江戸川コナン

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江戸川 コナン
江戸川 コナン

江戸川 コナン(えどがわ コナン、海外版アニメでの表記はConan Edogawa〈コナン・エドガワ〉)は、『週刊少年サンデー』で連載されている青山剛昌原作の漫画作品『名探偵コナン』、およびそれを原作とするテレビアニメなどのメディアミックス作品に登場する架空の人物であり、同作品の主人公。本名は工藤 新一(くどう しんいち、海外版での名前はJimmy Kudo〈ジミー・クドウ〉)。

アニメと世界一受けたい授業での声優は、江戸川コナンと幼年期の工藤新一を高山みなみ、中学生以降の工藤新一を山口勝平が担当する。海外版アニメでは、コナンをアリソン・ヴィクトリン、新一をジェリー・ジュエルが担当する。なお、コナンによるモノローグ(頭の中で思考しているときなど)は日本語版ではコナン役の高山が担当するが、海外版では新一役のジュエルが担当する。

ドラマでの俳優は、江戸川コナンを藤崎直(声 - 高山みなみ)、工藤新一を小栗旬(単発第1作・第2作)、溝端淳平(単発第3作・第4作、連続ドラマ)が担当。

工藤新一が関わった原作の事件は、「名探偵コナンの事件#工藤新一が関わった事件」参照

概要[編集]

帝丹高校に通う高校生・工藤新一は、高校生になってすぐの頃、両親の住むロサンゼルスへ向かう飛行機の中で発生した殺人事件を解決したのをきっかけに、警察から一目を置かれるようになる。その後、数々の事件を解決し、「日本の警察の救世主」、「平成のシャーロック・ホームズ」と呼称され、東の高校生探偵として名を響かせていた。

しかし、幼なじみの毛利蘭とのデート後に「黒の組織」の取引現場を目撃したため、口封じのために試作段階の毒薬であるAPTX4869を飲まされる。命に別状はなかったが、組織も知らない副作用により小さな子供の姿になってしまう。組織に新一が生きていることが知られると周りの人間に危害が及ぶと考え、帝丹小学校に通う1年生・江戸川コナンと名乗り、蘭の家で居候生活をしている[注 1]。元の姿に戻るために、様々な事件を解決しつつ、阿笠博士服部平次灰原哀らの協力を得て「黒の組織」の陰謀を追っている。

風邪の状態で中国酒白乾児(パイカル)を飲むか(劇場版を含めて2回)、または灰原が白乾児の成分を参考にして作った解毒剤の試作品(効果は24時間、連続服用の場合は12時間に短縮)を飲むことで一時的に元に戻ることができる[注 2]。だが、解毒剤の効果が切れ、コナンの姿に戻るタイムリミットが近づくにつれて呼吸が荒くなり、目もうつろになり激しい動悸のため胸を押さえるなど、不自然な細胞の急成長・後退化により身体への負担が大きく、その変化は命がけといえる[注 3]

現在は江戸川コナンとして帝丹小学校1年B組に在籍。阿笠博士の遠い親戚の子ということにして。現在は毛利家に居候中。体重は18キログラム。血液型は不明だが、蘭と同じである[1]

工藤新一としては帝丹高校2年B組に在籍。年齢は17歳、誕生日は5月4日。父親は世界的に有名な推理小説家・工藤優作で、母親は元女優の工藤有希子である。園子に「顔良し」と呼ばれるように美形で、小説(ドラマ版ノベライズ)『工藤新一への挑戦状〜さよならまでの序章(プロローグ)〜』でもモデル並みのイケメンであると言及されている。

主人公という立場上、行く先々で事件に遭遇するため、一部警察関係者からは「死神や疫病神に取りつかれている」「お祓(はら)いしてもらった方がいい」と言われている。このことについて、探偵団のメンバーは「事件が探偵団を呼んでいる」とフォローしている。

名前の由来[編集]

江戸川コナンの名前は、小説家である江戸川乱歩アーサー・コナン・ドイルに由来する。作中では、小さくなってしまったコナン(新一)が工藤邸で蘭に見つかり名前を尋ねられ、偶然目に入ったこの2人の名前を合わせて「江戸川コナン」と名乗ったことから誕生したことになっている。

工藤新一の名字は、TVドラマ『探偵物語』の主人公・工藤俊作に由来する[注 4]。「新一」の由来は作者のお気に入りの名前から。

正体を知る人物[編集]

2014年現在、江戸川コナンの正体が工藤新一だという事実を知っているのは以下の8人である(事実を知った直後に死亡した宮野明美を含むと9人)。

灰原によると、少しでも正体を打ち明けたり組織のことを話したりすれば、それを聞いた人間は組織から抹殺の対象にされる可能性が高くなるため、普段は自ら正体を明かそうとする描写はほとんど見られない。例外的に、蘭に対しては何度か正体を明かそうと試みたことがあるが、その都度に諸事情が重なって果たせていない[注 5][注 6]。なお、阿笠博士・本堂瑛祐の2人にはやむを得ない事情で自ら正体を明かしている。

