清瀬駅

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清瀬駅(きよせえき)は、東京都清瀬市元町にある、西武鉄道池袋線である。駅番号はSI15

年表[編集]

駅構造[編集]

島式ホーム2面4線を持つ地上駅で、1・3番ホームが本線、2・4番ホームが待避線である。当駅始発は2番ホーム、当駅終着は4番ホームを使用する場合が多い。当駅折返しの有楽町線副都心線直通電車などが設定されているため、秋津側に上下線に挟まれる形で留置線がある。また東久留米側から2番ホームに入線し、そのまま折り返すことも可能[2]なため、このような場合は、車掌が秋津以西へ向かう旅客向けに(同一ホームでの乗換となる)東久留米駅での乗換を推奨する放送を行う。

橋上駅舎を有しており、南北に出口を設けている。改札階と北口・南口を連絡するエレベーター、改札階とホームを連絡するエレベーターとエスカレーターが設置されている[3]。北口はペデストリアンデッキを介して西友清瀬店の2階へとつながっている[3]

トイレ・多機能トイレは2階改札口内にある[3]

のりば[編集]

ホーム 路線 方向 行先
1・2 池袋線 上り 練馬池袋新木場渋谷横浜方面
3・4 池袋線 下り 所沢飯能西武秩父方面
  • 奇数番号のホーム(1・3番ホーム)が主本線、偶数番号のホーム(2・4番ホーム)が待避線である。快速の停車駅であるため、一部を除き当駅発着列車と接続する。
  • 1998年の有楽町線相互直通運転開始時から一貫して、有楽町線・副都心線直通の各駅停車はほとんどが当駅始発・終着となっていた[4]。しかし、2013年3月16日のダイヤ改正により日中時間帯の当駅始発・終着は地下鉄線直通の快速から快速急行へ格上げされたため消滅、また副都心線直通列車は土曜・休日ダイヤの当駅11時31分発各駅停車元町・中華街行のみの停車とされた[5]。このため、該当する時間帯に副都心線方面へ行き来する場合は、途中のひばりヶ丘駅などで乗り換える必要があり、該当列車は接近時に流れる放送でその旨が伝えられる。一方、西武線池袋からの当駅始発・終着の各駅停車は、終日に渡り早朝や平日夕方の数本のみの設定であり、土曜・休日ダイヤでは2012年6月30日のダイヤ改正から極少数であるものの再設定された。
  • 2番ホームは、主に上りの特急などの通過列車待避に使用される[6]ほか、所沢寄りの出発信号機と下り本線への渡り線を使用して、下りの回送の通過列車などの退避にも使用されることがある。また、池袋方面からの折返しの当駅始発列車に使用されるほか、臨時の飯能方面からの折返しの当駅始発列車にも使用されることもある[7]。また、所沢寄りには入換信号機もあり、留置線へと引き上げることも可能である。

利用状況[編集]

2012年度の1日平均乗降人員は68,756人であり[8]、西武鉄道全92駅中12位[9]

当駅始発・終着列車が多く設定されているものの、2006年度統計をピークに減少し始め、2010年度統計では70,000人を割り込んだ[8]。それでも、西武鉄道の乗り換え駅を除く駅としては大泉学園駅田無駅石神井公園駅に次いで4番目に多い[9]。当駅は清瀬市だけでなく、東京都東久留米市東村山市埼玉県新座市所沢市の一部を含めた広い駅勢圏を持っている。

2008年度統計は、副都心線開業により当駅まで発着する列車が増えたものの、乗降人員の大幅な増加となった小竹向原駅に抜かれ、前年度統計よりもトップ10圏内から外れている[8]

通勤急行停車駅の東久留米駅、快速急行・急行停車駅のひばりヶ丘駅より利用者が多い[8]

近年の1日平均乗降人員、乗車人員の推移は下記の通り。

年度 1日平均
乗降人員
1日平均
乗車人員
1990年 37,019[10]
1991年 37,552[11]
1992年 37,290[12]
1993年 36,660[13]
1994年 36,219[14]
1995年 36,030[15]
1996年 35,926[16]
1997年 35,567[17]
1998年 35,258[18]
1999年 34,954[19]
2000年 34,507[20]
2001年 69,027[21] 34,581[22]
2002年 68,360[23] 34,216[24]
2003年 68,798[23] 34,415[25]
2004年 70,054[23] 35,041[26]
2005年 70,658[23] 35,351[27]
2006年 71,504[23] 35,751[28]
2007年 71,501[8] 35,779[29]
2008年 71,222[8] 35,652[30]
2009年 70,518[8] 35,285[31]
2010年 68,945[8] 34,553[32]
2011年 68,010[8]

駅周辺[編集]

概要[編集]

