。挿絵は横山宏。<br />
; ユリアン・ミンツのイゼルローン日記<br />
: 「SFアドベンチャー」1987年1月号、2月号、3月号に各3章ずつ掲載された。挿絵は道原かつみと[[笠原彰]]。なお、徳間ノベルズ収録時に『ユリアンのイゼルローン日記』に改題されている。<br />
; 千億の星、千億の光<br />
: 「SFアドベンチャー」1987年12月増刊号「銀河英雄伝説特集号」に一括掲載された。挿絵は[[落合茜]]と[[是枝みゆき]]。<br />
; 螺旋迷宮(スパイラル・ラビリンス)<br />
: 「SFアドベンチャー」1989年4月号、5月号、6月号に各3章ずつ掲載された。挿絵は[[薙あかね]]。長篇としては最後の銀河英雄伝説外伝であることが、当時のSFアドベンチャーのフーズフー欄でも明記されている。<br />
<br />
== 刊行リスト ==<br />
2007年3月時点までに、既に絶版になってるものを含め、徳間ノベルズ版、愛蔵版、徳間文庫版、徳間デュアル文庫版、創元SF文庫版、以上5つの版が刊行されている。以下では、各版の刊行リストを掲載するとともに、各版の主な違いを述べる。<br />
<br />
=== 徳間ノベルズ(1982年 - 1989年) ===<br />
最初に書籍にまとめた版。本編シリーズは書き下ろしで1982年から1987年にかけて、外伝シリーズはSFアドベンチャー誌に先行掲載されたものを収録する形で1986年から1989年にかけて、新書版で発行された。<br />
<br />
本編の第1巻については、初版は巻数表記と副題がなく、2刷以降で[[ローマ数字]]による巻数表記と副題が付くようになり、さらに後に巻数表記が[[アラビア数字]]に改められた。第2巻から第5巻については、当初はローマ数字による巻数表記であったが、第6巻刊行に前後して巻数表記がアラビア数字に改められた。<br />
<br />
多数の重版が成された為、現在でも一応入手可能だが、新品入手はまず不可。出版時期によって印刷技術の向上により初期の版に比べ後期の版は活字がより明瞭となり読みやすくなっている(装丁に変化は無し)。<br />
<br />
5巻と10巻に作者の後書きが記載されている。<br />
<br />
==== 本編(本伝) ====<br />
# 銀河英雄伝説(I 黎明篇、1 黎明篇)(1982年11月30日発行)ISBN 4-19-152624-3<br />
# 銀河英雄伝説 II 野望篇(2 野望篇)(1983年9月30日発行)ISBN 4-19-152790-8<br />
# 銀河英雄伝説 III 雌伏篇(3 雌伏篇)(1984年4月30日発行)ISBN 4-19-152894-7<br />
# 銀河英雄伝説 IV 策謀篇(4 策謀篇)(1984年10月31日発行)ISBN 4-19-152978-1<br />
# 銀河英雄伝説 V 風雲篇(5 風雲篇)(1985年4月30日発行)ISBN 4-19-153068-2<br />
# 銀河英雄伝説 6 飛翔篇(1985年10月31日発行)ISBN 4-19-153151-4<br />
# 銀河英雄伝説 7 怒濤篇(1986年5月31日発行)ISBN 4-19-153256-1<br />
# 銀河英雄伝説 8 乱離篇(1987年1月31日発行)ISBN 4-19-153384-3<br />
# 銀河英雄伝説 9 回天篇(1987年5月31日発行)ISBN 4-19-153445-9<br />
# 銀河英雄伝説 10 落日篇(1987年11月15日発行)ISBN 4-19-153530-7<br />
カバーイラスト:[[加藤直之]](全巻)、本文挿絵:加藤直之(1~5巻)、[[鴨下幸久]](6~10巻)<br />
<br />
==== 外伝 ====<br />
# 銀河英雄伝説 外伝1 星を砕く者(1986年4月30日発行)ISBN 4-19-153236-7<br />
# 銀河英雄伝説 外伝2 ユリアンのイゼルローン日記(1987年3月31日発行)ISBN 4-19-153418-1<br />
# 銀河英雄伝説 外伝3 千億の星、千億の光(1988年3月31日発行)ISBN 4-19-153634-6<br />
# 銀河英雄伝説 外伝4 螺旋迷宮(スパイラル・ラビリンス)(1989年7月31日発行)ISBN 4-19-153995-7<br />
カバーイラスト:道原かつみ(全巻)、[[笠原彰]](2巻以外)、本文挿絵:道原かつみ(全巻)、笠原彰(全巻)<br />
<br />
=== 愛蔵版(1992年、1998年) ===<br />
1992年に、徳間ノベルズの第1巻発行10周年を記念した企画の一環として、徳間書店から箱入りハードカバーの愛蔵版として本編シリーズが全5巻で刊行された。1998年には、ほぼ同装丁で外伝も刊行されている。こちらは徳間文庫版の刊行に合わせたものである。いずれも限定生産であり、現在新・古品ともに入手困難。<br />
<br />
==== 本編(本伝) ====<br />
* 愛蔵版 銀河英雄伝説 全5巻セット(1992年6月30日発行)ISBN 4-19-124890-1<br />
# 愛蔵版 銀河英雄伝説 I(1992年6月30日発行)ISBN 4-19-124889-8<br />
#* 黎明篇と野望篇を合冊<br />
# 愛蔵版 銀河英雄伝説 II(1992年6月30日発行)ISBN 4-19-124892-8<br />
#* 雌伏篇と策謀篇を合冊<br />
# 愛蔵版 銀河英雄伝説 III(1992年6月30日発行)ISBN 4-19-124893-6<br />
#* 風雲篇と飛翔篇を合冊<br />
# 愛蔵版 銀河英雄伝説 IV(1992年6月30日発行)ISBN 4-19-124894-4<br />
#* 怒濤篇と乱離篇を合冊<br />
# 愛蔵版 銀河英雄伝説 V(1992年6月30日発行)ISBN 4-19-124895-2<br />
#* 回天篇と落日篇を合冊<br />
<br />
==== 外伝 ====<br />
* 愛蔵版 銀河英雄伝説外伝 全2巻セット(1998年3月31日発行)ISBN 4-19-860818-0<br />
# 愛蔵版 銀河英雄伝説外伝I(1998年3月31日発行)ISBN 4-19-860816-4<br />
#* 『星を砕く者』と『ユリアンのイゼルローン日記』を合冊<br />
# 愛蔵版 銀河英雄伝説外伝II(1998年3月31日発行)ISBN 4-19-860817-2<br />
#* 『千億の星、千億の光』と『螺旋迷宮』を合冊<br />
<br />
=== 徳間文庫(1988年、1996年 - 1998年) ===<br />
1988年に、外伝第1巻である『星を砕く者』の文庫版が刊行された。これはアニメ版の『わが征くは星の大海』の上映にあわせた、いわば企画物としての刊行であったため、第2巻以降の刊行はされなかった。<br />
<br />
1996年から1998年にかけて、本編の文庫版が刊行された。これまでに出版された書籍で使用した版の誤字が修正され、後の版の底本となったが、未修正の誤字も多い。口絵には各巻毎、作品に縁のあるもしくは思い入れのあるイラストレーター、漫画家らを起用し、巻末には[[竹河聖]]、 [[太田忠司]]、[[連城三紀彦]]、[[小野不由美]]、[[梶尾真治]]らが解説を寄た。本文中に挿絵はない。<br />
<br />
いずれも現在は絶版となっており入手は困難。<br />
<br />
==== 本編(本伝) ====<br />
# 銀河英雄伝説 1 黎明篇(1996年11月15日発行)ISBN 4-19-890592-4<br />
# 銀河英雄伝説 2 野望篇(1997年1月15日発行)ISBN 4-19-890624-6<br />
# 銀河英雄伝説 3 雌伏篇(1997年3月15日発行)ISBN 4-19-890652-1<br />
# 銀河英雄伝説 4 策謀篇(1997年5月15日発行)ISBN 4-19-890689-0<br />
# 銀河英雄伝説 5 風雲篇(1997年7月15日発行)ISBN 4-19-890717-X<br />
# 銀河英雄伝説 6 飛翔篇(1997年9月15日発行)ISBN 4-19-890754-4<br />
# 銀河英雄伝説 7 怒濤篇(1997年11月15日発行)ISBN 4-19-890787-0<br />
# 銀河英雄伝説 8 乱離篇(1998年1月15日発行)ISBN 4-19-890819-2<br />
# 銀河英雄伝説 9 回天篇(1998年3月15日発行)ISBN 4-19-890856-7<br />
# 銀河英雄伝説 10 落日篇(1998年6月15日発行)ISBN 4-19-890889-3<br />
<br />
==== 外伝 ====<br />
銀河英雄伝説外伝 1 星を砕く者(1988年2月15日発行)ISBN 4-19-568452-8<br />
<br />
=== 徳間デュアル文庫(2000年 - 2002年) ===<br />
徳間デュアル文庫の創刊に伴い、その目玉として“ファイナルバージョン”と銘打ち再び文庫化されることとなった。各巻は2冊に分冊された。本文中の挿絵を廃しストイックな体裁をとっていた徳間文庫版と異なり、全巻に道原かつみの手になるイラストをふんだんに使ったほかに、文字を大きくし、難解な漢字を仮名に直すなど、より低い年齢層に向けている。シリーズ偶数巻の巻末には田中へのインタビューが掲載されているほか、外伝の第1巻『黄金の翼』として、短篇「黄金の翼」も含めた既発表の外伝の短篇が一括収録されたのもこの版が初である。<br />
<br />
==== 本編(本伝) ====<br />
# 銀河英雄伝説 Vol.1 [黎明篇・上](2000年8月31日発行)ISBN 4-19-905003-5<br />
# 銀河英雄伝説 Vol.2 [黎明篇・下](2000年8月31日発行)ISBN 4-19-905004-3<br />
# 銀河英雄伝説 Vol.3 [野望篇・上](2000年9月21日発行)ISBN 4-19-905010-8<br />
# 銀河英雄伝説 Vol.4 [野望篇・下](2000年9月21日発行)ISBN 4-19-905011-6<br />
# 銀河英雄伝説 Vol.5 [雌伏篇・上](2000年10月31日発行)ISBN 4-19-905017-5<br />
# 銀河英雄伝説 Vol.6 [雌伏篇・下](2000年11月30日発行)ISBN 4-19-905021-3<br />
# 銀河英雄伝説 Vol.7 [策謀篇・上](2000年12月31日発行)ISBN 4-19-905029-9<br />
# 銀河英雄伝説 Vol.8 [策謀篇・下](2001年1月31日発行)ISBN 4-19-905032-9<br />
# 銀河英雄伝説 Vol.9 [風雲篇・上](2001年2月28日発行)ISBN 4-19-905040-X<br />
# 銀河英雄伝説 Vol.10 [風雲篇・下](2001年3月31日発行)ISBN 4-19-905045-0<br />
# 銀河英雄伝説 Vol.11 [飛翔篇・上](2001年4月30日発行)ISBN 4-19-905049-3<br />
# 銀河英雄伝説 Vol.12 [飛翔篇・下](2001年5月31日発行)ISBN 4-19-905053-1<br />
# 銀河英雄伝説 Vol.13 [怒濤篇・上](2001年6月30日発行)ISBN 4-19-905058-2<br />
# 銀河英雄伝説 Vol.14 [怒濤篇・下](2001年7月31日発行)ISBN 4-19-905063-9<br />
# 銀河英雄伝説 Vol.15 [乱離篇・上](2001年8月31日発行)ISBN 4-19-905070-1<br />
# 銀河英雄伝説 Vol.16 [乱離篇・下](2001年9月30日発行)ISBN 4-19-905076-0<br />
# 銀河英雄伝説 Vol.17 [回天篇・上](2001年10月31日発行)ISBN 4-19-905082-5<br />
# 銀河英雄伝説 Vol.18 [回天篇・下](2001年11月30日発行)ISBN 4-19-905085-X<br />
# 銀河英雄伝説 Vol.19 [落日篇・上](2001年12月31日発行)ISBN 4-19-905091-4<br />
# 銀河英雄伝説 Vol.20 [落日篇・下](2002年1月31日発行)ISBN 4-19-905095-7<br />
<br />
==== 外伝 ====<br />
# 銀河英雄伝説外伝 Vol.1 [黄金の翼](2002年3月31日発行)ISBN 4-19-905101-5<br />
# 銀河英雄伝説外伝 Vol.2 [星を砕く者・上](2002年4月30日発行)ISBN 4-19-905105-8<br />
# 銀河英雄伝説外伝 Vol.3 [星を砕く者・下](2002年5月31日発行)ISBN 4-19-905108-2<br />
# 銀河英雄伝説外伝 Vol.4 [ユリアンのイゼルローン日記・上](2002年6月30日発行)ISBN 4-19-905110-4<br />
# 銀河英雄伝説外伝 Vol.5 [ユリアンのイゼルローン日記・下](2002年7月31日発行)ISBN 4-19-905113-9<br />
# 銀河英雄伝説外伝 Vol.6 [千億の星、千億の光・上](2002年8月31日発行)ISBN 4-19-905115-5<br />
# 銀河英雄伝説外伝 Vol.7 [千億の星、千億の光・下](2002年9月30日発行)ISBN 4-19-905123-6<br />
# 銀河英雄伝説外伝 Vol.8 [螺旋迷宮・上](2002年10月31日発行)ISBN 4-19-905124-4<br />
# 銀河英雄伝説外伝 Vol.9 [螺旋迷宮・下](2002年11月30日発行)ISBN 4-19-905128-7<br />
<br />
=== 創元SF文庫(2007年 - ) ===<br />
徳間デュアル文庫版の刊行に伴い、諸般の事情から徳間書店の旧来版は全て入手が困難となってしまい、旧来のファンから“大人も抵抗感無く手に取れる装丁を施した銀英伝”の出版を求める声が多くなっていた。<br />
<br />
この様な要望を受けて作者サイドと各方面が折衝に努めた結果、デュアル文庫版を“ファイナルバージョン”と銘打っている関係上そういった装丁版を出しづらい徳間に代わり、[[東京創元社]]の歴史ある文庫レーベル“創元SF文庫”に円満移籍し、2007年より新たにリリースが開始された。創元SF文庫はこれまで海外作品のみを発行しており、本作第1巻および同時配本の『バビロニア・ウェーブ』([[堀晃]])が、同レーベルから発行される初めての日本SF作品となった。<br />
<br />
カバーイラストは[[星野之宣]]による描き下ろしで、本文中に挿絵はない。各篇も分冊せず1巻1篇装丁になっている。<br />
<br />
==== 本編(本伝) ====<br />
# 銀河英雄伝説 1 黎明篇(2007年2月23日発行)ISBN 978-4-488-72501-3<br />
# 銀河英雄伝説 2 野望篇(2007年4月27日発行)ISBN 978-4-488-72502-0<br />
# 銀河英雄伝説 3 雌伏篇(2007年6月29日発行)ISBN 978-4-488-72503-7<br />
# 銀河英雄伝説 4 策謀篇(2007年8月24日発行)ISBN 978-4-488-72504-4<br />
# 銀河英雄伝説 5 風雲篇(2007年10月31日発行)ISBN 978-4-488-72505-1<br />
# 銀河英雄伝説 6 飛翔篇(2007年12月28日発行)ISBN 978-4-488-72506-8<br />
# 銀河英雄伝説 7 怒涛篇(2008年2月29日発行)ISBN 978-4-488-72507-5<br />
# 銀河英雄伝説 8 乱離篇(2008年4月25日発行)ISBN 978-4-488-72508-2<br />
# 銀河英雄伝説 9 回天篇(2008年6月27日発行)ISBN 978-4-488-72509-9<br />
<br />
=== 外国語版 ===<br />
日本語以外にも翻訳されて刊行されている。<br />
{{節stub}}<br />
* 広東語版[銀河英雄伝説](タイトル表記同じ)<br />
** イラストは表紙のみ(おもに主要キャラクター)。新書に近いサイズ。右綴じ縦書き。一巻ごとにイラストレーター(地元の人間と思われる中国名)が異なる。<br />
<br />
== 関連書籍 ==<br />
すでに絶版になっている物も含む。フィルムコミックなど、アニメ版とより関係が深い物についてはここでは除外する。()内は発行年月日と著者などである。<br />
<br />
=== 登場人物辞典 ===<br />
* 『エンサイクロペディア銀河英雄伝説』(1992年7月31日発行、編著:らいとすたっふ)ISBN 4-19-124916-9<br />
*: 銀河英雄伝説の原作の登場人物を紹介した人物辞典。愛蔵版の刊行にあわせて刊行された。ちなみに、この版において掲載された、物語中の登場人物は計614名となっている。<br />
* 『新訂 エンサイクロペディア「銀河英雄伝説」』(1997年5月31日発行、編著:らいとすたっふ)ISBN 4-19-850377-X<br />
*: 大幅に加筆修正した新版。徳間文庫版の刊行にあわせて刊行された。以前の版に「OVAオリジナルキャラクターの紹介」、「用語解説」が追加され、「銀河メカニック列伝」、「大年表」が削除されている。<br />
* 『銀河英雄伝説ハンドブック』(2003年1月31日発行、監修:田中芳樹、協力:らいとすたっふ)ISBN 4-19-905132-5<br />
*: さらに大幅に加筆修正した新版。徳間デュアル文庫版の30巻目として掉尾を飾った本。主に人名事典、大年表、用語辞典からなり、徳間文庫版に収録されていた他作家の解説、田中芳樹の1980年代の対談なども収録されている。人名事典については以前の版から長足の進歩を遂げている。<br />
<br />
=== 副読本 ===<br />
* 『[[「銀河英雄伝説」読本]]』(1997年3月31日発行、編著:らいとすたっふ)ISBN 4-19-860661-7<br />
*: アニメ版の本編シリーズ終了に合わせて刊行。原作者インタビューなどのほか、外伝のダゴン星域会戦記など、「黄金の翼」以外の短篇の外伝が一括収録された。詳細は[[「銀河英雄伝説」読本|こちら]]。<br />
<br />
=== 同人誌アンソロジー ===<br />
* 『[[全艦出撃!!]]』シリーズ<br />
** 『全艦出撃!!』(1992年2月18日発行、監修:田中芳樹事務所)ISBN 4-19-124770-0<br />
** 『全艦出撃!!2 出力全開』(1992年10月31日発行、監修:らいとすたっふ)ISBN 4-19-124988-6<br />
** 『全艦出撃!!3 凱旋勝利』(1993年9月30日発行、監修:らいとすたっふ)ISBN 4-19-125286-0<br />
* 『天下無敵あどりぶ銀英伝』(1994年9月30日発行、監修:らいとすたっふ)<br />
<br />
== メディア展開 ==<br />
出版元である[[徳間書店]]が各メディアへの進出を画策していた事から、徳間の人気作であった本作は漫画・アニメ・ゲームといった各娯楽メディアへの商品展開がなされた。そこから本作を知ったファンも多い。<br />
<br />
下記以外にも[[宝塚歌劇団]]での舞台上演も検討されたそうだが、実現には至らなかった。<br />
<br />
; 漫画<br />
[[1986年]]に発行された書き下ろし原作による外伝『黄金の翼』を始め、一部が漫画化されている。詳しくは[[#漫画版|別項]]を参照。<br />
<br />
; アニメ<br />
[[1988年]]に公開された劇場版を始めとして、大部分のエピソードがアニメ化されている。詳しくは[[#アニメ版|別項]]を参照。<br />
<br />
; ゲーム、パチンコ<br />
{{Main|銀河英雄伝説 (ゲーム)}}<br />
<br />
; 関連グッズ<br />
ファンの年齢層がやや高めでもある事から、キャラクター商品としての関連グッズの販売は、あまり積極的には行なわれてこなかった。特典的商品としての[[カレンダー]]や[[トランプ]]が存在する。<br />
<br />
[[2006年]]より、造形工房[[アルバクリエイツ]]から、12,000分の1スケールの完成品戦艦[[模型]]「銀河英雄伝説フリート・ファイル・コレクション」が順次発売されている。<br />
<br />
=== 漫画版 ===<br />
2007年現在、道原かつみ、鴨下幸久の作画により、一部が漫画化されている。掲載誌、コミックス共全て徳間書店より発行。<br />
<br />
==== 初出・連載 ====<br />
特に記載のないものは道原かつみによる作画。(参考:「Noël」1994 WINTER号〔徳間書店「アニメージュ」1994年1月号増刊〕大特集・THE 田中芳樹 p213~p247)<br />
* 1986年 外伝『黄金の翼』アニメージュコミックス書き下ろし<br />
*: この漫画のために原作が書き下ろされたことは[[#初出|前述]]のとおり。<br />
*: 1992年には、劇場版としてアニメ化された。このアニメ版は他のシリーズとは声優、キャラクターデザイン、メカデザインなどが全く異なり、道原の漫画を忠実に再現したものとなっている。これは原作者田中芳樹が、元々道原の作画を前提に原作を書き下ろしたものであることから「道原コミック版のアニメ化」を希望した為と言われている。<br />
* 1987年12月 外伝『白銀の谷』「SFアドベンチャー増刊」銀河英雄伝説特集号に掲載(これのみ鴨下幸久作画)<br />
*: 『トラブル★トライアングル』(1994年4月20日発行、作:田中芳樹、画:鴨下幸久、アニメージュコミックススペシャル)ISBN 4-19-770004-0 に収録されている。表題作も田中芳樹の小説の漫画化作品である。<br />
* 1988年 本編「[[月刊少年キャプテン]]」にて連載開始(1989年1月号-1991年?月号)<br />
*: 以下、「Chara」連載分までに、本編野望篇までの内容が多少のアレンジ([[銀河英雄伝説の登場人物・その他#アドリアン・ルビンスキー|ルビンスキー]]や[[銀河英雄伝説の登場人物・自由惑星同盟#ホアン・ルイ|ホアン・ルイ]]を女性とするなど)を交えつつ収められている。なお、時折言われる「月刊少年キャプテン休刊による同誌での連載終了」は誤り。同誌の休刊は1997年である。<br />
*: また、この漫画化前に、道原かつみにより全ての登場人物の性別を逆にしたものが製作発表風にまとめられ前述のアンソロジー本『全艦出撃!!』に掲載されている。ルビンスカヤ(女性版のルビンスキー)も、こちらが初出である。<br />
* 1992年 本編「アニメージュ増刊Noël(ノエル)」1993 WINTER号にて連載再開<br />
* 1994年 本編「[[Chara (雑誌)|Chara]]」にて連載開始(Vol.1-2000年2月号)<br />
*: 掲載誌の変更ではあるが、実際はアニメージュ増刊という位置付けだった「Noël」(季刊)が「Chara」(隔月刊)として独立創刊した。<br />
* 2006年 本編「[[月刊COMICリュウ]]」にて連載再開(2006年12月号(創刊2号)-)<br />
*: 本編雌伏篇以降の内容での連載。<br />
<br />
==== 単行本リスト ====<br />
道原かつみ作画の作品について記す。<br />
<br />
掲載誌変更等の理由により、[[#刊行リスト|原作]]に劣らず多くの版が存在する。冗長となるため、発行レーベルの一部について以下の略称を使用する。<br />
* SCS:少年キャプテンコミックススペシャル<br />
* ACC:アニメージュCharaコミックス<ref>「Chara」創刊から「Charaコミックス」レーベル発刊までの極一時期存在したコミックレーベル。[[雑誌コード]]等から判断すると「アニメージュコミックス」にカウントされている模様。多くは重刷時などに「Charaコミックス」に変更されている。</ref><br />
* CC:Charaコミックス<br />
* ACS:アニメージュコミックススペシャル<br />
* RC:RYU COMICS<br />
<br />
===== 本編、外伝 =====<br />
; 初期コミック<br />
初めて単行本として発行されたもの。B6サイズ。<br />
* 『銀河英雄伝説外伝 黄金の翼』(1986年8月10日発行、アニメージュコミックス)<br />
*: 巻頭口絵はステッカーになっており、巻末には原作本編紹介の4コマ漫画や田中芳樹による解説文などが掲載されている。<br />
*: 本編の「少年キャプテン」連載時に新装発行されたSCS版(カバー・表紙の絵柄が変更された)と「Chara」連載時に新装発行されたCC版(カバー等の絵柄はSCS版と同じ)があり、発行日やISBNコードもそれぞれ違う。<br />
* 『銀河英雄伝説 1』(1990年2月25日発行、少年キャプテンスペシャル<ref>初期の少年キャプテンコミックススペシャルには誌面上にこのように記されているものがある。多くは重刷時などに「少年キャプテンコミックススペシャル」に表記が変更されている。</ref>)ISBN 4-19-830021-6<br />
* 『銀河英雄伝説 2』(1990年12月20日発行、SCS)ISBN 4-19-830122-0<br />
* 『銀河英雄伝説 3』(1991年10月15日発行、SCS)ISBN 4-19-831100-5<br />
* 『銀河英雄伝説 4』(1992年4月20日発行、SCS)ISBN 4-19-832041-1<br />
* 『銀河英雄伝説 5』(1994年1月20日発行、SCS)ISBN 4-19-834010-2<br />
* 『銀河英雄伝説 6』(1994年11月10日発行、SCS)ISBN 4-19-830036-4<br />
*: ここまでに挙げた本編6冊には「Chara」連載時に新装発行されたACC版がある。<br />
* 『銀河英雄伝説 7』(1995年9月25日発行、ACC)ISBN 4-19-960004-3<br />
* 『銀河英雄伝説 8』(1996年9月25日発行、ACC)ISBN 4-19-960028-0<br />
* 『銀河英雄伝説 9』(1998年3月25日発行、CC)ISBN 4-19-960063-9<br />
* 『銀河英雄伝説 10』(1999年1月20日発行、CC)ISBN 4-19-960087-6<br />
* 『銀河英雄伝説 11』(2000年3月25日発行、CC)ISBN 4-19-960122-8<br />
<br />
; 総集編<br />
「月刊少年キャプテン」連載時には、コミックスが発売される前にまず雑誌の形で「総集編」の発行が行われていた。B5サイズ。<br />
* 『銀河英雄伝説 総集編 1』(1989年8月30日発行、少年キャプテン8月号増刊)<br />
* 『銀河英雄伝説 総集編 2』(1990年5月25日発行、少年キャプテン5月号増刊)<br />
* 『銀河英雄伝説 総集編 3』(1991年4月20日発行、少年キャプテン4月号増刊)<br />
<br />
; コンビニコミック<br />
「月刊COMICリュウ」での連載再開に合わせたコマーシャル的な発行。B6サイズ。<br />
* 『銀河英雄伝説 黄金の翼&双璧編』(2006年11月15日発行、トクマフェイバリットコミックス)ISBN 4-19-780365-6<br />
*: 『黄金の翼』(本編紹介4コマ漫画や原作者による解説などは収録されていない)と上記1.の7巻の一部を再録。<br />
<br />
; 愛蔵版<br />
「月刊COMICリュウ」での連載再開を受けての発行。A5サイズ。<br />
* 『銀河英雄伝説 愛蔵版 1』(発行日不明、ACS)ISBN 978-4-19-770137-7<br />
*: 上記1.の1・2巻の再録。<br />
*: 編集ミスだと思われるが、この巻ならびに同日発売の2巻には発行日が記載されていない。3巻以降の発売日(19日)と記載された発行日(翌月20日)の関係から推測すると、2007年4月20日発行となると思われる。<br />
* 『銀河英雄伝説 愛蔵版 2』(発行日不明、ACS)ISBN 978-4-19-770138-4<br />
*: 上記1.の3・4巻の再録。<br />
* 『銀河英雄伝説 愛蔵版 3』(2007年5月20日発行、ACS)ISBN 978-4-19-770139-1<br />
*: 上記1.の5・6巻の再録。<br />
* 『銀河英雄伝説 愛蔵版 4』(2007年6月20日発行、ACS)ISBN 978-4-19-770140-7<br />
*: 上記1.の7・8巻の再録。<br />
* 『銀河英雄伝説 愛蔵版 5』(2007年7月20日発行、ACS)ISBN 978-4-19-770141-4<br />
*: 上記1.の9・10巻の再録。<br />
* 『銀河英雄伝説 愛蔵版 6』(2007年8月20日発行、ACS)ISBN 978-4-19-770142-1<br />
*: 上記1.の11巻および『黄金の翼』(本編紹介4コマ漫画や原作者による解説などは収録されていない)の再録。<br />
<br />
===== 英雄たちの肖像 =====<br />
「月刊COMICリュウ」での連載分を収録した単行本。B6サイズ。<br />
* 『銀河英雄伝説 英雄たちの肖像 1』(2008年1月1日発行、RC)ISBN 978-4-19-950062-6<br />
<br />
=== アニメ版 ===<br />
劇場版アニメ3作、OVA本編110話、外伝52話が制作された。<br />
<br />
OVAは当初「VHSビデオで1本1話」という形でリリース(後述)。その後は4話を1本にまとめた店頭販売用ビデオ([[VHS]]/[[レーザーディスク]])及び[[レンタルビデオ]]でリリースされた<ref>レーザーディスクは1枚ごとの単品販売の他、110話を4期に分割したボックスセットとしてもリリースされた。</ref>。<br />DVDがソフトメディアの主流になって以降は、全てのアニメがDVDソフト化されている<ref>レーザーディスク版同様、1枚ごとの単品販売の他、110話+外伝を4期に分割したボックスセットとしてもリリースされた。2007年12月21日にはアニメ製作20周年記念として、アニメ全話を1BOXパッケージ化した“銀河英雄伝説 LEGEND BOX”がリリース予定。</ref>。なお、DVD版(2006年秋よりWOWOWで放送されたリマスター版と同等のバージョン)には、[[ビデオテープ]]/[[レーザーディスク]]によってリリースされた初期版をリテイクしたシーンが随所に存在する。<br />
<br />
==== 沿革 ====<br />
* [[1988年]] 劇場版第一弾『わが征くは星の大海』公開。後にリリースされた[[OVA|OVAシリーズ]]版の[[パイロット版]]としての意味合いが強かった。<br />
<br />
: [[1993年]]には劇場版第二弾『新たなる戦いの序曲』が公開。こちらもOVA第3期開始に際してのプロモーション的意味合いの強いものであった。<br />
* [[1988年]]末OVA第1期リリース開始。第1期は登録した顧客へ1話分収録された[[VHS]]ビデオカセットが週1回“配達”されるという、特殊なリリース形態(当時は“ウィークリービデオ”と呼ばれた)を取っていた。<ref>なお、第1期全巻の料金を一括払いした顧客へは2週に1度の配達となるかわりに偶数話を1週早く見ることができた。また、ウィークリービデオ版には[[機動警察パトレイバー]]の初期OVAシリーズと同様、スポンサーCMが収録されていた。</ref><br />
<br />
: その後[[1997年]]まで、原作本編を4期に分けOVA化が継続。最終的に全110話製作された。<br />
* [[1994年]] 長編作品『黄金の翼』リリース(詳細は後述)。<br />
* [[1998年]] OVA外伝シリーズリリース開始。[[2000年]]まで全52話が製作された。<br />
<br />
==== 配役 ====<br />
膨大な登場人物の殆どが役を兼ねず1人1役でキャスティングされている(二役演じた声優も存在はする)。<!--当時の[[大御所]]から中堅・若手まで有名男性[[声優]]が総出演、さながら映画全盛期に見られたオールスター映画のアニメ版とでもいった様相を見せている。-->この事からアニメ版は「'''銀河声優伝説'''」との異名を取っていた(声優業界でもそう言われていた)。ベテラン格の同時多数起用が何度もあり、スタジオに並んだ声優陣の顔ぶれのあまりの豪華さに、出演者自身も時に「今日は[[日本俳優連合|日俳連]]の会合でもあるんでしょうか?」と驚いてしまう事すらあったという。また、若手声優がベテランから教わることが多かった、数多くの若手が鍛えられた作品とも言われている。女性声優については、軍人と政治家中心の物語内容のため、'''女性や変声期前の幼年男子の登場人物そのものが少ない'''事もあって起用が少なかった。<br />
<br />
==== 原作からの改変点 ====<br />
基本的には原作小説を踏襲し、忠実なアニメ化を実現させている。ただし、主として以下の様な改変点が存在する為、原作小説のみの読者とアニメ版のみの視聴者とでは認識に食い違いが生じる。<br />
<br />
* 原作では雌伏篇(新書刊第3巻)冒頭部から活躍する[[ダスティ・アッテンボロー]]が、物語当初からヤン・ウェンリーの補佐という役割で登場する。その為ラオはほとんど出番がなくなっている。<br />
* イゼルローン要塞の防御壁が流体金属層と設定された。この為、原作には登場しない「[[カール・グスタフ・ケンプ|ケンプ]]による要塞の重力から生じる流体の[[潮汐]]を利用した攻略作戦」がOVAには存在する。<br />
* 外伝で記述されたクロプシュトック事件が本編第1期に組み込まれた為「クロプシュトック領への討伐部隊派遣の過程で生じた[[ウォルフガング・ミッターマイヤー|ミッターマイヤー]]がブラウンシュヴァイク公爵の縁者を銃殺する件」がアニメ版には存在しない([[銀河英雄伝説の戦役#クロプシュトック事件 (原作時系列)|原作版の解説]]及び[[銀河英雄伝説の戦役#クロプシュトック事件(アニメ版時系列)|アニメ版の解説]]を参照)。<br />
<br />
その他、大小さまざまな改変(時事経過の変更、戦闘の演出、新規キャラクターの追加、原作の不自然或いは奇妙なセリフの修正、原作で名称が設定されていない戦艦への命名など)がみられ、そのせいで時系列に矛盾が生じている事例もある。<ref>カストロプ動乱においてキルヒアイスがクルト伍長の言うとおり「指向性」の[[ゼッフル粒子]]を使った場合、帝国の公式記録と整合しない等。</ref><br />
<br />
==== 戦艦デザイン ====<br />
アニメ版に登場する軍事艦艇は、原作新書版で表紙と初期の挿絵を手がけた[[イラストレーター]]・[[加藤直之]]のデザインをベースにしており、端役の[[旗艦]]に至るまで特徴的な外観が与えられるなど、作品の魅力を増すための工夫が随所で試されている。ただし加藤直之が全てのメカデザインをしているわけではない。<br />
<br />
==== 音楽 ====<br />
主な[[バックグラウンドミュージック|BGM]]はあえてオリジナルスコアではなく、[[クラシック音楽|クラシック]]の名曲、特に[[グスタフ・マーラー|マーラー]]の[[交響曲]]など、[[19世紀]]後半から[[20世紀]]初頭にかけての[[新ロマン主義音楽#新ドイツ楽派|後期ロマン派音楽]]を数多く使用している。「銀河英雄伝説サントラ音楽集(32ATC-183)」のライナーノーツによると、これはアニメ版製作の中核企業だった徳間グループの音楽部門会社・[[徳間ジャパン]]が[[:de:VEB Deutsche Schallplatten|ドイツ・シャルプラッテンレコード]]の[[音源]]を大量に持っていた事から実現したもの。映画版第1作目の[[銀河英雄伝説の戦役#第4次ティアマト会戦|第4次ティアマト会戦]]における[[ボレロ (ラヴェル)|ボレロ]]の使用については、脚本の首藤剛志の「ボレロのような曲を使いたい」という注文に対して「じゃあボレロを使いましょう」と担当者が提案した。<ref>だが、ここで大きな問題が生じた。それはラヴェルの著作権が第二次世界大戦中カウントされず(交戦状態では著作権が停止の[[戦時加算 (著作権法)|特別条項]]がある為)、死後50年後でも日本において著作権は遺族が保有し自由に使えなかった。その為、この問題をクリアする為、[[新日本フィルハーモニー交響楽団]]の演奏で独自に録音し使用した。[http://www.style.fm/as/05_column/shudo76.shtml 脚本家首籐氏の解説]</ref><br />
<br />
通俗的な名曲ばかりにとどまらず、クラシック・ファンの間においてさえかなり知名度の低い曲も多数使用されるなど、ありとあらゆる楽曲が使用された。特に、[[カール・ニールセン|ニールセン]]作曲の[[交響曲第4番 (ニールセン)|交響曲第4番]]『不滅』は劇場版第1作の「[[銀河英雄伝説の戦役#惑星レグニッツァ上空の戦い|惑星レグニッツァの戦い]]」などの場面で使用される重要な曲であるが、この劇場版が製作された時点では、[[日本]]国内で同曲が演奏されたことはほとんどなかったという、いわゆる「マイナー曲」であった。<ref>現在では[[カール・ニールセン|ニールセン]]の知名度が上がった事もあり、ポピュラーになりつつある。</ref><br />
<br />
数少ないオリジナルスコアのうち、アニメ作品中で使用される自由惑星同盟[[国歌]]の音源は、イベントに参加した一般応募者が斉唱したものが使用されている<ref>この際、「スタジアムの虐殺」のシーンにおける民衆の悲鳴と怒号も収録され、劇中で使用されている。</ref>。<br />
<br />
主題歌は、エンディングを担当した[[小椋佳]]やオリジナルスコアを作曲した風戸慎介(川辺真)をはじめ、[[来生たかお]]、[[星勝]]、[[武沢豊]]、[[蛎崎弘]]、[[森英治]]など、キティ・フィルムの母体であったキティ・レコードに当時所属していたミュージシャンが参加した。<br />
<br />
なお当時、これらの楽曲をダイジェスト収録したCD-BOXが徳間ジャパンからリリースされていたが、現在は絶版状態。これに代わって[[キングレコード]]のアニメ系レーベル・[[スターチャイルドレコード]]がシャルプラッテンの原盤権を新たに取得し2007年秋に“銀河英雄伝説CD-BOX”をリリースした。スターチャイルド版は楽曲を帝国側・同盟側に分け時系列順に収録し、劇中の何処で使用された楽曲なのかが判りやすい仕様となっている。<br />
<br />
==== テレビ放送 ====<br />
OVA第1期は、リリース終了後に[[テレビ東京]]において深夜に1回、夕方に1回放送された。20世紀末以降は、主に[[CS放送]]局や衛星放送局・[[WOWOW]]で全話が放送されている。DVD化に際しては、オリジナル版製作当時の事情によりやや粗さのある前半部分を中心に、一部作画がリメイクされている。<br />
<br />
WOWOWでは[[2006年]][[7月2日]]より、映画第1弾とOVA全話をテレビ初となる“リマスター版”を使用して放送した。<br />
<br />
==== その他 ====<br />
第70話「蕩児たちの帰宅」では明滅が激しいシーンが2箇所あり、DVD第18巻の冒頭では鑑賞時の注意を喚起する文章が挿入されている。<br />
<br />
==== 劇場用作品 ====<br />
* 『'''わが征くは星の大海'''』(わがゆくはほしのたいかい)(劇場用映画・60分)1988年2月<br />
*: 外伝1巻終盤。<br />
* 『'''黄金の翼'''』(おうごんのつばさ)(劇場用映画・60分)1992年12月<br />
*: 漫画版外伝。他のアニメ作品とはキャラクター・メカニック・声優までも異なる。ラインハルトとキルヒアイスの少年時代から宇宙暦792年/帝国暦483年までが描かれる。この作品はOVAリリースを念頭において製作されたため、文献によってはOVA扱いになっている場合もある。<br />
* 『'''新たなる戦いの序曲'''』(あらたなるたたかいのオーヴァーチュア)(劇場用映画・90分)1993年12月<br />
*: 本編1巻序盤にオリジナルエピソードを加え、「アスターテ会戦」の部分をリメイクしたもの。<br />
<br />
==== OVAシリーズ ====<br />
* OVA第1期 &mdash; 全26話(1988年12月~1989年6月)。本編1~2巻、外伝1巻。若干のオリジナルエピソード(第13話、第14話)を含む。また、中盤のエピソードの一部が原作とは異なる時系列(第9話、第11話)で挿入されている。<br />
<div style="float: left; vertical-align: top; white-space: nowrap"><br />
** 第1話「永遠の夜の中で」<br />
** 第2話「アスターテ会戦」<br />
** 第3話「第十三艦隊誕生」<br />
** 第4話「帝国の残照」<br />
** 第5話「カストロプ動乱」<br />
** 第6話「薔薇の騎士」<br />
** 第7話「イゼルローン攻略!」<br />
** 第8話「冷徹なる義眼」<br />
** 第9話「クロプシュトック事件」<br />
** 第10話「ジェシカの戦い」<br />
** 第11話「女優退場」<br />
** 第12話「帝国領侵攻」<br />
** 第13話「愁雨来たりなば」<br />
</div><br />
<br />
<div style="float: left; vertical-align: top; white-space: nowrap"><br />
** 第14話「辺境の解放」<br />
** 第15話「アムリッツァ星域会戦」<br />
** 第16話「新たなる潮流」<br />
** 第17話「嵐の前」<br />
** 第18話「リップシュタットの密約」<br />
** 第19話「ヤン艦隊出動」<br />
** 第20話「流血の宇宙」<br />
** 第21話「ドーリア星域会戦、そして…」<br />
** 第22話「勇気と忠誠」<br />
** 第23話「黄金樹(ゴールデンバウム)は倒れた」<br />
** 第24話「誰が為の勝利」<br />
** 第25話「運命の前日」<br />
** 第26話「さらば、遠き日」<br />
</div><br style="clear: both"/><br />
<br />
* OVA第2期 &mdash; 全28話(1991年6月~1992年2月)。本編3~5巻。<br />
<br />
<div style="float: left; vertical-align: top; white-space: nowrap"><br />
** 第27話「初陣」<br />
** 第28話「肖像」<br />
** 第29話「細い一本の糸」<br />
** 第30話「失われたもの」<br />
** 第31話「査問会」<br />
** 第32話「武器なき戦い」<br />
** 第33話「要塞対要塞」<br />
** 第34話「帰還」<br />
** 第35話「決意と野心と」<br />
** 第36話「雷鳴」<br />
** 第37話「幼帝誘拐」<br />
** 第38話「矢は放たれた」<br />
** 第39話「ひとつの旅立ち」<br />
** 第40話「ユリアンの旅、人類の旅」<br />
</div><br />
<br />
<div style="float: left; vertical-align: top; white-space: nowrap"><br />
** 第41話「作戦名『神々の黄昏(ラグナロック)』」<br />
** 第42話「鎮魂曲(レクイエム)への招待」<br />
** 第43話「ギャラルホルンは鳴った」<br />
** 第44話「フェザーン占領」<br />
** 第45話「寒波至る」<br />
** 第46話「ヤン提督の箱舟隊」<br />
** 第47話「自由の宇宙を求めて」<br />
** 第48話「双頭の蛇~ランテマリオの決戦~」<br />
** 第49話「闇が深くなるのは…」<br />
** 第50話「連戦」<br />
** 第51話「バーミリオンの死闘(前編)」<br />
** 第52話「バーミリオンの死闘(後編)」<br />
** 第53話「急転」<br />
** 第54話「皇帝ばんざい!(ジーク・カイザー)」<br />
</div><br style="clear: both"/><br />
<br />
* OVA第3期 &mdash; 全32話(1994年7月~1995年2月)。本編6~8巻。<br />
<br />
<div style="float: left; vertical-align: top; white-space: nowrap"><br />
** 第55話「儀式から再び幕は上がり…」<br />
** 第56話「地球へ」<br />
** 第57話「キュンメル事件」<br />
** 第58話「訪問者」<br />
** 第59話「過去と現在と未来と」<br />
** 第60話「魔術師捕らわる」<br />
** 第61話「歌劇(オペラ)への招待」<br />
** 第62話「血の流水階段(カスケード)」<br />
** 第63話「聖地」<br />
** 第64話「休暇は終わりぬ」<br />
** 第65話「すべての旗に背いて」<br />
** 第66話「黄金獅子旗(ゴールデンルーヴェ)の下に」<br />
** 第67話「『神々の黄昏(ラグナロック)』ふたたび」<br />
** 第68話「エル・ファシルへ」<br />
** 第69話「イゼルローン再奪取作戦」<br />
** 第70話「蕩児たちの帰宅」<br />
</div><br />
<div style="float: left; vertical-align: top; white-space: nowrap"><br />
** 第71話「マル・アデッタ星域の会戦(前)」<br />
** 第72話「マル・アデッタ星域の会戦(後)」<br />
** 第73話「冬バラ園の勅令」<br />
** 第74話「前途遼遠」<br />
** 第75話「雷動」<br />
** 第76話「祭りの前」<br />
** 第77話「風は回廊へ」<br />
** 第78話「春の嵐」<br />
** 第79話「回廊の戦い(前)~常勝と不敗と~」<br />
** 第80話「回廊の戦い(中)~万華鏡(カレイドスコープ~」<br />
** 第81話「回廊の戦い(後)~大親征の終幕~」<br />
** 第82話「魔術師、還らず」<br />
** 第83話「祭りの後」<br />
** 第84話「失意の凱旋」<br />
** 第85話「遷都令」<br />
** 第86話「8月の新政府(ニュー・ガバメント・イン・オーガスタ)」<br />
</div><br style="clear: both"/><br />
<br />
* OVA第4期 &mdash; 全24話(1996年9月~1997年3月?)。本編9~10巻。<br />
<br />
<div style="float: left; vertical-align: top; white-space: nowrap"><br />
** 第87話「嵐の予感」<br />
** 第88話「辺境にて」<br />
** 第89話「夏の終わりのバラ」<br />
** 第90話「鳴動」<br />
** 第91話「発芽」<br />
** 第92話「ウルヴァシー事件」<br />
** 第93話「矜持にかけて」<br />
** 第94話「叛逆は英雄の特権」<br />
** 第95話「双璧相撃つ!」<br />
** 第96話「剣に生き…」<br />
** 第97話「剣に斃れ」<br />
** 第98話「終わりなき鎮魂曲(レクイエム)」<br />
</div><br />
<div style="float: left; vertical-align: top; white-space: nowrap"><br />
** 第99話「未来への助走」<br />
** 第100話「皇妃ばんざい!(ホーフ・カイザーリン)」<br />
** 第101話「動乱への誘い」<br />
** 第102話「敢えて武器を手に」<br />
** 第103話「コズミック・モザイク」<br />
** 第104話「平和へ、流血経由」<br />
** 第105話「昏迷の惑星」<br />
** 第106話「柊舘(シュテッヒパルム・シュロス)炎上」<br />
** 第107話「深紅の星路(クリムゾン・スターロード)」<br />
** 第108話「美姫(ブリュンヒルト)は血を欲す」<br />
** 第109話「黄金獅子旗(ゴールデンルーヴェ)に光なし」<br />
** 最終話「夢、見果てたり」<br />
</div><br style="clear: both"/><br />
<br />
* OVA外伝第1期 &mdash; 全24話(1998年~1999年?)。単行本未収録短編3本と外伝3巻。<br />
** 「白銀の谷」<br />
** 「朝の夢、夜の歌」<br />
** 「汚名」<br />
** 「千億の星、千億の光」<br />
<br />
* OVA外伝第2期 &mdash; 全28話(1999年12月~2000年?)。外伝4巻とOVAオリジナルエピソード3本、そして外伝1巻序盤。OVAオリジナル・エピソードは''斜字タイトル''で示し、()内に舞台となった時期を記す。<br />
** 「螺旋迷宮」<br />
** 「''叛乱者''」(宇宙暦791年/帝国暦482年8月~)<br />
** 「''決闘者''」(宇宙暦792年/帝国暦483年1月~)<br />
** 「''奪還者''」(宇宙暦792年/帝国暦483年12月~)<br />
** 「第三次ティアマト会戦」<br />
<br />
==== スタッフ ====<br />
* 製作:キティフィルム、徳間書店、テレ東、らいとすたっふ、サントリー<br />
* プロデューサー:田原正利<br />
<br />
==== 主題歌 ====<br />
* オープニング<br />
