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{{Otheruses|恒星}}
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[[画像:ミラ 1.jpg|450px|thumb|ミラ]]
 
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'''ミラ'''(Mira)は[[くじら座]]&omicron;星(&omicron;&nbsp;Cet)で、[[赤色巨星]]の代表的なものである。最も有名な[[脈動変光星]]で、ミラ型の代表星である。2.0等と10.1等の間を約332日の周期で変光するが、極大等級も周期も必ず一定になるとは限らない。[[スペクトル分類|スペクトル型]]は極大時には M5e だが、極小時には M9e になる。
{{恒星 基本
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|名称 = ミラ([[:en:Mira|Mira]])
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|元期 = 2000年初分点 ([[J2000.0]])
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|星座 = [[くじら座]]
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|赤経 = 02<sup>h</sup> 19<sup>m</sup> 20.8<sup>s</sup>
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|赤緯 = -02° 58' 39"
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|視等級 = +2.0<sup>m</sup>-+10.1<sup>m</sup>
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}}
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{{恒星 特徴
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|スペクトル = M7IIIe (M5e-M9e)/Bep
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|b-v = 1.09
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|u-b = 1.42
+
|変光星 = ミラ型(M)
+
}}
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{{恒星 位置
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|視線速度 = +64
+
|運動赤経 = 10.33
+
|運動赤緯 = -239.48
+
|年周視差 = 7.79
+
|誤差 = 1.07
+
|光年 = 420
+
|パーセク = 130
+
|絶対等級 = -0.93等
+
}}
+
{{恒星 詳細
+
|質量 = 1.2/-
+
|半径 = 400/-
+
|光度 = 8,400/-
+
|表面温度 = 2,200/-
+
|金属量 = ?
+
|自転周期 = ?
+
|年齢 = ?
+
}}
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{{恒星 伴星
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|伴星 = ミラ B
+
|公転周期 = -
+
|軌道長半径 = -
+
|離心率 = -
+
|軌道傾斜角 = -
+
|昇交点 = -
+
|近星点 = -
+
}}
+
{{恒星 名称
+
|他の名称 = くじら座ο星(ο&nbsp;Cet), くじら座68番星(68&nbsp;Cet), 24[[ヘヴェリウスの星表|H]]&nbsp;Cet, 353[[ボーデの星表|B]]&nbsp;Cet, 104[[ハイスの星表|H']]&nbsp;Cet, 233[[グールドの星表|G]]&nbsp;Cet, [[星表#.E3.82.A4.E3.82.A8.E3.83.BC.E3.83.AB.E8.BC.9D.E6.98.9F.E3.82.AB.E3.82.BF.E3.83.AD.E3.82.B0_.28BS.2C_BSC.2C_HR.29|HR]]&nbsp;681, [[星表#.E3.83.98.E3.83.B3.E3.83.AA.E3.83.BC.E3.83.BB.E3.83.89.E3.83.AC.E3.82.A4.E3.83.91.E3.83.BC.E3.82.AB.E3.82.BF.E3.83.AD.E3.82.B0_.28HD_.2F_HDE.29|HD]]&nbsp;14386, [[星表#.E6.8E.83.E5.A4.A9.E6.98.9F.E8.A1.A8_.28BD_.2F_CD_.2F_CPD.29|BD]]-03°353, [[星表##.E3.83.92.E3.83.83.E3.83.91.E3.83.AB.E3.82.B3.E3.82.B9.E6.98.9F.E8.A1.A8_.28HIP.29|HIP]]&nbsp;10826, [[星表#http#SAO_.E6.98.9F.E8.A1.A8_.28SAO.29|SAO]]&nbsp;129825, [[General Catalogue|GC]]&nbsp;2796, [[The Catalogue of the British Association for the Advancetment of Science|BAC]]&nbsp;720, II&nbsp;56, LTT&nbsp;1179, NLTT&nbsp;7657, ADS&nbsp;1778&nbsp;AP, CCDM&nbsp;J02194-0258AP<br> 
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(ミラ&nbsp;B):VZ&nbsp;Cet
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}}
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{{恒星 終了}}
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'''ミラ'''('''Mira''')は[[くじら座]]&omicron;星(&omicron;&nbsp;Cet)で、[[赤色巨星]]の代表的なものである。最も有名な[[脈動変光星]]で、ミラ型の代表星である。2.0等と10.1等の間を約332日の周期で変光するが、極大等級も周期も必ず一定になるとは限らない。[[スペクトル分類|スペクトル型]]は極大時には M5e だが、極小時には M9e になる。
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直径は平均して[[太陽]]の440倍あり、光度は極大時には太陽の250倍に達する。距離は100[[光年]]、220光年、500光年、820光年などと資料によりまちまちだが、『天文年鑑』2007年版によると400光年、[[ヒッパルコス衛星]]の[[年周視差]]の測定結果から計算すると418光年となっており、ミラの距離は400光年~500光年が有力と考えられる。
 