上記9人以外では、以下の5人がコナンの素性や正体について過去に疑問に感じたことがあるか、現在も疑問に感じている描写がある。

  • 毛利蘭 - コナンの正体を新一だと何度か確信しかけたことがある[11]が、その都度コナンおよび他に正体を知っている者たちにごまかされることが繰り返されて、2014年現在も2人を別人と認識した状態が続いている[注 7]
  • 毛利小五郎 - 自分の推理はコナンが裏で行動を起こしてるのではと一時は疑うが、あり得ないとすぐに考えるのをやめた[注 8]
  • 高木渉 - コナンの正体に疑問を感じて「君はいったい何者なんだい?」と問いかけたことがある[注 9]
  • 世良真純 - コナンについて、最初から何か知っているかのような素振りが見られるが、コナンの正体を知っていることを示す描写は見られない。
  • 降谷零 / 安室透 - コナンのことを「恐ろしい男」と認識し、素性を疑っているが、正体を知るには及んでいない。

FBIメンバーのジェイムズ・ブラックジョディ・スターリングアンドレ・キャメルは正体を知らないが、「黒の組織の壊滅」という共通の目的を持っている彼らの前では、あまり無理な演技をする必要性がないため、多少なら構わないと思っている様子も見られる。

上記以外にも、妃英理鈴木園子遠山和葉目暮十三白鳥任三郎佐藤美和子千葉刑事宮本由美三池苗子百瀬警部大和敢助上原由衣諸伏高明小林澄子羽田秀吉は、コナンのことをその言動などから「子供にしては頭の回転がとんでもなく早い」という程度の認識を持ち、コナンも演技を省くことがある。特に妃英理は、コナンとしての初対面時からその才能をいち早く察知していた。また、大和敢助は「眠りの小五郎」を牛耳っているのはコナンだと看破しており、警察関係者では唯一、平次と行うような推理のやり取りを交わす。

劇場版も含めると、以下の人物もこの事実を知っている。なお、黒羽快斗がコナンの正体を知っていると明確に明かされてるのは劇場版のみではあるが、原作やアニメでもコナンとキッドがお互いに自分の母親の情報を話すなど、正体を知っている・知られることを承知のうえで接しているかのような描写が見られる。

  • 黒羽快斗 / 2代目・怪盗キッド - コナンと阿笠の電話を盗聴したため[12]
  • ノアズ・アーク - コナンの記憶情報を読み取ったため。その後、物語のラストで消滅[13]
  • アイリッシュ - 彼自身の調査にて判明した。その後、誰にも事実を知らせないうちにコナンをかばって死亡[14]

クロスオーバー作品では、ルパン三世次元大介石川五ェ門峰不二子の4人にも正体が知られた[15]。ルパン一味がコナンの正体を知った経緯は不明だが、彼らは同じ裏世界に生きる者たちとして「黒の組織」の存在を知っている可能性が示唆されており、特に不二子は組織の存在や灰原の正体まで知っていた[16]。さらに、アラン・スミシーの「君は何者なんだ」という問いに対して、コナン自ら正体を明かしているが、アランはこのとき瀕死であり、前述の宮野明美と同様に正体を知った直後に死亡している[16]

ゲーム作品では、金田一一が持ち前の推理力で、「江戸川コナンの正体は自分と同じ高校生探偵の工藤新一では?」と気づきかけた。しかし、金田一は「高校生が小学生に化けるのは普通ありえない」という理由でその考えを没にしているため、江戸川コナン=工藤新一と認識したわけではない[17]PlayStation「3人の名推理」追憶の宝物事件では、黒の組織の連絡員であるケイト=ローレンに正体を明かしているが、ケイトはこのとき瀕死であり、直後に死亡している。

能力と推理スタイル[編集]

探偵としての能力[編集]

頭脳明晰(ずのうめいせき)、豊富な知識量と柔軟な思考の持ち主で観察眼に優れている。さらに父親譲りの推理力と母親譲りの演技力を兼ね備えている。体が子供になった後でも性格や癖、頭脳や技術などは変わっていないため、その頭脳を駆使して数々の難事件を解決している[注 10]。ただし、体力などは相応の子供並に落ちており、探偵としての行動に制限がかかるため、阿笠博士の作ったメカ(「時計型麻酔銃」や「蝶ネクタイ型変声機」「犯人追跡眼鏡[注 11]」「イヤリング型携帯電話[注 12]」「ターボエンジン付きスケートボード」など)でそれを補っている。

