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'''忍者'''(にんじゃ)とは、[[鎌倉時代]]から[[江戸時代]]の[[日本]]で、[[大名]]や[[領主]]に仕え[[諜報活動]]や[[暗殺]]を仕事としていたとされる、個人ないし集団の名称。その名は日本国内にとどまらず、世界的にもよく知られている。
 
'''忍者'''(にんじゃ)とは、[[鎌倉時代]]から[[江戸時代]]の[[日本]]で、[[大名]]や[[領主]]に仕え[[諜報活動]]や[[暗殺]]を仕事としていたとされる、個人ないし集団の名称。その名は日本国内にとどまらず、世界的にもよく知られている。

2020年1月8日 (水) 03:52時点における版

{{redirect|ニンジャ}} '''忍者'''(にんじゃ)とは、[[鎌倉時代]]から[[江戸時代]]の[[日本]]で、[[大名]]や[[領主]]に仕え[[諜報活動]]や[[暗殺]]を仕事としていたとされる、個人ないし集団の名称。その名は日本国内にとどまらず、世界的にもよく知られている。 [[画像:Eight Hundred Heroes of Our Country s Suikoden 12.jpg|thumb|200px|歌川国芳の浮世絵に描かれた『児雷也豪傑譚』の主人公・[[児雷也]]。想像で誇張された忍者の典型]] == 概要 == 領主に仕えての隠密行動を主体とする集団。[[武士]]や[[足軽]]といった身分の集団とはまた別の立場にあった。 「全身[[黒]]の衣装」「その中には[[鎖帷子]]を纏い、顔には[[墨]]を塗っている」「背中に[[刀]]」「夜陰に紛れて敵地に侵入する」という印象で描かれることが多いが、黒は夜に像が浮いて見えることから、紺色もしくは[[柿色|柿の熟したような色]]の衣装を使用していたとされる。現存する「忍び装束」とされる物も、ほとんどが柿色系統である。黒色よりも柿色の方が安価に製造できたからとする説もある。この衣装は、元々は[[甲賀郡|甲賀]]地方(現在の[[滋賀県]]南東部)や[[伊賀国|伊賀]]地方(現在の[[三重県]]西部)で使われていた野良着が元とする説がある。また、「専用の」装束などは着用せず、その状況に合った服装(町中では町人の格好、屋敷などに侵入する場合には使用人の格好)を用いており、黒装束については、[[歌舞伎]]などに登場させる際に[[黒子]]のように観客に対して「見えない存在であること」を表現したものが後に、現実にもそのような格好で活動していたと誤認されたとする説もある。 戦うよりも逃げることに重点を置いていたため、通常は少しでも身軽になるように重い鎖帷子は着用しない。 漫画表現として鎖帷子を簡略に描いているうちに[[網シャツ]]を着たキャラクターデザインに発展した。背中に刀を背負うと動くとき邪魔になるため、大半は普通の武士のように腰に下げていた。ただし床下にもぐりこむときは狭い所でも動き易くするため、また刀自体を盾代わりとするために背負っていた。様々な特殊訓練を行い、特殊な道具なども所持しており、この道具を「[[忍具]]」、逃走術を含む種々の技術を「[[忍術]]」と言う。 忍術には「陰忍」と「陽忍」がある。陰忍とは、姿を隠して敵地に忍び込み内情を探ったり破壊工作をする方法であり、一般的に想像される忍者とはこの時の姿である。対して陽忍とは、姿を公にさらしつつ計略によって目的を遂げる方法である。いわゆる諜報活動や謀略、離間工作などがこれに当たる。[[古武術]]には忍術の名残りが見られるものもある。 近年の研究では、身体能力に優れ、厳しい規律に律された諜報集団という面の他に、優れた動植物の知識や化学の知識を持つ技術者集団としての一面も持つことが判っている。 忍者は上忍、中忍、下忍と身分が分かれている。上忍は伊賀では郷士(地侍)で、地主として小作人である下忍を支配している。中忍は下忍達を率いる小頭である。甲賀では上忍ではなく中忍が最高位とされている。実際に各地の戦国大名に雇われていたのは下忍達だったといわれている。