直径は平均して[[太陽]]の440倍あり、光度は極大時には太陽の250倍に達する。距離は100[[光年]]、220光年、500光年、820光年などと資料によりまちまちだが、『天文年鑑』2007年版によると400光年、[[ヒッパルコス衛星]]の[[年周視差]]の測定結果から計算すると418光年となっており、ミラの距離は400光年~500光年が有力と考えられる。
  
 
ミラは[[連星|実視連星]]でもあり、赤色巨星の主星(ミラA)と伴星(ミラB)からなる。ミラBも不規則に明るさを変化させる[[変光星]]であり、変光星名を'''くじら座&nbsp;VZ'''(VZ&nbsp;Cet)という。ミラBは[[降着円盤]]を伴う[[白色矮星]]だと考えられている。
 
ミラは[[連星|実視連星]]でもあり、赤色巨星の主星(ミラA)と伴星(ミラB)からなる。ミラBも不規則に明るさを変化させる[[変光星]]であり、変光星名を'''くじら座&nbsp;VZ'''(VZ&nbsp;Cet)という。ミラBは[[降着円盤]]を伴う[[白色矮星]]だと考えられている。
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== ミラに関する年表 ==
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[[画像:ミラ 2.jpg|thumb|くじら座ο星]]
  
==ミラに関する年表==
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=== 変光発見前 ===
*紀元前2世紀:[[カール・マニティウス]]によれば、[[ヒッパルコス]]の 「エウドクソスとアラトスの 『[[ファイノメナ]]』の注解書」 でミラについて言及している条項があるという。
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* 紀元前2世紀:[[カール・マニティウス]]によれば、[[ヒッパルコス]]の 「エウドクソスとアラトスの 『[[ファイノメナ]]』の注解書」 でミラについて言及している条項があるという。
*紀元前134年頃:ミューラーとハルトヴィッヒによれば、ヒッパルコスはミラについて言及していたという。
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* 紀元前134年頃:ミューラーとハルトヴィッヒによれば、ヒッパルコスはミラについて言及していたという。
:[[何丙郁]](Ho Peng-Yoke)によれば、この年にヒッパルコスが見た新星([[プリニウス]]の 『[[博物誌]]』 など、通説では[[さそり座]]に出現したとされる)がミラだったと主張している。ただ、この説だと前のマニティウスの主張と矛盾することになる。
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: [[何丙郁]](Ho Peng-Yoke)によれば、この年にヒッパルコスが見た新星([[プリニウス]]の 『[[博物誌]]』 など、通説では[[さそり座]]に出現したとされる)がミラだったと主張している。ただ、この説だと前のマニティウスの主張と矛盾することになる。
*紀元1世紀:[[ヨハン・バイエル]]によれば、くじら座の 「こぶ」 あるいは 「湾曲部」 に位置する星(ミラのこと)については[[ヒュギヌス]]と無名氏が言及しているという。
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* 紀元1世紀:[[ヨハン・バイエル]]によれば、くじら座の 「こぶ」 あるいは 「湾曲部」 に位置する星(ミラのこと)については[[ヒュギヌス]]と無名氏が言及しているという。
*紀元前後:[[金井三男]]は 『聖書』 に登場する[[ベツレヘムの星]]=ミラ説を主張している。
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* 紀元前後:[[金井三男]]は 『聖書』 に登場する[[ベツレヘムの星]]=ミラ説を主張している。
*1070年12月25日:何丙郁は、中国の文献に記録されている[[客星]]がミラだったと主張している。
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* 1070年12月25日:何丙郁は、中国の文献に記録されている[[客星]]がミラだったと主張している。
*1592年11月23日:何丙郁は、韓国の文献に記録されている客星がミラだったと主張している。(何丙郁は日付を「11月28日」と誤っているという)
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* 1592年11月23日:何丙郁は、韓国の文献に記録されている客星がミラだったと主張している。(何丙郁は日付を「11月28日」と誤っているという)
*1594年2月20日:何丙郁は、韓国の文献に記録されている客星がミラだったと主張している。
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* 1594年2月20日:何丙郁は、韓国の文献に記録されている客星がミラだったと主張している。
  