警視庁FBIなどの捜査関係者からの信頼が厚く、勤務中の急な電話も快く受け入れられ、FBIのジェイムズ捜査官からは「FBIにスカウトしたい」と言われている。

高校生探偵の中では服部や白馬など有名な人物より探偵能力は上で、彼らが間違った解釈をしてもそれを是正できるだけの能力がある。しかし、少年探偵団(特に光彦)が考えた推理を「普通は~」といって否定することが多いが、幾つかのエピソードでその推理が当たっていることがあり、光彦から「普通は~というが、必ずしもそういうことばかりではないはず」という指摘を受け、探偵として最もあってはいけない「固定観念」に支配されていることを反省したこともあった。また「頭は切れるが落ち着いて行動できないのが玉にキズ」(阿笠博士談)[注 13]

要点を見逃していたことを父・優作に指摘され、まだまだ観察力が足りないと評されたことがある。また頭脳と推理力にうぬぼれている面があり、推理や考えを披露するタイミングを見誤り状況を悪化させたり[18]、感情や動揺が顔に出やすく、予想外の出来事に挙動不審になったり[19]、小さくなる前の自分しか知らないことなどを口にしてボロを出す[20]など、若さゆえの未熟さや精神的なムラ・不用心さも目立つ。肝心なときに危機管理能力・状況判断力が働かず、高をくくって無謀な行動に出た結果、第三者の助けがなければ本当に死んでいた場面も多い。

推理・捜査のスタイル[編集]

体が小さくなったことにより声質も小さいころの声に戻っている[注 14]。コナンの姿では、事件の真相を語っても相手にされない[注 15]のと、正体を知られてはいけないので、コナンの事情を知らない人の場合は麻酔銃で眠らせてから、コナンの正体を知っている人の場合は本人に口パクをさせて、変声機で人の声を真似(まね)て真相を話すことにしている。基本的に、小五郎の引率先で事件が起こるため、小五郎の声を使うというパターンが多い。小五郎がいない場合は鈴木園子、阿笠博士、山村警部の声を借りることもある。なお、劇場版では小五郎を眠らせようとしたところ、誤って妃英理に麻酔銃の針を刺してしまい、彼女の声で推理したことがある。

上記の他に、小五郎や目暮警部にヒントを与えて自力で解かせたり、蘭や有希子に推理を教え込んで真相を話させたり、平次とのコンビで真相を話す[注 16]こともある。自分で真相を話すこともあり、この場合は犯人と1対1で相対する場合が多い(黒の組織幹部、怪盗キッド戦など、劇場版はほぼ毎回)。少年探偵団がいるときは、彼らにトリックの実演またはヒントとなるキーワードを言わせるなどして協力してもらう。

周囲に自分の推理を話す際、素の状態(新一として)で推理を披露するとそれに慣れていない大人に怪しがられるため、子供のフリをして「あれれ~? おっかしいぞぉ~?」のような幼い口調で話す[注 17]。また、大人でも知らないような知識をつい話してしまうことがあり、気づいた後には「(親戚のフリをしている)新一兄ちゃんから聞いた」「~ってテレビでやってた」と、あわてて付け加えてごまかしている。

第1話では人一倍目立ちたがり屋で事件を解決したこと・人気や知名度が上がったことを鼻に掛けたり、探偵を続ける理由に犯人を追いつめるスリルと快感がたまらないと道楽的な感覚を持っていた。しかし、小さくなってからは周囲の人に正体を怪しまれないよう、自分が活躍したことが漏れないようにしている。

自分の犯した罪を償わずに自殺しようとする犯人に対して、当初は厳しい態度を取っていたが、「ピアノソナタ『月光』殺人事件」では、犯人の自殺を阻止できずに死なせてしまう[21]。この事件はコナンの心に暗い影を落とし、以降は「推理で犯人を追い詰めて死なせてしまっては、殺人者と変わらない」と考え、「犯人は絶対に自殺させない」ことを探偵としての信条とするようになった。

一方で「推理に勝ち負けや上下関係はない[22]、「捜査に私情は禁物[23]といった考えや戒めを持ちながら、性格上意図的にそれを破ることがある[注 18]

自身が探偵行為を行なう関係上止むを得ないが、例えば第8巻所収「恐怖のウイルス」(アニメ版68話「闇の男爵殺人事件」)で警察が事件関係者の部屋を調査しているにもかかわらずベランダへの扉を開けて部屋に突風を入れるなど、警察の鑑識・捜査の邪魔をする行動も時折起こす。

捜査は慎重かつ冷静に行っているが、事件発生前にもかかわらず他人の行動を詮索することがある。例えば第41巻所収「そこにある危機」(アニメ版338話「4台のポルシェ」)でストーリー進行後に事件関係者になる人物達に、現時点では何の接点もないのに「なんで、他の3人がおじさんの車に乗ってるの?」と聞くなど、ここぞというときには大胆さも発揮している。

サッカーの能力[編集]