伊賀流は個人技、甲賀流は集団技に優れていた。 戦前は「忍術使い」といった呼称が一般的だったが、戦後は[[村山知義]]、[[白土三平]]、[[司馬遼太郎]]らの作品を通して、「忍者」「忍びの者」「忍び」という呼称が一般化した。[[飛鳥時代]]には、[[聖徳太子]]が、[[大伴細人]](おおとものほそひと)を「志能備(しのび)」として使ったと伝えられる。ちなみに任務は蘇我氏などの有力豪族の偵察だった。 [[江戸時代]]までは統一名称は無く地方により呼び方が異なり、「乱破(らっぱ)」「素破(すっぱ、“[[スッパ抜き]]”という俗語の語源)」「水破(すっぱ)」「出抜(すっぱ)」「突破(とっぱ)」「透破(とっぱ)」「伺見(うかがみ)」「奪口(だっこう)」「草」「軒猿」「郷導(きょうどう)」「郷談(きょうだん)」「物見」「間士(かんし)」「聞者役(ききものやく)」「歩き巫女」「かまり」「早道の者」などがある。 現在[[女性]]の忍者のことを「[[くノ一]](くのいち)」(“女”という文字を「く」「ノ」「一」と三文字に解体し呼称するようになった隠語表現)とする表現が一般的である。異説として鼻、目、耳、へそ、肛門などの人体にある九つの穴(鼻は一つの穴と数える)に加え、女性は穴が一つ多いことから「[[九の一]](くのいち)」として呼んだという説も存在する。しかし穴の数え方が資料によってまちまちのため(例えば、へそではなく尿口を数えるなど)の説もあり、信憑性は今ひとつである。また「くのいち」という呼び方自体が[[山田風太郎]]の創作とする説もある。「くのいちの術」と言って女性を使った忍術は存在するが、忍者を題材にした映像作品や漫画作品などで登場するような女忍者は存在しなかったとも言われる。しかし女忍者が女中になりすまし城に潜入したという記述も残っており、女中達の「女の噂好き」を利用した諜報活動でかなりの功績をあげていたとされる。また史実に登場するくノ一で有名なのは、武田信玄に仕えた歩き巫女の集団がある。詳細は[[くノ一]]の項が詳しい。 == 歴史 == === 発祥と変遷 === 忍者という存在の発祥については諸説ある。日本国内各地に分かれ、いくつかの集団を形成していた。中でも甲賀や伊賀を本拠としていた忍者集団は有名である。これらの場所には多数の忍者屋敷があり、日々の訓練が行われていたと考えられる。甲賀と伊賀は、鎌倉時代にはその領地の大半が[[荘園]]だったため[[守護]]や[[地頭]]による支配を受けなかったが、[[戦国時代 (日本)|戦国時代]]になり荘園が崩壊すると、[[地侍]]が数十の勢力に分かれ群雄割拠した。各地侍が勢力を保つため情報収集戦とゲリラ戦が日夜行われ、「忍術」が自然発生したのではないかと考えられている。 ===大久保彦左衛門の三河物語の記述=== 徳川家康が桶狭間合戦後に今川氏から独立し、三河国奪還戦争のさなか、蒲郡市にある鵜殿長持の西之郡城(上ノ郷城)を忍で取る、と記載されている。寛文7年(1667年)の近江国甲賀武士が奉行に差し出した書状には、甲賀21家が援軍として駆け付け、夜襲・焼き討ちにより、鵜殿藤太郎の首を討ち取った武功について記載。伊賀ではなく、甲賀であることも注目される。 === 服部氏伝説 === [[昭和]]37年([[1962年]])、[[上野市|伊賀上野]]の旧家より「上嶋家文書(江戸時代末期の[[写本]])」が発見された。これによると、伊賀国の服部氏族・[[上嶋元成]]の三男が申楽([[能]])役者・[[観阿弥]]で、母は[[楠木正成]]の姉妹だったという。すなわち、観阿弥は楠木正成の甥だったことになる。根拠は特にないが、偽系図などと呼ばれている。観阿弥の息子・[[世阿弥]]も「先祖は服部氏」と自称していた。 伊賀国では、[[藤林氏|藤林]]・[[百地氏|百地]]・[[服部氏|服部]]の上忍三家が他の地侍を支配下に、最終的に合議制を敷いて、[[戦国大名]]に支配されない地域を形成していた。外部からの侵略に対しては結束して戦い、[[織田信長]]が伊賀国を支配するために送り込んだ築城奉行・[[滝川雄利]]を追放、その報復として攻め込んできた[[織田信雄]]の軍も彼らは壊滅させている(第一次天正伊賀の乱)。