*[[1596年]][[8月13日]]:[[ダーヴィト・ファブリツィウス]]が[[水星]]の観測中に位置を確認するための星を探していて発見。ファブリツィウスは、この星を25年ほど前に[[カシオペヤ座]]に出現したものと同種の[[新星]]と考えた。
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=== 変光発見後 ===
*[[1603年]]:ヨハン・バイエルがこの年に発行した星図 『[[ウラノメトリア]]』 には、変光しない4等星 「&omicron;」 として記録された。
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* [[1596年]][[8月13日]]:[[ダーヴィト・ファブリツィウス]]が[[水星]]の観測中に位置を確認するための星を探していて発見。ファブリツィウスは、この星を25年ほど前に[[カシオペヤ座]]に出現したものと同種の[[新星]]と考えた。
*[[1609年]][[2月15日]]:ファブリツィウスが再発見。
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* [[1603年]]:ヨハン・バイエルがこの年に発行した星図 『[[ウラノメトリア]]』 には、変光しない4等星 「&omicron;」 として記録された。
*[[1638年]]:[[ヨハン・フェレキデス・ホルワルダ]]が&omicron;星は新星ではなく周期的に変光する星だと考えた。
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* [[1609年]][[2月15日]]:ファブリツィウスが再発見。
*[[1662年]]:[[ヨハネス・ヘヴェリウス]]が 「不思議な星の小史」(''Historiola Mirae Stellae'')という論文を書き、この表題から[[ラテン語]]で 「不思議なもの」 を意味する'''ミラ'''という名前がついた。
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* [[1638年]]:[[ヨハン・フェレキデス・ホルワルダ]]が&omicron;星は新星ではなく周期的に変光する星だと考えた。
*[[1667年]]:[[イスマイル・ブイヨー]]がミラの変光周期は333日であると発表した。
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* [[1662年]]:[[ヨハネス・ヘヴェリウス]]が 「不思議な星の小史」(''Historiola Mirae Stellae'')という論文を書き、この表題から[[ラテン語]]で 「不思議なもの」 を意味する'''ミラ'''という名前がついた。
*1779年:極大時に、[[アルデバラン]]に匹敵する1等級(推定1.2等)に達した。
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* [[1667年]]:[[イスマイル・ブイヨー]]がミラの変光周期は333日であると発表した。
*1906年12月:極大時に2.1等に達した。([[一戸直蔵]]が記録)
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* 1779年:極大時に、[[アルデバラン]]に匹敵する1等級(推定1.2等)に達した。
*[[2005年]]:[[アメリカ合衆国|アメリカ]]の[[X線]]観測衛星[[チャンドラ (人工衛星)|チャンドラ]](CHANDRA)によってミラが撮影され、ミラAがX線[[アウトバースト]]を起こしていること、ミラAの物質がミラBに吸い寄せられていることが明らかになった。
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* 1906年12月:極大時に2.1等に達した。([[一戸直蔵]]が記録)
*2007年2月17日:極大時に1.9等(平均等級では2.05等)に達した。およそ百年ぶりの明るい増光となる。
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* [[2005年]]:[[アメリカ合衆国|アメリカ]]の[[X線]]観測衛星[[チャンドラ (人工衛星)|チャンドラ]](CHANDRA)によってミラが撮影され、ミラAがX線[[アウトバースト]]を起こしていること、ミラAの物質がミラBに吸い寄せられていることが明らかになった。
*2007年8月15日:付イギリスの科学誌 『[[ネイチャー]]』 によれば、同日 [[アメリカ航空宇宙局|NASA]] の [[GALEX]](Galaxy Evolution Explorer、「銀河進化探査衛星」)がミラの後方に全長約13光年にわたって彗星の尾のような痕が延びていることを発見した。
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* 2007年2月17日:極大時に1.9等(平均等級では2.05等)に達した。およそ百年ぶりの明るい増光となる。
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* 2007年8月15日:付イギリスの科学誌 『[[ネイチャー]]』 によれば、同日 [[アメリカ航空宇宙局|NASA]] の [[GALEX]](Galaxy Evolution Explorer、「銀河進化探査衛星」)がミラの後方に全長約13光年にわたって彗星の尾のような痕が延びていることを発見した。
  