帝丹中学のサッカー部所属時に1年生でミッドフィールダーとしてレギュラーに抜擢(ばってき)され、のちにJリーグにスカウトされるほどの技術の持ち主で、蘭には「続けていれば国立のヒーローになっていた」と言われている。あくまで探偵に必要な運動神経を養うためだけに行っていただけらしく、高校1年生のときに探偵として依頼を受けるようになってから部活は止めてしまった。しかし、反射神経と脚力は並みの大人以上で、足元にたまたまある物をサッカーボールを蹴るように犯人にぶつけることで逃走を防ぐなど、サッカー部時代に鍛えた体力を危険な事件現場で犯人と対決するための戦闘力として探偵業に活かしていた。利き足は右だが、連載初期では左足でボールやタイヤを蹴っているため、両利きの可能性もある[注 19]

コナンの姿になってからは体力が小学生並みに戻ったものの[注 20]、反射神経の方は衰えておらず、キック力増強シューズどこでもボール射出ベルトを犯人逮捕時に使用している。

その他の能力[編集]

ネイティブの人とも普通に話せるほど英語に堪能である[注 21]。しかし、関西弁には難があり、周囲に違和感を覚えさせることもしばしばある。

その他にも豊富な知識を持っており、推理をするときに役立てている。

劇場版では拳銃や多くの乗り物(自動車からパラグライダー、ヘリコプター、ジャンボジェット機まで)を自在に扱っていて、本人は「ハワイで親父に教わった」と語っている[注 22]。読唇術を披露したこともある[16]

好みと特技[編集]

探偵として推理や捜査に直接関係のない、好み・特技について述べる。

シャーロック・ホームズ[編集]

シャーロック・ホームズの大ファンで、「世界最高の探偵」と評している。好きな言葉は "When you have eliminated the impossible, whatever remains, however improbable, must be the truth." 「すべての不可能を消去して、最後に残ったものがいかに奇妙なことであっても、それが真実となる」であり、これもホームズの推理論である(『四つの署名』より)。

自分の好みの話題(特にホームズ関連)になると、一方的にその話を続けてしまう。第1話でも、せっかく遊園地に遊びに来たにもかかわらず、話す内容はすべてホームズのことばかりだと蘭にあきれられてしまっていた。そのため蘭からは「推理オタク」「大バカ推理之介」などと呼ばれることがある。また、借りていたアパートが放火事件で燃えてしまい住む家がなくて困っていた沖矢昴がホームズファンだと知ると、「ホームズファンに悪い人はいない」という理由で工藤邸に住まわせている。

「名探偵(ホームズ)の弟子」では、芝の女王ミネルバ・グラスの弟・アポロ(声 - くまいもとこ)に自分の推理能力を信用させるために「ホームズの弟子」だと自称している。

スポーツ[編集]

帝丹中学のサッカー部に所属しており、新一本人もやっているうちにサッカー好きになった[注 23]。好きなサッカー選手はレイ・カーティスRay Curtis、声 - チャールズ・グラバー)で、彼が殺人事件の犯人だと信じられず私情に駆られて否定するという、自身の信条に反する行為を取ろうとしてしまった[24]

少年探偵団と遊ぶときは野球をすることも多いが[注 24]、本人はサッカーをしたいため不満そうにしている。

音楽[編集]

かなりの音痴で、音楽の授業は大の苦手[注 25]。さらに変化記号楽想記号の意味やG線上のアリアを知らないなど、基本的音楽知識に乏しい(ただし五線譜の音階は読める)。しかし、聞くことに関しては絶対音感を持っている[25]。また、ホームズが弾くことができるということでバイオリンについては豊富な知識を持ち、弾くこともできるが、蘭によれば特徴的な弾き癖がある様子。

芸能界にはあまり興味がないらしいが、ある事件をきっかけに知り合ったTWO-MIXの高山みなみからCDをもらってからは、カラオケボックスに行くといつもその歌を歌っているという。

食べ物と料理[編集]

苦手な食べ物はレーズン[注 26]で、中学時代の先輩によればレモンパイが好物[注 27]。キュウリをうまく切れずにつなげてしまうなど、料理は苦手な様子。

テレビゲーム[編集]

テレビゲームに関しては、元太たちに負けてしまったり[26]、コナンだけクリアできていない面があることを光彦から指摘されるなど、あまり得意ではない様子[13]

人間関係[編集]

蘭との関係[編集]

幼なじみの蘭とは両想い。なかなか素直になれずにいたが、ある事件をきっかけに蘭に対して「好きな女」と告げることができた[注 28]。自分を想う蘭の恋心に関しては、平次があきれ果てるほど鈍感だが、母・有希子から「女」に関しての雑学を吹き込まれている影響から他人の恋愛ざたには敏感なため、恋愛感情が絡む事件の推理に不自由はない。

小学1年生の頃は恥ずかしがって蘭のことを名字の「毛利」と呼び、自分のことも「工藤くん」と呼ばせようとしていた時期があったが、とある些細(ささい)な謎解き事件がきっかけで、たがいに再び下の名前で呼び合うようになったというエピソードもある。

