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(南口方面)
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2019年4月6日 (土) 10:34時点における最新版

明石駅(あかしえき)は、兵庫県明石市大明石町一丁目にある、西日本旅客鉄道(JR西日本)山陽本線である。駅番号はJR-A73。「JR神戸線」の愛称区間に含まれている。

明石市の中心機能を持つ駅だが、隣接する神戸市西区民の利用客もかなり多い。山陽電気鉄道山陽明石駅と隣接している。

歴史[編集]

駅構造[編集]

ホーム[編集]

島式ホーム2面4線(12両編成対応)の高架駅で列車線・電車線にそれぞれ1本ずつプラットホームがある。位置的には駅舎の直上にあたる。列車線・電車線とも分岐器絶対信号機を持たないため、停留所に分類される。すなわち折り返しや当駅発着の設定はない。

直営駅西明石駅傘下の地区駅で駅長配置)。アーバンネットワークエリアに属しており、ICOCA利用可能駅(相互利用可能ICカードはICOCAの項を参照)である。

ホームの使用状況
のりば 路線 方向 線路 行先 備考
1 JR神戸線 下り 電車線 姫路方面 快速・普通
2 上り 三ノ宮大阪方面
3 下り 列車線 姫路方面 特急・新快速
4 上り 三ノ宮・大阪方面
  • 上表の路線名は旅客案内上の名称(愛称)で表記している。
  • 停車列車のホームは一部異なる場合がある。
    • 平日の朝ラッシュ時の大阪方面行きの快速は4番のりば(列車線)に停車する。この快速の次の停車駅は兵庫駅である。列車線には、舞子駅垂水駅須磨駅には、ホームが存在しないからである。
    • 最終新快速西明石行きは1番のりば(電車線)に停車する。
  • 大阪方面からの快速は当駅 - 加古川駅・姫路駅間の各駅に停車する。下り加古川・姫路方面行きについては、当駅より種別幕も「普通」に変わる。ただし、上り大阪方面行きの種別幕は西明石駅での変更となる。

1面に1ヶ所ずつ計2ヶ所の待合室が設けられている。内部の座席はすべて北向きで、一部は車椅子利用者用に折りたためる構造になっている。冷暖房完備。

日中の場合、新長田駅と兵庫駅の間付近で快速は新快速に追い抜かれるため、上りの神戸駅・三ノ宮駅へは新快速が先着列車となる。逆に下りは加古川駅まで普通も先着する。

2000年2001年に運転されていた神戸シーサイドレジャー号も当駅に停車していた。

以前はホームに「速さはJRのあかしです」という「証し」と「明石」を掛けた比較広告山陽明石駅のホームからも見えるように掲げられていたが、JR福知山線脱線事故の影響で撤去された[4]

ダイヤ[編集]

日中時間帯は1時間に12本(新快速・快速(普通)・各駅停車とも4本)停車する。朝夕は本数が多くなる。

コンコース[編集]

駅舎はJR西日本グループのショッピングセンター神戸SC開発)、ピオレ明石及び山陽電鉄明石駅と一体化している。ミスタードーナツなどの飲食店も営業している。ミスタードーナツはかつては建物内に2店舗あったが、東側(コンコース側)の店舗の改装を機に西側の店舗は閉店した。また、ステーションプラザ明石は改装工事が行われる為、2015年1月12日で全館閉店した。その後、ピオレ明石(東館・西館・南館)と改称し2016年2月26日に全面リニューアルオープンを果たした[5]

東と西にそれぞれ改札口を有する。西側はピオレ明石西館に通じる改札機が3台あるが券売機は設置されていない。みどりの窓口等の利用や山陽電鉄への乗り換えは東側改札口を利用することのみで行える。

2006年6月より、コンコース付近の乗客案内装置(次列車の発車番線などを表示)がLED式から液晶式に交換された。この時、従来方向別に各1台設置していた所をホーム別に1台ずつ設置する方式になり、ホームへ上る階段付近にも各番線毎の発車予定表示を1台ずつ計4枚新規に設置されている。

液晶化により、列車種別をフルカラーで表現出来るようになった。ただし、ホーム部分の案内装置はLED表示のままである。

駅構内に吉野家立ち食いそばの飲食店が1店舗ずつ営業している(どちら共、ICOCAでの決済が可能)。また、セブンイレブンが駅舎北隣と駅舎内に各一店舗ずつ設けられている。かつては駅舎南隣にもハートインが存在したが、ステーションプラザ明石の増築の際に土地を明け渡し撤退している。改札内は西側半分が3m程高くなっているが、この段差には階段しか設けられていない。ホームへ上がる手段は階段エスカレーター(上りのみ)、エレベーターの3種類が存在するが、このうちエレベーターはバリアフリーを考慮して利用者の多い東側の低い部分に備えられている。