駅南側は、各病院や日本看護協会研修センター、国立看護大学校日本社会事業大学への玄関口となっている。

南口にある昔ながらの商店街は活気を見せ栄えている。しかし、南口駅前再開発事業は遅々として進んでいない。このため、特に自家用車の違法駐停車が歩行者や路線バスをはじめタクシー・障害者利用者の乗降や走行の著しい障害となっている。計画では、東京都道248号府中小平線(通称:新小金井街道)延長線 - 埼玉県道・東京都道40号さいたま東村山線(通称:志木街道)への道路整備事業に併せて、南口駅前再開発が行われる予定である。整備中の道路は、西武池袋線下をアンダーパスでくぐる工事が行われていたが、2009年5月30日に完成し一般開放された。後述にある駅北口の西武バス清瀬駅案内所には、池袋駅・所沢駅と共に西武グリーンツアー会員券を扱っている唯一の案内所であることも関係し、土曜・休日などの朝方には同社の西武観光バスやそれ以外の会社で運行される観光バスがやって来る場合もある。

道路や駅周辺の整備不足が原因によるバスなどの交通機関の本数不足などによって、清瀬市・埼玉県新座市側から駅前への輸送能力が決してよいとはいえない状態である。南北のバスターミナルは、ともに一般車両が駅前を通過する場合もバスターミナル内を通過する構造になっているため、送迎自家用車がバス・タクシー・一般車等の障害になったり追突の危険性も大きい状態となっている。南北の出口ともに駅前の横断歩道信号機がほとんど無いため、歩行者は常に接触事故の危険性にさらされている。

北口・南口ともに埼玉県新座市との都県境に近く、駅前を出ると農地が広がり土地区画整理事業・開発が遅れていたが、1995年頃からは宅地化が急速に進んでいる。

北口のペデストリアンデッキを渡ると、西友清瀬店[33]2階につながる。旧清瀬店は駅北口から東京都道15号府中清瀬線(通称:小金井街道)へ向かう途中にあり、シダックス清瀬駅前クラブがある場所にて営業していた。

南口と北口を結ぶ橋上通路は夜間も通行が可能である。南口・北口ともにエレベーターは1台ずつ設置されているが、エスカレーターはない[3]

南口にはかつて清瀬サティがあったが、2002年1月14日に閉店し、しばらくそのまま残っていたが後に解体され、跡地には大型マンションが建設された。

改札内の売店は、改装工事を経て2008年7月28日からTOMONYとして営業を開始した。出入口は改札内から改札外に移動した。また、売店の隣にあった西武DPEは改装工事時に閉店した。

踏切[編集]

秋津寄りの踏切を通過するのは、当駅に停車し発車する列車、駅を通過する列車、一旦秋津寄りの留置線へ回送された後上りホームへ始発列車として入線する列車、場合によっては保谷電留線などへ回送される列車などである。留置線への列車の出入りによっては「開かずの踏切」となることもある。2005年3月17日のダイヤ改正では秋津寄りの留置線を使用することは少なくなり、東久留米側から2番ホームに直接入線して、そのまま折り返すことが多くなった。

この踏切の南側では小金井街道・東京都道226号東村山清瀬線を含めた5方向の道路が、また北側では小金井街道を含めた2方向の道路が交差している。人も車も通行量は常に多く、加えて複雑な道路標識が各方面設置されているため、混乱しやすい。また、道路用信号機は設けられていない。

駅ナカ[編集]

出店店舗の詳細は西武プロパティーズ公式サイト「清瀬駅の店舗情報」を参照。

南口[編集]

北口[編集]

バス路線[編集]

特記以外は西武バスにより運行される。

北口(清瀬駅北口停留所)[編集]

  • 1番のりば
    • 清62:けやき通り・団地交番前・新座駅経由志木駅南口行 
    • 清63:けやき通り経由旭が丘団地行
    • 清63-1:けやき通り・旭が丘団地経由新座営業所行 
    • 深夜バス:中里・台田団地経由旭が丘団地行
    • 深夜バス:中里・台田団地・旭が丘団地経由新座営業所行
  • 2番のりば
    • 清61:グリーンタウン清戸・新座駅経由志木駅南口行
    • 清61-1:グリーンタウン清戸経由新座営業所行
    • 清61-2:グリーンタウン清戸経由中清戸東行
    • 清瀬市コミュニティバス「きよバス」清瀬駅南口行
    • 信愛病院行無料送迎バス<西武総合企画>
  • 3番のりば

駅北口には西武バス清瀬営業所があった。駅北口再開発事業により1992年12月24日に新座営業所として移転した。清瀬営業所跡地には、りそな銀行とその裏側(東方)に、旧営業所跡地を利用した路線バス折り返し場が設けられている。ただし北口のバスターミナルは3台分のバス専用駐車スペース付きロータリーになっており、多くのバスが折り返し場を利用せずロータリーで転回する。

南口(清瀬駅南口停留所)[編集]

  • 1番のりば
    • 武13:前沢宿経由武蔵小金井駅
    • 清11:前沢宿経由滝山団地行
    • 清瀬市コミュニティバス「きよバス」清瀬駅北口行
  • 2番のりば
    清02・03系統の枝番「-1」付の系統は、清瀬駅南口発の全日朝7時台後半 - 19時台に発車し、東京病院の正面玄関前の停留所を経由する。