蘭には「厄介な事件に関わっているから解決するまで帰れない」ことにしているが、蘭が心配しないように時々新一の声(蝶ネクタイ型変声機を使用)で電話をかけている。

「大事な人!?」(アニメ版「コーヒーショップ殺人事件」)では容疑者の1人である全く無関係の男性を蘭の待ち人と勘違いし、様々な嫌がらせを行った。

なお、子供時代に蘭の母親の妃英理によく叱られたトラウマから、彼女に対して本能的に恐怖を感じてしまう。

怪盗キッドとの対決[編集]

世間をにぎわせている怪盗キッドこと黒羽快斗とは、工藤新一であったときから、様々な秘宝を巡って何度も対決をしている。 父・工藤優作は、初代怪盗キッドである黒羽盗一とは、彼の正体に気付いていた上で宿命のライバル関係になっており、幾度にも渡って対決をしていたが、犯行を阻止したことはあっても、最後まで捕まえることまではできなかった。

息子であるコナンは当初、「泥棒に興味はない」と、黒羽盗一の息子である現代のキッドにほとんど無関心であったが、コナンになってからの最初の対決で、挑発された上で逃げられたことからか、その対峙(たいじ)以降は執念を燃やすようになった。現在は世代を超えた因縁のライバル関係となっていて、対決の結果はこれまでのところ互角である。ベルツリー急行のエピソードでは、黒の組織に狙われている灰原を助けるために、見逃すことと引き換えに協力を仰いでいる。

ちなみにコナンの関わったキッドの事件後、コナンはキッドから宝を守ったヒーローとして扱われることが多く、「お手柄小学生」、「キッドキラー」といった形で新聞記事に載っている。

作者によると、コナンとキッドの対決は『シャーロック・ホームズ対アルセーヌ・ルパン』をイメージして描いていて[注 29]、両方に勝たせたくないとのこと。

性格[編集]

常にクールで論理的な二枚目を気取っているが[注 30]、正義感が人一倍強く、どんなときでもあきらめない強い意志と熱い部分も合わせ持ち、自分や仲間の言動、慢心による油断・隙・詰めの甘さが原因で窮地に立たされても、機転や強運で乗り越えようとする[注 31]

しかし、その実はプライドが高く負けず嫌いなため、簡単に自分の非を認められずムキになったり[注 32]、目的のために手段を選ばない危うい面がある[注 33]。やきもち焼き、おだてられると喜びを表したり、自分の活躍が載った新聞を見て高笑いをするなど実生活ではクールになりきれず、時と場所を考えないその無鉄砲ぶりは蘭・両親・阿笠など幼少時から新一を見ている人たちや平次・灰原などにも警告されている[注 34]。特に蘭のこととなると、ときに子供のような態度や無謀な行動に走ることも少なくない。彼女に命の危機が迫るに至っては、普段の冷静さから一転、周りが見えなくなりやすい。早合点の推理の結果、周囲に迷惑をかけた場合、決まりが悪いため謝りもせず、こっそりその場から立ち去ろうとするところもある(「えっ! 本当!?」(アニメ版「歩美ちゃん誘拐事件」))。

探偵団のメンバー同様好奇心旺盛であるが、事件が起こると喜んでしまい、また自分と無関係な事件にでも興味本位で首を突っ込むという悪い癖を持っており、灰原に「自身がいかに危険で不安定な立場にあるかを理解していない」と苦言を呈されている。自分以上の推理力を持つ父親への対抗心や母親の血筋ゆえなのか、若干英雄症候群に近い傾向があり、さらには自己顕示欲も強いため、人目を引く派手なパフォーマンスが多く、それが原因でピンチを招くことがある。後述の怪盗キッドとの対決や爆破テロ事件の解決等によって、「お手柄小学生」として自らの写真を新聞に載せてしまったり、テレビのインタビューを受けてしまうといった不用意さも見せており、また自分に不都合な話題や話を無理矢理変えようとするため、これが原因でコナンとしての自身が周囲に怪しく見られてしまうことも少なくない。また、正義感と清潔感が強すぎて、それによって精神的にがんじがらめになってしまうことがある。

一方で、犯行を軽視したり、正当化しようとする犯人や勝手に危険な行動をとる探偵団のメンバーなどには激高し、口調が荒々しくなったり、説教じみた言動をとる。基本的に事情がどうであれ、犯人に同情する様子はなく、アフターフォローなども一切しない。逆に下らない動機で事件を起こしたり、お粗末な計画を立てる犯人に対してあきれることがある。また、特別編では狂気的な動機の犯行と犯人に言葉を失ったことがある。

さりげなく相手の気持ちを思いやることができ男女ともに人望があるが、小さいことでも根に持ち、仕返しをすることがある[3]。その一方で、同世代か年下の男性や女性(特に子供)に対しては失礼かつ不用意な言動を平気でとる[注 35]ため、仕返しを受けることがある。