** Skies of Love(第1期)<br />
**: 歌・作詞・作曲:[[Monday満ちる|秋吉満ちる]]、編曲:[[風戸慎介]]<br />
** I am waiting for You(第2期)<br />
**: 歌・作詞・作曲:秋吉満ちる、編曲:[[森英治]]<br />
** Sea of the Stars(第3期)<br />
**: 歌・作詞:[[LISA (歌手)|LISA]]、作曲:[[川辺真]]、編曲:風戸慎介<br />
** Must Be Something(第4期)<br />
**: 歌:[[こんのひとみ]]、作詞・作曲:[[姫野真也]]、編曲:風戸慎介<br />
** Kid(外伝第1期)<br />
**: 歌:[[AKEMI]]、作詞・作曲:[[David Himeno]]、編曲:風戸慎介<br />
** Story of Time(外伝第2期)<br />
**: 歌:AKEMI、作詞・作曲:David Himeno、編曲:風戸慎介<br />
<br />
* エンディング<br />
** 光の橋を越えて(第1期)<br />
**: 歌・作詞・作曲:[[小椋佳]]、編曲:風戸慎介<br />
** 旅立ちの序曲(第2期)<br />
**: 歌・作詞・作曲:小椋佳、編曲:風戸慎介<br />
** 歓送の歌(第3期)<br />
**: 歌・作詞:小椋佳、作曲・編曲:[[星勝]]<br />
** 宇宙の掛け橋(第4期)<br />
**: 歌・作詞・作曲:小椋佳、編曲:風戸慎介<br />
** 説明(外伝第1期 白銀の谷)<br />
**: 歌・作詞:小椋佳、作曲:小椋佳/[[阿部美緒]]、編曲:[[武沢豊]]<br />
** 永い付き合い(外伝第1期 朝の夢、夜の歌)<br />
**: 歌・作詞:小椋佳、作曲:[[蛎崎弘]]、編曲:武沢豊<br />
** 逝くとき、祝うとき(外伝第1期 汚名)<br />
**: 歌・作詞:小椋佳、作曲:[[嘉納正明]]、編曲:武沢豊<br />
** オーロラのアダージョ(外伝第1期 千億の星、千億の光)<br />
**: 歌・作詞:小椋佳、作曲:[[来生たかお]]、編曲:[[小野崎孝輔]]<br />
** 僕たちの航跡(外伝第2期 螺旋迷宮)<br />
**: 歌・作詞・作曲:小椋佳、編曲:風戸慎介<br />
** 約束された未来(外伝第2期 後半)<br />
**: 歌・作詞・作曲:小椋佳、編曲:風戸慎介<br />
<br />
* その他<br />
** 銀河帝国軍軍楽曲~ワルキューレは汝の勇気を愛せり~<br />
**: 作曲・編曲:風戸慎介<br />
** 自由惑星同盟国歌~自由の旗、自由の民、レヴォリューション・オブ・ザ・ハート~<br />
**: 歌:ファン参加によるライブ録音、作詞:秋吉満ちる、作曲・編曲:風戸慎介<br />
<br />
※ アニメ版で使用されたクラシック楽曲名詳細については、[[#外部リンク|外部リンク]]より“StarChild:銀河英雄伝説”のwebサイトを参照。<br />
<br />
==== アニメ版のパロディ等 ====<br />
他のアニメにはOVA版のパロディや演じた声優などがパロディとして使われている。有名なのは[[若本規夫]]の[[ニニンがシノブ伝]]の台詞や[[涼宮ハルヒの憂鬱 (アニメ)]]の射手座の日など。<br />
<br />
== 脚注 ==<br />
<references/><br />
<br />
== 関連項目 ==<br />
* [[三国志]]<br />
* [[ナポレオン・ボナパルト]]<br />
* [[ガイウス・ユリウス・カエサル]]<br />
* [[アレクサンドロス3世]]<br />
: 本作は上記を下敷きにしたエピソードも多い<br />
* [[銀河帝国]]<br />
: 本作を含むSF作品全般に登場する「銀河帝国」についての記事。<br />
* [[十二国記]]<br />
: 構想のきっかけが本作であった旨、著者(小野不由美)が文庫版の解説で明らかにしている。<br />
<br />
== 外部リンク ==<br />
* [http://www.ginei.jp/ 銀河英雄伝説ON THE WEB]<br />
* [http://www.wrightstaff.co.jp/ らいとすたっふ]:作家田中芳樹の二次版権管理会社<br />
* [http://w2.avis.ne.jp/%7Etpo/ 有限会社ティー・ピー・オー]:アニメ版のプロデューサー、田原正利(正聖)の製作会社。当時のエピソードを紹介するページあり<br />
* [http://www.starchild.co.jp/special/ginga/ StarChild:銀河英雄伝説]:スターチャイルド版CD-BOX情報ページ。劇中使用楽曲情報あり<br />
<br />
{{銀河英雄伝説}}<br />
{{DEFAULTSORT:きんかえいゆうてんせつ}}<br />
[[Category:銀河英雄伝説|*きんかえいゆうてんせつ]]<br />
[[Category:日本のSF小説]]<br />
[[Category:アニメ作品 き|んかえいゆうてんせつ]]<br />
[[Category:日本のアニメ映画]]<br />
[[Category:OVA]]<br />
[[Category:漫画作品 き|んかえいゆうてんせつ]]<br />
[[Category:アニメージュ]]<br />
[[Category:月刊COMICリュウ]]</div>
防人
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博士
2020-01-17T13:24:21Z
<p>防人: SEOに熱心なMuttley (トーク) による編集を 118.20.158.131 による直前の版へ差し戻しました</p>
<hr />
<div>{{Otheruses|学位}}<br />
'''博士'''(はくし)は[[学位]]の最高位([[学位#博士の学位|博士の学位]]参照)。[[ドクター]]のこと。俗に「はかせ」ということもあるが、「はくし」というのが正式である。博士課程に在籍して学位論文を合格、無事修了した者に授与される課程博士と、在学しないまま学位審査に及び合格した者に授与される論文博士がある。また、学位ではないが、名誉称号としての[[名誉博士]]なども存在する。外交儀礼上、各国政府要人等が博士号取得者である場合、官名の後に博士閣下と敬称する事例が見受けられる。<br />
<br />
''[[Ph.D.]]も参照のこと。''<br />
<br />
== 概要 ==<br />
博士 ([[:en:Doctor|Doctor]]) の学位は、国によって多少の差異はあるものの基本的に最上位の学位として位置づけられている。通常は、[[大学]]など高等教育機関や[[学位授与機構|学位授与機関]]における[[学士]]又は[[修士]]及びそれと同等の学力があると認められた者が、[[大学院]]の[[博士課程]]あるいは[[博士後期課程]]を修了することで取得できる。その他にも、それと同等の高度な研究能力があると認定された者にも授与されることがある。どちらの場合にも、一般的には独自性のある[[研究論文]]を提出し、審査に合格することが要件となっていることが多い。<br />
<br />
=== 博士の肩書き ===<br />
[[英語]]、[[ドイツ語]]などでは、博士への[[敬称]]は、Dr.(ドクター)となる([[フランス語]]では点をつけずDrとすることが多い)。ただし、[[博士 (医学)|MD]]を持つ[[医師]]も、イギリスの外科系(あくまでミスター)を除いて、Dr.(ドクター)と呼ばれる。医師がPh.D.を取るには、並修課程を修得する必要がある。<br />
<br />
日本では過去においては医学博士号の所持者は肩書きに[[:en:Doctor of Medicine|M.D.]](歯学博士号の場合は[[:en:Doctor of Dental Medicine|DMD]])と記していた。しかし、現在の日本では博士学位の有無に拘らず、医師免許、歯科医師免許、獣医師免許を持つ者を[[ドクター]]と呼称するのが通例である。<br />
また現在では医師免許を持つ人物をM.D.、歯科医師免許ではDMD、獣医師免許ではD.V.M.)と記し、大学院課程にて医学博士号、歯学博士号、獣医学博士号(臨床博士号を含め)を取得した人物をPh.D.を併記する(例、M.D., Ph.D. といったように間に[[コンマ|カンマ]]を打つのが慣例である)。<br />
<br />
1991年7月以前に授与された博士号では、「博士」の前に専攻分野の名称を冠していたが(例えば文学博士、医学博士、理学博士)、1991年7月以降に授与された博士号では、「博士(学術)」のように「博士」に続けて括弧内に専攻分野を併記するようになった<ref>[http://www.mext.go.jp/b_menu/hakusho/html/hpad199101/hpad199101_2_152.html 「我が国の文教施策」(平成3年度)](文部科学省)</ref>。<br />
<br />
=== 博士号の日本語訳 ===<br />
つい最近までPh.D.所持者の肩書きの訳を「哲学博士」と訳すこともあったが、現在では「博士」で統一されている。<br />
<br />
=== 各種用語 ===<br />
; [[博士課程]]<br />
: 博士の学位の授与を受けるために[[在学]]する[[大学院]]の[[課程]]のこと。<br />
; 博士論文<br />
: 「博士の学位」の授与審査を受けたときに提出した学位論文のこと。<br />
; 博士号<br />
: 「博士の学位」のこと。<br />
<br />
=== 博士号取得者のキャリア ===<br />
最近は各国で、高等教育への関心が高まりつつある。そのため、社会人大学院や夜間大学院、通信制大学院といった形態で、働きながら研究して博士の学位を取得する人が増えている。またそうした社会経験の豊富な人口が大学の教員になることで、学問と社会の接点を拡大しているという面もある。<br />
<br />
[[理系]]の博士は、企業からも一定の研究能力を持つ者として認知されることが多く、一部の産業では何人の博士を雇用しているかが信用の指標とされる場合がある。実際、[[日立製作所]]には博士号取得者から成る「へんじん会」が存在している。<br />
<br />
しかし、[[基礎研究]]を重視しがちな大学・研究機関においては、社会適応力が第一義とされていないことが少なくなく、企業の求める人材との溝が指摘されることがあり、職域・活動に応じた知識や技能の向上は他の社会人と同様に重要である。<br />
<br />
国際的な[[知識社会]]化、[[生涯教育]]の拡大、高度[[専門職]]の増加などが進行する中、社会において博士号取得者をいかに活かすことができるかが、日本を含む多くの国々で問われている。<br/>しかしながら現実には、博士号取得者の新規雇用に積極的な企業や大学はそれほど多くはないのが実状である。<br />
<br />
企業の立場では、人事体系に技術専門職種及び一部の経営幹部を除き博士号取得者を処遇する体制が整っていないこと、大学側では博士号取得者は研究者(学者)であり外部への就職は自力で行うものという思考があるためといえる。<br />
<br />
なお、[[博士号]]取得者は[[国会議員政策担当秘書]]の資格を無試験で取得できる。<br />
<br />
== 日本以外の各国の博士 ==<br />
博士号の学位制度は、国によって異なる。<br />
<br />
=== アメリカの博士号 ===<br />
アメリカでは、学術による(専門博士でない)博士は、伝統的にDoctor of Philosophyの学位を授与される。このPhilosophyは一学問分野としての[[哲学]]ではなく、広く学術一般を意味し、[[Ph.D.]]と略される。また、大学によっては、Doctor of ScienceをPh.D.の替わりに選択することができたり、Doctor of Philosophyとは名称の異なる学位を授与することもある。<br />
<br />
一般的に、Ph.D.の学位には専攻分野が添えられ、学位保持者の研究分野を明確にすることが多い。例えば、政治学の研究において授与された博士号であれば、Doctor of Philosophy in Political Scienceとなり得るし、環境科学の博士号であれば、Doctor of Philosophy in Environmental Scienceとされるであろう。<br />
<br />
また、Ph.D.の学位ではなく、専攻ごとに細分された学位を授与する場合もある。例えば、工学における博士号で、[[Doctor of Engineering]]という学位が授与されることもある。ここで、工学は、元来[[Liberal Arts]]に含まれておらず、基礎的な研究を重視する学術を追求する分野として考えられていない場合があることに注意しておきたい。さらに、Ph.D.の代わりに、Doctor of Scienceという学位を理科系の専攻に用いる大学もある。<br />
<br />
このように、学術系の博士号の名称は、本邦に比べ複雑であり、学位の正式名称は大学によって異なり、一概に学位の名称を特定することはできないし、日本の博士号と一対一で比較することはできない。<br />
<br />
また、純粋な基礎研究以外に、研究結果を実際に応用することを強調したプログラムでは、専門職学位を授与する場合が多い。その場合には、Ph.D.の学位を授与することは少なく、下記のような学位を授与することが多い。<br />
<br />
* Doctor of Theology(略称:ThD)(日本の[[博士 (神学)]]に相当)<br />
* Doctor of Psychology(略称:PsyD)(日本の[[博士 (心理学)]]に相当)<br />
* Doctor of Education(略称:EdD)(日本の[[博士 (教育学)]]に相当)<br />
* Doctor of Musical Arts(略称:D.M.A.)(日本の[[博士 (音楽)]]に相当)<br />
* Legum Doctor(略称:LL.D.)(日本の[[法学博士]]に相当)<br />
* Doctor of Social Science(略称:D.S.Sc.)(すでに社会科学系の博士号を持つものが2つ目に取得する社会科学系博士号)<br />
<br />
これらの学位においても、名称の違いは大きい。<br />
<br />
また、一部の専門職学位は、専門資格の取得の条件になっているが、日本のケースと異なることがある。例えば、PsyDは、アメリカでは5年間のフルタイム就学が必須であるが、日本では似たような学位や終了証が博士号に満たない能力で取得できる。例えば、[[臨床心理士]]は、修士号取得者が取得できるが、アメリカを含めた欧米では、これらの高度専門職技術者は往々に博士号が必須であり、心理学も例外ではない。一部の州では、博士号保持者以外が心理学者、または臨床心理士と自称することは違法ととらえられる可能性がある。<br />
<br />
=== イギリスの博士号 ===<br />
イギリスの博士号は、PhD又はDPhil (Oxford) と略記される。イギリスには、博士号のさらに上位に上級博士の学位がある。修学期間は多くの場合、標準で[[学士]]取得後3年間であり、このうちの1~2年は[[修士]]課程の扱いとなっている場合がある。<br />
<br />
=== ドイツの博士号 ===<br />
少なくとも、以下の学位が存在する。<br />
* Doktor der Agrarwissenschaften(略称:Dr. agr. (agriculturae))(日本の[[博士 (農学)]]に相当)<br />
* Doktor der Ingenieurwissenschaften(略称:Dr.-Ing. (Doktor-Ingenieur))(日本の[[博士 (工学)]]に相当)<br />
* Doktor der Rechtswissenschaften(略称:Dr. iur. (iuris))(日本の[[博士 (法学)]]に相当)<br />
* Doktor der Mathematik(略称:Dr. math. (mathematicae))(日本の[[博士 (数学)]]に相当)<br />
* Doktor der Medizin(略称:Dr. med. (medicinae))(日本の[[博士 (医学)]]に相当)<br />
* Doktor der Zahnmedizin(略称:Dr. med. dent. (medicinae dentariae))(日本の[[博士 (歯学)]]に相当)<br />
* Doktor der Philosophie(略称:Dr. phil. (philosophiae))(日本の[[博士 (哲学)]]に相当)<br />
* Doktor der Gartenbauwissenschaften(略称:Dr. rer. hort. (rerum horticulturarum)) (日本の[[博士 (林学)]]に相当)<br />
* Doktor der Naturwissenschaften(略称:Dr. rer. nat. (rerum naturalium))(日本の[[博士 (理学)]]に相当)<br />
* Doktor der Staatswissenschaften(略称:Dr. rer. pol. (rerum politicarum))(日本の [[博士 (政治学)]]に相当)<!--(日本の [[博士 (国家学)]]に相当) ※日本に「博士(国家学)」があるかどうか未確認 --><br />
* Doktor der Verwaltungswissenschaften(略称:Dr. rer. publ. (rerum publicarum))(日本の[[博士 (政治学)]]に相当)<!--(日本の[[博士 (行政学)]]に相当)※日本に「博士(行政学)」があるかどうか未確認 --><br />
* Doktor der Musikwissenschaften(略称:Dr. sc. mus. (scientiae musicae))(日本の[[博士 (音楽学)]]に相当)<br />
* Doktor der Wirtschaftswissenschaften(略称:Dr. sc. oec. (scientiarum oeconomicarum))(日本の[[博士 (経済学)]]に相当)<br />
* Doktor der Sozialwissenschaften(略称:Dr. sc. soc. (scientiae socialis))(日本の[[博士 (社会科学)]]に相当)<br />
* Doktor der Theologie(略称:Dr. theol. (theologiae))(日本の[[博士 (神学)]]に相当)<br />
<br />
=== フランスの博士号 ===<br />
フランスの博士号([[仏語|仏]] [[:fr:Doctorat (France)|doctorat]])は、国家による学位である(教育機関による学位ではない)。それを保証する国家免状(dipl&ocirc;me national)は、大学、その他の認められた高等教育機関によって国家の名のもと発行される。博士号の取得に関する詳細は法令により定められている。取得のための修学期間は、標準で[[修士]]([[仏語|仏]] [[:fr:Master (France)|master]])取得後3年間である。その間に得られた研究成果をまとめた博士論文([[仏語|仏]] [[:fr:th&egrave;se de doctorat|th&egrave;se de doctorat]])を提出し、審査に合格することにより取得できる。<br />
<br />
博士論文の審査は、報告者([[仏語|仏]] rapporteur)による論文の審査と、その後の審査会([[仏語|仏]] soutenance)からなる。報告者は、2名以上の博士論文指導資格([[仏語|仏]] [[:fr:Habilitation &agrave; diriger des recherches|habilitation &agrave; diriger des recherches]])を持つ学外の当該専門領域の研究者であることが義務付けられている。そして、この報告者がそれぞれ別々に報告書を書き審査会に進めるかどうか決定する。1名でも反対があれば、審査会は開けない。また、審査会は、原則的に一般公開であり、3名から8名の審査員([[仏語|仏]] jury)もまた半数以上が学外の研究者でなければならない。この審査会を取り仕切るのは、プレジダンと呼ばれる博士論文指導資格を持つ大学教授もしくはそれに相当する研究者である。審査過程において、博士論文の指導教官は一人の審査員でしかなく、博士号授与の決定権は小さい。また、学外の研究者を多く取り入れることにより博士号の質を保つとともに、研究成果をその分野の著名な研究者に周知できる工夫がなされている。<br />
<br />
ここで述べた博士号は学術的な研究に対するものだが、医学、歯学、薬学、獣医学における専門職の技能習得に対して授与される医師国家免状(dipl&ocirc;me d'&Eacute;tat de docteur)にも「博士(docteur)」の語が用いられる。<br />
<br />
== 日本の博士号 ==<br />
{{日本の学位}}<br />
日本においては、[[1887年]](明治20年)5月21日、[[学位令]](明治20年勅令第13号)が公布せられ、同令第1条により、博士と大博士の二等の学位が定められ、第2条により法学博士、医学博士、工学博士、文学博士、理学博士の五種が定められた。さらに、第3条により、博士学位は大学院の定規試験を通過した者に、帝国大学評議会の許しを得て、授与された。後、[[1914年]]、勅令第200号として改正学位令が公布され、同令第1条により、学位は博士に統一され(結局、「大博士」は授与された者がいないまま廃止となった)、学位の種類は文部大臣の定めるところとなった。同令では、学位授与の規定がより具体的に規定されるとともに、第10条により、学位の栄誉を汚辱した者にはこれを剥奪する、懲罰規定が盛り込まれるなどより詳細な規定が整備された。<BR/><br />
戦前においては原則として博士号授与機関は原則として[[帝国大学]]に限られ、その希少性から「'''末は博士か[[大臣]]か'''」と詠われほど市井において高く評価され、学位の保持者に対しては敬意が表されていた。<br />
<br />
今日の学位制度における博士の学位は[[1947年]]の[[学校教育法]]の制定により整備されたものである。1953年、[[学位規則]]が制定され、新たな学位として[[修士]]の学位が加わり、学位は博士と修士の二等となった。[[1991年]]改正学校教育法により、学位は博士、修士に加え[[学士]]の三等とされ、それまで専攻分野を冠した学位名称だったものを、すべて博士、修士、学士に統一し、その代わりとして、博士 (医学)というように学位の後に専攻名を括弧付きで併記することとされた。同年には、今日の独立行政法人[[大学評価・学位授与機構]]の前身となる学位授与機構が発足し、[[省庁大学校]]で大学院博士課程の修了に相当する教育課程をへた者に対する博士の学位は、当該大学校及び学位授与機構の審査を経た者に授与されることとなった。2000年、学位授与機構は、大学評価・学位授与機構に改組され、それまでの学位事業は同機構に承継された。更に[[2005年]]改正学校教育法により、上記三等の学位に加え[[短期大学士]]を加えた四等となり、これによって今日の学位制度が整えられた。<br />
<br />
現在、博士の学位については、学校教育法第67条、第68条の2において大学院を修了した者に博士または修士の学位が授与されることとされ、第68条2の2に前項の規定により博士の学位を授与された者と同等以上の学力があると認める者に対し、博士の学位を授与することができるとされている。さらに、学位規則第4条において、大学院博士課程を修了した者に博士の学位を授与することが規定されており、同条の2では大学院の行う博士論文の審査に合格し、かつ、大学院の博士課程を修了した者と同等以上の学力を有することを確認された者に対し博士の学位の授与を行うことができると規定されている。また、学校教育法第68条の2第4項第2号及び学位規則第6条の2において大学院(博士課程)に相当する教育を修了し、大学評価・学位授与機構の審査を合格した者に博士の学位を授与することとされている。<br />
<br />
先述の博士と位置付けの異なるものに、法務博士がある。[[法曹]]養成制度の改革により、2003年以降、専門職大学院の1種である[[法科大学院]]において、[[法務博士 (専門職)|法務博士]]の学位が新設された。[[司法試験]]の受験資格をこの学位取得者に限り、[[司法修習]]を大幅に簡素化したものである。従って、[[博士 (法学)|法学博士]]とは直接には関係しない。<br />
<br />
これはアジアやアフリカなどでは通常の博士号とは区別された[[専門職学位]]であるとされるが、米国においては「職業博士」として、(医学博士、法務博士等)同列に扱われている。<br />
<br />
なお、日本では、博士論文は[[国立国会図書館]]への寄贈が求められ([[納本制度|納本]]の対象ではなく義務ではない)、取得後一定期間内に公刊することが義務づけられている。国立国会図書館と国立情報学研究所が作成している「[http://dbr.nii.ac.jp/infolib/meta/CsvDefault.exe?DB_ID=G0000016GAKUI&GRP_ID=G0000016&DEF_XSL=default&IS_TYPE=csv&IS_STYLE=default 博士論文書誌データベース]」で国内の大学で授与されている博士論文の検索ができる。<br />
<br />
=== 日本における博士号の種類 ===<br />
==== 1887年-1898年 ====<br />
1887年(明治20年)制定の[[学位令]]により、博士の種類は次の5種類とされた。<br />
* [[博士 (法学)|法学博士]]<br />
* [[博士 (医学)|医学博士]]<br />
* [[博士 (工学)|工学博士]]<br />
* [[博士 (文学)|文学博士]]<br />
* [[博士 (理学)|理学博士]]<br />
その後の改正で、徐々に博士の種類は追加されていった。<br />
<br />
==== 1898年以降 ====<br />
1898年(明治31年)12月9日の学位令改正により、4種類が追加され、合計9種類とされた。<br />
* [[博士 (法学)|法学博士]]<br />
* [[博士 (医学)|医学博士]]<br />
* [[博士 (薬学)|薬学博士]](新設)<br />
* [[博士 (工学)|工学博士]]<br />
* [[博士 (文学)|文学博士]]<br />
* [[博士 (理学)|理学博士]]<br />
* [[博士 (農学)|農学博士]](新設)<br />
* [[博士 (林学)|林学博士]](新設)<br />
* [[博士 (獣医学)|獣医学博士]](新設)<br />
<br />
==== 1991年改正以前 ====<br />
1956年(昭和31年)に学位規則で17種類の博士の種類が定められたが、その後、1964年(昭和44年)に保健学博士、1975年(昭和50年)に学術博士が新設された。そして、前述の通り、1991年(平成3年)6月の学位規則改正により博士の種類が廃止されたが、その際に列挙されていた博士の種類は以下の19種類である。<br />
<div style="float: left; vertical-align: top; white-space: nowrap; margin-right: 1em;"><br />
* [[博士 (学術)|学術博士]]<ref>1974年(昭和49年)の学位規則改正により、1975年(昭和50年)に新設された。</ref><br />
* [[博士 (文学)|文学博士]]<br />
* [[博士 (教育学)|教育学博士]]<br />
* [[博士 (神学)|神学博士]]<br />
* [[博士 (社会学)|社会学博士]]<br />
</div><br />
<div style="float: left; vertical-align: top; white-space: nowrap; margin-right: 1em;"><br />
* [[博士 (法学)|法学博士]]<br />
* [[博士 (政治学)|政治学博士]]<br />
* [[博士 (経済学)|経済学博士]]<br />
* [[博士 (商学)|商学博士]]<br />
* [[博士 (経営学)|経営学博士]]<br />
</div><br />
<div style="float: left; vertical-align: top; white-space: nowrap; margin-right: 1em;"><br />
* [[博士 (理学)|理学博士]]<br />
* [[博士 (医学)|医学博士]]<br />
* [[博士 (歯学)|歯学博士]]<br />
* [[博士 (薬学)|薬学博士]]<br />
* [[博士 (保健学)|保健学博士]]<ref>1964年(昭和44年)に新設された。</ref><br />
</div><br />
<div style="float: left; vertical-align: top; white-space: nowrap; margin-right: 1em;"><br />
* [[博士 (工学)|工学博士]]<br />
* [[博士 (農学)|農学博士]]<br />
* [[博士 (獣医学)|獣医学博士]]<br />
* [[博士 (水産学)|水産学博士]]<br />
</div><br style="clear: both;" /><br />
<br />
==== 1991年改正以降 ====<br />
1991年以降は、括弧つきで博士(医学)のように示される専攻分野名称には規定がなく、大学により定められるとされているため、現在では様々な名称が用いられている。1991年以前からある学位の表記が変更されたもの(医学博士→博士 (医学)、文学博士→博士 (文学)、工学博士→博士 (工学)など)以外にも、以下のように、様々な専攻分野の博士学位が授与されている。<br />
<br />
;理工系<br />
<div style="float: left; vertical-align: top; white-space: nowrap; margin-right: 1em;"><br />
* [[博士 (理学)]]<br />
* [[博士 (工学)]]<br />
* [[博士 (水産学)]]<br />
----<br />
* [[博士 (林学)]]<br />
* [[博士 (化学)]]<br />
* [[博士 (数学)]]<br />
* [[博士 (地理学)]]<br />
* [[博士 (資源学)]]<br />
* [[博士 (情報学)]] <br />
* [[博士 (理工学)]]<br />
* [[博士 (建築学)]]<br />
* [[博士 (物理学)]]<br />
* [[博士 (生命科学)]]<br />
* [[博士 (数理科学)]] <br />
* [[博士 (電気工学)]]<br />
* [[博士 (情報工学)]]<br />
* [[博士 (生物科学)]] <br />
* [[博士 (生物工学)]]<br />
* [[博士 (水産科学)]] <br />
* [[博士 (海洋科学)]] <br />
* [[博士 (統計科学)]] <br />
* [[博士 (芸術工学)]] <br />
</div><br />
<div style="float: left; vertical-align: top; white-space: nowrap; margin-right: 1em;"><br />
* [[博士 (情報科学)]] <br />
* [[博士 (環境科学)]] <br />
* [[博士 (感性科学)]] <br />
* [[博士 (行動科学)]] <br />
* [[博士 (海事科学)]] <br />
* [[博士 (社会工学)]]<br />
* [[博士 (経営情報)]]<br />
* [[博士 (材料科学)]]<br />
* [[博士 (知識科学)]]<br />
* [[博士 (認知科学)]]<br />
* [[博士 (環境共生学)]]<br />
* [[博士 (経営情報学)]]<br />
* [[博士 (学際情報学)]]<br />
* [[博士 (総合情報学)]]<br />
* [[博士 (環境理工学)]]<br />
* [[博士 (実験動物学)]]<br />
* [[博士 (物流情報学)]]<br />
* [[博士 (地球環境学)]] <br />
* [[博士 (情報理工学)]]<br />
* [[博士 (生物生産学)]]<br />
* [[博士 (生物産業学)]]<br />
</div><br />
<div style="float: left; vertical-align: top; white-space: nowrap; margin-right: 1em;"><br />
* [[博士 (生物資源学)]]<br />
* [[博士 (応用昆虫学)]]<br />
* [[博士 (地球環境科学)]] <br />
* [[博士 (緑地環境科学)]] <br />
* [[博士 (生物資源科学)]] <br />
* [[博士 (生物資源工学)]]<br />
* [[博士 (応用生命科学)]] <br />
* [[博士 (生命共存科学)]] <br />
* [[博士 (経営情報科学)]]<br />
* [[博士 (エネルギー科学)]] <br />
* [[博士 (国際情報通信学)]] <br />
* [[博士 (生物環境調節学)]]<br />
* [[博士 (システム生命科学)]] <br />
* [[博士 (バイオサイエンス)]] <br />
* [[博士 (システム情報科学)]]<br />
* [[博士 (ソフトウェア情報学)]]<br />
* [[博士 (コンピュータ理工学)]]<br />
* [[博士 (システムズ・マネジメント)]]<br />
* その他<br />
</div><br style="clear: both;" /><br />
<br />
;人文社会学系 <br />
<div style="float: left; vertical-align: top; white-space: nowrap; margin-right: 1em;"><br />
* [[博士 (商学)]]<br />
* [[博士 (文学)]]<br />
* [[博士 (法学)]]<br />
* [[博士 (神学)]]<br />
* [[博士 (政治学)]]<br />
* [[博士 (社会学)]]<br />
* [[博士 (経済学)]]<br />
* [[博士 (経営学)]]<br />
----<br />
* [[博士 (哲学)]]<br />
* [[博士 (史学)]] <br />
* [[博士 (民俗学)]]<br />
* [[博士 (金融学)]]<br />
* [[博士 (人文学)]]<br />
* [[博士 (仏教学)]]<br />
* [[博士 (文化財)]]<br />
* [[博士 (心理学)]] <br />
* [[博士 (新聞学)]] <br />
* [[博士 (観光学)]] <br />
* [[博士 (会計学)]] <br />
* [[博士 (経営法)]] <br />
* [[博士 (歴史学)]] <br />
* [[博士 (言語学)]]<br />
* [[博士 (英文学)]]<br />
* [[博士 (中国学)]]<br />
* [[博士 (英語学)]]<br />
* [[博士 (宗教学)]]<br />
* [[博士 (神道学)]]<br />
* [[博士 (密教学)]]<br />
* [[博士 (法律学)]]<br />
* [[博士 (技術経営)]]<br />
* [[博士 (英米文学)]]<br />
* [[博士 (言語文化)]]<br />
</div><br />
<div style="float: left; vertical-align: top; white-space: nowrap; margin-right: 1em;"><br />
* [[博士 (日本文化)]]<br />
* [[博士 (日本文学)]]<br />
* [[博士 (文化史学)]]<br />
* [[博士 (国際関係)]] <br />
* [[博士 (総合政策)]] <br />
* [[博士 (政策研究)]] <br />
* [[博士 (政策科学)]] <br />
* [[博士 (社会科学)]] <br />
* [[博士 (地域研究)]] <br />
* [[博士 (流通科学)]] <br />
* [[博士 (国際文化)]] <br />
* [[博士 (中国研究)]] <br />
* [[博士 (人文科学)]] <br />
* [[博士 (国際文化)]] <br />
* [[博士 (日本史学)]]<br />
* [[博士 (不動産学)]]<br />
* [[博士 (ドイツ語学)]]<br />
* [[博士 (ドイツ文学)]]<br />
* [[博士 (公共政策学)]]<br />
* [[博士 (比較文明学)]]<br />
* [[博士 (国語国文学)]]<br />
* [[博士 (社会人類学)]]<br />
* [[博士 (国際協力学)]] <br />
* [[博士 (国際政治学)]] <br />
* [[博士 (国際関係論)]] <br />
* [[博士 (文化政策学)]] <br />
* [[博士 (地域政策学)]] <br />
* [[博士 (国際経営学)]] <br />
* [[博士 (言語文化学)]] <br />
* [[博士 (応用経済学)]] <br />
* [[博士 (臨床心理学)]] <br />
* [[博士 (応用言語学)]] <br />
</div><br />
<div style="float: left; vertical-align: top; white-space: nowrap; margin-right: 1em;"><br />
* [[博士 (英語英文学)]]<br />
* [[博士 (教育心理学)]]<br />
* [[博士 (文化人類学)]]<br />
* [[博士 (社会心理学)]]<br />
* [[博士 (ファイナンス)]]<br />
* [[博士 (フランス語学)]]<br />
* [[博士 (フランス文学)]]<br />
* [[博士 (マネジメント)]]<br />
* [[博士 (総合社会文化)]]<br />
* [[博士 (イギリス文学)]]<br />
* [[博士 (国際公共政策)]] <br />
* [[博士 (国際開発研究)]] <br />
* [[博士 (国際経済法学)]] <br />
* [[博士 (比較社会文化)]] <br />
* [[博士 (社会環境科学)]]<br />
* [[博士 (アメリカ研究)]]<br />
* [[博士 (英語文化研究)]]<br />
* [[博士 (ドイツ文化研究)]]<br />
* [[博士 (歴史民俗資料学)]]<br />
* [[博士 (国際政治経済学)]] <br />
* [[博士 (政策・メディア)]] <br />
* [[博士 (日本語日本文化)]]<br />
* [[博士 (アジア地域研究)]]<br />
* [[博士 (日本語日本文学)]]<br />
* [[博士 (地域社会システム)]]<br />
* [[博士 (グローバルビジネス)]]<br />
* [[博士 (コミュニケーション学)]]<br />
* [[博士 (国際コミュニケーション)]] <br />
* [[博士 (アドミニストレーション)]]<br />
* [[博士 (アメリカ・ヨーロッパ文化学)]]<br />
* その他<br />
</div><br style="clear: both;" /><br />
;医歯薬学・保健体育・農学系 <br />
<div style="float: left; vertical-align: top; white-space: nowrap; margin-right: 1em;"><br />
* [[博士 (医学)]]<br />
* [[博士 (歯学)]]<br />
* [[博士 (薬学)]]<br />
* [[博士 (農学)]]<br />
* [[博士 (保健学)]]<br />
* [[博士 (獣医学)]]<br />
----<br />
* [[博士 (医薬学)]] <br />
* [[博士 (体育学)]] <br />
* [[博士 (医科学)]] <br />
* [[博士 (看護学)]] <br />
* [[博士 (鍼灸学)]] <br />
* [[博士 (畜産学)]] <br />
* [[博士 (体育科学)]] <br />
* [[博士 (障害科学)]] <br />
</div><br />
<div style="float: left; vertical-align: top; white-space: nowrap; margin-right: 1em;"><br />
* [[博士 (健康科学)]] <br />
* [[博士 (保健科学)]] <br />
* [[博士 (農芸化学)]] <br />
* [[博士 (神経科学)]]<br />
* [[博士 (臨床薬学)]]<br />
* [[博士 (農業工学)]]<br />
* [[博士 (医療薬学)]]<br />
* [[博士 (医療情報学)]]<br />
* [[博士 (農業経済学)]]<br />
* [[博士 (再生医科学)]] <br />
* [[博士 (心身障害学)]]<br />
* [[博士 (感覚矯正学)]]<br />
* [[博士 (医療技術学)]] <br />
* [[博士 (保健医療学)]] <br />
</div><br />
<div style="float: left; vertical-align: top; white-space: nowrap; margin-right: 1em;"><br />
* [[博士 (医療福祉学)]] <br />
* [[博士 (社会福祉学)]] <br />
* [[博士 (保健衛生学)]] <br />
* [[博士 (スポーツ科学)]]<br />
* [[博士 (スポーツ医学)]]<br />
* [[博士 (医療福祉経営学)]] <br />
* [[博士 (国際農業開発学)]] <br />
* [[博士 (スポーツ健康科学)]]<br />
* [[博士 (ヒューマン・ケア科学)]] <br />
* [[博士 (国際バイオビジネス学)]] <br />
* [[博士 (リハビリテーション学)]]<br />
* [[博士 (リハビリテーション療法学)]]<br />
* その他<br />
</div><br style="clear: both;" /><br />
; 教育・家政・芸術・学術系 <br />
<div style="float: left; vertical-align: top; white-space: nowrap; margin-right: 1em;"><br />
* [[博士 (学術)]]<br />
* [[博士 (教育学)]]<br />
----<br />
* [[博士 (科学)]] <br />
* [[博士 (芸術)]] <br />
* [[博士 (家政)]]<br />
* [[博士 (美術)]]<br />
* [[博士 (音楽)]]<br />
* [[博士 (美学)]]<br />
* [[博士 (食品学)]]<br />
* [[博士 (音楽学)]]<br />
* [[博士 (家政学)]]<br />
* [[博士 (芸術学)]] <br />
* [[博士 (環境学)]] <br />
</div><br />
<div style="float: left; vertical-align: top; white-space: nowrap; margin-right: 1em;"><br />
* [[博士 (国際学)]] <br />
* [[博士 (人間科学)]] <br />
* [[博士 (生活科学)]]<br />
* [[博士 (都市科学)]]<br />
* [[博士 (デザイン学)]]<br />
* [[博士 (身体教育学)]]<br />
* [[博士 (生活環境学)]]<br />
* [[博士 (生活造形学)]]<br />
* [[博士 (学校教育学)]] <br />
* [[博士 (芸術文化学)]]<br />
* [[博士 (教育情報学)]]<br />
* [[博士 (臨床教育学)]]<br />
* [[博士 (食品栄養学)]] <br />
</div><br />
<div style="float: left; vertical-align: top; white-space: nowrap; margin-right: 1em;"><br />
* [[博士 (都市情報学)]]<br />
* [[博士 (食品栄養科学)]] <br />
* [[博士 (日本語教育学)]]<br />
* [[博士 (人間・環境学)]] <br />
* [[博士 (図書館情報学)]] <br />
* [[博士 (図書館・情報学)]]<br />
* [[博士 (都市・地域計画)]]<br />
* [[博士 (国際広報メディア)]] <br />
* [[博士 (都市・環境システム)]]<br />
* [[博士 (日本語学・日本語教育学)]]<br />
* その他<br />
</div><br style="clear: both;" /><br />
<br />
=== 日本における博士号の取得 ===<br />
博士号の取得を志した場合、博士論文提出までに[[学会]]での発表を行い、博士課程在籍中に2編から3編の査読付き投稿論文を執筆するといった業績が博士の学位審査を受ける要件となっている場合もある。こうした要件は、[[大学]]・[[研究科]]・[[専攻]]・[[教室]]・[[研究室]]などによって異なる。<br />
<br />
博士課程で学位を取得した場合は「修了」として認定されるが、就職などのために学位を取得する前に中途退学するケースも多い。所定の在学期間(3年間)以上在学し、修了に必要な単位を全て取得してはいるものの、'''学位論文'''だけが完成しないまま就職することも多く、こうした場合「満期退学」又は「単位取得退学」と称する<ref>過去においては慣習として経歴として満期退学で博士課程修了と記すことがまま見られたが、これは'''厳密には経歴の詐称になる'''。日本では履歴書には「博士課程(後期課程)中途退学」「博士課程(後期課程)単位取得退学」「博士課程(後期課程)満期退学」等と記すのが一般的である。なお、欧米では一般に満期退学はドロップアウトと見なされキャリアとは評価されない。このため、留学生は博士号を取得できない日本の文系の大学院を敬遠するようになっていった。これに対し、各大学は博士号を正規年限内に出すようになってきているが、今度は逆に学位のインフレーションが起こり、学位そのものの権威が下がる傾向がある。</ref>。在学年数を越えて大学院に留まる場合は研究生として在籍するケースもある。また、2005年の文部科学省中央教育審議会において文部科学大臣への答申の中で博士課程に社会人コースを設置し、社会経験にて実績のある人物の場合は1年間の在籍期間中に学位取得を志すことができるようにすべきだとされた。つまり、大学院の博士課程に社会人コースが設置された場合、1年間の修学期間で博士号を取得することが可能となる。<br />
<br />
課程修了による博士号を'''課程博士'''、論文提出のみによる博士号を'''論文博士'''と呼び分ける。大学が博士号を授与した場合、授与大学ごとに通し番号が付けられて文部科学省に報告されるが、課程博士には甲1234XX号のように「甲」が、論文博士には乙1234XX号のように「乙」が付けられる。ただし、一部の大学においては学位記上ではこれらの区別がなされず、両者の通し番号が記載されていることもある。また、大学によっては、所定の期間在学し所定の単位を取得して退学した後、一定期間のうちに論文を提出することにより課程博士を与える制度を設けていることもあるが、同様の場合に論文博士として試験の扱いを変える(一部免除する)大学もある。<br />
<br />
なお、中央教育審議会は[[2005年]][[6月13日]]の総会で大学院改革に関する中間報告「新時代の大学院教育-国際的に魅力ある大学院教育の構築に向けて-」をまとめ、文部科学大臣に報告、その中で、「論文博士」について、「諸外国の制度と比べ日本独特の論文博士は、将来的には廃止する方向で検討すべきではないかという意見も出されている」と述べる一方、反対意見も紹介した上で、「論文博士については、学位に関する国際的な考え方や課程制大学院制度の趣旨などを念頭にその在り方を検討していくことが適当である」としている。<br />
([http://www.mext.go.jp/b_menu/shingi/chukyo/chukyo0/toushin/05061401.htm 資料]第1章第2節3 課程制大学院の制度的定着の促進 を参照。)<br />
<br />
=== 日本における博士学位の意義と問題点 ===<br />
博士の学位は、明治・大正期において「末は博士か大臣(大将)か」と言われた程、信頼の高い称号であった。現在でも博士の学位は、日本の学術研究の指導的立場に立つ人材の育成、国際機関などに人材供給をしていく上で大きな意義を持つ。<br />
<br />
かつての日本では理系の研究領域において博士号の授与例が多い一方、文系においては授与例が少ない傾向にあった。しかし近年では、博士号は研究者の最終目標ではなく始発点との考えが広まりつつあり、とくに[[2001年]]の[[学位規則]]改正後は、博士課程が拡充されるとともに若いうちに博士号を取得する方向に大学院指導も変化してきている。また博士号の取得が困難であると外国人留学生が日本の大学を敬遠することもあるため、[[文部科学省]]も各大学に対し博士号の授与を奨励している。<br />
<br />
他方、博士号の取得者の増加は、博士号を有しながらも定職に就けない、余剰博士([[オーバードクター]])問題を発生させている。その問題は文系においてとくに顕著である。このような状況の下、文部科学省は2009年6月5日、第2期の中期目標素案作りが進む各国立大学に、大学院博士課程の定員削減を要請した<ref>『朝日新聞』2009年6月6日、東京版朝刊、37頁</ref>。<br />
<br />
