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設立当初は[[債務整理]]に特化し、急成長した。近年は[[交通事故]]、[[離婚問題]]、[[刑事弁護]]、[[労働問題]]、[[B型肝炎]]の給付金請求、[[企業法務]]などに手を広げている。[[債務整理]]を多数手がけるため、膨大なマニュアルがある。
 
設立当初は[[債務整理]]に特化し、急成長した。近年は[[交通事故]]、[[離婚問題]]、[[刑事弁護]]、[[労働問題]]、[[B型肝炎]]の給付金請求、[[企業法務]]などに手を広げている。[[債務整理]]を多数手がけるため、膨大なマニュアルがある。
 
見込み残業(40時間)制であり、忙しい部署と暇な部署で賃金の差がほとんどないため、一部に不満の声がみられる。
 
見込み残業(40時間)制であり、忙しい部署と暇な部署で賃金の差がほとんどないため、一部に不満の声がみられる。
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== 弁護士の警鐘 ==
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小松亀一弁護士は殆どを事務員任せの仕事で間に合わせ、弁護士は殆ど関与しなくとも多額の報酬が取れるという効率的な事件で、三大宣伝広告事務所の一つは、TV放映等宣伝広告費用を年間数億円も投資し、年間売上百億円以上になったと警鐘を鳴らした<fef>[http://www.trkm.co.jp/sonota/12032101.htm 弁護士界の憂鬱-”ポスト過払いバブル”はなんでもあり雑感4],小松亀一法律事務所,2012-03-21</ref>。日本貸金業協会によれば、全国の業者が返還した過払い金は2008年度がピークで約1兆円、2012年度は約5千億円であった。アディーレ法律事務所がホームページ上で公表していた過払い金回収実績は、2012年11月1日時点で15万4219件、804億1781万円としている。報酬金が回収額の20%なら、同事務所はこの請求で160億円強を稼いだことになる。
  
 
== 参考文献 ==
 
== 参考文献 ==

2017年10月12日 (木) 11:45時点における版

弁護士法人アディーレ法律事務所(べんごしほうじんアディーレほうりつじむしょ)は日本の法律事務所。2016年時点で日本の大手10大法律事務所の一つになっている。

概要

2004年に石丸幸人によってアディーレ法律事務所設立が設立された。 2005年に同事務所をサンシャイン60に移転し、弁護士法人アディーレ法律事務所とした。 2017年10月現在で、法律事務所では日本最多の86拠点(従たる事務所)を有する。 2013年3月31日現在で、弁護士数は124名であったが[1]、2015年に128名、2016年に150名、 2017年1月時点で190名と急増した[2]

2016年2月16日、消費者庁から景品表示法に基づく措置命令を受けた。債務整理・過払い金返還請求に係る役務の表示について、景品表示法に違反する行為(同法第4条第1項第2号(有利誤認)に該当)があったとされる[3]。4年10ヶ月にわたり、過払い金返還請求の着手金を無料にしたり、債務整理の着手金を値引きしたりする期間限定キャンペーンが常態化していたとされる。それまでに過払い金返還請求をテレビCMで広告し集客していた。着手金無料キャンペーンを「1カ月限定」などとうたいながら、2015年8月まで同様の広告を継続していた。

消費者庁の処分を受けて東京弁護士会は、アディーレ法律事務所への懲戒処分を行い、弁護士法人アディーレ法律事務所を業務停止2月、元代表社員の弁護士石丸幸人会員に対し業務停止3月とした。期間中は本店と全国80以上の支店で業務が禁じられる。アディーレ側は処分を不服として日弁連に審査請求する[4]

内部体制

設立当初は債務整理に特化し、急成長した。近年は交通事故離婚問題刑事弁護労働問題B型肝炎の給付金請求、企業法務などに手を広げている。債務整理を多数手がけるため、膨大なマニュアルがある。 見込み残業(40時間)制であり、忙しい部署と暇な部署で賃金の差がほとんどないため、一部に不満の声がみられる。

弁護士の警鐘

小松亀一弁護士は殆どを事務員任せの仕事で間に合わせ、弁護士は殆ど関与しなくとも多額の報酬が取れるという効率的な事件で、三大宣伝広告事務所の一つは、TV放映等宣伝広告費用を年間数億円も投資し、年間売上百億円以上になったと警鐘を鳴らした<fef>弁護士界の憂鬱-”ポスト過払いバブル”はなんでもあり雑感4,小松亀一法律事務所,2012-03-21</ref>。日本貸金業協会によれば、全国の業者が返還した過払い金は2008年度がピークで約1兆円、2012年度は約5千億円であった。アディーレ法律事務所がホームページ上で公表していた過払い金回収実績は、2012年11月1日時点で15万4219件、804億1781万円としている。報酬金が回収額の20%なら、同事務所はこの請求で160億円強を稼いだことになる。

参考文献