ひとつのことに熱中すると、周囲のことにまったく無関心になってしまい[注 36]、1度事件が起こるとそれ以外のことに目が向けられなくなる悪い癖があり、警察による鑑識が済んでいない状態で死体に触る、死体が持っていた物を勝手に取ってしまうといった非常識な行動を起こしては、小五郎に殴られたり、蘭に怒られたりしている。また、好きなもの(特にサッカー)に夢中になると周りを気にせず騒ぎだしたり、それに関係するショックなことが起こると上の空になってしまう[24]。衝動買いをする傾向がある[注 37]

混浴で蘭の裸を見て鼻血を出すなどウブなところもある。

一人称・口癖[編集]

江戸川コナンとしての一人称は「ボク」で、子供らしい口調で話す。ただし、正体を知っている相手や少年探偵団の前では本来の工藤新一としての一人称と同じく「オレ」[注 38]を使い、口調も新一とほぼ同じになる。だがまれに正体を知らない人物にも無意識のうちに素の新一のままの口調で話してしまう場合もあり、蘭や他の人物に怪しまれることがある。また、推理中にはクールでシリアスな口調になる[注 39]

口癖は「バーロ、んなんじゃねーよ[注 40]」。基本的には標準語を話すが、親しい者との日常会話には、しばしば江戸っ子特有の口調で話すことも多い。

決め台詞[編集]

決め台詞は「江戸川コナン(工藤新一)…探偵さ…[注 41]」。TVアニメ・劇場版での決め台詞は「真実はいつもひとつ![注 42]」。

また、アニメのオープニングでは毎回ナレーションがあり、シリーズの途中からは「たったひとつの真実見抜く、見た目は子供、頭脳は大人、その名は名探偵コナン!」というセンテンスが定型で用いられている。

映画の場合は「小さくなっても頭脳は同じ 迷宮なしの名探偵 真実はいつもひとつ! 」となっている(通常アニメ版でも使われたことあり)。

補足[編集]

  • 第1回キャラクター人気投票での順位はコナンは1位(1028票)、新一は2位(646票)。2011年のTV&劇場版15周年記念キャラクター人気投票では、コナンと新一の投票数を合わせて1位。2012年の連載800回記念キャラクター人気投票ではコナンは1位、新一は4位。『ダ・ヴィンチ』2014年5月号での好きなキャラクターランキングではコナンは1位、新一は2位。
  • 劇場版での「工藤新一」としての登場は、薬で一時的にもとの姿に戻った場合[27]を除き、冒頭の前説・回想・モノローグのみである。
  • 江戸川コナンとしてのパスポートは所持していない(正確には、江戸川コナンは無戸籍者のために作ることができない)ため、事件の舞台は日本国内に限定されている。長い連載の中での例外は、工藤新一として事件を解いたNY編と、薬で一時的に工藤新一に戻ることによって出入国を果たしたロンドン編の2例のみである。アニメや劇場版ではバーチャルゲーム内のロンドン[13]や、架空の国家(ヴェスパニア王国)[15]が舞台になったことはある。小学館の学年別学習雑誌連載の特別編では題材の都合上もあって、海外へも何度かコナンの姿で蘭たちと一緒に旅行しているが、これらは原作やアニメとはパラレルワールドであると見なされている。
  • 戸籍がない状態のまま小学校に通っていることについて、保護者である毛利小五郎がどのような手続きを行ったのかは作中に説明がなく不明である。
  • 1巻から登場しているレギュラーキャラの中で、単行本の裏表紙の鍵穴に未登場なのはコナンとジンの2人だけである。
  • アニメ『ポケットモンスター』に登場するヒロシは声優がコナンと同じ高山みなみであるため、『ポケットモンスターサイドストーリー』8話ではコナンが頭の中で推理するシーンのパロディが行われた。

アニメの後にやっている。世界一にも不定期で出ている。2015年9月12日はメッセージの長瀬絵里と共演した。余談であるが前座の志村にヨーコが出ていた。 2016年1月4日のガキ使い再放送に登場した。スケーターで衝突してしまった スッキリPONで映画ゲスト決定するとコメントする。2016年は阿久津真矢とコメントした

脚注[編集]

注釈[編集]