博士号には高い信用と専門性があるものの、現実の社会ではその効果が最大限に活かされていないと疑問の声もある。また、大学院教育が諸外国と比較して遅れている面が指摘される。また、博士の学位授与基準が厳格でその取得に時間と費用がかかるとの指摘もある。その一方博士号の乱発は、博士の価値の低下を招くことにもなり、学位授与機構も厳格な対応を堅持している。さらに、このようなマイナスの面ばかりを必要以上に強調した情報が広まったために、博士を積極的に活用しようとする動きが抑制されているとの見方もある。<br />
<br />
=== ディプロマミル等による学位偽造 ===<br />
博士学位の問題に偽造学位の問題がある。主に海外の大学にて、学位を審査・授与するに足らない[[ディプロマミル]]・[[ディグリーミル]]という機関が大学を称して、形式的な審査と料金を支払うことで、正式な博士の学位であるかのように学位を授与する組織が存在する。[[アメリカ合衆国|アメリカ]]では、ディプロマミルを用いた経歴詐称が深刻であり、日本においても2004 - 2006年度で全国4大学に4人、「ニセ学位」によって採用・昇進した教員がいたことを[[2007年]]末に文科省が発表した<ref>朝日新聞、2008年1月6日朝刊、東京版、34面。</ref>。上述のようにこのような問題を回避するために学位の表記には取得大学名を併記するようになっている(例.『'''博士(文学)、京都大学'''』)。<br/>欧米およびその影響の強い国々では称号として氏名に博士を付けて呼ぶ(英語圏の場合、博士号所持者はMr.○○ではなくDr.○○と呼ばれる)ことが通例であるが、日本社会においてはそうした慣例は殆どなかった<ref>博士号取得者が[[帝国大学]]卒業生に限られていて、その威信が非常に高かった[[明治]]、[[大正]]時代には「博士号」は氏名に付記され敬称として一般に通用したが、昭和以降は学究の権威主義への批判の傾向と共に用いられることはあまりなくなった。</ref>。しかしながら近年のNHKおよび民放の番組においては諸外国の例に倣い日本人であっても博士号所持の研究者に対し「○○博士」と呼称する傾向が見られる。<br/>しかしながら欧米に比べると一般社会における学位取得利点は薄い。<br />
<br />
== 関連項目 ==<br />
* [[専業非常勤講師]]<br />
* [[律令]]<br />
* [[学歴]]<br />
* [[学位]]<br />
* [[Ph.D.]]<br />
* [[Ed.D.]]<br />
* [[ドクター]]<br />
* [[法科大学院]]<br />
* [[法務博士]]<br />
* [[論文|博士論文]]<br />
* [[修士]]<br />
* [[学士]]<br />
* [[名誉博士]]<br />
<br />
== 外部リンク ==<br />
<br />
* [http://dbr.nii.ac.jp/infolib/meta_pub/G0000016GAKUI1 博士論文データベース ] ([[国立情報学研究所]])<br />
<br />
== 出典 ==<br />
* [http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%A1%E3%82%A4%E3%83%B3%E3%83%9A%E3%83%BC%E3%82%B8 フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』]<br />
<br />
== 脚注 ==<br />
<div class="references-small">{{脚注ヘルプ}}<br />
{{Reflist}}</div><br />
<br />
{{DEFAULTSORT:はくし}}<br />
[[Category:学位]]<br />
{{Commons|Representation of Imperial University (Japan)|博士の肖像(帝国大学)}}<br />
<br />
[[de:Doktor]]<br />
[[en:Doctorate]]<br />
[[fr:Doctorat]]<br />
[[he:דוקטור]]<br />
[[it:Dottore]]<br />
[[ms:Doktor]]<br />
[[pl:Doktor]]<br />
[[zh:博士]]</div>
防人
http://ja.yourpedia.org/mediawiki/index.php?title=%E8%A5%BF%E6%B2%A2%E6%AD%A9&diff=382302
西沢歩
2020-01-17T13:24:06Z
<p>防人: SEOに熱心なMuttley (トーク) による編集を 211.120.201.2 による直前の版へ差し戻しました</p>
<hr />
<div>'''西沢 歩'''(にしざわ あゆむ)は、[[畑健二郎]]の[[漫画]]作品及びそれを原作とする[[アニメ]]『[[ハヤテのごとく!]]』に登場する[[架空]]の人物。[[ハヤテのごとく! (テレビアニメ)|アニメ]]での[[声優]]は[[高橋美佳子]]。なお、作中では主に「西沢さん」の呼称が用いられるが、本項では以下「歩」と表記する。<br />
{{ネタバレ|西沢歩|スキップ=作動}}<br />
<br />
== プロフィール ==<br />
* [[誕生日|生年月日]]:[[1988年]]<ref>原作のみの設定。単行本巻末プロフィールや公式ガイドブックには1988年生まれとは記載されていないが、作中時間および誕生日から生まれた年が分かる。</ref>[[5月15日]]<br />
* [[血液型]]:A型<br />
* 年齢:16歳<br />
* 身長:162[[センチメートル|cm]]<ref name=16nendo>[http://www.mext.go.jp/b_menu/toukei/001/003/16/05031402.htm 平成16年度学校保健統計調査速報 調査結果の概要] 平成16年度の16歳、即ち原作での歩などハヤテと同世代の女子は平均身長157cm、平均体重53kg。小説版第2作目では小柄とされたが、身長は平均以上である。</ref><br />
* 体重:47[[キログラム|kg]]<ref name=16nendo /><br />
<br />
== 人物像 ==<br />
西沢家の長女。家族構成は父・康広、母、弟・一樹。また、[[下田市|下田]]に親戚のおばさんがいる。とにかく普通で「'''[[ジム・カスタム|特徴が無いのが特徴]]'''」。作者曰く「限りなく[[ジム (機動戦士ガンダム)|ジム]]的なキャラ」。ただし、周りの人物達が普通でないため、その影響でかえって特殊な状況にいるように扱われがちでもある。作者もシチュエーションが「全くもって普通じゃない」と言ったことがある<ref>[http://websunday.net/backstage/hata87.html バックステージVol.87] 2006年7月12日</ref>。[[綾崎ハヤテ|ハヤテ]]が以前通っていた潮見高校の生徒で、現在2年生。潮見高校時代からハヤテのことが好きで、彼の通う学校が変わっても未だに追い続けている。作品の中心人物のなかでほぼ唯一、[[三千院ナギ|ナギ]]と出会う前(すなわち第1話以前)のハヤテとの関係があった人物であり、逆にナギとの面識がなかったキャラである。作品序盤はハヤテがナギの知り合いと知り合っていく展開だったため、初登場は第4巻第6話になっている。<br />
<br />
[[セキュリティポリス|SP]]に捕まってしまったり、ハヤテからの[[ホワイトデー]]のお返しを偶然居合わせた[[マリア (ハヤテのごとく!)|マリア]]に事実上妨害された形になったりなど、ある意味ハヤテ程ではないが不幸なキャラである。またアニメでは食べていたりんご飴に[[鷲]]が止まっていたり、川に桃が流れていたりなど、意外な一面に出くわすこともある。本人も幸せな場面は長続きしないと思っており、たまに普通に過ごせた場合にはかなり意外な感覚になる。<br />
<br />
[[竜宮レナ|語尾に「〜かな」または「〜かな?」を付ける]]のが口癖。私室の絨毯は場合により敷いてあったり無かったりする。普通な面が多いがルックスは良く、[[瀬川泉|泉]]や[[花菱美希|美希]]など多くの登場人物に可愛いと称されている。慌てた際の仕草なども含めれば[[桂ヒナギク|ヒナギク]]にも高評価を受けていた。バストの小さい女性が多いこの作品内においてはそれが普通にあり、妖怪の見せた夢の中ではハヤテに意識された。私服は原作の場合ロングスカートやタイツなどで足の露出が無いファッションが多いが、アニメでは第20話と第26話ともに膝が露出するほど短いタイトスカートだった。<br />
<br />
[[橘ワタル|ワタル]]のレンタルビデオ店の常連で、弟ともどもワタルとは仲がいい。同時に弟と一緒に馬鹿にされている。男心の研究として怪獣映画を中心に借りたりしているが、ワタルに「女に分かる映画じゃない」と言われたこともある上に本人も「60点かな」と言っていた。多く借りているので[[貴嶋サキ|サキ]]にはありがたいといわれているが、ワタルの好きなビデオはあまり借りないようで、つまらないものばかり借りていると彼は評している。ワタルは様々な相談を受けており、チョコレートの試作品の味見もしている。ただ、ワタルは彼女の言っている人物がハヤテとは聞かされてない様子である。<br />
<br />
弟である一樹のことは怒ったときは耳をつねったりもするが、彼の元気がないとき(この時はナギにふられた)は心配してワタルに尋ねたりしている。また、昔は風呂でのぼせた一樹をよく看病した。後者のことからヒナギクには良い姉だと思われたこともある。<br />
<br />
弟持ちで、年齢的な話のせいか、ナギやヒナギクにお姉さんみたいに接することがある([[桂ヒナギク]]の項参照)。二人の負けず嫌いなところを内心ではかわいいと思っている。<br />
<br />
かつて一時期だけ[[家庭教師]]をつけてもらっていた。結局ギターの弾き方ばかりを教える人物であったが、その家庭教師のことを気に入り、別れた時にもらったギターを宝物として大切にしている。<br />
<br />
== 性格・能力 ==<br />
他のヒロインより勝る長所は無いが、ハヤテを一途に慕う恋心はナギに匹敵し、彼に関しての洞察力は群を抜いており、女性の好みに関してはハヤテ本人より正確に理解している。そのため、ヒナギクがハヤテの好みであると見抜いており、彼女の家にハヤテが泊まっていた時には既に相思相愛なのだと完全に誤解し、正確な判断が出来ないほど動揺した。その際はヒナギクは必死に誤解と否定している。その後「喫茶どんぐり」でのハヤテのマリアに対する態度から女の勘が働き、「ハヤテはマリアのことが好きではないのか?」と疑いを持っている。ナギに関してはハヤテを飼っているという想像図であるが、彼女にツッコまれている。あくまでハヤテに関してのみであるが妄想癖がある。<br />
<br />
下田へ自転車で行こうとするなど思いつきで行動する癖があり<ref name=shimoda>その下田旅行は、結局帰路は鉄道移動、また自転車の託送で大散財となり、全財産がほとんどなくなってしまった。</ref>、得意分野なら良いが苦手分野のときは酷い状況に陥る(アニメ第26話では、記憶喪失のフリをしたハヤテをそのまま自分の執事にしようとした)。人気投票で7位になった記念にナギに乗せられて「[[練馬区|練馬]]の[[デビッド・ベッカム|ベッカム]]」を自称し、リフティングを披露したが1回しかできず引退となった。ちなみにその際着た胸に「べっかむ」と書かれた体操服には、「[[レアル・マドリード|レアル]]」ではなく「[[マンチェスター・ユナイテッドFC|まんちぇすたー]]」と書いてあった(ベッカムのマンチェスター時代の背番号7を自分の順位の7にかけている)。また、下田へ向かったときには背中に「MANCHESTER」と入ったジャージを着ている。<br />
<br />
第7巻おまけページでワタルに「[[ストーカー|ストーキング]]姉弟」と称されるほどハヤテに関してはしつこい。下田旅行の時には「それに私はね、物わかりが悪くてあきらめも悪い人なのよ」と言って、殺し屋に狙われてもナギを自転車から降ろそうとはしなかった。また、この頃からさりげなく精神的に成長している様子が描かれている。小説版第1弾では特に顕著である。<br />
<br />
学力に関しては数学(アニメ第42話では小テストの得点が15点だった場面がある)が特に苦手で他の教科はそこそこ苦手な程度だが、他のキャラ(ナギやヒナギクなど)がかなり頭がいいため、成績が悪いように見られがちである。体力には自信があり、自転車で自宅から[[熱海市|熱海]]まで途中からナギを後ろに乗せて行っており、この時ナギを後ろに乗せた状態の自転車で殺し屋の車から一度逃げ切っている程である。ハヤテと再会したときに成り行き上から[[ハヤテのごとく!の登場人物#潮見高校関係者|宗谷]]・教師・ハヤテを、アニメ第31話では三千院家SPを凄まじい一撃でノックダウンさせており、特にアニメではその際に爆音を轟かせていることから、瞬発的な破壊力は相当なものがある。<br />
<br />
ハヤテの姿を追って三千院家へ潜入したときにナギと鉢合わせた折、[[ハムスター]]の[[オーラ]]を出し、ナギの[[竜]]のオーラの前に敗退した。その後、ハヤテを賭けてカラオケでナギに再挑戦するが、機械によると[[剛田武|ジャイアン]]並みという100点満点で35点の評価の歌唱力を披露し、圧倒的な実力差を見せつけられて負けてしまう。<br />
<br />
商店街のくじ引きで一等をあてて<ref>15巻扉絵より。</ref>ハヤテと行った遊園地のチケットを手にいれたことがある。<br />
<br />
== 対人関係 ==<br />
ハヤテと会ったのは、潮見高校に入学したての4月に高校の入学祝いで母親に買ってもらった[[マウンテンバイク|MTB]]がらみで助けられた時が最初。MTB絡みではハヤテには2度助けられているが、そのどちらも急な下り坂に差し掛かりしかもブレーキが壊れていた。2回目では少し運転が上手くなっていた。ちなみに第5巻第7話では[[軽快車|ママチャリ]]に乗っている。ハヤテには、弁当を作ってくる<ref>第5巻扉絵より。</ref>遊園地へのデートに誘って二人で行くなど何度もモーションをかけても全然気づかれず、実際以上に自分に自信を失ってしまっていた。このマイナス思考は告白後は改善傾向にある。<br />
<br />
彼が潮見高校を訪れた時にはもはや逢う機会が無くなると思い周囲をはばからずハヤテに告白するが、彼は受け止める資格が無い気持ちを隠すため「2次元にしか興味が無い」と冗談を言って辞退してしまう(アニメでは編成の都合でハヤテに最初に告白した女性となった)。その後場所が分からないままであったが、潮見高校を訪れた約1週間後にワタルの関係で再会した。その後[[バレンタインデー]]にヒナギクの力を借りて再度告白したが、悪い返事を避けるために返事を貰うのを無期限保留している。ホワイトデーのお返しはハヤテに自転車に乗せてもらうことで返してもらったつもりだったが、後で気が変わり結局クッキーを貰っている。<br />
<br />
ハヤテも歩には好ましい感情を持っており、彼女の気持ちを受け止めてあげられない申し訳なさをマリアやヒナギク達に打ち明けている。なお、実はハヤテがヒナギク達に思いを打ち明けた時に隠れて話を聞いていたため、ハヤテが自分を嫌いではないことは知っている。彼女の携帯電話には「バイト行ってしまう記念」とこじつけてハヤテと撮った[[プリント倶楽部|プリクラ]]が貼ってあったため、下田旅行でハヤテが都合上中を見てお互い照れた。ハヤテと夜の潮見高に行った際ハヤテは「潮見高に普通に通ってて歩に告白されていたら…」と思っている。<br />
<br />
ナギと出会った瞬間に、恋のライバルだと2人とも直感した。現在ナギがハヤテを巡って最も警戒しているのは、実は歩である。最初はナギを「三千院ちゃん」と呼んでいた。二度の戦いを経て三千院家に普通に出入りするようになり、後にナギとも和解して友達になり「ナギちゃん」と呼ぶようになった(自転車で殺し屋から逃げた時。詳しくは[[三千院ナギ]]を参照)<ref>アニメでは第37話で家出をしたナギを世話した時から呼ぶようになった。第50話ではペアでクイズ大会に出場して優勝、デコボコながら息のあった面を見せた。</ref>。もっとも、ハヤテをめぐるライバル関係はなおも継続中で、[[アルバイト]]で一緒になったときには火花を散らしている。<br />
<br />
作者自身はナギとの関係を「[[キン肉マン#キン肉マン(第1期)|See you again, hero!]]」のような関係にしたいとのことである<ref>[http://www.websunday.net/backstage/hata42.html バックステージVol.42] 2005年8月10日</ref>。<br />
<br />
ヒナギクに「綾崎くんとの恋を応援する」と言われて以来、ハヤテの好みであるヒナギクを憧れ尊敬しており彼女のことを「ヒナさん」(「ヒナギクさん」と呼ぶときもある)と呼び、最近はヒナギクの方も彼女に憧憬に近い念を持っている。しかし、[[愛沢咲夜|咲夜]]の誕生日の夜にヒナギクから「自分はハヤテのことが好き」だと告げられるものの、自分がハヤテを口説き落とすのには無関係、と何食わぬ顔だった。このためヒナギクとは、自分が口説き落とすのが早いかハヤテがヒナギクに告白するのが早いか競争することになった。第8巻番外編「SMALL TWO OF PIECES」やアルバイトでの仕事の様子を見る限り、両者の関係にひびが入った様子はなく、恋敵のヒナギクにハヤテとの関わり方をアドバイスをするほど精神的に強くなっている。以前はヒナギクにハヤテが好きなことをからかわれていたが、ヒナギクの告白以降は逆にヒナギクをからかっている。また、ヒナギクを気圧す<!--これで「けおす」です。-->ことができ、その結果勉強を教えてもらっている。<br />
<br />
作者によれば歩とヒナギクをそれぞれ「女の子らしい少女」と「男の子らしい少女」のイメージで表現しているとのことである<ref>[http://websunday.net/backstage/hata65.html バックステージVol.65] 2006年2月8日</ref>。また、「ハヤテにとって西沢さんはあるものの象徴であり、それはヒナギクと対を成している」ともコメントしている<ref name=guidebook>『ハヤテのごとく!公式ガイドブック』より。</ref>。<br />
<br />
初対面時にSPから助けてくれたヒナギクに敬語を使って以来、同い年であっても白皇の友達には敬語を使っている<!--ヒナギクはともかく、生徒会3人娘は交流が薄いためでは?-->。<br />
<br />
なお、アニメでは二人だけが一緒にいる場面は第4期EDと最終回で一緒に旅行している場面(上記番外編のストーリーに当たる)<!--と小学館プロダクションから発売された2008年カレンダー-->のみで、知り合った経緯は描写されていない。<br />
<br />
ハヤテの「[[執事]]実習」で派遣先に西沢家が選ばれた時には不気味がって固辞する家族を押し切って受け入れ、仮病を使って学校も休んだ。一日執事のハヤテに「お休みの[[接吻|キス]]」を目をつぶって頼んだつもりが、実際に目の前にいた[[タマ (ハヤテのごとく!)|タマ]]に唇を奪われて気絶してしまった。作者曰く「動物だからファーストキスには入らない」とフォローは入れているが、同時に「タマはそのうち地獄を見る」とも述べている<ref>[http://websunday.net/backstage/hata58.html バックステージVol.58] 2005年12月7日</ref>。目覚めた時にはハヤテもタマもいなかったのでその日の出来事は夢だと思っているようだが、[[ハヤテのごとく!の登場人物#アレキサンマルコ教会関係者|シスター]]とタマにより家が全壊している光景を起きた後に見た(後日ナギが弁償した)。また、タマとは初めて三千院家に入った時にも遭遇しており、[[性欲|狩猟本能とは違う本能]]をむき出しにされている。<br />
<br />
下田の温泉旅行で金欠になったため<ref name=shimoda/>アルバイトでお金を稼ぐことにしたが、バイト先の「喫茶どんぐり」でハヤテ・ナギ・ヒナギクとバイト仲間になった。初日には、ハヤテに着替えているところを見られている(ただし本人はこれで関係が深まるかもと思ったりもしている)。<br />
<br />
マリアには[[ハヤテのごとく!の登場人物#犯罪者・怪しい人物など|悪三人組]]に絡まれたときに助けてもらっている。また、このときにマリアにハヤテとは告白してフラれた関係と説明している(アニメ第41話ではマリアみたいな女性になりたいと思った)。<br />
<br />
== アニメ ==<br />
原作では第4巻第6話が初登場だが、アニメではハヤテが潮見高校の友人達と会うシーンで第1話から(セリフはほとんど無かったが)登場している。その後の回では原作には全く出番の無いストーリーでもチョイ役で毎回最低1シーンは必ず出番が設けられ、第24話や第31話などゲストキャラクターのほうが担当声優、高橋の出番が長い回でもEDでは「西沢歩」でクレジットされている。[[アバンタイトル]]やストーリー終了間際に登場したり、三千院家の関係者と出くわしたりする場面もある。<br />
<br />
もともと原作中では[[石焼き芋|焼き芋]]屋を追いかけて知らない場所(ヒナギクの家の近く)に辿り着いたという「食い意地が張っている」程度だった食習慣がアニメではハヤテにフラれた後、外食時に店のメニューを全部頼んでヤケ食いする設定が作られた。主役の話も含めて殆どの場合は登場する時は何か食べている描写があり、それ以外の時も食べ物や飲み物に関係するシーン(食べ物について話す・食べ物を買う・料理をするなど)が必ずあり、次回予告終了後の[[提供クレジット|提供テロップ]]のバックに流れる[[ハイライト (曖昧さ回避)|ハイライト]]シーンはその場面が使われている。第2期EDでは焼きそば、第3期・第4期OPではコロッケを口にしている。<br />
<br />
アニメの監督・川口敬一郎は歩がお気に入りだとして「西沢はとにかく毎週出しているんです」と言っており<ref>[http://hobby-channel.net/content/view/2693/104/1/1/ ★2007春ほびちゃ注目アニメ 第3回『ハヤテのごとく!』](とりたて!ほびーちゃんねる)より。</ref>、有言実行の形となった。大食いネタ自体は同時期放送の『[[ながされて藍蘭島]]』に登場するまちの[[声優]]繋がりのような形になっている<ref>余談だが、この作品には彼女のほかにも、ハヤテ役の白石(りん役)、ヒナギク役の伊藤(ちかげ役)、雪路役の生天目(梅梅役)なども出演していたりする。</ref>。これにより歩の出番は増加したが、「特徴のないのが特徴」という設定の彼女に大食いという「特徴」を与えたことによって原作設定からは逸脱した描写となった。第50話のクイズ大会に至っては、決勝戦で断崖絶壁状態と化した滑り台に足でしがみ付きながら解答ボタンを押すと言う常人離れした荒技を連発<!--(真逆様状態にも関わらずスカートが下に落ちない描写は、自主規制の関係である事は言うまでも無い)※そうであるのは明白でも、それを記述するのは独自研究につきコメントアウト-->していた。<br />
<br />
== ハムスター ==<br />
上述のナギとの初対面の際、ナギが出した竜のオーラに対し、歩はハムスターのオーラを出し、一瞬で喰われてしまったため、自分でも弱さにびっくりした。それ以来ナギにはハムスター扱いをされている。ポスター漫画の第4弾で手に[[ドングリ|どんぐり]]を持ち<ref name=donguri>なお、実際のハムスターは飼育時にどんぐりを与えてはいけないものとされている。</ref>リスの耳と尻尾を着けていたのに、ナギにハムスターと言われたこともある(後に『ハヤテ名作劇場』に収録)。ナギを「ナギちゃん」と呼ぶきっかけになったときも、ナギは「ナギと呼んでよい」と言った直後に歩を「ハムスター」と呼んでいる。「喫茶どんぐり」に登場した際にはナギに「どんぐりだからか!?」なる発言をされた<ref name=donguri />。<br />
<br />
また、このハムスターのオーラは上述の悪三人組に絡まれたときにも出している。他に第6巻の目次イラストでは3匹のハムスターと一緒に描かれている。<br />
<br />
アニメでは作中の携帯電話の待ち受け画面<!--※携帯電話向けコンテンツにハムスターがありましたら修正願います-->や「執事通信」タイトル背景<ref>この時のハムスターを描いたのは歩役の高橋である。</ref>に登場しており、[[「ハヤテのごとく!」キャラクターCD#西沢歩 starring 高橋美佳子|キャラクターCD]]<!--当該トラックは台詞のトラックなので、キャラクターCD表記とさせていただきました-->のトラックのタイトルにもハムスターを冠したものがある。<br />
<br />
[[ハヤテのごとく! ボクがロミオでロミオがボクで|ゲーム第1弾]]では、ハムスターの着ぐるみを着用するカット、[[ハヤテのごとく! お嬢様プロデュース大作戦 ボク色にそまれっ!|ゲーム第2弾]]では「ハムスタークラッシュ」という名の固有アピール技がある。<br />
<br />
== 備考 ==<br />
* この漫画の初期の構想段階からいる一人。初登場時のバックステージで下の名前が先行紹介された時点では名前の振り仮名が「にしざわ あゆみ」になっていた<ref>[http://websunday.net/backstage/hata36.html バックステージVol.36] 2005年6月29日</ref>。<br />
* 原作では初登場時のみ、ハヤテを「綾崎君」と呼んだ。しかしそれより過去の時間を描いた回想(プリクラを撮った時)では2回目の登場以降と同じ「ハヤテ君」となっているため理由は不明。また、アニメでも一回だけ「綾崎君」と言っているシーンがある。<br />
* 下田旅行の最中にハヤテといい感じになり最終回のような終わり方があったが、作者はバックステージで「この漫画が、歩がヒロインの少女漫画だったならもう少しいじってこのまま最終回というのもアリだったかもしれません」と語っている<ref>[http://websunday.net/backstage/hata119.html バックステージVol.119] 2007年2月21日</ref>。<br />
* 作者曰く、唯一ラストシーンが出来上がっている登場人物とのこと(それが漫画に描かれるのは当分先という)<ref name=guidebook />。<br />
* 作者は、「普通」であるということがどういうことであるのかは物語の中の重大なシーンで意味を持ってくる、とコメントしている<ref name=guidebook />。<br />
* 読者だけでなく作者からも「'''西沢さん'''」と呼ばれており、連載時のキャラクター紹介においても「西沢歩」でなく「西沢さん」表記となっている。但し、読者からはハムスターの影響で「'''ハムスター'''」・「'''ハム'''」・「'''ハム沢さん'''」などと呼ばれることも多い。<br />
* 連載1周年記念イラスト<ref>[http://websunday.net/backstage/hata49.html バックステージVol.49] 2005年10月5日</ref>や声優の紹介時<ref>[http://www.websunday.net/backstage/hata121.html バックステージVol.121] 2007年3月7日</ref>や、3周年記念の際の扉絵<ref>[http://websunday.net/backstage/hata152.html バックステージVol.152] 2007年10月10日</ref>、放映開始前のアニメの公式ページ(現在は訂正されている)などで、作者や関係者に素で忘れられる。<br />
* 作者によれば後のほうで出番があるので出番をしばしば控えることがあるのだが、この結果気がつくと出番がかなり後回しになってしまうこともある模様<ref>[http://websunday.net/backstage/hata69.html バックステージVol.69] 2006年3月8日</ref>。<br />
* 週刊少年サンデーのアニメ紹介部分でハムスターをモルモットと間違われる。<br />
* 第1回読者人気投票では7位と主要キャラとしては下の方だったが、作者曰く、歩の登場回では読者アンケートの結果が非常に良く実はヒナギクに匹敵するほど読者に結構人気があるという。作者本人はプロフィールで「謎です」と言っていた。2007年10月の「秋葉原エンタまつり2007」で行われた「ハヤテのごとく!キャラクター人気投票in秋葉原」では4位<ref>[http://hayatenogotoku.com/news/chara.html ハヤテのごとく! 公式サイト内の最終結果発表] </ref>、2008年4・5月の「ハヤテのごとく!キャラクター人気投票in大阪・日本橋」では5位を獲得している<ref>[http://hayatenogotoku.com/news/chara_report2.html ハヤテのごとく! 公式サイト内の最終結果発表] </ref>。<br />
<br />
<br />
{{ネタバレ終了|西沢歩}}<br />
<br />
== 脚注 ==<br />
<div class="references-small"><references /></div><br />
<br />
{{Wikipedia/Ja}}<br />
<br />
{{DEFAULTSORT:にしさわ あゆむ}}<br />
[[Category:ハヤテのごとく!の登場人物]]</div>
防人
http://ja.yourpedia.org/mediawiki/index.php?title=%E3%81%BE%E3%82%84%E3%82%89%E3%82%8F%E8%A1%8C%E3%81%8B%E3%82%89%E5%A7%8B%E3%81%BE%E3%82%8B%E3%82%A6%E3%82%A3%E3%82%AD%E3%83%9A%E3%83%87%E3%82%A3%E3%82%A2%E6%97%A5%E6%9C%AC%E8%AA%9E%E7%89%88%E3%81%AE%E5%88%A9%E7%94%A8%E8%80%85%E4%B8%80%E8%A6%A7&diff=382301
まやらわ行から始まるウィキペディア日本語版の利用者一覧
2020-01-17T13:23:53Z
<p>防人: SEOに熱心なMuttley (トーク) による編集を 126.2.179.149 による直前の版へ差し戻しました</p>
<hr />
<div>'''まやらわ行から始まるウィキペディア日本語版の利用者一覧'''(うぃきぺでぃあのりようしゃいちらん)は、[[ウィキペディアの利用者]]のうち五十音の「ま」以降で始まるアカウントの一覧。<br />
<br />
==ま行==<br />
==={{WPuser|まさふゆ}}===<br />
{{警}}日本史の記事を立てている。自称、理系人間であるという。「[[どとうとしや]]の投稿ブロック破りをやめさせる」という使命感から、「脳死」の記事で貴重な情報である「脳死と判定された人の意識回復例」を何回も削除している。スレでの発言によれば2016年秋現在童貞。<br />
<br />
==={{WPuser|またーり}}===<br />
{{Main|またーり}}<br />
山梨県関連の記事に出没、山梨県関連の記事充実化に貢献した人物であるが、名前に反して気が短く、気に入らないものに対しては徹底的に攻撃する一面を持つ。2009年9月の執筆を最後にウィキブレイクに突入していた…が、2013年8月に復帰。<br />
<br />
==={{WPuser|まっきんりい}}===<br />
'''ウィキぺディアを無期限ブロックされたユーザー'''。江戸時代から現在に至るまでの、十両以上の力士全員について記事を作らなければ気が済まないキチガイ荒らし(いわゆる“網羅厨”の一人)。リダイレクト、曖昧さ回避の濫造でも知られる。「頭蓋骨抉る」というアカウントがあり、編集時間がかぶらず編集傾向が全く同じなので同一人物と断定できる。これは履歴分断・多重アカウントの不適切な使用であり、早急な無期限ブロックが望まれる。<br />
<br />
==={{WPuser|みかんずき・梅雨}}===<br />
{{Main|みかんずき・梅雨}}<br />
キチガイ。<br />
<br />
==={{WPuser|みしまるもも}}===<br />
{{Main|みしまるもも}}<br />
<br />
==={{WPuser|ミスターカープ}}===<br />
野球関連の記事によく出没する。記事を私物化している節があり(主に[[イチロー]]や[[松井秀喜]]など)、よく編集合戦を繰り広げている。<br />
<br />
==={{WPuser|みちまん}}===<br />
道路記事を監視し、ウィキペディアの方針を都合のいいように解釈し強要する道路記事の癌。'''ウィキペディア日本語版最強の馬鹿'''。重度の認知症を発病。被害妄想も酷く、度々重度の精神病により措置入院を繰り返している。2016年に入って投稿が断続的なのは、措置入院期間と関係している。<br />
<br />
{{WPuser|フォット}}や{{WPuser|イナゴ}}、{{WPuser|佐藤莞嬴}}など複数の靴下を使用している。プロジェクト道路の参加者は基本的にすべて、みちまんの靴下である。<br />
<br />
理解力に乏しい一方高圧的態度のため彼のノートページは苦情の嵐と化している。ウザい奴は長文で追い払おうとするがそれでも食い下がるユーザーに対しては「'''よそでやりなさい!!!'''」と逆ギレしたり、挑発を繰り返している。最近になり巻き戻し者という履歴を残さずrvできる特殊権限を取得し、気に入らない編集に対しては次々とrvしている。彼のおかげで道路記事は荒廃の一途を辿り、ウィキペディアの道路記事は使えない記事に成り下がった。<br />
<br />
2015年3月、とある荒らしIPユーザーの会話ページにて「'''{{WP2|利用者‐会話:219.164.138.205|言っとくけどな、あんたの行動全てマークされとるから。なんぼ改ざんしても直す手は上手やから。これ以上は人生の無駄やからやめとき。さっさといねや。}}'''」という暴言を吐く暴挙に出る。そしてこの発言を管理者伝言板に報告した{{WPuser|YBK75}}に対し、「'''{{WPfullurl|n=利用者‐会話:YBK75|p=diff=54651790&oldid=52764937|s=YBK75さんは当該IPの破壊活動を支持しておられると考えてよろしゅうございましょうか? それと、「人格を否定する発言」の部分が私全く理解できかねますので、私の発言のどの部分が「人格を否定する発言」であるのか、ご教示いただけないでしょうか?}}'''」という信じられないような嫌がらせ発言をした。このようなことを平気で言うことのできるこの「みちまん」というユーザーは人間として最低最悪である。結局3日間のブロックとなった。<br />
<br />
2015年の恒心教騒動の時には、自らのハンドルネームをGoogleマップに付け加える暴挙を実施。[https://www.google.com/maps/place/ул.+Мичманская,+Nakhodka,+Primorskiy+kray,+ロシア/@42.8370114,132.8752623,15z/data=!4m2!3m1!1s0x5fb13ffc723ae4b5:0x548d14a21684d8a5?hl=ja ロシアの地名をミチマンスカヤに改ざん(2016年7月時点で修正済み)]。その結果、ロシアとグーグル間での関係が悪化。'''グーグル側はみちまんに対し、警察に被害届を出している'''{{要出典}}。<br />
<br />
ブロック後、自分の悪行は棚に上げてブロックを実行したMaximusM4にしつこく抗議している。結果として、日本語版の管理者全員から無視されている。馬鹿の哀れな末路である。ウィキペディア日本語版では生ける屍と化している。<br />
<br />
他のまともな利用者は、みちまんを荒らし利用者同様の扱いをしている。みちまんの協力者は'''みちまん親衛隊'''と呼ばれ、みちまん同様に軽蔑されている。<br />
<br />
2ちゃんねるで重症の認知症とされ、2016年2月には、{{WPfullurl|n=利用者‐会話:アクメイーク|p=diff=prev&oldid=58462464|s=道路と道路と関係ない施設の区別が付かない事}}が判明した。2016年5月に入ってからもソックパペットの{{WPuser|イナゴ}}を使い、阿呆のくせに個人攻撃を継続している。2016年6月25日に、'''{{WPfullurl|n=Portal:道路/新着項目|p=diff=prev&oldid=60215276|s=本来プロジェクト道路の駅に追加するべき新着を、プロジェクト道路に追加}}'''。{{WPuser|フォット}}に'''「プロジェクト道路の駅要らねえ」と宣戦布告している'''。2016年7月に同様の馬鹿として有名だった{{WPfullurl|n=利用者:フォット|p=diff=prev&oldid=60345983|s=フォットが引退}}。<br />
<br />
==={{WPuser|みっち}}===<br />
{{警}}{{原}}「魔女」と目した相手には高圧的な態度で接するのが特徴。又、争いの当事者の一方'''だけ'''を[[浅野長矩]]の様に悪人扱いする一方でもう一方に疑惑があっても見て見ぬ振りをし、[[吉良義央]]の様に「お咎め無し」とするえこひいき体質でもある。基本的に議論などは自らを危なくする行為は避けて通るチキン野郎だが、コメント依頼やブロック依頼など安全な立ち位置で攻撃可能な場合は人格攻撃も辞さない徹底的な攻撃を繰り広げる。2014年9月29日を最後に活動なし。<br />
<br />
==={{WPuser|みや1229}}===<br />
{{警}}{{WPuser|Nekosuki600}}こと[[茂木紀行]]に関するコメント依頼によく出没する。性別は不明だが、Nekosuki600の事を愛してやまないのではないかという説がある。しかしNekosuki600は迷惑していたらしい。<br />
<br />
==={{WPuser|みや1974}}===<br />
[[日蓮正宗]]関係の記事に出没。日蓮正宗の信者であるとみられる{{WPuser|たかぼん8160}}と日蓮正宗に関係する会話をしていることから、日蓮正宗の信者である可能性が高い。なお、{{WPuser|みや1229}}とは別人である。<br />
<br />
==={{WPuser|みや東亞}}===<br />
本名・宮本圭介。[[日本文化チャンネル桜]]の「日本よ、今……」出演者の一人。大日本帝国時代に関する各項目を日本寄りに書き換えようとチャンネル桜の掲示板で画策している[[ネット右翼]]。2005年登場、2010年12月上旬活動停止。<br />
<br />
==={{WPuser|雅ハルカ}}===<br />
{{WPuser|はるみエリー}}に同調し、{{WPuser|MaximusM4}}を批判するネット右翼。<br />
<br />
==={{WPuser|ミラー・ハイト}}===<br />
{{警}}[[1986年]]生まれ。[[犬夜叉]]関連の記事によく出没する。Nekosuki600こと茂木紀行が他の利用者から苦情を言われるとかれこれかまわずNekosuki600を養護し、相手に嫌な苦言を言う。その際、よく大文字で強調する<ref>{{WPfullurl|n=Wikipedia:コメント依頼/Nekosuki600_20090725|p=action=historysubmit&diff=27081539&oldid=27080208|s=Wikipedia:コメント依頼/Nekosuki600 20090725}} ウィキペディア 2009年7月26日 02:15</ref><ref>{{WPfullurl|n=利用者‐会話:Nekosuki600/2009年いっぱいくらいまで|p=action=historysubmit&diff=28857207&oldid=28857025}} ウィキペディア 2009年11月6日 04:13</ref>。<br />
<br />
報復の意味を理解していない<ref>{{WPfullurl|n=Wikipedia:投稿ブロック依頼/Nekosuki600_090725|p=action=historysubmit&diff=27074549&oldid=27074520|s=Wikipedia:投稿ブロック依頼/Nekosuki600 090725}} ウィキペディア 2009年7月25日 14:31</ref>ばかりか、面識のない2人の利用者を勝手に同一人物と決め付ける<ref>{{WPfullurl|n=Wikipedia:コメント依頼/Nekosuki600_20090725|p=action=historysubmit&diff=27304061&oldid=27295367|s==Wikipedia:コメント依頼/Nekosuki600 20090725}} ウィキペディア 2009年8月7日 16:14</ref>[[DQN]]でもある。<br />
<br />
{{http|p=ja.wikichecker.com/user/?t=%E3%83%9F%E3%83%A9%E3%83%BC%E3%83%BB%E3%83%8F%E3%82%A4%E3%83%88&l=all|s=ウィキチェッカー}}を見る限り[[自宅警備員]]([[ニート|NEET]])の可能性が高いが、これに対して{{WPfullurl|n=利用者:ミラー・ハイト|p=action=historysubmit&diff=28866755&oldid=26285446|s=このような}}主張をしている(これが事実であるかどうかは不明)。<br />
<br />
既存記事の整理に定評があり評価されている面を持つ一方、異常なまでに頻繁に細かい箇所を定期的に編集し履歴を残すなど非常に縄張り意識が強い。<br />
批判や指摘を強引に退ける際には「冷徹になることも厭わないということです」という口上を好んで用いる。<br />
しばしば会話相手に敬語を指摘したり「上から目線だ」などと罵ることがあるが、自身も気に入らない議論に対しては一貫して思考停止し暴言を吐き続けることもある。pixivやtwitterなど多数の同名のアカウントを持つが、その先々で会話相手に対し「では種明かしをしましょう」「私はWikipedia出身」といった尊大な態度とナルシズムを如何なく発揮している。<br />
<br />
なおChackwikiにも{{Chakuwiki|利用者:ミラー・ハイト|同名のユーザー}}がいたが、[[SANNET可変IP]]と強く疑われるユーザーであり、Wikipediaの人物とは別人である。また{{WPuser|ミラー海神}}とも別人である。<br />
<br />
近年はニコニコ大百科で主に活動しており、ドラクエやプロ野球関連の記事を縄張りとばかりに巡回し私物化している。<br />
<br />
==={{WPuser|みんと}}===<br />
ゴミクズ編集者。道路記事を自分の好きなように必死になって編集しているキチガイ。<br />
<br />
==={{WPuser|みんとぶるー}}===<br />
[[ザ・ドリフターズ]]の記事を私物化。<br />
<br />
==={{WPuser|メビウスコード}}===<br />
高校ラグビー部と大会について次から次へと新規に記事を作っている網羅厨。<br />
<br />
==={{WPuser|メルビル}}===<br />
謎の利用者分類リストを掲載し非難を浴びた。またその際、稚拙な個人情報管理により、本名や職場が特定され、ブルジョアジーであることが判明した。<br />
<br />
==={{WPuser|間久部緑郎}}===<br />
{{Main|間久部緑郎 (利用者)}}<br />
台湾在住のウィキペディアン。[[野田憲太郎]]の仇敵。エドガー・ヴァレーズの開発した楽器「ライオンズロアー」(独:Brummtopf、英:Lion's roar or string drum)を「ライオンのなんちゃら」と言ってしまい、楽器の素養がないのに音楽関係の項目を必死に翻訳する馬鹿であることが発覚。これは日本支部から翻訳ノルマを与えられているためである。メインアカウント以外にもサブアカウントで翻訳を行っていることがある。人に向かってえらそうな態度を取る小西規勝と仲が良いので、小西は在日管理者である可能性がある。<br />
<br />
最近のお気に入りソックパペットはnumber。名古屋在住の台湾人である可能性が浮上したが実際には「名古屋のアジト」から執筆でき、「台北」と密接な関係を持っている人間だった。<br />
<br />
==={{WPuser|松茸}}===<br />
大学の歴史系学科に所属する青年(大学生)。主に西暦や歴史関連の意味不明な記事を継続して作成している。また気に食わない文章は執拗に差し戻すことでも有名であり、'''排他主義者'''でもある。自身の利用者ページで「'''この利用者は免許を持っていないので公道で自動車を運転することはできません'''」と書かれている通り、無免許である。しかし夜間に道路で改造車を運転し暴走行為を行っている気違いおたくでもある。またノートページで外国のユーザーと英語で会話し語学力を誇示しているが、実は機械翻訳を使った自作自演である。<br />
<br />
==={{WPuser|檀}}===<br />
「まゆみ」と読む。米原秀幸ファンのウィキペディアン。利用者ページがけばけばしい。会話ページにおいて対話拒否、IPでの発言除去、別アカウントでの攻撃を行なうなどすばらしい人材である。将来が非常に楽しみなウィキペディアンである。<br />
<br />
==={{WPuser|目蒲東急之介}}===<br />
[[三重県]]出身で[[大阪府]][[枚方市]]在住のウィキペディアン。主に鉄道関連の項目において、執拗にrvすることで有名な'''排他主義者'''でもある。極度の鉄道・バス・アイドル・競馬ヲタクで、日本橋の常連である。また自分のページに「又自慢ではないが当方の専門知識はある事業者に正式に認められている」と書いてあるが、'''自慢以外の何者でもない'''。少し前管理者で後輩のVigorous actionにより{{粛清されました}}。<br />
<br />
==={{WPuser|眼鏡恐竜}}===<br />
[[眼鏡恐竜]]を参照。<br />
<br />
荒らすことしかできない[[DQN]]。その名の通り、恐竜好きである。また、[[TPP]]には断固反対で、反対派の[[自由民主党]]を支持している。兄は[[おかやまりゅうせい]]である。<br />
<br />
==={{WPuser|森藍亭}}===<br />
{{警}} 「もりあいてい」と読む<ref>利用者ページによれば「ジェームズ・モリアーティ」が元ネタである。</ref>。{{WP2|特別:投稿記録/森藍亭|投稿記録}}を見れば一目瞭然だが活動内容の殆どがリバートと他者への(的外れな)警告、投稿ブロック依頼への投票という典型的な自警。<big><big><big>何しにウィキペディアに来ているのか分からない目的外利用者である。</big></big></big>ツイッターで[[Dr jimmy]]とともに'''キング・オブ・目的外利用者'''、'''jawp最大の目的外利用者'''と[[Yassie]]から言われている。<br />
<br />
恐らく無職で、ウィキペディアの投稿ブロック等のコメントと投票に膨大な時間を費やしている。目的外利用者の典型。未成年の利用者・初心者等に対し「初心者をいじめない」というルールがあるにもかかわらず、弱者イジメを躊躇う様子は皆無。<br />
<br />
現実の糞同然の人生の憂さを晴らすように、'''初心者ユーザーを潰したり、[[いじめ]]たりする'''のが趣味の極めて醜い人間。典型的なネット弁慶と推察される。事情のよくわからない人は管理者と間違う程、偉そうにしているのが特徴である。<br />
<br />
一度、目をつけた相手は徹底的に潰すことを目標にする傾向があるようだ。しつこいぐらい会話ページにつきまとい、「ルールの説明」などと称して書きこんでいるが、実態は反論した場合、無期限ブロックを食らわす下準備として書きに来ているだけである?なおぱたごん曰く「投稿ブロック依頼のスペシャリスト」。そしてこれを指摘したぱたごんは暴言を吐いたとしてブロック。自ら手を下さずして対立利用者をブロックに追い込むとはさすがスペシャリスト。スペシャリストが故に被ブロック履歴もない。<br />
<br />
暇人で、管理者でないにも関わらず、他利用者の会話ページに頻繁に顔を出し、脅し、中傷を繰り返し、長文を書いて生活している。書いている内容は相手への警告と称した「誹謗中傷」である。<br />
<br />
ペンネームであるにも関わらず、名前の読み方を間違われると間違えた相手に怒り出す、アホ。これまで他の多くの利用者に名前を読み間違われていて、自分が分かりにくい名前を使用してるのは明白なのに、間違われると相手のせいにして説教を始めるドアホである。利用者ページにまでその文句を書いている、真性のアホである<ref>{{WP2|利用者:森藍亭}} ウィキペディア 2017年7月14日閲覧</ref>。森さんと呼ぶと怒り出すので暇ならそう呼んであげよう。<br />
<br />
自称「亭号」なのに、亭号の後に、名前を書かないので何の名前か分からない。焼肉屋みたいな名前を人名に使っているから間違われるのに、それに気づいていないアホである。極めて気が短く、ちょっとしたことで怒り出しブロック申請/依頼を行う。<br />
<br />
この森藍亭の冷酷・残酷な人格は、英語では「'''Most evil Wikipedia user'''」、「'''Terrible'''」と呼ばれる。本当に酷い人格の持ち主である。早くウィキペディアから消えてほしいと思っているユーザーは多いと推察される。<br />
<br />
==や行==<br />
==={{WPuser|やきとり}}===<br />
[[利用者:微積01|微積01]]の投稿ブロック依頼に断固反対した男性。河下反対派。主に食品関連の意味不明な投稿を繰り返し行っている。またどんなに価値のある投稿でも差し戻し、ウィキペディア最大の'''削除主義者'''としても有名である。未だに自分自身の利用者ページを作成していない。年齢は40代かもしれないが利用者ページが存在しないため、不明である。<br />
<br />
==={{WPuser|大和屋敷}}===<br />
編集歴は長いがいまだに独自研究を載せまくる邪魔者。相手を見下し茶化すのが特徴で何度もコメント依頼を出されているが反省の色は全くない。自民党や右翼に都合の悪い内容は方針を曲解して排除する一方、それらと対立するものへの誹謗中傷は出典もなしに書き加え手をつけることは許さないネトウヨの見本のような奴。Wikipediaの「日本の首都」のページでは京都側に不都合な記述は反射的に削除する。Chichiiiは同志のウヨ仲間。連続投稿を甘やかし、「プレビュー案内の貼り付けをやめよ」と井戸端に提案するも、誰にも相手にされず。<br />