駅コンコース東側にある山陽明石駅改札のすぐ隣には金券ショップの甲南チケットが店舗を構えているが、店内には「山陽電鉄からの要請によりJR神戸線 当駅 - 三ノ宮駅のきっぷは当店では取り扱っておりません」旨の掲示があり、山陽電鉄とJR神戸線の乗客獲得争いを示す一つの例となっている。なお、取り扱いがないのは明石駅 - 三ノ宮駅という一区間のみで、明石駅から舞子駅大阪駅へ向かうきっぷの取り扱いはある模様である。ちなみに、構内ではないが駅周辺に明石駅 - 三ノ宮駅の切符も扱っている店がある。

利用状況[編集]

2017年(平成29年)度の1日平均乗車人員53,210人で、これはJR西日本の駅では第13位である[6]

「明石市統計書」(明石市総務部情報管理課・編)および「兵庫県統計書」によると、年間乗車人数及び1日平均乗車人員は以下の通りである。

年度 年間
乗車人数
左記の内
定期利用者
一日平均
乗車人員
1999年 19,788千 13,248千 54,066
2000年 19,522千 13,050千 53,485
2001年 19,261千 12,811千 52,769
2002年 18,931千 12,684千 51,867
2003年 19,001千 12,733千 51,915
2004年 18,925千 12,799千 51,849
2005年 18,993千 12,855千 52,036
2006年 19,220千 13,001千 52,658
2007年 19,107千 12,968千 52,206
2008年 19,195千 13,009千 52,589
2009年 18,867千 12,873千 51,690
2010年 18,853千 12,930千 51,652
2011年 51,675
2012年 51,858
2013年 52,440
2014年 51,264
2015年 50,895
2016年 52,230
2017年 53,210

駅周辺[編集]

テンプレート:ambox 山陽明石駅山陽電気鉄道本線)が隣接する。JRから見て、ホームは南側、改札口は東側に位置している。

駅周辺は明石市の中心街である。駅南側の国道2号と明石港の間が伝統的な商業地であり、駅前には比較的新しい商業施設や、出入口が回転ゲート式になっている有料駐輪場がある。また駅のすぐ北は明石城跡であり、各種スポーツ施設がある公園となっている。

なお、駅南側のバスターミナルと国道2号に挟まれた一帯では再開発事業が行われ[7]、2016年12月、複合施設「パピオスあかし」として開業した。

南口方面[編集]

魚の棚商店街
国道2号以北
国道2号以南
  • 明石銀座商店街
  • 魚の棚商店街
    • 十々八(かつて魚の棚商店街に存在した寿司店)
  • 本町商店街
  • 桜町商店街
  • 鍛冶屋商店街
  • らぽす(ショッピングセンター)
  • 明石市役所・市民会舘 - 南東約1km
  • マツヤデンキ明石店[8]

北口方面[編集]

プラザ口方面[編集]

  • ステーションプラザ明石西館
駅南側
駅北側

周辺の兵庫県道[編集]

接続バス路線[編集]

詳細は 明石駅バスのりば を参照

隣の駅[編集]

西日本旅客鉄道
JR神戸線(山陽本線)
新快速
神戸駅 (JR-A63) - 明石駅 (JR-A73) - 西明石駅 (JR-A74)
快速(列車線経由、朝の上りのみ運転)
兵庫駅 (JR-A64) ← 明石駅 (JR-A73) ← 西明石駅 (JR-A74)
快速(電車線経由)
舞子駅 (JR-A71) - 明石駅 (JR-A73) - 西明石駅 (JR-A74)
普通(JR東西線学研都市線内で区間快速となる電車を含む)
朝霧駅 (JR-A72) - 明石駅 (JR-A73) - 西明石駅 (JR-A74)
  • 快速電車の快速運転区間は「高槻駅(または京都駅) - 西明石駅」間となっているが、西明石駅の一駅手前である当駅から実質的に各駅停車区間に入るため、下り(姫路方面)の快速は当駅で「普通」の表示幕となる。

脚注[編集]

注釈[編集]

  1. 駅の東側の高架下に旧住友銀行の明石支店が存在したが、住友店を「明石駅前支店」と改称したうえでしばらく共存し、旧さくら銀行の明石支店に統合された。

出典[編集]

  1. 『JR全駅ものしりガイド』182頁
  2. 神戸新聞1934年5月12日付 県下版「寶殿驛 改築を陳情 関係町村から」
  3. 近畿エリアの12路線 のべ300駅に「駅ナンバー」を導入します!
  4. [1]
  5. (2016-02-29) [ 神戸SC開発 「ピオレ明石」全面開業 ] 交通新聞 交通新聞社 [ arch. ]
  6. データで見るJR西日本2018PDF 
  7. 明石駅前南地区再開発事業について - 明石市公式サイト
  8. マツヤデンキHP明石店

関連項目[編集]

外部リンク[編集]