「芸大アカデミズム」の版間の差分

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'''[[:wiki:ja:芸大アカデミズム|芸大アカデミズム]]'''(読み:げいだいあかでみずむ)は、主に[[東京芸術大学]]の作曲科を中心に通用する一定の"決まりきった"音楽語法。
 
  
時々「マイコン・アカデミズム」とか「尾高アカデミズム」ともいわれる事がある。その原因はフランス留学帰りまたはその弟子たちの音楽作品が、[[毎日音楽コンクール]]とか[[尾高賞]]などで長年にわたって大量入賞したため、日本の若い作曲家としてのデビューの登竜門となり、そこを卒業した学生たちが疑問の余地を与えず日本各地の[[下級音大]]や[[教員養成課程]]でそのまま教えられているものである。従がって[[文科省]]の[[検定済み教科書]]や[[指導要領]]並みに画一的、一律的に教えられている。こういった日本の独特の弊害は一極集中制による一個だけの国立芸大や一個だけの[[公共放送]]、一個だけの[[文科省]]による[[文化]]・[[教育]]などの権限の集中などに見られる定型的な特徴である。
 
 
主なテクニックは、
 
 
* [[バルトーク]]風の無調の[[動機展開]]
 
* メロディーの存在する[[フランス]]風の和声付け
 
* 弦をそれぞれ二部以上分割した、しかし東京の中堅の[[オーケストラ]]の編成に配慮した16型の[[三管編成]]の管弦楽法とスレを満遍なく使うこと。
 
* [[現代音楽]]における[[クライマックス]]の存在
 
* 劇的[[オスティナート]]
 
* [[交響曲]]などの題目へのこだわり
 
* 20分以内の演奏時間
 
* ピアノの内部奏法などの極端な[[特殊奏法]]の禁止
 
* 古い感情音楽主義:[[音響作曲法]]の否定
 
* [[偶然性]]や[[不確定性]]などの無視
 
* セリエル音楽の否定
 
* 現場では必修にもかかわらず[[無調]]の[[聴音]]や[[新曲視唱]]・[[レパートリー]]での[[レッスン]]の否定。
 
* [[電子音]]や[[ライブエレクトロニックス]]の管弦楽への挿入の否定、また「電子音楽」のアコースティックな楽器や[[管弦楽法]]のかかわりの否定
 
 
などがある。そのほかはピアノなどの演奏法や[[吹奏楽]]技術などにも似たようなアカデミズムがあるが必ずしみ芸大だ出所とは言えず実態は極めて複雑である。
 
 
なおこのような音楽語法は欧米では同じく中央集権に当たる[[パリ音楽院]]などが有名である。芸大で出題される試験問題がこの音楽院と全くそっくりなので、「芸大アカデミズム」=「パリ音楽院アカデミズム」とも言われるので限りなくなく同義語に近い。両者の大きな共通点はあくまでも実態に合わない実践で役に立たない超保守的な考え方だといわれる。同じような傾向としては「[[ロンドン王立音楽院]]」などの試験も上げられる。なお試験問題を出すのはもっぱら現地の作曲の先生が聴音なり、新曲視唱なり、和声課題なり専攻を問わず出すので、現地の[[作曲科]]の教授の考え方そのものがその音大の特色を作り出しているといっても過言ではない。
 
 
[[Category:音楽|けいたいあかてみすむ]]
 
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