改めて敵の一部を調略してから、信長が大軍を編成し攻め込んできた際に、その他の伊賀国の忍者集団は壊滅的な打撃を受けた(第二次天正伊賀の乱)。[[百地丹波]]以下100名が[[紀州]]の[[根来]]へと落ち延びたと言われる。 === 徳川幕藩体制下 === 伊賀忍者は[[本能寺の変]]の際に、堺(現・[[大阪府]][[堺市]])の見物に訪れていた[[徳川家康]]を護衛して[[伊賀越え]]を行なったことから、[[江戸幕府|徳川幕府]]に召抱えられるようになった。中でも[[服部正成|服部半蔵]]は重用され、江戸城の城門の一つにその名が付けられ、現在も東京の地名「[[半蔵門]]」として残っている。彼らは、徳川幕府のために諸大名の内情を探るだけでなく、[[江戸城]]下の世論調査、大奥の警護、空き家となった諸屋敷の管理なども担当し、[[同心]]として江戸城下の治安の警護に当たった。[[御庭番]]は忍者と同様に思われがちだが、誤りであり八代将軍・[[徳川吉宗]]が[[紀州]]から連れて来た薬込役を伊賀者と同格に格付けしただけに過ぎず、彼ら御庭番は忍者とはかかわりがない(詳しくは[[御庭番]]の項を参照されたい)。 [[徳川家光]]('''家光体制''')時、[[老中]]([[松平信綱|松平伊豆守]]・[[阿部忠秋]]・[[堀田正盛]])、[[側衆]]([[中根正盛]])は、[[武断政治|武断政策]]を強行に進めた。その結果、[[浪人]]が増え社会問題化し、[[島原の乱]]・[[慶安事件]]([[由井正雪]])といった大規模な事件([[一揆]])が発生する。 島原の乱・慶安事件の際に[[大目付]]として中根正盛が[[与力]]20余騎を諸方に派遣して、その動きを詳細に調べさせた。 また、島原の乱の際には、甲賀忍者の一隊が一揆軍の立てこもった原城内に潜入し、一揆軍の兵糧が残り少ないことを確認したという記録が残っている。 [[平氏|桓武平氏]]の流れを汲む[[平忠正|中根氏]]と[[服部氏]]は縁戚関係であり、中根は[[大久保長安事件|長安事件]]に連座して失脚した[[服部正重]](4代目服部半蔵)の叔父にあたる。このことから、中根は忍者だという説がうまれた。 江戸時代の諸国を行脚していた[[俳諧師]]・[[松尾芭蕉]]は、現在の[[三重県]][[伊賀市]]に当たる地方の出身者だった。そのため、松尾芭蕉は実は忍者あるいは隠密だったのではないかとする説があり、小説などでも題材に扱われている。その根拠として、芭蕉の著書[[奥の細道]]の記録どおりに旅行したとすると、一日数十キロ歩かなくてはいけない計算になり、普通の47歳ならば体力的に相当無理がある、などがあげられる。当時の江戸時代の[[浮世絵]]師・[[葛飾北斎]]も公儀隠密説が囁かれている。これらの説には決定的な根拠はなく、現状では単なる想像の範疇を出ない。 江戸時代の探検家・[[間宮林蔵]]は、幕府の隠密であり、広義には彼も忍者だと言える。少なくとも[[シーボルト事件]]において[[高橋景保]]を売ったという彼の行動は[[儒教]]道徳的観点から非難され、冷酷な忍者ならではの行動であると評された。 [[マシュー・ペリー]]の率いる[[黒船]]が浦賀沖に来航した際、幕府の隠密が早速調査のために行動しており、これがいわゆる忍者の活動の最後だった。 <!--もしかしたら[[明治維新]]である[[戊辰戦争]]の[[鳥羽伏見の戦い]]で忍者部隊を編成して伊賀忍者は旧幕府軍([[幕府歩兵隊]]、[[伝習隊]]、[[藤堂藩]]、[[会津藩]])側で対する甲賀忍者は新政府軍側につき[[偵察]]やもしかしたら得意の[[火術]]を使い戦っただろう。もしかして甲賀忍者は[[箱館戦争]]で新政府軍の[[スパイ]]として活躍しただろう。--> === 明治後の忍者 === その後[[明治]]になり、[[徳川幕府]]から[[明治新政府]]へ政権が移ると、[[近代化]]により[[日本陸軍]]・[[日本海軍]]が創設され、忍者達はその役目を終えることになる。