<br />
英語版にもアカウントを作成していたが、妨害的編集の廉により無期限ブロックされた。<br />
<br />
==={{WPuser|山本山815}}===<br />
{{警}}逆上しやすい性格であり、Nekosuki600から「実社会であと10年は揉まれてこい」とお子様扱いされた。自警でありながら自身が「ウィキペディアは何ではないか」を遵守できていない目的外利用者であることをYassieに指摘され逆上してYassieに対するコメント依頼を提出したが、逆に多くの利用者から袋叩きにされた。その後、自身に対するコメント依頼を提出したがそこでも「まだ御自身の問題点を把握出来ませんか」と追い討ちを掛けるような指摘を受ける。かくしてコミュニティを消耗させるユーザーの烙印を押され、万に一つも改善の可能性のない山本山はフェードアウトするか強制的にウィキペディアから退場させられるかの二者択一を迫られることとなった。<br />
<br />
==={{WPuser|ゆいらぶ}}===<br />
プリパラ関連の記事を熱心に編集・監視している。<br />
<br />
==={{WPuser|ヨッサン}}===<br />
習志野市在住(匿名時代のIPは219.112.198.200で、これはJCN船橋習志野に割り当て)の松本零士オタク。作品の項目に加筆があった場合は即刻、自分の気に入るように書き直し、または削除している、カテゴリの“ヌシ”。こいつに気に入られないと何を書いても消され、または差し戻される。<br />
<br />
==ら行==<br />
==={{WPuser|ラッツ}}===<br />
格闘ゲームの記事にイチャモンをつけまくるが、とにかく無知。知識だけでなくゲームの腕前もお粗末で、ろくにプレイした事がないどころか、雑誌やネットでの情報収集すらほとんどしていないと思われる。あげく、「格ゲーで待ちなど本末転倒」などと勝手な俺理論を押し付けてくる始末。<br />
<br />
1度、完全論破されて逃亡していたが、再び戻ってきて荒らし行為を続けている。<br />
<br />
==={{WPuser|ルイ20世}}===<br />
{{警}}とにかく音楽関連においてあらゆる記述を認めない。発売前だからと記事を完全除去した上、発売後に責任を持って復旧することもしない。更に[[魔法先生ネギま!]]のキャラの記事だけを削除に追い込んだり、{{WP2|LTA:ISECHIKA|ISECHIKA}}が活動中にも拘らず半保護中のタレント記事に対して解除依頼を出し、案の定荒らされるなど、空気が読めない。<br />
<br />
==={{WPuser|ルリ}}===<br />
アダルト関係の記事が悪戯されていないか見張っている良識派。<br />
<br />
==={{WPuser|竜造寺和英}}===<br />
{{警}}自称:早稲田大大学院卒のヤクザヲタクの利用者(この馬鹿の知能から早稲田卒であるはずがない)。脳内バーチャルトレーダー。「某ヤクザヲタク」と称される場合が多い。<br />
<br />
*管理人には常にペコペコしてる。しかし管理人に迷惑ばかりかけるため、全ての管理人にそっぽをむかれている。<br />
*実はヤクザのことは全く知らない。この馬鹿の書いた部分は、出鱈目が多く著作物丸写しなので近いうちに全部削除される予定。記事は私が書いた正しい部分のみが残ることになる。<br />
*本物の侠客を偽者扱いした大馬鹿者。これに対して、日本全国の侠客が激怒した。近いうちに正義の鉄槌が下されるかもしれない。そのときは、小便をちびりながら命乞いをするはず。自業自得。この馬鹿を擁護する管理人も同罪。そんな管理人にも正義の鉄槌が下されるかもしれない。<br />
*ヤクザの記事で必ずヤクザが右翼活動をしてたことを書く馬鹿。この出鱈目な記事により「右翼=ヤクザ」といった誤ったイメージを広めてしまってる。このことには日本中の右翼活動家が激怒してる。<br />
*柳川次郎や町井久之や田中禄春などの在日韓国人を英雄視してる。これらの在日は堅気に戻った後に在日の顔として振舞う一方、裏では今まで通り様々な悪事を働いている。特に町井久之は児玉誉士夫と組んでロッキード事件などでも何度も名前が挙がっていた。こうしたことを一切書かずに「若い頃はヤクザになって悪いことをしてましたが改心して堅気になり、その後は日韓の架け橋になりました」という記事を一生懸命美談に捏造して書く。あれだけの資料を持って調べ上げてるわけだから、これらの在日が堅気に戻った後も悪事を働き続けてたことを知らないはずがないだろう。記事にはなぜかこのことが一切書かれていない。この馬鹿も在日であることは間違いない。在日だから就職も出来ず株に手を出して破滅の道を突き進んでいるのだろう。<br />
*多重アカウントを使って、議論を混乱させるのが得意。<br />
*相変わらず管理人や権威者にはぺこぺこ。May.Lowが田岡一雄の記事を大幅に削除しても、文句一つ言えずに泣きながら白旗をあげた。情けなくて、全国の侠客や右翼活動家が大笑いしている。<br />
*この馬鹿にはマジで天誅下さんとわからんらしい。小ざかしい議論術であほなこと言いやがって。このボケを野放しにする管理人にも我慢の限界。二十日鼠は何寝ぼけたこと言ってんだ。頭狂ったのかな?それだったら、このヤクザオタク馬鹿が書き直しさえすればこいつの出鱈目な記事が残ってしまうことになるだろうが。しっかりしろや!!<br />
*もう我慢できん。反対票入れる奴には天誅が下されるだろうな。そいつらには、日本中の侠客や右翼活動家から激しい抗議行動があるはずだし。Wikipediaの連中や管理人は黙って賛成しろや。それが自身の身のためやろが!!ヤクザオタク馬鹿を排除したら、全ての記事は美しい任侠道になるだろうが!!逆らえば攻め滅ぼすぞ!!俺の言うこと聞いとけばいいんだよ!!<br />
*ヤクザオタク馬鹿はやっぱり株で大損してたwwwww。ざまみろ。<br />
*まだアホな主張してるね。誰もこいつを支持してないし。こいつとこいつを擁護する馬鹿をトコトン追い込みます。<br />
*株長者というのも大嘘。ちょっと前に話題になった、株で数億儲けたニート青年あたりが元ネタだろう。こういう自己中心的で協調性のかけらもない人間は、実社会でもネットでも迷惑な存在でしかない。<br />
<br />
==={{WPuser|廉}}===<br />
自分の記事を良質、秀逸な記事に自薦し通すためなら横紙破りも平気ですると批判されている狂暴なユーザー。しかし秀逸な記事を何本か手がけており実力は本物である。[[2009年]]11月に起こった所謂「中田厚仁事件」でMaris stellaから怨嗟を抱かれることとなった。廉自身もマリステの横暴に憤慨しており、Yassieと結託してマリステ追放を表で堂々と画策している。<br />
<br />
==脚注==<br />
{{reflist}}<br />
<br />
==関連項目==<br />
*[[A~Gから始まるウィキペディア日本語版の利用者一覧]]<br />
*[[H~Kから始まるウィキペディア日本語版の利用者一覧]]<br />
*[[L~Pから始まるウィキペディア日本語版の利用者一覧]]<br />
*[[Q~Zから始まるウィキペディア日本語版の利用者一覧]]<br />
*[[あかさ行から始まるウィキペディア日本語版の利用者一覧]]<br />
*[[たなは行から始まるウィキペディア日本語版の利用者一覧]]<br />
*[[数字と特殊文字から始まるウィキペディア日本語版の利用者一覧]]<br />
<br />
{{利用者}}<br />
<br />
[[Category:ウィキペディア日本語版の利用者一覧|*ま]]</div>
防人
http://ja.yourpedia.org/mediawiki/index.php?title=%E4%BA%AC%E6%80%A5%E5%A4%A7%E5%B8%AB%E7%B7%9A&diff=382300
京急大師線
2020-01-17T13:23:41Z
<p>防人: SEOに熱心なMuttley (トーク) による編集を 防人 による直前の版へ差し戻しました</p>
<hr />
<div>[[ファイル:京急大師線.jpg|400px|thumb|京急大師線の主力車両である京急1500形]]<br />
'''大師線'''(だいしせん)は、[[京急川崎駅]]と[[小島新田駅]]を結ぶ、[[京浜急行電鉄]]が運営する[[鉄道路線]]である。全線が[[神奈川県]][[川崎市]][[川崎区]]に属する。英語表記は、'''Keikyu Daishi Line'''。<br />
<br />
== 路線データ ==<br />
* 路線距離:4.5km<br />
* [[軌間]]:1435mm<br />
* 駅数:7駅(起・終点駅含む)<br />
* 複線区間:全線(ただし産業道路駅 - 小島新田駅間は[[単線並列]])<br />
* 電化区間:全線(直流1500V)<br />
* [[閉塞 (鉄道)|閉塞方式]]:自動閉塞式<br />
* 最高速度:60km/h<br />
* 保安装置:[[自動列車停止装置#C-ATS/i-ATS|C-ATS]]<br />
<br />
== 沿線概況(現ルート) ==<br />
大師線は[[多摩川]]の南側を[[国道409号|大師道(国道409号)]]に沿って東西方向に走っている。<br />
<br />
[[京急川崎駅]]1階の大師線ホームを発車すると、直進して本線への連絡線および川崎変電所へ至る車両基地を右折し、東方へ直進して大師道(国道409号)を平面交差する。やがてカーブで減速し[[六郷橋]](および旧[[六郷橋駅]])の下をくぐる。そのまま徐行運転を続け、東南東方向にカーブし[[港町駅]]に至る。そして、ほぼ東へ直進し、運河橋梁付近を高架で通過し[[鈴木町駅]]付近で地上に戻る。そのまま地上を直進し[[平間寺|川崎大師]]最寄りの[[川崎大師駅]]を出た付近で再び大師道(国道409号)と平面交差する。川崎大師駅からは東北東方向に約0.2kmほど進み、国道と並行して東方へ直進する。そのまま[[東門前駅]]および[[産業道路駅]]を通過し、ここで単線となり[[東京都道・神奈川県道6号東京大師横浜線|産業道路(神奈川県道6号線)]]を平面交差で、[[首都高速神奈川1号横羽線|首都高速道路横羽線]]を立体交差で通過する。現在この道路の踏切を解消するために地下化事業が進行中である。産業道路踏切を過ぎると、東南東方向に向きを変え単線並列となり、[[小島新田駅]]に達する。<br />
<br />
大師線沿線を含む大師道(国道409号)よりも北側の地域は多摩川リバーサイド地区、また大師河原・殿町地区として大師線地下化事業や[[首都高速道路]]の整備とともに都市再整備が進められており、現在も工場跡地を利用した大規模な[[マンション]]建設や[[複合商業施設]]の建設が進められている。<br />
<br />
川崎大師で有名な大師線ではあるが、浮島の工業地帯の通勤路線でもあるため、全線に渡り利用客が多い。これは産業道路駅で浮島地区のバスが多数発着しているため。<br />
<br />
== 運行形態 ==<br />
普通列車のみ運行されている。全列車が起終点間を往復する運用で、他路線との直通や途中駅での折り返しはない。毎年[[大晦日]]から[[元日]]にかけては川崎大師参拝客のため[[終夜運転]]が行われる。1970年代や2000年代初頭の正月ダイヤでは本線からの直通列車が運転されたことがある。<br />
<br />
基本的に平日ラッシュ時5分毎、日中は10分毎の運転となっているが、1月の土日、港町駅近隣にある[[川崎競馬場]]でのレース開催時などには増発される。<br />
<br />
一時期、ワンマン運転も検討されていたが、設備改良が困難だったことから見送られた。<br />
<br />
== 使用車両 ==<br />
*[[京急1500形電車|1500形]](主に鋼製車、2005年-)<br />
*[[京急新1000形電車|新1000形]](2008年-)<ref>[http://railf.jp/news/2008/01/09/093900.html 京急新1000形が大師線運用に|鉄道ファンrailf.jp]2008年1月9日閲覧</ref><br />
*[[京急2000形電車|2000形]](2010年-)<ref>[http://railf.jp/news/2010/11/04/115400.html 京急2000形が大師線で営業運転を開始|鉄道ファンrailf.jp]2010年11月4日閲覧</ref><br />
4両編成で運用されている。<br />
<br />
1500V昇圧以降は[[京浜電気鉄道51号形電車|140形]]、[[湘南電気鉄道デ1形電車|230形]]、[[京急600形電車 (初代)|400形]]、[[京急500形電車|500形]]、[[京急700形電車 (2代)|700形]]、[[京急1000形電車 (初代)|1000形]]などが使用された。<br />
<br />
正月ダイヤで運転されていた本線直通列車で[[京急600形電車 (3代)|600形]]が大師線に入線した例があり、同じく正月ダイヤで[[京急1000形電車 (2代)|新1000形]]が運用されたこともある。なお、[[京急800形電車 (2代)|800形]]は6両固定編成のみ、[[京急2100形電車|2100形]]は8両固定編成しかないため、入線できない。<br />
<br />
== 歴史 ==<br />
大師線は京浜急行電鉄のルーツである。当初は[[平間寺|川崎大師]]への参詣路線として建設され、1899年に開業した。営業運転を行う鉄道としては日本で初めて[[標準軌]]を採用し、また電車による運行は関東で初めてのものである。[[人力車]]組合の反対で遅れていた現在の[[京急川崎駅]]への乗り入れも3年後の1902年に果たした。なお、大師駅から先、総持寺駅([[京急本線]]の[[京急鶴見駅]] - [[花月園前駅]]間にあった駅)まで当初京浜電気鉄道(当時)自ら建設する予定であったが、別会社で建設されることになり、子会社の[[海岸電気軌道]]の手で1926年10月16日に大師 - 総持寺間が全通した。海岸電気軌道は鶴見臨港鉄道(現・JR[[鶴見線]])に買収された上に1937年12月1日に廃止となった。海岸電気軌道線の大師 - 大師河原間は現在の[[川崎大師駅]] - [[産業道路駅]]間とほぼ一致しているが、産業道路駅からは[[東京都道・神奈川県道6号東京大師横浜線|産業道路]]に並行して総持寺へ向かっていた。同駅の手前から産業道路横浜方面へ伸びる細い道が海岸電気軌道線の跡である。<br />
<br />
同線の開通以降川崎大師へは毎年各地からの参詣客で大いに賑わうこととなり、それまで[[初詣]]といえば地元の神社仏閣へ参拝するのが習慣であったものを、各地の有名社寺まで電車に乗って初詣をするという習慣に変えた歴史的にも意義のある路線である<ref>出典・[[朝日放送]]『[[ビーバップ!ハイヒール]]』2009年12月17日放送。</ref>。開業後、会社の予想を大幅に超える収益を上げたことから京浜間に路線網を拡大する基礎を築くとともに、各地の電気軌道計画に影響を与えることとなった<ref>開業後の一か月平均の収入が70 - 80円。火力発電などの経費を差し引いた純益が50円前後に上ったが、一因としては運賃が六郷橋 - 大師間で上等8銭・下等5銭と高かったこともある。1932年3月2日、[[横浜生絲取引所|横浜蚕糸外四品取引所]]に額面20円で株式上場したところ前場で22円80銭、後場で23円まで高騰した。</ref>。<br />
<br />
[[太平洋戦争]]中は[[陸上交通事業調整法]]により[[東京急行電鉄]]の運営となり、防諜上の理由により一部駅名を変更した。また、工業地帯への通勤輸送を担うため、海岸電気軌道の廃線跡を一部活用して[[桜本駅]]まで延伸された。戦後、京浜急行電鉄として独立後の1952年に[[塩浜駅 (神奈川県)|塩浜駅]] - 桜本駅間を[[川崎市交通局]](当時は交通部)に譲渡し、1964年には[[日本国有鉄道|国鉄]]塩浜操車場駅(現在の[[川崎貨物駅]])建設のため[[小島新田駅]] - 塩浜駅が休止され、1970年に正式に廃止、現在の路線が確定した。<br />
<br />
1949年より鈴木町駅 - 桜本駅間で下り線が1067mm軌間との[[三線軌条]]となり、沿線の[[味の素]]川崎工場と、[[日本冶金工業]]から国鉄の貨物線への貨物輸送が行われた(さらに三線軌条の内側の1067mm軌間は[[川崎市電]]日本鋼管前電停まで繋がっていた)。その後、前述の線路変更の結果、1964年以降は塩浜操車場駅から川崎大師駅先にある味の素川崎工場までに短縮され、大師線の旅客列車終車後に味の素へ出入りする[[貨物列車]]が運転されていた(運行は[[神奈川臨海鉄道]]が請け負っていた。1960年代の最盛期には1日2便運行されたが、[[貨物自動車|トラック]]輸送および[[コンテナ]]への移行により貨物列車の運行が減り(末期は不定期に週2日程度)、1997年に貨物輸送が廃止されたため、現在は通常の二線軌条となっている。<br />
<br />
=== 年表 ===<br />
*[[1899年]](明治32年)<br />
**[[1月21日]] 大師電気鉄道が川崎駅(後の六郷橋駅) - 大師駅(現・川崎大師駅)間 (2.0km) 開業<br />
**[[4月25日]] 京浜電気鉄道に社名変更<br />
**[[11月29日]] 全線複線化<br />
*[[1902年]](明治35年)[[9月1日]] 本線の一部として川崎駅(現・京急川崎駅) - 六郷橋駅間開業。これまでの川崎駅を六郷橋駅に改称。<br />
*[[1904年]](明治37年)[[3月1日]] 全線を1372mmに改軌<br />
*[[1906年]](明治39年)[[10月1日]] 本線の川崎駅 - 六郷橋駅間を編入し起点駅を川崎駅に変更<br />
*[[1918年]](大正7年) 発電所前駅を久根崎駅に改称<br />
*[[1925年]](大正14年)11月 川崎駅を京浜川崎駅、大師駅を川崎大師駅に改称<br />
<!--*[[1926年]](大正15年)[[10月16日]] 海岸電気鉄道の手で大師 - 総持寺間開業--><br />
*[[1926年]](大正15年)[[12月24日]] 京浜国道(現・[[国道15号]])の改築に伴い六郷橋駅が新線上に移転し、京浜川崎駅 - 六郷橋駅間経路変更・専用軌道化。旧線上の新宿駅廃止。<br />
*[[1928年]](昭和3年)[[12月28日]] 六郷橋駅 - 川崎大師駅間経路変更・専用軌道化。旧線上の久根崎駅、池端駅廃止<br />
*[[1929年]](昭和4年)<br />
**六郷橋駅 - 川崎大師駅間に(臨)河川事務所前駅開業<br />
**[[12月10日]] 味の素前駅開業<br />
*[[1931年]](昭和6年) 六郷橋駅 - 味の素前駅間の(臨)河川事務所前駅廃止<br />
*[[1932年]](昭和7年)[[3月21日]] コロムビア前駅開業<br />
*[[1933年]](昭和8年)[[4月1日]] 全線を1435mmに再改軌<br />
<!--*[[1937年]](昭和12年)[[12月1日]] 海岸電気鉄道大師 - 総持寺間廃業--><br />
*[[1942年]](昭和17年)[[5月1日]] 京浜電気鉄道は東京横浜電鉄に合併し、東京急行電鉄となる<br />
*[[1943年]](昭和18年)[[6月30日]] コロムビア前駅休止<br />
*[[1944年]](昭和19年)<br />
** 六郷橋駅休止<br />
**[[2月1日]] コロムビア前駅を港町駅に改称して営業再開<br />
**[[6月1日]] 東京急行電鉄の手により川崎大師駅 - 産業道路駅間開通<br />
**[[10月1日]] 産業道路駅 - 入江崎駅間開通<br />
**[[10月20日]] 味の素前駅を鈴木町駅に改称<br />
*[[1945年]](昭和20年)[[1月7日]] 入江崎駅 - 桜本駅間開通。大師線全通<br />
*[[1948年]](昭和23年)6月1日 東京急行電鉄から京浜急行電鉄が分離発足<br />
*[[1949年]](昭和24年)[[7月1日]] 休止中の京浜川崎駅 - 港町駅間の六郷橋駅廃止<br />
*[[1951年]](昭和26年)<br />
**3月 塩浜駅 - 桜本駅間休止<br />
**[[3月16日]] 京浜川崎駅 - 塩浜駅間の架線電圧が1500 V に昇圧され、塩浜駅 - 桜本駅間を除き京浜急行電鉄全線で架線電圧統一。600 V のままの塩浜駅 - 桜本駅間に[[川崎市電]]が乗り入れ開始。<br />
*[[1952年]](昭和27年)[[1月1日]] 塩浜駅 - 桜本駅間を川崎市交通局へ譲渡し、川崎市電路線の一部となる<br />
*[[1956年]](昭和31年)<br />
**[[10月11日]] [[列車集中制御装置]] (CTC) を新設<br />
**[[10月18日]] 港町駅を京浜川崎寄りに300m移転<br />
*[[1964年]](昭和39年)[[3月25日]] 小島新田駅 - 塩浜駅間が塩浜操駅(現・川崎貨物駅)建設のため休止。小島新田駅は京浜川崎駅寄りに300m移転<br />
*[[1970年]](昭和45年)<br />
**[[11月12日]] 空港線とともに[[自動列車停止装置|ATS]]地上装置の使用を開始。京浜急行電鉄全線のATS化が完了<br />
**[[11月20日]] 小島新田駅 - 塩浜駅間を正式に廃止。現在の路線が確定<br />
*[[1987年]](昭和62年)[[6月1日]] 京浜川崎駅を京急川崎駅に改称<br />
*[[2009年]](平成21年)[[2月14日]] 保安装置をC-ATSに更新<br />
*[[2010年]](平成22年)[[3月14日]] 小島新田駅が1面2線化<br />
<br />
== 駅一覧 ==<br />
全駅が[[神奈川県]][[川崎市]][[川崎区]]に所在する。ホーム[[有効長]]は4両編成分となっている。<br />
<br />
{| class="wikitable" rules="all"<br />
|-<br />
!style="width:4em; border-bottom:solid 3px deepskyblue;"|[[駅ナンバリング|駅番号]]<br />
!style="width:7em; border-bottom:solid 3px deepskyblue;"|駅名<br />
!style="width:2.5em; border-bottom:solid 3px deepskyblue;"|駅間営業キロ<br />
!style="width:2.5em; border-bottom:solid 3px deepskyblue;"|通算営業キロ<br />
!style="border-bottom:solid 3px deepskyblue;"|接続路線<br />
|-<br />
!KK20<br />
|[[京急川崎駅]]<br />
|style="text-align:center;"|-<br />
|style="text-align:right;"|0.0<br />
|[[京浜急行電鉄]]:[[京急本線|本線]]<br />[[東日本旅客鉄道]]:[[東海道線 (JR東日本)|東海道線]]・[[京浜東北線]]・[[南武線]]([[川崎駅]]<ref group="*">京急川崎駅とJR東日本の川崎駅との間の[[連絡運輸]]は定期券でのみ行われている。</ref>)<br />
|-<br />
!KK21<br />
|[[港町駅]]<br />
|style="text-align:right;"|1.2<br />
|style="text-align:right;"|1.2<br />
|&nbsp;<br />
|-<br />
!KK22<br />
|[[鈴木町駅]]<br />
|style="text-align:right;"|0.8<br />
|style="text-align:right;"|2.0<br />
|&nbsp;<br />
|-<br />
!KK23<br />
|[[川崎大師駅]]<br />
|style="text-align:right;"|0.5<br />
|style="text-align:right;"|2.5<br />
|&nbsp;<br />
|-<br />
!KK24<br />
|[[東門前駅]]<br />
|style="text-align:right;"|0.7<br />
|style="text-align:right;"|3.2<br />
|&nbsp;<br />
|-<br />
!KK25<br />
|[[産業道路駅]]<br />
|style="text-align:right;"|0.6<br />
|style="text-align:right;"|3.8<br />
|&nbsp;<br />
|-<br />
!KK26<br />
|[[小島新田駅]]<br />
|style="text-align:right;"|0.7<br />
|style="text-align:right;"|4.5<br />
|&nbsp;<br />
|}<br />
{{Reflist|group="*"}}<br />
<br />
=== 廃駅 ===<br />
廃止・譲渡区間の駅は「[[#廃止・譲渡区間|廃止・譲渡区間]]」の節を参照<br />
<br />
;[[六郷橋駅]]<br />
:京急川崎 - 港町、1899年開業、1949年7月1日廃止<br />
;池端駅<br />
:六郷橋 - 川崎大師の旧線上、1899年開業、1928年12月28日廃止<br />
<br />
=== 廃止・譲渡区間 ===<br />
小島新田駅 - [[塩浜駅 (神奈川県)|塩浜駅]] - [[入江崎駅]] - [[桜本駅]]<br />
* 塩浜駅 - 桜本駅間 : 架線電圧600Vのまま存置され、大師線の1500V昇圧時に川崎市に譲渡された。<br />
* 小島新田駅 - 塩浜駅間 : 国鉄塩浜操車場の建設に伴い、1964年(昭和39年)に休止、1970年(昭和45年)正式に廃止となった。同時期に川崎市電の塩浜駅 - 池上新田駅間も廃止となっている。<br />
<br />
== 乗降人員 ==<br />
2008年度の1日平均乗降人員は下記のとおり。<br />
<br />
* 京急川崎駅:117,282人(本線の旅客を含む)<br />
* 港町駅:3,539人<br />
* 鈴木町駅:8,058人<br />
* 川崎大師駅:17,295人<br />
* 東門前駅:8,924人<br />
* 産業道路駅:8,505人<br />
* 小島新田駅:21,705人<br />
<br />
== 地下化計画 ==<br />
川崎市は、大師線と交差する国道や[[東京都道・神奈川県道6号東京大師横浜線|産業道路]]を始めとする道路における[[踏切]]の解消や混雑緩和を図るため、京浜急行電鉄と大師線のルート変更及び地下化計画を協議してきた。一部区間は既に着工している。<br />
<br />
実質的には新線建設に近いが、[[連続立体交差]]事業を適用し川崎市が工費の大部分を負担する。全15か所の踏切のうち14か所が撤去される予定。特に交通渋滞の要因となっている産業道路と交差する踏切を中心とした3か所を優先的に撤去するため、[[2006年]]8月には東門前 - 小島新田間の一部区間 (980m) が先行着工された<ref>[http://www.city.kawasaki.jp/530/cmsfiles/contents/0000018/18287/ren-rittai.pdf 京浜急行大師線(東門前駅付近-小島新田駅付近)連続立体交差の工事について]</ref>。<br />
<br />
先行着工区間の完成予定は[[2015年]]春となっていたが、[[2012年]]に用地取得の難航から<ref name="kawasakicity-enki">[http://www.city.kawasaki.jp/980/cmsfiles/contents/0000042/42298/240829machi2-1.pdf 2-(1)京浜急行大師線連続立体交差事業段階的整備区間の工期延伸についての資料] - 川崎市:平成24年度 まちづくり委員会 8月29日</ref>工期の見直しが行われ、産業道路の立体交差化は2013年度から2018年度に、先行着工区間の完成は2014年度から2019年度にそれぞれ5年遅れることが発表された<ref name="kawasakicity-enki" />。<br />
<br />
京急川崎駅で建設予定の[[川崎縦貫高速鉄道]]と接続し、相互直通運転を行う構想もあったが、2013年に川崎縦貫高速鉄道が事実上の計画断念となったため<ref>[http://www.yomiuri.co.jp/otona/railwaynews/04/kanagawa/20130129-OYT8T00866.htm 「川崎地下鉄」計画を断念] - YOMIURI ONLINE 読売新聞社 2013年1月29日</ref>、この構想も同様に立ち消えとなっている。<br />
<br />
=== 新ルート ===<br />
大師線[[京急川崎駅]]は本線の駅南側の[[川崎DICE]]南側付近に移設、地下化して作られる。このため本線との連絡線が設けられる。既にDICEの地下を通過する部分では、ビルと一体的にトンネルが建築されている。ここから[[国道132号]]に沿った直下の南東の方角へ出る。[[宮前駅 (神奈川県)|宮前駅]](仮称)は宮前町交差点([[国道15号]]との交点)付近に新設予定。ここから川崎競馬場の下を抜ける。[[港町駅]] - [[産業道路駅]]間は港町駅付近から大師道([[国道409号]])の南方に並行して移設され、[[小島新田駅]]のみが地上に残される。この結果、延長は現行より0.5km長くなる。<br />
<br />
== 空港アクセス ==<br />
大師線を[[東京国際空港|羽田空港]]まで路線を延長して[[空港連絡鉄道|空港アクセス路線]]とする構想もあったが中止となった。その後に持ち上がった神奈川口構想([[首都圏第3空港構想]])では川崎市川崎区の殿町付近(小島新田駅北西)に何らかの空港施設建設を計画しており、延伸構想が再燃する可能性もある。<br />
<br />
== 脚注 ==<br />
{{脚注ヘルプ}}<br />
{{Reflist}}<br />
<br />
== 注釈 ==<br />
<references group="*"/><br />
<br />
== 関連項目 ==<br />
* [[日本の鉄道路線一覧]]<br />
* [[海岸電気軌道]]<br />
<br />
== 外部リンク ==<br />
{{Commonscat|Keikyū Daishi Line}}<br />
* [http://www.keikyu-ensen.com/train/kakueki.jsp 京浜急行電鉄:京急まちWeb 路線図・各駅情報]<br />
* [http://www2.famille.ne.jp/~masa-tee/l_kaigan/index.html 海岸電気軌道]<br />
* [http://www.city.kawasaki.jp/530/page/0000018287.html 川崎市 京浜急行大師線連続立体交差事業]<br />
{{京浜急行電鉄の路線}}<br />
{{DEFAULTSORT:たいしせん}}<br />
[[Category:関東地方の鉄道路線]]<br />
[[Category:京浜急行電鉄の鉄道路線|たいし]]<br />
[[Category:川崎区の交通|けいきゆうたいしせん]]<br />
[[Category:部分廃止路線]]</div>
防人
http://ja.yourpedia.org/mediawiki/index.php?title=%E3%82%B8%E3%83%A7%E3%83%BC%E3%82%B8%E3%83%BB%E3%82%A2%E3%83%BC%E3%83%A0%E3%82%B9%E3%83%88%E3%83%AD%E3%83%B3%E3%82%B0%E3%83%BB%E3%82%AB%E3%82%B9%E3%82%BF%E3%83%BC&diff=382299
ジョージ・アームストロング・カスター
2020-01-17T13:23:30Z
<p>防人: SEOに熱心なMuttley (トーク) による編集を Fromm による直前の版へ差し戻しました</p>
<hr />
<div>[[Image:Custer9.jpg|350px|thumb|カスター将軍]]<br />
[[Image:カスター中尉1.jpg|350px|thumb|カラー化されたアメリカ南北戦争時の写真。カスター中尉(1862年)]]<br />
[[ファイル:CusterandWashington01.jpg|250px|thumb|南北戦争時代のカスター]]<br />
'''ジョージ・アームストロング・カスター'''(George Armstrong Custer, [[1839年]][[12月5日]] - [[1876年]][[6月25日]])は、[[アメリカ陸軍]]の軍人。最終階級は[[中佐]]。[[リトルビッグホーンの戦い]]で戦死した。<br />
<br />
== 来歴 ==<br />
===生い立ち===<br />
カスターはオハイオ州ニューラムリーで、鍛冶屋兼農民の父親エマニュエル・ヘンリー・カスター([[1806年]] - [[1892年]])と、マリー・ワード・カークパトリック([[1807年]] - [[1882年]])の間に生まれた。曾祖父は[[ドイツ]]の[[ライン川]]付近から移住した[[ドイツ系アメリカ人|ドイツ系移民]]で、「[[ドイツ系アメリカ人協会]]」によると、カスター家は[[イギリス]]との戦いで戦功を挙げた[[ヘッセン]]王国の兵士にまでに遡ると伝わる。この説によれば、一族の姓名は元々、発音も表記も異なる「Küster(キュスター)」で、ヘッセン語([[ドイツ語|高地ドイツ語]]の一方言)の名前を避けて、[[英語]]風の「カスター」と改めた。一方、母方は[[イングランド系アメリカ人|イギリス系アメリカ人]]([[イングランド]])であったので、彼はドイツ系とイギリス系のハーフの血統に生まれた事になる。 家族は彼にアームストロングと名を付けたが、終世彼を「オーティー」と呼び続けた。<br />
<br />
カスターはオハイオ州モンローで兄弟と幼い時を過ごした後、オハイオ州ホープデイルのホープデイル大学に進学した。大学時代、貧しい生まれのためにカスターは同級生と石炭運びの仕事を行い、部屋代を稼いでいた。[[1856年]]にホープデイル大学を卒業、両親は聖職者になる様に望んだが、難関である[[ウェストポイント]]の入学試験に合格して陸軍の士官候補生となった。カスターは1860年度のクラスで教育を受けたが学業成績は芳しくなく、通常であれば[[佐官]]停まりが見えている状態だった。また気性の激しいカスターはしばしば騒動を起こし、退学を警告される事も少なくなかった。しかし幸運な事に南北戦争の勃発が彼に立身出世の機会を与えた。<br />
<br />
===南北戦争===<br />
[[image:Custer5.jpg|200px|left|thumb|カスター「大尉」(1862年)]]<br />
在学中に[[南北戦争]]が勃発、卒業を一年繰り上げて騎兵少尉に任官、ブルランの戦いでは第2騎兵隊の士官として初陣を飾った。第5騎兵隊に移って幾つかの戦いを経験した後、騎兵中尉として1862年に[[ジョージ・マクレラン]]少将率いる[[ポトマック軍]]に参加、半島方面作戦で南軍の[[軍旗]]を戦場で奪い取る功績を挙げている。マクレランはカスターの勇敢さを称賛して、彼を一時的に名誉大佐の権限を与えて自らの副官に指名、カスターが歴史の表舞台に立つ切っ掛けとなった。1862年11月にマクレラン将軍が[[エイブラハム・リンカーン]]との対立で陸軍最高司令官とポトマック軍司令官を解任され失脚すると、カスターも中尉に戻って前線勤務に復帰した。<br />
<br />
カスターはポトマック軍の騎兵旅団長を務めていたアルフレッド・プレソントン中佐の配下に入った。カスターはプレソントン中佐に多大な影響を受け、プレソントンもカスターを評価して重用した。カスターは後に「世の中のどんな父親もプレソントンが私に注いだ愛情以上の事は出来ないだろう」と感謝の言葉を残している。[[チャンセラーズヴィルの戦い]]を経てプレソントンが少将に昇進すると、部隊は[[ゲティスバーグ方面作戦]]で南軍を補足する役割を与えられた。カスターはプレソントンの騎兵旅団の中でも最も勇敢な士官として評判を集め、取り分け[[ブランディ・ステーションの戦い]]では大胆不敵な戦い振りを示した。プレソントンが政治的駆け引きのために政治家の息子を准将に引き立てると、軍の批判を避けるために有力な士官を一時的に昇格させる必要があった。かくしてカスターは別の同僚と共に正規軍中尉から義勇軍([[州軍]])准将へ昇格し、より大きな部隊を任されるチャンスを得た。<br />
<br />
[[ファイル:Custer&Pleasonton1863.jpg|240px|left|thumb|アルフレッド・プレソントンとカスター]]<br />
彼の軍人として最大の軍功は[[1863年]][[6月28日]]、[[ゲティスバーグの戦い]]で訪れた。戦いの3日前に将軍へ昇進したカスターは騎兵旅団の司令官として参戦、南軍きっての騎兵司令官として知られていたスチュアート将軍と相対する機会に恵まれた。[[1863年]][[7月3日]]、ピケットの突撃の後にスチュアート将軍の騎兵攻撃を、グレッグ准将の騎兵旅団と迎え撃ったカスター騎兵旅団は激しい白兵戦闘の末に南軍騎兵を追い払って撃退した。南軍の攻撃の中でもっとも厄介だった騎兵攻撃を跳ね除けたカスターの功績は高く称賛された。正規の旅団指揮官としての地位を実力で物にしたカスターは後に陸軍元帥となる[[フィリップ・シェリダン]]将軍の配下に移り、手柄を立て続け23歳の若さで義勇軍少将に昇進し、「少年将官(Boy General)」と呼ばれる名声を得た。階級変動の激しい内戦期の軍隊とはいえ、20代前半で将軍職に就くことは異例中の異例であった。<br />
<br />
ゲティスバーグの後もカスターの功績は続き、撤収しようとする南軍の退却を阻止する戦果をあげた。ここでカスターは[[ユリシーズ・グラント]]将軍と南軍の[[ロバート・E・リー]]将軍の会談前に独断で南軍の戦線に乗り込んで降伏を迫り、休戦旗を受け取るという越権行為を働いた。カスターの侮蔑的な行為に対し、リー軍の[[ジェイムズ・ロングストリート]]将軍は強く抗議した。しかしシェリダン将軍はカスターのこの行為を黙認し、南軍との休戦条約締結の場([[アポマトックス・コート・ハウス]])に北軍代表として加わる事を許した。南軍が北軍への降伏文書に署名した机は、シェリダンの好意によって、このあと結婚したばかりのカスターの新妻への贈り物として寄贈された(現在この机は[[スミソニアン博物館]]に展示されている)。シェリダンはこの贈物の許可証に、次のようなメモを挟んでいた。「奥さん、これはですね、あなたの勇ましいご主人の望んでらっしゃるものの、私たちの個人的なサービスによる寄付なんですよ」。<br />
<br />
[[ファイル:George Armstrong Custer and Elizabeth Bacon Custer - Brady-Handy.jpg|200px|thumb|カスターと妻リビー(1864年)]]<br />
カスターは時に向こう見ずな程に勇敢な人物であり、普通ならたじろぐ様な銃火の中にも平然と馬を走らせて敵軍へと向かっていった。損害を恐れずに猛然と突撃するカスターと彼の騎兵旅団は多くの死者を出しつつも軍功を重ね、しばしば北軍に軍事的優位を与えた。当然、カスター自身も何度も死の危険に晒されたが常に掻い潜り、戦争中一度として怪我を負わなかったために強運の男としても知られていた。また「カスター・ダッシュ」とも呼ばれた強硬な突撃は事前に熟慮された上で実行されており、命知らずな無鉄砲という訳ではなかった。ただカスター自身は強運の持ち主である事に一番誇りを持っていたという。一方で派手好きな性格は士官時代のままで、自らの騎兵に赤いマフラーを身に付けさせていた。<br />
<br />
1864年2月9日、イングランド系アメリカ人のエリザベス・“リビー”・ベーコン([[1842年]] - [[1933年]])と結婚する。リビーの父親ダニエルは裁判官を務める人物で、この結婚には猛反対していた。<br />
<br />
===南北戦争後===<br />
戦後、大幅な軍縮と州軍に出向していた将校の正規軍復帰が展開され、将校や士官の階級調整(同様の事は[[第二次世界大戦]]後も行われた)が行われると、未だ24歳で軍歴も3年未満のカスターを将軍に留め置く事は平時の[[年功序列]]制から見て不自然であり(戦時中としても異例ではあったが)、州軍と正規軍の階級格差や年齢面からの調整によって[[将校]]階級へと戻された。戦後、ニューヨーク市での鉄道や炭鉱事業に誘われていたカスターは暫く長期休暇を取って除隊を検討していたが、フランス帝国と戦争状態にあったメキシコ政府から陸軍中将という破格の地位を打診され、休暇を利用してこれに加わる事にした。しかしフランスとの対立を恐れる合衆国政府はカスターの行動を問題視した為、彼は政治問題の渦中に巻き込まれてしまった。<br />
<br />
メキシコ軍参加を諦めたカスターは1866年5月に軍を除隊して軍時代に縁を持ったミシガンに向かい、政治家に転身する事を検討した。政治的にカスターは北軍司令官ながら南部に同情的な部分があり、民主党を支持して[[レコンストラクション]]に消極的反対を表明した。民主党から選出された[[アンドリュー・ジョンソン]]大統領が奴隷制廃止や南部占領統治の見直しを検討すると、大統領の南部訪問に同行した著名人の一人として、政治的に彼を支持する事を鮮明にした。必然的にカスターは共和党勢力からは裏切り者として攻撃の対象となり、ジョンソン大統領から南部復権の支持と引き換えに軍の高官となる約束を結んだと噂された。<br />
<br />
===インディアン戦争への参加===<br />
真偽はともかく、カスターは実際にジョンソン政権から陸軍中佐に任命され、第7騎兵隊司令官に就任した。これは南北戦争時代の上司で[[インディアン戦争]]の総指揮を行っていたフィリップ・シェリダン将軍の推薦でもあり、程なく名誉少将としての称号を与えられたカスターは1867年に[[シャイアン族]]と[[スー族]]への攻撃に参加した。戦いに参加してすぐにカスターの元へライマン・キダー大尉の部隊が移動中にスー族に襲撃されたという報が届き([[キダーの虐殺]])、現場に向かったカスター隊は殺害されたキダー大尉の遺体を発見した。<br />
<br />
白人の[[インディアン]]に対する反感は高まる一方となったが、当のカスターはインディアン戦争に余り乗り気ではなく、無断で一家の元に帰って、軍務を半ば放棄してしまった。軍はカスターに一年間の謹慎処分を懲罰として与えたが、カスターをインディアン討伐に適任と考えていたシェリダンの取り成しで刑罰は減刑された。<br />
<br />
=== ワシタ川の虐殺 ===<br />
[[image:Seventh Cavalry Charging Black Kettle s Village 1868.jpg|thumb|200px|left|ハーバーズ・ウィークリー誌に掲載された、「ワシタ川の虐殺」の想像図]]<br />
1868年11月27日、カスター中佐は以後の合衆国の対インディアン政策を決定づける軍事行動を行っている。<br />
<br />
この日、カスター一隊は、現在の[[オクラホマ州]]の西部を流れる雪深いワシタ川べりに[[カイオワ族]]や[[アパッチ族]]とともに避寒のため51の[[ティーピー]]からなる野営を張っていた[[シャイアン族]]和平派の[[ブラック・ケトル]]酋長のバンドを急襲し、女子供の見境なく銃撃を加え、全滅させた。この民族虐殺は「[[ウォシタ川の戦い]]」と白人からは呼ばれているが、実際には戦いというより、一方的な虐殺だった。ブラック・ケトルは白人との和平会談の中心人物として和平を説き続けた人物だったし、彼らの[[ティーピー]]には、和平を表す[[白旗]]が掲げられていた。 ブラック・ケトルはシェリダン将軍が彼らとの和平交渉を経ずに彼らを襲撃するとは信じようとしなかった。ブラック・ケトルは妻とともに自分のティーピーの傍で死に、カスターの斥候を務めた[[オーセージ族]]によって、その頭の皮が剥がれた。<br />
<br />
この戦いで、カスターは彼らの土地を補給拠点とする合衆国軍最初の作戦目標を達成した。シャイアン族は「11人の戦士と19人の女子供が殺された」と証言しているが、カスターは「103人殺した」と報告した。カスター側の死者は将官が2人と兵卒19人で、これはブラック・ケトルを救出に来た[[アラパホ|アラパホー族]]や[[シャイアン族]]の別バンド、カイオワ族との戦いでによるものである。生き残った50人以上のシャイアン族が[[奴隷]]として連行された。<br />
<br />
この「勝利」は[[インディアン戦争]]史上初めて米国陸軍が得た勝利とされ、シャイアン族の南部領土は合衆国が占領する事となったが、実情は先述したように非戦闘員の女や子供、乳児も含む無差別虐殺だった。カスターはこの女・子供の死者数をワシントン政府に全く報告しなかった。ワシントン政府もこの虐殺について何らの調査もしなかったのである。そしてカスターはこの虐殺について、上司であるシェリダンと[[ウィリアム・シャーマン]]の両将軍から褒められ、再びカスターの名は「英雄」として輝かしいものとなったのである。<br />
<br />
そしてこの「ワシタ川の虐殺」以後、白人側はインディアンとの和平会談交渉を打ち切り、保留地に入ろうとしないインディアンたちに対して、容赦のない軍事絶滅作戦を行使する方針をとることとなったのである。<br />
<br />
[[1869年]]の春、カスター中佐は[[シャイアン族]]との和平協定締結のため、まじない師でもあるホ・ホナー・オフタネ(岩の張出し)酋長と会見した。彼らに降伏を迫るカスターに対し、酋長は[[ティピー]]の中で聖なる矢の上に座らせて、和平のパイプを回し飲みする儀式を行った。カスターは和平のパイプを吸うことを拒否したため、酋長はパイプから灰を気付かれないようそっとカスターのブーツの上に落として呪いをかけ、「もしお前がシャイアン族との和平協定を破って裏切れば、大精霊の名にかけて、ただちにその身に死が訪れるからな」と警告した。7年後、カスターはシャイアン族を含むインディアンたちを襲って敗れ、戦死した。このとき、戦死したカスターの耳には、シャイアン族の女性によって「警告をあの世でよく聞けるように」と千枚通しで穴が開けられたとされる。<br />
<br />
===ブラック・ヒルズへの侵入===<br />
[[image:Custer1.jpg|thumb|200px|left|灰色熊を仕留めたカスター。左はカスターの片腕、リー族のブラッディ・ナイフ酋長(1876年)]]<br />
1873年、カスターはダコタの鉄道職員を防衛する戦いに赴き、[[トング川の戦い]]でスー族と交戦した。これが全面戦争にならなかったのは、不況で鉄道建設資金が枯渇したからだった。合衆国は1868年に締結した「ララミー砦の条約」に違反し、「ブラックヒルズ」に鉄道建設の前線基地を建設する計画を立てた。<br />
<br />
1874年、偵察隊を率いて不可侵地「[[ブラックヒルズ]]」に侵入したカスターはそこで金鉱を発見した。性急で名誉欲の強いカスターは、この報告が全米に新聞報道されることで名声を得ようと、微量な発見であるのに「そこここに転がる金をブーツで蹴られるほどだ」と誇大に報告した。こうして不可侵地の「ブラックヒルズ」は[[ゴールドラッシュ]]に沸くこととなり、一獲千金を夢見る白人たちによって蹂躙される事となり、白人が踏み荒らした道は以後、「カスター道(Custer's Trail)」と呼ばれるようになった。この土地は現在ではサウスダコタ州カスター市となっており、「[[ウンデット・ニー|ウーンデッド・ニー占拠事件]]」の発端の場所のひとつともなっている。<br />
<br />
===グラント大統領との対立===<br />
[[image:Custer2.jpg|thumb|200px|left|1876年、7人の騎兵隊員とその家族とともに、ピクニックに興じるカスター]]<br />
スー族との戦いは1876年4月6日にエイブラハム・リンカーン要塞から大軍を率いて敢行される予定だったが、その直前にカスターは同じ北軍出身の[[ユリシーズ・グラント|グラント]]大統領の汚職問題について証言する為に召還を受けた。4月4日に民主党支持者としてカスターが法廷で証言を行った後、汚職に関与していた国務大臣ベルナップが警察に逮捕される事態に陥った。証言を終えたカスターは前線に戻る前にフィラデルフィア州を旅行して、帰り道にニューヨークへと立ち寄ったが、そこでグラント派の共和党支持者からの攻撃を受けた。共和党はグラントに不利な発言をしたカスターを中傷する[[ネガティブキャンペーン]]を展開、またグラント大統領自身もカスターの現場復帰を要請するシャーマン将軍の[[アルフォンソ・タフト]]陸軍大臣への手紙を握り潰した。<br />
<br />
圧力の事実を知ったカスターはシャーマン将軍からワシントンを離れる前にグラント大統領と会見する事を勧められた。カスターはグラント大統領に弁解の場を設けてくれる様に頼んだが拒否され、やむなくシカゴへと向かった。シカゴで要塞司令官のテリー准将と会見したカスターはグラント大統領からの政治的圧力について話し、テリー准将はグラントにカスターの恩赦を求める報告書を送った。シャーマンやシェリダンも軍事的要素からの判断をグラントに要請し、グラントもカスターがインディアン戦争や南北戦争で功績を挙げていた事実を無視できず彼の現場復帰を許した。<br />
<br />
[[1874年]]の[[ブラックヒルズ]]到達までの間、白人とインディアン諸族(スー族、シャイアン族も含む)との戦いは激化の一途を辿っていた。アメリカ政府はインディアンとの平和協定を結んでは破りながら、徐々に西方へと進出を続けていった。政府はインディアン戦争の最終的な決着とブラックヒルズの占領を望んで、より広い範囲でインディアンを攻撃する事を決断した。グラント大統領は[[1876年]][[1月31日]]までに[[インディアン居留地|指定保留地]]へ移住しない場合、[[アラパホ|アラパホー族]]と[[スー族]]を殲滅すると宣言した。期日が過ぎた[[1876年]][[5月17日]]、グラント大統領はスー族との和平条約を破棄して、第7騎兵隊をエイブラハム・リンカーン要塞から先発隊として出撃させた。カスターも、色あせつつあった「少年将官」としての名声を、スー族に快勝することで一気に回復しようと望んでいた。白人との全面戦争を前に[[シッティング・ブル]]らは各部族と会合を開いて対策を話し合う事としたが、これは過去最大のインディアン戦士を一箇所に集める事にもなった。<br />