  1. そのため、行方不明となった工藤新一については、世間の一部で死亡説が流れている。
  2. それらの際は阿笠や服部、灰原による偽装が行われた。
  3. 解毒剤の効果が切れかけた際、熱を測った毛利蘭からは「すごい熱」、毛利小五郎からは「苦しみ方が尋常じゃないぞ」と驚かれたことがある。
  4. 元々は『探偵物語』の人物設定を手掛けた柏原寛司の高校時代の恩師に由来したものだが、柏原はのちに『コナン』にも脚本家として参加している。
  5. 「黒衣の騎士」事件の時は、偶然遭遇したエレベーター内での社長殺人事件の解決を優先した結果、蘭に正体を明かすことができなかった。このことをコナンから聞かされた灰原は、「彼女が(コナンの)正体を知らないからこそ、組織から命を狙われることはない(組織にしてみれば、蘭を殺す理由がない)」という旨を指摘しており、以後は灰原に釘を刺されたこともあって、2014年現在まで1度も自ら正体を打ち明けることのない状態が続いている。
  6. 平次は正体や組織のことを誰にも話してはならないという考えに賛成し、そのための配慮もしているが、蘭にだけは真相を明かした方が良いと考え、コナンにそれを何度か勧めている。
  7. その一方で、コナンの正体を知らない者たちの中では、唯一コナンの言動に新一の姿を重ねることも繰り返されている。さらに、コナンの顔が幼い頃の新一とうり二つであることも何度か指摘している。コナンの正体を知らない者の中で、そのことに気づいているのも蘭だけである。最近ではコナンの推理や行動を目の当たりにする機会が増えており、コナンがただの子供でないと思っている。
  8. 現在も時折コナンに対して子供とは思えない鋭さを感じることはあるものの、特に正体に疑問を感じている描写などは見られず、コナンのことを「相変わらず妙な知識をもってやがるガキだ」と思っている程度である。
  9. このときコナンは「知りたいのなら教えてあげるよ…あの世でね…」と答えたが、爆弾の爆発を阻止するためにうやむやになり、その後そのときのことを話題にしたり思い起こす描写は2014年現在まで1度もない。
  10. ただし、元太が命を狙われた事件の際に、犯人を油断させるためにあえてまったく見当違いな推理をしたことがある。
  11. 度は入っていない。
  12. 携帯電話が普及したこともあり、今はほとんど使っておらず、別に、W21Sのエナジーレッドをコナンとして1台、新一として1台所持している。劇場版などでは多少変更されている。ダイヤルロックの暗証番号は、シャーロック・ホームズにちなんで「4869」。
  13. そのため劇場版では毎回犯人相手に大立ち回りになってしまい、『水平線上の陰謀』に至ってはミスリードに引っかかってしまった。
  14. 回想に見られる小学生時代の新一はコナンと同じ声である。
  15. 目暮らも当初は相手にしていなかったが、コナンの鋭さを見慣れてからはコナンの話を聞き入れることが増えている。
  16. この場合でも小五郎を眠らせることが多い。
  17. ただし、その幼すぎる口調を指摘されるのが恥ずかしいため、少年探偵団の前では使いたがらない。
  18. 平次が目暮から「推理力は工藤君以上かも」と評された際、腹を立てたり、逆に平次との推理対決で勝利した際、勝ち誇る表情や態度をとった。また、平次と共闘したときは、自分が先に謎を解いたと主張し、どさくさ紛れに彼の弱みを握った。
  19. 元太たちとサッカーをしているときにうますぎるため右足禁止といわれ左足だけでプレイしたが、それでもうますぎるため左足も禁止といわれた。
  20. そのため、危機一髪のところを警察や蘭、沖矢昴、世良真純たちに助けられることも少なくない。
  21. 作者によれば、外国語は「いっぱい」話せるとのこと。
  22. この台詞は劇場版初期のころは定番となっていた。
  23. コナンになってからも、高校の授業でサッカーをするのを楽しみにしていることをつぶやいている。
  24. 野球に関する知識は乏しく、甲子園で事件が起こった際には、両翼や銀傘の意味がわからず、平次をあきれさせたこともある。
  25. 中学時代は、リコーダーを吹けば教師の松本小百合にタクトでピシパシたたかれ、歌を歌えば音程を外してばかりで、新一にとっては最悪だった様子。
  26. この設定は『名探偵コナン 特別編』の作者の1人で青山のアシスタントでもある山岸栄一が考案したものである。初出は特別編2巻のおまけマンガから。ちなみに、作者の青山も同じくレーズンが苦手。
  27. ただし、本人からの言及はない。
  28. 2人はお互いに幼少時から好意を抱いており、それを恋愛感情と自覚し始めた時期について新一の方は明確ではないが、蘭の方は高校1年のときのニューヨークでのある事件からである。ただし、新一もニューヨークへ渡航中の飛行機の中で隣の席で眠る蘭を意識して眠れなかったと胸中で述べていることから、蘭より先に恋愛感情を意識していたと思われる。
  29. 作者はホームズシリーズルパンシリーズ両方のファンである。
  30. 連載初期の頃は三枚目的キャラクターであったが、次第に現在のような性格に変わっていった。
  31. 犯人を追いつめるために証拠を捏造(ねつぞう)することも辞さず、場合によっては事件のトリックや犯行の動機を偽造し、真相を隠蔽するなどして汚名や悪名をあえてかぶる面もある。また、追い詰められて観念する場合もある。
  32. 白酒が効かなくなったことを信じられず、がぶ飲みして二日酔いになるなど。
  33. 海外旅行に誘われた際、阿笠博士にパスポート偽造を打診したり、灰原のお気に入りの曲を盗聴で知ろうとするなど。
  34. 「体が小さくなってしまったのも、軽い気持ちで事件に首を突っ込んだからだ」と阿笠博士に諭されたことがある。
  35. 灰原に対するパンイチ発言や趣味に対する侮辱発言等。
  36. 拳銃の闇取り引きに関する事件の現場写真を撮ることに気をとられて、背後からジンに忍び寄られていることに気づかなかったことなどはその例で、結果新一は試薬を飲まされコナンになってしまった。
  37. 元太や光彦と一緒におつかいに行くと、サッカーのカードなど余計なものまで買ってくることがある。
  38. なお、工藤新一は目上の人物に対しての一人称が「僕」となる。
  39. このギャップから、蘭や小五郎、歩美らからも違和感を覚えられることがある。
  40. 「バーロ」は江戸弁で「バカヤロー」の意味。本来は、作者が「馬鹿野郎」というストレートな罵倒語を作中で用いることを避けたための表記であり、青山作品に登場する他のキャラクター(毛利小五郎、黒羽快斗など)も使用する言葉である。また、類似の言葉として、「この野郎」を意味する「ニャロ」というバリエーションもある。
  41. 1度だけ、灰原の姉である宮野明美が事切れる寸前に「江戸川、いや・・・工藤新一・・・探偵さ・・・」と言っている。
  42. 放送開始前のアイキャッチで使用。以前は「犯人はお前だ!」だったが、視聴者を指差しながらの台詞だったためか変更された。

