喜納尚吾

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喜納 尚吾
喜納 尚吾

喜納 尚吾(きな しょうご、1983年 - )とは、2013年2014年にかけて新潟県内で女性6人を強姦、うち3人を殺害した、通称「新潟ハイエースレイプ殺人鬼」である。

鬼畜男、この1年間で女性2人強姦、1人強姦未遂、1人殺害。他にも女性2人を殺して燃やしたり川に捨てたり

新発田市のパート従業員、徳永希さん(22)の遺体遺棄事件は2014年7月31日、急展開を見せた。

新発田署で同日行われた捜査本部の記者会見で、徳永さんは連れ去られた後、間もなく殺害されたとの見方を示した。一方、同市内であった2つの遺体発見については、慎重に関連を調べている。

殺人などの疑いで逮捕された同市大栄町、無職、喜納尚吾(31)=別の女性に対する強姦罪などで起訴=は、2013年11月22日夜、同市緑町にある徳永さんの自宅近くで、単独で自分の自動車に徳永さんを乗せて連れ去り、間もなく殺害したとみている。殺意については、「大きくとらえて殺意があったという方向で捜査を進めている」とした。

喜納の認否については明らかにしなかったが、周囲への捜査による総合的判断だとした。徳永さんと喜納に接点はなかったとみており、事前に徳永さんの家の前にいたなど計画性については、まだ判明していないとした。

犯行の細かい点については、被害者のプライバシーや捜査上の問題から、コメントできないとし、多くを語らなかった。

余罪については「捜査している」とだけ述べ、詳しい説明はなかった。同市内では別の20代の女性も2014年1月から行方不明になり、市内の川で4月、遺体で見つかった。また、2013年9月、同市内の駐車場で自動車4台が燃える火事があり、車内から20代の女性の遺体が発見された。いずれも県警は、事件と自殺の両面から捜査していた。

喜納は2013年8~12月に同市内で女性が被害に遭った3事件で、強姦やわいせつ目的略取などの罪で起訴され勾留中。 2013年5月に新発田市に夫婦で引っ越してきた後、8月に女性2人を拉致・強姦した後、女性拉致・殺人や別の女性を強姦するため拉致しようとした事件を起こしていた。

新潟ハイエースレイプ殺人鬼、沖縄出身の喜納尚吾の犯歴

  • 石垣島出身、野球部所属。沖縄県立八重山商工高等学校中退して少年院に進学
  • 2009年 - 友人宅放火で懲役3年食らう
  • 2012年 - 出所後宮城→新潟に移り住み
  • 2013年8月 - 30代女性を車で拉致ってレイプ。その後10代女性を車で拉致ってレイプ
    • 9月 - 女性を車ごと拉致ってレイプ→殺害して車を放火
    • 11月 - 新発田で20歳女性を車で拉致ってレイプ→殺害し遺体を雑木林に遺棄
    • 12月 - 女性拉致失敗
  • 2014年1月 - 女性を拉致ってレイプ →殺害し遺棄
    • 5月 - 女性を監禁→逮捕
    • 6月 - 裁判所から逃走もすぐに逮捕

地裁逃走の男ほかの2女性死亡にも関与か

2014年6月に新潟地方裁判所から一時逃走した31歳の男が、新潟県新発田市で22歳の女性を殺害したとして逮捕された事件で、警察はこのほかにも、2013年から2014年にかけて市内で20代の女性2人が相次いで死亡していたことについても男が関わっていたとみて捜査している。

新潟県新発田市の無職、喜納尚吾(31)は2014年6月、勾留の手続きをしていた新潟地方裁判所から逃げ出したが、まもなく取り押さえられた。警察は、喜納が2013年11月に市内のパート従業員の22歳の女性を車で連れ去り殺害したとして、殺人などの疑いで31日に逮捕した。

この事件で、2014年4月に遺体が見つかった現場に残されたDNA型が、喜納のものと一致していた。31日夜に接見した弁護士によると、「身に覚えがない」と話している。

新発田市では2014年4月には、3か月近く前から行方が分からなくなっていた20歳の女性が市内の川から白骨化した遺体で見つかった。現場から採取されたDNA型が喜納のものと一致した。さらに2013年9月には、市内のアパートの駐車場で焼けた車の中から20代の女性が遺体で見つかり、現場に残されたものから関与が疑われる。

新潟の強姦致死 32歳男に無期懲役判決(2015年12月)

新潟県新発田市で4人の女性を次々に襲い、うち1人を死亡させたとして強姦致死罪などに問われた喜納尚吾被告(32)の裁判員裁判の判決公判が2015年12月10日新潟地裁で開かれた。

竹下雄裁判長は検察側の求刑通り無期懲役を言い渡した。

喜納被告は、パート従業員の女性=当時22歳=が2014年4月、白骨化した遺体で見つかった強姦致死事件については関与を否認し、弁護側は無罪を主張していた。他の強姦事件や地裁からの逃走未遂事件など4つの事件は起訴内容を認めていた。