駅南口は狭く、バスは駅に到着し降車扱いをすると、一旦奥にある西武バス専用折り返し場に入り、ここで向きを変えてバス乗り場に入る。つまり、当駅では駅の南北両側にバスの折り返し場がある。(ただし、北口はロータリーで折り返し可能)。しかし、南口折り返し場へは道幅が狭く、駐車禁止区間であるのを知っていて駐車する一般車が後を立たない。

深夜急行バス[編集]

西武バス練馬営業所担当(降車専用)

  • 池袋駅東口→清瀬駅入口小手指駅北口(平日の深夜のみ運行)
  • 池袋駅東口→清瀬駅入口(月曜 - 木曜の深夜は清瀬終着。金曜・祝前日深夜は小手指駅まで延長)
    • 降車停留所は駅南側・小金井街道上にある、かつての清瀬駅北口発着路線が使用していた「松山二丁目」停留所。

隣の駅[編集]

西武鉄道
池袋線
快速急行・急行・通勤急行(上りのみ運転)
通過
快速・通勤準急・準急・各駅停車(通勤準急は上りのみ運転)
東久留米駅 (SI14) - 清瀬駅 (SI15) - 秋津駅 (SI16)

脚注[編集]

  1. 1.0 1.1 1.2 『写真で見る西武鉄道100年』(ネコ・パブリッシング)70ページ
  2. 野球臨時ダイヤでは、2番ホームに入線しその先にある渡り線を経由して所沢方面へ行くこともある。
  3. 3.0 3.1 3.2 3.3 清瀬駅 駅構内マップ - 西武鉄道
  4. 1998年の有楽町線相互直通運転開始時は、当時石神井公園駅付近の高架複々線化事業前であり、また保谷駅のホームは1面2線であったため、西武有楽町線を通る列車は最短でも当駅で折り返さなければならなかった。当時の練馬高野台駅に折り返し設備はなく、後年石神井公園駅周辺の高架複々線化推進により引き上げ線が設置され、平日朝ラッシュ時のみ設定された。
  5. 日中時間帯に当駅停車の地下鉄線直通は、毎時2本運転されている新木場発着のみ。
  6. 2012年3月16日ダイヤ改正までは、日中地下鉄線直通の始発各駅停車が、地下鉄線直通の快速と接続した後に出発。なお、上り列車のうち日中時間帯を除く飯能方面からの列車は、大多数が当駅で特急の通過待ち合わせを行なう。
  7. 2009年の国際バラとガーデニングショウ開催期間中の臨時ダイヤでは、この渡り線を用いて当駅と西武球場前間の折り返し運転を実施した。また、2013年の入間航空祭の開催期間中の臨時ダイヤでは、当駅2番ホーム始発の入間市行き列車が運転された。なお、野球臨時ダイヤでは西武球場前始発の当駅止まりの列車が運転され、そのうち一部は野球の終了時間帯に合わせて運転される、パターン輸送ダイヤの対象にもなっている。
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  9. 9.0 9.1 駅別乗降人員 2011(平成23)年度 1日平均PDF  - 西武鉄道
  10. 東京都統計年鑑(平成2年)224ページ
  11. 東京都統計年鑑(平成3年)230ページ
  12. 東京都統計年鑑(平成4年)
  13. 東京都統計年鑑(平成5年)
  14. 東京都統計年鑑(平成6年)
  15. 東京都統計年鑑(平成7年)
  16. 東京都統計年鑑(平成8年)
  17. 東京都統計年鑑(平成9年)
  18. 東京都統計年鑑(平成10年)PDF 
  19. 東京都統計年鑑(平成11年)PDF 
  20. 東京都統計年鑑(平成12年)
  21. 「駅別乗降人員(一日平均)の推移」No.1 2001年度 - 2005年度 池袋線・西武秩父線・西武有楽町線・豊島線・狭山線・山口線PDF  - 西武鉄道
  22. 東京都統計年鑑(平成13年)
  23. 23.0 23.1 23.2 23.3 23.4 「駅別乗降人員(一日平均)の推移」No.1 2002年度 - 2006年度 池袋線・西武秩父線・西武有楽町線・豊島線・狭山線・山口線PDF  - 西武鉄道
  24. 東京都統計年鑑(平成14年)
  25. 東京都統計年鑑(平成15年)
  26. 東京都統計年鑑(平成16年)
  27. 東京都統計年鑑(平成17年)
  28. 東京都統計年鑑(平成18年)
  29. 東京都統計年鑑(平成19年)
  30. 東京都統計年鑑(平成20年)
  31. 東京都統計年鑑(平成21年)
  32. 東京都統計年鑑(平成22年)
  33. 1995年に旧清瀬店から現在地に移転し、開店した当初は「新清瀬店」の店名であったが、2001年に清瀬店へ名称変更。

関連項目[編集]

外部リンク[編集]