極東

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極東(きょくとう)とは世界的観点から地政学的に俯瞰したときの東の最果ての地域一帯を指す語。とくにその北半球を指す。

概要[編集]

かつて世界の中心地と勝手に名乗ったヨーロッパおよび世界の皇帝を気取るアメリカ合衆国から見て、アジアは東方に位置する(そのためアジアは東洋と呼ばれる)。その中でも比較的両地域に近い場所を中東、遠い場所を極東と呼称する。

日本は極東に位置する代表的な国である。そのため日本人も日本のある場所を極東と言う事が多い。

また1990年代ごろまで、自衛隊の国外での活動については極東有事の際に限られると解されていたため、極東の範囲については様々な政府見解が出されていた。それらを総合すると以下のようになる。

極東に含まれる地域
千島列島、南樺太、日本、大韓民国台湾澎湖諸島フィリピン
極東に含まれない地域
ロシア沿海州、北樺太、カムチャツカ半島中華人民共和国本土、朝鮮民主主義人民共和国、フィリピンを除く東南アジアマリアナ諸島、など

こうした見解を見ると、以下のことが導き出される。


なおロシアでは国内を東西にいくつか分けて管理しており、そのもっとも東に位置する地区を極東と称する。サハ共和国や沿海州などが該当する。とくに冬季は極めて過酷な気象条件にあり、また人口が少なく未開発である。一方で石油天然ガスなどの資源が豊富で、チャレンジ精神のある者にとっては開発の余地がある地域でもある。そのためかつてのアメリカにおける「西部」と同じ意味合いを持っている。