活躍のできる場を失った忍者達はその後、[[農業]]や警察関係([[警察官]])の職業、[[火術]]の特技を活かして[[花火師]]や、薬の知識を活かして[[医師]]や[[薬剤師]]など、新たな職に就いたとされる。<!--もしかしたら忍者なの中には日本軍の[[スパイ]]になった忍者もいたかもしれない。-->上述の黒船来航以来忍者の存在は忘れられていたが、1950年代後半より、小説や時代劇等に忍者が取り上げられるようになり、再び日本人の間で認知されるようになった。 == 器具・体術 == === 忍具 === 忍者が用いる武器・道具である。 * [[鉤縄]] * [[くない]] - 「苦無」あるいは「苦内」とも表記される。<!--つっかえ棒をとる押し込み道具から派生した説と、職人道具から派生したという説がある--> * [[手裏剣]] - 手投げの刃物。形は棒状のものから十字型、円形のものまである。通常、携帯していた数は一枚から、多くても三、四枚のみだったという。 * [[忍刀]] * [[撒菱]] - 植物の種を使用したものは食用が可能だった。<!--かなり不味い--> * 五色米 - 赤・青・黄・黒・紫の5色に染めた米。食用ではなく、仲間との連絡の[[暗号]]に用いた。 === 忍装束 === 戦闘用に野良着を改造したもので、前述の通り、闇に紛れるため色は黒ではなく茶色に近いものを着用していたとされる。「六尺手拭」を覆面に用いる事もあった。 === 忍術 === 忍者が主に追っ手からの逃走に用いる術である。 ;[[五車の術]] :相手と会話の中で心理を突く話術である。 :*喜車の術 - 相手をおだてて隙を伺う。 :*怒車の術 - 相手を怒らせ冷静さを失わせる。 :*哀車の術 - 相手の同情を誘う。 :*楽車の術 - 相手を羨ましがらせて戦意を喪失させる。あわよくば相手を味方に引き込める。 :*恐車の術 - [[迷信]]などを利用し相手の恐怖心につけこみ戦意を喪失させる。 ;[[遁術]] :敵から逃走する際に、敵を足止めする術である。火遁、水遁、土遁、木遁、金遁の五つを特に五遁という。 :*火遁の術 :*水遁の術 :*土遁の術 :*木遁の術 :*金遁の術 - 金目の物を撒いて逃げる。敵同士で奪い合っているようなら成功と言える。 :*虫獣遁の術 ;天唾の術 ;獅子身中の術 ;[[忍者八門]] :([[初見良昭]]は流派無関係にある必修科目のこととしている) :*[[骨法術]] :*[[気合術]] :*[[剣術]] :*[[手裏剣術]] :*[[火術]] :*[[槍術]] :*[[遊芸]] :*[[教門]] ==著名な忍者== {{出典の明記}} ===実在した忍者=== 実在した人物でも、実体の部分と虚像の部分の両面がある。 * [[藤原千方]] - 平安時代 * [[伊賀崎道順]] - 戦国時代 伊賀者 * [[出浦盛清]] - 戦国時代 * [[上月佐助]](下柘植ノ木猿) - [[真田十勇士]]の一人[[猿飛佐助]]のモデルとなった人物。 * [[霧隠鹿右衛門]] - [[真田十勇士]]の一人[[霧隠才蔵]]のモデルとなった人物。 * [[加藤段蔵]](飛び加藤あるいは鳶加藤とも)戦国時代 * [[高坂甚内]] - 戦国時代 透破 甲州流 * [[服部保長|服部半蔵保長]] - 戦国時代 伊賀者 [[服部半蔵]]の初代。 * [[服部正成|服部半蔵正成]] - 服部半蔵保長の子。2代目服部半蔵。徳川家の旗本。厳密は忍者ではなく、伊賀忍者を管轄下においていた。 * [[服部正重|服部半蔵正重]] - 服部半蔵正成の次男。[[大久保長安事件|長安事件]]に連座して失脚した。後に桑名藩主・[[松平定綱]](定勝の子)に召し抱えられて、[[桑名藩]]で服部半蔵家は存続する。 * [[風魔小太郎]] - 戦国時代 北条家に仕えた。風魔党。 * [[藤林長門守]] - 戦国時代 伊賀の三大上忍の1人 * [[百地丹波]] - 戦国時代 ?-1581 架空の人物である百地三太夫のモデルとなった実在人物。 * [[鉢屋弥之三郎]] - 戦国時代 鉢屋衆 尼子家に仕える。 * [[青山虎之助]] - 甲賀流忍者。