<br />
===リトルビッグホーンでの戦死===<br />
[[ファイル:Custer Massacre At Big Horn, Montana June 25 1876.jpg|250px|thumb|「ビッグホーンでのカスターの虐殺」という題名の石版画]]<br />
[[ファイル:Custer.gif|250px|thumb|カスター隊(A)の進路。Bはマーカス・リノ隊]]<br />
[[1876年]][[6月25日]]、カスターは自ら700名の部隊を率いてリトルビッグホーン川(インディアン側の呼び名はグリージー・グラス川)をさかのぼって、対白人政策と宗教行事「サン・ダンス」のために集結していた、ダコタ族と[[ラコタ]]族の[[スー族]]、[[シャイアン族]]、[[アラパホ]]族の[[インディアン]]同盟部族からなる総勢約1500名の[[ティピー]]野営会議場が存在するとの報告を、インディアン斥候から受けた。カスターは騎兵隊を三個分隊に分けて攻撃する事を計画、[[マーカス・リノ]]隊、[[フレデリック・ベンティーン]]隊、そしてカスターの本隊に分割した。ベンティーン隊は敵の退却を阻止する為に南と西に向かい、リノ隊が集会所の南側から攻撃を仕掛ける間にカスター隊が迂回して挟撃するという作戦だった。<br />
<br />
一斉攻撃をはやるカスターに対し、副官マーカス・リノは「慎重にいきましょう」と助言し、[[ジョン・ギボン (将軍)|ジョン・ギボン]]大佐は「カスター君、あんまり欲張るもんじゃないよ、インディアンはなにしろたくさんいるからね」と忠告した。カスターが最も信頼していた「[[インディアン斥候]]」の[[ブラッディ・ナイフ酋長]]([[アリカラ族]])も、「敵方としてスー族の数があまりにも多すぎる」と何度も何度も忠告していた。しかし勝ちを焦ったカスターはこれらの意見を無視し、隊を3つに分散させての迂回攻撃を開始した。<br />
<br />
[[リトルビッグホーンの戦い]]が始まると各部隊は予定通りの進軍を開始したが、リノ隊は直ぐにシャイアンの戦士たちに取り囲まれて身動きが取れなくなった。更にダコタ騎兵の突撃で無防備な左側面を強襲されて完全に敗走に追い込まれた。リノ隊の兵士は命からがら近くの森林地帯に逃げ込んだが、そこも直ぐにインディアンの追撃を受けて更に逃げ延びなければならなくなった。伝統的な騎兵挟撃「槌と金床」の[[金床]]が崩れ、当初の作戦は瓦解した事が明らかだった。しかしカスターは単独で攻撃を継続するという勇気を通り越して無謀に近い攻撃を遂行、本陣の大軍に取り囲まれた。乱戦の中で指揮を執っていたカスターは銃弾に貫かれ戦死、他の隊員も軒並み殺害され本隊は全滅した。カスターは死の間際に'''「万歳!野郎ども、奴らを片づけて本隊に戻ろうぜ!」'''と叫んだと言われている。両軍戦力について、インディアンの数については諸説あるが1800人を超えたという点では一致しており、対するカスター隊は208名だった。カスターを殺した戦士が誰なのかはインディアンの間でも論争があり、複数の戦士が名乗りを上げている。<br />
<br />
インディアン達は、すでに斥候の報告によって、カスター隊の接近を把握していた。しかし、彼らの数に比べ、カスターたちの数があまりに貧弱なので、他に隠れている部隊があるのではないかと考え、カスターとは正反対に慎重な行動を取った。カスターに対し、彼らインディアンは積もりつもった怒りを爆発させた。特に[[シャイアン]]族は、[[ワシタ川の虐殺]]をよく覚えていたのである。カスターの長髪は、とてもよく目立ち標的となった。また、[[クレイジー・ホース]]も、彼の顔をよく見知っていた。対してカスターは彼の顔を知らなかった。<br />
<br />
戦いから2日後にテリー准将の援軍が到着して無残に散乱した騎兵隊の遺体を回収、指揮官カスターの遺体には胸と頭に[[銃創]]があった。陸軍は戦場に記念墓地を建設してカスターを埋葬、1877年10月10日に母校である[[陸軍士官学校]]と陸軍の主催で正式に軍葬が執り行われた。<br />
<br />
カスターには、軍規を平気で破るなど向こう見ずなところがあり、その傲慢な性格が災いして全滅の憂き目を見た。彼の書き残したメモには、「(弾薬の)包みを持ってきてくれ」とあった。カスターはリトルビッグホーンの戦いでは、輸送馬車に'''2万4000発'''の弾薬を置いたまま、兵士達には'''124発'''ずつしか弾薬を装備させていなかった。<br />
<br />
カスター隊の全滅は白人社会に衝撃を与え、「ボズマン・タイムズ」紙は7月3日に第一報を伝えている。7月4日までにはニューヨークにこの事件が電報で届き、7月6日には「ビスマルク・トリビューン」紙が「カスター“虐殺”の第一報」の見出しでこれを伝えている。<br />
<br />
==評価==<br />
カスターは、メディア戦略によって自己宣伝を最大限に活用した軍人だった。積極的に新聞マスコミを戦場に招き(当時としては異例だった)、取材協力の見返りとしてカスターは好意的に書かれた。<br />
<br />
[[image:Custer3.jpg|200px|right|thumb|「伊達者」カスター]]<br />
風貌面でも、人一倍磨かれたブーツや整えられた金髪の髭など、伊達男としての華やかさを持っていた事も、彼が長らくアメリカ人から好感を抱かれた要因であった。カスターは熱心にこの好イメージを売り込んだ。<br />
<br />
1863年に将軍に昇進した際の式典では、カスターは仕立屋に特注して、特製のビロードの黒い制服を着て周囲の度肝を抜いた。この制服は船員服風で青いシャツと重ねられ、袖から肘にかけて銀の星、喉元に赤いネクタイ、幅広のカラー、金モールが飾り付けられた、大変に派手なものだった。カスターはのちに、「戦場で部下から目立つような、こういう服がほしかったのだ」と述べている。5月23日のワシントン大通りでの栄誉の記念行進では、カスターは第3騎兵師団の全員に派手な赤いマフラーを着けさせていた。閲兵式では群衆から女たちによってカスターに花束が投げられ、彼の馬が驚いて観閲席に飛び出し、刀と帽子を無くしたというエピソードも残っている。カスターは故意にしろなんにしろ、巧みな演出によって白人大衆の心を完全に掴んでいた。<br />
<br />
[[image:Pawnee bill wild west show c1905.jpg|left|300px|thumb|ポーニー・ビル主宰の「野生の西部ショー」で上演された、「シッティング・ブルに殺されるカスター」(1905年)。[[シッティング・ブル]]はリトルビッグホーンの戦いに参加していないのにもかかわらず、白人から憎悪の対象とされた。]]<br />
カスターが再三熱望していた軍人としての名声は、図らずも彼が死んだ後に倍加した。アメリカ白人市民はインディアン戦争に殉死したカスターを英雄視し、彼をイギリス紳士の末裔・軍人の鑑として称賛した。酒造会社の「[[アンハイザー・ブッシュ]]」社はカスターの死を弔って酒のラベルに最後の戦闘風景画を用い、全米の酒場はこの瓶を置いた。ちなみに、このラベル画は「カスター最後の抵抗」と題されている。<br />
<br />
さらに彼の妻リビー・カスターもまたメディアを通じた宣伝を行い、彼女の手によって刊行された自伝で一層に高められた。リビー・カスターは出版物から映画に至るまで、自身で検閲を行い、カスターの死後57年間、アメリカ白人の「英雄」として彼のイメージを美化し護ることに残り人生を捧げ、歴史家、小説家、および映画脚本作家は、カスターの消し得ない肖像を「国家の良心」に刻み込んだ、というわけである。多くの公人、有名人がカスターを称賛した。[[セオドア・ルーズベルト]]の妻もその一人だった。。<br />
<br />
しかし、こうしたカスターに対する賛美も、1960年代後半からのインディアン系政治運動([[レッド・パワー]])の高まりに伴い、自国の歴史に対する白人系住民の[[自己批判]]が要求されると、彼のインディアン戦争時代の行為に賛否が分けられるようになった。アメリカ史におけるカスターの評価の変動は、その時々のアメリカにおける感情の写し鏡になっており、この事を歴史家[[エバン・コンネル]]は以下の様に風刺している。<br />
<br />
{{quotation|「今はカスターを悪党として描くのが流行だ。19世紀の白人アメリカ人がカスターを英雄とするのを流行とした様に」|『明けの明星の息子― カスターとリトルビッグホーン』}}<br />
<br />
1970年以降は、カスターは紋切り型の「英雄」としてではなく、「悪いインディアン」と呼ばれてきたスー族などの[[インディアン]]のみならず、白人系住民からも「過去の汚点」の象徴の様に扱われるようになった。が、そもそも「[[インディアン戦争]]」は政府・軍高官の方針に従って国家全体で行われた行為であり、カスターの個人的行動の様に判断するのは中立的ではない。白人系同士の殺し合いに対しては[[反戦主義]]を主張した[[ウィリアム・シャーマン]]将軍も、インディアンに対しては蔑視を露わにして「ならず者のインディアンは、老いも若きも女子供も拘らず、すべて残らず殺すべきだ」と根絶を主張している。基本的にはインディアン戦争を遂行したグラント政権がインディアン弾圧の旗振り役だったのであり、カスターは単に軍人として戦争行為の一翼を担ったに過ぎないとの以下のような意見もある。<br />
<br />
{{quotation|「カスターについて誰か論じる時、中立的な意見は殆どなく、終わりの無い批判と擁護が繰り返される。カスターが知っていた事、知らなかった事、そして知りえなかった事について様々な議論が続けられている。」|『ジョージ・アームストロング・カスターの人生と死、そして神話』[[ルイーズ・バーネット]]}}<br />
<br />
人道的問題を別にした場合、軍事的にカスターのインディアン戦争での指揮についての是非が話題の中心となる。グラント大統領はリトルビッグホーンの戦いについて無為な戦力消耗を批判しており、カスターを推薦したシェリダン将軍もこの戦いでの敗北はカスターがインディアンを過度に見縊った為だと述べた。シェリダンはカスターがガトリング砲の設置を行わなかったのを最大の失策としたが、しかし一部の歴史家は川を越えるのにガトリング砲が邪魔な存在になっていた事を指摘している。一つ間違いの無い事実は、「インディアンの圧倒的な数的優位を無視した事が敗北とカスター自身の死に結びついた」という点である。<br />
<br />
カスター自身はインディアンに対し、以下のような意見を述べている。この鋭い考察のなかの運命は、結果として彼自身にも降りかかることとなった。<br />
{{quotation|私はしばしば、自分がインディアンだったら、「白人の作った[[保留地]]に閉じ込められ、やりたい放題で悪徳だらけの文明のお情けにあずかって生きながらえるより、自由で遮るもののない平原を仲間と守り、運命を共にするほうを選ぶほうがずっとずっと楽しいだろう」と考えたものだ。<br />
<br />
我々白人は、長らく進んでインディアンを美しいロマンで包んでいた。しかし、一度それを剥ぎ取ってしまえば、彼らは「気高き赤い男たち」とは呼ばれなくなり、インディアンという人種は残虐そのものとみなされることとなる。けれども、同じような境遇に生まれ育てば、白人だって彼らと同じようになってしまうだろう。人間というものは沙漠の野獣同様に、残酷かつ獰猛になれるものなのだから。<br />
<br />
この土地は、インディアンたちが長い間自分たちのものだと思い、狩りをしてきたところだ。それを「文明」というこの貪欲な怪物から明け渡せと要求されたとしても、誰の助けを得るわけにもいかない。<br />
<br />
彼らはただ降服あるのみだ。さもなくば彼らは、この「文明」という怪物に無慈悲にも踏みにじられ粉砕されてしまうだろう。どうも運命というものは、それを望んでいるように見受けられる。|自伝『わが平原の生活』}}<br />
<br />
=== インディアンから見たカスター === <br />
一方、白人社会でのカスター像が上がろうと下がろうと、インディアン社会ではカスターは終始一貫して「民族の虐殺者」である。妻リビー・カスターの運動もあり、新聞、小説、映画などあらゆるメディアが一世紀に渡ってカスターを「正義の人」と描く一方で、インディアンを「残虐な野蛮人」として描き続け、インディアン民族は理不尽な嫌がらせを耐え忍び続けさせられてきたのである。状況は1970年前後まで変わらなかった。また、スー族にしてみれば、カスターは聖地パハ・サパ([[ブラックヒルズ]])が不可侵条約を破った白人により奪われるきっかけを作った張本人である。これを単なる「戦略を誤った一軍人」として看過するとか、ましてやルイーズ・バーネットの言うような「中立的な意見」を述べることなどインディアンにはそもそもありえない。 <br />
<br />
歴史作家の[[ラリー・マクマートリー]]は、西部での「インディアン戦争」を検証するうえで、カスターを「[[ユビキタス]]・カスター」と表現し、これを皮肉っている。それほどカスターは「インディアン戦争」の局面で必ず現れる切っても切れない存在なのである。 <br />
<br />
1969年、[[インディアン]]権利団体「[[AIM]](アメリカ・インディアン運動)」の運動家で、自らもオグララ族スー・インディアンである[[ヴァイン・デロリアJr]]は、「カスターはその罪ゆえに死んだ」(Custer Died for Your Sins)と題して、インディアン権利回復要求運動の歴史に残る宣言書を発表した。この「カスターはその罪ゆえに死んだ」の題名は、1970年代の「[[レッド・パワー運動]]」のなかで標語として様々な部族に採用され、インディアンの若者たちはこぞって自家用車にこの標語を貼りつけた。 <br />
<br />
スー族の伝統派指導者のレイム・ディアー([[Lame Deer]])は、自伝書「Lame Deer Seeker of Visions」(1972年)でこの流行に対し、自身が保留地で受けた白人警官からのいわれなき暴行や、部族民が受け続けている人種差別について触れ、「若いインディアンたちは『カスターはその罪ゆえに死んだ』と言うが、カスターは死んでなどいない。このインディアンの土地に、カスターはまだいくらでもいる」と述べているのである。彼らが虐殺された戦場の名称が、スー族らの要求によって「カスター国立記念戦場」から「リトル・ビッグホーン国立記念戦場」に変更されたのは、その戦いから130年近くを経て、21世紀を超えた2003年になってようやくのことだった。 <br />
<br />
カスターの名は現実に「民族虐殺者」の代名詞として、現代においても現役である。ニューヨーク州の[[ジョージ・パタキ]]知事は、2005年までの在任期間中、[[イロコイ連邦]]に対して州税の徴収を再三試みた。パタキ知事はインディアン達から「インディアンに対する経済的虐殺者」として「ジョージ・カスター・パタキ」と呼ばれたのである。<br />
<br />
== カスターの渾名(あだな) ==<br />
カスターは生涯で様々な渾名をつけられた。「少年将官」「長髪の男(long hair)」「フロントロイヤルの南部同盟の囚人」、「ヴァージニアの死刑執行人」、「シェナンドア谷の民家と納屋のぶち壊し屋」、「ワシタ川シャイアン族のインディアン殺し」、「自分と262人の男たちをリトルビッグホーンで死に導いた見栄っ張りの馬鹿」などなど、枚挙に暇がない<ref>「南北戦争タイムズ」2006年3・4月号 </ref>。軍隊ではアームストロングを縮めた「オーティー」や、「カーリー」、頭文字のGACから採った「ジャック」が使われた。ミシガン旅団からは「オールド・カーリー」と呼ばれた。<br />
[[ファイル:George-a-custer west-point.jpg|thumb|[[陸軍士官学校]]時代の“オーティー”・カスター(1859年)]]<br />
<br />
[[スー族]]からは、その容貌から「パフスカ(長髪野郎)」と呼ばれ、平原のインディアンたちから「黄色い髪」、「明けの明星の息子([[Son of the Morning Star]])」などと呼ばれた。スー族はまた、カスターが戦場でなかなか馬から落ちないことから「固いケツ」とも呼んだ。第7騎兵隊の隊員も、同じ理由で「固いケツ(Hard Ass)」、「鉄のケツ(Iron Butt)」と呼んでいた。<br />
<br />
==モニュメント==<br />
[[ファイル:Custer Monument OH.jpg|250px|thumb|カスター記念像(オハイオ州)]]<br />
カスターの南北戦争での功績を記念した多くの銅像や町が作られている<br />
*[[コロラド州]]、[[モンタナ州]]、[[ネブラスカ州]]、[[オクラホマ州]]、[[サウスダコタ州]]の五州でカスターの名を取った郡(カスター郡)が存在する。<br />
*カスター国立墓地(リトルビッグホーン)<br />
*カスター騎馬像([[ミシガン州]]モンロー)<br />
*要塞「フォート・カスター」(第一次世界大戦中に陸軍の遠征拠点として建設)<br />
*フォート・カスター記念墓地([[1943年]][[9月18日]]に作られ、[[第二次世界大戦]]の死者が埋葬された)<br />
*カスター・ヒル([[カンザス州]]、陸軍の宿泊施設)<br />
*米第85歩兵師団「カスター」<br />
*カスター記念公園([[サウスダコタ州]]ブラックヒルズ)<br />
*カスター将軍像([[ペンシルベニア州]]、[[2008年]][[7月2日]]に新たに建設された)<br />
<br />
== 関連作品 ==<br />
=== 映画 ===<br />
「レッドパワー」に押され、1970年代に[[西部劇]]映画が衰退するまで、カスターはハリウッド映画の中で、ロマンチックな悲劇の英雄として扱われた。70年代以降はインディアンに代わってカスターが「悪役」にとって代わったものが多い。<br />
<br />
* 『ワイルド・ビル・ヒコック』(Wild Bill Hickok、1923年)<br />
* 『真紅の西部』(The Scarlet West、1925年)<br />
* 『燃える開拓者』(The Flaming Frontier、1926年)<br />
* 『カスターの最後の抵抗』Custer’s Last Stand (1936年)<br />
* 『平原の男』The Plainsman (1937年)<br />
* 『オレゴン道』(The Oregon Trail、1939年)<br />
* 『サンタフェ道』(Santa Fe Trail、1940年)<br />
* 『ワイオミング』(Wyoming、1940年)<br />
* 『ダコタ族のバッドランズ』(Badlands of Dakota、1941年)<br />
* 『[[:en:They Died with Their Boots On|壮烈第七騎兵隊]]』(They Died with Their Boots On、1941年) - [[ラオール・ウォルシュ]]監督、[[エロール・フリン]]主演) - カスターが潔白を晴らすために死地へ赴く「正義の人」のような描かれ方となっている。<br />
* 『アパッチ砦』(Fort Apache 、1948年)<br />
* 『黄色いリボン』(She Wore a Yellow Ribbon、1949年)<br />
* 『Warpath』 (1951年) - 「Warpath」とは、インディアンが出陣する際の「戦道」のこと。<br />
* 『リトル・ビッグホーン』(Little Big Horn、1951年)<br />
* 『午後の進軍ラッパ』(Bugles in the Afternoon、1952年)<br />
* 『野蛮人』(The Savage、1952年)<br />
* 『シッティング・ブル』(Sitting Bull、1954年)<br />
* 『ララミー砦の決闘』(Chief Crazy Horse、1955年) - 原題は「クレイジーホース酋長」だが、[[クレイジー・ホース]]は実際は酋長ではない。<br />
* 『第7騎兵隊』(Seventh Cavalry、1956年)<br />
* 『最後の一人まで』(Tonka、1958年)<br />
* 『金、栄光、そしてカスターの鎮魂歌』(Gold, Glory and Custer Requiem、1960年)<br />
* 『輝かしき野郎ども』(he Glory Guys、1965年)<br />
* 『グレート・スーの虐殺』(The Great Sioux Massacre 、1965年)<br />
* 『平原の男』(The Plainsman 、1966年)<br />
* 『赤いトマホーク』(Red Tomahawk 、1966年)<br />
* 『カスター伝説』(The Legend of Custer、1967年)<br />
* 『カスター将軍』(Custer of the West、1968年) - 撮影はスペインで行われた。<br />
* 『[[小さな巨人(映画)|小さな巨人]]』(Little Big Man、1970年) - [[アーサー・ペン]]監督、[[ダスティン・ホフマン]]主演。カスター中佐役は[[リチャード・マリガン]]。「ワシタ川の虐殺」や「リトルビッグホーンの戦い」で狂乱するカスターが描かれる。以降の映画のカスターは軍人のパロディカルな存在となっていく。<br />
* 『白人の女に触るな』(Touche Pas La Femme Blanche、1974年) - フランス映画。カスター役は[[マルチェロ・マストロヤンニ]]。西部劇映画のパロディーである。<br />
* 『ビッグ・アメリカン』(Buffalo Bill and the Indians, or Sitting Bull's History Lesson、1976年) - 監督は社会派で知られる[[ロバート・アルトマン]]。<br />
* 『[[ラストサムライ]]』(THE LAST SAMURAI、2003年) - かつて、第七騎兵隊として[[ウォシタ川の戦い]]に参加したネイサン・オールグレン大尉([[トム・クルーズ]])は、カスターと[[リトルビッグホーンの戦い]]の事を「尊大で無謀」「一大隊(211人)で2000人のインディアンと戦い全滅した」「自分の名声に酔いしれた汚い人殺し 部下はその犠牲者」と勝元([[渡辺謙]])に語る。<br />
<br />
=== テレビドラマ ===<br />
*[[必殺シリーズ]]のスペシャル版『[[必殺仕事人意外伝 主水、第七騎兵隊と闘う 大利根ウエスタン月夜]]』([[1985年]][[1月4日]]放送)では、[[西部開拓時代]]のアメリカに[[タイムスリップ]]した[[中村主水]]たち仕事人がカスター率いる第七騎兵隊を倒すという奇想天外なストーリーが展開されている。<br />
<br />
=== 小説・漫画 ===<br />
* 『天国(ヴァルハラ)への疾走 カスター将軍最期の日々』([[マイケル・ブレイク]]著、文藝春秋刊)<br />
* 『[[RED (村枝賢一)|RED]]』([[村枝賢一]]の漫画作品。講談社刊)<br />
* 『[[デビルマン]]』([[永井豪とダイナミックプロ]]の漫画作品。講談社刊)<br />
<br />
===TVゲーム===<br />
*『[[カスターの逆襲]]』([[Custer's Revenge]])<br />
:[[Mystique社]]が[[Atari 2600|アタリ2600]]用ソフトとして、1982年に発売した成人向けのゲーム。プレイヤーがカスターを操り、弓矢を避けながらインディアンの女性を強姦するという内容。カスターは帽子と赤いマフラー、ブーツ以外は全裸という格好で登場する。<br>当然のことながらインディアン団体やPTAから苦情が殺到するも話題性から大ヒットし、Mystique社の倒産後は、[[Playaround社]]で販売された。<br />
<br />
== 関連項目 ==<br />
* [[リトルビッグホーンの戦い]]<br />
* [[スペンサー銃]]<br />
* [[スプリングフィールドM1873]]<br />
* [[ヘンリー銃]]<br />
* [[必殺仕事人意外伝 主水、第七騎兵隊と闘う 大利根ウエスタン月夜]]<br />
<br />
== 脚注 ==<br />
{{reflist}}<br />
<br />
{{DEFAULTSORT:かすた しよし}}<br />
[[Category:アメリカ合衆国陸軍の軍人]]<br />
[[Category:ドイツ系アメリカ人]]<br />
[[Category:イングランド系アメリカ人]]<br />
[[Category:インディアン戦争の人物]]<br />
[[Category:1839年生]]<br />
[[Category:1876年没]]</div>
防人
http://ja.yourpedia.org/mediawiki/index.php?title=%E6%9D%B1%E4%BA%AC%E3%83%A1%E3%83%88%E3%83%AD%E3%83%9D%E3%83%AA%E3%82%BF%E3%83%B3%E3%83%86%E3%83%AC%E3%83%93%E3%82%B8%E3%83%A7%E3%83%B3&diff=382298
東京メトロポリタンテレビジョン
2020-01-17T13:23:18Z
<p>防人: SEOに熱心なMuttley (トーク) による編集を 124.140.228.243 による直前の版へ差し戻しました</p>
<hr />
<div>[[Image:Telecom Center.jpg|thumb|250px|2006年まで本社が入っていたテレコムセンタービル(江東区・青海)]]<br />
'''東京メトロポリタンテレビジョン株式会社'''('''とうきょうメトロポリタンテレビジョンかぶしきがいしゃ'''、''Tokyo Metropolitan Television Broadcasting Corp.'')は、[[東京都]]を[[放送#放送対象地域|放送対象地域]]とする[[放送局]]である。<br />
<br />
愛称は[[識別信号|コールサイン]]のJO'''MX'''-TVから取った'''TOKYO MX'''([[2006年]][[7月27日]]~)。開局当初は''MXTV'' であったが、日本語話者にとって「TV(ティーヴィー)」が発音し難いことから'''MXテレビ'''、後に「東京都のテレビ局」であることをアピールする目的で'''東京MXテレビ'''(ロゴ:TOKYO MX.TV/TOKYO MX.テレビ)となった。略称は'''MX''' 又は'''MXTV'''。<br />
<br />
== 概説 ==<br />
=== 局略歴 ===<br />
長年、東京都域にはいわゆる“ローカルテレビ局”が存在しなかった。これを受け、かつて[[東京都知事]]であった[[鈴木俊一_(東京都知事)|鈴木俊一]]や、[[商工会議所|東京商工会議所]]などの意向で“東京都に密着した放送局”として開局にいたった。開局前には[[ジャパンキャピタルテレビ]]との競願となったが、最終的にはMXテレビに[[極超短波|UHF波]]の免許が交付された。<br />
<br />
[[1995年]]の開局当初は[[ワイドクリアビジョン]]放送、自らカメラを持ち取材を行う映像記者制の導入・延べ12時間以上にわたる地域ニュース番組枠『[[東京NEWS]]』を中心に置いた[[ニュース]]番組主体の編成を行い、他局との差別化を図った。(この開局時のサポートは[[東京放送|TBS]]が深くかかわっている。)しかし、[[放送大学学園|放送大学]]を除き長年にUHF局が存在しない23区と多摩東部では[[東京タワー]]に向けたUHFアンテナを立てていないために実質的な受信可能世帯が少なく、経営面で苦戦が続いた。また当初は視聴者の意見を考慮しているとは言い難い編成方針、当時の番組審議会委員たちの放送に関する知識のなさ、及び一部上層部による「会社と経営の私物化」や、それに起因すると思われる経営悪化に伴う安易な辞任など、色々な面で波乱万丈だった。<br />
<br />
後に筆頭株主である株式会社[[エフエム東京]](略称:TOKYO FM)の代表取締役会長・後藤亘が[[1997年]]6月から社長(非常勤)に就任<ref>[[2007年]][[6月21日]]からは取締役会長に就任している。</ref>。経営体制や番組編成を大幅に見直し、番組編成において一般番組の他[[テレビショッピング]]・各種娯楽番組の充実に努めた結果、[[2003年]]3月期からは3期連続での黒字を達成。[[2004年]]度で累積赤字を一掃した。しかし[[2005年]]度に巨額の特別損失が発生し、再び累積赤字を抱えることになった。<br />
<br />
テレビのデジタル化に対応するため、[[2006年]]、本社を江東区青海のテレコムセンターからTOKYO FM本社近くに移転。またこれに併せて通称を「TOKYO MX」に変更し、マスコットキャラクターとして「ゆめらいおん」を採用した。さらに、番組の違法コピー対策も兼ね、メディアミックスにも積極的に取り組み、日本の民放で初めて、[[YouTube]]と提携してブランドチャンネルを開設し、ニュースや一部番組を積極的に提供している。<br />
<br />
しかし、[[偏向報道]]や[[虚偽報道]]ばかりで、[[東京放送|TBS]]と比べ物にならないくらい堕落している。累積赤字も未だに回復していないのが実情である。TBSは偏向地上波の頂点といわれているが、MXテレビも負けてはいないとも指摘されている。<!--いつ、MXテレビに幸福が来るのだろうか?--><br />
<br />
=== 送受信状況 ===<br />
====[[特別区|23区]]・[[多摩]]と周辺====<br />
アナログ放送の親局送信出力は、東京都域局であるために他の広域局より低い10kW(映像)。その上送信アンテナは[[東京タワー]]でも低い方に付いており、あまり恵まれた送信体制ではない。しかしそれでも電波は[[関東平野]]一帯に届いているので、[[群馬県]]・[[栃木県]]・[[茨城県]]の南部で受信可能な地域も少なくない<ref>茨城県中北部(主に[[NHK水戸放送局]]のデジタル放送エリア)に関しては、MXテレビが使用する各チャンネルがそれぞれ同県他局で使用されているため、受信不可ないし困難である(アナログ14chは[[日本テレビ放送網|日本テレビ]]の水戸デジタル中継局が、デジタル20chはNHK水戸が使用)。</ref>。なお、[[静岡県]][[伊豆半島|伊豆]]方面、[[山梨県]][[甲州市]][[塩山市|塩山]]、同県[[山梨市]]でも区域外受信により視聴可能。 <br />
<br />
デジタル放送の送信出力は3kW(アナログに換算すると映像出力で30kW)と大きい。これは未だに多摩中継局の処遇が決まらないことと、近いバンド数に[[放送大学学園]]アナログ(映像出力50kW)があり、これによるデジアナ混信の影響を抑えたいため([[テレビ神奈川|tvk]]デジタル18chも影響を受けている)としているが、自立鉄塔で親局500W~1kWでの免許を強いられた周辺県域U局の不興を買い、「[[首都圏トライアングル|首都圏ネット4]]」のMXテレビ脱退(事実上の追放)に少なからず影響したと言われている。MXテレビ側は多摩方向以外は減力(それでも2kW相当)しているが、実際はアナログ設備や[[FMインターウェーブ|InterFM]]の中継局の関係でビームの高さが取れず、都心・川崎の高層ビル、多摩丘陵及び放送大学アナログの影響を大きく受けたtvk並びに平地から発射している[[テレビ埼玉]]よりは少なくとも広範に電波は届いている。実際、周辺3県のCATV(特にヘッドエンドを共用している[[ジャパンケーブルネット|JCN]]系列)では地元局の再送信が行われず、MXテレビの再送信が行われる事例が非常に多い。<ref>このようによく言われる[[日本民間放送連盟|民放連]]がCATV区域外再送信を行わない通達を出しているという事実はなく(あっても原則論、民放が個別に圧力を出しているケースはある)、[[総務省]]はスピルオーバーは原則行わない方針を掲げているだけであり、再送信の許認可を出していて、あとはCATVと民放同士に委ねられているのである。</ref><br />
<br />
上記の理由により、東京都外でも[[川崎市]]のほぼ全域、[[横浜市]]の東部、千葉県の北西部および東京湾岸、茨城県の南西部などでもデジタル放送が視聴可能となっている。<ref>デジタル放送の公称エリアはアナログ放送と同じ東京40km圏である。</ref><br />
<br />
その他多摩地域に中継局がいくつか設置されている。しかし多摩地域のうち東京タワーから40km以上離れた地域(例:[[青梅市]]北部・西部、[[奥多摩町]]全域、[[日の出町]]西部、[[あきる野市]]西部、[[八王子市]]北西部、[[檜原村]]全域)では未だに''デジタル中継局がなく''、'''早急に中継局の開局'''が望まれる。<br />
<br />
====[[伊豆諸島]]====<br />
中継局が設置されている。<br />
<br />
====[[小笠原諸島]]====<br />
中継局電波又は共聴([[有線テレビ|有線]])で受信されている。ちなみに小笠原は[[通信衛星]]を介した電波の再送信である。詳細は[[小笠原諸島#放送]]を参照のこと。<br />
<br />
====[[ケーブルテレビ局]]====<br />
ケーブルテレビ局での配信の場合、東京都域局としての割り当てであるのでそれ以外の県では[[区域外再送信]]の扱いとなる。現状デジタルでは原則それを実施することが規制されているが、一部の局ではデジタル再送信を行っている。詳しくは[[#都外ケーブルテレビ局での再配信実施局]]の項から各ケーブルテレビ局の項目に入って参照されたい。<br />
<br />
=== [[地上デジタル放送]]体制 ===<br />
[[2006年]]7月からは報道取材における都内主要拠点への利便性や営業活動の円滑化を目的とし、東京都[[千代田区]][[麹町]]の半蔵門メディアセンター<ref>場所的には内堀通り・麹町大通り([[新宿通り]])の交わる半蔵門交差点から靖国神社方面へおよそ50mほどの場所。(元[[東條会館]]と誤認されることが多いが、その場所ではない)。<!--旧東條会館の所在地とメディアセンターの場所は違います。一度修正したものを再度直された方がいるようですが、事実誤認なのでご注意下さい。-->なお半蔵門交差点至近には現在の筆頭株主である[[エフエム東京|TOKYO FM]]本社がある。</ref>に本社を移転した。この新社屋には[[ハイビジョン]]放送設備が設置され、待望のフルハイビジョン放送(額縁放送の解消)や[[ワンセグ]]が開始された。当初スケジュール消化が少々遅れ気味であったため、7月からのハイビジョン収録・送出開始が危惧されたが、無事メディアセンター収録の番組は生・収録問わずハイビジョン化された。<br />
<br />
放送機材のハイビジョン化に伴い、NHKを除く、関東地方での民放のレギュラー編成としては初となるマルチチャンネル編成を2006年7月以降より実験的に開始している。<ref>現在、関東の地上波民放でTOKYO MX以外にマルチ編成を行う局は、競輪中継等で不定期に行う[[千葉テレビ放送|チバテレビ]]、[[テレビ埼玉|テレ玉]]がある。また、[[テレビ朝日]]も日曜深夜帯において、2007年3月より不定期でサスペンスドラマの再放送を行っている。名古屋地区では[[テレビ愛知]](深夜に30分程度を週2回)がデジタル放送開始時よりレギュラー編成で実施している。</ref>まずは7月から11月にかけて[[東京シティ競馬中継]]において、第1チャンネル(地上デジタル091ch)では通常番組を、第2チャンネル(地上デジタル092ch)では競馬中継を放送している。<ref>マルチチャンネルにおける競馬中継の放送時間は15:00~21:30。ワンセグでも同時放送。但し、19:00〜21:00(統一GIレース等が行われるときは21:30までの場合もあり)の時間帯はマルチ編成はせず、今まで通り競馬中継だけを放送し、ワンセグでも同時放送する。</ref>また、8月30日には東京シティ競馬と[[日本プロサッカーリーグ|Jリーグ]][[FC東京]]戦の生中継を初めてマルチチャンネル同時放送で実施<ref>以後随時同時生中継は行われている。なお、FC東京戦は第2チャンネルで放送されるため、アナログ放送の視聴者のために放送当日の深夜に録画放送を行っている(デジタルではハイビジョン放送)。</ref>、9月1日からは平日13:00〜17:00に第2チャンネルでヘッドラインニュースやブルームバーグニュース、交通情報を放送、2007年2月には第1チャンネルでは東京都議会中継を、第2チャンネルでは競馬中継を放送、また同月からはサブチャンネルのみ通販やブログバラエティ「げまてれ」などを放送しており、さらに2007年4月からは深夜帯にもマルチ編成を導入するなどマルチチャンネル編成を強化している。<br />
<br />
=== MXテレビの問題点 === <br />
<br />
*東京新聞の親会社が関係で中日新聞が実質上の東京テレビ局の親会社進出している為、中日戦の中継が可能であるが、東京ヤクルト戦の対中日戦だけ放送とビジターでの阪神戦の対ヤクルト戦の一部しか放送できず、近県のtvk製作の横浜戦は放送できない(対中日戦は可能であるが、)といった東京新聞の親会社の影響によるセリーグの放送権規制がされている。(東京新聞が親会社撤退しフジサンケイビジネスアイの様な別会社の一般紙が親会社になれば、東京ヤクルト戦の中継や横浜戦のビジター中継は可能である。<br />
*[[2006年]]春の[[首都圏トライアングル|首都圏ネット4]]離脱問題<ref>MXテレビは、2003年4月よりテレ玉、チバテレビ及びtvkと連携し番組の相互連携・放送体制を実施していたが、様々な問題があり、MXテレビは2006年3月をもってこの協力体制から脱退した。実際は追放に近い状況であったとも言われている。</ref>や、アンテナ普及率の悪さなどを見る限り、東京周辺地域UHF局ではやや孤立しており、将来見通しが必ずしも明るいと言えない。ただしアンテナの普及率は、デジタル化によりNHK、民放もUHFアンテナによる受信へ移行することから、都内ほぼすべての世帯で普及すると推測される。<br />
*MXテレビはメディアセンター移転を「フルデジタル化」とPRしていたが、これはデジタルマスターが簡易マスターからフルHD対応になるということであって、他局同様、全ての番組放送をフルハイビジョン品質で放送するという意味ではなく、一部の番組はいわゆる“[[額縁放送|超額縁(4:3SD)状態]]”で放送している。なお、2006年12月現在、段階的にこの状態の番組は減少しつつあるが、関東キー局、チバテレビ、テレ玉と比べると依然多く、今後その状態が解消されることを望む視聴者の声は多い。なお、この本社移転で、旧本社の第1スタジオクラスの広さを持つスタジオが本社になくなったことから、今後の番組制作への影響を危惧する声もごく一部には存在するようである。<br />
*U系放送局の中では番組内容の変更が比較的頻繁にある。『[[東京NEWS21時]]』『[[TOKYO NEWS UP DATE]]』『[[白沢みきのモーニングTOKYO]]』『[[イブニングTOKYO]]』『[[テレバイダー]]』など、功績のある出演者やスタッフが退社して番組がなし崩しに終了するケースもあり、その際、“お家騒動”のような[[噂|ゴシップ]]が出る。他のU局では経費節減で番組終了というケースは数え切れないほどあるが、同局の様なケースは極めて稀と言える。<br />
*2006年12月1日に東京MXテレビ社内からアクセスしたと見られるIPアドレス利用者によって、[[ウィキペディア日本語版]]の記事「[[東京メトロポリタンテレビジョン]]」内の項目のうち、不都合部分が一部削除された。「[[楽天証券]]」の記事でも問題となった行為である。<br />
<br />
== 番組編成について ==<br />
=== スポーツ中継 ===<br />
==== 野球 ====<br />
他の[[全国独立UHF放送協議会|独立UHF放送局]]と同様、毎年夏の高校野球の予選シーズンには、地元である東西の東京大会を中継・放送している。開局当初は一回戦から決勝まで放送していたが、11:00〜13:00までは「東京NEWS」を放送して、この間は中継を中断していた。その後は中断こそなくなったものの、経営建て直しの際に見直し対象になったためか、神宮球場で行われる準々決勝以降のみの中継・放送となった。なお、ダイジェスト番組は一切放送しておらず、「[[TOKYO MX NEWS]]」内で結果などを伝えている。<br />
<br />
一方でプロ野球中継「[[MXスタジアム]]」では、「東京都に密着した放送局」を謳っているにもかかわらず、東京都の球団である[[東京ヤクルトスワローズ]]の試合を殆ど中継せず、他地域の球団である[[阪神タイガース]]や[[福岡ソフトバンクホークス]]の試合を優先して放送している。ヤクルト戦中継に関しては、放映権料で折り合いがつかないなど幾つかの障害案件があるとはいえ、現在のこの状況は同局のモットーと明らかに矛盾しており、ヤクルト戦の中継試合数を大幅に増やすよう求める意見がインターネット上を中心に多くみられる。なお阪神戦は放映権を持つ[[サンテレビジョン]]をからのネット受けである。<br />
<br />
同じ東京都の球団である[[読売ジャイアンツ]]の試合については、第二筆頭株主のTOKYO FMが[[読売新聞グループ本社]]株を保有しているものの、テレビ局側が読売球団の主催試合の放映権を保有していないため中継試合数は極僅かで、[[サンテレビジョン]]制作の阪神対読売戦が年間2~3試合程度ネットされるに留まり、2006年は1試合も放送されなかった。従来は他の在京広域局が主催試合・ビジター試合を問わず読売戦を数多く中継していたため問題は無かったが、2006年シーズン後半から在京広域局が中継試合数を大幅に減らし始めたため、同局に読売戦中継の増加を求める意見が同じくインターネット上を中心に次第に多くなっている。しかしMXテレビ側は開局当初から現在に至るまで、サッカーJリーグと比べるとプロ野球中継そのものに消極的であり、今後の動向は不透明である。<br />
<br />
プロ野球ダイジェスト番組の放送は放送していないが、現在23:00〜23:50に放送されている「水野キングダム」等のバラエティ放送枠を移動し、通販枠を潰して、[[フジテレビ739]]で放送されている「[[スポーツワイドプロ野球ニュース]]」の放送が検討されている。{{要出典}}<br />
*理由は、番組が地方のプロ野球番組の様な放送形式をしている為、画像が良いハイビジョン方式で放送する為、及び親会社である[[フジテレビジョン]]地上波はその時間帯の枠が取れない為(現在は「[[すぽると!]]」を放送している)。<br />
<br />
==== サッカー ====<br />
地元サッカーチーム[[FC東京]]の[[日本プロサッカーリーグ|Jリーグ]]公式戦ホームゲームをほぼ全戦放送している他、応援番組『FC東京オンライン』を放送している。<br />
<br />
[[2007年]][[5月23日]]に[[横浜市三ツ沢公園球技場|横浜三ツ沢球技場]]で行われた、サッカーJリーグ1部「[[横浜FC]]vs[[FC東京]]」の試合を、自社製作で中継した。東京都外の首都圏で開催されたスポーツ大会を、自社製作で中継放送したのは、開局以来初のことであった。この試合の中継権を本来持っていた[[テレビ神奈川|tvk]]は、他のスポーツ中継放送が全くなかったにもかかわらず、ネット受け放送はしなかった。<br />
<br />
==== 競馬 ====<br />
開局当初から[[大井競馬場]]でのレース実況を[[東京シティ競馬中継]]で中継している。<br><br />
ただし、競馬が昼間の開催になる冬季は[[東京都議会]]中継とバッティングすることがあり、その際は放送は休みとなる。<br />
<br />
==== その他 ====<br />
[[2007年]][[7月18日]]に[[ボクシング]][[WBC]]世界フライ級タイトルマッチ([[ポンサクレック・ウォンジョンカム]]対[[内藤大助]]戦)の生中継を行った。内藤の所属する宮田ジムと交流のあったフジテレビの都合がつかなかったことから、中継先にMXテレビが名乗りを上げたもので、MXテレビとしては異例といえる格闘技の中継放送実施となった(以前には総合格闘技「D.O.G.(現[[ケージ・フォース]])」を中継したことはあった)。<br />
<br />
=== アニメ番組 ===<br />
==== 概況 ====<br />
他のUHF局同様、基本的には自局制作は行っていない。<br />
*2006年までの時点で唯一制作したテレビアニメは、[[1996年]][[10月6日]]から[[1997年]][[3月30日]]まで放送された『[[わんころべえ]]』([[あべゆりこ]]作、[[講談社]][[なかよし]]連載漫画作品のアニメ版)。日曜日10:30~10:45の15分番組で、2クール26話が放送された。同作はその後[[中部日本放送]]やチバテレビ、[[NHK衛星第2テレビジョン|NHK BS2]]などでも放映された。<br />
<br />
いわゆる[[UHFアニメ]]に分類される、新作アニメ番組の放送数は他の独立UHF局よりも少なめだったが、近年は新たな視聴者層開拓のため増加傾向にあり、MXテレビが[[幹事局]]をつとめる番組も増えてきている。<ref>2006年程までは、犬猿の仲のtvkが幹事局を務める作品は殆どネットされていなかったが、現在ではtvk幹事のものでもネットされ始めている。</ref><br />
<br />
*この流れを受け、2006年12月に公開された劇場用アニメ作品『[[鉄コン筋クリート]]』では製作に参加、クレジットにも“TOKYO MX”の銘が記された。<br />
<br />
2007年1月より、'''全てのアニメ番組の開始直前に[[わかさ生活]]のキャラクターが視聴上の注意を促すCMが流れている'''。一部の作品については、警告表示が作品についている場合があるが、この場合でも放送されるため、二重に表示されることになる。<ref>2007年3月より[[テレビ大阪]]、同年4月より[[京都放送|KBS京都]]の深夜を除く一部アニメ番組の本編前でも流れている。また[[朝日放送]]他で放送されている[[全国高校野球選手権大会中継|夏の高校野球中継]]番組内で流れているわかさ生活のCMでも、2005年頃より<!--2004年?-->視聴上の注意を促すものが放送されている。</ref><br />
<br />
なお、後述するようにスポットCM枠が売れていない関係で、アニメ番組内のスポットCMは本局で放送されるアニメ番組の番宣CMで埋まってしまうことがほとんどとなっている。<br />
<br />
==== 編成の特異点 ====<br />
地上アナログ停波後時代をにらみ、東京都内での準キー局足る事(あるいはキー局への対抗)を志向していると言われる局全体の傾向により、下記に列挙する様な独自の編成方針が目立つ。<br />
*『[[地獄少女]]』、『[[妖怪人間ベム]]』(2006年版)<ref>『ベム』は1クール・13話を放送後、諸般の事情により2006年9月で全話放送する事無く放送が打ち切られた。</ref>、2007年4月から開始の『[[アニフリ]]』枠作品など、他の関東地上波局では放送されていない番組を放送。<br />
*『地獄少女』<ref>第1期(2005年10月~2006年3月)は本放送で、第2期『二籠』(2006年10月〜2007年4月)はリピート放送で、ともに土曜17時に放送。</ref>や2006年7月から開始した作品<ref>『[[僕等がいた]]』『[[うたわれるもの]]』など。</ref>など、他局では深夜枠で放送しているUHFアニメ作品数作を、表現上問題ないと判断してか夕方枠で放送。<ref>制作側も夕方枠で放送することを想定していた模様である。また夕方枠の拡充については[[テレビ東京]]が平日夕方のアニメ枠を30分繰り上げた(現「[[アニメ530]]」枠)ことも影響していると言われている。</ref><br />
*『[[アニメ魂]]』枠作品群を[[2003年]]の枠開始時から放送<ref>2007年4月開始の『[[風の聖痕|風のスティグマ]]』からは[[とちぎテレビ]]を除く関東の独立U局5局で放送されているが、開始当初は関東ではMXテレビとtvkの2局だけだった(2004年10月から[[群馬テレビ]]でも放送開始)。また2006年10月〜12月に放送された『[[Gift (ゲーム)|Gift ~eternal rainbow~]]』から、この枠の幹事局をMXテレビがつとめている。なお、2006年7月~9月は他のネット局では『[[激闘!アイドル予備校]]』というドラマが放送されていたが、MXテレビでは同枠を休止し、このドラマは未放送となった。</ref>。<br />
<br />
近年は旧作アニメの放送にも力を入れており、2006年10月からは月~土のゴールデンタイムにアニメ放送枠を設け、異例とも言える放送体制を敷いた。さらに2007年1月からはキー局や[[WOWOW]]で放送後1年満たない番組を再放送するという、極めて異例の編成を行っている。<ref>『[[貧乏姉妹物語]]』『[[半分の月がのぼる空]]』『[[しにがみのバラッド。]]』など。さらに2007年4月からは『[[天保異聞 妖奇士]]』という同年3月に終了したばかりの番組を放送するまでに至る。また[[テレビ東京]]からも『[[ふしぎ遊戯]]』や『[[スパイラル ~推理の絆~]]』を購入している。</ref><br />
<br />
2007年[[7月25日]]で放送終了した『[[うる星やつら]]』(第52話分まで放送)と同年[[7月20日]]まで放送された『[[めぞん一刻]]』(第39話まで放送)の、[[小学館]]がスポンサーとなっていた[[高橋留美子]]作品の再放送番組が相次いで途中放送終了という珍しいケースがあり、TOKYO MXとしてはアニメ番組として長期アニメ番組の2度目の打ち切りを行った(小学館作品は初)。<ref>なお、初の打ち切りはTOKYO MXでの再放送当時木曜6時30分に放送していた[[読売テレビ放送|ytv]]製作の『[[金田一少年の事件簿 (アニメ)|金田一少年の事件簿]]』である。ちなみにチバテレビも同時期にタイムボカンの後番組として土曜に放送していたが、途中打ち切りを行い[[saku saku]]木曜版の放送に変更した。</ref><br />
<br />
また、同じく小学館がスポンサーとなっていた『[[美鳥の日々]]』の後番組として、同年8月13日からは同じ高橋留美子作品で[[読売テレビ放送|ytv]]製作の『[[犬夜叉]]』が放送されるが、この作品も本放送時にストーリー途中で放送終了した為、日本テレビ系列での『[[結界師 (アニメ)|結界師]]』の後番組として『犬夜叉』の第2期の放送が決定した{{要出典}}際は同じく途中打ち切りの対象となっている。<br />