 
== [[固有名 (天体)#恒星|固有名]] ==
 
== [[固有名 (天体)#恒星|固有名]] ==
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また、ミラはよく 「くじら座の心臓」 に当たるといわれるが、別名を'''コルム・ケーティー'''(Collum Ceti、ラテン語で 「くじらの頚」 の意)という。ちなみにヘヴェリウスは、星表では ''Nova in Collo Ceti'' (くじらの頚にある新星)と記している。
 
また、ミラはよく 「くじら座の心臓」 に当たるといわれるが、別名を'''コルム・ケーティー'''(Collum Ceti、ラテン語で 「くじらの頚」 の意)という。ちなみにヘヴェリウスは、星表では ''Nova in Collo Ceti'' (くじらの頚にある新星)と記している。
  
==外部リンク==
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== 外部リンク ==
*[http://www4.airnet.ne.jp/mira/nhk/mira_campaign/index.html クリスマスにミラを見ようキャンペーン]
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* [http://www4.airnet.ne.jp/mira/nhk/mira_campaign/index.html クリスマスにミラを見ようキャンペーン]
*[http://www.aavso.org/vstar/vsots/1298.shtml Variable Star of the Month December,1998:OMICRON CETI(Mira)]
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* [http://www.aavso.org/charts/CET/OMI_CET/OMICET-A.GIF AAVSOのミラの星図(導入・極大時用)]
*[http://www.aavso.org/charts/CET/OMI_CET/OMICET-A.GIF AAVSOのミラの星図(導入・極大時用)]
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* [http://www.aavso.org/charts/CET/OMI_CET/OMICET-B.GIF AAVSOのミラの星図(極小時用)]
*[http://www.aavso.org/charts/CET/OMI_CET/OMICET-B.GIF AAVSOのミラの星図(極小時用)]
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* [http://www.aavso.org/charts/CET/OMI_CET/OMICET-BR.GIF AAVSOのミラの星図(天頂プリズム使用時用)]
*[http://www.aavso.org/charts/CET/OMI_CET/OMICET-BR.GIF AAVSOのミラの星図(天頂プリズム使用時用)]
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* [http://chandra.harvard.edu/press/05_releases/press_042805.html "Wonderful" Star Reveals its Hot Nature] - CHANDRA HP
*[http://www.aavso.org/vstar/vsots/mirahistory.shtml History of Mira's Discovery](ミラ発見の経緯)
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* [http://www.nasa.gov/mission_pages/galex/galex-20070815.html Speeding-Bullet Star Leaves Enormous Streak Across Sky] - NASA JPL News Releases
*[http://chandra.harvard.edu/press/05_releases/press_042805.html "Wonderful" Star Reveals its Hot Nature] - CHANDRA HP
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* [http://www.nao.ac.jp/nao_topics/data/000324.html 変光星ミラに尾(?)を発見] - 国立天文台 アストロ・トピックス (324)
*[http://www.nasa.gov/mission_pages/galex/galex-20070815.html Speeding-Bullet Star Leaves Enormous Streak Across Sky] - NASA JPL News Releases
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* [http://www.astroarts.co.jp/news/2007/02/23mira/index-j.shtml 記録的に明るい変光星ミラ-変光のしくみと観測の歴史] - AstroArts 天文ニュース
*[http://www.nao.ac.jp/nao_topics/data/000324.html 変光星ミラに尾 (?) を発見] - 国立天文台 アストロ・トピックス (324)
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*[http://www.astroarts.co.jp/news/2007/02/23mira/index-j.shtml 記録的に明るい変光星ミラ-変光のしくみと観測の歴史] - AstroArts 天文ニュース
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[[ru:Мира (звезда)]]
 
