リリー・ラスキーヌ

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リリー・エーメ・ラスキーヌ(Lily Aimée Laskine, 1893年8月31日 - 1988年1月4日[1]は、フランスハープ奏者[2]。本名はエーメ・エミリー・ラスキン(Aimée Emilie Laskine)。20世紀で最も有名なハープ奏者。

概要[編集]

パリ1893年にユダヤ系ロシア移民の子として生まれる[3]。父親は医者であった。母親はショパンから生前に教わった弟子のひとりである。6歳からハープをはじめ、パリ音楽院教授のアルフォンス・アッセルマンに師事しようとしたが、初心者は取らないと言われた。母親は「私の娘はこんな状況ではハープを手に取らない」といい、アッセルマンは言い負けて教えることにした。3年後の1904年からパリ音楽院(現パリ国立高等音楽・舞踊学校)に通う。 アルフォンス・アッセルマンジョルジュ・マルティにハープを学び、首席で1909年に卒業(プルミエ・プリ)した。

卒業後、1909年に16歳でパリ・オペラ座管弦楽団のハープ奏者となる(1926年まで)。パリ・オペラ座管弦楽団の在任中、コンセール・クーセヴィツキー、コンセール・ラムルーやコンセール・ストララム等に参加した。1934年にフランス国立放送管弦楽団の首席ハープ奏者を務め、1948年から1958年まで母校のパリ国立高等音楽院で教鞭を執った。レパートリーはバロックから現代まで幅広い。 1988年パリにて没。

共演者[編集]

マルセル・モイーズジャン・ピエール・ランパル等、フランスの著名なフルート奏者との共演が多い。

弟子[編集]

ジャメ、ノールマン、ベルナール・ガレら多くのハーピストを育てる。

コンクール[編集]

リリー・ラスキーヌ国際ハープコンクールが創設されている。日本の山宮るり子は、2011年に優勝した。

家族[編集]

1938年、ヴァイオリン奏者のローラン・シャルミーと結婚[4]する。

受賞[編集]

  • 1958年、レジオンドヌール勲章 授与、シュヴァリエ(騎士、5等)


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  1. アーカイブコピー - インターネット・アーカイブ
  2. アーカイブコピー - インターネット・アーカイブ
  3. Govea (1995) GoveaWenonah Milton [ Nineteenth And Twentieth Century Harpists: A Bio-Critical Sourcebook ] Greenwood 1995 9780313278662 153-155
  4. Commire Klezmer (2000) CommireAnne KlezmerDeborah [ Women in World History: A Biographical Encyclopedia : Laa-Lyud ] 9 Yorkin Publications 2000 178-179