出典[編集]

  1. 単行本25巻File.11「一つの確信」(アニメ189話)
  2. 単行本1巻File.2「小さくなった名探偵」 - File.5「もう一人の犯人」(アニメ2話「社長令嬢誘拐事件」)。
  3. 3.0 3.1 3.2 単行本5巻File.10「見知らぬ来訪者。」 - 6巻File.1「仮面の下の真実」(アニメ43話「江戸川コナン誘拐事件」)。
  4. 単行本12巻File.7「マイクロフトでの集い」 - 13巻File.1「本当の姿」(アニメ57話 - 58話「ホームズ・フリーク殺人事件」)。
  5. 単行本18巻File.6「転校生は…」 - 19巻File.1「どうして…」(アニメ129話「黒の組織から来た女 大学教授殺人事件」)。
  6. 単行本42巻File.5「満月の夜と黒い宴の罠」 - File.10「ラットゥンアップル」(アニメ345話「黒の組織と真っ向勝負 満月の夜の二元ミステリー」)。
  7. 単行本59巻File.11「疑惑の瑛祐」 - 60巻File.2「瑛祐の告白」(アニメ507話 - 508話「カラオケボックスの死角」)。
  8. 単行本77巻File.6「工藤優作の未解決事件」 - File.8「コナン君だよね?」(アニメ690話 - 691話「工藤優作の未解決事件」)。
  9. 単行本2巻File.4「行方不明の男」 - File.7「悪魔のような女」(アニメ13話「奇妙な人捜し殺人事件」)。
  10. アニメ128話「黒の組織10億円強奪事件」(アニメオリジナル)。
  11. 単行本14巻File.1「写真があった!!」 - File.8「もう一人の…」(アニメ96話「追いつめられた名探偵! 連続2大殺人事件」)。
  12. 劇場版第3作『世紀末の魔術師』。
  13. 13.0 13.1 13.2 劇場版第6作『ベイカー街の亡霊』。
  14. 劇場版第13作『漆黒の追跡者』。
  15. 15.0 15.1 テレビスペシャル『ルパン三世VS名探偵コナン』。
  16. 16.0 16.1 16.2 映画『ルパン三世VS名探偵コナン THE MOVIE』。
  17. ニンテンドーDS名探偵コナン&金田一少年の事件簿 めぐりあう2人の名探偵』(バンダイナムコゲームス)。
  18. 単行本2巻File.1「割のいい尾行」 - File.3「写真は語る」(アニメ38話「赤鬼村火祭殺人事件」)。
  19. 単行本78巻File.8「スペシャルコーチ」 - File.10「謎解きの鍵」(アニメ705話「密室にいるコナン」 - 706話「謎解きするバーボン」)。
  20. 単行本3巻File.7「奇妙な贈り物」 - File.10「眼前セーフ」(アニメ7話「月いちプレゼント脅迫事件」)。
  21. 単行本7巻File.2「月影島への招待状」 - File.7「名前の秘密!!」(アニメ11話「ピアノソナタ『月光』殺人事件」)。
  22. 単行本10巻File.2「西の名探偵」 - File.6「熱いからだ」(アニメ48話 - 49話「外交官殺人事件」)。
  23. 単行本66巻File.2「思い出」 - File.4「サクラサク」(アニメ568話 - 569話「白鳥警部、桜の思い出」)。
  24. 24.0 24.1 単行本29巻File.9「Kスリー」 - File.11「レッドカード」(アニメ238話 - 239話「大阪"3つのK"事件」)。
  25. 劇場版第12作『戦慄の楽譜』。
  26. 単行本6巻File.6「結成!少年探偵団」 - File.8「動く死体の謎」(アニメ15話「消えた死体殺人事件」)。
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外部リンク[編集]