徳川家康に仕えた。 *[[板垣昌秀]]- いまの山形県を中心に活躍した忍者。配下に岡野正美、大沢公彦がいる。 *[[望月六平太]]- 山内一豊に仕えた。 === 忍者だという説のある人物 === * [[天武天皇]] - 天文遁甲に通じていたことを根拠に[[豊田有恒]]が忍者説を唱えた。通常、この「天文遁甲」は忍術ではなく[[占術]]のことと解釈されている。 * [[杉谷善住坊]] - [[織田信長]]を狙撃して失敗した根来衆。 * [[果心居士]] - 戦国時代 幻術師 * [[山本勘助]] - [[新田次郎]]の[[歴史小説]]『[[武田信玄 (小説)|武田信玄]]』で忍者として描かれた。 * [[松尾芭蕉]] - 伊賀出身の[[俳諧]]師だが伊賀忍者説あり。 * [[間宮林蔵]] - [[薩摩藩]]の[[鹿児島城]]に潜入して城中の[[蘇鉄]]に名前を刻んだ偉業で知られる公儀隠密。 * [[中根正盛]] - 2代将軍[[徳川秀忠]]に仕え、[[大番]]・小納戸を経て3代将軍[[徳川家光]]の[[側衆]]・[[大目付]]となった。[[幕臣]]・[[壱岐国|壱岐]]守。公儀隠密の元締と言われる説がある。 ===現在の忍術の伝承者=== *[[藤田西湖]] :[[甲賀流|甲賀流忍術]]の継承者で甲賀流忍術14世。「最後の忍者」と呼ばれ、昭和中期まで生きていた。 *[[川上仁一]] :[[甲賀流|甲賀流忍術]]の伴家忍之伝の継承者で甲賀流伴党21代目を称している。 *[[初見良昭]] :[[戸隠流|戸隠流忍術]]34代目継承者を称している。 現代に忍術を伝えると称している武術家が少数ながら存在する。 == 文献資料 == * 忍術書 ** [[正忍記]] ** [[忍術応義伝]] ** [[忍秘伝]] ** [[万川集海]] * 史料 ** [[川村家文書]] ** [[旧事諮問録]] ** [[徳川宗家文書]] ** [[新見伊賀守正路日記]] * 一般書 ** [[江戸城お庭番]]([[中公新書]]) ** 忍者([[新人物往来社]]) ** [[忍者の生活]]([[雄山閣]]) == 忍者を題材にした物語 == 並びはあいうえお順。作品発表年が記されているものは年代順。 題材といっても[[忍術]]を誇張して表現したものも多く、現実の忍者とはまったくの別物と考えたほうがよいものもある。 === 小説 === * [[池波正太郎]] 『[[真田太平記]]』『[[火の国の城]]』 * [[五味康祐]] 『[[柳生武芸帖]]』 * [[柴田錬三郎]] 『[[赤い影法師]]』 * [[司馬遼太郎]] 『[[梟の城]]』『[[風神の門]]』 *[[新宮正春]]『[[陰の絵図]]』上・下巻 * [[村山知義]] 『[[忍びの者]]』5部作 * [[山田風太郎]] 『[[甲賀忍法帖]]』『[[伊賀忍法帖]]』『[[くノ一忍法帖]]』を始めとする、一連の忍法もの * [[隆慶一郎]] 『[[駆込寺蔭始末]]([[御所]]忍び、架空)』『[[吉原御免状]](裏[[柳生]])』『[[影武者徳川家康]]』など * [[西尾維新]] 『[[真庭語]]』 === 日本映画 === ==== 時代劇 ==== * 忍びの者([[1962年]]、監督:[[山本薩夫]]) * 続 忍びの者([[1963年]]、監督:山本薩夫) * 忍者秘帖 梟の城(1963年、監督:[[工藤栄一]]) * 忍者武芸帳([[1967年]]、監督:[[大島渚]]) * 真田幸村の謀略([[1979年]]、監督:[[中島貞夫]]) * 梟の城([[1999年]]、監督:[[篠田正浩]]) ==== その他の邦画 ==== * [[甲賀忍法帖|忍 SHINOBI]] * [[NIN×NIN 忍者ハットリくん THE MOVIE]] * [[未来忍者]] === 国外の映画 === [[ショー・コスギ]]作品 * Enter the Ninja:燃えよニンジャ([[1981年]]) * Revenge of the Ninja:ニンジャII・修羅ノ章([[1982年]]) * Ninja III The Domination:ニンジャIII・転生ノ章([[1983年]]) * Nine Deaths of the Ninja:デス・オブ・ニンジャ([[1984年]]) === オリジナルビデオ === * [[くノ一忍法帖]]シリーズ * [[真田くノ一忍法伝 かすみ]] === テレビ番組 === ==== 時代劇 ==== * [[影の軍団]] * [[くの一忍法帖]] * [[風神の門]]([[1980年]]) - 霧隠才蔵、猿飛佐助らの活躍を描いた、[[司馬遼太郎]]原作の[[日本放送協会|NHK]]の連続ドラマ。 * [[真田太平記]]([[1985年]]) - [[真田一族]]の興亡を忍びの者(草の者)たちの活躍とともに描いた、[[池波正太郎]]の原作のNHK水曜時代劇。 ==== 特撮 ==== * [[快傑ライオン丸]] * [[仮面の忍者赤影]] * [[ゴジラ対ヘドラ]] - 敵怪獣の[[ヘドラ]]は「忍者怪獣」の異名を持つ。 * ザ・忍者ミッション KGB攻略作戦 * [[世界忍者戦ジライヤ]] * [[忍者キャプター]] * [[忍者戦隊カクレンジャー]] * [[忍者部隊月光]] * [[忍風戦隊ハリケンジャー]] * [[バルタン星人]] - 「宇宙忍者」の異名を持つ。 * [[帰ってきたウルトラマン]] - 敵怪獣の[[帰ってきたウルトラマンの登場怪獣#忍者怪獣 サータン|サータン]]は「忍者怪獣」の異名を持つ。 * [[風雲ライオン丸]] * [[変身忍者 嵐]] * [[未来忍者 慶雲機忍外伝]] === アニメ・漫画 === * [[伊賀ずきん]] * [[伊賀の影丸]] * [[伊賀野カバ丸]] * [[ウルトラ忍法帖]] * [[エンヤ KODOMO忍法帖]] * [[おきらく忍伝ハンゾー]] * [[面影丸]] * [[街刃-GAIJIN-]] * [[科学忍者隊ガッチャマン]] * [[陰からマモル!]] * [[KAGETORA]] * [[カスミ伝]] * [[風の抄]] * [[カムイ伝]] * [[カムイ外伝]] - アニメ版の表題は『忍風カムイ外伝』。 * [[仮面の忍者赤影]] * [[鴉天狗カブト]] * [[かん忍!茜]] * [[鬼哭忍伝霊牙]] * [[銀魂]] * [[クナイ伝]] * [[元気爆発ガンバルガー]] * [[さすがの猿飛]] * [[サスケ (アニメ)|サスケ]] * [[サスケ忍伝]] * [[真田くノ一忍法伝 かすみ]] - オリジナルビデオの原作。 * [[SAMURAI DEEPER KYO]] * [[真田十勇士|新釈 戦国英雄伝説 眞田十勇士 The Animation]] * [[ザ・ニンジャ]] * [[少年忍者風のフジ丸]] * [[月のしっぽ]] * [[ティーンエイジ・ミュータント・ニンジャ・タートルズ]] * [[謎の村雨くん]] * [[隠の王]] * [[NARUTO -ナルト-]] * [[ニニンがシノブ伝]] * [[NINKU -忍空-]] * [[忍者戦士飛影]] * [[忍者玉丸]] * [[忍者ハットリくん]] - 映画『NIN×NIN 忍者ハットリくん THE MOVIE』原作。 * [[忍者武芸帳]] * [[忍者無芸帳]] * [[忍者マン一平]] * [[忍者玉丸]] * [[忍たま乱太郎]] - 原作『[[落第忍者乱太郎]]』。 * [[忍ペンまん丸]] * [[忍法十番勝負]] * [[バジリスク 〜甲賀忍法帖〜]] * [[半熟忍法帳]] * [[ひまわりっ!]] * [[ピュンピュン丸]] * [[風魔の小次郎]]と[[風魔の小次郎~柳生暗殺帖|柳生暗殺帖]] * [[ポケットモンスター PiPiPi★アドベンチャー]]-人間のウォールと小梅が忍者 * [[魔法先生ネギま!]]-ヒロインの一人[[長瀬楓]]が忍者 * [[ムジナ (漫画)|ムジナ]] * [[闇の土鬼]] * [[烈火の炎]] * [[ロイアルミストブレード]] * [[ワタリ]] * [[こいつら100%伝説]] * 柔らか忍法SOS === コンピュータゲーム === * [[アークザラッド]]シリーズ - シリーズのほとんどに忍者が登場。