[[sk:Mira]]
 
[[sv:Mira]]
 
[[tr:Mira Ceti]]
 
[[zh:米拉]]
 

2017年5月4日 (木) 17:12時点における最新版

ミラ

ミラ(Mira)はくじら座ο星(ο Cet)で、赤色巨星の代表的なものである。最も有名な脈動変光星で、ミラ型の代表星である。2.0等と10.1等の間を約332日の周期で変光するが、極大等級も周期も必ず一定になるとは限らない。スペクトル型は極大時には M5e だが、極小時には M9e になる。

直径は平均して太陽の440倍あり、光度は極大時には太陽の250倍に達する。距離は100光年、220光年、500光年、820光年などと資料によりまちまちだが、『天文年鑑』2007年版によると400光年、ヒッパルコス衛星年周視差の測定結果から計算すると418光年となっており、ミラの距離は400光年~500光年が有力と考えられる。

ミラは実視連星でもあり、赤色巨星の主星(ミラA)と伴星(ミラB)からなる。ミラBも不規則に明るさを変化させる変光星であり、変光星名をくじら座 VZ(VZ Cet)という。ミラBは降着円盤を伴う白色矮星だと考えられている。

ミラに関する年表[編集]

くじら座ο星

変光発見前[編集]

  • 紀元前2世紀:カール・マニティウスによれば、ヒッパルコスの 「エウドクソスとアラトスの 『ファイノメナ』の注解書」 でミラについて言及している条項があるという。
  • 紀元前134年頃:ミューラーとハルトヴィッヒによれば、ヒッパルコスはミラについて言及していたという。
何丙郁(Ho Peng-Yoke)によれば、この年にヒッパルコスが見た新星(プリニウスの 『博物誌』 など、通説ではさそり座に出現したとされる)がミラだったと主張している。ただ、この説だと前のマニティウスの主張と矛盾することになる。
  • 紀元1世紀:ヨハン・バイエルによれば、くじら座の 「こぶ」 あるいは 「湾曲部」 に位置する星(ミラのこと)についてはヒュギヌスと無名氏が言及しているという。
  • 紀元前後:金井三男は 『聖書』 に登場するベツレヘムの星=ミラ説を主張している。
  • 1070年12月25日:何丙郁は、中国の文献に記録されている客星がミラだったと主張している。
  • 1592年11月23日:何丙郁は、韓国の文献に記録されている客星がミラだったと主張している。(何丙郁は日付を「11月28日」と誤っているという)
  • 1594年2月20日:何丙郁は、韓国の文献に記録されている客星がミラだったと主張している。

変光発見後[編集]

固有名[編集]

ミラは、ファブリツィウスによって発見されて以来、長らく新星と考えられていた(しかしながら、数年後には再発見されていたのであるから、今でいう回帰新星ということになる)。そのため、ロワーエの星図やヘヴェリウスの星表、フラムスティードの星表などではいずれも新星として扱われていた。

18世紀の後半になって、『フラムスティード星図』 のパリ・第2版(1776年)で Variante、同パリ・第3版(1795年)で Changente と記されており、この頃には変光星として認知されていたと考えられる。ミラ(Mira)という固有名は、上記ヘヴェリウスの論文の表題に由来するものであるが、実際に使われたのはボーデによる 『フラムスティード星図』 のベルリン版(1782年)が最初である。

しばしば星座名を伴ってミラ・ケーティー(Mira Ceti、「くじら座の不思議星」)ともいう(以前はよく 「ミラ・ケチ」 と表記された)。類例として、デネブ・キュグニー(はくちょう座α星)、スピカ・ウィルギニス(おとめ座α星)、プロキシマ・ケンタウリ(ケンタウルス座α星C)がある。

また、ミラはよく 「くじら座の心臓」 に当たるといわれるが、別名をコルム・ケーティー(Collum Ceti、ラテン語で 「くじらの頚」 の意)という。ちなみにヘヴェリウスは、星表では Nova in Collo Ceti (くじらの頚にある新星)と記している。

外部リンク[編集]