ジェローム・パウエル

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ジェローム・パウエル(英: Jerome H. Powell、1953年2月4日 - )は2012年から、アメリカ合衆国連邦準備制度理事会理事。ドナルド・トランプ米国大統領は次期FRB次期議長に指名している。

経歴

1953年2月4日に米国ワシントンD.C.で生まれる。アメリカ最古の男子校であるジョージタウン・プレパラトリー・スクールとイエズス会の小学校を1971年に卒業した。1975年プリンストン大学政治学科を卒業した。卒論テーマは「南アフリカ:変化の力」であった[1]。1975年から1976年にかけて、リチャード・シュワイカー上院議員の法務アシスタントとして過ごした。1979年ジョージタウン大学ローセンターで法務博士(JD)を取得した。ジョージタウン・法律雑誌で編集長を務めた<ref?Board MembersFederal Reserve,2017-10-19</ref>。 1981年から1983年まで、デービス・ポーク・アンド・ウォードウェル弁護士事務所で弁護士として働いた。1983年から1984年まではウェーバーマクミラン法律事務所で働いた。1984年から1990年まで、大手投資銀行のディロンリードで投資銀行家として働き、副社長となる。ディロンリードの会長であったニコラス・ブレイディのもとで、1990年から1993年まで、財務省で働く。その間、1992年、ジョージ・H・W・ブッシュ政権で財務次官補(国内金融担当)、財務次官を務めた。 1997年から2005年にかけて、米投資ファンドであるカーライル・グループのパートナーであった。 2008年、プライベートエクイティ(PE、未公開株)会社で幹部を務めた。 2012年にオバマ政権で連邦準備制度理事会(FRB)の理事に就任した[2]。2014年6月16日に再任された(任期は2028年1月31日まで)金融規制などを担当し、金融政策を決める連邦公開市場委員会(FOMC)でイエレン議長が主導する政策に反対票を投じたことはなく、穏健派と位置付けられている。 2017年11月2日、ドナルド・トランプ大統領により次期FRB次期議長に指名された。トランプ大統領は、健全な金融政策運営において合意を形成できる人物で、知恵や指導力があると評価している[3]

脚注・出典