また、「2」から登場するシュウの設定も忍者である。 * [[悪代官]]シリーズ * [[あやかし忍伝くの一番]] * [[伊賀忍法帖]]シリーズ * [[伊忍道]] * [[ウィザードリィ]] * [[おいでよどうぶつの森]] * [[オウガバトルサーガ]]シリーズ * [[朧村正]] * [[影の伝説]] * [[がんばれゴエモン]]シリーズ * [[キャプテンコマンドー]] * [[ザ・キング・オブ・ファイターズ]]シリーズ * [[最後の忍道]] * [[サスケVSコマンダー]] * [[サムライスピリッツ]]シリーズ * [[Shinobi]] * [[ザ・スーパー忍]]シリーズ * [[ザ・ニンジャウォーリアーズ]] * [[ザ・ニンジャウォーリアーズ アゲイン]] * [[シャドーダンサー ザ・シークレット・オブ・シノビ]] * [[ストライダー飛竜]] * [[ストリートファイター]]シリーズ * [[戦国サイバー 藤丸地獄変]] * [[太閤立志伝シリーズ]] * [[D.C.II P.S. 〜ダ・カーポII〜 プラスシチュエーション]] - 隠しヒロインに忍者がいる。 * [[超昂閃忍ハルカ]] * [[テイルズオブファンタジア]] * [[テイルズオブシンフォニア]] * [[テイルズオブレジェンディア]] * [[デッドオアアライブ]]シリーズ * [[天誅]]シリーズ * [[電忍アレスタ]] * [[ドラゴン忍者]] * [[ニンジャアサルト]] * [[NINJA GAIDEN]] * [[NINJA GAIDEN BLACK]] * [[NINJA GAIDEN Σ]] * [[NINJA GAIDEN 2]] * [[NINJA GAIDEN Dragon Sword]] * [[ニンジャキッズ]] * [[忍者クルセイダーズ 龍牙]] * [[忍者くん 魔城の冒険]] * [[忍者くん 魔城の冒険|忍者くん 阿修羅の章]] * [[忍者COP サイゾウ]] * [[ニンジャコンバット]] * [[忍者じゃじゃ丸くん]] * [[忍者ハヤテ]]_-_[[レーザーディスク]]を使用した、アクションゲーム。 * [[忍道武雷伝説]] * [[忍者プリンセス]] * [[忍者龍剣伝]] (NINJA GAIDEN) * [[忍道 戒]] * [[忍者らじお]] * [[信長の野望]]シリーズ * [[バーチャファイター]]シリーズ * [[抜忍伝説]] * [[パワプロクンポケット5]] - モードの1つに忍者が主人公のものがある。 * [[Hitman2: Silent Assassin]] - 日本編に登場、サブマシンガンや日本刀で武装している。 * [[ファイナルファンタジーシリーズ]] - ジョブの1つに忍者がある。また、幾つかのシリーズではモンスターとして登場している。 * [[ベアナックル]]シリーズ - 2と3に登場。 * [[Painkiller]] - Dark Ninjaという吹き矢や刀を装備した忍者のモンスターが登場する。 * [[御魂~忍~]](みたま~しのび~) * [[未来忍者]] * [[ミラクルニンジャ]] * [[メタルギアソリッドシリーズ]] * [[モータルコンバット]]シリーズ * [[龍が如く2]] - 大阪の城に登場。 * [[流星のロックマン2]] * [[レッドスティール]] - コウモリ組という忍者が登場、マシンガンやアサルトライフルで武装している。 * [[紅忍 血河の舞]] == 関連項目 == * [[忍術]] * [[伊賀流]] * [[甲賀流]] * [[戸隠流]] * [[鉢屋衆]] * [[黒鍬衆]] * [[中国忍者]] * [[太平寺の戦い]] * [[軒猿]] * [[御庭番]] * [[灯火目付]] * [[大目付]] * [[くノ一]] - 『女忍者』のこと。 * [[スパイ]] * [[忍犬]] [[Category:忍者|*]] {{Wikipedia/Ja}}