安斗煕

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安 斗煕(アン・ドゥヒ、1917年 - 1996年10月23日)は、韓国軍人平安北道龍川郡出身。

1949年6月26日韓国陸軍砲兵少尉であった安斗煕は朝鮮独立運動指導者の金九を暗殺した。金九の暗殺は、公式には安斗煕の単独犯であるとされているが、大規模な陰謀の実行犯の1人に過ぎないとも考えられている。現在のところ、陰謀の存在を直接示す証拠は見つかっていない。

安斗煕は終身刑に処せられたが、韓国初代大統領に就任した李承晩により懲役15年に減刑される。安斗煕は裁判では単独犯であることを主張した。

1950年朝鮮戦争が勃発すると刑務所から解放され、韓国陸軍の将校に復帰、1953年に陸軍中佐で退役した。1960年四月革命で李承晩が失脚すると、以降は偽名を用い隠れて暮らしていた。

1992年4月13日には証言録を出版し、「金九の暗殺は李承晩政権の国家安全保障の長官を務めた金昌龍の命令であった」と述べている。

1996年10月23日に安斗煕は金九を信奉する朴琦緖によって殺害される。

2001年に韓国の国史編纂委員会が公開された1949年アメリカ合衆国軍事資料から安斗煕が米軍のスパイであり、反共テロ団体の白衣社の構成員であったことを発見したと発表した。