<br />
=== その他 ===<br />
開局当初は東京都域テレビ局としてのカラーを出すために、他の在京キー局に見られる特定新聞社の影響力を抑えていた。この関係で、現在でも他の在京キー局ほどには新聞社と親密な関係に無いが、[[スポットCM]]枠があまり売れていないためか、結果として主要株主である中日新聞社([[東京新聞]])のCMが多く流れている<ref>他に関しても、[[DHC]]や[[ビックカメラ]]のCMが多く流れている程度。</ref>。また、現在の東京都知事である[[石原慎太郎]]が[[産経新聞]]の論客として名を連ねていることから、報道の論調における「ねじれ現象」が生じている面がある。<br />
*余談だがフジテレビ系列局にも中日新聞が主要株主の局がいくつかあり、例を挙げると「協力 産経」の『[[FNNニュース]]』を[[東海テレビ放送|東海テレビ]]がローカルで「[[FNN東海テレニュース|協力:中日新聞]]」と差し替え表示していたりしている。<br />
<br />
元々報道を重視した放送体制を採っていたためか、時には既存の報道組織に束縛されにくい身軽な立場を生かした報道体制を取ることがある。特に[[2004年]][[9月9日]]の[[衆議院]][[総務委員会]]において、当時発生していた一連の[[NHKの不祥事]]問題に関して、[[海老沢勝二]][[日本放送協会|NHK]]会長(当時)の参考人招致が行われた際、NHKが生放送を行わなかったため、急遽MXテレビが通常の編成を取り止め、異例ともいえる同委員会の生中継を実施したことが注目を浴びた。地上波で中継を実施したのはMXテレビと、MXテレビ編成変更決定直後、この内容をネットすることを決定したtvkだけだったため、反響も大きかった。<br />
<br />
また過去には一度、自社製作の「3大テノールinDOME」が全国完全ネット(但しテープネット)で放送されたことがある。<br />
<br />
[[放送と通信の融合]]の試みとして、[[2006年]]8月から『[[Blog TV]]』の本編を[[YouTube]]や[[Google|Google Video]]などの動画共有サイトで配信している。このような形で日本の放送局が動画共有サイトを活用して自局の放送コンテンツをほぼリアルタイムに無料配信する試みは初めてである。さらに2007年7月には日本国内の地上波放送局として初めて、全放送局では[[SkyPerfecTV!]]に続く2社目としてGoogle及びYouTubeと提携、YouTube内にブランドチャンネルを開設し、『TOKYO MX NEWS』『石原都知事会見』『談志・陳平の言いたい放だい』などの番組をCMをカットした形で配信を開始した。<br />
2015年7月から戦えゲームボーイも配信されている、公式サイトから過去の映像見る事出来る<br />
<br />
==都外ケーブルテレビ局での[[区域外再送信|再配信]]実施局==<br />
;[[茨城県]]<br />
*[[土浦ケーブルテレビ]](J:COM茨城)<br />
;[[栃木県]]<br />
*[[足利ケーブルテレビ]]<br />
*[[宇都宮ケーブルテレビ]]<br />
*[[佐野ケーブルテレビ]]<br />
;[[埼玉県]]<br />
*[[入間ケーブルテレビ]]<br />
*[[川越ケーブルビジョン]]<br />
*[[行田ケーブルテレビ]]<br />
*[[熊谷ケーブルテレビ]]<br />
*[[ケーブルネット埼玉]]<br />
*[[狭山ケーブルテレビ]]<br />
*[[ジェイコムさいたま]](南センター=旧浦和ケーブルテレビネットワーク相当の地域のみ)<br />
*[[ジェイコム東京]]<br />
*[[シティケーブルネット]]<br />
*[[スカパー!光]]<br />
*[[テプコケーブルテレビ]]<br />
*[[東松山ケーブルテレビ]]<br />
*[[メディアッティ東上]]<br />
*[[蕨ケーブルビジョン]]<br />
;[[千葉県]]<br />
*[[JCNコアラ葛飾]]<br />
*[[イースト・コミュニケーションズ]]<br />
*[[いちかわケーブルネットワーク]]<br />
*[[いちはらコミュニティー・ネットワーク・テレビ]]<br />
*[[ケーブルネットワーク千葉]]<br />
*[[広域高速ネット二九六]]<br />
*[[ジェイコム千葉]]<br />
*[[JCN船橋習志野]]<br />
*[[スカパー!光]]<br />
*[[千葉ニュータウンセンター]]<br />
;[[神奈川県]]<br />
*[[厚木伊勢原ケーブルネットワーク]]<br />
*[[イッツ・コミュニケーションズ]]<br />
*[[鎌倉ケーブルコミュニケーションズ]]<br />
*[[ジェイコム関東]](相模原・大和)<br />
*[[ジェイコム湘南]]<br />
*[[ジェイコムせたまち]]<br />
*[[JCN横浜]]<br />
*[[シティテレコムかながわ]]<br />
*[[湘南ケーブルネットワーク]]<br />
*[[スカイパーフェクTV!光]]<br />
*[[YOUテレビ]]<br />
*[[横浜ケーブルビジョン]]<br />
*[[横浜テレビ局]]([[ケーブルシティ横浜]]含む)<br />
*[[横浜都市みらい]]<br />
*[[若葉台CATV]]<br />
;[[山梨県]]<br />
*[[上野原ブロードバンドコミュニケーションズ]](2007年デジタルのみで再配信開始予定<br />
*[[峡東ケーブルネット]]<br />
*[[山梨CATV]]<br />
<br />
== 会社概要 ==<br />
{{基礎情報 会社|<br />
社名 = 東京メトロポリタンテレビジョン株式会社|<br />
英文社名 = Tokyo Metropolitan Television Broadcasting Corp. |<br />
ロゴ = |<br />
種類 = [[株式会社]]|<br />
市場情報 = |<br />
略称 = TOKYO MX|<br />
国籍 = |<br />
郵便番号 = 102-8002|<br />
本社所在地 = [[東京都]][[千代田区]][[麹町]]1-12|<br />
電話番号 = 03-3432-1212|<br />
設立 = [[1993年]][[4月30日]]|<br />
業種 = 情報・通信業|<br />
統一金融機関コード = |<br />
SWIFTコード = |<br />
事業内容 = 放送法に基づくテレビジョン放送|<br />
代表者 = [[大木充]](代表取締役社長)|<br />
資本金 = |<br />
売上高 = |<br />
従業員数 = |<br />
決算期 = |<br />
主要株主 = [[エフエム東京]]、[[中日新聞社]]、[[東京都]]など|<br />
主要子会社 = |<br />
外部リンク = [http://www.mxtv.co.jp/ www.mxtv.co.jp/]|<br />
特記事項 = |<br />
}}<br />
*本社(登記上の本店)・演奏所: [[東京都]][[千代田区]]麹町1丁目12番地 ([[半蔵門]]メディアセンター)<br />
*支局<br />
**多摩ニュースセンター:[[東京都]][[立川市]]錦町1丁目10-25 Y.S錦町ビル7F<br />
*サテライトスタジオ<br />
**メディアギャラリーXEBEC(廃止)<ref>TOKYO FMとの共同運営。現在は廃止され、ビックカメラ有楽町店の売り場の一部となっている。</ref>:[[東京都]][[千代田区]][[有楽町]]1-11-1 読売会館1F [[ビックカメラ]]有楽町店内<br />
<br />
== 沿革 ==<br />
*[[1993年]]([[平成]]5年)[[2月1日]] - 標準テレビジョン放送の予備免許を受ける。<br />
*1993年(平成5年)[[4月30日]] - '''東京メトロポリタンテレビジョン株式会社'''設立。当時の通称は'''MXテレビ'''。開局から現社屋に移転するまで、本社は東京都[[江東区]]青海の[[テレコムセンター]]にあった。<br />
*1995年(平成7年)[[10月13日]] - 標準テレビジョン放送の本免許を受ける。<br />
*1995年(平成7年)[[11月1日]] - 標準テレビジョン放送の本放送を開始【JOMX-TV】。<br />
*[[1996年]](平成8年)[[11月29日]] - 標準テレビジョン[[文字多重放送]]の免許を受ける。<br />
*1996年(平成8年)[[12月8日]] - 標準テレビジョン文字多重放送を開始【JOMX-TCM】。<br />
*1998年(平成10年) - CS放送「[[ディレクTV]]」にて『'''東京情報チャンネル'''』として全国放送を開始(2000年9月、ディレクTVのサービス終了に伴い放送終了)。<br />
*2001年(平成13年)[[12月1日]] - 通称をMXテレビから'''東京MXテレビ'''に変更。<br />
*2003年(平成15年)[[3月31日]] - 標準テレビジョン文字多重放送の免許を取り下げ【JOMX-TCM】。<br />
*2003年(平成15年)[[4月18日]] - 地上デジタルテレビジョン放送の予備免許を受ける。<br />
*2003年(平成15年)[[11月25日]] - 地上デジタルテレビジョン放送の本免許を受ける。<br />
*2003年(平成15年)[[12月1日]] - 地上デジタルテレビジョン放送を開始【JOMX-DTV】。<br />
*2006年(平成18年)[[7月1日]] - 本社を東京都千代田区麹町の半蔵門メディアセンターに移転。アナログ・デジタル統合マスター運用開始(NEC製)。同時に地上デジタルテレビジョン放送でのハイビジョン放送・ワンセグ放送を開始。<br />
*2006年(平成18年)[[7月27日]] - 局呼称を東京MXテレビから'''TOKYO MX'''に変更。同時にロゴキャラクターとして[[村上隆]]デザインの'''ゆめらいおん'''を導入。<br />
<br />
=== 主な株主 ===<br />
パーセンテージは、[[有価証券報告書]]による[[2006年]][[9月30日]]現在の大株主と、その所有割合。<br />
:{|<br />
|-<br />
|株式会社[[エフエム東京]]||style="text-align:right;"|10.00%<br />
|-<br />
|株式会社[[中日新聞社]]||style="text-align:right;"|7.32%<br />
|-<br />
|[[東京都]]||style="text-align:right;"|4.10%<br />
|-<br />
|[[鹿島建設]]株式会社||style="text-align:right;"|4.10%<br />
|-<br />
|[[東京急行電鉄]]株式会社||style="text-align:right;"|3.40%<br />
|-<br />
|株式会社[[ソニー・放送メディア]]||style="text-align:right;"|2.40%<br />
|-<br />
|財団法人[[特別区]]協議会||style="text-align:right;"|2.40%<br />
|-<br />
|[[イオン (企業)|イオン]]株式会社||style="text-align:right;"|2.40%<br />
|-<br />
|株式会社[[東京ドーム]]||style="text-align:right;"|2.40%<br />
|-<br />
|[[三井住友海上火災保険]]株式会社||style="text-align:right;"|2.40%<br />
|-<br />
|株式会社[[三越]]||style="text-align:right;"|2.40%<br />
|-<br />
|[[三菱商事]]株式会社||style="text-align:right;"|2.40%<br />
|-<br />
|他個人1名||style="text-align:right;"|2.40%<br />
|}<br />
東京都と特別区の出資比率が一定程度あることにより、MXテレビは[[第三セクター]]に属するといえる<br />
<br />
== 放送されている番組 ==<br />
[[/MXテレビの番組一覧]]を参照。<br />
<br />
== 参照 ==<br />
<references /><br />
<br />
== 外部リンク ==<br />
* [http://www.mxtv.co.jp/ TOKYO MX *オンライン]<br />
<br />
{{Wikipedia/Ja}}<br />
<br />
[[Category:東京メトロポリタンテレビジョン|*]]<br />
[[Category:東京都のマスメディア|と]]<br />
[[Category:関東地方の放送|と]]<br />
<br />
[[en:Tokyo Metropolitan Television]]</div>
防人
http://ja.yourpedia.org/mediawiki/index.php?title=%E6%97%A5%E6%9C%AC%E3%81%AB%E3%81%8A%E3%81%91%E3%82%8B%E6%AD%BB%E5%88%91%E5%9B%9A%E3%81%AE%E4%B8%80%E8%A6%A7&diff=382297
日本における死刑囚の一覧
2020-01-17T13:23:09Z
<p>防人: SEOに熱心なMuttley (トーク) による編集を Fromm による直前の版へ差し戻しました</p>
<hr />
<div>'''日本における死刑囚の一覧'''(にほんにおけるしけいしゅうのいちらん)では、[[日本]]の[[刑事裁判]]で[[死刑]][[判決]]が言い渡された主な[[死刑囚]]の確定順による一覧である。<br />
<br />
== 概要 ==<br />
死刑囚の項目では、未執行死刑囚と執行済死刑囚の一覧があるが、この項目は[[明治維新]]後[[1870年]]以降に死刑判決が言い渡された死刑囚の確定順の一覧である。そのため、[[恩赦]]で[[無期懲役]]に減刑されたものや、冤罪が指摘されている死刑囚、[[再審]]で[[無罪]]が確定し[[冤罪]]であったとされる元死刑囚も含まれる。<br />
<br />
なお「判決確定日」であるが、特記事項がない場合、最高裁ないし下級審の場合には死刑判決が言い渡された判決公判が開かれた年月日が記入されている。地方裁判所の判決を不服として控訴する場合、判決公判から14日とされている([[刑事訴訟法]]第373条)。そのため一審の死刑判決が控訴せずに実際に確定するのは2週間後である。また控訴取下げの場合は、取り下げにより原判決が確定した日である。ただし最高裁判決を「誤りがある」として10日以内に被告人などの当事者が発見した時には、申し出で訂正することができる(刑事訴訟法415条)とあるため、実際に最高裁判決が実際に確定するのは10日後である(刑事訴訟法418条)。ただし現実に最高裁判決が誤りがあるとして死刑判決が訂正されたことはない。<br />
<br />
== 一覧 ==<br />
===1870年代===<br />
{| class=wikitable<br />
|-<br />
!width="38%"|事件名(死刑囚名)<br />
!width="8%"|事件発生日<br />
!width="10%"|判決確定日<br />
!width="44%"|備考(執行日など)<br />
|-<br />
|align=left|[[石鐵県死刑囚蘇生事件]](田中藤作)||1871/8/15|||1872/11||放火犯。死刑執行も、不備により蘇生。再度の死刑執行はされず。<br />
|-<br />
|align=left|[[紀尾井坂の変]]([[島田一郎]])||1878/5/14|||1878/7/27||[[大久保利通]]殺害犯、同志5人とともに判決確定1時間後に斬首刑に処せられた。30歳。<br />
|-<br />
|align=left|紀尾井坂の変([[長連豪]])||1878/5/14|||1878/7/27||上記共犯で斬首。23歳。<br />
|-<br />
|align=left|紀尾井坂の変([[杉本乙菊]])||1878/5/14|||1878/7/27||上記共犯で斬首、30歳。1890年に[[大赦]]される。<br />
|-<br />
|align=left|紀尾井坂の変([[脇田巧一]])||1878/5/14|||1878/7/27||上記共犯で斬首。29歳。<br />
|-<br />
|align=left|紀尾井坂の変([[浅井寿篤]])||1878/5/14|||1878/7/27||上記共犯で斬首。25歳。1889年に大赦。<br />
|-<br />
|align=left|紀尾井坂の変([[杉村文一]])||1878/5/14|||1878/7/27||上記共犯で斬首。18歳。1889年に大赦。<br />
|-<br />
|align=left|東京・浅草蔵前古物商強盗殺人事件([[高橋お伝]])||1876/8/23|||1879/1/31||日本で斬首刑に処せられた最後の女性。<br />
|-<br />
|}<br />
<br />
===1890年代===<br />
{| class=wikitable<br />
|-<br />
!width="38%"|事件名(死刑囚名)<br />
!width="8%"|事件発生日<br />
!width="10%"|判決確定日<br />
!width="44%"|備考(執行日など)<br />
|-<br />
|align=left|[[広島護送死刑囚脱獄事件|連続針金強盗殺人事件]](貝原喜勢冶)||1894-1897|||1897/3||連続強盗殺人犯、処刑場に護送中に脱獄し警察官と格闘した際の傷で1897年12月死亡<br />
|-<br />
|align=left|連続針金強盗殺人事件(福永友三郎)||1894-1897|||1897/3||上記共犯、護送中に一緒に脱獄し警察官と格闘し首を切り落とされ1897年6月死亡<br />
|-<br />
|align=left|連続針金強盗殺人事件(湊蔵蔵)||1894-1897|||1897/3||上記共犯、護送中に一緒に脱獄したが、再逮捕され広島監獄に収監。<br />
|-<br />
|align=left|連続針金強盗殺人事件(明石章吉)||1894-1897|||1897/3||上記共犯、護送中に一緒に脱獄し、以後消息不明。<br />
|-<br />
|align=left|[[山陽鉄道列車強盗殺人事件]](岩永元吉)||2/27|||1898/12/2||走行中の夜行列車で陸軍大尉を殺害、列車内の殺人は日本国内では最初。1899年10月30日執行。 <br />
|-<br />
|align=left|山陽鉄道列車強盗殺人事件(中島多次郎)||1899/5/3|||1898/12/2||上記共犯者、一審は無期だったが、検察が控訴し逆転死刑判決。1899年10月30日執行。 <br />
|-<br />
|}<br />
<br />
===1900年代===<br />
<br />
===1910年代===<br />
====1911年====<br />
{| class=wikitable<br />
|-<br />
!width="28%"|事件名(死刑囚名)<br />
!width="8%"|判決確定日<br />
!width="10%"|事件発生日<br />
!width="54%"|備考(執行日など)<br />
|-<br />
|align=left|[[幸徳事件]]([[幸徳秋水]])||1|||1910/6||天皇の暗殺を計画した[[大逆罪]]の首謀者として死刑、判決6日後の1月24日に執行、39歳。ただし実際には死刑判決を受けた24人(12人は恩赦減刑)のうち、[[陰謀]]に加担していたのは5人のみであり、幸徳秋水も含む19人は冤罪だったと言われている。政府による[[社会主義]]者弾圧事件であったとされている。<br />
|-<br />
|align=left|[[幸徳事件]]([[管野スガ]])||1/18|||1910/6||女性の社会運動家、ひとりのみ1月25日に執行、29歳。実際に陰謀に加担していた。<br />
|-<br />
|align=left|幸徳事件([[森近運平]])||1/18|||1910/6||1月24日に執行、30歳。実際は陰謀に加担していたと言われている<br />
|-<br />
|align=left|幸徳事件([[宮下太吉]])||1/18|||1910/6||1月24日に執行、25歳。実際は陰謀に加担していたと言われている<br />
|-<br />
|align=left|幸徳事件([[新村忠雄]])||1/18|||1910/6||1月24日に執行、23歳。実際は陰謀に加担していたと言われている<br />
|-<br />
|align=left|幸徳事件([[古河力作]])||1/18|||1910/6||1月24日に執行、26歳。実際は陰謀に加担していたと言われている<br />
|-<br />
|align=left|幸徳事件([[奥宮健之]])||1/18|||1910/6||1月24日に執行、44歳。<br />
|-<br />
|align=left|幸徳事件([[内山愚童]])||1/18|||1910/6||僧侶の社会主義者。1月24日に執行、36歳。<br />
|-<br />
|align=left|幸徳事件([[大石誠之助]])||1/18|||1910/6||1月24日に執行、43歳。<br />
|-<br />
|align=left|幸徳事件([[松尾卯一太]])||1/18|||1910/6||1月24日に執行、31歳。<br />
|-<br />
|align=left|幸徳事件([[新美卯一郎]])||1/18|||1910/6||1月24日に執行、32歳。<br />
|-<br />
|align=left|幸徳事件([[成石平四郎]])||1/18|||1910/6||1月24日に執行、29歳。兄も同罪として死刑判決を受けたが恩赦減刑<br />
|-<br />
|align=left|幸徳事件([[高木顕明]])||1/18|||1910/6||住職を務める和歌山県の浄泉寺で幸徳の談話会を寺で開催したことを咎められ死刑判決。後に恩赦減刑されたが1914年に自殺、50歳。判決前に僧籍剥奪処分を受けたが1996年に僧籍復帰の名誉回復が行われた。<br />
|-<br />
|align=left|幸徳事件(峯尾節堂)||1/18|||1910/6||死刑判決後、恩赦減刑されたが1919年に獄死。<br />
|-<br />
|align=left|幸徳事件(岡本一郎)||1/18|||1910/6||死刑判決後、恩赦減刑されたが1917年に獄死。<br />
|-<br />
|align=left|幸徳事件(三浦安太郎)||1/18|||1910/6||死刑判決後、恩赦減刑されたが1916年に自殺。<br />
|-<br />
|align=left|幸徳事件(佐々木道元)||1/18|||1910/6||死刑判決後、恩赦減刑されたが1916年に獄死。<br />
|-<br />
|align=left|幸徳事件(成石勘三郎)||1/18|||1910/6||弟平四郎とともに同罪として死刑判決を受けたが弟処刑後に恩赦減刑された。1929年仮出所、1931年死去。<br />
|-<br />
|align=left|幸徳事件(坂本清馬)||1/18|||1910/6||死刑判決後、無期懲役に恩赦減刑。1934年仮出所、1947年特赦。1961年に再審請求したが1967年に最高裁で棄却。1975年死去。<br />
|-<br />
|align=left|幸徳事件(崎久保誓一)||1/18|||1910/6||死刑判決後、無期懲役に恩赦減刑され、1929年に仮出所、1955年死去。<br />
|-<br />
|align=left|幸徳事件(武田九平)||1/18|||1910/6||死刑判決後、無期懲役に恩赦減刑され、1929年に仮出所、1932年に事故死。<br />
|-<br />
|align=left|幸徳事件(飛松与次郎)||1/18|||1910/6||死刑判決後、無期懲役に恩赦減刑され、1925年に仮出所、1953年死去。<br />
|-<br />
|align=left|幸徳事件(小松丑治)||1/18|||1910/6||死刑判決後、無期懲役に恩赦減刑され、1931年に仮出所、1945年死去。<br />
|-<br />
|align=left|幸徳事件(岡林寅松)||1/18|||1910/6||死刑判決後、無期懲役に恩赦減刑され、1931年に仮出所、1948年死去。<br />
|-<br />
|}<br />
<br />
====1914年死刑確定囚====<br />
{| class=wikitable<br />
|-<br />
!width="30%"|事件名(死刑囚名)<br />
!width="10%"|判決確定日<br />
!width="10%"|事件発生日<br />
!width="50%"|備考(執行日など)<br />
|-<br />
|align=left|[[愛知貰い子殺人事件]](坂倉しげ)||1914/10/21|||1898-1913||養育できない[[私生児]]を金銭とともに引き取りながら殺害する[[貰い子殺人]]常習犯。犠牲者は200人以上とされる。共犯2人とともに1915年9月9日死刑執行<br />
|-<br />
|align=left|愛知貰い子殺人事件(達沖つた)||1914/10/21|||1898-1913||上記共犯者<br />
|-<br />
|align=left|愛知貰い子殺人事件(猪飼なか)||1914/10/21|||1898-1913||上記共犯者<br />
|-<br />
|}<br />
<br />
====1916年死刑確定囚====<br />
{| class=wikitable<br />
|-<br />
!width="30%"|事件名(死刑囚名)<br />
!width="10%"|判決確定日<br />
!width="10%"|事件発生日<br />
!width="50%"|備考(執行日など)<br />
|-<br />
|align=left|[[大米龍雲連続殺人事件]](大米龍雲)||1916/5/22|||1905-1915||僧侶による連続強姦強盗殺人事件。被害者の多くが尼僧であったことから「殺尼魔」と報道された。6月26日死刑執行。<br />
|-<br />
|}<br />
====1917年死刑確定囚====<br />
{| class=wikitable<br />
|-<br />
!width="30%"|事件名(死刑囚名)<br />
!width="10%"|判決確定日<br />
!width="10%"|事件発生日<br />
!width="50%"|備考(執行日など)<br />
|-<br />
|align=left|[[ドイツ海軍大尉婦人殺人事件]](A)||1917/10/26|||1917/2/25||日本軍捕虜となった夫の世話をする為来日していた女性殺害事件。夫は妻の後を追って自殺。犯人は1918年3月11日執行。<br />
|-<br />
|}<br />
====1918年死刑確定囚====<br />
{| class=wikitable<br />
|-<br />
!width="30%"|事件名(死刑囚名)<br />
!width="10%"|判決確定日<br />
!width="10%"|事件発生日<br />
!width="50%"|備考(執行日など)<br />
|-<br />
|align=left|[[鈴ヶ森おはる殺し事件]](I)||1918/3/31|||1915/4/30||同時期に検察は同じ事件で「単独犯」として2人の裁判を進め、一人は無罪になった。真犯人とされたIは1918年8月17日執行。<br />
|-<br />
|}<br />
<br />
===1920年代===<br />
====1924年====<br />
{| class=wikitable<br />
|-<br />
!width="30%"|事件名(死刑囚名)<br />
!width="10%"|判決確定日<br />
!width="10%"|事件発生日<br />
!width="50%"|備考(執行日など)<br />
|-<br />
|align=left|[[虎ノ門事件]]([[難波大助]])||1924/11/13|||1923/12/27||摂政宮(後の昭和天皇)暗殺未遂で大逆罪により有罪(法定刑は死刑のみ)確定2日後の11月15日死刑執行。<br />
|-<br />
|}<br />
====1926年====<br />
<br />
{| class=wikitable<br />
|-<br />
!width="30%"|事件名(死刑囚名)<br />
!width="10%"|判決確定日<br />
!width="10%"|事件発生日<br />
!width="50%"|備考(執行日など)<br />
|-<br />
|align=left|[[朴烈事件]]([[朴烈]])||1926/3/25|||1925||天皇暗殺を計画したとして無政府主義者の朝鮮人を有罪になるも4月5日に恩赦により減刑。1945年10月に釈放され[[大韓民国|韓国]]国務委員に就任したが[[朝鮮戦争]]の最中に[[朝鮮民主主義人民共和国|北朝鮮]]へ連行され、1974年死亡。<br />
|-<br />
|align=left|[[朴烈事件]]([[金子文子]])||1926/3/25|||1925||女性無政府主義者で朴烈の愛人。共犯として死刑宣告も4月5日に恩赦で減刑。7月23日に獄死(当局発表は縊死)した。<br />
|-<br />
|align=left|[[関東連続少女殺人事件]]([[吹上佐太郎]])||1926/7/2|||1922-1924||27人を強姦し、うち6人を殺害。1926年9月28日死刑執行。<br />
|-<br />
|}<br />
<br />
===1930年代===<br />
{| class=wikitable<br />
|-<br />
!width="30%"|事件名(死刑囚名)<br />
!width="10%"|判決確定日<br />
!width="10%"|事件発生日<br />
!width="50%"|備考(執行日など)<br />
|-<br />
|align=left|[[桜田門事件]]([[李奉昌]])||1932/9/30|||1932/1/8||昭和天皇暗殺未遂犯。1932年10月10日死刑執行。<br />
|-<br />
|align=left|[[松山城放火事件|西日本13府県連続放火事件]](古川某)||1938|||1932-36||西日本各地で公共施設45箇所を放火。1939年9月15日死刑執行。<br />
|-<br />
|}<br />
<br />
===1940年代===<br />
====1945年死刑確定囚(9人?)====<br />
<br />
{| class=wikitable<br />
|-<br />
!width="30%"|事件名(死刑囚名)<br />
!width="10%"|判決確定日<br />
!width="10%"|事件発生日<br />
!width="50%"|備考(執行日など)<br />
|-<br />
|align=left|[[樺太・西柵丹強盗殺人事件]](A)||1945/7/7|||1944/10/22||樺太で発生した強盗殺人事件。死刑確定後、樺太が[[ソビエト連邦軍|ソ連軍]]に侵略され、公判記録が滅失し死刑執行手続きが不能になった特殊事情により恩赦が決定。<br />
|-<br />
|}<br />
<br />
====1948年死刑確定囚(33人)====<br />
{| class=wikitable<br />
|-<br />
!width="30%"|事件名(死刑囚名)<br />
!width="10%"|判決確定日<br />
!width="10%"|事件発生日<br />
!width="50%"|備考(執行日など)<br />
|-<br />
<br />
|align=left|強盗殺人事件(A)||1|||?||友人を鉄棒で撲殺<br />
|-<br />
|align=left|強盗殺人事件(A)||2|||?||雇い主を斧で殺害<br />
|-<br />
|align=left|[[名古屋愚連隊殺人事件]](A)||3/11|||1947/6/21||強盗に入った家人2人を布団で縛りつけ窒息死させた。主犯Aが死刑(控訴取下げで確定)であったが犯行時17歳であったため、少年法改正により1949年3月23日に無期懲役に減刑。<br />
|-<br />
|align=left|強盗殺人事件(A)||1|||?||強盗に入った家で夫婦を射殺。<br />
|-<br />
|align=left|[[死刑制度合憲判決事件]](A)||3/12|||1946/9/16||犯行時19歳。母妹を殺害。一審は無期懲役だった。最高裁が死刑制度は[[日本国憲法]]に反せず合憲とした[[判例]]<br />
|-<br />
|}<br />
====1949年死刑確定囚(33人)====<br />
<br />
{| class=wikitable<br />
|-<br />
!width="30%"|事件名(死刑囚名)<br />
!width="10%"|判決確定日<br />
!width="10%"|事件発生日<br />
!width="50%"|備考(執行日など)<br />
|-<br />
|align=left|奈良・手拭村強盗殺人事件(D)||1949/5/28|||1946/12/11||強盗団4人組による犯行。Dを主犯として死刑が確定し、後に執行されたが、1958年に出所した「従犯」が本当の主犯を恐喝して逮捕されDは濡れ衣であったという真相が発覚。<br />
|-<br />
|align=left|[[大津野村強盗殺人事件]](A)||1949/7/31|||1945/12/18||架空の商談話でおびき出した2人を殺害。共犯5人のうち2人が死刑に。<br />
|-<br />
|align=left|大津野村強盗殺人事件(C)||1949/7/31|||1945/12/18||上記共犯。<br />
|-<br />
|align=left|[[和歌山一家8人殺害事件]](A)||1949/8/18|||1946/1/29||母親を虐待した兄嫁を恨み、兄一家8人を虐殺。死刑確定後1952年に恩赦により無期減刑、1968年に仮出獄。<br />
|}<br />
<br />
==1950年-1955年==<br />
====1950年死刑確定囚(25人)====<br />
{| class=wikitable<br />
|-<br />
!width="30%"|事件名(死刑囚名)<br />
!width="10%"|判決確定日<br />
!width="10%"|事件発生日<br />
!width="50%"|備考(執行日など)<br />
|-<br />
|align=left|強盗殺人事件(A)||1|||?||無関係の人物を絞殺。控訴取下げ。<br />
|-<br />
|align=left|強盗3人殺害事件(A)||2|||?||<br />
|-<br />
|align=left|強盗2人殺害事件(A)||2|||?||<br />
|-<br />
|align=left|志和堀村両親殺害事件(A)||2|||1948/6/12||犯行時19歳、上告を取り下げにより死刑が確定したが、1952年4月、サンフランシスコ講和条約恩赦で無期に減刑 <br />
|-<br />
|align=left|強盗2人殺害事件(A)||4|||?||<br />
|-<br />
|align=left|拳銃強盗殺害事件(A)||4|||?||控訴取下げ。<br />
|-<br />
|align=left|愛人殺害事件(A)||5|||?||控訴取下げ。<br />
|-<br />
|align=left|子供2人撲殺強盗事件(A)||5|||?||<br />
|-<br />
|align=left|子供2人撲殺強盗事件(B)||5|||?||上記の共犯者<br />
|-<br />
|align=left|知人絞殺強盗事件(A)||5|||?||<br />
|-<br />
|align=left|強盗事件(A)||5|||?||<br />
|-<br />
|align=left|強盗2人殺害事件(A)||5|||?||<br />
|-<br />
|align=left|警官ら2人射殺強盗事件(A)||6|||?||<br />
|-<br />
|align=left|強盗2人殺害事件(A)||5|||?||<br />
|-<br />
|align=left|下宿人大家家族2人殺害事件(A)||7|||?||控訴取下げ。<br />
|-<br />
|align=left|知人夫婦強盗殺害事件(A)||7|||?||<br />
|-<br />
|align=left|警官射殺事件(A)||9|||?||<br />
|-<br />
|align=left|知人2人ハンマー撲殺強盗事件(A)||10|||?||<br />
|-<br />
|align=left|知人殺害事件(A)||10|||?||<br />
|-<br />
|align=left|雇用主殺害事件(A)||11|||?||控訴取下げ<br />
|-<br />
|align=left|強姦殺人事件(A)||11|||?||<br />
|-<br />
|align=left|知人親子3人殺害事件(A)||12|||?||最高裁が下級審の判決を破棄し死刑判決。<br />
|-<br />
|}<br />
<br />
====1951年死刑確定囚(32人)====<br />
{| class=wikitable<br />
|-<br />
!width="30%"|事件名(死刑囚名)<br />
!width="10%"|判決確定日<br />
!width="10%"|事件発生日<br />
!width="50%"|備考(執行日など)<br />
|-<br />
|align=left|[[菅野村強盗殺人・放火事件]](A)||1951/7/10|||1949/6/10||犠牲者1人。戦後初の女性死刑囚。結核と精神病を罹患し1969年恩赦減刑、1978年病死、63歳。<br />
|-<br />
|align=left|[[小田原一家5人殺害事件]](A)||1951/9/18||1949/9/14||大量殺人犯でありながら1952年恩赦減刑。1970年に仮出獄も、1984年に殺人未遂事件を起こし、懲役8年と仮出獄取消しで収監。2009年10月27日獄死。<br />
|-<br />
|align=left|強盗3人刺殺事件(A)||12|||?||<br />
|-<br />
|align=left|拳銃強盗事件(A)||12|||?||一審は無期懲役だった<br />
|-<br />
|align=left|強盗2人撲殺事件(A)||12|||?||友人を殺害。<br />
|-<br />
|align=left|強盗強姦殺人事件(A)||12|||?||一審は無期懲役。強姦したうえ絞殺。<br />
|-<br />
|align=left|[[免田事件]]([[免田栄]])||1951/12/25|||1948/12/28||[[1983年]]7月、再審で無罪確定。冤罪事件。<br />
|-<br />
|align=left|強盗殺人事件(A)||12|||?||知人を紐で絞殺。<br />
|-<br />
|align=left|強盗2人殺害事件(A)||12|||?||知人2人を木刀とマフラーで殺害<br />
|-<br />
|align=left|強盗2人殺害事件(B)||12|||?||上記事件の共犯<br />
|-<br />
|align=left|強盗殺害事件(A)||12|||?||知人を棒で殺害。一審は無期懲役だった。<br />
|-<br />
|align=left|強盗強姦致死事件(A)||12|||?||通行人ら2人を強姦し扼殺。犯行時少年だった。<br />
|-<br />
|}<br />
<br />
====1952年死刑確定囚(41人)====<br />
{| class=wikitable<br />
|-<br />
!width="30%"|事件名(死刑囚名)<br />
!width="10%"|判決確定日<br />
!width="10%"|事件発生日<br />
!width="50%"|備考(執行日など)<br />
|-<br />
|align=left|福岡連続強盗殺人事件(S)||4/21|||1951/05-06||事件当時19歳。裁判では自分は見張り役で主犯は逃亡していた古谷惣吉だと主張。Sの死刑施行後に古谷は逮捕され、懲役10年が確定。出所後に[[古谷惣吉連続殺人事件]]を起こす。<br />
|-<br />
|}<br />
====1953年死刑確定囚(25人)====<br />
====1954年死刑確定囚(21人)====<br />
<br />
==1955年-1959年==<br />
====1955年死刑確定囚(14人)====<br />
{| class=wikitable<br />
|-<br />
!width="30%"|事件名(死刑囚名)<br />
!width="10%"|判決確定日<br />
!width="10%"|事件発生日<br />
!width="50%"|備考(執行日など)<br />
|-<br />
|align=left|[[帝銀事件]]([[平沢貞通]])|||5/7||1948/1/26||1987年5月10日獄死、95歳<br />
|-<br />
|align=left|[[三鷹事件]](竹内景助)||6/22|||1949/7/15||電車顛覆致死等事件で6人死亡。ただし冤罪が指摘されている。1967年獄死、45歳<br />
|-<br />
|align=left|新宿家政婦殺害事件(A)||12/20|||1951/5/25||上告棄却、金銭の貸主宅に侵入し、同家の家政婦を殺害<br />
|-<br />
|align=left|福島警察官殺害事件(A)||12/26|||不明||上告棄却、一審は無期懲役。駐在所巡査を殺害<br />
|-<br />
|align=left|長野・松尾村強盗致死事件(A)||12/26|||不明||上告棄却、1人を刺殺<br />
|-<br />
|align=left|門司3人殺人事件(A)||12/26|||不明||上告棄却、幼児3人を惨殺<br />
|-<br />
|align=left|[[福岡・豊津村一家8人殺害事件]](A)||12/26|||1953||上告棄却、同居していた一家8人を惨殺<br />
|-<br />
|}<br />
<br />
====1956年死刑確定囚(14人)====<br />
{| class=wikitable<br />
|-<br />
!width="30%"|事件名(死刑囚名)<br />
!width="10%"|判決確定日<br />
!width="10%"|事件発生日<br />
!width="50%"|備考(執行日など)<br />
|-<br />
|align=left|[[福岡事件]](A)|||1956/4||1947/6/17||1975年6月17日執行、60歳<br />
|-<br />
|align=left|福岡事件(B)|||1956/4||1947/6/17||1975年6月17日恩赦により無期減刑。1989年仮出獄、2008年11月死去、91歳<br />
|-<br />
|}<br />
<br />
====1957年死刑確定囚(27人)====<br />
{| class=wikitable<br />
|-<br />
!width="25%"|事件名(死刑囚名)<br />
!width="10%"|判決確定日<br />
!width="10%"|事件発生日<br />
!width="55%"|備考(執行日など)<br />
|-<br />
|align=left|[[財田川事件]](Y)||1/22|||1950/2/28||[[高松地方検察庁]]で保存されていた捜査資料が破棄され死刑執行手続きが不可能になったうえに、[[古畑種基]]による証拠鑑定の杜撰さや被疑者に対する[[拷問]]といった問題点が明らかになった為、1984年3月12日に再審無罪となり放免された。<br />
|-<br />
|align=left|親族殺人事件(A)||2|||不明||鎌と棍棒で殺害し強奪。犠牲者1人、控訴棄却<br />
|-<br />
|align=left|強姦強盗殺人事件(A)||4|||不明||通行人1人を強姦の上刺殺。少年犯罪、一審は無期懲役。上告棄却<br />
|-<br />
|align=left|強姦強盗殺人事件(A)||4|||不明||通行人1人を強姦の上扼殺。上告棄却<br />
|-<br />
|align=left|我孫子女子中学生殺害事件(A)||4/26|||1955/9||通行人1人を扼殺。控訴取下げ。1959年11月11日執行 28歳<br />
|-<br />
|align=left|強盗殺人事件(A)||6|||不明||1人を縄で絞殺、控訴取下げ<br />
|-<br />
|align=left|強盗殺人事件(A)||6|||不明||知人1人を日本刀で惨殺<br />
|-<br />
|align=left|[[人違いバラバラ殺人事件]](F)||7/19|||1954/9/5||一審は無期懲役、控訴審最終尋問で証人を負傷させたことが問題に。1959年5月27日執行、40歳<br />
|-<br />
|align=left|[[藤本事件]](Y)||8/23|||1952/7/6||死刑囚が[[ハンセン病]]患者であったため、不正な捜査と裁判、もしくは冤罪であると当時から指摘されていたが、1962年9月14日執行、40歳。2005年になって「到底、憲法の要求を満たした裁判であったとはいえまい」と、国のハンセン病問題に関する検証会議がまとめた最終報告書のなかで事実上不正な裁判であったと指摘した。<br />
|-<br />
|align=left|北海道・千歳強盗殺人事件(A)||8/30|||1954/1/2||一審は無期懲役、侵入先で夫婦を惨殺し子供1人を負傷させる。犯行時18歳4か月で確定時も21歳であり、ともに戦後最年少記録だった。犯行年齢最年少は[[光市母子殺害事件]](判決確定2012/02/20)により18歳1か月に更新されている。<br />
|-<br />
|align=left|十二銭五厘強盗殺人事件(A)||9/3|||1955/12/9||手提金庫にあった硬貨を掴んだ際に83歳女性にみつかり「口封じ」のために殺害しボストンバッグを持って逃走。硬貨は法的には既に通用しない古銭だった。<br />
|-<br />
|align=left|[[梅田事件]](H)||11/14|||1950,51||Hは2件の強盗殺人の首謀者であるが、無関係の第三者を2人も巻き込み、そのうちUが無期懲役で服役し後に再審無罪になった冤罪事件でもある。[[青地晨]]の「魔の時間」によればHはUを巻き込むことで共犯を守ろうとした可能性を指摘している。1960年6月20日執行、37歳。<br />
|-<br />
|}<br />
<br />
====1958年死刑確定囚(21人)====<br />
====1959年死刑確定囚(12人)====<br />
<br />
{| class=wikitable<br />
|-<br />
!width="30%"|事件名(死刑囚名)<br />
!width="10%"|判決確定日<br />
!width="10%"|事件発生日<br />
!width="50%"|備考(執行日など)<br />
|-<br />
|align=left|強盗殺人事件(A)||2|||不明||一審確定、侵入先一家3人を惨殺<br />
|-<br />
|align=left|杉並重役婦人殺害事件(A)||4/16|||1957/4/24||一審は無期懲役で上告棄却、侵入先で1人を刺殺<br />
|-<br />
|align=left|銀座雑貨商殺害事件(A)||4/16|||1955/3/5||上告棄却、侵入先で1人を殺害<br />
|-<br />
|align=left|[[品川トランク詰殺人事件]](A)||9/18|||1956/6/30||共犯の女性は懲役15年<br />
|-<br />
|align=left|中野友人殺害事件(A)||9/18|||1956/12||上告棄却、ネクタイで友人を絞殺。共犯は有期の懲役刑<br />
|-<br />
|align=left|宇部市兄一家4人殺害事件(A)||9/18|||1957/3||上告棄却、同居していた兄嫁と子供3人を惨殺<br />
|-<br />
|align=left|北海道・羽幌強盗放火殺人事件(A)||12/4|||1956/4/4||上告棄却、金に困り侵入先一家3人を惨殺<br />
|-<br />
|align=left|横浜女性殺害事件(A)||12/15|||1954/7/4ほか||上告棄却。殺人2件のほか婦女暴行31件の余罪<br />
|}<br />
<br />
==1960年-1964年==<br />
====1960年死刑確定囚(33人)====<br />
{| class=wikitable<br />
|-<br />
!width="35%"|事件名(死刑囚名)<br />
!width="7%"|確定月日<br />
!width="8%"|事件発生日<br />
!width="50%"|備考(執行日など)<br />
|-<br />
|align=left|[[日光中宮祠事件]](A)||6/10|||1946/5/4||強盗放火殺人、犠牲者6人も警察は一家心中と処理し、1955年まで真相が判明せず。1974年6月6日執行。<br />
|-<br />
|align=left|日光中宮祠事件(B)||6/10|||1946/5/4||上記共犯。1974年6月6日執行。<br />
|-<br />
|align=left|京都・大映部長一家殺傷事件(K)||6|||不明||1962年執行。<br />
|-<br />
|align=left|宮城自動車販売店外交員殺人事件(A)||7/15|||1955/11/4||購入したオート三輪の支払いに困り、代金の取立てに来た販売店の外交員を殺害し、手形を奪い死体を近所のりんご畑に埋めた。<br />
|-<br />
|align=left|熊本質屋女性主人殺害事件(I)||8/4|||1958/10/30||1962年執行。<br />
|-<br />
|align=left|[[広島・八本松タクシー強盗殺人事件]](A)||8/4|||1957/1/29||銀行強盗に使おうとタクシー運転手を射殺しタクシーを強奪。また1961年4月に拘置所から脱獄し18時間後に拘束される事件も起こした。<br />
|-<br />
|align=left|[[松山事件]](斎藤幸夫)||11/1|||1955/10/18||強盗放火殺人事件であるが、再審で捜査当局によって証拠の捏造と自白の強要が証明され冤罪として無罪になったのは、1984年7月であった。<br />
|-<br />
|align=left|[[島田事件]](A)||12/5|||1954/3/10||女子児童誘拐殺人事件であるが、自白調書作成と証拠鑑定<ref>[[東京大学]]教授の[[古畑種基]]による被害者の殺害方法についての鑑定が、再審時の鑑定とまったく一致しないばかりか、目撃証言と元死刑囚の体格が一致していなかったことが判明。</ref>で問題が数多くあったことが再審で判明、1989年8月に無罪放免となった。[[静岡県警察]][[警部]]であった「拷問王」[[紅林麻雄]]による冤罪犠牲者<ref>拷問と虚偽の捏造した証拠によって自白調書を作成する捜査手法をとることで静岡県警で「捜査の神様」といわれた紅林の関わった冤罪事件は[[幸浦事件]]、[[二俣事件]]、[[小島事件]]など多数あるが、死刑判決が確定したのは島田事件が唯一だった。最高裁でも見向けなかったのは古畑の誤鑑定の評価ミスだった。もっとも現在では証拠能力を否定する刑事訴訟法の法理である違法収集証拠排除法則が確立しているため、真実の自白や証拠であったとしても証拠能力が否定され刑事裁判の維持が不可能になる。</ref>のひとりとされている。<br />
|-<br />
|align=left|[[熊本饅頭屋夫妻殺人事件]](M)||12/16|||1956/1/12||上告審で被告人側弁護人が「死刑が相当」と「求刑」したのが問題に。1962年12月21日執行、26歳。<br />
|-<br />
|}<br />
<br />
====1961年死刑確定囚(24人)====<br />
{| class=wikitable<br />
|-<br />
!width="35%"|事件名(死刑囚名)<br />
!width="7%"|確定月日<br />
!width="8%"|事件発生日<br />
!width="50%"|備考(執行日など)<br />
|-<br />
|align=left|和歌山愛人爆殺事件(H)||2|||不明||元愛人ら2人を[[ダイナマイト]]で殺害。裁判時62歳。執行日不明。<br />
|-<br />
|align=left|[[下関養父母殺害逃亡事件]](A)||3/30|||1955,56,57||養父母殺害後、身代わりにするため2人も殺害。1965年月日不明執行。<br />
|-<br />
|align=left|高岡質屋女性主人殺人事件(A)||6/6|||1960/3/14||質屋の女性主人を殺害し、現金23,000円と時計を強奪。<br />
|-<br />
|align=left|[[小松川事件]](A)||8/17|||1958/4.8||犯行時18歳、犠牲者は女性2人。1962年11月26日執行、22歳。<br />
|-<br />
|align=left|愛知農協宿直員殺人事件(A)||8/17|||1958/3||農協に押し入り宿直していた者を撲殺。一審は無期懲役。<br />
|-<br />
|}<br />
<br />
====1962年死刑確定囚(13人)====<br />
{| class=wikitable<br />
|-<br />
!width="35%"|事件名(死刑囚名)<br />
!width="7%"|確定月日<br />
!width="8%"|事件発生日<br />
!width="50%"|備考(執行日など)<br />
|-<br />
|align=left|横浜船長父子殺人放火事件(A)||1962/2/16||1959/2/8||<br />
|-<br />
|align=left|釧路ハイヤー運転手強盗殺人事件(A)||1962/2/20||1957/11/5||<br />
|-<br />
|align=left|岡山・児島幼姉妹わいせつ殺傷事件(A)||1962/3/1||1960/02/19||控訴せず確定<br />
|-<br />
|align=left|岐阜鉱山主殺人事件(A)||1962/04/06 ||1957/09/16||在日コリアンによる事件、1970年10月執行<br />
|-<br />
|align=left|佐世保雑貨商夫婦強盗殺人事件(A)||1962/05/08||1959/04/14||1970年9月19日執行<br />
|-<br />
|align=left|新潟県農家強盗殺人事件([[島秋人]])||1962/6/1|||1959/4/5||凶悪事件の累犯であったが、農家の妻を殺害。裁判中から死刑囚の感情を読んだ短歌を歌壇に数多く発表、島はその筆名である。1967年11月2日執行、33歳<br />
|-<br />
|align=left|長崎奈留島雑貨商殺人事件(A)||1962/5/29||1955/9/28||1974年1月24日獄死<br />
|-<br />
|align=left|山口同僚強盗殺人事件(A)||1962/06/29||1958/10/10|| <br />
|-<br />
|align=left|[[闇屋連続4人殺害事件]](I)||1962/7/17|||1946||生活に困窮した夫婦が闇屋を連続して殺害。事件発覚後逃亡し11年後に逮捕。一審は共に無期懲役だったが、犯行を持ちかけたのは妻であったにもかかわらず夫が逆転死刑。1967年11月16日執行、68歳<br />
|-<br />
|align=left|北海道・赤平母子殺人事件(A)||1962/10/18||1960/01/17||<br />
|-<br />
|align=left|広島・加計町強盗殺人事件(A)||1962/10/09||1957/07/12||被害者3人<br />
|-<br />
|align=left|広島・加計町強盗殺人事件(B)||1962/10/09||1957/07/12||上記共犯<br />
|-<br />
|align=left|静岡清水村老婆強盗殺人事件(B)||1962/12/11||1960/12/30||<br />
|-<br />
|}<br />
<br />
====1963年死刑確定囚(17人)====<br />
{| class=wikitable<br />
|-<br />
!width="35%"|事件名(死刑囚名)<br />
!width="7%"|確定月日<br />
!width="8%"|事件発生日<br />
!width="50%"|備考(執行日など)<br />
|-<br />
|align=left|箕面社長一家殺傷事件(A)||1962/12/14||1959/3/16||犠牲者1人<br />
|-<br />
|align=left|[[バー・メッカ殺人事件]]([[正田昭]])||1960|||1959/7/22||当時のマスコミはアプレゲール犯罪の典型として大きく報道した。共犯2人も有期の懲役刑、なお正田は獄中で小説家として名声を得ていた。1969年12月9日執行、40歳<br />
|-<br />
|align=left|西宮雇い主一家3人殺害事件(A)||1963/2/8||1958/8/7||犯行時19歳<br />
|-<br />
|align=left|葉山主婦強盗殺人事件(A)||1963/3/28||1959/4/21|| <br />
|-<br />
|align=left|北海道豊頃村一家4人殺害事件(X)||1963/4/12||1960/8/26||下記共犯Yも死刑<br />
|-<br />
|align=left|中野刑務所看守殺人事件(A)||1963/03/28 ||1961/1/21||共犯(無期)とともに脱獄時に看守を殺害、1967年執行 <br />
|-<br />
|align=left|[[女性連続毒殺魔事件]](A)||1963/3/28||1960/12||女性死刑囚。1970年9月19日執行。 <br />
|-<br />
|align=left|看護婦強盗殺人・共犯内妻刺殺事件(A)||1963/4/30||1960/10||控訴するも直後に取り下げ <br />
|-<br />
|align=left|北海道豊頃村一家4人殺害事件(Y)||1963/4/12||1960/8/26||上記X(死刑)の共犯<br />
|-<br />
|align=left|神戸重役夫人殺人事件(A)||1963/4/23||1958/12/08||<br />
|-<br />
|align=left|[[岩槻一家7人殺害事件]](A)||1963/4/30|||1958/7/27||家庭環境に疲れ果てた男が自宅を放火し一家全員を焼死させた。一審は無期懲役であったが控訴審で逆転死刑となり上告も棄却。執行日不明。<br />
|-<br />
|align=left|熊本警官毒殺・タクシー運転手射殺事件(A)||1963/5/10||1961/5/31||犯行時18歳、1969年10月18日執行<br />
|-<br />
|align=left|愛知一宮女性事務員殺人事件(A)||1963/5/14||1961/6/30||<br />
|-<br />
|align=left|上尾老夫婦殺人放火事件(A)||1963/6/27 ||1959/6/23|| <br />
|-<br />
|align=left|松島老堂守殺人事件(A)||1963/6/25||1961/4/15 ||<br />
|-<br />
|align=left|東伊豆ダイナマイト殺傷事件(A)||1963/9/5|||1960/10||盗みに入った家で顔を見られたため「口封じ」のためダイナマイトで一家5人を皆殺しにしようとし、主人を殺害。<br />
|-<br />
|align=left|福岡県立築上西高校警備員2人殺害事件(A)||1963/10/1||1960/1/19||共犯は無期、1967年10月21日執行<br />
|-<br />
|}<br />
<br />
====1964年死刑確定囚(9人)====<br />
{| class=wikitable<br />
|-<br />
!width="30%"|事件名(死刑囚名)<br />
!width="10%"|判決確定日<br />
!width="10%"|事件発生日<br />
!width="50%"|備考(執行日など)<br />
|-<br />
|align=left|目黒母子殺人事件(A)||1964/1|| 1963/1/17||控訴取下げ確定<br />
|-<br />
|align=left|南千住宿直員父子殺人事件(A)||1964/1/8||1960/5/14||<br />
|-<br />
|align=left|[[大阪・住吉実母殺人事件]](O)||1964/2/7|||1960/6/8||強盗殺人の従犯で懲役15年(7年で仮出所)の前科あり。1967年11月16日執行、42歳<br />
|-<br />
|align=left|大和タクシー運転手強盗殺人事件(A)||1964/2/18||1954/12/11||<br />
|-<br />
|align=left|一宮大叔母強盗殺人事件(A)||1964/4/2||1961/12/4||<br />
|-<br />
|align=left|伊那たばこ店老夫婦毒殺事件(A)||1964/7/14||1956/4/1||<br />
|-<br />
|align=left|新潟新聞販売店一家3人殺人事件(A)||1964/7/16|||1960/4/25||かつて勤めていた新潟市の読売新聞販売店に押し入り、店主と養母、女中の3人を殺害したが、たまたま通りかかった消防車のサイレンに驚き逃走。<br />
|-<br />
|align=left|新潟新聞販売店一家3人殺人事件(B)||1964/7/16|||1960/4/25||上記事件の共犯者。<br />
|-<br />
|align=left|愛媛城辺老夫婦強盗殺人事件(B)||1964/12/08||1960/06/13 ||<br />
|}<br />
<br />
==1965年-1969年==<br />
====1965年死刑確定囚(7人)====<br />
{| class=wikitable<br />
|-<br />
!width="30%"|事件名(死刑囚名)<br />
!width="10%"|判決確定日<br />
!width="10%"|事件発生日<br />
!width="50%"|備考(執行日など)<br />
|-<br />
|align=left|三浦タクシー運転手強盗殺人事件(A)||1965/1||1962/6/5||最高裁1965年12月25日判決、翌年確定<br />
|-<br />
|align=left|三浦タクシー運転手強盗殺人事件(B)||1965/1||1962/6/5||上記事件共犯者<br />
|-<br />
|align=left|新宿女性殺人事件(A)||1965/1/22||1962/9/14||<br />
|-<br />
|align=left|横浜一家3人殺傷事件(A)||1965/6/29||1963/4/16||<br />
|-<br />
|align=left|世田谷クリーニング店夫婦殺人事件(A)||1965/7/13||1963/6/17||<br />
|-<br />
|align=left|清水一家4人殺傷事件(A)||1965/7/20||1960/2/3||<br />
|-<br />
|align=left|横須賀廃品回収業者殺人事件(A)||1965/9/17||1961/2/13||<br />
|-<br />
|}<br />
<br />
====1966年死刑確定囚(13人)====<br />
{| class=wikitable<br />
|-<br />
!width="30%"|事件名(死刑囚名)<br />
!width="10%"|判決確定日<br />
!width="10%"|事件発生日<br />
!width="50%"|備考(執行日など)<br />
|-<br />
|align=left|横浜女児殺人事件(W)||1965/12/17||1963/06/16||<br />
|-<br />
|align=left|釧路雑貨商夫婦殺人事件(B)||1966/02/04||1963/11/06||犯行時未成年、1967年執行 <br />
|-<br />
|align=left|横浜韓国人夫婦殺人事件(C)||1966/2/26||1964/08/05||控訴せず確定、定住外国人死刑囚としては昭和時代最後の事例<br />
|-<br />
|align=left|[[ 四国連続強盗殺人事件]](M)||1966/03/31||1964/10||6人殺害。軍隊時代に脱走する際同僚を殺害しようとしたとして軍法会議で無期懲役になった前科あり。1970年10月29日執行<br />
|-<br />
|align=left|[[西口彰事件]]||1966/08/15||1963||5人殺害、1970年12月11日執行<br />
|-<br />
|align=left|宮崎刑務所仲間両親殺人事件||1966/08/11||1965/09/29||控訴せず確定、1969年12月19日執行<br />
|-<br />
|align=left|[[ホテル日本閣殺人事件]](A子) ||1966/07/14||1952,1960||戦後2番目の女性死刑確定囚。1952年にも前夫を毒殺していたことが発覚。1970年6月11日執行、女性としては戦後初の死刑執行。<br />
|-<br />
|align=left|ホテル日本閣殺人事件(B)||1966/07/14||1960||上記共犯。1970年6月11日執行<br />
|-<br />
|align=left|厚木親方一家4人殺人事件(H)||1966/12/01||1964/10/25||1969年執行<br />
|-<br />
|}<br />
<br />
====1967年死刑確定囚(13人)====<br />
{| class=wikitable<br />
|-<br />
!width="40%"|事件名(死刑囚名)<br />
!width="10%"|判決確定日<br />
!width="10%"|事件発生日<br />
!width="40%"|備考(執行日など) <br />
|-<br />
|align=left|九州・女性3人殺害事件(A)||1967/1/12||1952,1962||<br />
|-<br />
|align=left|東京・中野靴職人殺人事件(A)||1967/4||1958/2/17||<br />
|-<br />
|align=left|[[福神丸殺人事件]](A)||1967/4||1965/3||<br />
|-<br />
|align=left|宮崎・知人両親殺害事件(A)||1967/4||1965/9/17||<br />
|-<br />
|align=left|東京・バーマダム殺人事件(A)||1967/4||1965/9/17||<br />
|-<br />
|align=left|[[雅樹ちゃん誘拐殺人事件]](本山茂久)||1967/5/25||1960/5/16||歯科医の死刑囚、1971年執行。<br />
|-<br />
|align=left|大阪・幼女殺人事件(A)||1967/6/22||1960/2/3||<br />
|-<br />
|align=left|船橋・夫婦強盗殺害事件(A)||1967/8/5||1964/2/27||被害者2人に対し強盗団3人とも死刑<br />
|-<br />
|align=left|船橋・夫婦強盗殺害事件(B)||1967/9/5||1964/2/27||上記共犯者<br />
|-<br />
|align=left|船橋・夫婦強盗殺害事件(C)||1967/9/5||1964/2/27||上記共犯者<br />
|-<br />
|align=left|盛岡・強盗殺人放火事件(A)||1967/9/8||1965/1/14||<br />
|-<br />
|align=left|八王子金融業者夫婦殺害事件(A)||1967/10/10||1963/7/5||<br />
|-<br />
|align=left|静岡・中学生強姦殺害事件(A)||1967/10/18||1965/10/14||<br />
|-<br />
|align=left|[[吉展ちゃん誘拐殺人事件]](小原保)||1967/10/13||1963/3/31||1971年12月23日執行、38歳。<br />
|-<br />
|}<br />
<br />
====1968年死刑確定囚(14人)====<br />
====1969年死刑確定囚(11人)====<br />
{| class=wikitable<br />
|-<br />
!width="30%"|事件名(死刑囚名)<br />
!width="10%"|判決確定日<br />
!width="10%"|事件発生日<br />
!width="50%"|備考(執行日など)<br />
|-<br />
|align=left|熊本雑貨商一家3人強殺事件(K)||1969/03/25||1958/02/18||共犯は無期懲役、1975年7月11日執行<br />
|-<br />
|align=left|秋田元同僚強殺人事件(S)||1969/04/25||1966/02/21||<br />
|-<br />
|align=left|田無・春日部連続強盗殺人事件(N) ||1969/06/28||1966/09||控訴取下げ、1973年10月12日執行<br />
|-<br />
|align=left|兵庫衣料品店夫妻強殺事件(K)||1969/07/11||1968/05/24||<br />
|-<br />
|align=left|鶴見上司バラバラ殺人事件(N)||1969/08/22||1966/12/17||<br />
|-<br />
|align=left|門真一家3人殺害事件(M)||1969/10/21||1968/08/07||元同棲相手の家族を殺害<br />
|-<br />
|align=left|[[少年ライフル魔事件]](K)||1969/10/02||1965/07/29||犯行時18歳、1972年7月21日執行、享年25歳<br />
|-<br />
|align=left|東京切り裂きジャック事件(T)||1969/11/14||1967~1968||被害者2人、殺人前科あり、1972年8月執行<br />
|-<br />
|align=left|宇都宮保険金殺人事件(O)||1969/11/06||1967/04/19||<br />
|-<br />
|align=left|八戸農婦強姦殺人事件(I)||1969/12/05||1966/04/14||<br />
|-<br />
|align=left|昭島老女強盗殺人事件(S)||1969/12/16||1965/02/19||逮捕直後の5月に脱獄前科あり<br />
|-<br />
|}<br />
<br />
==1970年-1974年==<br />
====1970年死刑確定囚(14人)====<br />
{| class=wikitable<br />
|-<br />
!width="30%"|事件名(死刑囚名)<br />
!width="10%"|判決確定日<br />
!width="10%"|事件発生日<br />
!width="50%"|備考(執行日など)<br />
|-<br />
|align=left|長崎質店夫婦強盗殺人事件(Y)|| 1969/12/12||1966/12/23||1975年10月3日執行 。<br />
|-<br />
|align=left|[[筑後市ボーナス毒殺事件]](T)||1969/12/23||1964/12/15||死刑執行予定日当日の1975年10月3日に自殺。以後日本では死刑囚に死刑執行の事前通告を一切しなくなったといわれている。<br />
|-<br />
|align=left|浜松義妹殺人事件(I)||1970/02/20||1968/01/10||犠牲者一人、執行日不明。<br />
|-<br />
|align=left|川越一家3人殺傷事件(A)||2/19|||1965/8/24||交際を求めていた女性の家族に反対され、逆上し姉夫婦を殺害し実弟に重傷を負わせた<ref>朝日新聞1970年2月19日夕刊</ref>。<br />
|-<br />
|align=left|町田警察官殺害事件(O)||1970/03/26||1967/10/05||執行日不明 <br />
|-<br />
|align=left|福岡二人連続殺傷事件(K)||1970/03/26||1966,1967||前述のTと同じ日に死刑執行予定であったが中止。二日後の1975年10月5日執行、享年37歳。 <br />
|-<br />
|align=left|[[広島拘置所尾道拘置支所脱獄事件|三原食堂女主人強盗殺害事件]](H)||1970/05||1963/01/20||殺人前科に余罪多数。1965年に留置場から脱獄しその際窃盗や傷害の余罪を起こし別件で懲役15年が確定。1975年死刑執行<br />
|-<br />
|align=left|弘前宝石商殺人事件(N)||1970/04/16||1967/08/10||共犯は無期懲役、執行日不明。<br />
|-<br />
|align=left|北海道知人強盗殺人事件(N)||1970/6||1968/10/19||控訴取下げ、執行日不明。<br />
|-<br />
|align=left|秋田・五城目夫婦殺人事件(A)||6/11|||1968/7/23||強盗に入りマサカリで夫婦を撲殺し金品を奪った<ref>朝日新聞1970年6月11日夕刊</ref>。<br />
|-<br />
|align=left|女性美容師殺人事件(A)||8/20|||1967/1/26||犯行時19歳。内縁の妻がいるのに、結婚すると騙して金をとった女性が邪魔になった為、連れ出した矢板市で殺害し、死体を玉川上水に遺棄した。1968年に一時脱走の前科あり。<br />
|-<br />
|align=left|日暮里用務員夫婦殺人事件(T)||1970/09/22||1966/08/10||執行日不明<br />
|-<br />
|align=left|[[川端町事件]](O)||11/12|||1966/12/5||強盗放火殺人で有罪になったが、放火と殺人については「強盗したが、ストーブを倒していない」と冤罪を主張。死刑確定後収監年数39年は帝銀事件の平沢を上回る世界記録。 <br />
|-<br />
|align=left|栃木連続少女殺人事件(U)||1970/12/15||1962,1963、||殺人前科あり、執行日不明<br />
|-<br />
|}<br />
<br />
====1971年死刑確定囚(7人)====<br />
<br />
{| class=wikitable<br />
|-<br />
!width="30%"|事件名(死刑囚名)<br />
!width="10%"|判決確定日<br />
!width="10%"|事件発生日<br />
!width="50%"|備考(執行日など)<br />
|-<br />
|align=left|横浜団地主婦殺害事件(W)||1971/02/23||1967/06/09||執行日不明 <br />
|-<br />
|align=left|静岡同僚妻殺害放火事件(M)||1971/03/09||1967/04/29||執行日不明 <br />
|-<br />
|align=left|[[横須賀線電車爆破事件]](純多摩良樹)|| 1971/04/22||1968/06/16||犠牲者一人、獄中で「純多摩良樹」の筆名で短歌を寄稿。1975年12月5日執行、32歳。 <br />
|-<br />
|align=left|[[新潟デザイナー誘拐殺人事件]](Y)||1971/05/11|||1965/01/13||1977年5月21日自殺、35歳<br />
|-<br />
|align=left|栃木呉服店一家3人強盗殺人事件(M)||1971/08/17||1969/01/03||犯行時19歳、執行日不明。<br />
|-<br />
|align=left|横浜母子強盗殺人事件(H)||1971/10/26||1967/03/14||1975年12月7日執行、37歳。 <br />
|-<br />
|align=left|愛知義妹夫婦殺人事件(F)||1971/12/21||1969/02/20||1976年執行。<br />
|-<br />
|}<br />
<br />
====1972年死刑確定囚(7人)====<br />
{| class=wikitable<br />
|-<br />
!width="30%"|事件名(死刑囚名)<br />
!width="10%"|判決確定日<br />
!width="10%"|事件発生日<br />
!width="50%"|備考(執行日など)<br />
|-<br />
|align=left|[[名張毒ぶどう酒事件]](奥西勝)||1972/06/15||1961/03/28||再審請求中 <br />
|-<br />
|}<br />
<br />
====1973年死刑確定囚(5人)====<br />
{| class=wikitable<br />
|-<br />
!width="30%"|事件名(死刑囚名)<br />
!width="10%"|判決確定日<br />
!width="10%"|事件発生日<br />
!width="50%"|備考(執行日など)<br />
|-<br />
|align=left|[[大久保清事件]]||1973/03/09||1971||8人を殺害、被害者多数。一審で確定、1976年1月22日執行<br />
|-<br />
|align=left|福岡農協強盗殺傷事件(A)||1973/03/02|| 1967/06/20||1976年9月2日執行、<br />
|-<br />
|align=left|富山少女殺人事件(T)|| 1973/10/18||1970/03/29||1977年執行<br />
|-<br />
|align=left|山口家政婦殺害事件(B)||1973/09/27||1967/02/14 ||1978年執行<br />
|-<br />
|align=left|神奈川3人連続毒殺事件(H)||1973/12/13||1969/12||最高裁は1974年2月に判決訂正申立棄却<br />
|-<br />
|}<br />
<br />
====1974年死刑確定囚(2人)====<br />
{| class=wikitable<br />
|-<br />
!width="30%"|事件名(死刑囚名)<br />
!width="10%"|判決確定日<br />
!width="10%"|事件発生日<br />
!width="50%"|備考(執行日など)<br />
|-<br />
|align=left|大田原女性セールスマン殺人事件(A)||7|||1971/8||知人女性を撲殺。一審は無期懲役だったが二審で逆転死刑。上告取下げで確定。1975年9月5日に東京拘置所でシーツで首を吊り自殺、34歳<br />
|-<br />
|align=left|沼津金融業者殺人事件(A)||12/20|||1969/2||上告棄却。共犯二人とともに、静岡県内の金融業者を誘い出し睡眠薬を飲ませ絞殺。死体を箱根山中に埋めた。裁判中に自動車の排気ガス機構に関する特許権を取得している。1977年死刑執行。<br />
|-<br />
|}<br />
<br />
==1975年-1979年==<br />
====1975年死刑確定囚(3人)====<br />
====1976年死刑確定囚(1人)====<br />
{| class=wikitable<br />
|-<br />
!width="30%"|事件名(死刑囚名)<br />
!width="10%"|判決確定日<br />
!width="10%"|事件発生日<br />
!width="50%"|備考(執行日など)<br />
|-<br />
|align=left|[[波崎事件]](T)||1976/4/1|||1963/08/26||2003年9月3日病死<br />
|-<br />
|}<br />
<br />
====1977年死刑確定囚(3人)====<br />
{| class=wikitable<br />
|-<br />
!width="30%"|事件名(死刑囚名)<br />
!width="10%"|判決確定日<br />
!width="10%"|事件発生日<br />
!width="50%"|備考(執行日など)<br />
|-<br />
|align=left|沖縄一家殺傷事件(O)||1977/04/26||1973/3/30 ||1980年12月16日執行<br />
|-<br />
|align=left|[[ピアノ騒音殺人事件]](A)||1977/4/16|||1974/08/28||死刑執行を望み前年10月に自ら控訴を取り下げ確定も、30年以上経過した現在も執行されず生存中<ref>控訴取下げの時点で精神異常をきたしていたといわれており、心神喪失のため執行できない可能性もあるが、実際のところ現状不明。</ref><br />
|-<br />
|align=left|北九州組員4人連続殺人事件(K)||1977/06/07||1975||控訴取下げで確定したが、5ヵ月後の1977年11月16日に執行。戦後確定から執行までの期間が短かった記録。<br />
|-<br />
|}<br />
<br />
====1978年死刑確定囚(4人)====<br />
{| class=wikitable<br />
|-<br />
!width="30%"|事件名(死刑囚名)<br />
!width="10%"|判決確定日<br />
!width="10%"|事件発生日<br />
!width="50%"|備考(執行日など)<br />
|-<br />
|align=left|[[正寿ちゃん誘拐殺人事件]](K) ||1977/12/20||1969/09/10||犯行時19歳、1979年10月執行、29歳。<br />
|-<br />
|align=left|東京連続少年誘拐殺人事件(K)|| 1978/01/26||1966,1970||4年間に少年2人を殺害、1981年1月執行、55歳 <br />
|-<br />
|align=left|愛知武豊一家3人強盗殺人事件(O) ||1978/04/17||1971/05/01||1985年5月31日執行、53歳。 <br />
|-<br />
|align=left|群馬2女性強盗殺人事件(N)||1978/06/22||1968,1971||1984年10月30日執行、54歳。<br />
|-<br />
|}<br />
<br />
====1979年死刑確定囚(4人)====<br />
{| class=wikitable<br />
|-<br />
!width="30%"|事件名(死刑囚名)<br />
!width="10%"|判決確定日<br />
!width="10%"|事件発生日<br />
!width="50%"|備考(執行日など)<br />
|-<br />
|align=left|大分福岡女性連続殺人事件(A)||1979/1||1977||控訴取下げ、1985年7月25日執行。<br />
|-<br />
|align=left|[[古谷惣吉連続殺人事件]](古谷惣吉)||1978/11/28||1965||8人殺害、過去に2人殺害しているため生涯で10人殺害している。1985年5月31日 執行、70歳。<br />
|-<br />
|align=left|芦屋親子殺人事件(A)||1979/4/17||1976/12/24||1987年9月30日執行<br />
|-<br />
|align=left|熊本義兄一家殺傷事件(A)||1979/7/10||1970/7/4||1989年11月10日執行<br />
|-<br />
|}<br />
<br />
==1980年-1984年==<br />
====1980年死刑確定囚(7人)====<br />
{| class=wikitable<br />
|-<br />
!width="30%"|事件名(死刑囚名)<br />
!width="10%"|判決確定日<br />
!width="10%"|事件発生日<br />
!width="50%"|備考(執行日など)<br />
|-<br />
|align=left|[[上野消火器商一家殺人事件]](K)||1980/01/05|||1974/02/06||最高裁判決訂正申立せず。1986年5月20日執行、52歳<br />
|-<br />
|align=left|上野消火器商一家殺人事件(T)||1980/01/16|||1974/02/06||上記共犯。1986年5月20日執行、49歳<br />
|-<br />
|align=left|[[銚子民宿母子殺人事件]](Y)||1980/03/22|||1976/06/14||殺人の前科あり。1987年9月30日執行、35歳<br />
|-<br />
|align=left|[[山林売買殺人事件]](K)||1980/05/19|||1970/07/28, 1971/05/20||1993年3月26日執行、55歳<br />
|-<br />
|align=left|徳島母子強姦殺人事件(A)||1980/7||不明||一審は無期懲役、1988年6月16日執行、<br />
|-<br />
|align=left|寝屋川強盗殺人事件(A)||1980/11|||1975/8/23||拾った合鍵で侵入し夫婦を殺害。1988年6月16日執行、<br />
|-<br />
|align=left|[[袴田事件]]([[袴田巌]])||1980/12/10|||1966/06/30||東京拘置所在監中、冤罪との指摘もある。<br />
|-<br />
|}<br />
<br />
====1981年死刑確定囚(3人)====<br />
{| class=wikitable<br />
|-<br />
!width="20%"|事件名(死刑囚名)<br />
!width="10%"|判決確定日<br />
!width="10%"|事件発生日<br />
!width="60%"|備考(執行日など)<br />
|-<br />
|align=left|釧路薬局一家殺人事件(A)||3/19|||1974/8/7||一家3人を殺害し金銭を強奪。1993年11月26日執行、61歳<br />
|-<br />
|align=left|[[長崎雨宿り殺人事件]](A)||6/16|||1977/9/24||1999年12月17日執行、62歳<br />
|-<br />
|align=left|[[愛媛・松前保険金殺人事件]](A)||6/26|||1971,1972||保険金目的で実母を殺害し、口封じの為妻も殺害。別々に審議され死刑と無期懲役が確定。共犯2人も有罪確定。1993年3月26日執行、62歳<br />
|-<br />
|}<br />
<br />
====1982年死刑確定囚(1人)====<br />
{| class=wikitable<br />
|-<br />
!width="20%"|事件名(死刑囚名)<br />
!width="10%"|判決確定日<br />
!width="10%"|事件発生日<br />
!width="60%"|備考(執行日など)<br />
|-<br />
|align=left|世田谷老女殺人事件(F)||9/1|||1977/12/3||不動産売主を殺害し、二審で確定。共犯は懲役13年。1993年11月26日執行、47歳<br />
|-<br />
|}<br />
<br />
====1983年死刑確定囚(1人)====<br />
{| class=wikitable<br />
|-<br />
!width="20%"|事件名(死刑囚名)<br />
!width="10%"|判決確定日<br />
!width="10%"|事件発生日<br />
!width="60%"|備考(執行日など)<br />
|-<br />
|align=left|徳島2女性殺人事件(F)||1983/5|||1978||控訴取下げで確定。知的障害者で自分が死刑になる事を理解できなかったとの指摘もある。1995年5月26日執行、40歳<br />
|-<br />
|}<br />
====1984年死刑確定囚(3人)====<br />
{| class=wikitable<br />
|-<br />
!width="30%"|事件名(死刑囚名)<br />
!width="10%"|判決確定日<br />
!width="10%"|事件発生日<br />
!width="50%"|備考(執行日など)<br />
|-<br />
|align=left|[[大阪電解事件]](K)||1984/04/27|||1974||勤務先上司2人を殺害、1993年11月26日執行、70歳<br />
|-<br />
|align=left|大阪電解事件(T)||1984/04/27|||1974||上記共犯、1993年11月26日執行、56歳<br />
|-<br />
|align=left|近畿連続強盗殺人事件 (T)||1984/09/13|||1975||7府県で強盗をし3人を殺害、1993年3月26日執行、48歳。執行時統合失調症であった可能性がある。<br />
|-<br />
|}<br />
<br />
==1985年-1989年==<br />
====1985年死刑確定囚(2人)====<br />
{| class=wikitable<br />
|-<br />
!width="30%"|事件名(死刑囚名)<br />
!width="10%"|判決確定日<br />
!width="10%"|事件発生日<br />
!width="50%"|備考(執行日など)<br />
|-<br />
|align=left|[[群馬3女性殺人事件]](A)||1985/04/26|||1977/04/16||1994年12月1日執行。国家賠償訴訟中だった<br />
|-<br />
|align=left|[[青森旅館殺人事件]](S)||1985/07/01|||1984/09/09||1958年に強盗殺人で無期懲役となった前科がある。控訴取り下げで確定。1994年12月1日執行<br />
|-<br />
|}<br />
<br />
====1986年死刑確定囚(0人)====<br />
====1987年死刑確定囚(8人)====<br />
{| class=wikitable<br />
|-<br />
!width="30%"|事件名(死刑囚名)<br />
!width="10%"|判決確定日<br />
!width="10%"|事件発生日<br />
!width="50%"|備考(執行日など)<br />
|-<br />
|align=left|[[裕士ちゃん誘拐殺人事件]](S)||1987/01/19|||1986/05/09||被告控訴取り下げで確定。1995年5月26日執行<br />
|-<br />
|align=left|[[連続企業爆破事件]]([[大道寺将司]])||1987/03/24|||1974/08/30 - 1975/05/04||共犯の一部が超法規措置で出国<br />
|-<br />
|align=left|連続企業爆破事件([[片岡利明]])||1987/03/24|||1974/08/30 - 1975/05/04||同上<br />
|-<br />
|align=left|[[名古屋保険金殺人事件]](I)||1987/03/31|||1979/11/19 - 1983/12/25||二審で確定。1998年11月18日執行。共犯のHは1993年確定<br />
|-<br />
|align=left|[[名古屋女子大生誘拐殺人事件]](K)||1987/07/09|||1980/12/02||1995年12月21日執行<br />
|-<br />
|align=left|[[秋山兄弟事件]](A)||1987/07/17|||1975/08/25||2006年12月25日執行。再審請求中だった。<br />
|-<br />
|align=left|[[東村山署警察官殺人事件]](T)||1987/10/23|||1976/10/18||1995年5月26日執行<br />
|-<br />
|align=left|[[和歌山女子中学生誘拐殺人事件]](H)||1987/12/18|||1979/3/28、5/15||1名死亡の強盗殺人でも起訴。1995年12月21日執行<br />
|-<br />
|}<br />
<br />
====1988年死刑確定囚(11人)====<br />
{| class=wikitable<br />
|-<br />
!width="30%"|事件名(死刑囚名)<br />
!width="10%"|判決確定日<br />
!width="10%"|事件発生日<br />
!width="50%"|備考(執行日など)<br />
|-<br />
|align=left|[[九州連続保険金殺人事件]](H)||1988/03/08|||1978/03/24 - 1979/05/09||<br />
|-<br />
|align=left|[[福岡病院長殺人事件]](S)||1988/04/15|||1979/11/04||死者1名<br />
|-<br />
|align=left|福岡病院長殺人事件(Y)||1988/04/15|||1979/11/04||同上<br />
|-<br />
|align=left|[[日立女子中学生誘拐殺人事件]](W)||1988/04/28|||1978/10/16||<br />
|-<br />
|align=left|[[群馬女性農夫連続殺人事件]](S)||1988/05/20|||1981/10/02、1982/07/03||無期懲役の仮釈放中に事件を起こす。1995年12月21日執行<br />
|-<br />
|align=left|[[大阪風俗従事者連続殺人事件]](W)||1988/06/02|||1967/4/24 - 1973/3/20||4件の犯行の内、2件は未成年時によるもの。一審は無期懲役だった。<br />
|-<br />
|align=left|[[神田ビル放火殺人事件]](I)||1988/07/11||1981/07/06||1996年7月11日執行<br />
|-<br />
|align=left|[[夕張保険金殺人事件]](夫H)||1988/10/11|||1984/05/05||犯人は夫婦。今上天皇即位に伴う恩赦を期待して控訴取り下げ、確定。恩赦はされず、1997年8月1日執行<br />
|-<br />
|align=left|夕張保険金殺人事件(妻H)||1988/10/11|||1984/05/05||同上<br />
|-<br />
|align=left|[[東京港区連続強盗殺人事件]](H)||1988/10/22|||1978/05/21、6/10||今上天皇即位に伴う恩赦を期待して上告取り下げ、確定。恩赦はされず、1996年12月20日執行<br />
|-<br />
|align=left|[[元昭和石油重役一家殺害事件]](I)||1988/10/22|||1983/01/29||今上天皇即位に伴う恩赦を期待して上告取り下げ、確定。恩赦はされず、1996年12月20日執行<br />
|-<br />
|}<br />
<br />
====1989年死刑確定囚(5人)====<br />
{| class=wikitable<br />
|-<br />
!width="30%"|事件名(死刑囚名)<br />
!width="10%"|判決確定日<br />
!width="10%"|事件発生日<br />
!width="50%"|備考(執行日など)<br />
|-<br />
|align=left|[[日建土木事件]](N)||1989/03/28|||1977/01/07||1998年11月19日執行。<br />
|-<br />
|align=left|[[埼玉連続強盗殺人事件]](I)||1989/06/13|||1973/08/04、1974/09/13||<br />
|-<br />
|align=left|[[「殺し屋」連続殺人事件]](F)||1989/10/13|||1970/02/13 - 1973/04/15||旧姓S<br />
|-<br />
|align=left|[[父親等3人殺人事件]](K)||1989/11/20|||1985/03/08||1997年8月1日執行<br />
|-<br />
|align=left|[[伊勢崎女子中学生殺人事件]](U)||1989/12/08|||1976/04/01||旧姓T<br />
|-<br />
|}<br />
<br />
==1990年-1994年==<br />
====1990年死刑確定囚(7人)====<br />
{| class=wikitable<br />
|-<br />
!width="30%"|事件名(死刑囚名)<br />
!width="10%"|判決確定日<br />
!width="10%"|事件発生日<br />
!width="50%"|備考(執行日など)<br />
|-<br />
|align=left|東京港区連続強盗殺人事件(N)||1990/02/01|||1978/05/21、6/10||共犯のHは1988年に上告取り下げで確定している。1996年12月20日執行<br />
|-<br />
|align=left|[[熊本主婦殺人事件]](K)||1990/04/03|||1979/09/11||18歳のときに強盗殺人を起こした前科がある<br />
|-<br />
|align=left|[[永山則夫連続射殺事件]]([[永山則夫]])||1990/04/17|||1968/10/11 - 11/05||犯行時19歳。1997年8月1日執行<br />
|-<br />
|align=left|[[長崎3人殺人事件]](M)||1990/4/27|||1978/03/21||1998年6月25日執行<br />
|-<br />
|align=left|[[空知連続女性殺傷事件]](H)||1990/09/13|||1972/05 - 1974/05||2004年6月4日病死。再審請求棄却に対する異議申立中だった。<br />
|-<br />
|align=left|[[三崎事件]](A)||1990/10/16|||1971/12/21||2009年9月3日病死。再審請求審理中だった<br />
|-<br />
|align=left|[[福岡県直方市強盗殺人事件]](T)||1990/12/14|||1980/04/23||無期懲役の仮釈放中に事件を起こす。1998年6月25日執行<br />
|-<br />
|}<br />
<br />
====1991年死刑確定囚(4人)====<br />
{| class=wikitable<br />
|-<br />
!width="30%"|事件名(死刑囚名)<br />
!width="10%"|判決確定日<br />
!width="10%"|事件発生日<br />
!width="50%"|備考(執行日など)<br />
|-<br />
|align=left|[[自殺偽装夫殺害事件]](M)||1991/09/31|||1974/08/08、1978/04/24||別の男性殺害でも起訴。2007年7月17日病死。再審請求中だった<br />
|-<br />
|align=left|[[パチンコ景品商殺人事件]](S)||1991/02/05|||1983/01/16||1950年に強盗殺人で無期懲役の判決を受けている。1998年6月25日執行<br />
|-<br />
|align=left|[[秦州くん誘拐殺人事件]](T)||1991/06/11|||1984/02/13||1998年11月19日執行<br />
|-<br />
|align=left|[[大宮母子殺人事件]](S)||1991/11/29|||1981/04/04||共犯は逃亡中の1997年に病死。1999年12月17日執行<br />
|-<br />
|}<br />
====1992年死刑確定囚(5人)====<br />
{| class=wikitable<br />
|-<br />
!width="30%"|事件名(死刑囚名)<br />
!width="10%"|判決確定日<br />
!width="10%"|事件発生日<br />
!width="50%"|備考(執行日など)<br />
|-<br />
|align=left|[[市原両親殺害事件]](S)||1992/01/30|||1974/10/30||再審請求中<br />
|-<br />
|align=left|[[東京都北区パチンコ店幼女殺害事件]](S)||1992/02/18|||1979/07/28||無期懲役の仮釈放中に事件を起こす。1999年9月10日執行<br />
|-<br />
|align=left|[[福島女性飲食店経営者殺人事件]](T)||1992/06/18|||1990/05/02||無期懲役の仮釈放中に事件を起こす。控訴せず確定。1999年9月10日執行<br />
|-<br />
|align=left|[[熊本母娘殺人事件]](M)||1992/09/24|||1985/07/24||無期懲役の仮釈放中に事件を起こす。1999年9月10日執行<br />
|-<br />
|align=left|[[赤穂同僚妻子殺害事件]](N)||1992/09/29|||1983/01/19||2007年4月27日執行。再審請求準備中だった<br />
|-<br />
|}<br />
<br />
====1993年死刑確定囚(7人)====<br />
{| class=wikitable<br />
|-<br />
!width="30%"|事件名(死刑囚名)<br />
!width="10%"|判決確定日<br />
!width="10%"|事件発生日<br />
!width="50%"|備考(執行日など)<br />
|-<br />
|align=left|連合赤軍事件([[坂口弘]])||1993/02/19|||1971 - 1972/02||共犯の一部が超法規措置で出国<br />
|-<br />
|align=left|連合赤軍事件([[永田洋子]])||1993/02/19|||1971 - 1972/02||同上。2011年2月5日獄死。65歳。<br />
<br />
|-<br />
|align=left|[[山中湖連続殺人事件]](S)||1993/07/07|||1984年10月11日 - 25日||死刑再開への抗議のため上告取り下げ、確定。共犯のIは1995年に確定。2008年2月16日病死。再審請求中だった<br />
|-<br />
|align=left|[[栃木覚醒剤殺人事件]](F)||1993/09/09|||1981/03/29||2006年12月25日執行。再審請求中だった<br />
|-<br />
|align=left|名古屋保険金殺人事件(H)||1993/09/21|||1979/11/19 - 1983/12/25||旧姓T。共犯のIは1987年に確定。2001年12月27日執行。恩赦出願準備中だった<br />
|-<br />
|align=left|[[北九州母娘殺傷事件]](M)||1993/11/16|||1990/03/12||無期懲役の仮釈放中に事件を起こす。控訴取り下げで確定するが公判再開申立、再審請求、前科の事件について控訴取り下げ無効を申し立てるも福岡高裁に即時抗告中の2009年1月29日執行<br />
|-<br />
|align=left|[[平取猟銃一家殺人事件]](O)||1993/12/10|||1979/07/18||1999年11月8日、拘置所で入浴中にカミソリ自殺<br />
|-<br />
|}<br />
<br />
====1994年死刑確定囚(3人)====<br />
{| class=wikitable<br />
|-<br />
!width="30%"|事件名(死刑囚名)<br />
!width="10%"|判決確定日<br />
!width="10%"|事件発生日<br />
!width="50%"|備考(執行日など)<br />
|-<br />
|align=left|[[勝田清孝事件]](勝田清孝)||1994/01/17|||1972年9月 - 1982年10月||後に藤原に改姓。2000年11月30日執行<br />
|-<br />
|align=left|[[岐阜前妻一家殺人事件]](M)||1994/03/18|||1989/02/14||上告取り下げ、確定。2000年11月30日執行<br />
|-<br />
|align=left|[[北海道庁爆破事件]]([[大森勝久]])||1994/07/15|||1976/03/02||<br />
|-<br />
|}<br />
==1995年-1999年==<br />
====1995年死刑確定囚(3人)====<br />
{| class=wikitable<br />
|-<br />
!width="30%"|事件名(死刑囚名)<br />
!width="10%"|判決確定日<br />
!width="10%"|事件発生日<br />
!width="50%"|備考(執行日など)<br />
|-<br />
|align=left|[[佐賀隣人一家殺人事件]](O)||4/21|||1983/5/16 ||2000年11月30日執行、55歳<br />
|-<br />
|align=left|[[山梨・新潟連続殺人事件]](F)||6/8||1986/3||<br />
|-<br />
|align=left|[[山中湖連続殺人事件]](I)||7/3||1984/10||<br />
|-<br />
|}<br />
<br />
====1996年死刑確定囚(4人)====<br />
{| class=wikitable<br />
|-<br />
!width="23%"|事件名(死刑囚名)<br />
!width="10%"|判決確定日<br />
!width="17%"|事件発生日<br />
!width="50%"|備考(執行日など)<br />
|-<br />
|align=left|[[徳島3人射殺事件]](I)||1996/03/04|||1986/6/3||2007年12月7日執行<br />
|-<br />
|align=left|[[不動産会社連続殺人事件]](Y)||1996/10/25|||1982年3月21日 - 3月25日||<br />
|-<br />
|align=left|[[練馬一家5人殺害事件]](A)||11/14|||1983/6/27||2001年12月27日執行<br />
|-<br />
|align=left|[[姫路市母子殺害事件]](M)||12/17|||1985/11/29・12/3||2003年9月12日執行<br />
|-<br />
|}<br />
<br />
====1997年死刑確定囚(4人)====<br />
{| class=wikitable<br />
|-<br />
!width="30%"|事件名(死刑囚名)<br />
!width="10%"|判決確定日<br />
!width="10%"|事件発生日<br />
!width="50%"|備考(執行日など)<br />
|-<br />
|align=left|[[大阪宝石商殺人事件]](N)||1997/01/28||1982/05/20||2008年4月10日執行<br />
|-<br />
|align=left|[[徳島・愛知主婦連続強盗殺人事件]] (M)||4/23|||1987/9||2008年2月1日執行<br />
|-<br />
|align=left|[[福岡内妻一家4人殺害事件]](O)||9/11||1976/6/13||旧姓A<br />
|-<br />
|align=left|[[警察庁広域重要指定115号事件]](J)|||12/19||1984/9/4||旧姓H<br />
|-<br />
|}<br />
<br />
====1998年死刑確定囚(6人)====<br />
{| class=wikitable<br />
|-<br />
!width="30%"|事件名(死刑囚名)<br />
!width="10%"|判決確定日<br />
!width="10%"|事件発生日<br />
!width="50%"|備考(執行日など)<br />
|-<br />
|align=left|[[熊本大学生誘拐殺人事件]](H)||1998/04/23|||1987/09/14||2002年9月18日執行<br />
|-<br />
|align=left|[[坂祝町一家殺害事件]](H)||6/3|||1994/06/03||2002年9月18日執行<br />
|-<br />
|align=left|[[富山・長野連続女性誘拐殺人事件]](M)|||1998/09/04||1980/02 - 03||<br />
|-<br />
|align=left|[[中村橋派出所警官殺害事件]](S)||1998/09/17||1989/05/16||元陸上自衛官により警察官2名殺害。<br />
|-<br />
|align=left|[[宮代事件]](M)||1998/10/08||1980/03/21||<br />
|-<br />
|align=left|[[群馬妙義山連続殺害事件]](M)||1998/12/01||1990/12/04、1991/07/06||<br />
|-<br />
|}<br />
<br />
====1999年死刑確定囚(4人)====<br />
{| class=wikitable<br />
|-<br />
!width="25%"|事件名(死刑囚名)<br />
!width="8%"|判決確定日<br />
!width="17%"|事件発生日<br />
!width="50%"|備考(執行日など)<br />
|-<br />
|align=left|[[埼玉友人3人殺害事件]](T)||1999/02/25||1972/02、1974/02||<br />
|-<br />
|align=left|[[熊本保険金殺人事件]](S)||1999/03/09|||1988/03||2004年9月14日執行<br />
|-<br />
|align=left|[[高知女性3人連続殺人事件]](F)||1999/06/25|||1978、1980、1981||2006年12月25日執行<br />
|-<br />
|align=left|[[安中親子3人殺害事件]](M)||1999/09/13||1980/3/21||一時期、姓がNだったが元に戻した。1975年に起こした殺人の前科あり<br />
|-<br />
|}<br />
<br />
==2000年-2004年==<br />
====2000年死刑確定囚(6人)====<br />
{| class=wikitable<br />
|-<br />
!width="35%"|事件名(死刑囚名)<br />
!width="10%"|判決確定日<br />
!width="10%"|事件発生日<br />
!width="45%"|備考(執行日など)<br />
|-<br />
|align=left|[[千葉・高知連続強盗殺人事件]](K)||2000/02/04||1983/08、1989/02||2005年9月16日執行<br />
|-<br />
|align=left|[[広島タクシー運転手連続殺人事件]](H)||2000/02/09|||1996/04~09||控訴せず確定。2006年12月25日執行<br />
|-<br />
|align=left|[[福岡連続保険金殺人事件]](O)||2000/03/15||1990/12/25、26||控訴取り下げで確定。2007年4月27日執行<br />
|-<br />
|align=left|[[大阪兄弟連続強盗殺人事件]](M)||2000/04/04||1990/09 - 1991/09||共犯の兄は逮捕前に自殺<br />
|-<br />
|align=left|[[4都県連続4人殺害事件]](T)||2000/09/08||1984、1988、1989、1991||旧姓M。恩赦請求提出直前の2007年4月27日執行<br />
|-<br />
|align=left|[[栃木連続3人殺害事件]](T)||2000/12/11||1990/09、1993/07||上告せず確定。2007年8月23日執行<br />
|-<br />
|}<br />
<br />
====2001年死刑確定囚(5人)====<br />
{| class=wikitable<br />
|-<br />
!width="30%"|事件名(死刑囚名)<br />
!width="10%"|判決確定日<br />
!width="10%"|事件発生日<br />
!width="50%"|備考(執行日など)<br />
|-<br />
|align=left|[[富山社長夫婦殺人事件]](S)||2001/01/30|||1991/05/07||2007年8月23日執行<br />
|-<br />
|align=left|[[東京連続強盗殺人事件]](I)||2001/02/01|||1996/06/10、1999/07/08||控訴取り下げで、確定。2007年8月23日執行<br />
|-<br />
|align=left|[[愛知連続殺人事件]](U)||2001/09/20|||1993/02/16、03/03||2003年2月28日獄死<br />
|-<br />
|align=left|[[市川一家4人殺人事件]](S)||2001/12/3|||1992/3/5||犯行時19歳<br />
|-<br />
|align=left|[[大阪地下鉄短大生強盗殺人事件]](M)||2001/12/06|||1988/01/15||無期懲役の仮釈放中に事件を起こす。2008年9月11日執行<br />
|-<br />
|}<br />
<br />
====2002年死刑確定囚(3人)====<br />
{| class=wikitable<br />
|-<br />
!width="30%"|事件名(死刑囚名)<br />
!width="10%"|判決確定日<br />
!width="10%"|事件発生日<br />
!width="50%"|備考(執行日など)<br />
|-<br />
|align=left|[[多摩市パチンコ店強盗殺人事件]](B)||2002/6/11|||1992/5/30||中国籍、戦後来日外国人として初の死刑囚。共犯逃亡中<br />
|-<br />
|align=left|多摩市パチンコ店強盗殺人事件(C)||2002/6/11|||1992/5/30||同上<br />
|-<br />
|align=left|[[川口バラバラ殺人事件]](A)||2002/10/25|||1999/1/9||上告取下げ、確定。1978年9月にも強盗殺人事件を起こし無期懲役判決を受けて服役し、1998年1月に仮出所していた。<br />
|-<br />
|}<br />
<br />
====2003年死刑確定囚(2人)====<br />
{| class=wikitable<br />
|-<br />
!width="30%"|事件名(死刑囚名)<br />
!width="10%"|判決確定日<br />
!width="10%"|事件発生日<br />
!width="50%"|備考(執行日など)<br />
|-<br />
|align=left|[[江戸川老母娘強盗殺人事件]](F)||2003/1||1999/4/19|||2人殺害のほか別件で詐欺事件も起こしていた。上告取り下げ。2007年12月17日執行<br />
|-<br />
|align=left|[[附属池田小事件]]([[宅間守]])||2003/8/28|||2001/6/8||控訴取り下げ。2004年9月14日執行<br />
|-<br />
|}<br />
<br />
====2004年死刑確定囚(15人)====<br />
{| class=wikitable<br />
|-<br />
!width="30%"|事件名(死刑囚名)<br />
!width="10%"|判決確定日<br />
!width="10%"|事件発生日<br />
!width="50%"|備考(執行日など)<br />
|-<br />
|align=left|[[警察庁広域重要指定121号事件]](W)||2004/04/19||1992/03/05||共犯のMは2005年確定<br />
|-<br />
|align=left|[[神奈川2連続強盗殺人事件]](I)||2004/04/27||1988/12/28、1989/01/01||2009年10月27日獄死<br />
|-<br />
|align=left|[[藤沢母娘殺人事件]](F)||2004/6/15||1981/10~82/6 ||2007年12月7日執行<br />
|-<br />
|align=left|[[警察庁広域重要指定118号事件]](O)||2004/6/25||1986-1991||<br />
|-<br />
|align=left|警察庁広域重要指定118号事件(K)||2004/6/25||1986-1991||上記共犯者。2008年に東京拘置所に移送。2011年1月29日に病死、67歳<ref>朝日新聞2011年1月30日</ref>。<br />
|-<br />
|align=left|警察庁広域重要指定118号事件(S)||2004/6/25||1986-1991||上記共犯者<br />
|-<br />
|align=left|[[徳之島・実兄一家殺傷事件]](N)||2004/08/26||1997/04/18||控訴取り下げで確定。2008年2月1日執行<br />
|-<br />
|align=left|[[滋賀元同僚強盗殺人事件]] (N)||9/9||2004/1986-1991||2008年4月10日執行<br />
|-<br />
|align=left|[[コスモ・リサーチ強盗殺人事件]](O)||2004/9/13||1988/1/9||旧姓K<br />
|-<br />
|align=left|コスモ・リサーチ強盗殺人事件(S)||2004/9/13||1988/1/9||上記共犯者<br />
|-<br />
|align=left|[[JT女性社員逆恨み殺人事件]](M)||2004/10/13|||1997/4/18||一審は無期懲役。殺人の前科あり。2008年2月1日執行<br />
|-<br />
|align=left|[[群馬女子高生誘拐殺人事件]](S)||2004/10/29||2002/7/19||一審は無期懲役。控訴審で逆転死刑も上告せず確定。2008年4月10日執行<br />
|-<br />
|align=left|[[高知連続保険金殺人事件]](S)||2004/11/19||1987-1992/8||死刑確定時77歳、保険金殺人で共犯3人は懲役刑。女性死刑囚としては最高齢。2011年1月27日、肝臓がんのため83歳で獄死<br />
|-<br />
|align=left|[[福岡県連続強盗殺人事件]](H)||2004/12/2||1995/4/18||<br />
|-<br />
|align=left|[[フィリピン人女性殺害事件]](M)||2004/12/14||1998/12/25||旧姓S<br />
|-<br />
|}<br />
<br />
==2005年-2009年==<br />
====2005年死刑確定囚(11人)====<br />
{| class=wikitable<br />
|-<br />
!width="30%"|事件名(死刑囚名)<br />
!width="10%"|判決確定日<br />
!width="10%"|事件発生日<br />
!width="50%"|備考(執行日など)<br />
|-<br />
|align=left|[[宮城香川連続保険金殺人事件]](Y)||2005/01/25|||1985/11、1990/03||2008年6月17日執行<br />
|-<br />
|align=left|[[茨城同級生殺人事件]](M)||2005/01/27|||1989/08/09 - 09/13||<br />
|-<br />
|align=left|[[杉並資産家老女殺害事件]](A)||2005/03/03|||1989/10/01 - 04||2008年4月10日執行<br />
|-<br />
|align=left|[[オウム真理教事件]]([[岡崎一明]])||2005/04/07|||1989/02 - 11/03||現姓宮前<br />
|-<br />
|align=left|[[警察庁広域重要指定119号事件]](N)||2005/06/07|||1991/12/13 - 1992/01/05||18歳のときに起こした殺人の前科あり<br />
|-<br />
|align=left|[[警察庁広域重要指定122号事件]](K)||2005/07/08|||1985/05/28 - 1994/03||<br />
|-<br />
|align=left|[[群馬パチンコ店員連続強盗殺人事件]](T)||2005/07/13|||2003/02/23、04/01||控訴取り下げで確定。共犯のOは2009年確定<br />
|-<br />
|align=left|警察庁広域重要指定121号事件(M)||2005/09/16|||1993/10 - 12||共犯のWは2004年確定<br />
|-<br />
|align=left|[[仙台老夫婦強盗殺人事件]](H)||2005/09/26|||1986/02/20||<br />
|-<br />
|align=left|[[SMクラブ下克上殺人事件]](M)||2005/10/17|||1995/12/21||2008年6月17日執行<br />
|-<br />
|align=left|[[大阪愛犬家連続殺人事件]](U)||2005/12/15|||1992/06/19 - 1993/10/29||<br />
|-<br />
|}<br />
<br />
====2006年死刑確定囚(20人)====<br />
{| class=wikitable<br />
|-<br />
!width="30%"|事件名(死刑囚名)<br />
!width="10%"|判決確定日<br />
!width="10%"|事件発生日<br />
!width="50%"|備考(執行日など)<br />
|-<br />
|align=left|[[東京・埼玉連続幼女誘拐殺人事件]]([[宮崎勤]])||2006/01/17|||1988/08 - 1989/06||再審請求準備中の2008年6月17日執行<br />
|-<br />
|align=left|[[大阪右翼幹部殺害事件]](T)||2006/02/14|||1992/02/09、1994/04/28||旧姓K<br />
|-<br />
|align=left|[[三重古物商殺人事件]](Y)||2006/02/24|||1994/03 - 1995/03||<br />
|-<br />
|align=left|[[愛知静岡2女性殺害事件]](M)||2006/03/02|||1996/08/31、1997/09/04||旧姓T<br />
|- <br />
|align=left|[[神戸市夫婦強盗殺人事件]](Y)||2006/03/20|||2005/01/08||2008年9月11日執行<br />
|-<br />
|align=left|オウム真理教事件([[麻原彰晃|松本智津夫(麻原彰晃)]])||2006/03/27||1995他||弁護団が控訴趣意書を提出せず棄却<br />
|-<br />
|align=left|[[鶴見事件]](T)||2006/03/28|||1988/06/20||<br />
|-<br />
|align=left|[[ドラム缶女性焼殺事件]](S)||2006/06/09|||2000/04/04||旧姓N。2009年1月29日執行<br />
|-<br />
|align=left|ドラム缶女性焼殺事件(K)||2006/06/09|||2000/04/04||2009年1月29日執行<br />
|-<br />
|align=left|[[豊中市2人殺害事件]](N)||2006/06/13|||1992/03/05||無期懲役の仮釈放中に事件を起こす<br />
|-<br />
|align=left|[[川崎中国人6人殺傷事件]](C)||2006/06/27|||1999/05/25||中国籍。2009年7月28日執行<br />
|-<br />
|align=left|[[市貝町牧場夫婦強盗殺人放火事件]](H)||2006/09/01|||1994/12/19||2008年9月11日執行<br />
|-<br />
|align=left|[[堺市夫婦殺害事件]](E)||2006/09/07|||1997/10/30||共犯逃亡中<br />
|-<br />
|align=left|[[飯塚事件]](K)||2006/09/08|||1992/02/20||当時の[[DNA鑑定]]は信憑性が低いとして、再鑑定を求めていたが、2008年10月28日執行<br />
|-<br />
|align=left|[[宮崎女性強盗殺人事件]](I)||2006/09/21|||1996/08/29、1997/06/13||<br />
|-<br />
|align=left|[[奈良小1女児殺害事件]](K)||2006/09/26|||2004/11/17||控訴取り下げで確定<br />
|-<br />
|align=left|[[栃木妻・知人殺人事件]](N)||2006/10/12|||1988/11、1989/11||<br />
|-<br />
|align=left|[[栃木生き埋め殺人事件]](T)||2006/10/26|||1992/07/23 - 24||<br />
|-<br />
|align=left|[[名古屋福岡連続殺人事件]](P)||2006/11/24|||1995/01/12 - 28||2009年1月4日獄死<br />
|-<br />
|align=left|[[いわき市母娘強盗殺人事件]](T)||2006/12/20|||2004/03/18||上告取り下げで確定。2008年10月28日執行<br />
|-<br />
|}<br />
<br />
====2007年死刑確定囚(23人)==== <br />
{| class=wikitable<br />
|-<br />
!width="30%"|事件名(死刑囚名)<br />
!width="8%"|判決確定日<br />
!width="15%"|事件発生日<br />
!width="47%"|備考(執行日など)<br />
|-<br />
|align=left|[[長野・愛知4連続強盗殺人事件]](N)||2007/01/11|||2004/01/13 - 09/07||控訴取り下げで確定。2009年1月29日執行<br />
|-<br />
|align=left|[[マニラ保険金連続殺人事件]](M)||2007/01/30||1994/12 - 1996/06||双子の兄弟での犯行<br />
|-<br />
|align=left|マニラ保険金連続殺人事件(M)||2007/01/30||1994/12 - 1996/06||上記共犯者、双子の兄弟での犯行<br />
|-<br />
|align=left|マニラ保険金連続殺人事件(S)||2007/01/30||1994/12 - 1996/06||上記共犯者<br />
|-<br />
|align=left|[[宮崎連続強盗殺人事件]](M)||2007/02/06||2001/11 - 12||2012年3月29日執行<br />
|-<br />
|align=left|[[宇都宮宝石店放火殺人事件]](S)||2007/02/20||2000/06/11||2010年7月28日執行<br />
|-<br />
|align=left|[[名古屋スナック店主強盗殺人事件]](T)||2007/03/22||2002/03/14||<br />
|-<br />
|align=left|[[武富士弘前支店強盗殺人・放火事件]](K)||2007/03/27||2001/05/08||<br />
|-<br />
|align=left|[[福山市女性強盗殺人事件]](N)||2007/04/10||1992/3/29||殺人の前科あり。<br />
|-<br />
|align=left|[[池袋通り魔殺人事件]](Z)||2007/04/19||1999/09/08||<br />
|-<br />
|align=left|[[大阪姉妹殺害事件]](Y)||2007/05/31|||2005/11/17||控訴取り下げで確定。16歳のとき[[山口母親殺害事件]]を起こして少年院送致。2009年7月28日執行<br />
|-<br />
|align=left|[[太州会内部抗争連続殺人事件]](N)||2007/06/12||1997/10||<br />
|-<br />
|align=left|[[春日部・中国人夫婦殺人事件]](S)||2007/06/19||2000/09/22||<br />
|-<br />
|align=left|[[自殺サイト殺人事件]](M)||2007/07/5|||2005/02 - 06||控訴取り下げ。2009年7月28日執行<br />
|-<br />
|align=left|[[三重連続強盗殺人事件]](H)||2007/07/18||1994/07 - 11||<br />
|-<br />
|align=left|[[熊谷4人殺傷事件]](O)||2007/04/10||2003/8/18||控訴取下げ、2010年7月28日執行。執行命令書に署名した法務大臣自身が歴史上初めて立ち会う。<br />
|-<br />
|align=left|[[オウム真理教事件]]([[横山真人]])||2007/07/20||1989/11等||<br />
|-<br />
|align=left|[[宇都宮監禁強盗殺人事件]](G)||2007/09/28||2000/07 - 08||<br />
|-<br />
|align=left|オウム真理教事件([[端本悟]])||2007/10/26||1995/03/20等||<br />
|-<br />
|align=left|[[マブチモーター社長宅殺人放火事件]](O)||2007/11/1||2002/08||犠牲者4人。控訴取下げ、共犯も2011年に上告棄却で死刑確定。ノンフィクション作家[[斉藤充功]]の手によって[http://knuckles.cocolog-nifty.com/ 死刑囚獄中ブログ]に手記をアップロードしている。<br />
|-<br />
|align=left|[[大和市主婦連続殺害事件]](S)||2007/11/6||2001/08 - 09||上告棄却<br />
|-<br />
|align=left|[[横浜一家殺害事件]](F)||2007/11/15||2002/07/31||2012年3月29日執行<br />
|-<br />
|align=left|[[岡山女性殺害事件]](U)||2007/11/30|||2007/11/30||殺人罪で服役し仮釈放された元無期懲役囚による再犯。2008年2月7日獄死、68歳。歴史上初めて、法務大臣自身が死亡の事実を記者発表した。<br />
|-<br />
|}<br />
<br />
====2008年死刑確定囚(10人)====<br />
{| class=wikitable<br />
|-<br />
!width="30%"|事件名(死刑囚名)<br />
!width="10%"|判決確定日<br />
!width="10%"|事件発生日<br />
!width="50%"|備考(執行日など)<br />
|-<br />
|align=left|[[長崎・佐賀連続保険金殺人事件]](S)||2008/01/31||1992/9-1998/10||<br />
|-<br />
|align=left|オウム真理教事件([[林泰男]])||2008/02/15||1995/03/20等||<br />
|-<br />
|align=left|[[三島女子短大生焼殺事件]](H)||2008/02/29||2002/01/22||<br />
|-<br />
|align=left|[[宇都宮実弟殺害事件]](H)||2008/03/17||2005/05||殺人の前科有り。上告取り下げで確定<br />
|-<br />
|align=left|[[京都・神奈川親族連続殺人事件]](M)||2008/04/08||2007/01||控訴取り下げで確定<br />
|-<br />
|align=left|[[入間暴力団組員5人射殺事件]](Y)||2008/04/23||2003/12/14||2010年1月2日獄死<br />
|-<br />
|align=left|[[伊勢原母子殺人事件]](K)||2008/06/05||2001/08/04||<br />
|-<br />
|align=left|[[下関通り魔殺人事件]](U)||2008/07/11||1999/09/29||2012年3月29日執行<br />
|-<br />
|align=left|[[本庄保険金殺人事件]](Y)||2008/07/17||1995/06/03 - 1999/05/30||<br />
|-<br />
|align=left|[[須賀川女性祈祷師信者殺害事件]](E)||2008/09/16||1995/01 - 06||女性死刑囚<br />
|-<br />
|}<br />
<br />
====2009年死刑確定囚(18人)====<br />
{| class=wikitable<br />
|-<br />
!width="30%"|事件名(死刑囚名)<br />
!width="10%"|判決確定日<br />
!width="10%"|事件発生日<br />
!width="50%"|備考(執行日など)<br />
|- <br />
|align=left|[[高岡暴力団組長夫婦射殺事件]](W)||2009/01/22||2000/07/13||2009年5月2日獄死、56歳<br />
|- <br />
|align=left|高岡暴力団組長夫婦射殺事件(I)||2009/03/23||2000/07/13||上記共犯者。取調べの段階で副組長と一緒に殺害を依頼したと供述した。その後、副組長は起訴されて死刑を求刑されたが、一審、二審で無罪判決が言い渡され確定している。<br />
|-<br />
|align=left|[[熊本・松橋町強盗殺人事件]](M)||2009/04/3||2003/10/16||上告取り下げ。<br />
|-<br />
|align=left|[[闇サイト殺人事件]](K)||2009/04/13||2007/08/24||控訴取り下げ。<br />
|-<br />
|align=left|[[和歌山毒物カレー事件]](林眞須美)||2009/04/21|||1998/07/25||女性死刑囚<br />
|-<br />
|align=left|[[埼玉愛犬家連続殺人事件]](K夫)||2009/06/05||1993/4/20 - 1993/08/26||<br />
|-<br />
|align=left|埼玉愛犬家連続殺人事件(K妻)||2009/06/05||1993/4/20~1993/08/26||上記共犯者、女性死刑囚<br />
|-<br />
|align=left|群馬パチンコ店員連続殺人事件(O)||2009/06/09||2003/2/23、04/01||共犯も死刑確定<br />
|-<br />
|align=left|[[市原ファミレス暴力団組員射殺事件]](M)||2009/06/15||2005/04/25||<br />
|-<br />
|align=left|[[仙台強盗殺人事件]](T)||2009/06/23|||2001/01/08、02/03||旧姓I<br />
|-<br />
|align=left|[[前橋スナック乱射事件]](K)||2009/07/10|||2003/01/25||<br />
|-<br />
|align=left|[[オウム真理教事件]]([[早川紀代秀]])||2009/07/17|||1989/2、1989/11/04||<br />
|-<br />
|align=left|オウム真理教事件([[広瀬健一]])||2009/11/06|||1989/2、1989/11/04||<br />
|-<br />
|align=left|オウム真理教事件([[豊田亨]])||2009/11/06|||1989/2、1989/11/04||<br />
|-<br />
|align=left|[[北見市資産家夫婦殺人事件]](K)||2009/12/04|||1988/10/21||<br />
|-<br />
|align=left|オウム真理教事件([[井上嘉浩]])||2009/12/10|||1994/01 - 1995/03||<br />
|-<br />
|align=left|[[福岡庄内連続殺人事件]](S)||2009/12/11|||1996/06/08、11/19||<br />
|-<br />
|align=left|福岡庄内連続殺人事件(T)||2009/12/11|||1996/06/08、11/19||2010年4月14日病死<br />
|-<br />
|}<br />
<br />
==2010年以降==<br />
====2010年死刑確定囚(8人)====<br />
{| class=wikitable<br />
|-<br />
!width="30%"|事件名(死刑囚名)<br />
!width="10%"|判決確定日<br />
!width="10%"|事件発生日<br />
!width="50%"|備考(執行日など)<br />
|- <br />
|align=left|[[土浦連続殺傷事件]](K)||2010/01/05||2008/03||2009年12月18日死刑判決。弁護人控訴も本人が死刑願望者であり「完全勝利」のため、控訴取下げ確定。<br />
|- <br />
|align=left|[[オウム真理教事件]]([[新実智光]])||2010/01/19||1995/03他多数||上告棄却。一連のオウム真理教事件で11件26人の殺人に関与したとして死刑確定。<br />
|- <br />
|align=left|大阪・岐阜連続女性強盗殺人事件(O)||2010/01/29||2005/03 - 04||上告棄却。パチンコに負けた借金に窮して金銭目的で女性2人を殺害。他にも空き巣の余罪あり。<br />
|- <br />
|align=left|[[久留米看護師連続保険金殺人事件]](Y)||2010/03/18||1998/01/24、1999/03/27||女性死刑囚<br />
|-<br />
|align=left|[[千葉・館山連続放火事件]](T)||2010/09/16|||1998-2004||上告棄却。一連の放火で5人が犠牲に。<br />
|-<br />
|align=left|[[茨城・鉾田連続女性強盗殺人事件]](F)||2010/10/14|||2005/1||上告棄却。犠牲者2人。<br />
|-<br />
|align=left|[[北九州大分連続強盗殺人事件]](O)||2010/11/8|||2002/1||犠牲者2人。北九州市で強盗放火殺人、大分で殺人。<ref>朝日新聞2010年11月9日朝刊</ref><br />
|-<br />
|align=left|北九州大分連続強盗殺人事件(H)||2010/11/8|||2002/1||上記共犯<br />
|}<br />
<br />
====2011年死刑確定囚(24人)====<br />
{| class=wikitable<br />
|-<br />
!width="30%"|事件名(死刑囚名)<br />
!width="10%"|判決確定日<br />
!width="10%"|事件発生日<br />
!width="50%"|備考(執行日など) <br />
|- <br />
|align=left|[[オウム真理教事件]]([[土谷正実]])||2011/02/15||1995/03他多数||上告棄却。殺害行為に直接関わっていないが[[サリン]]など一連の化学兵器製造に関与しており、大量殺傷事件の[[共同正犯]]で死刑。<br />
|-<br />
|align=left|[[渋谷駅駅員銃撃事件|横浜中華街店主銃殺事件]]他(K)||2011/3/1|||2004/5/29||確定時70歳。窃盗罪で服役直後、金銭目的で横浜で強盗殺人のほか、東京駅地下放火、渋谷駅で集金係と思い込んだ地下鉄職員を銃撃、私物を奪い片足麻痺の後遺症を与えるなどの累犯であった。一審は無期だった。<br />
|-<br />
|align=left|福岡3女性連続強盗殺人事件(S)||2010/3/8|||2004/12-2005/01||強盗と強姦目的に飯塚市、北九州市、福岡市で凶行に及んだ。<br />
|-<br />
|align=left|[[大阪・愛知・岐阜連続リンチ殺人事件]](A)||2011/03/10|||1994||犯行時19歳。11日間の間に男性4人を相次いで殺害した。主犯格であるが共犯のうち2人も死刑確定。<br />
|-<br />
|align=left|大阪・愛知・岐阜連続リンチ殺人事件(B)||2011/03/10|||1994||犯行時19歳。上記共犯、一審は無期懲役だった。<br />
|-<br />
|align=left|大阪・愛知・岐阜連続リンチ殺人事件(C)||2011/03/10|||1994||犯行時18歳。上記共犯、一審は無期懲役だった。<br />
|-<br />
|align=left|[[広島・岡山連続強盗殺人事件]](K)||2011/03/24|||2003~2004||上告棄却時79歳。2003年9月に広島県[[比婆郡]][[東城町]](現:[[庄原市]])で91歳女性を、2004年12月に岡山県[[井原市]]で蕎麦屋店主の76歳男性を強盗目的で殺害。一審では広島の犯行を強盗致死と認定し無期懲役としたが、控訴審および上告審では2件とも強盗殺人であると認定し死刑を言い渡した。<br />
|-<br />
|align=left|[[東大阪集団暴行殺人事件(K)||2011/03/25|||2006/06/19||被害者2人が男性2人を恐喝・暴行したことに対し、「殺さなければ殺される」と考え仲間9人で岡山県で生き埋めにして殺害。殺害実行犯首謀者が死刑。共犯8人は殺害発案者は無期、最初に暴行された2人は11年と9年、重機を操作した未成年は15年、被害者2人を呼び出した暴力団関係者は17年、見張り役は7年の判決が確定している。また他の2人は未成年で殺人罪で起訴されず家庭裁判所送致になっている。<br />
|-<br />
|align=left|[[静岡同僚・妻連続殺人事件]](O)||2011/04/11|||2004,2005||不倫相手を中傷されたことに腹を立てた男が同僚を殺害。また不倫を知って離婚を迫った妻を殺害し遺体をバラバラにして遺棄<br />
|-<br />
|align=left|[[宮崎2人連続殺人事件]](F)||2011/04/19|||1999||保険金詐欺常習犯が分け前を巡るトラブルから仲間を殺害。ついで事件の真相を知った税理士を殺害。<br />
|-<br />
|align=left|[[広島連続保険金殺人事件]](O)||2011/06/07|||1998-2000||1998年に義父を交通事故を装って殺害。2000年には妻を浴槽につけて殺害し、遺体を遺棄した。いずれも保険金目当ての犯行であった。<br />
|-<br />
|align=left|[[横浜港バラバラ殺人事件]](I)||2011/06/16|||2009/6/18-19||麻雀店経営の男性2人を千葉県内のホテルに監禁し、電動ノコギリでバラバラにして殺害。遺体を横浜港や山梨県内に遺棄した。2009年5月に施行された裁判員裁判で初の死刑判決を受けるが、判決を言い渡した裁判長から控訴することを勧められた。その後,弁護側が控訴したが、控訴を取り下げ刑が確定。裁判員裁判で初の死刑確定者である。共犯は現在も指名手配中。<br />
|-<br />
|align=left|[[川崎アパート3人殺害事件]](T)||2011/07/04|||2009/5/30||川崎市内のアパートで隣室に住む夫婦を刺殺。さらに被害者の兄で、アパートの大家であった男性を刺殺した。本人控訴取り下げ。裁判員裁判で2例目の死刑確定。<br />
|-<br />
|align=left|[[大牟田4人殺害事件]](M)||2011/10/03|||2004/9/16||大牟田市で起きた殺人事件。最高裁にて確定。母親。戦後日本14番目の女性死刑囚。<br />
|-<br />
|align=left|大牟田4人殺害事件(T)||2011/10/03|||2004/9/16||上記共犯者。二男。<br />
|-<br />
|align=left|大牟田4人殺害事件(S)||2011/10/17|||2004/9/16||主犯の一人。父親。この判決で一家4人が死刑判決が確定するという異例の事態になった。<br />
|-<br />
|align=left|大牟田4人殺害事件(T)||2011/10/17|||2004/9/16||共犯者。長男。<br />
|-<br />
|align=left|[[福岡一家4人殺害事件]](G)||2011/10/20|||2003/6/20||福岡市で起きた中国人3人組による一家4人殺害事件の主犯。共謀したとされる被告2人はそれぞれ中国で死刑、無期懲役の判決が確定しており、死刑判決の男性はすでに2005年7月12日に執行されている。<br />
|- <br />
|align=left|[[オウム真理教事件]]([[中川智正]])||2011/12/8||1995/03他多数||上告棄却。[[坂本堤弁護士一家殺害事件]]で弁護士の長男を殺害し、[[松本サリン事件|松本]]、[[地下鉄サリン事件|地下鉄]]の両サリン事件では[[サリン]]の製造に関与した。<br />
|- <br />
|align=left|オウム真理教事件([[遠藤誠一]])||2011/12/12||1995/03他多数||上告棄却。[[松本サリン事件|松本]]、[[地下鉄サリン事件|地下鉄]]の両サリン事件で[[サリン]]の製造などに関与した。<br />
|-<br />
|align=left|[[マブチモーター社長宅殺人放火事件]](M)||2011/11/22|||2005/8/5-11/22||被害者4人。共犯は2007年に控訴取下げで死刑が確定している。<br />
|-<br />
|align=left|交際2女性バラバラ殺人事件(K)||2011/11/29|||1999/8/15,2003/5/25||交際していた女性2人を殺害し、バラバラにして遺棄。<br />
|-<br />
|align=left|[[北九州監禁殺人事件]](M)||2011/12/12|||1996/2-1998/6||7人殺害(司法の認定では6人は殺人、1人は傷害致死)、殺害実行犯とされた女性は無期。殺害を指示したとされたMが死刑。<br />
|-<br />
|align=left|[[ファミレス2人射殺事件]](H)||2011/12/15|||2005/04/25||千葉県市原市にあったフャミリーレストランで暴力団員同士の話し合いがこじれ、2人が射殺された。犯人3人のうち1人は自殺。<br />
|}<br />
<br />
====2012年死刑確定囚(3人)====<br />
{| class=wikitable<br />
|-<br />
!width="30%"|事件名(死刑囚名)<br />
!width="10%"|判決確定日<br />
!width="10%"|事件発生日<br />
!width="50%"|備考(執行日など) <br />
|- <br />
|align=left|岩手母娘強盗殺人事件(W)||2012/01/16|||2006/07/19||岩手県[[洋野町]]の母娘2人くらしの民家に暴行と強盗目的で侵入。金品を強奪し2人を殺害し遺体を山林に埋めた。<br />
|-<br />
|align=left|[[光市母子殺害事件]](O)||2012/02/20|||1999/04/14||旧姓F。犯行時の18歳1ヶ月という年齢は、死刑確定囚では最年少。<br />
|-<br />
|align=left|本庄市夫婦強盗殺人事件(I)||2012/03/02|||2007/02/21||知人男性の家を訪れて男性と妻を殺害。現金1万円を奪った。<br />
<!--(下はフォーマットです)<br />
|-<br />
|align=left|事件名(死刑囚名)||確定日|||事件発生日||執行もしくは備考など<br />
--><br />
|}<br />
<br />
== 参考文献 ==<br />
* 村野薫「増補・改訂版 戦後死刑囚列伝」[[宝島社]] [[2002年]]<br />
*[[佐久間哲]]、「死刑に処す-現代死刑囚ファイル-」、[[自由国民社]]、2005年、<br />
*「明治・大正・昭和・平成 事件・犯罪大辞典」、[[東京法経学院出版]]、2002年、<br />
<br />
== 脚注・引用 ==<br />
{{脚注ヘルプ}}{{reflist|3}}<br />
<br />
== 関連項目 ==<br />
*[[死刑]]<br />
*[[日本における死刑]]<br />
*[[死刑囚]]<br />
*[[日本における収監中の死刑囚の一覧]]<br />
<br />
{{死刑囚}}<br />
<br />
{{DEFAULTSORT:にほんにおけるしけいしゆうのいちらん}}<br />
[[Category:死刑囚|*]]<br />
[[Category:日本の死刑|*しけいしゆう]]</div>
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